JP2002260293A - 円盤の芯出し方法及び装置 - Google Patents

円盤の芯出し方法及び装置

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JP2002260293A
JP2002260293A JP2001054738A JP2001054738A JP2002260293A JP 2002260293 A JP2002260293 A JP 2002260293A JP 2001054738 A JP2001054738 A JP 2001054738A JP 2001054738 A JP2001054738 A JP 2001054738A JP 2002260293 A JP2002260293 A JP 2002260293A
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Yuichi Aki
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 円盤1の中心を回転テーブル5の回転中心に
合わせる芯出し(センタリング)を、簡単かつ高精度に
行なえるようにする。 【解決手段】 直線案内機構に支持される回転テーブル
5に円盤1を載置し、回転テーブル5を直線移動させて
円盤1の外周面を当て駒に当接させることで円盤1の中
心を回転テーブル5の回転中心に合わせるようにした芯
出し装置において、当て駒22a,22bを円盤1の直
径以下の間隔で2箇所に設ける。円盤1はその外周面が
一方の当て駒に先に当接し、次に他方の当て駒に当接す
ることにより横ずれが矯正され、正確な芯出しが行なわ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転テーブルに載
置される円盤の中心を回転テーブルの回転中心に正確に
合わせるための芯出し方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば光ディスクの原盤の作成において
は、回転テーブルに原盤(円盤)を載置し、その状態で
回転テーブルと一体に原盤を回転させてこの原盤にレー
ザー光あるいは電子ビームを照射して記録を行なうよう
にしている。
【0003】この場合、回転テーブルの回転中心と原盤
の中心とがずれていると、原盤の回転時に原盤の偏芯に
よる遠心力によって振動が生じ、これが正常な記録を妨
げることになので、原盤の中心を回転テーブルの回転中
心に正確に合わせる芯出し(センタリング)作業が必要
である。
【0004】この原盤の芯出しを行なえる機構を備えた
装置としては、従来例えば「特開2000−10000
2号公報」に開示されるようなものがある。
【0005】即ちこの装置では、直線案内機構に支持さ
れる回転テーブルに原盤を載置し、その状態で回転テー
ブルを直線移動させて原盤の外周面を当て駒に当接させ
ることで原盤の芯出しを行なうようにしている。
【0006】また「特開平7−240037号公報」の
ように、リンク機構によって動作される3つの案内駒で
原盤の外周面を3方向から拘束して原盤の芯出しを行な
う装置も提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
場合は、原盤を単純に当て駒に当接させるだけの芯出し
構造であるため、回転テーブル上の原盤が移動テーブル
の移動方向と直交する方向に横ずれを起していたときに
はこれを矯正することができず、正確な芯出しを行なう
ことは難しかった。
【0008】また、後者の場合は、3つの案内駒を動作
させるリンク機構の構成が複雑であり、またこれを動作
させるための駆動機構も必要となるので、部品点数が多
くコスト高の装置となっていた。
【0009】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、簡単な構成で高精度の芯出しを可能とするこ
とを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するも
のとして本発明は、直線案内機構に支持される回転テー
ブルに原盤を載置し、回転テーブルを直線移動させて原
盤の外周面を当て駒に当接させることで原盤の中心を回
転テーブルの回転中心に合わせるようにした芯出し装置
において、当て駒を原盤の直径以下の間隔で2箇所に設
けて原盤の横ずれを防ぐようにしたものである。
【0011】即ちこの芯出し機構では、回転テーブル上
の原盤に横ずれがあっても、原盤はその外周面が一方の
当て駒に先に当接し、次に他方の当て駒に当接すること
によって横ずれが矯正され、正確な芯出しが行なわれ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態例について詳述する。ここでは、光ディス
クの原盤に電子ビームを照射して記録を行なう電子ビー
ム照射装置に本発明による原盤の芯出し機構を適用した
構成を例示してある。
【0013】この装置は図1に示す如く、電子銃16か
ら出射される電子ビームbを被照射体であるディスク原
盤(円盤)1に照射して信号の記録(信号パターンの記
録ピットの形成)を行なうものである。ここで電子ビー
ムの照射には真空環境が必要であるが、特にこの装置で
は電子ビームを照射する部分のみを真空状態とし、それ
以外の部分は大気中に置く部分真空方式が採用されてい
る。
【0014】先ず、この装置において原盤1を支持する
支持機構部2について説明する。この支持機構部2は、
装置の基台上に固定されるベース3と、このベース3上
に備えられた直線案内機構4と、この直線案内機構4に
より直線移動可能に支持され、原盤1が載置される回転
テーブル5とにより構成されている。
【0015】直線移動機構4は、ベース3上に水平に配
置されたガイドレール6と、このガイドレール6の左右
両端部をベース3に支持するスタンド7a,7bと、ガ
イドレール6に沿って移動可能に支持された移動テーブ
ル8とから構成されており、この移動テーブル8はその
左右の脚部8a,8bに設けられた例えば静圧空気式の
軸受9によってガイドレール6に対し低摩擦力で移動可
能に支持されている。
【0016】回転テーブル5は直線案内機構4の移動テ
ーブル8上に取り付けられており、例えば静圧空気式の
回転軸受により低摩擦で回転可能に支持されている。原
盤1はこの回転テーブル5上に水平に載置された状態で
吸着固定されるようになっており、この原盤1を回転テ
ーブル5上で吸着する手段としては、真空吸着方式ある
いは静電吸着方式が好適に用いられる。
【0017】この回転テーブル5はその下に配置された
電磁駆動型のスピンドルモーター10によって回転駆動
されるようになっている。さらに回転テーブル5の下に
は回転検出用のエンコーダーが配置されており、このエ
ンコーダーと制御回路によって回転テーブル5の回転駆
動が制御される。
【0018】また移動テーブル8とベース3の間には電
磁駆動型のリニアモーター11が構成されていおり、こ
のリニアモーター11の駆動によって移動テーブル8が
ガイドレール6に沿って水平方向即ち原盤1の径方向に
移動されるようになっている。さらに、図には表われて
いないが、直線案内機構4には移動テーブル8の移動位
置を検出するリニアスケールと、このリニアスケールの
値を制御回路によってフィードバックして位置決め制御
を行なう駆動制御機構が設けられている。
【0019】このように構成される原盤の支持機構部2
に対しその上方には、原盤1上を部分的に真空状態にし
て電子ビームを照射する電子ビーム照射手段13が固定
配置されている。14は原盤1の上方で懸架支持されて
いる真空チャンバーで、この真空チャンバー14の内部
に電子ビームコラム15が配置され、この電子ビームコ
ラム15の上流の電子ビーム励起源である電子銃16か
ら電子ビームbが出射される。
【0020】電子ビームコラム15が内蔵される真空チ
ャンバー14には真空ポンプによりなる排気手段が連結
されており、この排気手段によって真空チャンバー14
の内部を吸引することで電子ビームコラム15内が電子
ビームの照射に支障のない程度の真空度(1×10
-4〔Pa〕程度)に保たれるようになっている。
【0021】この真空チャンバー14の下端部の電子ビ
ーム出口には伸縮連結機構17を介して静圧浮上パッド
18が取り付けられており、この静圧浮上パッド18が
原盤1に対し5μm程度の僅かな隙間をもって非接触で
吸着し、その状態で電子銃16から出射された電子ビー
ムbが静圧浮上パッド18の中心部の電子ビーム通路を
通って原盤1に照射される。
【0022】そしてこの電子ビームが原盤1に照射され
ると同時にスピンドルモーター10の駆動により回転テ
ーブル5と一体に原盤1が回転されると共にリニアモー
ター11の駆動によって移動テーブル8と一緒に原盤1
が径方向に移動されることで所定のトラックに記録が行
なわれる。
【0023】この記録を行なう場合、回転テーブル5の
回転中心と原盤1の中心とがずれていると、原盤1の回
転時に原盤1の偏芯による遠心力によって振動が生じ、
正常な記録が妨げられるので、記録を行なう前に原盤1
の中心を回転テーブル5の回転中心に正確に合わせる芯
出し(センタリング)作業が必要である。
【0024】この原盤の芯出し作業を容易に行なうこと
のできる芯出し装置として本例の電子ビーム照射装置で
は、直線案内機構4の一方側の移動端部に対応して当て
駒機構20が設けられている。
【0025】この当て駒機構20の詳細な構成を図2〜
図4に示す。これらの図に示すように当て駒機構20
は、装置の基台に固定される支持台21上の2箇所に当
て駒22aと22bを設置して構成され、直線案内機構
4の移動テーブル8の移動によってこの当て駒22aと
22bに原盤1の外周面を当接させることで原盤1の芯
出しが行なわれるものである。
【0026】この2つの当て駒22aと22bは、図3
で明らかなように原盤1の直径以下の間隔で、かつ原盤
1の直線移動方向の中心線aを等間隔で挟む対称位置に
設置されており、直線案内機構4の移動テーブル8が一
方側の移動端まで完全に到達する直前の位置でこの当て
駒22aと22bに原盤1の外周面が当接されるように
なっている。
【0027】この当て駒を支持する支持台21は、図4
で明らかな如く、装置の基台に固定されるベース21
a、スタンド21b、ブロック21c、当て駒22aと
22bが設けられるテーブル21dを構成要素とし、こ
れらの構成要素を組み立て・分解・再組み立てが容易に
可能なようにボルト23等の締結手段で締結して構成さ
れている。ここで各構成要素の締結部において、ボルト
23とこのボルト23を通す穴24との間には若干の隙
間が設けられており、これによって支持体21の組み立
て時に当て駒22a,22bの位置を原盤1に対して前
後、左右、上下方向に微調整して固定できるように構成
されている。この場合、原盤1がその中心を回転テーブ
ル5の回転中心に正確に一致させて回転テーブル5に吸
着固定されている状態で2つの当て駒22aと22bが
同時に原盤1の外周面に当接するように当て駒22a,
22bの位置を調整して固定する。
【0028】これによりこの当て駒機構20において
は、図5(A)に示すように偏心した方向を当て駒22
a,22bに向けて近付いてきた原盤1がその直線移動
方向と直交する方向に横ずれを起していても、同図
(B)に示すように原盤1はその外周面が一方の当て駒
22aに先に当接し、次に同図(C)に示すように他方
の当て駒22bに当接することによって横ずれが矯正さ
れ、最後に同図(D)に示すように原盤1の中心が回転
テーブル5の回転中心に合った所定の位置で原盤1を回
転テーブル5に吸着して固定することにより、原盤1は
横ずれが矯正された状態で正確に芯出しされる。
【0029】ところで、以上の芯出し動作においては、
当て駒22a,22bに当たるときの衝突の反発力で原
盤1が跳ね返らない程度の摩擦力を得るため、原盤1は
単に自重で回転テーブル5に対する摩擦力を得るだけで
なく、ごく弱い力で回転テーブル5に仮吸着させること
もあるが、当接時の動摩擦、静止摩擦力による当て駒機
構の弾性変形や駆動制御の偏差の取り残しによる若干の
芯ずれを生じるおそれがある。
【0030】そこでこれを回避するために本例の当て駒
機構20においては、原盤1の外周面を吸引して当て駒
22aと22bに当接させる吸着手段26aと26bを
設けてある。この吸着手段26aと26bは当て駒22
aと22bの間に位置して支持台21のテーブル21d
上に対称的に設置されるもので、その吸着方式としては
真空吸着方式や静電吸着方式等が考えられるが、ここで
は特に真空吸着方式が好適に採用されている。
【0031】即ちこの場合、吸着手段26a,26bは
夫々真空吸着口27a,27bを有し、この真空吸着口
27a,27bには夫々導管28を介して真空ポンプ等
の空気吸引手段が連結されており、この空気吸引手段の
吸引力によって真空吸着口27a,27bの先端部の吸
引穴から原盤1の外周面を強制的に吸引して当て駒22
a,22bに当接させるものである。
【0032】これにより、原盤1は当て駒22a,22
bに当たるときの衝突の反発力で跳ね返ることがなく安
定して当て駒22a,22bに当接され、原盤1と回転
テーブル5との間の摩擦力に頼る必要がなくなるので回
転テーブル5への仮吸着が不要となり、むしろ回転テー
ブル5から若干の空気等の気体を吹き出し、原盤1を浮
上させた状態とすることで摩擦力をごく微小にて当て駒
機構の弾性変形や駆動制御の偏差の取り残しによる若干
の芯ずれをごく軽微なものとすることができる。
【0033】さらに本例の当て駒機構20においては、
真空吸着口27a,27bを伸縮可能な部材で構成して
ある。この伸縮可能な部材としては、例えばシリコンゴ
ムを素材として成形した多段のダイアフラム状のベロー
ズを好適に用いることができ、その他にも例えば配管と
ばねの組み合わせ構造なども考えられる。
【0034】そしてこの構成では、原盤の芯出し動作時
には原盤1の外周面が当て駒22a,22bより先に真
空吸着口27a,27bに当接するようになっており、
このため原盤1の外周面が真空吸着口27a,27bに
当接すると真空吸着口27a,27bの内部の真空度
(負圧)が上がって真空吸着口27a,27bが収縮す
ることで原盤1を引張る状態となるので、原盤1は確実
に毎回ほぼ同じ引力で安定して当て駒22a,22bに
当接されることになる。
【0035】さらにこの構成では、真空吸着口27a,
27bと空気吸引手段を連結する導管28の途中部に圧
力スイッチ29を設けてあり、原盤1の外周面が真空吸
着口27a,27bに当接して真空吸着口27a,27
bが収縮したときには、この圧力スイッチ29で負圧が
強くなったことが検出されることにより真空吸着口27
a,27bが確実に原盤1の外周面を吸引したことがわ
かるようになっている。これは、動作を自動化するとき
などに便利な機能である。
【0036】さて、上記の如く構成される当て駒機構2
0において、当て駒22a,22bの設置位置の調整
は、次のようにして行なわれる。先ず、予め外径を測定
して既知とした基準となる原盤1を用意して回転テーブ
ル5に吸着させ、これをゆっくりと回転させながら、電
気マイクロメーター、レーザー変位計などの原盤の外周
面の変位検出手段を一時的に用いて回転中の原盤1の外
周円の芯ずれによる変位が最小になるようにプラスチッ
クハンマーやマイクロメーターを取り付けた治工具など
で原盤1と回転テーブル5の相対位置をずらせて芯出し
を行なう。
【0037】一方、直線案内機構4の一方側の移動端部
など、当て駒22a,22bを当て易く他の動作の妨げ
とならない位置に当て駒22a,22bと当接させる場
所を設けて、その位置に円盤1を芯出しした回転テーブ
ル5を位置決めして、その移動位置をリニアスケールで
確認しておく。
【0038】そして上記の状態で図3に示すように、2
つの当て駒22aと22bを原盤1の外周面に均等に当
接するように調整して固定する。この当て駒22a,2
2bの調整時に、当て駒22a,22bが原盤1の外周
面に均等に当接している状態を容易に確認できるように
するため、当て駒22a,22bは回転可能な円筒状体
で構成することが好ましい。
【0039】即ち本例の当て駒機構20では、当て駒2
2a,22bは滑らかに回転可能な軸受を持つ円筒形の
カムフォロアによりなり、この当て駒22a,22bに
原盤1の外周面が当接した状態で原盤1を軽く回転させ
て揺り動かすと当て駒22a,22bが原盤1の外周面
との転がり摩擦によって回転し、このとき2つの当て駒
22a,22bが均等に当接していないと、片方だけ摩
擦が充分でなく滑るので両方が同じようには回転しな
い。
【0040】このようにして当て駒22aと22bが原
盤1に均等に当接したか否かを目視によって容易に確認
できるため、当て駒22a,22bの位置調整を確実か
つ適正に行なうことができる。
【0041】従って、その後原盤の芯出しを行なうとき
には、原盤1を当て駒22a,22bに当接させて、リ
ニアスケールで確認した移動位置に回転テーブル5を位
置決めして回転テーブル5に原盤1を吸着するだけで芯
出しを行なうことができる。
【0042】ここで、用いる原盤により外径に寸法誤差
がある場合は、予め、または芯出し位置で寸法測定手段
により原盤の外径を実測し、基準原盤との誤差を吸収す
る移動位置を計算により補正して回転テーブルを位置決
めし直してから原盤を吸着すると、より正確な芯出しが
可能となる。
【0043】以上、本発明による芯出し機構の実施の形
態の一例について説明したが、本発明はこの構成に限る
ことなく他にも種々の実施形態を採り得るものであるこ
とは言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く本発明では、
回転テーブル上の円盤に横ずれがあっても、円盤は2つ
の当て駒に当接することによって横ずれが矯正されるの
で、より正確な芯出しが可能となる。そしてこの円盤の
芯出しを行なう装置は、芯出しのための可動部やリンク
機構、駆動機構を持たない簡単な構造の当て駒機構で構
成されるため、部品点数も少なく、組み立て調整も容易
なので低コストで高い精度の芯出しが可能となる。
【0045】また本発明では、円盤の外周面を吸引して
当て駒に当接させることにより、円盤は安定して確実に
当て駒に当接されるので、一段と正確な芯出しが行なわ
れる。さらに吸着手段を真空吸着方式とし、吸着口を伸
縮可能な構成としたことにより、円盤の外周面を吸引す
る動作が柔軟かつ確実に行なわれるので、大きく芯ずれ
している円盤でも確実に吸着し、かつ真空吸引力を有効
に利用して当て駒に当接させるので、吸着の失敗がなく
なり、繰り返し安定した動作が可能となる。
【0046】さらに本発明の芯出し装置では、当て駒を
回転可能な円筒状体で構成したことにより、調整時に2
つの当て駒の均等な当接を簡単に確認できるので、特別
な技能を必要とせず、短時間で最適な調整を実現でき
る。
【0047】以上のように本発明によれば、安定かつ正
確に高精度な芯出しが可能なので、動作の自動化も容易
に実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子ビーム照射装置の構成図
である。
【図2】本発明における当て駒機構の側面図である。
【図3】同、平面図である。
【図4】同、背面図である。
【図5】当て駒機構による芯出し動作の説明図である。
【符号の説明】
1‥‥原盤(円盤)、4‥‥直線案内機構、5‥‥回転
テーブル、20‥‥当て駒機構、22a,22b‥‥当
て駒、26a,26b‥‥吸着手段、27a,27b‥
‥真空吸着口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線案内機構に支持される回転テーブル
    に円盤を載置し、上記回転テーブルを直線移動させて上
    記円盤の外周面を上記円盤の直径以下の間隔で設けられ
    た2箇所の当て駒に当接させることにより、上記円盤の
    横ずれを矯正した状態で上記円盤の中心を上記回転テー
    ブルの回転中心に合わせるようにした円盤の芯出し方
    法。
  2. 【請求項2】 上記円盤の外周面を吸引して上記2箇所
    の当て駒に当接させるようにした請求項1に記載の芯出
    し方法。
  3. 【請求項3】 直線案内機構に支持される回転テーブル
    に円盤を載置し、上記回転テーブルを直線移動させて上
    記円盤の外周面を当て駒に当接させることで上記円盤の
    中心を上記回転テーブルの回転中心に合わせるようにし
    た円盤の芯出し機構であって、上記当て駒を上記円盤の
    直径以下の間隔で2箇所に設けて上記円盤の横ずれを防
    ぐようにしたことを特徴とする円盤の芯出し装置。
  4. 【請求項4】 上記円盤の外周面を吸引して上記当て駒
    に当接させる吸着手段を設けたことを特徴とする請求項
    3に記載の円盤の芯出し装置。
  5. 【請求項5】 上記吸着手段は真空吸着方式であり、吸
    着口が伸縮可能な部材で構成されていることを特徴とす
    る請求項4に記載の円盤の芯出し装置。
  6. 【請求項6】 上記当て駒が回転可能な円筒状体である
    ことを特徴とする請求項3に記載の円盤の芯出し装置。
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