JP2004003626A - 迅速管継手 - Google Patents

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JP2004003626A JP2003099799A JP2003099799A JP2004003626A JP 2004003626 A JP2004003626 A JP 2004003626A JP 2003099799 A JP2003099799 A JP 2003099799A JP 2003099799 A JP2003099799 A JP 2003099799A JP 2004003626 A JP2004003626 A JP 2004003626A
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永田 雅昭
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Abstract

【課題】弾性を有する抜止クリップにて管接続を行う形式の迅速管継手において、管接続解除操作を簡単に行い得るようにする。
【解決手段】迅速管継手42を雄管48と、雌管としてのソケット部材44と、ソケット部材44に径方向に弾性的に拡開収縮可能に装着され、収縮状態で雄管48とソケット部材44とを軸方向に抜止状態に結合しロックする抜止クリップ50を外側から覆うカバー52とを含んで構成する。そのカバー52には、加えられた操作力にて抜止クリップ50を拡開運動させ、抜止クリップ50によるロックを解除させる解除ボタン116を設けておく。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、配管を迅速に接続することのできる迅速管継手に関し、詳しくは抜止クリップにて雌管と雄管とを軸方向に結合ロックして抜止めする形式の迅速管継手に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
この種迅速管継手として下記特許文献1に開示のものが公知である。
図17はこの種迅速管継手を水栓器具に給水又は給湯を行うための配管の接続用に適用した例、詳しくは水栓器具に直接連結されるサプライ管とその上流側配管との接続に適用した例である。
【0003】
図中200はその水栓器具で、202は水栓器具200に水,湯を供給すべく水栓器具200に直接連結されたサプライ管である。この例においてサプライ管202は可撓管から成っている。
204はそのサプライ管202と上流側配管とを接続するための迅速管継手であって、雌管としてのソケット部材206と抜止クリップ208とを含んで構成されている。
【0004】
図18はその迅速管継手204の構成を詳しく示したものである。
同図に示しているようにソケット部材206は軸方向一端に挿入開口212を有しており、更に挿入開口212に続いて断面円形の雌嵌合面214を有している。また軸方向端の外周面にフランジ部216が形成されている。
【0005】
一方サプライ管202には金具から成る端部部材218が装着されている。端部部材218は雄管220を有しており、その雄管220がソケット部材206の挿入開口212を通じてソケット部材206内部に挿入された上、外周面の雄嵌合面222がソケット部材206の雌嵌合面214に嵌合され、そしてそれらの間が雄嵌合面222に装着されたOリング224によって水密にシールされるようになっている。
ここで雄管220においても、ソケット部材206におけるのと同様のフランジ部216が形成されている。
【0006】
抜止クリップ208は板ばね製のもので略環状をなしている。即ちこの抜止クリップ208は一対の弾性脚と、それらを連結する連結部を有していて、その一対の弾性脚のそれぞれの幅方向中間部に係入溝228を有している。また周方向の一部が切り欠かれた形態をなしていてその切欠部分が開口226を成しており、更にその開口226に続いてハの字状に開いた形の案内部230が連続して形成されている。
【0007】
この抜止クリップ208は、雄管220をソケット部材206内部に挿入し、そして一対のフランジ部216を合せた状態で、それらフランジ部216に対して開口226を通じて軸直角方向に弾性的に嵌め合され、それらフランジ部216を係入溝228に係入させることで、ソケット部材206とサプライ管202とを軸方向に結合ロックし、抜止状態に締結する。
【0008】
しかしながらこの迅速管継手204の場合、抜止クリップ208が外部に露出した状態となって配管接続部の美観,外観が悪い問題があり、更に抜止クリップ208が突出した状態にあるためメンテナンス作業等に際して誤って手等が当ったときに怪我をする恐れがあり、またその際に抜止クリップ208が外れてしまう恐れがあるなどの問題があった。
【0009】
そこで抜止クリップ208にその外側からカバーを被せるといったことが考えられる。
しかしながらこの迅速管継手204では、抜止クリップ208が雄管220及びソケット部材206に対して軸直角方向に嵌め込まれ又は取り外しされるため、迅速管継手204にこの種カバーを備えた場合には、雄管220をソケット部材206から軸方向に抜き出すためには、一旦カバーを外した上で抜止クリップ208を抜き取らなければならず、その操作が面倒なものとなってしまう。
【0010】
更にまた雄管220とソケット部材206とを接続するに際しても、先ずカバーを取り外した状態の下で雄管220をソケット部材206内部に挿入した上、抜止クリップ208を嵌め込み、その後に抜止クリップ208を外側から覆う状態にカバーを装着することが必要となって、その作業にも面倒を伴う問題が生ずる。
【0011】
尚この例の迅速管継手204の場合、管接続に際して雄管220をソケット部材206内部に挿入する動作と、その状態で抜止クリップ208を軸直角方向に弾性的に嵌め合せる動作とが必要であり、カバー装着前の雄管220とソケット部材206との接続作業そのものも面倒である問題があった。
【0012】
【特許文献1】
特開2001−182108号公報
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の迅速管継手はこのような課題を解決するために案出されたものである。
而して請求項1のものは、管を接続するための迅速管継手であって、(イ)外面に雄嵌合面を有する雄管と、(ロ)内面に雌嵌合面を有するとともに軸方向一端に挿入開口を有し、該挿入開口を通じて該雄管を挿入させて該雄嵌合面を該雌嵌合面に嵌合させる雌管と、(ハ)該雌管に装着され、軸直角方向に延びる弾性脚を備えて該弾性脚が径方向に拡開収縮可能であり、収縮状態で該雄管と雌管とを軸方向に結合ロックして抜け止めする一方、拡開状態で該ロックを解除する抜止クリップとを有しており、且つ加えられた操作力にて前記抜止クリップを拡開運動させ、該抜止クリップによる前記ロックを解除させる解除操作部が設けてあることを特徴とする。
【0014】
請求項2のものは、請求項1において、前記雌管には一部を周方向に切り欠いて成る切欠部が設けられていて、該切欠部に前記抜止クリップが装着されていることを特徴とする。
【0015】
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記雌管又は/及び抜止クリップには、該雌管とは別体に構成された該抜止クリップを該雌管に対して軸直角方向に装着する際に該雌管に対する該抜止クリップの軸方向位置を規定しつつ装着案内する装着ガイドが設けてあることを特徴とする。
【0016】
請求項4のものは、請求項3において、前記装着ガイドが前記雌管の外周面に沿って形成された段付部と、該段付部に対して摺動可能に軸方向に当接して位置決めされる、前記抜止クリップの装着方向先端側に形成された軸方向の突起部とを有していることを特徴とする。
【0017】
請求項5のものは、請求項1〜4の何れかにおいて、前記抜止クリップには、前記雄管の外周面より径方向に突出した突出部に対し、該雄管の挿入時に接触して該雄管の挿入運動に従動して該抜止クリップを拡開運動させ、該抜止クリップに対して該突出部を抜止位置まで軸方向に移動可能とするカム部が備えられていることを特徴とする。
【0018】
請求項6のものは、請求項1〜5の何れかにおいて、前記解除操作部が移動可能に組み付けられているとともに、該解除操作部又は/及び解除操作部の保持部には、該解除操作部を移動案内するガイド部が設けてあることを特徴とする。
【0019】
請求項7のものは、請求項6において、前記ガイド部は、前記解除操作部と該解除操作部の保持部との一方に設けられ、該解除操作部の移動方向に延びるガイド突部と、他方に設けられて該ガイド突部に嵌り合うガイド凹部とを有していることを特徴とする。
【0020】
請求項8のものは、請求項1〜7の何れかにおいて、前記解除操作部が解除用カム部を有していて、該解除用カム部のカム作用により前記抜止クリップを拡開運動させるものとなしてあることを特徴とする。
【0021】
請求項9のものは、請求項1〜8の何れかにおいて、前記抜止クリップに対し外側から被さるカバーが備えてあることを特徴とする。
【0022】
請求項10のものは、請求項9において、前記解除操作部が前記カバーに組み付けてあることを特徴とする。
【0023】
請求項11のものは、請求項9,10の何れかにおいて、前記カバー及び/又は雌管には、該カバーを該雌管に対して外嵌状態に軸方向に嵌め込む際に、該カバーを該雌管に対して軸直角方向に位置決めし且つ軸方向に嵌込みガイドする嵌込ガイドが設けてあることを特徴とする。
【0024】
請求項12のものは、請求項11において、前記嵌込ガイドが、前記雌管の外面に嵌合する、前記カバーの嵌込方向である軸方向に延びる形態で該カバーに一体的に設けられた嵌合片を含んでいることを特徴とする。
【0025】
請求項13のものは、請求項9〜12の何れかにおいて、前記カバーの下端部には該カバーを前記雌管に対して弾性的に係止させる弾性爪が設けてあることを特徴とする。
【0026】
請求項14のものは、請求項1〜13の何れかにおいて、前記解除操作部に対してその操作を封印するシールが施してあることを特徴とする。
【0027】
【作用及び発明の効果】
以上のように本発明の迅速管継手は、軸直角方向に延びる弾性脚を備えた抜止クリップ及び加えられた操作力にて抜止クリップを拡開運動させ、抜止クリップによる雄管と雌管との結合状態のロックを解除させる解除操作部が設けてあるもので、かかる本発明の迅速管継手においては、雌管に対し結合状態にある雄管を、単に解除操作部を操作するだけで、そのまま雌管から抜き出すことができ、雌管から雄管を抜き出す際の作業を面倒なく迅速簡単に行うことができる。
【0028】
本発明では、雌管にその一部を周方向に切り欠いて成る切欠部を設けて、そこに抜止クリップを装着しておくことができる(請求項2)。
またこの場合において雌管又は/及び抜止クリップに、抜止クリップを雌管に対し軸直角方向に装着する際に雌管に対する抜止クリップの軸方向位置を規定しつつ装着案内する装着ガイドを設けておくことができる(請求項3)。
このようにしておくことで、雌管と別体をなす抜止クリップの雌管に対する装着を作業性良く円滑に行うことができる。
【0029】
この場合においてその装着ガイドは、雌管の外周面に沿って形成された段付部と、その段付部に対して摺動可能に軸方向に当接して位置決めされる、抜止クリップの装着方向先端側に形成された軸方向の突起部とを含んで構成しておくことができる(請求項4)。
このようにすることで装着ガイドを簡単な構造で容易に構成することができる。
【0030】
本発明においてはまた、雄管の外周面より径方向に突出した突出部に対し、雄管の挿入時に接触し雄管の挿入運動に従動して抜止クリップを拡開運動させ、抜止クリップに対して突出部を抜止位置まで軸方向に移動可能とするカム部を抜止クリップに備えておくことができる(請求項5)。
このようになした場合、雄管を雌管に挿入して管接続を行うに際し、図17,図18に示す従来の迅速管継手のように、抜止クリップを雄管及び雌管から予め取り外しておかなくても良く、或いはまた軸直角方向に大きく退避させておかなくても良く、抜止クリップを本来の装着位置に位置させたままで、ワンタッチで簡単に雄管を雌管に対し嵌め込んで抜止状態に接続作業することが可能となる。
【0031】
また抜止クリップを取り外したり、或いは軸直角方向に大きく退避させておくことなく、かかる抜止クリップを装着位置に位置させたままで管接続を行うことができるため、カバーを備えた迅速管継手にあっても、そのカバーを管接続のために装着位置から一旦取り外す必要をなくすことが可能となり、管接続作業の作業性を更に簡単化することができる。
【0032】
尚、上記カバーを備えている場合において解除操作部は、少なくとも操作力の入力部をカバーとは色違いとなしておくことで、一見して解除操作部の存在及びその位置が認識でき、ひいては解除操作を簡単に行うことができる。
【0033】
請求項6のものは、解除操作部を移動可能に組み付けておくとともに、その解除操作部又は/及び解除操作部の保持部に、解除操作部を移動案内するガイド部を設けたもので、この請求項6によれば、解除操作に際して解除操作部が傾いたり移動の抵抗が大きくなったりするのを防止して、解除操作部を円滑に移動操作することができ、ひいては抜止クリップによるロック解除を確実且つ円滑に行わせることができる。
【0034】
この場合においてそのガイド部は、解除操作部と上記保持部との一方に設けられ、解除操作部の移動方向に延びるガイド突部と、他方に設けられてガイド突部に嵌り合うガイド凹部とを含んで構成しておくことができる(請求項7)。
このようにすることで解除操作部の移動案内をなすガイド部を簡単な構造で容易に構成することができる。
【0035】
上記解除操作部には解除用カム部を設けておき、その解除用カム部のカム作用により、抜止クリップを拡開運動させるようになしておくことができる(請求項8)。
これにより解除操作部に僅かな操作力を入力するだけで容易に抜止クリップを拡開運動させ、抜止クリップによる雄管と雌管との結合ロックを解除せしめることができ、ひいては雌管からの雄管の抜出作業、即ち管接続の解除作業を作業性良く容易に行うことができる。
【0036】
次に請求項9は抜止クリップに対し外側から被さるカバーを備えたもので、この請求項9の迅速管継手は抜止クリップの外側から被さるカバーを備えていることから、管接続部の美観,外観を良好となすことができるとともに、メンテナンス作業等に際して誤って手等が直接抜止クリップに当るのを防止することが可能であり、従ってメンテナンス作業に際し手等が抜止クリップに当って怪我をする恐れをなくすことが可能となり、またその際に抜止クリップが外れてしまうのを防止することが可能となる。
【0037】
またこのようにカバーを備えた場合において、本発明では解除操作部により抜止クリップによるロックを解除できるためカバーを装着した状態のままで雌管と雄管との接続を外すことも可能となる。
ここで迅速管継手にカバーを備えた場合において、上記解除操作部をそのカバーに組み付けておくことができる(請求項10)。
【0038】
請求項11のものは、カバーを雌管に対し外嵌状態に軸方向に嵌め込む際、そのカバーを雌管に対し軸直角方向に位置決めしつつ軸方向に嵌込みガイドする嵌込ガイドをカバー及び/又は雌管に設けたもので、この請求項11によれば、雌管に対する雄管の嵌込作業を円滑且つ容易に行うことができる。
この場合においてその嵌込ガイドは、カバーの嵌込方向である軸方向に延びて雌管の外面に嵌合する、カバーに一体的に設けた嵌合片を含んで構成することができる(請求項12)。
【0039】
請求項13は、端部にカバーを雌管に対し弾性的に係止させる弾性爪を設けたもので、このようになした場合、雌管に対するカバーの脱着を簡単に行うことができる。
【0040】
次に請求項14は、解除操作部に対してその操作を封印するシールを施したものである。
このようにしておけば、解除操作部が何気なく不用意に操作されてしまい、これにより雄管と雌管との接続が外れてしまうのを防止することができる。
【0041】
この場合においてシールを面状のシールとなして、これを解除操作部の前面から解除操作部の保持部の前面等の外面にまたがるように貼着しておくことができる。
ここで面状のシールの前面には、解除操作部を操作しないように注意を喚起する表示、或いは解除操作部を操作するにはこのシールを外して行う旨の表示を施しておくことができる。
【0042】
更に面状のシールにはその前面、即ち入力部の周縁に沿ってミシン目等の切目を入れておき、解除操作部が無理に操作されたときにはその切目に沿ってシールが分離するようになしておくことができる。
【0043】
例えばシール紙等を解除操作部の前面からその保持部の外面にまたがって貼着しておいた場合、解除操作部が無理に操作されることでシール紙が不規則に破れてしまい、その破れた部分が解除操作部と保持部との間の隙間に噛み込んでしまって、解除操作部が元の位置に戻らなくなり、雄管と雌管との接続が外れたままにロックされてしまう恐れが生ずる。
しかるにシール紙等の所定位置にミシン目等の切目を入れておくことで、解除操作部が無理に操作されたときにその切目に沿って、即ち予め定めた位置でシール紙等をきれいに分離させ得、破れた破断部が解除操作部と保持部との間の隙間に噛み込んでしまう問題を回避することができる。
【0044】
【実施例】
次に本発明を水栓器具に水,湯を供給するサプライ管とその上流側の供給配管との接続に適用した場合の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
【0045】
図1において、10は図示を省略するカウンター等の上面に設置された水栓器具(この例ではシングルレバー式の湯水混合水栓)で、12は水栓本体、14はその上部に設けられたシングルレバー式の操作部、16は水栓本体12から延び出した吐水管である。
【0046】
吐水管16は、水栓本体12に一体的に構成された管本体18と、ホース20とともに引出可能な吐水ヘッド22とから成っている。
ここで吐水ヘッド22は先端に吐水口24を有しており、その吐水口24から吐水を行うようになっている。
この例において、吐水ヘッド22は吐水を整流吐水からシャワー吐水若しくはその逆に切換可能なものとされている。
【0047】
26は水,湯を水栓本体12に供給するサプライ管であって、この例においてサプライ管26は可撓管から成っている。これらサプライ管26は上端部が水栓本体12に接続されており、かかる水栓本体12に対してサプライ管26,26を通じ水,湯が供給される。供給された水,湯は水栓本体12内で混合された上、流出管28へと流出する。
【0048】
この流出管28には上記ホース20が接続され、流出管28に流出した混合水がホース20を通じて吐水ヘッド22へと導かれる。
尚30はホースガイドで、32はストッパである。ホース20の引出し量は、このストッパ32がホースガイド30に当接することによって規定される。
【0049】
34は水,湯の供給配管で壁Wから室内側に横向きに突き出している。これら一対の供給配管34の先端部には止水栓36が設けられている。
止水栓36は上向きの接続口38を有している。その接続口38の外面には雄ねじ40が形成されている。
この例において、サプライ管26と供給配管34とは本例の迅速管継手42にて互いに接続されている。
【0050】
図2〜図7にこの迅速管継手42の具体的構成が示してある。
これらの図に示しているように、本例の迅速管継手42は雌管としてのソケット部材44と、サプライ管26の端部に装着された金属製の端部部材46に備えられた雄管48と、これらと別体に構成された弾性を有する抜止クリップ50(図5参照)と、カバー52とを有している。
雄管48は、外面に雄嵌合面54を有しており、そこにシール用のOリング56が装着されている。また基端には外向きのフランジ部(突出部)58が設けられている。
【0051】
一方ソケット部材44は、内面に雄嵌合面54を嵌合させる雌嵌合面60を有しており、更に軸方向一端に挿入開口62を有している。
また挿入開口62と反対側の端部に雌ねじ孔64を有しており、その雌ねじ孔64において供給配管34、詳しくは止水栓36の接続口38の雄ねじ40にねじ結合されている。
ここで雄ねじ40と雌ねじ孔64とのねじ結合部は、パッキン66によって水密にシールされている。
【0052】
ソケット部材44には、挿入開口62の近傍位置においてその一部を周方向に切り欠いて成る一対の切欠部68が設けられており、そこに抜止クリップ50が装着されている。
ここで切欠部68の軸方向の両端面は第1係止面70,第2係止面72とされている。
【0053】
ソケット部材44にはまた、雄管48側のフランジ部58を当接させてその挿入量を規定するストッパ面74が形成されており、更に雌ねじ孔64側の端部外面には、図5及び図6に示しているように工具掛部78が設けられている。
【0054】
ソケット部材44にはまた、図3,図5,図6,図7及び図10に示しているように切欠部68の図中下側の位置において、段付部77が外周面に沿って周方向に設けられている。
更にまた図中上端部には、外周部の一部を切り落とした形態の一対の互いに平行な係合面79が形成されている。
【0055】
抜止クリップ50は、図5及び図6に詳しく示しているように板ばね材をU字状に曲げて形成したもので、一対の弾性脚80とそれらを一端側で連結する連結部82とを有している。
連結部82とは反対側の端部は嵌込用開口83とされており、更にその嵌込用開口83に続いてハの字状に開いた嵌合せ案内部84が一体に形成されている。またそれら嵌合せ案内部84の下端部に、図中下向き即ちソケット部材44の軸方向に突き出す形態で一対の突起部90が一体に形成されている。
【0056】
これら突起部90は、図5の拡大図に示しているようにソケット部材44における上記段付部77とともに、抜止クリップ50をソケット部材44の切欠部68に軸直角方向に装着する際の装着ガイドを成すものである。
【0057】
この抜止クリップ50には、一対の弾性脚80のそれぞれにカム面94を備えたカム部92が設けられている。ここでカム面94は、雄管48の挿入方向に進むに連れて軸心方向に接近するすり鉢形状の面とされている。
【0058】
この抜止クリップ50は、嵌込用開口83を通じてソケット部材44の切欠部68に軸直角方向に嵌め込まれて装着される。このとき、図3及び図7に示すように一対の弾性脚80が切欠部68内に位置し、そしてそれら一対の弾性脚80の前端(図中下端)と後端(図中上端)とが切欠部68における第1係止面70と第2係止面72とに当接することで軸方向に位置規制される。
【0059】
上記カバー52は、この例では樹脂製のものであって全体として筒状をなしている。
このカバー52は、図中下端面が開放形状とされているとともに、上端部には内向きの鍔部98が設けられていて、その鍔部98の内側に雄管48を挿入するための挿入開口100が設けられている。
尚96はカバー52における周壁部を表している。
【0060】
このカバー52には、図3,図7及び図9に明らかに示しているように図中下端部に弾性爪102が一体に設けられており、これら弾性爪102をソケット部材44の上記段付部77下面に弾性的に係止させることで、かかるカバー52がソケット部材44に対し脱着可能に組み付けられるようになっている。
【0061】
カバー52にはまた、図4,図6,図9及び図11に示しているように周壁部96から内側に離隔した位置に円弧形状をなす一対の嵌合片104,106が一体に形成されている。
これら嵌合片104,106は、カバー52をソケット部材44に対し軸方向に嵌め込む際、ソケット部材44の外周面に嵌合して軸直角方向の位置決めをなしつつ嵌込みガイドをするものである。
即ち本例ではこれら一対の嵌合片104,106が、カバー52の嵌込ガイドを構成している。
【0062】
ここで一対の嵌合片104,106は、カバー52の嵌込方向である軸方向に延びる形態でカバー52に一体に形成されており、また一方の嵌合片106は、周方向両端部が連結部108にてカバー52の周壁部96に連結されている。
【0063】
図9に示しているようにカバー52には、ソケット部材44における上記係合面79に対応する位置に、対応する形状で切落し形状の平坦な係合面110,112が鍔部98側に形成されている。
これら係合面110,112は、図4(A)に明らかに示しているように、カバー52の装着状態の下で、ソケット部材44の一対の係合面79に係合して、カバー52のソケット部材44に対する回転を防止する働きをなす。
【0064】
図5,図6,図8及び図11に明らかに示しているように、カバー52には、詳しくはその周壁部96には貫通の窓部114が設けられており、そこに解除ボタン(解除操作部)116が嵌込状態に装着されている。
即ちこの例では、カバー52が解除ボタン116の保持部を成していてそこに解除ボタン116が保持されている。
【0065】
ここで解除ボタン116は、押込操作によって抜止クリップ50の一対の弾性脚80を拡開運動させ、抜止クリップ50によるソケット部材44とサプライ管26側の雄管48との結合ロックを解除するためのものである。
この解除ボタン116は、その全体が樹脂製且つカバー52とは色違いに構成されている。
この解除ボタン116は操作力の入力部118を有しており、そこに加えられた操作力に基づいてカバー52内に押し込まれる。
【0066】
この解除ボタン116には、図4及び図8に示しているようにカム面120を備えた解除用カム部122が設けられ、解除ボタン116の押込操作により、図14に示しているようにカム面120のカム作用で抜止クリップ50の嵌込用開口83を押し開き、これにより抜止クリップ50を拡開運動させて、抜止クリップ50によるソケット部材44と雄管48との結合ロックを解除させる働きをなす。
【0067】
その際、解除ボタン116が傾いたりすることなく円滑且つ平行にスライド移動できるように、この解除ボタン116とカバー52とに、かかる解除ボタン116の移動案内をなすガイド部が設けてある。
詳しくは、図5,図6及び図8に示しているように解除ボタン116には左右方向に突き出すガイド突条(ガイド突部)124とガイド溝(ガイド凹部)126とが設けられ、またカバー52の対応する位置にはガイド溝(ガイド凹部)128とガイド突条(ガイド突部)130とが設けられ、解除ボタン116におけるガイド突条124とカバー52におけるガイド溝128、更に解除ボタン116におけるガイド溝126とカバー52におけるガイド突条130とが、解除ボタン116の移動方向に摺動可能に嵌合している。
【0068】
解除ボタン116は、それらの案内に基づいて円滑にカバー52の内外方向にスライド移動する。
尚解除ボタン116には引掛部132が設けられており、この引掛部132が、カバー52側に設けられた掛止部134に掛止することで、解除ボタン116がカバー52から抜け防止される。
【0069】
次に本例の迅速管継手42を用いて管接続及び接続解除を行う際の手順を、迅速管継手42の作用とともに以下に詳述する。
本例では、先ずソケット部材44を供給配管34の接続口38に接続し、更にそのソケット部材44に対し抜止クリップ50及びカバー52を装着した状態としておく。
図12(I)はその状態を示している。
【0070】
この状態で、図12(I),(II)に示しているようにサプライ管26の端部に装着した端部部材46、詳しくは雄管48をカバー52の挿入開口100及びソケット部材44の挿入開口62を通じてソケット部材44内部に挿入する。
このとき、挿入の過程で抜止クリップ50のカム面94に対し雄管48のフランジ部58が接触し、そして更に雄管48が挿入されると、これに従動してカム面94のカム作用で抜止クリップ50の一対の弾性脚80が拡開運動させられ、抜止クリップ50に対するフランジ部58の通過を許容する。
【0071】
そしてフランジ部58が抜止クリップ50を通過し、ソケット部材44のストッパ面74に当接したところで、抜止クリップ50が自身の弾性力に基づいて収縮運動し、弾性脚80の前端(図中下端)をフランジ部58に当接した状態となる。ここにおいて雄管48がソケット部材44から抜け止めされる。
即ち雄管48がソケット部材44に対し、抜止クリップ50によって抜止状態に結合ロックされる。
図12(III)はこのときの状態を表している。
【0072】
図13及び図14は、このようにしてソケット部材44に接続した雄管48を、ソケット部材44から抜き出す際の手順及び作用を表している。
雄管48をソケット部材44から接続解除するには、図13(I)の状態にある解除ボタン116を図13(II)及び図14(II)に示しているようにソケット部材44の内部に向けて軸直角方向に押込操作する。
【0073】
このとき、当初図14(I)の状態にあった解除ボタン116がカバー52の内部に押し込まれることによって、解除ボタン116の解除用カム部122におけるカム面120のカム作用で抜止クリップ50が拡開運動させられ、雄管48に対するロックを解除する。ここにおいて雄管48がソケット部材44に対し抜出し方向に移動可能となる。
そこでサプライ管26をもって引抜方向に力を加えると、図13(III)に示しているように雄管48がソケット部材44から抜き出され、ここにおいてソケット部材44と雄管48との接続が解除状態となる。
【0074】
以上のような本例の迅速管継手42は、カバー52によって管接続部を抜止クリップ50とともに外側から包んで内部に隠蔽しているため、管接続部の美観,外観を良好に保持することができる。
またメンテナンス作業に際して、誤って手等が直接抜止クリップ50に当って怪我をしたりする恐れがなく、またその際に抜止クリップ50が誤ってソケット部材44及び雄管48から外れてしまう恐れがない利点を有している。
【0075】
加えて本例においては、抜止クリップ50がカム部92を有していて、雄管48をソケット部材44に挿入すると自動的にカム部92の作用で抜止クリップ50が拡開運動するため、かかる抜止クリップ50及びカバー52をソケット部材44に装着した状態のまま、雄管48を単に挿入するだけで簡単に且つ自動的にソケット部材44に接続作業することができる。
【0076】
即ち雄管48をソケット部材44に接続作業するに際し、予めカバー52及び抜止クリップ50を装着位置から外しておく必要がなく、それら抜止クリップ50及びカバー52を装着位置に装着した状態のまま、単に雄管48を軸方向に押し込むだけで管接続を行うことができる。
【0077】
また本例では、雄管48をソケット部材44から抜き出すに際しても、即ち管接続の解除作業をするに際しても、抜止クリップ50,カバー52を装着位置から外すことなく、装着状態に保持したまま単に解除ボタン116を押込操作するだけで簡単に雄管48とソケット部材44との接続を解除操作することができる。
【0078】
また本例では、抜止クリップ50によるソケット部材44と雄管48との結合ロックの解除を、かかる抜止クリップ50を軸直角方向に抜き出して行う場合に比べて、抜止クリップ50を過度に押し開いてしまうことがないため、抜止クリップ50が過度に押し開かれることによって塑性変形してしまい、その後に元の位置まで収縮しなくなってしまってソケット部材44と雄管48とのロック機能が損われてしまうといった問題を生じない利点を有する。
即ち抜止クリップ50によるロック解除を繰返し行った場合においても抜止クリップ50によるロック機能が損われない利点を有する。
【0079】
更に本例では、抜止クリップ50をソケット部材44に対し軸直角方向に装着する際に、装着ガイドを成す抜止クリップ50の突起部90とソケット部材44の段付部77とによって、抜止クリップ50の軸方向位置を規定しつつ装着案内することができ、ソケット部材44に対する抜止クリップ50の装着を作業性良く円滑に行うことができる。
【0080】
本例においては、その解除ボタン116がカバー52とは色違いに構成されているため、一見して解除ボタン116の存在及びその位置が確認でき、ひいては解除操作を簡単に行うことができる。
【0081】
また解除ボタン116及びカバー52には、解除ボタン116を押込操作したときにその移動案内をなすガイド突条124と130及びガイド溝126と128とが設けてあるため、解除ボタン116を円滑にスライド移動させ得、ひいては抜止クリップ50によるロック解除を確実且つ円滑に行わせることができる。
【0082】
また解除ボタン116には解除用カム部122が設けてあって、解除ボタン116の移動に伴って解除用カム部122のカム作用で抜止クリップ50を拡開運動させるため、少ない操作力で抜止クリップ50によるロックを簡単に解除させることができ、ひいてはソケット部材44からの雄管48の抜出し作業を作業性良く楽に行うことができる。
【0083】
本例ではまた、カバー52をソケット部材44に対し軸方向に嵌め込む際、そのガイドを成す嵌合片104,106が嵌込ガイドとしてカバー52の側に設けてあるため、ソケット部材44に対するカバー52の嵌込作業を円滑且つ容易に行うことができる。
【0084】
図15は本発明の他の実施例を示している。
この例は裏面に粘着材の塗着されたシール紙136を解除ボタン116及びカバー52にまたがって貼着し、解除ボタン116を操作禁止状態に封印するようになした例である。
ここでシール紙136には、雄管48とソケット部材44との接続を外すときにはシール紙136を剥して解除ボタン116を押す旨の表示138が前面に記してある。
尚この表示138は、解除ボタン116を操作しないようにとの内容で表示しておいても良い。
【0085】
このシール紙136には、上下2段にミシン目140−1と140−2とが入れられており、そしてミシン目140−1より上側の上部136Aが、カバー52における窓部114の上面114Aに貼着され、またミシン目140−1と140−2との間の中間部136Cが、解除ボタン116の前面即ち入力部118の前面に貼着される。また下部136Bがカバー52における窓部114より下側の前面114Bに貼着される。
【0086】
換言すればシール紙136は、解除ボタン116の前面からその保持部であるカバー52の外面にまたがって貼着したときに、解除ボタン116の上下の周縁に沿った位置にミシン目140−1及び140−2が来るようにそれらミシン目140−1,140−2が入れられている。
ここでミシン目140−1と140−2との間の間隔は、解除ボタン116の上下方向の幅とほぼ同等寸法とされている。
【0087】
本例によれば、解除ボタン116が何気なく不用意に操作されてしまい、これにより雄管48とソケット部材44との接続が外れてしまうといったことを防止することができる。
【0088】
また本例ではシール紙136の所定位置にミシン目140−1,140−2が入れてあるので、解除ボタン116が無理に操作されたときに、そのミシン目140−1,140−2に沿って、即ち予め定めた位置でシール紙136をきれいに分離することができ(図16参照)、不規則に破れたシール紙136の破断部が、解除ボタン116とカバー52との間の隙間に噛み込んでしまって、解除ボタン116が元の位置に戻らなくなり、雄管48とソケット部材44との接続が外れたままにロックされてしまうのを回避することができる。
【0089】
以上本発明の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば本発明は、抜止クリップとして図17及び図18に示す抜止クリップ208を備えた迅速管継手204に適用することも可能である。
また上例では、抜止クリップ50がソケット部材44と別体に構成されているが、場合によって抜止クリップ50をソケット部材44に、即ち雌管に一体に形成したり、或いはカバー52に一体に形成するといったことも可能である。
更にまた、抜止クリップ50をカバー52を介して雌管に装着するといったことも可能である。
【0090】
更にまた、図17及び図18に示す形態の抜止クリップ208にカム部を設けておき、雄管48の挿入時にそのカム部の作用で抜止クリップを拡開運動させるようになすといったことも場合により可能である。
更に上例では解除ボタン116を軸直角方向に押し込むことで抜止クリップ50を拡開運動させるようになしているが、場合によって解除ボタン等の解除操作部をカバー52等に対し軸方向に押し込むことで、抜止クリップ50を拡開運動させるようになすといったことも可能であるなど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の迅速管継手をその適用対象とともに示す図である。
【図2】同実施例の迅速管継手を管接続状態で拡大して示す斜視図である。
【図3】同実施例の迅速管継手を管接続状態で拡大して示す縦断面図である。
【図4】同実施例の迅速管継手を管接続状態で拡大して示す横断面図である。
【図5】同実施例の迅速管継手を各部材に分解して示す斜め上方からの斜視図である。
【図6】同実施例の迅速管継手を各部材に分解して示す斜め下方からの斜視図である。
【図7】同実施例の迅速管継手を各部材に分解して示す縦断面図である。
【図8】同実施例の迅速管継手のカバーと解除ボタンとを取り出して示す斜視図である。
【図9】図8のカバーの斜視図である。
【図10】同実施例の迅速管継手のソケット部材の単品図である。
【図11】同実施例の迅速管継手のカバーの単品図である。
【図12】同実施例の迅速管継手の作用説明図である。
【図13】同実施例の迅速管継手の管接続解除の際の操作方法を示す説明図である。
【図14】同実施例の迅速管継手の解除ボタンの作用説明図である。
【図15】本発明の他の実施例を示す図である。
【図16】同実施例におけるシール紙の作用説明図である。
【図17】従来の迅速管継手をその適用対象とともに示す図である。
【図18】図15の迅速管継手を拡大して示す図である。
【符号の説明】
42 迅速管継手
44 ソケット部材(雌管)
48 雄管
50 抜止クリップ
52 カバー
54 雄嵌合面
58 フランジ部(突出部)
60 雌嵌合面
62,100 挿入開口
68 切欠部
77 段付部(装着ガイド)
90 突起部(装着ガイド)
92 カム部
102 弾性爪
104,106 嵌合片(嵌込ガイド)
116 解除ボタン(解除操作部)
118 入力部
122 解除用カム部
124,128 ガイド突条(ガイド突部)
126,130 ガイド溝(ガイド凹部)
136 シール紙(シール)

Claims (14)

  1. 管を接続するための迅速管継手であって、
    (イ)外面に雄嵌合面を有する雄管と
    (ロ)内面に雌嵌合面を有するとともに軸方向一端に挿入開口を有し、該挿入開口を通じて該雄管を挿入させて該雄嵌合面を該雌嵌合面に嵌合させる雌管と
    (ハ)該雌管に装着され、軸直角方向に延びる弾性脚を備えて該弾性脚が径方向に拡開収縮可能であり、収縮状態で該雄管と雌管とを軸方向に結合ロックして抜け止めする一方、拡開状態で該ロックを解除する抜止クリップと
    を有しており、且つ加えられた操作力にて前記抜止クリップを拡開運動させ、該抜止クリップによる前記ロックを解除させる解除操作部が設けてあることを特徴とする迅速管継手。
  2. 請求項1において、前記雌管には一部を周方向に切り欠いて成る切欠部が設けられていて、該切欠部に前記抜止クリップが装着されていることを特徴とする迅速管継手。
  3. 請求項1,2の何れかにおいて、前記雌管又は/及び抜止クリップには、該雌管とは別体に構成された該抜止クリップを該雌管に対して軸直角方向に装着する際に該雌管に対する該抜止クリップの軸方向位置を規定しつつ装着案内する装着ガイドが設けてあることを特徴とする迅速管継手。
  4. 請求項3において、前記装着ガイドが前記雌管の外周面に沿って形成された段付部と、該段付部に対して摺動可能に軸方向に当接して位置決めされる、前記抜止クリップの装着方向先端側に形成された軸方向の突起部とを有していることを特徴とする迅速管継手。
  5. 請求項1〜4の何れかにおいて、前記抜止クリップには、前記雄管の外周面より径方向に突出した突出部に対し、該雄管の挿入時に接触して該雄管の挿入運動に従動して該抜止クリップを拡開運動させ、該抜止クリップに対して該突出部を抜止位置まで軸方向に移動可能とするカム部が備えられていることを特徴とする迅速管継手。
  6. 請求項1〜5の何れかにおいて、前記解除操作部が移動可能に組み付けられているとともに、該解除操作部又は/及び解除操作部の保持部には、該解除操作部を移動案内するガイド部が設けてあることを特徴とする迅速管継手。
  7. 請求項6において、前記ガイド部は、前記解除操作部と該解除操作部の保持部との一方に設けられ、該解除操作部の移動方向に延びるガイド突部と、他方に設けられて該ガイド突部に嵌り合うガイド凹部とを有していることを特徴とする迅速管継手。
  8. 請求項1〜7の何れかにおいて、前記解除操作部が解除用カム部を有していて、該解除用カム部のカム作用により前記抜止クリップを拡開運動させるものとなしてあることを特徴とする迅速管継手。
  9. 請求項1〜8の何れかにおいて、前記抜止クリップに対し外側から被さるカバーが備えてあることを特徴とする迅速管継手。
  10. 請求項9において、前記解除操作部が前記カバーに組み付けてあることを特徴とする迅速管継手。
  11. 請求項9,10の何れかにおいて、前記カバー及び/又は雌管には、該カバーを該雌管に対して外嵌状態に軸方向に嵌め込む際に、該カバーを該雌管に対して軸直角方向に位置決めし且つ軸方向に嵌込みガイドする嵌込ガイドが設けてあることを特徴とする迅速管継手。
  12. 請求項11において、前記嵌込ガイドが、前記雌管の外面に嵌合する、前記カバーの嵌込方向である軸方向に延びる形態で該カバーに一体的に設けられた嵌合片を含んでいることを特徴とする迅速管継手。
  13. 請求項9〜12の何れかにおいて、前記カバーの下端部には該カバーを前記雌管に対して弾性的に係止させる弾性爪が設けてあることを特徴とする迅速管継手。
  14. 請求項1〜13の何れかにおいて、前記解除操作部に対してその操作を封印するシールが施してあることを特徴とする迅速管継手。
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