JP2002260317A - 記録媒体搬送経路の開閉装置 - Google Patents

記録媒体搬送経路の開閉装置

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JP2002260317A
JP2002260317A JP2001055158A JP2001055158A JP2002260317A JP 2002260317 A JP2002260317 A JP 2002260317A JP 2001055158 A JP2001055158 A JP 2001055158A JP 2001055158 A JP2001055158 A JP 2001055158A JP 2002260317 A JP2002260317 A JP 2002260317A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体再生装置が記録媒体を受け入れる際
と記録媒体を排出する際との以外に記録媒体を挿入する
ことを防止する記録媒体搬送経路の開閉装置を提供す
る。 【解決手段】 記録媒体搬送経路の開閉装置1は開閉扉
13とストッパ扉14を備えている。開閉扉13は記録
媒体挿入口19を開閉する。記録媒体挿入口19は4本
の梁25で形成されている。梁25には孔29が形成さ
れている。ストッパ扉14は爪32を備えている。爪3
2が記録媒体挿入口19に侵入する状態と記録媒体挿入
口19から抜け出る状態とに亘ってストッパ扉14は回
転自在である。爪32には凹部39が設けられている。
孔29の縁部29aには凸部37が設けられている。爪
32が記録媒体挿入口19内に侵入した状態で機器本体
の内側に向かって押されると凹部39内に凸部37が侵
入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDプレーヤやC
Dチェンジャなどの記録媒体再生装置の機器本体内に記
録媒体を出し入れ自在とする記録媒体搬送経路の開閉装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車には、例えば、記録媒体再生装置
としてのCompact Disc(以下CDと呼ぶ)プレーヤやC
Dチェンジャなどの種々のカーオーディオが搭載され
る。前述したCDチェンジャは、記録媒体としてのCD
を複数枚収容し、前記自動車の乗員からの命令にしたが
って、選択されたCDに記録された情報を再生する。そ
して、再生された情報はカーオーディオのスピーカなど
で音声として出力される。
【0003】前記CDチェンジャには、複数枚のCDを
出し入れ自在とする記録媒体挿入口を備えている。該記
録媒体挿入口には、CDチェンジャ内に埃などの侵入を
防止するために、扉などが開閉自在に設けられている。
【0004】前述したCDプレーヤやCDチェンジャ
は、乗員が、前記CDなどで前記開閉扉を押し開けなが
ら機器本体内に、前記CDなどを挿入する開閉装置を備
えたものがある。また、前述したCDプレーヤやCDチ
ェンジャは、乗員が、スイッチなどを操作した時のみ、
前記記録媒体挿入口を開き、前記CDを挿入可能とする
開閉装置101(図20ないし図23に示す)を備えた
ものがある。
【0005】前述したスイッチなどを操作した時のみ、
前記記録媒体挿入口119(図22および図23に示
す)を開く前述したCDプレーヤやCDチェンジャの開
閉装置101は、図20ないし図23に示すように、前
記記録媒体挿入口119を開閉自在に設けられたドア1
13と、歯車115と、前記機器本体内に設けられた駆
動部材107などを備えている。
【0006】ドア113は、帯状に形成されかつ幅方向
の一端部113aを中心として回動自在に支持されてい
る。ドア113は、前記一端部113aを中心として回
動することで、前記記録媒体挿入口119を開閉する。
ドア113は、前記一端部113aに、図20及び図2
1に示すように、歯車121を一体に設けている。
【0007】歯車115は、回転自在に設けられてい
る。歯車115は、歯車121と噛み合っている。ドア
113と歯車115は、ドア113が記録媒体挿入口1
19を閉じる方向に付勢されている。ドア113と歯車
115は、駆動部材107が接触しない状態では、図2
0及び図22に示すように、記録媒体挿入口119を閉
じている。
【0008】駆動部材107は、機器本体内から突出し
たり、前記機器本体内に収容されるように、機器本体に
スライド自在に設けられている。前記駆動部材107
は、前記機器本体内から突出する際に、前記歯車115
と接触する。前記駆動部材107は、前記機器本体内か
ら突出する際に、前記歯車115と接触して、図21及
び図23に示すように、該歯車115を前記ドア113
が記録媒体挿入口119を開く方向に回転させる。
【0009】前述した構成によって、従来の開閉装置1
01は、前記スイッチなどが操作されると、前記駆動部
材107が機器本体内から突出する方向に移動して前記
歯車115を回転させて、ドア113が記録媒体挿入口
119を開く。そして、乗員が、前記機器本体内に収容
されていたCD103などを取り出したり、前記機器本
体内にCD103などを挿入する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の開閉装
置101は、前記ドア113が記録媒体挿入口119を
閉じる方向に付勢されているだけなので、特に、前記ド
ア113を押し開けながらCD103を挿入するCDチ
ェンジャなどに慣れた乗員が、前記CD103などで前
記ドア113をこじあけて、CD103を機器本体内に
挿入することが考えられる。CD103などで、ドア1
13をこじあけて機器本体内に挿入すると、前記機器本
体側がCD103を受け入れる状態でないにもかかわら
ず、CD103が挿入されることとなる。
【0011】このように、従来の開閉装置101では、
CD103を受け入れる状態である時や、CD103を
排出する時以外に、乗員などによって、前記記録媒体挿
入口119をこじ開けられ、そして、CD103などの
記録媒体が誤挿入される虞れがあった。
【0012】したがって、本発明の目的は、記録媒体挿
入装置が記録媒体を受け入れる状態と、記録媒体を排出
する状態と、の以外に、記録媒体を挿入することを防止
する記録媒体搬送経路の開閉装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明の記録媒体搬
送経路の開閉装置は、記録媒体再生装置の機器本体内に
記録媒体を挿入しかつ前記記録媒体を前記機器本体内か
ら排出する記録媒体の搬送経路を開閉する開閉装置であ
って、前記記録媒体を通すことのできる記録媒体挿入口
と、前記記録媒体挿入口を通して前記記録媒体が前記機
器本体内に侵入することを阻止する阻止位置と、前記記
録媒体挿入口を通して前記記録媒体が前記機器本体内に
侵入することを許容する許容位置と、に亘って変位自在
なストッパ手段と、前記ストッパ手段が前記阻止位置に
位置した状態で前記機器本体の内方向に押されると、前
記ストッパ手段が前記許容位置に向かって変位すること
を規制する規制手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0014】請求項2に記載の本発明の記録媒体搬送経
路の開閉装置は、請求項1に記載の記録媒体搬送経路の
開閉装置において、前記記録媒体挿入口を囲む複数の縁
壁を備え、これら複数の縁壁のうち一つの縁壁は孔を備
え、前記ストッパ手段は、前記阻止位置において前記記
録媒体挿入口内と前記孔との双方に侵入して前記機器本
体内への前記記録媒体の侵入を阻止するとともに、前記
許容位置において前記記録媒体挿入口内と前記孔との双
方から抜け出る爪を備え、前記規制手段は、前記爪の前
記機器本体の内側寄りの端面から凹んだ凹部と前記孔の
縁部に設けられかつ前記爪に向かって突出した凸部とを
備え、前記阻止位置において、前記爪が前記機器本体の
内方向に押されると、前記凹部内に前記凸部が侵入する
ことを特徴としている。
【0015】請求項3に記載の本発明の記録媒体搬送経
路の開閉装置は、請求項1に記載の記録媒体搬送経路の
開閉装置において、前記記録媒体挿入口を囲む複数の縁
壁を備え、これら複数の縁壁のうち一つの縁壁は孔を備
え、前記ストッパ手段は、前記阻止位置において前記記
録媒体挿入口内と前記孔との双方に侵入して前記機器本
体内への前記記録媒体の侵入を阻止するとともに、前記
許容位置において前記記録媒体挿入口内と前記孔との双
方から抜け出る爪を備え、前記規制手段は、前記孔の縁
部に設けられかつ前記爪に向かって突出した第1凸部と
前記爪の前記機器本体の内側寄りの端面から該機器本体
の内方向に突出した第2凸部とを備え、前記阻止位置に
おいて前記爪が前記機器本体の内方向に押されると、前
記第2凸部が前記第1凸部よりも下側に位置した状態
で、前記第1凸部と第2凸部とが互いに接触することを
特徴としている。
【0016】請求項4に記載の本発明の記録媒体搬送経
路の開閉装置は、請求項1に記載の記録媒体搬送経路の
開閉装置において、前記記録媒体挿入口を囲む複数の縁
壁を備え、これら複数の縁壁のうち一つの縁壁は孔を備
え、前記ストッパ手段は、前記阻止位置において前記記
録媒体挿入口内と前記孔との双方に侵入して前記機器本
体内への前記記録媒体の侵入を阻止するとともに、前記
許容位置において前記記録媒体挿入口内と前記孔との双
方から抜け出る爪を備え、前記規制手段は、前記爪の前
記機器本体の内側寄りの端面から凹んだ凹部を備え、前
記阻止位置において前記爪が前記機器本体の内方向に押
されると、前記凹部内に前記孔の縁部が侵入することを
特徴としている。
【0017】請求項1に記載された本発明によれば、阻
止位置においてストッパ手段が機器本体内に押される
と、ストッパ手段が許容位置に変位することを規制手段
が規制する。このため、阻止位置に位置するストッパ手
段を、記録媒体などで許容位置に変位させようとして
も、規制手段が許容位置に変位することを確実に規制す
る。このため、記録媒体を受け入れる状態にある時と記
録媒体を排出する時との以外に、ストッパ手段が、機器
本体内への記録媒体の侵入を確実に阻止する。
【0018】請求項2に記載された本発明によれば、規
制手段が、ストッパ手段の爪の端面から凹んだ凹部と、
孔の縁部から突出した凸部と、を備えている。爪を機器
本体の内方向に押すと、凹部内に凸部が侵入する。この
ため、阻止位置に位置するストッパ手段を、記録媒体な
どでむりやり許容位置に変位させようとしても、凹部内
に凸部が侵入して、爪が孔内から抜け出ることを確実に
規制する。
【0019】請求項3に記載された本発明によれば、規
制手段が、ストッパ手段の爪の端面から機器本体の内方
向に突出した第2凸部と、孔の縁部から突出した第1凸
部と、を備えている。爪を機器本体の内方向に押すと、
第2凸部が第1凸部よりも下側に位置した状態で、これ
らの凸部が互いに接触する。このため、阻止位置に位置
するストッパ手段を、記録媒体などでむりやり許容位置
に変位させようとしても、第2凸部と第1凸部とが互い
に接触して、爪が孔内から抜け出ることを確実に規制す
る。
【0020】請求項4に記載された本発明によれば、規
制手段が、ストッパ手段の爪の端面から凹んだ凹部を備
えている。爪を機器本体の内方向に押すと、凹部内に孔
の縁部が侵入する。このため、阻止位置に位置するスト
ッパ手段を、記録媒体などでむりやり許容位置に変位さ
せようとしても、凹部内に孔の縁部が侵入して、爪が孔
内から抜け出ることを確実に規制する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
かかる記録媒体搬送経路の開閉装置を、図1ないし図1
3を参照して説明する。記録媒体搬送経路の開閉装置1
は、図1などに示す記録媒体再生装置としてのCDチェ
ンジャ2に備えられる。CDチェンジャ2は、例えば、
移動体としての自動車に装備される。
【0022】CDチェンジャ2は、記録媒体としてのCo
mpact Disc(以下CDと呼ぶ)3(図9及び図10に示
す)を複数収容して、前記自動車の乗員の命令にしたが
って、所望のCD3に記憶された情報を再生する。再生
された情報は、スピーカから音声として出力される。そ
して、乗員は、前記CDチェンジャ2内に収容された複
数のCD3のうち所望のCD3に記録された情報を音声
として聞くことができる。
【0023】CDチェンジャ2は、図1及び図2に示す
ように、機器本体4と、該機器本体4に取り付けられる
前面パネル5と、本発明の第1の実施形態にかかる記録
媒体の搬送経路を開閉する開閉装置(以下単に開閉装置
と呼ぶ)1と、を備えている。機器本体4は、筐体6
と、該筐体6内に収容される各種の機能部品と、筐体6
内に設けられた記録媒体保持部8と、を備えている。筐
体6は、箱状に形成されている。
【0024】前記機能部品は、前記CD3に記憶された
情報を再生するためなどに用いられる。記録媒体保持部
8は、後述する記録媒体挿入口19を通って筐体6内即
ち機器本体4内に収容されたCD3を複数保持する。
【0025】また、筐体6内には、開閉装置1を構成す
る駆動部材7が収容されている。前記駆動部材7は、帯
状に形成されている。駆動部材7は、図2などに示すよ
うに、長手方向が前記前面パネル5に接離する方向に沿
った状態で、前記筐体6内に収容されている。駆動部材
7は、前記筐体6内に、前記前面パネル5に接離自在に
設けられている。
【0026】駆動部材7は、前記筐体6内に収容された
図示しないモータなどの駆動力によって、前記前面パネ
ル5に接離するようにスライド移動される。駆動部材7
は、前面パネル5に近づくと、開閉装置1の後述する扉
用歯車15の作用部22とストッパ用カム16の作用部
としての他端部16bとの双方に接触する。駆動部材7
は、双方の作用部22,16bを筐体6内から押し出す
方向に変位させる。駆動部材7は、前記前面パネル5か
ら遠ざかると、前記作用部22,16b双方から離れ
て、双方の作用部22,16bに接触しなくなる。
【0027】なお、本明細書では、前記駆動部材7が前
面パネル5から離れる方向を、機器本体4の内方向とす
る。また、本明細書では、前記駆動部材7が前面パネル
5に近づく方向を、機器本体4の外方向とする。
【0028】前面パネル5は、前記筐体6即ち機器本体
4の図1中手前側に位置する前部に取付られる。前面パ
ネル5は、平面形状が略矩形状に形成されている。前面
パネル5には、CD3を機器本体4内に収容して記録媒
体保持部8に保持させるためや、記録媒体保持部8に保
持されたCD3を機器本体4外へ排出するためのスイッ
チ9,10などが露出した状態で配される。
【0029】また、前面パネル5には、開閉装置1の後
述する記録媒体挿入口19と連通する記録媒体通し孔1
1が開口している。記録媒体通し孔11は、前面パネル
5を貫通しているとともに平面形状が矩形状に形成され
ている。記録媒体通し孔11は、長手方向が、CDチェ
ンジャ2の幅方向に沿っている。
【0030】記録媒体通し孔11は、CDチェンジャ2
の厚み方向に沿った幅H1がCD3の厚みより大きくか
つCDチェンジャ2の幅方向に沿った幅H2がCD3の
直径より大きく形成されている。記録媒体通し孔11
は、開閉装置1の後述する記録媒体挿入口19と略等し
いか、記録媒体挿入口19より若干大きい。
【0031】なお、前面パネル5は、機器本体4の筐体
6に取り付けられると、CDチェンジャ2の外殻を形成
する。前面パネル5は、本明細書に記した外壁をなして
いる。
【0032】開閉装置1は、前面パネル5に取り付けら
れる。開閉装置1は、前面パネル5の筐体6の内側寄り
の表面に取り付けられる。開閉装置1は、図3ないし図
5に示すように、前述した駆動部材7と、フレーム12
と、開閉扉13と、扉用歯車15と、ストッパ扉14
と、カム部材としてのストッパ用カム16と、を備えて
いる。
【0033】フレーム12は、合成樹脂からなる。フレ
ーム12は、図3に示すように、枠状のフレーム本体1
7と、第2フレーム18と、を備えている。フレーム本
体17は、梁25,26,27,28を備えて枠状に形
成されている。これらの梁25,26,27,28は、
記録媒体挿入口19を囲む本明細書に記した縁壁をなし
ている。
【0034】これらの梁25,26,27,28のうち
一つの梁25は、本明細書の特許請求の範囲に記載した
孔29(図9及び図10に示す)を複数備えている。孔
29は、CDチェンジャ2の幅方向に沿って互いに間隔
をあけて配される。なお、孔29を備えた梁25は図中
下側に位置している。
【0035】孔29は、図9中の矢印XII方向(上
方)からみると、図12に示すように平面形状が矩形状
に形成されている。孔29は、長手方向がCDチェンジ
ャ2の幅方向即ち記録媒体挿入口19の幅方向に沿って
いる。孔29を形成する縁部29a,29b,29c,
29dのうち前面パネル5から離れた縁部29aには、
凸部37が形成されている。なお、前記縁部29aは、
複数の縁部29a,29b,29c,29dのなかで、
最も前面パネル5から離れて機器本体4の内方向に位置
している。
【0036】なお、凸部37は、前記縁部29aから前
面パネル5に近づく方向に突出している。凸部37は、
縁部29aから孔29の内方向に向かって突出してい
る。このため、前記凸部37は、後述する爪32より機
器本体4の内方向に配され、かつ縁部29aから爪32
に向かって突出している。孔29には、ストッパ扉14
の爪32が侵入可能である。
【0037】フレーム本体17の4本の梁25,26,
27,28で囲まれる内側の空間は、記録媒体挿入口1
9をなしている。記録媒体挿入口19は、平面形状が矩
形状に形成されている。記録媒体挿入口19は、長手方
向が、CDチェンジャ2の幅方向に沿っている。
【0038】記録媒体挿入口19は、CDチェンジャ2
の厚み方向に沿った幅H3がCD3の厚みより大きくか
つCDチェンジャ2の幅方向に沿った幅H4がCD3の
直径より大きく形成されている。記録媒体挿入口19
は、開閉装置1が前面パネル5に取り付けられると、記
録媒体通し孔11と連なる。このため、記録媒体挿入口
19は、前面パネル5に開口する。記録媒体挿入口19
は、内側にCD3を通すことが可能である。なお、記録
媒体通し孔11と記録媒体挿入口19とは、本明細書に
記した記録媒体の搬送経路をなしている。
【0039】第2フレーム18は、フレーム本体17に
取り付けられる。第2フレーム18は、板金などからな
り、フレーム本体17のCDチェンジャ2の幅方向の一
端部17aに取り付けられる。第2フレーム18は、フ
レーム本体17との間に、扉用歯車15とストッパ用カ
ム16との双方を、位置させる。また、第2フレーム1
8は、孔24を備えている。
【0040】開閉扉13は、記録媒体挿入口19の大き
さと略等しいか記録媒体挿入口19より若干小さい帯状
に形成されている。開閉扉13は、長手方向が、CDチ
ェンジャ2即ち記録媒体挿入口19の幅方向に沿った状
態で、記録媒体挿入口19内に保持される。開閉扉13
は、図4及び図5に示すように、長手方向の両端部から
突出した一対の枢軸20を備えている。
【0041】枢軸20は、それぞれ、記録媒体挿入口1
9の幅方向に沿って延びている。枢軸20は、記録媒体
挿入口19の厚み方向の一端部に位置する開閉扉13の
幅方向の一端部13aに設けられている。なお、前記一
端部13aは、図示例では、開閉扉13の上部に設けら
れている。また、前記一端部13aは、記録媒体挿入口
19の厚み方向の一端部をなしている。
【0042】開閉扉13は、枢軸20を中心として回転
自在にフレーム本体17に支持される。このため、開閉
扉13は、枢軸20を中心として回転されることによ
り、記録媒体挿入口19を開いたり、記録媒体挿入口1
9を閉じたりする。
【0043】また、開閉扉13がフレーム本体17に支
持された際に、前記一端部17a寄りの枢軸20には歯
車21が一体に形成されている。歯車21は、枢軸20
と同軸的に配されている。即ち、歯車21は、枢軸20
の回転中心即ち開閉扉13の回転中心と同軸的に配され
ている。
【0044】扉用歯車15は、第2フレーム18に回転
自在に支持されている。扉用歯車15は、歯車21と噛
み合っている。扉用歯車15は、回転することにより、
枢軸20を中心として開閉扉13を回転させて、開閉扉
13に記録媒体挿入口19を開閉させる。即ち、扉用歯
車15は、開閉扉13が記録媒体挿入口19を開閉する
動作に連動して回転する。扉用歯車15は、図示しない
ねじりばねにより、前記開閉扉13が記録媒体挿入口1
9を閉じる方向に付勢されている。
【0045】扉用歯車15は、その回転中心から離れか
つ外縁部から外周方向に突出した作用部22と、前記回
転中心の近傍に配されかつCDチェンジャの幅方向に沿
って外方向に突出したストッパ突起23と、を備えてい
る。作用部22には、機器本体4の筐体6内から前面パ
ネル5に向かって移動する駆動部材7が接触する。
【0046】ストッパ突起23は、扉用歯車15が第2
フレーム18に回転自在に支持された際に、孔24内を
通って、CDチェンジャ2の幅方向に沿って第2フレー
ム18から外方向に突出する。ストッパ突起23は、孔
24内に通されることにより、前記開閉扉13が記録媒
体挿入口19を閉じた状態と開いた状態との間に位置す
るように、前記扉用歯車15の回転範囲を規制してい
る。なお、開閉扉13と扉用歯車15とは、開閉手段を
なしている。
【0047】ストッパ扉14は、合成樹脂からなる。ス
トッパ扉14は、図4及び図5に示すように、一対の支
持部30と、帯部31と、複数の爪32と、連動ピン3
3と、を備えている。支持部30は、それぞれ鉤状に形
成されかつ前記枢軸20に係止され、前記開閉扉13に
回転自在に支持される。支持部30は、前記枢軸20に
係止されているが、開閉扉13とは独立して、該枢軸2
0を中心として回転自在とされる。
【0048】帯部31は、帯状に形成されている。帯部
31は、一対の支持部30を互いに連結している。帯部
31は、その長手方向が、開閉扉13の長手方向に沿っ
た状態で配されている。
【0049】爪32は、帯部31及び開閉扉13の長手
方向即ちCDチェンジャ2の幅方向に沿って、互いに間
隔をあけて配されている。爪32は、図6ないし図10
に示すように、CDチェンジャ2の側方からみて円弧状
に形成されている。爪32は、支持部30が枢軸20に
係止して支持された際に、帯部31から前記孔29を有
する梁25に向かって突出している。爪32は、前記帯
部31から離れた端部32aが、前記機器本体4の内方
向に変位するように、弾性変形自在である。
【0050】爪32の機器本体4の内側に位置する端面
38には、図9中の矢印XI方向からみると(背面側か
らみると)、図11に示すように、凹部39が形成され
ている。なお、前記端面38は、前面パネル5からみて
爪32の背面に位置している。また、凹部39は、爪3
2の端部32aに設けられている。凹部39は、端面3
8から凹である。凹部39は、爪32が孔29内に侵入
すると、図9などに示すように、凸部37と相対する。
【0051】なお、前記凸部37と凹部39とは、本明
細書に記した規制手段を構成している。
【0052】爪32は、孔29内に侵入可能である。ま
た、爪32は、孔29内に侵入すると、記録媒体挿入口
19内に侵入された状態となる。なお、本明細書では、
爪32が記録媒体挿入口19内に侵入された状態(図9
などに示す)を、以下、ストッパ扉14が阻止位置に位
置するという。
【0053】ストッパ扉14が阻止位置に位置すると、
帯部31と爪32とは、開閉扉13より機器本体4の内
側に位置する。このように、帯部31と爪32とが開閉
扉13より機器本体4の内側に位置することにより、ス
トッパ扉14は、開閉扉13より機器本体4の内側に設
けられる。
【0054】さらに、爪32は、阻止位置では、CD3
などで前面パネル5から離れる方向即ち機器本体4の内
方向に押されると、特に端部32aが縁部29に近づく
ように弾性変形する。端部32aが縁部29に近づく
と、凹部39が凸部37と相対するため、図13に示す
ように、凹部39内に凸部37が侵入する。
【0055】凹部39内に凸部37が侵入すると、爪3
2が阻止位置に位置した状態から、前記爪32の記録媒
体挿入口19内から抜け出る方向への移動が規制され、
そして、ストッパ扉14が、枢軸20を中心として回転
されることが規制される。こうして、凸部37と凹部3
9とは、阻止位置において爪32が機器本体4の内方向
に押されると、爪32が記録媒体挿入口19内から抜け
出ることを規制する。
【0056】連動ピン33は、支持部30が係止して前
記開閉扉13などに支持されると、前記帯部31の一端
部17a寄りの端部から、CDチェンジャ2の幅方向に
沿って外方向に突出している。連動ピン33は、ストッ
パ用カム16の後述する長孔34内に通される。
【0057】前述した構成のストッパ扉14は、支持部
30が枢軸20に係止されて、枢軸20を中心として開
閉扉13とは独立して回転自在に支持される。ストッパ
扉14は、枢軸20を中心として回転されることによ
り、前記爪32が記録媒体挿入口19内と孔29内との
双方に侵入する阻止位置と、前記爪32が記録媒体挿入
口19内と孔29との双方から抜け出る状態と、に亘っ
て変位自在となっている。
【0058】なお、爪32が、記録媒体挿入口19内と
孔29との双方から抜け出る状態(図10などに示す)
を、以下、ストッパ扉14が許容位置に位置するとい
う。ストッパ扉14は、開閉扉13の開閉動作とは独立
して、前記阻止位置と前記許容位置とに亘って変位す
る。
【0059】ストッパ扉14は、爪32が記録媒体挿入
口19内と孔29との双方に侵入して、前記阻止位置に
位置すると、記録媒体挿入口19内をCD3が通ること
を規制する。即ち、ストッパ扉14は、阻止位置では、
記録媒体挿入口19内を通ってCD3が機器本体4内に
侵入することを阻止する。
【0060】ストッパ扉14は、爪32が記録媒体挿入
口19内と孔29との双方から抜け出して、許容位置に
位置すると、記録媒体挿入口19内をCD3が通ること
を許容する。すなわち、ストッパ扉14は、許容位置で
は、記録媒体挿入口19内を通って、CD3が機器本体
4内に侵入することを許容する。
【0061】ストッパ用カム16は、平面形状が、小判
形即ち長円形に形成されている。ストッパ用カム16
は、一端部16aを中心として、第2フレーム18に回
転自在に支持されている。ストッパ用カム16は、長孔
34と、ストッパ突起35と、を備えている。
【0062】長孔34は、ストッパ用カム16の他端部
16bに設けられている。長孔34は、平面形状が円弧
状に形成されている。長孔34は、内側に連動ピン33
を通す。ストッパ用カム16が一端部16aを中心とし
て回転されることにより、連動ピン33が長孔34内を
摺動し、ストッパ扉14を前記阻止位置と前記許容位置
とに亘って変位させる。即ち、ストッパ用カム16は、
ストッパ扉14が阻止位置と許容位置とに亘って変位す
る動作に連動して回転する。
【0063】また、ストッパ用カム16は、付勢手段と
してのねじりばね36(図6および図7に示す)によ
り、爪32が記録媒体挿入口19内に侵入する方向に付
勢している。即ち、ねじりばね36は、ストッパ扉14
を前記阻止位置に向かって付勢している。さらに、スト
ッパ用カム16の他端部16bは、機器本体4即ち筐体
6内から突出する駆動部材7が接触する。この他端部1
6bは、本明細書に記した作用部をなしている。
【0064】なお、駆動部材7とねじりばね36とは、
駆動手段をなしている。こうして、駆動部材7は、開閉
扉13に記録媒体挿入口19を開かせると同時にストッ
パ扉14を阻止位置から許容位置に向かって変位させ
る。開閉扉13に記録媒体挿入口19を閉じさせると同
時に、ねじりばね36はストッパ扉14を前記許容位置
から前記阻止位置に向かって変位させる。
【0065】ストッパ突起35は、前記一端部16aか
らCDチェンジャ2の幅方向に沿って外方向に突出して
いる。ストッパ突起35は、ストッパ用カム16が、第
2フレーム18に回転自在に支持された際に、該第2フ
レーム18の縁部に接触する。ストッパ突起35は、第
2フレーム18の縁部に接触されることにより、前記ス
トッパ扉14の爪32が記録媒体挿入口19を塞いだ状
態と開いた状態との間に位置するように、前記ストッパ
用カム16の回転範囲を規制している。
【0066】なお、前記ストッパ扉14とストッパ用カ
ム16とは、本明細書に記したストッパ手段をなしてい
る。
【0067】前述した構成の開閉装置1は、前面パネル
5に取り付けられ、前記前面パネル5が機器本体4の筐
体6に取り付けられることによって、CDチェンジャ2
を構成する。CDチェンジャ2は、CD3を機器本体4
内に挿入する時と機器本体4内のCD3を排出する時と
の以外の状態では、駆動部材7が前面パネル5から離れ
て機器本体4の筐体6内の奥に収容されている。
【0068】図6に示すように、駆動部材7が、扉用歯
車15の作用部22とストッパ用カム16の他端部16
bとの双方から離れている。図示しないねじりばねの付
勢力によって、開閉扉13が記録媒体挿入口19を閉じ
ている。ねじりばね36の付勢力によって、ストッパ扉
14の爪32が記録媒体挿入口19内と孔29との双方
に侵入している。即ち、ストッパ扉14が、阻止位置に
位置している。
【0069】その後、前記スイッチ9などを押すと、駆
動部材7が徐々に前面パネル5に向かって移動する。駆
動部材7が、作用部22と他端部16bとの双方に接触
する。駆動部材7が、ねじりばねの付勢力に抗して作用
部22を前面パネル5即ち機器本体4の外側に向かって
押す。駆動部材7が、ねじりばね36の付勢力に抗して
他端部16bを前面パネル5即ち機器本体4の外側に向
かって押す。
【0070】すると、図7に示すように、扉用歯車15
が矢印K1に沿って回転し、開閉扉13が枢軸20を中
心として矢印K2に沿って回転する。開閉扉13が、徐
々に記録媒体挿入口19を開く。また、ストッパ用カム
16が一端部16aを中心として矢印K3に沿って回転
し、ストッパ扉14が枢軸20を中心として矢印K4に
沿って回転する。ストッパ扉14の爪32が、孔29か
ら抜けて、徐々に記録媒体挿入口19内から徐々に抜け
出ていく。
【0071】さらに、駆動部材7が機器本体4内から突
出すると、図8に示すように、開閉扉13が記録媒体挿
入口19を開け、ストッパ扉14の爪32が記録媒体挿
入口19内から抜け出る。こうして、図10に示すよう
に、開閉扉13とストッパ扉14の爪32との双方が、
記録媒体挿入口19を開く。
【0072】CD3を、記録媒体挿入口19を通して機
器本体4内に挿入して記録媒体保持部8にCD3を装着
したり、記録媒体保持部8に装着されたCD3を抜き出
したりする。さらに、前記スイッチ10などを押すと、
前記駆動部材7が徐々に機器本体4内に収容されてい
き、前記ねじりばねの付勢力によって開閉扉13が記録
媒体挿入口19を閉じ、ストッパ扉14の爪32が記録
媒体挿入口19内に侵入する。なお、図6ないし図8で
は、ストッパ扉14とストッパ用カム16とねじりばね
36を実線で示し、開閉扉13と扉用歯車15と駆動部
材7とを二点鎖線で示し、第2フレーム18を点線で示
している。
【0073】こうして、機器本体4内にCD3を挿入す
る際と機器本体4内からCD3を排出する際には、前記
駆動部材7が前記ストッパ扉14とストッパ用カム16
を前記阻止位置から前記許容位置に変位させる。ストッ
パ扉14が前記許容位置から前記阻止位置に変位される
と、ストッパ扉14が機器本体4内へのCD3の侵入を
阻止する。
【0074】また、駆動部材7が、機器本体4の外側に
向かって移動して扉用歯車15とストッパ用カム16と
の双方を回転させることで、開閉扉13とストッパ扉1
4とを枢軸20を中心として回転させる。開閉扉13に
記録媒体挿入口19を開かせると同時に、ストッパ扉1
4を前記阻止位置から前記許容位置に向かって変位させ
る。
【0075】本実施形態によれば、開閉扉13より、ス
トッパ扉14が機器本体4の内側に設けられている。こ
のため、駆動部材7が開閉扉13に記録媒体挿入口19
を開かせかつストッパ扉14を前記許容位置に変位させ
る状態のとき、即ちCD3を受け入れる状態にある時と
前記CD3を排出する時との以外に、開閉扉13を開け
ても、図9に示すように、ストッパ扉14が記録媒体挿
入口19を閉じている。
【0076】このため、CDチェンジャ2がCD3を受
け入れる状態とCD3を排出する時との以外に、ストッ
パ扉14が、機器本体4内へのCD3の侵入を阻止す
る。したがって、CDチェンジャ2がCD3を受け入れ
る状態でないときに、機器本体4へのCD3の侵入を防
止できる。
【0077】阻止位置で、CD3などでストッパ扉14
の爪32をむりやり機器本体4の内方向に押すと、爪3
2が弾性変形して、図13に示すように、凹部39内に
凸部37が侵入する。すると、爪32が記録媒体挿入口
19内に侵入した状態から記録媒体挿入口19内から抜
け出る方向への移動が規制されて、ストッパ扉14が回
転されることが規制される。このため、阻止位置に位置
するストッパ扉14をCD3などでむりやり許容位置に
変位させようとしても、凹部39内に凸部37が侵入す
るので、ストッパ扉14が許容位置に変位することを確
実に規制できる。
【0078】したがって、CDチェンジャ2がCD3を
受け入れる状態でないときに、機器本体4へのCD3の
侵入を確実に防止できる。
【0079】前述した第1の実施形態では、前記孔29
の縁部29aに凸部37を設け、爪32の端面38に凹
部39を設けている。しかしながら、本発明では、前記
縁部29aに凹部39を設け、前記端面38に凸部37
を設けても良いことは勿論である。
【0080】次に、本発明の第2の実施形態にかかる記
録媒体搬送経路の開閉装置1を図14ないし図16を参
照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一
構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0081】本実施形態では、図14及び図15に示す
ように、爪32の端部32aに第2凸部40が設けられ
ている。なお、図15は、ストッパ扉14を図14中の
矢印XV方向からみた図である。第2凸部40は、端面
38から機器本体4の内方向に突出している。第2凸部
40は、CD3などによって爪32が機器本体4の内方
向に押された際に、図16に示すように、前記凸部37
よりも下側に位置した状態で、凸部37に接触する。な
お、本実施形態では、凸部37は、本明細書に記した第
1凸部に相当する。
【0082】前記第2凸部40と凸部37とが互いに接
触すると、爪32の孔29から抜け出る方向への移動が
規制され、そして、前記ストッパ扉14が枢軸20を中
心として回転されることが規制される。即ち、第2凸部
40と凸部37とが互いに接触すると、爪32が記録媒
体挿入口19内から抜け出る方向への移動が規制され、
そして、前記ストッパ扉14は回転されることが規制さ
れる。本実施形態では、前記第2凸部40と凸部37と
が、規制手段を構成している。
【0083】本実施形態によれば、前述した第1の実施
形態と同様に、開閉扉13よりストッパ扉14が機器本
体4の内側に設けられているため、CDチェンジャ2が
CD3を受け入れる状態にある時とCD3を排出する時
との以外に、開閉扉13を開けても、ストッパ扉14の
爪32が記録媒体挿入口19内に侵入している。したが
って、CDチェンジャ2がCD3を受け入れる状態でな
いときに、機器本体4へのCD3の侵入を防止できる。
【0084】また、阻止位置で、爪32が機器本体4の
内側に向かって押されると、図16に示すように、第2
凸部40が凸部37よりも下側に位置した状態で前記凸
部37に接触する。第2凸部40が、前記爪32の端部
32aに設けられているので、第2凸部40と凸部37
とが互いに接触すると、爪32が孔29内から抜け出る
方向に移動されなくなり、よって、ストッパ扉14が枢
軸20を中心として回転できなくなる。
【0085】このように、阻止位置に位置するストッパ
扉14を、CD3などでむりやり許容位置に変位させよ
うとしても、第2凸部40と凸部37とが互いに接触す
るので、前記ストッパ扉14が許容位置に変位すること
を確実に規制する。したがって、CDチェンジャ2の機
器本体4がCD3を受け入れる状態でないときに、機器
本体4へのCD3の侵入をより確実に防止できる。
【0086】次に、本発明の第3の実施形態にかかる記
録媒体搬送経路の開閉装置1を図17ないし図19を参
照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一
構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0087】本実施形態では、図17及び図18に示す
ように、爪32の端部32aに凹部39が設けられてい
る。なお、図18は、ストッパ扉14を図17中の矢印
XVIII方向からみた図である。凹部39内には、C
D3などによってむりやり爪32が機器本体4の内側に
押されて爪32が機器本体4の内側に変位した際に、図
19に示すように、前記縁部29aが侵入する。
【0088】前記凹部37内に縁部29aが侵入する
と、爪32の孔29内から抜け出る方向への移動が規制
され、そして、前記ストッパ扉14が枢軸20を中心と
して回転されることが規制される。即ち、凹部37内に
縁部29aが侵入すると、爪32の記録媒体挿入口19
から抜け出る方向への移動が規制され、そして、前記ス
トッパ扉14が回転されることが規制される。本実施形
態では、前記凹部39が、規制手段を構成している。
【0089】本実施形態によれば、前述した第1の実施
形態と同様に、開閉扉13よりストッパ扉14が機器本
体4の内側に設けられているため、CDチェンジャ2が
CD3を受け入れる状態にある時とCD3を排出する時
との以外に、開閉扉13を開けても、ストッパ扉14の
爪32が記録媒体挿入口19内に侵入している。したが
って、CDチェンジャ2がCD3を受け入れる状態でな
いときに、機器本体4へのCD3の侵入を防止できる。
【0090】また、爪32が記録媒体挿入口19内に侵
入した状態で、機器本体4の内方向に押されると、図1
9に示すように、凹部39内に孔29の縁部29aが侵
入する。凹部39内に縁部29aが侵入すると、爪32
が孔29内から抜け出る方向へ移動されなくなり、スト
ッパ扉14が枢軸20を中心として回転できなくなる。
【0091】このように、記録媒体挿入口19内に侵入
したストッパ扉14の爪32を、CD3などで許容位置
に変位させようとしても、凹部39内に孔29の縁部2
9aが侵入するので、前記ストッパ扉14が許容位置に
変位することを確実に規制する。したがって、CDチェ
ンジャ2の機器本体4がCD3を受け入れる状態でない
ときに、機器本体4へのCD3の侵入をより確実に防止
できる。
【0092】また、前述した第1ないし第3の実施形態
では、開閉扉13とストッパ扉14との二つの扉を備え
た開閉装置1を示している。しかしながら、本発明で
は、ストッパ扉14を備えていれば良い。このため、前
記開閉扉13を備えないで、ストッパ扉14のみ備えた
開閉装置1にも適用することができる。
【0093】さらに、前述した第1ないし第3の実施形
態では、記録媒体再生装置としてCDチェンジャ2を示
している。しかしながら、本発明では、CDチェンジャ
2に限定されることなく、例えばCDプレーヤや、ナビ
ゲーション装置(所謂カーナビ)などのCD−ROM駆
動装置などの各種の記録媒体再生装置にも適用できるこ
とは勿論である。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明は、阻止位置においてストッパ手段が機器本体内に
押されると、ストッパ手段が許容位置に変位することを
規制手段が規制する。このため、阻止位置に位置するス
トッパ手段を、記録媒体などで許容位置に変位させよう
としても、規制手段が許容位置に変位することを確実に
規制する。
【0095】このため、駆動手段がストッパ手段に記録
媒体挿入口を開かせて、記録媒体を受け入れる状態にあ
る時と記録媒体を排出する時との以外に、ストッパ手段
が、機器本体内への記録媒体の侵入を確実に阻止する。
したがって、機器本体が記録媒体を受け入れる状態でな
いときに、機器本体への記録媒体の挿入を防止できる。
【0096】請求項2に記載の本発明は、規制手段が、
ストッパ手段の爪の端面から凹んだ凹部と、孔の縁部か
ら突出した凸部と、を備えている。爪を機器本体の内方
向に押すと、凹部内に凸部が侵入する。このため、阻止
位置に位置するストッパ手段を、むりやり記録媒体など
で許容位置に変位させようとしても、凹部内に凸部が侵
入して、爪が孔内から抜け出ることを確実に規制する。
【0097】したがって、機器本体が記録媒体を受け入
れる状態でないときに、機器本体への記録媒体の挿入を
より確実に防止できる。
【0098】請求項3に記載の本発明は、規制手段が、
ストッパ手段の爪の端面から機器本体の内方向に突出し
た第2凸部と、孔の縁部から突出した第1凸部と、を備
えている。爪を機器本体の内方向に押すと、第2凸部が
第1凸部よりも下側に位置した状態で、これらの凸部が
互いに接触する。このため、阻止位置に位置するストッ
パ手段を、記録媒体などでむりやり許容位置に変位させ
ようとしても、第2凸部と第1凸部とが互いに接触し
て、爪が孔内から抜け出ることを確実に規制する。した
がって、ストッパ手段が、許容位置に変位することを確
実に規制できる。
【0099】したがって、機器本体が記録媒体を受け入
れる状態でないときに、機器本体への記録媒体の挿入を
より確実に防止できる。
【0100】請求項4に記載の本発明は、規制手段が、
ストッパ手段の爪の端面から凹んだ凹部を備えている。
爪を機器本体の内方向に押すと、凹部内に孔の縁部が侵
入する。このため、阻止位置に位置するストッパ手段
を、記録媒体などでむりやり許容位置に変位させようと
しても、凹部内に孔の縁部が侵入して、爪が孔内から抜
け出ることを確実に規制する。
【0101】したがって、機器本体が記録媒体を受け入
れる状態でないときに、機器本体への記録媒体の挿入を
より確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる記録媒体搬送
経路の開閉装置を備えたCDチェンジャの斜視図であ
る。
【図2】図1に示されたCDチェンジャの駆動部材の配
置などを示す平面図である。
【図3】図1に示されたCDチェンジャの前面パネルと
記録媒体搬送経路の開閉装置とを示す斜視図である。
【図4】図3に示された開閉装置の互いに組み付けられ
た開閉扉とストッパ用扉などを示す斜視図である。
【図5】図4中のV部を拡大して示す斜視図である。
【図6】同実施形態の開閉装置の開閉扉が記録媒体挿入
口を閉じかつストッパ扉の爪が記録媒体挿入口に侵入し
た状態を示す説明図である。
【図7】同実施形態の開閉装置の開閉扉が記録媒体挿入
口を徐々に開きかつストッパ扉の爪が記録媒体挿入口か
ら徐々に抜け出る状態を示す説明図である。
【図8】同実施形態の開閉装置の開閉扉が記録媒体挿入
口を開きかつストッパ扉の爪が記録媒体挿入口から抜け
出た状態を示す説明図である。
【図9】同実施形態の開閉装置の開閉扉のみが記録媒体
挿入口を開いた状態を示す断面図である。
【図10】同実施形態の開閉装置の開閉扉が記録媒体挿
入口を開きかつストッパ扉の爪が記録媒体挿入口から抜
け出た状態を示す断面図である。
【図11】同実施形態の開閉装置のストッパ扉を背面側
からみた図である。
【図12】同実施形態の開閉装置の孔を有する梁を上方
からみた図である。
【図13】同実施形態の開閉装置のストッパ扉の凹部に
縁部の凸部が侵入した状態を示す断面図である。
【図14】本発明の第2の実施形態の開閉装置の開閉扉
のみが記録媒体挿入口を開いた状態を示す断面図であ
る。
【図15】本発明の第2の実施形態の開閉装置のストッ
パ扉を背面側からみた図である。
【図16】本発明の第2の実施形態の開閉装置のストッ
パ扉の第2凸部と縁部の凸部とが互いに接触した状態を
示す断面図である。
【図17】本発明の第3の実施形態の開閉装置の開閉扉
のみが記録媒体挿入口を開いた状態を示す断面図であ
る。
【図18】本発明の第3の実施形態の開閉装置のストッ
パ扉を背面側からみた図である。
【図19】本発明の第3の実施形態の開閉装置のストッ
パ扉の凹部内に縁部が侵入した状態を示す断面図であ
る。
【図20】従来の開閉装置のドアが閉じた状態を示す説
明図である。
【図21】図20に示された開閉装置のドアが開いた状
態を示す説明図である。
【図22】図20に示された開閉装置のドアが閉じた状
態を示す断面図である。
【図23】図20に示された開閉装置のドアが開いた状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 記録媒体搬送経路の開閉装置 2 CDチェンジャ(記録媒体再生装置) 3 CD(記録媒体) 4 機器本体 5 前面パネル(外壁) 11 記録媒体通し孔(記録媒体の搬送経路) 14 ストッパ扉(ストッパ手段) 16 ストッパ用カム(ストッパ手段) 19 記録媒体挿入口(記録媒体の搬送経路) 25,26,27,28 梁(縁壁) 29 孔 29a 縁部 32 爪 37 凸部(規制手段、第1凸部) 38 端面 39 凹部(規制手段) 40 第2凸部(規制手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体再生装置の機器本体内に記録媒
    体を挿入しかつ前記記録媒体を前記機器本体内から排出
    する記録媒体の搬送経路を開閉する開閉装置であって、 前記記録媒体を通すことのできる記録媒体挿入口と、 前記記録媒体挿入口を通して前記記録媒体が前記機器本
    体内に侵入することを阻止する阻止位置と、前記記録媒
    体挿入口を通して前記記録媒体が前記機器本体内に侵入
    することを許容する許容位置と、に亘って変位自在なス
    トッパ手段と、 前記ストッパ手段が前記阻止位置に位置した状態で前記
    機器本体の内方向に押されると、前記ストッパ手段が前
    記許容位置に向かって変位することを規制する規制手段
    と、 を備えたことを特徴とする記録媒体搬送経路の開閉装
    置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体挿入口を囲む複数の縁壁を
    備え、これら複数の縁壁のうち一つの縁壁は孔を備え、 前記ストッパ手段は、前記阻止位置において前記記録媒
    体挿入口内と前記孔との双方に侵入して前記機器本体内
    への前記記録媒体の侵入を阻止するとともに、前記許容
    位置において前記記録媒体挿入口内と前記孔との双方か
    ら抜け出る爪を備え、 前記規制手段は、 前記爪の前記機器本体の内側寄りの端面から凹んだ凹部
    と、 前記孔の縁部に設けられかつ前記爪に向かって突出した
    凸部と、を備え、 前記阻止位置において、前記爪が前記機器本体の内方向
    に押されると、前記凹部内に前記凸部が侵入することを
    特徴とする請求項1記載の記録媒体搬送経路の開閉装
    置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体挿入口を囲む複数の縁壁を
    備え、これら複数の縁壁のうち一つの縁壁は孔を備え、 前記ストッパ手段は、前記阻止位置において前記記録媒
    体挿入口内と前記孔との双方に侵入して前記機器本体内
    への前記記録媒体の侵入を阻止するとともに、前記許容
    位置において前記記録媒体挿入口内と前記孔との双方か
    ら抜け出る爪を備え、 前記規制手段は、 前記孔の縁部に設けられかつ前記爪に向かって突出した
    第1凸部と、 前記爪の前記機器本体の内側寄りの端面から該機器本体
    の内方向に突出した第2凸部と、を備え、 前記阻止位置において前記爪が前記機器本体の内方向に
    押されると、前記第2凸部が前記第1凸部よりも下側に
    位置した状態で、前記第1凸部と第2凸部とが互いに接
    触することを特徴とする請求項1記載の記録媒体搬送経
    路の開閉装置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体挿入口を囲む複数の縁壁を
    備え、これら複数の縁壁のうち一つの縁壁は孔を備え、 前記ストッパ手段は、前記阻止位置において前記記録媒
    体挿入口内と前記孔との双方に侵入して前記機器本体内
    への前記記録媒体の侵入を阻止するとともに、前記許容
    位置において前記記録媒体挿入口内と前記孔との双方か
    ら抜け出る爪を備え、 前記規制手段は、前記爪の前記機器本体の内側寄りの端
    面から凹んだ凹部を備え、 前記阻止位置において前記爪が前記機器本体の内方向に
    押されると、前記凹部内に前記孔の縁部が侵入すること
    を特徴とする請求項1記載の記録媒体搬送経路の開閉装
    置。
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