JP2002265679A - 低動バネ−高減衰特性を備えた防振ゴム - Google Patents

低動バネ−高減衰特性を備えた防振ゴム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低動バネ特性と高減衰特性とを両立して実現
すると共に、製作性に優れた防振ゴムを提供すること。 【解決手段】 未加硫のジエン系ゴム材料に高減衰特性
を有する熱可塑性エラストマーを混練せしめてなる組成
物を加硫することによって、加硫されたジエン系ゴム材
料からなるマトリックス中に、前記熱可塑性エラストマ
ーを、島相として微細に分散せしめて、高減衰特性を付
与させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、低動バネ−高減衰特性を備えた
防振ゴムに係り、特に、低動バネ特性と高減衰特性とい
った相反する防振特性が両立して発揮される防振ゴムに
関するものである。
【0002】
【背景技術】よく知られているように、振動或いは衝撃
伝達系を構成する部材間に介装されて、防振性乃至は緩
衝性を実現するようにした防振ゴムは、従来から、各種
の分野において、広く用いられており、例えば、自動車
においては、エンジンマウントやボディマウント、キャ
ブマウント、メンバマウント、ストラットマウント、ス
トラットバークッション、サスペンションブッシュ等と
して、用いられてきている。
【0003】ところで、上記した自動車用防振ゴムの如
き、周波数等の異なる複数種の振動の伝達系において使
用される防振ゴムにあっては、通常、入力される各振動
に応じた防振特性を有効に発揮するものであることが求
められる。具体的には、自動車用防振ゴムにおいては、
一般に、100Hz以上の比較的に高い周波数領域の振
動が入力される場合には、低動バネ特性が要求され、ま
た、10〜20Hz程度の低周波振動の入力時において
は、高い減衰特性が必要とされている。なお、ここで、
低動バネ特性とは、100Hzにおける動的バネ定数
(Kd100 )と静的バネ定数(Ks)との比である動倍
率(=Kd100 /Ks)の値が小さいものであること
を、また、高減衰特性とは、15Hzの振動入力時にお
ける損失係数(tanδ)の値が大きいものであること
を、意味している。
【0004】しかしながら、防振ゴムにおけるバネ特性
の発現機構は、そのような防振ゴムを与えるゴム組成物
を構成するポリマー分子間の結合・拘束や絡み合い、或
いはポリマー分子とゴム組成物に含有せしめられる補強
剤との間の結合・拘束に基づくものである一方、減衰特
性の発現機構は、ポリマー分子同士、若しくはポリマー
分子と補強剤との間の摩擦に基づくものであるところか
ら、減衰特性を高めると、それに伴って、防振ゴムのバ
ネ特性(動倍率)も高くなってしまい、逆に、低動バネ
特性を実現すると、防振ゴムの減衰特性も、また、低下
してしまうといった問題があったのであり、従って、そ
のような低動バネ(低動倍率)と高減衰という相反する
特性を共に実現し得る防振ゴムの開発は、大きな課題と
なっているのである。
【0005】また、かかる防振ゴムには、それによる所
定荷重の支持等の用途上からの要請よりして、ゴム硬度
が高い領域のものが有利に用いられているのであるが、
そのような所望の高いゴム硬度を得るためには、従来か
ら、例えば、防振ゴムを与えるゴム組成物を構成するゴ
ム材料として、天然ゴム(NR)等のジエン系ゴム材料
が用いられ、それに、カーボンブラック等が添加せしめ
られている。そして、このようなカーボンブラック等の
成分の添加により、高硬度化及び高減衰化が可能となる
のであるが、またそれによって、前述の如く、得られる
防振ゴムのバネ特性も高くなることが避けられなかった
のである。
【0006】そして、低動バネ(低動倍率)−高減衰と
いう防振特性を有する防振ゴムを得るために、従来か
ら、配合処方の変更等といった材質面における対策が、
各種検討されてきているのであるが、それらの何れにあ
っても、得られる防振ゴムの動倍率の低減を達成するに
は至っていない。
【0007】このため、本発明者らは、そのような問題
に鑑みて種々検討した結果、ゴム材料の配合面における
改良ではなく、加硫成形後におけるゴムの構造を、特定
の構造と為すことによって、具体的には、低動バネ特性
を与えるゴム材料からなるマトリックス(海相)中に、
高減衰特性を与えるゴム材料からなる島相を微細に分散
せしめた、海島構造にせしめることによって、従来に比
して、優れた防振特性(低動バネ−高減衰特性)を有す
る防振ゴムを開発するに至り、別途、出願を行なったの
である(特願2000−121142号、特願2000
−191147号)。
【0008】しかしながら、本発明者らの更なる検討の
結果、より一層優れた減衰特性を得ることを目的とし
て、海相を構成するゴム(天然ゴム)材料に対する、島
相を構成するゴム(ハロゲン化ブチルゴム)材料の配合
割合を高くすると、減衰特性は向上せしめられるもの
の、物性の低下やバネ特性の悪化が惹起され、そのた
め、それらゴム材料の配合割合が制限されて、防振ゴム
における減衰性も頭打ちになってしまうといった問題が
あることが明らかとなったのである。更に、島相とし
て、ハロゲン化ブチルゴム等のゴム材料を採用している
ところから、マスターバッチの作製が必要となって、製
造工程が増加したり、また、高温練りが必要となって、
消費エネルギーが増大する等といった欠点をも有するも
のであった。
【0009】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、かかる事情を背
景にして為されたものであって、その解決課題とすると
ころは、低動バネ特性と高減衰特性とを両立して実現す
ると共に、製作性に優れた防振ゴムを、提供することに
ある。
【0010】
【解決手段】そして、本発明にあっては、そのような課
題を解決するために、未加硫のジエン系ゴム材料に高減
衰特性を有する熱可塑性エラストマーを混練せしめてな
る組成物を加硫して得られたものであって、加硫された
前記ジエン系ゴム材料からなるマトリックス中に、前記
熱可塑性エラストマーが島相として微細に分散せしめら
れて、海島構造とされ、該熱可塑性エラストマーにて高
減衰特性が付与されていることを特徴とする低動バネ−
高減衰特性を備えた防振ゴムを、その要旨とするもので
ある。
【0011】すなわち、この本発明に従う防振ゴムにあ
っては、ジエン系ゴム材料を加硫して形成されるジエン
系ゴムからなるマトリックス中に、高減衰特性を有する
熱可塑性エラストマーが、微細に分散せしめられている
ところに、大きな特徴を有しているのであり、そのよう
な防振ゴムにあっては、ジエン系ゴム中に、微細な粒子
形態をもって分散せしめられた熱可塑性エラストマーに
よって、低周波振動の入力時における減衰特性が有利に
向上せしめられ得、以て、優れた防振特性(低動バネ−
高減衰特性)が有利に実現されるのである。
【0012】また、そのような本発明に従う防振ゴム
は、島相が熱可塑性エラストマーから形成されていると
ころから、島相を形成せしめるための加硫操作や、マス
ターバッチを作製したりする等の手数が不要となって、
先に提案された二つのゴム材料からなる防振ゴムに比し
て、良好なる製作性をもって製造され得ることとなる。
なお、この本発明に従う防振ゴムにおいて、その高減衰
特性を有する熱可塑性エラストマーとしては、島相を有
利に形成せしめるべく、ジエン系ゴム材料とは非相溶の
熱可塑性エラストマーが好適に採用されることは、言う
までもないところである。
【0013】なお、本発明に従う低動バネ−高減衰特性
を備えた防振ゴムの好ましい態様の一つによれば、前記
熱可塑性エラストマーが、ポリスチレン−ポリイソプレ
ン−ポリスチレン系ブロック共重合体であることが望ま
しく、このような熱可塑性エラストマーを採用すること
によって、より少ない配合割合で、優れた防振特性が実
現され得ることとなり、また、その配合割合を増加せし
めることで、前述せる如き従来の配合系において、頭打
ちとされていた減衰特性の更なる向上が達成され得るの
である。
【0014】また、本発明に従う低動バネ−高減衰特性
を備えた防振ゴムの別の好ましい態様の一つによれば、
前記ジエン系ゴム材料と前記熱可塑性エラストマーと
が、重量比において97/3〜50/50の割合で配合
せしめられる。これによって、防振特性がより一層効果
的に発揮され得ると共に、防振ゴムとして求められる物
性も、また、良好に確保され得る。
【0015】さらに、本発明における望ましい態様の一
つによれば、前記熱可塑性エラストマーが、前記加硫さ
れたジエン系ゴム材料中に、0.1〜300μmの大き
さの粒子として、微細に分散せしめられていることが望
ましく、これによって、防振特性がより一層効果的に発
揮され得ると共に、防振ゴムとして求められる物性も、
良好に確保され得ることとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】ところで、かくの如き本発明に従
う防振ゴムは、従来から防振ゴム材料としてよく知られ
ているジエン系ゴム材料を用い、それを加硫することに
より形成されるジエン系ゴムからなるマトリックス中
に、高減衰特性を有する熱可塑性エラストマーが、微細
な粒子形態にて分散、分布せしめられてなる構造(海島
構造)をもって構成されている。
【0017】そして、そのような海島構造を形成するた
めに、本発明において採用される熱可塑性エラストマー
としては、有利には、ジエン系ゴム材料とは非相溶の、
高減衰特性を有する熱可塑性エラストマーが採用され、
そのような熱可塑性エラストマーが、未加硫のジエン系
ゴム材料中に、微細に分散せしめられた状態下におい
て、かかるジエン系ゴム材料を成形・加硫することによ
って、目的とする構造の防振ゴムが有利に作製されるの
である。なお、混合手法の如何によって、ジエン系ゴム
材料に配合せしめられて、相溶状態と同様な特性を呈す
る、換言すれば、熱可塑性エラストマーとしての特性を
消失する熱可塑性エラストマーであっても、混合手法の
選択により、ジエン系ゴム材料中において、粒子状の分
散状態にて存在せしめ得ることとなるならば、同様に採
用可能である。また、かかる島相を形成する熱可塑性エ
ラストマーにあっては、特に、低周波振動に対して高い
減衰効果を発現するものであることが必要とされ、これ
によって、防振ゴムに優れた防振特性が付与されること
となる。
【0018】従って、本発明において、上述せる如き各
種の特性を有する熱可塑性エラストマーであれば、従来
から公知の各種の熱可塑性エラストマーを、適宜に選択
して使用することが出来るのであり、例えば、ポリスチ
レン−ポリイソプレン−ポリスチレン系ブロック共重合
体(SIS)やポリエステル系ポリマーアロイ材料等を
挙げることが出来るが、何等これに限定されるものでは
ない。因みに、市販されている高減衰特性を有する熱可
塑性エラストマーとしては、ポリイソプレン単位にビニ
ル基が導入されたSIS系のハイブラーVS−1(株式
会社クラレ製)や、ポリエステル系ポリマーアロイ型の
エラステージ1920N(東ソー株式会社製)等を例示
することが出来、このような熱可塑性エラストマーを採
用すれば、より少ない配合量にて、優れた防振特性が得
られることとなる。
【0019】要するに、本発明に従う防振ゴムは、上記
した熱可塑性エラストマーが用いられてなるものである
ところから、優れた防振特性(低動バネ−高減衰特性)
が効果的に発現せしめられ得ると共に、島相を形成する
ための加硫操作や、マスターバッチを作製したりする等
の製造工程が不要となって、先に提案された二つのゴム
材料からなる防振ゴムに比して、良好なる製作性や経済
性をもって、有利に製造され得るのである。
【0020】なお、この本発明に従う防振ゴムの島相の
大きさ、つまり、熱可塑性エラストマーの粒子径として
は、要求される防振特性が良好に発揮され得るように、
一般に、0.1〜300μm、特に、その中でも、好適
には0.1〜100μmであることが望ましいのであ
る。これは、かかる粒子径が小さくなり過ぎると、所期
の防振特性を充分に実現し得なくなり、逆に、粒子径が
余りにも大きくなる場合には、防振ゴムにおける物性に
影響を与える等の不具合を惹起するからである。なお、
かかる熱可塑性エラストマーの粒子径は、各種の測定手
法にて求められ得るものであって、例えば、走査形電子
顕微鏡(SEM)や走査形プローブ顕微鏡(SPM)、
実体顕微鏡等により、熱可塑性エラストマーからなる各
粒子を観察して、それらの粒子径を求めることが出来
る。
【0021】一方、海相(マトリックス)を形成するジ
エン系ゴム材料としては、その加硫後において、特に、
高周波数領域の振動に対して低動バネ特性を有利に発現
し得るものであれば良く、そのような特性を有する公知
の各種のジエン系ゴム材料の中から、適宜に選択されて
用いられることとなる。具体的には、ジエン系ゴム材料
として、例えば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム
(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエ
ンゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジエンゴム
(NBR)等を用いることが出来る。そして、それらの
中でも、NR、NRとBRとのブレンド物(混合物)、
若しくはNRとSBRとのブレンド物等の、NRを必須
の成分として含むゴム材料が、より好適に採用され、そ
れによって、より一層優れた防振特性が発揮され得るの
である。
【0022】また、そのようなジエン系ゴム材料と上記
した熱可塑性エラストマーの配合割合としては、最終的
に得られる防振ゴムにおいて、所望の特性乃至は物性が
有利に実現され得るように、重量比において、ジエン系
ゴム材料/熱可塑性エラストマー=97/3〜50/5
0となるような割合が採用されることが望ましいのであ
る。なお、熱可塑性エラストマーの使用量が、ジエン系
ゴム材料に比して余りにも少ない場合には、熱可塑性エ
ラストマーを配合することによる効果が充分に奏され得
なくなり、逆に、熱可塑性エラストマーの使用量が、未
加硫のジエン系ゴム材料に比べて多くなり過ぎると、ジ
エン系ゴムに代わって、熱可塑性エラストマーがマトリ
ックスとなってしまうために、本発明の目的とする構造
が実現され得なくなり、引張強度等の物性が悪化するよ
うになる。
【0023】ところで、本発明に従う防振ゴムは、熱可
塑性エラストマーが微細に分散せしめられた未加硫のジ
エン系ゴム材料を加硫成形することによって製造される
こととなるのであるが、ここで、未加硫のジエン系ゴム
材料の加硫に先立って配合される加硫剤としては、ジエ
ン系ゴム材料における加硫反応を良好に進行せしめ得る
ものであれば、何等差支えなく、一般に、ジエン系ゴム
材料の種類や求められる防振特性等を考慮して、公知の
各種の加硫剤の中から、適当なものが選択されて、ジエ
ン系ゴム材料の使用量に応じた量において用いられるの
である。特に、先述せる如く、ジエン系ゴム材料として
NRを必須の成分として含むゴム材料を使用する際に
は、加硫剤として硫黄を用いて、そのような硫黄加硫系
においてジエン系ゴム材料の加硫を実施することが、好
ましいのである。
【0024】また、前記した熱可塑性エラストマーが微
細に分散せしめられた未加硫のジエン系ゴム材料には、
更に、上記の加硫剤と併せて、適当な加硫促進剤や加硫
促進助剤等を、それぞれ、適量においてジエン系ゴム材
料に配合せしめることも可能である。ここで、かかる加
硫促進剤としては、例えば、N−t−ブチル−2−ベン
ゾチアゾリルスルフェンアミド(BBS)、N−シクロ
ルヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド(C
BS)、N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾール
スルフェンアミド(OBS)等のスルフェンアミド系;
ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛(ZnMDC)、ジエ
チルジチオカルバミン酸亜鉛(ZnEDC)等のジチオ
カルバミン酸塩類;テトラメチルチウラムジスルフィド
(TMTD)、テトラエチルチウラムジスルフィド(T
ETD)、テトラブチルチウラムジスルフィド(TBT
D)等のチウラム系等を挙げることが出来、また、加硫
促進助剤としては、酸化亜鉛やステアリン酸等を例示す
ることが出来る。
【0025】さらに、かかるジエン系ゴム材料には、必
要に応じて、カーボンブラック等の補強剤、ワックス等
の如き老化防止剤、オイル等の軟化剤等、従来から公知
の各種のゴム用配合剤を配合せしめることも、可能であ
る。なお、それら各種のゴム用配合剤としては、防振ゴ
ムの物性乃至は特性を損なわないものが、適量におい
て、適宜に使用されることとなることは、言うまでもな
いところである。
【0026】ここにおいて、本発明に従う防振ゴムを製
造するに際しては、当業者に自明な各種の手法が採用さ
れ得るのである。例えば、先ず、バンバリーミキサーや
ロール機等の公知の混練装置を用いて、かかる装置内
に、未加硫のジエン系ゴム材料と熱可塑性エラストマー
を、それぞれ、導入した後、混練せしめると共に、更
に、加硫剤を始めとする各種のゴム用配合剤を配合し
て、未加硫のジエン系ゴム材料中に熱可塑性エラストマ
ーが所望とする大きさの微粒子となるまで、混練せしめ
て、目的とする構造の未加硫ゴム組成物を調製する。次
いで、この得られた未加硫ゴム組成物を、金型成形等の
従来から公知の成形手法にて成形して、所望の形状と為
す一方、所定温度で加熱せしめて、ゴム組成物中のジエ
ン系ゴム材料を加硫することにより、本発明に従う防振
ゴムが製造されることとなるのである。
【0027】なお、未加硫のジエン系ゴム材料や、熱可
塑性エラストマー、加硫剤を始めとする各種ゴム用配合
剤等のゴム原料を、それぞれ、混練装置に導入するに際
しては、その導入順序は、上述の場合に何等限定される
ものでなく、それらを同時に装置に供給するようにして
も、また、加硫剤を除く全てのゴム原料を供給して予備
混練(ベース練り)し、その後の混練り(仕上混練り)
の際に加硫剤を供給するようにしても、何等差支えない
のである。
【0028】また、そのような混練り操作においては、
一般に、適度な混練り時間と適切な温度条件が、採用さ
れるのであるが、本発明に従う防振ゴムを製造するに際
しては、特に、未加硫のジエン系ゴム材料中において、
熱可塑性エラストマーが、所期の特性を発揮し得る程度
の大きさまで細かく、しかも、かかる熱可塑性エラスト
マーがジエン系ゴム材料に相溶しない程度に実施する必
要があることから、混練時間は、上述の如き熱可塑性エ
ラストマーの分散状態が有利に得られるように、ジエン
系ゴム材料、熱可塑性エラストマーの種類や使用量の
他、混練装置の性能等を加味して、設定されることとな
る。
【0029】さらに、成形及び加硫操作を実施するに際
して、加硫時の温度や圧力、時間等の加硫条件は、ジエ
ン系ゴム材料の加硫が良好に行なわれ得るように、ジエ
ン系ゴム材料や加硫剤の種類等を加味して、適宜に決定
される。かかる成形及び加硫の具体的手法も、何等限定
されるものではなく、成形と同時に加硫を行なうプレス
加硫等の公知の各種の手法が採用されるのである。ま
た、このような加硫成形においては、その加硫時におい
て、或いは加硫後において、鉄材質やアルミ材質からな
る所定の金具の接着操作を行なっても、何等支障はない
のであり、従って、本発明は、金具を有しない防振ゴム
は、勿論のこと、そのような金具付きの防振ゴムも、ま
た、その適用対象とするものである。更にまた、防振ゴ
ムの形状、サイズ等も、特に限定されるものではなく、
望まれる防振特性の程度や用途に応じて、適宜に設定さ
れ得る。
【0030】そして、そのようにして得られる防振ゴム
は、エンジンマウント、ボディマウント、キャブマウン
ト、メンバマウント、ストラットマウント、ストラット
バークッション、サスペンションブッシュ等の車両用防
振ゴムとして、振動或いは衝撃伝達系を構成する部材間
に介装されて用いられることとなる。
【0031】
【実施例】以下に、本発明の幾つかの実施例を示し、本
発明を更に具体的に明らかにすることとするが、本発明
が、そのような実施例の記載によって、何等の制約をも
受けるものでないことは、言うまでもないところであ
る。また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には
上記の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない
限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変更、
修正、改良等を加え得るものであることが、理解される
べきである。
【0032】先ず、ジエン系ゴム材料として、未加硫の
天然ゴム(NR)を準備する一方、熱可塑性エラストマ
ー(TPE)として、ハイブラーVS−1(株式会社ク
ラレ製)とエラステージ1920N(東ソー株式会社
製)を準備した。
【0033】実施例1〜3及び比較例3〜5 そして、それらNR材料とTPEとが下記表1又は表2
に示される配合割合となるように、NR材料とTPEを
バンバリーミキサー内に仕込んだ後、更に、それらの1
00重量部に対して、加硫促進助剤:酸化亜鉛+ステア
リン酸、カーボンブラック:ASTM−N660、軟化
剤:ナフテン系プロセスオイルを、下記表1又は表2に
示される割合となるように添加し、混練せしめて、ゴム
原料を調製した。次いで、かくの如くして得られたゴム
原料に対して、加硫剤:硫黄、加硫促進剤:N−シクロ
ヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミドを、下
記表1又は表2の割合にて添加し、ロール機にて混練り
して、未加硫ゴム組成物を調製した。そして、その得ら
れた未加硫ゴム組成物を、プレス加硫成形操作により、
加硫成形することにより、NR材料を加硫せしめて、後
述する動特性試験、硬さ試験、及び引張試験のためのテ
ストピース(実施例1〜3及び比較例3〜5)を、それ
ぞれ作製した。なお、かかる加硫条件としては、動特性
試験用テストピース:170℃×30分、硬さ試験及び
引張試験用のテストピース:150℃×20分を、それ
ぞれ、採用した。また、得られたテストピース(実施例
1〜3及び比較例3)のそれぞれについて、NR中に分
散するTPEの粒子径を測定したところ、実施例1〜3
に係るテストピースにあっては、何れも、0.1〜2μ
m程度であったが、比較例4及び5に係るテストピース
にあっては、NRとTPEが相溶して、TPE粒子を確
認することが出来なかった。
【0034】実施例4,5 先ず、NR材料、及び、加硫促進助剤:酸化亜鉛+ステ
アリン酸、カーボンブラック:ASTM−N660、軟
化剤:ナフテン系プロセスオイルを、バンバリーミキサ
ー内に下記表1に示される割合となるように仕込んで、
混練せしめた後、更に、かかるゴム原料に対して、TP
E(エラステージ1920N)、及び、加硫剤:硫黄、
加硫促進剤:N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジル
スルフェンアミドを、下記表1に示される割合にて添加
し、ロール機にて混練りして、未加硫ゴム組成物を調製
した。そして、その得られた未加硫ゴム組成物を、プレ
ス加硫成形することにより、NR材料を加硫せしめて、
動特性試験、硬さ試験、及び引張試験のための各種テス
トピース(実施例4,5)を、作製した。なお、かかる
加硫条件としては、動特性試験用テストピース:170
℃×30分、硬さ試験及び引張試験用のテストピース:
150℃×20分を、それぞれ、採用した。また、得ら
れたテストピース(実施例4及び5)のそれぞれについ
て、NR中に分散するTPEの粒子径を測定したとこ
ろ、何れも、10〜200μm程度であった。
【0035】比較例1,2 また、比較のために、上記実施例1等と同様にして、T
PEの含有されないNR材料のみからなる未加硫のゴム
組成物を、下記表2に示される各配合割合となるよう
に、調製し、その得られた未加硫のゴム組成物をそれぞ
れ用いて、プレス加硫により、加硫成形を行ない、後述
する動特性試験、硬さ試験、及び引張試験のための各種
テストピースを作製した。ここにおいて、かかる加硫条
件としては、動特性試験用テストピース:170℃×3
0分、硬さ試験及び引張試験用のテストピース:150
℃×20分を、それぞれ、採用した。
【0036】なお、前記動特性試験のためのテストピー
スにあっては、先ず、上記加硫成形により、直径:50
mm及び高さ:25mmの円柱形状を呈する加硫ゴム試
料を作製した後、かかる加硫ゴム試料の上下面に対し
て、直径:60mm及び厚さ:6mmの鉄製円盤金具の
一対を、接着剤にて接着せしめることにより、作製し
た。また、硬さ試験用のテストピースとしては、JIS
−K−6253−1997の「加硫ゴム物理試験方法」
における「デュロメータ硬さ試験」に定められる、厚
さ:6mmの試験片を作製し、また、引張試験用のテス
トピースとしては、JIS−K−6251−1993の
「加硫ゴムの引張試験方法」に規定されるダンベル状試
験片(5号形)を作製した。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】そして、このようにして得られた本発明例
1〜5及び比較例1〜5の各テストピースを用いて、以
下の動特性試験、硬さ試験、並びに引張試験を行った。
【0040】−動特性試験− 上記で得た動特性試験用の各テストピースを用いて、そ
れぞれのテストピースに対して、軸方向の荷重を加え
て、軸方向に5.5mm圧縮せしめ、一旦、減荷した
後、再度、5.5mm圧縮せしめることにより、その2
回目の加荷過程における荷重−撓み特性を測定して、そ
れに基づいて荷重−撓み曲線を作成し、そして、その曲
線から、撓みが1.25mmと3.75mmの時の荷重
値:P1 ,P 2 (単位は、N)を、それぞれ読み取っ
て、それより、次式: Ks=(P2 −P1 )/2.5 に従って、静的バネ定数:Ks(N/mm)を算出し
た。また、これとは別に、各テストピースを軸方向に
2.5mmだけ圧縮せしめた後、かかる圧縮状態のテス
トピースの下方より、その2.5mm圧縮した位置を中
心とする振幅:±0.05mmの定変位調和圧縮振動
を、周波数:100Hzにおいて加える試験を行ない、
JIS−K−6385−1995の「防振ゴムの試験方
法」における「非共振方法(a)」に準拠して、100
Hz時の動的バネ定数(貯蔵バネ定数):Kd100 (N
/mm)を求めた。そして、かかるKd100 と、前記の
Ksとから、動倍率(=Kd100 /Ks)を算出し、そ
の結果を、下記表3,4に示した。
【0041】また、この動特性試験では、各テストピー
スを軸方向に2.5mmだけ圧縮せしめた状態で、その
テストピースの下方から、圧縮位置を中心とする振幅:
±0.5mmの定変位調和圧縮振動を、周波数:15H
zにおいて加える試験を行ない、JIS−K−6385
−1995の「防振ゴムの試験方法」における「非共振
方法(a)」に準拠して、15Hz時の損失係数:ta
nδを求め、その結果も、また、下記表3,4に併せ示
した。
【0042】さらに、上記の如くして得られた、各テス
トピースにおける動倍率:Kd100/Ksと損失係数:
tanδ〔15Hz〕との関係を示すグラフを、図1及
び図2に示した。なお、それらの図において、図1は、
実施例1〜3に係るテストピースと、比較例1,2に係
るテストピースとを対比したものであり、一方、図2
は、実施例4,5に係るテストピースと、比較例1,
2,4,5とを対比したものである。
【0043】−硬さ試験− 上記において得られた硬さ試験用の各テストピースを用
いて、JIS−K−6253−1997の前記「デュロ
メータ硬さ試験」に準じて、タイプAデュロメータによ
り、テストピースの硬さを測定し、その結果を、下記表
3,4において、JISタイプA硬度(Hs)として、
併せ示した。
【0044】−引張試験− 上記において得られた各引張試験用テストピースを用い
て、JIS−K−6251−1993に規定される試験
方法に従って、所定の引張試験機により、テストピース
を、それが切断するまで引張せしめて、切断に至るまで
の最大応力(引張強さ:TB )、及び切断時の伸び(切
断時伸び:EB )を測定し、その結果を下記表3,4に
示した。
【0045】
【表3】
【0046】
【表4】
【0047】かかる表3,4及び図1,2に示される動
特性試験の結果からも明らかなように、実施例1〜5に
係るテストピースにあっては、何れも、TPE不含の天
然ゴムからなる比較例1及び2のテストピースに比し
て、優れた防振特性(低動バネ−高減衰特性)を実現す
ると共に、防振ゴムとしての特性も、充分高度に確保さ
れていることが分かる。
【0048】これに対して、島相を形成するTPEが、
海相を形成するNR材料よりも配合された比較例3に係
るテストピースにあっては、引張強さ:TB が極端に低
下していることが認められる。また、TPEがNR材料
に相溶して、海島構造が形成されなかった比較例4,5
に係るテストピースにあっては、TPE不含の天然ゴム
からなる比較例1及び2のテストピースと同様な防振特
性しか得られていないことが分かるのである。
【0049】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に従う防振ゴムにあっては、防振ゴムに要求される各種
の物性が充分に確保される一方、優れた防振特性、つま
り、低動バネ−高減衰特性が効果的に実現され得るので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例において得られた、動倍率とtanδと
の関係を示すグラフである。
【図2】実施例において得られた、動倍率とtanδと
の関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101:00) C08L 101:00) (C08L 9/00 (C08L 9/00 53:02) 53:02) Fターム(参考) 3D035 CA05 3J048 AA02 BA01 BB10 BD04 EA01 EA36 4J002 AC011 AC031 AC061 AC071 AC081 BC052 BP012 CF002 DA046 DE107 EF057 EV157 EV167 EV277 FD146 FD157 GN00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未加硫のジエン系ゴム材料に高減衰特性
    を有する熱可塑性エラストマーを混練せしめてなる組成
    物を加硫して得られたものであって、加硫された前記ジ
    エン系ゴム材料からなるマトリックス中に、前記熱可塑
    性エラストマーが島相として微細に分散せしめられて、
    海島構造とされ、該熱可塑性エラストマーにて高減衰特
    性が付与されていることを特徴とする低動バネ−高減衰
    特性を備えた防振ゴム。
  2. 【請求項2】 前記熱可塑性エラストマーが、ポリスチ
    レン−ポリイソプレン−ポリスチレン系ブロック共重合
    体である請求項1に記載の低動バネ−高減衰特性を備え
    た防振ゴム。
  3. 【請求項3】 前記ジエン系ゴム材料と前記熱可塑性エ
    ラストマーとが、重量比において97/3〜50/50
    の割合で配合せしめられている請求項1又は2に記載の
    低動バネ−高減衰特性を備えた防振ゴム。
  4. 【請求項4】 前記熱可塑性エラストマーが、前記加硫
    されたジエン系ゴム材料中に、0.1〜300μmの大
    きさの粒子として、微細に分散せしめられている請求項
    1乃至請求項3の何れかに記載の低動バネ−高減衰特性
    を備えた防振ゴム。
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