JP2002262538A - 直流機 - Google Patents

直流機

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JP2002262538A
JP2002262538A JP2001390439A JP2001390439A JP2002262538A JP 2002262538 A JP2002262538 A JP 2002262538A JP 2001390439 A JP2001390439 A JP 2001390439A JP 2001390439 A JP2001390439 A JP 2001390439A JP 2002262538 A JP2002262538 A JP 2002262538A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遅れ整流を是正できるとともに第3のブラシに
よる整流障害を取り除くことができる直流機を提供す
る。 【解決手段】マグネット2,3の延長部2b,3bに
は、主磁極部2a,3aとの境界から電機子4の回転方
向に向かって徐々に磁束が増加する暫時磁束増加部2
c,3cをそれぞれ形成した。また、マグネット2の主
磁極部2aには、逆磁束部2dを設けた。この逆磁束部
2dは、第3ブラシ8が電機子4の回転中に両セグメン
ト12a,12bを短絡し始めるとき、当該両セグメン
ト12a,12bに結線した電機子コイル11が巻装さ
れる5つのティース10aの回転方向側第1番目ティー
ス10aのティースバー回転方向先端が該逆磁束部2d
にさしかかるようになる場所に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マグネットを有し
た直流機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来では、自動車ワイパモータは、ブラ
シを有する直流モータが採用されている。この中では、
3ブラシモータ、所謂第3のブラシを用いたモータがあ
る。この種のモータは、モータの回転速度を変える目的
でその第3のブラシが用いられている。その主な原理と
しては、使用する磁束を減少させることによってモータ
の回転速度を高くするものである。具体的には、設置位
置の異なるブラシを設けておき、電機子コイルの通電範
囲をブラシの選択(組み合わせ)により変えることで簡
単に実現していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の構成
はモータの通常運転(低速仕様)において、高速用のブ
ラシ(第3のブラシ)が隣り合う整流子片を跨ぐ毎に、
該ブラシ(第3のブラシ)により短絡される電機子コイ
ル中に発生している誘導起電力により通電方向と逆向き
に大きな電流が瞬間的に流れる。図16において、ピー
クA2,B2は、その電機子コイル中に流れるコイル電
流の瞬間変化を示している。これにより、ブラシで火花
放電が発生することから、電気雑音やブラシ摩耗を引き
起こし、所謂第3のブラシによる整流障害を引き起こ
す。そこで、モータの駆動回路に雑音防止ためのコイル
(インダクター)やコンデンサ等を複数組み合わせて対
応していた。これは、モータの部品点数及びコストの低
減を図る上の問題点となった。
【0004】また、この運転状態において、低速用のブ
ラシ(第1及び第2ブラシ)により整流される電機子コ
イルでは、コイルのインダクタンスと漏れ磁束(即ち、
暫時磁束の絶対値が減少する分布)により電流が切り替
わるのを遅らせる作用が発生している。つまり、図16
に示すように、電流の切り替えは1点鎖線C1,D1で
示す正常状態からそれぞれ実線C2,D2で示す異常状
態へ遅れていた。その結果、整流子(コンミュテータ)
が切り替わってしまった瞬間に電流の瞬間的な切り換え
がなされていた。これは、モータには遅れ整流が発生す
る問題点となった。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、遅れ整流を是正できる
とともに所謂第3のブラシによる整流障害を取り除くこ
とができ、部品点数及びコストの低減を図ることができ
る直流機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、等角度間隔に設けた複
数のティースを有する電機子コアに電機子コイルを巻装
し前記電機子コイルがコンミュテータに結線される電機
子と、前記電機子を挟んで対向配置される一対のマグネ
ットと、前記電機子の中心軸に対して対向位置に配置さ
れ前記コンミュテータのセグメントに接触する第1及び
第2のブラシと、該第1及び第2のブラシの対向位置か
ら所定角度をなして配置され前記セグメントに接触する
少なくとも1つの第3のブラシとを備えた直流機におい
て、前記一対のマグネットは主磁極部と延長部とからな
り、その延長部には暫時磁束増加部を形成し、前記一対
のマグネット中の1つのマグネットはその主磁極部に磁
束急変部を設け、その磁束急変部は、前記第3のブラシ
が隣り合う両セグメントを短絡し始めるとき、当該両セ
グメントに結線した電機子コイルが巻装される複数のテ
ィースの回転方向側第1番目ティースのティースバー回
転方向先端が該磁束急変部にさしかかるようになる場所
に設けられていることを要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、等角度間隔に設
けた複数のティースを有する電機子コアに電機子コイル
を巻装し前記電機子コイルがコンミュテータに結線され
る電機子と、前記電機子を挟んで対向配置される一対の
マグネットと、前記電機子の中心軸に対して対向位置に
配置され前記コンミュテータのセグメントに接触する第
1及び第2のブラシと、該第1及び第2のブラシの対向
位置から所定角度をなして配置され前記セグメントに接
触する少なくとも1つの第3のブラシとを備えた直流機
において、前記一対のマグネットは主磁極部延長部とか
らなり、その延長部には暫時磁束増加部を形成し、前記
一対のマグネット中の1つのマグネットはその主磁極部
に磁束急変部を設け、その磁束急変部は、前記第3のブ
ラシが隣り合う両セグメントを短絡し始めるとき、当該
両セグメントに結線した電機子コイルが巻装される複数
のティースの回転方向逆側第1番目ティースのティース
バー回転方向後端が該磁束急変部にさしかかるようにな
る場所に設けられていることを要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の直流機において、前記磁束急変部は、隣接する
マグネットの他の部分と逆方向の磁束を発生する逆磁束
部であることを要旨とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の直流機において、前記磁束急変部の回転方向幅のほぼ
中央位置は、逆磁束の最大点となるようにしたことを要
旨とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれか1に記載の直流機において、前記一対のマグ
ネット間には、両マグネットのそれぞれの回転方向逆側
端部に密接する透磁率の大きい材料からなる強磁性体を
設けていることを要旨とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の直流機において、前記強磁性体を、モータハウジング
ヨークの一部分となるようにそのモータハウジングヨー
クを加工して形成したことを要旨とする。
【0012】(作用)請求項1〜6に記載の発明によれ
ば、整流中の電機子コイルを通過する磁束量が変化する
ため、電機子コイルに発生する誘起電圧は、整流初期時
が小さく電機子の回転位置に応じてマイナス側に徐々に
大きくなる。その結果、整流が早期に促進されることに
より遅れ整流が是正される。
【0013】また、第3のブラシが隣り合う両セグメン
トを短絡する瞬間に磁束が急変することから、電機子コ
イル内に発生する誘導起電力が押さえられ逆向きの激し
い電流変化は起きない。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、第3のブ
ラシが隣り合う両セグメントを短絡する瞬間に磁束方向
が反転することから、電機子コイル内に発生する誘導起
電力が確実に押さえられ逆向きの激しい電流変化は起き
ない。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、電機子コ
イル内に発生する誘導起電力が更に押さえられる。請求
項5に記載の発明によれば、マグネットの長さを短くす
ることによって低回転数及び低コストの両立が図れる。
【0016】請求項6に記載の発明によれば、部品点数
の低減が図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を直流機としての直流モータ(例えばワイパモータ)に
具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。図
1は、直流機としてのワイパモータ1の概略構造を示す
部分断面図である。図2は、マグネット2,3の磁束分
布を示す説明図である。
【0018】図1に示すように、ワイパモータ1は、マ
グネット2,3、電機子4、コンミテータ5及び複数の
ブラシ6〜8を有している。詳述すると、本実施形態の
ワイパモータ1は、2極の直流モータであって、モータ
ハウジングヨーク9内において、N極及びS極を形成す
る2つのマグネット2,3が電機子4を挟んで対向配置
されている。電機子4は、電機子コア10とそのコア1
0に巻装される電機子コイル11とを有し、直流電流の
供給により回転駆動する。
【0019】電機子コア10には、複数のティース10
aが形成されており、そのうちのn個のティース10a
の周囲に電機子コイル11が巻き付けられている。な
お、本実施形態では、ティース10aの個数は12個で
あり、そのティース10aが、電機子4の周方向に30
°毎に形成されている。つまり、隣り合うティース10
aは、その中心線のなす角度(モータ電機子スロット角
度)θが30°(=360°/12)となるように形成
されている。また、図示を省略しているが、複数の電機
子コイル11が5つのティース10a毎に同様に巻き付
けられている。つまり、巻線の巻装方式は分布巻であ
る。
【0020】コンミテータ5は、電機子4の一端に配設
され、複数のセグメント12を有して構成されている。
本実施形態では、12個のセグメント12が周方向に3
0°毎に設けられている。つまり、セグメント12の幅
(角度)θ1は30°となる。また、前記5つのティー
ス10aに巻装された電機子コイル11は該5つのティ
ース10a側の2つのセグメント12(例えばセグメン
ト12a,12b)に結線している。
【0021】複数のブラシ6〜8は、コンミテータ5に
摺接するように付勢された状態で配設されている。本実
施形態では、3つのブラシ6〜8が配設されている。そ
の中で、第1及び第2のブラシとしての第1及び第2ブ
ラシ6,7は、180°離れた(対向する)関係に配設
され、第3のブラシとしての第3ブラシ8は、第2ブラ
シ7と所定の角度δをなすように配設されている。さら
に、図示しないが、ブラシ6〜8は、それぞれ直流電源
回路に接続されている。そして、運転状況によって切り
替えスイッチの切り替えによってブラシ6,7を介して
モータ1に給電させるか又はブラシ7,8を介してモー
タ1に給電させるかを選択する。本実施形態では、通常
運転(低速仕様)の場合、ブラシ6,7を介してモータ
1に給電させ、高速運転の場合、ブラシ7,8を介して
モータ1に給電させるようにしている。つまり、ブラシ
6,7は、低速回転である第1ポジションに配置され、
ブラシ7,8は、高速回転である第2ポジションに配置
されている。
【0022】そして、直流電源から供給される直流電流
が、ブラシ6,7又はブラシ7,8とコンミテータ5の
セグメント12を経て電機子コイル11に流れる。これ
によって、電機子4が時計回り方向(図中、X矢印方
向)に回転する。
【0023】前記マグネット2,3は、主磁極部2a,
3aと延長部2b,3bとを有し、その主磁極部2a,
3aの回転方向側には延長部2b,3bが延出形成され
ている。
【0024】主磁極部2a,3aは、所定長さ(前記モ
ータ電機子スロット角度θの整数倍となる開角度(4θ
=120°)に対応した長さ)形成されている。前記延
長部2b,3bは、モータ電機子スロット角度θ(=3
0°)に対応する長さにて形成されている。つまり、マ
グネット2,3は、モータ電機子スロット角度θの整数
倍となる開角度(5θ=150°)に対応した長さにて
互いに電機子4の中心軸に対して点対称となるように形
成されている。
【0025】マグネット2,3には、その主磁極部2
a,3aと延長部2b,3bとの境界から延長部2b,
3bへ向かって暫時磁束増加部2c,3cを形成してい
る。この暫時磁束増加部2c,3cにおいては、図2に
磁束分布曲線Pで示すように、その主磁極部2a,3a
と延長部2b,3bとの境界での磁束密度が最小であ
り、延長部2b,3bに沿って所定角度δ1範囲内で回
転方向Xに向かって徐々に増加する(図2にP1で示す
部分)。
【0026】マグネット2の主磁極部2aには、図1及
び図2に破線で示すように、磁束急変部としての逆磁束
部2dを設けている。この逆磁束部2dは、図2に磁束
分布曲線Pで示すように、主磁極部2aの他の部分と逆
方向の磁束(図2にP2で示す部分)を有するように形
成されている。本実施形態では、逆磁束部2dは、主磁
極部2aの回転方向側端部(つまり延長部2b)に近い
所定場所に設けられている。この所定場所は、第3ブラ
シ8が電機子4の回転中に両セグメント12a,12b
を短絡し始めるとき、当該両セグメント12a,12b
に結線した前記電機子コイル11が巻装される5つのテ
ィース10aの回転方向側第1番目ティース10aのテ
ィースバー回転方向先端が該逆磁束部2dにさしかかる
ようになる場所に設定されている。
【0027】そして、前記逆磁束部2dの幅(角度)を
θ2とし、前記第3ブラシ8の幅(角度)をθ3とし、
第3ブラシ8から回転方向に電機子コイル11が跨ぐス
ロットの数(つまりティースの数)をn1とするとき、
逆磁束部2dは、その中心線L1と第3ブラシ8の中心
線L2との角度δ01が次の式(1)で求めた値となる
ような場所に設けられている。
【0028】 δ01=(n1×θ1)+(θ2/2)+(θ1−θ3)/2 (1) なお、本実施形態では、図1に示すように、第3ブラシ
8から回転方向に電機子コイル11が跨ぐスロットの数
(つまりティースの数)は2つであり、つまりn1=2
である。
【0029】前記マグネット2,3に設けられた暫時磁
束増加部2c,3cと、マグネット2のみに設けられた
逆磁束部2dとは、マグネット2,3を図示しない着磁
装置にて着磁させるように形成されている。
【0030】図3は、電機子4が図1で示すA(0°)
位置からB(180°)位置へ回転する間に、電機子コ
イル11に発生する誘起電圧の変化を示している。本実
施形態では、通常運転中に、電機子コイル11が巻装さ
れる5つのティース10aの回転方向側第1番目ティー
ス10aのティースバー回転方向先端が前記逆磁束部2
dにさしかかるとき、該電機子コイル11が結線した両
セグメント12は第3ブラシ8により短絡し始める。つ
まり、電機子4は図1で示すA(0°)位置からB(1
80°)位置へ回転する間に約90°回転した位置に第
3ブラシ8が隣り合う両セグメント12a,12bを短
絡し始める。これに対応して、図3に示すように、電機
子4が図1で示すA(0°)位置からB(180°)位
置へ回転する間に約90°回転したとき、電機子コイル
11内に発生する誘起電圧がほぼゼロになる。
【0031】また、整流時において、電機子コア10の
先端に対向する延長部2bは、整流区間の角度に対応す
る部分で磁束が徐々に増加するように形成されている。
従って、整流中の電機子コイル11を通過する磁束量
は、電機子4の回転に応じて徐々に増加する。またこの
とき、磁束量の増加率は回転に応じて徐々に増加する。
このように、整流中の電機子コイル11を通過する磁束
量が変化するため、電機子コイル11に発生する誘起電
圧は、整流初期時が小さく電機子4の回転位置に応じて
マイナス側に徐々に大きくなる。そして、この誘起電圧
によって、リアクタンス電圧が打ち消されて、不足整流
が改善される。つまり、電流の切り替えは実線C2,D
2で示す(図16参照)従来の整流遅れ状態からそれぞ
れ1点鎖線C1,D1で示す(図16参照)正常状態へ
変わり、整流が早期に促進されることにより遅れ整流が
是正される。
【0032】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、下記のような特徴を有する。 (1) マグネット2,3の延長部2b,3bには、主
磁極部2a,3aとの境界から電機子4の回転方向に向
かって徐々に磁束が増加する暫時磁束増加部2c,3c
をそれぞれ形成した。また、マグネット2の主磁極部2
aには、逆磁束部2dを設けた。この逆磁束部2dは、
第3ブラシ8が電機子4の回転中に両セグメント12
a,12bを短絡し始めるとき、当該両セグメント12
a,12bに結線した前記電機子コイル11が巻装され
る5つのティース10aの回転方向側第1番目ティース
10aのティースバー回転方向先端が該逆磁束部2dに
さしかかるようになる場所に設けられている。
【0033】従って、整流中の電機子コイル11を通過
する磁束量が変化するため、電機子コイル11に発生す
る誘起電圧は、整流初期時が小さく電機子4の回転位置
に応じてマイナス側に徐々に大きくなる。その結果、整
流が早期に促進されることにより遅れ整流が是正され
る。
【0034】また、第3ブラシ8が隣り合う両セグメン
ト12を短絡する瞬間に磁束方向が反転することから、
従来に比べて電機子コイル11内に発生する誘導起電力
が押さえられ逆向きの激しい電流変化は起きない。その
結果、第3ブラシ8での火花放電が防止され、モータ1
の電気雑音やブラシ摩耗の低減を図ることができる。こ
れにより、モータ1の駆動回路に雑音防止ためのコイル
(インダクター)やコンデンサ等を複数組み合わせる必
要がなくなり、モータ1の部品点数及びコストの低減を
図ることができる。
【0035】(2) マグネット2,3に暫時磁束増加
部2c,3cを設け、マグネット2に逆磁束部2dを設
けることにより、遅れ整流を是正できるとともに第3ブ
ラシによる整流障害を低減することができるため、製造
も容易でコスト的にも有利である。
【0036】(3) 逆磁束部2dの回転方向幅のほぼ
中央位置は、逆磁束の最大点となるようにした。従っ
て、電機子コイル11内に発生する誘導起電力が更に押
さえられることから、モータ1の電気雑音やブラシ摩耗
の低減を図る効果はより大きくなる。
【0037】(第2の実施形態)以下、本発明を具体化
した第2の実施実施を図面に従って説明する。図4は、
本実施形態の直流モータ21の概略構造を示す部分断面
図である。図5は、マグネット22,23の磁束分布を
示す説明図である。なお、本実施形態は、第1の実施形
態とは、逆磁束部を設けたマグネットが異なるという点
が相違するため、説明の便宜上、同じ直流モータの構成
についての詳細な説明を省略し、相違する部分のみ詳し
く説明する。
【0038】図4に示すように、第3のブラシとしての
第3ブラシ28に対して該ブラシ28の回転方向逆側に
位置するマグネット23には、磁束急変部としての逆磁
束部23dが設けられている。この逆磁束部23dは、
隣接する主磁極部23aの他の部分と逆方向の磁束(図
5にP3で示す部分)を有するように形成されている。
本実施形態では、逆磁束部23dは、マグネット23の
回転方向側端部(つまり延長部23b)に近い所定場所
に設けられている。この所定場所は、第3ブラシ28が
電機子24の回転中に両セグメント32a,32bを短
絡し始めるとき、当該両セグメント32a,32bに結
線した電機子コイル31が巻装される5つのティース3
0aの回転方向逆側第1番目ティース30aのティース
バー回転方向後端が該逆磁束部23dにさしかかるよう
になる場所に設定されている。
【0039】そして、図4に示すように、前記逆磁束部
2dの幅(角度)をθ2とし、前記第3ブラシ8の幅
(角度)をθ3とし、第3ブラシ8から反回転方向に電
機子コイル11が跨ぐスロットの数(つまりティースの
数)をn2とするとき、逆磁束部2dは、その中心線L
3と第3ブラシ8の中心線L2との角度δ02が次の式
(2)で求めた値となるような場所に設けられている。
【0040】 δ02=(n2×θ1)−(θ2/2)−(θ1−θ3)/2 (2) なお、本実施形態では、図4に示すように、第3ブラシ
8から反回転方向に電機子コイル11が跨ぐスロットの
数(つまりティースの数)は3つであり、つまりn2=
3である。
【0041】図6は、電機子24が図4で示すA(0
°)位置からB(180°)位置へ回転する間に、電機
子コイル31に発生する誘起電圧の変化を示している。
本実施形態では、ブラシ26,27にて給電するモータ
21の通常運転において、両セグメント32a,32b
に結線した電機子コイル31が巻装される5つのティー
ス30aの回転方向逆側第1番目ティース30aのティ
ースバー回転方向後端が逆磁束部23dにさしかかると
き、第3ブラシ28が隣り合う両セグメント32a,3
2bを短絡し始める。つまり、電機子24は図4で示す
A(0°)位置からB(180°)位置へ回転する間に
約90°回転した位置に第3ブラシ28が隣り合う両セ
グメント32a,32bを短絡し始める。これに対応し
て、図6に示すように、電機子24が図4で示すA(0
°)位置からB(180°)位置へ回転する間に約90
°回転したとき、電機子コイル31内に発生する誘起電
圧がほぼゼロになる。
【0042】従って、本実施の形態によれば、第1の実
施形態とほぼ同様な効果を得ることができる。尚、上記
各実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
【0043】○上記各実施形態では、第3ブラシ8,2
8は第2ブラシ7,27と鈍角をなすように配置されて
実施した。これに対して、第3ブラシ8,28を第2ブ
ラシ7,27と鋭角をなすように配置して実施してもよ
い。
【0044】○上記各実施形態では、逆磁束部2d,2
3dの逆磁束の最大点は、第3ブラシ8,28が両セグ
メント12a,12b,32a,32bを短絡する期間
のほぼ中央位置に位置するようにした。これに対して、
図示しないが、逆磁束部2d,23dの逆磁束の最大点
を、第3ブラシ8,28が両セグメント12a,12
b,32a,32bを短絡する期間のほぼ終了位置に位
置するようにしてもよい。
【0045】○上記第1の実施形態では、マグネット2
には、磁束急変部としての逆磁束部2dを形成して実施
したが、図7に示すように、マグネット42には、磁束
急変部としての磁束変化部42dを形成して実施しても
よい。詳述すると、この磁束変化部42dは、図7に磁
束分布曲線Pで示すように、隣接する主磁極部42aの
他の部分と同方向の弱い磁束(図7にP4で示す部分)
を有するように形成されている。この場合、上記第1の
実施形態とほぼ同様な効果を得ることができる。同様
に、上記第2の実施形態において、図8に示すように、
マグネット53には、磁束急変部としての磁束変化部5
3dを形成して実施してもよい。詳述すると、この磁束
変化部53dは、図8に磁束分布曲線Pで示すように、
隣接する主磁極部53aの他の部分と同方向の弱い磁束
(図8にP5で示す部分)を有するように形成されてい
る。この場合、上記第2の実施形態とほぼ同様な効果を
得ることができる。
【0046】○上記各実施形態において、主磁極部2
a,3a,22a,23aを、モータ電機子スロット角
度θの整数倍となる開角度(4θ=120°)に対応し
た長さ以外の長さにて形成してもよい。
【0047】○第1の実施形態において、図9に示すよ
うに、直流モータ61のマグネット62,63の主磁極
部62a,63aを、モータ電機子スロット角度θの3
倍となる開角度(3θ=90°)に対応した長さにて形
成してもよい。詳述すると、マグネット62の主磁極部
62aの回転方向逆側端部とマグネット63の延長部6
3bの回転方向端部間の角度を60°にしている。同様
に、マグネット63の主磁極部63aの回転方向逆側端
部とマグネット62の延長部62bの回転方向端部間の
角度を60°にしている。
【0048】○図10に示すように、直流モータ71の
マグネット72,73の延長部72b,73bに設ける
暫時磁束増加部を切り欠き部72c,73cに形成して
もよい。また、マグネット72の主磁極部72aを2つ
の分割片に分断し、その両分割片間の隙間に主磁極部7
2aと逆方向の磁束を有する逆磁束部72dを挟持して
形成してもよい。
【0049】○図11に示すように、直流モータ81の
マグネット82,83間にはその主磁極部82a,83
aの回転方向逆側端部に密接する透磁率の大きい材料
(例えば軟鋼)からなる強磁性体82e,83dを設け
てもよい。詳述すると、主磁極部82a,83aをモー
タ電機子スロット角度θの整数倍となる開角度(3θ=
90°)に対応した長さにて形成し、主磁極部82a,
83aの回転方向逆側端部にモータ電機子スロット角度
θ(=30°)に対応した長さを有する強磁性体82
e,83dを設けている。強磁性体82e,83dは、
前記主磁極部82a,83aと同じ径方向断面にて形成
されている。
【0050】○図12はモータ出力(トルク)と回転数
の関係を示すグラフである。図12において、曲線K1
は図9で示す別例のモータ61のモータ出力(トルク)
と回転数の関係を示し、曲線K2は図11で示す別例の
モータ81のモータ出力(トルク)と回転数の関係を示
し、曲線K3は図10で示す別例のモータ71のモータ
出力(トルク)と回転数の関係を示している。図12に
示すように、同一モータ出力(負荷)Tに対して、直流
モータ61に比べて直流モータ71及び直流モータ81
の方は回転数が小さくなっている。つまり、直流モータ
61に比べて直流モータ71及び直流モータ81は、所
定モータ出力に対してより低回転数で作動できる。しか
し、直流モータ61のマグネット62,63より直流モ
ータ71のマグネット72,73が長く形成されている
ため、直流モータ71のコストがその分高くなる。そし
て、直流モータ81のように、マグネット82,83間
にその主磁極部82a,83aと密接する強磁性体82
e,83dを設けることによって、強磁性体82e,8
3dに磁石作用が発生し磁界の増幅が行えるため、低回
転数と低コストの両立を図ることができる。
【0051】○図13に示すように、両マグネット間に
強磁性体を設ける思想を、延長部なしのマグネット9
2,93を有する直流モータ91に応用してもよい。詳
述すると、逆磁束部92aを設けたマグネット92の回
転方向逆側端部に該端部に密接する強磁性体92bを設
け、マグネット93の回転方向逆側端部に該端部に密接
する強磁性体93aを設けている。
【0052】○図14に示すように、両マグネット間に
強磁性体を設ける思想を、逆磁束部なしのマグネット1
02,103を有する直流モータ101に応用してもよ
い。詳述すると、延長部102b,103bと切り欠き
部102c,103cを設けたマグネット102,10
3の主磁極部102a,103aの回転方向逆側端部に
は、該端部に密接する強磁性体102d,103dを設
けている。
【0053】○図15に示すように、上記各別例のマグ
ネット間に設けられた強磁性体を、モータハウジングヨ
ークを加工することによって形成させてもよい。詳述す
ると、直流モータ111のモータハウジングヨーク11
9を、該ヨーク119の内径からヨーク軸中心へ突出す
る凸出部119aを形成するようプレス加工させる。そ
の凸出部119aは、マグネット112とマグネット1
13の間に位置するとともに、マグネット112(又は
その主磁極部112a)の回転方向逆側端部に密接する
ように形成している。凸出部119aはその円弧内側面
がマグネット112の円弧内側面と同一円弧面上位置し
ている。この場合、強磁性体はモータハウジングヨーク
119の一部分にて形成されているため、部品点数を低
減できることから、直流モータ111のコスト低減を図
ることができる。
【0054】○強磁性体を軟鋼以外の透磁率の大きい材
料にて形成してもよい。 ○強磁性体をモータ電機子スロット角度θに対応した長
さ以外の長さにて形成してもよい。
【0055】○強磁性体をマグネットと異なる断面形状
にて形成してもよい。 ○第3のブラシを複数個設けて実施してもよい。 ○本発明をティースが12個以外の複数個設けられたモ
ータに具体化して実施してもよい。同一電機子コイルが
巻装されるティースを5個以外のn個にて実施してもよ
い。
【0056】○本発明をワイパモータ以外の直流モータ
に具体化してもよい。次に上記各実施形態及び別例から
把握できる技術的思想について以下に追記する。
【0057】(イ)請求項1,3及び4のいずれか1に
記載の直流機において、前記コンミュテータのセグメン
ト幅をθ1とし、前記磁束急変部の幅をθ2とし、前記
第3のブラシの幅をθ3とし、該第3のブラシから回転
方向に電機子コイルが跨ぐティースの数をn1とすると
き、前記磁束急変部は、その中心線と第3のブラシの中
心線との角度δ01が次の式 δ01=(n1×θ1)+(θ2/2)+(θ1−θ3)/2 (1) で求めた値となるような場所に設けられていることを特
徴とする直流機。
【0058】(ロ)請求項2〜4のいずれか1に記載の
直流機において、前記コンミュテータのセグメント幅を
θ1とし、前記磁束急変部の幅をθ2とし、前記第3の
ブラシの幅をθ3とし、該第3のブラシから反回転方向
に電機子コイルが跨ぐティースの数をn2とするとき、
前記磁束急変部は、その中心線と第3のブラシの中心線
との角度δ02が次の式 δ02=(n2×θ1)−(θ2/2)−(θ1−θ3)/2 (2) で求めた値となるような場所に設けられていることを特
徴とする直流機。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜6に記
載の発明によれば、遅れ整流を是正できるとともに第3
のブラシによる整流障害を取り除くことができ、直流機
の部品点数及びコストの低減を図ることができる。
【0060】請求項5に記載の発明によれば、直流機の
低回転数と低コストの両立を図ることができる。請求項
6に記載の発明によれば、直流機の部品点数を更に低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態の直流モータの概略構成を示
す部分断面図。
【図2】 第1の実施形態のマグネットの磁束分布を示
す説明図。
【図3】 第1の実施形態の電機子コイル内に発生する
誘起電圧の変化を示すグラフ。
【図4】 第1の実施形態の直流モータの概略構成を示
す部分断面図。
【図5】 第1の実施形態のマグネットの磁束分布を示
す説明図。
【図6】 第1の実施形態の電機子コイル内に発生する
誘起電圧の変化を示すグラフ。
【図7】 別例のマグネットの磁束分布を示す説明図。
【図8】 別例のマグネットの磁束分布を示す説明図。
【図9】 別例の直流モータの概略構成を示す部分断面
図。
【図10】別例の直流モータの概略構成を示す部分断面
図。
【図11】別例の直流モータの概略構成を示す部分断面
図。
【図12】別例の直流モータの出力と回転数の関係を示
すグラフ。
【図13】別例の直流モータの概略構成を示す部分断面
図。
【図14】別例の直流モータの概略構成を示す部分断面
図。
【図15】別例の直流モータの概略構成を示す要部断面
図。
【図16】従来の電機子コイル内に流れるコイル電流の
変化を示すグラフ。
【符号の説明】
1,21,41,51,61,71,81,91,10
1,111…直流機としての直流モータ、2,3,2
2,23,42,43,52,53,62,63,7
2,73,82,83,92,93,102,103,
112,113…マグネット、2a,3a,22a,2
3a,42a,43a,52a,53a,62a,63
a,72a,73a,82a,83a,102a,10
3a,112a…主磁極部、2b,3b,22b,23
b,42b,43b,52b,53b,62b,63
b,72b,73b,82b,83b,102b,10
3b,112b,113b…延長部、2c,3c,22
c,23c,42c,43c,52c,53c,62
c,63c,72c,73c,82c,83c,102
c,103c…暫時磁束増加部又は暫時磁束増加部とし
ての切り欠き部、2d,23d,62d,72d,82
d,92d…磁束急変部としての逆磁束部、42d,5
3d…磁束急変部としての磁束変化部、4,24…電機
子、5,25…コンミテータ、6,26,46,56,
66,76,86,96,106…第1のブラシとして
の第1ブラシ、7,27,47,57,67,77,8
7,97,107…第2のブラシとしての第2ブラシ、
8,28,48,58,68,78,88,98,10
8…第3のブラシとしての第3ブラシ、10,30…電
機子コア、10a,30a…ティース、11,31…電
機子コイル、12,32…セグメント、82e,83
d,92b,93a,102d,103d…強磁性体、
109…モータハウジングヨーク、119a…強磁性体
としての凸出部。
フロントページの続き Fターム(参考) 5H613 BB35 GA04 GA07 GA11 GB02 SS07 TT01 5H623 AA03 BB07 GG13 GG16 GG22 GG28 JJ01 JJ08 LL13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 等角度間隔に設けた複数のティースを有
    する電機子コアに電機子コイルを巻装し前記電機子コイ
    ルがコンミュテータに結線される電機子と、前記電機子
    を挟んで対向配置される一対のマグネットと、前記電機
    子の中心軸に対して対向位置に配置され前記コンミュテ
    ータのセグメントに接触する第1及び第2のブラシと、
    該第1及び第2のブラシの対向位置から所定角度をなし
    て配置され前記セグメントに接触する少なくとも1つの
    第3のブラシとを備えた直流機において、 前記一対のマグネットは主磁極部と延長部とからなり、
    その延長部には暫時磁束増加部を形成し、 前記一対のマグネット中の1つのマグネットはその主磁
    極部に磁束急変部を設け、その磁束急変部は、前記第3
    のブラシが隣り合う両セグメントを短絡し始めるとき、
    当該両セグメントに結線した電機子コイルが巻装される
    複数のティースの回転方向側第1番目ティースのティー
    スバー回転方向先端が該磁束急変部にさしかかるように
    なる場所に設けられていることを特徴とする直流機。
  2. 【請求項2】 等角度間隔に設けた複数のティースを有
    する電機子コアに電機子コイルを巻装し前記電機子コイ
    ルがコンミュテータに結線される電機子と、前記電機子
    を挟んで対向配置される一対のマグネットと、前記電機
    子の中心軸に対して対向位置に配置され前記コンミュテ
    ータのセグメントに接触する第1及び第2のブラシと、
    該第1及び第2のブラシの対向位置から所定角度をなし
    て配置され前記セグメントに接触する少なくとも1つの
    第3のブラシとを備えた直流機において、 前記一対のマグネットは主磁極部延長部とからなり、そ
    の延長部には暫時磁束増加部を形成し、 前記一対のマグネット中の1つのマグネットはその主磁
    極部に磁束急変部を設け、その磁束急変部は、前記第3
    のブラシが隣り合う両セグメントを短絡し始めるとき、
    当該両セグメントに結線した電機子コイルが巻装される
    複数のティースの回転方向逆側第1番目ティースのティ
    ースバー回転方向後端が該磁束急変部にさしかかるよう
    になる場所に設けられていることを特徴とする直流機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の直流機におい
    て、 前記磁束急変部は、隣接するマグネットの他の部分と逆
    方向の磁束を発生する逆磁束部であることを特徴とする
    直流機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の直流機において、 前記磁束急変部の回転方向幅のほぼ中央位置は、逆磁束
    の最大点となるようにしたことを特徴とする直流機。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1に記載の直
    流機において、 前記一対のマグネット間には、両マグネットのそれぞれ
    の回転方向逆側端部に密接する透磁率の大きい材料から
    なる強磁性体を設けていることを特徴とする直流機。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の直流機において、 前記強磁性体を、モータハウジングヨークの一部分とな
    るようにそのモータハウジングヨークを加工して形成し
    たことを特徴とする直流機。
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