JP2002258057A - 面光源装置、面光源装置用導光体およびその製造方法 - Google Patents

面光源装置、面光源装置用導光体およびその製造方法

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JP2002258057A JP2001052985A JP2001052985A JP2002258057A JP 2002258057 A JP2002258057 A JP 2002258057A JP 2001052985 A JP2001052985 A JP 2001052985A JP 2001052985 A JP2001052985 A JP 2001052985A JP 2002258057 A JP2002258057 A JP 2002258057A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光出射面における光入射面側に位置する角部
近傍での輝度の低下に伴う暗部の発現がなく、光出射面
全体で輝度の均一性に優れた導光体およびその製造方
法、このような導光体を用いた面光源装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも一つの側端面を光入射面2と
し、対向する2つの主面の一方を光出射面3とし、該光
出射面3およびその裏面4の少なくとも一方の主面の光
入射面2側に位置する少なくとも一方の角部近傍に平均
傾斜角が他の部分よりも大きい第1の領域Aが形成され
ている面光源装置用導光体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノートパソコン、
液晶テレビ等に使用される液晶表示装置、駅や公共施設
等における案内標示板や大型看板、高速道路や一般道路
における交通案内板や交通標識等の標示装置に使用され
る面光源装置およびそれに使用される導光体およびその
導光体の製造方法に関するものであり、さらに詳しく
は、光出射面における光入射面側に位置する角部近傍で
の輝度の低下による暗部の発現がなく、光出射面全体で
の輝度の均一性に優れ、高い輝度が得られる面光源装
置、それに用いる導光体およびその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置、看板、交通案内板
等に使用されている背面光源装置としては、ハウジング
内に蛍光灯等の線状光源を複数本設置した直下方式、板
状の導光体の側端面に線状光源を配置したエッジライト
方式がある。しかし、直下方式の背面光源装置では、光
源部の軽量化や薄型化を図ることが困難であるととも
に、光源として使用する蛍光灯等が標示板から透けて見
えるシースルー現象が起こりやすいため、軽量で薄型の
背面光源装置としてエッジライト方式のものが多用され
てきている。
【0003】このようなエッジライト方式の背面光源装
置は、通常、アクリル樹脂板等の光透過性板状体を導光
体とし、その側端面に対向して配置された光源からの光
を側端面(光入射面)から導光体中に入射させ、入射し
た光を導光体の表面(光出射面)あるいは裏面に形成し
た光散乱部や導光体中に光拡散性微粒子を含有させる等
の光出射機能を設けることにより、光出射面から出射さ
せる面光源装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、液晶
表示装置の大型化や狭額縁化に伴いエッジライト方式の
面光源装置に使用される線状光源の長さが制限され、導
光体の光入射面よりもその有効発光領域が短い棒状の光
源が使用されるようになってきている。このような面光
源装置では、光入射面の長手方向の端縁近傍の領域が光
源の非発光領域となり、この非発光領域に相当する光入
射面から導光体中に導入される光量が低下することにな
る。このため、導光体の光出射面において、その光入射
面側の角部近傍で出射光量の低下に起因する輝度の低い
暗部が発生するという問題を有している。
【0005】このような輝度の不均一を解消するため
に、従来、導光体表面の輝度が低い部分に光散乱ドット
印刷やドット状の粗面を施したり、V字溝を形成するこ
と等が行われているが、輝度の不均一を十分に解消でき
なかったり、輝度斑を発生したり、V字溝等では輝線が
発生する等の問題点を有していた。
【0006】本発明は、光出射面における光入射面側に
位置する角部近傍での輝度の低下による暗部の発現がな
く、光出射面全体で輝度の均一性に優れ、高い輝度が得
られる面光源装置、それに用いる導光体およびその製造
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な状況に鑑み、導光体の光出射機構について検討を行っ
た結果、光入射面側に位置する角部近傍の光出射機構を
調節することによって、輝度の低下による暗部の発生を
抑止できることを見出し、本発明に到達したものであ
る。
【0008】すなわち、本発明の面光源装置用導光体
は、少なくとも一つの側端面を光入射面とし、対向する
2つの主面の一方を光出射面とし、該光出射面およびそ
の裏面の少なくとも一方の主面の光入射面側に位置する
少なくとも一方の角部近傍に平均傾斜角が他の部分より
も大きい第1の領域が形成されていることを特徴とす
る。また、本発明の面光源装置は、上記のような導光体
の光入射面に対向して光源が配置されている面光源装置
において、導光体の光入射面よりも光源の有効発光領域
が短いことを特徴とするものである。さらに、本発明の
面光源装置用導光体の製造方法は、導光体の対向する2
つの主面の少なくとも一方の主面に相当する金型の全面
を粗面化した後、対向する2つの主面の少なくとも一方
の主面に相当する金型の光入射面の側端面側に位置する
少なくとも一方の角部近傍に相当する部分を除いた領域
を遮蔽部材で覆った状態で該角部近傍に相当する部分を
粗面化した金型を用いて透光性板状体を成形することを
特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を説明する。図1は、本発明による面光
源装置用導光体の代表的実施形態を示す模式的斜視図で
ある。本実施形態の面光源装置用導光体は、図1に示さ
れているように、光透過性板状体の少なくとも一つの側
端面を光入射面2とし、対向する2つの主面の一方を光
出射面3とする。さらに、導光体の光出射面3およびそ
の裏面4の少なくとも一方の主面に粗面からなる指向性
光出射機構や、プリズム列、レンチキュラーレンズ列、
V字状溝等の多数のレンズ列を光入射面2と略平行に並
列形成したレンズ面からなる指向性光出射機構を付与し
たり、導光体中に光拡散性微粒子を含有させ指向性光出
射機構を付与することによって、光入射面2および光出
射面3と直交する面内の分布において指向性のある光を
光出射面3から出射させる。このような指向性出射光
は、出射光分布のピーク方向の光出射面3となす角度が
例えば10〜40°であることが好ましく、出射光分布
の半値幅は例えば10〜40°であることが好ましい。
【0010】また、指向性光出射機構が付与されていな
い他の主面には、導光体からの出射光の光入射面2と平
行な面での指向性を制御するために、図4に示したよう
に光入射面2に対して略垂直の方向に延びる多数のレン
ズ列を配列形成したレンズ面を形成することが好まし
い。例えば、光出射面3に粗面等の指向性光出射機構を
形成し、裏面4に光入射面2に対して略垂直方向に延び
る多数のレンズ列を形成したレンズ面を形成してもよい
し、光出射面3にレンズ面を形成し裏面4を粗面等の指
向性光出射機構とするものであってもよい。導光体の裏
面4あるいは光出射面3に光入射面2に対して略垂直の
方向に延びるレンズ列を形成する場合、そのレンズ列と
してはプリズム列、レンチキュラーレンズ列、V字状溝
等が挙げられるが、断面の形状が略三角形状のプリズム
列とすることが好ましい。
【0011】このようなプリズム列としては、その頂角
が70〜150°の範囲であるものが好ましい。これ
は、頂角をこの範囲とすることによって導光体からの出
射光を十分集光さることができ、面光源素子としての輝
度の十分な向上を図ることができるためである。すなわ
ち、プリズム頂角をこの範囲内とすることによって、光
入射面2に平行な主出射光を含む面において光度半値幅
が35〜65°である集光された出射光を出射させるこ
とができ、面光源装置としての輝度を向上させることが
できる。なお、プリズム列を光出射面3に形成する場合
には、頂角は80〜100゜の範囲とすることが好まし
く、プリズム列を裏面4に形成する場合には、頂角は7
0〜80゜または100〜150゜の範囲とすることが
好ましい。
【0012】本発明においては、このような導光体の光
出射面3あるいは裏面4の少なくとも一方の主面の光入
射面2側に位置する2つの角部の少なくとも一方の角部
近傍に平均傾斜角が他の部分Bの平均傾斜角よりも大き
い領域(第1の領域A)を形成することを特徴とする。
このように、第1の領域Aの平均傾斜角を他の部分Bよ
りも大きくすることによって、第1の領域Aでの出射光
を調整し、面光源装置としての輝度の低下を小さくする
ことができ、第1の領域Aでの輝度の低下による暗部の
発生を抑止することができる。
【0013】第1の領域Aは、前記指向性光出射機構と
同様にプリズム列、レンチキュラーレンズ列、V字状溝
等の多数のレンズ列を並列して形成したレンズ面や粗面
等を主面に形成することによって付与することができ
る。その平均傾斜角は、粗面の程度やレンズ列の形状
(レンズ列の傾斜角、プリズム頂角等)等を変化させる
ことによって調整することができる。
【0014】なお、他の部分Bは、導光体の光出射面3
あるいはその裏面4の主要領域であり、この領域では全
面における出射光の輝度の均一化を図ることから、通常
は、平均傾斜角が略同一となるように指向性光出射機構
を形成することが好ましい。しかし、特定領域に輝度斑
が発生する場合には、その領域部分の輝度を調整する目
的で指向性光出射機構を調整してもよい。
【0015】また、第1の領域Aは、光入射面2側の端
縁方向の幅(X)と光入射面2と略直交する側面側端縁
方向の幅(Y)との比(Y/X)が0.6〜10の範囲
であることが好ましく、より好ましくは0.8〜7の範
囲であり、さらに好ましくは1〜5の範囲である。これ
は、第1の領域AのY/Xが0.6未満であると、光入
射面2と略直交する側面側端縁方向での暗部の発現を十
分に抑止することができなくなったり、光入射面2の端
縁方向において第1の領域Aの周辺部で輝度が低い部分
が発現しやすくなる傾向にあるためである。また、第1
の領域AのY/Xが10を超えると、光入射面2側の端
縁方向での暗部の発現を十分に抑止することができなく
なったり、光入射面2と略直交する側面側端縁方向にお
いて第1の領域Aの周辺部で輝度が低い部分が発現しや
すくなる傾向にあるためである。
【0016】通常の面光源装置用導光体では、第1の領
域Aは、光入射面2側の端縁方向の幅(X)が1〜5m
mの範囲であり、光入射面2と略直交する側面側端縁方
向の幅(Y)が0.6〜50mmの範囲である領域とす
ることが好ましい。これは、光入射面2側の端縁方向の
幅(X)が1mm未満であると、光入射面2側の端縁方
向での暗部の発現を十分に抑止することができなくなる
傾向にあり、5mmを超えると光入射面2の端縁方向に
おいて第1の領域Aの周辺部で輝度が低い部分が発現し
やすくなる傾向にあるためである。また、光入射面2と
略直交する側面側端縁方向の幅(Y)が0.6mm未満
であると、光入射面2と略直交する側面側端縁方向での
暗部の発現を十分に抑止することができなくなる傾向に
あり、50mmを超えると光入射面2と略直交する側面
側端縁方向において第1の領域Aの周辺部で輝度が低い
部分が発現しやすくなる傾向にあるためである。光入射
面2側の端縁方向の幅(X)は、より好ましくは1.5
〜4.5mmの範囲であり、さらに好ましくは2〜4m
mの範囲である。光入射面2と略直交する側面側端縁方
向の幅(Y)は、より好ましくは1.2〜35mmの範
囲であり、さらに好ましくは2〜20mmの範囲であ
る。
【0017】導光体1の第1の領域Aは、光入射面2側
の端縁方向の幅と光入射面2と略直交する側面側端縁方
向の幅を2つの辺とする略三角形状の領域であることが
好ましい。このように第1の領域Aを略三角形状とする
ことにより、他の部分の輝度の低下を招くことなく、効
率よく第1の領域Aでの輝度の低下による暗部の発現を
抑止することができる。
【0018】また、本発明においては、第1の領域Aの
平均傾斜角θaAは3〜20°の範囲であることが好ま
しく、より好ましくは5〜15°の範囲であり、さらに
好ましくは7〜10°の範囲である。これは、第1の領
域Aの平均傾斜角θaAが3°未満であると、第1の領
域Aで導光体からの出射光の散乱を十分に大きくするこ
とができず、第1の領域Aでの輝度の低下を抑止するこ
とができなくなる傾向にあるためである。また、第1の
領域Aの平均傾斜角θaAが20°を超えると、第1の
領域Aで出射する光量が大きくなりすぎ、光出射面3全
体としての輝度の均一性が損なわれる傾向にあるためで
ある。
【0019】また、他の部分Bの平均傾斜角θaBは
0.3〜16°の範囲とすることが、光出射面3内での
輝度の均斉度を図る点から好ましく、より好ましくは
0.4〜10°の範囲であり、さらに好ましくは0.5
〜6°の範囲である。この平均傾斜角θaBは、導光体
の厚さ(t)と入射光が伝搬する方向の長さ(L)との
比(L/t)によって最適範囲が設定されることが好ま
しい。すなわち、導光体としてL/tが50〜250程
度のものを使用する場合は、平均傾斜角θaBを0.3
〜10°の範囲とすることが好ましく、さらに好ましく
は0.4〜8°の範囲であり、より好ましくは0.5〜
5°の範囲である。導光体としてL/tが50以下程度
のものを使用する場合は、平均傾斜角θaBを3〜16
°の範囲とすることが好ましく、より好ましくは4〜1
0°の範囲であり、さらに好ましくは4〜6°の範囲で
ある。
【0020】さらに、第1の領域Aの平均傾斜角θaA
と他の部分Bの平均傾斜角θaBとの比(θaA/θa
B)が、1.2〜20の範囲であることが好ましく、よ
り好ましくは2〜15の範囲であり、さらに好ましくは
5〜10の範囲である。これは、θaA/θaBが1.
2以下であると、第1の領域Aで導光体からの出射光の
散乱を十分に大きくすることができず、第1の領域Aで
の輝度の低下を抑止することができなくなる傾向にある
ためである。また、θaA/θaBが20を超えると、
相対的にθaAとθaBの差が大きくなり過ぎるため、
光出射面3全体としての輝度の均一性が損なわれる傾向
にあるためである。
【0021】また、光出射面3内での急激な平均傾斜角
の変化は、輝度の急激な変化を招き、輝度変化が視認さ
れやすくなるため、本発明においては、第1の領域Aと
他の部分Bとの境界部において、平均傾斜角が第1の領
域Aより小さく他の部分Bより大きい第1の中間領域
A’を形成することが、光出射面3全体での輝度の均一
化の観点から好ましい。この第1の中間領域A’は、そ
の平均傾斜角が第1の領域Aから他の部分Bに向かって
徐々に変化させることがより好ましい。
【0022】なお、本発明において、導光体の主面に形
成される粗面やレンズ面の平均傾斜角θaは、ISO4
287/1−1984に従って、触針式表面粗さ計を用
いて粗面形状を測定し、測定方向の座標をxとして、得
られた傾斜関数f(x)から次の(1)式および(2)
式を用いて求めることができる。ここで、Lは測定長さ
であり、Δaは平均傾斜角θaの正接である。
【0023】
【数1】
【数2】 さらに、本発明においては、図2に示したように、この
ような導光体の光出射面3あるいは裏面4の少なくとも
一方の主面の光入射面2近傍に平均傾斜角が他の部分B
の平均傾斜角よりも大きい領域(第2の領域C)を形成
することが好ましい。このような第2の領域Cを形成す
ることによって、第2の領域Cでの出射光を調整し、面
光源装置としての輝度の変化率を小さくすることがで
き、第2の領域Cでの輝度斑による明暗ラインの発生を
抑止することができることから、面光源装置としての輝
度の均一性をより高くすることができる。
【0024】この第2の領域Cは、光入射面2端縁から
の幅が光入射面2の厚さの3〜15倍の帯状の領域であ
ることが好ましい。これは、第2の領域Cで発現する明
暗ラインの輝度斑は光入射面2の厚さの影響を受けるも
のであり、第2の領域Cの幅が光入射面2端縁から光入
射面2の厚さの3倍未満であると、第2の領域Cが輝度
斑が発現する領域よりも狭くなり、輝度斑を抑止する効
果を十分発揮することができなくなる傾向にあるためで
ある。また、第2の領域Cの幅が光入射面2端縁から光
入射面2の厚さの15倍を超えると、第2の領域Cが輝
度斑が発現する領域より広いくなり、光出射面3全体で
の輝度の均一性を低下させる傾向にあるためである。通
常の面光源装置用導光体では、第2の領域Cは光入射面
2端縁から3〜30mmの領域とすることが好ましい。
【0025】また、本発明においては、第2の領域Cの
平均傾斜角θaCは0.5〜18°の範囲であることが
好ましく、より好ましくは1〜13°の範囲であり、さ
らに好ましくは1.5〜8°の範囲である。これは、第
2の領域Cの平均傾斜角θaCが0.5°未満である
と、第2の領域Cで導光体からの出射光の散乱を十分に
大きくすることができず、第2の領域Cでの輝度差を低
減することができなくなる傾向にあるためである。ま
た、第2の領域Cの平均傾斜角θaCが18°を超える
と、第2の領域Cで出射する光量が大きくなりすぎ、光
出射面3全体としての輝度の均一性が損なわれる傾向に
あるためである。
【0026】第1の領域Aの平均傾斜角θaAと第2の
領域Cの平均傾斜角θaCとは、θaA>θaCとなる
ようにすることが好ましく、さらに好ましくはθaA−
θaCが0.2〜15°の範囲であり、より好ましくは
2〜10°の範囲である。これは、第1の領域Aの平均
傾斜角θaAが第2の領域Cの平均傾斜角θaC以下で
あると、第1の領域Aでの出射光の散乱が第2の領域C
よりも小さくなり、第1の領域Aで暗部が発現しやすく
なる傾向にあるためである。
【0027】さらに、第2の領域Cの平均傾斜角θaC
と他の部分Bの平均傾斜角θaBとの比(θaC/θa
B)が、1より大きく4以下であることが好ましく、よ
り好ましくは1.1〜3.5の範囲であり、さらに好ま
しくは1.2〜3.3の範囲である。これは、θaC/
θaBが1以下であると、第2の領域Cで導光体からの
出射光の散乱を十分に大きくすることができず、第2の
領域Cでの輝度斑を低減することができなくなる傾向に
あるためである。また、θaC/θaBが4を超える
と、相対的にθaCとθaBの差が大きくなり過ぎるた
め、光出射面3全体としての輝度の均一性が損なわれる
傾向にあるためである。
【0028】第2の領域Cの平均傾斜角θaCは、導光
体の厚さ(t)と入射光が伝搬する方向の長さ(L)と
の比(L/t)によって他の部分Bの平均傾斜角θaB
に応じて最適範囲が設定されることが好ましい。すなわ
ち、導光体としてL/tが50〜250程度のものを使
用する場合は、第2の領域Cの平均傾斜角θaCは、θ
aBの1.2〜3.5倍の範囲とすることが好ましく、
より好ましくは1.3〜3.3倍の範囲である。また、
導光体としてL/tが50以下程度のものを使用する場
合は、第2の領域Cの平均傾斜角θaCは、θaBの
1.1〜2.5倍の範囲とすることが好ましく、より好
ましくは1.2〜2.3倍の範囲である。
【0029】また、光出射面3内での急激な平均傾斜角
の変化は、輝度の急激な変化を招き、輝度変化が視認さ
れやすくなるため、本発明においては、第2の領域Cと
他の部分Bとの境界部において、平均傾斜角が第2の領
域Cより小さく他の部分Bより大きい第2の中間領域
C’を形成することが、光出射面3全体での輝度の均一
化の観点から好ましい。この第2の中間領域C’は、そ
の平均傾斜角が第2の領域Cから他の部分Bに向かって
徐々に変化させることがより好ましい。
【0030】第2の領域Cは、第1の領域Aと同様のプ
リズム列、レンチキュラーレンズ列、V字状溝等の多数
のレンズ列を並列して形成したレンズ面や粗面等を表面
に形成することによって付与することができる。その平
均傾斜角は、粗面の程度やレンズ列の形状(レンズ列の
傾斜角、プリズム頂角等)等を変化させることによって
調整することができる。
【0031】上記のような第1の領域Aや第2の領域C
は、導光体の指向性光出射機構を付与した主面と同じ主
面に形成してもよいし、導光体の指向性光出射機構を付
与した主面と反対側の主面に形成してもよい。例えば、
第1の領域Aや第2の領域Cを指向性光出射機構と同じ
構成とする場合(粗面と粗面あるいはレンズ面とレンズ
面)には、導光体の指向性光出射機構を付与した主面と
同じ主面に第1の領域Aや第2の領域Cを形成すること
が好ましく、第1の領域Aや第2の領域Cを指向性光出
射機構と異なる構成とする場合(粗面とレンズ面)に
は、導光体の指向性光出射機構を付与した主面と反対側
の主面に第1の領域Aや第2の領域Cを形成することが
好ましい。
【0032】また、第1の領域Aと第2の領域Cとは導
光体の同じ主面に形成してもよいし、異なる主面にそれ
ぞれ形成してもよい。例えば、第1の領域Aと第2の領
域Cとを同じ構成とする場合(粗面と粗面あるいはレン
ズ面とレンズ面)には、導光体の第1の領域Aと第2の
領域Cとを同じ主面に形成することが好ましく、第1の
領域Aと第2の領域Cとを異なる構成とする場合(粗面
とレンズ面)には、第1の領域Aと第2の領域Cとを異
なる主面にそれぞれ形成することが好ましい。
【0033】本発明において、導光体の光出射面3ある
いはその裏面4の第1の領域Aや第2の領域Cの平均傾
斜角θaA、θaCを他の部分Bの平均傾斜角θaBよ
り大きくする方法としては、例えば、導光体の指向性光
出射機構を付与する主面に相当する金型の全面を粗面化
処理した後、粗面化した面あるいはその裏面4の少なく
とも一方の主面に相当する金型の第1の領域Aや第2の
領域Cに相当する部分を除いた他の部分Bに相当する部
分を遮蔽部材で覆った状態で第1の領域Aや第2の領域
Cに相当する部分のみを再び粗面化処理する方法が挙げ
られる。この場合、第2の領域Cを粗面化処理した後
に、第1の領域Aを粗面化処理することが好ましい。こ
の第1の領域Aや第2の領域Cに相当する部分の粗面化
処理は複数回繰り返して施すこともできる。また、導光
体の光出射面3あるいはその裏面4にレンズ面を形成す
る場合には、形成するレンズ列の傾斜角を第1の領域A
や第2の領域Cを他の部分Bより大きくしたレンズパタ
ーンを形成した型を用いることによって容易に製造する
ことができるし、導光体の光出射面3あるいはその裏面
4に相当する金型の部分全体に傾斜角が均一な多数のレ
ンズ列を形成した後、その第1の領域Aや第2の領域C
に相当する部分のみを粗面化処理することによって得た
金型を用いることもできる。中でも、平均傾斜角の大き
な第1の領域Aや第2の領域Cと他の部分Bとの光出射
率、光散乱等の出射特性の相違による両領域の境界の視
認性を低減でき、面光源装置としての均一性を向上させ
る観点から、導光体の粗面化する面に相当する金型の部
分全体を粗面化処理した後、第1の領域Aや第2の領域
Cに相当する部分のみを再び粗面化処理する方法が好ま
しい。
【0034】また、第1の領域Aや第2の領域Cに相当
する部分を再度粗面化する際に、使用される遮蔽部材を
金型の表面から離して設置することで、第1の領域Aや
第2の領域Cと他の部分Bとの境界部を任意の範囲で粗
面化の度合いを徐々に変化させ、平均傾斜角を徐々に変
化させることができ、第1の領域Aや第2の領域Cと他
の部分Bとの光出射率、光散乱等の出射特性の相違によ
る両領域の境界の視認性を低減でき、面光源装置として
の均一性を向上させることができるため好ましい。この
場合、遮蔽部材と金型表面との距離は、5〜150mm
の範囲で調整することが好ましい。これは、遮蔽部材と
金型表面の距離が5mm未満であると、第1の領域Aや
第2の領域Cと他の部分Bとの境界の視認性を低減させ
る効果が十分に発揮できなくなる傾向にあり、逆に15
0mmを超えると遮光部材を使用する効果が損なわれる
傾向にあるためである。
【0035】本発明においては、光入射面2を粗面化す
ることによって、上記第1の領域Aや第2の領域Cの平
均傾斜角を他の部分Bより大きくすることによって得ら
れる光入射面2側に位置する角部近傍での輝度の低下を
抑止したり、光入射面2近傍での輝度の変化率を小さく
するという効果をより高めることができる。光入射面2
の粗面化は、平均傾斜角θaが1〜10°程度となるよ
うに行うことが好ましい。
【0036】導光体1の表面に粗面を形成する方法とし
ては、特に限定されるものではないが、例えば、上述し
たようにガラスビーズ、アルミナ粒子等の微粒子を吹き
付け(サンドブラスト)て粗面化した型、フッ酸等を用
いた化学エッチングによって粗面を形成した型を作製
後、直接または電鋳などによるレプリカ品を金型として
使用し、射出成形、押出し成形または加熱プレス等によ
って粗面を転写する方法等が挙げられる。平均傾斜角の
調整は、サンドブラストによって粗面化する場合には、
吹き付ける微粒子の種類、粒径、吹き付け圧、吹き付け
距離等によって行うことができる。また、印刷法等によ
って凹凸物質を塗布あるいは付着する方法、導光体を直
接ブラスト法やエッチング法等によって直接加工する方
法等も使用することができる。
【0037】本発明における導光体としては、ガラスや
合成樹脂等の光透過率の高い板状体を使用することがで
きる。合成樹脂としては、メタクリル系樹脂、アクリル
系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリオレフィン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、環状ポリ
エレフィン樹脂等の高透明性の種々の合成樹脂を用いる
ことができる。特に、メタクリル系樹脂が、光透過率の
高さ、耐熱性、力学的特性、成形加工性に優れており最
適である。このようなメタクリル樹脂としては、メタク
リル酸メチルを主構成単位とする樹脂であり、メタクリ
ル酸メチル単位が80重量%以上であるものが好まし
い。
【0038】導光体の主面に形成する粗面やレンズ列等
の表面構造を形成するに際しては、光透過性合成樹脂板
を所望の表面構造を有する型部材を用いて熱プレスする
ことで形成してもよいし、スクリーン印刷、押出成形や
射出成形等によって本体の成形と同時に形状付与しても
よい。また、ポリエステル系樹脂、メタアクリル系樹
脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、塩化ビ
ニル系樹脂、ポリメタクリルイミド系樹脂等からなる光
透過性フィルムあるいはシート等の基材上に、活性エネ
ルギー線硬化型樹脂からなる粗面構造またはレンズ列配
列構造を表面に形成したシートを接着、融着等の方法に
よって導光体に接合一体化させてもよい。活性エネルギ
ー線硬化型樹脂としては、多管能(メタ)アクリル化合
物、ビニル化合物、(メタ)アクリル酸エステル類、ア
リル化合物、(メタ)アクリル酸の金属塩等を使用する
ことができる。
【0039】なお、本発明では、導光体の光出射面3ま
たはその裏面4に指向性光出射機能を持たせる代わりに
あるいはこれと併用して、導光体内部に光拡散性微粒子
を混入分散し指向性光出射機能を付与したものでもよい
が、光出射面3またはその裏面4の少なくとも一方の主
面を粗面あるいはレンズ面とする方法が好ましい。これ
は、導光体内部に光拡散性微粒子を含有させる方法で
は、光拡散性微粒子の混入割合を部分的に任意に変化さ
せることが非常に困難であるが、導光体の光出射面3ま
たはその裏面4の少なくとも一方の主面を粗面あるいは
レンズ面とする方法では、部分的に任意に粗面化の度合
いを制御することが容易であるとともに、平均傾斜角の
大きな第1の領域Aや第2の領域Cと他の部分Bとの光
出射率、光散乱等の出射特性の相違による両領域の境界
の視認性を低減でき、面光源装置としての均一性を向上
させることができるためである。また、本発明におい
て、導光体の形状としては、図2に示したようなくさび
状のものが好ましいが、このような形状に限定されるも
のではなく、厚さの均一な板状、船型状等の種々の形状
のものが使用できる。
【0040】次に、上記のような導光体を用いた本発明
の面光源装置について、図3、4を参照して説明する。
図3、4は、本発明による面光源装置の代表的実施形態
を示す模式的斜視図である。
【0041】本発明の面光源装置は、少なくとも一つの
側端面を光入射面2とし、対向する2つの主面3、4の
一方を光出射面3とする導光体1と、この導光体1の光
入射面2に対向して配置され光源リフレクタ7で覆われ
た光源6と、導光体1の光出射面3上に配置された光変
角シート5と、導光体1の光出射面3の裏面4に配置さ
れた光反射素子8とから構成される。
【0042】光変角シート5は、導光体1の光出射面3
上に配置される。光変角シート5の2つの主面は互いに
対向しており、それぞれ全体として導光体1の光出射面
3と略平行に位置する。主面のうちの一方(導光体の光
出射面3側に位置する主面)が入光面とされており、他
方が出光面とされている。光変角シート5は、導光体1
からの指向性出射光を目的の方向に変角させる機能を果
たすものであり、拡散シート、少なくとも一方の面に多
数のレンズ単位が並列して形成されたレンズ面を有する
レンズシート等を使用することができるが、本発明のよ
うに指向性の高い光を出射する導光体1の場合には、レ
ンズシートを使用することが特に好ましい。
【0043】レンズシートに形成されるレンズ形状は、
目的に応じて種々の形状のものが使用され、例えば、プ
リズム形状、レンチキュラーレンズ形状、フライアイレ
ンズ形状、波型形状等が挙げられが、中でも断面略三角
形状の多数のプリズム列が配列されたプリズムシートが
特に好ましい。プリズムシートを使用する場合には、各
プリズム列のプリズム頂角は導光体1からの出射光の出
射角に応じて適宜選定されるが、一般的には50〜12
0゜の範囲とすることが好ましい。また、プリズムシー
トの向きについても、導光体1からの出射光の出射角に
応じて適宜選定され、レンズ面が導光体1側となるよう
に載置してもよいし、逆向きに載置してもよい。
【0044】本発明においては、図3、4に示したよう
に、導光体の光出射面3側にプリズム面が位置するよう
にプリズムシート5を載置する場合に適しており、この
場合、プリズムシート5の入光面に形成されたプリズム
列のプリズム頂角は50〜80°の範囲とすることが好
ましく、この角度範囲内であれば導光体1からの指向性
の高い出射光を全反射作用により目的の方向に効率よく
方向を変更させることができる。プリズム頂角は、より
好ましくは55°〜75°の範囲であり、さらに好まし
くは60°〜70°の範囲である。入光面に形成される
プリズム列は、導光体1からの出射光を目的の方向(例
えば面光源装置の法線方向)に変換する光進行方向変換
機構を達成できるものであれば断面三角形状のプリズム
列に限定されるものではなく、例えばプリズム列の頂部
や谷部を曲線としたもの、プリズム面を曲面としたもの
等を用いることも可能である。
【0045】光変角シート5として使用されるレンズシ
ートは、前述の導光体1と同様の光透過率が高い材料を
用いて製造することが好ましく、例えば、メタアクリル
系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、塩
化ビニル系樹脂、活性エネルギー線硬化型樹脂等が挙げ
られる。中でも、レンズシートの耐擦傷性、取扱い性、
生産性等の観点から前述したような活性エネルギー線硬
化型樹脂が好ましい。また、レンズシートには、必要に
応じて、酸化防止剤、紫外線吸収剤、黄変防止剤、ブル
ーイング剤、顔料、拡散剤等の添加剤を添加することも
できる。
【0046】レンズシートを製造する方法としては、押
出成形、射出成形等の通常の成形方法が使用できる。活
性エネルギー線硬化型樹脂を用いてレンズシートを製造
する場合には、ポリエステル系樹脂、メタアクリル系樹
脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、塩化ビ
ニル系樹脂、ポリメタクリルイミド系樹脂、ポリオレフ
ィン系樹脂等の樹脂からなる光透過性フィルムあるいは
シート等の基材上に、活性エネルギー線硬化型樹脂によ
ってレンズ部を形成する。まず、所定のレンズパターン
を形成したレンズ型に活性エネルギー線硬化型樹脂液を
注入し、基材を重ね合わせる。次いで、基材を通して紫
外線、電子線等の活性エネルギー線を照射し、活性エネ
ルギー線硬化型樹脂液を重合硬化して、レンズ型から剥
離してレンズシートを得る。活性エネルギー線硬化型樹
脂としては、多官能(メタ)アクリル化合物、ビニル化
合物、(メタ)アクリル酸エステル類、アリル化合物、
(メタ)アクリル酸の金属塩等を使用することができ
る。
【0047】光源6は、導光体1の光入射面2と同方向
に延在する線状の光源であり、例えば蛍光ランプや冷陰
極管を用いることができる。本発明は、図5に示したよ
うに、導光体1の光入射面2よりも有効発光領域6’
(光源6の両端に挿入されている電極部を覆うキャップ
部分を除いた領域)が短い棒状の光源6が使用される場
合に特に適しており、液晶表示装置の大型化や狭額縁化
に伴いエッジライト方式の面光源装置に使用される光源
6の長さが制限される場合においても、光源6の非発光
領域6’’(光源6の両端に挿入されている電極部を覆
うキャップ部分の領域)に相当する光入射面2から導光
体1中に導入される光量の低下に伴う導光体1の光出射
面3の第1の領域Aでの暗部の発現を抑止できる。
【0048】本発明においては、図5に示したように、
第1の領域Aは、導光体1の光入射面2側の端縁方向に
おいて角から光源6の非発光領域6’’の端部に相当す
る位置の±3mmまでとすることが好ましく、より好ま
しくは±1mmまでであり、さらに好ましくは光源6の
非発光領域端部6’’までである。
【0049】本発明において、光源6としては、線状光
源の他、LED等の点光源、単体または複数のLEDか
ら構成されるラインライト等を使用することもでき、光
ファイバーや、光ファイバーから構成されるラインライ
トを用いて別途設置された光源から光を伝送することも
できる。
【0050】光源リフレクタ7は光源2からの光をロス
を少なく導光体1へ導くものである。光源リフレクタ7
は、光反射素子8の端縁部外面から光源6の外面を経て
導光体1の出光面端縁部へと巻きつけられる。他方、光
源リフレクタ7は、光反射素子8の端縁部外面から光源
6の外面を経て光変角シート5の光出射面3端縁部へと
巻きつけることも可能である。このような光源リフレク
タ7と同様な反射部材を、導光体1の光入射面2以外の
側端面に取り付けてもよい。
【0051】また、光反射素子8としては、例えば表面
に金属蒸着反射層を有するプラスチック反射シート等を
用いることができる。光反射素子8としては、反射シー
トに代えて、導光体1の裏面4に金属蒸着等により形成
された光反射層等とすることもできる。
【0052】以上のような構成による本発明の面光源装
置では、面光源装置の発光面(光変角シート5の出光
面)の有効発光領域(導光体1の光出射面3の額縁部を
除いた実際に光が出射される領域)において、輝度の変
化率が10%/mm以下であることが好ましい。これ
は、光出射面3における第1の領域Aや第2の領域Cに
発現する暗部や明暗ラインは、近接する点間の輝度変化
が大きいことに起因するものであり、この輝度の変化率
を1mmあたり10%以下とすることによって、光出射
面3における暗部や明暗ライン等の輝度斑の視認性が抑
制されるためである。このような輝度の変化率は、好ま
しくは8%/mm以下の範囲であり、より好ましくは5
%/mm以下の範囲である。
【0053】以上のような本発明の面光源装置の発光面
上に、液晶表示素子を配置することにより、ノートパソ
コン、液晶テレビ、携帯情報端末、携帯電話等に使用さ
れる液晶表示装置として使用することができる。また、
面光源装置の光出射面3側に、メタクリル板等の半透明
のプラスッチク板に切抜きや印刷等によって文字、図
形、写真等を形成した標示板を載置することによって、
駅や公共施設等における案内標示板や大型看板、交通標
識等の標示装置として使用することができる。
【0054】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。平均傾斜角 触針式表面粗さ計(東京精器社製サーフコム570A
型)にて、触針として1μmR、55゜円錐ダイヤモン
ド針(010−2528)を用いて、駆動速度0.03
mm/秒で測定した。抽出曲線の平均線から、その平均
線を差し引いて傾斜の補正を行った後、前記(1)式お
よび(2)式に従ってその曲線を微分した曲線の中心線
平均値を求めた。
【0055】実施例1 鏡面仕上げをした有効面積290mm×216mm、厚
さ3mmのステンレス板の表面を、粒径53μm以下の
ガラスビーズ(不二製作所社製FGB−400)を用い
て、ステンレス板から吹付けノズルまでの距離を50c
mとして、吹付け圧力3.5kgf/cmで全面にブ
ラスト処理を行った。次いで、ブラスト処理を施したス
テンレス板の一つの長辺端面近傍の幅15mm以外の部
分を覆うようにアクリル樹脂製遮蔽板を、ステンレス板
の表面から150mm離して配置し、このステンレス板
の長辺端面近傍に対応する位置にステンレス板から吹付
けノズルまでの距離を300mmとして、粒径53μm
以下のガラスビーズ(不二製作所社製FGB−400)
を用いて、吹付け圧力3.5kgf/cmで幅15m
mの帯状にブラスト処理を行った。
【0056】さらに、帯状ブラスト処理を施したステン
レス板の長さ290mmの一方の長辺の両角部近傍(ス
テンレス板の長辺側の辺が3mm、端辺側の辺が10mm
で、角部を頂点とする三角形状の領域)以外の部分を覆
うようにアクリル樹脂製遮蔽板を、ステンレス板の表面
から20mm離して配置し、このステンレス板の第1の
領域に対応する領域にステンレス板から吹付けノズルま
での距離を100mmとして、平均粒径30μmのアル
ミナ粒子(フジミインコーポレーテッド社製A400)
を用いて、吹付け圧力4.0kgf/cmでブラスト
処理を行った。
【0057】一方、鏡面仕上げをした有効面積290m
m×216mm、厚さ3mmのステンレス板の表面に、
頂角130°の二等辺三角形断面を有するピッチ50μ
mのプリズム列を連設したプリズムパターンを切削加工
した。
【0058】2つのステンレス板の型を用いて射出成形
を行い、一辺290mm、他辺216mmの長方形で、
厚さが2.0〜0.7mmのくさび形状であり、一方の
主面に粗面、他方の主面にプリズムパターンが転写され
た透明アクリル樹脂板を作製し導光体とした。さらに、
導光体の長さ290mmの長辺の厚さ2.0mmの側端
面(光入射面)に対し、粒径53μm以下のガラスビー
ズ(不二製作所社製FGB−400)を用いて、導光体
から吹付けノズルまでの距離を30cmとして、吹付け
圧力3.5kgf/cmでブラスト処理を行った。得
られた導光板の第1の領域の平均傾斜角は8.0°、第
2の領域の平均傾斜角は2.2°、他の部分の平均傾斜
角は、1.0°であった。第1の領域と他の部分との間
には、その平均傾斜角が第1の領域から他の部分Bに向
かって徐々に変化している中間領域が形成されていた。
また、第2の領域と他の部分との間にも、その平均傾斜
角が第2の領域から他の部分Bに向かって徐々に変化し
ている中間領域が形成されていた。さらに、光入射面の
平均傾斜角は2.0°であった。
【0059】導光体のブラスト処理を行った側端面に対
向するようにして、長手方向に沿って両端部にシリコン
樹脂製キャップを装着した有効発光領域283mmの冷
陰極管を配置し、光源リフレクタで覆った。この時、冷
陰極管の非発光領域に相当する導光体の光入射面は、左
右とも端部から3.5mmであった。
【0060】この導光体のプリズム面および光入射面を
除く側端面には光散乱反射シート(東レ社製E60)を
配置し、粗面側には頂角65°のピッチ50μmのプリ
ズム列が多数形成されたプリズムシート(三菱レイヨン
社製M165)を、そのプリズム形成面が導光体の粗面
側となるように配置し、図2に示したように導光体の粗
面が形成された主面を光出射面とする面光源装置を作製
した。
【0061】得られた面光源装置の冷陰極管を発光さ
せ、面光源装置を種々の角度から観察したところ、光入
射面側の両角部近傍での暗部も光入射面近傍での明暗パ
ターンも観察されず、光出射面全体での輝度の均一性に
優れ、輝度の高いものであった。
【0062】実施例2 アクリル樹脂製遮蔽板をステンレス板の表面から20m
m離して配置し、このステンレス板の第1の領域に対応
する領域にステンレス板から吹付けノズルまでの距離を
300mmとし、平均粒径80μmのガラスビーズ(不
二製作所社製FGB−200)を用いて、吹付け圧力
4.0kgf/cmとしてステンレス板の第1の領域
に対応する領域のブラスト処理を行った以外は、実施例
1と同様にして導光体を得た。得られた導光板の第1の
領域の平均傾斜角は4.2°であった。なお、第1の領
域、第2の領域と他の部分との間には、その平均傾斜角
が第1の領域および第2の領域から他の部分Bに向かっ
て徐々に変化している中間領域が形成されていた。得ら
れた導光体を用いて、実施例1と同様にして面光源装置
を作製した。
【0063】得られた面光源装置の冷陰極管を発光さ
せ、面光源装置を種々の角度から観察したところ、光入
射面近傍での明暗パターンも観察されず、光出射面全体
での輝度の均一性も良好で、輝度も高いものであった
が、光入射面側の両角部近傍で正面から観察した場合に
は観察されなかった暗部が、約30°斜め方向から観察
した場合には薄い暗部が観察されたが、実用上は問題の
ない程度であった。
【0064】実施例3 アクリル樹脂製遮蔽板をステンレス板の表面から20m
m離して配置し、このステンレス板の第1の領域に対応
する領域にステンレス板から吹付けノズルまでの距離を
300mmとし、平均粒径140μmのアルミナ粒子
(不二製作所社製A100)を用いて、吹付け圧力3
0.kgf/cmとしてステンレス板の第1の領域に
対応する領域のブラスト処理を行った以外は、実施例1
と同様にして導光体を得た。得られた導光板の第1の領
域の平均傾斜角は15.3°であった。なお、第1の領
域、第2の領域と他の部分との間には、その平均傾斜角
が第1の領域および第2の領域から他の部分Bに向かっ
て徐々に変化している中間領域が形成されていた。得ら
れた導光体を用いて、実施例1と同様にして面光源装置
を作製した。
【0065】得られた面光源装置の冷陰極管を発光さ
せ、面光源装置を種々の角度から観察したところ、光入
射面近傍での明暗パターンも観察されず、光出射面全体
での輝度の均一性も良好で、輝度も高いものであった
が、光入射面側の両角部近傍がやや明るく、その周辺部
にやや暗部の発生が観察されたが、実用上は問題のない
程度であった。
【0066】比較例1 アクリル樹脂製遮蔽板をステンレス板の表面から20m
m離して配置し、このステンレス板の第1の領域に対応
する領域にステンレス板から吹付けノズルまでの距離を
300mmとし、平均粒径53μmのガラスビーズ(不
二製作所社製FGB−400)を用いて、吹付け圧力
4.0kgf/cmとしてステンレス板の第1の領域
に対応する領域のブラスト処理を行った以外は、実施例
1と同様にして導光体を得た。得られた導光板の第1の
領域の平均傾斜角は2.5°であった。なお、第1の領
域、第2の領域と他の部分との間には、その平均傾斜角
が第1の領域および第2の領域から他の部分Bに向かっ
て徐々に変化している中間領域が形成されていた。得ら
れた導光体を用いて、実施例1と同様にして面光源装置
を作製した。
【0067】得られた面光源装置の冷陰極管を発光さ
せ、面光源装置を種々の角度から観察したところ、光入
射面近傍での明暗パターンは観察されず、輝度も高いも
のであったが、光入射面側の両角部近傍に暗部が発生が
明確に観察された。
【0068】比較例2 アクリル樹脂製遮蔽板をステンレス板の表面から20m
m離して配置し、このステンレス板の第1の領域に対応
する領域にステンレス板から吹付けノズルまでの距離を
100mmとし、平均粒径140μmのアルミナ粒子
(不二製作所社製A100)を用いて、吹付け圧力3.
0kgf/cmとしてステンレス板の第1の領域に対
応する領域のブラスト処理を行った以外は、実施例1と
同様にして導光体を得た。得られた導光板の第1の領域
の平均傾斜角は22.6°であった。なお、第1の領
域、第2の領域と他の部分との間には、その平均傾斜角
が第1の領域および第2の領域から他の部分Bに向かっ
て徐々に変化している中間領域が形成されていた。得ら
れた導光体を用いて、実施例1と同様にして面光源装置
を作製した。
【0069】得られた面光源装置の冷陰極管を発光さ
せ、面光源装置を種々の角度から観察したところ、光入
射面近傍での明暗パターンは観察されず、輝度も高いも
のであったが、光入射面側の両角部近傍が明るく、その
周辺部に顕著な暗部の発生が観察された。
【0070】
【発明の効果】本発明は、光出射面における光入射面側
に位置する角部近傍での輝度の低下に伴う暗部の発現が
なく、光出射面全体で輝度の均一性に優れ、高い輝度が
得られる導光体およびその製造方法を提供することがで
きるとともに、このような導光体を用いた優れた面光源
装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の面光源装置用導光体の光入射面側に位
置する一方の角部近傍の構成を示す概略図である。
【図2】本発明の面光源装置用導光体の構成を示す概略
図である。
【図3】本発明の面光源装置の構成を示す概略図であ
る。
【図4】本発明の面光源装置の構成を示す概略図であ
る。
【図5】本発明の面光源装置の導光体の光入射面側に位
置する一方の角部近傍の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1 導光体 2 光入射面 3 光出射面 4 裏面 5 光変角シート 6 光源 7 光源リフレクタ 8 反射素子 A 第1の領域 B 他の部分 C 第2の領域

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの側端面を光入射面と
    し、対向する2つの主面の一方を光出射面とし、該光出
    射面およびその裏面の少なくとも一方の主面の光入射面
    側に位置する少なくとも一方の角部近傍に平均傾斜角が
    他の部分よりも大きい第1の領域が形成されていること
    を特徴とする面光源装置用導光体。
  2. 【請求項2】 前記第1の領域の光入射面側の端縁方向
    の幅(X)と光入射面と略直交する側面側端縁方向の幅
    (Y)との比(Y/X)が0.6〜10であることを特
    徴とする請求項1記載の面光源用導光体。
  3. 【請求項3】 前記第1の領域が、光入射面側の端縁方
    向において角から1〜5mmの幅で、光入射面と略直交
    する側面側端縁方向において角から0.6〜50mmの
    幅の領域であることを特徴とする請求項1または2に記
    載の面光源装置用導光体。
  4. 【請求項4】 前記第1の領域が、略三角形状であるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の面光源
    装置用導光体。
  5. 【請求項5】 前記第1の領域の平均傾斜角が、3〜2
    0°であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の面光源装置用導光体。
  6. 【請求項6】 前記第1の領域の平均傾斜角θaAと前
    記他の部分の平均傾斜角θaBの比(θaA/θaB)
    が1.2〜20であることを特徴とする請求項1〜5の
    いずれかに記載の面光源装置用導光体。
  7. 【請求項7】 前記第1の領域と前記他の部分との境界
    部に、平均傾斜角が前記第1の領域より小さく前記他の
    部分より大きい第1の中間領域が形成されていることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の面光源装置
    用導光体。
  8. 【請求項8】 前記他の部分の平均傾斜角が略均一であ
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の面
    光源装置。
  9. 【請求項9】 光出射面およびその裏面の少なくとも一
    方の主面の光入射面近傍に平均傾斜角が前記他の部分よ
    りも大きい第2の領域が形成されていることを特徴とす
    る請求項1〜8のいずれかに記載の面光源装置用導光
    体。
  10. 【請求項10】 前記第2の領域が、光入射面端縁から
    光入射面の厚さの3〜8倍の幅を有する帯状の領域であ
    ることを特徴とする請求項9記載の面光源装置用導光
    体。
  11. 【請求項11】 前記第2の領域の平均傾斜角が0.5
    〜18°であることを特徴とする請求項9または10に
    記載の面光源装置用導光体。
  12. 【請求項12】 前記第2の領域の平均傾斜角θaCと
    前記他の部分の平均傾斜角θaBの比(θaC/θa
    B)が1より大きく4以下であることを特徴とする請求
    項9〜11のいずれかに記載の面光源装置用導光体。
  13. 【請求項13】 前記第2の領域と前記他の部分との境
    界部に、平均傾斜角が前記第2の領域より小さく前記他
    の部分より大きい第2の中間領域が形成されていること
    を特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の面光源
    装置用導光体。
  14. 【請求項14】 前記他の部分の平均傾斜角が略均一で
    あることを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記
    載の面光源装置用導光体。
  15. 【請求項15】 前記第1の領域および前記第2の領域
    が前記導光体の同じ主面に形成されていることを特徴と
    する請求項10〜14のいずれかに記載の面光源装置用
    導光体。
  16. 【請求項16】 前記第1の領域が前記導光体の光出射
    面およびその裏面のいずれか一方の主面に形成され、前
    記第2の領域が前記第1の領域が形成された主面と反対
    側の主面に形成されていることを特徴とする請求項10
    〜14のいずれかに記載の面光源装置用導光体。
  17. 【請求項17】 前記導光体の光出射面およびその裏面
    の少なくとも一方の主面に指向性光出射機構が形成され
    ていることを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記
    載の面光源装置用導光体。
  18. 【請求項18】 請求項1に記載の導光体の光入射面に
    対向して光源が配置されている面光源装置において、導
    光体の光入射面よりも光源の有効発光領域が短いことを
    特徴とする面光源装置。
  19. 【請求項19】 前記導光体の第1の領域が、光入射面
    側の端縁方向において角から前記光源の非発光領域端部
    に対応する位置の±3mmまでであることを特徴とする
    請求項18記載の面光源装置。
  20. 【請求項20】 請求項2〜17に記載の導光体の光入
    射面に対向して光源が配置されている面光源装置におい
    て、導光体の光入射面よりも光源の有効発光領域が短い
    ことを特徴とする面光源装置。
  21. 【請求項21】 前記導光体の光出射面に光変角シート
    が載置されていることを特徴とする請求項18〜20の
    いずれかに記載の面光源装置。
  22. 【請求項22】 前記光変角シートが、その少なくとも
    一方の主面に多数のプリズム列が並列して形成されてな
    るプリズムシートであることを特徴とする請求項21記
    載の面光源装置。
  23. 【請求項23】 導光体の対向する2つの主面の少なく
    とも一方の主面に相当する金型の全面を粗面化した後、
    対向する2つの主面の少なくとも一方の主面に相当する
    金型の光入射面の側端面側に位置する少なくとも一方の
    角部近傍に相当する部分を除いた領域を遮蔽部材で覆っ
    た状態で該角部近傍に相当する部分を粗面化した金型を
    用いて透光性板状体を成形することを特徴とする面光源
    装置用導光体の製造方法。
  24. 【請求項24】 導光体の対向する2つの主面の少なく
    とも一方の主面に相当する金型の光入射面となる側端面
    近傍に相当する部分を除いた領域を遮蔽部材で覆った状
    態で該側端面近傍に相当する部分を粗面化することを特
    徴とする請求項23記載の面光源装置用導光体の製造方
    法。
  25. 【請求項25】 金型の前記側端面近傍に相当する部分
    の粗面化を行った後、金型の前記角部近傍に相当する部
    分の粗面化を行うことを特徴とする請求項24記載の面
    光源装置用導光体の製造方法。
  26. 【請求項26】 前記遮蔽部材を金型表面から離して設
    置することを特徴とする請求項23〜25のいずれかに
    記載の面光源装置用導光体の製造方法。
  27. 【請求項27】 前記遮蔽部材を金型表面から5〜15
    0mm離して設置することを特徴とする請求項26記載
    の面光源装置用導光体の製造方法。
  28. 【請求項28】 前記金型の粗面化が微粒子によるブラ
    スト処理によって施されることを特徴とする請求項23
    〜27のいずれかに記載の面光源装置用導光体の製造方
    法。
  29. 【請求項29】 前記金型の粗面化がエッチング処理に
    よって施されることを特徴とする請求項23〜27のい
    ずれかに記載の面光源装置用導光体の製造方法。
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