JP2002260946A - コイル装置とその製造方法 - Google Patents

コイル装置とその製造方法

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JP2002260946A
JP2002260946A JP2001061754A JP2001061754A JP2002260946A JP 2002260946 A JP2002260946 A JP 2002260946A JP 2001061754 A JP2001061754 A JP 2001061754A JP 2001061754 A JP2001061754 A JP 2001061754A JP 2002260946 A JP2002260946 A JP 2002260946A
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JP
Japan
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coil
exterior body
coil system
bobbin
mold
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JP2001061754A
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English (en)
Inventor
Takahiro Uchiyama
貴広 内山
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル装置全体を小型化する。 【解決手段】 コイル素線をボビンを使用することなく
巻回して形成したものを、金型の成形空間12内にセッ
トし、内部に溶融樹脂を充填してコイル装置を成形す
る。このように、ボビンを用いずコイル1単体で外装体
2内に埋め込むことかできるため、ボビンの厚み分だけ
コイル装置全体を小さく形成することができ、もってコ
イル装置の設置スペースが限られている場合に有効なも
のとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコイル装置及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コイルを内部に埋設したものの一
例として実開平3−120004号公報のものが知られ
ている。このものは、図6に示すように、内部にコイル
50を埋設した合成樹脂製の外装体51に接続筒52を
一体に突設し、この接続筒52内にコイル50に導通さ
れた端子53を突出させ、さらにリード線56との接続
を行って外部に引き出すようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したもの
はコイル50は軸方向両端にフランジ54が張り出して
なるボビン55に巻き付けられたものをインサートして
成形している。したがって、ボビン55の厚み分だけ嵩
高になる等、コイル装置全体の大型化を招いてしまう、
という問題点があった。
【0004】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、その目的は全体を小型化すること
ができるコイル装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、絶縁材からなる外
装体内にコイルがインサートされ、外面の一部には前記
コイルと導通した接続部が突設されてなるコイル装置で
あって、前記コイルはボビンを介在させることなく直
接、前記外装体内に埋設されることを特徴とするもので
ある。請求項2の発明は、絶縁材からなる外装体内にコ
イルがインサートされ、外面の一部には前記コイルと導
通した接続部が突設されてなるコイル装置を製造するた
めの方法であって、ボビンを有することなく形成された
コイルを、一方の金型の成形面との間に配された支持部
によって前記成形面から浮かせた状態で支持させ、その
状態で型閉じをして前記外装体を成形することを特徴と
するものである。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>請求項1、
請求項2の発明によれば、コイルはボビンに巻かれたも
のが用いられるのでなく、コイル自体を直接、外装体内
に埋め込んで成形されているため、ボビンの厚みがない
分だけ、コイル装置全体を小型化することができるた
め、設置スペースが狭い箇所に限定されているような場
合に有効である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1な
いし図5によって説明する。本実施形態では、ソレノイ
ド装置を構成するコイル装置を例にとって説明する。
【0008】本実施形態のコイル装置は、コイル素線を
ボビンを用いることなく多数回、リング状に巻回して構
成されたコイル1を、単体で合成樹脂製の外装体2内に
直接インサートして成形したものである。
【0009】本実施形態で使用されたコイル1は、予め
接着剤が塗布されたコイル素線を図5に示す分解可能な
リール体15に巻き付け、その後に加熱して接着剤を溶
融させる。そして、そして冷却固化する過程でコイル素
線同士を接着させ、全体として環状の形態に固めた後、
リール体15A,15Bを軸方向に解体して、環状に固
められたコイル1を取り出す。
【0010】図1ないし図3に示すように、前記した外
装体2の図示上面側の外周部の一カ所には接続部3が一
体に突設されている。この接続部3は外装体2から軸方
向と平行に一旦起立した後、外方へ僅かに屈曲して嵌合
突部4が形成されている。また、接続部3内には一対の
接続端子6が埋設されており、両接続端子6の一端はコ
イル1を構成するコイル素線の両端にそれぞれ接続され
ている。また、接続端子6の他端はバレル部9となって
嵌合突部4の端面から突出している。さらに、嵌合突部
4には内部に電線5を挿通するとともに、その電線5の
周囲を覆うシール用のゴム部材7を備えたカバー8が装
着されており、電線5の端末から露出した芯線および端
末部分の被覆は接続端子6のバレル部9にかしめ接続さ
れている。
【0011】外装体2をインサート成形するには、図4
に示すように、コイル1単体で金型10,11の成形空
間12内に保持される必要があり、そのため成形空間1
2内の対向位置には支持ピン13(円柱型のピン)が複
数本、等ピッチ間隔で配され、型閉じしたときにはコイ
ル1を挟み付けて支持する。
【0012】コイル装置を成形する場合には、ボビンを
有さない単体でのコイル1を、一方の金型10における
各支持ピン13上にセットし、このまま型閉じを行う。
こうすることで、コイル1は上下の各支持ピン13にて
挟み付けられながら成形空間12内に収容される。そし
て、この成形空間12内に溶融樹脂を充填し、樹脂が固
化したところで型開きすると、外装体2内にコイル1を
埋め込んだコイル装置が成形される。
【0013】ここで、型開きに伴って成形品からは支持
ピン13が抜かれることにより、外装体2には型抜き孔
14が外部に露出した状態で形成されている。この型抜
き孔14はその後にゴム栓がそれぞれ圧入されてシール
性が確保される。
【0014】以上のように、本実施形態によれば、コイ
ル1はボビンを使用することなく直接金型10,11内
に仕掛けて成形するようにしたため、成形されたコイル
装置はボビンの厚み分だけ薄くすることができるため、
外装体2の厚み及び外径を小型化することができる。し
たがって、設置スペースが限られた箇所である場合に有
意義である。
【0015】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
【0016】(1)上記の実施形態では、型抜き孔14
にゴム栓を圧入してシールを図ったが、ゴム栓に代えて
ジェル状あるいは液状のシール材を充填するようにして
もよい。
【0017】(2)コイル1の支持手段としては、金型
10,11側に支持ピン13を立てる方式の他、コイル
1側に支持ピン13を取付けておき、これによって保持
する方式とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るコイル装置の正面図
【図2】コイル装置の要部を示す側断面図
【図3】組み付け手順を説明するための断面図
【図4】コイル装置を成形するときの断面図
【図5】コイル素線をリール体に巻き付けたときの状況
を示す断面図
【図6】従来例の断面図
【符号の説明】
1…コイル 2…外装体 10,11…金型 12…成形空間 13…支持ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材からなる外装体内にコイルがイン
    サートされ、外面の一部には前記コイルと導通した接続
    部が突設されてなるコイル装置であって、 前記コイルはボビンを介在させることなく直接、前記外
    装体内に埋設されることを特徴とするコイル装置。
  2. 【請求項2】 絶縁材からなる外装体内にコイルがイン
    サートされ、外面の一部には前記コイルと導通した接続
    部が突設されてなるコイル装置を製造するための方法で
    あって、 ボビンを有することなく形成されたコイルを、一方の金
    型の成形面との間に配された支持部によって前記成形面
    から浮かせた状態で支持させ、その状態で型閉じをして
    前記外装体を成形することを特徴とするコイル装置の製
    造方法。
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