JP2002264703A - 自動車用シートのスライドロック機構 - Google Patents

自動車用シートのスライドロック機構

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JP2002264703A
JP2002264703A JP2001060338A JP2001060338A JP2002264703A JP 2002264703 A JP2002264703 A JP 2002264703A JP 2001060338 A JP2001060338 A JP 2001060338A JP 2001060338 A JP2001060338 A JP 2001060338A JP 2002264703 A JP2002264703 A JP 2002264703A
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edge
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Yoshinobu Kaneko
好信 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート全体を復帰動させる速度が基準値以上
でも、歯飛びの発生を防げ、ロックプレートの掛止め片
を抜き穴で内曲げフランジの突歯と確実にかみ合わせ可
能に構成する。 【解決手段】 空走距離Lに相当する内曲げフランジ1
0bの下端辺を突歯14a,14b…の下端辺よりも下
方に張り出させて形成し、空走距離Lの直後から切り欠
く立上り辺142の下角部142を立上り辺142と近
い地点から小さい曲率の円弧状に形成し、掛止め片15
が突歯14a,14b…の間隔内奥深くで前縁辺140
b,141bと当接することにより、シート全体を空走
距離Lから後方の突歯14a,14b…まで所定の速度
で復帰動させても、歯飛びが発生するのを防げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体フロアに設置
されるロアレールと、シートクッションの底部に取り付
けられるアッパーレールとから組み立てられるスライド
レールを備えてスライド式に構成する自動車用シートの
スライドロック機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スライド式の自動車用シートとしては、
上向きコの字状を呈するレール基枠の上端辺から逆L字
状に折れ曲がる内曲げフランジを設けた左右のロアレー
ルと、立ち壁部の下部側をレール基枠の内側に組み付け
てロアレールでスライド可能に立付け支持する左右のア
ッパーレールとでなるスライドレールを備え、スライド
ロック機構をスライドレールに設けることにより所定位
置で静止姿勢を保てるよう構成するものがある。
【0003】そのスライドロック機構を設けるべく、ロ
アレールRには、図6で示すように内曲げフランジ1の
下端辺をレール前方より所定の長さに亘り直線状に保
ち、シート全体を内曲げフランジの下端辺に沿って前後
にスライド自在にする空走距離Lを設け、この空走距離
Lの直後から内曲げフランジ1の下端辺を凹凸状に切り
欠いて前後に並ぶ複数の突歯2a,2b…を設けること
が行われている。
【0004】そのロアレールに対し、アッパーレールに
は複数の抜き穴3a,3b…を設けた掛止め片3cを有
するロックプレート3が側部に備え付けられている。こ
のロックプレート3は、前端寄りを支軸4でアッパーレ
ールの立ち壁部(図示せず)に軸承枢支すると共に、後
端寄りをアッパーレールの立ち壁部との間に掛け渡す引
張スプリング5で吊上げ支持し、掛止め片3cを抜き穴
3a,3b…で内曲げフランジ1の突歯2a,2b…と
かみ合わせることによりシート全体をロック可能に構成
されている。
【0005】従来、上述したスライドロック機構の突歯
2a,2b…は、下端辺20,21…が空走距離Lに相
当する内曲げフランジ1の下端辺と略延長上に位置する
よう形成されている。また、掛止め片3cが支軸4を支
点に引張スプリング5で早い時期に復帰姿勢を取れるよ
うにするため、空走距離Lの直後から切り欠く立上り辺
22の下角部23が立上り辺22と離れた地点から円弧
状を呈するよう形成されている。
【0006】ところで、このスライドロック機構におい
ては、前方に位置するシート全体を空走距離から後方の
突歯まで所定の速度で復帰動させるに伴って、ロックプ
レートの掛止め片が抜き穴で内曲げフランジの突歯と確
実にかみ合うことが要求されている。それは、シート全
体を復帰動させる速度が0.5m/sec程度であると
きに歯飛びが生じてはならず、歯飛びが発生する速度は
0.6m/sec以上でなければならないとされてい
る。
【0007】然し、従来のスライドロック機構において
は、スライド速度を0.6m/secに設定したとき、
図7で示すように掛止め片3cが支軸4を支点に引張ス
プリング5で復帰する軌跡からすると、掛止め片3cが
抜き穴3a,3b…で突歯2a,2b…に掛る掛り代
a,b,cが浅いため、歯飛びが生じ易く、スライド速
度が0.5m/sec程度でも、歯飛びが生ずる虞があ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、空走距離に
相当する内曲げフランジの下端辺から後方に設けられる
突歯の形状を変更することにより、シート全体を復帰動
させる速度が基準値以上でも、歯飛びの発生を防げ、ロ
ックプレートの掛止め片を抜き穴で内曲げフランジの突
歯と確実にかみ合わせ可能な自動車用シートのスライド
ロック機構を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
自動車用シートのスライドロック機構においては、上向
きコの字状を呈するレール基枠の上端辺から逆L字状に
折れ曲がる内曲げフランジを設けた左右のロアレール
と、レール基部をレール基枠の内側に組み付けてロアレ
ールでスライド可能に立付け支持する左右のアッパーレ
ールとから組み立てられるスライドレールを備え、ロア
レールには、内曲げフランジの下端辺をレール前方より
所定の長さに亘り直線状に保ち、シート全体を内曲げフ
ランジの下端辺に沿って前後にスライド自在にする空走
距離を設け、その空走距離の直後から内曲げフランジの
下端辺を凹凸状に切り欠いて複数の前後に並ぶ突歯を設
け、アッパーレールには、前端寄りを支軸でレール側部
に軸承枢支し、且つ、後端寄りをレール側部との間に掛
け渡す引張スプリングで吊上げ支持し、複数の抜き穴を
設けた掛止め片を引張スプリングの装備側で下端辺より
内曲げフランジの下側に張り出すロックプレートを備
え、このロックプレートの掛止め片を抜き穴で内曲げフ
ランジの突歯とかみ合わせてスライドロックするもの
で、空走距離に相当する内曲げフランジの下端辺を突歯
の下端辺よりも下方に張り出させて形成し、空走距離の
直後から切り欠く立上り辺の下角部を該立上り辺と近い
地点から小さい曲率の円弧状に形成することにより構成
されている。
【0010】本発明の請求項2に係る自動車用シートの
スライドロック機構においては、突歯の前縁辺を前縁下
端より上方に向けて後に傾く傾斜辺で形成することによ
り構成されている。
【0011】本発明の請求項3に係る自動車用シートの
スライドロック機構においては、掛止め片が空走距離直
後の下角部から上方に復帰する際に、抜き穴の後端縁が
描く円弧状の軌跡と突歯の後縁下端とを合わせて、各突
歯の下端辺を前縁下端より後方に向けて上り勾配の斜辺
で形成することにより構成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して説明
すると、図1は自動車用シートのスライドレールを下部
側から示す。このスライドレールは左右共通のレール構
造を有するものであり、車体フロアに設置される左右の
ロアレール10,11と、シートクッションの底部に取
り付けられる左右のアッパーレール12,13とからな
るスライドレールを備え、図面の紙面右側を車体前方と
してシート全体をアッパーレール12,13で前後に移
動できるよう組み立てられている。
【0013】ロアレール10は、図2で示す(片側のみ
図示)ように上向きコの字状を呈するレール基枠10a
と、レール基枠10aの両端から内側に相対間隔を保っ
て逆L字状に折れ曲がる内曲げフランジ10b,10c
とから形成されている。これに対し、アッパーレール1
2は中央の立上り壁部12aと、立上り壁部12aを保
持するJの字状で背合わせに固定したレール基部12
b,12cとから形成されている。
【0014】そのアッパーレール12は、レール基部1
2b,12cを内曲げフランジ10b,10cの相対間
隔よりレール基枠10aの内側に組み付け、複数のコロ
12dを下部側に備えることによりロアレール10でス
ライド可能に立付け支持されている。また、左右のアッ
パーレール12,13は横桁フレーム12e(図1参
照)で連結固定することにより枠状に組み立てられてい
る。
【0015】ロアレール10には、図3で示す(片側の
み図示)ように内曲げフランジ10cの下端辺をレール
の前方より所定の長さに亘り直線状に保って空走距離L
が設けられている。また、空走距離Lの直後からは内曲
げフランジ10cの下端辺を凹凸状に切り欠くことによ
り前後に並ぶ複数の突歯14a,14b…が設けられて
いる。
【0016】そのロアレール10に対して、アッパーレ
ール12にはロックプレート15が立ち壁部12aの側
部に配置させて備え付けられている。このロックプレー
ト15は複数の抜き穴15a,15b…を設けた掛止め
片15cを有し、その掛止め片15cをレール基部12
b,12cの長手方向に設けたスリット12fから内曲
げフランジ10cの下方にまで張り出すよう取り付けら
れている。なお、抜き穴15a,15b…としては三つ
のものが突歯14a,14b…の間隔に合わせて掛止め
片15cの板面に設けられている。
【0017】そのロックプレート15は、従来例と構造
上の変更がなく、前端寄りを支軸16でレール基部12
b,12cに軸承枢支すると共に、後端寄りを立ち壁部
12aとの間に掛け渡す引張スプリング17で吊上げ支
持することにより取り付けられている。この引張スプリ
ング17としては、後述するロック解除機構のレバー操
作との関係から所定のバネ力を有するものが備えられて
いる。また、ロックプレート15はレール基部12bよ
り突出するピン12gを側面に設けた長穴15dに挿通
することにより上下方向の揺動がガイドされている。
【0018】上述した突歯14a,14b…並びにロッ
クプレート15の各構成部は左右のレール毎に共通の部
材として備え、ロックプレート15の掛止め片15cを
抜き穴15a,15b…で内曲げフランジ10cの突歯
14a,14b…と左右の各レール毎にかみ合わせロッ
クするスライドロック機構として構成されている。
【0019】このスライドロック機構においては、図4
で示す(実線:本案品、破線:従来品)ように空走距離
Lに相当する内曲げフランジ10cの下端辺から突歯1
4a,14b…の形状が変更されている。第1の変更点
としては、内曲げフランジ10cの下端辺が突歯14
a,14b…の下端辺140a,141a…よりも所定
の寸法分Hだけ下方に張り出すよう形成されている。そ
れと共に、空走距離Lの直後から切り欠く立上り辺14
2の下角部143が立上り辺142と近い地点から小さ
い曲率の円弧状に形成されている。
【0020】第2の変更点としては、空走距離Lの直後
に位置する突歯140,141…の前縁辺140b,1
41b…が前縁下端より上方に向けて3°程度後に傾く
傾斜辺で形成されている。第3の変更点としては、図5
で示すように掛止め片15cが空走距離Lより直後の下
角部143から上方に復帰する際、抜き穴15a,15
b…の後端縁が描く円弧状の軌跡と突歯14a,14b
…の後縁下端140a,141c…とが合うよう、各突
歯14a,14b…の下端辺140a,141a…が前
縁下端より後方に向けて上り勾配の斜辺で形成されてい
る(図4参照)。
【0021】このように構成するスライドロック機構で
は、前方に位置するシート全体を空走距離Lから後方の
突歯14a,14b…まで所定の速度で復帰動させるに
あたり、掛止め片15cが内曲げフランジ10cの下端
辺で係止され、また、内曲げフランジ10cの下端辺が
突歯14a,14b…の下端辺140a,141a…よ
りも所定の寸法分Hだけ下方に張り出すよう形成されて
いるため、所定のバネ力を有する引張スプリング17が
大きく引伸し変形されている。
【0022】それに加えて、空走距離Lの直後から切り
欠く立上り辺142の下角部143が立上り辺142と
近い地点から小さい曲率の円弧状に形成されているか
ら、掛止め片15cが空走距離Lの直後まで内曲げフラ
ンジ10cの下端辺で復帰方向に移動することなく支持
されている。この掛止め片15cが立上り辺142の下
角部143から外れると、掛止め片15cが引張スプリ
ング17のバネ作用により瞬時に引上げられる。
【0023】その掛止め片15cは、突歯14a,14
b…と抜き穴15a,15b…で嵌り合うことにより突
歯14a,14b…の間隔内奥深くに入り込むと共に、
掛止め片15cが円弧軌跡で復帰することにより、当接
点A,B,Cが各々異なるものの、突歯14a,14b
…の間隔内奥深くで前縁辺140b,141b…と当接
する。これにより、シート全体を空走距離Lから後方の
突歯14a,14b…まで所定の速度で復帰動させて
も、歯飛びが発生するのを防げる。
【0024】その掛止め片15cが突歯14a,14b
…の前縁辺140b,141b…と当接すると、突歯1
40,141…の前縁辺140b,141b…が前縁下
端より上方に向けて3°程度後に傾く傾斜辺で形成され
ているため、掛止め片15cが外れる方向に跳ね返らず
に突歯140,141…の前縁辺140b,141b…
に沿って上昇復帰する。このため、歯飛びが発生するの
を一層確実に防げる。
【0025】その掛止め片15cが上方に復帰する際
に、掛止め片15cが引張スプリング17のバネ作用に
より瞬時に引上げられるため、掛止め片15cの復帰軌
跡は急な放物線を描く。この放物線に対しては、抜き穴
15a,15b…の後端縁が突歯14a,14b…の後
縁下端140a,141c…と当接しないよう逃げを設
ける必要がある。
【0026】その逃げは、掛止め片15cの抜き穴15
a,15b…を後方に長く形成し、或いは突歯14a,
14b…の後縁下端140a,141c…を大きくアー
ル状に面取りすることにより設けられる。然し、これで
は掛止め片15c並びに突歯14a,14b…の強度が
低下してしまう。
【0027】これに対し、上述したように突歯14a,
14b…の下端辺140a,141a…を前縁下端より
後方に向けて上り勾配の斜辺で形成することにより、抜
き穴15a,15b…の後端縁が突歯14a,14b…
の後縁下端140a,141c…と当接しない逃げを取
れると共に、突歯14a,14b…の強度も十分に保て
る。
【0028】上述した構成による相違を確認するべく、
ロックプレートの枢支点から突歯位置を114mm、ス
プリング位置を97mm、スプリングのバネ力38.3
N、慣性モーメントを0.00129Kgm程度に設
定し、本案品並びに従来品の掛止め片がスライド速度
0.6m/secで描く軌跡から突歯の前縁辺に対する
掛止め片の当接点を求めたところ、従来品では当接点
a:1.41mmであるに対し、本案品では当接点A:
2.83mmと二倍以上となり、歯飛び速度も0.7〜
0.85m/secに速められることが確認できた。
【0029】そのスライドロック機構では、図2で示す
(片側のみ図示)ように各軸端側を両側のアッパーレー
ル12のブラケットプレート12hで軸受けさせて回転
可能に掛け渡される作動シャフト18を備え、ロックプ
レート15をロアレール10の突歯と掛止め片のかみ合
せ解除方向に押げ下げるキックアーム19と、引上げ操
作用のレバー20aを引張りワイヤ20bで連結する作
動カム21とを作動シャフト18の軸線上に備え、キッ
クアーム19を引張スプリング22で引張り支持したロ
ック解除機構が備え付けられている。
【0030】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1に係る自
動車用シートのスライドロック機構に依れば、スライド
レールのロアレールには、内曲げフランジの下端辺をレ
ール前方より所定の長さに亘り直線状に保ち、シート全
体を内曲げフランジの下端辺に沿って前後にスライド自
在にする空走距離を設け、その空走距離の直後から内曲
げフランジの下端辺を凹凸状に切り欠いて前後に並ぶ複
数の突歯を設け、アッパーレールには、前端寄りを支軸
でレール側部に軸承枢支し、且つ、後端寄りをレール側
部との間に掛け渡す引張スプリングで吊上げ支持し、複
数の抜き穴を設けた掛止め片を引張スプリングの装備側
で下端辺より水平方向に張り出すロックプレートを備
え、このロックプレートの掛止め片を抜き穴で内曲げフ
ランジの突歯とかみ合わせてスライドロックするもの
で、空走距離に相当する内曲げフランジの下端辺を突歯
の下端辺よりも下方に張出し位置させて形成し、空走距
離の直後から切り欠く立上り辺の下角部を該立上り辺と
近い地点から小さい曲率の円弧状に形成するため、掛止
め片が突歯の間隔内奥深くで前縁辺と当接することによ
り、シート全体を空走距離から後方の突歯まで所定の速
度で復帰動させても、歯飛びが発生するのを防げる。
【0031】本発明の請求項2に係る自動車用シートの
スライドロック機構に依れば、突歯の前縁辺を前縁下端
より上方に向けて後に傾く傾斜辺で形成することによ
り、掛止め片が外れる方向に跳ね返らずに突歯の前縁辺
に沿って上昇復帰するため、歯飛びが発生するのをより
確実に防げる。
【0032】本発明の請求項3に係る自動車用シートの
スライドロック機構に依れば、抜き穴の後端縁が描く円
弧状の軌跡と突歯の後縁下端とを合わせて、各突歯の下
端辺を前縁下端より後方に向けて上り勾配の斜辺で形成
することにより、掛止め片が空走距離直後の下角部から
上方に復帰する際に、抜き穴の後端縁が突歯の後縁下端
と当接しない逃げを取れると共に、突歯の強度も十分に
保てる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスライドロック機構を備える自動
車用シートを下部側から示す仰角斜視図である。
【図2】同シートに装備されるスライドレール機構を示
す説明図である。
【図3】同シートに装備されるスライドロック機構を示
す説明図である。
【図4】同スライドロック機構の突歯構造を示す説明図
である。
【図5】同スライドロック解除機構における掛止め片の
復帰軌跡を示す説明図である。
【図6】従来例に係る自動車用シートのスライドロック
機構を示す説明図である。
【図7】同スライドロック解除機構における掛止め片の
復帰軌跡を示す説明図である。
【符号の説明】
10,11 ロアレール 10a ロアレールの基枠 10b ロアレールの内曲げフランジ 12,13 アッパーレール 14a,14b… 突歯 140a,141a 突歯の下端辺 140b,141b 突歯の前縁辺 142 立上り辺 143 立上り辺の下角部 15 ロックプレート 15a,15b… 抜き穴 15c 掛止め片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上向きコの字状を呈するレール基枠の上
    端辺から逆L字状に折れ曲がる内曲げフランジを設けた
    左右のロアレールと、レール基部をレール基枠の内側に
    組み付けてロアレールでスライド可能に立付け支持する
    左右のアッパーレールとから組み立てられるスライドレ
    ールを備え、 ロアレールには、内曲げフランジの下端辺をレール前方
    より所定の長さに亘り直線状に保ち、シート全体を内曲
    げフランジの下端辺に沿って前後にスライド自在にする
    空走距離を設け、その空走距離の直後から内曲げフラン
    ジの下端辺を凹凸状に切り欠いて複数の前後に並ぶ突歯
    を設け、 アッパーレールには、前端寄りを支軸でレール側部に軸
    承枢支し、且つ、後端寄りをレール側部との間に掛け渡
    す引張スプリングで吊上げ支持し、複数の抜き穴を設け
    た掛止め片を引張スプリングの装備側で下端辺より内曲
    げフランジの下側に張り出すロックプレートを備え、こ
    のロックプレートの掛止め片を抜き穴で内曲げフランジ
    の突歯とかみ合わせてスライドロックする自動車用シー
    トのスライドロック機構において、 上記空走距離に相当する内曲げフランジの下端辺を突歯
    の下端辺よりも下方に張り出させて形成し、空走距離の
    直後から切り欠く立上り辺の下角部を該立上り辺と近い
    地点から小さい曲率の円弧状に形成してなることを特徴
    とする自動車用シートのスライドロック機構。
  2. 【請求項2】 上記突歯の前縁辺を前縁下端より上方に
    向けて後に傾く傾斜辺で形成してなることを特徴とする
    請求項1に記載の自動車用シートのスライドロック機
    構。
  3. 【請求項3】 上記掛止め片が空走距離直後の下角部か
    ら上方に復帰する際に、抜き穴の後端縁が描く円弧状の
    軌跡と突歯の後縁下端とを合わせて、各突歯の下端辺を
    前縁下端より後方に向けて上り勾配の斜辺で形成してな
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の自動車用
    シートのスライドロック機構。
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