JP2002261044A - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および半導体装置

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JP2002261044A JP2001061541A JP2001061541A JP2002261044A JP 2002261044 A JP2002261044 A JP 2002261044A JP 2001061541 A JP2001061541 A JP 2001061541A JP 2001061541 A JP2001061541 A JP 2001061541A JP 2002261044 A JP2002261044 A JP 2002261044A
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Junichiro Kobayashi
純一郎 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーミック電極の合金層の電極表面への露出
を防止する。 【解決手段】 熱処理によりオーミック電極10を形成
する半導体装置の製造方法において、GaAs基板11
上に、AuGe層12、Ni層13、Ti層14を順次
積層し、熱処理を施す構成にした。これにより、熱処理
後に形成されるAuGa領域15およびNiAs領域1
6の合金層が、この合金層上のTi層14により表面を
覆われるので、合金層、特にNiAs領域16が表面に
露出することがない。したがって、後のウェット処理で
のNiAs領域16の選択的なエッチングによる凹部の
発生がなく、オーミック電極10の表面が平滑に保たれ
る。これにより、コンタクトホールにおける配線金属の
段切れ、発生した凹部への残渣の残留を防止でき、良好
な特性のコンタクトを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に熱処理による合金化にてオーミック電極
を形成する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置では、トランジスタ間の配線
を形成するために、ソース/ドレインなどを形成してい
る半導体基板やゲート電極に通じるコンタクトホールが
形成される。
【0003】しかし、コンタクトホール内に形成した配
線金属とコンタクトホールの底部との間は、金属/半導
体界面を有しているため、ショットキ障壁が生じ、オー
ミックコンタクトをとるのが難しい。そこで、バリアハ
イトを低くする工夫や、基板の不純物濃度を上げてキャ
リアをトンネルさせるなどの方法によりオーミック電極
を形成し、オーミックコンタクトを得る方法が採られて
いる。
【0004】例えば、Ni−AuGe/GaAsで示さ
れる化合物半導体では、N型のガリウムヒ素(GaA
s)基板上に、金ゲルマニウム(AuGe)合金および
ニッケル(Ni)の多層金属膜を順次積層した後、熱処
理を施すことにより、積層したAuGe層、Ni層、お
よびGaAs基板を合金化してオーミック電極を形成す
る方法が採られている。この方法では、AuGe層とG
aAs基板とが合金化する際に、GaAs基板中のガリ
ウム(Ga)が上方拡散して金ガリウム(AuGa)領
域を形成するとともに、AuGe層中のゲルマニウム
(Ge)が下方拡散してGaAs中のGaが抜けた空孔
にGeが置き換わりドナー不純物となるため、GaAs
基板表面に高い濃度のN型不純物のN+層が形成され
る。これにより、AuGa領域中の金(Au)とGaA
s基板との間に形成されるショットキ障壁が極めて低く
なり、電子はトンネルにより障壁をほとんど自由に通過
することができるようになるため、オーミックコンタク
トを得ることができるようになる。ここで、GaAs基
板からGaが上方拡散する過程において過剰となったヒ
素(As)がAuGa中に存在すると、AuGaの表面
状態が荒れるほか、AuGaとAsとの間に抵抗を生じ
るため、Ni層中のNiがニッケルヒ素(NiAs)と
して膜中に取り込まれてNiAs領域を形成し、オーミ
ックコンタクトの抵抗上昇を防いでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のオーミ
ック電極の形成方法では、次に示すような問題点があ
る。
【0006】図4は従来のオーミック電極の形成方法を
示す図であり、(a)は熱処理前、(b)は熱処理後、
(c)はウェット処理後、(d)は配線形成後のオーミ
ック電極の断面図を示している。
【0007】図4(a)に示すように、GaAs基板1
01上にAuGe層102、Ni層103を順次積層
し、これに熱処理を施して合金化し、オーミック電極を
形成する。このとき、図4(b)に示すように、合金層
内ではAuGaを主成分とするAuGa領域104とN
iAsを主成分とするNiAs領域105とが分離して
形成される。そのため、AuGa領域104およびNi
As領域105が合金層内に散在し、オーミック電極表
面ではそれぞれの領域が露出する。オーミック電極形成
以降には、シリコン窒化膜106などの層間絶縁膜を堆
積した後、コンタクトホール形成工程に進む。コンタク
トホール形成工程では、レジスト剥離や洗浄などで、ウ
ェット処理や水洗などが行われる。このとき、オーミッ
ク電極表面にAuGa領域104とNiAs領域105
とが分離して存在すると、水をはじめとする極性溶媒中
で、イオン化傾向の差に起因する電気化学反応が起こ
り、NiAs領域105が選択的にエッチングされ、図
4(c)に示すような凹部107が発生する。この凹部
107の大きさによっては、コンタクトホールへの配線
形成の際、図4(d)に示すように、形成した配線金属
108に段切れを発生するといった問題点があった。ま
た、凹部107にレジスト残渣や、シリコン窒化膜10
6のエッチング残渣が残留物109として残り、汚染物
質となってコンタクトホールにおける接触抵抗を上昇さ
せるといった問題点があった。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、オーミック電極のAuGa領域とNiAs領
域とからなる合金層の電極表面への露出を防止する半導
体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、熱処理
を施してオーミック電極を形成する半導体装置の製造方
法であって、ガリウムヒ素基板上に、金ゲルマニウム層
を形成し、金ゲルマニウム層上にニッケル層を形成し、
ニッケル層上にチタン層を形成し、熱処理を施してオー
ミック電極を形成することを特徴とする半導体装置の製
造方法が提供される。
【0010】上記構成によれば、GaAs基板上に、A
uGe層、Ni層、Ti層が順次形成された状態で、熱
処理を施すので、GaAs中のGaが上方拡散してAu
Ga領域を形成するとともに、AuGe層のGeが下方
拡散してGaAs基板のGaが抜けた空孔にGeが置き
換わりドナー不純物となり、GaAs基板表面に高濃度
のN型不純物層が形成される。さらに、NiがNiAs
として膜中に取り込まれ、オーミックコンタクト抵抗の
上昇を防止する。これにより、AuGa領域中のAuと
GaAs基板との間に形成されるショットキ障壁が極め
て低くなり、電子はトンネルにより障壁をほとんど自由
に通過することができるようになるため、オーミックコ
ンタクトを得ることができるようになる。AuGa領域
およびNiAs領域を含む合金層は、この合金層上にT
i層がバリアメタル層として形成されているので、表面
に露出することがない。これにより、ウェット処理や水
洗における極性溶媒中でのイオン化傾向の差に起因する
電気化学反応を防止できるので、NiAs領域が選択的
にエッチングされることがなく、オーミック電極表面に
凹部が発生しない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係る
オーミック電極の断面図であり、(a)は熱処理前の状
態、(b)は熱処理後の状態を示している。
【0012】図1(a)に示すように、熱処理前のオー
ミック電極10は、N型のGaAs基板11上に、ヒー
ターによる抵抗加熱蒸着により形成された、Ge重量比
が約12%のAuGe層12と、同じくヒーターによる
抵抗加熱蒸着により形成されたNi層13と、電子ビー
ム蒸着により形成したチタン(Ti)層14とが順次積
層された構造を有している。
【0013】AuGe層12は、ヒーターによる抵抗加
熱蒸着により約160nmの厚みで形成される。AuG
eを合金の形で蒸発源から蒸発させる場合、AuとGe
の蒸気圧が異なるため、先にAuが多く蒸発してGeは
後から蒸発するので、蒸着源のAuGe合金を完全に蒸
発しきるまで飛ばすことにより蒸着膜の組成が保たれ
る。次いで、形成したAuGe層12上に、ヒーターに
よる抵抗加熱蒸着により約40nmの厚みでNi層13
が形成される。さらに、Ni層13上には、電子ビーム
蒸着により約50nmの厚みでTi層14が形成され
る。TiはAu、Geなどに比べて融点、蒸発温度が高
く、抵抗加熱で蒸発させることが難しいため、一定量以
上の蒸発源から所定量を蒸発させる電子ビーム蒸着によ
り形成される。
【0014】上記構成の熱処理前のオーミック電極10
に温度450℃で1分間程度の熱処理を施す。この熱処
理によってGaAs基板11中のGaが上方拡散してA
uGa領域15を形成するとともに、AuGe層12中
のGeが下方拡散してGaAs基板11のGaが抜けた
空孔にGeが置き換わりドナー不純物となり、GaAs
基板11表面に高濃度のN型不純物層が形成され、Au
Ga領域15およびNiAs領域16を含む合金層が形
成される。このとき、オーミック電極10の最表面はT
i層14が形成されているため、熱処理で形成されたA
uGa領域15およびNiAs領域16を含む合金層が
オーミック電極10の表面に露出することがない。特に
NiAs領域16が電極表面に露出しないので、後のウ
ェット処理におけるNiAs領域16の選択的なエッチ
ングを防止できる。
【0015】上記の説明では、GaAs基板11上に形
成されたAuGe層12、Ni層13上にTi層14が
形成されており、その後の熱処理によりAuGe層1
2、Ni層13、およびGaAs基板11の間で合金層
が形成され、この合金層の表面露出がTi層14により
防止される。しかし、AuGe層12、Ni層13、T
i層14をそれぞれ蒸着して積層状態を形成した後、熱
処理を施すために、工程上、一旦空気中に取り出さなけ
ればならない場合、Ti層14の表面が酸化して絶縁膜
であるチタン酸化物が形成される。この状態で後の工程
にて処理が行われると、配線金属をコンタクト内に形成
した際、抵抗値などへの影響が現れる。
【0016】そこで、次にTi層表面に酸化防止膜を形
成して酸化を防止する方法について説明する。図2はT
i層上に酸化防止膜を有する熱処理前のオーミック電極
の断面図である。
【0017】熱処理前のオーミック電極20は、N型の
GaAs基板21上に、ヒーターによる抵抗加熱蒸着に
より形成された、Ge重量比が約12%のAuGe層2
2と、同じくヒーターによる抵抗加熱蒸着により形成さ
れたNi層23と、電子ビーム蒸着により形成したTi
層24と、同じく電子ビーム蒸着により形成された白金
(Pt)層25とが順次積層された構造を有している。
【0018】AuGe層22は、ヒーターによる抵抗加
熱蒸着により約160nmの厚みで形成される。次い
で、AuGe層22上に、ヒーターによる抵抗加熱蒸着
により約40nmの厚みでNi層23が形成され、Ni
層23上に電子ビーム蒸着により約50nmの厚みでT
i層24が形成される。さらに、Ti層24上にはPt
層25が約50nmの厚みで形成される。
【0019】上記構成のオーミック電極20の積層構造
によれば、Ti層24、Pt層25がともに電子ビーム
蒸着により形成されるので、Ti層24を形成した後、
Pt層25を連続蒸着することが可能である。また、P
t層25は酸化されにくいので、Ti層24の表面の酸
化を防止できる。これにより、Pt層25の形成後は一
旦空気中に取り出してもTi層14表面の酸化が防止さ
れ、良好な抵抗特性のコンタクトを得ることができる。
【0020】また、Ti層24の酸化防止膜の材料とし
て、Ptに替えてAuを用いることもできる。Pt層2
5に替えてAu層26を形成する場合、TiとAuとは
反応しやすいため、Au層26の膜厚をやや厚くする必
要がある。上記のPt層25の膜厚を約50nmとした
のに対し、Au層26では膜厚を約100nmとする。
Au層26はPt層25を形成した場合と同様に、Ti
層24を形成した後、電子ビーム蒸着により連続蒸着す
ることができる。さらに、Au層26が酸化されにくい
ので、Ti層24の表面の酸化を防止できる。
【0021】以上説明したように、オーミック電極1
0、20の形成においては、AuGe層12、22およ
びNi層13、23は抵抗加熱により形成され、一方、
Ti層14、24、およびPt層25またはAu層26
は電子ビーム蒸着により形成される。すなわち、これら
の層の形成にはそれぞれ別の装置により蒸着を行わなけ
ればならない。すなわち、工程上、AuGe層12、2
2およびNi層13、23を抵抗加熱により形成した
後、一旦空気中に取り出してからTi層14、24、お
よびPt層25またはAu層26を電子ビーム蒸着によ
り形成しなければならない場合がある。この場合、Ni
層13、23の表面が酸化されて酸化膜が形成されてし
まう可能性がある。さらに、Ni層13、23の表面に
形成された酸化膜は、熱処理でTiと反応してチタン酸
化物を形成するので、Ni層13、23とTi層14、
24との界面に絶縁膜が形成される。したがって、Ni
層13、23の表面に酸化膜が形成された状態で、後の
工程にて処理が行われると、配線金属をコンタクト内に
形成する際、抵抗値などへの影響が現れる。
【0022】そこで、次にNi層表面に酸化防止膜を形
成して酸化を防止する方法について説明する。図3はN
i層上に酸化防止膜を有する熱処理前のオーミック電極
の断面図である。
【0023】熱処理前のオーミック電極30は、N型の
GaAs基板31上に、ヒーターによる抵抗加熱蒸着に
より形成された、Ge重量比が約12%のAuGe層3
2と、同じくヒーターによる抵抗加熱蒸着により形成さ
れたNi層33と、さらに抵抗加熱蒸着により形成され
たAu層34と、電子ビーム蒸着により形成したTi層
35と、同じく電子ビーム蒸着により形成されたPt層
36またはAu層37とが順次積層された構造を有して
いる。
【0024】AuGe層32は、ヒーターによる抵抗加
熱蒸着により約160nmの厚みで形成される。次い
で、AuGe層32上に、ヒーターによる抵抗加熱蒸着
により約40nmの厚みでNi層33が形成され、さら
に、Ni層33上に抵抗加熱蒸着によりAu層34が形
成される。このAu層34上に電子ビーム蒸着により約
50nmの厚みでTi層35が形成される。Ti層35
上にはPt層36またはAu層37が形成され、Pt層
36の場合は膜厚を約50nmとし、Au層37の場合
は膜厚を約100nmとする。
【0025】上記構成のオーミック電極30の積層構造
によれば、Ni層33、Au層34がともに抵抗加熱蒸
着により形成されるので、Ni層33を形成した後、A
u層34を連続蒸着することが可能である。Au層34
は酸化されにくいので、工程上、電子ビーム蒸着により
Pt層36またはAu層37を形成するために、AuG
e層32、Ni層33、Au層34を順次形成した後に
一旦空気中に取り出しても、Ni層33表面の酸化膜の
形成を防止できる。これにより、Ni層33とTi層3
5との界面に絶縁膜が形成されることがなく、良好な抵
抗特性のコンタクトを得ることができる。
【0026】上記説明で、オーミック電極30には、T
i層35上に、Ti層35の酸化防止膜としてPt層3
6またはAu層37を形成したが、Ti層35の蒸着後
に、工程上、空気に触れる問題がない場合には、Pt層
36またはAu層37の形成工程を省略してよい。
【0027】以上の説明では、AuGeの蒸着方法とし
て、AuGe合金を加熱して蒸着する場合について述べ
たが、AuとGeとをそれぞれ別々に加熱して蒸着する
こともできる。この場合、上記のAuGe層はAu層形
成後にGe層を形成する、あるいはGe層形成後にAu
層を形成する方法をとればよい。Au層とGe層との膜
厚の比は88対12程度とし、膜厚は合計で160nm
程度とする。すなわち、AuおよびGeについてそれぞ
れの蒸気圧に起因する蒸発速度の差を考慮せず、順次形
成することができる。この方法によれば、図1から図3
に示すオーミック電極の積層構造を形成する各層を、電
子ビーム蒸着により連続形成することが可能となるの
で、効率的であるとともに、製品の取り扱いも容易にな
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、GaA
s基板上に、AuGe層を形成し、AuGe層上にNi
層を形成し、Ni層上にTi層を形成し、熱処理を施す
構成にした。これにより、GaAs基板上に、AuGe
層、Ni層、Ti層が順次形成された状態で、熱処理を
施すので、AuGa領域およびNiAs領域からなる合
金層が形成され、この合金層上にTi層がバリアメタル
層として形成されているので、合金層、特にNiAs領
域がオーミック電極表面に露出することがない。
【0029】したがって、後のウェット処理でのイオン
化傾向の差に起因する電気化学反応を防止できるので、
NiAs領域の選択的なエッチングによる凹部の発生が
なく、オーミック電極表面が平滑に保たれる。これによ
り、コンタクトホールにおける配線金属に段切れが発生
せず、また、発生した凹部へプロセス中の残渣が残留し
てコンタクトを劣化させることがなく、良好な特性のコ
ンタクトを得ることができる。
【0030】また、Ti層、Ni層上に酸化されにくい
Pt層、Au層を形成することにより、Ti層、Ni層
の空気中での酸化が防止される。Pt層、Au層は、前
工程に連続して蒸着により形成することができるので、
工程での製品の取り扱いが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るオーミック電極の断
面図であり、(a)は熱処理前の状態、(b)は熱処理
後の状態を示している。
【図2】Ti層上に酸化防止膜を有する熱処理前のオー
ミック電極の断面図である。
【図3】Ni層上に酸化防止膜を有する熱処理前のオー
ミック電極の断面図である。
【図4】従来のオーミック電極の形成方法を示す図であ
り、(a)は熱処理前、(b)は熱処理後、(c)はウ
ェット処理後、(d)は配線形成後のオーミック電極の
断面図を示している。
【符号の説明】
10……オーミック電極、11……GaAs基板、12
……AuGe層、13……Ni層、14……Ti層、1
5……AuGa領域、16……NiAs領域。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱処理を施してオーミック電極を形成す
    る半導体装置の製造方法であって、 ガリウムヒ素基板上に、金ゲルマニウム層を形成し、 前記金ゲルマニウム層上にニッケル層を形成し、 前記ニッケル層上にチタン層を形成し、 熱処理を施してオーミック電極を形成することを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記チタン層上に、白金層または金層を
    形成し、熱処理を施してオーミック電極を形成すること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ニッケル層上に、金層を形成し、 前記金層上にチタン層を形成し、 熱処理を施してオーミック電極を形成することを特徴と
    する請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記チタン層上に、白金層または金層を
    形成し、熱処理を施してオーミック電極を形成すること
    を特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 ガリウムヒ素基板上に形成された金ゲル
    マニウム層と、 前記金ゲルマニウム層上に形成されたニッケル層と、 が熱処理により合金化された金ガリウムとニッケルヒ素
    とからなる合金層と、 前記合金層上に形成されたチタンからなるバリアメタル
    層と、 からなるオーミック電極を有することを特徴とする半導
    体装置。
  6. 【請求項6】 前記バリアメタル層上に、白金または金
    からなる酸化防止膜が形成されたオーミック電極を有す
    ることを特徴とする請求項5記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記合金層上に、金からなる酸化防止膜
    と、 前記酸化防止膜上に、チタンからなるバリアメタル層
    と、 が形成されたオーミック電極を有することを特徴とする
    請求項5記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記バリアメタル層上に、金または白金
    からなる酸化防止膜が形成されたオーミック電極を有す
    ることを特徴とする請求項7記載の半導体装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004051758A1 (ja) * 2002-11-29 2004-06-17 Sanken Electric Co., Ltd. 半導体発光素子及びその製造方法
WO2006011851A1 (en) * 2004-07-27 2006-02-02 Agency For Science, Technology And Research Reliable contacts
US7566576B2 (en) 2002-11-29 2009-07-28 Sanken Electric Co., Ltd. Gallium-containing light-emitting semiconductor device and method of fabrication

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