JP2002257016A - 車両用のエンジン始動装置 - Google Patents

車両用のエンジン始動装置

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JP2002257016A
JP2002257016A JP2001048747A JP2001048747A JP2002257016A JP 2002257016 A JP2002257016 A JP 2002257016A JP 2001048747 A JP2001048747 A JP 2001048747A JP 2001048747 A JP2001048747 A JP 2001048747A JP 2002257016 A JP2002257016 A JP 2002257016A
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engine
crankshaft
clutch
pinion gear
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JP2001048747A
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Masashi Tanaka
正志 田中
Mikihiro Takano
幹広 高野
Nobuyuki Hiramatsu
伸行 平松
Takashi Aoki
青木  隆
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランクシャフトを支持する軸受の寿命を延
ばすことができるとともに、エンジンの始動性を向上さ
せることができる車両用のエンジン始動装置を提供す
る。 【解決手段】 クランクシャフト12がスラスト軸受1
1bにより支持され、クラッチ20の遮断により前向き
のスラスト力F0がクランクシャフト12に作用する車
両用のエンジン始動装置1は、ヘリカルギヤで構成され
たピニオンギヤ5を、リングギヤ7に噛み合わせること
により、エンジン10を始動する。2つのギヤの歯5
a,7aのねじれの方向は、エンジン10の始動時にピ
ニオンギヤ5がリングギヤ7に噛み合った状態でこれを
回転駆動しているときに、後ろ向きのスラスト力F41
がリングギヤ7に作用するように設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、始動モータに接続
された駆動ギヤがエンジンのクランクシャフトに接続さ
れた被駆動ギヤに噛み合うことでエンジンを始動する車
両用のエンジン始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のエンジン始動装置とし
て、例えば特開2000−274337号公報に記載さ
れたものが知られている。このエンジン始動装置は、ヘ
リカルギヤで構成され、エンジンのクランクシャフトと
一体のリングギヤと、始動モータと、始動モータの回転
軸の先端部に一体に設けられ、リングギヤと噛み合い可
能なヘリカルギヤで構成されたピニオンギヤとを備えて
いる。この始動モータは、その回転軸をリングギヤに向
かって突出させるための電磁コイルなどを内蔵してお
り、これにより、ピニオンギヤをリングギヤに噛み合わ
せる。さらに、リングギヤは、クラッチを介して手動変
速機に接続されている。
【0003】このエンジン始動装置では、エンジンの始
動時、始動モータが起動されることより、ピニオンギヤ
が、回転軸と一体に回転しながらリングギヤに向かって
突出し、これに噛み合う。その際、ピニオンギヤには、
これをリングギヤに引き込む向きのスラスト力が発生す
る。これは、ピニオンギヤおよびリングギヤの歯のねじ
れが、そのようなスラスト力が発生する向きに設定され
ているためである。その結果、ピニオンギヤおよびリン
グギヤが互いに確実に噛み合った状態で、始動モータの
回転力がピニオンギヤおよびリングギヤを介してクラン
クシャフトに伝達され、エンジンが始動する。
【0004】また、手動変速機付きの従来の車両とし
て、例えば特開平5−71595号公報に記載されたも
のが知られている。この車両は、エンジンと手動変速機
の間を接続・遮断するクラッチと、このクラッチを駆動
するためのレリーズフォークなどを備えている。このク
ラッチは、クランクシャフトに固定されたフライホイー
ルと、このフライホイールに固定されたクラッチカバー
と、このクラッチカバーに支持されたダイアフラムスプ
リングなどで構成されている。この車両では、変速動作
の際、クラッチペダルなどが操作されると、これに伴い
レリーズフォークによりクラッチのダイアフラムスプリ
ングがエンジン側に押圧され、弾性変形する。これによ
って、クラッチが遮断されることで、手動変速機のシフ
ト操作が可能になる。この場合、ダイアフラムスプリン
グに作用した押圧力は、フライホイールを介してエンジ
ン側に向かうスラスト力としてクランクシャフトに伝達
される。
【0005】さらに、エンジンのクランクシャフトを支
持する軸受装置として、例えば特開平7−71595号
公報に記載されたものが知られている。この軸受装置
は、2つのスラスト軸受およびジャーナル軸受などで構
成されている。各スラスト軸受は、シリンダブロックの
クランクジャーナル支持壁およびベアリングキャップの
側面に形成された摺動面と、クランクシャフトのバラン
スウェイトに形成された摺動面との間に配置されてい
る。クランクシャフトは、スラスト軸受によりスラスト
方向に支持されている。さらに、各軸受、クランクジャ
ーナルおよびバランスウェイトには、互いの間に潤滑油
が供給されるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のエンジン始
動装置に上記従来の軸受装置を適用した場合には、以下
のような問題が発生する。すなわち、従来のエンジン始
動装置では、前述したように、エンジンの始動時、ピニ
オンギヤおよびリングギヤが噛み合う際に、ピニオンギ
ヤにはこれをリングギヤに引き込む向きのスラスト力が
発生するので、このスラスト力の反力によりリングギヤ
がエンジン側に押圧されることによって、クランクシャ
フトに対して手動変速機側からエンジン側に向かうスラ
スト力が作用する。したがって、このようなスラスト力
がエンジンを始動するごとにスラスト軸受に作用するこ
とにより、その寿命が短くなってしまう。これに加え
て、従来の車両のように、変速動作時のクラッチ操作に
より同じ向きのスラスト力がクランクシャフトに作用す
る場合には、その分の負荷がスラスト軸受にさらに加わ
ることにより、その寿命がさらに短くなってしまう。さ
らに、スラスト力がクランクシャフトに以上のように作
用すると、スラスト軸受が各摺動面側に押圧されること
により、クランクジャーナル支持壁、ベアリングキャッ
プおよびバランスウェイトとの間の潤滑油による潤滑作
用が低下する。そのため、クランクシャフトの回転抵抗
が大きくなることで、エンジンの始動性が悪化する。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、クランクシャフトを支持する軸受の寿命を
延ばすことができるとともに、エンジンの始動性を向上
させることができる車両用のエンジン始動装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、エンジン10のクランクシ
ャフト12が軸受(スラスト軸受12b)によりスラス
ト方向に支持され、クランクシャフト12と有段の変速
機(手動変速機30)の間がクラッチ20により接続・
遮断されるとともに、クラッチ20により所定の向き
(前向き)のスラスト力F0がクランクシャフト12に
作用した状態でクラッチ20が遮断される車両におい
て、エンジン10を始動する車両用のエンジン始動装置
1であって、ヘリカルギヤで構成され、クランクシャフ
ト12と連動して回転し且つ互いに同じ向きのスラスト
力が作用するようにクランクシャフト12に接続された
被駆動ギヤ(リングギヤ7)と、ヘリカルギヤで構成さ
れ、エンジン10の始動時に被駆動ギヤ(リングギヤ
7)に噛み合う駆動ギヤ(ピニオンギヤ5)と、駆動ギ
ヤ(ピニオンギヤ5)に接続され、エンジン10の始動
時に駆動ギヤ(ピニオンギヤ5)を介して被駆動ギヤ
(リングギヤ7)を回転駆動する始動モータ3と、を備
え、エンジン10の始動時に始動モータ3により被駆動
ギヤ(リングギヤ7)が回転駆動されているときに所定
の向きと逆向きのスラスト力(分力F41)が被駆動ギ
ヤ(リングギヤ7)に作用するように、駆動ギヤ(ピニ
オンギヤ5)および被駆動ギヤ(リングギヤ7)の歯5
a,7aのねじれの方向が設定されていることを特徴と
する。
【0009】この請求項1の車両用のエンジン始動装置
によれば、エンジンの始動時に、始動モータより駆動ギ
ヤを介して被駆動ギヤが回転駆動され、これにより、始
動モータの動力が駆動ギヤおよび被駆動ギヤを介してエ
ンジンのクランクシャフトに伝達されることによって、
エンジンが始動する。この車両では、エンジンの始動時
に、クラッチによる所定の向きのスラスト力がクランク
シャフトに作用した状態で、クラッチが遮断される。一
方、このような車両では、エンジンの始動時に、クラッ
チにより変速機とクランクシャフトとの間が遮断される
のが通常である。これに対して、このエンジン始動装置
では、被駆動ギヤおよび駆動ギヤの歯のねじれの方向の
設定により、駆動ギヤが被駆動ギヤを駆動しているとき
に、クラッチによるスラスト力の上記所定の向きと逆向
きのスラスト力が被駆動ギヤに作用するので、この逆向
きのスラスト力により、クランクシャフトに加えられる
クラッチによるスラスト力を打ち消すことができる。そ
の結果、クランクシャフトをスラスト方向に支持する軸
受に対してエンジンの始動時に作用するスラスト力が低
減されることにより、軸受の寿命を延ばすことができる
とともに、クランクシャフトの回転抵抗を低減できるこ
とで、エンジンの始動性を向上させることができる。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
車両用のエンジン始動装置1において、駆動ギヤ(ピニ
オンギヤ5)は、被駆動ギヤ(リングギヤ7)に噛み合
う噛み合い位置と噛み合わない非噛み合い位置との間で
移動自在であるとともに、非噛み合い位置から噛み合い
位置への移動の向きが、所定の向き(前向き)と同じに
なるように構成されており、エンジン10の始動時に、
駆動ギヤ(ピニオンギヤ5)を噛み合い位置に駆動する
駆動手段(マグネットスイッチ6)をさらに備えている
ことを特徴とする。
【0011】この請求項2の車両用のエンジン始動装置
によれば、エンジンの始動時に、駆動ギヤは、駆動手段
により、噛み合い位置に駆動されることによって、被駆
動ギヤに噛み合うとともに、このように被駆動ギヤと噛
み合った状態で始動モータで駆動される。その際、上述
したように、クラッチが遮断状態にあるときに所定の向
きと逆向きのスラスト力が被駆動ギヤに作用すること
で、その反力として所定の向きのスラスト力が駆動ギヤ
に作用するとともに、駆動ギヤの噛み合い位置への移動
の向きが所定の向きと同じになるように構成されている
ので、この所定の向きのスラスト力が駆動ギヤを被駆動
ギヤに引き込むように作用する。これにより、駆動ギヤ
を被駆動ギヤに噛み合わせるための駆動手段の動力を低
減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の一実施形態に係る車両用のエンジン始動装置につい
て説明する。図1は、本実施形態のエンジン始動装置を
適用した車両のエンジン回りの概略構成を示す模式図で
あり、図3は、エンジン始動装置の一部を破断した側面
図である。両図において、図の左側および右側がそれぞ
れ、エンジン始動装置1および車両(図示せず)の前側
および後側に対応している。また、図3では、理解の容
易化のために断面部分のハッチングが省略されている
(後述する図4も同様)。
【0013】図1に示すように、エンジン10は、クラ
ッチ20を介して手動変速機30に接続されている。こ
のエンジン10は、シリンダブロック15(図2参照)
に設けられた4つの軸受装置11と、これら4つの軸受
装置11により回転自在に支持されたクランクシャフト
12とを備えている。
【0014】図2に示すように、各軸受装置11は、ジ
ャーナル軸受11aおよび2つのスラスト軸受11b,
11bなどで構成されている。このジャーナル軸受11
aは、円筒状のものであり、シリンダブロック15のク
ランクジャーナル支持壁15aとベアリングキャップ1
6とにより上下方向から挟持されることによって、シリ
ンダブロック15に取り付けられている。このジャーナ
ル軸受11aには、クランクシャフト12のクランクジ
ャーナル12aが嵌合している。また、各スラスト軸受
11b(軸受)は、リング状のものであり、クランクジ
ャーナル支持壁15aおよびベアリングキャップ16の
側面に形成された摺動面と、クランクシャフト12のバ
ランスウェイト12bの内面に形成された摺動面との間
に配置され、これらの摺動面に対して相対的に摺動可能
に設けられている。さらに、軸受11a,11b、クラ
ンクジャーナル12aおよびバランスウェイト12bに
は、互いの間に潤滑油が供給されるように構成されてい
る。
【0015】以上のように、クランクシャフト12は、
スラスト軸受11bによりスラスト方向に支持され、ジ
ャーナル軸受11aにより半径方向に支持されている。
【0016】また、クランクシャフト12の後端部に
は、フライホイール13がボルト14を介して固定され
ている(図4参照)。このフライホイール13の外周面
には、これに沿ってリングギヤ7(被駆動ギヤ)が一体
に形成されており、このリングギヤ7は、ヘリカルギヤ
で構成されている。
【0017】一方、エンジン始動装置1は、後述するよ
うに、飛び込み式のものであり、エンジン10の始動時
(以下、単に「始動時」という)には、ピニオンギヤ5
(駆動ギヤ)を前方に移動させ、リングギヤ7に噛み合
わせるとともに、この状態で、始動モータ3でクランク
シャフト12を回転駆動することにより、エンジン10
が始動される。
【0018】このエンジン始動装置1は、ケーシング2
と、ケーシング2に取り付けられた始動モータ3と、こ
の始動モータ3に接続された減速機構4と、この減速機
構4の出力軸4a上に前後方向に移動自在に設けられた
上記ピニオンギヤ5と、このピニオンギヤ5を前後方向
に駆動するマグネットスイッチ6と、上記リングギヤ7
などで構成されている。
【0019】この始動モータ3は、電気モータで構成さ
れ、始動時には、図示しない制御装置から供給される駆
動電力により駆動される。また、減速機構4は、減速機
能とワンウェイクラッチ機能を兼ね備えたウェッジロー
ラ式のものであり、始動モータ3がエンジン10を始動
させる方向に回転する場合のみ、その回転を減速した状
態で出力軸4aから出力する一方、始動モータ3が上記
と逆方向に相対的に回転する場合には、始動モータ3と
出力軸4aとの間での回転の伝達を遮断する。
【0020】また、出力軸4aは、前方に突出するとと
もに、ケーシング2の軸受穴2aおよび針状ころ軸受2
bなどによって回転自在に支持されている。この出力軸
4aには、針状ころ軸受2bよりも前側の部分に図示し
ないヘリカルスプラインが形成されている。
【0021】さらに、出力軸4aには、ピニオンギヤ5
が嵌合している。このピニオンギヤ5は、その前部がギ
ヤ部5bに、後部が円筒状の被駆動部5cになってお
り、これらを一体に形成したものである。このギヤ部5
bは、前記リングギヤ7に噛み合うヘリカルギヤで構成
されており、その歯5aおよびリングギヤ7の歯7aの
ねじれの方向は、以下のように設定されている。すなわ
ち、始動時にピニオンギヤ5およびリングギヤ7が噛み
合っている状態で、始動モータ3によりリングギヤ7が
回転駆動されるときに、ピニオンギヤ5をリングギヤ7
に引き込む向き(前向き)の力がピニオンギヤ5に作用
するとともに、エンジン10の始動後にエンジン10に
よりピニオンギヤ5が回転駆動されるときに、ピニオン
ギヤ5をリングギヤ7から押し出す向き(後ろ向き)の
力がピニオンギヤ5に作用するように設定されている。
これらの力が発生する原理については後述する。
【0022】また、被駆動部5cの後半部は、前半部よ
りも小径に形成されており、その内周面には、上記出力
軸4aのヘリカルスプラインと噛み合う図示しないヘリ
カルスプラインが形成されている。これらのヘリカルス
プラインの歯のねじれの方向も、始動時に始動モータ3
によりピニオンギヤ5が回転駆動されるときに、ピニオ
ンギヤ5をリングギヤ7に引き込む向きの力がピニオン
ギヤ5に作用するように設定されている。また、ピニオ
ンギヤ5は、これらのスプライン同士の噛み合いによ
り、図1に実線で示す非噛み合い位置と、2点鎖線で示
す噛み合い位置との間で、回転しながら前後方向に移動
可能であり、前方に移動する際には、出力軸4aの回転
方向と逆方向に相対的に回転する。
【0023】一方、マグネットスイッチ6(駆動手段)
は、ケーシング2の上端部に取り付けられたスイッチ本
体6aと、このスイッチ本体6aに対して前後方向に移
動可能なプランジャ6bと、このプランジャ6bの前端
部とピニオンギヤ5の被駆動部5bを連結するアーム6
cなどで構成されている。スイッチ本体6a内には、コ
イルばねおよびソレノイド(いずれも図示せず)などが
設けられており、これらの構成により、プランジャ6b
は、マグネットスイッチ6に電力が供給されていないと
きには、図1に示すスイッチ本体6aから突出する位置
に保持され、電力が供給されているときには、ソレノイ
ドの吸引力によりスイッチ本体6a内に引き込まれる。
アーム6cは、このプランジャ6bの引き込みに伴って
回動し、それにより、ピニオンギヤ5が非噛み合い位置
から噛み合い位置に駆動される。
【0024】一方、クラッチ20は、図4に示すよう
に、フライホイール13の背面側に取り付けられたクラ
ッチカバー21と、このクラッチカバー21とフライホ
イール13との間に収容されたプレッシャディスク22
およびフリクションディスク23と、ドーナッツ板状の
ダイアフラムスプリング24と、ダイアフラムスプリン
グ24を弾性変形させるためのレリーズベアリング25
などで構成されている。
【0025】このダイアフラムスプリング24は、その
外周縁部よりも半径方向の内寄りの部分がクラッチカバ
ー21により支持されているとともに、常時は外周縁部
がプレッシャディスク22に背面側から当接することに
より、これを前方に付勢している。また、ダイアフラム
スプリング24は、その内周縁部がレリーズベアリング
25により前方に押圧されることによって、図4に2点
鎖線で示すように内周縁部が前方に突出するように弾性
変形する。
【0026】プレッシャディスク22は、ダイアフラム
スプリング24の前向きの付勢力により、常時はフライ
ホイール13との間にフリクションディスク23のフェ
ーシング部23aを挟持しているとともに、ダイアフラ
ムスプリング24が上記のように弾性変形したときに、
フリクションディスク23を解放する。また、プレッシ
ャディスク22は、ストラッププレート22aおよび図
示しないボルトを介してクラッチカバー21に固定され
ており、これにより、クラッチカバー21に対して相対
的に回転不能になっている。
【0027】また、フリクションディスク23は、手動
変速機30のメインシャフト31の前端部に固定されて
おり、上述したように、フェーシング部23aがプレッ
シャディスク22とフライホイール13との間に挟持さ
れている。以上により、クラッチ20は、クランクシャ
フト12とメインシャフト31の間を常時は接続してい
るとともに、ダイアフラムスプリング24の弾性変形に
よりフリクションディスク23が解放されたときに、ク
ランクシャフト12とメインシャフト31の間を遮断す
る。
【0028】一方、レリーズベアリング25は、メイン
シャフト31上に前後方向に摺動自在に設けられてお
り、常時はその前端部がダイアフラムスプリング24の
内周縁部に後方から当接するとともに、後端部がレリー
ズフォーク26に当接した状態に保持されている。この
レリーズフォーク26は、図示しないクラッチペダルに
接続されており、運転者によりクラッチペダルが踏まれ
たときに、レリーズベアリング25を前方に押圧し、移
動させることにより、ダイアフラムスプリング24を弾
性変形させる。これにより、クラッチ20が遮断され
る。また、ダイアフラムスプリング24を弾性変形させ
たレリーズベアリング25の押圧力は、クラッチカバー
21およびフライホイール13を介してクランクシャフ
ト12に伝達され、前向きのスラスト力F0(所定の向
きのスラスト力)としてこれに作用する。
【0029】以下、エンジン始動装置1の動作について
説明する。本実施形態のような手動変速機30付きの車
両では、始動時、イグニッションキー操作が行われる前
に、運転者によりクラッチペダルが踏まれるのが通常で
あるので、その場合の動作について説明する。まず、ク
ラッチペダルが踏まれると、レリーズフォーク26の押
圧力によりレリーズベアリング25が前方に移動し、ダ
イアフラムスプリング24を図4に2点鎖線で示すよう
に弾性変形させる。これにより、プレッシャディスク2
2およびフライホイール13による挟持が解かれ、フリ
クションディスク23が解放されることによって、クラ
ッチ20が遮断される。その際、レリーズフォーク26
の押圧力は、ダイアフラムスプリング24を支持するク
ラッチカバー21およびフライホイール13を介して、
前向きのスラスト力F0としてクランクシャフト12に
作用する。
【0030】このようにクラッチ20が遮断されている
状態で、イグニッションキー操作が行われると、駆動電
力が制御装置からマグネットスイッチ6および始動モー
タ3にほぼ同時に供給され、これらが起動する。まず、
始動モータ3側の動作について説明すると、始動モータ
3の起動によりその動力が減速機構4を介してピニオン
ギヤ5に伝達される。その際、ピニオンギヤ5のヘリカ
ルスプラインおよび減速機構4の出力軸4aのヘリカル
スプラインの歯のねじれの方向が前述したように設定さ
れていることにより、前向きの力がピニオンギヤ5に作
用する。
【0031】一方、マグネットスイッチ6が駆動される
と、そのアーム6cによりピニオンギヤ5が前方に押圧
される。これにより、ピニオンギヤ5は、前述したヘリ
カルスプラインの歯のねじれの方向により出力軸4aの
回転方向と逆向きに相対的に回転することで、出力軸4
aよりも若干、減速された状態でこれと同一方向に回転
しながら前方に移動し、リングギヤ7と噛み合う。この
場合、そのように出力軸4aよりも若干、減速されるこ
とにより、ピニオンギヤ5は、リングギヤ7と円滑に噛
み合い始める。その際、ピニオンギヤ5には、マグネッ
トスイッチ6の押圧力が前向きに作用するのに加えて、
以下に述べるように、両ギヤ5,7の歯5a,7aのね
じれの方向の設定により、ピニオンギヤ5の回転に伴っ
てこれをリングギヤ7に引き込むような前向きの力が作
用する。これらの力により、ピニオンギヤ5は、噛み合
い位置まで移動する。
【0032】以下、この前向きの力がピニオンギヤ5に
作用する原理について、図5を参照しながら説明する。
図5(a)に示すように、ピニオンギヤ5がリングギヤ
7を駆動しているときには、始動モータ3の動力に起因
する力F1がピニオンギヤ5の歯5aに作用する。この
力F1は、リングギヤ7の歯7aとの当接面に沿う前向
きの分力F2と、リングギヤ7の歯7aをその回転方向
に押す分力F3とに分解される。この分力F2により、
ピニオンギヤ5がリングギヤ7に引き込まれる。
【0033】その際、分力F2の反力F4がリングギヤ
7の歯7aに作用する。この反力F4は、図5(b)に
示すように、後ろ向きの分力F41と、ピニオンギヤ5
の回転方向と逆向きの分力F42とに分解される。この
後ろ向きの分力F41(所定の向きと逆向きのスラスト
力)は、後ろ向きのスラスト力としてクランクシャフト
12に作用し、前述したクラッチ20の遮断によりクラ
ンクシャフト12に作用する前向きのスラスト力F0を
打ち消す。
【0034】以上のように、ピニオンギヤ5がリングギ
ヤ7に噛み合った状態で、始動モータ3によりクランク
シャフト12が回転駆動されることによって、エンジン
10が始動する。そして、エンジン10の始動後、その
回転上昇により、エンジン10の動力で駆動されるピニ
オンギヤ5の回転数が、始動モータ3の回転を減速機構
4で減速した後の回転数よりも大きくなると、減速機構
4のワンウェイクラッチ作用により、ピニオンギヤ5と
始動モータ3の間が遮断される。これにより、エンジン
10で駆動されることによる始動モータ3の過回転が防
止される。
【0035】このようにエンジン10の回転が上昇する
と、制御装置によりマグネットスイッチ6への電力供給
が停止されることによって、マグネットスイッチ6によ
りピニオンギヤ5がリングギヤ7から抜けるように後ろ
向きに引っ張られる。これに加えて、以下に述べるよう
に、ピニオンギヤ5には、両ギヤ5,7の歯5a,7a
のねじれの方向の設定により、リングギヤ7の回転に伴
ってピニオンギヤ5をリングギヤ7から押し出すような
後ろ向きの力が作用する。
【0036】この後ろ向きの力は、上述した原理に従
い、上記とは逆にピニオンギヤ5がリングギヤ7で駆動
されることにより、発生するものである。すなわち、図
6(a)に示すように、リングギヤ7がピニオンギヤ5
を駆動しているときには、エンジン10の動力に起因す
る力F5がリングギヤ7の歯7aに作用する。この力F
5は、ピニオンギヤ5の歯5aとの当接面に沿う前向き
の分力F6と、ピニオンギヤ5の歯5aを回転方向に押
す分力F7とに分解される。その際、分力F6の反力F
8がピニオンギヤ5の歯5aに作用する。
【0037】この反力F8は、図6(b)に示すよう
に、後ろ向きの分力F81と、リングギヤ7の回転方向
と逆向きの分力F82とに分解される。上記マグネット
スイッチ6による引き抜き力に加えて、この後ろ向きの
分力F81が作用することにより、ピニオンギヤ5がリ
ングギヤ7から外れる。
【0038】以上のように、本実施形態の車両では、始
動時、クラッチ20が遮断されているときに、前向きの
スラスト力F0がクランクシャフト12に作用する。一
方、エンジン始動装置1では、ピニオンギヤ5およびリ
ングギヤ7の歯5a,7aのねじれの方向の設定によ
り、両ギヤ5,7が噛み合った状態で、始動モータ3に
よりリングギヤ7が駆動されているときに、リングギヤ
7に作用する後ろ向きの力F4の分力F41が、後ろ向
きのスラスト力としてクランクシャフト12に作用す
る。したがって、この後ろ向きの分力F41により、ク
ランクシャフト12に作用するクラッチ20による前向
きのスラスト力F0を打ち消すことができる。その結
果、始動時にスラスト軸受11bに作用するスラスト力
が低減されることにより、スラスト軸受11bの寿命を
延ばすことができる。これに加えて、スラスト軸受11
bと、クランクジャーナル支持壁15a、ベアリングキ
ャップ16およびバランスウェイト12bとの間の潤滑
油による潤滑作用を良好な状態に維持できることで、ク
ランクシャフト12の回転抵抗を低減できることによ
り、エンジン10の始動性を向上させることができる。
【0039】また、始動時、ピニオンギヤ5には、始動
モータ3でリングギヤ7が駆動されているときに前向き
の力F2が、エンジン10でピニオンギヤ5が駆動され
ているときに後ろ向きの力F8がそれぞれ作用する。こ
れにより、ピニオンギヤ5をリングギヤ7に飛び込ませ
るときおよびリングギヤ7から引き抜くときに必要なマ
グネットスイッチ6の駆動力を低減することができる。
その結果、マグネットスイッチ6の小型化を図ることが
できる。
【0040】なお、本発明のエンジン始動装置は、実施
形態の飛び込み式のものに限らず、ピニオンギヤとリン
グギヤが常に噛み合うタイプのものにも適用可能であ
る。また、実施形態は、リングギヤ7がクランクシャフ
ト12に直接、接続された例であるが、リングギヤ7を
他の部品を介してクランクシャフト12に間接的に接続
してもよい。また、エンジン10の回転方向、ピニオン
ギヤ5のリングギヤ7への飛び込み方向、および2つの
ギヤ5,7の歯のねじれの方向の設定は、実施形態の例
に限らず、前述したように、クラッチ20の遮断中にク
ランクシャフト12に作用するスラスト力を打ち消すこ
とができるものであればよい。また、クラッチ20は、
実施形態のプッシュ式のものに限らず、プル式のものを
用いてもよい。
【0041】また、始動モータ3は、実施形態の電気モ
ータに限らず、回転駆動されるものであればよく、例え
ば油圧モータなどでもよい。また、ピニオンギヤ5を駆
動するための駆動手段は、実施形態のマグネットスイッ
チ6に限らず、油圧アクチュエータなどのピニオンギヤ
5を駆動可能なものであればよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明のエンジン始動装
置によれば、クランクシャフトを支持する軸受の寿命を
延ばすことができるとともに、エンジンの始動性を向上
させることができる車両用のエンジン始動装置を提供す
ることを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るエンジン始動装置を
適用した車両のエンジン周辺の概略構成を示す模式図で
ある。
【図2】軸受装置周辺の概略構成を示す一部を破断した
側面図である。
【図3】エンジン始動装置の概略構成を示す一部を破断
した側面図である。
【図4】車両のクラッチの構成を示す断面図である。
【図5】リングギヤが、ピニオンギヤに噛み合った状態
で始動モータにより回転駆動されている際に、その回転
により2つのギヤの歯に作用する力を示す説明図であ
る。
【図6】ピニオンギヤが、リングギヤに噛み合った状態
でエンジンにより回転駆動されている際に、その回転に
より2つのギヤの歯に作用する力を示す説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン始動装置 3 始動モータ 5 ピニオンギヤ(駆動ギヤ) 5a 歯(駆動ギヤの歯) 6 マグネットスイッチ(駆動手段) 7 リングギヤ(被駆動ギヤ) 7a リングギヤの歯(被駆動ギヤの歯) 10 エンジン 11b スラスト軸受(軸受) 12 クランクシャフト 20 クラッチ 30 手動変速機(変速機) F0 前向きのスラスト力(所定の向きのスラスト
力) F41 分力(所定の向きと逆向きのスラスト力)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平松 伸行 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 青木 隆 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのクランクシャフトが軸受によ
    りスラスト方向に支持され、当該クランクシャフトと有
    段の変速機の間がクラッチにより接続・遮断されるとと
    もに、当該クラッチにより所定の向きのスラスト力が前
    記クランクシャフトに作用した状態で前記クラッチが遮
    断される車両において、前記エンジンを始動する車両用
    のエンジン始動装置であって、 ヘリカルギヤで構成され、前記クランクシャフトと連動
    して回転し且つ互いに同じ向きのスラスト力が作用する
    ように前記クランクシャフトに接続された被駆動ギヤ
    と、 ヘリカルギヤで構成され、前記エンジンの始動時に前記
    被駆動ギヤに噛み合う駆動ギヤと、 当該駆動ギヤに接続され、前記エンジンの始動時に前記
    駆動ギヤを介して前記被駆動ギヤを回転駆動する始動モ
    ータと、 を備え、 前記エンジンの始動時に前記始動モータにより前記被駆
    動ギヤが回転駆動されているときに前記所定の向きと逆
    向きのスラスト力が前記被駆動ギヤに作用するように、
    前記駆動ギヤおよび前記被駆動ギヤの歯のねじれの方向
    が設定されていることを特徴とする車両用のエンジン始
    動装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動ギヤは、前記被駆動ギヤに噛み
    合う噛み合い位置と噛み合わない非噛み合い位置との間
    で移動自在であるとともに、当該非噛み合い位置から前
    記噛み合い位置への移動の向きが、前記所定の向きと同
    じになるように構成されており、 前記エンジンの始動時に、前記駆動ギヤを前記噛み合い
    位置に駆動する駆動手段をさらに備えていることを特徴
    とする請求項1に記載の車両用のエンジン始動装置。
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