JP2002263328A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002263328A
JP2002263328A JP2001062362A JP2001062362A JP2002263328A JP 2002263328 A JP2002263328 A JP 2002263328A JP 2001062362 A JP2001062362 A JP 2001062362A JP 2001062362 A JP2001062362 A JP 2001062362A JP 2002263328 A JP2002263328 A JP 2002263328A
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JP
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game
noise
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control
symbol
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JP2001062362A
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English (en)
Inventor
Minoru Jinno
稔 神野
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技制御手段が受ける放射ノイズに対するノ
イズ対策を強化できるようにすること、放射ノイズによ
る遊技制御手段の誤動作を確実に防止できるようにする
こと。 【解決手段】 主制御基板39にはCPUとROMやR
AM等からなるデータ記憶部や演算処理部を一体的に有
する1チップ集積回路からなるマイクロコンピュータ5
0が装着され、このマイクロコンピュータ50の上面に
フェライト系の電磁波吸収シート56が貼着されてい
る。マイクロコンピュータ50が放射ノイズを受けた場
合でも、電磁波吸収シート56に充填されたMn−Zn
系のフェライト粉体がその放射ノイズを確実に吸収し
て、演算処理部による演算処理の誤動作を確実に防止す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は遊技機に関し、特
に遊技動作を制御する遊技制御手段が外部から受ける放
射ノイズ(放射性障害電波)を吸収してノイズ対策を強
化するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、弾球遊技機としてのパチンコ機
においては、発射手段により遊技球を遊技盤の遊技領域
に発射させ、遊技盤に沿って落下する遊技球が図柄始動
手段や普通入賞手段に入賞した場合、払出し装置が作動
して入賞の種類に応じた個数の遊技球が案内通路を経て
球受け皿に払出される。そのために、パチンコ機の裏側
に設けられた裏機構板には球タンクとタンクレールとが
設けられ、島構造体毎に配設された遊技球搬送路から搬
送されてくる遊技球が球タンク及びタンクレールを介し
て払出し装置に補給される。
【0003】ところで、これら遊技球搬送路や球タン
ク、タンクレール等の案内通路は合成樹脂製の絶縁体で
あるため、遊技球が磨き装置で磨かれるときに発生した
静電気が遊技球に帯電したり、ホール側の遊技球搬送路
から球タンクやタンクレール等の案内通路で搬送される
途中で、遊技球が案内通路や遊技球と摩擦接触したり衝
突したときにも静電気が発生し、遊技球に帯電(所謂、
接触帯電)する場合がある。それ故、静電気を帯びた遊
技球が案内通路や払出し装置を移動中に、遊技球同志又
は案内通路と衝突したり離れるときに、遊技球自体がア
ンテナとして作用して、他の遊技球や空中に点集中放電
が発生する。
【0004】その結果、空中放電により放射ノイズ(高
周波ノイズ)が発生し、遊技制御を司る制御部の制御信
号に悪影響を及ぼし、制御部においては動作停止した
り、誤動作する場合がある。更に、パチンコホールに
は、多数の照明器具が設置されるとともに、空調装置等
の大型の電力機器が設置されており、照明器具のうちの
特に蛍光灯における放電に伴う放射ノイズが発生した
り、電力機器の運転に伴って放射ノイズが発生し、この
種の放射ノイズも制御部に悪影響を及ぼしている。
【0005】そこで、従来においては、球タンクやタン
クレール等の案内通路の一部に遊技球が接触可能なよう
に小型の金属板を設け、内枠を外枠に回動自在に連結す
るヒンジ金具とその金属板とを接続し、遊技球に帯電し
た静電気をヒンジ金具に誘導して接地するようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 従来の弾球遊技機で
は、前述したように、遊技球を案内する案内通路に小型
の金属板を設け、遊技球に帯電した静電気をこのヒンジ
金具に接地して逃がすようにしているが、そのヒンジ金
具は小型で且つ本格的な接地板でないため、十分な放射
ノイズ対策が行われてない。更に、照明器具や電力機器
などからの放射ノイズについては、現時点においては、
効果的な対策が講じられていないのが現状である。本発
明の目的は、遊技制御手段が受ける放射ノイズに対する
ノイズ対策を強化できるようにすること、放射ノイズに
よる遊技制御手段の誤動作を確実に防止できるようにす
ること、等である。
【0007】
【課題を解決するための手段】 請求項1の遊技機は、
遊技動作に応じて抽選を行う抽選手段と、この抽選手段
の抽選結果に応じて遊技者に有利な第1状態と遊技者に
不利な第2状態とを択一的に選択してその選択に応じた
制御を行なう遊技制御手段を備えた遊技機において、遊
技制御手段は、種々の遊技関連データを記憶するデータ
記憶部とデータ記憶部から読み出した遊技関連データを
用いて演算処理を行う演算処理部とを備えた制御基板
と、この制御基板を保護する保護ケースとを有し、遊技
制御手段の一部に放射ノイズを吸収可能なノイズ吸収手
段を備えたものである。
【0008】抽選手段は遊技動作、つまり遊技態様や遊
技球の挙動に応じて抽選を行うので、遊技制御手段はそ
の抽選結果に応じて、遊技者に有利な第1状態と遊技者
に不利な第2状態とを択一的に選択してその選択に応じ
た制御を行なう。ところで、ノイズ吸収手段が遊技制御
手段の一部に設けられているため、外部から受ける種々
の放射ノイズがそのノイズ吸収手段で確実に吸収され
る。それ故、遊技制御手段で実行される種々の遊技動作
の誤動作を確実に防止できる。
【0009】請求項2の遊技機は、請求項1の発明にお
いて、前記データ記憶部と演算処理部の少なくとも何れ
か一方の上面にノイズ吸収手段を設けたものである。こ
の場合には、データ記憶部に記憶する種々の遊技関連デ
ータが放射ノイズの影響を受けないように確実に保護す
ることができ、また演算処理部による演算処理の誤動作
を確実に防止できる。請求項3の遊技機は、請求項1又
は2の発明において、前記保護ケースの内面にノイズ吸
収手段を設けたものである。この場合、そのノイズ吸収
手段により、保護ケースに収容される制御基板全体が受
ける放射ノイズに対するノイズ対策を強化することがで
きる。
【0010】請求項4の遊技機は、請求項2又は3の発
明において、前記ノイズ吸収手段はフェライト系のノイ
ズ吸収材料を含むんだゴム系材料又は樹脂系材料からな
るシート状の電磁波吸収シートである。この場合、ノイ
ズ吸収手段は、Mn−Zn系フェライトやNi−Zn系
フェライト等、フェライト系のノイズ吸収材料を含むゴ
ム系材料又は樹脂系材料からなる電磁波吸収シートであ
るため、ノイズ吸収手段を薄板状に且つノイズ吸収効率
を高めることができるだけでなく、安価に作成すること
ができる。
【0011】請求項5の遊技機は、請求項4の発明にお
いて、前記遊技制御手段はデータ記憶部と演算処理部と
を一体化した記憶演算素子を有し、記憶演算素子の上面
に設けられるノイズ吸収手段に、記憶演算素子の上面に
記載された識別番号を認識可能な穴部又は切欠き部を形
成したものである。それ故、記憶演算素子の上面に記載
された識別番号を穴部又は切欠き部を介して容易に認識
することができる。
【0012】請求項6の遊技機は、請求項1〜5の何れ
かの発明において、前記遊技制御手段は、遊技制御の内
容別に構成した複数の制御基板を有するものである。こ
の場合、遊技制御手段を複数の制御基板に分割すること
で、これら制御基板の配置の自由度を高めることができ
るとともに、制御基板毎にノイズ吸収手段を設けること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、パチンコホー
ルの島構造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼
ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場合の一例
であり、パチンコホールに設けられた島構造体には、そ
の長さ方向に複数のカード式球貸し機1と複数のパチン
コ機2とが交互に配設され、カード式球貸し機1はパチ
ンコ機2に電気的に接続されている。
【0014】図1に示すように、カード式弾球遊技機で
あるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この外枠3
に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード式球貸
し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠3が島
構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。前枠4
には遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、遊技盤5
の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス扉6と発
射用遊技球を貯留する球受け皿8の前面板(図示略)と
が夫々開閉自在に枢着されている。前枠4の下部には、
球受け皿8から溢流し又は抜き取った遊技球を貯留する
下皿9と、発射手段10の発射ハンドル11とが設けら
れている。
【0015】この発射手段10は、回動操作可能な発射
ハンドル11と、この発射ハンドル11を回動操作した
回動角度に応じた打撃力で打撃槌12により遊技球を発
射させる発射モータ13などを備えている。球受け皿8
の右部には、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用
の操作パネル14が設けられ、この操作パネル14に
は、カード残額を3桁の数字で表示するカード残額表示
部14aと、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球
貸しスイッチ14bと、遊技終了時にカードの返却を指
令する返却スイッチ14cとが設けられている。
【0016】図2に示すように、遊技盤5には、金属製
の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほ
ぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技
領域5aには、カラーの液晶ディスプレイ16、図柄始
動手段(図柄始動兼入賞手段)17、開閉式入賞手段
(大入賞手段)18、複数の普通入賞手段19(この場
合、上段の普通入賞手段19以外に、開閉式入賞手段1
8の左右両側部に、例えば6つの普通入賞手段19)、
2つの作動口20(通過口又はゲート)等が夫々所定の
位置に配設されている。
【0017】液晶ディスプレイ16は、変動図柄を表示
するとともに背景画像や各種のキャラクタの動画などを
表示する表示機能を有し、更に、3つの図柄を変動表示
する特別図柄表示手段22として機能するとともに、2
つの図柄からなる普通図柄を表示する普通図柄表示手段
23として機能する図柄表示手段21が設けられてい
る。特別図柄表示手段22は、例えば左右方向に並ぶ3
個(左、中、右)の図柄表示部22a〜22cを有し、
図柄始動手段17に遊技球が入賞することを条件に、図
柄表示部22a〜22cに特定図柄が所定時間だけ変動
表示(スクロール表示)される。
【0018】そして、図柄始動手段17への遊技球の入
賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される停
止図柄パターンで停止する。普通図柄表示手段23は、
例えば図柄表示手段21の右下部に、左右方向に並ぶ2
個(左、右)の図柄表示部23a〜23bを有し、作動
口20を通過した遊技球を検出したとき、各図柄表示部
23a〜23bに普通図柄を所定時間だけ変動表示し、
遊技球の作動口20通過時点において抽選された抽選用
数値により決定される停止図柄パターンを表示して停止
するようになっている。
【0019】図柄始動手段17は開閉自在な左右1対の
開閉爪17aを備えた電動式チューリップであり、普通
図柄表示手段23の変動後に停止した普通図柄が当たり
図柄となった当たり発生時に、開閉爪17aが所定時間
だけ開放されて入賞し易くなる。開閉式入賞手段18は
前方に開放可能な開閉板18aを備え、特別図柄表示手
段22の変動後に停止した図柄が「777」、「44
4」等の特定態様のとき、所謂「大当たり」と称する特
別遊技が開始され、開閉板18aが前方に開放される。
この開閉式入賞手段18の内部に特定領域18bがあ
り、この特定領域18bを入賞球が通過したとき、特別
遊技が継続される。
【0020】ここで、特別遊技状態が遊技者に有利な利
益状態(第1状態)であり、大当たり以外の遊技者に不
利なその他の状態が第2状態に相当する。開閉式入賞手
段18の開閉板18aが開放された後、所定時間(例え
ば、約20秒間)が経過し、又は所定数(例えば10
個)の遊技球が入賞して開閉板18aが閉じるときに、
遊技球が特定領域18bを通過していないときに特別遊
技が終了するが、特定領域18bを通過していれば最大
所定回数(例えば16回)まで特別遊技が継続され、遊
技者に有利な第1状態に制御される。
【0021】図3、図4に示すように、前枠4の裏側に
は、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自
在に装着され、この裏機構板30には開口部30aが形
成され、その上側に球タンク33と、これから延びるタ
ンクレール34とが設けられ、このタンクレール34に
接続された払出し手段35が裏機構板30の側部に設け
られ、裏機構板30の下側には払出し手段35に接続さ
れた払出し球誘導路36が設けられている。払出し手段
35から払出された遊技球は払出し球誘導路36を経由
して球受け皿8に払出される。
【0022】裏機構板30の開口部30aには、遊技盤
5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜
19に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(図示
略)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装着
された基板ケース38の内部に主制御基板39が配設さ
れ、その前側に図柄制御基板40が配設されている。主
制御基板39の下側で、裏カバー37に装着された基板
ケース41aの内部にランプ制御基板42が設けられ、
この基板ケース41aに隣接する基板ケース41bの内
部にサウンド制御基板43が設けられている。
【0023】これら基板ケース41a,41bの下側で
裏機構板30に装着された基板ケース44の内部には、
電源基板45と払出し制御基板46が夫々設けられてい
る。更に、発射モータ13の後側に装着された基板ケー
ス47の内部には、発射制御基板48が設けられてい
る。これら制御基板39〜40,42〜43,45〜4
6,48は夫々独立のプリント基板で構成され、電源基
板45と発射制御基板48を除くその他の制御基板3
9,40,42,43,46には、CPUとROMやR
AM等を有する1チップ集積回路からなるマイクロコン
ピュータ(図示略)が夫々設けられている。
【0024】主制御基板39とその他の制御基板40,
42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタを介
して電気的に接続され、主制御基板39から各制御基板
40,42,43,46に、所定の遊技動作を実行させ
る種々の制御コマンドを一方向通信にて送信可能になっ
ている。制御コマンドの一方向通信を採用することで、
普通図柄や特別図柄の図柄停止に関する不正を確実に防
止できるとともに、後述する主制御手段60の制御負荷
を格段に軽減でき、送信制御を格段に簡単化することが
できる。ここで、これら基板ケース38,41a,41
b,44が保護ケースに相当する。
【0025】次に、主制御基板39に有するマイクロコ
ンピュータ50(記憶演算素子に相当する)の上面に貼
着されたフェライト系の電磁波吸収シート56について
説明する。図5に示すように、プリント基板からなる主
制御基板39には、CPUとROMやRAM等を一体的
に有する1チップ集積回路からなるマイクロコンピュー
タ50がICソケット51を介して装着されるととも
に、入出力バッファや入出力ポートの為の複数のIC素
子52、水晶発振器53、コンデンサ54や抵抗55等
が装着されている。
【0026】即ち、この主制御基板39には、遊技関連
データを記憶するデータ記憶部と、このデータ記憶部か
ら読み出した遊技関連データを用いて演算処理を行う演
算処理部とが一体化して設けられている。そして、その
マイクロコンピュータ50の上面に電磁波吸収シート5
6が貼着されている。ここで、その電磁波吸収シート5
6は、例えば、ポリエチレン系の合成樹脂材料にMn−
Zn系のフェライト粉体を混入させた厚さ約1mm以下の
可撓性を有するシート状に構成したものである。この場
合、フェライト粉体はマンガン「Mn」と亜鉛「Zn」
を混合して焼結し、初期透磁率μが約4000のフェラ
イト焼結体を粉砕して得られたものである。
【0027】ところで、マイクロコンピュータ50の上
面の右側下部には、遊技内容や製造番号を記号化した認
識番号「XYZ−123−2」が印刷されている。そこ
で、電磁波吸収シート56には、その認識番号「XYZ
−123−2」の印刷領域と同じ大きさの小型の切欠き
部56aが形成されている。次に、パチンコ機2の制御
装置に予め格納した複数の制御プログラムを介して達成
される種々の機能について、図6の機能ブロック図によ
り説明する。
【0028】但し、これら種々の機能は前述したマイク
ロコンピュータ等で達成される。主制御基板39上に構
成された主制御手段60は、遊技盤5に設けられた種々
の遊技部品や遊技球検出スイッチ等に対する信号の入出
力に関わる、所謂遊技盤5の遊技制御を主として司ると
ともに、後述する図柄制御手段70、払出し制御手段8
0、ランプ制御手段81、サウンド制御手段83等に必
要に応じて制御コマンドを送信出力する。
【0029】図柄制御基板40上に構成された図柄制御
手段70は、主制御手段60から送信されてくる図柄制
御コマンドに基づいて、液晶ディスプレイ16に種々の
動画や背景画を表示させる表示制御を実行したり、各図
柄表示部22a〜22cの特別図柄を変動制御するとと
もに、各図柄表示部23a〜23bの普通図柄を変動制
御し、指示された停止図柄を表示するように普通図柄と
特別図柄の変動停止を制御する。払出し制御基板46上
には払出し制御手段80が構成され、この払出し制御手
段80は主制御手段60から払出し制御コマンドを受信
し、払出し手段35による遊技球の払出し制御を司る。
【0030】ランプ制御基板42上に構成されたランプ
制御手段81は、主制御手段60からランプ制御コマン
ドを受信し、遊技盤5等に設けられた多数の装飾用ラン
プや演出用ランプ等を含むランプ群82の点灯制御を司
る。サウンド制御基板43上に構成されたサウンド制御
手段83は、主制御手段60からサウンド制御コマンド
を受信し、球受け皿8の裏側に設けられたスピーカ84
に対する各種の音響効果音の為のサウンド出力制御を司
る。発射制御基板48上に構成された発射制御手段85
は、発射モータ13を駆動して遊技球の発射制御を司
る。
【0031】主制御手段60は、抽選手段61と、判定
手段62と、利益状態発生手段63と、確率変動手段6
4と、図柄決定手段65と、コマンド送信手段66等を
備えている。抽選手段61は、抽選用カウンタを用いて
微小な更新周期(例えば、約2msec周期)で抽選用数値
を所定の範囲(例えば、0〜299)で更新し、特別図
柄に関して、図柄始動手段17に遊技球が入賞したとき
の数値を抽出することにより、当たり外れに関する抽選
を行なうとともに、確率変動型大当たりか否かについて
も抽選し、更に普通図柄に関しても作動口20に遊技球
が入賞したときの数値を抽選する。即ち、抽選手段61
は遊技動作、つまり遊技態様や遊技球の挙動に応じて抽
選を行う。
【0032】判定手段62は、図柄始動手段17や作動
口20に遊技球が入賞したときに抽選手段61から供給
される抽選された数値に基づいて、特別図柄に関して
「大当り」又は「外れ(外れリーチを含む)」の何れで
あるかを判定するとともに、確率変動型大当たりに関し
ても判定し、更に普通図柄に関しても「当り」又は「外
れ」の何れであるかを判定する。利益状態発生手段63
は、判定手段62から大当たりの判定結果を受ける、若
しくは、特別図柄表示手段22の変動後の停止図柄が大
当たり図柄となることを条件に、遊技制御に含まれる所
定の利益状態発生ルーチンにより開閉式入賞手段18の
開閉板18aを前述したように作動させて、遊技者に利
益状態を与える。
【0033】確率変動手段64は、判定手段62から大
当たりの判定結果を受けた場合に、その「大当たり」が
確率変動型大当たりのときに確率変動モードを設定し、
次回或いは次々回の大当たり迄、或いは所定回数図柄が
変動する迄、判定手段62による大当たり判定に際して
大当たりとする特定数値の数を通常のときよりも多く
し、大当たり確率を高くするように判定手段62に指令
するとともに、普通図柄が「当たり」の場合には図柄始
動手段17の開放時間を延長して入賞し易くし、遊技者
に有利な利益状態が付与される。
【0034】図柄決定手段65は、判定手段62からの
判定結果に応じて、所定の抽選プログラムにより、複数
の普通図柄に関する図柄変動パターンのうちから、「当
たり」のときには当たり普通図柄の何れかを、「外れ」
のときには外れ普通図柄の何れかを抽選により決定する
とともに、複数の特別図柄に関する図柄変動パターンの
うちから、「大当たり」のときには大当たり特定態様の
何れかを、「外れ」のときには外れ図柄の組合せの何れ
かを、夫々抽選により決定する。但し、「外れ」のうち
のリーチを行うと判定したときには、そのリーチ変動を
行った後に外れ図柄の何れかで停止する。
【0035】コマンド送信手段66は、図柄決定手段6
5で決定された図柄変動パターンに基づいて、図柄制御
手段70に対して普通図柄や特別図柄の図柄変動パター
ンに関する制御コマンドに加えて、その変動制御に関す
る種々の図柄制御コマンドを送信するとともに、払出し
制御手段80とランプ制御手段81とサウンド制御手段
83等に対して、必要に応じてその図柄変動に関する種
々の制御コマンドを送信する。
【0036】図柄制御手段70は、普通図柄表示手段2
3を制御する普通図柄制御手段71と、特別図柄表示手
段22を制御する特別図柄制御手段72等を有し、コマ
ンド送信手段66から送信される図柄制御コマンドを受
信し、受信した図柄制御コマンドを解析するとともに、
解析により得られた制御コマンドに基づいて、普通図柄
表示手段23の各図柄表示部23a〜23bにおける普
通図柄変動を制御するとともに、特別図柄表示手段22
の各図柄表示部22a〜22cにおける特別図柄変動を
制御する。
【0037】次に、このように構成されたフェライト系
の電磁波吸収シート56の作用について説明する。パチ
ンコ機2の裏側に設けられた球タンク33やタンクレー
ル34等の案内通路は合成樹脂製の絶縁体であるため、
遊技球がホール側の遊技球搬送路から球タンク33やタ
ンクレール34に搬送される途中で、案内通路や遊技球
同志で摩擦接触したり衝突したときに静電気が発生し、
遊技球に帯電(所謂接触帯電)する場合があり、その静
電気を帯びた遊技球が移動中に、遊技球同志又は案内通
路と衝突したり離れるときに、遊技球自体がアンテナと
して作用して、他の遊技球や空中に点集中放電が発生
し、その空中放電により高周波ノイズが発生する。
【0038】一方、パチンコホールには多数の照明器具
が設置されるとともに、空調装置等の大型の電力機器が
設置されているため、照明器具のうちの特に蛍光灯にお
ける放電に伴う放射ノイズ(高周波ノイズ)が発生した
り、電力機器の運転に伴って放射ノイズが発生する。そ
こで、主制御基板39の特にマイクロコンピュータ50
がこれらの放射ノイズを受ける場合であっても、電磁波
吸収シート56に充填されたMn−Zn系のフェライト
粉体がその外部からの放射ノイズを確実に吸収するの
で、マイクロコンピュータ50に有するデータ記憶部に
記憶する種々の遊技関連データを放射ノイズから確実に
保護することができ、また演算処理部による演算処理の
誤動作を確実に防止することができる。
【0039】更に、マイクロコンピュータ50の上面に
貼着された電磁波吸収シート56に、マイクロコンピュ
ータ50の上面に記載された識別番号「XYZ−123
−2」を認識可能な切欠き部56aを形成したので、そ
の電磁波吸収シート56により、データ記憶部のデータ
を保護でき、演算処理の誤動作を確実に防止できるだけ
でなく、識別番号「XYZ−123−2」を切欠き部5
6aを介して容易に認識することができる。
【0040】前記実施形態の変更形態について説明す
る。 1〕図7に示すように、主制御基板39を収容する基板
ケース38の内面には、電磁波吸収シート56と同様に
構成されたフェライト系の電磁波吸収シート58が貼着
されている。但し、この電磁波吸収シート58には、マ
イクロコンピュータ50の識別番号「XYZ−123−
2」を認識可能な切欠き部58aが形成されるととも
に、基板ケース38に有する1対の封止手段38a,3
8bを回避するように切り込みを設けた形状である。
【0041】この場合にも、前記実施形態と同様に、外
部からの放射ノイズを基板ケース38を介して主制御基
板39が受けるような場合でも、電磁波吸収シート56
に充填されたMn−Zn系のフェライト粉体が外部から
の放射ノイズを確実に吸収することができ、主制御手段
50による抽選機能や遊技制御の誤動作を確実に防止す
ることができる。但し、この場合、マイクロコンピュー
タ50に貼着する電磁波吸収シート56を省略するよう
にしてもよい。
【0042】2〕電磁波吸収シート56,58は、Ni
−Zn系等の各種のフェライト系ノイズ吸収材料を含ん
で構成されたものであってもよく、また各種のフェライ
ト系ノイズ吸収材料を含んだゴム系材料からなるもので
あってもよい。 3〕電磁波吸収シート56,58に代えて、フェライト
系のプレートやタイル等、種々のノイズ吸収材料を用い
るようにしてもよい。 4〕電磁波吸収シート56,58は、放射ノイズを反射
するように構成するようにしてもよい。
【0043】5〕電磁波吸収シート56,58を、図柄
制御基板40、ランプ制御基板42、サウンド制御基板
43、払出し制御基板46等の副制御基板に有する、マ
イクロコンピュータの上面に貼着したり、それを収容す
る基板ケース41a,41b,44の内面に夫々貼着す
るようにしてもよい。 6〕本発明は、以上説明した実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を
付加し、更に、パチンコ機に限らず、各種の遊技媒体を
用いるアレンジボール機、雀球機、回胴機等の種々の遊
技機に本発明を適用することが可能である。
【0044】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、抽選手段と
遊技制御手段を備え、遊技制御手段は、種々の遊技関連
データを記憶するデータ記憶部とデータ記憶部から読み
出した遊技関連データを用いて演算処理を行う演算処理
部とを備えた制御基板と、この制御基板を保護する保護
ケースとを有し、遊技制御手段の一部に放射ノイズを吸
収可能なノイズ吸収手段を設けたので、外部から受ける
種々の放射ノイズがそのノイズ吸収手段で確実に吸収さ
れるようになり、遊技制御手段で実行される種々の遊技
動作の誤動作を確実に防止することができる。
【0045】請求項2の発明によれば、前記データ記憶
部と演算処理部の少なくとも何れか一方の上面にノイズ
吸収手段を設けたので、データ記憶部に記憶する種々の
遊技関連データを放射ノイズから確実に保護することが
でき、また演算処理部による演算処理の誤動作を確実に
防止することができる。その他請求項1と同様の効果が
得られる。請求項3の発明によれば、前記保護ケースの
内面にノイズ吸収手段を設けたので、そのノイズ吸収手
段により、保護ケースに収容される制御基板全体が受け
る放射ノイズに対するノイズ対策を強化することができ
る。その他請求項1又は2と同様の効果を奏する。
【0046】請求項4の発明によれば、前記ノイズ吸収
手段はフェライト系のノイズ吸収材料を含むんだゴム系
材料又は樹脂系材料からなるシート状の電磁波吸収シー
トであるので、ノイズ吸収手段を薄板状に且つノイズ吸
収効率を高めることができるだけでなく、安価に作成す
ることができる。その他請求項3と同様の効果を奏す
る。
【0047】請求項5の発明によれば、前記遊技制御手
段はデータ記憶部と演算処理部とを一体化した記憶演算
素子を有し、記憶演算素子の上面に設けられるノイズ吸
収手段に、記憶演算素子の上面に記載された識別番号を
認識可能な穴部又は切欠き部を形成したので、記憶演算
素子の上面に記載された識別番号を穴部又は切欠き部を
介して容易に認識することができる。その他請求項4と
同様の効果を奏する。
【0048】請求項6の発明によれば、前記遊技制御手
段は、遊技制御の内容別に構成した複数の制御基板を有
するので、遊技制御手段を複数の制御基板に分割するこ
とで、これら制御基板の配置の自由度を高めることがで
きるとともに、制御基板毎にノイズ吸収手段を設けるこ
とができる。その他請求項1〜5の何れかと同様の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機(弾球遊技
機)の斜視図である。
【図2】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】パチンコ機の側面図である。
【図5】主制御基板の部分平面図である。
【図6】パチンコ機の制御系の機能ブロック図である。
【図7】主制御基板を収容する基板ケースの正面図であ
る。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機) 38 基板ケース 39 主制御基板 40 図柄制御基板 41a 基板ケース 41b 基板ケース 42 ランプ制御基板 43 サウンド制御基板 44 基板ケース 46 払出し制御基板 56 電磁波吸収シート 56a 切欠き部 58 電磁波吸収シート 60 主制御手段 61 抽選手段 70 図柄制御手段 80 払出し制御手段 81 ランプ制御手段 83 サウンド制御手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技動作に応じて抽選を行う抽選手段(6
    1)と、この抽選手段(61)の抽選結果に応じて遊技者に有
    利な第1状態と遊技者に不利な第2状態とを択一的に選
    択してその選択に応じた制御を行なう遊技制御手段(60,
    70,80,81,83)を備えた遊技機において、 前記遊技制御手段(60,70,80,81,83)は、種々の遊技関連
    データを記憶するデータ記憶部とデータ記憶部から読み
    出した遊技関連データを用いて演算処理を行う演算処理
    部とを備えた制御基板(39,40,42,43,46)と、この制御基
    板(39,40,42,43,46)を保護する保護ケース(38,41a,41b,
    44) とを有し、 前記遊技制御手段(60,70,80,81,83)の一部に放射ノイズ
    を吸収可能なノイズ吸収手段(56,58) を備えたことを特
    徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記データ記憶部と演算処理部の少なく
    とも何れか一方の上面にノイズ吸収手段(56)を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記保護ケース(38,41a,41b,44) の内面
    にノイズ吸収手段(58)を設けたことを特徴とする請求項
    1又は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記ノイズ吸収手段(56,58) はフェライ
    ト系のノイズ吸収材料を含むんだゴム系材料又は樹脂系
    材料からなるシート状の電磁波吸収シートであることを
    特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記遊技制御手段(60,70,80,81,83)はデ
    ータ記憶部と演算処理部とを一体化した記憶演算素子を
    有し、記憶演算素子の上面に設けられるノイズ吸収手段
    (56)に、記憶演算素子の上面に記載された識別番号を認
    識可能な穴部又は切欠き部(56a) を形成したことを特徴
    とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記遊技制御手段(60,70,80,81,83)は、
    遊技制御の内容別に構成した複数の制御基板(39,40,42,
    43,46)を有することを特徴とする請求項1〜5の何れか
    に記載の遊技機。
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