JP2002260035A - 料金収受システム、料金収受方法 - Google Patents

料金収受システム、料金収受方法

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JP2002260035A
JP2002260035A JP2001058665A JP2001058665A JP2002260035A JP 2002260035 A JP2002260035 A JP 2002260035A JP 2001058665 A JP2001058665 A JP 2001058665A JP 2001058665 A JP2001058665 A JP 2001058665A JP 2002260035 A JP2002260035 A JP 2002260035A
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lane
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Fumihiko Yashima
史彦 八島
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ETCレーンに非ETC車が進入した場合や
ETC車であってもETC異常が発生した際に、異常対
応をできるかぎり短時間で行えるようにする。 【解決手段】 このETCシステムは、通行レーン11
に進入した車両に搭載された車載器と無線通信を行い、
ETC処理可能か否かを判定し、その判定結果を、路側
に設置した路側表示器12にメッセージの形態で表示す
るものであり、通行レーン11の両側の縁石の上面及び
側面に車両進行方向に沿って配置され、ETC処理可能
か否かの判定結果を、緑色の「→」マークあるいは赤色
の「×」マークを点消灯表示させて車両の運転者に処理
状況を視覚的に通知する縁石表示器14を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば高速道路な
どの有料道路に導入されるETCシステムなどの料金収
受システム、料金収受方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高速道路などの有料道路には、E
TCシステムが導入されている。
【0003】このETCシステムでは、個人情報や決済
方法などの記録されたICカードを、予め車両情報が登
録された車載器に挿入し、この車載器を搭載した車両が
有料道路の入口あるいは出口の料金所に設置された料金
収受端末と無線アンテナを介して通信することで、車載
器及びICカードの情報を読み出して通行料金の決済を
行うものであり、人を介した金銭や通行券の授受がなく
なることから、料金所での車両の一旦停止が不要にな
り、料金所周辺での渋滞緩和の1つの手段として有効な
システムである。
【0004】現在のETCシステムでは、複数の通行レ
ーンがある場合、それぞれの通行レーンの両側にアイラ
ンドが設けられ、また、一方のアイランド、例えば進行
方向右側のアイランドの中央部付近に路側表示器を設置
して、この路側表示器に無線通信結果の表示を行い、例
えば無線通信に障害などが発生した場合(異常ETCの
場合)や車載器を搭載していない車両(非ETC車)が
進入した場合は、レーン前方の発進制御機で車両の退出
を阻止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のET
Cシステムでは、通行レーンの車両通行範囲のほぼ中央
付近の位置の右側のアイランドに設置された看板状の路
側表示器で無線通信結果の表示を行っているため、通行
車両の運転者は、前方を注視しながらも一度目線を右方
向に移して路側表示器を見て自身の車両が正常にETC
処理できるか否かを確認する必要がある。
【0006】しかしながら、車両の運転者は、狭い通行
レーンに進行中は、前方、特に前に車両が存在した場合
はそこを注視しているため、路側表示器の表示を見落と
す可能性がある。
【0007】正常に無線通信が行われれば、路側表示器
の表示を見落としたとしてもさほど問題は起こらない
が、非ETC車や異常ETC車であれば、レーン前方の
発進制御機によってその通行レーンからの退出が阻止さ
れることになる。
【0008】このように車両の運転者が路側表示器に気
づかずに車両を走行させてしまい発進制御機によって阻
止されると、その通行レーンが、例えばETC処理専用
のレーンの場合は、車両が既にインターホンの位置を通
過してしまい、また、ETCシステムと磁気カードシス
テムとの混在レーンの場合は、車両が収受員ブースの位
置を通り越してしまうことになるため、その位置からE
TC異常の手続を行わなければならなくなり、該当車両
が料金所を通過するために要する時間が長くかかり、せ
っかくの渋滞緩和手段の機能が無効になるという問題点
があった。
【0009】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、無線通信により料金収受を行うレーン
に車両が進入し異常が発生した際に、異常対応をできる
かぎり短時間で行える料金収受システム、料金収受方法
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明の料金収受システムは、料金所
の料金収受用の車線に進入した車両に対して無線通信を
行い、その車両に対する料金収受処理を行う料金収受シ
ステムにおいて、前記車線内における処理状況を、メッ
セージの形態で表示して車両の運転者に通知する第1の
表示手段と、前記車線の車両進行方向に沿って配置さ
れ、前記車線内における処理状況を、異なるマークを点
消灯表示させて車両の運転者に視覚的に通知する第2の
表示手段とを具備したことを特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明の料金収受システム
は、料金所の料金収受用の車線に進入した車両に対して
無線通信を行い、その車両が無線通信処理可能か否かを
判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果
を、メッセージの形態で表示して車両の運転者に通知す
るメッセージ表示手段と、前記車線の車両進行方向に沿
って1つおきに異なる色のマーク表示を行うように配置
された第1及び第2のマーク表示手段と、前記判定手段
により無線通信処理が可能と判定された場合に前記第1
のマーク表示手段を点消灯表示させ、無線通信処理が不
可能と判定された場合に前記第2のマーク表示手段を点
消灯表示させる制御手段とを具備したことを特徴として
いる。
【0012】請求項3記載の発明の料金収受システム
は、請求項2記載の発明の料金収受システムにおいて、
前記制御手段は、前記第1のマーク表示手段に、緑色の
方向マークを車両進行方向に進めるように表示させる手
段を有することを特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明の料金収受システム
は、請求項2記載の発明の料金収受システムにおいて、
前記制御手段は、前記第2のマーク表示手段に、赤色の
異常マークを全て同時に点滅表示させる手段を有するこ
とを特徴としている。
【0014】請求項5記載の発明の料金収受方法は、料
金所の料金収受用の車線に進入した車両に対して無線通
信を行い、その車両に対する料金収受処理を行う料金収
受方法において、前記車線内における処理状況を、メッ
セージの形態で表示して車両の運転者に通知する段階
と、前記車線内における処理状況を、異なるマークを点
消灯表示させて車両の運転者に視覚的に通知する段階と
を有することを特徴としている。
【0015】請求項1,5記載の発明では、料金所の料
金収受用の車線に進入した車両に対して無線通信を行
い、その車両に対する料金収受処理を行う上で、無線通
信を行った際に、車線内における車両の処理状況を、メ
ッセージの形態で表示すると共に、異なるマークを点消
灯表示させて車両の運転者に視覚的に通知するので、車
両の運転者は、車線前方を注視していた場合でも車線内
における処理状況が解り、例えば自車が無線通信処理不
可能な場合に異常の手続を即座にとることができる。
【0016】請求項2記載の発明では、料金所の料金収
受用の車線に車両が進入した際に、進入した車両に対し
て無線通信を行い、その車両が無線通信処理可能か否か
を判定手段が判定し、この判定の結果を、メッセージ表
示手段がメッセージの形態で表示して車両の運転者に通
知する。その一方で、車両が無線通信処理が可能と判定
された場合に、車線の車両進行方向に沿って1つおきに
異なる色のマーク表示を行うように配置された第1のマ
ーク表示手段が点消灯表示される。また、無線通信処理
が不可能と判定された場合に第2のマーク表示手段が点
消灯表示されるので、車両の運転者は、その色のマーク
を視るだけで、自車が無線通信処理可能か否かを認識で
き、例えば第2のマーク表示手段が点消灯表示された場
合は自車が無線通信処理不可能であることが解り、この
場合に異常の手続を即座にとることで、異常対応の時間
が短くなり、この車線における渋滞緩和機能を損なわず
に済む。
【0017】請求項3記載の発明では、車両進行方向に
沿って配置された第1のマーク表示手段に、緑色の方向
マークを車両進行方向に進めるように表示させること
で、車両の運転者は、自車が無線通信処理が可能である
ことが視覚的に解り、安心して進行することができる。
【0018】請求項4記載の発明では、車両進行方向に
沿って配置された第2のマーク表示手段に、赤色の異常
マークを全て同時に点滅表示させることで、自車が無線
通信処理が不可能であることが視覚的に解り、異常対応
を即座にとることができる。
【0019】より具体的には、車線における処理状況を
メッセージで示す路側表示器とは別に、料金所のアイラ
ンドの縁石(横と上)に無線通信結果に応じた進行可能
あるいは停止を示すマークを点灯/消灯することによ
り、車両の運転者に通行/停止を促し、また、路側表示
器との相乗効果により通行の可/否の間違いを減少させ
ることができる。
【0020】この結果、無線通信により料金収受を行う
レーンに車両が進入し異常が発生した際に、異常対応を
できるかぎり短時間で行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る料金収
受システムの1つの実施の形態のElectronic TollColle
ction System(以下ETCシステムと称す)が導入され
た料金所の車両通行レーンを示す図である。
【0022】図1に示すように、11は車両が通行する
通行レーンである。13は料金所アイランドであり、通
行レーン11を形成するようにレーン左右に車両が乗り
越えないような段部(島)として設けられている。この
料金所アイランド13には、複数の車両検知器(車両進
入検知器16、表示開始検知器17、表示終了検知器1
8)が通行レーン11を挟んで順に配置されている。通
行レーン11の車両進行方向に向かって右側の料金所ア
イランド13には、路側表示器12と車線制御装置20
が設置されている。この路側表示器12は、車両に搭載
されている車載器と車線制御装置20との間でアンテナ
15a及び無線制御器15(図2参照)を介した無線通
信結果を表示するためのものである。
【0023】車両が、例えばETC車であれば、路側表
示器12は、「通行可」などとメッセージを表示する。
また、非ETC車であれば、路側表示器12は、「停
止、非ETC」などとメッセージを表示する。さらに、
異常ETCであれば、路側表示器12は、「停止、ET
C異常」などとメッセージを表示する。
【0024】14は料金所アイランド13の通行レーン
11との境界を形成する縁石に設置された縁石表示器で
ある。この縁石表示器14は、レーンに進入した車両の
ETC処理状況をその車両の運転者に伝えるためのもの
であり、通行可を示すマーク表示部14aと通行不可を
示すマーク表示部14bとを交互に配置してなる。
【0025】つまり、左右の料金所アイランド13の縁
石の上面と側面に車両進行方向に沿ってマーク表示部1
4aとマーク表示部14bとが1つおきに配置されてい
る。マーク表示部14aは、車両の車載器との通信結果
が良好(ETC可能)で車線制御装置20が通行可と判
定した場合に「→」などのマークを表示するものであ
り、車両進行方向に「→」を順に1個づつ緑色に点灯/
消灯され、車両の運転者には、前方に向けた視線をずら
すことなく「→」の表示が進むよう見える。
【0026】マーク表示部14bは、車両の車載器との
通信結果が不調あるいは通信ができなかった場合に、車
線制御装置20が非ETC及び異常ETCと判定した場
合に「×」などのマークを表示するものである。このマ
ーク表示部14bの「×」マークは、全て同時に赤色に
点灯/消灯される。
【0027】車両進入検知器16は、レーンに車両が進
入する際に車両を検知して車線制御装置20へ通知し、
車線制御装置20は、アンテナ15aを含む無線制御器
15を制御して車載器との無線通信を開始する。
【0028】表示開始検知器17は、車両進入検知器1
6から車両進行方向前方数mの位置に設置されている。
この表示開始検知器17によって車両が検知されると、
車線制御装置20は、これをトリガとして、無線通信の
結果に応じて路側表示器12にメッセージを表示すると
共に、縁石表示器14に、上記に該当するいずれかのマ
ーク表示を行う。
【0029】19は発進制御器であり、この通行レーン
11の出口付近に設置されている。この発進制御器19
は、車線制御装置20により制御されて開閉され、通行
レーン11を通行する車両の退出を阻止したり退出を促
す。例えば車線制御装置20が通行を許可した車両の進
路を開放して車両を退出させ、車線制御装置20が通行
を許可しなかった車両の進路を遮り車両の退出を阻む。
【0030】表示終了検知器18は、発進制御器19の
手前に設置されている。表示終了検知器18は、この位
置で車両の通過を検知して車線制御装置20へ通知す
る。車線制御装置20は、この通知を受けて路側表示器
12の表示を消灯すると共に、縁石に設置された縁石表
示器14のマークを消灯する。
【0031】図2は車線制御装置20の構成を示すブロ
ック図である。図2に示すように、車線制御装置20
は、全体の制御を行うCPU21、プログラムやデータ
を保存するメモリ22及びディスク等の補助記憶装置2
3、料金所全体の処理を管理するコンピュータとの通信
制御を行うコンピュータI/F24、アンテナを含む無
線制御器15との通信制御を行う無線制御器I/F2
5、各種操作や処理結果を表示するための操作表示部2
6、路側表示器12との通信を制御する路側表示器I/
F27、各車両検知器(車両進入検知器16、表示開始
検知器17、表示終了検知器18)や発進制御機19な
どのI/O装置28、縁石表示器14との通信を制御す
る縁石表示器I/F29などから構成されている。
【0032】以下、図3〜図5を参照してこのETCシ
ステムの動作を説明する。図3を参照してアイランド縁
石マーク点消灯処理を示すフローチャート、図4は
「→」マークの点消灯処理を示すフローチャート、図5
は「×」マークの点消灯処理を示すフローチャートであ
る。
【0033】まず、図3のフローチャートに従って、こ
のETCシステムの処理状況通知動作について説明す
る。
【0034】図3に示すように、車両が通行レーン11
に進入し車両検知器16に検知されると(Step10
1:以下S101と称す)、車載器との無線通信を開始
し車線制御装置は通行可否を判断する(S102)。
【0035】車両が車両検知器17により検知されると
(S103)、このタイミングを表示開始タイミングと
して、車線制御装置20は、車両の車載器との通信結果
から車両がETC車かそれ以外(非ETC車及び異常E
TC車)かを判定する(S104)。
【0036】この判定結果、例えば車両がETC車であ
れば(S104のETC車)、車線制御装置20は、路
側表示器12に「ETC」のメッセージを表示し(S1
05)、車両が表示終了検知器18に検知されるまで
(S106,S108)、アイランド縁石に「→」マー
ク点消灯処理を行う(S107)。
【0037】一方、車載器との通信結果として、車線制
御装置20が非ETC車と判定すると(S104の非E
TC車)、路側表示器12に「停止、非ETC」のメッ
セージを表示し(S109)、車両が表示終了検知器1
8によって検知されるまで(S110,S112)、ア
イランド縁石に「×」マーク点消灯処理を行う(S11
1)。
【0038】また、車載器との通信結果として車線制御
装置20が異常ETC車と判定すると(S104の異常
ETC車)、車線制御装置20は、路側表示器12に
「停止、異常ETCのメッセージを表示して(S11
3)、上記非ETC車の場合と同様に車両が表示終了検
知器18によって検知されるまで(S110,S11
2)、アイランド縁石に「×」マーク点消灯処理を行う
(S113)。
【0039】そして、車両が通行レーン11を進行し表
示終了検知器18の位置に差しかかり、車両が表示終了
検知器18によって検知されると、車線制御装置20
は、アイランドの縁石表示器14のマーク表示を全て消
灯すると共に(S114)、路側表示器12のメッセー
ジ表示を消す処理を行い(S115)、次の通行車両に
対する表示に備える。
【0040】ここで、図4のフローチャートを参照して
上記「→」マーク点消灯処理の詳細について説明する。
【0041】車線制御装置20は、点灯位置インデック
ステーブルを有しており、縁石表示器14の各マーク表
示部14a,14bにそれぞれ順に振られたインデック
ス番号を基に点消灯処理を実行する。
【0042】「→」マーク表示処理の場合、車線制御装
置20は、まず、点灯位置インデックス(点灯させてい
るマーク表示部14a(「→」マーク)の番号nがいく
つか)の判定を行い(S201)、点灯マーク位置が車
両進行方向に向かって縁石表示器14の先頭ならば(S
201の≧)、縁石表示器14のうちの先頭マークを消
灯させ(S202)、縁石表示器14の後方の点灯位置
インデックスnを初期化し(S203)、マーク表示器
14aの最後方の「→」マークを点灯させる(S20
4)。
【0043】点灯マーク位置が先頭のマーク表示器14
aでない場合(S201の<)、車線制御装置20は、
点灯位置インデックスnを1プラスし(S205)、点
灯位置インデックスn−1に該当するマーク表示器14
a(「→」マーク)を消灯させ(S206)、点灯位置
インデックスnに該当するマーク表示器14a(「→」
マーク)を表示させる(S207)。
【0044】このように縁石表示器14の各「→」マー
クを点消灯させた後、車線制御装置20は、タイマーを
セットし(S208)、タイマーがタイムアップしたか
否かの判定を行い(S209)、タイマーがタイムアッ
プすると、S201の処理に移る。
【0045】タイマーのタイムアップ時間をうまく調節
しこの「→」マーク点消灯処理を実行することで、縁石
表示器14の各マーク表示部14a(「→」マーク)の
表示が、車両の進行にほぼ合わせる形で「→」マークが
前方へ進んでゆくようになり、この通行レーン11に進
入した車両の運転者は、前方を注視したままでも、ET
C処理が可能であり車両を前進させてもよいことが解
る。
【0046】ここで、図5のフローチャートを参照して
「×」マーク点消灯処理について説明する。
【0047】「×」マーク点消灯処理の場合、車線制御
装置20は、まず、上記「→」マーク点消灯処理の場合
と同様に「×」マークの点消灯状態の判定を行い(S3
01)、マーク表示器14b(「×」マーク)が点灯し
ている場合は(S301の点灯)、マーク表示器14b
(「×」マーク)を全て消灯させる。(S302)
【0048】また、点消灯状態の判定結果、マーク表示
器14b(「×」マーク)が消灯している場合は(S3
01の消灯)、マーク表示器14b(「×」マーク)を
全て点灯させる。(S303)。
【0049】このように縁石部分の「×」マークを一斉
に点灯/消灯させた後、車線制御装置20は、タイマー
をセットし(S304)、タイマーがタイムアップした
かどうかの判定を行い(S305)、タイマーがタイム
アップすると、S301の処理に戻る。
【0050】この「×」マーク点消灯処理を実行する
と、左右の料金所アイランド13の縁石の上面と側面に
車両進行方向に沿って1つおきに並べた各マーク表示部
14b(「×」マーク)の表示が、一斉に赤色で点滅状
態になるので、この通行レーン11に進入した車両の運
転者は、前方を注視したままでも、何らかの異常でET
C処理が不可能であり車両を停止させる必要があること
が解り、路側表示器12を確認して異常内容が何である
かを確認することができる。
【0051】このようにこの実施の形態のETCシステ
ムによれば、車両が通行レーン11に進入したときに、
車線制御装置20が車両の車載器と無線通信を行い、E
TC処理可能か否かを判定し、その判定結果を、路側表
示器12にメッセージの形態で表示すると共に、通行レ
ーン11の両側の縁石の上面及び側面に車両進行方向に
沿って配置した縁石表示器14に緑色の「→」マークあ
るいは赤色の「×」マークを点消灯表示するといった運
転者の視覚に作用する形態で表示するので、車両の運転
者は、前方を注視した状態のままでも自車がETC処理
可能か否かを通行レーン11への進入直後に解り、自車
が例えばETC処理不可能な場合にその通行レーン11
がETC処理専用のレーンであれば、車両をインターホ
ンの位置で停止させて係員に連絡するなどの手続を手際
よくとることができ、また、ETCシステムと磁気カー
ドシステムとの混在レーンであれば、車両を収受員ブー
スの位置で停止させて収受員に対応してもらうなどの手
続がとれ、このような異常発生の場合の手続を最短時間
で行うことができ、渋滞緩和の機能を極力損なわずに済
むようになる。
【0052】すなわち、ETCレーンに非ETC車が進
入した場合やETC車であってもETC異常が発生した
際に、異常対応ができるかぎり短時間で行えるようにな
る。
【0053】なお、本発明は上記実施形態のみに限定さ
れるものではない。上記実施の形態では、通行レーン1
1における処理状況をメッセージで通知する第1の表示
装置(主通知装置)としての路側表示器12の他に、料
金所アイランド13の縁石部分にマークの点消灯によっ
て通知する第2の表示装置(副通知装置)としての縁石
表示器14を設置して車両の運転者に通行レーン11に
おける処理状況を視覚的に通知するようにしたが、この
他、路側にガードレールなどが設置されている場合は、
そのポールや側面を利用してマークを表示するようにし
てもよい。また、通行レーンの上部に屋根がある場合
は、そこにマークを表示するようにしてもよい。
【0054】また、料金所アイランドにスピーカやブザ
ーなどを設置して音声通知を併用してもよい。さらに、
車両がETC処理可能な場合には、処理状況のデータを
車両の車載器へ送信し画面やスピーカから表示と音声で
処理状況を運転者に通知するようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、料
金所の料金収受用の車線に進入した車両に対して無線通
信を行い、その車両に対する料金収受処理を行う上で、
車線内における車両の処理状況を、メッセージの形態で
表示すると共に、異なるマークを点消灯表示させて車両
の運転者に視覚的に通知するので、車両の運転者は、車
線前方を注視していた場合でも車線内における処理状況
が解り、例えば自車が無線通信処理不可能な場合に異常
の手続を、車両が発進制御機のところに到達する前にと
ることができる。また、メッセージ表示との相乗効果に
より通行の可/否の間違いを減少させることができる。
【0056】この結果、無線通信により料金収受を行う
レーンに車両が進入し異常が発生した際に、異常対応を
できるかぎり短時間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る1つの実施の形態のETCシステ
ムが導入された料金所の車両通行レーンを示す図であ
る。
【図2】このETCシステムの車線制御装置の構成を示
すブロック図である。
【図3】このETCシステムにおける処理状況通知処理
動作を示すフローチャートである。
【図4】このETCシステムにおける、「→」マーク点
消灯処理の詳細を示すフローチャートである。
【図5】このETCシステムにおける、「×」マーク点
消灯処理の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11…通行レーン、12…路側表示器、13…料金所ア
イランド、14…縁石表示器、15…無線制御器、16
…車両進入検知器、17…表示開始検知器、18…表示
終了検知器、19…発進制御器、20…車線制御装置、
21…CPU、22…メモリ、23…補助記憶装置、2
4…コンピュータI/F、25…無線制御器I/F、2
6…操作表示部、27…路側表示器I/F、28…I/
O装置、29…縁石表示器I/F。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 料金所の料金収受用の車線に進入した車
    両に対して無線通信を行い、その車両に対する料金収受
    処理を行う料金収受システムにおいて、 前記車線内における処理状況を、メッセージの形態で表
    示して車両の運転者に通知する第1の表示手段と、 前記車線の車両進行方向に沿って配置され、前記車線内
    における処理状況を、異なるマークを点消灯表示させて
    車両の運転者に視覚的に通知する第2の表示手段とを具
    備したことを特徴とする料金収受システム。
  2. 【請求項2】 料金所の料金収受用の車線に進入した車
    両に対して無線通信を行い、その車両が無線通信処理可
    能か否かを判定する判定手段と、 前記判定手段による判定の結果を、メッセージの形態で
    表示して車両の運転者に通知するメッセージ表示手段
    と、 前記車線の車両進行方向に沿って1つおきに異なる色の
    マーク表示を行うように配置された第1及び第2のマー
    ク表示手段と、 前記判定手段により無線通信処理が可能と判定された場
    合に前記第1のマーク表示手段を点消灯表示させ、無線
    通信処理が不可能と判定された場合に前記第2のマーク
    表示手段を点消灯表示させる制御手段とを具備したこと
    を特徴とする料金収受システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の発明の料金収受システム
    において、 前記制御手段は、 前記第1のマーク表示手段に、緑色の方向マークを車両
    進行方向に進めるように表示させる手段を有することを
    特徴とする料金収受システム。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の発明の料金収受システム
    において、 前記制御手段は、 前記第2のマーク表示手段に、赤色の異常マークを全て
    同時に点滅表示させる手段を有することを特徴とする料
    金収受システム。
  5. 【請求項5】 料金所の料金収受用の車線に進入した車
    両に対して無線通信を行い、その車両に対する料金収受
    処理を行う料金収受方法において、 前記車線内における処理状況を、メッセージの形態で表
    示して車両の運転者に通知する段階と、 前記車線内における処理状況を、異なるマークを点消灯
    表示させて車両の運転者に視覚的に通知する段階とを有
    することを特徴とする料金収受方法。
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