JP2002264076A - 棒状体切断機 - Google Patents

棒状体切断機

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JP2002264076A JP2001069826A JP2001069826A JP2002264076A JP 2002264076 A JP2002264076 A JP 2002264076A JP 2001069826 A JP2001069826 A JP 2001069826A JP 2001069826 A JP2001069826 A JP 2001069826A JP 2002264076 A JP2002264076 A JP 2002264076A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】連続して搬送される棒状体を、その送り方向に
対して垂直に確実に切断することができ、構造が簡単で
あり、完成品の幅の調整が容易であり、棒状体を一般的
なベルトで搬送することができる棒状体切断機を提供す
る。 【解決手段】棒状体Lをその軸方向に連続送りする搬送
装置60と、棒状体Lを切断する切断装置10を備えた
棒状体切断機であって、切断装置10が、回転軸24
が、棒状体Lの送り方向に対して平行に設けられたロー
タアーム20と、ロータアーム20の両端に、回転軸3
2が回転自在かつ摺動自在に取り付けられ、回転軸32
が棒状体Lの送り方向に対して平行に配設された一対の
丸鋸30と、丸鋸30を、棒状体Lの送り方向に対して
平行に移動させる移動手段35とからなり、丸鋸30が
棒状体Lを切断している間、移動手段35が、棒状体L
の送り速度と同じ速度で、丸鋸30を棒状体Lが送られ
る方向に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状体切断機に関
する。さらに詳しくは、ペーパーを丸太状に巻取ったロ
グや、帯状に畳まれたペーパー等、軸方向に長尺な棒状
体を、その軸方向に連続して搬送しながら切断する棒状
体切断機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の棒状体切断機100 を図7に基づき
説明する。図7において、符号114 は2枚の丸鋸であ
り、回転軸113 によって、ロータアーム111 の先端に回
転自在に取付けられている。この丸鋸114 は、図示しな
いモータ等で高速で自転するようになっている。ロータ
アーム111 は軸112 のまわりで回転自在であり、図示し
ないモータ等により回転するようになっている。また、
符号120 は、棒状体Lを、その軸方向に間欠送りするた
めの搬送装置である。この搬送装置120 は、棒状体Lを
送り出すための搬入側コンベア121 と、完成品Pを搬送
するための搬出側コンベア122 を備えており、いずれも
上下一対のベルトによって棒状体Lおよび完成品Pを挟
んで搬送することができる。このため、棒状体Lを搬送
装置120 によって間欠送りしながら、丸鋸114 を自転し
ながら公転させると、所望の幅のトイレットペーパーや
キッチンロールペーパー等の完成品Pを仕上げることが
できる。
【0003】しかし、従来の棒状体切断機100 では、棒
状体Lを間欠送りしているため、運転効率が悪いという
問題がある。かといって、棒状体Lを連続して搬送すれ
ば、棒状体Lの切断中に丸鋸114 に対する棒状体Lの相
対的な位置が移動してしまうので、棒状体Lを切断する
ことができない。また、棒状体Lの先端は、重なり合っ
た紙と紙の間に切断面から空気が入ることによって膨ら
んでしまうので、棒状体Lを搬入側コンベア121 から搬
出側コンベア122 に送るときに、棒状体Lの先端を搬出
側コンベア122 の上下一対のベルトの間に入れることが
難しく、棒状体Lを確実に搬送することができない。
【0004】上記の問題を解決し、棒状体をその軸方向
に連続して搬送しながら切断する棒状体切断機として、
特許第1151144 号記載の技術(従来例1)がある。図8
は、従来例1の棒状体切断機200 の概略説明図である。
同図に示すように、従来例1の棒状体切断機200 におい
て、2枚の丸鋸214 は、その回転軸213 が棒状体Lの軸
方向に対して平行に設けられているが、ロータアーム21
1 は、その回転軸212 が棒状体Lの軸方向に対して角度
をもって取り付けられている。このため、丸鋸214 の棒
状体Lの軸方向への移動速度が搬送装置220 による棒状
体Lの送り速度に合うように、ロータアーム211 の回転
軸212 の傾きを設定すれば、ロータアーム211 を回転さ
せたときに、丸鋸214 は、公転するとともに、棒状体L
の軸方向に移動する。よって、棒状体Lを連続して搬送
しながら、丸鋸214 によって棒状体Lを切断することが
できる。
【0005】また、搬送装置220 は上下一対の搬送ベル
ト230 を備えている。この搬送ベルト230 は、完成品P
の幅に合わせた鉄板Sが、丸鋸214 が通過できるだけの
間隔を開けて連結されたものである。このため、棒状体
Lは、搬送ベルト230 の鉄板Sに挟まれた状態で搬送さ
れ、切断された完成品Pも、鉄板Sに挟まれた状態で搬
送される。よって、棒状体Lの切断面が膨らんでも、棒
状体Lおよび完成品Pを確実に連続して搬送することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来例1の
棒状体切断機200 では、以下の(1) 〜(4) に示す問題が
ある。 (1) 丸鋸214 の棒状体Lの軸方向への移動速度は一定で
はないので、丸鋸214 によって棒状体Lを切断している
間に、棒状体Lの軸方向における丸鋸214 と棒状体Lの
相対的な位置が若干ずれてしまう。よって、棒状体L
を、その軸方向に対して垂直に切断することができない
という問題がある。 (2) かと云って、丸鋸214 と棒状体の位置のずれを調整
する調整装置を設ければ、棒状体Lを、その送り方向に
対して垂直に切断することはできるが、調整装置の構造
や制御が非常に複雑になるという問題がある。 (3) 完成品Pの幅をかえるには、搬送装置220 によって
棒状体Lを搬送する速度を変えなければならないが、棒
状体Lを搬送する速度が変われば、丸鋸214 の移動速度
が棒状体Lの送り速度と同じ速度となるように、ロータ
アーム211 の回転軸212 の棒状体Lの送り方向に対する
角度を変えなければならない。しかし、ロータアーム21
1 の回転軸212 の棒状体Lの送り方向に対する角度の調
整は非常に困難であり、手間が掛かるという問題があ
る。 (4) 特殊な搬送ベルト230 を用いているため、搬送設備
が複雑になるし、完成品Pの幅をかえるには、搬送ベル
ト230 に取り付けられた鉄板Sの幅や鉄板S同士の間隔
を変更しなければならず、その作業が大変であり、手間
が掛かるという問題がある。
【0007】本発明はかかる事情に鑑み、連続して搬送
される棒状体を、その送り方向に対して垂直に確実に切
断することができ、構造が簡単であり、完成品の幅の調
整が容易であり、棒状体を一般的なベルトで搬送するこ
とができる棒状体切断機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の棒状体切断機
は、棒状体をその軸方向に連続送りする搬送装置と、前
記棒状体を切断する切断装置を備えた棒状体切断機であ
って、前記切断装置が、回転軸が、前記棒状体の送り方
向に対して平行に設けられたロータアームと、該ロータ
アームの両端に、回転軸が回転自在かつ摺動自在に取り
付けられ、該回転軸が前記棒状体の送り方向に対して平
行に配設された一対の丸鋸と、前記丸鋸を、前記棒状体
の送り方向に対して平行に移動させる移動手段とからな
り、前記丸鋸が前記棒状体を切断している間、前記移動
手段が、前記棒状体の送り速度と同じ速度で、前記丸鋸
を前記棒状体が送られる方向に移動させることを特徴と
する。請求項2の棒状体切断機は、請求項1記載の発明
において、前記搬送装置が、前記棒状体を挟んで搬送す
る一対の搬送コンベアであり、前記搬送コンベアが、前
記丸鋸を通過させるための溝を有する切断部を備えてお
り、前記丸鋸が前記棒状体を切断している間、切断部
が、前記棒状体の送り速度と同じ速度で、前記棒状体が
送られる方向に移動することを特徴とする。請求項3の
棒状体切断機は、請求項2記載の発明において、前記搬
送コンベアが、エンドレスベルトを備えており、前記切
断部が、前記エンドレスベルトを、前記棒状体の外周面
から離れる方向に屈曲させる前側移動ローラと、該前側
移動ローラの後方に設けられ、前記エンドレスベルトを
前記棒状体の外周面から離れる方向に屈曲させる後側移
動ローラと、前記前側移動ローラおよび前記後側移動ロ
ーラの間に設けられ、前記前側移動ローラおよび前記後
側移動ローラによって屈曲されたエンドレスベルトを、
前記棒状体から離した状態で支持する支持ローラとから
なることを特徴とする。請求項4の棒状体切断機は、請
求項3記載の発明において、前記前側移動ローラが、前
記棒状体の外周面に対して接近離間自在に設けられたこ
とを特徴とする。
【0009】請求項1の発明によれば、搬送装置によっ
て棒状体を連続送りしながら、前記ロータアームを回転
させれば、丸鋸によって棒状体を一定の幅で切断するこ
とができる。しかも、丸鋸は、棒状体を切断している間
は、移動手段によって棒状体と同じ速度で同じ方向に移
動されるので、棒状体の軸方向における棒状体と丸鋸が
常に同じ位置で接触する。したがって、棒状体をその軸
方向に連続送りしても、丸鋸によって棒状体を、その軸
方向と垂直な面で切断することができる。また、棒状体
の送り速度に丸鋸の移動速度を合わせるだけで、棒状体
を切断する幅を変えることができる。よって、棒状体を
切断して製造される完成品の幅を容易に変更できる。請
求項2の発明によれば、丸鋸が棒状体を切断している
間、切断部が、棒状体と同じ速度で同じ方向に移動する
ので、丸鋸を通過させるための溝の幅が狭くても、その
溝に丸鋸を確実に通過させることができる。よって、溝
の幅を狭くできるので、搬送コンベアによって棒状体を
常に安定して支持することができ、丸鋸によって棒状体
を切断するときに、棒状体が曲がったりすることを防ぐ
ことができる。請求項3の発明によれば、前側移動ロー
ラと後側移動ローラの間において、エンドレスベルトを
棒状体から離れる方向に折り曲げて溝を形成しており、
しかも、支持ローラによってエンドレスベルトが折り曲
げられた状態で支持されるので、その溝に丸鋸を通過さ
せれば、エンドレスベルトを傷つけることなく、丸鋸に
よって棒状体を切断することができる。前側移動ローラ
および後側移動ローラによって前記棒状体を支持するの
で、搬送ベルトによって棒状体を安定して支持すること
ができ、丸鋸によって棒状体を切断するときに、棒状体
が曲がったりすることを防ぐことができる。請求項4の
発明によれば、一対の前側移動ローラの間に棒状体を挟
み込むときに、各前側移動ローラを棒状体から離間させ
てから、再び棒状体に接近させて、棒状体を支持させれ
ば、たとえ棒状体の先端が膨らんでいても、前側移動ロ
ーラの間に棒状体を確実に送ることができる。よって、
搬送ベルトとして一般的な平ベルトを用いても、棒状体
を確実に搬送することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本実施形態の棒状体切断機の
概略平面図である。図2は図1のII−II線矢視図であ
る。図3は切断部70の拡大断面図である。図4は前側
移動ローラ75によって棒状体Lを挟む動作の説明図で
ある。図5は図1のV-V 線断面矢視図である。図6は切
断装置10の概略背面図である。
【0011】図1および図2において、符号Lは、ログ
や帯状に畳まれたペーパー等の、軸方向(図1および図
2では左右方向)に長尺な棒状体を示している。本実施
形態の棒状体切断機は、前記棒状体Lを所望の幅に切断
するためのものであり、棒状体Lをその軸方向に連続送
りする搬送装置60と、棒状体Lを切断する切断装置1
0とから基本構成されている。
【0012】まず、搬送装置60の概略を説明する。図
1および図2において、符号61は、左右一対の機枠を
示している。この左右一対の機枠61,61の間には、
上下一対の搬送コンベア62,62が設けられている。
各搬送コンベア62は、駆動ローラ62a と、駆動ローラ
62a の後方に設けられた従動ローラ62b とを備えてお
り、この駆動ローラ62a と従動ローラ62b の間には、一
般的な平ベルトであるエンドレスベルト62c が巻き掛け
られている。また、符号65は、前記駆動ローラ62a を
回転させるための駆動モータであり、その回転数を自在
に変化させることができるものである。この駆動用モー
タ65には、その回転数を検出する図示しない検出器が
設けられている。
【0013】このため、駆動用モータ65を駆動させれ
ば、上下一対の搬送コンベア62,62のエンドレスベ
ルト62c 間に棒状体Lを挟み、その棒状体Lを左方向に
連続して送ることができる。しかも、駆動用モータ65
の回転数を変化させれば、棒状体Lを送る速度を変化さ
せることができる。
【0014】この搬送装置60の上下一対の搬送コンベ
ア62,62には、上下一対の切断部70がそれぞれ設
けられている。この切断部70は、切断装置10の丸鋸
30の鋸刃31が棒状体Lを切断するときに、鋸刃31
を通過させる切欠き溝71c を備えており、しかも、鋸刃
31が棒状体Lを切断している間、棒状体Lの送り速度
と同じ速度で、左方向つまり棒状体Lが送られる方向に
移動するものであるが、詳細は後述する。また、符号6
7は、駆動ローラ62a と従動ローラ62b との間に設けら
れた補助ローラであり、一対の搬送コンベア62,62
の間に棒状体Lを挟んだときに、エンドレスベルト62c
が撓んだりしないように支持するためのものである。
【0015】つぎに、切断装置10を説明する。まず、
切断装置10を駆動する駆動系について説明する。図1
において、符号51はロータアーム回転用モータを示し
ている。このロータアーム回転用モータ51には、後述
する移動手段35の回転制御装置38が取り付けられて
いる。このロータアーム回転用モータ51の主軸には、
駆動プーリ51a が取り付けられている。このロータアー
ム回転用モータ51の後方には、その主軸と平行に連動
軸52が設けられている。この連動軸52には、その両
端に搬送装置側プーリ52b および切断装置側プーリ52c
が取り付けられており、両者の間に従動プーリ52a が取
り付けられている。この従動プーリ52a と前記駆動プー
リ51a の間にはベルト53が巻き掛けられている。
【0016】図1および図6に示すように、切断装置1
0の後方には、連動軸52と平行に軸54が設けられて
いる。この軸54の両端には、モータ側プーリ54a およ
びアーム側プーリ54b がそれぞれ取り付けられている。
このモータ側プーリ54a と前記切断装置側プーリ52c と
の間には、ベルト56が巻き掛けられている。また、前
記軸54の上方には、軸54と平行に軸55が設けられ
ている。この軸55の一端には、プーリ55a が取り付け
られており、このプーリ55a と前記アーム側プーリ54b
の間にベルト57が巻き掛けられている。前記軸55の
他端には、カップリングを介して減速機58の入力軸が
連結されている。この減速機58の出力軸には、プーリ
58a が取り付けられており、このプーリ58a と後述する
切断装置10の回転軸24のプーリ24a との間にベルト
59が巻き掛けられている。
【0017】このため、ロータアーム回転用モータ51
を駆動させると、ベルト53によって連動軸52が回転
する。連動軸52の回転力は、各ベルト56, 57によっ
て、連動軸52から軸54、軸55の順に伝達される。
軸55に伝達された回転力は、減速機58に入力され、
減速機58の出力軸から、ベルト59を介して切断装置
10の回転軸24に伝達されるので、回転軸24を回転
することができるのである。
【0018】さて、切断装置10について説明する。図
5および図6に示すように、切断装置10は、ロータア
ーム20、丸鋸30及び移動手段35から基本構成され
ている。
【0019】まず、ロータアーム20を説明する。図1
および図5において、符号11および符号37は、フレ
ームおよび該フレームの前面に取り付けられた移動手段
35のカムを示している。また、符号24は、ロータア
ーム20の回転軸を示している。この回転軸24は、棒
状体Lが送られる方向と平行に配設されており(図1参
照)、前記フレーム11およびカム37に対して回転自
在に取り付けられている。この回転軸24の後端にはプ
ーリ24a が取り付けられている。前述したように、この
プーリ24a と前記減速機58のプーリ58a との間には
ベルト59が巻き掛けられている。
【0020】回転軸24の前端部には、アーム22が取
り付けられている。このアーム22の両端には、一対の
支持部23,23が設けられている。この支持部23
は、中空な円筒状の部材であり、その中心軸が前記回転
軸24と平行に設けられている。この支持部23の中空
な部分には、軸受部23b が取り付けられている。この軸
受部23b は円筒状の部材であり、その軸心が、支持部2
3の中心軸と一致するように配設されている。この軸受
部23b は、支持部23の中心軸回りに回転自在である
が、支持部23の軸方向への移動が固定されている。こ
の軸受部23b の内面には、図示しないスプライン溝が形
成されており、軸受部23b の先端には、プーリ23p が取
り付けられている。
【0021】つぎに、丸鋸30を説明する。図5に示す
ように、丸鋸30は、鋸刃31と回転軸32とから構成
されている。前記ロータアーム20の軸受部23b には、
回転軸32が取り付けられている。この回転軸32は円
柱状の部材であって、その外周面にスプライン溝が形成
されており、このスプライン溝が軸受部23b の内面に形
成されたスプライン溝に掛合している。このため、回転
軸32は、軸受部23b によって回転軸24と平行、つま
り棒状体Lが送られる方向と平行であって、支持部23
に対して回転自在に保持される。しかも、回転軸32
は、支持部23に対してその軸方向、つまり棒状体Lが
送られる方向に摺動することができる。この回転軸32
の先端には、円板状の鋸刃31の中心が取り付けられて
いる。
【0022】したがって、ロータアーム回転用モータ5
1を駆動させれば、ロータアーム20の回転軸24が回
転し、アーム22が回転する。すると、アーム22の両
端に設けられた一対の支持部23, 23に取り付けられ
た一対の丸鋸30を、棒状体Lの送り方向と平行に保っ
たまま回転軸24の中心軸回りに公転させることができ
る。
【0023】また、前記ロータアーム20の回転軸24
の中心には、回転軸24に対して回転自在に駆動軸41
が取り付けられている。この駆動軸41の前端には、丸
鋸側プーリ41a が取り付けられており、この丸鋸側プー
リ41a と一対の支持部23,23のプーリ23p との間に
は、一本の丸鋸駆動用ベルト42が巻き掛けられてい
る。また、駆動軸41の後端にはモータ側プーリ41b が
取り付けられている。このモータ側プーリ41b の下方に
は、丸鋸回転用モータ43が設けられており、この丸鋸
回転用モータ43の主軸にはプーリ43a が取り付けられ
ている。このプーリ43a と前記モータ側プーリ41b との
間には、ベルト44が巻き掛けられている。
【0024】このため、丸鋸回転用モータ43を駆動さ
せると、ベルト44によって駆動軸41が回転され、駆
動軸41が回転すると丸鋸駆動用ベルト42によって、
一対の軸受部23b が回転され、軸受部23b とともに、丸
鋸30の鋸刃31が自転する。しかも、駆動軸41はロ
ータアーム20の回転軸24に対して回転自在であるの
で、丸鋸30の鋸刃31の自転は、回転軸24の回転に
影響されることがない。
【0025】よって、モータ51および丸鋸回転用モー
タ43をともに駆動させれば、丸鋸30の鋸刃31を自
転させながら、ロータアーム20によって回転軸24の
中心軸まわりに公転させることができる。したがって、
一対の丸鋸30の鋸刃31が交互に、棒状体Lを切断す
るので、一定の幅の完成品Pを製造することができる。
【0026】つぎに、移動手段35を説明する。図1お
よび図5に示すように、移動手段35は、カムフォロア
36、前記カム37および回転制御装置38から構成さ
れている。前記一対の丸鋸30の回転軸32の後端に
は、それぞれカムフォロア36が取り付けられている。
このカムフォロア36は、前記カム37の外周面に形成
されたカム溝37g に摺動自在に挿入されている。このカ
ム37のカム溝37g は、回転軸24に対して搬送装置6
0側を公転する鋸刃31、つまり棒状体Lを切断する鋸
刃31を、棒状体Lの送り方向に沿って、切断開始位置
Aから切断終了位置Bまで前進させ、他方の鋸刃31を
切断終了位置Bから切断開始位置Aまで後退させるよう
に形成されている。
【0027】このため、回転軸24が回転すれば、一方
の鋸刃31が棒状体Lの送り方向に沿って前方に移動し
ながら棒状体Lを切断し、他方の鋸刃31が、棒状体L
の送り方向に沿って後方に移動するのである。
【0028】また、ロータアーム回転用モータ51に
は、回転制御装置38が設けられている。この回転制御
装置38は、搬送コンベア62を駆動させる駆動用モー
タ65に設けられた回転数検出器からの信号を受けて、
ロータアーム回転用モータ51の回転数を変化させるた
めのものである。このため、回転制御装置38によって
駆動用モータ65の回転速度に応じて、ロータアーム回
転用モータ51の回転数を変化させれば、棒状体Lの送
り速度と同じ速度で、一方の鋸刃31を棒状体Lの送り
方向に移動させることができる。
【0029】上記のごとく、切断装置10によれば、搬
送装置60によって棒状体Lを連続送りしながら、ロー
タアーム20を回転させれば、丸鋸30によって棒状体
Lを一定の幅で切断することができる。しかも、移動手
段35によって棒状体Lを切断している間は、移動手段
35によって丸鋸30の鋸刃31を棒状体Lと同じ速度
で同じ方向に移動させることができるので、棒状体Lの
軸方向において棒状体Lと丸鋸30とが接触する位置が
相対的に移動しない。したがって、棒状体Lをその軸方
向に連続送りしても、丸鋸30によって棒状体Lを、そ
の軸方向と垂直な面で切断することができる。
【0030】また、棒状体Lの送り速度が変わっても、
回転制御装置38によってロータアーム回転用モータ5
1の回転数を変化させて丸鋸30の移動速度を棒状体L
の送り速度に合わせることができるので、棒状体Lを切
断して製造される完成品Pの幅を容易に変更することが
できる。
【0031】なお、丸鋸30の鋸刃31が棒状体Lに接
触する直前に鋸刃31の前進を開始させ、鋸刃31によ
る棒状体Lの切断が終了した直後に、鋸刃31の前進を
停止させるようにカム37のカム溝37g を形成すれば、
切断装置10の構成をコンパクトにすることができる。
また、丸鋸30の回転軸32が軸受部23b から突出する
量を小さくできるので、回転軸32が、その自転によっ
て振れ回りを起す可能性が低くなり、切断精度を高くで
きる。
【0032】つぎに、搬送装置60の切断部70につい
て詳細に説明する。上下一対の切断部70,70は、ほ
ぼ同じ構成であるので、下方の切断部70についてのみ
説明する。図3は切断部70の拡大断面図である。図2
および図3において、符号71は、左右一対の摺動フレ
ームを示している。この左右一対のフレーム71,71
は、連結部材71b によって連結されており、また、各フ
レーム71は、その外面に取り付けられたベアリング7
2が、前記左右一対の機枠61,61に取り付けられた
レール73にそれぞれ取り付けられている。このため、
左右一対のフレーム71,71を、搬送装置60の前後
方向に摺動させることができる。
【0033】左右一対のフレーム71,71は、互いに
対応する部分に、その上端から下方に向けて切欠き溝71
c が形成されている。前記フレーム71,71の上端間
において、切欠き溝71c より後方(図2および図3では
右側)には、後側移動ローラ74が回転自在に取り付け
られており、切欠き溝71c より前方(図2および図3で
は左側)には、前側移動ローラ75が回転自在に取り付
けられている。また、切断部70の下端部におけるフレ
ーム71,71の間には、切欠き溝71c を挟むように、
前後一対の後側支持ローラ76aと前側支持ローラ76b と
が回転自在に取り付けられている。
【0034】この後側移動ローラ74および前側移動ロ
ーラ75は、両者の間において、前記搬送コンベア62
のエンドレスベルト62c を下方、つまり棒状体Lの外周
面から離れる方向に屈曲させるためのものである。この
後側移動ローラ74および前側移動ローラ75によって
屈曲されたエンドレスベルト62c は、前記後側支持ロー
ラ76a と前側支持ローラ76b に巻き掛けられている。つ
まり、この後側支持ローラ76a と前側支持ローラ76b に
よって、後側移動ローラ74と前側移動ローラ75の間
では、エンドレスベルト62c が棒状体Lから離れた状態
で支持されているのである。
【0035】このため、後側移動ローラ74と前側移動
ローラ75の間に、エンドレスベルト62c によって切欠
き溝71c の幅より広い溝状の空間が形成されており、こ
の空間を丸鋸30の鋸刃31が通過するので、鋸刃31
によって棒状体Lを切断したときに、搬送装置60のエ
ンドレスベルト62c が棒状体Lとともに切断されること
を防ぐことができる。
【0036】前記切断部70の連結部材71b には、連結
アーム83の一端が取り付けられている。この連結アー
ム83の他端には、揺動アーム82の上端が取り付けら
れている。この揺動アーム82の下端は、前記機枠61
に揺動自在に固定されている。また、揺動アーム82の
適所には、カムフォロア82a が形成されており、このカ
ムフォロア82a は、回転軸85a によって機枠61に回転
自在に支持された切断部移動用カム85のカム溝に取り
付けられている。このカム溝は、切断部移動用カム85
が一回転すると、カムフォロア82a が前後方向(図2お
よび図3では左右方向)に一往復するように形成されて
いる。また、切断部移動用カム85の回転軸85a の一端
は、機枠61の外方に突出しており、その一端にプーリ
85b が設けられている(図1参照)。このプーリ85bと
前記連動軸52の搬送装置側プーリ52b との間には、図
示しないベルトが巻き掛けられている。
【0037】このため、ロータアーム回転用モータ51
が駆動されると、連動軸52が回転し、その回転がベル
トによって回転軸85a に伝達される。すると、回転軸85
a が回転し、切断部移動用カム85も回転するので、切
断部移動用カム85のカム溝に取り付けられた揺動アー
ム82のカムフォロア82a が切断部移動用カム85のカ
ム溝に沿って前後に移動する。揺動アーム82は、その
下端が機枠61によって揺動自在に固定されているの
で、揺動アーム82のカムフォロア82a が切断部移動用
カム85のカム溝に沿って前後に移動すれば、揺動アー
ム82の上端は、その下端を支点として前後に揺動す
る。よって、連結アーム83を介して切断部70が前後
に移動されるのである。
【0038】しかも、回転軸85a は、連動軸52を介し
てロータアーム回転用モータ51によって回転されるの
で、切断部移動用カム85の回転は、切断装置10のロ
ータアーム20の回転軸24の回転、つまり丸鋸30の
前後移動と同期される。したがって、丸鋸30の前後移
動と、切断部70の前後移動を同期させることができ
る。
【0039】上記のごとく、切断部70によれば、後側
移動ローラ74と前側移動ローラ75の間において、エ
ンドレスベルト62c を棒状体Lから離れる方向に折り曲
げて切欠き溝71c を形成しており、支持ローラ76によ
ってエンドレスベルト62c が折り曲げられた状態で支持
されているので、切欠き溝71c に丸鋸30の鋸刃31を
通過させれば、エンドレスベルト62c を傷つけることな
く、丸鋸30の鋸刃31によって棒状体Lを切断するこ
とができる。
【0040】また、丸鋸30が棒状体Lを切断している
間、切断部70が鋸刃31と同じ速度で同じ方向に移動
するので、丸鋸30の鋸刃31を通過させるための切欠
き溝71c の幅が狭くても、その切欠き溝71c に鋸刃31
を確実に通過させることができる。よって、切欠き溝71
c の幅を狭くできるので、搬送コンベア62によって棒
状体Lを常に安定して支持することができる。しかも、
後側移動ローラ74および前側移動ローラ75によっ
て、切欠き溝71C の前後で、棒状体Lを支持しているの
で、丸鋸30によって棒状体Lを切断するときに、棒状
体Lが曲がったりすることを防ぐことができる。
【0041】また、切断部70は、丸鋸30の鋸刃31
によって切断された棒状体Lの先端を前側移動ローラ7
5に確実に搬送するために、前側移動ローラ75を棒状
体Lの外周面に対して接近離間させる前側移動ローラ揺
動機構を備えている。そこで、前側移動ローラ揺動機構
について説明する。図3および図4において符号75b
は、前記フレーム71,71の間に回転自在に取り付け
られた支点側ローラを示している。この支点側ローラ75
b の回転軸には、揺動アーム75c の一端が上下に揺動自
在に取り付けられている。この揺動アーム75c の他端に
は、前側移動ローラ75が回転自在に取り付けられてい
る。また揺動アーム75c において、支点側ローラ75b と
前側移動ローラ75の間には、摺動カム75d が設けられ
ている。この摺動カム75d は、水平に設けられ摺動桁8
8の上面に接触している。この摺動桁88は、鉛直に配
設された案内レール89に上下に摺動自在に取り付けら
れている。
【0042】この摺動桁88には、昇降用アーム87の
上端が取り付けられている。この昇降用アーム87の下
端には、揺動アーム86の一端が回転自在に取り付けら
れている。この揺動アーム86の他端は機枠61,61
に上下に揺動自在に取り付けられている。また、揺動ア
ーム86の一端には、カムフォロア86a が設けられてい
る。このカムフォロア86a は回転軸85a に取り付けられ
たローラ揺動用カム90のカム溝に挿入されている。こ
のカム溝は、ローラ揺動用カム90が一回転すると、回
転軸85a が上下に一往復するように形成されている。し
かも、切断部70が後方に移動(図3および図4では右
方向)に移動している間に、摺動桁88が棒状体Lから
離れる方向に移動して、再び棒状体Lに接近するように
形成されている。
【0043】また、前記前側支持ローラ76b は、一端が
揺動軸76c によってフレーム71に揺動自在に取り付け
られた揺動アーム76d の他端に回転自在に取り付けられ
ている。この前側支持ローラ76b と前側移動ローラ75
は、連結棒77によって連結されている(図1参照)。
また、揺動アーム76d は、例えばバネ等の引張手段76e
によって常に下方に引っ張られている。
【0044】このため、棒状体Lを切断した後、上下一
対の切断部70が右側に移動するときに、上下一対の摺
動桁88がそれぞれ棒状体Lから離れる方向に移動する
と、前側移動ローラ75,75が棒状体Lから互いに離
れる。そして、棒状体Lが前側移動ローラ75,75の
間に位置すると、上下一対の摺動桁88がそれぞれ棒状
体Lに向かって移動するので、前側移動ローラ75,7
5は棒状体Lに接近し、棒状体Lを上下から挟むことが
できる。
【0045】よって、上下一対の前側移動ローラ75,
75の間に棒状体Lを挟み込むときに、一対の切断部7
0,70の上下一対の前側移動ローラ75,75を棒状
体Lから離間させてから、再び接近させて、棒状体Lを
支持させれば、たとえ棒状体Lの先端が膨らんでいて
も、上下一対の前側移動ローラ75,75の間に棒状体
Lを確実に送ることができる。よって、搬送ベルト62c
として一般的な平ベルトを用いても、棒状体Lを確実に
搬送することができる。
【0046】つぎに、本実施形態の棒状体切断機の作用
と効果を説明する。まず、ロータアーム回転用モータ5
1、駆動用モータ65および丸鋸回転用モータ43を駆
動させれば、棒状体Lが上下一対の搬送コンベア62,
62の間に挟まれて、右方向に搬送される。また、切断
装置10のロータアーム20の回転軸24および丸鋸3
0の回転軸32もともに回転するので、丸鋸30の鋸刃
31が自転しながら、回転軸24の軸回りに公転され
る。
【0047】やがて、棒状体Lが搬送装置60の切断部
70まで搬送されると、一方の丸鋸30の鋸刃31が、
搬送装置60の切断部70の切欠き溝71c に進入し、棒
状体Lと接触し、鋸刃31によって棒状体Lが切断され
る。
【0048】このとき、棒状体Lは搬送コンベア62に
よって左方向(図1および図2参照)に搬送されている
が、鋸刃31は、棒状体Lの送り速度と同じ速度で、左
方向に移動するので、棒状体Lと鋸刃31の接触する位
置は棒状体Lの軸方向では相対的に変化しない。また、
切断部70も、丸鋸30と同じ速度で、左方向に移動す
るので、丸鋸30の鋸刃31が、切断部70のフレーム
71に干渉したりしない。よって、棒状体Lを連続して
搬送しながら、鋸刃31によって棒状体Lをその軸方向
と垂直に切断することができる。
【0049】図4に示すように、棒状体Lが切断され
て、完成品Pが製造されると、切断部70は、右方向に
移動する。このとき、上下一対の前側移動ローラ75,
75は、それぞれ上下に移動されて、両者の間の間隔が
広くなる。そして、前側移動ローラ75,75の間に切
断された棒状体Lの先端が位置すると、前側移動ローラ
75,75は、それぞれ棒状体Lに接近し、棒状体Lを
挟む。すると、再び棒状体Lは、後側移動ローラ74お
よび前側移動ローラ75に支持された状態で左方向に搬
送され、鋸刃31によって切断される。
【0050】上記の作業がくり返されることによって、
棒状体Lを連続して搬送ながら、丸鋸30によって棒状
体Lを一定の幅で切断して完成品Pを製造することがで
きる。
【0051】また、完成品Pの幅を変更するときには、
駆動用モータ65の回転速度を変えて搬送コンベア62
の送り速度を変更する。ついで、鋸刃31の移動速度が
棒状体Lの送り速度と同じ速度となるように、回転制御
装置38によってロータアーム回転用モータ51の回転
速度を変更すれば、棒状体Lを切断して製造される完成
品Pの幅を容易に変更することができる。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、搬送装置によ
って棒状体を連続送りしながら、丸鋸によって棒状体を
一定の幅で切断することができ、しかも、棒状体を、そ
の軸方向と垂直な面で切断することができる。また、棒
状体を切断して製造される完成品の幅を容易に変更がで
きる。請求項2の発明によれば、搬送コンベアによって
棒状体を常に安定して支持することができ、丸鋸によっ
て棒状体を切断するときに、棒状体が曲がったりするこ
とを防ぐことができる。請求項3の発明によれば、エン
ドレスベルトを傷つけることなく、丸鋸によって棒状体
を切断することができ、常に丸鋸が通過できる溝を保つ
ことができる。また、搬送ベルトによって棒状体を安定
して支持することができ、丸鋸によって棒状体を切断す
るときに、棒状体が曲がったりすることを防ぐことがで
きる。請求項4の発明によれば、棒状体の先端が膨らん
でいても、前側移動ローラの間に棒状体を確実に送るこ
とができるので、搬送ベルトとして一般的な平ベルトを
用いても、棒状体を確実に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の棒状体切断機の概略平面図であ
る。
【図2】図1のII−II線矢視図である。
【図3】切断部70の拡大断面図である。
【図4】前側移動ローラ75によって棒状体Lを挟む動
作の説明図である。
【図5】図1のV −V 線断面矢視図である。
【図6】切断装置10の概略背面図である。
【図7】従来の棒状体切断機100 の概略説明図である。
【図8】従来例1の棒状体切断機200 の概略説明図であ
る。
【符号の説明】
10 切断装置 20 ロータアーム 24 回転軸 30 丸鋸 32 回転軸 35 移動手段 60 搬送装置 62 搬送コンベア 62c エンドレスベルト 70 切断部 74 後側移動ローラ 75 前側移動ローラ 76a 後側支持ローラ 76b 前側支持ローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状体をその軸方向に連続送りする搬送装
    置と、前記棒状体を切断する切断装置を備えた棒状体切
    断機であって、前記切断装置が、回転軸が、前記棒状体
    の送り方向に対して平行に設けられたロータアームと、
    該ロータアームの両端に、回転軸が回転自在かつ摺動自
    在に取り付けられ、該回転軸が前記棒状体の送り方向に
    対して平行に配設された一対の丸鋸と、前記丸鋸を、前
    記棒状体の送り方向に対して平行に移動させる移動手段
    とからなり、前記丸鋸が前記棒状体を切断している間、
    前記移動手段が、前記棒状体の送り速度と同じ速度で、
    前記丸鋸を前記棒状体が送られる方向に移動させること
    を特徴とする棒状体切断機。
  2. 【請求項2】前記搬送装置が、前記棒状体を挟んで搬送
    する一対の搬送コンベアであり、前記搬送コンベアが、
    前記丸鋸を通過させるための溝を有する切断部を備えて
    おり、前記丸鋸が前記棒状体を切断している間、切断部
    が、前記棒状体の送り速度と同じ速度で、前記棒状体が
    送られる方向に移動することを特徴とする請求項1記載
    の棒状体切断機。
  3. 【請求項3】前記搬送コンベアが、エンドレスベルトを
    備えており、前記切断部が、前記エンドレスベルトを、
    前記棒状体の外周面から離れる方向に屈曲させる前側移
    動ローラと、該前側移動ローラの後方に設けられ、前記
    エンドレスベルトを前記棒状体の外周面から離れる方向
    に屈曲させる後側移動ローラと、前記前側移動ローラお
    よび前記後側移動ローラの間に設けられ、前記前側移動
    ローラおよび前記後側移動ローラによって屈曲されたエ
    ンドレスベルトを、前記棒状体から離した状態で支持す
    る支持ローラとからなることを特徴とする請求項2記載
    の棒状体切断機。
  4. 【請求項4】前記前側移動ローラが、前記棒状体の外周
    面に対して接近離間自在に設けられたことを特徴とする
    請求項3記載の棒状体切断機。
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