JP2002262456A - 電力貯蔵用二次電池の情報供給システム及び情報供給方法 - Google Patents

電力貯蔵用二次電池の情報供給システム及び情報供給方法

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JP2002262456A
JP2002262456A JP2001057304A JP2001057304A JP2002262456A JP 2002262456 A JP2002262456 A JP 2002262456A JP 2001057304 A JP2001057304 A JP 2001057304A JP 2001057304 A JP2001057304 A JP 2001057304A JP 2002262456 A JP2002262456 A JP 2002262456A
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Tadahiko Mitsuyoshi
忠彦 三吉
Manabu Madokoro
間所  学
Koji Kusakabe
康次 日下部
Hisamitsu Hato
久光 波東
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
    • G01R31/3644Constructional arrangements
    • G01R31/3648Constructional arrangements comprising digital calculation means, e.g. for performing an algorithm

Abstract

(57)【要約】 【課題】電力消費者が電力貯蔵用二次電池の設置判断を
するのに有用な電力貯蔵用二次電池の情報供給システム
及び情報供給方法を提供することにある。 【解決手段】通信手段7は、電力消費者2,2’に向け
て、この電力消費者の使用電力に関する問い合わせ項目
又は/及び電力消費者2,2’の元に存在する設置場所
の面積や高さ制限に関する問い合わせ項目などの情報を
送付する。演算処理装置5は、電力消費者2,2’から
入手した使用電力に関する情報又は/及び面積や高さ制
限に関する情報を用いて、電力消費者向けの電力貯蔵用
二次電池の容量や最大出力の算出、電力貯蔵用二次電池
の設置によって削減される電力料金削減量の算出、又は
/及び、電力貯蔵用二次電池の価格と電力料金削減量な
どとを基に電力貯蔵用二次電池の購入又は借用による電
力消費者の費用削減効果の算出を行なう。通信手段7
は、電力消費者2,2’に向けて容量や最大出力に関す
る情報、電力料金削減量に関する情報、又は/及び、費
用削減効果に関する情報を送付する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の所属する技術分野】本発明は、電力貯蔵用二次
電池の情報供給システム及び情報供給方法に係り、特
に、負荷平準化に有効な電力貯蔵用二次電池の普及拡大
のため、電力消費者への販売や貸与を推進するために用
いるに好適な電力貯蔵用二次電池の情報供給システム及
び情報供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電力貯蔵用二次電池を用いて電力を夜間
蓄積して昼間使用する負荷平準化システムは、例えば特
開平8−287958号公報、特開平8−138731
号公報、特開平11−233137号公報などに見られ
るように、発電設備や送変電設備を昼間の電力ピークに
合わせて建設する必要性を抑制し、発電設備や送変電設
備の利用率を向上できる優れた効果を持っており、今後
の普及拡大が期待されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この電力貯蔵用二次電
池の設置場所としては都市近郊の変電所なども考えられ
るが、利用拡大のためにはもっと多くの設置面積が必要
であり、また、できるだけ電力消費者に近い場所へ置く
ほうが送電設備の節約のために望ましいことより、電力
消費者の元へ設置することが望ましいものである。
【0004】しかしながら、電力貯蔵用二次電池を電力
消費者が保有して、ビルや集合住宅など、あるいは離島
で利用するためには、電力消費者の電力消費パターンに
適した出力や容量の電力貯蔵用二次電池を設置する必要
があるが、従来の情報供給方法では、電力消費者の電力
消費パターンや設置場所に適合した出力や容量の選定が
困難で、電力貯蔵用二次電池の有効利用が困難であると
いう問題があった。
【0005】また、電力消費者にとっては、電力貯蔵用
二次電池の設置効果が明確でないために、設置可否判断
をしにくいという問題もあった。勿論、電力貯蔵用二次
電池の販売者が電力消費者の元へ赴いて、詳細に打ち合
わせすればこの問題の解決を図ることは可能であるが、
このためには人件費が掛かり、その費用が電力貯蔵用二
次電池の設備費に上乗せされるために、電力消費者にと
っての費用削減のメリットが低減されるという問題もあ
った。この問題は特に、電力消費者が電力貯蔵用二次電
池の設置を考える初期段階に大きな問題となり、初期段
階では対象者である電力消費者の数が相対的に多いため
に、電力消費者の元へ赴いて打ち合わせするには大きな
費用が嵩むことになる。これらの理由のために、特に初
期段階において電力消費者の電力貯蔵用二次電池設置判
断を推進し、且つ、そのための費用を低減することが、
電力貯蔵用二次電池の普及拡大に欠かせない課題となっ
ている。
【0006】また、電力貯蔵用二次電池としてナトリウ
ム硫黄電池を用いる場合には、危険物取扱いのための保
守・管理費用や電池を保温するためにヒータにかかる電
力費用などを考慮して設置効果を明確にすることが望ま
しいが、このための検討も不十分であった。
【0007】本発明の目的は、電力消費者が電力貯蔵用
二次電池の設置判断をするのに有用な電力貯蔵用二次電
池の情報供給システム及び情報供給方法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、電力を夜間貯蔵して昼間使用する
電力貯蔵用二次電池の情報供給システムにおいて、電力
消費者に向けて、この電力消費者の使用電力に関する問
い合わせ項目又は/及び上記電力消費者の元に存在する
設置場所の面積や高さ制限に関する問い合わせ項目など
の情報を送付する通信手段と、上記電力消費者から入手
した使用電力に関する情報又は/及び面積や高さ制限に
関する情報を用いて、上記電力消費者向けの電力貯蔵用
二次電池の容量や最大出力の算出、上記電力貯蔵用二次
電池の設置によって削減される電力料金削減量の算出、
又は/及び、上記電力貯蔵用二次電池の価格と上記電力
料金削減量などとを基に上記電力貯蔵用二次電池の購入
又は借用による上記電力消費者の費用削減効果の算出を
行なう演算処理装置と、上記電力消費者に向けて上記容
量や最大出力に関する情報、上記電力料金削減量に関す
る情報、又は/及び、上記費用削減効果に関する情報を
送付する通信手段とを設けるようにしたものである。か
かる構成により、電力消費者が電力貯蔵用二次電池の設
置判断をするのに有用な電力貯蔵用二次電池の情報を供
給し得るものとなる。
【0009】(2)上記(1)において、好ましくは、
上記通信手段は、電子メールやインターネットとしたも
のである。
【0010】(3)上記(1)において、好ましくは、
上記演算処理装置は、上記使用電力に関する情報又は/
及び上記設置場所の面積や高さ制限の情報から、設置に
適した電力貯蔵用二次電池の容量を算出すること、又は
/及び、上記容量の値と上記使用電力の1日の消費電力
パターンとを用いて、上記電力貯蔵用二次電池の最大出
力を算出するようにしたものである。
【0011】(4)上記(1)において、好ましくは、
上記演算処理装置は、上記使用電力に関する情報から設
置に適した上記電力貯蔵用二次電池の最大出力を算出す
ること、又は/及び、上記最大出力の値と上記使用電力
の1日の消費電力パターンとを用いて、上記電力貯蔵用
二次電池の容量を算出するようにしたものである。
【0012】(5)上記(1)において、好ましくは、
上記演算処理装置は、上記電力貯蔵用二次電池の最大出
力、上記電力貯蔵用二次電池の放電電力量と充電電力
量、及び、電力料金単価と電力基本料金のデータなどを
用いて上記電力料金削減量の算出を行なうこと、又は/
及び、上記電力貯蔵用二次電池の価格と使用期間又は借
用期間、及び、上記電力料金削減量の値などを用いて上
記費用削減効果の算出を行なうようにしたものである。
【0013】(6)上記(1)又は(5)において、好
ましくは、上記電力消費者に対する問合わせ項目の情報
が、上記電力貯蔵用二次電池の保守・管理に対する依頼
希望有無の情報を含むこと、及び、上記依頼希望がある
場合に、上記費用削減効果の算出の際に上記保守・管理
に必要な費用を含めて上記費用削減効果を算出するよう
にしたものである。
【0014】(7)上記(1)又は(5)において、好
ましくは、上記演算処理装置は、上記電力料金削減量の
算出の際、上記電力消費者の運転停止日数又は/及び上
記設置場所の気温の情報を用いて計算したナトリウム硫
黄電池のヒータ消費電力量を含めて上記電力料金削減量
の算出を行なうようにしたものである。
【0015】(8)また、上記目的を達成するために、
本発明は、電力を夜間貯蔵して昼間使用する電力貯蔵用
二次電池の情報供給方法において、電力消費者に向け
て、この電力消費者の使用電力に関する問い合わせ項目
又は/及び上記電力消費者の元に存在する設置場所の面
積や高さ制限に関する問い合わせ項目などの情報を送付
し、上記電力消費者から入手した使用電力に関する情報
又は/及び面積や高さ制限に関する情報を用いて、上記
電力消費者向けの電力貯蔵用二次電池の容量や最大出力
の算出、上記電力貯蔵用二次電池の設置によって削減さ
れる電力料金削減量の算出、又は/及び、上記電力貯蔵
用二次電池の価格と上記電力料金削減量などとを基に上
記電力貯蔵用二次電池の購入又は借用による上記電力消
費者の費用削減効果の算出を行ない、上記電力消費者に
向けて上記容量や最大出力に関する情報、上記電力料金
削減量に関する情報、又は/及び、上記費用削減効果に
関する情報を送付するようにしたものである。かかる方
法により、電力消費者が電力貯蔵用二次電池の設置判断
をするのに有用な電力貯蔵用二次電池の情報を供給し得
るものとなる。
【0016】(9)上記(8)において、好ましくは、
電子メールやインターネットによって上記電力消費者へ
上記情報を送付するようにしたものである。
【0017】(10)上記(8)において、好ましく
は、上記使用電力に関する情報又は/及び上記設置場所
の面積や高さ制限の情報から、設置に適した上記電力貯
蔵用二次電池の容量を算出すること、又は/及び、上記
容量の値と上記使用電力の1日の消費電力パターンとを
用いて、上記電力貯蔵用二次電池の最大出力を算出する
ようにしたものである。
【0018】(11)上記(8)において、好ましく
は、上記使用電力に関する情報から設置に適した上記電
力貯蔵用二次電池の最大出力を算出すること、又は/及
び、上記最大出力の値と上記使用電力の1日の消費電力
パターンとを用いて、上記電力貯蔵用二次電池の容量を
算出するようにしたものである。
【0019】(12)上記(8)において、好ましく
は、上記電力貯蔵用二次電池の最大出力、上記電力貯蔵
用二次電池の放電電力量と充電電力量、及び、電力料金
単価と電力基本料金のデータなどを用いて上記電力料金
削減量の算出を行なうこと、又は/及び、上記電力貯蔵
用二次電池の価格と使用期間又は借用期間、及び、上記
電力料金削減量などを用いて上記費用削減効果の算出を
行なうようにしたものである。
【0020】(13)上記(8)又は(12)におい
て、好ましくは、上記電力貯蔵用二次電池の保守・管理
に対する依頼希望の有無を上記電力消費者に問合せて、
上記依頼希望がある場合に上記保守・管理に必要な費用
を含めて上記費用削減効果を算出するようにしたもので
ある。
【0021】(14)上記(8)又は(12)におい
て、好ましくは、上記電力消費者の運転停止日数又は/
及び上記設置場所の気温の情報を用いてナトリウム硫黄
電池のヒータ消費電力量を計算し、この消費電力量の値
を含めて上記電力料金削減量の算出をおこなうようにし
たものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を用いて、本発
明の一実施形態による電力貯蔵用二次電池の情報供給シ
ステム及び情報供給方法について説明する。最初に、図
1を用いて、本実施形態による電力貯蔵用二次電池の情
報供給システムの構成について説明する。図1は、本発
明の一実施形態による電力貯蔵用二次電池の情報供給シ
ステムの構成を示すシステムブロック図である。
【0023】ナトリウム硫黄電池,リチウムイオン電
池,鉛電池,レドックスフロー電池などの電力貯蔵用二
次電池の情報供給形態には、情報供給者1と電力消費者
2が関与し、それぞれ情報供給システム3,情報受取り
システム4に含まれる。ここで、情報供給者としては、
電力貯蔵用二次電池の販売者,貸与者,製造者,宣伝者
等が含まれる。
【0024】電力貯蔵用二次電池の情報供給者1の元に
設けられた情報供給システム3には、演算処理装置5
と、記憶装置6と、通信手段7が設置されている。演算
処理装置5は、電力消費者向けの電力貯蔵用二次電池の
容量や最大出力、電力貯蔵用二次電池による電力料金削
減量や費用削減効果などを算出する。記憶装置6は、演
算処理のために必要な情報や演算結果を記憶する。通信
手段7は、電子メールやインターネット端末などであ
る。通信手段7によって、電力消費者2と情報交換し
て、電力貯蔵用二次電池の販売・貸与活動が推進され
る。ここで、通信手段7としてホームページを用いるこ
ともでき、このような方法により、複数の電力消費者
2,2’と容易に情報交換できる。なお、記憶装置6や
通信手段7を演算処理装置5内に取込むこともできる。
【0025】なお、電力貯蔵用二次電池としては、リチ
ウムイオン電池,鉛電池,レドックスフロー電池などを
用いることもできるが、ナトリウム硫黄電池が電力貯蔵
用二次電池として特に優れている。ナトリウム硫黄電池
は、コンパクトでエネルギー密度が高いこと、電池の充
放電効率が優れていること、構成材料が豊富で量産に適
していることなどの利点があり、また、設置場所が少な
くて済むためにビル内や集合住宅などへの設置が可能
で、負荷平準化に最も有効な電力消費者の元への設置に
適している。
【0026】一方、電力消費者2,2’の元に設置され
た情報受取りシステム4,4’にも、電子メールやイン
ターネット端末などの通信手段8,8’が設けられてい
る。通信手段8,8’を介して、情報供給者1と情報交
換する。なお、通信手段7,8,8’としては、書類の
郵送やファックス、電話などの手段を用いることもでき
る。
【0027】次に、図2を用いて、本実施形態による電
力貯蔵用二次電池の情報供給方法について説明する。図
2は、本発明の一実施形態による電力貯蔵用二次電池の
情報供給方法の内容を示すフローチャートである。
【0028】最初に、ステップS1において、情報供給
システム3の通信手段7を稼動して、情報供給方法の処
理を開始する。
【0029】そして、ステップS2において、情報供給
システム3は、電力消費者2に向けて電力貯蔵用二次電
池に関する情報と共に、電力消費者の使用電力に関する
問い合わせ項目の情報や電力消費者の元に存在する電力
貯蔵用二次電池の設置場所の面積や高さ制限などに対す
る問い合わせ項目の情報を送付する。
【0030】ここで、情報の送付は、インターネットな
どの通信手段7を用いて情報供給者1が電力消費者2へ
直接情報を送付しても良いし、通信手段7としてホーム
ページを用い、電力消費者2がインターネット端末より
成る通信手段8でホームページにアクセスして情報を読
み取ることもできる。なお、上記問い合わせ項目を基に
電力消費者2から回答された情報を用いて、各電力消費
者向けに適した電力貯蔵用二次電池の容量や最大出力を
算出するためには、問い合わせ情報として算出に必要な
項目を列挙したフォーマットを用いることが望ましい。
また、通信手段7として、書類の郵送やファックス、電
話などを用いることもできる。さらに、電力貯蔵用二次
電池に関する情報としては、標準的な電力貯蔵用二次電
池の構造や大きさ、容量や出力、及び、設置による費用
削減効果の例などが挙げられる。
【0031】次に、ステップS3において、情報供給シ
ステム3は、電力消費者から回答された使用電力情報を
入手する。さらに、ステップS4において、情報供給シ
ステム3は、ステップS3で得られた使用電力情報に基
づいて、1日の消費電力パターンを算出する。
【0032】ここで、電力消費者からの情報が過去や現
在の消費電力パターンの実績値や推定値又は今後の予定
消費電力パターンであれば、これらの消費電力パターン
をそのまま用いることもできる。また、電力使用量を主
に決める電力機器の種類や数量、消費電力や運転時間な
どに関する情報であれば、これを基に消費電力パターン
を推定することができる。
【0033】一方、電力消費者から送付された情報とし
て電力機器の消費電力量や使用目的など、あるいは、ビ
ルや建物の面積、使用目的や消費電力量などに関する情
報を入手した場合には、これらの使用目的などに対応す
る消費電力パターンの標準データD1と、電力消費者か
らの情報とを用いて、1日の消費電力パターンを演算処
理装置5などで算出して推定することもできる。消費電
力パターンの標準データD1は、記憶装置6に予め記憶
されている。
【0034】一方、ステップS6において、情報供給シ
ステム3は、設置場所の面積や高さ制限の情報を入手す
る。
【0035】そして、ステップS8において、情報供給
システム3は、電力貯蔵用二次電池の容量を算出する。
電力貯蔵用二次電池の容量は、ステップS6で入手した
設置場所の面積や高さ制限の情報と、予め記憶装置6に
記憶された電力貯蔵用二次電池の寸法データD2を用い
て設置可能な電力貯蔵用二次電池の容量を計算すること
ができる。電池容量は、記憶装置6に予め記憶されてい
るデータを用いて、演算処理装置5によって設置可能な
容量を算出することが望ましいものである。また、電力
貯蔵用二次電池には、交直変換装置やその制御装置を付
属して設置する必要があり、電力貯蔵用二次電池の設置
可能容量の計算の際には、電池容量や出力に対応したこ
れらの装置の寸法データについても考慮する必要があ
る。なお、交直変換装置や制御装置の設置面積や高さは
電池の最大出力によって変化するが、電力貯蔵用二次電
池の設置面積や高さが交直変換装置や制御装置よりも大
きいのが一般的であるため、交直変換装置や制御装置の
設置面積や高さはほぼ一定として計算することも可能で
ある。また、設置場所の面積や高さ制限の値が十分な大
きさの場合には、設置可能な電力貯蔵用二次電池の容量
は電力使用量から考えて大きくなり過ぎるため、この場
合には電力使用量から求めた容量が優先され、一方、設
置場所の制約で設置可能な容量が小さい場合には、設置
場所から求めた容量によって設置容量が限定されること
になる。
【0036】または、電力貯蔵用二次電池の容量として
は、電力消費者2から回答された使用電力情報又はステ
ップS4で求められた消費電力パターンから定まる電力
使用量に基づいて設置に適した電力貯蔵用二次電池の容
量を算出することができる。なお、電池容量は、電力使
用量を放電電圧の平均値と交直変換装置の効率で割るこ
とにより、電池容量を求めることができる。なお、負荷
で消費する電力が直流の場合には、電力使用量を放電電
圧の平均値で割ればよいものである。
【0037】なお、両方の情報に基づいて、電力貯蔵用
二次電池の容量を算出するようにしてもよいものであ
る。
【0038】なお、電力消費者にとって電力貯蔵用二次
電池の設置メリットは電力費用削減にあるため、後述の
ように電力貯蔵用二次電池を設置した際の電力消費者2
の費用削減効果が最も大きくなる電池容量を選ぶことが
望ましい。このためには、電池容量を何段階か変えてそ
れぞれについて費用削減効果を計算し、これらの計算結
果を基に最適の容量を選ぶか、又は、これらのデータを
基に電力消費者2と設置電池の容量を相談することが望
ましい。
【0039】次に、ステップS9において、ステップS
4やステップS8で求めた1日の消費電力パターンと電
力貯蔵用二次電池の容量とを用いて、電力貯蔵用二次電
池の最大出力を計算する。
【0040】ここで、図3を用いて、本実施形態による
電力貯蔵用二次電池の情報供給方法に用いる電力貯蔵用
二次電池の放電電力量と最大出力との関係について例示
して説明する。
【0041】図3は、本発明の一実施形態による電力貯
蔵用二次電池の情報供給方法に用いる電力貯蔵用二次電
池の放電電力量と最大出力との関係の説明図である。な
お、この例では、交直変換装置を含めた電力貯蔵用二次
電池の放電電力量と最大出力との関係例を示している。
【0042】図3の1日の消費電力パターン10におい
て、11は電力貯蔵用二次電池の放電電力量、12は電
力貯蔵用二次電池の最大出力、13は放電時間である。
すなわち、消費電力パターン10から放電電力量11の
電力パターンを差し引いた電力パターンが電力系統や発
電装置から電力消費者の元へ供給される消費電力パター
ンとなる。
【0043】なお、電池の放電電力量は、上述の電池容
量に放電電圧の平均値と交直変換装置の効率を掛けた
値、あるいは、直流負荷の場合には電池容量に放電電圧
の平均値を掛けた値となり、この値と図3の消費電力パ
ターン10とを用いて最大出力12を計算することがで
きる。また、S8の電池容量の計算において電力使用量
で電池容量が求められた際には、この電力使用量を電力
貯蔵用二次電池の放電電力量として最大出力を求めれば
良い。
【0044】ここで、図3に示した消費電力パターンの
特性を用いて最大出力を求める際には、演算処理装置5
を用い、時間毎の1日の消費電力の値を記憶装置6に記
憶して、そのデータを用いて放電電力量と最大出力との
関係を求めて最大出力を計算しても良いし、1日の消費
電力パターンを関数近似して、それを用いて放電電力量
から最大出力を計算しても良い。このようにして、設置
可能な電力貯蔵用二次電池の容量から定まる放電電力量
と1日の消費電力パターンとを用いることにより、電力
貯蔵用二次電池の最大出力を決めることができる。
【0045】なお、用途によっては電力貯蔵用二次電池
を定電力運転したり、電力が台形パターンなどとなるパ
ターン運転することも可能であり、この場合には、電力
貯蔵用二次電池の容量又は放電電力量と運転時間又は/
及び運転パターンの形状より、電力貯蔵用二次電池の最
大出力を求めることができる。但し、前述のように消費
電力パターンに基づいて電力貯蔵用二次電池の最大出力
を定めることにより、後述の電力基本料金の低減効果が
最も大きくでき、大幅な電力料金削減が可能になること
から、図3の消費電力パターンを用いて最大出力を求
め、これを基に電力貯蔵用二次電池を放電することが、
電力貯蔵用二次電池設置による費用削減効果の拡大を図
るために特に望ましい。なお、電力貯蔵用二次電池の容
量によっては電力消費者の消費電力を全て賄うことも可
能であるが、容量が大きくなると電力貯蔵用二次電池の
購入や借用に掛かる費用が大きくなるために、費用削減
効果を大きくするためには、図3に見られるように消費
電力の一部を電力貯蔵用二次電池で賄うことが望まし
い。この場合、図示されたように電力貯蔵用二次電池の
適用によって、電力系統や発電装置から供給される消費
電力のピークができるだけ小さくなるように電力貯蔵用
二次電池を放電することにより、電力料金の削減効果を
最も大きくすることができる。
【0046】また、図示されていないが、逆に使用電力
条件から電力貯蔵用二次電池の最大出力が決まる場合に
は、演算処理装置5によって図3の関係を用いて最大出
力より放電電力量を求め、この放電電力量を放電電圧の
平均値と交直変換装置の効率、又は、直流負荷の場合に
は放電電圧の平均値で割って、電池容量を求めることが
できる。さらに、電力貯蔵用二次電池の容量の一部を非
常用電源に用いる場合には、これを考慮して、図3の1
1などに示された電力機器などで使用される放電電力量
に非常用電源に必要な放電電力量を加えた電力貯蔵用二
次電池の放電電力量を選び、これより電池容量を求めれ
ば良い。また、実際に電力貯蔵用二次電池や交直変換装
置を電力消費者2の元に設置する場合には、1日の消費
電力パターンの季節変動や日々の変動を考慮して、電力
貯蔵用二次電池の容量や交直変換装置の最大出力を上記
計算値よりも少し大きくして、電池設備に余裕を持たせ
ておくことが望ましい。
【0047】なお、電力貯蔵用二次電池の放電電力量と
電力貯蔵用二次電池の大きさを決める電池容量との関係
は、厳密には電力貯蔵用二次電池の定電流又は定電力充
放電特性などを用いて計算される。
【0048】ここで、図4を用いて、本実施形態による
電力貯蔵用二次電池の情報供給方法に用いるナトリウム
硫黄電池の充放電特性について例示して説明する。図4
は、本発明の一実施形態による電力貯蔵用二次電池の情
報供給方法に用いるナトリウム硫黄電池の充放電特性の
説明図である。
【0049】各時間tでの出力である放電電力W(t)
は、以下の式(1)で与えられる。
【0050】 W(t)=η×[E−I(t)×R]×I(t) …(1) ここで、ηは交直変換装置の直流から交流への変換効
率、Eは電池の起電力、Iは電池電流、Rは放電時の電
池抵抗であり、E−I(t)×Rが放電電圧に当たる。
なお、直流負荷の場合には、式(1)のηを1とすれば
良い。
【0051】また、放電電力量は、放電電力の時間積分
値(∫W(t)dt)で、電池容量は電池電流の時間積
分値(∫I(t)dt)で与えられる。なお、積分範囲
は、図3に示す場合には、放電時間13となる。
【0052】また、電力貯蔵用二次電池としてナトリウ
ム硫黄電池を用いる場合には、図4に示すように、横軸
の放電容量が所定の値を超えると、放電容量に従って電
池起電力Eが低下する。このため、消費電力パターン1
0に従って放電する際の電池容量と放電電力量との関係
を計算するには、まず、放電電力量を仮定して、図3の
関係より各放電時間での放電電力を求め、図4から求め
られる起電力と放電時の電池抵抗と式(1)とから各放
電時間での電池電流を求め、この電池電流を放電時間1
3の範囲で積分すれば良い。
【0053】このようにして求めた電池容量と放電電力
量との関係及び先に定めた電池容量により、放電電力量
を正確に求めることができ、厳密な計算には演算処理装
置5によってこの方法を用いることが望ましい。また逆
に、放電電力量の値から電池容量の値を正確に求める場
合にも、式(1)を用いて、上述と同様の計算をすれば
良い。
【0054】なお、図4の起電力が一定の条件で電池を
用いる場合には、この計算が簡単に行なえるという利点
と共に、放電電圧の平均値が高くなるために同じ放電電
力量を供給するための電池容量が少なくて済み、その結
果として後述のように充電電力量が少なくなって、電気
料金の削減量が多くなるという利点がある。
【0055】一方、図4の起電力が放電容量と共に低下
する領域まで電池を利用すれば、電池の使用範囲が広が
って、放電電力量を供給するための電池数が少なくて済
むという利点がある。後者の場合には、電池容量と電池
寿命とを考慮して定めた電池の使用範囲から、図4の放
電容量の範囲を求め、ここから求まる起電力や電池抵抗
の変化を考慮して、上述の式1の計算を進めれば良い。
この際、図4に示された放電容量毎の起電力の値や放電
電圧の値、あるいは、電池抵抗の値を記憶装置6に記憶
して、これを計算に用いても良いし、図4の起電力や放
電電圧を関数近似して計算に用いても良い。また、上述
の計算の代わりに、図3や定電力運転、台形運転などの
運転パターンを用いて放電電力の平均値を求め、この放
電電力の平均値と図4の関係から放電電圧の平均値を求
めて、式1のE−I(t)×Rの代わりにこの放電電圧
を用いて、放電電力量と電池容量との関係を求めること
もできる。
【0056】この方法によれば計算が簡素化され、S8
で求めた電池容量から放電電力量が簡単に計算されると
いう利点がある。そして、このようにして求めた放電電
力量と図3などの運転パターンとにより、前述のように
最大出力が求められる。
【0057】次に、図2のステップS10において、情
報供給システム3は、ステップS8で算出した電力貯蔵
用二次電池の容量を用いて、放電電力量と充電電力量を
計算する。なお、ステップS8で電池容量を求めるため
に電力使用量(放電電力量)が定められている場合や、
ステップS9で最大出力を算出する際に放電電力量が計
算されている場合には、それらの値を用いることができ
る。また、電池容量から新たに放電電力量を計算する場
合には、上述のように式(1)などを用いれば良い。
【0058】一方、電池容量からの充電電力量の計算に
は、以下の式(2)が用いられる。
【0059】 W’(t)=1/η’×[E+I(t)×R’]×I(t) …(2) なお、W’(t)は各時間tでの充電電力、η’は交直
変換装置の交流から直流への変換効率、R’は充電時の
電池抵抗である。また、充電電力量は各時間での充電電
力の時間積分値(∫W’(t)dt)、電池容量は電池
電流の時間積分値(∫I(t)dt)で与えられる。
【0060】ここで、普通には充電は一定電流に設定し
て行われる場合が多く、この場合にはステップS8で先
に求めた電池容量の値と充電電流値から充電時間を算出
し、図4より求まる起電力と電池抵抗より充電電圧(
E+I(t)×R’)を求めて、式(2)より充電電力
量を計算すれば良い。
【0061】また、電池を起電力が変化する範囲まで利
用する場合には、起電力や電池抵抗又は充電電圧の変化
を計算に取り入れれば良く、この方法により、演算処理
装置5によって充電電力量を正確に計算できるという利
点がある。
【0062】一方、図4のデータを用いて充電電圧の平
均値を求め、これを式(2)のE+I(t)×R’の代
わりに用いて、電池容量より充電電力量を簡単に求めて
も良い。さらに、図3に見られるように、充電時に充電
電力を加えた消費電力が一定になるように充電する場合
には、充電電力量14の積分範囲は充電時間15で与え
られる。したがって、この場合に電池容量と充電電力量
との関係を計算するには、前述の方法と同様に、まず、
充電電力量を仮定して、図3の関係より各充電時間での
充電電力を求め、図4から求められる起電力と充電時の
電池抵抗及び式2から、各充電時間での電池電流を求
め、この電池電流を充電時間15の範囲で積分して電池
容量を求めれば良い。こうして求めた電池容量と充電電
力量との関係と与えられた電池容量より、充電電力量が
求められる。
【0063】また、充電電力量の計算を簡略化するため
には、図4の電池特性を用いて充放電による電池効率を
計算し、これに交直変換装置の効率(η×η’)を掛け
た電池システム効率を求めておき、ステップS8,ステ
ップS9やステップS10で求めた放電電力量をこの電
池システム効率で割って、充電電力量を求めても良い。
なお、電池の起電力が一定の範囲で電池を使用すれば、
前述のように所定の放電電力量を供給するための電池容
量が少なくなり、その結果として充電電力量が少なくな
って、後述のように電気料金の削減量が多くなるという
利点がある。また、ナトリウム硫黄電池においては、起
電力が低下する範囲まで電池を使用すると電池寿命が低
下し易くなる傾向があるため、この点からも電池の起電
力が一定の範囲で電池を使用することが好ましい。
【0064】次に、ステップS12において、情報供給
システム3は、上述のようにして求めた放電電力量,充
電電力量,最大出力及び、電力料金単価や電力基本料金
のデータD3を用いて、電力料金の削減量を算出する。
電力料金単価や電力基本料金のデータD3は、記憶装置
6に記憶しておき、演算処理装置5によって電力料金の
削減量を計算することが望ましい。
【0065】なお、電力料金は、一般に使用電力の最大
値で定まる基本料金と使用電力×電力料金単価で定まる
使用電力料との和となり、電力料金単価は昼間に比べて
夜間の方が安い。従って、電力貯蔵用二次電池の設置に
より、昼間の使用電力の最大値の低減効果(上述の最大
出力に相当し、電池の放電による交直変換装置の出力に
よって決まり、消費電力パターンに従って電力貯蔵用二
次電池を放電する場合に最も大きくなる)による電力基
本料金の低減と夜間充電した電力の昼間の利用の効果に
よって、電力料金が低減される。即ち、電力料金の削減
量Δは、以下の式(3)で与えられる。
【0066】 Δ=電力基本料金差額+昼間電力料金×放電電力量−夜間電力料金×充電電力 量 …(3) ここで、電力料金削減量は1ヶ月単位又は1年単位で求
められるのが一般的であり、このためには、1日の放電
電力量や充電電力量と共に電力消費者の運転日数を考慮
する必要がある。また、場合によっては消費電力量すな
わち放電電力量の季節変化を考慮する必要のある場合も
考えられる。
【0067】なお、ナトリウム硫黄電池の場合には、電
池温度を300℃以上程度に保持するためにヒータが設
けられるため、ヒータの消費電力料金を式(3)から差
し引いて、電力料金の削減量を求める必要がある。この
ヒータの消費電力量は電池の運転パターンによって変化
し、運転停止日数が多いほど、また、周囲の気温が低い
ほど大きくなる。このため、電力消費者の運転停止日数
の情報又は/及び設置場所の気温の情報などを、ステッ
プS2の問合せに取込んで、この情報を用いてヒータの
消費電力量を算出し、この消費電力料金を含めてS12
で電力料金削減量を計算することが、電力料金削減量の
精度を高める上で特に望ましい。
【0068】一方、ステップS14において、情報供給
システム3は、ステップS8で求めた電池容量(S8)
と、ステップS9で求めた最大出力と、電池の価格デー
タD4を用いて、電力貯蔵用二次電池の設備費を求め、
電力消費者2が電力貯蔵用二次電池を購入したり、借用
したりするための費用を算出する。
【0069】なお、電池の価格は主に電池容量で決ま
り、交直変換装置の価格は主に最大出力で決まるため、
交直変換装置や制御装置を加えた電力貯蔵用二次電池の
設備費の算出には電池容量と最大出力との両方の情報が
必要である。さらに、電池の借用費用については、後述
の借用期間についても考慮する必要がある。また、購入
価格や借用費用には電池の運搬や設置に必要な費用も含
める必要がある。
【0070】次に、ステップS16において、情報供給
システム3は、ステップS12で求めた電力料金の削減
量と、ステップS14で求めた電池の購入費用や借用費
用と、電池の寿命や保証期間などから求まる電池使用期
間又は電力消費者の借用期間のデータD5を用いて、電
力貯蔵用二次電池の設置による費用削減効果を算出す
る。
【0071】ここで、電力消費者2が電池を購入する場
合には、(年間の電力料金削減量−初期投資費用×金
利)が毎年の費用削減量となり、ある年月まで使用した
段階で費用削減量の合計が初期投資費用を上回り、それ
以後の費用削減量が費用削減効果となる。一方、電力消
費者が電池を借用する場合には、(年間の電力料金削減
量−電池借用費用)が毎年の費用削減効果となる。な
お、一般に借用期間が変わると電池借用費用が変化する
ため、電力消費者から借用希望期間を送付してもらっ
て、それを基に電池借用費用を計算しても良いし、借用
期間をパラメータにして各借用期間毎の電池借用費用を
用いて費用削減効果を計算しても良い。また、電力貯蔵
用二次電池に維持・補修費用が発生する場合には維持・
補修費用を差し引いた値が、電力貯蔵用二次電池の保守
・管理を電力消費者2が情報供給者1に委託する場合に
は、保守・管理費用を差し引いた値が費用削減効果とな
る。
【0072】ここで、電力貯蔵用二次電池は自動運転が
可能であり、その保守・管理を情報供給者1、即ち、販
売者や製造者などが遠隔監視して行なうことが可能であ
る。この結果、電力消費者2としては運転や保守、管理
の手間がはぶけると共に、保守・管理が専門家によって
行われるため、電力貯蔵用二次電池の信頼性が向上し、
電力貯蔵用二次電池の普及が拡大する。特に、電力貯蔵
用二次電池としてナトリウム硫黄電池を用いる場合に
は、運転や保守・管理は現行法では危険物取扱者の資格
を持った者が行なう必要があり、電力消費者が自分で運
転や保守・管理を行なう場合にはこれがネックとなる。
一方、販売者や製造者が保守・管理を行なう場合には、
有資格者や技術者の選定が容易であり、また、複数の電
力貯蔵用二次電池を同じ有資格者や技術者が保守・管理
することにより、運転や保守・管理の担当者の数が少な
くでき、結果として保守・管理費用が低減できるという
利点がある。
【0073】したがって、電力貯蔵用二次電池としてナ
トリウム硫黄電池などの危険物を含有した電池を用いる
場合には、図示されてないが、電力消費者に対して保守
・管理に対する依頼希望の有無をステップS2で問合せ
て、依頼希望がある場合には遠隔監視などの保守・管理
に必要な費用を含めて費用削減効果をステップS16で
算出することが望ましい。こうすることによって、有資
格者による保守・管理が容易に可能となり、法律に適合
した正しい運転が可能で、電池の信頼性や安全性が向上
すると共に、電力消費者が保守・管理の責務を負う必要
がなくなって、電池利用が容易になる。また、危険物を
含有しない電池においても、電力消費者の電池利用を容
易にするためには、電池運転を遠隔監視で行うことが望
ましく、この場合にも、上記と同様に、電力消費者に対
する保守・管理に対する依頼希望の問い合わせや遠隔監
視などの保守・管理費用を含めた費用削減効果の算出を
行うことが望ましい。
【0074】最後に、ステップS17において、情報供
給システム3は、上述のようにして計算された電力貯蔵
用二次電池の容量や最大出力に関する情報、又は/及
び、費用削減効果に関連する情報を、通信手段7によっ
て電力消費者2へ送付する。これによって、電力貯蔵用
二次電池の設置に関する電力消費者の判断を仰ぐことが
できる。
【0075】なお、電力消費者の判断を仰ぎ易くするた
めには、電力貯蔵用二次電池の容量や最大出力に関する
情報と共に費用削減効果に関する情報を送付することが
望ましい。さらに、電力料金削減量に関する情報や電力
貯蔵用二次電池の購入費又は借用費に関する情報を費用
削減効果の代わりに送付することもできるし、費用削減
効果と共に電力料金削減量や購入費又は借用費に関する
情報などを送付することが特に望ましい。また、この
後、通信手段7、8によって電力消費者と相談しても良
いし、必要に応じて電力消費者の元へ赴いて、電力貯蔵
用二次電池の販売、貸与の交渉を進めても良い。
【0076】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、通信手段7,8を介して電力貯蔵用二次電池につい
て情報供給すると共に、電力消費者2から入手した情報
を元に、演算処理装置5と必要に応じて記憶装置6とを
用いて、電力消費者向けの電力貯蔵用二次電池の容量や
最大出力、電力料金削減量、及び、費用削減効果を算出
し、これらのデータを電力消費者へ送付することによ
り、電力貯蔵用二次電池の販売や貸与を推進する情報供
給システム、情報供給方法が提供される。
【0077】また、本実施形態によれば、通信手段を介
した情報伝達によって、電力消費者の電力消費パターン
や設置場所に適合した電力貯蔵用二次電池の出力や容量
の選定が可能で、また、電力消費者にとっては、電力貯
蔵用二次電池の設置効果が明確となるため、設置可否判
断が的確にできるという利点がある。
【0078】また、電力貯蔵用二次電池の販売・貸与の
ために販売者や製造者が電力消費者の元へ赴く回数を減
らすことができ、このための人件費などが削減されて、
電力貯蔵用二次電池の価格や借用費用が低減されるとい
う電力消費者にとってのメリットが得られる。
【0079】また、この結果電力貯蔵用二次電池の普及
拡大が可能となり、夜間電力が有効に利用されて、負荷
平準化により発電設備や送変電設備の利用率が向上する
という電力供給者にとっての利点も得られる。
【0080】さらに、電力貯蔵用二次電池の保守・管理
を遠隔監視で行なうことにより、電力消費者としては運
転や保守、管理の手間がはぶけると共に、保守・管理が
専門家によって行われるため、電力貯蔵用二次電池の信
頼性が向上し、電力貯蔵用二次電池の普及が拡大する。
なお、電力消費者が電力貯蔵用二次電池を借用する場合
には、電力貯蔵用二次電池を購入するための初期投資が
不要なために、電力消費者にとって電力貯蔵用二次電池
の使用が容易に開始できるという利点がある。
【0081】具体例として、図1に示すように、電力貯
蔵用二次電池の販売者である情報供給者1の元へ演算処
理装置5、記憶装置6及びインターネット端末から成る
通信手段7を設け、この通信手段7を用いて電力貯蔵用
二次電池についてのホームページを作って、電力貯蔵用
二次電池に関する情報と共に、電力消費者の使用電力に
関する問い合わせ項目の情報や電力消費者の元に存在す
る電力貯蔵用二次電池の設置場所の面積や高さ制限に対
する問い合わせ項目の情報、あるいは、ナトリウム硫黄
電池の場合に保守・管理の依頼希望の問合せ情報や設置
場所の気温又は/及び運転停止日数などに関する問合せ
情報を供給する。一方、電力消費者2、2’は、自分の
元に設けられたインターネット端末から成る通信手段
8、8’を用いて上記ホームページにアクセスし、この
情報を読み取る。この結果、電力消費者が電力貯蔵用二
次電池の設置に興味を持てば、通信手段8、8’を用い
て、情報供給者へ上記問い合わせ項目に対する回答を送
付する。次に、この回答を元に、情報供給者は演算処理
装置5によって各々の電力消費者に適した電力貯蔵用二
次電池、例えばナトリウム硫黄電池の容量と最大出力と
を定め、その設置による電力料金削減量や電池の購入費
用あるいは借用費用、及びナトリウム硫黄電池の保守・
管理の費用やヒータの消費電力費用などを計算して、こ
の結果を基に電力貯蔵用二次電池の設置による電力消費
者にとっての費用削減効果を算出して、これらの情報を
通信手段7によって該当する電力消費者へ送付する。こ
れらの情報を受けた電力消費者は費用削減効果を元に電
力貯蔵用二次電池を設置するかどうかの判断をし、購入
または借用のどちらかを選択して、通信手段8、8’に
よって情報供給者へ連絡する。こうすることにより、通
信手段による情報交換によって電力貯蔵用二次電池の販
売や貸与の契約が可能となるため、販売者や製造者が電
力消費者の元へ赴く回数を減らすことができ、人件費な
どが低減されて、その結果電力貯蔵用二次電池の価格や
借用費用が低減されるという利点が得られる。
【0082】以上のようにして、電力貯蔵用二次電池の
販売や貸与を進めるために必要な人件費などが削減され
て、電力貯蔵用二次電池の価格や借用費用が低減される
という電力消費者にとってのメリットが得られる。ま
た、この結果電力貯蔵用二次電池の普及拡大が可能とな
り、負荷平準化により発電設備や送変電設備の利用率が
向上するという利点も得られる。さらに、危険物含有電
池の正しい保守・管理を推進することができ、ナトリウ
ム硫黄電池などの普及拡大を図ることも可能となる。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、電力消費者が電力貯蔵
用二次電池の設置判断をするのに有用な電力貯蔵用二次
電池の情報を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電力貯蔵用二次電池
の情報供給システムの構成を示すシステムブロック図で
ある。
【図2】本発明の一実施形態による電力貯蔵用二次電池
の情報供給方法の内容を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態による電力貯蔵用二次電池
の情報供給方法に用いる電力貯蔵用二次電池の放電電力
量と最大出力との関係の説明図である。
【図4】本発明の一実施形態による電力貯蔵用二次電池
の情報供給方法に用いるナトリウム硫黄電池の充放電特
性の説明図である。
【符号の説明】
1…情報供給者 2,2’…電力消費者 3…情報供給システム 4,4’…情報受取りシステム 5…演算処理装置 6…記憶装置 7,8,8’…通信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日下部 康次 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所原子力事業部内 (72)発明者 波東 久光 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所原子力事業部内 Fターム(参考) 5G066 CA09 HB09 JA07 JA13 JB03 KA12

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力を夜間貯蔵して昼間使用する電力貯蔵
    用二次電池の情報供給システムにおいて、 電力消費者に向けて、この電力消費者の使用電力に関す
    る問い合わせ項目又は/及び上記電力消費者の元に存在
    する設置場所の面積や高さ制限に関する問い合わせ項目
    などの情報を送付する通信手段と、 上記電力消費者から入手した使用電力に関する情報又は
    /及び面積や高さ制限に関する情報を用いて、上記電力
    消費者向けの電力貯蔵用二次電池の容量や最大出力の算
    出、上記電力貯蔵用二次電池の設置によって削減される
    電力料金削減量の算出、又は/及び、上記電力貯蔵用二
    次電池の価格と上記電力料金削減量などとを基に上記電
    力貯蔵用二次電池の購入又は借用による上記電力消費者
    の費用削減効果の算出を行なう演算処理装置と、 上記電力消費者に向けて上記容量や最大出力に関する情
    報、上記電力料金削減量に関する情報、又は/及び、上
    記費用削減効果に関する情報を送付する通信手段とを設
    けたことを特徴とする電力貯蔵用二次電池の情報供給シ
    ステム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電力貯蔵用二次電池の情報
    供給システムにおいて、 上記通信手段は、電子メールやインターネットであるこ
    とを特徴とする電力貯蔵用二次電池の情報供給システ
    ム。
  3. 【請求項3】請求項1記載の電力貯蔵用二次電池の情報
    供給システムにおいて、 上記演算処理装置は、上記使用電力に関する情報又は/
    及び上記設置場所の面積や高さ制限の情報から、設置に
    適した電力貯蔵用二次電池の容量を算出すること、又は
    /及び、上記容量の値と上記使用電力の1日の消費電力
    パターンとを用いて、電力貯蔵用二次電池の最大出力を
    算出することを特徴とする電力貯蔵用二次電池の情報供
    給システム。
  4. 【請求項4】請求項1記載の電力貯蔵用二次電池の情報
    供給システムにおいて、 上記演算処理装置は、上記使用電力に関する情報から設
    置に適した上記電力貯蔵用二次電池の最大出力を算出す
    ること、又は/及び、上記最大出力の値と上記使用電力
    の1日の消費電力パターンとを用いて、上記電力貯蔵用
    二次電池の容量を算出することを特徴とする電力貯蔵用
    二次電池の情報供給システム。
  5. 【請求項5】請求項1記載の電力貯蔵用二次電池の情報
    供給システムにおいて、 上記演算処理装置は、上記電力貯蔵用二次電池の最大出
    力、上記電力貯蔵用二次電池の放電電力量と充電電力
    量、及び、電力料金単価と電力基本料金のデータなどを
    用いて上記電力料金削減量の算出を行なうこと、又は/
    及び、上記電力貯蔵用二次電池の価格と使用期間又は借
    用期間、及び、上記電力料金削減量の値などを用いて上
    記費用削減効果の算出を行なうことを特徴とする電力貯
    蔵用二次電池の情報供給システム。
  6. 【請求項6】請求項1又は5のいずれかに記載の電力貯
    蔵用二次電池の情報供給システムにおいて、 上記電力消費者に対する問合わせ項目の情報が、上記電
    力貯蔵用二次電池の保守・管理に対する依頼希望有無の
    情報を含むこと、及び、上記依頼希望がある場合に、上
    記費用削減効果の算出の際に上記保守・管理に必要な費
    用を含めて上記費用削減効果を算出することを特徴とす
    る電力貯蔵用二次電池の情報供給システム。
  7. 【請求項7】請求項1又は5のいずれかに記載の電力貯
    蔵用二次電池の情報供給システムにおいて、 上記演算処理装置は、上記電力料金削減量の算出の際、
    上記電力消費者の運転停止日数又は/及び上記設置場所
    の気温の情報を用いて計算したナトリウム硫黄電池のヒ
    ータ消費電力量を含めて上記電力料金削減量の算出を行
    なうことを特徴とする電力貯蔵用二次電池の情報供給シ
    ステム。
  8. 【請求項8】電力を夜間貯蔵して昼間使用する電力貯蔵
    用二次電池の情報供給方法において、 電力消費者に向けて、この電力消費者の使用電力に関す
    る問い合わせ項目又は/及び上記電力消費者の元に存在
    する設置場所の面積や高さ制限に関する問い合わせ項目
    などの情報を送付し、 上記電力消費者から入手した使用電力に関する情報又は
    /及び面積や高さ制限に関する情報を用いて、上記電力
    消費者向けの電力貯蔵用二次電池の容量や最大出力の算
    出、上記電力貯蔵用二次電池の設置によって削減される
    電力料金削減量の算出、又は/及び、上記電力貯蔵用二
    次電池の価格と上記電力料金削減量などとを基に上記電
    力貯蔵用二次電池の購入又は借用による上記電力消費者
    の費用削減効果の算出を行ない、 上記電力消費者に向けて上記容量や最大出力に関する情
    報、上記電力料金削減量に関する情報、又は/及び、上
    記費用削減効果に関する情報を送付することを特徴とす
    る電力貯蔵用二次電池の情報供給方法。
  9. 【請求項9】請求項8記載の電力貯蔵用二次電池の情報
    供給方法において、 電子メールやインターネットによって上記電力消費者へ
    上記情報を送付することを特徴とする電力貯蔵用二次電
    池の情報供給方法。
  10. 【請求項10】請求項8記載の電力貯蔵用二次電池の情
    報供給方法において、 上記使用電力に関する情報又は/及び上記設置場所の面
    積や高さ制限の情報から、設置に適した上記電力貯蔵用
    二次電池の容量を算出すること、又は/及び、上記容量
    の値と上記使用電力の1日の消費電力パターンとを用い
    て、上記電力貯蔵用二次電池の最大出力を算出すること
    を特徴とする電力貯蔵用二次電池の情報供給方法。
  11. 【請求項11】請求項8記載の電力貯蔵用二次電池の情
    報供給方法において、 上記使用電力に関する情報から設置に適した上記電力貯
    蔵用二次電池の最大出力を算出すること、又は/及び、
    上記最大出力の値と上記使用電力の1日の消費電力パタ
    ーンとを用いて、上記電力貯蔵用二次電池の容量を算出
    することを特徴とする電力貯蔵用二次電池の情報供給方
    法。
  12. 【請求項12】請求項8記載の電力貯蔵用二次電池の情
    報供給方法において、 上記電力貯蔵用二次電池の最大出力、上記電力貯蔵用二
    次電池の放電電力量と充電電力量、及び、電力料金単価
    と電力基本料金のデータなどを用いて上記電力料金削減
    量の算出を行なうこと、又は/及び、上記電力貯蔵用二
    次電池の価格と使用期間又は借用期間、及び、上記電力
    料金削減量などを用いて上記費用削減効果の算出を行な
    うことを特徴とする電力貯蔵用二次電池の情報供給方
    法。
  13. 【請求項13】請求項8又は12のいずれかに記載の電
    力貯蔵用二次電池の情報供給方法において、 上記電力貯蔵用二次電池の保守・管理に対する依頼希望
    の有無を上記電力消費者に問合せて、上記依頼希望があ
    る場合に上記保守・管理に必要な費用を含めて上記費用
    削減効果を算出することを特徴とする電力貯蔵用二次電
    池の情報供給方法。
  14. 【請求項14】請求項8又は12のいずれかに記載の電
    力貯蔵用二次電池の情報供給方法において、 上記電力消費者の運転停止日数又は/及び上記設置場所
    の気温の情報を用いてナトリウム硫黄電池のヒータ消費
    電力量を計算し、この消費電力量の値を含めて上記電力
    料金削減量の算出をおこなうことを特徴とする電力貯蔵
    用二次電池の情報供給方法。
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