JP2002260516A - スイッチブレーカ装置 - Google Patents

スイッチブレーカ装置

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JP2002260516A JP2001061587A JP2001061587A JP2002260516A JP 2002260516 A JP2002260516 A JP 2002260516A JP 2001061587 A JP2001061587 A JP 2001061587A JP 2001061587 A JP2001061587 A JP 2001061587A JP 2002260516 A JP2002260516 A JP 2002260516A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチブレーカ装置の提供。 【解決手段】 キー、スイッチケース、位置決め手段、
スイングコンタクト、合金片で組成されたブレーカ装置
であり、キーを押すと、キーに設けられた環状階段状路
と位置決め手段に設けられた位置決めロッドが連動して
循環位置決め関係を発生し、キーを下向き或いは上向き
に位置決めする時、該キーの底部がスイングコンタクト
を押動させるか或いは釈放し、スイングコンタクトの接
点が合金片の接点と接触或いは分離し、回路の導通或い
は遮断状態を形成する。回路が導通状態で、電流がオー
バロードで過熱する時、合金片が温度上昇により伸長し
てひずみ、該合金片が跳脱してその接点がスイングコン
タクトの接点との接触より離脱し、回路を遮断し、また
合金片が位置決め手段を押動して位置決め手段の位置決
め棒を環状階段状道の位置決め点より離脱させ、キーを
もとの回路遮断位置に弾性により回復させ、電力使用の
安全を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一種のスイッチブレ
ーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電源スイッチの操作は、通電と遮
断の二種類の動作行程を完全に手動制御する。しかし、
電力供給の不安定な地区では、時として電流オーバーロ
ードの状況が発生し、このときこの現象に気づかず継続
使用すると、オーバーロードによる過熱を形成し、電線
より出火して時には火災までも引き起こすことがあり、
スイッチの使用の潜在危機を形成した。このためスイッ
チの更なる改良が求められていた。
【0003】改良後のスイッチは、内部に二種類以上の
金属金属材料で構成された合金部材を具え、その過熱に
より発生する変形現象により、オーバーロード時に自動
的に弾開し電源を切断する。このようなスイッチ構造の
特許は数多くあり、例えば米国特許第5,786,74
2号、第5,223,813号、第4,973,548
号、第4,661,667号、第5,223,813
号、第4,931,762号、第5,451,729
号、第4,704,594号などがある。
【0004】例えば、第4,937,548号には合金
片、合金片の作動を受けるてこ棒、及びカム作動部品
が、シーソー式作動器と組み合わされて、二つの接点を
接触或いは分離させられ、並びに合金片が受熱変形時に
てこ棒をシフトさせ、カム作動部品に支持を失わせ、跳
脱回路遮断を行う。電流オーバーロードの反応は直接合
金片に発生する。この技術において、合金片でてこ棒、
カム作動部品を作動させ、シーソー式作動器と構成する
間接方式を採用しているため、リード片、接点の分離反
応が遅延し、即刻反応できず、オーバーロードの電流が
一瞬に接点を通過して電器に流入し、このため電器毀損
の状況を発生することがあった。また、リード片と合金
片の間を別に設けた電線で連接する必要があり、構造が
複雑となり製造が容易でなくなる欠点を有していた。且
つ合金片が、シーソー式作動器とてこ棒跳脱の任務を共
に負担するため、誤動作の恐れがあった。
【0005】また、前述の従来の技術中、米国特許第
5,786,742号には合金片の過熱変形を利用して
限位シートを押動し、これによりキーを跳脱させさらに
自動復帰させる構造が記載されている。しかしそのキー
は直接接点上に作動し、オーバーロード時に接点が連通
して危険を発生し、且つ構造が複雑であった。ゆえにこ
れらの従来の技術はオーバーロード過熱の電力使用の危
険を解決するとはいえ、却って、反応が緩慢で、構造が
複雑であるなどの欠点を有しており、理想的とはいえ
ず、ゆえにさらなる改善が求められていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主要な目的
は、一種のスイッチブレーカ装置を提供することにあ
り、それは、簡単な構成で連動行程が快速であり、電流
オーバーロード時に迅速有効に反応して自動跳脱回路切
断機能を達成し、電線の過熱による出火を防止し、電力
使用の安全性を確保する装置であるものとする。
【0007】本発明のもう一つの目的は、一種のスイッ
チブレーカ装置を提供することにあり、それは、簡単な
組成構造により全体の組立が容易で、製造コストを下げ
ることができると共に、操作時の故障を減少できるよう
にした装置であるものとする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、キ
ー、スイッチケース、位置決め手段、揺動接触手段、合
金片で組成した電源スイッチ装置において、キーは、そ
の下方に凹溝を具え、該凹溝に一つの弾性手段が組み付
けられ、凹溝の一側面に環状階段状道が凹設され、該環
状階段状道の中間に多角凸部が凸設され、キーに一つの
押圧部が設けられ、スイッチケースは、側辺が開口状の
中空ケース体とされ、その上端に開口があり、該開口に
前述のキーが組み付けられ、スイッチケースに挿入され
た第1接触端子、第2接触端子の上方に揺動接触手段が
連接され、合金片は、両側に形成された支持足と一つの
弾性片を具え、並びに第1接点が結合され、位置決め手
段は、略長条片状とされ、位置決めロッドが組み付けら
れ、該位置決めロッドがキーの環状階段状道に進入し、
揺動接触手段は、第2接触端子の上方に組み付けられ、
並びに第2接触端子を中心として揺動可能であり、その
上に第2接点が結合され、該キーを押すことにより、該
キーの下方側面の環状階段状道と位置決めロッドが循環
定位を発生し、キーが下向き或いは上向きに位置決めさ
れる時、該キーの底部が揺動接触手段を押動或いは釈放
することにより、揺動接触手段の接点を合金片の接点に
接触或いは分離させて、電気回路のオン或いはオフ状態
を形成し、電流オーバーロードで過熱時に、合金片が温
度上昇により伸長してひずみ、該合金片が跳脱し並びに
その接点が揺動接触手段の接点との接触を解消すること
により電気回路のオフ状態を形成すると同時に、該合金
片が位置決め手段を押動し、位置決めロッドを環状階段
状道の定位点より離脱させ、キーがもとの回路遮断位置
に弾性回復することを特徴とする、スイッチブレーカ装
置としている。請求項2の発明は、前記キーの凹溝中に
設置された弾性手段が圧縮バネとされたことを特徴とす
る、請求項1に記載のスイッチブレーカ装置としてい
る。請求項3の発明は、前記キーの下方に設けられた押
圧部が片状体とされたことを特徴とする、請求項1に記
載のスイッチブレーカ装置としている。請求項4の発明
は、前記スイッチケースに第1接触端子、第2接触端子
の挿入に供される第1挿入溝、第2挿入溝が開設された
ことを特徴とする、請求項1に記載のスイッチブレーカ
装置としている。請求項5の発明は、前記スイッチケー
スの内部側壁に少なくとも一つの凸棒が設けられ、位置
決め手段に該凸棒に対応する凸棒孔が設けられたことを
特徴とする、請求項1に記載のスイッチブレーカ装置と
している。請求項6の発明は、前記位置決め手段の凸棒
孔が長形孔とされて、凸棒に対する相対往復運動を形成
することを特徴とする、請求項5に記載のスイッチブレ
ーカ装置としている。請求項7の発明は、前記スイッチ
ケースの内部側壁に一つのストッパロッドが設けられ、
該ストッパロッドが合金片の弾性片に当接し、弾性片の
過度のひずみを防止すると共に、弾性片が左向きに弾性
回復する支持支点を提供することを特徴とする、請求項
1に記載のスイッチブレーカ装置としている。請求項8
の発明は、前記第2接触端子の上方に、揺動接触手段の
放置連接用の凹溝が形成されたことを特徴とする、請求
項1に記載のスイッチブレーカ装置としている。請求項
9の発明は、前記第2接触端子の上方に凹溝が開設さ
れ、この凹溝中に位置決め凹溝が形成され、該揺動接触
手段の下方に該位置決め凹溝に対応する位置決め凸塊が
形成されたことを特徴とする、請求項1に記載のスイッ
チブレーカ装置としている。請求項10の発明は、前記
揺動接触手段に一つの弾性手段が組み合わされ、この弾
性手段の一端がスイッチケースに組み付けられたことを
特徴とする、請求項1に記載のスイッチブレーカ装置と
している。請求項11の発明は、前記揺動接触手段に組
み合わされた弾性手段が円弧状に形成され、並びに少な
くとも一つの係止足で揺動接触手段の結合凹部に接合さ
れたことを特徴とする、請求項10に記載のスイッチブ
レーカ装置としている。請求項12の発明は、前記位置
決め手段に一つの位置決め部が組み合わされ、該位置決
め部の一端が折り曲げられて位置決めロッドが形成さ
れ、該位置決めロッドが位置決め手段を貫通し並びに前
述の環状階段状道に進入することを特徴とする、請求項
1に記載のスイッチブレーカ装置としている。請求項1
3の発明は、前記位置決め手段の、合金片に近い一端
に、押動片が形成されたことを特徴とする、請求項1に
記載のスイッチブレーカ装置としている。請求項14の
発明は、前記位置決め手段に一つの弾性係止手段が組み
合わされ、該弾性係止手段が位置決めロッドを環状階段
状道に当接させる弾力を提供することを特徴とする、請
求項1に記載のスイッチブレーカ装置としている。請求
項15の発明は、前記揺動接触手段の上方に穿孔が開設
され、この穿孔に第2接点が結合されたことを特徴とす
る、請求項1に記載のスイッチブレーカ装置としてい
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のスイッチブレーカ装置
は、キー、スイッチケース、位置決め手段、スイングコ
ンタクト、合金片で組成されたブレーカ装置であり、キ
ーを押すと、キーに設けられた環状階段状路と位置決め
手段に設けられた位置決めロッドが連動して循環位置決
め関係を発生し、キーを下向き或いは上向きに位置決め
する時、該キーの底部がスイングコンタクトを押動させ
るか或いは釈放し、スイングコンタクトの接点が合金片
の接点と接触或いは分離し、回路の導通或いは遮断状態
を形成する。回路が導通状態で、電流がオーバロードで
過熱する時、合金片が温度上昇により伸長してひずみ、
該合金片が跳脱してその接点がスイングコンタクトの接
点との接触より離脱し、回路を遮断し、また合金片が位
置決め手段を押動して位置決め手段の位置決め棒を環状
階段状道の位置決め点より離脱させ、キーをもとの回路
遮断位置に弾性により回復させ、電力使用の安全を確保
する。
【0010】
【実施例】図1、3に示されるように、本発明は一種の
スイッチブレーカ装置を提供する。それは、以下を具え
ている。
【0011】キー1は、その下方に凹溝11を具え、該
凹溝11に一つの弾性手段14が組み付けられ、本実施
例では該弾性手段14は圧縮バネとされ、該キー1を上
向きに付勢する弾力を提供し、凹溝11の一側面に多角
状の環状階段状道12が凹設され、該環状階段状道12
の中間に多角凸部121が凸設され、キー1の下方に別
に一つの片状の押圧部13が連設されている。
【0012】スイッチケース2は、側辺が開口状の中空
ケース体とされ、その上端に開口21があり、内部に係
止凹溝211と位置決め凹部212が設けられ、該開口
21に前述のキー1が組み付けられ、スイッチケース2
の底面に第1挿入溝22、第2挿入溝23が開設され、
それぞれ第1接触端子24、第2接触端子25が挿入さ
れ、第2接触端子25の上方が板状体とされ、板状体に
一つの凹溝251が形成され、該凹溝251中に、少な
くとも一つの位置決め凹溝252が設けられ、該スイッ
チケース2の内部側壁に一つの穿孔26、少なくとも一
つの凸棒27及び一つのストッパロッド28が設けら
れ、スイッチケース2の四周に複数の結合孔29が設け
られている。
【0013】カバー20は、該スイッチケース2の結合
孔29に対応する複数の結合孔201を具え、結合手段
202でスイッチケース2に組み合わされ、本実施例で
は該結合手段202はリベットとされる。
【0014】合金片3は、両側に形成された支持足31
と二つの支持足31の間に形成された一つの弾性片32
を具え、該弾性片32に一つの穿孔33が設けられ、該
穿孔33に第1接点34が結合される。
【0015】位置決め手段4は、略長条片状とされ、一
つの位置決め部40が組み合わされ、該位置決め部40
の一端が折り曲げられて位置決めロッド41が形成さ
れ、該位置決めロッド41が位置決め手段4に開設され
た位置決めロッド孔411を貫通し並びに前述の環状階
段状道12中に進入し、位置決め部40の下端が折り曲
げられてスイッチケース2の穿孔26中に組み合わさ
れ、その外側にさらに弾性係止手段45が組み付けら
れ、該弾性係止手段45の一端がスイッチケース2の係
止凹溝211に固定されて、位置決めロッド41に環状
階段状道12に向けて当接する弾力を提供し、位置決め
手段4において、スイッチケース2の凸棒27に対応す
る位置に、それぞれ対応する凸棒孔42、43が設けら
れ、該凸棒孔42、43が長形孔とされて凸棒27がそ
れを貫通し並びに横向きの往復運動可能とされ、別に、
位置決め手段4の合金片3に近い一端に、押動片44が
形成されている。
【0016】揺動接触手段5は、折り曲げられた片体と
され、片体の下方両端にそれぞれ位置決め凸塊51が設
けられ、該位置決め凸塊51が、前述の第2接触端子2
5の上方の凹溝251及び位置決め凹溝252に対応し
て置かれ、該揺動接触手段5が凹溝251中で自由に揺
動しまた移動しない。揺動接触手段5中段両側には結合
凹部52が設けられ、上方に穿孔53が開設され、穿孔
53が第2接点54に結合されている。揺動接触手段5
に別に一つの弾性手段55が組み合わされ、該弾性手段
55が円弧状に形成され、並びに延設された少なくとも
一つの係止足551が結合凹部52に接合され、弾性手
段55の一端がスイッチケース2の位置決め凹部212
に組み付けられ、並びに該揺動接触手段5に弾性回復力
を提供し、即ち垂直状傾向とする弾力を提供する。
【0017】まず、図3を参照されたい。図3は本発明
の実施例の組合せ後の断面図である。これは本発明の実
施例のオフの状況を示す。この時、キー1は弾性手段1
4(圧縮バネ)の弾力により上向きに支持され、キー1
下方の押圧部13の下端面が僅かに弾性手段55の弯曲
面に接触し、ゆえに該揺動接触手段5を押動せず、該弾
性手段55の弾力がスイッチケース2上壁の位置決め凹
部212を押圧し、該揺動接触手段5全体がほぼ垂直状
態に保持され、第2接点54と第1接点34は分離状態
を呈し、電気回路はオフの状態を呈する。
【0018】図6中、aを参照されたい。一般に回路が
オフの状態の時、この位置決め手段4の位置決めロッド
41はキー1の環状階段状道12の下端位置にある。
【0019】本発明は、回路がオフ状態からオン状態に
なる時、図6に示されるように、使用者がキー1を押す
と、凹溝11中に位置する弾性手段(圧縮バネ)14が
圧縮されて上向きに回復する弾力を蓄積する。これは図
6中、aに示されるとおりであり、左側が比較的突出す
る制限のため、該位置決めロッド41が逆時計回りの方
向に、環状階段状道12に沿って移動して右上角に至
る。これは図6中、bに示されるとおりである。そして
使用者がキー1を釈放すると、キー1全体が弾性手段
(圧縮バネ)14の回復弾力を受けて上向きに弾回し、
位置決めロッド41が逆時計回りの方向に、環状階段状
道12の経路に沿って多角凸部121の頂点に至り、即
ち回路がオンとなる位置に至る。これは図6中、cに示
されるとおりである。
【0020】また、図4の本発明の組合せ後の断面図に
示されるように、キー1の押圧部13の下端面が下向き
に弾性手段55の円弧面を押圧することにより、弾性手
段55が、スイッチケース2上壁の位置決め凹部212
を中心として逆時計回り(右方向)に回転し、並びに該
揺動接触手段5を右向きに押動し、揺動接触手段5がそ
の下方の凹溝251を中心として、時計回りに揺動し、
第2接点54と合金片3の第1接点34を接触させる。
この時、電気回路は、第1接触端子24より合金片3、
第1接点34、第2接点54、揺動接触手段5を介して
第2接触端子25に至り、電気回路がオンの状態を呈
し、該弾性手段55の円弧が押動されて引き伸ばされ、
原状回復の弾力を蓄積する。
【0021】本発明の電気回路がオン状態からオフ状態
となる時、図6に示されるように、使用者がキー1を押
す時、凹溝11中に位置する弾性手段(圧縮バネ)14
が圧縮されて、上向きの回復の弾力を蓄積し、環状階段
状道12内部の多角凸部121の頂点に位置する位置決
めロッド41が、図6のcに示されるように、右側の比
較的突出する部分の制限を受けるため、該位置決めロッ
ド41が逆時計回りの方向に、環状階段状道12に沿っ
て左上角に移動する。これは図6のdに示されるとおり
である。使用者が、キー1を離すと、キー1全体が弾性
手段(圧縮バネ)14の回復弾力を受けて上向きに回復
し、位置決めロッド41が逆時計回りの方向に、環状階
段状道12の経路に沿って底端に戻り、回路をオフの状
態とする。これは図6のaに示されるとおりである。
【0022】これと同時に、キー1の押圧部13が弾性
手段55と揺動接触手段5を押圧する状態(図4参照)
から、上向きに移動し並びに押圧部13の下端面が僅か
に弾性手段55の円弧面に接触する状態に回復する(図
3参照)。これと同時に、弾性手段55が押圧部13に
よる押圧力を失い、引き伸ばされた円弧が、自身の弾性
回復力により原状に回復し並びに下方の揺動接触手段5
を、その下方の凹溝251を中心として、逆時計回り
(左方向)に揺動せしめ、これにより第2接点54と第
1接点34を分離させ、回路のオフ状態を形成する。
【0023】以上は、本発明の正常な使用状態下での、
キー1押圧によるスイッチのオン或いはオフの状況の説
明であった。
【0024】電流オーバーロードの時は、図5に示され
るように、本発明の合金片3が熱を受けてひずみを発生
し、その上端のひずみが左方向に向けての変形移動とさ
れ、弾性片32が右向きに跳脱し、これにより第1接点
34が右向きに跳脱して第2接点54と分離し、回路の
オフの状態を形成する。且つ、スイッチケース2に設け
られたストッパロッド28が右向きに跳脱した弾性片3
2に当接し、過度の跳脱を防止し、並びに合金片3が冷
却され原状に回復する過程での支持の支点を与え、該弾
性片32の下端を左向きに順調に弾性回復させる。
【0025】これと合金片3が左向きに位置決め手段4
の押動片44を押動し、これにより位置決め手段4及び
位置決めロッド41を左に移動させ、さらに図7のcに
示されるように、もともと環状階段状道12の内部に位
置していた多角凸部121頂点の位置決めロッド41
は、環状階段状道12に沿って左に移動し(図7のd参
照)、このとき、キー1は下向きの圧力を受けないた
め、キー全体が弾性手段(圧縮バネ)14の回復弾力を
受けて上向きに弾性回復し、位置決めロッド41が環状
階段状道12の経路に沿って底端に至り(図7のa参
照)、回路のオフ状態を形成する。この状態で、図3に
示されるように、合金片3が冷却されて原状に回復する
時、該合金片3の第1接点34と第2接点54が一定の
距離を保持し、回路のオフの状態を保持する。
【0026】以上は本発明の詳細な説明であるが、以上
の説明は本発明の実施例の説明に過ぎず、本発明の実施
の範囲を限定するものではなく、本発明に基づきなしう
る細部の修飾或いは改変であって本発明と同じ効果を有
する事項は、いずれも本発明の請求範囲に属するものと
する。
【0027】
【発明の効果】本発明のスイッチブレーカ装置は、キ
ー、スイッチケース、位置決め手段、スイングコンタク
ト、合金片で組成されたブレーカ装置であり、キーを押
すと、キーに設けられた環状階段状路と位置決め手段に
設けられた位置決めロッドが連動して循環位置決め関係
を発生し、キーを下向き或いは上向きに位置決めする
時、該キーの底部がスイングコンタクトを押動させるか
或いは釈放し、スイングコンタクトの接点が合金片の接
点と接触或いは分離し、回路の導通或いは遮断状態を形
成する。回路が導通状態で、電流がオーバロードで過熱
する時、合金片が温度上昇により伸長してひずみ、該合
金片が跳脱してその接点がスイングコンタクトの接点と
の接触より離脱し、回路を遮断し、また合金片が位置決
め手段を押動して位置決め手段の位置決め棒を環状階段
状道の位置決め点より離脱させ、キーをもとの回路遮断
位置に弾性により回復させ、電力使用の安全を確保す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の分解斜視図である。
【図2】本発明のキーの斜視図である。
【図3】本発明の実施例の組合せ後の断面図であり、本
発明の実施例のオフの状況を示す。
【図4】本発明の実施例の組合せ後の断面図であり、本
発明の実施例のオンの状況を示す。
【図5】本発明の実施例の組合せ後の断面図であり、本
発明の実施例の、電流オーバーロード時に、合金片が跳
脱して回路遮断(OFF)する状況を示す。
【図6】本発明の実施例の組合せ後の断面図であり、一
般状態下で、キーを押し、開放する時、キーの環状階段
状道と位置決めロッドの連動相対位置図である。
【図7】本発明の実施例の組合せ後の断面図であり、電
流オーバーロード過熱時に、合金片が位置決め手段を押
動してキーの環状階段状道と位置決めロッドを連動させ
る相対位置図である。
【符号の説明】
1 キー 11 凹溝 12 環状階段状道 121 多角凸部 13 押圧部 14 弾性手段(圧縮バネ) 2 スイッチケース 20 カバー 201 結合孔 202 結合手段(リベット) 21 開口 212 位置決め凹部 22 第1挿入溝 23 第2挿入溝 24 第1接触端子 25 第2接触端子 251 凹溝 252 位置決め凹溝 26 穿孔 27 凸棒 28 ストッパロッド 29 結合孔 3 合金片 31 支持足 32 弾性片 33 穿孔 34 第1接点 4 位置決め手段 40 位置決め部 41 位置決めロッド 42 凸棒孔 43 凸棒孔 44 押動片 5 揺動接触手段 51 位置決め凸塊 52 結合凹部 53 穿孔 54 第2接点 55 弾性手段 551 係止足

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キー、スイッチケース、位置決め手段、
    揺動接触手段、合金片で組成した電源スイッチ装置にお
    いて、 キーは、その下方に凹溝を具え、該凹溝に一つの弾性手
    段が組み付けられ、凹溝の一側面に環状階段状道が凹設
    され、該環状階段状道の中間に多角凸部が凸設され、キ
    ーに一つの押圧部が設けられ、 スイッチケースは、側辺が開口状の中空ケース体とさ
    れ、その上端に開口があり、該開口に前述のキーが組み
    付けられ、スイッチケースに挿入された第1接触端子、
    第2接触端子の上方に揺動接触手段が連接され、 合金片は、両側に形成された支持足と一つの弾性片を具
    え、並びに第1接点が結合され、 位置決め手段は、略長条片状とされ、位置決めロッドが
    組み付けられ、該位置決めロッドがキーの環状階段状道
    に進入し、 揺動接触手段は、第2接触端子の上方に組み付けられ、
    並びに第2接触端子を中心として揺動可能であり、その
    上に第2接点が結合され、 該キーを押すことにより、該キーの下方側面の環状階段
    状道と位置決めロッドが循環定位を発生し、キーが下向
    き或いは上向きに位置決めされる時、該キーの底部が揺
    動接触手段を押動或いは釈放することにより、揺動接触
    手段の接点を合金片の接点に接触或いは分離させて、電
    気回路のオン或いはオフ状態を形成し、電流オーバーロ
    ードで過熱時に、合金片が温度上昇により伸長してひず
    み、該合金片が跳脱し並びにその接点が揺動接触手段の
    接点との接触を解消することにより電気回路のオフ状態
    を形成すると同時に、該合金片が位置決め手段を押動
    し、位置決めロッドを環状階段状道の定位点より離脱さ
    せ、キーがもとの回路遮断位置に弾性回復することを特
    徴とする、スイッチブレーカ装置。
  2. 【請求項2】 前記キーの凹溝中に設置された弾性手段
    が圧縮バネとされたことを特徴とする、請求項1に記載
    のスイッチブレーカ装置。
  3. 【請求項3】 前記キーの下方に設けられた押圧部が片
    状体とされたことを特徴とする、請求項1に記載のスイ
    ッチブレーカ装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチケースに第1接触端子、第
    2接触端子の挿入に供される第1挿入溝、第2挿入溝が
    開設されたことを特徴とする、請求項1に記載のスイッ
    チブレーカ装置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチケースの内部側壁に少なく
    とも一つの凸棒が設けられ、位置決め手段に該凸棒に対
    応する凸棒孔が設けられたことを特徴とする、請求項1
    に記載のスイッチブレーカ装置。
  6. 【請求項6】 前記位置決め手段の凸棒孔が長形孔とさ
    れて、凸棒に対する相対往復運動を形成することを特徴
    とする、請求項5に記載のスイッチブレーカ装置。
  7. 【請求項7】 前記スイッチケースの内部側壁に一つの
    ストッパロッドが設けられ、該ストッパロッドが合金片
    の弾性片に当接し、弾性片の過度のひずみを防止すると
    共に、弾性片が左向きに弾性回復する支持支点を提供す
    ることを特徴とする、請求項1に記載のスイッチブレー
    カ装置。
  8. 【請求項8】 前記第2接触端子の上方に、揺動接触手
    段の放置連接用の凹溝が形成されたことを特徴とする、
    請求項1に記載のスイッチブレーカ装置。
  9. 【請求項9】 前記第2接触端子の上方に凹溝が開設さ
    れ、この凹溝中に位置決め凹溝が形成され、該揺動接触
    手段の下方に該位置決め凹溝に対応する位置決め凸塊が
    形成されたことを特徴とする、請求項1に記載のスイッ
    チブレーカ装置。
  10. 【請求項10】 前記揺動接触手段に一つの弾性手段が
    組み合わされ、この弾性手段の一端がスイッチケースに
    組み付けられたことを特徴とする、請求項1に記載のス
    イッチブレーカ装置。
  11. 【請求項11】 前記揺動接触手段に組み合わされた弾
    性手段が円弧状に形成され、並びに少なくとも一つの係
    止足で揺動接触手段の結合凹部に接合されたことを特徴
    とする、請求項10に記載のスイッチブレーカ装置。
  12. 【請求項12】 前記位置決め手段に一つの位置決め部
    が組み合わされ、該位置決め部の一端が折り曲げられて
    位置決めロッドが形成され、該位置決めロッドが位置決
    め手段を貫通し並びに前述の環状階段状道に進入するこ
    とを特徴とする、請求項1に記載のスイッチブレーカ装
    置。
  13. 【請求項13】 前記位置決め手段の、合金片に近い一
    端に、押動片が形成されたことを特徴とする、請求項1
    に記載のスイッチブレーカ装置。
  14. 【請求項14】 前記位置決め手段に一つの弾性係止手
    段が組み合わされ、該弾性係止手段が位置決めロッドを
    環状階段状道に当接させる弾力を提供することを特徴と
    する、請求項1に記載のスイッチブレーカ装置。
  15. 【請求項15】 前記揺動接触手段の上方に穿孔が開設
    され、この穿孔に第2接点が結合されたことを特徴とす
    る、請求項1に記載のスイッチブレーカ装置。
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