JP2002265109A - シートの供給装置 - Google Patents

シートの供給装置

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JP2002265109A JP2001065478A JP2001065478A JP2002265109A JP 2002265109 A JP2002265109 A JP 2002265109A JP 2001065478 A JP2001065478 A JP 2001065478A JP 2001065478 A JP2001065478 A JP 2001065478A JP 2002265109 A JP2002265109 A JP 2002265109A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの継ぎ足しの際におけるシートの位置
合わせを自動で行うことができるとともに、シートの接
合を安定的に行うことができるシートの供給装置を提供
すること。 【解決手段】 二つの軸2,3に軸支されたロール状の
シート4,5を交互に継ぎ足しながら連続的に供給する
シートの供給装置である。一の軸2に軸支されたシート
4をその供給経路Rにおける二箇所において保持する保
持手段6,7と、保持手段6,7による保持位置の間で
シート4を切断する切断手段8と、切断手段8で切断さ
れたシート4の切断端部40を他の軸3に軸支されたシ
ート5の始端部50に接合する接合手段9とを備えてお
り、供給経路Rにおける下流側に配設された保持手段6
が、切断手段8で切断されたシート4の切断端部40を
反転させてシート5の始端部50に突き合わせるか又は
重ね合わせるように回動自在に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙やウェブ等のロ
ール状のシートを継ぎ足して連続的に供給する長尺シー
トの供給装置及び供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】二つの
軸にそれぞれ回動自在に軸支されたロール状のシートを
交互に継ぎ足しながら連続的に供給するシートの供給装
置に関する従来技術としては、例えば、特公平6−45
412号公報に記載のウェブの接合装置が知られてい
る。
【0003】このウェブの接合装置は、第一及び第二の
材料ウェブをそれぞれの供給経路において吸引保持する
第一及び第二のアンビルと、これらのアンビル間に配設
され該第一及び第二の材料ウェブを狭持する一対の案内
ロールと、第一及び第二の該アンビル上で該第一又は第
二の材料ウェブを切断するカッターとを備えている。そ
して、一対の該案内ロール間において第一の材料ウェブ
を狭持するとともに、該第一の材料ウェブの供給経路に
おける該狭持位置よりも上流で該第一の材料ウェブを吸
引保持可能なアンビルで保持し、該ウェブを該アンビル
上にてカッターで切断した後、切断された第1の材料ウ
ェブの切断端部をアンビルに負圧吸引された該第二の材
料ウェブの始端部に突き合わさるか又は重ね合わさるよ
うに手動で位置合わせして当該アンビルに負圧吸引させ
た状態で両者を接合できるようにしている。
【0004】ところで、このウェブ接合装置は、ウェブ
の継ぎ足しの度に、第一の材料ウェブの切断端部を第二
の材料ウェブの始端部に手作業によって突き合わせるか
又は重ね合わせなければならず、ウェブの位置合わせ作
業が面倒であった。また、案内ロールによる材料ウェブ
の狭持位置から両アンビルまでの距離が等しければ問題
ないが、その距離が異なる場合には、材料ウェブ同士を
突き合わせるのに短すぎたり、重ね合わせ部分が長くな
りすぎたりする等の安定した接合が得られない場合があ
った。
【0005】従って、本発明の目的は、シートの継ぎ足
しの際におけるシートの位置合わせを自動で行うことが
できるとともに、シートの接合を安定的に行うことがで
きるシートの供給装置及び供給方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、二つの軸にそ
れぞれ回転自在に軸支されたロール状のシートを交互に
継ぎ足しながら連続的に供給するシートの供給装置にお
いて、一の軸に軸支された第一のシートをその供給経路
における二箇所において保持する二つの保持手段と、二
つの該保持手段による保持位置の間で該第一のシートを
切断する第一の切断手段と、該第一の切断手段で切断さ
れた該第一のシートの切断端部を他の軸に軸支された第
二のシートの始端部に接合する接合手段とを備えてお
り、前記供給経路における下流側に配設された前記保持
手段が、前記第一の切断手段で切断された前記第一のシ
ートの前記切断端部を反転させて前記第二のシートの始
端部に突き合わせるか又は重ね合わせるように回動自在
に設けられていることを特徴とするシートの供給装置を
提供することにより、前記目的を達成したものである。
【0007】また、本発明は、二つの軸にそれぞれ回転
自在に軸支されたロール状のシートを交互に継ぎ足しな
がら連続的に供給するシートの供給方法において、一の
軸に軸支された第一のシートをその供給経路において保
持手段で保持し、該保持手段による保持位置よりも上流
で該第一のシートを第一の切断手段で切断し、前記保持
手段を自動回動させて、前記第一の切断手段で切断され
た前記第一のシートの前記切断端部を反転させて他の軸
に軸支された第二のシートの始端部に突き合わせるか又
は重ね合わせ、前記第一のシートの前記切断端部を該第
二のシートの該始端部に接合手段で接合することを特徴
とするシートの供給方法を提供することにより、前記目
的を達成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその好ましい実施
の形態に基づき、図面を参照しながら説明する。図1〜
図5は、本発明の一実施形態を示したものである。これ
らの図において、符号1はシートの供給装置(以下、単
に供給装置ともいう。)を示している。
【0009】図1に示すように、供給装置1は、所定間
隔を置いて平行に配設された二つの軸2,3にそれぞれ
回転自在に軸支されたロール状のシート4,5を交互に
継ぎ足しながら連続的に供給する装置である。なお、供
給装置1は、以下に説明する各手段(保持手段6を除
く)がほぼ左右対称に配設されているため、以下の説明
においては、一方の手段についてのみ説明し、対応する
手段については同一符号に「’」を付してその説明は省
略する。
【0010】供給装置1は、軸(一の軸)2に軸支され
たシート(第一のシート)4をその供給経路Rにおける
二箇所において保持する二つの保持手段6,7と、二つ
の保持手段6,7による保持位置の間でシート4を幅方
向に切断する切断手段(第一の切断手段)8と、切断手
段8で切断されたシート4の切断端部40と軸(他の
軸)3に軸支されたシート(第二のシート)5の始端部
50とを接合する接合手段9とを備えている。なお、切
断手段(第二の切断手段)8’は、継ぎ足されるシート
5の始端部50を形成するための切断手段ともなってい
る(切断手段8は、シート4の次に軸2に軸支されてシ
ート5の次に継ぎ足されるシートの始端部(図示せず)
を形成するための切断手段ともなっている)。
【0011】ロール状のシート4,5は、その巻き芯で
ある紙管(図示せず)の内部から軸2,3に備えたエア
チャック機構(図示せず)によって固定されている。な
お、図には示していないが、軸2,3の奥側には、ロー
ル状のシート4,5の巻き芯近傍部分に当接してこれら
を位置決めする軸ストッパーが取り付けられている。こ
の軸ストッパーは、シート4,5の紙管に接しないよう
に凹部が形成されている。そして、ロール状のシート
4,5がこれら軸2,3の軸方向に位置ずれを起こさず
に略同位置で回転し、シート4,5が供給経路R,R’
に蛇行せずに繰り出されるようになっている。
【0012】軸2,3には、各軸2,3に支持されたシ
ート4,5のロール径に応じて屈曲して該ロールの最外
周面に当接可能な繰り出しベルト20,30が付設され
ており、これらの繰り出しベルト20,30が回転する
ことによって、シート4,5を所定の供給速度で下流に
供給できるようになっている。繰り出しベルト20,3
0は、前記シート4,5の終端部を検出する終端検出セ
ンサー21,31がシート4,5の終端部に取り付けら
れたマーカー(図示せず)を検出した場合にその検出出
力に基づいて直ちに作動するようになっている。
【0013】図2〜図4に示すように、保持手段6は、
シート4を上下から機械的に狭持するクランプであり、
固定クランプ60と、シリンダーユニット61によって
回動する可動クランプ62とを主体として構成されてい
る。
【0014】固定クランプ60は、板状部材から構成さ
れており、固定クランプ60の上面には、シャフト60
1が水平に支持されている。そして、このシャフト60
1にシリンダーユニット61のシリンダー部分が連結さ
れている。また、固定クランプ60の上面のほぼ中央に
は、後述のガイド641に沿って摺動可能なスライダー
602が固定されている。
【0015】可動クランプ62は、固定クランプ60の
両側に配設されたL字状のアーム620間にシャフト6
21,622及びグリップ623が架設されて構成され
ている。シャフト621には、前記シリンダーユニット
61のロッドの先端部が連結されており、シリンダーユ
ニット61のロッドの伸縮に伴ってアーム620がシャ
フト622を支点として回動できるようになっている。
【0016】保持手段6は、前記切断手段8で切断され
たシート4の切断端部40を反転させてシート5の始端
部50に突き合わせるか又は重ね合わせるように回動自
在に設けられている。すなわち、保持手段6における前
記固定クランプ60は、ロータリーアクチュエータ(保
持手段6の反転駆動手段)63によって水平軸周り(時
計回り及び反時計回り)に回動する回動アーム64に取
り付けられており、この回動アーム64の回動に伴って
当該保持手段6で保持したシート4の切断端部40を反
転させてシート5の始端部50に突き合わせるか又は重
ね合わせるように回動できるようになっている。図4に
示すように、回動アーム64には、前方に延出する取付
プレート640が固定されており、この取付プレート6
40の先端部の下面には前記スライダー602が摺動す
るガイド641が固定されている。これにより、保持手
段6は、その回動中心に向かう方向に沿って前後移動で
きるように構成されている。
【0017】図3及び図4に示すように、回動アーム6
4の内側には、前記ロータリーアクチュエータ63の回
転軸を中心とし長軸が水平な楕円軌道を有するカム65
が取り付けられており、前記保持手段6は、このカム6
5の楕円軌道に沿うように回動自在に設けられている。
前記固定クランプ60には、カム65に当接しながら水
平軸周りに回転するカムフォロア603が軸支されてい
る。また、固定クランプ60は、前記回動アーム64の
前面部にバネ642を介して連結されており、このバネ
642の弾性によって、当該回動アーム64の回動時に
おいて固定クランプ60の前記スライダー602が前記
ガイド641に沿って移動し、カムフォロア603がカ
ム65に追従するようになっている。このようにして、
保持手段6は、シート4の切断端部40が楕円軌道の長
軸端部間を結ぶ軌道に沿うように回動できるように設け
られている。
【0018】図1に示すように、保持手段7は、シート
4の供給経路の上流における下方位置に配設された固定
クランプ70と、シリンダーユニット(図示せず)のロ
ッドの先端部に取り付けられて固定クランプ70に対向
して上下動する可動クランプ71とを備えている。
【0019】前記切断手段8は、シリンダーユニット8
0のロッドの先端部に固定された可動プレート81に取
り付けられた、固定ブレード82及び可動ブレード83
を主体として構成されており、シリンダーユニット80
のロッドを伸縮させることによって、前記保持手段6,
7によるシート4の保持位置の間において当該前記シー
ト4の切断位置を水平方向(供給方向)に変更自在に設
けられている。また、シリンダーユニット80は、図示
しないシリンダーユニットにより水平方向(供給方向)
に移動自在に設けられている。これにより、シート4の
切断端部40とシート5の始端部50との突き合わせ位
置を調整できるようになしてあり、また、シート5の待
機位置における切断位置とシート4の切断位置とを両者
の重ね合わせる分だけ移動させることによって、両シー
トの重ね合わせ位置を供給方向において調整できるよう
になしてある。
【0020】可動ブレード83は、可動プレート81に
固定されたシリンダーユニット84にリンク機構85を
介して連結されており、シリンダーユニット84のロッ
ドの伸縮にともなって、水平軸86まわりに回動し、前
記固定ブレード82とともにシート4を幅方向に裁断で
きるようになっている。
【0021】接合手段9は、シート4,5をこれらの接
合位置において上下から狭持して粘着テープ90で接合
するものであり、図5に示すように、ロール状の粘着テ
ープ90を回動自在に軸支する支持軸91と、粘着テー
プ90を切断する鋸歯状のカッター92と、シリンダー
ユニット93と、シリンダーユニット93のロッドの先
端部に取り付けられたバキュームユニット94と、粘着
テープ90を所定の経路に導くガイド95と、ガイド9
5の軸周りに回動して粘着テープ90の経路を変更する
回動レバー96と、カッター92の刃をカバーする安全
ガード97とをそれぞれ上下に対向して備えている。カ
ッター92はバキュームユニット94に付設されてお
り、バキュームユニット94は、カッター42と隣接す
る角部が2〜5mm面取りされている。そして、粘着テ
ープ90をロールから手動で引き出し、ガイド95、回
動レバー96を経由させてバキュームユニット94に吸
着させた状態で、回動レバー96をバネ960が伸張す
るように矢印の方向(上側は上方に、下側は下方)に手
動で動かすことによって、粘着テープ90をカッター9
2によって切断し、シリンダーユニット93を作動して
シート4,5をこれらの接合位置において上下から粘着
テープ90とともに狭持して接合できるようになってい
る。接合手段9は、シート4,5を上下何れか一方にお
いてのみ接合する場合には、何れか一方の粘着テープ9
0を省略することもできる。
【0022】供給装置1は、シート4,5の供給経路に
シート4,5の幅に対応した蛇行防止用の固定ガイド2
2,32を備えている。これらの固定ガイド22,32
は、シートに対応する幅でその両側に鍔を有するロール
状の形態で、シート4,5の供給時における当該シート
4,5の蛇行を防止できるようになっている。
【0023】また、供給装置1は、シート4,5の供給
経路にニップローラー10を備えている。ニップローラ
ー10は、固定式のローラー100と、シリンダーユニ
ット101のロッドの先端部に取り付けられた可動ロー
ラー102とを主体として構成されており、前記接合手
段9によって粘着テープ90で接合されたシート4,5
を当該ニップローラー10の通過時に強く狭持して両者
を確実に接合できるようになっている。このようなニッ
プローラー10は、接合手段9によってシート4,5を
片面側のみにおいて粘着テープで接合する場合に特に有
効である。
【0024】供給装置1は、シートの供給路の下流側に
アキュムレータ11を備えている。このアキュムレータ
11は、所定間隔をおいて並列に配設された複数の固定
ローラー12と、所定間隔をおいて並列に配設された複
数の可動ローラー13と、可動ローラー13の上下動を
検出するポテンショメータ14とを備えている。そし
て、シート4(又はシート5)を固定ローラー12と可
動ローラー13とに交互に巻回して滞留させておき、可
動ローラー13の上下動をポテンショメータ14で検出
することによって前記繰り出しベルト20,30による
シート4又は5の繰り出しを制御し、供給装置1におけ
るシート4とシート5との継ぎ足しの間には、固定ロー
ラー12と可動ローラー13との間隔を縮めることで、
シート4(又はシート5)の下流への供給を行うように
なっている。
【0025】また、供給装置1は、シーケンスプログラ
ムを保持可能な制御部(図示せず)と、該制御部と前記
各手段におけるシリンダーユニット等の駆動系及び前記
終端検出センサー21,31、ポテンショメータ14等
の検出系との間で制御信号等の送受信を行う送受信回路
(図示せず)とを備えており、所定のシーケンスプログ
ラムに従って、以下に述べるように供給装置1が自動的
に動作するようになっている。
【0026】次に、本発明のシートの供給方法の好まし
い実施形態を、前記供給装置1の動作に基づいて説明す
る。なお、以下の説明では、軸2に支持されて供給経路
Rを通じて供給されているシート4に、軸3に支持され
て待機しているシート5を継ぎ足して供給する場合につ
いてのみ説明し、軸3に支持されて供給経路を通じて供
給されているシート5に軸2に支持されて待機している
シートを継ぎ足す場合の説明は省略する。
【0027】先ず、軸2にロール状のシート4を装着
し、シート4を図1に示すような所定の供給経路Rに導
き、アキュムレータ11を経由して下流装置(図示せ
ず)に配置する。その一方で、軸3にロール状のシート
5を装着し、シート5の先端部を接合手段9の間の所定
位置に導いて保持手段7’で保持する。そして、切断手
段8’でシート5の先端部を予め切断して始端部50を
形成しておく。この場合、切断手段8’によるシート5
の始端部50を形成するための切断位置は、切断手段
8’と回動後における保持手段6との距離が、切断手段
8と回動前における保持手段6との距離に等しくなるよ
うに設定しておく。これにより、保持手段6を繰り返し
反転するように回動させても、軸2,3に軸支されたシ
ートの継ぎ足しを略同じ接合形態で安定的に接合するこ
とができるようになる。
【0028】供給装置1の作動前においては、保持手段
6,7、切断手段8、接合手段9及びニップローラー1
0は、いずれも開放状態とされている。また、切断手段
8の固定ブレード82及び可動ブレード83は定位置に
後退されている。
【0029】この状態で、供給装置1の動作を開始する
と、繰り出しベルト20が駆動されてロール状のシート
4が回転し、アキュムレータ11の可動ローラー13の
上下動によるダンサー制御で、供給経路Rを通じて当該
シート4が下流に安定的に供給される。
【0030】所定量のシート4が供給されてその終端部
のマーカーが前記終端検出センサー21によって検出さ
れると、繰り出しベルト20が停止し、これに伴ってア
キュムレータ11の可動ローラー13が上昇し、下流に
はアキュムレータ11に滞留されたシート4が引き続き
供給される。
【0031】次に、保持手段6,7が作動してシート4
が保持され、シート4,5の継ぎ足しが開始される。
【0032】次に、図2に示した前記切断手段8のシリ
ンダーユニット80が作動し、固定ブレード82及び可
動ブレード83が所定の切断位置まで前進して位置決め
された後、前記シリンダーユニット84が作動して可動
ブレード83が回動し、シート4が幅方向に切断され切
断端部40が形成される。シート4の切断後、固定ブレ
ード82及び可動ブレード83が定位置に後退し、シリ
ンダーユニット80が定位置に後退する。シート4,5
を重ね合わせて継ぎ足す場合には、更にシリンダーユニ
ット80を前記図示しないシリンダーユニットで重ね合
わせに必要な位置まで後退させておき、前述の動作をさ
せる。
【0033】次に、ロータリーアクチュエータ63が作
動して回動アーム64が回動軸周り(反時計回り)に自
動回動する。これに伴って、カムフォロア603がカム
65に追従して保持手段6が図1の仮想線で示す位置ま
で180度反転し、シート4の切断端部40が待機して
いるシート5の先端部50に突き合わせられる。この
間、シート4の切断端部40は楕円軌道に沿って移動す
るため、シート4にかかる負荷が低く抑えられる。
【0034】次に、図5に示した前記接合手段9のシリ
ンダーユニット93が作動し、バキュームユニット94
に吸着された粘着テープ90がシート4,5の接合位置
において接合される。シート4,5の接合後は、シリン
ダーユニット93によってバキュームユニット94がシ
ート4,5の接合位置から退避される。
【0035】次に、ニップローラー10のシリンダー1
01が作動して駆動ローラー102が固定ローラー10
0に接近した圧着位置に移動し、保持手段6によるシー
ト4の保持が解除されるとともに、保持手段7’による
シート5の保持が解除される。そして、繰り出しベルト
30によるシート5の繰り出しが開始されるとともに、
駆動ローラー101も回転し、シート4,5の接合部が
ニップローラー10を通過した後、シリンダー101が
作動して駆動ローラー102が圧着位置から後退する。
【0036】次に、繰り出しベルト30の回転が加速さ
れ、アキュムレータ11の可動ローラ13は、シート5
が所定量安定的に繰り出されるまでバランス位置で停止
する。その後可動ローラー13が前記ポテンショメータ
14による検出位置まで降下し、当該可動ローラー13
の上下動によるダンサー制御で、供給経路R’を通じて
当該シート5が下流に安定的に供給される。
【0037】軸2には再び新たなロール状のシートを配
設し、所定の供給経路に導いて前記切断手段8で始端部
を形成された後に、次の継ぎ足しまで待機状態とする。
シート5からこの新たなシートへの継ぎ足しは、前記回
動手段6が時計回りに回動されてシート5の切断端部が
反転される以外は、前記同様の動作手順で行われる。
【0038】以上説明したように、本実施形態の供給装
置1及び供給方法によれば、シート4,5の継ぎ足しの
際におけるシートの位置合わせを自動で行うことができ
るとともに、シート4,5の接合を安定的に行うことが
できる。
【0039】本発明のシートの供給装置は、ロール状の
シートであれば特に制限無く用いることができるが、使
い捨ておむつや、生理用ナプキン等の吸収性物品の製造
に用いられるウェブシート、ファスニングテープ、紙材
等の供給に特に好適に用いることができる。
【0040】本発明は、前記実施形態の供給装置1に限
定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
において適宜変更することができる。
【0041】例えば、前記実施形態の供給装置1では、
シートの保持手段として何れも機械的なクランプによる
保持手段を採用したが、供給経路の二箇所においてシー
トを保持する保持手段の何れか一方又は両方を、バキュ
ームユニットを用いた吸着方式による保持手段とするこ
ともできる。
【0042】また、前記実施形態の供給装置のように、
シートの供給経路における下流側の保持手段は、切断端
部が楕円軌道の長軸端部間を結ぶ軌道に沿うように回動
自在に設けられていることが好ましいが、切断端部が円
周軌道に沿うように回動自在に設けることもできる。
【0043】また、前記実施形態の供給装置1における
ように、ニップロール10を備えていることが好ましい
が、接合手段9によって強固な接合状態が得られる場合
には、ニップロールは設けなくても良い。
【0044】また、切断手段は、前記実施形態の供給装
置1におけるように、可動ブレード83、固定ブレード
82によって裁断する形態のものが好ましいが、他の形
態、例えば、ロータリースリット刃とストレートの固定
ブレードとを使用した形態とすることもできる。
【0045】また、シリンダーユニット80に代えて、
単軸ロボットを用いて切断位置の位置決めを行うことも
できる。
【0046】
【発明の効果】本発明のシートの供給装置及び供給方法
によれば、シートの継ぎ足しの際におけるシートの位置
合わせを自動で行うことができるとともに、シートの接
合を安定的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシートの供給装置における一実施形態
を模式的に示した概略図である。
【図2】同実施形態の要部の一部を断面視した拡大正面
図である。
【図3】同実施形態の要部の一部を断面視した拡大平面
図である。
【図4】同実施形態の要部の一部を断面視した拡大側面
図である。
【図5】同実施形態における接合手段を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 シートの供給装置 2,3 軸 4,5 シート 6,7 保持手段 8 第一の切断手段 8’ 第二の切断手段 9 接合手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 園本 清吾 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社内 Fターム(参考) 3F064 AA01 BB02 BB05 BB33 BB35 DA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの軸にそれぞれ回転自在に軸支され
    たロール状のシートを交互に継ぎ足しながら連続的に供
    給するシートの供給装置において、 一の軸に軸支された第一のシートをその供給経路におけ
    る二箇所において保持する二つの保持手段と、二つの該
    保持手段による保持位置の間で該第一のシートを切断す
    る第一の切断手段と、該第一の切断手段で切断された該
    第一のシートの切断端部を他の軸に軸支された第二のシ
    ートの始端部に接合する接合手段とを備えており、 前記供給経路における下流側に配設された前記保持手段
    が、前記第一の切断手段で切断された前記第一のシート
    の前記切断端部を反転させて前記第二のシートの始端部
    に突き合わせるか又は重ね合わせるように回動自在に設
    けられていることを特徴とするシートの供給装置。
  2. 【請求項2】 前記第一の切断手段が前記第一のシート
    の切断位置を供給方向に変更自在に設けられており、前
    記第一のシートの前記切断端部と前記第二のシートの始
    端部との突き合わせ位置又は重ね合わせ位置を調整でき
    るようになしてある請求項1記載のシートの供給装置。
  3. 【請求項3】 前記供給経路における下流側に配設され
    た前記保持手段が、前記第一のシートの前記切断端部が
    楕円軌道の長軸端部間を結ぶ軌道に沿うように回動自在
    に設けられている請求項1記載のシートの供給装置。
  4. 【請求項4】 前記第二のシートを切断して前記始端部
    を形成する第二の切断手段を備えており、前記第一の切
    断手段と回動前における該保持手段との距離が、該第二
    の切断手段と回動後における前記保持手段との距離と等
    しくなしてある請求項1記載のシートの供給装置。
  5. 【請求項5】 二つの軸にそれぞれ回転自在に軸支され
    たロール状のシートを交互に継ぎ足しながら連続的に供
    給するシートの供給方法において、 一の軸に軸支された第一のシートをその供給経路におい
    て保持手段で保持し、該保持手段による保持位置よりも
    上流で該第一のシートを第一の切断手段で切断し、前記
    保持手段を自動回動させて、前記第一の切断手段で切断
    された前記第一のシートの前記切断端部を反転させて他
    の軸に軸支された第二のシートの始端部に突き合わせる
    か又は重ね合わせ、前記第一のシートの前記切断端部を
    該第二のシートの該始端部に接合手段で接合することを
    特徴とするシートの供給方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101034850B1 (ko) * 2010-11-29 2011-05-19 프로테크 주식회사 필름 공급장치 및 필름 공급방법
CN107499561A (zh) * 2017-08-19 2017-12-22 深圳市沃尔核材股份有限公司 一种膜片自动贴胶设备

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