JP2002264462A - 三次元形状物の印刷用版下イメージの作成装置及び作成方法、並びに作成プログラム及び作成プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

三次元形状物の印刷用版下イメージの作成装置及び作成方法、並びに作成プログラム及び作成プログラムを記憶した記憶媒体

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JP2002264462A
JP2002264462A JP2001071810A JP2001071810A JP2002264462A JP 2002264462 A JP2002264462 A JP 2002264462A JP 2001071810 A JP2001071810 A JP 2001071810A JP 2001071810 A JP2001071810 A JP 2001071810A JP 2002264462 A JP2002264462 A JP 2002264462A
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則明 太田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来は、三次元形状物に印刷されたものに歪み
が生じないよう、熟練工の感と経験により、印刷トライ
及び版下修正、更に場合によっては三次元形状物の変形
度合いの修正を繰り返して、所望のデザインが三次元形
状物に印刷されるように努力がなされていた。 【解決手段】平面体の表面に施されたテストイメージを
入力し、所望の形状に成形することにより形成された三
次元形状物の表面の印刷イメージを入力し、読取られた
テストイメージと印刷イメージの描画形状を測定して、
描画形状歪みの逆計算補正式を導出し、次に、平面体の
表面に施された所望のサンプルイメージを入力し、逆計
算補正式に従ってその描画形状の測定値から描画形状の
補正値を算出し、この補正値を与えた描画データを作成
する。この描画データに基づいて版下をつくれば、歪み
のない印刷状態が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被印刷面が球形、
円筒形等の非平面である三次元形状物に印刷するため
の、三次元形状物の印刷用版下イメージの作成装置及び
作成方法、並びに作成プログラム及び作成プログラムが
記憶された記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷された三次元形状物を得るために
は、版下を用いて、プラスチックや金属等で構成される
フィルム、シート、シール等の平面の被印刷物に印刷し
た後に、被印刷物がフィルムやシートの場合には、その
被印刷物をインサート成形、真空成形、圧縮成形、塑性
変形等により所望の三次元形状物を形成し、被印刷物が
シールの場合には、シールを三次元形状物に貼る。或い
は、予め成形された三次元形状物に、版下を用いて、パ
ット印刷、シルク印刷、オフセット印刷等の印刷方法に
より印刷する。上記のいずれの方法を利用しても、版下
が平面であることから、版下に所望の正確なデザイン
(図形や文字)が形成されていても、三次元形状物に印
刷されたデザインには、その三次元形状物の形状に追従
した形で歪みが生ずる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、三次元形状物
に印刷されたものに歪みが生じないよう、熟練工の感と
経験により、印刷トライ及び版下修正、更に場合によっ
ては三次元形状物の変形度合いの修正を繰り返して、所
望のデザインが三次元形状物に印刷されるように努力が
なされていた。従って、版下のデザインや三次元形状物
の形状を考えてから、それを完成させるまでにはかなり
の時間がかかっていた。それ故、本発明は、版下の修正
が簡単にでき、上記の課題を解消できる、コンピュータ
を利用した、三次元形状物の印刷用版下イメージの作成
装置及び作成方法、並びに記録媒体を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、三次元形状物の印刷用版下イメ
ージの作成装置において、平面体の表面に施されたテス
トイメージを入力するイメージ入力手段と、前記平面体
を所望の形状に成形することにより形成された三次元形
状物の表面の印刷イメージ又は前記平面体の表面に施さ
れたテストイメージが印刷された所望の形状の三次元形
状物の表面の印刷イメージを入力するイメージ入力手段
と、前記テストイメージと印刷イメージの入力画像の描
画形状を所定の座標系を用いて測定する描画形状測定手
段と、描画形状の測定結果に基づいて、描画形状歪みの
逆計算補正式を導出する補正式導出手段と、前記平面体
の表面に施された所望のサンプルイメージを入力するイ
メージ入力手段と、前記サンプルイメージの入力画像の
描画形状を前記座標系を用いて測定する描画形状測定手
段と、前記サンプルイメージの描画形状の測定結果に対
して、前記逆計算補正式に従って補正値を算出し、この
補正値を与えた描画データを作成する描画データ作成手
段と、前記描画データに基づいて版下イメージを出力す
る版下イメージ出力手段を備えたことを特徴とする三次
元形状物の印刷用版下イメージの作成装置である。
【0005】請求項2の発明は、三次元形状物の印刷用
版下イメージの作成方法において、平面体の表面に施さ
れたテストイメージの入力画像の描画形状を所定の座標
系を用いて測定する第1描画形状工程と、前記平面体を
所望の形状に成形することにより形成された三次元形状
物の表面の印刷イメージ又は前記平面体の表面に施され
たテストイメージが印刷された所望の形状の三次元形状
物の表面の印刷イメージの入力画像の描画形状を前記座
標系を用いて測定する第2描画形状測定工程と、描画形
状の測定結果に基づいて、描画形状歪みの逆計算補正式
を導出する補正式導出工程と、前記平面体の表面に施さ
れた所望のサンプルイメージの入力画像の描画形状を前
記座標系を用いて測定する第3描画形状測定工程と、前
記サンプルイメージの描画形状の測定結果に対して、前
記逆計算補正式に従って補正値を算出し、この補正値を
与えた描画データを作成する描画データ作成工程とを備
えたことを特徴とする三次元形状物の印刷用版下イメー
ジの作成方法である。
【0006】請求項3の発明は、請求項2記載の三次元
形状物の印刷用版下イメージの作成方法において、テス
トイメージは複数のラインとその交点で構成されてお
り、第1及び第2描画形状測定工程で交点の座標が測定
され、補正式導出工程では各交点の座標変換に基づい
て、描画形状歪みの逆計算補正式が導出されることを特
徴とする三次元形状物の印刷用版下イメージの作成方法
である。
【0007】請求項4の発明は、請求項3記載の三次元
形状物の印刷用版下イメージの作成方法において、テス
トイメージは、二次元直交座標系の座標軸に沿って描か
れた複数の直線ラインの交差により格子状に構成されて
おり、第1及び第2描画形状測定工程では前記格子によ
り画定された四角形を一つずつ1以上の対角線で分割す
ることにより得られる各三角形の頂点の座標が前記二次
元直交座標系を用いて測定され、補正式導出工程では三
角形の頂点の座標の座標変換に基づいて、前記三角形領
域内にある座標に適用される描画形状歪みの逆計算補正
式が導出されることを特徴とする三次元形状物の印刷用
版下イメージの作成方法である。
【0008】請求項5の発明は、請求項3記載の三次元
形状物の印刷用版下イメージの作成方法において、テス
トイメージは、二次元極座標系の座標軸に沿って描かれ
た複数の同軸円とその原点を通る複数の直線ラインとで
構成されており、第1及び第2描画形状測定工程では前
記円と直線ラインにより画定された略四角形の頂点の座
標が前記極座標系を用いて測定され、補正式導出工程で
は略四角形の頂点の座標の座標変換に基づいて、前記略
四角形領域内にある座標に適用される描画形状歪みの逆
計算補正式が導出されることを特徴とする三次元形状物
の印刷用版下イメージの作成方法である。
【0009】請求項6の発明は、コンピュータに請求項
2〜5のいずれか記載の三次元形状物の印刷用版下イメ
ージの作成方法を実行させるための作成プログラムであ
る。
【0010】請求項7の発明は、コンピュータに請求項
2〜5のいずれか記載の三次元形状物の印刷用版下イメ
ージの作成方法を実行させるための作成プログラムが記
憶されたコンピュータ読取り可能な記憶媒体である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を、図1に示すフローチャートに従って、図面を用いな
がら説明する。この実施の形態では、プラスチック製平
面フィルムに印刷した後に半球状(上方が凸)に三次元
成形する。図2に示すように、フィルムには、縦方向と
横方向に延びる多数の直線ラインで構成された、格子イ
メージ(テストイメージ)が描かれている。縦方向と横
方向に延びる直線ラインの間隔は同じである。図3は、
フィルムを半球状(上方が凸)に三次元成形した後の成
形済みフィルムの印刷イメージを示す。この印刷イメー
ジでは、直線ラインが歪んでいる。格子イメージと、印
刷イメージを、フィルムの中心点と、左右上下方向が一
致するよう重ね合わせた状態を表示すると、図4のよう
になる。
【0012】第1イメージ入力工程において、フィルム
の格子イメージが入力される。更に、第2イメージ入力
工程において、成形済みフィルムの印刷イメージが入力
される。イメージ入力手段は、実際のイメージを読み込
んで二次元のデジタルデータを出力できるものであれば
よく、デジタルカメラ、スキャナ等でもよいし、また、
外部のデジタルカメラ、スキャナ等と接続するための入
力端子でもよい。読取りの際には、座標の中心点と、左
右上下方向が一致するように、フィルムが同じ方向から
読取られる。読取られた後に、ディスプレイ上に格子イ
メージと印刷イメージの入力画像を表示させ、操作誤差
によりずれが生じていた場合には印刷イメージを補正す
る。
【0013】第1描画形状測定工程では、二次元直交座
標系(1mm単位)を用いて、各々のイメージの入力画
像の描画形状が測定され、格子を構成する四角形の交点
と、その四角形の頂点を通る2本の対角線の交点の座標
値のデータが生成されて、コンピュータのメモリに記憶
される。以下に具体的に説明する。図5(A)は格子イ
メージの入力画像のデータを基に描画されたある場所の
四角形を、図5(B)は印刷イメージの入力画像のデー
タを基に描画された、対応する四角形を示す。尚、この
四角形は頂点の座標値に基づいて直線近似されたもので
ある。この工程では、上記の四角形のデータに基づき、
図5(A)に示す成形前の三角形領域を画定する頂点
(交点)(x1、y1)、(x2、y2)、(x3、y
3)と、図5(B)に示す成形後の対応する三角形領域
を画定する頂点(交点)(u1、v1)、(u2、v
2)、(u3、v3)が対応付けてコンピュータのメモ
リに記憶される。
【0014】次に、補正式導出工程を説明する。描画形
状歪みの逆計算補正式は、上記のメモリに記憶された座
標値のデータから導出される。図5(A)に示す成形前
の三角形領域を画定する頂点(交点)は(x1、y
1)、(x2、y2)、(x3、y3)であり、成形後
の対応する三角形領域を画定する頂点(交点)は(u
1、v1)、(u2、v2)、(u3、v3)である。
即ち、成形により、三角形の3つの頂点が、(x1、y
1)、(x2、y2)、(x3、y3)から(u1、v
1)、(u2、v2)、(u3、v3)に移動してい
る。
【0015】成形前の三角形領域内の点(x0、y0)
と、成形後の三角形領域内の点(u0、v0)は、それ
ぞれの三角形領域内で同じ割合で存在していることを前
提とすると、以下の計算が成立する。
【数1】
【0016】式(2)をそれぞれの式に分けると以下の
ようになる。
【数2】 上記の式(3)、(4)より、k、lを求めて、式
(1)に代入すれば、(x1、y1)、(x2、y
2)、(x3、y3)と(u1、v1)、(u2、v
2)(u3、v3)と(u0、v0)から、(x0、y
0)を求める計算式、即ち補正式が導出される。導出さ
れた計算式を参考のために以下に示す。
【0017】
【数3】
【0018】そして、成形前の各三角形の頂点(交
点)、即ち各三角形領域の画定する座標値のデータと対
応付けて、上記補正式に代入すべき係数(a、b、c、
d、e、f、π)のデータがメモリに記憶される。
【0019】第3イメージ入力工程で、同様のイメージ
入力手段を介して、同様のフィルムの表面に施された、
量産用の所望のデザインのサンプルイメージが、中心点
と、左右上下方向が一致するように、同じ方向から読取
られる。図6はフィルムに施されたサンプルイメージを
示す。このサンプルイメージは細文字Aで構成されてい
る。なお、上下左右の端側に付された印はフィルムの位
置合わせ用のものである。以下の図面においても同様の
趣旨で印が付されている。
【0020】図7は図6のフィルムを上述の成形済みフ
ィルムと同様の形状になるように半球状(上方が凸)に
そのまま三次元成形した後の印刷イメージを示す。しか
しながら、三次元成形した後には、図8に示すような歪
みのないイメージが三次元形状物の表面に表示されなけ
れば商品価値はない。そこで、以下の手順でサンプルイ
メージに対して補正がなされる。
【0021】第2描画形状測定工程で、前記と同じ二次
元直交座標系(1mm単位)を用いて、サンプルイメー
ジの入力画像の形状が測定され、サンプルイメージのデ
ザインを構成する特徴点の座標値のデータが生成され
て、コンピュータのメモリに記憶される。即ち、サンプ
ルイメージに線分(直線、曲線)が含まれていた場合に
は、その始点、終点、更に曲線の場合には曲率を決定す
る制御点のデータが記憶される。
【0022】描画データ作成工程では、三角形領域に関
するデータがメモリから読み出され、サンプルイメージ
の各特徴点が、格子イメージで画定される成形前の複数
の三角形領域中どこの内部にあるかが判定される。そし
て、サンプルイメージの特徴点を包含する三角形領域用
の係数とサンプルイメージの前記特徴点の座標値(u
0、v0)のデータが補正式に代入されると、その点に
ついて補正値(x0、y0)が算出される。算出は、サ
ンプルイメージのデザインを構成する全ての特徴点につ
いてなされる。そして、算出された補正値、即ち座標デ
ータの集合に基づいて、点、線分(曲線を含む)の描画
データが作成される。
【0023】作成された描画データは、ディスプレイや
プリンタ等の出力手段により出力される。なお、出力手
段には、ディスプレイやプリンタ等と接続するための出
力端子も含まれる。描画データは、磁気テープ、フリッ
ピーディスク等の記憶媒体にそのデータを保管し、必要
なときに版下イメージとして出力することもできる。図
9は版下イメージを示す。右下は、印刷イメージを格子
イメージに重ね合わせたイメージの一部分の拡大図であ
る。この版下イメージをフィルムに印刷し、それを同じ
三次元形状に成形すれば、図8に示すように歪みのない
印刷状態が達成される。右下は、図9に対応する部分の
拡大図である。
【0024】図10に示すサンプルイメージの太文字A
のように、面積を持つデザインが含まれている場合があ
るが、太文字Aは、その文字を画定する輪郭が線分によ
って構成され、その輪郭内が色塗り指定されることによ
り作成されたものと形状が測定され、その結果に基づい
てその線分が補正されることから、第1の実施の形態に
係る作成方法を用いれば、太文字Aのデータも適正に補
正されて、図11に示す版下イメージが作成される。従
って、面積をもつデザイン用にも適正な印刷用版下を作
成することができる。
【0025】以下、本発明の第2の実施の形態を、図面
を用いながら説明する。第2の実施の形態では、プラス
チック製平面フィルムに印刷した後に異方的に三次元成
形している。この実施の形態では、二次元極座標系を用
いることを特徴とする。図12(A)に示すように、フ
ィルムには、二次元極座標系の座標軸に沿って、複数の
同心円とその原点を通る複数の直線ラインで構成された
蜘蛛の巣イメージ(テストイメージ)が描かれている。
一つの環状形は同じ角度で等分に分割されている。な
お、全ての環状形を一定の角度で分割すると、半径が大
きくなるに従って略四角形の面積が大きくなることか
ら、半径が大きくなるに従って分割数が増やされてい
る。図12(B)は、フィルムを三次元成形した後の成
形済みフィルムの印刷イメージを示す。この印刷イメー
ジでは、同心円やラインが歪んでいる。下側の図は、図
12(A)、(B)の各々○で囲んだ部分の拡大図であ
る。
【0026】第1の実施の形態と同様にして、第1及び第
2イメージ入力工程において、成形の前後のイメージが
入力される。第1描画形状測定工程では、二次元極座標
系(0.5mm単位)を用いて、各々のイメージの入力
画像の描画形状が測定され、同心円と原点を通る2本の
直線ラインによって画定される略四角形の交点の座標値
のデータが生成されて、コンピュータのメモリに記憶さ
れる。
【0027】但し、この工程では、図12(A)に示す
成形前の略四角形領域を画定する頂点(交点)はそのま
まメモリに記憶されるが、図12(B)に示す成形後の
対応する略四角形領域を画定する頂点(交点)は補正さ
れる。即ち、細線で示す略四角形が本来の成形後のもの
であるが、座標値を極座標系(半径と角度)で表すため
に、頂点の半径の平均値と角度の平均値が採られて、略
四角形領域が太線に示す領域に修正され、その修正デー
タが対応付けてメモリに記憶される。
【0028】次に、補正式導出工程を説明する。描画形
状歪みの逆計算補正式は、上記のメモリに記憶された座
標値のデータから導出される。図13(A)は図12
(A)に、図13(B)は図12(B)に各々対応して
いる。図13(A)に示す成形前の略四角形領域を画定
する頂点(交点)は(x1、y1)、(x2、y2)、
(x3、y3)、(x4、y4)であり、図14(B)
に示す成形後の対応する略四角形を画定する頂点(交
点)は(u1、v1)、(u2、v2)、(u3、v
3)、(u4、v4)である。
【0029】各頂点は、半径と角度により以下のように
表される。
【数4】
【0030】x0=rcosθ、y0=rsinθと表
され、r1≦r≦r2、θ1≦θ≦θ2である。また、r=
k(r2−r1)+r1、θ=l(θ2−θ1)+θ1であ
る。成形前の略四角形領域内の点(x0、y0)と、成
形後の略四角形領域内の点(u0、v0)は、それぞれ
の略四角形領域内で同じ割合で存在していることを前提
とすると、以下の計算が成立する。
【数5】
【0031】式(6)をそれぞれの式に分けると以下の
ようになる。
【数6】 上記の式(7)、(8)より、k、lを求めて、式
(5)に代入すれば、(x1、y1)、(x2、y
2)、(x3、y3)、(x4、y4)と(u1、v
1)、(u2、v2)、(u3、v3)、(u4、v
4)と(u0、v0)から、(x0、y0)を求める計
算式、即ち補正式が導出される。導出された計算式を参
考のために以下に示す。
【0032】
【数7】
【0033】そして、第1の実施の形態と同様にして、
成形前の各略四角形の頂点(交点)、即ち各略四角形領
域の画定する座標値のデータと対応付けて、上記補正式
に代入すべき係数のデータがメモリに記憶される。その
後、第1の実施の形態と同様に、第3イメージ入力工程
で所望のサンプルイメージが入力され、第2描画形状測
定工程で前記と同じ二次元極座標系を用いて、サンプル
イメージの入力画像の特徴点が測定され、記憶される。
【0034】描画データ作成工程では、略四角形領域に
関するデータがメモリから読み出され、サンプルイメー
ジの各特徴点が、蜘蛛の巣イメージで画定される成形前
の複数の略四角形領域中どこにあるかが判定される。そ
して、サンプルイメージの特徴点を包含する略四角形領
域用の係数とサンプルイメージの前記特徴点の座標値の
データが補正式に代入され、補正値が算出され、算出さ
れた補正値、即ち座標データの集合に基づいて、点、線
分(曲線を含む)の描画データが作成される。
【0035】本発明においては、装置全体が制御手段と
してのCPUにより制御されている。また、記憶媒体に
は、プログラムを実行するのに必要なデータを記憶する
ためのRAMメモリやハードディスクの他に、CPUで
実行するためのプログラムを記憶するROMメモリ等が
含まれる。記憶媒体としては、ROM、RAM等の半導
体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、磁気媒体等を
用いることができる。本発明は、各工程を実行するため
のソフトウエアのプログラムを記憶した記憶媒体をシス
テムや装置で用い、そのシステムや装置のCPUが上記
記憶媒体に記憶されたプログラムを読み出し、実行する
ことにより、本発明の目的を達成することができる。
【0036】なお、コンピュータ上で稼動しているOS
等が処理の一部又は全部を行う場合、又は、記憶媒体か
ら読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入され
た拡張機能ボートやコンピュータに接続された拡張機能
ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログ
ラムに従って拡張機能ボートや拡張機能ユニットのCP
Uが処理の一部又は全部を行う場合にも、本発明の目的
を達成することができる。
【0037】以上、本発明の実施の形態について詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更等があっても本発明に含まれる。第1の実施の
形態で用いた二次元直交座標系は1mm単位であり、第
2の実施の形態で用いた極座標系は0.5mm単位であ
ったが、単位はこれらより大きくしても小さくしてもよ
い。より小さい単位に設定すればより精度の高い印刷用
版下が作成できることから、三次元形状物の形状や版下
イメージを考慮して単位は当業者が適宜設定すればよ
い。
【0038】上記実施の形態では、三次元形状物に成形
前のものに印刷する場合を想定しているが、転写パット
等を用いて三次元形状物に印刷する場合にも本発明の装
置及び方法、並びに記憶媒体が利用できる。
【0039】座標系としては、直交座標系でも極座標系
でもよい。第1の実施の形態では、直交座標系を用いて
いるが、直交座標系では直線近似を行っていることか
ら、三次元形状物が同心円上に広がりの変化がある場
合、例えば三次元形状物が円型のメーター等の場合に
は、極座標系を用いた方が精度の高い印刷用版下を作成
できるであろう。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、如何なる三次元形状物
に対しても、その正確な印刷用版下イメージを、サンプ
ルイメージを基に容易に作成することができるので、ト
ライアンドエラーを繰り返すことなく、量産化を早期に
立ち上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る方法のフローチャ
ートを示す。
【図2】 本発明の実施の形態に係る格子イメージを示
す。
【図3】 三次元形状物への成形後の、図1の格子イメ
ージの印刷イメージを示す。
【図4】 図1と図2のイメージを重ね合わせた状態を
示す。
【図5】 第1の実施の形態に係る補正式導出工程を説
明する図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係るサンプルイメージ
を示す。
【図7】 三次元形状物へ成形後の、図6のサンプルイ
メージの印刷イメージを示す。
【図8】 三次元形状物へ成形後の、所望の印刷状態を
示す。
【図9】 描画データに基づいて補正することにより作
成された版下イメージを示す。
【図10】 別のサンプルイメージを示す。
【図11】 図10のサンプルイメージを補正すること
により作成された版下イメージを示す。
【図12】 第2の実施の形態に係る成形前と後の蜘蛛
の巣イメージを示す。
【図13】 第2の実施の形態に係る補正式導出工程を
説明する図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三次元形状物の印刷用版下イメージの作
    成装置において、平面体の表面に施されたテストイメー
    ジを入力するイメージ入力手段と、前記平面体を所望の
    形状に成形することにより形成された三次元形状物の表
    面の印刷イメージ又は前記平面体の表面に施されたテス
    トイメージが印刷された所望の形状の三次元形状物の表
    面の印刷イメージを入力するイメージ入力手段と、前記
    テストイメージと印刷イメージの入力画像の描画形状を
    所定の座標系を用いて測定する描画形状測定手段と、 描画形状の測定結果に基づいて、描画形状歪みの逆計算
    補正式を導出する補正式導出手段と、前記平面体の表面
    に施された所望のサンプルイメージを入力するイメージ
    入力手段と、前記サンプルイメージの入力画像の描画形
    状を前記座標系を用いて測定する描画形状測定手段と、
    前記サンプルイメージの描画形状の測定結果に対して、
    前記逆計算補正式に従って補正値を算出し、この補正値
    を与えた描画データを作成する描画データ作成手段と、
    前記描画データに基づいて版下イメージを出力する版下
    イメージ出力手段を備えたことを特徴とする三次元形状
    物の印刷用版下イメージの作成装置。
  2. 【請求項2】三次元形状物の印刷用版下イメージの作成
    方法において、平面体の表面に施されたテストイメージ
    の入力画像の描画形状を所定の座標系を用いて測定する
    第1描画形状工程と、前記平面体を所望の形状に成形す
    ることにより形成された三次元形状物の表面の印刷イメ
    ージ又は前記平面体の表面に施されたテストイメージが
    印刷された所望の形状の三次元形状物の表面の印刷イメ
    ージの入力画像の描画形状を前記座標系を用いて測定す
    る第2描画形状測定工程と、 描画形状の測定結果に基づいて、描画形状歪みの逆計算
    補正式を導出する補正式導出工程と、前記平面体の表面
    に施された所望のサンプルイメージの入力画像の描画形
    状を前記座標系を用いて測定する第3描画形状測定工程
    と、前記サンプルイメージの描画形状の測定結果に対し
    て、前記逆計算補正式に従って補正値を算出し、この補
    正値を与えた描画データを作成する描画データ作成工程
    とを備えたことを特徴とする三次元形状物の印刷用版下
    イメージの作成方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の三次元形状物の印刷用版下
    イメージの作成方法において、テストイメージは複数の
    ラインとその交点で構成されており、第1及び第2描画
    形状測定工程で交点の座標が測定され、補正式導出工程
    では各交点の座標変換に基づいて、描画形状歪みの逆計
    算補正式が導出されることを特徴とする三次元形状物の
    印刷用版下イメージの作成方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載の三次元形状物の印刷用版下
    イメージの作成方法において、テストイメージは、二次
    元直交座標系の座標軸に沿って描かれた複数の直線ライ
    ンの交差により格子状に構成されており、第1及び第2
    描画形状測定工程では前記格子により画定された四角形
    を一つずつ1以上の対角線で分割することにより得られ
    る各三角形の頂点の座標が前記二次元直交座標系を用い
    て測定され、補正式導出工程では三角形の頂点の座標の
    座標変換に基づいて、前記三角形領域内にある座標に適
    用される描画形状歪みの逆計算補正式が導出されること
    を特徴とする三次元形状物の印刷用版下イメージの作成
    方法。
  5. 【請求項5】請求項3記載の三次元形状物の印刷用版下
    イメージの作成方法において、テストイメージは、二次
    元極座標系の座標軸に沿って描かれた複数の同軸円とそ
    の原点を通る複数の直線ラインとで構成されており、第
    1及び第2描画形状測定工程では前記円と直線ラインに
    より画定された略四角形の頂点の座標が前記極座標系を
    用いて測定され、補正式導出工程では略四角形の頂点の
    座標の座標変換に基づいて、前記略四角形領域内にある
    座標に適用される描画形状歪みの逆計算補正式が導出さ
    れることを特徴とする三次元形状物の印刷用版下イメー
    ジの作成方法。
  6. 【請求項6】コンピュータに請求項2〜5のいずれか記
    載の三次元形状物の印刷用版下イメージの作成方法を実
    行させるための作成プログラム。
  7. 【請求項7】コンピュータに請求項2〜5のいずれか記
    載の三次元形状物の印刷用版下イメージの作成方法を実
    行させるための作成プログラムが記憶されたコンピュー
    タ読取り可能な記憶媒体。
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