JP2002259293A - 情報配信システム、情報配信方法及びプログラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配信用e-mailを、指定した配信先に、即時に
配信できるようにする。 【解決手段】 情報発信者用サーバ１０は、発信会員Ｄ
Ｂ１１に予め情報発信者によって作成された配信用e-ma
il用の定型文等を記憶させ、受信会員ＤＢ２１に、情報
受信者の属性情報を記憶させておく。情報発信者から配
信要求があったとき、情報発信者用サーバ１０は、定型
文等を情報発信者に送信し、情報発信者は、定型文を選
択する。また、情報発信者は、情報受信者の絞り込み条
件を指定し、受信会員ＤＢ２１に記憶されている属性情
報に基づいて配信先の絞り込みを行う。配信情報、配信
先、配信日時等は、配信情報記憶サーバ４０に記憶さ
れ、配信情報は、配信時刻になったとき、情報送出サー
バ５０に転送されて、配信用e-mailとして配信先に配信
される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する分野】本発明は、情報配信システム、情
報配信方法及びプログラムに関し、特に、配信情報を、
指定した受信端末に即時に配信することが可能な情報配
信システム、情報配信方法及びプログラムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、インターネット上において、オプ
トインメール等のe-mailを利用した会員制の広告配信が
行われている。オプトインメールは、希望するユーザに
商品等の情報をメールで配信するサービスであり、ユー
ザの年齢や職業といった属性情報や、ユーザが指定した
ジャンルを基に広告メールが配信されるサービスシステ
ムである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
情報配信システムでは、広告内容をチェックするため、
配信は翌日以降になることが多い。また、即時配信可能
なサービスについては、チェックは行われず、公序良俗
に反する内容が配信される可能性がある。また、現在の
サービスでは、対象となるコンピュータユーザが固定化
されており、ユーザが望む情報をジャストインタイムで
送付することができず、情報発信者にとっては、売り込
み機会が制限され、情報受信者にとっては、タイムリー
な情報を得ることができないという不都合があった。さ
らに、このような情報配信システムを応用し、例えば、
あるイベント会場において、特定の者との間でＢＩＮＧ
Ｏカード、抽選等のようなリアルスペースのゲームを行
えるようにすることができれば、イベント会場にいる様
々な人に、様々なサービスを提供することができる。

【０００４】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、即時配信が可能な情報配信システ
ム、情報配信方法及びプログラムを提供することを目的
とする。また、本発明は、様々なユーザに対応したサー
ビスの提供が可能な情報配信システム、情報配信方法及
びプログラムを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の第１の観点に係る情報配信システムは、所
定の配信情報を、受信端末へ配信する情報配信システム
において、既成情報を予め記憶する既成情報記憶手段
と、発信端末から送信された指示に従って、前記既成情
報記憶手段に予め記憶されている既成情報から所定の既
成情報を選択し、選択された既成情報に基づいて配信情
報を作成する配信情報作成手段と、前記配信情報作成手
段によって作成された配信情報を配信する配信先とし
て、所定の受信端末を指定する受信端末指定手段と、前
記配信情報作成手段によって作成された配信情報を、前
記受信端末指定手段によって指定された受信端末へ配信
する情報配信手段と、を備えるようにした。

【０００６】このような構成によれば、情報発信者から
配信要求があったとき、情報発信者によって作成された
既成情報を、受信端末指定手段によって指定された受信
端末に、即座に配信することが可能となる。

【０００７】前記受信端末の指定に関する属性情報を予
め記憶する受信属性記憶手段を備え、前記受信端末指定
手段は、前記受信属性記憶手段に記憶されている受信端
末の属性情報に基づいて受信端末を指定するように構成
されたものであっても良い。

【０００８】また、前記受信端末の位置情報を取得する
位置情報取得手段を備え、前記受信端末指定手段は、前
記受信属性記憶手段に記憶されている受信端末の属性情
報及び前記位置情報取得手段によって取得された受信端
末の位置情報に基づいて受信端末を指定するように構成
されたものであってもよい。

【０００９】本発明の第２の観点に係る情報配信システ
ムは、所定の配信情報を、受信端末へ配信する情報配信
システムにおいて、既成情報を予め記憶する既成情報記
憶手段と、前記既成情報記憶手段に記憶されている既成
情報のうち、配信すべき既成情報を指定する既成情報指
定手段と、前記既成情報指定手段によって指定された既
成情報を配信する配信先として、所定の受信端末を指定
する受信端末指定手段と、前記既成情報指定手段によっ
て指定された既成情報を、前記受信端末指定手段によっ
て指定された受信端末へ配信する情報配信手段と、を備
えるようにした。

【００１０】本発明の第３の観点に係る情報配信方法
は、既成情報を予め記憶するステップと、発信端末から
送信された指示に従って、予め記憶されている既成情報
から所定の既成情報を選択するステップと、選択された
既成情報に基づいて配信情報を作成するステップと、前
記作成された配信情報を配信する配信先として、所定の
受信端末を指定するステップと、前記作成された配信情
報を、指定された受信端末へ配信するステップと、を備
えたものである。

【００１１】本発明の第４の観点に係るプログラムは、
コンピュータに、既成情報を予め記憶する手順、発信端
末から送信された指示に従って、予め記憶されている既
成情報から所定の既成情報を選択する手順、選択された
既成情報に基づいて配信情報を作成する手順、前記作成
された配信情報を配信する配信先として、所定の受信端
末を指定する手順、前記作成された配信情報を、指定さ
れた受信端末へ配信する手順、を実行させるためのもの
である。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
情報配信システムを図面を参照して説明する。まず、第
１の実施の形態について説明する。図１は、本実施の形
態に係る情報配信システムの構成を示すブロック図であ
る。本実施の形態に係る情報配信システムは、情報発信
者用サーバ１０と、情報受信者用サーバ２０と、ＷＷＷ
サーバ３０と、配信情報記憶サーバ４０と、情報送出サ
ーバ５０と、ネットワーク接続装置６０と、を備えて構
成されている。

【００１３】情報発信者端末２及び携帯端末５は情報発
信者が使用する端末であり、情報受信者端末３及び携帯
端末６は、情報受信者が使用する端末である。また、移
動体通信網ゲートウェイ４は、携帯端末５，６との間で
送受信を行うためのコンピュータであり、情報通信ネッ
トワーク１に接続されている。

【００１４】ネットワーク接続装置６０は、情報通信ネ
ットワーク１に接続されて情報の中継を行うためのもの
である。情報発信者用サーバ１０、情報受信者用サーバ
２０、ＷＷＷサーバ３０、配信情報記憶サーバ４０及び
情報送出サーバ５０は、接続回線７を介してネットワー
ク接続装置６０に接続されている。

【００１５】情報発信者用サーバ１０は、情報発信者に
関する情報及び情報発信者によって作成された定型文を
予め記憶し、情報発信者端末２あるいは携帯端末５との
間で情報の送受信を行って配信用e-mailを作成するため
のコンピュータであり、発信会員ＤＢ（データベース）
１１と、インタフェース１２と、アプリケーション１３
と、を備えている。また、情報発信者用サーバ１０は、
さらに、これらの発信会員ＤＢ１１等を記憶するための
記憶装置、例えば、ハードディスク装置等を備えてい
る。

【００１６】発信会員ＤＢ１１は、情報発信者に関する
情報及び情報発信者によって作成された定型文を予め記
憶しておくためのデータベースである。図２は、発信会
員ＤＢ１１に記憶されている情報発信者に関する情報の
一例を示す説明図である。

【００１７】発信会員ＤＢ１１には、情報発信者のＩ
Ｄ、パスワード、e-mailアドレス、事業者名、郵便
（〒）番号、住所、電話番号、業種、課金、決済方法等
が記憶される。

【００１８】図３は、発信会員ＤＢ１１に記憶されてい
る定型文の一例を示す説明図である。これらの情報は、
情報発信者によって登録されたものである。定型文は、
情報受信者が携帯端末６ですぐに配信用e-mailの情報を
読みとれるように、できるだけ少ない文字数のものにし
ておく。また、情報発信者によって作成された定型文に
ついて、すべて、公序良俗にふれるかどうか等のチェッ
クを予めしておき、配信要求があったとき、すぐに使用
できるようにしておく。また、新聞広告コード等を自動
的にチェックして登録したり、定型文の文言を自動作成
したりすれば、さらに効果的である。尚、発信会員ＤＢ
１１には、この他にも、情報発信者の事業場所を示す地
図、ＨＰ（ホームページ）等が記憶されている。

【００１９】インタフェース１２は、発信会員ＤＢ１１
への情報の入出力を行うためのものである。アプリケー
ション１３は、情報発信者端末２との間で定型文、時間
情報の送受信を行うことにより、配信用e-mailの作成を
行うためのソフトウェアである。

【００２０】情報受信者用サーバ２０は、情報受信者に
関する情報及び情報受信者の属性情報を予め記憶して、
配信用e-mailの配信先である情報受信者端末３又は携帯
端末６を指定するためのコンピュータであり、受信会員
ＤＢ２１と、インタフェース２２と、アプリケーション
２３と、を備えている。また、情報受信者用サーバ２０
は、さらに、これらの受信会員ＤＢ２１等を記憶するた
めの記憶装置、例えば、ハードディスク装置等を備えて
いる。

【００２１】受信会員ＤＢ２１は、情報受信者の属性情
報を記憶するためのデータベースである。図４は、受信
会員ＤＢ２１に記憶されている情報受信者の属性情報の
一例を示す説明図である。受信会員ＤＢ２１には、情報
受信者の属性情報として、情報受信者のＩＤ、パスワー
ド、e-mailアドレス、氏名、氏名の読みがな、自宅の郵
便番号、利用している電車の路線及びその利用駅の駅
名、利用している道路の路線、住所、電話（tel）番
号、年齢、性別等が記憶される。これらの属性情報は、
情報受信者によって登録されたものである。

【００２２】インタフェース２２は、受信会員ＤＢ２１
への属性情報の入出力を行うためのものである。アプリ
ケーション２３は、属性情報の記憶、更新を行うととも
に、情報発信者からの絞り込み条件を受信し、受信した
絞り込み条件に従って、インタフェース２２によって出
力された属性情報を、情報発信者端末２に送信するため
のサーバである。

【００２３】ＷＷＷサーバ３０は、ＨＴＴＰ（HyperTex
t Transfer Protocol）プロトコルに従って情報を送受
信するためのコンピュータである。配信情報記憶サーバ
４０は、配信準備が整った配信情報等を、配信時間まで
記憶しておくためのコンピュータであり、配信情報等を
記憶するための記憶装置、例えば、ハードディスク装置
等を備えている。情報送出サーバ５０は、配信用e-mail
を送出し、配信数に応じて課金情報を算出するためのコ
ンピュータである。

【００２４】情報発信者端末２、情報受信者端末３は、
それぞれ情報の入力を行うためのキーボード、マウス、
情報を表示するためのディスプレイを備えている（図示
せず）。携帯端末５、６は、それぞれ情報発信者用、情
報受信者用の携帯可能な端末であって、しかも通信機能
を備えたものである。

【００２５】携帯端末５，６には、それぞれ通話信号を
送受信するためのアンテナと、送受信情報、操作情報等
を表示するための液晶ディスプレイと、発呼手続等を行
うためのダイヤルキーと、情報発信者あるいは情報受信
者の声を入力するためのマイクと、受信した音声を出力
するスピーカと、が備えられている。

【００２６】尚、携帯端末５，６には、例えば、携帯電
話、ＰＨＳ（Personal HandyphoneSystem）、ＰＤＡ（P
ersonal Digital Assistance）、カーナビゲーション
（CarNavigation）、モバイル（Mobile）コンピュータ
が含まれる。

【００２７】次に第１の実施の形態に係る情報配信シス
テムの動作を説明する。図５は、第１の実施の形態に係
る情報配信システムにおける情報発信者の操作、情報発
信者用サーバ１０及び情報受信者用サーバ２０の動作を
示すフローチャートであり、図６は、第１の実施の形態
に係る情報配信システムの動作を示すブロック図であ
る。

【００２８】情報発信者は、e-mailの配信を希望すると
き、配信要求を情報発信者端末２に入力する（ステップ
Ｓ１１）。例えば、飲食店経営者が、昼食前に特別割引
メニューを宣伝してすぐにでも顧客を呼びたい場合に
は、配信要求をする。

【００２９】情報発信者端末２に入力された配信要求
は、情報発信サーバ１０宛てに送信され（ステップＳ１
１）、情報通信ネットワーク１、ネットワーク接続装置
６０、接続回線７を介して情報発信者用サーバ１０に入
力される。

【００３０】情報発信者用サーバ１０のアプリケーショ
ン１３は、この配信要求に従い、インタフェース１２を
介して、発信会員ＤＢ１１に記憶されている情報発信者
に関する情報を検索する（ステップＳ１２）。

【００３１】検索した結果、情報発信者用サーバ１０の
インタフェース１２は、情報発信者に関する情報を発信
会員ＤＢ１１から取り出し、アプリケーション１３は、
取り出された情報を、配信要求を送信した情報発信者端
末２に送信する（ステップＳ１３）。

【００３２】情報発信者端末２は、この発信者情報をデ
ィスプレイに表示させる。図７は、情報発信者用サーバ
１０のディスプレイに表示された表示の一例を示す説明
図である。例えば、情報発信者が図２に示す情報発信者
Ａである場合、ディスプレイには図７（ａ）に示すよう
な案内メッセージが表示される。

【００３３】情報発信者Ａは、この案内メッセージに従
って「文言抽出へ」をクリックする（ステップＳ１
４）。「文言抽出へ」がクリックされたとき、情報発信
者端末２は、文言抽出指示を情報発信者用サーバ１０に
送信する（ステップＳ１５）。

【００３４】情報発信者用サーバ１０は、文言抽出指示
を受信し、情報発信者が登録した定型文を送信する（ス
テップＳ１６）。この定型文は、情報発信者端末２によ
って受信され、ディスプレイに表示される。

【００３５】図７の例では、（ｂ）に示すような定型文
が表示される。ディスプレイには、定型文とともに、定
型文を選択するための選択ボタンと選択した定型文を確
定するための確定ボタンとが表示され、情報発信者は、
所定の定型文を選択し、選択ボタンをクリックする（ス
テップＳ１７）。

【００３６】例えば、情報発信者Ａによって定型文「本
日のランチ」と「特製冷やしチャーシュウ」が選択さ
れ、選択ボタンがクリックされたとき、情報発信者端末
２は、この定型文を情報発信者用サーバ１０へ送信す
る。

【００３７】情報発信者用サーバ１０のアプリケーショ
ン１３は、この選択された定型文を受信し、確認のた
め、情報発信者端末２へ送信する（ステップＳ１８）。
情報発信者Ａが、再度、定型文を選択するときは、同じ
ように定型文を指定して選択ボタンをクリックする。

【００３８】そして、定型文を確定させるとき、情報発
信者は、確定ボタンをクリックする。確定ボタンがクリ
ックされたとき、情報発信者端末２は、ディスプレイの
表示を必要事項の入力ページに切り換える。

【００３９】情報発信者は、この入力ページ上で必要事
項を入力し（ステップＳ１９）、情報発信者端末２は、
入力された必要事項をディスプレイに表示させる。図７
の例では、（ｃ）に示すように、必要事項として、特製
冷やしチャーシュウの値段「６００円」、「クーポン
１００円」、「ポイント数 ５０」が表示される。

【００４０】また、ディスプレイには、「Ｙｅｓ」、
「Ｎｏ」ボタンが表示される。e-mailを即時に配信する
とき、情報発信者は、「Ｙｅｓ」を選択する。情報発信
者によって「Ｙｅｓ」が選択されたとき、情報発信者端
末２は、配信日時としてディスプレイに「即時配信」と
表示する。一方、配信日時を指定するとき、情報発信者
は「Ｎｏ」を選択して（ステップＳ２０）、配信日時を
指定してe-mailを即座に配信しないときは、e-mailの配
信日時を入力する（ステップＳ２１）。

【００４１】情報発信者によって「Ｎｏ」が選択されて
配信日時が入力されたとき、情報発信者端末２は、図７
（ｄ）に示すように配信日時をディスプレイに表示さ
せ、この配信日時を情報発信者用サーバ１０に送信す
る。情報発信者用サーバ１０のアプリケーション１３
は、この配信日時を受信し、確認のため、受信した配信
日時を情報発信者端末２に出力する（ステップＳ２
２）。

【００４２】情報発信者端末２は、図７（ｄ）に示すよ
うに、配信用e-mailの有効期日の入力指示をディスプレ
イに表示させる。情報発信者は、この指示に従って有効
期日を指定する（ステップＳ２３）。情報発信者端末２
は、図７（ｅ）に示すように、指定された有効期日をデ
ィスプレイに表示させ、この有効期日を情報発信者用サ
ーバ１０へ送信する。

【００４３】情報発信者用サーバ１０のアプリケーショ
ン１３は、この有効期日を受信し、確認のため、情報発
信者端末２へ送信する（ステップＳ２４）。情報発信者
端末２は、有効期日とともに、ディスプレイに「セグメ
ント絞込みへ」を表示させる。情報発信者は、「セグメ
ント絞込みへ」を指定して情報受信者の絞り込みを行う
（ステップＳ２５）。「セグメント絞込みへ」が指定さ
れたとき、情報発信者端末２は、セグメント絞込み画面
を表示させる。

【００４４】図８は、セグメント絞込みの一例を示す説
明図である。ディスプレイには、図８（ａ）に示すよう
な絞り込み画面が表示される。この絞り込み画面には、
大項目として、配信地域を指定して情報受信者を絞り込
むための「１．地域選択」と、属性を指定して情報受信
者を絞り込むための「２．会員属性選択」と、が表示さ
れる。

【００４５】情報発信者は、この表示に従って絞り込み
条件を指定する（ステップＳ２６）。「１．地域選択」
の大項目において、情報発信者が「〒番号で指定」を選
択したとき、情報発信者端末２は、図８（ｂ）に示すよ
うな〒番号指定画面をディスプレイに表示させる。

【００４６】情報発信者が「電車路線で指定」を選択し
たとき、情報発信者端末２は、図８（ｃ）に示すような
電車路線指定画面をディスプレイに表示させる。情報発
信者が「道路路線で指定」を選択したとき、情報発信者
端末２は、図８（ｄ）に示すような道路路線指定画面を
表示させる。

【００４７】情報発信者が、「地名で指定」を選択した
とき、情報発信者端末２は、図８（ｅ）に示すような地
名指定画面をディスプレイに表示させる。「２．会員属
性選択」の大項目において、情報発信者が「性別で指
定」を選択したとき、情報発信者端末２は、図８（ｆ）
に示すような性別指定ページをディスプレイに表示させ
る。情報発信者が「年齢で指定」を選択したとき、情報
発信者端末２は、図８（ｇ）に示すような年齢指定ペー
ジをディスプレイに表示させる。尚、各項目について
は、ＡＮＤ（論理積）あるいはＯＲ（論理和）等を用い
て絞り込み条件を指定することができる。

【００４８】情報発信者端末２は、指定された絞り込み
条件を情報受信者用サーバ２０へ送信し、情報受信者用
サーバ２０のアプリケーション２３は、この絞り込み条
件に基づいて情報受信者の属性情報を検索する（ステッ
プＳ２７）。

【００４９】情報受信者用サーバ２０のアプリケーショ
ン２３は、検索の結果、絞り込み結果を情報発信者端末
２に送信する（ステップＳ２８）。情報発信者端末２
は、絞り込み結果を受信してディスプレイに表示させ
る。

【００５０】ディスプレイには、図８（ｈ）に示すよう
な絞り込み結果が表示される。この絞り込み結果画面に
は、「配信する」、「再絞り込み」を指定できるように
なっている。情報発信者は、この表示に従って絞り込み
を終了させるかどうかを判断する（ステップＳ２９）。

【００５１】絞り込み条件を修正したい場合、例えば、
絞り込みをした結果、配信先が情報発信者の予想よりも
少なかったとき、あるいは配信先が予想よりも多くな
り、配信料金が高くなったとき、情報発信者は、「再絞
り込み」を指定する。

【００５２】「再絞り込み」を指定することによって、
図８（ａ）〜（ｇ）に示すような絞り込み画面を表示さ
せて再絞り込みを行う。また、この絞り込み結果でよい
と判断したとき、情報発信者は、「配信する」を指定す
る。

【００５３】「配信する」が指定されたとき、情報発信
者用サーバ１０は、配信用e-mail、絞り込んだ情報受信
者の属性情報及び配信時刻を配信情報記憶サーバ４０へ
転送する（ステップＳ３０）。

【００５４】図９は、配信情報記憶サーバ４０に記憶さ
れている情報を示す説明図である。配信情報記憶サーバ
４０には、情報発信者に関する情報として、通番、事業
者ＩＤ、送信日時及びその有効期限、内容、金額、配信
先等が記憶される。

【００５５】図１０は、配信情報記憶サーバ４０、情報
送出サーバ５０の動作を示すフローチャートである。配
信情報記憶サーバ４０は、配信時刻になるまで転送され
た配信用e-mail等を記憶しておく。

【００５６】配信時刻になったとき（ステップＳ４
１）、配信情報記憶サーバ４０は、絞り込まれた情報受
信者の属性情報に従って配信先を指定し（ステップＳ４
２）、配信情報を情報送出サーバ５０に転送する（ステ
ップＳ４３）。情報送出サーバ５０は、転送された配信
情報を配信用e-mailとして配信する（ステップＳ４
４）。

【００５７】図１１は、情報受信者の情報受信者端末３
あるいは携帯端末６のディスプレイに表示された表示例
を示す説明図である。情報受信者端末３あるいは携帯端
末６のディスプレイには、情報発信者によって選択され
た配信情報が表示される。

【００５８】また、このページには、発信会員ＤＢ１１
に記憶されている電話番号、地図、ＨＰ（ホームペー
ジ）等のさらに詳しい情報がリンクされている。情報受
信者が、例えば「ラーメンめん太」の場所を知りたいと
きは地図を選択する。地図を選択したとき、ディスプレ
イには、「ラーメンめん太」の場所を示す地図が表示さ
れる。同様に、「ラーメンめん太」に電話をかけたいと
きは、電話番号を指定し、「ラーメンめん太」のＨＰを
みて詳しい情報を知りたいときは、ＨＰを選択する。

【００５９】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、情報発信者が作成した定型文を発信会員ＤＢ１１に
予め記憶しておき、配信要求があったとき、情報発信者
が選択した定型文等に基づいて配信情報を作成するよう
にしたので、即時配信を含め、時間指定可能なe-mailの
発信が可能となる。例えば、飲食店が、顧客を増やした
い場合、即座に特別割引メニュー等を顧客に送信するこ
とができる。

【００６０】また、定型文の文字数をできるだけ少ない
文字数にしておくことにより、情報受信者は携帯端末６
ですぐに配信用e-mailを読みとることができる。また、
情報受信者は、自分の属性情報を予め登録しておき、配
信用e-mailの配信先は、登録された属性情報に基づいて
情報発信者によって絞り込まれるので、情報発信者にと
っては、売り込み機会が制限されず、所定の情報受信者
に配信用e-mailをタイムリに配信することができ、情報
受信者にとっては、自分の行動範囲内で有効な情報を受
信することができる。

【００６１】尚、本発明を実施するにあたっては、種々
の形態が考えられ、上記実施の形態に限られるものでは
ない。例えば、情報発信者用サーバ１０、情報受信者用
サーバ２０、ＷＷＷサーバ３０、配信情報記憶サーバ４
０、情報送出サーバ５０を１つのサーバにすることもで
きる。

【００６２】上記実施の形態では、プログラムが、それ
ぞれメモリに予め記憶されているものとして説明した。
しかしながら、これらのプログラムは、ＦＤ（Floppy D
isk）、ＣＤ−ＲＯＭ（Compact Disc Read-Only Memor
y）、ＤＶＤ（Digital Versatile Disc）などのコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布するもの
としてもよい。そして、インターネット上のサーバ装置
が有するディスク装置等にプログラムを格納しておき、
例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロ
ード等するものとしてもよい。

【００６３】次に、第２の実施の形態について説明す
る。第２の実施の形態に係る情報配信システムは、情報
受信者の位置情報を入力して配信先の情報受信者を絞り
込むようにしたものである。図１２は、第２の実施の形
態に係る情報配信システムの構成を示すブロック図であ
る。

【００６４】携帯端末６は、第１の実施の形態の構成に
加えて、さらにＧＰＳ（Global Positioning System）
を備えている。このＧＰＳは、地球の周りの複数の円軌
道に複数配されたＧＰＳ衛星からの電波を利用して緯
度、経度、高度などの位置情報を高精度で割り出すシス
テムである。

【００６５】ネットワーク接続装置６０は、携帯端末６
の位置情報（経度、緯度）を取得するための位置情報取
得手段６１を備えている。尚、図１と同一要素について
は同一符号を付して説明は省略する。

【００６６】次に第２の実施の形態に係る情報配信シス
テムの動作を説明する。図１３は、第２の実施の形態に
係る情報配信システムの動作を示すブロック図である。
配信用e-mailの作成、情報受信者の絞り込みは、第１の
実施の形態と同様に行われ、配信情報が配信情報記憶サ
ーバ４０へ転送され、記憶される。

【００６７】情報受信者の携帯端末６の位置を示す経
度、緯度は、携帯端末６に備えられたＧＰＳによって検
出され、ネットワーク接続装置６０の位置情報取得手段
６１は、この位置情報を取得する。

【００６８】配信情報記憶サーバ４０は、配信時刻にな
ったとき、ネットワーク接続装置６０の位置情報取得手
段６１から携帯端末６の位置情報を入力する。そして、
配信情報記憶サーバ４０は、入力した位置情報を情報発
信者が絞り込んだ絞り込み条件と比較し、配信用e-mail
の配信先を、位置情報に基づいてさらに絞り込み、情報
送出サーバ５０に配信情報を転送する。配信用e-mail
は、情報送出サーバ５０によって、位置情報に基づいて
絞り込まれた配信先に配信される。

【００６９】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、携帯端末６から位置情報を入力して配信先の情報受
信者を絞り込むようにしたので、的確に配信先を絞り込
むことができる。

【００７０】尚、携帯端末６にＧＰＳを備えずに、例え
ば、ＰＨＳを用いることにより位置情報を提供したり、
携帯端末と専用サーバとを移動体通信網で結ぶことによ
り、位置情報を提供したりする位置情報提供サービスか
ら位置情報を取得するようにしてもよい。

【００７１】次に、第３の実施の形態について説明す
る。第３の実施の形態に係る情報配信システムは、情報
受信者の属性情報に変更等があったとき、変更した属性
情報が情報発信者の絞り込み条件に適合するものである
ときは、属性情報を更新して配信用e-mailを配信するよ
うにしたものである。尚、図１と同一要素については同
一符号を付して説明は省略する。

【００７２】次に第３の実施の形態に係る情報配信シス
テムの動作を説明する。図１４は、第３の実施の形態に
係る情報配信システムの動作を示すフローチャートであ
り、図１５は、第３の実施の形態に係る情報配信システ
ムの動作を示すブロック図である。

【００７３】情報受信者によって属性情報が追加された
とき、変更されたとき、あるいは削除されたとき、情報
受信者用サーバ２０のアプリケーション２３は、追加、
変更、削除された属性情報を配信情報記憶サーバ４０に
記憶されている絞り込み条件と比較する（ステップＳ５
１）。

【００７４】そして、アプリケーション２３は、追加等
のあった属性情報が、情報発信者が選択した絞り込み条
件に適合しているかどうかを判定する（ステップＳ５
２）。追加、変更した属性情報が絞り込み条件に適合し
ているときは、受信会員ＤＢ２１から情報受信者のe-ma
ilアドレスを取り出し、配信情報記憶サーバ４０に配信
先として追加記憶させる（ステップＳ５３）。

【００７５】また、属性情報が削除されたとき、削除さ
れた属性情報に該当する配信先が配信情報記憶サーバ４
０に記憶されている場合は、その配信先を削除する。更
新された配信先及び配信情報は、配信時刻になったと
き、配信情報記憶サーバ４０によって情報送出サーバ５
０に転送され、配信情報は、e-mailとして情報送出サー
バ５０によって、指定された配信先に配信される。

【００７６】次に、アプリケーション２３は、受信会員
ＤＢ２１に記憶されている属性情報を更新する必要があ
るか否かを判定する（ステップＳ５４）。更新する必要
があると判定したとき、アプリケーション２３は、情報
受信者の属性情報を更新する（ステップＳ５５）。

【００７７】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、情報受信者の属性情報に追加等があったときは、配
信情報記憶サーバ４０に記憶されている配信先を更新す
るようにしたので、情報発信者によって配信先の絞り込
みが行われた後に情報受信者が属性情報を追加等した場
合であっても、情報受信者は配信用e-mailを受け取るこ
とができる。

【００７８】次に、第４の実施の形態について説明す
る。第４の実施の形態に係る情報配信システムは、携帯
端末をゲームツールにして所定の情報受信者にゲームを
配信し、ゲームを進行させることができるようにしたも
のである。第４の実施の形態に係る情報配信システムの
構成は、図１に示す構成と同様であるので、説明は省略
する。

【００７９】次に、第４の実施の形態に係る情報配信シ
ステムの動作を説明する。まず、情報発信者用サーバ１
０の発信会員ＤＢ１１にＢＩＮＧＯカードを記憶させて
おく。図１６は、ＢＩＮＧＯカードの一例を示す説明図
である。このＢＩＮＧＯカードは、図１６（ａ）に示す
ように、５×５の枠に任意の数字がランダムに配置され
ているシートであり、これは情報発信者によって予め作
成されたものである。

【００８０】情報発信者は、ＢＩＮＧＯカードの配信要
求をする。情報発信者用サーバ１０は、この要求に従っ
て複数のＢＩＮＧＯカードを情報発信者端末２に送信す
る。情報発信者は、このうち、いくつかのＢＩＮＧＯカ
ードを選択し、即時配信をするかどうかを判断する。

【００８１】例えば、イベントの開催中のとき、情報発
信者は、即時配信を選択し、イベントまでに時間がある
とき、情報発信者は、配信日時を指定する。また情報発
信者は、ＢＩＮＧＯカード配信の有効期日を指定する。

【００８２】次に、情報発信者は、セグメントの絞り込
み条件を指定する。ＢＩＮＧＯゲームの対象者は、イベ
ント会場にいてＢＩＮＧＯゲームに参加を希望している
情報受信者である。例えば、年齢、性別を絞り込み条件
として指定することもできる。

【００８３】絞り込み条件が指定されたとき、情報受信
者用サーバ２０のアプリケーション２３は、属性情報を
検索し、絞り込み結果を情報発信者端末２に送信する。
情報発信者が、この絞り込み結果に基づいて絞り込みを
終了させたとき、情報発信者用サーバ１０は、ＢＩＮＧ
Ｏカードを配信情報記憶サーバ４０に転送する。配信情
報記憶サーバ４０は、配信時刻になったとき、このＢＩ
ＮＧＯカードの配信先を指定し、ＢＩＮＧＯカードを情
報送出サーバ５０に転送する。転送されたＢＩＮＧＯカ
ードは、情報送出サーバ５０によって、絞り込まれた配
信先に配信される。

【００８４】次に情報発信者用サーバ１０のアプリケー
ションは、自動抽選を行い、抽選番号を配信先に配信す
る。ＢＩＮＧＯカードのいずれかの番号が抽選により当
選したときは、その番号に×印が付与される。このよう
にして順次、抽選が行われて×印が付与され、図１６
（ｂ）に示すように、縦・横・斜のいずれかの方向で×
印が５つ並べば「ビンゴ」となり、上がりとなる。

【００８５】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、イベント会場において、携帯端末６をゲームツール
にして、携帯端末６にゲームを配信することにより、時
間、場所、人、ツール等のリソースを費やすことなく、
また、イベントを中断することなく、ゲームを進行させ
ることができ、人を引き寄せたり、引き留めておいたり
することが可能となる。尚、ゲームはＢＩＮＧＯゲーム
に限られるものではなく、例えば、詰め将棋等であって
もよい。

【００８６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所定の配信情報を即時に配信することができ、また、受
信端末を指定して所定の配信情報を配信することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態に係る情報配信シス
テムの構成を示すブロック図である。

【図２】図１の発信会員ＤＢに記憶されている情報発信
者に関する情報の一例を示す説明図である。

【図３】図１の発信会員ＤＢに記憶されている定型文の
一例を示す説明図である。

【図４】図１の受信会員ＤＢに記憶されている情報受信
者の属性情報の一例を示す説明図である。

【図５】第１の実施の形態に係る情報配信システムにお
ける情報発信者の操作、情報発信者用サーバ及び情報受
信者用サーバの動作を示すフローチャートである。

【図６】第１の実施の形態に係る情報配信システムの動
作を示すブロック図である。

【図７】第１の実施の形態における情報発信者端末のデ
ィスプレイに表示された表示の一例を示す説明図であ
る。

【図８】第１の実施の形態におけるセグメント絞込みの
一例を示す説明図である。

【図９】第１の実施の形態における配信情報記憶サーバ
に記憶された情報を示す説明図である。

【図１０】第１の実施の形態に係る配信情報記憶サー
バ、情報送出サーバの動作を示すフローチャートであ
る。

【図１１】第１の実施の形態における情報受信者の情報
受信者端末あるいは携帯端末のディスプレイに表示され
た表示例を示す説明図である。

【図１２】第２の実施の形態に係る情報配信システムの
構成を示すブロック図である。

【図１３】第２の実施の形態に係る情報配信システムの
動作を示すブロック図である。

【図１４】第３の実施の形態に係る情報配信システムの
動作を示すフローチャートである。

【図１５】第３の実施の形態に係る情報配信システムの
動作を示すブロック図である。

【図１６】第４の実施の形態におけるＢＩＮＧＯカード
の一例を示す説明図である。

【符号の説明】

１ 情報通信ネットワーク １０ 情報発信者用サーバ ２０ 情報受信者用サーバ ３０ ＷＷＷサーバ ４０ 配信情報記憶サーバ ５０ 情報送出サーバ ６０ ネットワーク接続装置 ６１ 位置情報取得手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/60 ５０６ Ｇ０６Ｆ 17/60 ５０６

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】所定の配信情報を、受信端末へ配信する情
   報配信システムにおいて、 既成情報を予め記憶する既成情報記憶手段と、 発信端末から送信された指示に従って、前記既成情報記
   憶手段に予め記憶されている既成情報から所定の既成情
   報を選択し、選択された既成情報に基づいて配信情報を
   作成する配信情報作成手段と、 前記配信情報作成手段によって作成された配信情報を配
   信する配信先として、所定の受信端末を指定する受信端
   末指定手段と、 前記配信情報作成手段によって作成された配信情報を、
   前記受信端末指定手段によって指定された受信端末へ配
   信する情報配信手段と、を備えたことを特徴とする情報
   配信システム。
2. 【請求項２】前記受信端末の指定に関する属性情報を予
   め記憶する受信属性記憶手段を備え、 前記受信端末指定手段は、前記受信属性記憶手段に記憶
   されている受信端末の属性情報に基づいて受信端末を指
   定するように構成されたことを特徴とする請求項１に記
   載の情報配信システム。
3. 【請求項３】前記受信端末の位置情報を取得する位置情
   報取得手段を備え、 前記受信端末指定手段は、前記受信属性記憶手段に記憶
   されている受信端末の属性情報及び前記位置情報取得手
   段によって取得された受信端末の位置情報に基づいて受
   信端末を指定するように構成されたことを特徴とする請
   求項１又は２に記載の情報配信システム。
4. 【請求項４】所定の配信情報を、受信端末へ配信する情
   報配信システムにおいて、 既成情報を予め記憶する既成情報記憶手段と、 前記既成情報記憶手段に記憶されている既成情報のう
   ち、配信すべき既成情報を指定する既成情報指定手段
   と、 前記既成情報指定手段によって指定された既成情報を配
   信する配信先として、所定の受信端末を指定する受信端
   末指定手段と、 前記既成情報指定手段によって指定された既成情報を、
   前記受信端末指定手段によって指定された受信端末へ配
   信する情報配信手段と、を備えたことを特徴とする情報
   配信システム。
5. 【請求項５】既成情報を予め記憶するステップと、 発信端末から送信された指示に従って、予め記憶されて
   いる既成情報から所定の既成情報を選択するステップ
   と、 選択された既成情報に基づいて配信情報を作成するステ
   ップと、 前記作成された配信情報を配信する配信先として、所定
   の受信端末を指定するステップと、 前記作成された配信情報を、指定された受信端末へ配信
   するステップと、を備えたことを特徴とする情報配信方
   法。
6. 【請求項６】コンピュータに、 既成情報を予め記憶する手順、 発信端末から送信された指示に従って、予め記憶されて
   いる既成情報から所定の既成情報を選択する手順、 選択された既成情報に基づいて配信情報を作成する手
   順、 前記作成された配信情報を配信する配信先として、所定
   の受信端末を指定する手順、 前記作成された配信情報を、指定された受信端末へ配信
   する手順、を実行させるためのプログラム。