JP2002267081A - ワンタッチジョイント - Google Patents

ワンタッチジョイント

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JP2002267081A
JP2002267081A JP2001067434A JP2001067434A JP2002267081A JP 2002267081 A JP2002267081 A JP 2002267081A JP 2001067434 A JP2001067434 A JP 2001067434A JP 2001067434 A JP2001067434 A JP 2001067434A JP 2002267081 A JP2002267081 A JP 2002267081A
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female
tube
pipe
clip
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Application number
JP2001067434A
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English (en)
Inventor
Masaaki Nagata
雅昭 永田
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】水栓器具と水又は湯を供給する供給配管とを接
続配管を介して接続するに際し、狭い作業空間でも作業
性良く接続作業を行うことができるワンタッチジョイン
トを提供する。またそのワンタッチジョイントの抜止ク
リップの塑性変形を抑制して強い抜止力を維持できるよ
うにする。 【解決手段】ワンタッチジョイント38をソケット部材
46と、雄嵌合面54を有する雄管としての端部部材4
8と、弾性的に拡開・収縮可能な弾性脚74によってソ
ケット部材46を径方向に挟むように軸直角方向に装着
されて端部部材48の抜けを防止する、カム部81を有
する抜止クリップ72とを含んで構成する。そして抜止
クリップ72には外方向又は内方向に部分的に曲った曲
り形状部140,142を設けておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は管接続用のジョイ
ントに関し、詳しくは水栓器具等の水回り機器と供給配
管との接続等に適用して好適で、ワンタッチ動作で簡単
に接続を行うことのできるワンタッチジョイントに関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
この種管接続用のジョイントとして図25に示すような
ものが公知である。同図において200は雌管で、軸方
向一端に挿入開口202を有しており、更に挿入開口2
02に続いて断面円形の雌嵌合面204を有している。
また軸方向端の外周面にフランジ部(突出部)206が
形成されている。
【0003】208は雄管で、雄嵌合面210とそこに
装着されたOリング212とを有しており、その雄嵌合
面210が雌嵌合面204に挿入されて嵌合され、そし
てそれら嵌合面の間がOリング212にて水密にシール
されるようになっている。この雄管208の側にも、雌
管200におけるのと同様のフランジ部(突出部)21
4が形成されている。
【0004】216はこれら雌管200と雄管208と
を軸方向に締結するための弾性を有する抜止クリップで
あって、幅方向中間部に係入溝218を有するととも
に、周方向の一部が切り欠かれた形態をなしていて、そ
の切欠部分が開口220を成しており、更にその開口2
20に続いてハの字状に開いた形のガイド222が連続
して形成されている。
【0005】この抜止クリップ216は、雄管208を
雌管200内部に挿入し、そして一対のフランジ部20
6,214を合せた状態でそれらフランジ部206,2
14に対して、開口220を通じて軸直角方向に弾性的
に嵌め合され、それらフランジ部206,214を係入
溝218内に係入させることで、雌管200と雄管20
8とを軸方向に抜止状態に締結する。
【0006】224は安全カバーで内向きに折れ曲がっ
た一対の係止部226を有しており、それら係止部22
6を抜止クリップ216の一対のガイド222に嵌め合
せ係止することで、突出状態のガイド222をカバーす
るとともに抜止クリップ216の開きを防止する。
【0007】しかしながらこのジョイントは、管接続に
際して雄管208を雌管200内部に挿入する動作(ア
クション)と、その状態で抜止クリップ216を軸直角
方向に弾性的に嵌め合せる動作及びその後において安全
カバー224を嵌め合せる動作の少なくとも3段階の動
作が必要であり、管接続に際しての作業性の点でなお十
分簡単ではない問題がある。
【0008】他方、径方向に弾性的に拡開・収縮可能な
抜止部材を雌管の開口からその内部に軸方向に押込装着
しておき、そして雄管を雌管に対し且つ抜止部材内部に
軸方向に押し込むことによって、その抜止部材を介して
雄管と雌管とを軸方向に接続する形態のジョイントも知
られている。しかしながらこのジョイントの場合、抜止
部材を雌管の内部に挿入する状態に装着した上、更にそ
の抜止部材の内部に雄管を挿入するものであるため、そ
れらが軸直角方向に三重に重なった状態となって必然的
に雌管が大径化し、管接続部分が部分的に大型化して同
部分の外観が悪化してしまう問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のワンタッチジョ
イントはこのような課題を解決するために案出されたも
のである。而して請求項1のものは、(イ)雌嵌合面を
有する雌管と、(ロ)雄嵌合面を有し、該雌管に対して
軸方向に挿入されて該雄嵌合面を該雌嵌合面に嵌合させ
る雄管と、(ハ)該雌管の径方向に弾性的に拡開・収縮
可能な弾性脚によって該雌管を径方向に挟むように該雌
管に対して軸直角方向に装着され、該弾性脚が収縮状態
で該雄管の外周面より突出した突出部と雌管の係合面と
に軸方向に係合して該雌管からの該雄管の抜けを防止す
る抜止クリップと、(ニ)該雄管の突出部に対して該雄
管の挿入時に接触し、該雄管の挿入運動に従動して前記
抜止クリップを拡開運動させ、該抜止クリップに対して
前記突出部を抜止位置まで軸方向に移動可能とするカム
部とを有しており、該抜止位置において前記抜止クリッ
プが収縮運動して前記雄管を抜止めするようになしてあ
るとともに、該抜止クリップは、前記弾性脚における前
記突出部及び係合面への係合部以外の部分又は/及び該
弾性脚を連結する連結部が外方向又は内方向に部分的に
曲った曲り形状部を有する形状となしてあることを特徴
とする。
【0010】請求項2のものは、(イ)雌嵌合面を有す
る雌管と、(ロ)雄嵌合面を有し、該雌管に対して軸方
向に挿入されて該雄嵌合面を該雌嵌合面に嵌合させる雄
管と、(ハ)該雌管の径方向に弾性的に拡開・収縮可能
な弾性脚によって該雌管を径方向に挟むように該雌管に
対して軸直角方向に装着され、該弾性脚が収縮状態で該
雄管の外周面より突出した突出部と雌管の係合面とに軸
方向に係合して該雌管からの該雄管の抜けを防止する抜
止クリップと、(ニ)該雄管の突出部に対して該雄管の
挿入時に接触し、該雄管の挿入運動に従動して前記抜止
クリップを拡開運動させ、該抜止クリップに対して前記
突出部を抜止位置まで軸方向に移動可能とするカム部と
を有しており、該抜止位置において前記抜止クリップが
収縮運動して前記雄管を抜止めするようになしてあると
ともに、該抜止クリップは、前記弾性脚と該弾性脚を連
結する連結部との境界部が外方向又は内方向に突き出す
ように曲った曲り形状部となしてあることを特徴とす
る。
【0011】請求項3のものは、(イ)雌嵌合面を有す
る雌管と、(ロ)雄嵌合面を有し、該雌管に対して軸方
向に挿入されて該雄嵌合面を該雌嵌合面に嵌合させる雄
管と、(ハ)該雌管の径方向に弾性的に拡開・収縮可能
な弾性脚によって該雌管を径方向に挟むように該雌管に
対して軸直角方向に装着され、該弾性脚が収縮状態で該
雄管の外周面より突出した突出部と雌管の係合面とに軸
方向に係合して該雌管からの該雄管の抜けを防止する抜
止クリップと、(ニ)該雄管の突出部に対して該雄管の
挿入時に接触し、該雄管の挿入運動に従動して前記抜止
クリップを拡開運動させ、該抜止クリップに対して前記
突出部を抜止位置まで軸方向に移動可能とするカム部と
を有しており、該抜止位置において前記抜止クリップが
収縮運動して前記雄管を抜止めするようになしてあると
ともに、該抜止クリップは、前記弾性脚と該弾性脚を連
結する連結部との境界部が、該弾性脚から該連結部へと
なだらかに湾曲して移行する曲率半径2mm以上の曲り
形状部となしてあることを特徴とする。
【0012】請求項4のものは、(イ)雌嵌合面を有す
る雌管と、(ロ)雄嵌合面を有し、該雌管に対して軸方
向に挿入されて該雄嵌合面を該雌嵌合面に嵌合させる雄
管と、(ハ)該雌管の径方向に弾性的に拡開・収縮可能
な弾性脚によって該雌管を径方向に挟むように該雌管に
対して軸直角方向に装着され、該弾性脚が収縮状態で該
雄管の外周面より突出した突出部と雌管の係合面とに軸
方向に係合して該雌管からの該雄管の抜けを防止する抜
止クリップと、(ニ)該雄管の突出部に対して該雄管の
挿入時に接触し、該雄管の挿入運動に従動して前記抜止
クリップを拡開運動させ、該抜止クリップに対して前記
突出部を抜止位置まで軸方向に移動可能とするカム部と
を有しており、該抜止位置において前記抜止クリップが
収縮運動して前記雄管を抜止めするようになしてあると
ともに、該抜止クリップは、前記弾性脚を連結する連結
部の全体が外方向に突き出すように曲った曲り形状部と
なしてあることを特徴とする。
【0013】請求項5のものは、(イ)雌嵌合面を有す
る雌管と、(ロ)雄嵌合面を有し、該雌管に対して軸方
向に挿入されて該雄嵌合面を該雌嵌合面に嵌合させる雄
管と、(ハ)該雌管の径方向に弾性的に拡開・収縮可能
な弾性脚によって該雌管を径方向に挟むように該雌管に
対して軸直角方向に装着され、該弾性脚が収縮状態で該
雄管の外周面より突出した突出部と雌管の係合面とに軸
方向に係合して該雌管からの該雄管の抜けを防止する抜
止クリップと、(ニ)該雄管の突出部に対して該雄管の
挿入時に接触し、該雄管の挿入運動に従動して前記抜止
クリップを拡開運動させ、該抜止クリップに対して前記
突出部を抜止位置まで軸方向に移動可能とするカム部と
を有しており、該抜止位置において前記抜止クリップが
収縮運動して前記雄管を抜止めするようになしてあると
ともに、該抜止クリップは、前記弾性脚を連結する連結
部の全体が内方向に突き出すように曲った曲り形状部と
なしてあることを特徴とする。
【0014】請求項6のものは、(イ)雌嵌合面を有す
る雌管と、(ロ)雄嵌合面を有し、該雌管に対して軸方
向に挿入されて該雄嵌合面を該雌嵌合面に嵌合させる雄
管と、(ハ)該雌管の径方向に弾性的に拡開・収縮可能
な弾性脚によって該雌管を径方向に挟むように該雌管に
対して軸直角方向に装着され、該弾性脚が収縮状態で該
雄管の外周面より突出した突出部と雌管の係合面とに軸
方向に係合して該雌管からの該雄管の抜けを防止する抜
止クリップと、(ニ)該雄管の突出部に対して該雄管の
挿入時に接触し、該雄管の挿入運動に従動して前記抜止
クリップを拡開運動させ、該抜止クリップに対して前記
突出部を抜止位置まで軸方向に移動可能とするカム部と
を有しており、該抜止位置において前記抜止クリップが
収縮運動して前記雄管を抜止めするようになしてあると
ともに、該抜止クリップは、前記弾性脚を連結する連結
部が全体的に該弾性脚を外側から取り囲むように曲った
曲り形状部となしてあることを特徴とする。
【0015】請求項7のものは、請求項1〜6の何れか
において、前記カム部が前記抜止クリップに一体に形成
してあることを特徴とする。
【0016】請求項8のものは、請求項1〜7の何れか
において、前記カム部が前記雄管の挿入方向である前方
に進むにつれて前記雌管の中心側に接近する形状をなし
ていることを特徴とする。
【0017】請求項9のものは、請求項1〜8の何れか
において、前記抜止クリップが前記雌管を周方向に切り
欠いて成る切欠部に装着されていることを特徴とする。
【0018】請求項10のものは、請求項1〜9の何れ
かにおいて、前記抜止クリップに対して外側から被さる
カバーを更に備えていることを特徴とする。
【0019】請求項11のものは、請求項1〜10の何
れかにおいて、前記ワンタッチジョイントが水回り機器
から延び出す接続配管と水又は湯の供給配管とを接続す
るものであることを特徴とする。
【0020】請求項12のものは、請求項11におい
て、前記水回り機器が水栓器具であることを特徴とす
る。
【0021】請求項13のものは、請求項11におい
て、前記水回り機器が便器の洗浄用の水を内部に貯える
洗浄タンクに対して給水を行うボールタップであること
を特徴とする。
【0022】請求項14のものは、請求項11におい
て、前記水回り機器が便器に備えられてノズルより人体
局部に洗浄用の水を噴射する局部洗浄装置であることを
特徴とする。
【0023】請求項15のものは、請求項1〜10の何
れかにおいて、前記ワンタッチジョイントがシャワーホ
ースと水栓本体とを接続するものであることを特徴とす
る。
【0024】
【作用及び発明の効果】以上のような本発明のワンタッ
チジョイントにあっては、単に雄管を雌管に挿入動作す
るだけでそれらの接続を行うことができる。即ち雌管を
設けた一方の部材と雄管を設けた他方の部材とをワンタ
ッチで迅速に且つ簡単に接続作業することができる。
【0025】加えて本発明のワンタッチジョイントにあ
っては、抜止クリップが雌管に対して軸直角方向に装着
されるため、雄管と雌管との接続部分が特に大径且つ大
型化してしまって同部分の外観が悪化してしまう問題も
解消できる。
【0026】本発明のワンタッチジョイントは、抜止ク
リップにおける弾性脚の上記突出部及び係合面への係合
部以外の部分と弾性脚を連結する連結部との一方又は両
方が、外方向又は内方向に部分的に曲った曲り形状部を
有する形状となしてある点を特徴としており、これによ
り抜止クリップを雌管に対し脱着するに際して抜止クリ
ップを弾性変形させたときに、抜止クリップが塑性変形
してしまうのを効果的に抑制することができる。
【0027】弾性脚が雌管の径方向に弾性的に拡開・収
縮するとき、特に拡開方向に弾性変形したとき発生する
応力ないし歪みが曲り形状部の部分で効果的に分散吸収
され、特定の箇所に応力ないし歪みの集中が発生するの
が良好に回避される。この結果その応力集中に基づく塑
性変形が良好に抑制されるのである。
【0028】而して塑性変形が抑制されることから、抜
止クリップを雌管に装着したとき或いは脱着を繰り返し
たときにおいても、装着状態の下で抜止クリップが当初
の強い弾性力を維持し、雄管の雌管からの抜止力が強く
保持される。
【0029】次に請求項2のものは、抜止クリップにお
ける弾性脚とその弾性脚を連結する連結部との境界部を
外方向又は内方向に突き出すように曲った曲り形状部と
なしたもので、このようにした場合においても抜止クリ
ップの塑性変形を良好に抑制することができ、これによ
って請求項1と同様の効果を奏することができる。
【0030】次に請求項3のものは、抜止クリップにお
ける弾性脚と連結部との境界部を、弾性脚から連結部へ
となだらかに湾曲して移行する曲率半径2mm以上の曲
り形状部となしたもので、このようにした場合において
も抜止クリップの塑性変形を良好に抑制することができ
る。
【0031】請求項4のものは、連結部の全体が外方向
に突き出すように曲った曲り形状部となしたもので、こ
のようにした場合においても抜止クリップの塑性変形を
良好に抑制することができる。
【0032】一方請求項5のものは、連結部の全体を内
方向に突き出すように曲った曲り形状部となしたもの
で、この場合においても抜止クリップの塑性変形を良好
に抑制することができる。
【0033】次に請求項6のものは、抜止クリップにお
ける連結部を、全体的に弾性脚を外側から取り囲むよう
に曲った曲り形状部となしたもので、この場合において
も抜止クリップの塑性変形を良好に抑制することができ
る。
【0034】本発明のワンタッチジョイントにおいて、
カム部を抜止クリップと別体に構成し、また別々の位置
に設けることも可能であるが、請求項7に従ってカム部
を抜止クリップに一体に形成しておくことができる。こ
のようにしておけば必要な部品点数を少なくすることが
でき且つ構造も簡単化することができる。
【0035】ここでカム部の形状は、雄管の挿入方向で
ある前方に進むにつれて雌管の中心側に接近する形状と
なしておくことができる(請求項8)。更にまた上記抜
止クリップは、雌管を周方向に切り欠いて成る切欠部に
装着しておくことができる(請求項9)。
【0036】更にまた本発明においては、抜止クリップ
に対して外側から被さるカバーをワンタッチジョイント
に備えておくことができる(請求項10)。このように
しておけば、ワンタッチジョイントにおける雄管と雌管
との接続部分の外観を更に良好となすことができる。
【0037】本発明は、水回り機器から延び出す接続配
管と水又は湯の供給配管との接続に際して好適に適用可
能なものである(請求項11)。請求項12はその水回
り機器としての水栓器具から延び出す接続配管と水又は
湯の供給配管との接続に本発明を適用したもので、この
場合一般に水栓器具と供給配管との接続のための作業空
間はカウンター下などの狭い空間であり、そのような場
合であっても作業性良くその水栓器具から延び出す接続
配管と供給配管とを接続することができる。
【0038】一方請求項13のものは、水回り機器とし
てのボールタップから延び出す接続配管と供給配管との
接続に本発明を適用したもので、この場合においても狭
い作業空間で作業性良く接続作業を行うことができる。
更に請求項14のものは、水回り機器としての局部洗浄
装置から延び出す接続配管と供給配管との接続に本発明
を適用したもので、この場合においても狭い作業空間で
作業性良く接続作業を行うことができる。
【0039】一方請求項15のものは、シャワーホース
と水栓本体との接続に本発明を適用したもので、この場
合においても作業性良く簡単に接続作業を行うことがで
きる。
【0040】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1〜図17は本発明のワンタッチジョイン
トを水回り機器としての水栓器具と水,湯の供給配管と
の接続用に用いた場合の実施例を示したもので、図1中
10は図示を省略するカウンター等の上面に設置される
水回り機器としての水栓器具(この例ではシングルレバ
ー式の湯水混合水栓)で、12は水栓本体、14はその
上部に設けられたレバー式の操作部、16は水栓本体1
2から延び出した吐水管である。
【0041】吐水管16は、水栓本体12に一体的に構
成された管本体18と、ホース24とともに引出可能な
吐水ヘッド20とから成っている。ここで吐水ヘッド2
0は先端に吐水口22を有しており、この吐水口22か
ら吐水を行うようになっている。尚この例において、吐
水ヘッド20は吐水を整流吐水からシャワー吐水に若し
くはその逆に切替可能なものとされている。
【0042】26は水,湯の供給配管で壁Wから室内側
に横向きに突き出している。これら一対の供給配管26
の先端部には止水栓28が設けられている。止水栓28
は上向きの接続口30を有している。この接続口30の
外周面には雄ねじ32が形成されている。
【0043】この例において、水栓器具10と一対の供
給配管26とは接続配管装置34にて互いに接続されて
いる。接続配管装置34は可撓性の接続配管36と、本
例のワンタッチジョイント38とを備えており、その接
続配管36の端部がワンタッチジョイント38にて供給
配管26に、具体的にはその先端部の止水栓28に接続
されている。
【0044】接続配管36は水又は湯のサプライ管を成
すもので、供給配管26を通じて送られて来た水又は湯
がこれら接続配管36を通じて水栓本体12に送られ
る。水栓本体12に送られた水と湯とはその内部で所定
比率で混合された上、その混合水が流出管40を通じて
外部に流出する。そしてその流出管40に接続された上
記ホース24を通じて吐水ヘッド20へと送られ、先端
の吐水口22から吐水される。
【0045】尚、42はホース24を案内するホースガ
イドであり、44はホース24の引出量を一定量に規制
するためのストッパである。ホース24は、このストッ
パ44がホースガイド42に当接することでそれ以上の
引出しが阻止される。
【0046】上記ワンタッチジョイント38は、図2〜
図5に示しているように雌管としてのソケット部材46
と、雄管としての端部部材48とをその主要素として備
えている。端部部材48はニップル部50を有してお
り、そのニップル部50が接続配管36の内部に挿入さ
れ、その状態で接続配管36の外周面にかしめ付けられ
たスリーブ52とともに接続配管36の先端部に固定さ
れている。
【0047】また端部部材48は、その外周面から径方
向外方に突出する環状のフランジ部(突出部)53と、
更にそのフランジ部53に続いて先端側に断面円形の雄
嵌合面54とを有しており、その雄嵌合面54にシール
部材としてのOリング56が装着されている。
【0048】一方ソケット部材46は、全体として円筒
形状をなしているとともに軸方向一端(図2及び図5中
下端)に雌ねじ58を有しており、その雌ねじ58が止
水栓28における接続口30の雄ねじ32にねじ結合さ
れている。即ちソケット部材46が止水栓28にねじ接
続されている。
【0049】ソケット部材46は図4,図9に示してい
るように図中上端に挿入開口60を有しており、更にそ
れより図中下側位置においてソケット部材46を所定周
長に亘って切り欠いて成る切欠部62が形成されてい
る。また図2に示しているように、この切欠部62に臨
むようにして端部部材48におけるフランジ部53を収
容する凹部64が形成されており、更にこの凹部64に
続いて図中下側に雌嵌合面66が形成されている。
【0050】上記端部部材48は、このソケット部材4
6に対して図中上端の挿入開口60より内部に挿入さ
れ、そして雄嵌合面54が雌嵌合面66に嵌合し且つそ
れら嵌合面がOリング56によって水密にシールされ
る。尚このとき、フランジ部53がソケット部材46の
凹部64内に収容される。
【0051】図4に示しているように、ソケット部材4
6の下端部には大径且つ六角形状の工具掛部68が一体
に形成されている。この工具掛部68は平坦な工具掛面
70を有しており、この工具掛面70に工具を掛けるこ
とで、ソケット部材46を回転操作することができる。
即ちその回転操作によってソケット部材46の雌ねじ5
8を止水栓28の雄ねじ32にねじ結合することができ
る。
【0052】図2〜図5に示しているように、本例のワ
ンタッチジョイント38はソケット部材46から端部部
材48が軸方向に抜けるのを防止するための抜止クリッ
プ72を有している。この抜止クリップ72は図4,図
10に示しているように板ばね材を略U字状に曲げ変形
した形態のもので、一対の弾性脚74とそれらの連結部
76とを有している。
【0053】この抜止クリップ72は、一対の弾性脚7
4が雌管としてのソケット部材46の径方向に弾性的に
拡開・収縮可能であり、それら一対の弾性脚74によっ
てソケット部材46を径方向に挟むようにソケット部材
46に対して軸直角方向に嵌め合されて装着されてい
る。尚、抜止クリップ72は装着状態で一対の弾性脚7
4のそれぞれ(厳密にはその一部)が切欠部62内に位
置している。
【0054】この抜止クリップ72は、図2に示してい
るようにその前端、詳しくは弾性脚74の切欠部62内
に位置する部分の前端(図中下端)が端部部材48のフ
ランジ部53に当接状態に係合し、また後端(図中上
端)がソケット部材46の切欠部62における係合面8
2に当接状態に係合することで、ソケット部材46から
の端部部材48の抜けを防止する。
【0055】この抜止クリップ72は、一対の弾性脚7
4の先端部に互いにハの字状に開いた形態のガイド78
を有しており、抜止クリップ72をソケット部材46に
対し軸直角方向に嵌め合せる際に、それらガイド78が
案内をなすようになっている。
【0056】これらガイド78のそれぞれには、抜止ク
リップ72の板面と平行な方向に突出するストッパ爪8
0が形成されている。一方ソケット部材46の外面には
係止凹部84が形成されており、この係止凹部84内に
ストッパ爪80が収容されている。
【0057】この係止凹部84にはストッパ面86が形
成されており、そのストッパ面86と抜止クリップ72
のストッパ爪80との当接作用によって、抜止クリップ
72がソケット部材46から軸直角方向に抜け出すのが
防止されている。但しストッパ爪80は係止凹部84内
部において一定距離軸直角方向に移動可能である。即
ち、抜止クリップ72が軸直角方向に一定距離移動可能
な状態でソケット部材46に装着されている。
【0058】この抜止クリップ72の一対の弾性脚74
のそれぞれには、これを曲げ変形して成るカム部81が
一体に形成されている。ここでカム部81は、図4に示
しているようにすり鉢形状をなしている。詳しくは端部
部材48の挿入方向である前方に進むにつれてソケット
部材46の中心側に接近する形状をなしている。
【0059】このカム部81は次のように作用する。即
ち、端部部材48をソケット部材46に対して軸方向に
押し込むと、その押込みの途中でカム部81が端部部材
48のフランジ部53に接触し、その後更なる端部部材
48の押込みに伴って、そのカム部81がカム作用で抜
止クリップ72の一対の弾性脚74を弾性的に拡開運動
させる。
【0060】これによって抜止クリップ72がフランジ
部53の通過を許容し、そしてフランジ部53が抜止ク
リップ72の拡開運動を伴いこれを通過したところ(抜
止位置)で、抜止クリップ72が自身の復元力によって
収縮運動する。この時点で抜止クリップ72の前端がフ
ランジ部53に当接状態に係合し、また後端が切欠部6
2の係合面82に当接状態に係合した状態となって、ソ
ケット部材46からの端部部材48、つまり接続配管3
6の抜けを防止する。
【0061】図10及び図18(ア)に示しているよう
に、本例の抜止クリップ72は、一対の弾性脚74のそ
れぞれの連結部76側端部に、即ち端部部材48におけ
るフランジ部53及びソケット部材46における係合面
82への係合部以外の部分に、外方向に部分的に突き出
すように回曲した曲り形状部140が形成されている。
また連結部76においても、部分的に内方向に突き出す
ように回曲した曲り形状部142が形成されている。
【0062】本例では、抜止クリップ72にこのような
曲り形状部140,142が形成されている結果、抜止
クリップ72をソケット部材46に対し脱着するに際し
て一対の弾性脚74が弾性的に拡開・収縮するとき、特
に拡開方向に弾性変形するとき、発生する応力ないし歪
みがそれら曲り形状部140,142に広く分散されて
吸収され、特定の箇所に局部的に大きな応力ないし歪み
が集中して発生するのが回避されている。
【0063】この結果本例の抜止クリップ72の場合、
一対の弾性脚74を押し拡げるように弾性変形させたと
き、塑性変形が生じるのが良好に抑制される。而して塑
性変形が抑制されることから、抜止クリップ72をソケ
ット部材46に装着したとき或いは脱着を繰り返したと
きにおいても、装着状態の下で抜止クリップ72が当初
の強い弾性力を維持し、端部部材48のソケット部材4
6からの抜止力が強く保持される。
【0064】図2〜図5において、88は装着状態の抜
止クリップ72に対して外側から被さる状態にソケット
部材46に装着されたカバー(本例では樹脂製)であっ
て、図11にも示しているように略円筒形状をなしてい
る。カバー88はその下端が開放形状をなしており、ま
た上端には内向きの鍔状部90が形成されていて、その
鍔状部90の内側に端部部材48とともに接続配管36
を挿入するための開口92を有している。
【0065】カバー88には周壁部98に沿って所定周
長で窓100が設けられている。抜止クリップ72は、
この窓100の部分においてソケット部材46の径方向
に弾性的に拡開・収縮することができる。カバー88に
おける周壁部98の下端部には、周方向所定位置にスリ
ット102が形成されており、それらスリット102と
102との間に弾性係止部104が形成されている。
【0066】弾性係止部104の内面には、図12に示
しているように内向きに突出する係止爪106が形成さ
れている。一方ソケット部材46の外周面には、それら
係止爪106に対応する軸方向位置において係止溝10
8が環状に形成されており、その係止溝108に対して
係止爪106が弾性的に係止するようになっている。カ
バー88は、係止溝108に対する係止爪106の弾性
係止作用によって、ソケット部材46に着脱可能に装着
されている。
【0067】次に本例のワンタッチジョイント38によ
る接続の手順をその作用とともに以下に詳述する。本例
では、先ず接続配管36の端部を水栓器具10に接続し
ておき、その状態で接続配管36の他端部をワンタッチ
ジョイント38にて供給配管26、具体的にはその先端
部の止水栓28に接続する。その際の手順は次のように
なる。
【0068】先ずワンタッチジョイント38におけるソ
ケット部材46を止水栓28にねじ接続しておき、更に
そのソケット部材46に対して、図6に示しているよう
に抜止クリップ72及びカバー88を装着しておく。尚
このときの手順は、先ず抜止クリップ72をソケット部
材46に対して軸直角方向(図4参照)から嵌め合せて
装着し、その後にカバー88をソケット部材46に対し
軸方向に嵌め合せて装着する。図13(I)はこのとき
の状態を示している。
【0069】この状態で接続配管36に装着した端部部
材48を、カバー88の開口92及びソケット部材46
の軸方向端の挿入開口60を通じてソケット部材46内
部に挿入する。その挿入の過程で端部部材48の雄嵌合
面54がソケット部材46の雌嵌合面66内部に入り込
み(図13(II)参照)、続いてフランジ部53が抜止ク
リップ72のカム部81に当接し接触する。
【0070】この状態から端部部材48、つまり接続配
管36を図中更に下向きに押し込むと、図14(III)
に示しているようにカム部81のカム作用によって抜止
クリップ72の一対の弾性脚74が接続配管36の押込
みに従動して弾性的に拡開運動し、端部部材48のフラ
ンジ部53の通過を許容する。
【0071】而してフランジ部53が抜止クリップ72
を通過し、ソケット部材46の段付面65に当接し且つ
凹部64内に収容されたところで、抜止クリップ72が
自身の復元力で収縮運動する。そして抜止クリップ72
がその前端をフランジ部53に当接状態に係合させ、ま
た後端を切欠部62の係合面82に当接状態に係合させ
た状態となって、ここにおいて接続配管36のソケット
部材46からの抜けを防止した状態となる。図14(I
V)及び図7,図8はこのときの状態を表している。
【0072】尚、端部部材48の押込みに伴って抜止ク
リップ72が拡開運動するとき、抜止クリップ72が図
4において軸直角方向且つ嵌合せ方向とは逆方向に若干
相対移動しようとする。しかしながらこの例ではカバー
88がソケット部材46に装着されていて、抜止クリッ
プ72を外側から包んでおり且つその軸直角方向の移動
を阻止した状態にあるため、抜止クリップ72が円滑に
拡開運動し、従って接続配管36を円滑にソケット部材
46内部に挿入作業することができる。
【0073】図15〜図17は接続配管36をソケット
部材46から抜き出す際の手順とその作用を表してい
る。先ず図15(I)及び(II)に示しているように、
接続配管36をソケット部材46から抜き出すには、カ
バー88を図中上方に持ち上げてソケット部材46から
外した状態とする。その後に図16(III)及び(IV)
に示しているように抜止クリップ72を軸直角方向且つ
嵌合せ方向とは逆方向に移動させて、端部部材48に対
する抜止めの作用を解除する。
【0074】その後、端部部材48を接続配管36とと
もに図中上方に引き抜く。ここにおいて図17(V)に
示しているように、端部部材48がソケット部材46か
ら軸方向に抜出状態となる。即ち接続配管36が供給配
管26から外れた状態となる。
【0075】本例のワンタッチジョイント38によれ
ば、単に雄管としての端部部材48を雌管としてのソケ
ット部材46内に挿入動作するだけで接続を行うことが
できるため、ソケット部材46を設けた供給配管26と
端部部材48を設けた接続配管36とをワンタッチで迅
速に且つ簡単に接続作業することができる。
【0076】加えて本例のワンタッチジョイント38に
あっては、抜止クリップ72がソケット部材46に対し
て軸直角方向に装着されるため、端部部材48とソケッ
ト部材46との接続部分が特に大径且つ大型化してしま
い、同部分の外観が悪化してしまう問題も解消できる。
【0077】また水栓器具10と供給配管26との接続
のための作業空間は一般に狭い空間であるが、本例によ
ればそのような狭い空間であっても作業性良く水栓器具
10から延び出す接続配管36と供給配管26とを接続
することができる。
【0078】更に本例ではカム部81が抜止クリップ7
2に一体に形成してあるため、必要な部品点数を少なく
することができ且つ構造も簡単化することができる。
【0079】更にまた本例ではワンタッチジョイント3
8に抜止クリップ72に対して外側から被さるカバー8
8を備えているため、ワンタッチジョイント38による
端部部材48とソケット部材46との接続部分の外観を
更に良好となすことができる。
【0080】尚、抜止クリップ72における上記曲り形
状部140,142はあくまで一例を示したに過ぎない
ものであって、これとは異なる他の種々形状で曲り形状
部を設けることができる。図18(イ)〜図21(タ)
はその一例を示している。
【0081】これらにおいて先ず図18(イ)のもの
は、一対の弾性脚74の連結部76側端部に上記曲り形
状部140を形成する一方、連結部76に外方向に部分
的に突き出すように回曲した曲り形状部144を形成し
た例である。
【0082】次に図18(ウ)は、弾性脚74の連結部
76側端部に、外方向に部分的に突き出すように曲った
曲り形状部146を設けた例である。この例では、曲り
形状部146が略三角形の2辺をなすような形状で形成
されている。但し角部は形成されておらず、角部となる
べき部分がR形状とされている。
【0083】他方図18(エ)に示すものは、一対の弾
性脚74の連結部76に近い位置(上記係合部以外の部
分)に、内方向に部分的に突き出すように曲った形状で
曲り形状部148が形成されている。この例において、
曲り形状部148は略四角形状の3辺をなすような形で
形成されているが、勿論これを曲り形状部140,14
6のような曲り形状となしておくこともできる。更には
またこの例では連結部76が一対の弾性脚74を結ぶ方
向に直線状に形成されているが、これを図中2点鎖線で
示すようにその全体を外方向に膨出する形状に突き出す
ように回曲した曲り形状部150となすこともできる。
【0084】次に図19(オ)に示すものは、一対の弾
性脚74の連結部76側端部に、内方向に部分的に突き
出すように曲った曲り形状部152を形成した例であ
る。この例では曲り形状部152が略三角形の2辺をな
すような形状で形成されているが、勿論これを他の形状
となすこともできる。尚この例においても連結部76の
全体を外方向に膨出する形状に突き出すように回曲した
曲り形状部150としておくこともできる。
【0085】次に図19(カ)のものは、一対の弾性脚
74の連結部76に近い位置に、内方向に部分的に突き
出すように回曲した曲り形状部154を形成した例で、
また図19(キ)に記載のものは、同じく一対の弾性脚
74の連結部76側端部に、外方向に部分的に突き出す
ように曲った曲り形状部156を形成した例である。こ
こで曲り形状部156は、この例では略四角形の3辺を
なすような形で形成されている。尚これらの例において
も、図19(キ)中2点鎖線で示すように連結部76の
全体を外方向に山形状に突き出すように曲った曲り形状
部158となすこともできるし、或いはまた前述のよう
な曲り形状部150となすこともできる。
【0086】一方図19(ク)に記載のものは、同じく
一対の弾性脚74の連結部76側端部に、外方向に部分
的に突き出すように回曲した曲り形状部160を形成し
た例である。
【0087】次に図20(ケ)に記載のものは、一対の
弾性脚74の連結部76側端部に、外方向に部分的に突
き出すように回曲した曲り形状部162を形成するとと
もに、連結部76全体を外方向に突き出すように曲った
曲り形状部164とした例である。
【0088】次に図20(コ)に記載のものは、一対の
弾性脚74と連結部76との境界部(コーナ部)を、外
方向に部分的に突き出すように回曲した曲り形状部16
6となすとともに、連結部76の全体を内方向に突き出
すように大きく湾曲状に曲った曲り形状部168となし
た例である。
【0089】次に図20(サ)に記載のものは、連結部
76に内方向に部分的に突き出すように回曲した曲り形
状部142を形成した例である。尚この曲り形状部14
2は当然ながら他の種々形状となすことが可能である。
【0090】次に図20(シ)に記載のものは、連結部
76の全体を内方向に突き出すように大きく湾曲状に曲
った曲り形状部168となした例である。
【0091】次に図21(ス)のものは、連結部76を
全体的に一対の弾性脚74を外側から取り囲むように大
きく湾曲状に曲った曲り形状部170とした例である。
【0092】また図21(セ)に記載のものは、連結部
76の全体を外方向に略山形状に突き出すように曲った
曲り形状部172とした例であり、また図21(ソ)に
記載のものは、連結部76の全体を外方向に突き出すよ
うに大きく湾曲状に曲った曲り形状部174とした例で
あり、更に図21(タ)に記載のものは、一対の弾性脚
74と連結部76との境界部を、弾性脚74から連結部
76へとなだらかに湾曲して移行する曲り形状部176
とした例である。尚この場合において曲り形状部176
は曲率半径2mm以上となしておくことが必要である。
【0093】これら何れの例においても、曲り形状部1
40〜176の存在によって、抜止クリップ72を弾性
変形させたときに抜止クリップ72が塑性変形をしてし
まうのを良好に抑制することができる。以上曲り形状部
の幾つかの例を示したがこれらはあくまで一例を示した
に過ぎないものであって、他の様々な形状で曲り形状部
を設けておくことができる。
【0094】図22及び図23は本発明の他の実施例を
示している。図22において、110は便器(洋風便
器)であって、112は便器本体、114は便座、11
6は便蓋、118は便器110の洗浄用の水を内部に貯
える洗浄タンクである。
【0095】この例では、ノズル122から人体局部に
向けて洗浄用の水を噴射する局部洗浄装置(水回り機
器)120が便器110に備えられている。また図23
に示しているように、洗浄タンク118内部には浮玉1
23の昇降に連動して吐水部124から洗浄タンク11
8内部に給水を行い又は給水を停止するボールタップ
(水回り機器)126が配設されている。
【0096】而してこれら局部洗浄装置120,ボール
タップ126が、それぞれ接続配管36を介し本例のワ
ンタッチジョイント38にて壁Wから突き出した供給配
管26に接続されている。詳しくは、供給配管26先端
部の止水栓28に接続された分岐栓127の一方の分岐
口に対して局部洗浄装置120が接続配管36を介し本
例のワンタッチジョイント38にて接続され、また他方
の分岐口に対してボールタップ126が接続配管36を
介しワンタッチジョイント38にて接続されている。本
例においても、狭い作業空間で作業性良く接続作業を行
うことができる。
【0097】次に図24は本発明の更に他の実施例を示
している。同図において128は浴室内のカウンター
で、そのカウンター128の前板にて構成される壁W
に、洗い場水栓130が取り付けられている。図中13
2はその洗い場水栓130における水栓本体であり、1
34は吐水管である。
【0098】135はシャワーヘッドであって、このシ
ャワーヘッド135に接続されたシャワーホース(接続
配管36)の他端がワンタッチジョイント38により水
栓本体132に接続されている。詳しくはシャワーエル
ボ136を介して水栓本体132に接続されている。本
例においても作業性良く簡単に接続作業を行うことがで
きる。
【0099】以上本発明の実施例を詳述したが、本発明
は上例以外の他の水回り機器から延び出した接続配管と
相手部材との接続に際して適用することも可能であるな
ど、その主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え
た形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワンタッチジョイントを水栓器具と供
給配管との接続用に用いた例を示す図である。
【図2】同じ実施例のワンタッチジョイントとその周辺
部を示す要部拡大縦断面図である。
【図3】同じ実施例のワンタッチジョイントの要部拡大
横断面図である。
【図4】同じ実施例のワンタッチジョイントとその周辺
部を分解して示す斜視図である。
【図5】同じ実施例のワンタッチジョイントとその周辺
部を分解して示す縦断面図である。
【図6】同じ実施例のワンタッチジョイントとその周辺
部を接続配管を挿入する前の状態で示す斜視図である。
【図7】同じ実施例のワンタッチジョイントとその周辺
部を接続配管を挿入し接続した状態で示す斜視図であ
る。
【図8】図7と同じ状態を示す正面図及び側面図であ
る。
【図9】同じ実施例のワンタッチジョイントにおけるソ
ケット部材を単体状態で示す図である。
【図10】同じ実施例のワンタッチジョイントにおける
抜止クリップを単体状態で示す図である。
【図11】同じ実施例のワンタッチジョイントにおける
カバーを単体状態で示す斜視図である。
【図12】図11のカバーの構造を詳細に示す図であ
る。
【図13】同じ実施例のワンタッチジョイントにおける
接続の手順を示す図である。
【図14】図13に続く手順の説明図である。
【図15】同じ実施例のワンタッチジョイントにおける
接続を外す際の手順を示す図である。
【図16】図15に続く手順の説明図である。
【図17】図16に続く手順の説明図である。
【図18】抜止クリップの他の形態例を示す図である。
【図19】抜止クリップの更に他の形態例を示す図であ
る。
【図20】抜止クリップの更に他の形態例を示す図であ
る。
【図21】抜止クリップの更に他の形態例を示す図であ
る。
【図22】本発明の他の実施例を示す図である。
【図23】図22の要部を拡大して示す部分断面図であ
る。
【図24】本発明の更に他の実施例を示す図である。
【図25】従来のジョイントの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 水栓器具(水回り機器) 26 供給配管 36 接続配管 38 ワンタッチジョイント 46 ソケット部材(雌管) 48 端部部材(雄管) 53 フランジ部(突出部) 54 雄嵌合面 62 切欠部 66 雌嵌合面 72 抜止クリップ 74 弾性脚 76 連結部 81 カム部 82 係合面 88 カバー 110 便器 118 洗浄タンク 120 局部洗浄装置(水回り機器) 122 ノズル 126 ボールタップ(水回り機器) 132 水栓本体 140,142,144,146,148,150,1
52,154,156,158,160,162,16
4,166,168,170,172,174,176
曲り形状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D038 JC00 2D039 BA07 CB01 2D060 AC03 BE09 BF09 3J106 AB01 BA01 BB01 BC04 BD01 BE22 CA02 EA03 EB03 EC03 EC08 ED23 ED33 ED35 ED36 EE02 EF04

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)雌嵌合面を有する雌管と(ロ)雄嵌合
    面を有し、該雌管に対して軸方向に挿入されて該雄嵌合
    面を該雌嵌合面に嵌合させる雄管と(ハ)該雌管の径方
    向に弾性的に拡開・収縮可能な弾性脚によって該雌管を
    径方向に挟むように該雌管に対して軸直角方向に装着さ
    れ、該弾性脚が収縮状態で該雄管の外周面より突出した
    突出部と雌管の係合面とに軸方向に係合して該雌管から
    の該雄管の抜けを防止する抜止クリップと(ニ)該雄管
    の突出部に対して該雄管の挿入時に接触し、該雄管の挿
    入運動に従動して前記抜止クリップを拡開運動させ、該
    抜止クリップに対して前記突出部を抜止位置まで軸方向
    に移動可能とするカム部とを有しており、該抜止位置に
    おいて前記抜止クリップが収縮運動して前記雄管を抜止
    めするようになしてあるとともに、該抜止クリップは、
    前記弾性脚における前記突出部及び係合面への係合部以
    外の部分又は/及び該弾性脚を連結する連結部が外方向
    又は内方向に部分的に曲った曲り形状部を有する形状と
    なしてあることを特徴とするワンタッチジョイント。
  2. 【請求項2】(イ)雌嵌合面を有する雌管と(ロ)雄嵌合
    面を有し、該雌管に対して軸方向に挿入されて該雄嵌合
    面を該雌嵌合面に嵌合させる雄管と(ハ)該雌管の径方
    向に弾性的に拡開・収縮可能な弾性脚によって該雌管を
    径方向に挟むように該雌管に対して軸直角方向に装着さ
    れ、該弾性脚が収縮状態で該雄管の外周面より突出した
    突出部と雌管の係合面とに軸方向に係合して該雌管から
    の該雄管の抜けを防止する抜止クリップと(ニ)該雄管
    の突出部に対して該雄管の挿入時に接触し、該雄管の挿
    入運動に従動して前記抜止クリップを拡開運動させ、該
    抜止クリップに対して前記突出部を抜止位置まで軸方向
    に移動可能とするカム部とを有しており、該抜止位置に
    おいて前記抜止クリップが収縮運動して前記雄管を抜止
    めするようになしてあるとともに、該抜止クリップは、
    前記弾性脚と該弾性脚を連結する連結部との境界部が外
    方向又は内方向に突き出すように曲った曲り形状部とな
    してあることを特徴とするワンタッチジョイント。
  3. 【請求項3】(イ)雌嵌合面を有する雌管と(ロ)雄嵌合
    面を有し、該雌管に対して軸方向に挿入されて該雄嵌合
    面を該雌嵌合面に嵌合させる雄管と(ハ)該雌管の径方
    向に弾性的に拡開・収縮可能な弾性脚によって該雌管を
    径方向に挟むように該雌管に対して軸直角方向に装着さ
    れ、該弾性脚が収縮状態で該雄管の外周面より突出した
    突出部と雌管の係合面とに軸方向に係合して該雌管から
    の該雄管の抜けを防止する抜止クリップと(ニ)該雄管
    の突出部に対して該雄管の挿入時に接触し、該雄管の挿
    入運動に従動して前記抜止クリップを拡開運動させ、該
    抜止クリップに対して前記突出部を抜止位置まで軸方向
    に移動可能とするカム部とを有しており、該抜止位置に
    おいて前記抜止クリップが収縮運動して前記雄管を抜止
    めするようになしてあるとともに、該抜止クリップは、
    前記弾性脚と該弾性脚を連結する連結部との境界部が、
    該弾性脚から該連結部へとなだらかに湾曲して移行する
    曲率半径2mm以上の曲り形状部となしてあることを特
    徴とするワンタッチジョイント。
  4. 【請求項4】(イ)雌嵌合面を有する雌管と(ロ)雄嵌合
    面を有し、該雌管に対して軸方向に挿入されて該雄嵌合
    面を該雌嵌合面に嵌合させる雄管と(ハ)該雌管の径方
    向に弾性的に拡開・収縮可能な弾性脚によって該雌管を
    径方向に挟むように該雌管に対して軸直角方向に装着さ
    れ、該弾性脚が収縮状態で該雄管の外周面より突出した
    突出部と雌管の係合面とに軸方向に係合して該雌管から
    の該雄管の抜けを防止する抜止クリップと(ニ)該雄管
    の突出部に対して該雄管の挿入時に接触し、該雄管の挿
    入運動に従動して前記抜止クリップを拡開運動させ、該
    抜止クリップに対して前記突出部を抜止位置まで軸方向
    に移動可能とするカム部とを有しており、該抜止位置に
    おいて前記抜止クリップが収縮運動して前記雄管を抜止
    めするようになしてあるとともに、該抜止クリップは、
    前記弾性脚を連結する連結部の全体が外方向に突き出す
    ように曲った曲り形状部となしてあることを特徴とする
    ワンタッチジョイント。
  5. 【請求項5】(イ)雌嵌合面を有する雌管と(ロ)雄嵌合
    面を有し、該雌管に対して軸方向に挿入されて該雄嵌合
    面を該雌嵌合面に嵌合させる雄管と(ハ)該雌管の径方
    向に弾性的に拡開・収縮可能な弾性脚によって該雌管を
    径方向に挟むように該雌管に対して軸直角方向に装着さ
    れ、該弾性脚が収縮状態で該雄管の外周面より突出した
    突出部と雌管の係合面とに軸方向に係合して該雌管から
    の該雄管の抜けを防止する抜止クリップと(ニ)該雄管
    の突出部に対して該雄管の挿入時に接触し、該雄管の挿
    入運動に従動して前記抜止クリップを拡開運動させ、該
    抜止クリップに対して前記突出部を抜止位置まで軸方向
    に移動可能とするカム部とを有しており、該抜止位置に
    おいて前記抜止クリップが収縮運動して前記雄管を抜止
    めするようになしてあるとともに、該抜止クリップは、
    前記弾性脚を連結する連結部の全体が内方向に突き出す
    ように曲った曲り形状部となしてあることを特徴とする
    ワンタッチジョイント。
  6. 【請求項6】(イ)雌嵌合面を有する雌管と(ロ)雄嵌合
    面を有し、該雌管に対して軸方向に挿入されて該雄嵌合
    面を該雌嵌合面に嵌合させる雄管と(ハ)該雌管の径方
    向に弾性的に拡開・収縮可能な弾性脚によって該雌管を
    径方向に挟むように該雌管に対して軸直角方向に装着さ
    れ、該弾性脚が収縮状態で該雄管の外周面より突出した
    突出部と雌管の係合面とに軸方向に係合して該雌管から
    の該雄管の抜けを防止する抜止クリップと(ニ)該雄管
    の突出部に対して該雄管の挿入時に接触し、該雄管の挿
    入運動に従動して前記抜止クリップを拡開運動させ、該
    抜止クリップに対して前記突出部を抜止位置まで軸方向
    に移動可能とするカム部とを有しており、該抜止位置に
    おいて前記抜止クリップが収縮運動して前記雄管を抜止
    めするようになしてあるとともに、該抜止クリップは、
    前記弾性脚を連結する連結部が全体的に該弾性脚を外側
    から取り囲むように曲った曲り形状部となしてあること
    を特徴とするワンタッチジョイント。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記カ
    ム部が前記抜止クリップに一体に形成してあることを特
    徴とするワンタッチジョイント。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかにおいて、前記カ
    ム部が前記雄管の挿入方向である前方に進むにつれて前
    記雌管の中心側に接近する形状をなしていることを特徴
    とするワンタッチジョイント。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかにおいて、前記抜
    止クリップが前記雌管を周方向に切り欠いて成る切欠部
    に装着されていることを特徴とするワンタッチジョイン
    ト。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9の何れかにおいて、前記
    抜止クリップに対して外側から被さるカバーを更に備え
    ていることを特徴とするワンタッチジョイント。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10の何れかにおいて、前
    記ワンタッチジョイントが水回り機器から延び出す接続
    配管と水又は湯の供給配管とを接続するものであること
    を特徴とするワンタッチジョイント。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記水回り機器
    が水栓器具であることを特徴とするワンタッチジョイン
    ト。
  13. 【請求項13】 請求項11において、前記水回り機器
    が便器の洗浄用の水を内部に貯える洗浄タンクに対して
    給水を行うボールタップであることを特徴とするワンタ
    ッチジョイント。
  14. 【請求項14】 請求項11において、前記水回り機器
    が便器に備えられてノズルより人体局部に洗浄用の水を
    噴射する局部洗浄装置であることを特徴とするワンタッ
    チジョイント。
  15. 【請求項15】 請求項1〜10の何れかにおいて、前
    記ワンタッチジョイントがシャワーホースと水栓本体と
    を接続するものであることを特徴とするワンタッチジョ
    イント。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011179631A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Bridgestone Corp 弁付管継手及び弁付管継手の弁支持具
JP2015206405A (ja) * 2014-04-21 2015-11-19 株式会社タカギ 継手
CN110691937A (zh) * 2017-02-28 2020-01-14 三樱工业株式会社 管道接头

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