JP2002258979A - 高速信号回路 - Google Patents

高速信号回路

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JP2002258979A JP2001061876A JP2001061876A JP2002258979A JP 2002258979 A JP2002258979 A JP 2002258979A JP 2001061876 A JP2001061876 A JP 2001061876A JP 2001061876 A JP2001061876 A JP 2001061876A JP 2002258979 A JP2002258979 A JP 2002258979A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低速な同期信号を分配することによって、同
期バスの動作周波数を高速に維持し、基板配線からの輻
射ノイズへの対策を不要にする。 【解決手段】 各LSI2,3,4が備える内部クロック生
成回路11,12,13は、内部クロックを発振する準備が完了
すると、クロック同期信号生成回路14へ発振準備完了信
号CLK_EN1,2,3を送信する。すると、クロック同期信号
生成回路14は各LSI2,3,4へ低速のクロック同期信号S
YNC_PULSEを送信する。これにより、各LSI2,3,4の内
部クロック生成回路11,12,13は、クロック同期信号SYNC
_PULSEに同期して、各水晶発振子8,9,10の信号を逓倍し
た高速のバスクロック信号CLK1,2,3を生成して共通の同
期バス1へ送信する。従って、各LSI2,3,4が接続さ
れる同期バス1の動作周波数は高速のまま、信号線を流
れるクロック同期信号SYNC_PULSEは低速となるので、基
板からの輻射ノイズを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一バスに接続さ
れる複数のLSIからなるモジュールシステムの信号同
期化を図る信号同期化技術に関し、特に、低速クロック
同期信号により高速クロック信号の同期化を行いLSI
の高速クロック信号を生成する高速信号回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のモジュールのクロック信号
を同期化させる技術は、例えば、実開平01-27722号公報
などに開示されている。この技術は、複数のモジュール
が共通バスによって接続されており、所定の周波数のク
ロック信号をそれぞれのモジュールに入力して、それぞ
れのモジュール毎に同期用周波数に逓倍することによっ
てクロック信号の同期化を図っている。また、特開2000
-207050号公報には、複数のLSIからなるシステムに
おいて、特定周波数のイネーブル信号を発生して、この
イネーブル信号に基づいて基準信号を生成し、さらに、
基準信号に基づいてシステムの内部クロック信号を発生
させている。これによって、複数のLSIで使用するク
ロックパルス間の信号を同期化することができる。
【0003】図5は、従来技術における高速信号回路の
ブロック構成図である。図5において、共通の同期バス
21に接続されている複数のLSI22、23、24の
信号を高速且つ同期化して動作させるために、それぞれ
のLSI22、23、24のバスインタフェース25、
26、27にて、同時に立ち上がりエッジが到達するよ
うな低スキューのクロック信号(EX_CLK1,2,3)を、クロ
ック信号生成回路28から与えている。また、各LSI
22、23、24へ分配される各クロック信号EX_CLK1,
EX_CLK2, EX_CLK3の伝播遅延時間を同じにするため
に、クロック信号生成回路28から各LSI22,2
3、24までのクロック信号線の長さを調節している。
つまり、現実には、クロック信号(EX_CLK1,2,3)は基板
上のパターンを通して供給されるので、各クロック信号
EX_CLK1, EX_CLK2, EX_CLK3を同期させるために、クロ
ック信号(EX_CLK1,2,3)の伝播遅延時間を考慮して、ク
ロック信号生成回路28から各LSI22、23、24
へのパターン長をそれぞれ等しい長さになるように調整
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クロッ
ク信号の立ち上がりエッジが同時に到達するような、品
質の高いクロック信号をクロック信号生成回路28から
供給するためには、クロック信号生成回路28内の1つ
のクロック供給ICから複数のLSI22、23、24
へ1対1で対応するクロック信号を分配する必要があ
り、結果的の回路が複雑となる。さらには、各LSI2
2、23、24へ分配されるクロック信号の伝播遅延時
間を同じにするためにクロック信号線の長さを調節する
必要があるが、複数のLSIを基板へ配置する場合、様
々な制限から各LSIを近接して配置できないため、ど
うしても高速なクロック信号のパターン配線長が数十セ
ンチにもなってしまうことがある。また、LSIの数も
10個を越える場合もあるため、その分、信号数が増え
てしまい、各クロック信号線の長さを調節することは難
しくなる。
【0005】さらに、高速なクロック信号は輻射ノイズ
の原因の1つとなることは一般に知られており、この対
策としてクロック信号線の途中にフィルタを追加するな
どの対策を施した基板設計が行われている。しかし、こ
のようなノイズ対策技術は特別なパターン設計のノウハ
ウが必要であり、しかも、ノイズの根絶には至っていな
い。特に、その他のバス信号は時間的インターバルがラ
ンダムであるのに対して、クロック信号は常に一定周波
数で動作しているため、ノイズのピークを作りやすいの
で、大きな輻射ノイズ発生させる要因ともなっている。
【0006】前述の実開平01-27722号公報の技術におい
ても、所定周波数のクロック信号を発生させる信号発生
器から各モジュールまでの配線長は一般的に不均一とな
り、結果として、各モジュールに分配するクロック信号
の伝播遅延時間がばらついてしまう。従って、各モジュ
ール毎においてクロック信号の立ち上がりエッジがずれ
るので、各モジュール毎に逓倍した同期用周波数の位相
もずれてしまう虞がある。さらには、各信号線から発生
するな輻射ノイズに対する対策も前述と同様にかなり困
難である。また、前述の特開2000-207050号公報の技術
においても、基準信号に基づいて生成された内部クロッ
クを各LSIへ分配する段階において、前述と同様に各
信号配線の長さのばらつきによってクロック信号の立ち
上がりエッジがずれるという問題は依然として解消され
ない。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、高速なクロック信号の分配
の代わりに、低速な同期信号を分配することによって、
同期バスの動作周波数を高速に維持しながら、基板から
放射される輻射ノイズへの対策を不要にする高速信号回
路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の高速信号回路は、複数のモジュールから、
個別に、共通バスへ高速クロック信号を送信する高速信
号回路において、複数のモジュールが、外部より受信し
た低速同期信号に同期して、個別に高速クロック信号を
生成し、生成された各々の高速クロック信号を共通バス
へ送信することを特徴とする。従って、本発明の高速信
号回路によれば、各モジュールが接続される共通バスの
動作周波数は高速のまま、基板の信号線を流れる同期信
号は低速となるので、基板からの輻射ノイズを低減する
ことができる。
【0009】また、本発明の高速信号回路は、前記発明
において、低速同期信号を生成する同期信号生成手段
と、同期信号生成手段から低速同期信号を受信して、こ
の低速同期信号に同期して高速クロック信号を生成し、
生成された高速クロック信号を共通バスへ送信する複数
のモジュールとを備えたことを特徴とする。これによ
り、信号線を流れる低速信号によって同期をとりなが
ら、モジュール内部で高速クロック信号を生成して共通
バスへ送信するので、ノイズの発生を低減することがで
き、結果的に基板のノイズ対策などが不要となる。
【0010】また、本発明の高速信号回路は、前記発明
において、複数のモジュールは、それぞれ、低速同期信
号に同期して高速クロック信号を生成する高速クロック
生成手段を備え、この高速クロック生成手段は、水晶振
動子の発振周波数を逓倍して高速クロック信号を生成す
ることを特徴とする。すなわち、水晶振動子の発振周波
数を基準信号として、これを逓倍して高速クロック信号
を生成しているので、共通バスへ送信されるバスクロッ
ク信号の周波数安定度は極めて高い。
【0011】また、本発明の高速信号回路は、前記発明
において、同期信号生成手段は、複数のモジュールがそ
れぞれ備える高速クロック生成手段へ一括して低速同期
信号を送信することを特徴とする。あるいは、同期信号
生成手段は、複数のモジュールがそれぞれ備える高速ク
ロック生成手段へ、1対1の対応で低速同期信号を分配
するようにしてもよい。すなわち、本発明の高速信号回
路によれば、低速同期信号を一括して各モジュールへ送
信することもできるが、この低速同期信号を分配して各
モジュールへ送信することもできる。つまり、低速同期
信号を分配して各モジュールへ送信すれば、各モジュー
ルに入力される各低速同期信号の信号間の立ち上がり波
形のスキューを減らすことができ、結果的にシステムバ
スの同期信号の品質を向上させることができる。
【0012】また、本発明の高速信号回路は、前記発明
において、同期信号生成手段が生成する低速同期信号の
周波数は、共通バスの動作周波数より低い周波数であ
り、低速同期信号は定期的に高速クロック生成手段へ送
信されることを特徴とする。すなわち、低速同期信号を
定期的に伝達するようにすれば、高速クロック生成手段
で生成される高速クロック信号のクロックの位相ずれを
補正することができるので、結果的に、システムバスの
同期信号の品質を向上することができる。尚、前記各手
段で用いるモジュールの好適な実施形態はLSIとする
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明におけ
る高速信号回路について詳細に説明する。図1は、本発
明の第1の実施の形態における高速信号回路のブロック
構成図であり、先ず、この図を用いて、本発明における
第1の実施の形態の高速信号回路について説明する。図1
に示す高速信号回路は、同期バス1に接続され、同期し
て動作する複数のLSI2、3、4と、それぞれのLS
I2、3、4自身が生成するバスクロック信号(CLK1,2,
3)を同期させるためのクロック同期信号(SYNC_PULSE)を
出力するクロック同期信号生成回路14とによって構成
されている。尚、同期バス1はバスクロック信号(CLK1,
2,3)に同期して動作するバスを示している。この実施の
形態では、説明を容易にするために3つのLSI2、
3、4を接続するシステムについて説明するが、幾つの
LSIが接続されていても動作は同じである。つまり、
この高速信号回路によるLSIシステムは、クロック同
期信号生成回路14の入出力ピン数による物理的制約以
外はLSIの個数には依存されない。
【0014】各LSI2、3、4は、それぞれ、同期バ
ス1へ接続するためのバスインタフェース5、6、7
と、水晶振動子8、9、10と、内部クロック生成回路
11、12、13とを内蔵している。尚、各水晶振動子
8、9、10は外付けであっても構わない。また、各水
晶振動子8、9、10は、バスクロック信号(CLK1,2,3)
を生成する内部クロック生成回路11、12、13の周
波数を決定するため、同じ周波数のものである必要があ
る。さらに、内部クロック生成回路11、12、13
は、水晶振動子8、9、10に電圧をかけて振動を増幅
し、バスクロック信号(CLK1,2,3)を生成する。このと
き、内部クロック生成回路11、12、13は、周波数
を逓倍することによって水晶振動子8、9、10の周波
数より高いバスクロック信号(CLK1,2,3)を各LSI2、
3、4の内部で生成し、このバスクロック信号(CLK1,2,
3)をそれぞれのバスインタフェース5、6、7へ供給す
る。
【0015】また、各内部クロック生成回路11、1
2、13には、それぞれ、出力ピン1つと入力ピン1つ
が設けられている。出力ピンからは、各内部クロック生
成回路11、12、13の発振準備完了を示す発振準備
完了信号(CLK_EN1,2,3)が出力される。また、入力ピン
には、外部のクロック同期信号生成回路14からクロッ
ク同期信号(SYNC_PULSE)が受信される。さらに、クロッ
ク同期信号生成回路14は、各LSI2、3、4が内蔵
する内部クロック生成回路11、12、13が発振準備
完了したことを知れせるための発振準備完了信号(CLK_E
N1,2,3)を受信するピンを持っている。また、クロック
同期信号生成回路14は、全てのLSI2、3、4の発
信準備完了を確認したあと、各LSI2、3、4のバス
クロック信号(CLK1,2,3)を同じタイミングで発振させる
ためのクロック同期信号(SYNC_PULSE)を、各LSI2、
3、4内蔵の内部クロック生成回路11、12、13へ
伝えるための同期信号送信用のピンがある。
【0016】内部クロック生成回路11、12、13
は、クロック同期信号生成回路14から受信したクロッ
ク同期信号(SYNC_PULSE)の立ち上がりを参照して、水晶
振動子8、9、10から得られた高速バスクロックのタ
イミングを調整することにより、LSI2、3、4ごと
に生成していたバスクロック信号(CLK1,2,3)を同期化さ
せる機能をもつ。それぞれのLSI2、3、4にて、バ
スインタフェース5、6、7にこのバスクロック信号(C
LK1,2,3)を供給することで、この同期バス1は同期して
高速動作を行うことが可能になる。
【0017】つまり、本発明における高速信号回路のシ
ステムでは、バスクロック信号(CLK1,2,3)のバスインタ
フェース5、6,7をもつ複数のLSI2、3、4を1
つの同期バス1に接続する構成において、同期信号受信
用の入力ピンと、内部クロック生成回路11、12、1
3の発振準備完了の状態を示す発振準備完了信号送信用
の出力ピンとを設けた内部クロック生成回路11、1
2,13を、それぞれのLSI2、3、4に内蔵させて
いる。さらに、外部にクロック同期信号生成回路14を
追加して、それぞれのLSI2、3、4の内部クロック
信号であるバスクロック信号(CLK1,2,3)を同じタイミン
グで発振させるためのクロック同期信号(SYNC_PULSE)
を、各LSI2、3、4に伝達している。このクロック
同期信号(SYNC_PULSE)は、バスクロック信号(CLK1,2,3)
をクロックするための高速な信号ではなく、バスクロッ
ク信号(CLK1,2,3)を同期させるための低速な信号でよ
い。
【0018】従って、クロック同期信号生成回路14と
各内部クロック生成回路11、12、13とを結ぶ信号
ラインには、低速のクロック同期信号(SYNC_PULSE)が伝
送されるので、従来より実施されているノイズ対策など
の特別な基板設計を行わなくても、基板から放射される
輻射ノイズを低減することができる。つまり、本発明に
おける高速信号回路の特徴は、複数のLSI2、3、4
が接続される同期バス1の動作周波数を低下させること
なく、基板設計のノイズ対策なしで、主に、バスクロッ
ク信号(CLK1,2,3)から発生する輻射ノイズを低減したこ
とにある。
【0019】次に、図1に示す高速信号回路の電源投入
からの動作をタイムチャート波形を用いて説明する。図
2は、図1に示す高速信号回路の電源投入からの動作を
示すタイムチャート波形である。動作可能な電源が各L
SI2、3、4に与えられると、先ず、内部クロック生
成回路11、12、13は、各LSI2、3、4の内部
にある水晶振動子8、9、10を使って、バスクロック
信号(CLK1,2,3)となる内部クロックの発振を準備する。
この状態では、各LSI2、3,4のクロック信号は同
期化がされていないので、まだバスインタフェース5、
6、7には信号を供給しない。
【0020】そして、内部クロックであるバスクロック
信号(CLK1,2,3)を発振する準備ができたあと、各LSI
2、3,4は、それぞれの内部クロック生成回路11、
12、13より発振準備完了信号(CLK_EN1、2、3)を
送信して、発振準備完了通知をクロック同期信号生成回
路14に伝達する。尚、クロック同期信号生成回路14
は、各LSI2、3、4個別に発振準備完了の通知を受
信できるような、多ゲートのAND回路の構成となって
いる。
【0021】図2のタイムチャート波形では、内部クロ
ック生成回路11、12、13の発振準備が完了したと
き、それぞれの発振準備完了信号CLK_EN1、CLK_EN 2、C
LK_EN 3は、インアクティブからアクティブに状態変化
する。このとき、図に示すように、各発振準備完了信号
CLK_EN1、CLK_EN 2、CLK_EN 3の状態変化のタイミング
は異なっている。従って、全てが状態変化したあとの時
間TAの時点で、このシステムの全てのLSI2、3、4
が発振準備を完了する。つまり、クロック同期信号生成
回路14は、この時点TAで、各発振準備完了信号CLK_EN
1、CLK_EN2、CLK_EN3が全てアクティブになったことを
認識することができる。従って、クロック同期信号生成
回路14は、時間TAで、各LSI2、3、4の内部クロ
ック生成回路11、12、13へクロック同期信号(SYN
C_PULSE)を伝達する。
【0022】そして、クロック同期信号(SYNC_PULSE)を
受け取った各内部クロック生成回路11,12、13
は、クロック同期信号(SYNC_PULSE)と同期するようにバ
スクロック信号(CLK1,2,3)を調整して各バスインタフェ
ース5、6,7への供給を開始する。これにより、各L
SI2、3、4の内部クロックであるバスクロック信号
(CLK1,2,3)は同期化が達成され、それらの信号を各バス
インタフェース5、6、7へ供給することにより、各L
SI2、3、4は同期したバスクロック信号CLK1, CLK
2, CLK3を同期バス1へ送信することができる。
【0023】次に、本発明における第2の実施の形態の
高速信号回路について説明する。図3は、本発明の第2
の実施の形態における高速信号回路のブロック構成図で
ある。図3に示す第2の実施の形態の構成が図1に示す
第1の実施の形態と異なるところは、クロック同期信号
生成回路14に各LSI2、3、4へ1対1でクロック
同期信号(SYNC_PULSE1,2,3)を分配できるように専用ピ
ンを設けたところである。このように、クロック同期信
号(SYNC_PULSE1,2,3)を各LSI2、3、4へ分配する
ことにより、各LSI2、3、4に入力される各クロッ
ク同期信号SYNC_PULSE1, SYNC_PULSE2, SYNC_PULSE3の
信号間の立ち上がり波形のスキューを減らすことがで
き、結果的にシステムバスの同期信号の品質を向上させ
ることができる。
【0024】図4は、図3に示す第2の実施の形態の高
速信号回路をさらに応用したタイムチャート波形であ
る。すなわち、図4のタイムチャート波形のクロック同
期信号(SYNC_PULSE1,2,3)のように、クロック同期信号
(SYNC_PULSE1,2,3)をバスクロック信号(CLK1,2,3)の動
作周波数より低い周波数とし、且つ定期的に伝達するよ
うにすれば、内部クロック生成回路11、12、13で
生成されるバスクロック信号(CLK1,2,3)のクロックの位
相ずれを、所定のタイミング毎に補正することができる
ので、結果的にシステムバスの同期信号の品質を向上す
ることができる。
【0025】以上述べた実施の形態は本発明を説明する
ための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が
可能である。すなわち、上記の各実施の形態は複数のL
SIから共通の同期バスへ高速のバスクロック信号を送
信する場合について述べたが、LSIに限らず複数のモ
ジュールで生成される高速のバスクロック信号を共通の
同期バスへ送信する実施形態であっても本発明が適用さ
れることはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の高速信号
回路によれば、基板上の配線を伝送するクロック同期信
号を低速で動作させるようにしたので、基板の輻射ノイ
ズを低減化することができる。これにより、輻射ノイズ
対策が不要となるので、従来必要としていたフィルタ用
のフェライト部品などが不要となり、且つ、回路が簡略
化されるためにコスト低減を図ることができる。また、
基板設計においてノイズ対策などの特別なノウハウが不
要となり、結果的に基板全体のコスト低減を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における高速信号
回路のブロック構成図である。
【図2】 図1に示す高速信号回路の電源投入からの動
作を示すタイムチャート波形である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態における高速信号
回路のブロック構成図である。
【図4】 図3に示す第2の実施の形態の高速信号回路
をさらに応用したタイムチャート波形である。
【図5】 従来技術における高速信号回路のブロック構
成図である。
【符号の説明】
1、21 同期バス 2、3、4、22、23、24 LSI 5、6、7、25、26、27 バスインタフェース 8、9、10 水晶振動子 11、12、13 内部クロック生成回路 14 クロック同期信号生成回路 28 クロック信号生成回路 CLK_EN1、2、3 発振準備完了信号 CLK1,2,3 バスクロック信号 SYNC_PULSE クロック同期信号 EX_CLK1,2,3 クロック信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 7/04 G06F 1/04 340A Fターム(参考) 5B061 RR03 SS00 5B079 BC06 CC14 DD01 DD08 DD13 DD17 5J106 AA03 CC03 DD21 KK22 LL05 5K047 AA13 AA15 BB12 GG03 MM40 MM49 MM53

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のモジュールから、個別に、共通バ
    スへ高速クロック信号を送信する高速信号回路におい
    て、 前記複数のモジュールが、外部より受信した低速同期信
    号に同期して、個別に高速クロック信号を生成し、生成
    された各々の高速クロック信号を前記共通バスへ送信す
    ることを特徴とする高速信号回路。
  2. 【請求項2】 低速同期信号を生成する同期信号生成手
    段と、 前記同期信号生成手段から低速同期信号を受信して、該
    低速同期信号に同期して高速クロック信号を生成し、該
    高速クロック信号を前記共通バスへ送信する複数のモジ
    ュールとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の高
    速信号回路。
  3. 【請求項3】 前記複数のモジュールは、それぞれ、低
    速同期信号に同期して高速クロック信号を生成する高速
    クロック生成手段を備え、 前記高速クロック生成手段は、水晶振動子の発振周波数
    を逓倍して高速クロック信号を生成することを特徴とす
    る請求項2に記載の高速信号回路。
  4. 【請求項4】 前記同期信号生成手段は、前記複数のモ
    ジュールがそれぞれ備える高速クロック生成手段へ一括
    して低速同期信号を送信することを特徴とする請求項3
    に記載の高速信号回路。
  5. 【請求項5】 前記同期信号生成手段は、前記複数のモ
    ジュールがそれぞれ備える高速クロック生成手段へ、1
    対1の対応で低速同期信号を分配することを特徴とする
    請求項3に記載の高速信号回路。
  6. 【請求項6】 前記同期信号生成手段が生成する低速同
    期信号の周波数は、前記共通バスの動作周波数より低い
    周波数であり、該低速同期信号は定期的に前記高速クロ
    ック生成手段へ送信されることを特徴とする請求項2〜
    請求項5の何れかに記載の高速信号回路。
  7. 【請求項7】 前記モジュールはLSIであることを特
    徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載の高速信号
    回路。
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