JP2002260388A - 内容アドレス可能な半導体記憶装置とその動作方法 - Google Patents
内容アドレス可能な半導体記憶装置とその動作方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】書き込み速度を向上させ,消去に必要な時間を
短縮する。 【解決手段】内容アドレス可能メモリセル内に、ワード
線WLとマッチ線MLとの間に縦続接続された第1メモ
リトランジスタQ1および第1セレクトトランジスタS
1と、第2メモリトランジスタQ2および第2セレクト
トランジスタS2とを含む。第1および第2メモリトラ
ンジスタQ1,Q2のゲートが制御ゲート線CGに接続
され、第1セレクトトランジスタS1のゲートが第1ビ
ット線BL1に接続され、第2セレクトトランジスタS
2のゲートが第2ビット線BL2に接続されている。セ
レクトトランジスタS1,S2を有することからソース
サイド注入書き込みができ、また、過剰消去してもオフ
リーク電流が防止できるので消去パルスの印加回数が低
減できる。
短縮する。 【解決手段】内容アドレス可能メモリセル内に、ワード
線WLとマッチ線MLとの間に縦続接続された第1メモ
リトランジスタQ1および第1セレクトトランジスタS
1と、第2メモリトランジスタQ2および第2セレクト
トランジスタS2とを含む。第1および第2メモリトラ
ンジスタQ1,Q2のゲートが制御ゲート線CGに接続
され、第1セレクトトランジスタS1のゲートが第1ビ
ット線BL1に接続され、第2セレクトトランジスタS
2のゲートが第2ビット線BL2に接続されている。セ
レクトトランジスタS1,S2を有することからソース
サイド注入書き込みができ、また、過剰消去してもオフ
リーク電流が防止できるので消去パルスの印加回数が低
減できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各メモリセル内に
2つの不揮発性メモリトランジスタを含み、当該2つの
メモリトランジスタに保持された相反する論理の記憶デ
ータを、ビット線対に与えられる検索データの論理に応
じて検索することができる内容アドレス可能な半導体記
憶装置と、その動作方法とに関する。
2つの不揮発性メモリトランジスタを含み、当該2つの
メモリトランジスタに保持された相反する論理の記憶デ
ータを、ビット線対に与えられる検索データの論理に応
じて検索することができる内容アドレス可能な半導体記
憶装置と、その動作方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、フローティングゲート型メモ
リトランジスタを有した従来の不揮発性CAM(Content
Addressable Memory)セルを示す回路図である。このC
AMセルは、2つのメモリトランジスタQ1,Q2を有
している。メモリトランジスタQ1,Q2の各ドレイン
がワード線WLに接続され、その各ソースがマッチ線M
Lに接続されている。メモリトランジスタQ1のゲート
がビット線BL1に接続され、メモリトランジスタQ2
のゲートがビット線BL2に接続されている。
リトランジスタを有した従来の不揮発性CAM(Content
Addressable Memory)セルを示す回路図である。このC
AMセルは、2つのメモリトランジスタQ1,Q2を有
している。メモリトランジスタQ1,Q2の各ドレイン
がワード線WLに接続され、その各ソースがマッチ線M
Lに接続されている。メモリトランジスタQ1のゲート
がビット線BL1に接続され、メモリトランジスタQ2
のゲートがビット線BL2に接続されている。
【0003】このCAMセルの動作を説明する。図11
に、CAMセルの消去,書き込みおよび検索の動作時に
ワード線,マッチ線およびビット線に印加する電圧値お
よびメモリトランジスタのしきい値電圧を表にして示
す。
に、CAMセルの消去,書き込みおよび検索の動作時に
ワード線,マッチ線およびビット線に印加する電圧値お
よびメモリトランジスタのしきい値電圧を表にして示
す。
【0004】2つのメモリトランジスタQ1,Q2がn
チャネル型の場合、消去において、それらのしきい値電
圧Vth(Q1), Vth(Q2)を、たとえば1Vより大きく3V
未満の消去状態にする。そのためには、たとえば、ソー
ス(マッチ線ML)に5Vを印加し、ドレイン(ワード
線WL)をオープンとした状態で、ビット線BL1,B
L2に−10Vを印加する。これにより、書き込み状態
のメモリトランジスタにおいて、そのフローティングゲ
ートに蓄積されていた電荷(電子)がソース側から抜き
取られ、書き込み状態でハイレベルにあったしきい値電
圧が低下する。このように、消去では、たとえばゲート
とソース間の印加電圧によるFNトンネリングを利用し
て、フローティングゲートFGの蓄積電荷が消去され
る。
チャネル型の場合、消去において、それらのしきい値電
圧Vth(Q1), Vth(Q2)を、たとえば1Vより大きく3V
未満の消去状態にする。そのためには、たとえば、ソー
ス(マッチ線ML)に5Vを印加し、ドレイン(ワード
線WL)をオープンとした状態で、ビット線BL1,B
L2に−10Vを印加する。これにより、書き込み状態
のメモリトランジスタにおいて、そのフローティングゲ
ートに蓄積されていた電荷(電子)がソース側から抜き
取られ、書き込み状態でハイレベルにあったしきい値電
圧が低下する。このように、消去では、たとえばゲート
とソース間の印加電圧によるFNトンネリングを利用し
て、フローティングゲートFGの蓄積電荷が消去され
る。
【0005】書き込みでは、2つのメモリトランジスタ
Q1,Q2のしきい値電圧Vth(Q1), Vth(Q2)を相反す
る値とすべく、一方のメモリトランジスタのしきい値電
圧をたとえば7V以上の書き込み状態に変化させ、他方
のメモリトランジスタのしきい値電圧を1Vから3Vの
消去状態で維持する。
Q1,Q2のしきい値電圧Vth(Q1), Vth(Q2)を相反す
る値とすべく、一方のメモリトランジスタのしきい値電
圧をたとえば7V以上の書き込み状態に変化させ、他方
のメモリトランジスタのしきい値電圧を1Vから3Vの
消去状態で維持する。
【0006】たとえば、“1”書き込みでは、メモリト
ランジスタQ1のしきい値電圧Vth(Q1)のみを1Vから
3Vの消去状態から7V以上の書き込み状態に変化させ
る。そのためには、たとえば、ワード線WLに5V、ビ
ット線BL1に10V、ビット線BL2およびマッチ線
MLに0Vを印加する。これにより、メモリトランジス
タQ1にチャネルが形成され、チャネル内を加速された
電子がドレイン端でホットエレクトロンとなってドレイ
ン側からフローティングゲートに注入される。したがっ
て、メモリトランジスタQ1のしきい値電圧Vth(Q1)が
上昇し書き込み状態となる。一方、メモリトランジスタ
Q2はチャネルが形成されず、書き込みが行われない。
ランジスタQ1のしきい値電圧Vth(Q1)のみを1Vから
3Vの消去状態から7V以上の書き込み状態に変化させ
る。そのためには、たとえば、ワード線WLに5V、ビ
ット線BL1に10V、ビット線BL2およびマッチ線
MLに0Vを印加する。これにより、メモリトランジス
タQ1にチャネルが形成され、チャネル内を加速された
電子がドレイン端でホットエレクトロンとなってドレイ
ン側からフローティングゲートに注入される。したがっ
て、メモリトランジスタQ1のしきい値電圧Vth(Q1)が
上昇し書き込み状態となる。一方、メモリトランジスタ
Q2はチャネルが形成されず、書き込みが行われない。
【0007】“0”書き込みでは、これとは逆に、メモ
リトランジスタQ2のしきい値電圧Vth(Q2)のみを消去
状態から書き込み状態に変化させる。そのためには、た
とえば、ワード線WLに5V、ビット線BL2に10
V、ビット線BL1およびマッチ線MLに0Vを印加す
る。これにより、チャネルホットエレクトロン注入によ
ってメモリトランジスタQ2のしきい値電圧Vth(Q2)が
上昇し書き込み状態となる。メモリトランジスタQ1は
消去状態を維持する。
リトランジスタQ2のしきい値電圧Vth(Q2)のみを消去
状態から書き込み状態に変化させる。そのためには、た
とえば、ワード線WLに5V、ビット線BL2に10
V、ビット線BL1およびマッチ線MLに0Vを印加す
る。これにより、チャネルホットエレクトロン注入によ
ってメモリトランジスタQ2のしきい値電圧Vth(Q2)が
上昇し書き込み状態となる。メモリトランジスタQ1は
消去状態を維持する。
【0008】検索においては、検索データをビット線B
L1,BL2に与え、この検索データが記憶データと一
致するか、不一致となるかを、予めハイレベルにプリチ
ャージし電気的フローティング状態で維持したマッチ線
HLの電位変化によって調べる。
L1,BL2に与え、この検索データが記憶データと一
致するか、不一致となるかを、予めハイレベルにプリチ
ャージし電気的フローティング状態で維持したマッチ線
HLの電位変化によって調べる。
【0009】記憶データが“1”であるかを調べる
“1”検索時には、まず、ワード線WLを0Vで固定
し、マッチ線MLを5Vにプリチャージした後にフロー
ティングにする。そして、ビット線BL1に5V、ビッ
ト線BL2に0Vを印加する。記憶データが“1”、す
なわちしきい値電圧Vth(Q1)が7V以上でしきい値電圧
Vth(Q2)が1Vから3Vの場合、ビット線BL1の印加
電圧5Vでは書き込み状態のメモリトランジスタQ1が
オンできない。また、メモリトランジスタQ2は消去状
態であるが、ビット線BL2の印加電圧が0Vであるた
め、メモリトランジスタQ2もオンできない。したがっ
て、2つのメモリトランジスタQ1,Q2ともにオフし
たままとなり、マッチ線MLに電位変化が生じない。こ
れに対し、記憶データが“0”、すなわちしきい値電圧
Vth(Q1)が1Vから3Vでしきい値電圧Vth(Q2)が7V
以上の場合、ビット線BL1の印加電圧5Vによって消
去状態のメモリトランジスタQ1がオンするため、マッ
チ線MLが放電され、その電位が5Vから0Vに低下す
る。マッチ線MLに接続された増幅器によって、マッチ
線の電位が低下した場合に記憶データと検索データとの
“不一致”が検出され、マッチ線の電位変化がない場合
に両データの“一致”が検出される。
“1”検索時には、まず、ワード線WLを0Vで固定
し、マッチ線MLを5Vにプリチャージした後にフロー
ティングにする。そして、ビット線BL1に5V、ビッ
ト線BL2に0Vを印加する。記憶データが“1”、す
なわちしきい値電圧Vth(Q1)が7V以上でしきい値電圧
Vth(Q2)が1Vから3Vの場合、ビット線BL1の印加
電圧5Vでは書き込み状態のメモリトランジスタQ1が
オンできない。また、メモリトランジスタQ2は消去状
態であるが、ビット線BL2の印加電圧が0Vであるた
め、メモリトランジスタQ2もオンできない。したがっ
て、2つのメモリトランジスタQ1,Q2ともにオフし
たままとなり、マッチ線MLに電位変化が生じない。こ
れに対し、記憶データが“0”、すなわちしきい値電圧
Vth(Q1)が1Vから3Vでしきい値電圧Vth(Q2)が7V
以上の場合、ビット線BL1の印加電圧5Vによって消
去状態のメモリトランジスタQ1がオンするため、マッ
チ線MLが放電され、その電位が5Vから0Vに低下す
る。マッチ線MLに接続された増幅器によって、マッチ
線の電位が低下した場合に記憶データと検索データとの
“不一致”が検出され、マッチ線の電位変化がない場合
に両データの“一致”が検出される。
【0010】記憶データが“0”であるかを調べる
“0”検索時には、マッチ線MLを5Vにプリチャージ
後に、上記とは逆に、ビット線BL1に0V、ビット線
BL2に5Vを印加する。したがって、上記した“1”
検索時とは逆に、オンすることができるメモリトランジ
スタは記憶データが“1”の場合のメモリトランジスタ
Q2のみとなる。このときマッチ線の電位が低下して
“不一致”が検出される。記憶データが“0”の場合
は、マッチ線の電位変化がないので“一致”が検出され
る。
“0”検索時には、マッチ線MLを5Vにプリチャージ
後に、上記とは逆に、ビット線BL1に0V、ビット線
BL2に5Vを印加する。したがって、上記した“1”
検索時とは逆に、オンすることができるメモリトランジ
スタは記憶データが“1”の場合のメモリトランジスタ
Q2のみとなる。このときマッチ線の電位が低下して
“不一致”が検出される。記憶データが“0”の場合
は、マッチ線の電位変化がないので“一致”が検出され
る。
【0011】この検索動作は、通常、ワード線方向で、
ある大きさのビット列を単位に行われる。そのビット列
内で1ビットでも不一致となるとマッチ線MLが放電さ
れるため、検索ビット列が記憶ビット列と不一致である
と判定される。このビット列が、1本のワード線に連な
るメモリセル列、すなわちページより小さいとき、ペー
ジ内で他の一部のメモリセルを検索対象から外す処理が
必要となる。この処理は、マスク処理と称される。具体
的には、マスク処理を行うCAMセルが接続されたビッ
ト線BL1,BL2の双方に0Vを印加することによっ
て、記憶データに関わらずメモリトランジスタQ1,Q
2を常時オフとする。これにより、検索対象から外した
いCAMセルがマッチ線の放電に寄与しなくなり、その
結果、ページ内の一部に対する検索動作が可能となる。
ある大きさのビット列を単位に行われる。そのビット列
内で1ビットでも不一致となるとマッチ線MLが放電さ
れるため、検索ビット列が記憶ビット列と不一致である
と判定される。このビット列が、1本のワード線に連な
るメモリセル列、すなわちページより小さいとき、ペー
ジ内で他の一部のメモリセルを検索対象から外す処理が
必要となる。この処理は、マスク処理と称される。具体
的には、マスク処理を行うCAMセルが接続されたビッ
ト線BL1,BL2の双方に0Vを印加することによっ
て、記憶データに関わらずメモリトランジスタQ1,Q
2を常時オフとする。これにより、検索対象から外した
いCAMセルがマッチ線の放電に寄与しなくなり、その
結果、ページ内の一部に対する検索動作が可能となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この従来の不揮発性C
AMセルでは、いわゆるチャネルホットエレクトロン注
入により書き込みを行うため、数μs/Byteと書き
込み時間の低減が十分でないという第1の課題がある。
AMセルでは、いわゆるチャネルホットエレクトロン注
入により書き込みを行うため、数μs/Byteと書き
込み時間の低減が十分でないという第1の課題がある。
【0013】ところで、内容アドレス機能を有しない通
常の不揮発性メモリセルは、メモリトランジスタが単一
である。このため、そのデータの書き換え時に、書き込
みまたは消去の何れかの動作を行うだけでよい。たとえ
ば、消去状態の記憶データを“0”、書き込み状態の記
憶データを“1”とすると、記憶データを“1”から
“0”に変換するには消去動作のみが必要となり、記憶
データを“0”から“1”に変換するには書き込み動作
のみが必要となる。
常の不揮発性メモリセルは、メモリトランジスタが単一
である。このため、そのデータの書き換え時に、書き込
みまたは消去の何れかの動作を行うだけでよい。たとえ
ば、消去状態の記憶データを“0”、書き込み状態の記
憶データを“1”とすると、記憶データを“1”から
“0”に変換するには消去動作のみが必要となり、記憶
データを“0”から“1”に変換するには書き込み動作
のみが必要となる。
【0014】これに対し、不揮発性CAMセルでは、セ
ル内の2つのメモリトランジスタの一方がデータ“1”
を保持し、他方がデータ“0”を保持している。このた
め、記憶データを“1”から“0”に書き換える場合、
記憶データを“0”から“1”に書き換える場合の何れ
においても、消去と書き込みの両方の動作が必要とな
る。
ル内の2つのメモリトランジスタの一方がデータ“1”
を保持し、他方がデータ“0”を保持している。このた
め、記憶データを“1”から“0”に書き換える場合、
記憶データを“0”から“1”に書き換える場合の何れ
においても、消去と書き込みの両方の動作が必要とな
る。
【0015】図12は、従来の不揮発性CAMセルに対
するデータ書き換え動作の典型的な手順を示すフロー図
である。このデータ書き換え動作では、消去後のしきい
値電圧が所定範囲に入っているかを検証しながら書き換
え対象セルを繰り返し消去し、その後、書き込み後のし
きい値電圧が所定範囲にはいっているかを検証しながら
必要なセルに新たなデータを繰り返し書き込む。
するデータ書き換え動作の典型的な手順を示すフロー図
である。このデータ書き換え動作では、消去後のしきい
値電圧が所定範囲に入っているかを検証しながら書き換
え対象セルを繰り返し消去し、その後、書き込み後のし
きい値電圧が所定範囲にはいっているかを検証しながら
必要なセルに新たなデータを繰り返し書き込む。
【0016】具体的には、まず、ステップST1におい
て、消去前書き込みを行う。これは、従来の不揮発性C
AMセルのローレベルのしきい値電圧を狭い電圧範囲内
に収めなければならないことと関係する。すなわち、不
揮発性CAMセルのしきい値電圧が0V付近または負に
なるとオフリーク電流が急激に増大するため、しきい値
電圧をたとえば1Vから3Vの範囲内に収束させる必要
がある。ところが、しきい値電圧がローレベルである消
去状態の不揮発性メモリトランジスタに対し、さらに消
去を行うと、その回数だけ更に低いレベルにしきい値電
圧が低下する。このため、消去対象のメモリセル群に、
しきい値電圧がハイレベルのメモリセルとローレベルの
メモリセルとが入り交じっていると消去の収束性が悪
く、しきい値電圧を所望の範囲内に収めることができな
くなる。この消去の収束性を改善するには、一旦、全て
のメモリセルに対し書き込みを行う。この書き込みによ
って、書き込み側、すなわちハイレベルのしきい値電圧
もばらつくが、次のステップで一括消去を行うと、しき
い値電圧は比較的狭い範囲内に揃う。しきい値電圧の高
低によって消去速度が異なるためである。以上の理由に
より、ステップST1では、書き換え対象の全てのCA
Mセルに対し一括して消去前書き込みを実行する。
て、消去前書き込みを行う。これは、従来の不揮発性C
AMセルのローレベルのしきい値電圧を狭い電圧範囲内
に収めなければならないことと関係する。すなわち、不
揮発性CAMセルのしきい値電圧が0V付近または負に
なるとオフリーク電流が急激に増大するため、しきい値
電圧をたとえば1Vから3Vの範囲内に収束させる必要
がある。ところが、しきい値電圧がローレベルである消
去状態の不揮発性メモリトランジスタに対し、さらに消
去を行うと、その回数だけ更に低いレベルにしきい値電
圧が低下する。このため、消去対象のメモリセル群に、
しきい値電圧がハイレベルのメモリセルとローレベルの
メモリセルとが入り交じっていると消去の収束性が悪
く、しきい値電圧を所望の範囲内に収めることができな
くなる。この消去の収束性を改善するには、一旦、全て
のメモリセルに対し書き込みを行う。この書き込みによ
って、書き込み側、すなわちハイレベルのしきい値電圧
もばらつくが、次のステップで一括消去を行うと、しき
い値電圧は比較的狭い範囲内に揃う。しきい値電圧の高
低によって消去速度が異なるためである。以上の理由に
より、ステップST1では、書き換え対象の全てのCA
Mセルに対し一括して消去前書き込みを実行する。
【0017】ステップST2において、まず、書き換え
対象の全てのCAMセルに対し一括して消去パルスを印
加する。続くステップST3において検証読み出しを行
い、しきい値電圧が所望の範囲内に入ったか否かを調べ
る。この検証読み出しでしきい値電圧が未だ高いと判断
されたCAMセルに対し、再度、ステップST2で消去
パルス印加を行い、ステップST3でしきい値電圧を検
証する。この消去と検証のステップを必要なだけ繰り返
して、書き換え対象の全てのCAMセルのしきい値電圧
を所望の範囲内に収束させる。
対象の全てのCAMセルに対し一括して消去パルスを印
加する。続くステップST3において検証読み出しを行
い、しきい値電圧が所望の範囲内に入ったか否かを調べ
る。この検証読み出しでしきい値電圧が未だ高いと判断
されたCAMセルに対し、再度、ステップST2で消去
パルス印加を行い、ステップST3でしきい値電圧を検
証する。この消去と検証のステップを必要なだけ繰り返
して、書き換え対象の全てのCAMセルのしきい値電圧
を所望の範囲内に収束させる。
【0018】その後、ステップST4において、書き換
え対象のCAMセルのうち、書き換え後の新たなデータ
を“1”とすべきCAMセルのメモリトランジスタQ
1,“0”とすべきCAMセルのメモリトランジスタQ
2に対し一括して書き込みパルスを印加する。続くステ
ップST5において検証読み出しを行い、しきい値電圧
が所望の範囲、たとえば7V以上となったか否かを調べ
る。この検証読み出しでしきい値電圧が未だ低いと判断
されたCAMセルに対し、再度、ステップST4で書き
込みパルス印加を行い、ステップST5でしきい値電圧
を検証する。この書き込みと検証のステップを必要なだ
け繰り返して、書き換え後の新たなデータが“1”のC
AMセルのメモリトランジスタQ1,“0”とすべきC
AMセルのメモリトランジスタQ2のしきい値電圧全て
を所望の範囲内に変化させる。ステップST5で、予定
した全てのメモリトランジスタで書き込みが十分と判断
されると処理が終了する。
え対象のCAMセルのうち、書き換え後の新たなデータ
を“1”とすべきCAMセルのメモリトランジスタQ
1,“0”とすべきCAMセルのメモリトランジスタQ
2に対し一括して書き込みパルスを印加する。続くステ
ップST5において検証読み出しを行い、しきい値電圧
が所望の範囲、たとえば7V以上となったか否かを調べ
る。この検証読み出しでしきい値電圧が未だ低いと判断
されたCAMセルに対し、再度、ステップST4で書き
込みパルス印加を行い、ステップST5でしきい値電圧
を検証する。この書き込みと検証のステップを必要なだ
け繰り返して、書き換え後の新たなデータが“1”のC
AMセルのメモリトランジスタQ1,“0”とすべきC
AMセルのメモリトランジスタQ2のしきい値電圧全て
を所望の範囲内に変化させる。ステップST5で、予定
した全てのメモリトランジスタで書き込みが十分と判断
されると処理が終了する。
【0019】従来の不揮発性CAMセルが解決すべき第
2の課題は、消去のために要する時間が長いことであ
る。すなわち、オフリーク電流の増大を抑えるために消
去状態のしきい値電圧範囲が狭く、この範囲にしきい値
電圧を収束させるために、消去パルスを複数回印加する
必要がある。これにより、消去時間だけでも数10ms
〜100ms程度が必要となる。また、消去の収束性を
上げるために消去前書き込みを行う必要があり、これが
消去のために要する時間を長くする一因となっていた。
2の課題は、消去のために要する時間が長いことであ
る。すなわち、オフリーク電流の増大を抑えるために消
去状態のしきい値電圧範囲が狭く、この範囲にしきい値
電圧を収束させるために、消去パルスを複数回印加する
必要がある。これにより、消去時間だけでも数10ms
〜100ms程度が必要となる。また、消去の収束性を
上げるために消去前書き込みを行う必要があり、これが
消去のために要する時間を長くする一因となっていた。
【0020】本発明の第1の目的は、不揮発性CAMセ
ルの書き込み速度を向上させることにある。本発明の第
2の目的は、不揮発性CAMセルの消去に必要な時間を
短縮することにある。
ルの書き込み速度を向上させることにある。本発明の第
2の目的は、不揮発性CAMセルの消去に必要な時間を
短縮することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記第1および第2の目
的を達成するために、本発明の第1の観点に係る内容ア
ドレス可能な半導体記憶装置は、ワード線とマッチ線と
の間に縦続接続された第1メモリトランジスタおよび第
1セレクトトランジスタと、上記ワード線と上記マッチ
線との間に縦続接続された第2メモリトランジスタおよ
び第2セレクトトランジスタとを含む内容アドレスメモ
リセルを有し、第1および第2メモリトランジスタのゲ
ートが制御ゲート線に接続され、第1セレクトトランジ
スタのゲートが第1ビット線に接続され、第2セレクト
トランジスタのゲートが第2ビット線に接続されてい
る。
的を達成するために、本発明の第1の観点に係る内容ア
ドレス可能な半導体記憶装置は、ワード線とマッチ線と
の間に縦続接続された第1メモリトランジスタおよび第
1セレクトトランジスタと、上記ワード線と上記マッチ
線との間に縦続接続された第2メモリトランジスタおよ
び第2セレクトトランジスタとを含む内容アドレスメモ
リセルを有し、第1および第2メモリトランジスタのゲ
ートが制御ゲート線に接続され、第1セレクトトランジ
スタのゲートが第1ビット線に接続され、第2セレクト
トランジスタのゲートが第2ビット線に接続されてい
る。
【0022】また、複数の上記内容アドレスメモリセル
が行列状に配置され、上記第1および第2セレクトトラ
ンジスタが内容アドレスメモリセルごとに設けられてい
る。あるいは、上記第1および第2セレクトトランジス
タそれぞれが、列方向に隣接する2つの内容アドレスメ
モリセル間で共有されている。後者の場合、上記内容ア
ドレスメモリセルの上記第1および第2メモリトランジ
スタの各ドレインがワード線に接続され、上記内容アド
レスメモリセルに列方向に隣接した他の内容アドレスメ
モリセルの第1および第2メモリトランジスタの各ソー
スがマッチ線に接続され、上記2つの内容アドレスメモ
リセル内の2つの第1メモリトランジスタ間に第1の共
有セレクトトランジスタが接続され、上記2つの内容ア
ドレスメモリセル内の2つの第2メモリトランジスタ間
に第2の共有セレクトトランジスタが接続されている。
が行列状に配置され、上記第1および第2セレクトトラ
ンジスタが内容アドレスメモリセルごとに設けられてい
る。あるいは、上記第1および第2セレクトトランジス
タそれぞれが、列方向に隣接する2つの内容アドレスメ
モリセル間で共有されている。後者の場合、上記内容ア
ドレスメモリセルの上記第1および第2メモリトランジ
スタの各ドレインがワード線に接続され、上記内容アド
レスメモリセルに列方向に隣接した他の内容アドレスメ
モリセルの第1および第2メモリトランジスタの各ソー
スがマッチ線に接続され、上記2つの内容アドレスメモ
リセル内の2つの第1メモリトランジスタ間に第1の共
有セレクトトランジスタが接続され、上記2つの内容ア
ドレスメモリセル内の2つの第2メモリトランジスタ間
に第2の共有セレクトトランジスタが接続されている。
【0023】上記第1の目的を達成するために、本発明
の第2の観点に係る内容アドレス可能な半導体記憶装置
は、ワード線とマッチ線との間に縦続接続された第1メ
モリトランジスタおよび第1セレクトトランジスタと、
上記ワード線と上記マッチ線との間に縦続接続された第
2メモリトランジスタおよび第2セレクトトランジスタ
とを含む内容アドレスメモリセルを有し、第1および第
2セレクトトランジスタのゲートが制御ゲート線に接続
され、第1メモリトランジスタのゲートが第1ビット線
に接続され、第2メモリトランジスタのゲートが第2ビ
ット線に接続されている。
の第2の観点に係る内容アドレス可能な半導体記憶装置
は、ワード線とマッチ線との間に縦続接続された第1メ
モリトランジスタおよび第1セレクトトランジスタと、
上記ワード線と上記マッチ線との間に縦続接続された第
2メモリトランジスタおよび第2セレクトトランジスタ
とを含む内容アドレスメモリセルを有し、第1および第
2セレクトトランジスタのゲートが制御ゲート線に接続
され、第1メモリトランジスタのゲートが第1ビット線
に接続され、第2メモリトランジスタのゲートが第2ビ
ット線に接続されている。
【0024】上記第1の目的を達成するために、本発明
の第3の観点に係る内容アドレス可能な半導体記憶装置
の動作方法は、ドレインが共通接続された第1および第
2メモリトランジスタと、第1メモリトランジスタのソ
ースにドレインが接続された第1セレクトトランジスタ
と、第2メモリトランジスタのソースにドレインが接続
された第2セレクトトランジスタとを含む内容アドレス
メモリセルを有した内容アドレス可能な半導体記憶装置
の動作方法であって、上記第1および第2メモリトラン
ジスタのうち一方のメモリトランジスタと、これに縦続
接続した一方のセレクトトランジスタとを制御し、ソー
スサイド注入により上記一方のメモリトランジスタに電
荷を注入する書き込みを含む。この書き込みが以下の諸
ステップ、すなわち、上記一方のメモリトランジスタの
ドレインと上記一方のセレクトトランジスタのソースと
の間に所定のドレイン電圧を印加し、上記一方のメモリ
トランジスタのゲートに印加する電圧の値と上記一方の
セレクトトランジスタのゲートに印加する電圧の値とを
制御して、上記一方のメモリトランジスタにソース側か
ら電荷を注入する各ステップを含む。
の第3の観点に係る内容アドレス可能な半導体記憶装置
の動作方法は、ドレインが共通接続された第1および第
2メモリトランジスタと、第1メモリトランジスタのソ
ースにドレインが接続された第1セレクトトランジスタ
と、第2メモリトランジスタのソースにドレインが接続
された第2セレクトトランジスタとを含む内容アドレス
メモリセルを有した内容アドレス可能な半導体記憶装置
の動作方法であって、上記第1および第2メモリトラン
ジスタのうち一方のメモリトランジスタと、これに縦続
接続した一方のセレクトトランジスタとを制御し、ソー
スサイド注入により上記一方のメモリトランジスタに電
荷を注入する書き込みを含む。この書き込みが以下の諸
ステップ、すなわち、上記一方のメモリトランジスタの
ドレインと上記一方のセレクトトランジスタのソースと
の間に所定のドレイン電圧を印加し、上記一方のメモリ
トランジスタのゲートに印加する電圧の値と上記一方の
セレクトトランジスタのゲートに印加する電圧の値とを
制御して、上記一方のメモリトランジスタにソース側か
ら電荷を注入する各ステップを含む。
【0025】また、上記第1および第2メモリトランジ
スタに対し、そのソースおよび/またはドレインに所定
の電圧を印加した状態でゲートに消去パルスを印加し、
当該1回の消去パルスの印加でしきい値電圧を所定値よ
り低くする書き込み前消去を含む。
スタに対し、そのソースおよび/またはドレインに所定
の電圧を印加した状態でゲートに消去パルスを印加し、
当該1回の消去パルスの印加でしきい値電圧を所定値よ
り低くする書き込み前消去を含む。
【0026】また、書き込み後のメモリトランジスタの
しきい値電圧が所定値以上であることを確かめる検証読
み出しを含む。検索の第1の方法では、上記第1および
第2メモリトランジスタの共通ドレインと、上記第1お
よび第2セレクトトランジスタの各ソースが接続された
共通ソースとの一方を基準電圧で保持し、上記共通ドレ
インおよび上記共通ソースの他方を所定電圧まで充電し
た後に電気的フローティング状態で保持し、上記第1お
よび第2メモリトランジスタのゲートに、記憶データの
論理に応じてメモリトランジスタがオンまたはオフする
所定の読み出しゲート電圧を印加し、上記第1および第
2セレクトトランジスタのゲートのうち検索データの論
理に応じて決まる何れか一のゲートに、セレクトトラン
ジスタがオンするパス電圧を印加する。また、検索の第
2の方法では、上記第1および第2メモリトランジスタ
の共通ドレインと、上記第1および第2セレクトトラン
ジスタの各ソースが接続された共通ソースとの一方を基
準電圧で保持し、上記共通ドレインおよび上記共通ソー
スの他方を所定電圧まで充電した後に電気的フローティ
ング状態で保持し、上記第1および第2メモリトランジ
スタのゲートのうち検索データの論理に応じて決まる何
れか一のゲートに、記憶データの論理に応じてメモリト
ランジスタがオンまたはオフする所定の読み出しゲート
電圧を印加し、上記第1および第2セレクトトランジス
タのゲートに、セレクトトランジスタがオンするパス電
圧を印加する。
しきい値電圧が所定値以上であることを確かめる検証読
み出しを含む。検索の第1の方法では、上記第1および
第2メモリトランジスタの共通ドレインと、上記第1お
よび第2セレクトトランジスタの各ソースが接続された
共通ソースとの一方を基準電圧で保持し、上記共通ドレ
インおよび上記共通ソースの他方を所定電圧まで充電し
た後に電気的フローティング状態で保持し、上記第1お
よび第2メモリトランジスタのゲートに、記憶データの
論理に応じてメモリトランジスタがオンまたはオフする
所定の読み出しゲート電圧を印加し、上記第1および第
2セレクトトランジスタのゲートのうち検索データの論
理に応じて決まる何れか一のゲートに、セレクトトラン
ジスタがオンするパス電圧を印加する。また、検索の第
2の方法では、上記第1および第2メモリトランジスタ
の共通ドレインと、上記第1および第2セレクトトラン
ジスタの各ソースが接続された共通ソースとの一方を基
準電圧で保持し、上記共通ドレインおよび上記共通ソー
スの他方を所定電圧まで充電した後に電気的フローティ
ング状態で保持し、上記第1および第2メモリトランジ
スタのゲートのうち検索データの論理に応じて決まる何
れか一のゲートに、記憶データの論理に応じてメモリト
ランジスタがオンまたはオフする所定の読み出しゲート
電圧を印加し、上記第1および第2セレクトトランジス
タのゲートに、セレクトトランジスタがオンするパス電
圧を印加する。
【0027】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は、本発明の第1実施形態に係る不揮発性CAMセ
ルの1セル分の回路図である。このCAMセルは、ワー
ド線WLとマッチ線MLとの間に縦続接続された第1メ
モリトランジスタQ1および第1セレクトトランジスタ
S1と、これと同じワード線WLとマッチ線MLとの間
に縦続接続された第2メモリトランジスタQ2および第
2セレクトトランジスタS2とを有する。
ルの1セル分の回路図である。このCAMセルは、ワー
ド線WLとマッチ線MLとの間に縦続接続された第1メ
モリトランジスタQ1および第1セレクトトランジスタ
S1と、これと同じワード線WLとマッチ線MLとの間
に縦続接続された第2メモリトランジスタQ2および第
2セレクトトランジスタS2とを有する。
【0028】第1,第2メモリトランジスタのメモリの
各ドレインがワード線WLに接続され、第1メモリトラ
ンジスタのソースが第1セレクトトランジスタS1のド
レインに接続され、第2メモリトランジスタのソースが
第2セレクトトランジスタS2のドレインに接続され、
第1,第2セレクトトランジスタS1,S2の各ソース
がマッチ線MLに接続されている。また、第1,第2メ
モリトランジスタQ1,Q2の各ゲートが制御ゲート線
CGに接続され、第1セレクトトランジスタS1のゲー
トがビット線BL1に接続され、第2セレクトトランジ
スタS2のゲートがビット線BL2に接続されている。
各ドレインがワード線WLに接続され、第1メモリトラ
ンジスタのソースが第1セレクトトランジスタS1のド
レインに接続され、第2メモリトランジスタのソースが
第2セレクトトランジスタS2のドレインに接続され、
第1,第2セレクトトランジスタS1,S2の各ソース
がマッチ線MLに接続されている。また、第1,第2メ
モリトランジスタQ1,Q2の各ゲートが制御ゲート線
CGに接続され、第1セレクトトランジスタS1のゲー
トがビット線BL1に接続され、第2セレクトトランジ
スタS2のゲートがビット線BL2に接続されている。
【0029】このCAMセルにおいて、メモリトランジ
スタごとにセレクトトランジスタを接続させた理由は、
書き込み時にソースサイド注入を行うためである。
スタごとにセレクトトランジスタを接続させた理由は、
書き込み時にソースサイド注入を行うためである。
【0030】図2は、ソースサイド注入による書き込み
動作を、メモリトランジスタがFG型である場合を例に
模擬的に示したものである。書き込み時に、ソースSに
0V、ドレインDに電源電圧VCC(たとえば、5V)、
コントロールゲートCGに10数Vのプログラム電圧、
セレクトゲートSGにプログラム電圧より低い数Vの電
圧をそれぞれ印加する。このバイアス条件を最適化する
ことによって、セレクトゲートSGとフローティングゲ
ートFGとの境界にあるチャネル形成領域表面に高い横
方向電界を形成する。この高電界によって、チャネルを
走行してきた電子の一部が、フローティングゲートFG
と基板間の誘電体膜が形成するエネルギー障壁高さを乗
り越える程度に励起され、ホットエレクトロンとなる。
したがって、走行電子がある割合でフローティングゲー
トFGのソース端から注入され、フローティングゲート
FG内に蓄積される。
動作を、メモリトランジスタがFG型である場合を例に
模擬的に示したものである。書き込み時に、ソースSに
0V、ドレインDに電源電圧VCC(たとえば、5V)、
コントロールゲートCGに10数Vのプログラム電圧、
セレクトゲートSGにプログラム電圧より低い数Vの電
圧をそれぞれ印加する。このバイアス条件を最適化する
ことによって、セレクトゲートSGとフローティングゲ
ートFGとの境界にあるチャネル形成領域表面に高い横
方向電界を形成する。この高電界によって、チャネルを
走行してきた電子の一部が、フローティングゲートFG
と基板間の誘電体膜が形成するエネルギー障壁高さを乗
り越える程度に励起され、ホットエレクトロンとなる。
したがって、走行電子がある割合でフローティングゲー
トFGのソース端から注入され、フローティングゲート
FG内に蓄積される。
【0031】このソースサイド注入は、ドレイン側から
注入する通常のホットエレクトロン注入に比べ注入効率
が数桁高く、その分、書き込み時間の低減が可能であ
る。なお、ソースサイド注入は、フローティングゲート
FGの代わりに電荷蓄積層を窒化膜としたMONOS
型,MNOS型などにおいても同様に実施可能である。
注入する通常のホットエレクトロン注入に比べ注入効率
が数桁高く、その分、書き込み時間の低減が可能であ
る。なお、ソースサイド注入は、フローティングゲート
FGの代わりに電荷蓄積層を窒化膜としたMONOS
型,MNOS型などにおいても同様に実施可能である。
【0032】図3に、CAMセルの消去,書き込みおよ
び検索の動作時にワード線,マッチ線,ビット線および
制御ゲート線に印加する電圧値およびメモリトランジス
タのしきい値電圧を表にして示す。2つのメモリトラン
ジスタがnチャネル型の場合、消去において、それらの
しきい値電圧Vth(Q1), Vth(Q2)を、たとえば3V未満
にする。そのためには、たとえば、メモリトランジスタ
Q1,Q2のソースをオープンとし、ドレイン(ワード
線WL)に5Vを印加する。ソースをオープンとするに
は、ビット線BL1,BL2をともに0Vとしてセレク
トトランジスタS1,S2をオフ状態にする。この状態
で、制御ゲート線CGに−10Vを印加する。これによ
り、書き込み状態のメモリトランジスタにおいて、その
フローティングゲートに蓄積されていた電荷(電子)が
ドレイン側から抜き取られ、書き込み状態でハイレベル
にあったしきい値電圧が低下する。このように、消去で
は、たとえばゲートとドレイン間の印加電圧によるFN
トンネリングを利用して、フローティングゲートFGの
蓄積電荷が消去される。
び検索の動作時にワード線,マッチ線,ビット線および
制御ゲート線に印加する電圧値およびメモリトランジス
タのしきい値電圧を表にして示す。2つのメモリトラン
ジスタがnチャネル型の場合、消去において、それらの
しきい値電圧Vth(Q1), Vth(Q2)を、たとえば3V未満
にする。そのためには、たとえば、メモリトランジスタ
Q1,Q2のソースをオープンとし、ドレイン(ワード
線WL)に5Vを印加する。ソースをオープンとするに
は、ビット線BL1,BL2をともに0Vとしてセレク
トトランジスタS1,S2をオフ状態にする。この状態
で、制御ゲート線CGに−10Vを印加する。これによ
り、書き込み状態のメモリトランジスタにおいて、その
フローティングゲートに蓄積されていた電荷(電子)が
ドレイン側から抜き取られ、書き込み状態でハイレベル
にあったしきい値電圧が低下する。このように、消去で
は、たとえばゲートとドレイン間の印加電圧によるFN
トンネリングを利用して、フローティングゲートFGの
蓄積電荷が消去される。
【0033】書き込みでは、2つのメモリトランジスタ
Q1,Q2のしきい値電圧Vth(Q1), Vth(Q2)を相反す
る値とすべく、一方のメモリトランジスタのしきい値電
圧をたとえば7Vより大きな書き込み状態に変化させ、
他方のメモリトランジスタのしきい値電圧をたとえば3
V未満の消去状態で維持する。
Q1,Q2のしきい値電圧Vth(Q1), Vth(Q2)を相反す
る値とすべく、一方のメモリトランジスタのしきい値電
圧をたとえば7Vより大きな書き込み状態に変化させ、
他方のメモリトランジスタのしきい値電圧をたとえば3
V未満の消去状態で維持する。
【0034】たとえば、“1”書き込みでは、第1メモ
リトランジスタQ1のしきい値電圧Vth(Q1)のみを3V
未満の値から7Vより大きな値に変化させる。そのため
には、たとえば、ワード線WLに5V、ビット線BL1
に1.5V、ビット線BL2およびマッチ線MLに0V
を印加する。この状態で、制御ゲート線CGに16Vの
プログラムパルスを印加する。これにより、第1メモリ
トランジスタQ1および第1セレクトトランジスタS1
にチャネルが形成され、チャネル内を加速された電子が
第1メモリトランジスタQ1のソース側端でホットエレ
クトロンとなってソースサイド注入によりフローティン
グゲートに注入される。したがって、第1メモリトラン
ジスタQ1のしきい値電圧Vth(Q1)が上昇し書き込み状
態となる。一方、ビット線BL2の印加電圧が0Vなの
で第2メモリトランジスタQ2および第2セレクトトラ
ンジスタS2にはチャネルが形成されず、第2メモリト
ランジスタQ2への書き込みは行われない。
リトランジスタQ1のしきい値電圧Vth(Q1)のみを3V
未満の値から7Vより大きな値に変化させる。そのため
には、たとえば、ワード線WLに5V、ビット線BL1
に1.5V、ビット線BL2およびマッチ線MLに0V
を印加する。この状態で、制御ゲート線CGに16Vの
プログラムパルスを印加する。これにより、第1メモリ
トランジスタQ1および第1セレクトトランジスタS1
にチャネルが形成され、チャネル内を加速された電子が
第1メモリトランジスタQ1のソース側端でホットエレ
クトロンとなってソースサイド注入によりフローティン
グゲートに注入される。したがって、第1メモリトラン
ジスタQ1のしきい値電圧Vth(Q1)が上昇し書き込み状
態となる。一方、ビット線BL2の印加電圧が0Vなの
で第2メモリトランジスタQ2および第2セレクトトラ
ンジスタS2にはチャネルが形成されず、第2メモリト
ランジスタQ2への書き込みは行われない。
【0035】“0”書き込みでは、これとは逆に、第2
メモリトランジスタQ2のしきい値電圧Vth(Q2)のみを
3V未満の値から7Vより大きな値に変化させる。その
ためには、たとえば、ワード線WLに5V、ビット線B
L2に1.5V、ビット線BL1およびマッチ線MLに
0Vを印加し、その状態で、制御ゲート線CGに16V
のプログラムパルスを印加する。これにより、第2メモ
リトランジスタQ2にソースサイド注入により書き込み
が行われる。その一方、ビット線BL1の印加電圧が0
Vなので第1メモリトランジスタQ1への書き込みは行
われない。
メモリトランジスタQ2のしきい値電圧Vth(Q2)のみを
3V未満の値から7Vより大きな値に変化させる。その
ためには、たとえば、ワード線WLに5V、ビット線B
L2に1.5V、ビット線BL1およびマッチ線MLに
0Vを印加し、その状態で、制御ゲート線CGに16V
のプログラムパルスを印加する。これにより、第2メモ
リトランジスタQ2にソースサイド注入により書き込み
が行われる。その一方、ビット線BL1の印加電圧が0
Vなので第1メモリトランジスタQ1への書き込みは行
われない。
【0036】検索においては、検索データをビット線B
L1,BL2に与え、この検索データが記憶データと一
致するか、不一致となるかを、予めハイレベルにプリチ
ャージし電気的フローティング状態で維持したマッチ線
の電位変化によって調べる。
L1,BL2に与え、この検索データが記憶データと一
致するか、不一致となるかを、予めハイレベルにプリチ
ャージし電気的フローティング状態で維持したマッチ線
の電位変化によって調べる。
【0037】記憶データが“1”であるかを調べる
“1”検索時には、まず、ワード線WLを0Vで固定
し、マッチ線MLを5Vにプリチャージした後に、フロ
ーティングにする。また、制御ゲート線CGには、消去
しきい値電圧の上限値3Vと書き込みしきい値電圧の下
限値7Vとの中間の5Vを印加する。そして、ビット線
BL1に5V、ビット線BL2に0Vを印加する。記憶
データが“1”、すなわちしきい値電圧Vth(Q1)が7V
より大きく、しきい値電圧Vth(Q2)が3V未満の場合、
ビット線BL1の印加電圧5Vにより第1セレクトトラ
ンジスタS1はドレイン電圧さえ印加されればオンでき
る導通状態にあるが、第1メモリトランジスタQ1のし
きい値電圧Vth(Q1)が制御ゲート線CGの印加電圧5V
より大きいため、第1メモリトランジスタQ1がオンで
きない。このため、第1セレクトトランジスタS1にド
レイン電圧が印加されず、このトランジスタもオンでき
ない。よって、マッチ線MLの電位変化が生じない。
“1”検索時には、まず、ワード線WLを0Vで固定
し、マッチ線MLを5Vにプリチャージした後に、フロ
ーティングにする。また、制御ゲート線CGには、消去
しきい値電圧の上限値3Vと書き込みしきい値電圧の下
限値7Vとの中間の5Vを印加する。そして、ビット線
BL1に5V、ビット線BL2に0Vを印加する。記憶
データが“1”、すなわちしきい値電圧Vth(Q1)が7V
より大きく、しきい値電圧Vth(Q2)が3V未満の場合、
ビット線BL1の印加電圧5Vにより第1セレクトトラ
ンジスタS1はドレイン電圧さえ印加されればオンでき
る導通状態にあるが、第1メモリトランジスタQ1のし
きい値電圧Vth(Q1)が制御ゲート線CGの印加電圧5V
より大きいため、第1メモリトランジスタQ1がオンで
きない。このため、第1セレクトトランジスタS1にド
レイン電圧が印加されず、このトランジスタもオンでき
ない。よって、マッチ線MLの電位変化が生じない。
【0038】これに対し、記憶データが“0”、すなわ
ちしきい値電圧Vth(Q1)が3V未満でしきい値電圧Vth
(Q2)が7Vより大きい場合、制御ゲート線CGの印加電
圧により消去状態の第1メモリトランジスタQ1がオン
し、かつ、ビット線BL1の印加電圧5Vによって第1
セレクトトランジスタS1がオンするため、マッチ線M
Lが放電され、その電位が5Vから0Vに低下する。マ
ッチ線MLに接続された増幅器によって、マッチ線の電
位が低下した場合に記憶データと検索データとの“不一
致”が検出され、マッチ線の電位変化がない場合に両デ
ータの“一致”が検出される。
ちしきい値電圧Vth(Q1)が3V未満でしきい値電圧Vth
(Q2)が7Vより大きい場合、制御ゲート線CGの印加電
圧により消去状態の第1メモリトランジスタQ1がオン
し、かつ、ビット線BL1の印加電圧5Vによって第1
セレクトトランジスタS1がオンするため、マッチ線M
Lが放電され、その電位が5Vから0Vに低下する。マ
ッチ線MLに接続された増幅器によって、マッチ線の電
位が低下した場合に記憶データと検索データとの“不一
致”が検出され、マッチ線の電位変化がない場合に両デ
ータの“一致”が検出される。
【0039】記憶データが“0”であるかを調べる
“0”検索時には、ワード線WLに0V、制御ゲート線
CGに5Vを印加し、マッチ線MLを5Vにプリチャー
ジ後に、上記とは逆に、ビット線BL1に0V、ビット
線BL2に5Vを印加する。したがって、上記した
“1”検索時とは逆に、縦続接続した2つのトランジス
タが共にオンするのは、記憶データが“1”の場合の第
2メモリトランジスタQ2と第2セレクトトランジスタ
S2の組合せのみとなる。このときマッチ線の電位が低
下して“不一致”が検出される。記憶データが“0”の
場合は、マッチ線の電位変化がないので“一致”が検出
される。
“0”検索時には、ワード線WLに0V、制御ゲート線
CGに5Vを印加し、マッチ線MLを5Vにプリチャー
ジ後に、上記とは逆に、ビット線BL1に0V、ビット
線BL2に5Vを印加する。したがって、上記した
“1”検索時とは逆に、縦続接続した2つのトランジス
タが共にオンするのは、記憶データが“1”の場合の第
2メモリトランジスタQ2と第2セレクトトランジスタ
S2の組合せのみとなる。このときマッチ線の電位が低
下して“不一致”が検出される。記憶データが“0”の
場合は、マッチ線の電位変化がないので“一致”が検出
される。
【0040】この検索動作は、通常、ワード線方向で、
ある大きさのビット列を単位に行われる。そのビット列
内で1ビットでも不一致となるとマッチ線MLが放電さ
れるため、検索ビット列が記憶ビット列と不一致である
と判定される。このビット列が、1本のワード線に連な
るメモリセル列、すなわちページより小さいとき、ペー
ジ内で他の一部のメモリセルを検索対象から外す処理が
必要となる。この処理は、マスク処理と称される。具体
的には、マスク処理を行うCAMセルが接続されたビッ
ト線BL1,BL2の双方に0Vを印加することによっ
て、記憶データに関わらずメモリトランジスタQ1,Q
2を常時オフとする。これにより、検索対象から外した
いCAMセルがマッチ線の放電に寄与しなくなり、その
結果、ページ内の一部に対する検索動作が可能となる。
ある大きさのビット列を単位に行われる。そのビット列
内で1ビットでも不一致となるとマッチ線MLが放電さ
れるため、検索ビット列が記憶ビット列と不一致である
と判定される。このビット列が、1本のワード線に連な
るメモリセル列、すなわちページより小さいとき、ペー
ジ内で他の一部のメモリセルを検索対象から外す処理が
必要となる。この処理は、マスク処理と称される。具体
的には、マスク処理を行うCAMセルが接続されたビッ
ト線BL1,BL2の双方に0Vを印加することによっ
て、記憶データに関わらずメモリトランジスタQ1,Q
2を常時オフとする。これにより、検索対象から外した
いCAMセルがマッチ線の放電に寄与しなくなり、その
結果、ページ内の一部に対する検索動作が可能となる。
【0041】図4は、第1実施形態に係る不揮発性CA
Mセルに対するデータ書き換え動作の典型的な手順を示
すフロー図である。このデータ書き換え動作では、1回
の消去パルス印加で消去を行い、その後、書き込み後の
しきい値電圧が所定範囲にはいっているかを検証しなが
ら必要なセルに新たなデータを繰り返し書き込む。
Mセルに対するデータ書き換え動作の典型的な手順を示
すフロー図である。このデータ書き換え動作では、1回
の消去パルス印加で消去を行い、その後、書き込み後の
しきい値電圧が所定範囲にはいっているかを検証しなが
ら必要なセルに新たなデータを繰り返し書き込む。
【0042】具体的には、まず、ステップST11にお
いて、消去パルスを印加する。本実施形態の不揮発性C
AMセルはゲートがビット線に接続されたセレクトトラ
ンジスタS1,S2を有するので、非選択セルのビット
線電位をローレベル、たとえば0Vにすることでセレク
トトランジスタをオフさせ、これによりメモリトランジ
スタからのオフリーク電流がマッチ線MLに流れるのを
有効に防止できる。したがって、消去状態のしきい値電
圧が0V付近、さらには負であってもよい。このため、
全ての消去対象セルが十分に消去状態となる消去パルス
を1回印加することにより消去を完了することができ、
消去後の検証読み出しも不要である。
いて、消去パルスを印加する。本実施形態の不揮発性C
AMセルはゲートがビット線に接続されたセレクトトラ
ンジスタS1,S2を有するので、非選択セルのビット
線電位をローレベル、たとえば0Vにすることでセレク
トトランジスタをオフさせ、これによりメモリトランジ
スタからのオフリーク電流がマッチ線MLに流れるのを
有効に防止できる。したがって、消去状態のしきい値電
圧が0V付近、さらには負であってもよい。このため、
全ての消去対象セルが十分に消去状態となる消去パルス
を1回印加することにより消去を完了することができ、
消去後の検証読み出しも不要である。
【0043】ステップST12において、書き換え対象
のCAMセルのうち、書き換え後の新たなデータが
“1”のCAMセルのメモリトランジスタQ1,“0”
のCAMセルのメモリトランジスタQ2に対し一括して
書き込みパルスを印加する。続くステップST13にお
いて検証読み出しを行い、しきい値電圧が所望の範囲、
たとえば7Vより大きいか否かを調べる。この検証読み
出しでしきい値電圧が未だ低いと判断されたCAMセル
に対し、再度、ステップST12で書き込みパルス印加
を行い、ステップST13でしきい値電圧を検証する。
この書き込みと検証のステップを必要なだけ繰り返し
て、書き換え後の新たなデータが“1”のCAMセルの
メモリトランジスタQ1全てと、“0”のCAMセルの
メモリトランジスタQ2全てとのしきい値電圧を所望の
範囲内に変化させる。ステップST13で、書き換え完
了と判断されると処理が終了する。
のCAMセルのうち、書き換え後の新たなデータが
“1”のCAMセルのメモリトランジスタQ1,“0”
のCAMセルのメモリトランジスタQ2に対し一括して
書き込みパルスを印加する。続くステップST13にお
いて検証読み出しを行い、しきい値電圧が所望の範囲、
たとえば7Vより大きいか否かを調べる。この検証読み
出しでしきい値電圧が未だ低いと判断されたCAMセル
に対し、再度、ステップST12で書き込みパルス印加
を行い、ステップST13でしきい値電圧を検証する。
この書き込みと検証のステップを必要なだけ繰り返し
て、書き換え後の新たなデータが“1”のCAMセルの
メモリトランジスタQ1全てと、“0”のCAMセルの
メモリトランジスタQ2全てとのしきい値電圧を所望の
範囲内に変化させる。ステップST13で、書き換え完
了と判断されると処理が終了する。
【0044】ここで、データ書き換えの各ステップごと
に、おおよその時間を見積もった。その結果を図5
(A),(B)に示す。図5(A)は従来のCAMセル
の場合、図5(B)は本実施形態のCAMセルの場合で
ある。ここで、見積もりの前提として、消去パルス印加
と消去後の検証読み出しがそれぞれ10回、書き込みパ
ルス印加と書き込み後の検証読み出しがそれぞれ2回と
仮定した。セレクトトランジスタを有しない従来のCA
Mセルでは、消去前書き込み時間が10μs、消去パル
ス印加時間が100ms(=10ms×10)、消去後
の検証読み出し時間が1.5μs(=0.15μs×1
0)、書き込みパルス印加時間が20μs(=10μs
×2)、書き込み後の検証読み出し時間が0.3μs
(=0.15μs×2)となり、これらの合計時間は1
00.032msとなる。これに対し、本実施形態のC
AMセルでは、消去パルス印加が1回でその時間が10
msと短く、ソースサイド注入の効果により書き込みパ
ルス印加時間が従来の20μsから2μsと1桁短くな
っている。また、本実施形態のCAMセルでは、消去前
書き込み(10ms)および消去後の検証読み出し
(1.5μs)が不要である。このため、合計時間は1
0.002msとなる。このように、本実施形態のCA
Mセルはデータ書き換え時間が従来より1桁短縮され
た。
に、おおよその時間を見積もった。その結果を図5
(A),(B)に示す。図5(A)は従来のCAMセル
の場合、図5(B)は本実施形態のCAMセルの場合で
ある。ここで、見積もりの前提として、消去パルス印加
と消去後の検証読み出しがそれぞれ10回、書き込みパ
ルス印加と書き込み後の検証読み出しがそれぞれ2回と
仮定した。セレクトトランジスタを有しない従来のCA
Mセルでは、消去前書き込み時間が10μs、消去パル
ス印加時間が100ms(=10ms×10)、消去後
の検証読み出し時間が1.5μs(=0.15μs×1
0)、書き込みパルス印加時間が20μs(=10μs
×2)、書き込み後の検証読み出し時間が0.3μs
(=0.15μs×2)となり、これらの合計時間は1
00.032msとなる。これに対し、本実施形態のC
AMセルでは、消去パルス印加が1回でその時間が10
msと短く、ソースサイド注入の効果により書き込みパ
ルス印加時間が従来の20μsから2μsと1桁短くな
っている。また、本実施形態のCAMセルでは、消去前
書き込み(10ms)および消去後の検証読み出し
(1.5μs)が不要である。このため、合計時間は1
0.002msとなる。このように、本実施形態のCA
Mセルはデータ書き換え時間が従来より1桁短縮され
た。
【0045】第2実施形態 図6は、本発明の第2実施形態に係る不揮発性CAMセ
ルのビット線方向に隣接する2セル分の回路図である。
このCAMセルは、第1および第2セレクトトランジス
タS1,S2のそれぞれがビット方向に隣接する2セル
間で共有されている。これらのうち第1CAMセルは、
第1実施形態と同様に、2つのメモリトランジスタQ
1,Q2と、2つのセレクトトランジスタS1,S2と
からなる。また、第2CAMセルは、他の2つのメモリ
トランジスタQ3,Q4と、上記セレクトトランジスタ
S1,S2とからなる。
ルのビット線方向に隣接する2セル分の回路図である。
このCAMセルは、第1および第2セレクトトランジス
タS1,S2のそれぞれがビット方向に隣接する2セル
間で共有されている。これらのうち第1CAMセルは、
第1実施形態と同様に、2つのメモリトランジスタQ
1,Q2と、2つのセレクトトランジスタS1,S2と
からなる。また、第2CAMセルは、他の2つのメモリ
トランジスタQ3,Q4と、上記セレクトトランジスタ
S1,S2とからなる。
【0046】具体的に、ワード線WLとマッチ線MLと
の間に、第1CAMセルの第1メモリトランジスタQ
1、共有された第1セレクトトランジスタS1、第2C
AMセルの第1メモリトランジスタQ3が縦続接続され
ている。同様に、同じワード線WLとマッチ線MLとの
間に、第1CAMセルの第2メモリトランジスタQ2、
共有された第2セレクトトランジスタS2、第2CAM
セルの第2メモリトランジスタQ4が縦続接続されてい
る。第1CAMセルのメモリトランジスタQ1,Q2の
ゲートが第1制御ゲート線CG1に接続され、第2CA
MセルのメモリトランジスタQ3,Q4のゲートが第2
制御ゲート線CG2に接続されている。第1実施形態と
同様に、第1セレクトトランジスタS1のゲートがビッ
ト線BL1に接続され、第2セレクトトランジスタS2
のゲートがビット線BL2に接続されている。
の間に、第1CAMセルの第1メモリトランジスタQ
1、共有された第1セレクトトランジスタS1、第2C
AMセルの第1メモリトランジスタQ3が縦続接続され
ている。同様に、同じワード線WLとマッチ線MLとの
間に、第1CAMセルの第2メモリトランジスタQ2、
共有された第2セレクトトランジスタS2、第2CAM
セルの第2メモリトランジスタQ4が縦続接続されてい
る。第1CAMセルのメモリトランジスタQ1,Q2の
ゲートが第1制御ゲート線CG1に接続され、第2CA
MセルのメモリトランジスタQ3,Q4のゲートが第2
制御ゲート線CG2に接続されている。第1実施形態と
同様に、第1セレクトトランジスタS1のゲートがビッ
ト線BL1に接続され、第2セレクトトランジスタS2
のゲートがビット線BL2に接続されている。
【0047】図7に、第1CAMセルの消去,書き込み
および検索の動作時にワード線,マッチ線,ビット線お
よび制御ゲート線に印加する電圧値およびメモリトラン
ジスタのしきい値電圧を表にして示す。この第1CAM
セルの動作は第1実施形態と基本的に同じである。ただ
し、書き込みおよび検索時に、第2CAMセルのメモリ
トランジスタQ3,Q4をパストランジスタとして機能
させるために、これらの書き込み状態のしきい値電圧よ
り十分大きな12Vを第2制御ゲート線CG2によって
メモリトランジスタQ3,Q4のゲートに印加してい
る。
および検索の動作時にワード線,マッチ線,ビット線お
よび制御ゲート線に印加する電圧値およびメモリトラン
ジスタのしきい値電圧を表にして示す。この第1CAM
セルの動作は第1実施形態と基本的に同じである。ただ
し、書き込みおよび検索時に、第2CAMセルのメモリ
トランジスタQ3,Q4をパストランジスタとして機能
させるために、これらの書き込み状態のしきい値電圧よ
り十分大きな12Vを第2制御ゲート線CG2によって
メモリトランジスタQ3,Q4のゲートに印加してい
る。
【0048】なお、ここでは消去時の第2制御ゲート線
CG2は0Vとして、この第2CAMセルの消去は行っ
ていない。ただし、第2CAMセルはソース側から電荷
を引き抜いて消去を行うこともでき、その場合、マッチ
線MLの電圧を5V、第2制御ゲート線CG2の電圧を
−10Vに変更する。
CG2は0Vとして、この第2CAMセルの消去は行っ
ていない。ただし、第2CAMセルはソース側から電荷
を引き抜いて消去を行うこともでき、その場合、マッチ
線MLの電圧を5V、第2制御ゲート線CG2の電圧を
−10Vに変更する。
【0049】第2CAMセルを動作させるときは、図7
において、しきい値電圧Vth(Q1)をメモリトランジスタ
Q3のしきい値電圧Vth(Q3)に置き換え、しきい値電圧
Vth(Q2)をメモリトランジスタQ4のしきい値電圧Vth
(Q4)に置き換え、第1制御ゲート線CG1と第2制御ゲ
ート線CG2の印加電圧値を入れ換える。マッチ線ML
とワード線WLの印加電圧値も入れ換える。これによっ
て、上記した第1CAMセルと同様な動作が可能とな
る。
において、しきい値電圧Vth(Q1)をメモリトランジスタ
Q3のしきい値電圧Vth(Q3)に置き換え、しきい値電圧
Vth(Q2)をメモリトランジスタQ4のしきい値電圧Vth
(Q4)に置き換え、第1制御ゲート線CG1と第2制御ゲ
ート線CG2の印加電圧値を入れ換える。マッチ線ML
とワード線WLの印加電圧値も入れ換える。これによっ
て、上記した第1CAMセルと同様な動作が可能とな
る。
【0050】第2実施形態のCAMセルでは、第1実施
形態のCAMセルと比較するとセレクトトランジスタが
共有されていることが異なり、基本的な動作は同じであ
ることから、データ書き換え動作も同じとなる。したが
って、図4のデータ書き換えのフロー図および図5の時
間見積もり結果は、ともに第2実施形態にも適用でき
る。よって、第2実施形態によってデータ書き換え時間
が従来より1桁低減される。また、第2実施形態のCA
Mセルは、第1実施形態のCAMセルよりセル面積が小
さくビットコストの低減が図られている。
形態のCAMセルと比較するとセレクトトランジスタが
共有されていることが異なり、基本的な動作は同じであ
ることから、データ書き換え動作も同じとなる。したが
って、図4のデータ書き換えのフロー図および図5の時
間見積もり結果は、ともに第2実施形態にも適用でき
る。よって、第2実施形態によってデータ書き換え時間
が従来より1桁低減される。また、第2実施形態のCA
Mセルは、第1実施形態のCAMセルよりセル面積が小
さくビットコストの低減が図られている。
【0051】第3実施形態 図8は、本発明の第3実施形態に係る不揮発性CAMセ
ルの1セル分の回路図である。このCAMセルが第1実
施形態のCAMセルと異なる点は、ビット線と制御ゲー
ト線の接続関係である。すなわち、第3実施形態のCA
Mセルでは、ビット線BL1が第1メモリトランジスタ
Q1のゲートに接続され、ビット線BL2が第2メモリ
トランジスタQ2のゲートに接続され、制御ゲート線C
Gが第1および第2セレクトトランジスタS1,S2の
ゲートに接続されている。他の構成は、第1実施形態の
CAMセルと同じである。また、書き込みにソースサイ
ド注入を用いることも第1実施形態と同じである。
ルの1セル分の回路図である。このCAMセルが第1実
施形態のCAMセルと異なる点は、ビット線と制御ゲー
ト線の接続関係である。すなわち、第3実施形態のCA
Mセルでは、ビット線BL1が第1メモリトランジスタ
Q1のゲートに接続され、ビット線BL2が第2メモリ
トランジスタQ2のゲートに接続され、制御ゲート線C
Gが第1および第2セレクトトランジスタS1,S2の
ゲートに接続されている。他の構成は、第1実施形態の
CAMセルと同じである。また、書き込みにソースサイ
ド注入を用いることも第1実施形態と同じである。
【0052】図9に、CAMセルの消去,書き込みおよ
び検索の動作時にワード線,マッチ線,ビット線および
制御ゲート線に印加する電圧値およびメモリトランジス
タのしきい値電圧を表にして示す。2つのメモリトラン
ジスタがnチャネル型の場合、消去において、それらの
しきい値電圧Vth(Q1), Vth(Q2)を、たとえば1Vより
大きく3V未満の消去状態にする。そのためには、たと
えば、メモリトランジスタQ1,Q2のソースをオープ
ンとし、ドレイン(ワード線WL)に5Vを印加する。
ソースをオープンとするには、制御ゲート線CGを0V
としてセレクトトランジスタS1,S2をオフ状態にす
る。この状態で、ビット線BL1,BL2に−10Vを
印加する。これにより、書き込み状態のメモリトランジ
スタにおいて、そのフローティングゲートに蓄積されて
いた電荷(電子)がドレイン側から抜き取られ、書き込
み状態でハイレベルにあったしきい値電圧が低下する。
このように、消去では、たとえばゲートとドレイン間の
印加電圧によるFNトンネリングを利用して、フローテ
ィングゲートの蓄積電荷が消去される。
び検索の動作時にワード線,マッチ線,ビット線および
制御ゲート線に印加する電圧値およびメモリトランジス
タのしきい値電圧を表にして示す。2つのメモリトラン
ジスタがnチャネル型の場合、消去において、それらの
しきい値電圧Vth(Q1), Vth(Q2)を、たとえば1Vより
大きく3V未満の消去状態にする。そのためには、たと
えば、メモリトランジスタQ1,Q2のソースをオープ
ンとし、ドレイン(ワード線WL)に5Vを印加する。
ソースをオープンとするには、制御ゲート線CGを0V
としてセレクトトランジスタS1,S2をオフ状態にす
る。この状態で、ビット線BL1,BL2に−10Vを
印加する。これにより、書き込み状態のメモリトランジ
スタにおいて、そのフローティングゲートに蓄積されて
いた電荷(電子)がドレイン側から抜き取られ、書き込
み状態でハイレベルにあったしきい値電圧が低下する。
このように、消去では、たとえばゲートとドレイン間の
印加電圧によるFNトンネリングを利用して、フローテ
ィングゲートの蓄積電荷が消去される。
【0053】書き込みでは、2つのメモリトランジスタ
Q1,Q2のしきい値電圧Vth(Q1), Vth(Q2)を相反す
る値とすべく、一方のメモリトランジスタのしきい値電
圧をたとえば7Vより大きな書き込み状態に変化させ、
他方のメモリトランジスタのしきい値電圧を1Vから3
Vの消去状態で維持する。
Q1,Q2のしきい値電圧Vth(Q1), Vth(Q2)を相反す
る値とすべく、一方のメモリトランジスタのしきい値電
圧をたとえば7Vより大きな書き込み状態に変化させ、
他方のメモリトランジスタのしきい値電圧を1Vから3
Vの消去状態で維持する。
【0054】たとえば、“1”書き込みでは、第1メモ
リトランジスタQ1のしきい値電圧Vth(Q1)のみを、1
Vから3Vの消去状態から7Vより大きな書き込み状態
に変化させる。そのためには、たとえば、ワード線WL
に5V、制御ゲート線CGに1.5V、ビット線BL2
およびマッチ線MLに0Vを印加する。この状態で、ビ
ット線BL1に16Vのプログラムパルスを印加する。
これにより、第1メモリトランジスタQ1および第1セ
レクトトランジスタS1にチャネルが形成され、チャネ
ル内を加速された電子が第1メモリトランジスタQ1の
ソース側端でホットエレクトロンとなってソースサイド
注入によりフローティングゲートに注入される。したが
って、第1メモリトランジスタQ1のしきい値電圧Vth
(Q1)が上昇し書き込み状態となる。一方、ビット線BL
2の印加電圧が0Vなので第2メモリトランジスタQ2
および第2セレクトトランジスタS2にはチャネルが形
成されず、第2メモリトランジスタQ2への書き込みは
行われない。
リトランジスタQ1のしきい値電圧Vth(Q1)のみを、1
Vから3Vの消去状態から7Vより大きな書き込み状態
に変化させる。そのためには、たとえば、ワード線WL
に5V、制御ゲート線CGに1.5V、ビット線BL2
およびマッチ線MLに0Vを印加する。この状態で、ビ
ット線BL1に16Vのプログラムパルスを印加する。
これにより、第1メモリトランジスタQ1および第1セ
レクトトランジスタS1にチャネルが形成され、チャネ
ル内を加速された電子が第1メモリトランジスタQ1の
ソース側端でホットエレクトロンとなってソースサイド
注入によりフローティングゲートに注入される。したが
って、第1メモリトランジスタQ1のしきい値電圧Vth
(Q1)が上昇し書き込み状態となる。一方、ビット線BL
2の印加電圧が0Vなので第2メモリトランジスタQ2
および第2セレクトトランジスタS2にはチャネルが形
成されず、第2メモリトランジスタQ2への書き込みは
行われない。
【0055】“0”書き込みでは、これとは逆に、第2
メモリトランジスタQ2のしきい値電圧Vth(Q2)のみ
を、1Vから3Vの消去状態から7Vより大きな書き込
み状態に変化させる。そのためには、たとえば、ワード
線WLに5V、制御ゲート線CGに1.5V、ビット線
BL1およびマッチ線MLに0Vを印加し、その状態
で、ビット線BL2に16Vのプログラムパルスを印加
する。これにより、第2メモリトランジスタQ2にソー
スサイド注入により書き込みが行われ、ビット線BL1
の印加電圧が0Vなので第1メモリトランジスタQ1へ
の書き込みは行われない。
メモリトランジスタQ2のしきい値電圧Vth(Q2)のみ
を、1Vから3Vの消去状態から7Vより大きな書き込
み状態に変化させる。そのためには、たとえば、ワード
線WLに5V、制御ゲート線CGに1.5V、ビット線
BL1およびマッチ線MLに0Vを印加し、その状態
で、ビット線BL2に16Vのプログラムパルスを印加
する。これにより、第2メモリトランジスタQ2にソー
スサイド注入により書き込みが行われ、ビット線BL1
の印加電圧が0Vなので第1メモリトランジスタQ1へ
の書き込みは行われない。
【0056】検索においては、検索データをビット線B
L1,BL2に与え、この検索データが記憶データと一
致するか、不一致となるかを、予めハイレベルにプリチ
ャージし電気的フローティング状態で維持したマッチ線
の電位変化によって調べる。
L1,BL2に与え、この検索データが記憶データと一
致するか、不一致となるかを、予めハイレベルにプリチ
ャージし電気的フローティング状態で維持したマッチ線
の電位変化によって調べる。
【0057】“1”検索時には、まず、ワード線WLを
0Vで固定し、マッチ線MLを5Vにプリチャージした
後に、マッチ線MLをフローティングにする。また、制
御ゲート線CGにはセレクトトランジスタがオンする電
圧5Vを印加する。そして、ビット線BL1に5V、ビ
ット線BL2に0Vを印加する。記憶データが“1”、
すなわちしきい値電圧Vth(Q1)が7Vより大きく、しき
い値電圧Vth(Q2)が1Vから3Vの場合、制御ゲート線
CGの印加電圧5Vにより第1セレクトトランジスタS
1はドレイン電圧さえ印加されればオンできる導通状態
にあるが、第1メモリトランジスタQ1のしきい値電圧
Vth(Q1)がビット線BL1の印加電圧5Vより大きいた
め、第1メモリトランジスタQ1がオンできない。この
ため、第1セレクトトランジスタS1にドレイン電圧が
印加されず、このトランジスタもオンできない。よっ
て、マッチ線MLの電位変化が生じない。
0Vで固定し、マッチ線MLを5Vにプリチャージした
後に、マッチ線MLをフローティングにする。また、制
御ゲート線CGにはセレクトトランジスタがオンする電
圧5Vを印加する。そして、ビット線BL1に5V、ビ
ット線BL2に0Vを印加する。記憶データが“1”、
すなわちしきい値電圧Vth(Q1)が7Vより大きく、しき
い値電圧Vth(Q2)が1Vから3Vの場合、制御ゲート線
CGの印加電圧5Vにより第1セレクトトランジスタS
1はドレイン電圧さえ印加されればオンできる導通状態
にあるが、第1メモリトランジスタQ1のしきい値電圧
Vth(Q1)がビット線BL1の印加電圧5Vより大きいた
め、第1メモリトランジスタQ1がオンできない。この
ため、第1セレクトトランジスタS1にドレイン電圧が
印加されず、このトランジスタもオンできない。よっ
て、マッチ線MLの電位変化が生じない。
【0058】これに対し、記憶データが“0”、すなわ
ちしきい値電圧Vth(Q1)が1Vから3Vでしきい値電圧
Vth(Q2)が7Vより大きい場合、ビット線BL1の印加
電圧5Vにより消去状態の第1メモリトランジスタQ1
がオンし、かつ、制御ゲート線CGの印加電圧5Vによ
って第1セレクトトランジスタS1がオンするため、マ
ッチ線MLが放電され、その電位が5Vから0Vに低下
する。マッチ線MLに接続された増幅器によって、マッ
チ線の電位が低下した場合に記憶データと検索データと
の“不一致”が検出され、マッチ線の電位変化がない場
合に両データの“一致”が検出される。
ちしきい値電圧Vth(Q1)が1Vから3Vでしきい値電圧
Vth(Q2)が7Vより大きい場合、ビット線BL1の印加
電圧5Vにより消去状態の第1メモリトランジスタQ1
がオンし、かつ、制御ゲート線CGの印加電圧5Vによ
って第1セレクトトランジスタS1がオンするため、マ
ッチ線MLが放電され、その電位が5Vから0Vに低下
する。マッチ線MLに接続された増幅器によって、マッ
チ線の電位が低下した場合に記憶データと検索データと
の“不一致”が検出され、マッチ線の電位変化がない場
合に両データの“一致”が検出される。
【0059】“0”検索時には、ワード線WLに0V、
制御ゲート線CGに5Vを印加し、マッチ線MLを5V
にプリチャージ後に、上記とは逆に、ビット線BL1に
0V、ビット線BL2に5Vを印加する。したがって、
上記した“1”検索時とは逆に、縦続接続した2つのト
ランジスタが共にオンするのは、記憶データが“1”の
場合の第2メモリトランジスタQ2と第2セレクトトラ
ンジスタS2の組合せのみとなる。このときマッチ線の
電位が低下して“不一致”が検出される。記憶データが
“0”の場合は、マッチ線の電位変化がないので“一
致”が検出される。
制御ゲート線CGに5Vを印加し、マッチ線MLを5V
にプリチャージ後に、上記とは逆に、ビット線BL1に
0V、ビット線BL2に5Vを印加する。したがって、
上記した“1”検索時とは逆に、縦続接続した2つのト
ランジスタが共にオンするのは、記憶データが“1”の
場合の第2メモリトランジスタQ2と第2セレクトトラ
ンジスタS2の組合せのみとなる。このときマッチ線の
電位が低下して“不一致”が検出される。記憶データが
“0”の場合は、マッチ線の電位変化がないので“一
致”が検出される。
【0060】この検索動作においてマスク処理を行うC
AMセルに対しては、そのビット線BL1,BL2の双
方に0Vを印加することによって、記憶データに関わら
ずメモリトランジスタQ1,Q2を常時オフとする。こ
れにより、検索時に検索対象から外したいCAMセルが
マッチ線の放電に寄与しなくなり、その結果、ページ内
の一部に対する検索動作が可能となる。
AMセルに対しては、そのビット線BL1,BL2の双
方に0Vを印加することによって、記憶データに関わら
ずメモリトランジスタQ1,Q2を常時オフとする。こ
れにより、検索時に検索対象から外したいCAMセルが
マッチ線の放電に寄与しなくなり、その結果、ページ内
の一部に対する検索動作が可能となる。
【0061】このCAMセルでは、第1および第2実施
形態と同様に、書き込みにソースサイド注入を行ってい
るので書き込み速度が1桁ほど向上する。ただし、制御
ゲート線CGが第1および第2セレクトトランジスタS
1,S2に共通に接続されているので、セレクトトラン
ジスタの遮断によるオフリーク電流の低減はできない。
したがって、データ書き換え動作のフロー図は図12が
適用され、消去状態のしきい値電圧を0Vより大きな正
の電圧範囲(たとえば、1Vより大きく3V未満)内に
収束させる必要がある。なお、制御ゲート線を2本もう
け、その片方を第1セレクトトランジスタS1のゲート
に接続させ、他方を第2セレクトトランジスタS2のゲ
ートに接続させると、書き込みまたは検索時に電流が流
れない側のセレクトトランジスタをオフさせる制御が可
能となる。これにより、オフリーク電流の低減が可能と
なり、メモリトランジスタの消去状態のしきい値電圧を
0V付近または負に設定できることとなり、その結果と
して、図4と同じデータ書き換え動作が可能となる。こ
れにより、データ書き換え動作時間が大幅に低減でき
る。
形態と同様に、書き込みにソースサイド注入を行ってい
るので書き込み速度が1桁ほど向上する。ただし、制御
ゲート線CGが第1および第2セレクトトランジスタS
1,S2に共通に接続されているので、セレクトトラン
ジスタの遮断によるオフリーク電流の低減はできない。
したがって、データ書き換え動作のフロー図は図12が
適用され、消去状態のしきい値電圧を0Vより大きな正
の電圧範囲(たとえば、1Vより大きく3V未満)内に
収束させる必要がある。なお、制御ゲート線を2本もう
け、その片方を第1セレクトトランジスタS1のゲート
に接続させ、他方を第2セレクトトランジスタS2のゲ
ートに接続させると、書き込みまたは検索時に電流が流
れない側のセレクトトランジスタをオフさせる制御が可
能となる。これにより、オフリーク電流の低減が可能と
なり、メモリトランジスタの消去状態のしきい値電圧を
0V付近または負に設定できることとなり、その結果と
して、図4と同じデータ書き換え動作が可能となる。こ
れにより、データ書き換え動作時間が大幅に低減でき
る。
【0062】以上の第1から第3の実施形態では、メモ
リトランジスタがFG型であることを前提に説明した
が、MONOS型やMNOS型などの窒化膜(あるい他
の電荷蓄積能力を有した誘電体膜)中に電荷トラップを
電荷蓄積手段として含むメモリトランジスタを用いても
よい。また、微細なポリシリコンなどの結晶粒子を誘電
体膜中に分散させた状態で埋め込んだナノ結晶型のメモ
リトランジスタを用いてもよい。
リトランジスタがFG型であることを前提に説明した
が、MONOS型やMNOS型などの窒化膜(あるい他
の電荷蓄積能力を有した誘電体膜)中に電荷トラップを
電荷蓄積手段として含むメモリトランジスタを用いても
よい。また、微細なポリシリコンなどの結晶粒子を誘電
体膜中に分散させた状態で埋め込んだナノ結晶型のメモ
リトランジスタを用いてもよい。
【0063】
【発明の効果】本発明に係る内容アドレス可能な半導体
記憶装置およびその動作方法によれば、いわゆるソース
サイド注入により書き込み速度を向上させることができ
た。また、書き込みまたは検索時に一方のセレクトトラ
ンジスタをオフさせて、そのドレインに接続されたメモ
リトランジスタからのオフリーク電流の発生を防止し
た。これによって、消去状態のしきい値電圧の許容範囲
を広げ、従来何度も行っていた消去パルスの印加回数を
低減して消去にかかるトータル時間を短縮した。また、
データ書き換え動作においては、上記消去時間短縮に加
え、消去によるしきい値電圧の収束性を高くするために
行っていた消去前書き込みを廃止し、これによりデータ
書き換え時間が大幅に短縮された。
記憶装置およびその動作方法によれば、いわゆるソース
サイド注入により書き込み速度を向上させることができ
た。また、書き込みまたは検索時に一方のセレクトトラ
ンジスタをオフさせて、そのドレインに接続されたメモ
リトランジスタからのオフリーク電流の発生を防止し
た。これによって、消去状態のしきい値電圧の許容範囲
を広げ、従来何度も行っていた消去パルスの印加回数を
低減して消去にかかるトータル時間を短縮した。また、
データ書き換え動作においては、上記消去時間短縮に加
え、消去によるしきい値電圧の収束性を高くするために
行っていた消去前書き込みを廃止し、これによりデータ
書き換え時間が大幅に短縮された。
【図1】第1実施形態に係るCAMセルの1セル分の回
路図である。
路図である。
【図2】第1〜第3実施形態に係るCAMセルのソース
サイド注入による書き込み動作を模擬的に示した説明図
である。
サイド注入による書き込み動作を模擬的に示した説明図
である。
【図3】第1実施形態に係るCAMセルの消去,書き込
みおよび検索の動作時にワード線,マッチ線,ビット線
および制御ゲート線に印加する電圧値およびメモリトラ
ンジスタのしきい値電圧を示す表である。
みおよび検索の動作時にワード線,マッチ線,ビット線
および制御ゲート線に印加する電圧値およびメモリトラ
ンジスタのしきい値電圧を示す表である。
【図4】第1および第2実施形態に係るCAMセルに対
するデータ書き換え動作の典型的な手順を示すフロー図
である。
するデータ書き換え動作の典型的な手順を示すフロー図
である。
【図5】(A)は比較例とした従来のCAMセルにおい
て、データ書き換えの各ステップごとの時間を見積もっ
た結果を示す図である。(B)は第1および第2実施形
態に係るCAMセルにおいて、データ書き換えの各ステ
ップごとの時間を見積もった結果を示す図である。
て、データ書き換えの各ステップごとの時間を見積もっ
た結果を示す図である。(B)は第1および第2実施形
態に係るCAMセルにおいて、データ書き換えの各ステ
ップごとの時間を見積もった結果を示す図である。
【図6】第2実施形態に係るCAMセルのビット線方向
に隣接する2セル分の回路図である。
に隣接する2セル分の回路図である。
【図7】第2実施形態に係る第1CAMセルの消去,書
き込みおよび検索の動作時にワード線,マッチ線,ビッ
ト線および制御ゲート線に印加する電圧値およびメモリ
トランジスタのしきい値電圧を示す表である。
き込みおよび検索の動作時にワード線,マッチ線,ビッ
ト線および制御ゲート線に印加する電圧値およびメモリ
トランジスタのしきい値電圧を示す表である。
【図8】第3実施形態に係るCAMセルの1セル分の回
路図である。
路図である。
【図9】第3実施形態に係るCAMセルの消去,書き込
みおよび検索の動作時にワード線,マッチ線,ビット線
および制御ゲート線に印加する電圧値およびメモリトラ
ンジスタのしきい値電圧を示す表である。
みおよび検索の動作時にワード線,マッチ線,ビット線
および制御ゲート線に印加する電圧値およびメモリトラ
ンジスタのしきい値電圧を示す表である。
【図10】従来の不揮発性CAMセルを示す回路図であ
る。
る。
【図11】従来のCAMセルの消去,書き込みおよび検
索の動作時にワード線,マッチ線およびビット線に印加
する電圧値およびメモリトランジスタのしきい値電圧を
示す表である。
索の動作時にワード線,マッチ線およびビット線に印加
する電圧値およびメモリトランジスタのしきい値電圧を
示す表である。
【図12】従来のCAMセルに対するデータ書き換え動
作の典型的な手順を示すフロー図である。
作の典型的な手順を示すフロー図である。
Q1,Q3…第1メモリトランジスタ、Q2,Q4…第
2メモリトランジスタ、S1,S2…セレクトトランジ
スタ、WL…ワード線、ML…マッチ線、BL1,BL
2…ビット線、CG…制御ゲート線、CG1…第1制御
ゲート線、CG2…第2制御ゲート線、S…ソース、D
…ドレイン、FG…フローティングゲート、CG…コン
トロールゲート、SG…セレクトゲート。
2メモリトランジスタ、S1,S2…セレクトトランジ
スタ、WL…ワード線、ML…マッチ線、BL1,BL
2…ビット線、CG…制御ゲート線、CG1…第1制御
ゲート線、CG2…第2制御ゲート線、S…ソース、D
…ドレイン、FG…フローティングゲート、CG…コン
トロールゲート、SG…セレクトゲート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11C 17/00 625
Claims (13)
- 【請求項1】ワード線とマッチ線との間に縦続接続され
た第1メモリトランジスタおよび第1セレクトトランジ
スタと、 上記ワード線と上記マッチ線との間に縦続接続された第
2メモリトランジスタおよび第2セレクトトランジスタ
とを含む内容アドレスメモリセルを有し、 第1および第2メモリトランジスタのゲートが制御ゲー
ト線に接続され、 第1セレクトトランジスタのゲートが第1ビット線に接
続され、 第2セレクトトランジスタのゲートが第2ビット線に接
続された内容アドレス可能な半導体記憶装置。 - 【請求項2】複数の上記内容アドレスメモリセルが行列
状に配置され、 上記第1および第2セレクトトランジスタが内容アドレ
スメモリセルごとに設けられた請求項1記載の内容アド
レス可能な半導体記憶装置。 - 【請求項3】複数の上記内容アドレスメモリセルが行列
状に配置され、 上記第1および第2セレクトトランジスタそれぞれが、
列方向に隣接する2つの内容アドレスメモリセル間で共
有された請求項1記載の内容アドレス可能な半導体記憶
装置。 - 【請求項4】上記内容アドレスメモリセルの上記第1お
よび第2メモリトランジスタの各ドレインがワード線に
接続され、 上記内容アドレスメモリセルに列方向に隣接した他の内
容アドレスメモリセルの第1および第2メモリトランジ
スタの各ソースがマッチ線に接続され、 上記2つの内容アドレスメモリセル内の2つの第1メモ
リトランジスタ間に第1の共有セレクトトランジスタが
接続され、 上記2つの内容アドレスメモリセル内の2つの第2メモ
リトランジスタ間に第2の共有セレクトトランジスタが
接続された請求項3記載の内容アドレス可能な半導体記
憶装置。 - 【請求項5】ワード線とマッチ線との間に縦続接続され
た第1メモリトランジスタおよび第1セレクトトランジ
スタと、 上記ワード線と上記マッチ線との間に縦続接続された第
2メモリトランジスタおよび第2セレクトトランジスタ
とを含む内容アドレスメモリセルを有し、 第1および第2セレクトトランジスタのゲートが制御ゲ
ート線に接続され、 第1メモリトランジスタのゲートが第1ビット線に接続
され、 第2メモリトランジスタのゲートが第2ビット線に接続
された内容アドレス可能な半導体記憶装置。 - 【請求項6】ドレインが共通接続された第1および第2
メモリトランジスタと、第1メモリトランジスタのソー
スにドレインが接続された第1セレクトトランジスタ
と、第2メモリトランジスタのソースにドレインが接続
された第2セレクトトランジスタとを含む内容アドレス
メモリセルを有した内容アドレス可能な半導体記憶装置
の動作方法であって、 上記第1および第2メモリトランジスタのうち一方のメ
モリトランジスタと、これに縦続接続した一方のセレク
トトランジスタとを制御し、ソースサイド注入により上
記一方のメモリトランジスタに電荷を注入する書き込み
を含む内容アドレス可能な半導体記憶装置の動作方法。 - 【請求項7】上記書き込みが以下の諸ステップ、すなわ
ち、 上記一方のメモリトランジスタのドレインと上記一方の
セレクトトランジスタのソースとの間に所定のドレイン
電圧を印加し、 上記一方のメモリトランジスタのゲートに印加する電圧
の値と上記一方のセレクトトランジスタのゲートに印加
する電圧の値とを制御して、上記一方のメモリトランジ
スタにソース側から電荷を注入する各ステップを含む請
求項6記載の内容アドレス可能な半導体記憶装置の動作
方法。 - 【請求項8】上記第1および第2メモリトランジスタに
対し、そのソースおよび/またはドレインに所定の電圧
を印加した状態でゲートに消去パルスを印加し、当該1
回の消去パルスの印加でしきい値電圧を所定値より低く
する書き込み前消去を含む請求項6記載の内容アドレス
可能な半導体記憶装置の動作方法。 - 【請求項9】書き込み後のメモリトランジスタのしきい
値電圧が所定値以上であることを確かめる検証読み出し
を含む請求項6記載の内容アドレス可能な半導体記憶装
置の動作方法。 - 【請求項10】検索では、 上記第1および第2メモリトランジスタの共通ドレイン
と、上記第1および第2セレクトトランジスタの各ソー
スが接続された共通ソースとの一方を基準電圧で保持
し、 上記共通ドレインおよび上記共通ソースの他方を所定電
圧まで充電した後に電気的フローティング状態で保持
し、 上記第1および第2メモリトランジスタのゲートに、記
憶データの論理に応じてメモリトランジスタがオンまた
はオフする所定の読み出しゲート電圧を印加し、 上記第1および第2セレクトトランジスタのゲートのう
ち検索データの論理に応じて決まる何れか一のゲート
に、セレクトトランジスタがオンするパス電圧を印加す
る請求項6記載の内容アドレス可能な半導体記憶装置の
動作方法。 - 【請求項11】検索では、 上記第1および第2メモリトランジスタの共通ドレイン
と、上記第1および第2セレクトトランジスタの各ソー
スが接続された共通ソースとの一方を基準電圧で保持
し、 上記共通ドレインおよび上記共通ソースの他方を所定電
圧まで充電した後に電気的フローティング状態で保持
し、 上記第1および第2メモリトランジスタのゲートのうち
検索データの論理に応じて決まる何れか一のゲートに、
記憶データの論理に応じてメモリトランジスタがオンま
たはオフする所定の読み出しゲート電圧を印加し、 上記第1および第2セレクトトランジスタのゲートに、
セレクトトランジスタがオンするパス電圧を印加する請
求項6記載の内容アドレス可能な半導体記憶装置の動作
方法。 - 【請求項12】上記第1および第2セレクトトランジス
タのソースが共通に接続されている請求項6記載の内容
アドレス可能な半導体記憶装置の動作方法。 - 【請求項13】上記第1および第2セレクトトランジス
タそれぞれが、列方向に隣接する2つの内容アドレスメ
モリセル間で共有され、 上記第1および第2セレクトトランジスタのソースを短
絡するときは、隣接する内容アドレスメモリセルの第1
および第2メモリトランジスタのゲートに当該メモリト
ランジスタがオンするパス電圧を印加する請求項6記載
の内容アドレス可能な半導体記憶装置の動作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001058104A JP2002260388A (ja) | 2001-03-02 | 2001-03-02 | 内容アドレス可能な半導体記憶装置とその動作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001058104A JP2002260388A (ja) | 2001-03-02 | 2001-03-02 | 内容アドレス可能な半導体記憶装置とその動作方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002260388A true JP2002260388A (ja) | 2002-09-13 |
Family
ID=18917883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001058104A Pending JP2002260388A (ja) | 2001-03-02 | 2001-03-02 | 内容アドレス可能な半導体記憶装置とその動作方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002260388A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006024309A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Renesas Technology Corp | 不揮発性メモリ、データプロセッサ及びicカード用マイクロコンピュータ |
JP2011081874A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Renesas Electronics Corp | 半導体信号処理装置 |
JP2011108357A (ja) * | 2004-05-27 | 2011-06-02 | Renesas Electronics Corp | 半導体記憶装置 |
JP2011187150A (ja) * | 2010-01-14 | 2011-09-22 | Soitec Silicon On Insulator Technologies | SeOIの連想メモリでデータを比較するデバイス |
JP7490111B2 (ja) | 2022-05-11 | 2024-05-24 | 旺宏電子股▲ふん▼有限公司 | メモリデバイスおよびそのデータ近似検索方法 |
-
2001
- 2001-03-02 JP JP2001058104A patent/JP2002260388A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011108357A (ja) * | 2004-05-27 | 2011-06-02 | Renesas Electronics Corp | 半導体記憶装置 |
JP2006024309A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Renesas Technology Corp | 不揮発性メモリ、データプロセッサ及びicカード用マイクロコンピュータ |
JP4683457B2 (ja) * | 2004-07-09 | 2011-05-18 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 不揮発性メモリ、データプロセッサ及びicカード用マイクロコンピュータ |
JP2011081874A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Renesas Electronics Corp | 半導体信号処理装置 |
JP2011187150A (ja) * | 2010-01-14 | 2011-09-22 | Soitec Silicon On Insulator Technologies | SeOIの連想メモリでデータを比較するデバイス |
JP7490111B2 (ja) | 2022-05-11 | 2024-05-24 | 旺宏電子股▲ふん▼有限公司 | メモリデバイスおよびそのデータ近似検索方法 |
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