JP2002264434A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002264434A
JP2002264434A JP2001065238A JP2001065238A JP2002264434A JP 2002264434 A JP2002264434 A JP 2002264434A JP 2001065238 A JP2001065238 A JP 2001065238A JP 2001065238 A JP2001065238 A JP 2001065238A JP 2002264434 A JP2002264434 A JP 2002264434A
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volatile memory
device control
energy saving
saving mode
control unit
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JP2001065238A
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Koji Yano
耕司 矢野
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省エネルギーモードによって待機状態の画像
形成装置が画像形成可能な状態へ復帰する際に、制御部
内の揮発メモリと不揮発メモリ間の制御データの転送時
間を減らして、復帰時間を短縮する。 【解決手段】 画像形成装置は、待機時の消費電力を低
減させる省エネルギーモードと、エンジン制御部40、
プリンタ制御部50、不揮発メモリ装置60、動作制御
部61、操作部62、通信制御部63とを有している。
エンジン制御部40は、制御データを保持する揮発メモ
リ42を有し、省エネルギーモード移行前に、揮発メモ
リ42に保持された制御データと、該制御データに基づ
き算出されたサム値とを不揮発メモリ装置60に転送し
て保持し、省エネルギーモードからの復帰時、揮発メモ
リ42に保持されたサム値と不揮発メモリ装置60から
読み出したサム値とを比較し、一致した場合、揮発メモ
リ42に保持された制御データを有効と判断し、該制御
データによって画像形成動作を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、よ
り詳細には、通常の待機状態と比較し、より低消費電力
な省エネルギーモードを有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術に関して、例えば、特開平10
−240580号公報には、外部RAMを有するマイコ
ンの起動を制御するシステムにおいて起動時に外部RA
Mの内容を確認し、利用可能なデータが書き込まれてい
るときに同データに応じて起動処理を変更することを特
徴とするマイコン起動制御システムが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、画像形成装置に
対する省エネルギーの要求が高まっており、特に画像形
成動作を行わない待機時の消費電力を低減することが強
く求められている。しかし、ネットワークに接続される
プリンタ機能や電話回戦に接続されるファックス機能を
有する画像形成装置では外部回線からのコマンドにより
画像形成動作が開始されるため、機器全ての電源を落と
し、消費電力を低減させることができない。このため画
像形成装置の動作を制御する制御部を複数に分割し、外
部回線の制御にかかわる制御部は常時、動作状態とする
ことでコマンドの入力に対応し、その他、機器の内部制
御にかかわる制御部などは電源を遮断する、もしくは制
御部の動作を停止させることで機器全体の消費電力を低
減させる省エネルギーモードを有する機器がある。
【0004】また、画像形成装置においては待機状態か
ら画像形成動作を開始可能になるまでの復帰時間の短縮
も求められており、地域によっては公的規制により復帰
時間が規制されている場合もある。
【0005】この「待機状態における消費電力の低減」
と「待機状態からの復帰時間短縮」のいずれをも満たす
ためには、省エネルギーモードからいかに速く制御部を
立ち上げ、通常動作状態に戻すことが重要な課題とな
る。一般的に、制御部の消費電力を低減させるためには
必要最低限の制御部を除き、その他の制御部への通電を
停止するのがもっとも望ましいが、この場合、動作状態
への復帰時間も長くなる場合が多い。
【0006】これに対し制御部の演算装置などをスタン
バイ状態にし、通電は行うが動作を停止させることで制
御部の消費電力を低減させる方式は、待機時の消費電力
は多少増加するが復帰時間の短縮には有効である。この
方式では、揮発メモリに制御データを保存し、メモリ自
体もスタンバイ状態とすることで制御データを保存する
ことが可能である。また、機器の保守の際には商用電源
から切り離す必要があるため、ユーザの各種設定などを
保存するための不揮発メモリ装置が機器内部に備えられ
ており、各制御部の設定情報などはその不揮発メモリ装
置に一括して保存されている。
【0007】制御部を停止させ、スタンバイ状態にする
ことで消費電力を低減させる方式をとった場合、画像形
成状態への復帰時、正確な制御を行うためには揮発メモ
リに保存されたデータの有効性を確認することが必要に
なる。もっとも確実なのは全てのデータを不揮発メモリ
装置に保存されている情報と比較する、もしくは新たに
全データをダウンロードする方法であるが、制御部と不
揮発メモリ装置のインタフェイスが低速な場合、データ
の確認、ダウンロードに要する時間が復帰時間短縮の足
かせとなる可能性がある。
【0008】本発明の画像形成装置においては、省エネ
ルギー状態へ移行する前に制御部の揮発メモリ内容とそ
のサム値を不揮発メモリ装置に転送する。外部信号によ
り省エネルギーモードから画像形成状態への復帰が開始
されると制御部は揮発メモリに保存されたデータのサム
値と不揮発メモリ装置より読み出されたサム値の比較を
行う。この値が一致した場合は、揮発メモリに保存され
た情報は有効と判断し、制御を開始する。本方式をとる
ことでデータ的に少量のサム値のみの転送により制御デ
ータの有効性を確実に判断することができ、データ転送
時間を低減させ、省エネルギーモードからの復帰時間短
縮を可能にする。
【0009】また、揮発メモリに保持された制御データ
の有効性をサム値によって検証を行うが、制御部がスタ
ンバイ状態になっている期間に揮発メモリのバスにノイ
ズが重畳し、ランダムにデータが書き換えられ、偶然サ
ム値が省エネモード移行前と一致した場合、データの変
化を検知することができない。揮発メモリには制御部が
使用する各種のデータが保存されているが、その中には
データ異常が機器の安全性にかかわる重要な制御データ
も含まれている。これらの制御データに異常が生じた場
合、最悪、機器の破損など使用者に重大な影響を及ぼす
可能性がある。
【0010】本発明の画像形成装置においては、揮発メ
モリの内部領域を区分けし、ある領域には安全性などに
かかわる重要度の高いデータを集約する格納領域とし、
またある領域はデータ化けが発生しても重大な問題が発
生しないデータの格納領域というように領域によってデ
ータの重要度を区別する。
【0011】画像形成動作が終了し、省エネルギーモー
ドに移行する際、エンジン制御部は、揮発メモリに格納
された重要度の高いデータを不揮発メモリ装置に転送
し、重要度の低いデータ領域についてはサム値を算出
し、制御データと併せて不揮発メモリ装置に転送する。
省エネルギーモードから画像形成動作モードへの復帰
時、制御部は機器の安全性にかかわる重要度の高い制御
データについてはデータ自体を不揮発メモリ装置から読
みだし、揮発メモリに格納する。また、機器の安全性に
かかわらないデータについては揮発メモリに保存されて
いるデータのサム値を計算し、不揮発メモリ装置から読
み出したサム値と比較し、一致した場合は、揮発メモリ
の制御データが有効と判断し、その制御データをもとに
画像形成動作を行う。また、サム値が一致しない場合、
揮発メモリに保存されていたデータは無効と判断し、重
要性の低いデータについても不揮発メモリ装置からあら
ためてダウンロードを行う。
【0012】以上の構成を取ることで機器の安全性にか
かわる重要データは不揮発メモリ装置によって確実に保
存し、その他の制御データについては、サム値により有
効性を確認することで、機器の安全性を確保しつつ、制
御データのダウンロードにより省エネルギーモードから
の復帰時間が長くなることを防止することが可能とな
る。
【0013】また、機器内部に複数の制御部を分散して
持ち、制御データの記憶装置として不揮発メモリ装置を
少数用意し、その不揮発メモリ装置を各制御部が共有
し、省エネルギーモードにおいて通信制御を行う制御部
以外の各制御部は、制御データを不揮発メモリ装置に転
送後、スタンバイモードに移行し、待機時の消費電力を
低減させる。省エネルギーモードからの復帰時、各制御
部は不揮発メモリ装置にアクセスし、自分の保存した制
御データをダウンロードするが、複数の制御部が一つの
不揮発メモリ装置を共有するため、他の制御部がデータ
をダウンロードしている期間はアクセス待ち状態に置か
れ、結果的に、制御の開始が遅れる原因となる。
【0014】各制御部に不揮発メモリを実装すれば不揮
発メモリ装置へのアクセス待ちを無くすことが可能であ
るが、一般的に、揮発メモリと比較し、不揮発メモリは
高価であるため全ての制御データを保存するだけの不揮
発メモリを各制御部に設けることは困難である。
【0015】本発明の画像形成装置においては、各制御
部は、揮発メモリ、または、揮発メモリと該揮発メモリ
と比較してごく小容量の不揮発メモリとを実装する。省
エネルギーモードへの移行時、制御部は各制御部が共有
する不揮発メモリ装置へ揮発メモリの内容を転送すると
ともに、各制御部に実装された少量の不揮発メモリに制
御データのサム値を保存する。省エネルギーモードから
の復帰時には、制御部はまず揮発メモリのサム値を計算
後、制御部に実装された不揮発メモリからサム値を読み
だし、比較を行う。サム値が一致した場合は揮発メモリ
に保存されたデータが有効と判断し、制御を開始する。
【0016】本方式を採用することで高価な不揮発メモ
リの制御部への搭載容量を減少させ、廉価なシステムを
構築するとともに、不揮発メモリ装置との通信の確立や
データの転送にかかる時間を削減し、省エネルギーモー
ドからの復帰時間を短縮することが可能である。
【0017】省エネルギーモードへの移行時、制御上重
要なデータについてはデータそのものを不揮発メモリ装
置へ転送し、省エネルギーモードからの復帰時には再
度、制御部上の揮発メモリへデータを取り込むことにな
る。しかし、システムが巨大化、複雑化した場合、制御
データの量が増大し、不揮発メモリ装置とのインタフェ
イスが低速な場合、省エネルギーモードからの復帰時間
増大の原因となる可能性がある。
【0018】本発明の画像形成装置においては、重要な
データについては不揮発メモリ装置へ転送する前にデー
タ圧縮をかけ、データ量を低減した上でデータ転送を行
う。また、省エネルギーモードからの復帰時には圧縮さ
れたデータを揮発メモリのワークエリアへ取りこみ、そ
れを伸張後、システム制御を開始する。これにより省エ
ネルギーモードからの復帰時間に対して制御部間のイン
タフェイス速度が与える影響を低減させることが可能で
ある。
【0019】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、省エネルギーモードによる待機状態からの復帰
時間を短縮すること、を目的としてなされたものであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、揮発
性メモリを有する機器制御部と、機器制御情報を格納可
能な不揮発メモリ装置と、待機時の消費電力を低減させ
る省エネルギーモードとを有し、該省エネルギーモード
によって前記機器制御部の一部の動作を停止させ、か
つ、前記揮発性メモリに機器制御情報を保持する画像形
成装置において、省エネルギーモードによって待機状態
に入る前に、前記揮発性メモリに保持された機器制御情
報と、該機器制御情報に基づき算出されたサム値とを前
記不揮発メモリ装置に転送して保持し、省エネルギーモ
ードからの復帰時、前記揮発性メモリに保持されたサム
値と前記不揮発メモリ装置から読み出したサム値とを比
較して、一致した場合、前記揮発性メモリに保持された
機器制御情報を有効と判断することを特徴としたもので
ある。
【0021】請求項2の発明は、揮発性メモリを有する
機器制御部と、機器制御情報を格納可能な不揮発メモリ
装置と、待機時の消費電力を低減させる省エネルギーモ
ードとを有し、該省エネルギーモードによって前記機器
制御部の一部の動作を停止させ、かつ、前記揮発性メモ
リに機器制御情報を保持する画像形成装置において、機
器制御情報の重要度に応じて前記揮発性メモリを重要度
の高い機器制御情報と重要度の低い機器制御情報とに領
域分割して保持し、省エネルギーモードによって待機状
態に入る前に、前記揮発性メモリに保持された重要度の
高い機器制御情報及び重要度の低い機器制御情報と、該
重要度の低い機器制御情報に基づき算出されたサム値と
を前記不揮発メモリ装置に転送して保持し、省エネルギ
ーモードからの復帰時、前記揮発性メモリに保持された
重要度の低い機器制御情報のサム値と前記不揮発メモリ
装置から読み出した重要度の低い機器制御情報のサム値
とを比較して、一致した場合、前記揮発性メモリに保持
された重要度の低い機器制御情報を有効と判断し、前記
不揮発メモリ装置から重要度の高い機器制御情報を読み
出して前記揮発性メモリに格納することを特徴としたも
のである。
【0022】請求項3の発明は、揮発性メモリを有する
機器制御部と、機器制御情報を格納可能な不揮発メモリ
装置と、待機時の消費電力を低減させる省エネルギーモ
ードとを有し、該省エネルギーモードによって前記機器
制御部の一部の動作を停止させ、かつ、前記揮発性メモ
リに機器制御情報を保持する画像形成装置において、前
記機器制御部は、別の不揮発メモリを内蔵し、省エネル
ギーモードによって待機状態に入る前に、前記揮発性メ
モリに保持された機器制御情報を前記不揮発メモリ装置
に転送して保持し、該機器制御情報に基づき算出された
サム値を前記内蔵した別の不揮発メモリに保持し、省エ
ネルギーモードからの復帰時、前記揮発性メモリに保持
されたサム値と前記内蔵した別の不揮発メモリに保持さ
れたサム値とを比較して、一致した場合、前記揮発性メ
モリに保持された機器制御情報を有効と判断することを
特徴としたものである。
【0023】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかの発明において、省エネルギーモード移行時およ
び復帰時に機器制御情報を圧縮して転送することを特徴
としたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用される画像
形成装置の構成例を示す図で、図中、10は、デジタル
複写機で、該デジタル複写機10は、スキャナ部11と
プリンタ部21より構成される。スキャナ部11は、原
稿押圧板12、コンタクトガラス13、光学走査装置1
4、ステッピングモータ15、レンズ16、CCDイメ
ージセンサ17、光学系18からなり、光学走査装置1
4は、光源14aとミラー14bを有し、光学系18
は、ミラー19を有する。
【0025】光源14aによって照射され、読み取り原
稿からの反射光は、ミラー14bからミラー19及びレ
ンズ16を介してCCDイメージセンサ17の受光面に
結像される。光源14a及びミラー14bは、コンタク
トガラス13の下面をコンタクトガラス13と平行に副
走査方向に移動する光学走査装置14に搭載され、光学
走査装置14は、ステッピングモータ15により駆動さ
れる。ミラー19は、その光学走査装置14に連動して
1/2の速度で副走査方向に移動する光学系18に搭載
されている。主走査方向のスキャンは、CCDイメージ
センサ17の個体走査によって行われ、原稿画像は、C
CDイメージセンサ17によって読み取られ、前述のよ
うな光学系が移動することで原稿全体が走査されるよう
になっている。
【0026】次に、プリンタ部21は、レーザ書き込み
系22、感光体ドラム23、帯電ユニット24、イレー
ザ25、現像ユニット26、転写ユニット27、分離ユ
ニット28、分離爪29、クリーニングユニット30、
搬送ベルト31、定着ローラ32、排紙トレー33、給
紙カセット34,37、手差し給紙台35、給紙ローラ
36,38、レジストローラ39から構成され、大きく
レーザ書き込み系、画像再生系、給紙系に分けられる。
【0027】図2は、レーザ書き込み系の構成例を示す
図で、レーザ書き込み系22は、レーザ光源22a、結
像レンズ22bならびにミラー22cを備えている。レ
ーザ書き込み系22の内部には、レーザ光源であるレー
ザダイオード(LD)及び電気モータによって高速で回
転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が設けられてい
る。レーザ書き込み系22から出力されるレーザ光が画
像再生系の感光体ドラム23に照射される。感光体ドラ
ム23の周囲にある帯電ユニット24、現像ユニット2
6、転写ユニット27についてはコロナ放電に伴うオゾ
ンの発生を最小限に抑えるため、感光体ドラム23に密
着して動作する構成となっている。このプリンタ部21
に於ける画像再生プロセスを以下に説明する。
【0028】感光体ドラム23の周面は、帯電ユニット
24によって一様に高電位に帯電される。その周囲にレ
ーザ光が照射されると、照射された部分は電位が下が
る。レーザ光は、記録再生の黒/白に応じてON/OF
F制御されるので、レーザ光の照射によって、感光体ド
ラム23の周面に記録画像に対応する電位分布、すなわ
ち静電潜像が形成される。静電潜像が形成された部分が
現像ユニット26を通ると、その電位の高低に応じてト
ナーが付着し、静電潜像が可視化されたトナー像とな
る。トナー像が形成された部分に、所定のタイミングで
転写紙がカセットから送り込まれ、トナー像に重なる。
このトナー像は転写ユニット27によって記録シートに
転写され、その後分離ユニット28ならびに分離爪29
によって、感光体ドラム23から分離される。分離され
た転写紙は、搬送ベルト31によって搬送され、ヒータ
を内蔵した定着ローラ32によって加熱定着された後、
排紙トレー33に排紙される。
【0029】また、本構成例では、図1に示す通りプリ
ンタ部21は給紙系を2系統有している。一方の給紙系
は、上段給紙カセット34及び手差し給紙台35が備わ
っており、上段給紙カセット34及び手差し給紙台35
にセットされた転写紙は、給紙ローラ36によって給紙
される。もう一方の給紙系には下段給紙カセット37が
備わり、下段給紙カセット37内の転写紙は、給紙ロー
ラ38によって給紙される。そして、いずれかの給紙ロ
ーラから給紙された転写紙は、レジストローラ39に当
接した状態で一旦停止し、記録プロセスの進行に同期し
たタイミングで感光体ドラム23に送り込まれる。
【0030】(実施例1)図3は、本発明が適用される
画像形成装置10の制御部の構成例を示すブロック図
で、図中、40は、エンジン制御部で、該エンジン制御
部40は、CPU41、RAM42、ROM43からな
り、50は、プリンタ制御部で、該プリンタ制御部50
は、CPU51、RAM52、ROM53からなり、不
揮発メモリ装置60、動作制御部61、操作部62、通
信制御部63、調歩同期式通信回線70、高速データバ
ス71から構成される。
【0031】本実施例の画像形成装置10は、複写機
能、プリンタ機能を有し、これらの機能を実現するた
め、制御部も複数に分割され、エンジン制御部40は、
原稿走査機能、静電潜像書き込み機能、プロセス制御機
能、紙搬送機能、定着制御機能など複写機能を実現する
ための各種制御を担当する。プリンタ制御部50は、外
部ネットワークから入力される画像情報の管理機能を担
当する。通信制御部63は、外部ネットワークとのイン
タフェイスを行う通信機能を管理する。操作部62は、
各種情報を表示する表示機能と使用者によるキー入力を
検知し、各制御部にコマンドを通知する機能を有する。
これら制御部には各々、動作を管理するCPUと動作プ
ログラムを格納するROM、演算処理データなどを保管
するRAMなどの制御回路が設けられている。
【0032】また、プリンタ制御部50は、送られてき
た画像情報を格納するため、例えば、磁気ディスクとい
った大容量の不揮発メモリ装置60を有し、この不揮発
メモリ装置60には、画像情報以外にも画像形成装置1
0の各種設定などを保存することもできる。プリンタ制
御部50と不揮発メモリ装置60、通信制御部63は高
速データバス71を介して結ばれており、高速でデータ
通信を行うことができる。また各制御部間は、データ、
コマンドなどをやり取りするための調歩同期式通信回線
70を介して結ばれている。
【0033】図4は、本発明が適用される制御部の省エ
ネルギーモード移行動作シーケンスの一例を説明するフ
ローチャートで、図4(A)は、動作制御部61の省エ
ネモード移行シーケンス、図4(B)は、プリンタ制御
部50の省エネモード移行シーケンス、図4(C)は、
エンジン制御部40の省エネモード移行シーケンスであ
る。図5は、本発明が適用される制御部の省エネルギー
モード復帰動作シーケンスの一例を説明するフローチャ
ートである。図5(D)は、動作制御部61の省エネモ
ード復帰シーケンス、図5(E)は、プリンタ制御部5
0の省エネモード復帰シーケンス、図5(F)は、エン
ジン制御部40の省エネモード復帰シーケンスである。
【0034】画像形成装置10の内部には、画像管理機
能のほかに画像形成装置10の動作モードの制御を行う
動作制御部61を有する。動作制御部61は、タイマ機
能を有し、画像形成動作終了からタイマのカウント動作
を開始し(ステップS1)、カウンタ値があらかじめ定
められた規定値に達すると(ステップS2)、省エネル
ギーモードへの移行を各制御部に通知する(ステップS
3)。移行信号を受けたエンジン制御部40のCPU4
1は、RAM42に展開されている制御データのサム値
を算出し(ステップS21,S22)、調歩同期式通信
回線70を介して制御データ、サム値をプリンタ制御部
50へ転送し(ステップS23)、全データを転送終了
したかどうか判断し(ステップS24)、転送終了した
場合、省エネモード移行準備完了通知を発行する。プリ
ンタ制御部50は、受信した情報を不揮発メモリ装置6
0に格納する(ステップS13)。
【0035】同様に、移行信号を受けたプリンタ制御部
50のCPU51は、RAM52に展開されている制御
データのサム値を算出し(ステップS11,S12)、
制御データ、サム値を不揮発メモリ装置60へ転送し
(ステップS13)、全データを転送終了したかどうか
判断し(ステップS14)、転送終了した場合、省エネ
モード移行準備完了通知を発行する。プリンタ制御部5
0のCPU51も同様にRAM52に展開されている制
御データとサム値を不揮発メモリ装置60に保存する
(ステップS13)。
【0036】RAM52から不揮発メモリ装置60への
データ転送が完了するとエンジン制御部40、プリンタ
制御部50は、動作制御部61に省エネルギーモード移
行完了通知を行い、全ての移行完了通知がそろうと(ス
テップS4)、動作制御部61は、各制御部に対するス
タンバイ信号を有効にする(ステップS5)。スタンバ
イ信号が有効になると各制御部のCPUはスタンバイ状
態に入り、CPUの動作CLKは停止し、制御回路は全
て停止する。また、RAMに対するセレクト信号も非ア
クティブ状態に固定され、展開された情報を保持する。
【0037】省エネルギーモードでも動作を継続する通
信制御部63、操作部62からは動作制御部61に対し
て割り込み信号が各々割り振られており、外部ネットワ
ークからコマンドが入力されると通信制御部63から動
作制御部61に対して起動信号が通知される。同様に、
使用者により操作部62からコマンドが入力されると操
作部62から起動信号が通知される。起動信号を検知し
た動作制御部61は、各制御部への動作停止信号を解除
し(ステップS31)、これにより各制御部のCPUは
動作を再開する。起動したエンジン制御部40のCPU
41は、プリンタ制御部50との通信制御確立後(ステ
ップS51)、RAM42に格納された制御データのサ
ム値を計算し(ステップS52)、プリンタ制御部50
に対して省エネルギーモード移行前に保存したサム値の
転送を要求する(ステップS53)。
【0038】プリンタ制御部50は、転送要求を受ける
と不揮発メモリ装置60よりサム値を読み出し、エンジ
ン制御部40にデータ転送を行う。エンジン制御部40
は、サム値の転送完了を確認すると(ステップS5
4)、エンジン制御部40のCPU41で転送されたサ
ム値と計算によって得られたサム値を比較し(ステップ
S55)、一致した場合(YESの場合)は、RAM4
2に保存されたデータは有効と判断し、その制御データ
を基に画像形成装置10のウォームアップ動作を開始す
る。また、サム値が一致しない場合(NOの場合)、R
AM42内部の制御データは不定、もしくは省エネルギ
ーモード中にデータ化けが発生したと判断し、プリンタ
制御部50に対して制御データのダウンロード要求を行
う。ダウンロード要求を受けたプリンタ制御部50は、
不揮発メモリ装置60からエンジン制御用の保存データ
を読みだし(ステップS56)、順次、転送する。全制
御データの転送を完了すると(ステップS57)、転送
完了通知をエンジン制御部40に送り、完了通知を受け
たエンジン制御部40は、転送されたデータをもとに画
像形成装置10のウォームアップ動作を開始する。ま
た、エンジン制御部40におけるステップS51〜S5
7と同様に、プリンタ制御部40についても自らが不揮
発メモリ装置60に保存した制御データを読みだし(ス
テップS41〜S46)、プリンタ機能の制御を開始す
る。
【0039】RAM42に保存された制御データの有効
性をサム値によって確認することで、制御データを保証
するとともに、制御部間を低速の調歩同期式通信回線7
0を介して接続しても省エネルギーモードからの復帰時
間の増大を防止することが可能になる。また、低速では
あるがBit単価が安い磁気ディスクなどの不揮発メモ
リ装置60に制御情報を一括して保存することで各制御
部に高価な不揮発メモリを実装することなく制御データ
を確実に保存することが可能になる。
【0040】(実施例2)本実施例の画像形成装置10
では、エンジン制御部40のRAM42を三つの領域に
分割して管理を行う。一つ目の領域は、CPU41が演
算処理などに使用する領域であり、この領域は省エネル
ギーモードにおいて保存の対象とされない。二つ目の領
域は、使用者やサービスマンによって設定される機種固
有の設定値であり、この中には定着装置の制御データや
機器の管理情報など、機器の安全性や品質管理にかかわ
る情報が保持されている。また、三つ目の領域には、使
用者によって設定される設定情報のうち、機器の安全性
などにはかかわらない重要性の低い設定情報が収められ
ている。
【0041】図6は、本発明が適用される省エネルギー
モードにおける制御部動作シーケンスの一例を説明する
フローチャートで、図6(A)は、動作制御部61の省
エネモード移行シーケンス、図6(B)は、エンジン制
御部40の省エネモード移行シーケンス、図6(C)
は、動作制御部61の省エネモード復帰シーケンス、図
6(D)は、エンジン制御部40の省エネモード復帰シ
ーケンスである。例えば、RAM42のアサインされて
いるアドレス空間を120000hから13FFFFh
とすると、CPU41の演算データ領域として1200
00hから12FFFFhまでを割り当て、13000
0hから131FFFhまでは危機の安全性などに関わ
る重要な設定情報を格納し、132000hから13F
FFFhまでは一般的な設定データの格納領域とする。
【0042】まず、動作制御部61は、画像形成動作終
了からタイマのカウント動作を開始し(ステップS6
1)、カウンタ値があらかじめ定められた規定値に達す
ると(ステップS62)、省エネルギーモードへの移行
を各制御部に通知する(ステップS63)。エンジン制
御部40は、動作制御部61からの省エネルギーモード
移行信号を受け取ると(ステップS71)、不揮発メモ
リ装置60に対してRAM42の130000hから1
3FFFFhに格納されている情報を転送すると共に、
132000hから13FFFFhまでの領域に格納さ
れている情報のサム値を算出し(ステップS72)、不
揮発メモリ装置60へ転送する(ステップS73)。全
データとサム値の転送が完了すると(ステップS7
4)、動作制御部61に対して移行準備完了信号を発行
し、省エネルギーモードへ移行する。
【0043】RAM42から不揮発メモリ装置60への
データ転送が完了するとエンジン制御部40は、動作制
御部61に省エネルギーモード移行完了通知を行い、全
ての移行完了通知がそろうと(ステップS64)、動作
制御部61は、各制御部に対するスタンバイ信号を有効
にする(ステップS65)。
【0044】外部コマンドにより省エネルギーモードか
ら画像形成動作へ復帰する際、起動信号を検知した動作
制御部61は、各制御部への動作停止信号を解除し(ス
テップS81)、これにより各制御部のCPUは動作を
再開する(ステップS91)。エンジン制御部40は、
ウォームアップ動作を開始する前に、プリンタ制御部5
0に対してRAM42の130000hから131FF
Fhの領域に格納する制御データの転送と132000
hから13FFFFhの領域に保持されている制御デー
タのサム値の転送を要求する(ステップS93)。プリ
ンタ制御部50から制御データが転送されている間にR
AM42の132000hから13FFFFhの領域に
保存されている制御データのサム値を計算し(ステップ
S92)、全データの転送完了を確認すると(ステップ
S94)、転送されたサム値と比較を行う(ステップS
95)。この値が一致した場合(YESの場合)、13
2000hから13FFFFhの領域に保持された制御
データは有効と判断し、新たに転送された130000
hから131FFFhの領域の制御データと保持されて
いた132000hから13FFFFhの領域の制御デ
ータによりウォームアップ動作を開始する。また、サム
値が一致しなかった場合(NOの場合)、130000
hから131FFFhの領域に格納された制御データを
もとにウォームアップ動作を開始し、ウォームアップ動
作と並行して132000hから13FFFFhの領域
に格納する制御データのダウンロードを行う(ステップ
S96、S97)。
【0045】本実施例の構成によると、機器の安全性に
かかわる重要な制御情報は、省エネルギーモードからの
復帰時に新たにダウンロードし、確実なデータを使用す
ることで機器の安全性を保証し、また機器の安全性にか
かわらない制御データについてはサム値によるデータ保
証を行い、ウォームアップ動作を開始することで省エネ
ルギーモードからの復帰時間を短縮することが可能とな
る。
【0046】(実施例3)図7は、本発明が適用される
画像形成装置10の制御部の構成例を示すブロック図
で、図中、44は、不揮発メモリである。省エネルギー
モード時、機器の起動にかかわらない制御部をスタンバ
イ状態にし、消費電力を低減させ、省エネルギーモード
からの復帰時に不揮発メモリ装置60に格納されたサム
値によりRAMに保持された制御データの有効性を確認
する画像形成装置10において、サム値を不揮発メモリ
装置60に一括保存した場合、エンジン制御部40は、
プリンタ制御部50を介して不揮発メモリ装置60へア
クセスするため、エンジン制御部40とプリンタ制御部
50の双方が立ちあがり、通信が確立するまでエンジン
制御部40は、ウォームアップ動作を開始することがで
きないため、プリンタ制御部50の起動に時間がかかる
場合、その分ウォームアップ時間が長くなってしまう。
このウォームアップ時間の増加を防止するため、本実施
例の画像形成装置10では、小容量の不揮発メモリ44
をエンジン制御部40に実装する。
【0047】図8は、本発明が適用される省エネルギー
モードにおける制御部動作シーケンスの一例を説明する
フローチャートで、図8(A)は、動作制御部61の省
エネモード移行シーケンス、図8(B)は、エンジン制
御部40の省エネモード移行シーケンス、図8(C)
は、動作制御部61の省エネモード復帰シーケンス、図
8(D)は、エンジン制御部40の省エネモード復帰シ
ーケンスである。まず、画像形成動作終了からタイマの
カウント動作を開始し(ステップS101)、カウンタ
値があらかじめ定められた規定値に達すると(ステップ
S102)、省エネルギーモードへの移行を各制御部に
通知する(ステップS103)。
【0048】エンジン制御部40は、省エネルギーモー
ドへ移行開始すると(ステップS111)、RAM42
の制御データのサム値を算出し(ステップS112)、
プリンタ制御部50を介して不揮発メモリ装置60にR
AM42に格納された制御データをアップロードし(ス
テップS114)、同時に制御データのサム値をエンジ
ン制御部40内の不揮発メモリ44に記録する(ステッ
プS113)。全データの転送完了を確認すると(ステ
ップS115)、省エネモード移行準備完了通知を発行
する。
【0049】外部コマンドにより省エネルギーモードか
ら画像形成動作へ復帰する際、起動信号を検知した動作
制御部61は、各制御部への動作停止信号を解除し(ス
テップS121)、これにより各制御部のCPUは動作
を再開する。
【0050】省エネルギーモードからの復帰時には、R
AM42に保持されたデータのサム値を計算し(ステッ
プS131)、不揮発メモリ44内に保存されたサム値
を読み出し(ステップS132)、比較を行い(ステッ
プS133)、一致した場合(YESの場合)は、RA
M42の制御データが有効と判断し、ウォームアップ動
作を開始する。また、サム値が一致しない場合(NO場
合)、プリンタ制御部50が立ち上がり、通信を確立さ
せ(ステップS134)、プリンタ制御部50を介して
RAM42の制御データの転送を依頼し(ステップS1
35)、不揮発メモリ装置60より制御データをダウン
ロードする(ステップS136)。
【0051】本実施例におけるエンジン制御部40は、
プリンタ制御部50の起動時間によらず、RAM42に
保持された制御データの有効性を確認することが可能に
なり、ウォームアップ動作を早期に開始することができ
る。また、RAM42の全データをバックアップするた
めには大容量の不揮発メモリが必要となるが、RAM4
2に保持される制御データのサム値を保存するためであ
れば、ごく小容量の不揮発メモリですむため、コスト的
にもわずかな増加で抑えることが可能である。
【0052】なお、前述した機器の安全性にかかわる重
要な制御データをエンジン制御部40に実装される不揮
発メモリ44に記録することで、機器の安全性を保証し
つつ、ウォームアップ動作開始までの時間を短縮するこ
とも可能である。
【0053】(実施例4)本実施例の画像形成装置10
では、エンジン制御部40のRAM42を三つの領域に
分割して管理を行う。一つ目の領域は、CPU41が演
算処理などに使用する領域であり、この領域は省エネル
ギーモードにおいて保存の対象とされない。二つ目の領
域は、使用者やサービスマンによって設定される機種固
有の設定値であり、この中には定着装置の制御データや
機器の管理情報など、機器の安全性や品質管理にかかわ
る情報が保持されている。また、三つ目の領域には、使
用者によって設定される設定情報のうち、機器の安全性
などにはかかわらない重要性の低い設定情報が収められ
ている。
【0054】図9は、本発明が適用される省エネルギー
モードにおける制御部動作シーケンスの一例を説明する
フローチャートで、図9(A)は、エンジン制御部40
の省エネモード移行シーケンス、図9(B)は、エンジ
ン制御部40の省エネモード復帰シーケンスである。例
えば、RAM42のアサインされているアドレス空間を
120000hから13FFFFhとすると、CPUの
演算データ領域として120000hから12FFFF
hまでを割り当て、130000hから131FFFh
までは危機の安全性などに関わる重要な設定情報を格納
し、132000hから13FFFFhまでは一般的な
設定データの格納領域とする。
【0055】エンジン制御部40は、動作制御部61か
らの省エネルギーモード移行信号を受け取ると(ステッ
プS141)、RAM42の130000hから131
FFFhに格納されている情報をCPU41によりソフ
トウェア圧縮を行い(ステップS143)、RAM42
の演算データ領域に格納する。圧縮が完了した時点で圧
縮されたデータを不揮発メモリ装置60に対して転送す
ると共に、132000hから13FFFFhまでの領
域に格納されている情報のサム値を算出し(ステップS
142)、不揮発メモリ装置60へ転送する(ステップ
S144)。圧縮データとサム値の転送が完了すると
(ステップS145)、動作制御部61に対して移行準
備完了信号を発行し、省エネルギーモードへ移行する。
【0056】外部コマンドにより省エネルギーモードか
ら画像形成動作へ復帰する際、エンジン制御部40は、
ウォームアップ動作を開始する前に(ステップS15
1)、プリンタ制御部50に対して130000hから
131FFFhの領域に格納すべき圧縮データと132
000hから13FFFFhの領域に保持されている制
御データのサム値の転送を要求する(ステップS15
3)。また、プリンタ制御部50から制御データが転送
されている間に、132000hから13FFFFhの
領域に保存されている制御データのサム値を計算し(ス
テップS152)、全データの転送完了を確認すると
(ステップS154)、CPU41は、転送された圧縮
データをRAM42のワークエリアに格納後、伸張し、
解凍されたデータをRAM42の130000hから1
31FFFhに展開する(ステップS155)。次に、
転送されたサム値と比較を行う(ステップS156)。
この値が一致した場合(YESの場合)、132000
hから13FFFFhの領域に保持された制御データは
有効と判断する。この伸張データと保持されていた13
2000hから13FFFFhの領域の制御データによ
りウォームアップ動作を開始する。また、サム値が一致
しなかった場合(NOの場合)、130000hから1
31FFFhの領域に格納された制御データをもとにウ
ォームアップ動作を開始し、ウォームアップ動作と並行
して132000hから13FFFFhの領域に格納す
る制御データのダウンロードを行う(ステップS15
7,S158)。ここで、圧縮/伸張は、ソフトウェ
ア、ハードウェアいずれの方式も取ることが可能であ
る。
【0057】本実施例の構成によると、機器の安全性に
かかわる重要な情報は、省エネルギーモードからの復帰
時に新たにダウンロードし、確実なデータを使用するこ
とで機器の安全性を保証し、また、機器の安全性にかか
わらない制御データについては、サム値によるデータ保
証を行い、ウォームアップ動作を開始することで省エネ
ルギーモードからの復帰時間を短縮することが可能とな
る。また、容量の大きな制御データを圧縮データの形で
送受信することにより、エンジン制御部40とプリンタ
制御部50間のインタフェイス方式が低速な場合でもデ
ータ転送時間を低減することが可能となり、省エネルギ
ーモードからの復帰時間を短縮することが可能となる。
【0058】
【発明の効果】請求項1の発明によると、省エネルギー
状態へ移行する前に、制御部の揮発メモリ内容とそのサ
ム値を不揮発メモリ装置に転送し、画像形成状態への復
帰時には、揮発メモリに保存されたデータのサム値と記
録されたサム値の比較を行うことで、制御データの有効
性の判断を行うため、省エネルギーモードからの復帰時
に、必要なデータの転送時間を低減させることができ、
画像形成動作への復帰時間の短縮を可能にすることがで
きる。
【0059】請求項2の発明によると、機器の安全性に
かかわる情報は、省エネルギーモードからの復帰時に新
たにダウンロードを行い、また、機器の安全性にかかわ
らない制御データについては、サム値によるデータ保証
を行うことで機器の安全性と省エネルギーモードからの
復帰時間短縮を両立させることが可能となる。
【0060】請求項3の発明によると、各制御部は、他
の制御部の動作状況によらず、省エネルギーモードから
の復帰動作を開始することが可能であり、かつ、ごく小
容量の不揮発メモリの追加のみに抑えることで、省エネ
ルギーモードからの復帰時間短縮とコスト的な制約を両
立することが可能である。
【0061】請求項4の発明によると、機器の安全性に
かかわる情報は、省エネルギーモードからの復帰時に新
たにダウンロードを行い、また、機器の安全性にかかわ
らない制御データについては、サム値によるデータ保証
を行い、かつ、転送データを圧縮することで機器の安全
性と省エネルギーモードからの復帰時間短縮を両立させ
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される画像形成装置の構成例を
示す図である。
【図2】 レーザ書き込み系の構成例を示す図である。
【図3】 本発明が適用される画像形成装置の制御部の
構成例を示すブロック図である。
【図4】 本発明が適用される制御部の省エネルギーモ
ード移行動作シーケンスの一例を説明するフローチャー
トである。
【図5】 本発明が適用される制御部の省エネルギーモ
ード復帰動作シーケンスの一例を説明するフローチャー
トである。
【図6】 本発明が適用される省エネルギーモードにお
ける制御部動作シーケンスの一例を説明するフローチャ
ートである。
【図7】 本発明が適用される画像形成装置の制御部の
構成例を示すブロック図である。
【図8】 本発明が適用される省エネルギーモードにお
ける制御部動作シーケンスの一例を説明するフローチャ
ートである。
【図9】 本発明が適用される省エネルギーモードにお
ける制御部動作シーケンスの一例を説明するフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10…デジタル複写機、11…スキャナ部、12…原稿
押圧板、13…コンタクトガラス、14…光学走査装
置、15…ステッピングモータ、16…レンズ、17…
CCDイメージセンサ、18…光学系、21…プリンタ
部、22…レーザ書き込み系、23…感光体ドラム、2
4…帯電ユニット、25…イレーザ、26…現像ユニッ
ト、27…転写ユニット、28…分離ユニット、29…
分離爪、30…クリーニングユニット、31…搬送ベル
ト、32…定着ローラ、33…排紙トレー、34,37
…給紙カセット、35…手差し給紙台、36,38…給
紙ローラ、39…レジストローラ、40…エンジン制御
部、41…CPU、42…RAM、43…ROM、50
…プリンタ制御部、51…CPU、52…RAM、53
…ROM、60…不揮発メモリ装置、61…動作制御
部、62…操作部、63…通信制御部、70…調歩同期
式通信回線、71…高速データバス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 H04N 1/00 C Fターム(参考) 2C061 AQ06 HH08 HH11 HJ06 HK11 HN02 HN15 HT04 HT06 HT09 2C087 AC08 BC16 BD53 DA02 2C187 AC07 2H027 DA33 EE08 EF06 EF16 ZA01 ZA07 5C062 AA05 AB43 AB51 AB53 AC22 AC58 BA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揮発性メモリを有する機器制御部と、機
    器制御情報を格納可能な不揮発メモリ装置と、待機時の
    消費電力を低減させる省エネルギーモードとを有し、該
    省エネルギーモードによって前記機器制御部の一部の動
    作を停止させ、かつ、前記揮発性メモリに機器制御情報
    を保持する画像形成装置において、省エネルギーモード
    によって待機状態に入る前に、前記揮発性メモリに保持
    された機器制御情報と、該機器制御情報に基づき算出さ
    れたサム値とを前記不揮発メモリ装置に転送して保持
    し、省エネルギーモードからの復帰時、前記揮発性メモ
    リに保持されたサム値と前記不揮発メモリ装置から読み
    出したサム値とを比較して、一致した場合、前記揮発性
    メモリに保持された機器制御情報を有効と判断すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 揮発性メモリを有する機器制御部と、機
    器制御情報を格納可能な不揮発メモリ装置と、待機時の
    消費電力を低減させる省エネルギーモードとを有し、該
    省エネルギーモードによって前記機器制御部の一部の動
    作を停止させ、かつ、前記揮発性メモリに機器制御情報
    を保持する画像形成装置において、機器制御情報の重要
    度に応じて前記揮発性メモリを重要度の高い機器制御情
    報と重要度の低い機器制御情報とに領域分割して保持
    し、省エネルギーモードによって待機状態に入る前に、
    前記揮発性メモリに保持された重要度の高い機器制御情
    報及び重要度の低い機器制御情報と、該重要度の低い機
    器制御情報に基づき算出されたサム値とを前記不揮発メ
    モリ装置に転送して保持し、省エネルギーモードからの
    復帰時、前記揮発性メモリに保持された重要度の低い機
    器制御情報のサム値と前記不揮発メモリ装置から読み出
    した重要度の低い機器制御情報のサム値とを比較して、
    一致した場合、前記揮発性メモリに保持された重要度の
    低い機器制御情報を有効と判断し、前記不揮発メモリ装
    置から重要度の高い機器制御情報を読み出して前記揮発
    性メモリに格納することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 揮発性メモリを有する機器制御部と、機
    器制御情報を格納可能な不揮発メモリ装置と、待機時の
    消費電力を低減させる省エネルギーモードとを有し、該
    省エネルギーモードによって前記機器制御部の一部の動
    作を停止させ、かつ、前記揮発性メモリに機器制御情報
    を保持する画像形成装置において、前記機器制御部は、
    別の不揮発メモリを内蔵し、省エネルギーモードによっ
    て待機状態に入る前に、前記揮発性メモリに保持された
    機器制御情報を前記不揮発メモリ装置に転送して保持
    し、該機器制御情報に基づき算出されたサム値を前記内
    蔵した別の不揮発メモリに保持し、省エネルギーモード
    からの復帰時、前記揮発性メモリに保持されたサム値と
    前記内蔵した別の不揮発メモリに保持されたサム値とを
    比較して、一致した場合、前記揮発性メモリに保持され
    た機器制御情報を有効と判断することを特徴とする画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    省エネルギーモード移行時および復帰時に機器制御情報
    を圧縮して転送することを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013051638A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2013050657A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013051638A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2013050657A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置

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