JP2002264937A - 紙パック型容器 - Google Patents

紙パック型容器

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JP2002264937A
JP2002264937A JP2001069302A JP2001069302A JP2002264937A JP 2002264937 A JP2002264937 A JP 2002264937A JP 2001069302 A JP2001069302 A JP 2001069302A JP 2001069302 A JP2001069302 A JP 2001069302A JP 2002264937 A JP2002264937 A JP 2002264937A
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container
shape
paper pack
pack type
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JP2001069302A
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Hideo Miyakata
秀雄 宮方
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AD STEP KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着封止された開口部を誰でも簡単に開けら
れるようにし、特に力の弱い老齢者や子供、手指の操作
の不自由な人にとって扱いやすい紙パック型容器を提供
する。 【解決手段】 容器本体10の上端部四辺10a,10
bを内方へ折り込むか又は折り曲げた上でその接触面を
接着することにより形成する紙パック容器の開口部20
において、上記四辺のうち内方へ折り込んだ辺10aに
半円状の舌片10eを設け、この舌片10eを手指で把
持して外方向へ引っ張ることで、上記折り込み辺10a
を他の辺10bから引き剥がして外方向へ突出させ、こ
れにより開口部20を開口するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば牛乳や果
汁、お茶などの液体を封入するために使用する紙パック
型容器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、牛乳や果汁飲料、お茶などの液
体を封入する容器には、ガラス瓶、ペットボトル等のプ
ラスチック容器、或いは紙パック型容器などが多く使用
されている。この中では、安価で軽量であること、ゴミ
処理が容易であること、再生が可能であること等の理由
により、紙パック型容器が最も普及している。
【0003】図11は、従来使用されている紙パック容
器の構造の一例を示すもので、(a)は封止した状態を
示し、また(b)は開封途中の状態を、(c)は開封し
た状態をそれぞれ示している。この容器は、横断面形状
が正方形をなす角筒状の容器本体1の下端部四辺を内方
に折り畳んで水密封止することにより底部を形成してい
る。また、上端部四辺のうち相対向する第1の二辺1
a,1aをそれぞれ内方へく字型に折り込むとともに、
他方の第2の二辺1b,1bを屋根型に折り曲げて上部
開口部2を形成している。この上部開口部2は、上記第
1の二辺1a,1aの接着部位1cを第2の二辺1b,
1bに接着すると共に、第2の二辺1b,1bの接着部
位1dを相互に接着することにより、容器内を水密封止
する。なお、接着方法には例えば熱シールが用いられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の紙パ
ック容器は、先に述べたように安価で軽量等の種々利点
を有する反面、熱シールにより開口部を接着するため開
封し難いという欠点を有している。特に、力の弱い老齢
者や子供、手指の不自由な人にとっては、スムーズに開
封することが困難であり、開封に多くの時間がかかる。
また、開口部を正しく開封できないことも多く、この場
合には液体を注ぎ出し難くなって好ましくない。
【0005】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、接着封止された開口部
を誰でも簡単に開けられるようにし、特に力の弱い老齢
者や子供、手指の操作の不自由な人にとって扱いやすい
紙パック型容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、角筒状をなす容器本体の下端部四辺を
内方に折り畳んで封止することにより底部を形成し、上
端部四辺の相対向する第1の二辺を内方へそれぞれく字
型に折り込むとともに残りの第2の二辺をそれぞれ内方
へ屋根型に折り曲げて上部開口部を形成し、上記第1お
よび第2の各辺の上端部内面を相互に接着して封止して
なる紙パック型容器において、上記第1の二辺のうち注
ぎ口となる側の辺に、手指で把持可能な舌片を設けてい
る。そして、この舌片を容器本体の外方向へ引くことに
より上記第1の二辺のく字型折り込み部を外方向へ引き
出して注ぎ口として開口させるようにしたものである。
【0007】したがって第1の発明によれば、容器を開
封する際には、第2の二辺をその接着を剥がして両側に
開いたのち、第1の二辺に設けられた舌片を手指で把持
して手前に引くことで、く字型に折り込まれている第1
の辺を外側へ引き出して注ぎ口として開口させることが
できる。このため、接着封止された上部開口部を誰でも
簡単に開けることが可能になる。特に、力の弱い老齢者
や子供、手指の操作の不自由な人であっても、比較的簡
単に開封することが可能になる。
【0008】また第2の発明は、上記第1の二辺の接着
部分の一部を波形状に切除したものである。このように
構成することで、第1の二辺の第2の二辺に対する接着
力を、封止に支障が生じない範囲で低下させるととも
に、接着された第1の辺を剥離させる際に指先又は爪が
掛かり易くすることができ、これにより比較的小さい力
で開封することが可能となる。
【0009】さらに第3の発明は、上記第1および第2
の二辺の相互に接着される部分に、少なくともその一部
を容器から切り離すためのミシン目を設けたものであ
る。このような構成であれば、容器を開封する際に、上
部開口部の接着部分を上記ミシン目に沿って切り離す
と、接着部分の少なくとも一部が除去されるため、以後
誰でも小さい力で簡単に開封することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)この発明に係
わる紙パック型容器の第1の実施形態は、容器上端部の
四辺を内方へ折り込むか又は折り曲げた上でその接触面
を接着することにより形成する紙パック容器の上部開口
部において、上記四辺のうち注ぎ口となる辺に半円状の
舌片を設け、この舌片を手指で把持して外方向へ引っ張
ることで、上記折り込み辺を他の辺から引き剥がして外
方向へ突出させ、これにより開口部を開口するようにし
たものである。
【0011】図1は、この発明の第1の実施形態に係わ
る紙パック型容器の構造を示す斜視図であり、(a)は
封止した状態を示し、また(b),(c)は開封途中の
状態を、(d)は開封した状態をそれぞれ示している。
また図2は、上記紙パック容器を展開した状態を示すも
のである。
【0012】この紙パック型容器は、横断面形状が正方
形をなす筒状の容器本体10の下端部四辺を、内方に折
り畳んで水密封止することにより底部を形成している。
また、上端部の四辺のうち相対向する第1の二辺10
a,10aをそれぞれ内方へく字型に折り込むととも
に、他方の第2の二辺10b,10bを屋根型に折り曲
げて上部開口部20を形成している。この上部開口部2
0は、上記第1の二辺10a,10aの接着部位10
c,10cを第2の二辺10b,10bの内面に接着す
るとともに、第2の二辺10b,10bの接着部位10
d,10dどうしを接着することにより、容器内を水密
封止している。なお、接着方法には例えば熱シールが用
いられる。
【0013】ところで、上記第1の二辺10a,10a
のうち液体の注ぎ口となる側の辺の接着部位10cに
は、半円状の舌片10eが設けてある。この舌片10e
は、消費者が手指で把持することが可能な大きさを持
ち、根本において容器の外側へ折曲されている。そし
て、上部開口部20を封止する際には、この舌片10e
が折曲された状態で、第1の二辺10a,10aの接着
部位10cが第2の二辺10b,10bの内面に接着さ
れ、また第2の二辺10b,10bの接着部位10dど
うしが相互に接着される。このようにすることによっ
て、舌片10eが第2の二辺10b,10bに接着され
ないようにしている。
【0014】このような構造であるから、上部開口部2
0を開封する場合には、先ず図1(a)の状態において
第2の二辺10b,10bの接着部位10d,10dを
両側へ押し広げて図1(b)の状態とする。次に、折曲
されている舌片10eを指先で図1(c)に示すように
立たせ、この舌片10eを手指で把持して容器の外側方
向へ引っ張る。そうすると、第1の辺10aが第2の二
辺10bの内部接着面から剥がれて、図1(d)に示す
ように容器の外方向へ引き出される。かくして容器は開
封され、引き出された上記第1の辺10aは注ぎ口とな
る。
【0015】したがって第1の実施形態によれば、注ぎ
口となる第1の辺10aに舌片10eを設け、この舌片
10eを手指で把持して容器の外方向へ引っ張ることに
より、上記第1の辺10aを接着面から剥離して引き出
すようにしたことによって、図11に示した従来の容器
に比べ、誰でも比較的スムーズに開封することができ
る。特に、力の弱い老齢者や子供、手指の操作の不自由
な人であっても、それほど苦労することなく簡単に開封
することができる。
【0016】また舌片10eは、打ち抜き機により台紙
を図2に示した形状に打ち抜いて容器の形を製作する工
程において同時に作成される。このため、舌片10eを
別工程により製作して容器本体10に貼り付ける必要は
なく、この結果コストアップを生じることなく実現でき
る利点がある。
【0017】なお、上記舌片10eの形状は半円状に限
るものではなく、その他の形状でもよい。例えば、図3
(a)〜(d)および図4の10fに示すように、方形
状であってもよい。
【0018】この方形状の舌片10fも、第1の実施例
で述べた半円状の舌片10eと同様に、消費者が手指で
把持することが可能な大きさを持ち、その根本において
容器の外側へ折曲されている。そして、上部開口部20
を封止する際には、この舌片10fが折曲された状態
で、第1の二辺10a,10aの接着部位10cが第2
の二辺10b,10bの内面に接着され、また第2の二
辺10b,10bの接着部位10dどうしが相互に接着
される。このようにすることによって、舌片10fが第
2の二辺10b,10bに接着されないようにできる。
【0019】この方形状の舌片10fを設けたことで、
消費者は手指でこの舌片10fを把持して容器の外方向
へ引っ張ることにより、上記第1の辺10aを接着面か
ら剥離して注ぎ口として引き出すことが可能となり、従
来の容器に比べ誰でも比較的スムーズに開封することが
できる。特に、力の弱い老齢者や子供、手指の操作の不
自由な人であっても、それほど苦労することなく簡単に
開封することが可能となる。また、方形状の舌片10f
は、打ち抜き機により台紙を図4に示した形状に打ち抜
いて容器の形を製作する工程において同時に作成され
る。このため、舌片10fを別工程により製作して容器
本体10に貼り付ける必要はなく、コストアップを生じ
ることなく作成できる。
【0020】その他、舌片の形状と大きさは、台形状や
三角形、鍵穴形、靴べら形など、消費者が手指で把持可
能な形状と大きさを持つものであれば、いかなるもので
もよい。また、舌片の表面にエンボス状またはギザギザ
あるいはざらざら状の凹凸部を形成するようにしてもよ
い。このようにすると、舌片を手指で把持した際に滑り
難くすることができる。さらに、その際上記凹凸部の大
きさやピッチを適宜設定することで、舌片を折曲させな
くても表面が第2の片10b,10bの接着面に接着さ
れないようにすることもできる。
【0021】(第2の実施形態)この発明に係わる紙パ
ック型容器の第2の実施形態は、容器上端部の四辺を内
方へ折り込むか又は折り曲げた上でその接触面を接着す
ることにより形成する紙パック容器の上部開口部におい
て、上記四辺のうち注ぎ口となる辺の接着部分、つまり
糊代部分の端部を鋸歯状に切除し、これにより接着力を
抑えると共に、接着されている上記注ぎ口の辺を剥離さ
せる際に指先又は爪が掛かり易くするようにしたもので
ある。
【0022】図5は、この発明の第2の実施形態に係わ
る紙パック型容器の構造を示す斜視図であり、(a)は
封止した状態を示し、また(b)は開封途中の状態を、
(c)は開封した状態をそれぞれ示している。また図6
は、上記紙パック容器を展開した状態を示すものであ
る。なお、同図において前記図1および図2と同一部分
には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0023】第1の二辺10a,10aのうち液体の注
ぎ口となる側の辺の接着部位は、その端部が鋸歯状に切
除されている。この鋸歯状をなす接着部分10gは、第
2の辺10b,10bの内面接着面に対する接着面積を
水密封止に支障が生じない範囲で減少させる共に、注ぎ
口となる辺を引き出す際に指先又は爪が掛かり易くして
引き出し操作を楽に行えるようにする機能を有する。
【0024】このような構造であるから、上部開口部2
0を開封する場合には、先ず図5(a)の状態において
第2の二辺10b,10bの接着部位10d,10dを
両側へ押し広げて図5(b)の状態とする。次に、注ぎ
口となる第1の辺10aの両端部を親指と人差し指で挟
んで、注ぎ口が飛び出すように手前に引く。そうする
と、第1の辺10aが第2の二辺10bの内部接着面か
ら剥がれて、図5(c)に示すように容器の外方向へ注
ぎ口となって引き出される。
【0025】このとき、上記注ぎ口となる第1の辺10
aの接着部分10gは鋸歯状に切除されており、これに
より接着面積が少なくなっている。このため、大きな挟
む力を必要とせずに比較的簡単に接着を剥離させて注ぎ
口を開けることができる。また、上記注ぎ口を開く上で
第1の辺10aの両端部を挟む力が不足している場合で
も、接着部分10gは鋸歯状になっていて指先又は爪を
掛け易いため、この鋸歯状の端部に他の手指をかけるこ
とで、簡単に注ぎ口を開くことができる。
【0026】したがって第2の実施形態によれば、注ぎ
口となる第1の辺10aの接着部分10gを鋸歯状に切
除したことによって、第2の二辺10b,10bに対す
る第1の辺10aの接着部分10gの接着面積が縮小さ
れ、さらに鋸歯状をなす接着部分10gには指先又は爪
を掛け易いため、健常者は勿論のこと、力の弱い老齢者
や子供、手指の操作の不自由な人であってもそれほど苦
労することなく簡単に開封することができる。
【0027】また、鋸歯状をなす接着部分10gは、打
ち抜き機により台紙を図6に示した形状に打ち抜いて容
器の形を製作する工程において同時に作成される。この
ため、接着部分10cを鋸歯状に切除するための別の工
程は不要であり、コストアップを生じることなく作成で
きる。
【0028】なお、上記鋸歯状をなす接着部分10g
は、鋸歯状に限るものではなく、その他の形状に切除す
ることも可能である。例えば、図7(a)〜(c)およ
び図8の10hに示すように、端面が複数の半円状の突
部が連続する形状にしてもよい。要するに、接着面全面
に渡り均等な接着力が得られ、しかもこの接着力がある
程度小さく抑えることができる波形状であれば、如何な
る形状であってもよい。
【0029】(第3の実施形態)この発明に係わる紙パ
ック型容器の第3の実施形態は、容器上端部の四辺を内
方へ折り込むか又は折り曲げた上でその接触面を接着す
ることにより形成する紙パック容器の上部開口部におい
て、上記四辺の接着部分に、その少なくとも一部を切除
するためのミシン目を形成し、開封する際に上記接着部
分をミシン目に沿って切り離すことにより、上記上部開
口部を容易に開口できるようにしたものである。
【0030】図9は、この発明の第3の実施形態に係わ
る紙パック型容器の構造を示す斜視図であり、(a)は
封止した状態を示し、また(b)(c)は開封途中の状
態を、(d)は開封した状態をそれぞれ示している。ま
た図10は、上記紙パック容器を展開した状態を示すも
のである。なお、同図において前記図1および図2と同
一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0031】第2の二辺10b,10bの接着部分10
d,10dには、図10に示すようにミシン目10kが
設けられており、このミシン目10kにより切り離し部
10iが形成されている。また、第1の二辺10a,1
0aのうちの注ぎ口となる側の辺の接着部分にも、図1
0に示すようにミシン目10kが設けられ、このミシン
目10kにより切り離し部10jが形成されている。こ
れらの切り離し部10i,10jは、上部開口部20を
開封する際に、ミシン目10kに沿って接着部から切除
することが可能である。
【0032】このような構造であるから、上部開口部2
0を開封する場合には、先ず図9(a)の状態において
接着部分10c,10dに設けた切り離し部10i,1
0jを、ミシン目10kに沿って例えば手指で図9
(b)に示すように切り離す。次に、第2の二辺10
b,10bの接着部位10d,10dを両側へ押し広げ
て図9(c)の状態とし、さらに注ぎ口となる第1の辺
10aの両端部を親指と人差し指で挟んで、注ぎ口が飛
び出すように手前に引く。そうすると、第1の辺10a
が第2の二辺10bの内部接着面から剥がれて、図9
(d)に示すように容器の外方向へ注ぎ口となって引き
出される。
【0033】このとき、上記切り離し部10i,10j
の切り離しにより、接着部分10c,10dの大部分が
既に除去されている。このため、上記接着部位10d,
10dの両側への押し広げ作業も、また注ぎ口の開口作
業も、ほとんど力を使うことなく簡単かつスムーズに行
うことができる。したがって、健常者は勿論のこと、力
の弱い老齢者や子供、手指の操作の不自由な人であって
も苦労することなく簡単に開封することができる。
【0034】なお、以上の説明では、切り離し部10
i,10jの切り離しにより接着部分10c,10dの
半分程度が切除されるようにミシン目10kの形成位置
を設定したが、切り離し部10i,10jの切り離しに
より接着部分10c,10dの全部位を切除できるよう
にミシン目10kの形成位置を設定してもよい。このよ
うにすれば、切り離し部10i,10jを切り離すこと
だけで容器を開封することができる。またミシン目10
kは、小さい力でも容易に切り離すことができるよう
に、ピッチを大きく設定するとよい。
【0035】なお、この発明は上記各実施形態に限定さ
れるものではない。例えば、消費者が開封する際に手指
で触れる部位、例えば第1の二辺10a,10aや第2
の二辺の接着部分10d、第3の実施形態で述べた切り
離し部10iの表面に、エンボスやギザギサ状の凹凸部
を設けるとよい。このようにすると、結露などにより容
器表面が塗れている場合でも手指を滑り難くして、開封
を容易にすることができる。
【0036】また、その場合上記凹凸部に点字を用い、
この点字により容器内容物の品種や賞味期限を表すよう
にしてもよい。このようにすると、目の不自由な消費者
にとっては点字により容器内容物の品種や賞味期限を知
ることができ、さらに開封する際には点字を滑り止めと
して機能させることができる。この滑り止め機能は、一
般消費者、特に力の弱い老齢者や子供、手指操作の不自
由な人にとっても効果を発揮する。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、相互
に接着される各辺の少なくとも一辺に手指で把持可能な
舌片を設けて、この舌片を外方向へ引っ張ることにより
上記接着辺の折り込み部を外方向へ引き出して注ぎ口と
して開口させるようにするか、相互に接着される二辺に
おいてその一方の辺の接着部分の一部を波形状に切除し
てこれにより接着力を低減するとともに接着辺を剥離さ
せる際に指先又は爪が掛かり易くするか、さらには相互
に接着される二辺の接着部分にその少なくとも一部を容
器から切り離すためのミシン目を設けている。
【0038】したがってこれらの発明によれば、接着封
止された開口部を誰でも簡単に開けることができるよう
になり、特に力の弱い老齢者や子供、手指の操作の不自
由な人が扱いやすい紙パック型容器を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態に係わる紙パック
型容器の構造を示す斜視図であり、(a)は封止した状
態を、(b)(c)は開封途中の状態を、(d)は開封
した状態をそれぞれ示す図。
【図2】 図1に示した紙パック容器を展開した状態を
示す図。
【図3】 この発明の第1の実施形態に係わる紙パック
型容器の変形例を示す斜視図であり、(a)は封止した
状態を、(b)(c)は開封途中の状態を、(d)は開
封した状態をそれぞれ示す図。
【図4】 図3に示した紙パック容器を展開した状態を
示す図。
【図5】 この発明の第2の実施形態に係わる紙パック
型容器の構造を示す斜視図であり、(a)は封止した状
態を、(b)は開封途中の状態を、(c)は開封した状
態をそれぞれ示す図。
【図6】 図1に示した紙パック容器を展開した状態を
示す図。
【図7】 この発明の第2の実施形態に係わる紙パック
型容器の変形例を示す斜視図であり、(a)は封止した
状態を、(b)は開封途中の状態を、(c)は開封した
状態をそれぞれ示す図。
【図8】 図7に示した紙パック容器を展開した状態を
示す図。
【図9】 この発明の第3の実施形態に係わる紙パック
型容器の構造を示す斜視図であり、(a)は封止した状
態を示し、また(b)(c)は開封途中の状態を、
(d)は開封した状態をそれぞれ示す図。
【図10】 図9に示した紙パック容器を展開した状態
を示す図。
【図11】 従来の紙パック型容器の一例を示す斜視図
であり、(a)は封止した状態を、(b)は開封途中の
状態を、(c)は開封した状態をそれぞれ示す図。
【符号の説明】 10…容器本体 10a…第1の辺 10b…第2の辺 10c…第1の辺の接着部分 10d…第2の辺の接着部分 10e,10f…舌片 10g,10h…切除端面を持つ接着部分 10i…第2の辺の接着部分に設けられた切り離し部 10j…第1の辺の接着部分に設けられた切り離し部 10k…ミシン目

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角筒状をなす容器本体の下端部四辺を内
    方に折り畳んで封止することにより底部を形成し、上端
    部四辺の相対向する第1の二辺を内方へそれぞれく字型
    に折り込むとともに残りの第2の二辺をそれぞれ内方へ
    屋根型に折り曲げて上部開口部を形成し、上記第1およ
    び第2の各辺の上端部内面を相互に接着して封止してな
    る紙パック型容器において、 前記上部開口部における第1の二辺の少なくとも一辺
    に、手指で把持して当該一辺を容器本体の外方向へ引き
    出すための舌片を設けたことを特徴とする紙パック型容
    器。
  2. 【請求項2】 前記舌片は、容器本体の外方向に折曲形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の紙パック
    型容器。
  3. 【請求項3】 角筒状をなす容器本体の下端部四辺を内
    方に折り畳んで封止することにより底部を形成し、上端
    部四辺の相対向する第1の二辺を内方へそれぞれく字型
    に折り込むとともに残りの第2の二辺をそれぞれ内方へ
    屋根型に折り曲げて上部開口部を形成し、上記第1およ
    び第2の各辺の上端部内面を相互に接着して封止してな
    る紙パック型容器において、 前記第1の二辺の接着部分の一部を波形状に切除してな
    ることを特徴とする紙パック型容器。
  4. 【請求項4】 角筒状をなす容器本体の下端部四辺を内
    方に折り畳んで封止することにより底部を形成し、上端
    部四辺の相対向する第1の二辺を内方へそれぞれく字型
    に折り込むとともに残りの第2の二辺をそれぞれ内方へ
    屋根型に折り曲げて上部開口部を形成し、上記第1およ
    び第2の各辺の上端部内面を相互に接着して封止してな
    る紙パック型容器において、 前記第1および第2の二辺の接着部分に、その少なくと
    も一部を容器から切り離すためのミシン目を設けたこと
    を特徴とする紙パック型容器。
JP2001069302A 2001-03-12 2001-03-12 紙パック型容器 Pending JP2002264937A (ja)

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