JP2002261944A - メッセージ記録装置およびバックアップ装置 - Google Patents

メッセージ記録装置およびバックアップ装置

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JP2002261944A
JP2002261944A JP2001054963A JP2001054963A JP2002261944A JP 2002261944 A JP2002261944 A JP 2002261944A JP 2001054963 A JP2001054963 A JP 2001054963A JP 2001054963 A JP2001054963 A JP 2001054963A JP 2002261944 A JP2002261944 A JP 2002261944A
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JP2001054963A
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English (en)
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Sachiko Naito
祥子 内藤
Hiroyo Masuda
浩代 増田
Hiroshi Tomosawa
博 友澤
Hiromi Yoshida
博美 吉田
Noriyuki Harada
典幸 原田
Haruhiro Nomura
治宏 野村
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発信者から着信者へのメッセージを記録する
メッセージ記録装置において、メッセージの過誤登録の
発生を防止する。 【解決手段】 記録手段6aは、発信者から着信者への
メッセージを記録する。供給手段6bは、着信者に対し
て、記録手段6aに記録されたメッセージを供給する。
通知手段6cは、供給手段6bによって供給されたメッ
セージが過誤登録であった場合には、その旨を発信者に
対して通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメッセージ記録装置
およびバックアップ装置に関し、特に、発信者から着信
者へのメッセージを記録するメッセージ記録装置および
携帯端末に記録されている情報をネットワークを介して
バックアップするバックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話等に代表される携帯型端
末が高機能化し、音声のみならず種々の情報の伝送が可
能になっており、また、インターネットへのアクセスも
可能になってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの携帯
型端末は、主に電波を伝送媒体として情報を授受するた
め、電波の伝送状況が悪い環境下では、通信を行うこと
が困難である。そこで、従来においては、留守番電話機
能をセンター側が具備しており、電波の伝送状態が悪化
した場合には、その携帯型端末に代わってセンター側が
メッセージを記録するように構成されていた。
【0004】しかし、このような留守番電話機能は、簡
易な機能しか有しない場合が多く、使い勝手がよくない
という問題点があった。また、高機能化に伴って扱う情
報量が飛躍的に増加したため、携帯型端末が内部に記録
している情報も増加の一途を辿っている。そこで、重要
な情報が消失することを防止するために、必要な情報を
他の記録媒体にバックアップする必要があった。
【0005】しかし、情報をバックアップするために
は、他の記録媒体を携帯型端末に対して接続し、マニュ
アル操作で行う必要があったため、使い勝手がよくない
という問題点があった。
【0006】本発明は、以上のような状況に鑑みてなさ
れたものであり、携帯型端末が有する留守番電話機能や
バックアップに関する使い勝手の悪さを解消することを
可能とするメッセージ記録装置およびバックアップ装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示す、発信者から着信者へのメッ
セージを記録するメッセージ記録装置6において、発信
者から着信者へのメッセージを記録する記録手段6a
と、着信者に対して、記録手段6aに記録されたメッセ
ージを供給する供給手段6bと、供給手段6bによって
供給されたメッセージが過誤登録であった場合には、そ
の旨を発信者に対して通知する通知手段6cと、を有す
ることを特徴とするメッセージ記録装置6が提供され
る。
【0008】ここで、記録手段6aは、発信者から着信
者へのメッセージを記録する。供給手段6bは、着信者
に対して、記録手段6aに記録されたメッセージを供給
する。通知手段6cは、供給手段6bによって供給され
たメッセージが過誤登録であった場合には、その旨を発
信者に対して通知する。
【0009】また、発信者から着信者へのメッセージを
記録するメッセージ記録装置において、発信者から着信
者へのメッセージを記録する記録手段と、着信者に対し
て、記録手段に記録されたメッセージを供給する供給手
段と、所定の発信者からメッセージの登録要求がなされ
た場合において、所定の条件が満足されない場合には、
メッセージの登録を拒否する拒否手段と、を有すること
を特徴とするメッセージ記録装置が提供される。
【0010】ここで、記録手段は、発信者から着信者へ
のメッセージを記録する。供給手段は、着信者に対し
て、記録手段に記録されたメッセージを供給する。拒否
手段は、所定の発信者からメッセージの登録要求がなさ
れた場合において、所定の条件が満足されない場合に
は、メッセージの登録を拒否する。
【0011】また、発信者から着信者へのメッセージを
記録するメッセージ記録装置において、発信者から着信
者へのメッセージを記録するメッセージ記録手段と、メ
ッセージに付加されたテキストまたは画像を含む付加情
報を記録する付加情報記録手段と、所定の着信者から要
求がなされた場合には、該当するメッセージをメッセー
ジ記録手段から取得するメッセージ取得手段と、メッセ
ージ取得手段によって取得されたメッセージに対応する
付加情報を、付加情報記録手段から取得する付加情報取
得手段と、メッセージ取得手段によって取得されたメッ
セージと、付加情報取得手段によって取得された付加情
報とを、要求を行った着信者に対して提供する提供手段
と、を有することを特徴とするメッセージ記録装置。
【0012】ここで、メッセージ記録手段は、発信者か
ら着信者へのメッセージを記録する。付加情報記録手段
は、メッセージに付加されたテキストまたは画像を含む
付加情報を記録する。メッセージ取得手段は、所定の着
信者から要求がなされた場合には、該当するメッセージ
をメッセージ記録手段から取得する。付加情報取得手段
は、メッセージ取得手段によって取得されたメッセージ
に対応する付加情報を、付加情報記録手段から取得す
る。提供手段は、メッセージ取得手段によって取得され
たメッセージと、付加情報取得手段によって取得された
付加情報とを、要求を行った着信者に対して提供する。
【0013】また、発信者から着信者へのメッセージを
記録するメッセージ記録装置において、発信者の連絡先
を登録する連絡先登録手段と、着信者が有する端末の状
態を検出する状態検出手段と、状態検出手段によって、
端末が通信可能な状態になったことが検出された場合に
は、連絡先登録手段に登録された発信者の連絡先に対し
て通話可能状態になったことを連絡する連絡手段と、を
有することを特徴とするメッセージ記録装置が提供され
る。
【0014】ここで、連絡先登録手段は、発信者の連絡
先を登録する。状態検出手段は、着信者が有する端末の
状態を検出する。連絡手段は、状態検出手段によって、
端末が通信可能な状態になったことが検出された場合に
は、連絡先登録手段に登録された発信者の連絡先に対し
て通話可能状態になったことを連絡する。
【0015】また、携帯端末に記録されている情報をネ
ットワークを介してバックアップするバックアップ装置
において、ネットワークを介して、携帯端末から所定の
情報を取得する取得手段と、取得手段によって取得され
た情報を記録する記録手段と、要求がなされた場合に
は、記録手段に記録された情報をネットワークを介して
提供する提供手段と、を有することを特徴とするバック
アップ装置が提供される。
【0016】ここで、取得手段は、ネットワークを介し
て、携帯端末から所定の情報を取得する。記録手段は、
取得手段によって取得された情報を記録する。提供手段
は、要求がなされた場合には、記録手段に記録された情
報をネットワークを介して提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の動作原理を説明
するための原理図である。この図において、携帯電話
1,2は、電波を伝送媒体として、基地局3,4との間
で情報を授受する。
【0018】基地局3,4は、例えば、電波の到達範囲
を基準に確定されたエリア毎に設置されており、携帯電
話1,2との間で電波を媒介として情報を授受する。ネ
ットワーク5は、基地局同士を有線接続し、これらの間
で情報の授受を可能にする。
【0019】メッセージ記録装置6は、記録手段6a、
供給手段6b、および、通知手段6cによって構成され
ており、着信側の携帯電話の電源が切られていたり、電
波の届かない場所に居る場合に、発信側の携帯電話(ま
たは、図示せぬ一般の電話機)からのメッセージを記録
する。
【0020】ここで、記録手段6aは、例えば、磁気記
録装置によって構成され、発信者から着信者へのメッセ
ージを記録する。供給手段6bは、着信側の携帯電話が
通話可能になった場合、または、着信側の携帯電話から
要求がなされた場合には、記録手段6aに記録されたメ
ッセージを着信側の携帯電話に供給する。
【0021】通知手段6cは、供給手段6bによって着
信側の携帯電話に供給されたメッセージが過誤登録、即
ち、間違った相手に対して記録されたものであった場合
には、その旨を発信者に対して通知する。
【0022】なお、本明細書においては、メッセージ記
録装置6に対してメッセージを記録する側を発信者、メ
ッセージの着信する側を着信者と呼ぶ。次に、以上の原
理図の動作について説明する。
【0023】仮に、携帯電話2の電源が切られている状
態であるとする。このとき、携帯電話1から携帯電話2
に対して発呼があったとすると、携帯電話2は通話不能
の状態であるので、先ず、その旨を示すメッセージが携
帯電話1に対して送信される。
【0024】次に、携帯電話1の呼は、メッセージ記録
装置6に対して転送され、これらの間で通信回線が閉結
される。携帯電話1とメッセージ記録装置6との間で回
線が閉結されると、メッセージ記録装置6は、携帯電話
1に対してメッセージを記録するように促す音声による
ガイダンスを送信する。
【0025】その結果、携帯電話1のユーザが、メッセ
ージとして何らかの発話を行った場合には、この発話内
容はメッセージ記録装置6の記録手段6aに、携帯電話
2のユーザに対するメッセージとして記録される。ま
た、そのとき、メッセージを発信した携帯電話1の電話
番号も同時に記録装置6aに記録される。
【0026】続いて、携帯電話2の電源が投入され、通
話可能の状態になったとすると、メッセージ記録装置6
にはその旨が通知される。すると、メッセージ記録装置
6の供給手段6bは、携帯電話2を発呼し、メッセージ
が記録されている旨を通知する。
【0027】携帯電話2のユーザがこの通知を受け、メ
ッセージを再生するように要求すると、供給手段6b
は、記録手段6aに記録されている該当するメッセージ
を検索して再生し、携帯電話2に対して送信する。
【0028】ところで、このメッセージが携帯電話2の
ユーザに対するものではなく、他のユーザに対するもの
であった場合には、この登録は過誤登録であり、携帯電
話2のユーザには不要のものである。
【0029】そのような場合、即ち、記録されたメッセ
ージが過誤登録であった場合には、携帯電話2のユーザ
は、メッセージが再生された後に、所定の操作(例え
ば、音声のガイダンスに従って所定のボタンを操作する
等)した場合には、メッセージ記録装置6は、このメッ
セージが過誤登録であることを認知する。
【0030】メッセージが過誤登録であった場合には、
メッセージ記録装置6の通知手段6cは、記録手段6a
に記録されているメッセージを発信した携帯電話1の電
話番号を取得し、この電話番号に対して発呼する。
【0031】その結果、携帯電話1のユーザがこの呼を
着信した場合には、通知手段6cは、先に記録されたメ
ッセージが過誤登録である旨を通知するとともに、記録
手段6aに記録されている過誤登録メッセージを再生す
る。そして、先にダイアルされた電話番号である携帯電
話2の電話番号を通知し、ダイアルの誤操作がなかった
か確認するように促す。
【0032】その結果、携帯電話1のユーザは、先に登
録したメッセージが過誤登録であったことを知ることが
可能になる。なお、このとき、通知手段6cに対して正
しい電話番号を通知し、着信相手のみを変更することを
可能とすることにより、メッセージを再度記録する手間
を省略することも可能である。
【0033】以上に説明したように、本発明のメッセー
ジ記録装置によれば、過誤登録がなされた場合には、発
信者に対してその旨を通知するようにしたので、メッセ
ージが正しい着信者に通知されることを期待している発
信者を救済することが可能になる。
【0034】次に、本発明の実施の形態について説明す
る。図2は、本発明の実施の形態の構成例を示す図であ
る。この図において、電話機10は、公衆網であるIS
DN(Integrated Service Digital Network)回線に接
続された据え置き型の電話機である。
【0035】LS(Local Switch)11は、加入者線交
換機であり、各加入者単位で回線の切り換えを行う。T
S(Toll Switch)12は、中継線交換機であり、LS
単位で回線の切り換えを行う。
【0036】VMS(Voice Message System)14は、
メッセージ記録装置であり、着信側が通信不能の場合
に、発信者から着信者へのメッセージを記録し、着信者
から要求があった場合、または、着信者が通信可能にな
った場合には、記録しているメッセージを再生して供給
する。
【0037】DB(Data Base)13は、例えば、各携
帯電話が存在する通話エリアに関する情報や、通信状態
に関する情報を保持している。MSC(Mobile Switchi
ng Center)15は、移動用交換機であり、各加入者単
位で回線の切り換えを行う。
【0038】携帯電話16は、移動型端末であり、電波
を通信媒体として、MSC15との間で情報を授受す
る。図3は、図2に示すVMS14の詳細な構成例を示
す図である。
【0039】この図に示すように、VMS14は、制御
部14a、通信制御部14b、情報収集部14c、音声
処理部14d、タイマ14e、DB制御部14f、バス
14g、および、DB14hによって構成されている。
【0040】ここで、制御部14aは、例えば、MPU
(Main Processor Unit)および半導体記憶装置によっ
て構成され、半導体記憶装置に記憶されたプログラムに
従って装置の各部を制御する。
【0041】通信制御部14bは、TS12、DB1
3、および、MSC15等と通信を行う場合の制御を行
う。情報収集部14cは、記録されているメッセージを
着信者が聞いた場合や発信者がメッセージを録音する場
合に、課金に必要な情報、例えば、時間またはデータ量
を収集する処理を行う。
【0042】音声処理部14dは、メッセージに対して
種々の音声処理(例えば、音声圧縮処理、または、ノイ
ズ除去処理)を施す。タイマ14eは、日時を計時し、
制御部14aに通知する。
【0043】DB制御部14fは、DB14hを制御
し、データの書き込みおよび読み出しを可能にする。バ
ス14gは、制御部14a、通信制御部14b、情報収
集部14c、音声処理部14d、タイマ14e、およ
び、DB制御部14fを相互に接続し、これらの間で情
報の授受を可能にする。
【0044】DB14hは、例えば、磁気記録装置によ
って構成され、後述するような種々の情報を格納してい
る。図4は、図2に示す携帯電話16の詳細な構成例を
示す図である。
【0045】この図に示すように、携帯電話16は、ア
ンテナ16a、送受信部16b、変復調部16c、多重
化処理部16d、制御部16e、音声処理部16f、着
信音発生部16g、記憶部16h、表示部16i、操作
部16j、マイク16k、スピーカ16m、および、ス
ピーカ16nによって構成されている。
【0046】ここで、アンテナ16aは、MSC15か
ら送信されてきた電波を捕捉するとともに、MSC15
に対して電波を送出する。送受信部16bは、アンテナ
16aによって捕捉された電波を電気信号に変換すると
ともに、変復調部16cから供給された電気信号を対応
する電波に変換してアンテナ16aから送出する。
【0047】変復調部16cは、送受信部16bから供
給された電気信号を復調するとともに、多重化処理部1
6dから供給された電気信号を変調する。多重化処理部
16dは、例えば、TDD(Time Division Duplex)に
よって音声信号を規定長の断片に分割し、各断片を特定
間隔で情報経路に入れるとともに、受信した断片を再構
築して音声信号を生成する。
【0048】制御部16eは、記憶部16hに記憶され
ているプログラムに従って装置の各部を制御する。音声
処理部16fは、多重化処理部16dから供給された音
声データ(ディジタル信号)からもとの音声信号(アナ
ログ信号)を生成してスピーカ16mに供給するととも
に、マイク16kから供給された音声信号を対応するデ
ィジタル信号に変換する。
【0049】着信音発生部16gは、制御部16eの制
御に従って、着信音を発生し、スピーカ16nに供給す
る。記憶部16hは、不揮発性の半導体メモリによって
構成されており、制御部16eが実行するプログラム
や、電話番号リスト、メールアドレスリスト、IPアド
レスリスト、および、設定情報等を記憶している。
【0050】表示部16iは、液晶モニタによって構成
されており、制御部16eから供給された文字や画像を
表示する。操作部16jは、数字および文字、ならび
に、その他の情報を入力するためのボタンによって構成
されている。
【0051】マイク16kは、ユーザの発話を対応する
電気信号に変換して音声処理部16fに供給する。スピ
ーカ16mは、音声処理部16fから供給された音声信
号を、空気の疎密波に変換する。
【0052】スピーカ16nは、着信音発生部16gか
ら供給された電気信号を、空気の疎密波に変換する。図
5は、図3に示すDB14hに記録されるメッセージを
管理するためのメッセージ管理テーブルの一例を示す図
である。
【0053】この図に示すように、メッセージ管理テー
ブルには、登録番号、登録時刻、発信者ID、着信者I
D、メッセージID、付加情報ID、および、コールバ
ックフラグが格納されている。
【0054】ここで、登録番号は、メッセージが登録さ
れる度に発生されるシリアル番号である。登録時刻は、
メッセージが登録された際の時刻を示す。なお、この例
では、時刻のみが示されているが、年、月、日、およ
び、曜日などの日付情報を含むようにしてもよい。
【0055】発信者IDは、発信者を特定するためのI
Dであり、後述するユーザ管理テーブルを参照すること
により、発信者を特定することが可能である。なお、発
信者は、一般の電話機等からも発呼する場合が想定され
るので、その場合には、ユーザIDの代わりに電話番号
を登録することも可能である。
【0056】着信者IDは、メッセージの受け手である
ユーザを特定するためのIDであり、後述するユーザ管
理テーブルを参照することにより、着信者を特定するこ
とが可能である。
【0057】メッセージIDは、発信者が登録したメッ
セージを特定するためのIDであり、このIDをDB制
御部14fに供給することにより、DB14hから所望
のメッセージを取得することが可能である。
【0058】付加情報IDは、音声のメッセージの他
に、例えば、テキスト情報および画像情報が付加情報と
して登録された場合には、これらの情報を特定するため
のIDである。
【0059】コールバックフラグは、このフラグが
“1”の状態である場合には、着信者が通話可能になっ
た際には、発信者に対してその旨が通知される。図6
は、ユーザを管理するためのユーザ管理テーブルの一例
を示す図である。
【0060】この図の例では、ユーザ管理テーブルは、
ユーザID、ユーザ名、パスワード、携帯番号、状態管
理情報ID、転送管理情報ID、登録拒否管理情報I
D、および、バックアップ管理情報IDによって構成さ
れている。
【0061】ここで、ユーザIDは、図5の説明におい
ても既述したように、ユーザを特定するためのIDであ
る。ユーザ名は、ユーザの氏名である。
【0062】パスワードは、ユーザを認証する際に使用
される文字または数字等の列である。携帯番号は、この
ユーザが有している携帯電話の電話番号である。
【0063】状態管理情報IDは、このユーザの携帯電
話の状態(例えば、電源の状態または電波の状態)を示
す状態管理情報を特定するためのIDである。転送管理
情報IDは、登録されたメッセージを、携帯電話以外の
端末に転送する際に必要な転送管理情報を特定するため
のIDである。
【0064】登録拒否管理情報IDは、メッセージの登
録を拒否する場合に必要な登録拒否管理情報を特定する
ためのIDである。バックアップ管理情報IDは、携帯
電話に記録されている電話番号リスト、メールアドレス
リスト、IPアドレスリスト、および、設定情報等を定
期的にバックアップする際に必要なバックアップ管理情
報を特定するためのIDである。
【0065】図7は、ユーザの携帯電話の状態を示す状
態管理情報テーブルの一例である。この図の例では、情
報管理テーブルは、状態管理情報ID、在圏コード、状
態、および、電波強度によって構成されている。
【0066】ここで、状態管理情報IDは、各状態管理
情報に付与されたユニークなIDである。在圏コード
は、携帯電話が存在する通信エリアを特定するためのコ
ードである。
【0067】状態は、携帯電話が通話可能な状態か否か
を示す。電波強度は、携帯電話の電波の状態(電波の強
度)を示している。図8は、登録されたメッセージを、
携帯電話以外の端末に転送する際に必要な転送管理情報
テーブルの一例である。
【0068】この図の例では、転送管理情報テーブル
は、転送管理情報ID、転送要否、転送先電話番号、転
送日時、および、転送後動作によって構成されている。
ここで、転送管理情報IDは、各転送管理情報に対して
付与されたユニークなIDである。
【0069】転送要否は、登録されたメッセージを他の
端末装置に転送する必要があるか否かを示す情報であ
る。転送先電話番号は、登録されたメッセージを転送す
る先の電話番号である。なお、電話番号の代わりに、ユ
ーザのIPアドレス等を登録するようにしてもよい。
【0070】転送日時は、登録されたメッセージを転送
する日時を指定する情報である。転送後動作は、メッセ
ージを転送した後に、そのメッセージをDB14hから
削除するか否かを指定する情報である。
【0071】図9は、メッセージの登録を拒否する場合
に必要な登録拒否管理情報テーブルの一例である。この
図の例では、登録拒否管理情報テーブルは、登録拒否管
理情報ID、パスワード、登録拒否番号情報ID、登録
拒否端末種別情報ID、および、番号非通知時動作によ
って構成されている。
【0072】ここで、登録拒否管理情報IDは、登録管
理情報を特定するためのユニークなIDである。パスワ
ードは、着信者が設定したパスワードを知っている発信
者のみがメッセージを登録可能とするためのものであ
る。
【0073】登録拒否番号情報IDは、このユーザがメ
ッセージの登録を拒否するとして指定した電話番号が格
納された登録拒否番号情報を特定するためのIDであ
る。登録拒否端末種別情報IDは、このユーザがメッセ
ージの登録を拒否するとして指定した端末の種別が格納
された登録拒否端末種別情報を特定するためのIDであ
る。
【0074】番号非通知時動作は、発信側が自己の番号
を非通知状態にしている場合に、メッセージの登録を拒
否するか否かを指定するための情報である。図10は、
図9の説明の際に既述した登録拒否番号情報を格納した
登録拒否番号情報テーブルの一例である。
【0075】この図の例では、登録拒否番号情報テーブ
ルは、登録拒否番号情報IDおよび拒否番号によって構
成されている。ここで、登録拒否番号情報IDは、登録
拒否番号情報を特定するためのユニークなIDである。
【0076】拒否番号は、このユーザがメッセージの登
録を拒否するとして指定した電話番号群である。図11
は、図9の説明の際に既述した登録拒否端末種別情報を
格納した登録拒否端末種別情報テーブルの一例である。
【0077】この図の例では、登録拒否端末種別情報テ
ーブルは、登録拒否端末種別情報ID、公衆電話、携帯
電話、および、海外によって構成されている。ここで、
登録拒否端末種別情報IDは、登録拒否端末種別情報を
特定するためのユニークなIDである。
【0078】公衆電話は、公衆電話からメッセージの登
録が要求された場合に、これを拒否するか否かを示す情
報である。携帯電話は、携帯電話からメッセージの登録
が要求された場合に、これを拒否するか否かを示す情報
である。
【0079】海外は、海外からメッセージの登録が要求
された場合に、これを拒否するか否かを示す情報であ
る。図12は、図6の説明の際に既述したバックアップ
管理情報を格納したバックアップ管理情報テーブルの一
例を示す図である。
【0080】この図の例では、バックアップ管理情報テ
ーブルは、バックアップ管理情報ID、バックアップ要
否、バックアップ日時、および、バックアップ対象情報
IDによって構成されている。
【0081】ここで、バックアップ管理情報IDは、バ
ックアップ管理情報を特定するためのユニークなIDで
ある。バックアップ要否は、バックアップが必要か否か
を示す情報である。
【0082】バックアップ日時は、バックアップを実行
する日時を指定するための情報である。バックアップ対
象情報IDは、バックアップを実行する対象となる情報
を指定するためのバックアップ対象情報を特定するため
のIDである。
【0083】図13は、バックアップ対象情報を格納し
たバックアップ対象情報テーブルの一例である。この図
の例では、バックアップ対象情報テーブルは、バックア
ップ対象情報ID、電話番号リスト、メールアドレスリ
スト、IPアドレスリスト、設定情報、その他、およ
び、allによって構成されている。
【0084】ここで、バックアップ対象情報IDは、バ
ックアップ対象情報を特定するためのユニークなIDで
ある。電話番号リストは、携帯電話に格納されている電
話番号リストをバックアップする必要があるか否かを指
定する。
【0085】メールアドレスリストは、携帯電話に格納
されているメールアドレスリストをバックアップする必
要があるか否かを指定する。IPアドレスリストは、携
帯電話に格納されているIPアドレスリストをバックア
ップする必要があるか否かを指定する。
【0086】設定情報は、携帯電話の機能を設定するた
めの設定情報をバックアップする必要があるか否かを指
定する。その他は、例えば、受信したメールそのものや
キャラクタ等、図4で示した記憶部に格納可能な情報が
必要であるか否かを指定する。
【0087】また、allは記憶部内部を全て指定可能
である。図14は、本発明の第1の実施の形態の動作を
説明するためのフローチャートである。以下では、先
ず、第1の実施の形態の動作について簡単に概説した
後、図14に示すフローチャートを参照して詳細な動作
について説明する。
【0088】第1の実施の形態では、発信者が誤ってメ
ッセージを登録した場合、即ち、過誤登録を行った場合
において、メッセージを聞いた着信者がこれに気づいた
場合には所定の操作を行うことにより、発信者に対して
過誤登録がなされた旨を通知するとともに、通常は着信
者に対して課されるべきメッセージの再生の際に発生す
る課金額を、発信者に対して転換する。
【0089】次に、図14に示すフローチャートについ
て説明する。このフローチャートが開始されると、以下
のステップが実行される。なお、このフローチャート
は、メッセージが登録された旨を通知された携帯電話か
ら発呼があった場合に実行される。
【0090】ステップS10:VMS14の制御部14
aは、所定のユーザから着信があったか否かを判定し、
着信があった場合にはステップS11に進み、それ以外
の場合には同様の処理を繰り返す。
【0091】ステップS11:制御部14aは、図6に
示すユーザ管理テーブルを参照し、着呼があったユーザ
が正規のユーザであるか否かの認証を行う。なお、この
図には示していないが、認証に失敗した場合には処理を
終了する。
【0092】ステップS12:制御部14aは、認証の
結果判明した当該ユーザのユーザIDに対応するメッセ
ージを、図5に示すメッセージ管理テーブルから検索す
る。
【0093】ステップS13:制御部14aは、登録さ
れているメッセージの個数や各メッセージの発信者に関
する情報(例えば、電話番号等)を通知する音声による
ガイダンスを、DB14hから検索し、音声処理部14
dに供給する。その結果、発呼を行った携帯電話には音
声によるガイダンスが送信される。
【0094】ステップS14:制御部14aは、ガイダ
ンスに続いて、ステップS12において検索したメッセ
ージを、音声処理部14dに供給して再生させる。その
結果、発呼を行った携帯電話には、登録されたメッセー
ジが送信される。
【0095】ステップS15:制御部14aは、過誤登
録を示す操作(例えば、ボタン「#」の操作)が携帯電
話においてなされた場合には、過誤登録がなされたと判
定し、ステップS16に進み、それ以外の場合にはステ
ップS17に進む。
【0096】ステップS16:制御部14aは、過誤登
録であることを通知するとともに、発信者に対して課金
額を転換する処理である過誤登録処理を実行する。な
お、この処理の詳細については図15を参照して後述す
る。
【0097】ステップS17:制御部14aは、DB1
4hに登録されているメッセージを削除する。なお、以
上のフローチャートは、メッセージが1件登録されてい
る場合の例であるが、複数のメッセージが登録されてい
る場合には、以上のフローチャートを登録件数に応じて
繰り返し実行すればよい。
【0098】次に、図15を参照して、図14のステッ
プS16に示す過誤登録処理の詳細について説明する。
このフローチャートが開始されると、以下のステップが
実行される。
【0099】ステップS20:制御部14aは、図5に
示すメッセージ管理テーブルの発信者IDを参照してメ
ッセージの発信者を特定する。
【0100】ステップS21:制御部14aは、ステッ
プS20において特定した発信者の電話番号を、図6に
示すユーザ管理テーブルから取得し、通信制御部14b
によってその電話番号に対して発呼する。
【0101】ステップS22:制御部14aは、発信者
との間で回線が閉結された場合には、所定の音声データ
をDB14hから取得して音声処理部14dに供給し、
登録されたメッセージが過誤登録であることを音声によ
るガイダンスで通知する。
【0102】ステップS23:制御部14aは、登録さ
れたメッセージをDB14hから取得し、音声処理部1
4dに供給して再生させる。その結果、発信者はどのメ
ッセージが過誤登録であったかを知ることができる。
【0103】ステップS24:制御部14aは、着信者
が過誤登録のメッセージを聞いたために発生した課金額
が、過誤登録を行った発信者に課金される旨、即ち、課
金額が発信者に転換される旨を通知する。
【0104】ステップS25:制御部14aは、発信者
が所定の操作を行ったか否かにより、発信者が課金を受
諾するか否かを判定し、課金を受諾した場合にはステッ
プS26に進み、それ以外の場合にはステップS30に
進む。
【0105】ステップS26:情報収集部14cは、発
信者に対して課金する処理を実行する。その結果、着信
者が過誤登録のメッセージを聞いたことによって発生し
た課金額が発信者に転換されることになる。
【0106】ステップS27:制御部14aは、発信者
が所定の操作を行ったか否かにより、過誤登録メッセー
ジを、正しい着信者に対して再度登録(着信者の変更)
するか否かを判定し、正しい着信者に対して登録する場
合にはステップS28に進み、それ以外の場合にはステ
ップS33に進む。
【0107】ステップS28:制御部14aは、発信者
の携帯電話に対して正しい着信者の電話番号を入力する
ように要請し、その結果として送信されてきた電話番号
を取得する。
【0108】ステップS29:制御部14aは、図5に
示すメッセージ管理テーブルの着信者IDを変更するこ
とにより、メッセージの着信者の登録を変更する。
【0109】ステップS30:制御部14aは、課金額
の転換を拒否すると、課金された額の支払いは免除され
るものの、図10に示す登録拒否番号情報テーブルに発
信者が登録される旨を通知する。
【0110】ステップS31:情報収集部14cは、着
信者に対して課金する。 ステップS32:制御部14aは、図10に示す登録拒
否番号情報テーブルに対して発信者の電話番号を登録す
る。
【0111】ステップS33:制御部14aは、DB1
4hに登録されている該当するメッセージを削除する。
【0112】図16は、登録拒否番号情報テーブルに登
録されたユーザからメッセージの登録依頼があった場合
に、これを拒否するためのフローチャートである。この
フローチャートが開始されると、以下のステップが実行
される。
【0113】ステップS40:VMS14の制御部14
aは、所定のユーザから着信があったか否かを判定し、
着信があった場合にはステップS41に進み、それ以外
の場合には同様の処理を繰り返す。
【0114】ステップS41:制御部14aは、認証処
理を実行し、発信者の電話番号等を取得する。 ステップS42:制御部14aは、ステップS41にお
いて取得した発信者の電話番号が図10に示す登録拒否
番号情報テーブルに登録されていないか検索する。
【0115】ステップS43:制御部14aは、ステッ
プS42における検索の結果、該当する電話番号が登録
拒否番号情報テーブルに登録登録されているか否かを判
定し、登録されている場合にはステップS44に進み、
それ以外の場合にはステップS45に進む。
【0116】ステップS44:制御部14aは、メッセ
ージの登録が許可されないことを発信者に対して通知す
る。
【0117】ステップS45:制御部14aは、メッセ
ージをDB14hに登録する処理を実行する。次に、図
14および図15に示すフローチャートが実行された場
合において、着信者、VMS14、および、発信者の間
で授受される信号の時間的な流れについて説明する。
【0118】図17は、図14および図15に示すフロ
ーチャートが実行された場合において、着信者、VMS
14、および、発信者の間で授受される信号について説
明するタイミングチャートである。
【0119】先ず、時刻T1では、着信者からVMS1
4に向けて発信要求が送信され、VMSは時刻T2にお
いて、着信受付を送信する。時刻T3では、VMS14
からの返答を意味するアンサーメッセージがVMS14
から着信者に向けて送信された後、時刻T4では発信者
によって登録された音声メッセージが送信される。
【0120】登録された音声メッセージが過誤登録であ
ることに気づいた着信者が、時刻T5において、携帯電
話の所定のボタンを操作すると、対応するDTMF(Di
al Tone Multi Frequency)がVMS14に向けて送信
される。
【0121】このDTMF信号を受信したVMS14
は、メッセージが過誤登録であることを認知し、時刻T
6において発信要求を該当する発信者の携帯電話に対し
て行う。
【0122】その結果、時刻T7において、発信者の携
帯電話から着信受付がなされ、時刻T8においてVMS
14からアンサーメッセージが送信される。そして、時
刻T9では、過誤登録があったことを示すメッセージが
通知された後、時刻T10では過誤登録されたメッセー
ジが再生される。
【0123】以上の実施の形態によれば、過誤登録があ
った場合には、着信者が所定の操作を行うことにより、
発信者に対して通知するようにしたので、発信者は登録
したメッセージが正しい相手に届いていないことを知る
ことが可能になる。
【0124】また、過誤登録のメッセージを聞くことに
より発生した課金額を、着信者から発信者に転換するこ
とを可能としたので、着信者が無駄な料金を支払うこと
を防止することが可能になる。
【0125】更に、過誤登録されたメッセージを、正し
い着信者へのメッセージとして再度登録し直すことを可
能としたので、発信者が同一のメッセージを繰り返し登
録するという無駄を防止することができる。
【0126】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。本発明の第2の実施の形態の構成は、第1の
実施の形態の場合と同様であるのでその説明は省略す
る。以下では、本発明の第2の実施の形態の動作の概略
について説明した後、図18に示すフローチャートを参
照してその詳細な動作について説明する。
【0127】本発明の第2の実施の形態では、例えば、
悪意のユーザによってメッセージが繰り返しなされる場
合や、携帯電話の電話番号リストに電話番号自体が過誤
登録されている場合に、メッセージの過誤登録が繰り返
される場合に、これらのユーザの電話番号を前述した登
録拒否番号情報テーブルに登録することにより、メッセ
ージの登録を拒否することを可能にする。
【0128】図18は、本発明の第2の実施の形態の動
作について説明するフローチャートである。なお、この
フローチャートは、図14に示す「過誤登録処理」とし
て実行されるものである。このフローチャートが開始さ
れると、以下のステップが実行される。
【0129】ステップS50:制御部14aは、過誤登
録を行ったユーザからの登録をこれ以降は拒否するか否
かを問い合わせ、登録を拒否する旨の応答がなされた場
合にはステップS51に進み、それ以外の場合にはステ
ップS53に進む。
【0130】ステップS51:制御部14aは、発信者
を特定する。 ステップS52:制御部14aは、ステップS51にお
いて特定された発信者を、図10に示す登録拒否番号情
報テーブルに登録する。
【0131】ステップS53:制御部14aは、過誤登
録されたメッセージをDB14hから削除する。以上の
処理によれば、過誤登録を繰り返すユーザを、登録拒否
番号情報テーブルに登録することにより、それ以降はメ
ッセージの登録を拒否することが可能になる。
【0132】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。本発明の第3の実施の形態の構成は、第1の
実施の形態の場合と同様であるのでその説明は省略す
る。以下では、本発明の第3の実施の形態の動作の概略
について説明した後、図19および図21に示すフロー
チャートならびに図20に示す表示例を参照してその詳
細な動作について説明する。
【0133】本発明の第3の実施の形態では、種々の条
件を設定することにより、条件に適合しないユーザから
のメッセージの登録を拒否することを目的とする。本設
定は端末からでも、例えば、特定のURL(Uniform Re
source Locater)に接続するなどして登録可能である。
【0134】図19は、本発明の第3の実施の形態の動
作について説明するフローチャートである。このフロー
チャートが開始されると、以下のステップが実行され
る。 ステップS60:制御部14aは、携帯電話から登録制
限設定が要請されたか否かを判定し、要請された場合に
はステップS61に進み、それ以外の場合には処理を終
了する。
【0135】なお、登録制限を設定するユーザの携帯電
話16の表示部16iには、図20に示すような画面が
表示される。この例では、「パスワードによる登録制
限」、「番号非通知時の登録制限」、および、「発信端
末の種別による登録制限」の3種類の設定例に対応する
画面が表示されている。
【0136】ここで、「パスワードによる登録制限」
は、着信者が設定したパスワードを知っている発信者の
みがメッセージの登録が可能となるようにするものであ
る。この設定をアクティブにする場合には、この設定項
目の右側に表示されている「ON」および「OFF」の
うち、「ON」の側を選択してこれを反転表示させる。
【0137】また、「番号非通知時の登録制限」は、発
信者側が番号を非通知状態に設定している場合にはメッ
セージの登録を制限するものである。更に、「発信端末
の種別による登録制限」は、発信端末の種別によって登
録を制限するものである。この例では、発信端末が「公
衆電話」の場合、「携帯電話」の場合、「市外」から発
信されている場合、および、「海外」から発信されてい
る場合にメッセージの登録を制限する。
【0138】ステップS61:制御部14aは、図20
に示す画面において設定された情報を、携帯電話16か
ら受信する。
【0139】ステップS62:制御部14aは、携帯電
話16から受信した情報に基づいて、図11に示す登録
拒否端末種別情報テーブルを設定する。
【0140】次に、図21を参照して、図20において
登録制限が設定された場合に、発信者からメッセージの
登録依頼がなされた場合の動作について説明する。この
フローチャートが開始されると、以下のステップが実行
される。
【0141】ステップS70:制御部14aは、発信者
からの着信があったか否かを判定し、着信があった場合
にはステップS71に進み、それ以外の場合には同様の
処理を繰り返す。
【0142】ステップS71:制御部14aは、発信者
の認証処理を実行する。 ステップS72:制御部14aは、DB14hから該当
する登録制限情報を取得する。即ち、制御部14aは、
発信者がメッセージを登録しようとする着信者のユーザ
IDを取得し、図6に示すユーザ管理テーブルから登録
拒否管理情報IDを取得し、そのIDに該当する登録拒
否管理情報を、図9に示す登録拒否管理情報テーブルか
ら取得する。
【0143】ステップS73:制御部14aは、ステッ
プS72で取得した登録制限情報にパスワードが設定さ
れているか否かを判定し、パスワードが設定されている
場合には、ステップS74に進み、それ以外の場合には
ステップS76に進む。
【0144】ステップS74:制御部14aは、発信者
に対してパスワードを入力するように要請する。 ステップS75:制御部14aは、ステップS74で入
力されたパスワードを取得し、登録されているパスワー
ドと照合し、これらが一致するか否かを判定する。その
結果、パスワードが正しい場合にはステップS76に進
み、それ以外の場合にはステップS82に進む。
【0145】ステップS76:制御部14aは、発信者
が電話番号を非通知状態にしているか否かを判定し、非
通知状態にしている場合にはステップS77に進み、そ
れ以外の場合にはステップS78に進む。
【0146】ステップS77:制御部14aは、登録制
限情報の番号非通知時動作を参照し、電話番号の非通知
時の登録が制限されているか否かを判定する。その結
果、非通知時の登録が制限されている場合にはステップ
S82に進み、それ以外の場合にはステップS78に進
む。
【0147】ステップS78:制御部14aは、通信制
御部14bにより発信者の電話番号とカテゴリを取得す
る。なお、カテゴリとは、発信者が使用している電話機
が公衆電話であるか否かを示す情報である。
【0148】ステップS79:制御部14aは、登録拒
否端末種別情報を参照し、端末種別による制限が設定さ
れているか否かを判定し、制限が設定されている場合に
はステップS80に進み、それ以外の場合にはステップ
S81に進む。
【0149】ステップS80:制御部14aは、ステッ
プS78で取得した発信者の電話番号およびカテゴリ
と、図11に示す登録拒否端末種別情報とを比較し、端
末種別による制限に該当するか否かを判定し、該当する
場合にはステップS82に進み、それ以外の場合にはス
テップS81に進む。
【0150】ステップS81:制御部14aは、発信者
のメッセージをDB14hに登録するメッセージ登録処
理を実行する。
【0151】ステップS82:制御部14aは、発信者
のメッセージを制限する場合の処理である登録制限処理
を実行する。具体的には、登録が制限されている旨のガ
イダンスを発信者に対して通知する。
【0152】以上に説明したように、本発明の第3の実
施の形態では、パスワードを知っている発信者のみのメ
ッセージの登録を受け付けるようにしたので、それ以外
のユーザからの登録を拒否することが可能になる。
【0153】また、電話番号が非通知状態になっている
発信者からのメッセージの登録を制限するようにしたの
で、悪意のユーザからの登録を制限することが可能にな
る。更に、端末の種別に応じて登録を制限するようにし
たので、例えば、悪意のユーザの公衆電話からの登録
や、海外からの母国語以外のメッセージの登録を制限す
ることが可能になる。
【0154】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。本発明の第4の実施の形態の構成は、第1の
実施の形態の場合と同様であるのでその説明は省略す
る。以下では、本発明の第4の実施の形態の動作の概略
について説明した後、図22に示すフローチャートを参
照してその詳細な動作について説明する。
【0155】本発明の第4の実施の形態では、メッセー
ジを登録する際に、着信者側で登録されたグループ毎に
異なるガイダンスが発信者側に送信される。また、着信
者が通信可能な状態になった場合には、VMS14から
発信者に対して通知(コールバック)を行う。
【0156】図22は、本発明の第4の実施の形態の動
作について説明するフローチャートである。このフロー
チャートが開始されると、以下のステップが実行され
る。 ステップS90:制御部14aは、発信者からの着信が
あった場合には、認証処理を実行する。
【0157】ステップS91:制御部14aは、発信者
がメッセージを登録しようとする着信者がグループ登録
を行っているか否かを判定し、グループ登録が設定され
ている場合にはステップS92に進み、それ以外の場合
にはステップS93に進む。ここで、グループ登録と
は、着信者がユーザを複数のグループに分けて登録し、
それぞれのグループ毎にガイダンスを設定することをい
う。
【0158】ステップS92:制御部14aは、ステッ
プS90における認証結果を参照し、発信者が属するグ
ループを特定し、特定されたグループに対して設定され
ているガイダンスを、DB14hから取得して送信す
る。その結果、発信者が属しているグループに対応する
ガイダンスが送信されることになる。
【0159】ステップS93:制御部14aは、通常の
ガイダンスをDB14hから取得して送信する。 ステップS94:制御部14aは、メッセージをDB1
4hに登録する処理を実行する。
【0160】ステップS95:制御部14aは、発信者
に対してコールバックを指定するか否かを問い合わせ
る。その結果、コールバックを指定する場合には、ステ
ップS96に進み、それ以外の場合には処理を終了す
る。
【0161】ステップS96:制御部14aは、発信者
がコールバック通知先として設定する電話番号を受信す
る。
【0162】ステップS97:制御部14aは、ステッ
プS94において登録されたメッセージのコールバック
フラグ(図5参照)を“1”の状態にする。
【0163】ステップS98:制御部14aは、着信者
が通話可能であるか否かを、図7に示す状態管理情報の
「状態」を参照して判定する。その結果、着信者の状態
が「通話可能」になった場合にはステップS99に進
み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0164】ステップS99:制御部14aは、ステッ
プS96において登録された通知先の電話番号に対し
て、着信者が通話可能になった旨を通知する。
【0165】以上に説明したように、本発明の第4の実
施の形態によれば、着信者がグループ登録を行うことに
より、メッセージ登録時にグループ毎に異なるガイダン
スを流すことが可能になるので、例えば、親しい人、上
司、顧客等に応じてメッセージを切り分けることが可能
になる。
【0166】また、発信者がメッセージ登録時において
コールバックを指定することにより、着信者が通話可能
になった場合にはその旨が発信者に通知されるので、発
信者が着信者に対して緊急に連絡を取りたい場合等に有
効となる。
【0167】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。本発明の第5の実施の形態の構成は、第1の
実施の形態の場合と同様であるのでその説明は省略す
る。以下では、本発明の第5の実施の形態の動作の概略
について説明した後、図23に示すフローチャートを参
照してその詳細な動作について説明する。
【0168】本発明の第5の実施の形態では、登録され
たメッセージを着信者が希望する順序で再生したり、不
要なメッセージについては再生しないで削除する。図2
3は、本発明の第5の実施の形態の動作について説明す
るフローチャートである。このフローチャートが開始さ
れると、以下のステップが実行される。
【0169】ステップS110:制御部14aは、着信
者からの着信があった場合には、認証処理を実行する。 ステップS111:制御部14aは、図5に示すメッセ
ージ管理テーブルを参照し、その着信者に宛てられたメ
ッセージを検索する。
【0170】ステップS112:制御部14aは、着信
者に対してステップS111で検索したメッセージの一
覧を通知する。なお、この通知は、音声で行ってもよい
し、テキスト情報で行ってもよい。
【0171】ステップS113:制御部14aは、着信
者から何らかの要求があったか否かを判定し、要求があ
った場合にはステップS114に進み、それ以外の場合
には同様の処理を繰り返す。
【0172】ステップS114:制御部14aは、所定
のメッセージの削除要求がなされたか否かを判定し、削
除要求である場合にはステップS115に進み、それ以
外の場合にはステップS116に進む。
【0173】ステップS115:制御部14aは、DB
14hに登録されている該当するメッセージを削除する
とともに、メッセージ管理テーブルから対応する項目を
削除する。
【0174】ステップS116:制御部14aは、所定
のメッセージの再生要求がなされたか否かを判定し、再
生要求がなされた場合にはステップS117に進み、そ
れ以外の場合にはステップS118に進む。
【0175】ステップS117:制御部14aは、該当
するメッセージをDB14hから取得し、音声処理部1
4dに供給して再生させる。
【0176】ステップS118:制御部14aは、着信
者がメッセージの再生または削除を完了することを通知
してきた場合には処理を終了し、それ以外の場合にはス
テップS113に戻って同様の処理を繰り返す。
【0177】以上に説明したように、第5の形態によれ
ば、複数のメッセージが登録されている場合には、これ
ら複数のメッセージの一覧を通知し、そのなかから所望
のメッセージを選択して再生するようにしたので、メッ
セージの重要度に応じた順番で再生することが可能にな
る。
【0178】また、第5の実施の形態によれば、メッセ
ージが複数登録されている場合には、これら複数のメッ
セージの一覧を通知し、そのなかから所望のメッセージ
を再生せずに削除できるようにしたので、明かに過誤登
録であるメッセージが登録されている場合には、早急に
削除することが可能になるとともに、再生せずに削除す
ることで不要な課金が発生することを回避できる。
【0179】次に、本発明の第6の実施の形態について
説明する。本発明の第6の実施の形態の構成は、第1の
実施の形態の場合と同様であるのでその説明は省略す
る。以下では、本発明の第6の実施の形態の動作の概略
について説明した後、図24および図25に示すフロー
チャートを参照してその詳細な動作について説明する。
【0180】本発明の第6の実施の形態では、音声によ
るメッセージとともに、画像またはテキスト情報等の付
加情報も同時に登録することが可能である。図24は、
本発明の第6の実施の形態のメッセージ登録時の動作に
ついて説明するフローチャートである。このフローチャ
ートが開始されると、以下のステップが実行される。
【0181】ステップS130:制御部14aは、発信
者から着信があった場合には、認証処理を実行する。 ステップS131:制御部14aは、発信者がメッセー
ジを登録することを要求しているか否かを判定し、メッ
セージを登録する場合にはステップS132に進み、そ
れ以外の場合にはステップS133に進む。
【0182】ステップS132:制御部14aは、メッ
セージをDB14hに登録するとともに、メッセージ管
理テーブルに新たなメッセージに対する項目を設定す
る。
【0183】ステップS133:制御部14aは、発信
者が付加情報を登録することを要求しているか否かを判
定し、付加情報を登録する場合にはステップS134に
進み、それ以外の場合には処理を終了する。
【0184】ステップS134:制御部14aは、発信
者の携帯電話から、付加情報である画像またはテキスト
情報を取得し、DB14hに登録するとともに、付加情
報IDを生成してメッセージ管理テーブルに登録する。
【0185】図25は、本発明の第6の実施の形態のメ
ッセージ再生時の動作について説明するフローチャート
である。このフローチャートが開始されると、以下のス
テップが実行される。
【0186】ステップS150:制御部14aは、着信
者から着信があった場合には、認証処理を実行する。 ステップS151:制御部14aは、図5に示すメッセ
ージ管理テーブルを参照し、当該着信者に対する登録情
報(メッセージまたは付加情報)が存在するか否かを判
定し、存在する場合にはステップS152に進み、それ
以外の場合には処理を終了する。
【0187】ステップS152:制御部14aは、登録
情報を参照し、メッセージが存在するか否かを判定し、
存在する場合にはステップS153に進み、それ以外の
場合にはステップS154に進む。
【0188】ステップS153:制御部14aは、メッ
セージ管理テーブルに格納されているメッセージIDを
参照して、該当するメッセージを取得し、音声処理部1
4dに供給して再生させる。
【0189】ステップS154:制御部14aは、登録
情報を参照し、付加情報が存在するか否かを判定し、存
在する場合にはステップS155に進み、それ以外の場
合にはステップS151に戻って同様の処理を繰り返
す。
【0190】ステップS155:制御部14aは、メッ
セージ管理テーブルに格納されている付加情報IDを参
照して、該当する付加情報を取得し、着信者に対して送
信する。その結果、着信者の携帯電話16の表示部16
iには、登録された画像やテキスト情報が表示される。
【0191】以上に説明したように、本発明の第6の実
施の形態によれば、音声によるメッセージのみならず、
付加情報として、画像やテキスト情報も登録するように
したので、種々の情報を登録することが可能になる。そ
の結果、例えば、発信者の顔写真を貼付したり、地図等
の画像を添付することによって待ち合わせ場所を確認し
たりすることが可能になるので、携帯端末の使用価値を
高めることが可能になる。
【0192】次に、本発明の第7の実施の形態について
説明する。本発明の第7の実施の形態の構成は、第1の
実施の形態の場合と同様であるのでその説明は省略す
る。以下では、本発明の第7の実施の形態の動作の概略
について説明した後、図26に示すフローチャートを参
照してその詳細な動作について説明する。
【0193】本発明の第7の実施の形態では、メッセー
ジに雑音が重畳されている場合に、着信者の要求によ
り、ノイズフィルタによって重畳されているノイズを除
去する。
【0194】図26は、本発明の第7の実施の形態のメ
ッセージ登録時の動作について説明するフローチャート
である。このフローチャートが開始されると、以下のス
テップが実行される。
【0195】ステップS170:制御部14aは、着信
者からの着信があった場合には、認証処理を実行する。 ステップS171:制御部14aは、ステップS170
における認証結果を参照し、当該着信者に対するメッセ
ージを、メッセージ管理テーブルから検索する。
【0196】ステップS172:制御部14aは、メッ
セージを音声処理部14dに供給して再生させる。 ステップS173:制御部14aは、着信者が再度の再
生を要求しているか否かを判定し、再度の再生を要求し
ている場合にはステップS174に進み、それ以外の場
合にはステップS177に進む。
【0197】ステップS174:制御部14aは、ノイ
ズフィルタを適用するか否かを判定し、ノイズフィルタ
を適用する場合にはステップS175に進み、それ以外
の場合にはステップS176に進む。
【0198】ステップS175:制御部14aは、音声
処理部14dに対してノイズ除去処理を実行するように
要求する。その結果、音声処理部14dは、例えば、特
開平03−212697号公報に開示されているような
処理により、メッセージからノイズ成分を除去する。
【0199】ステップS176:制御部14aは、音声
処理部14dに、ノイズ除去処理が完了したメッセージ
を再生するように要求する。その結果、着信者の携帯電
話に対してノイズが除去されたメッセージが送信される
ことになる。
【0200】ステップS177:制御部14aは、他に
もメッセージが存在している場合であって、着信者から
次のメッセージを再生するように要請があった場合に
は、ステップS171に進み、それ以外の場合には処理
を終了する。
【0201】以上に説明したように、本発明の第7の実
施の形態によれば、登録されたメッセージにノイズが重
畳されている場合には、着信者からの要求により、これ
を除去するようにしたので、発信者の置かれている環境
がよくない場合であっても、メッセージを着信者に確実
に伝達することが可能になる。
【0202】次に、本発明の第8の実施の形態について
説明する。本発明の第8の実施の形態の構成は、第1の
実施の形態の場合と同様であるのでその説明は省略す
る。以下では、本発明の第8の実施の形態の動作の概略
について説明した後、図27に示す表示例および図28
に示すフローチャートを参照してその詳細な動作につい
て説明する。
【0203】本発明の第8の実施の形態では、VMS1
4に登録されたメッセージを、例えば、録音機能を有す
る据え置き型の電話機や、パーソナルコンピュータ等に
対して転送する。
【0204】図27は、本発明の第8の実施の形態にお
いて、メッセージの転送に関する設定を行う場合に、携
帯電話16の表示部16iに表示される画面の表示例で
ある。本設定は、URL接続等でももちろん可能であ
る。
【0205】この例では、メッセージの転送の要否と、
転送を行う場合には、転送先の電話番号、転送日時、お
よび、転送後の動作を設定可能とされている。ここで、
転送先電話番号は、例えば、録音機能を有する据え置き
型の電話機の電話番号である。なお、電話番号ではな
く、例えば、転送しようとするパーソナルコンピュータ
が有するIPアドレス等を登録するようにしてもよい。
【0206】転送日時は、転送を実行する日時であり、
指定された日時になると、登録されているメッセージが
自動的に転送される。転送後動作は、メッセージを転送
した後に、VMS14のDB14hに登録されているメ
ッセージを削除するか否かを示している。
【0207】なお、このような画面において入力された
情報は、図8に示す転送管理情報テーブルに登録され
る。図28は、本発明の第8の実施の形態において、メ
ッセージ転送時の動作について説明するフローチャート
である。このフローチャートが開始されると、以下のス
テップが実行される。
【0208】ステップS190:制御部14aは、タイ
マ14eから取得した日時を転送日時とする設定項目を
転送管理情報テーブルから検索する。
【0209】ステップS191:制御部14aは、ステ
ップS190における検索の結果、転送すべき情報が存
在するか否かを判定し、存在する場合にはステップS1
92に進み、それ以外の場合には処理を終了する。
【0210】ステップS192:制御部14aは、該当
する設定項目から転送先電話番号を取得する。 ステップS193:制御部14aは、ステップS192
で取得した転送先電話番号に対して発呼し、転送先を呼
び出す。
【0211】ステップS194:制御部14aは、情報
の転送が可能か否かを判定し、転送可能である場合には
ステップS195に進み、それ以外の場合には転送可能
となるまで同様の処理を繰り返す。
【0212】ステップS195:制御部14aは、メッ
セージ管理テーブルから、当該ユーザ宛に登録されたメ
ッセージを検索する。
【0213】ステップS196:制御部14aは、ステ
ップS195で取得したメッセージを転送先に対して転
送する。例えば、転送先が録音機能を有する電話機であ
る場合には、メッセージがこの電話機に録音されること
になる。
【0214】ステップS197:制御部14aは、転送
管理情報テーブルから転送後の動作を取得する。 ステップS198:制御部14aは、転送後にメッセー
ジを削除するように設定されている場合には、ステップ
S199に進み、それ以外の場合にはステップS200
に進む。
【0215】ステップS199:制御部14aは、DB
14hから該当するメッセージを削除するとともに、メ
ッセージ管理テーブルから対応する項目を削除する。
【0216】ステップS200:制御部14aは、他に
該当する設定項目が存在しないか否かを判定し、存在し
ない場合には完了であると判定し、処理を終了する。ま
た、それ以外の場合にはステップS190に戻って同様
の処理を繰り返す。
【0217】以上の実施の形態によれば、登録されたメ
ッセージを予め設定された日時に、所定の端末に転送す
るようにしたので、他の端末からでも登録されたメッセ
ージを再生することが可能になる。
【0218】また、電話機ではなく、パーソナルコンピ
ュータ等に対してメッセージを転送するようにすれば、
メッセージの管理および利用が簡易になるとともに、画
像やテキスト情報をよりたやすく扱うことが可能にな
る。
【0219】次に、本発明の第9の実施の形態について
説明する。本発明の第9の実施の形態の構成は、第1の
実施の形態の場合と同様であるのでその説明は省略す
る。以下では、本発明の第9の実施の形態の動作の概略
について説明した後、図29に示す表示例ならびに図3
0および図31に示すフローチャートを参照してその詳
細な動作について説明する。
【0220】本発明の第9の実施の形態では、携帯電話
に登録されている電話番号リストや設定情報を指定され
た日時にVMS14に転送してバックアップし、不測の
事態に備える。
【0221】図29は、本発明の第9の実施の形態にお
いて、バックアップの設定を行う際に、携帯電話16の
表示部16iに表示される画面の一例である。この表示
例では、バックアップの要否を設定することが可能であ
り、バックアップが必要であると設定した場合には、バ
ックアップ日時およびバックアップの対象を設定するこ
とができる。
【0222】ここで、バックアップ日時は、バックアッ
プを実行する日時である。バックアップ対象は、バック
アップの対象となる情報である。この例では、電話番号
リスト、メールアドレスリスト、IPアドレスリスト、
および、設定情報が選択の対象として掲げられている。
【0223】電話番号リストは、電話番号と氏名等から
なるリストである。メールアドレスリストは、電子メー
ルのアドレスと氏名等からなるリストである。
【0224】IPアドレスリストは、ホームページのU
RLとページの名称等からなるリストである。その他
は、図13に示すその他の情報に対応している。また、
allは、図13に示すallに対応しており、この項
を選択すると全ての情報が対象とされる。
【0225】このような画面において、バックアップの
要否、バックアップ日時、バックアップ対象を設定し、
設定内容をVMS14に送信する操作を行うと、設定さ
れた情報は、図12に示すバックアップ管理情報テーブ
ルと、図13に示すバックアップ対象情報テーブルに登
録される。
【0226】図30は、本発明の第9の実施の形態の動
作を説明するフローチャートである。このフローチャー
トが開始されると、以下のステップが実行される。 ステップS220:制御部14aは、タイマ14eから
現在の日時を取得し、その日時をバックアップ日時とし
て指定する設定項目が存在しないかバックアップ管理情
報テーブルを検索する。
【0227】ステップS221:制御部14aは、ステ
ップS220の検索により、バックアップすべき対象が
存在するか否かを判定し、存在する場合にはステップS
222に進み、それ以外の場合には処理を終了する。
【0228】ステップS222:制御部14aは、バッ
クアップ対象の電話番号をユーザ管理テーブルから取得
する。
【0229】ステップS223:制御部14aは、ステ
ップS222において取得した電話番号に対して発呼
し、対象の携帯電話を呼び出す。
【0230】なお、このとき、リング音が鳴らないよう
にするか、または、リング音が鳴る場合でも音声により
バックアップを行う旨のガイダンスを行うことが望まし
い。 ステップS224:制御部14aは、情報の転送が可能
か否かを判定し、可能であると判定した場合にはステッ
プS225に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰
り返す。
【0231】ステップS225:制御部14aは、図1
3に示すバックアップ対象情報テーブルを参照し、バッ
クアップ対象を特定する。
【0232】ステップS226:制御部14aは、該当
要求を送信する要求を行う。その結果、携帯電話16の
制御部16eは指定された情報を、記憶部16hから読
み出し、多重化処理部16dに供給して送信させる。
【0233】ステップS227:制御部14aは、通信
制御部14bにより、送信されて来た情報を受信する。 ステップS228:制御部14aは、受信した情報をD
B14hにユーザ毎に分けて保存する。
【0234】ステップS229:制御部14aは、バッ
クアップ処理を完了する場合には処理を終了し、それ以
外の場合にはステップS220に戻って同様の処理を繰
り返す。
【0235】図31は、本発明の第9の実施の形態にお
いて、図30に示すフローチャートによってVMS14
にバックアップされた情報を、所望の端末へダウンロー
ドする場合の動作を説明するフローチャートである。こ
のフローチャートが開始されると、以下のステップが実
行される。
【0236】ステップS240:制御部14aは、所定
の端末からダウンロードの要求がなされたか否かを判定
し、要求がなされた場合にはステップS241に進み、
それ以外の場合には処理を終了する。
【0237】ステップS241:制御部14aは、ダウ
ンロードの要求を行った端末に対してパスワードを入力
するように要求する。
【0238】ステップS242:制御部14aは、受信
したパスワードと、ユーザ管理テーブルに格納されてい
るパスワードとを照合し、認証に成功した場合にはステ
ップS243に進み、それ以外の場合には処理を終了す
る。
【0239】ステップS243:制御部14aは、DB
14hに格納されている該当する情報を検索する。 ステップS244:制御部14aは、該当する情報を、
要求を行った相手に対して送信する。
【0240】以上に説明したように、本発明の第9の実
施の形態によれば、携帯電話に格納されている情報を、
指定された日時に自動的にバックアップするようにした
ので、重要な情報が不慮の事故によって紛失することを
防止できる。
【0241】また、任意の端末に対してダウンロード可
能としたので、重要な情報を分散して管理することも可
能になる。なお、本発明の第9の実施の形態では、VM
S14がバックアップを行う携帯電話を呼び出すように
したが、携帯電話16がVMS14を呼び出す構成とし
てもよい。また、このような機能はVMS14とは別の
構成とすることも可能である。
【0242】なお、第1〜第9の実施の形態では、情報
を授受する対象となる携帯型端末装置が携帯電話である
場合を例に挙げて説明したが、本発明はこのような場合
にのみ限定されるものではなく、他の携帯型端末装置に
対しても適用可能であることはいうまでもない。
【0243】(付記1) 発信者から着信者へのメッセ
ージを記録するメッセージ記録装置において、前記発信
者から前記着信者へのメッセージを記録する記録手段
と、前記着信者に対して、前記記録手段に記録されたメ
ッセージを供給する供給手段と、前記供給手段によって
供給されたメッセージが過誤登録であった場合には、そ
の旨を前記発信者に対して通知する通知手段と、を有す
ることを特徴とするメッセージ記録装置。
【0244】(付記2) 前記過誤登録のメッセージを
前記発信者に対して供給して確認する確認手段を更に有
することを特徴とする付記1記載のメッセージ記録装
置。 (付記3) 前記記録手段に記録されたメッセージが過
誤登録であった場合には、前記着信者に対して課金すべ
き課金額を、前記発信者に対して転換する転換手段を更
に有することを特徴とする付記1記載のメッセージ記録
装置。
【0245】(付記4) 発信者から着信者へのメッセ
ージを記録するメッセージ記録装置において、前記発信
者から前記着信者へのメッセージを記録する記録手段
と、前記着信者に対して、前記記録手段に記録されたメ
ッセージを供給する供給手段と、所定の発信者からメッ
セージの登録要求がなされた場合において、所定の条件
が満足されない場合には、メッセージの登録を拒否する
拒否手段と、を有することを特徴とするメッセージ記録
装置。
【0246】(付記5) メッセージの登録を拒否しよ
うとする発信者に関する情報を記録する登録拒否発信者
情報記録手段を更に有し、前記拒否手段は、所定の発信
者からメッセージの登録要求がなされた場合には、前記
登録拒否発信者情報記録手段を参照し、そこに登録され
ている発信者に該当する場合には、メッセージの登録を
拒否する、ことを特徴とする付記4記載のメッセージ記
録装置。
【0247】(付記6) パスワードを記録するパスワ
ード記録手段を更に有し、前記拒否手段は、所定の発信
者からメッセージの登録要求がなされた場合にはパスワ
ードの入力を要請し、前記パスワード記録手段に記録さ
れているパスワードと符合しない場合には、メッセージ
の登録を拒否すること特徴とする付記4記載のメッセー
ジ記録装置。
【0248】(付記7) 前記発信者が使用する発信端
末の種別を特定する発信端末種別特定手段を更に有し、
前記拒否手段は、所定の発信者からメッセージの登録要
求がなされた場合には、前記発信端末種別特定手段によ
って特定された前記発信端末の種別に応じて、メッセー
ジの登録を拒否することを特徴とする付記4記載のメッ
セージ記録装置。
【0249】(付記8) 前記拒否手段は、所定の発信
者からメッセージの登録要求がなされた場合において、
前記発信者が電話番号を非通知の状態にしている場合に
は、メッセージの登録を拒否することを特徴とする付記
4記載のメッセージ記録装置。
【0250】(付記9) 発信者から着信者へのメッセ
ージを記録するメッセージ記録装置において、前記発信
者から前記着信者へのメッセージを記録する記録手段
と、前記着信者に対して、前記記録手段に記録されたメ
ッセージを供給する供給手段と、前記供給手段によるメ
ッセージの供給に先立って、発信者に関する情報を提示
する発信者情報提示手段と、前記発信者情報提示手段に
よって提示された情報を参照し、前記着信者が不要であ
ると指定したメッセージを前記記録手段から削除する削
除手段と、を有することを特徴とするメッセージ記録装
置。
【0251】(付記10) 発信者から着信者へのメッ
セージを記録するメッセージ記録装置において、前記発
信者から前記着信者へのメッセージを記録する記録手段
と、所定の着信者から要求がなされた場合には、該当す
るメッセージを前記記録手段から取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得されたメッセージを記録した
発信者に関する情報を提示する発信者情報提示手段と、
前記発信者情報提示手段によって提示された情報を参照
して前記着信者が指定した順序に応じて、前記メッセー
ジを前記着信者に対して供給する供給手段と、を有する
ことを特徴とするメッセージ記録装置。
【0252】(付記11) 発信者から着信者へのメッ
セージを記録するメッセージ記録装置において、前記発
信者から前記着信者へのメッセージを記録する記録手段
と、所定の着信者から要求がなされた場合には、該当す
るメッセージを前記記録手段から取得するメッセージ取
得手段と、前記メッセージ取得手段によって取得された
メッセージに関する属性情報または当該メッセージの発
信者に関する属性情報を取得する属性情報取得手段と、
前記メッセージ取得手段によって取得されたメッセージ
と、前記属性情報取得手段によって取得された属性情報
とを、前記着信者に対して供給する供給手段と、を有す
ることを特徴とするメッセージ記録装置。
【0253】(付記12) 発信者から着信者へのメッ
セージを記録するメッセージ記録装置において、前記発
信者から前記着信者へのメッセージを記録するメッセー
ジ記録手段と、前記メッセージに付加されたテキストま
たは画像を含む付加情報を記録する付加情報記録手段
と、所定の着信者から要求がなされた場合には、該当す
るメッセージを前記メッセージ記録手段から取得するメ
ッセージ取得手段と、前記メッセージ取得手段によって
取得されたメッセージに対応する付加情報を、前記付加
情報記録手段から取得する付加情報取得手段と、前記メ
ッセージ取得手段によって取得されたメッセージと、前
記付加情報取得手段によって取得された付加情報とを、
要求を行った着信者に対して提供する提供手段と、を有
することを特徴とするメッセージ記録装置。
【0254】(付記13) 発信者から着信者へのメッ
セージを記録するメッセージ記録装置において、発信者
を複数のグループに分類する分類手段と、前記発信者が
メッセージを登録する際に必要な案内情報をグループ毎
に記録した案内情報記録手段と、所定の発信者からメッ
セージの登録の要求があった場合には、当該発信者が属
するグループを特定するグループ特定手段と、前記グル
ープ特定手段によって特定されたグループに対応する案
内情報を、前記案内情報記録手段から取得し、要求を行
った発信者に対して提供する案内情報提供手段と、を有
することを特徴とするメッセージ記録装置。
【0255】(付記14) 発信者から着信者へのメッ
セージを記録するメッセージ記録装置において、発信者
の連絡先を登録する連絡先登録手段と、前記着信者が有
する端末の状態を検出する状態検出手段と、前記状態検
出手段によって、前記端末が通信可能な状態になったこ
とが検出された場合には、前記連絡先登録手段に登録さ
れた前記発信者の連絡先に対して通話可能状態になった
ことを連絡する連絡手段と、を有することを特徴とする
メッセージ記録装置。
【0256】(付記15) 発信者から着信者へのメッ
セージを記録するメッセージ記録装置において、前記発
信者から前記着信者へのメッセージを記録する記録手段
と、前記記録手段に記録されたメッセージに含まれてい
るノイズ成分を除去するノイズ成分除去手段と、前記ノ
イズ成分除去手段によってノイズ成分が除去されたメッ
セージを、該当する着信者に供給する供給手段と、を有
することを特徴とするメッセージ記録装置。
【0257】(付記16) 発信者から着信者へのメッ
セージを記録するメッセージ記録装置において、前記発
信者から前記着信者へのメッセージを記録するメッセー
ジ記録手段と、前記メッセージ記録手段に記録されてい
るメッセージを転送する際に必要な、転送先および転送
日時に関する情報である転送情報を記録する転送情報記
録手段と、前記転送情報に含まれている転送日時になっ
た場合には、前記転送情報に含まれている転送先に対し
て、該当するメッセージを転送する転送手段と、を有す
ることを特徴とするメッセージ記録装置。
【0258】(付記17) 携帯端末に記録されている
情報をネットワークを介してバックアップするバックア
ップ装置において、ネットワークを介して、前記携帯端
末から所定の情報を取得する取得手段と、前記取得手段
によって取得された情報を記録する記録手段と、要求が
なされた場合には、前記記録手段に記録された情報をネ
ットワークを介して提供する提供手段と、を有すること
を特徴とするバックアップ装置。
【0259】(付記18) 前記取得手段が取得すべき
情報を指定する情報指定手段を更に有することを特徴と
する付記17記載のバックアップ装置。 (付記19) 前記取得手段が情報を取得すべき日時を
指定する日時指定手段を更に有することを特徴とする付
記17記載のバックアップ装置。
【0260】(付記20) 所定のユーザから要求があ
った場合には、そのユーザが正規のユーザであることを
認証する認証手段を更に有し、前記提供手段は、前記認
証手段によって正規のユーザであることが認証された場
合に、前記記録手段に記録されている情報を提供するこ
とを特徴とする付記17記載のバックアップ装置。
【0261】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、発信者
から着信者へのメッセージを記録するメッセージ記録装
置において、発信者から着信者へのメッセージを記録す
る記録手段と、着信者に対して、記録手段に記録された
メッセージを供給する供給手段と、供給手段によって供
給されたメッセージが過誤登録であった場合には、その
旨を発信者に対して通知する通知手段と、を設けるよう
にしたので、発信者に過誤登録があった旨を知らせるこ
とが可能になる。
【0262】また、発信者から着信者へのメッセージを
記録するメッセージ記録装置において、発信者から着信
者へのメッセージを記録する記録手段と、着信者に対し
て、記録手段に記録されたメッセージを供給する供給手
段と、所定の発信者からメッセージの登録要求がなされ
た場合において、所定の条件が満足されない場合には、
メッセージの登録を拒否する拒否手段と、を設けるよう
にしたので、過誤登録を防止することが可能になる。
【0263】また、発信者から着信者へのメッセージを
記録するメッセージ記録装置において、発信者から着信
者へのメッセージを記録するメッセージ記録手段と、メ
ッセージに付加されたテキストまたは画像を含む付加情
報を記録する付加情報記録手段と、所定の着信者から要
求がなされた場合には、該当するメッセージをメッセー
ジ記録手段から取得するメッセージ取得手段と、メッセ
ージ取得手段によって取得されたメッセージに対応する
付加情報を、付加情報記録手段から取得する付加情報取
得手段と、メッセージ取得手段によって取得されたメッ
セージと、付加情報取得手段によって取得された付加情
報とを、要求を行った着信者に対して提供する提供手段
と、を設けるようにしたので、音声によるメッセージの
みならず種々の情報を着信者に対して供給することが可
能になる。
【0264】また、発信者から着信者へのメッセージを
記録するメッセージ記録装置において、発信者の連絡先
を登録する連絡先登録手段と、着信者が有する端末の状
態を検出する状態検出手段と、状態検出手段によって、
端末が通信可能な状態になったことが検出された場合に
は、連絡先登録手段に登録された発信者の連絡先に対し
て通話可能状態になったことを連絡する連絡手段と、を
設けるようにしたので、メッセージ伝達だけでなく早急
かつ確実に着信者に接続可能となる。
【0265】また、携帯端末に記録されている情報をネ
ットワークを介してバックアップするバックアップ装置
において、ネットワークを介して、携帯端末から所定の
情報を取得する取得手段と、取得手段によって取得され
た情報を記録する記録手段と、要求がなされた場合に
は、記録手段に記録された情報をネットワークを介して
提供する提供手段と、を設けるようにしたので、重要な
情報のバックアップを簡易にしかも確実に実行すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を説明する原理図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の構成例を示す図で
ある。
【図3】図2に示すVMSの詳細な構成例を示す図であ
る。
【図4】図2に示す携帯電話の詳細な構成例を示す図で
ある。
【図5】VMSが有するメッセージ管理テーブルの一例
である。
【図6】VMSが有するユーザ管理テーブルの一例であ
る。
【図7】VMSが有する状態管理情報テーブルの一例で
ある。
【図8】VMSが有する転送管理情報テーブルの一例で
ある。
【図9】VMSが有する登録拒否管理情報テーブルの一
例である。
【図10】VMSが有する登録拒否番号情報テーブルの
一例である。
【図11】VMSが有する登録拒否端末種別情報テーブ
ルの一例である。
【図12】VMSが有するバックアップ管理情報テーブ
ルの一例である。
【図13】VMSが有するバックアップ対象情報テーブ
ルの一例である。
【図14】本発明の第1の実施の形態の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図15】図14に示す過誤登録処理の一例を説明する
フローチャートである。
【図16】登録拒否番号情報テーブルに登録されたユー
ザからメッセージの登録依頼があった場合に、これを拒
否するためのフローチャートである。
【図17】図14および図15に示すフローチャートが
実行された場合において、着信者、VMS14、およ
び、発信者の間で授受される信号について説明するタイ
ミングチャートである。
【図18】本発明の第2の実施の形態の動作について説
明するフローチャートである。
【図19】本発明の第3の実施の形態の動作について説
明するフローチャートである。
【図20】登録制限を設定するユーザの携帯電話の表示
部に表示される画面の一例である。
【図21】図20において登録制限が設定された場合
に、発信者からメッセージの登録依頼がなされた場合の
動作を説明するフローチャートである。
【図22】本発明の第4の実施の形態の動作について説
明するフローチャートである。
【図23】本発明の第5の実施の形態の動作について説
明するフローチャートである。
【図24】本発明の第6の実施の形態のメッセージ登録
時の動作について説明するフローチャートである。
【図25】本発明の第6の実施の形態のメッセージ再生
時の動作について説明するフローチャートである。
【図26】本発明の第7の実施の形態のメッセージ登録
時の動作について説明するフローチャートである。
【図27】本発明の第8の実施の形態において、メッセ
ージの転送に関する設定を行う場合に、携帯電話の表示
部に表示される画面の表示例である。
【図28】本発明の第8の実施の形態において、メッセ
ージ転送時の動作について説明するフローチャートであ
る。
【図29】本発明の第9の実施の形態において、バック
アップの設定を行う際に、携帯電話の表示部に表示され
る画面の一例である。
【図30】本発明の第9の実施の形態において、バック
アップを実行する際の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図31】本発明の第9の実施の形態において、バック
アップされた情報をダウンロードする際の動作を説明す
るフローチャートである。
【符号の説明】
1,2 携帯電話 3,4 基地局 5 ネットワーク 6 メッセージ記録装置 6a 記録手段 6b 供給手段 6c 通知手段 10 電話機 11 LS 12 TS 13 DB 14 VMS 14a 制御部 14b 通信制御部 14c 情報収集部 14d 音声処理部 14e タイマ 14f DB制御部 14g バス 14h DB 15 MSC 16 携帯電話 16a アンテナ 16b 送受信部 16c 変復調部 16d 多重化処理部 16e 制御部 16f 音声処理部 16g 着信音発生部 16h 記憶部 16i 表示部 16j 操作部 16k マイク 16m,16n スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 友澤 博 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 吉田 博美 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 原田 典幸 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 野村 治宏 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K015 GA02 GA06 GA07 5K024 AA72 BB05 CC11 DD01 DD02 DD03 DD04 FF05 5K067 AA34 BB04 DD17 DD52 DD53 DD54 EE02 EE10 EE16 FF05 FF07 FF26 FF40 GG12 HH14 HH17 HH22 HH23 HH24 KK15 5K101 KK02 LL12 NN21 NN23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信者から着信者へのメッセージを記録
    するメッセージ記録装置において、 前記発信者から前記着信者へのメッセージを記録する記
    録手段と、 前記着信者に対して、前記記録手段に記録されたメッセ
    ージを供給する供給手段と、 前記供給手段によって供給されたメッセージが過誤登録
    であった場合には、その旨を前記発信者に対して通知す
    る通知手段と、 を有することを特徴とするメッセージ記録装置。
  2. 【請求項2】 発信者から着信者へのメッセージを記録
    するメッセージ記録装置において、 前記発信者から前記着信者へのメッセージを記録する記
    録手段と、 前記着信者に対して、前記記録手段に記録されたメッセ
    ージを供給する供給手段と、 所定の発信者からメッセージの登録要求がなされた場合
    において、所定の条件が満足されない場合には、メッセ
    ージの登録を拒否する拒否手段と、 を有することを特徴とするメッセージ記録装置。
  3. 【請求項3】 発信者から着信者へのメッセージを記録
    するメッセージ記録装置において、 前記発信者から前記着信者へのメッセージを記録するメ
    ッセージ記録手段と、 前記メッセージに付加されたテキストまたは画像を含む
    付加情報を記録する付加情報記録手段と、 所定の着信者から要求がなされた場合には、該当するメ
    ッセージを前記メッセージ記録手段から取得するメッセ
    ージ取得手段と、 前記メッセージ取得手段によって取得されたメッセージ
    に対応する付加情報を、前記付加情報記録手段から取得
    する付加情報取得手段と、 前記メッセージ取得手段によって取得されたメッセージ
    と、前記付加情報取得手段によって取得された付加情報
    とを、要求を行った着信者に対して提供する提供手段
    と、 を有することを特徴とするメッセージ記録装置。
  4. 【請求項4】 発信者から着信者へのメッセージを記録
    するメッセージ記録装置において、 発信者の連絡先を登録する連絡先登録手段と、 前記着信者が有する端末の状態を検出する状態検出手段
    と、 前記状態検出手段によって、前記端末が通信可能な状態
    になったことが検出された場合には、前記連絡先登録手
    段に登録された前記発信者の連絡先に対して通話可能状
    態になったことを連絡する連絡手段と、 を有することを特徴とするメッセージ記録装置。
  5. 【請求項5】 携帯端末に記録されている情報をネット
    ワークを介してバックアップするバックアップ装置にお
    いて、 ネットワークを介して、前記携帯端末から所定の情報を
    取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された
    情報を記録する記録手段と、 要求がなされた場合には、前記記録手段に記録された情
    報をネットワークを介して提供する提供手段と、 を有することを特徴とするバックアップ装置。
JP2001054963A 2001-02-28 2001-02-28 メッセージ記録装置およびバックアップ装置 Withdrawn JP2002261944A (ja)

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