JP2002263974A - ワーク位置決めクランプ装置 - Google Patents

ワーク位置決めクランプ装置

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JP2002263974A
JP2002263974A JP2001066267A JP2001066267A JP2002263974A JP 2002263974 A JP2002263974 A JP 2002263974A JP 2001066267 A JP2001066267 A JP 2001066267A JP 2001066267 A JP2001066267 A JP 2001066267A JP 2002263974 A JP2002263974 A JP 2002263974A
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JP
Japan
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work
knock pin
positioning
clamp
side clamp
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001066267A
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English (en)
Inventor
Takayuki Araki
孝之 荒木
Masatoshi Otaguro
政敏 大田黒
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高さや形状やノックピン孔の位置等が異なる
多機種ワークを、単一のワーク位置決めクランプ装置で
クランプ出来るようにする。 【解決手段】 縦型の治具パレット2に固定式ノックピ
ン4と移動式ノックピン5を設け、治具パレット2の両
サイドに、観音開き式に起伏自在な一対のサイドクラン
プ枠3を設けるとともに、このサイドクランプ枠3を押
付け機構6の押付け部材20によりワークW側に引き寄
せることが出来るようにし、サイドクランプ枠3の押圧
部材17でワークWの両サイドを押圧クランプする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば多機種のワ
ークを定位置にクランプして加工するような際、単一の
治具でクランプし得るようにしたワーク位置決めクラン
プ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばワークを定位置に位置決め
クランプして加工するような場合、クランプ治具にノッ
クピンを設け、このノックピンにワークのノックピン孔
を挿入して位置決めクランプするような技術が知られて
いるが、機種の違いによってノックピン孔が異なるワー
クを単一のクランプ治具でクランプするようにした技術
として、例えば特公平5−2268号のような技術が知
られている。この技術では、ノックピンを備えた位置決
めスペーサと、この位置決めスペーサの円形孔に嵌合可
能で且つ長溝を備えた長溝リングを設け、2本の取付け
ねじを長溝リングの長溝を通して治具板の任意のネジ孔
に固定することで、位置決めスペーサの位置や向き等を
変えながら固定するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記技術で
は、ワークのノックピン孔の違いに対応することは可能
であるが、ワークの高さや形状等が違う場合のクランプ
方式については対応出来ていなかった。
【0004】そこで本発明は、ワークのノックピン孔の
違いのみならず、高さや形状等が違う多機種ワークを、
単一のワーク位置決め装置でクランプ出来るようにする
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、機種の異なるワークを位置決め固定する装置
において、複数のワーク位置決め用ノックピンのうち少
なくとも一ヶ所に移動式ノックピンを設け、また、ワー
クの両サイドで観音開き式に起伏自在な左右一対のサイ
ドクランプ部材を設けるとともに、起立姿勢のサイドク
ランプ部材をワーク側に向けて押し付けるための押付け
機構を設けるようにした。
【0006】そして、ワークのノックピン孔の位置の違
いに合わせて、移動式ノックピンの位置を調整し、ま
た、観音開き式のサイドクランプ部材を起立姿勢にし、
押付け機構によってサイドクランプ部材をワークに押し
付けることによりワークの両サイドをクランプする。こ
の際、押付け機構によってサイドクランプ部材をワーク
に向けて押し付けるような方式を採用することにより、
例えばワークの高さが異なる場合でも対応可能である。
また、サイドクランプ部材を観音開き式に起伏自在にし
ているため、例えばワークを位置決め装置に出し入れす
る作業時には、邪魔にならよう倒しておくことが出来、
作業容易である。
【0007】ここで、移動式ノックピンは、1軸方向に
移動可能なものでも良く、1軸方向の移動に回転を組合
せたものでも良く、またその他の方式のものでも良い。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
ワーク位置決めクランプ装置の正面図、図2は同平面
図、図3は側面から見たサイドクランプ枠の説明図、図
4は図1のA−A断面図、図5は図1のB−B線断面図
である。
【0009】本発明に係るワーク位置決めクランプ装置
は、例えばNC加工によりワークに穴明け加工を行う
際、機種によってノックピン孔の位置や高さや形状等が
異なる多機種ワークでも、単一のワーク位置決め装置で
クランプ出来るようにされ、縦型パレット形式で構成さ
れている。
【0010】すなわち、図1乃至図3に示すように、本
ワーク位置決めクランプ装置1は、縦向きに配設される
治具パレット2と、この治具パレット2の前面側で観音
開き式に左右に起伏自在なサイドクランプ部材としての
一対のサイドクランプ枠3と、治具パレット2の前面側
に設けられ且つワークWのノックピン孔に嵌合可能な固
定式ノックピン4及び移動式ノックピン5と、前記サイ
ドクランプ枠3をワークWに向けて押し付けるための上
下一対の押付け機構6を備えており、また、治具パレッ
ト2の前面側には、四ヶ所にラフガイド部材7、8、
9、10が設けられている。
【0011】前記サイドクランプ枠3は、治具パレット
2の四隅に取付けられる軸受部材12に揺動自在に取付
けられている。すなわち、軸受部材12には、枢支軸1
3により揺動自在に枢支されるガイド筒14が設けら
れ、このガイド筒14には、摺動軸15が摺動自在に嵌
合されるとともに、左側2本の摺動軸15の上端同士間
と、右側2本の摺動軸15の上端同士間には、それぞれ
押圧部材17を備えたフレーム16が連結されている。
【0012】前記押付け機構6は、前記サイドクランプ
枠3のフレーム16端部を押圧して治具パレット2側に
向けて引き寄せることが出来るようにされ、前述のよう
に、上端側と下端側に一対設けられている。
【0013】すなわち、この押付け機構6は、図2に示
すように、治具パレット2の裏側に取付けられるクラン
プシリンダ18と、このクランプシリンダ18から治具
パレット2を貫通して前面側に突出するシリンダロッド
19と、このシリンダロッド19の上端部に取り付けら
れて横方向に延出する押付け部材20を備え、この押付
け部材20は、サイドクランプ枠3が起立状態になった
時のフレーム16に近接した位置になるようにしてい
る。そして、前記クランプシリンダ18を縮退作動させ
ると、押付け部材20が左右のフレーム16をワークW
側に向けて押圧し、押圧部材17がワークWを押圧クラ
ンプし得るようにされている。
【0014】前記固定式ノックピン4は、図4にも示す
ように、ノックピン保持部材21をボルト22等により
治具パレット2に固定することで位置決め固定されてお
り、また、移動式ノックピン5は、図5に示すように、
治具パレット2に形成されるガイド溝mに沿って1軸方
向に移動自在なスライド部材23に保持されており、ス
ライド部材23の一側にはテーパ部23tが設けられて
いる。
【0015】また、このスライド部材23の一側側に
は、固定部材24が設けられており、前記スライド部材
23のテーパ部23tと、固定部材24の一側に設けら
れたテーパ部24tを係合させた状態で、ボルト25に
より固定部材24を治具パレット2の方に締め付けるこ
とにより、スライド部材23に保持される移動式ノック
ピン5を任意のスライド位置で固定出来るようにされて
いる。
【0016】前記ラフガイド部材7、8、9、10は、
ワークWの形状等に合わせてそれぞれ位置等が調整可能
であり、ワークWを最初にセットする際にガイドとして
使用するようにしている。
【0017】以上のようなワーク位置決めクランプ装置
1において、ワークWのノックピン孔の位置に合わせ
て、移動式ノックピン5の位置を調整するとともに、ラ
フガイド部材7、8、9、10の位置を調整し、サイド
クランプ枠3を倒した状態にして治具パレット2にワー
クWをセットする。このように、サイドクランプ枠3を
倒した状態でワークWをセットすることで、セット作業
が容易である。
【0018】次いで、サイドクランプ枠3を起立させ、
クランプシリンダ18を作動させることにより、押付け
部材20によりサイドクランプ枠3のフレーム16をワ
ークW側に移動させ、押圧部材17によりワークWの両
サイドをクランプする。
【0019】そしてこのクランプ状態でNC加工により
穴明け加工を施す。そして加工が終了すると、クランプ
シリンダ18を伸長作動させて押圧部材17によるクラ
ンプ力を解除し、作業員がサイドクランプ枠3をワーク
Wから離脱する方向に移動させた後、観音開き式に倒
し、ワークWを取出す。
【0020】以上のような要領により、ノックピン孔の
位置や形状や高さ等が異なる多機種のワークを単一の位
置決めクランプ装置で位置決め固定することが出来る。
【0021】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えば移動
式ノックピン5の構成等は例示であり、また、治具パレ
ット2は縦型に限定されるものではない。また、ノック
ピンの数等も任意である。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明に係るワーク位置決
めクランプ装置は、複数のワーク位置決め用ノックピン
のうち少なくとも一ヶ所に移動式ノックピンを設け、ま
た、ワークの両サイドで観音開き式に起伏自在な左右一
対のサイドクランプ部材によってワークの両サイドをク
ランプするようにしたため、ワークの高さや形状やノッ
クピン孔の位置等が異なる場合でも1台の装置で対応出
来るようになり、また、ワークの搬入、搬出作業等を楽
に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワーク位置決め装置の正面図
【図2】同平面図
【図3】側面から見たサイドクランプ部材の説明図
【図4】図1のA−A断面図
【図5】図1のB−B線断面図
【符号の説明】
1…ワーク位置決めクランプ装置、2…治具パレット、
3…サイドクランプ枠、4…固定式ノックピン、5…移
動式ノックピン、6…押付け機構、17…押圧部材、1
8…クランプシリンダ、20…押付け部材、W…ワー
ク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機種の異なるワークを位置決め固定する
    装置であって、複数のワーク位置決め用ノックピンのう
    ち少なくとも一ヶ所に設けられる移動式ノックピンと、
    ワークの両サイドで観音開き式に起伏自在な左右一対の
    サイドクランプ部材と、起立姿勢のサイドクランプ部材
    をワーク側に向けて押し付けるための押付け機構を備え
    たことを特徴とするワーク位置決めクランプ装置。
JP2001066267A 2001-03-09 2001-03-09 ワーク位置決めクランプ装置 Pending JP2002263974A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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