JP2002263759A - 板金加工機におけるワークの支持方法と支持装置 - Google Patents

板金加工機におけるワークの支持方法と支持装置

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JP2002263759A
JP2002263759A JP2001062305A JP2001062305A JP2002263759A JP 2002263759 A JP2002263759 A JP 2002263759A JP 2001062305 A JP2001062305 A JP 2001062305A JP 2001062305 A JP2001062305 A JP 2001062305A JP 2002263759 A JP2002263759 A JP 2002263759A
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Japan
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work
roller
working machine
brush
sheet metal
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JP2001062305A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Kushihara
原 俊 明 櫛
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Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 板金加工機におけるワーク支持手段にお
いてフリーベアリングの長所と固定ブラシの長所を兼備
したワーク支持方法並びにその装置を提供すること。 【解決手段】 板金加工機のテーブル1において、外周
にブラシ4fを設けたローラ4cの回転軸4gをテーブル1に
平行にし、前記ローラ4cを前記テーブル1に垂直な旋回
自在の支持軸4eに取付け、前記テーブル1面から前記ブ
ラシ4fを突出させ、加工されるワークWをその下面から
前記ブラシ4fに支持させること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタレットパンチプレ
スなどのような板金加工機において、加工対象たるワー
クをテーブル上で支持するとき、当該ワークに支持傷を
付けず、しかも、ワークの移動時の摺動抵触や騒音を減
じることができるワークの支持方法とそのための装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タレットパンチプレスのような板
金加工機では、加工時に板状のワークをワーククランプ
で掴み、このクランプでワークの加工位置をパンチの下
に位置付けるようにしているが、例えばパンチプレス加
工では、ワークの加工位置を次々と移動させなければな
らないため、移動するワークがテーブルの面と摺れてそ
の面を傷付けるおそれがあり、また、摺動抵抗や騒音も
大きい。
【0003】このため従来技術では、テーブル面にフリ
ーベアリングと称されている回転自在に形成した鋼球や
樹脂製の球を適宜のピッチで配設したり、固定ブラシを
テーブル面に設け、ワーク移動時の抵抗を緩和し、ま
た、ワーク表面の傷みや搬送における騒音を防ぐように
している。
【0004】この例を図3、図4を用いて説明する。図
3はタレットパンチプレスの平面図で、1はテーブル、
9はフリーベアリング、Kはクランパである。図4は、
図3のテーブル1に設けられたフリーベアリング9がワ
ークを支持している状態の拡大断面図である。図3のパ
ンチプレスにおいては、平板状のワークWをクランパK
で把持し、クランパKが設けられているキャレッジC
を、図中上下左右に移動することにより、そのワークW
の加工位置を加工点P(パンチの位置)に移動させて金
型により加工するようになっている。ここで、前記ワー
クWは、テーブル1に設けてある複数のフリーベアリン
グ9の球体9aの上面に支持されるが、この球体9aは回転
自在に設けてあるので、ワークWの移動に合わせて自在
に回転し、ワークWの移動を円滑にするのである。
【0005】しかし、球体9aが鋼製のフリーベアリング
9では、球体9aが回転してもワークW面に傷を付ける場
合があり、また、球体9aが合成樹脂製のフリーベアリン
グ9では鋼製球体の難点は改善されても、合成樹脂製ゆ
えに摩耗などが早くて寿命が短かく、また、この球の回
転も円滑でなくなり易いとう問題がある。更に、ワーク
Wが移動する時に撓み、ワークWの端部がフリーベアリ
ングの鋼製球体9aと衝突したり、ワークWが振動して鋼
製球体9aと衝突するために、騒音が発生する。一方、固
定ブラシは、上記のフリーベアリング9の問題はない
が、ワークの移動時の摺動抵抗が大きく、また、ブラシ
の間に抜きかすなどが堆積し易いという別の問題があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術の問題点に鑑み、板金加工機におけるワーク
支持手段においてフリーベアリングの長所と固定ブラシ
の長所を兼備したワーク支持方法並びにその装置を提供
することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明支持方法の構成は、板金加
工機のテーブルにおいて、外周にブラシを設けたローラ
の回転軸をテーブルに平行にし、前記ローラを前記テー
ブルに垂直な旋回自在の支持軸に取付け、前記テーブル
面から前記ブラシを突出させ、加工されるワークをその
下面から前記ブラシに支持させることを特徴とするもの
である。
【0008】また、上記方法を実施するためのワーク支
持装置の構成は、テーブル面にローラを配置するための
穴を散在させて設けると共に、前記各穴の下方に配置し
た架台に、外周面にブラシを設けたローラを、そのロー
ラのブラシを前記穴からテーブル上に露出させて設けた
ことを特徴とするものである。
【0009】本発明におけるワークの支持は、上記ロー
ラにおける動作を、ワークの移動に同期させると共にロ
ーラの向きをワークの移動方向に沿った向きに制御する
ようにしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明方法の具体例を、本発
明ワーク支持装置の一例として示した図1,図2を参照
しつつ説明する。
【0011】図1において、1はタレットパンチプレス
のような板金加工機におけるワークテーブルで、このテ
ーブル1には、後に説明するワーク支持ローラ4を露出
させるための穴2が、テーブル1のほぼ全面に、ほぼ均
等に分布するように複数個形成されている。
【0012】3は上記テーブル1の下方に設けられたロ
ーラ架台で、前記テーブル1の複数の穴2の下に位置す
るように、金属製板材又は棧材などにより形成されてい
る。
【0013】4は上記架台3の上において、前記各穴2
の下方に配設したワーク支持ローラで、ここでは取付台
座4aに、ブッシュ(又は軸受)4bを介して、ローラ体4c
を回転軸4gによって回転自在に取付けた脚体4dが、この
脚体4dの下方に設けた支持軸4eにおいて旋回自在に装着
されている。4fは前記ローラ体4cの外周面に装着した樹
脂製などのブラシである。ブラシ4fのローラ体4cへの装
着方式としては、植毛や接着による。
【0014】図1の支持ローラ4において、ローラ体4c
をその回転軸4gにより支持している脚体4dは、その支持
軸4eと回転軸4gがオフセットosされた位置関係、つま
り、回転軸4gは支持軸4eの中心線上からオフセット量os
の距離外れている。これは、ローラ体4cに当接したワー
クWが任意の方向に移動すると、その移動方向に追従し
てローラ体4cの向きが、支持軸4eを中心に自ら回転して
変えることができるようにするためである。このため、
図の例では、支持軸4eは、穴2の略中心に位置している
が、ローラ体4cは穴中心から少しオフセットされた位置
にあることになる。なお、本発明において、支持ローラ
4はオフセットosがないものを使用することもできる。
【0015】ローラ体4cの向きを変えるには、上記例の
脚体4dの支持軸4eに対してオフセットした傾斜形態のほ
か、支持軸4eに、図示しないがモータなどの出力を利用
した回転力を伝え、このモータの出力軸の回転方向と回
転角をワークWの移動とその方向に同期して制御するよ
うにしてもよい。この場合において板状のワークWは、
多数の支持ローラ4の各ローラ体4cに同時に接触して移
動するから、本発明では、各支持ローラ4における各支
持軸4eを、図示しないが、連接リンク、或は、ベルトや
チェーンを介して連結し、複数の支持ローラ4における
ローラ体4cの向きを一つの駆動力により同時に変更でき
るように構成することもできる。
【0016】ローラ体4cの向きを積極的に変更する駆動
系の例を図2を用いて説明する。ローラ体4cの支持軸4h
の先端に傘車歯車5aを取付け、この傘歯車5aと傘歯車5b
を噛み合わせる。軸6は、図示していないモータにより
端部のプーリ7とタイミングベルト8等の伝達手段によ
り回転駆動される。回転駆動される軸6には、歯車5bを
複数設け、複数のローラ体4cを回転駆動できるようにす
る。なお、図2に示した例では、ワークを支持するロー
ラ体4cの回転軸4gと支持軸4hはオフセットさせてある
が、オフセットしていなくとも良い。
【0017】以上に説明した、本発明のワーク支持方法
は、タレットパンチプレスは勿論、プレスブレーキ、レ
ーザー加工機などの板金加工機におけるワークテーブル
に適用することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の通りであって、フリーベ
アリングと固定ブラシのワーク支持における長所を活か
したワーク支持を実現するため、板金加工機のテーブル
面から少し突出させて、表面にブラシを設けた支持軸が
旋回自在のローラを複数個設け、加工されるワークをそ
の下面から前記ローラに支持させ、そのワークの移動に
従動して前記ローラがその支持軸において向きを変え回
転するようにしたから、 支持ローラによるワークへの傷付きを防止できる、
支持ローラの交換が容易に出来る、ワーク移動時、固
定ブラシより摺動抵抗が少ない、固定ブラシのように
抜きカスなどが堆積しないなど独自の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ワーク支持ローラの一例を示す断面図。
【図2】本発明ワーク支持ローラの他の例の断面図。
【図3】従来のタレットパンチプレスの平面図。
【図4】従来のワークテーブルにおけるフリーベアリン
グの断面図。
【符号の説明】
1 テーブル 2 穴 3 ローラ架台 4 ワーク支持ローラ 4a 取付台座 4b ブッシュ(又は軸受) 4c ローラ体 4d 脚体 4e,4h 支持軸 4f ブラシ 4g 回転軸 5a、5b 傘歯車 6 軸 7 プーリ 8 タイミングベルト 9 フリーベアリング 9a 鋼製球体 W ワーク C キャレッジ K クランパ P 加工位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板金加工機のテーブルにおいて、外周に
    ブラシを設けたローラの回転軸をテーブルに平行にし、
    前記ローラを前記テーブルに垂直な旋回転自在の支持軸
    に取付け、前記テーブル面から前記ブラシを突出させ、
    加工されるワークをその下面から前記ブラシに支持させ
    ることを特徴とする板金加工機におけるワークの支持方
    法。
  2. 【請求項2】 前記ローラは、ワークの移動に従ってそ
    のローラの向きを変える請求項1の板金加工機における
    ワークの支持方法。
  3. 【請求項3】 上記ローラの動作を、ワークの移動に同
    期させると共に前記ローラの向きをワークの移動方向に
    沿った向きに制御する請求項1の板金加工機におけるワ
    ークの支持方法。
  4. 【請求項4】 テーブル面にローラを配置するための複
    数の穴を散在させて設けると共に、前記各穴の下方に配
    置した架台に、外周面にブラシを設けたローラを、その
    ローラのブラシを前記穴からテーブル上に露出させて設
    けたことを特徴とする板金加工機におけるワークの支持
    装置。
  5. 【請求項5】 各ローラは、夫々のテーブルに垂直な支
    持軸を連結することにより同期して各支持軸を旋回させ
    ローラの向きを変更するように形成した請求項4の板金
    加工機におけるワークの支持装置。
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