JP2002265096A - プリンタの給紙制御装置 - Google Patents

プリンタの給紙制御装置

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JP2002265096A
JP2002265096A JP2001061953A JP2001061953A JP2002265096A JP 2002265096 A JP2002265096 A JP 2002265096A JP 2001061953 A JP2001061953 A JP 2001061953A JP 2001061953 A JP2001061953 A JP 2001061953A JP 2002265096 A JP2002265096 A JP 2002265096A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ペーパセンサが給紙動作によって作動したもの
でないときに、従来のような正常でない印刷を未然に防
止できるようにする。 【解決手段】CPUによりペーパセンサが作動状態と判
断されると(S1のYES)、保持部の保持情報から、
ペーパセンサが給紙動作に基づいて作動したものかどう
か判定され(S6)、この判定結果がNOであれば正常
に用紙が給紙されていないことから、用紙の頭揃え及び
頭出し処理が実行される(S7、S8)。一方、ステッ
プS6の判定結果がYESであれば、正常に用紙が給紙
されているため、その給紙動作がホストコンピュータか
らの給紙コマンドに基づくものか、給紙ボタンの操作に
基づくものかの判定がなされ(S11)、給紙コマンド
に基づく場合には、通常の印刷動作を開始すべく給紙動
作は終了し、給紙ボタンの操作に基づく場合には、用紙
の排出処理が実行される(S12)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィードロー
ラ、プラテン間の用紙を検出して作動するペーパセンサ
を備え、ペーパセンサの作動状態に応じて用紙の給紙制
御を行うプリンタの給紙制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタには、通常給紙ボタンが設けら
れており、この給紙ボタンの操作によって給紙トレイか
ら用紙を給紙して印刷できるようになっている。この場
合、給紙ボタンの操作による給紙動作は、ホストコンピ
ュータのデバイスドライバを介することなく実行される
ため、デバイスドライバ側では、印刷開始時にプリンタ
が既に給紙された状態にあるのかどうかを判別すること
ができない。その結果、デバイスドライバは印刷を開始
する際に、必ずプリンタに対して給紙を指令するための
ペーパロードコマンド(給紙コマンド)を送信する。
【0003】一方、プリンタがデバイスドライバからの
ペーパロードコマンドを受信した際に、既に用紙が給紙
されている状態であれば、受信したコマンドに基づく給
紙動作を改めて行わないような制御がなされるようにな
っている。このような制御を行うために、従来、フィー
ドローラ、プラテン間の用紙を検出して作動するフォト
インタラプタ等から成るペーパセンサが設けられ、この
ペーパセンサにより既に用紙が給紙されているか否かの
判定を行っている。
【0004】このような給紙処理の手順について説明す
ると、図5に示すように、まず、ペーパセンサが作動状
態か否かの判定がなされ(S51)、この判定結果がY
ESであれば、既に用紙が給紙されていると判断できる
ため、そのまま通常の印刷動作を開始すべく給紙動作は
終了する。
【0005】一方、図5に示すように、ステップS51
の判定結果がNOであれば用紙が給紙されていないと判
断できるため、予め規定された給紙処理が実行され(S
52)、その後再びペーパセンサが作動状態か否かの判
定がなされ(S53)、この判定結果がNOであれば、
給紙処理が2回目か否かの判定がなされ(S54)、こ
の判定結果がNOであれば上記したステップS52に戻
り、判定結果がYESであれば、給紙トレイに用紙がな
いと判断して用紙切れを報知するなどのエラー処理が実
行される(S55)。
【0006】また、上記したステップ53の判定結果が
YESであれば、正常に用紙が給紙されたと判断できる
ため、用紙の頭揃え処理が実行され(S56)、用紙の
頭出し処理が実行され(S57)、その後通常の印刷動
作を開始すべく給紙動作は終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ペーパセンサ
は用紙が接触するだけでも作動するため、正常に用紙を
給紙している場合に限らず、給紙トレイに用紙を装填す
るときや、排紙動作のとき、或いは手差しにより用紙が
斜めに給紙されたときなどにも、ペーパセンサが作動す
ることがある。このようなペーパセンサの作動は正常で
はなく誤作動であり、かかるペーパセンサの誤作動の結
果、プリンタにより給紙動作が行われずに用紙が正常に
給紙されない状態のまま印刷が開始され、正常に印刷が
行われないという問題があった。
【0008】ところで、特許掲載公報第2583675
号には、プリンタにおいて、給紙検出用の先出し検出セ
ンサを第1の印刷用紙が通過した場合に、給紙コマンド
の受信の有無に拘わらず、第2の印刷用紙の給紙を行
い、給紙修正処理部により、所定期間が経過しても給紙
コマンドが無い場合には、処理が中断または終了した結
果、以後も給紙コマンドはないと判断し、その時点で第
2の印刷用紙は既に印字ヘッドの部分に給紙されている
ことから、給紙修正処理部により、この第2の印刷用紙
を、予め入力された指示に従って所定の位置(例えば、
スタッカ)に排出するか、またはそのまま(印字ヘッド
の部分に残す)かのいずれかの処理を行うようにするこ
とが記載されている。
【0009】また、特許掲載公報第2584471号に
は、レーザプリンタ等のプリンタ本体と、システムテー
ブルと大量給紙ユニット等の複数のオプションユニット
とから構成されるシステムプリンタにおいて、給紙ユニ
ットからの給紙に先立って、予備給紙を指令するコマン
ドを送出する手段を設けることにより、予備給紙した用
紙を機内に取り残すことなく連続プリントの高速化を図
れるようにすることが記載されている。
【0010】更に、特開昭61−262155号公報に
は、プリンタにおいて、用紙挿入初期にプラテンに用紙
があるか否かを検知し、用紙挿入動作時に設定量の紙送
り動作をしても紙なしのときには用紙挿入動作を終了さ
せることにより、プリンタの操作性の向上を図れるよう
にすることが記載されている。
【0011】しかしながら、これらの各公報には、本件
発明のように、ホストコンピュータからの給紙コマンド
に基づく給紙動作、または、プリンタに設けられた給紙
ボタンの操作に基づく給紙動作によってペーパセンサが
作動したときに、その旨を表わす情報を保持部に保持し
ておき、保持部の保持情報に基づき、給紙動作によって
作動したものではないと判断されれば、予め定められた
処理を実行することに関する記載や示唆はない。
【0012】そこで、本発明は、ペーパセンサが給紙動
作によって作動したものでないときに、従来のような正
常でない印刷を未然に防止できるようにすることを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、フィードローラ、プラテン間の用紙
を検出して作動するペーパセンサを備え、前記ペーパセ
ンサの作動状態に応じて用紙の給紙制御を行うプリンタ
の給紙制御装置において、ホストコンピュータからの給
紙コマンドに基づく給紙動作、または、プリンタに設け
られた給紙ボタンの操作に基づく給紙動作が行われたこ
とによって前記ペーパセンサが作動したことを表わす情
報を保持する保持部と、前記保持部の保持情報を判断す
る判断部と、前記判断部により前記ペーパセンサが給紙
動作によって作動したものではないと判断されるとき
に、用紙の頭揃え処理及び頭出しの処理を実行すると共
に、前記判断部により前記ペーパセンサが給紙動作によ
って作動したものであると判断されるときであって、そ
の給紙動作がホストコンピュータからの給紙コマンドに
基づくものである場合には、所定の印刷処理を実行し、
前記判断部により前記ペーパセンサが給紙動作によって
作動したものであると判断されるときであって、その給
紙動作がプリンタに設けられた給紙ボタンの操作に基づ
くものである場合には、用紙の排出処理を実行する実行
部とを備えていることを特徴としている。
【0014】このような構成によれば、ホストコンピュ
ータからの給紙コマンドに基づく給紙動作、または、プ
リンタに設けられた給紙ボタンの操作に基づく給紙動作
によってペーパセンサが作動したときには、ペーパセン
サが給紙動作によって作動した旨を表わす情報が保持部
に保持され、判断部により、保持部の保持情報に基づ
き、ペーパセンサが給紙動作によって作動したものかど
うか判断され、ペーパセンサが給紙動作によって作動し
たものではないと判断されると、用紙が正常に給紙され
ていないことから、実行部により、用紙の頭揃え処理及
び頭出しの処理が実行され、例えば斜めに挿入された用
紙が正常な給紙状態に整えられる。
【0015】そのため、従来のように、ペーパセンサの
誤作動により用紙が正常に給紙されていないにも拘わら
ず、用紙が正常に給紙されていると判断されて印刷が開
始されることがなく、正常でない印刷の実行を未然に防
止することができる。
【0016】また、本発明は、フィードローラ、プラテ
ン間の用紙を検出して作動するペーパセンサを備え、前
記ペーパセンサの作動状態に応じて用紙の給紙制御を行
うプリンタの給紙制御装置において、前記ペーパセンサ
が給紙動作によって作動したときにその旨を表わす情報
を保持する保持部と、前記保持部の保持情報を判断する
判断部と、前記判断部により前記ペーパセンサが給紙動
作によって作動したものではないと判断されるときに予
め定められた処理を実行する実行部とを備えていること
を特徴としている。
【0017】このような構成によれば、ペーパセンサが
給紙動作によって作動したときには、ペーパセンサが給
紙動作によって作動した旨を表わす情報が保持部に保持
され、判断部により、保持部の保持情報に基づき、ペー
パセンサが給紙動作によって作動したものかどうか判断
され、ペーパセンサが給紙動作によって作動したもので
はないと判断されると、実行部により、予め定められた
処理が実行される。
【0018】そのため、従来のように、ペーパセンサの
誤作動により用紙が正常に給紙されていないにも拘わら
ず、用紙が正常に給紙されていると判断されて印刷が開
始されることがなく、正常でない印刷の実行を未然に防
止することができる。
【0019】また、本発明は、前記実行部による処理
が、前記フィードローラ等の駆動による用紙の頭揃え処
理及び頭出しの処理であることを特徴としている。この
ような構成によれば、ペーパセンサが給紙動作によって
作動したものではないと判断されると、用紙が正常に給
紙されていないことから、実行部により、用紙の頭揃え
処理及び頭出しの処理が実行されるため、例えば斜めに
挿入された用紙を正常な給紙状態に整えることができ、
印刷開始によって正常な印刷を行うことができる。
【0020】また、本発明は、プリンタの状態を表示す
る表示部を備え、前記実行部による処理が、前記表示部
にエラー表示をさせるものであることを特徴としてい
る。このような構成によれば、ペーパセンサが給紙動作
によって作動したものではないと判断されると、用紙が
正常に給紙されていないことから、実行部によって表示
部にエラー表示がなされるため、ユーザは表示のエラー
表示を見ることで、正常に給紙されていないことを容易
に知ることができ、適切な対策をとることができる。
【0021】また、本発明は、前記判断部により前記ペ
ーパセンサが給紙動作によって作動したものであると判
断されるときであって、その給紙動作がホストコンピュ
ータからの給紙コマンドに基づくものである場合には、
前記実行部が所定の印刷処理を実行することを特徴とし
ている。
【0022】このような構成によれば、ペーパセンサが
給紙動作によって作動したものであると判断され、しか
もその給紙動作がホストコンピュータからの給紙コマン
ドに基づくものであると、正常に用紙が給紙されている
ことから、そのまま所定の印刷処理を実行して正常な印
刷を行うことができる。
【0023】また、本発明は、前記判断部により前記ペ
ーパセンサが給紙動作によって作動したものであると判
断されるときであって、その給紙動作がプリンタに設け
られた給紙ボタンの操作に基づくものである場合には、
前記実行部が、用紙の排出処理を実行することを特徴と
している。
【0024】このような構成によれば、ペーパセンサが
給紙動作によって作動したものであると判断され、しか
もその給紙動作が給紙ボタンの操作に基づくものであれ
ば用紙が排出されるため、印刷を開始したときに、ホス
トコンピュータからの給紙コマンドによって正常に用紙
が給紙されて正常な印刷を行うことができる。
【0025】また、本発明は、前記保持部が、前記フィ
ードローラ等の駆動による紙送り動作の完了時に前記ペ
ーパセンサの作動がないとき、または、用紙の排出が完
了したときに、その保持情報を消去されることを特徴と
している。
【0026】このような構成によれば、給紙動作によっ
て再度ペーパセンサが作動したときに、その旨の情報を
保持部に確実に保持することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】この発明をインクジェットプリン
タに適用した場合の一実施形態を図1ないし図4を参照
して説明する。但し、図1はブロック図、図2ないし図
4は動作説明用フローチャートである。
【0028】本実施形態におけるインクジェットプリン
タは、図1に示すように、パーソナルコンピュータ等の
ホストコンピュータ(図示せず)から送信されるコマン
ドデータ及び印字データがASIC1に内蔵のレジスタ
に格納され、格納完了後にASIC1からCPU2に対
して割込信号が出力されてCPU2に割り込みがかか
り、この割込信号がCPU2により受信されることによ
り、CPU2によってレジスタの格納データが読み込ま
れ、読み込まれたデータがバッファを構成するD−RA
M3に書き込まれる。
【0029】そして、ホストコンピュータ側のデバイス
ドライバからの給紙に関するペーパロードコマンド(給
紙コマンド)をASIC1が受信すると、例えばフォト
インタラプタから成るペーパセンサ4の作動、非作動に
応じ、ASIC1によりフィードモータドライバ5が制
御されてステッピングモータから成る紙送り用のフィー
ドモータ6が駆動され、フィードローラ、プラテン(い
ずれも図示せず)間の給紙位置に給紙トレイからの用紙
が給紙される。
【0030】ところで、このペーパセンサ4は、本来、
フィードローラ、プラテン間の給紙位置に正常に用紙が
給紙された場合に作動すべきものであるが、実際には用
紙が接触するだけでもこのペーパセンサ4は作動するた
め、正常に用紙を給紙している場合に限らず、給紙トレ
イに用紙を装填するときや、排紙動作のとき、或いは手
差しにより用紙が斜めに給紙されたときなどにも、ペー
パセンサ4が誤作動することがある。このようなペーパ
センサ4の誤作動による正常でない印刷を防止するため
に、CPU2に次のような機能が設けられている。
【0031】即ち、CPU2は、ペーパセンサ4の作動
が、ホストコンピュータからの給紙コマンドに基づく給
紙動作、または、プリンタに設けられた給紙ボタン(図
示せず)の操作に基づく給紙動作によるものであるか、
これら給紙動作以外によるものであるかを判断し、前者
の給紙コマンドまたは給紙ボタンの操作に基づく給紙動
作によるものであると判断した場合に、D−RAM3に
形成されたレジスタ等から成る保持部8に、かかる給紙
動作が行われたことによってペーパセンサ4が作動した
ことを表わす情報が書き込まれて保持されるようになっ
ている。
【0032】更に、CPU2は、この保持部8に対して
定期的に保持情報の読み出しを実行し、給紙動作が行わ
れたことによってペーパセンサ4が作動したことを表わ
す情報が保持されているかどうかを判断し、ペーパセン
サ4が給紙動作によって作動したものではないと判断し
たときには、用紙の頭揃え処理及び頭出しの処理を実行
する。
【0033】一方、CPU2は、ペーパセンサ4が給紙
動作によって作動したものであると判断したときであっ
て、その給紙動作がホストコンピュータからの給紙コマ
ンドに基づくものである場合には、通常の印刷処理を実
行し、ペーパセンサ4が給紙動作によって作動したもの
であると判断されるときであって、その給紙動作が給紙
ボタンの操作に基づくものである場合には、用紙の排出
処理を実行する。
【0034】このようなCPU2による保持部8の保持
情報の判断処理が判断部に相当し、保持部8の保持情報
の有無に応じた処理内容の実行処理が実行部に相当す
る。
【0035】次に、動作について図2ないし図4のフロ
ーチャートを参照して説明する。図2に示すように、ま
ず、CPU2によりペーパセンサ4が作動状態か否かの
判定がなされ(S1)、この判定結果がNOであれば用
紙が給紙されていないと判断できるため、予め規定され
た給紙処理が実行され(S2)、その後再びペーパセン
サ4が作動状態か否かの判定がなされ(S3)、この判
定結果がNOであれば、給紙処理が2回目か否かの判定
がなされ(S4)、この判定結果がNOであれば上記し
たステップS2に戻り、判定結果がYESであれば、給
紙トレイに用紙がないと判断して用紙切れを報知するな
どのエラー処理が実行される(S5)。
【0036】一方、上記したステップS1の判定結果が
YESであれば、CPU2により、保持部8の保持情報
からペーパセンサ4が給紙動作に基づいて作動したもの
かどうかが判定され(S6)、この判定結果がNOであ
れば、上記したステップS3の判定結果がYESである
ときと共に、正常に用紙が給紙されていないと判断され
ることからステップS7に移行し、用紙の頭揃え処理が
実行され(S7)、続いて用紙の頭出し処理が実行され
た後(S8)、再びペーパセンサ4が作動状態か否かの
判定が行われる(S9)。
【0037】そして、このステップS9の判定結果がN
Oであればそのまま給紙動作は終了し、判定結果がYE
Sであれば、給紙動作が行われたことによってペーパセ
ンサ4が作動したことを表わす情報が保持部8に書き込
まれて保持され(S10)、その後通常の印刷動作を開
始すべく給紙動作は終了する。
【0038】ところで、上記したステップS6の判定結
果がYESであれば、正常に用紙が給紙されていると判
断されるため、その給紙動作がホストコンピュータから
の給紙コマンド(ペーパロードコマンド)に基づくもの
か、給紙ボタンの操作に基づくものかの判定がなされ
(S11)、この判定の結果、ホストコンピュータから
の給紙コマンド(ペーパロードコマンド)に基づく給紙
動作であると判定されると、通常の印刷動作を開始すべ
く給紙動作は終了し、給紙ボタンの操作に基づく給紙動
作であると判定されると、給紙ボタンの操作に基づく給
紙はデバイスドライバ側では把握できないため、用紙の
排出処理が実行され(S12)、その後通常の印刷動作
を開始すべく給紙動作は終了する。
【0039】ここで、ステップS12の排出処理は、図
3のフローチャートに示す手順に従って行われる。即
ち、図3に示すように、ホストコンピュータからの排紙
コマンド(ペーパエジェクトコマンド)を受信すると、
CPU2によりフィードモータ6が駆動され、フィード
ローラ等の回転によって用紙が排出され(S21)、給
紙動作が行われたことによってペーパセンサ4が作動し
たことを表わす保持部8の保持情報が消去され(S2
2)、その後排紙動作は終了する。
【0040】また、保持部8の保持情報の消去は、次の
ような紙送り処理においてもなされる。即ち、図4に示
すように、ホストコンピュータからの紙送りコマンド
(ペーパフィードコマンド)を受信すると、CPU2に
よりフィードモータ6が駆動され、フィードローラ等の
回転によって紙送りが行われ(S31)、ペーパセンサ
4が作動状態か否かの判定が行われ(S32)、この判
定結果がYESであればそのまま紙送り動作は終了し、
判定結果がNOであれば、給紙動作が行われたことによ
ってペーパセンサ4が作動したことを表わす保持部8の
保持情報が消去され(S33)、その後紙送り動作は終
了する。
【0041】このように、ホストコンピュータからの給
紙コマンド(ペーパロードコマンド)に基づく給紙動
作、または、給紙ボタンの操作に基づく給紙動作によっ
て、ペーパセンサ4が作動したときには、ペーパセンサ
4がこのような給紙動作によって作動した旨を表わす情
報が保持部8に保持される。
【0042】そして、保持部8の保持情報に基づき、C
PU2により、ペーパセンサ4が給紙動作によって作動
したものではないと判断されると、用紙が正常に給紙さ
れていないことから、CPU2により、用紙の頭揃え処
理及び頭出しの処理が実行され、例えば斜めに挿入され
た用紙が正常な給紙状態に整えられる。一方、ペーパセ
ンサ4が給紙動作によって作動したものであると判断さ
れる場合であって、その給紙動作が、ホストコンピュー
タからの給紙コマンド(ペーパロードコマンド)に基づ
くときには、そのまま通常の印刷処理が実行され、給紙
ボタンの操作に基づくときには用紙の排紙処理が実行さ
れた後通常の印刷処理が実行される。
【0043】従って、上記した実施形態によれば、ペー
パセンサ4の誤作動により用紙が正常に給紙されていな
いにも拘わらず、用紙が正常に給紙されていると判断さ
れて印刷が開始されることを防止できるため、従来のよ
うな正常でない印刷の実行を未然にかつ確実に防止する
ことができる。
【0044】特に、フィードモータ6により回転される
フィードローラが片持ち構造のプリンタの場合、例えば
ユーザの手差しによる給紙の際に、給紙位置に対して斜
めに用紙が挿入されても、用紙の頭揃え処理及び頭出し
の処理によって正常な給紙状態に整えてから印刷するこ
とができるため、非常に効果がある。
【0045】なお、上記した実施形態において、ステッ
プS3の判定結果がYESであるときに行われるステッ
プS7の用紙の頭揃え処理と、ステップS6の判定結果
がNOであるときに行われるステップS7の用紙の頭揃
え処理とで、頭添え処理の時間を変えてもよく、具体的
にステップS6の判定結果がNOの場合における頭添え
処理の時間を通常よりも短くすると、全体の給紙動作に
要する時間を短縮することができて効果的である。
【0046】また、上記した実施形態では、ペーパセン
サ4の作動が、ホストコンピュータからの給紙コマンド
に基づく給紙動作による場合には、そのまま通常の印刷
処理を実行し、給紙ボタンの操作に基づく給紙動作によ
る場合には用紙の排出を行った後通常の印刷処理を実行
するようにしているが、給紙ボタンの操作に基づく給紙
動作によりペーパセンサ4が作動した場合も、給紙コマ
ンドに基づく給紙動作による場合と同様、通常の印刷処
理を実行しても構わない。
【0047】更に、上記した実施形態では、インクジェ
ットプリンタに本発明を適用した場合について説明した
が、レーザプリンタにも本発明を適用できて上記した実
施形態と同等の効果を得ることができるのは勿論であ
る。
【0048】また、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0049】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、ホストコンピュータからの給紙コマンドに基づ
く給紙動作、または、プリンタに設けられた給紙ボタン
の操作に基づく給紙動作によってペーパセンサが作動し
たときには、ペーパセンサが給紙動作によって作動した
旨を表わす情報が保持部に保持され、判断部により、保
持部の保持情報に基づき、ペーパセンサが給紙動作によ
って作動したものかどうか判断され、給紙動作によって
作動したものではないと判断された場合には、実行部に
より、用紙の頭揃え処理及び頭出しの処理が実行される
ため、従来のように、ペーパセンサの誤作動により用紙
が正常に給紙されていないにも拘わらず、用紙が正常に
給紙されていると判断されて印刷が開始されることがな
く、正常でない印刷の実行を未然に防止することが可能
なり、信頼性の優れたプリンタを提供することができ
る。
【0050】また、請求項2に記載の発明によれば、従
来のように、ペーパセンサの誤作動により用紙が正常に
給紙されていないにも拘わらず、用紙が正常に給紙され
ていると判断されて印刷が開始されることがないため、
正常でない印刷の実行を未然に防止することが可能な
り、信頼性の優れたプリンタを提供することができる。
【0051】また、請求項3に記載の発明によれば、ペ
ーパセンサが給紙動作によって作動したものではないと
判断されると、用紙が正常に給紙されていないことか
ら、実行部により、用紙の頭揃え処理及び頭出しの処理
が実行されるため、例えば斜めに挿入された用紙を正常
な給紙状態に整えることができ、印刷開始によって正常
な印刷を行うことが可能になる。
【0052】また、請求項4に記載の発明によれば、ペ
ーパセンサが給紙動作によって作動したものではないと
判断されると、用紙が正常に給紙されていないことか
ら、実行部によって表示部にエラー表示がなされるた
め、ユーザは表示のエラー表示を見ることで、正常に給
紙されていないことを容易に知ることができ、適切な対
策をとることが可能になる。
【0053】また、請求項5に記載の発明によれば、ペ
ーパセンサが給紙動作によって作動したものであると判
断され、しかもその給紙動作がホストコンピュータから
の給紙コマンドに基づくものであると、正常に用紙が給
紙されていることから、そのまま所定の印刷処理が実行
して正常な印刷を行うことが可能になる。
【0054】また、請求項6に記載の発明によれば、ペ
ーパセンサが給紙動作によって作動したものであると判
断され、しかもその給紙動作が給紙ボタンの操作に基づ
くものであれば用紙が排出されるため、印刷を開始した
ときに、ホストコンピュータからの給紙コマンドによっ
て正常に用紙が給紙されて正常な印刷を行うことが可能
になる。
【0055】また、請求項7に記載の発明によれば、給
紙動作によって再度ペーパセンサが作動したときに、そ
の旨の情報を保持部に確実に保持することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態の動作説明用フローチャ
ートである。
【図3】この発明の一実施形態の動作説明用フローチャ
ートである。
【図4】この発明の一実施形態の動作説明用フローチャ
ートである。
【図5】従来例の動作説明用フローチャートである。
【符号の説明】
2 CPU(判断部、実行部) 3 D−RAM 6 フィードモータ 8 保持部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィードローラ、プラテン間の用紙を検
    出して作動するペーパセンサを備え、前記ペーパセンサ
    の作動状態に応じて用紙の給紙制御を行うプリンタの給
    紙制御装置において、 ホストコンピュータからの給紙コマンドに基づく給紙動
    作、または、プリンタに設けられた給紙ボタンの操作に
    基づく給紙動作が行われたことによって前記ペーパセン
    サが作動したことを表わす情報を保持する保持部と、 前記保持部の保持情報を判断する判断部と、 前記判断部により前記ペーパセンサが給紙動作によって
    作動したものではないと判断されるときに、用紙の頭揃
    え処理及び頭出しの処理を実行すると共に、前記判断部
    により前記ペーパセンサが給紙動作によって作動したも
    のであると判断されるときであって、その給紙動作がホ
    ストコンピュータからの給紙コマンドに基づくものであ
    る場合には、所定の印刷処理を実行し、前記判断部によ
    り前記ペーパセンサが給紙動作によって作動したもので
    あると判断されるときであって、その給紙動作がプリン
    タに設けられた給紙ボタンの操作に基づくものである場
    合には、用紙の排出処理を実行する実行部とを備えてい
    ることを特徴とするプリンタの給紙制御装置。
  2. 【請求項2】 フィードローラ、プラテン間の用紙を検
    出して作動するペーパセンサを備え、前記ペーパセンサ
    の作動状態に応じて用紙の給紙制御を行うプリンタの給
    紙制御装置において、 前記ペーパセンサが給紙動作によって作動したときにそ
    の旨を表わす情報を保持する保持部と、 前記保持部の保持情報を判断する判断部と、 前記判断部により前記ペーパセンサが給紙動作によって
    作動したものではないと判断されるときに予め定められ
    た処理を実行する実行部とを備えていることを特徴とす
    るプリンタの給紙制御装置。
  3. 【請求項3】 前記実行部による処理が、前記フィード
    ローラ等の駆動による用紙の頭揃え処理及び頭出しの処
    理であることを特徴とする請求項2に記載のプリンタの
    給紙制御装置。
  4. 【請求項4】 プリンタの状態を表示する表示部を備
    え、前記実行部による処理が、前記表示部にエラー表示
    をさせるものであることを特徴とする請求項2に記載の
    プリンタの給紙制御装置。
  5. 【請求項5】 前記判断部により前記ペーパセンサが給
    紙動作によって作動したものであると判断されるときで
    あって、その給紙動作がホストコンピュータからの給紙
    コマンドに基づくものである場合には、前記実行部が所
    定の印刷処理を実行することを特徴とする請求項2ない
    し4のいずれかに記載のプリンタの給紙制御装置。
  6. 【請求項6】 前記判断部により前記ペーパセンサが給
    紙動作によって作動したものであると判断されるときで
    あって、その給紙動作がプリンタに設けられた給紙ボタ
    ンの操作に基づくものである場合には、前記実行部が用
    紙の排出処理を実行することを特徴とする請求項2ない
    し4のいずれかに記載のプリンタの給紙制御装置。
  7. 【請求項7】 前記保持部が、前記フィードローラ等の
    駆動による紙送り動作の完了時に前記ペーパセンサの作
    動がないとき、または、用紙の排出が完了したときに、
    その保持情報を消去されることを特徴とする請求項1な
    いし6のいずれかに記載のプリンタの給紙制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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RU2493015C2 (ru) * 2010-09-17 2013-09-20 Сейко Эпсон Корпорейшн Устройство обработки носителей, способ управления для устройства обработки носителей и носитель записи, сохраняющий программу, выполняемую посредством модуля управления, который управляет устройством обработки носителей

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