JP2002255975A - ヒドロシリル化方法 - Google Patents

ヒドロシリル化方法

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JP2002255975A JP2001055187A JP2001055187A JP2002255975A JP 2002255975 A JP2002255975 A JP 2002255975A JP 2001055187 A JP2001055187 A JP 2001055187A JP 2001055187 A JP2001055187 A JP 2001055187A JP 2002255975 A JP2002255975 A JP 2002255975A
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守 立川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 二重結合への付加反応においてβ付加物の生
成割合を向上させ、また副生物が生成する場合は主生成
物の生成割合を向上させるヒドロシリル化方法を提供す
る。 【解決手段】 c)一般式HSiR13 3の化合物とd)
不飽和炭化水素基含有化合物のヒドロシリル化反応を、
a)一般式HR2 Si−R1 −R2−Z(R1は−O−,
−NR3−;R2は−CR78−;Zは−C≡CHR9
−R10C=CHR9,−R11 HCOR12 ,−C43
3,R9〜R11はH、C1〜8の炭化水素基またはSi
456(R4〜R5はHまたはC1〜3のアルキル
基);R12はC1〜3の2価の炭化水素基;R13はC1
〜18の炭化水素基、C1〜18のハロゲン化炭化水素
基、C1〜6のアルコキシ基、C6〜10のアリ−ロキ
シ基、Cl、シロキシ基またはシロキサノキシ基。)の
ケイ素化合物とb)白金触媒の両方の存在下に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、白金触媒存在下で
の不飽和炭化水素基含有化合物と所定のヒドロシリル化
化合物(水素原子がケイ素原子に直接結合した構造を有
するヒドロシリル化合物)とのヒドロシリル化反応に関
する。
【0002】
【従来の技術】白金触媒を用いるヒドロシリル化反応は
シリコーン工業、特に有機変性シリコーンならびにシラ
ンカップリング剤の製造には特に重要な技術であり、製
造技術の効率化のための種々の触媒、添加物あるいは反
応方法が提案されている。これらの提案は反応速度の改
善に関するものであったり、あるいは反応選択性の改良
であったりする。
【0003】反応速度の改善方法としては、酸素の添加
(米国特許No.5,359,111)、アセチレンア
ルコールの添加(米国特許No.5,449,80
2)、ナフチルケトン類の添加(Chem. Eur. J. 1998,
4. No. 10, p.2008-2017)イオウの添加(特開平11−
80167号公報)等が提案されており、反応選択性の
改良のためには、ホスフィンあるいはホスファイト化合
物の添加(特開平9−157276号公報)、アミン類
の添加(特開平9−192494号公報)、ジエン化合
物の添加(米国特許第5,563,287号、同第5,
567,848号)等が提案されている。これらの方法
は、特定の不飽和化合物、特定のヒドロシシラン化合物
あるいは特定の組み合わせの反応に対してのみ有効な手
法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、白金触媒存
在下での不飽和炭化水素基含有化合物と所定のヒドロシ
リル化合物(水素原子がケイ素原子に直接結合した構造
を有するヒドロシリル化合物)とのヒドロシリル化反応
に関するものであり、その目的は次にある。 1)通常、−C=C−の二重結合において、β付加(末
端炭素原子へのシリル基の付加)とα付加(末端炭素原
子の隣の炭素原子へのシリル基の付加)の両反応が生じ
うる不飽和炭化水素基含有化合物を使用した場合にあっ
ては、β付加によるβ付加物の生成割合をより向上させ
ることを目的とする。
【0005】2)通常、α付加が実質的に生じない不飽
和炭化水素基含有化合物であって、−C=C−の二重結
合への付加反応より生成する主生成物とそれ以外の反応
により生じる副生物が生成する不飽和炭化水素基含有化
合物を使用した場合にあっては、主生成物の生成割合を
より向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、白金触媒存在
下における、下記一般式(2)で表されるケイ素化合物
(c)と不飽和炭化水素基含有化合物(d)とのヒドロ
シリル化反応において、前記1)または2)の目的を、
下記一般式(1)で表される化合物(a)の使用により
解決したものである。即ち、本発明によれば、(a)下
記一般式(1): HR2 Si−R1 −R2 −Z (1) 〔式中、Rはそれぞれ独立してハロゲン原子(F,C
l,BrまたはIから選ばれる)、炭素数1〜8のアル
キル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、または炭素数6
〜8のアリール基から選ばれ、
【0007】
【化5】
【0008】{これらの式中、R9 は水素原子、炭素数
1〜8の炭化水素基、−SiR456 (式中、R
4 、R5 、R6 は前記の通りである。)または−R2
1 −SiR2 H(式中、R、R1及びR2は前記の通り
である。)から選ばれるものであり、R10はR3 と同様
であり、R11はR3 と同様であり、R12は炭素数1〜3
の2価の炭化水素基である。}である。〕で表される化
合物と、(b)白金触媒の両方の存在下において、
(c)一般式(2):HSiR13 3(式中、R13はそれ
ぞれ独立して炭素数1〜18の炭化水素基、炭素数1〜
18のハロゲン化炭化水素基、炭素数1〜6のアルコキ
シ基、炭素数6〜10のアリーロキシ基、塩素原子、シ
ロキシ基またはシロキサノキシ基から選ばれる。)で表
されるケイ素化合物と、(d)不飽和炭化水素基含有化
合物とを反応させることを特徴とする不飽和炭化水素基
含有化合物のヒドロシリル化方法が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】一般式(1)であらわされる化合
物(a) 一般式(1)であらわされる化合物(a)としては、具
体的には、一般式(3)から(7)で表される骨格を有
する化合物から選ばれるものを好適に使用できる。
【0010】 HR2 SiNR3 CH2 CH=CHR9 (3) 〔式中、Rはそれぞれ独立にハロゲン原子(F,Cl,
BrまたはIから選ばれる。)、炭素数1〜6のアルコ
キシ基、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数6〜8のア
リール基から選ばれる置換基であり、R3 は水素原子、
炭素数1〜8の炭化水素基および−SiR456
(式中、R4 、R5 及びR6 は独立して水素原子、炭素
数1〜3のアルキル基から選ばれた置換基である。)か
ら選ばれる置換基であり、R9 は水素原子、炭素数1〜
8の炭化水素基、−SiR456 または−R 2 −R
1 −SiR2 H(これらの式中、R、R2、R4 、R5
及びR6 は前記のとおりであり、R1 は−O−または
【0011】
【化6】
【0012】から選ばれる。)から選ばれる。〕 HR2 SiOCR78 CR10=CHR9 (4) (式中、Rは前記と同じであり、R10はR3 と同様であ
り、R7 及びR8 は独立に炭素数1〜8の炭化水素基お
よび水素原子から選ばれる置換基であり、R9 は前記と
同じである。) HR2 SiOCR78 C≡CR9 (5) (式中、R 、R7 、R8 及びR9は前記と同じであ
る。)
【0013】
【化7】
【0014】
【化8】
【0015】で表される化合物の中から選ばれるもので
ある。 一般式(3):HR2 SiNR3 CH2 CH=CHR9
(アリルアミン誘導体のシリル化物)で表される化合物
としては、N−ジメチルシリルアリルアミン、N,N−
ビス(ジメチルシリル)アリルアミン、N−ジメチルシ
リル−N−トリメチルシリルアリルアミン、N−ジメチ
ルシリル−N−メチルアリルアミン、N−ジメチルシリ
ル−N−フェニルアリルアミン、N−ジメチルシリル−
N−ベンジルアリルアミン、N−メチルフェニルシリル
アリルアミン、N−メチルフェニルシリル−N−メチル
アリルアミンを例示できる。
【0016】一般式(4):HR2 SiOCR78
10=CHR9 (アルケノール誘導体のシリル化物)で
表される化合物の例としては、ジメチル(アリルオキ
シ)シラン、メチルフェニル(アリルオキシ)シラン、
メチルメトキシ(アリルオキシ)シラン、ジメトキシ
(アリルオキシ)シラン、ジクロロ(アリルオキシ)シ
ラン、ジメチル(メタリルオキシ)シラン、メチルフェ
ニル(メタリルオキシ)シラン、メチルメトキシ(メタ
リルオキシ)シラン、ジメトキシ(メタリルオキシ)シ
ラン、ジメチル(2−ブテニルオキシ)シラン、メチル
フェニル(2−ブテニルオキシ)シラン、メチルメトキ
シ(2−ブテニルオキシ)シラン、ジメトキシ(2−ブ
テニルオキシ)シラン、ジメチル(2−ヘキセニルオキ
シ)シラン、メチルフェニル(2−ヘキセニルオキシ)
シラン、メチルメトキシ(2−ヘキセニルオキシ)シラ
ン、メチルクロロ(2−ヘキセニルオキシ)シラン、ジ
メトキシ(2−ヘキセニルオキシ)シラン、ジメチル
(3−ブテニル−2−オキシ)シラン、メチルフェニル
(3−ブテニル−2−オキシ)シラン、メチルメトキシ
(3−ブテニル−2−オキシ)シラン、ジメトキシ(3
−ブテニル−2−オキシ)シランを例示できる。
【0017】一般式(5):HR2 SiOCR78
≡CR9 (アセチレンアルコール誘導体のシリル化物)
で表される化合物の例としては、ジメチル(プロパルギ
ルオキシ)シラン、メチルフェニル(プロパルギルオキ
シ)シラン、メチルメトキシ(プロパルギルオキシ)シ
ラン、ジメトキシ(プロパルギルオキシ)シラン、ジク
ロロ(プロパルギルオキシ)シラン、ジメチル(1−メ
チルプロパルギルオキシ)シラン、メチルフェニル(1
−メチルプロパルギルオキシ)シラン、メチルメトキシ
(1−メチルプロパルギルオキシ)シラン、ジメトキシ
(1−メチルプロパルギルオキシ)シラン、ジクロロ
(1−メチルプロパルギルオキシ)シラン、ジメチル
(2−メチル−3−ブチニル−2−オキシ)シラン、メ
チルフェニル(2−メチル−3−ブチニル−2−オキ
シ)シラン、メチルメトキシ(2−メチル−3−ブチニ
ル−2−オキシ)シラン、ジメトキシ(2−メチル−3
−ブチニル−2−オキシ)シラン、ジクロロ(2−メチ
ル−3−ブチニル−2−オキシ)シラン、ジメチル(2
−ブチニルオキシ)シラン、メチルフェニル(2−ブチ
ニルオキシ)シラン、メチルメトキシ(2−ブチニルオ
キシ)シラン、ジメトキシ(2−ブチニルオキシ)シラ
ン、ジクロロ(2−ブチニルオキシ)シランを例示でき
る。
【0018】一般式(6):HR2 SiOCH2HO
2 (エポキシアルコール誘導体のシリル化物)の例
としては(本書において、下線部はエポキシ基の存在を
示す)、ジメチル(グリシドキシ)シラン、メチルフェ
ニル(グリシドキシ)シラン、メチルメトキシ(グリシ
ドキシ)シラン、ジメトキシ(グリシドキシ)シランを
例示できる。
【0019】一般式(7):HR2 SiOCH24
3 O(フルフリルアルコール誘導体のシリル化物)の例
としては、ジメチル(フルフリルオキシ)シラン、メチ
ルフェニル(フルフリルオキシ)シラン、メチルメトキ
シ(フルフリルオキシ)シラン、ジメトキシ(フルフリ
ルオキシ)シラン、ジクロロ(フルフリルオキシ)シラ
ンを例示できる。
【0020】一般式(1)で表される化合物(a)は、
必ずしもこれを直接反応系に加る方法を用いなくても良
い。すなわち、反応系中で交換反応、付加反応等の反応
によって該ヒドロシリル化合物が生成し、これが、本発
明の効果を生じてもよい。一般式(1)で表される化合
物(a)の使用量は、反応基質たる、水素原子がケイ素
原子に直接結合した構造を有するケイ素化合物(c)と
不飽和炭化水素基含有化合物(d)の全重量に対して、
一般式(1)で表される化合物(a)を0.01重量%
から20重量%の範囲で用いることができる。これ以下
では一般に発明の効果が充分に発揮され難い。上限はか
ならずしも臨界的に定まるものではないが、該ヒドロシ
リル化合物を過剰に添加した場合、余剰のヒドロシリル
化合物による副反応の惹起等の問題が生じ兼ねない。
【0021】白金触媒(b) 本発明においてヒドロシリル化の触媒として用いる白金
触媒(b)は,具体的には、0価白金のオレフィン錯
体、0価白金のビニルシロキサン錯体、2価白金のオレ
フィン錯体ハロゲン化物、塩化白金酸、炭素担持白金、
シリカ担持白金等を例示することができるが、これら以
外の通常工業的に用いられるものならば特に限定されな
い。
【0022】ケイ素化合物(c) 本発明におけるケイ素化合物(c)は、下記の一般式
(2) HSiR13 3 (2) (式中、R13はそれぞれ独立に炭素数1〜18の炭化水
素基、炭素数1〜18のハロゲン化炭化水素基、炭素数
1〜6のアルコキシ基、炭素数6〜10のアリーロキシ
基、塩素原子、シロキシ基またはシロキサノキシ基から
選ばれる。)で示される化合物である。
【0023】一般式(2)中のR13が炭素数1〜18の
炭化水素基の場合、具体的には、アルキル基、アルケニ
ル基、アリール基、アルコキシ基およびアリーロキシ基
を挙げることができる。例えば、(i)炭素数1〜18
のアルキル基、例えばメチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、
n−ペンチル基、シクロヘキシル基、n−オクチル基、
ウンデシル基及びヘプタデシル基;(ii)炭素数2〜
18のアルケニル基、例えばプロペニル基及びブテニル
基;(iii)炭素数6〜18のアリール基、例えばフ
ェニル基を挙げることができる。
【0024】一般式(2)中のR13が炭素数1〜18の
ハロゲン化炭化水素基の場合、具体的には、ハロゲン化
アルキル基、ハロゲン化アリール基が挙げられる。例え
ば、(iv)炭素数1〜18のハロゲン化アルキル基
(ハロゲン原子としては、F,ClまたはBrであるの
がよい)、例えばクロロメチル基、フルオロメチル基及
び3,3,3−トリフルオロプロピル基;(v)炭素数
6〜10のハロゲン化アリール基(ハロゲン原子として
は、F,ClまたはBrであるのがよい)、例えばp−
クロロフェニル基を挙げることができる。
【0025】一般式(2)中のR13が炭素数1〜6のア
ルコキシ基の場合、具体的には、(vi)炭素数1〜6
のアルコキシ基、例えばメトキシ基、エトキシ基、n−
プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、n
−ペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基、シクロペ
ンチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基、2−メトキ
シエトキシ基及び2−エトキシエトキシ基を挙げること
ができる。
【0026】一般式(2)中のR13が炭素数6〜10の
アリーロキシ基の場合、(vii)炭素数6〜10のア
リーロキシ基、例えばフェノキシ基を挙げることができ
る。上記の化合物において、炭素数の範囲がここに規定
した範囲を超えると、反応性の面で実用性が低くなって
くる。一般式(2)中のR13がシロキシ基の場合の例と
しては、トリメチルシロキシ基、トリエチルシロキシ
基、フェニルジメチルシロキシ基、ジフェニルメチルシ
ロキシ基及び(3,3,3−トリフルオロプロピル)ジ
メチルシロキシ基を挙げることができる。
【0027】一般式(2)中のR13がシロキサノキシ基
の場合の例としては、主鎖がポリジメチルシロキサンの
構造をとり、末端がシロキシ基構造(例えばトリメチル
シロキシ基)をとるものや、末端が−SiH(CH3
(OC(=O)CH3 )で封鎖されたものが挙げられ
る。尚、実用的な反応速度を考慮すると、シロキサノキ
シ基のシロキサン単位の重合度(数平均重合度)は1,
000以下、より好ましくは500以下が望ましい。
【0028】収率や入手し易さを考慮すると、前記一般
式(2)において、R13は、独立に、炭素数1〜6のア
ルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、クロロ、シロ
キシ基またはシロキサノキシ基が好ましい。これらのう
ち、特に望ましいものとしてジメチルクロロシラン、メ
チルジクロロシラン、トリクロロシラン、ジメチルメト
キシシラン、メチルジメトキシシラン、トリメトキシシ
ラン、ジメチルエトキシシラン、メチルジエトキシシラ
ン、トリエトキシシラン、1,1,3,3−テトラメチ
ルジシロキサン、1,3,5,7−テトラメチルシクロ
テトラシロキサン、トリメチルシラン、トリエチルシラ
ンを例示できる。
【0029】一般式(2):HSiR13 3で表されるケ
イ素化合物(c)としては、ヒドロアルコキシシラン、
ヒドロアルコキシアルキルシラン、ヒドロクロロシラ
ン、ヒドロアルキルクロロシラン、ヒドロシロキサン、
ヒドロアルキルシラン等がある。一般式(2)で表され
るケイ素化合物(c)のうち、容易に入手可能で、実用
上重要なものとしては、ヒドロアルコキシシランおよび
ヒドロアルコキシアルキルシランとして、トリメトキシ
シラン、トリエトキシシラン、メチルジメトキシシラ
ン、メチルジエトキシシラン、ジメチルメトキシシラ
ン、ジメチルエトキシシランを例示でき、クロロシラン
としては、トリクロロシラン、メチルジクロロシラン、
ジメチルクロロシランを例示できる。ヒドロシロキサン
としては、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサ
ン、テトラキス(ジメチルシロキシシラン)、1,3,
5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン、両末端
にヒドロシリル基を有するポリジメチルシロキサン、末
端および主鎖シロキサン単位上に水素原子が結合してな
るポリジメチルシロキサンが例示できる。ヒドロアルキ
ルシランとしてはトリメチルシラン、トリエチルシラン
を例示できる。
【0030】不飽和炭化水素基含有化合物(d) 本発明で用いられる不飽和炭化水素基含有化合物(d)
は、(i)スチレンまたはスチレンの誘導体、(ii)
ケイ素原子に直接結合したビニル基を有するケイ素化合
物、(iii)エポキシ官能性オレフィン、(iv)ジ
エン化合物、(v)CH2 =CHCH2 X(式中、Xは
ハロゲン原子、アルコキシ基またはアシロキシ基を表
す。)で示されるアリル化合物、及び(vi)末端にビ
ニル基を有してなるオレフィン化合物から選ばれるもの
であることができる。これらは、前記c)水素原子がケ
イ素原子に直接結合した構造を有するケイ素化合物との
反応性を著しく低下させるもので無い限り、その構造中
に炭素原子及び水素原子の他にO,N,F,Cl,B
r,SiまたはSから選ばれる原子を含んでいても構わ
ない。
【0031】前記スチレンまたはスチレン誘導体(i)
の例としては、スチレン系炭化水素化合物、例えばスチ
レン、p−メチルスチレン、p−エチルスチレン、p−
フェニルスチレン、ジビニルベンゼン等;ハロゲン含有
スチレン、例えばp−フルオロスチレン、p−クロロス
チレン、p−ブロモスチレン、p−ヨードスチレン、p
−およびm−(クロロメチル)スチレン等;含酸素又は
含ケイ素スチレン誘導体、例えばp−メトキシスチレ
ン、p−トリメチルシリルスチレン等;含窒素スチレン
誘導体、例えばp−(ジフェニルアミノ)スチレン、p
−(ジトリルアミノ)スチレン、p−(ジキシリルアミ
ノ)スチレン、ビス(4−ビニルフェニル)(4−メチ
ルフェニル)アミン等を例示できる。
【0032】前記ビニルシラン化合物、およびケイ素原
子に直接結合したビニル基を有するシロキサン化合物
(ii)としては、ビニルトリアルキルシラン、例えば
ビニルトリメチルシラン、ビニルトリエチルシラン、ビ
ニルトリプロピルシラン、ビニルジメチルエチルシラン
等;ビニルアルコキシシラン、例えばビニルトリメトキ
シシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルメチルジ
エトキシシラン、ビニルジメチルメトキシシラン等;ビ
ニル官能性シロキサン、例えば1,3−ジビニルテトラ
メチルジシロキサン、α,ω−ジビニルポリジメチルシ
ロキサン、1,3,5,7−テトラビニル−1,3,
5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン等;ビニ
ル官能性シラザン(これは一種のビニルシランと見るこ
とができる)、例えば1,3−ジビニルテトラメチルジ
シラザン、1,3,5,7−テトラビニル−1,3,
5,7−テトラメチルシクロテトラジシラザン等を例示
できる。
【0033】前記エポキシ官能性オレフィン(iii)
としては、アリルグリシジルエーテル、ブタジエンモノ
オキシド、ビニルシクロヘキセンオキシドを例示でき
る。前記ジエン化合物(iv)としては、1,3−ブタ
ジエン、イソプレン、1,5−ヘキサジエン、1,3−
オクタジエンを例示できる。前記CH2 =CHCH2
で示されるアリル化合物(v)としては、塩化アリル、
アリルアセテート、アリルアクリレート、アリルメタク
リレートを例示できる。
【0034】前記末端にビニル基を有してなるオレフィ
ン化合物(vi)は、直鎖状または分岐状のいずれでも
構わない。また、これらは置換基に芳香族炭化水素基を
有していても構わない。直鎖の末端不飽和オレフィン化
合物の例としては、エチレン、プロピレン、ブテン−
1、ヘキセン−1、オクテン−1、オクタデセン−1を
例示できる。末端不飽和基を有する分岐オレフィン化合
物としては、イソブチレン、3−メチルブテン−1,
3,5−ジメチルヘキセン−1、4−エチルオクテン−
1を挙げることができる。
【0035】ヒドロシリル化反応 ヒドロシリル化反応の温度は10℃以上250℃以下で
よいが、適当な反応速度を達成出来ること、および反応
に関与する基質および生成物が安定に存在しうるという
点からは20℃から200℃が最適である。本発明にお
いては本質的には溶媒を用いる必要はないが、基質を溶
解させる目的で、また反応系の温度の制御及び触媒成分
の添加を容易にするために炭化水素系化合物を反応溶媒
あるいは触媒成分の溶媒として用いることができる。こ
の目的のために最適な溶媒としては、飽和あるいは不飽
和の炭化水素化合物、例えばヘキサン、シクロヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、ドデカン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ドデシルベンゼン;及びハロゲン化炭化
水素化合物、例えば塩化メチレン、クロロベンゼン、オ
ルト−ジクロロベンゼンを挙げることが出来る。
【0036】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、以下に示す例中の生成物の分析はガスクロマトグラ
フならびにガスクロマトグラフィー質量分析を用いてお
こなった。
【0037】転化率は不飽和炭化水素基含有化合物の仕
込み量のうち、反応に寄与した割合を示す。収率は同じ
く不飽和炭化水素基含有化合物仕込み量に基づいて、理
論上原料が全て反応した場合の生成物収量を100と
し、それに対する現実の生成物収量の比を%で表した。
【0038】本実施例で用いたa)一般式(1)であら
わされる化合物は、通常用いられる方法、即ち、対応す
るアミンおよびアルコールとヒドロシリル基を有するシ
ランとの反応によって合成した。他の原料については市
販のものをそのまま用いた。つぎに実施例ならびに比較
例を挙げ、本願の技術について説明する。
【0039】実施例1 (HMe2 SiOCH2 C≡CH存在下での白金触媒に
よるスチレンとトリエトキシシランの反応)窒素置換し
たガラス製反応管に0.355gのスチレンと0.56
0gのトリエトキシシランをとり、これに0.010g
に相当するHMe2 SiOCH2 C≡CHをマイクロシ
リンジで加えた。これにジビニルシロキサンの0価白金
錯体のトルエン溶液(白金含量0.4wt%)を5マイク
ロリットル加えた。反応管を80℃のオイルバスにいれ
1時間加熱した。冷却後、内容物をガスクロマトグラフ
を用いて分析するとスチレンの転化率は93.8%であ
り、フェネチルトリエトキシシランは91%の収率で生
成していた。またフェネチルトリエトキシシランと1−
フェニルエチルトリエトキシシランの比は、196:1
であった。
【0040】実施例2〜実施例7 (その他の添加物存在下での白金触媒によるスチレンと
トリエトキシシランの反応)窒素置換したガラス製反応
管に0.335gのスチレンと0.560gのトリエト
キシシランをとり、これに0.010gに相当する添加
物をマイクロシリンジで加えた。これにジビニルシロキ
サンの0価白金錯体のトルエン溶液(白金含量0.4wt
%)を5マイクロリットル加えた。反応管を80℃のオ
イルバスにいれ一定時間加熱した。冷却後、内容物をガ
スクロマトグラフを用いて分析した。スチレンの転化
率、ヒドロシリル化物の収率およびフェネチルトリエト
キシシランと1−フェニルエチルトリエトキシシランの
生成比(β/α)を表1に示す。
【0041】比較例1 (白金触媒によるスチレンとトリエトキシシランの反応
(添加物の無い場合))窒素置換したガラス製反応管に
0.354gのスチレンと0.555gのトリエトキシ
シランをとり、これにジビニルシロキサンの0価白金錯
体のトルエン溶液(白金含量0.4wt%)を5マイクロ
リットル加えた。反応管を80℃のオイルバスにいれ1
時間加熱した。冷却後、内容物をガスクロマトグラフを
用いて分析するとビニルトリエトキシシランの転化率は
17.9%であり、フェネチルトリエトキシシランは1
3%の収率で生成していた。またフェネチルトリエトキ
シシランと1−フェニルエチルトリエトキシシランの比
は、3.4:1であった。
【0042】
【表1】
【0043】実施例8 (HMe2 SiOCMe2 CH=CH2 存在下での白金
触媒によるスチレンとトリエトキシシランの反応)窒素
置換したガラス製反応管に0.350gのスチレンと
0.555gのトリエトキシシランをとり、これに0.
010gに相当するHMe2 SiOCMe2CH=CH2
をマイクロシリンジで加えた。これにジビニルシロキ
サンの0価白金錯体のトルエン溶液(白金含量0.04
wt%)を10マイクロリットル加えた。反応管を80℃
のオイルバスにいれ17時間加熱した。冷却後、内容物
をガスクロマトグラフを用いて分析するとスチレンの転
化率は56.5%であり、フェネチルトトリエトキシシ
ランは54%の収率で生成していた。またフェネチルト
リエトキシシランと1−フェニルエチルトリエトキシシ
ランの比は、44:1であった。
【0044】比較例2 (白金触媒によるスチレンとトリエトキシシランの反応
(添加物なし))窒素置換したガラス製反応管に0.3
55gのスチレンと0.560gのトリエトキシシラン
をとり、これにジビニルシロキサンの0価白金錯体のト
ルエン溶液(白金含量0.04wt%)を10マイクロリ
ットル加えた。反応管を80℃のオイルバスにいれ17
時間加熱した。冷却後内容物をガスクロマトグラフを用
いて分析するとスチレンの転化率は9.4%であり、フ
ェネチルトリエトキシシランは7.4%の収率で生成し
ていた。またフェネチルトリエトキシシランと1−フェ
ニルエチルトリエキシシランの比は、2.0:1であっ
た。
【0045】実施例9 (HMe2 SiOCH2 CH=CHMe存在下での白金
触媒によるビニルトリエトキシシランとトリエトキシシ
ランの反応)窒素置換したガラス製反応管に0.463
gのビニルトリエトキシシランと0.419gのトリエ
トキシシランをとり、これに0.010gに相当するH
Me 2 SiOCH2 CH=CHMeをマイクロシリンジ
で加えた。これにジビニルシロキサンの0価白金錯体の
トルエン溶液(白金含量0.04wt%)を6マイクロリ
ットル加えた。反応管を100℃のオイルバスにいれ3
0分間加熱した。冷却後、内容物をガスクロマトグラフ
を用いて分析するとビニルトリエトキシシランの転化率
は99%であり、1,2−ビス(トリエトキシシリル)
エタンは95%の収率で生成していた。また1,2−ビ
ス(トリエトキシシリル)エタンと1,1−ビス(トリ
エトキシシリル)エタンの比は、29:1であった。
【0046】比較例3 (白金触媒によるビニルトリエトキシシランとトリエト
キシシランの反応(添加物の無い場合))窒素置換した
ガラス製反応管に0.463gのビニルトリエトキシシ
ランと0.419gのトリエトキシシランをとり、これ
にジビニルシロキサンの0価白金錯体のトルエン溶液
(白金含量0.04wt%)を6マイクロリットル加え
た。反応管を100℃のオイルバスにいれ30分間加熱
した。冷却後、内容物をガスクロマトグラフを用いて分
析するとビニルトリエトキシシランの転化率は94%で
あり、1,2−ビス(トリエトキシシリル)エタンは8
6%の収率で生成していた。また1,2−ビス(トリエ
トキシシリル)エタンと1,1−ビス(トリエトキシシ
リル)エタンの比は、10:1であった。
【0047】実施例10 (HMe2 SiOCH2 CH=CH2 存在下での白金触
媒による1−オクテンとトリエトキシシランの反応)窒
素置換したガラス製反応管に0.355gの1−オクテ
ンと0.523gのトリエトキシシランをとり、これに
0.020gに相当するHMe2 SiOCH 2 CH=C
2 をマイクロシリンジで加えた。これにジビニルシロ
キサンの0価白金錯体のトルエン溶液(白金含量0.0
4wt%)を8マイクロリットル加えた。反応管を100
℃のオイルバスにいれ1時間加熱した。冷却後、内容物
をガスクロマトグラフを用いて分析すると1−オクテン
の転化率は54%であり、n−オクチルトリエトキシシ
ランは45%の収率で生成していた。
【0048】比較例4 (白金触媒による1−オクテンとトリエトキシシランの
反応(添加物の無い場合))窒素置換したガラス製反応
管に0.355gの1−オクテンと0.523gのトリ
エトキシシランをとり、これにジビニルシロキサンの0
価白金錯体のトルエン溶液(白金含量0.04wt%)を
8マイクロリットル加えた。反応管を100℃のオイル
バスにいれ1時間加熱した。冷却後、内容物をガスクロ
マトグラフを用いて分析すると1−オクテンの転化率は
10%であり、n−オクチルトリエトキシシランは7%
の収率で生成していた。
【0049】実施例11 (HMe2 SiOCH2 CH=CH2 存在下での白金触
媒によるアリルグリシジルエーテルとトリエトキシシラ
ンの反応)窒素置換したガラス製反応管に0.439g
のアリルグリシジルエーテルと0.517gのトリエト
キシシランをとり、これに0.010gに相当するHM
2 SiOCM2 CH=CH2 をマイクロシリンジで加
えた。これにジビニルシロキサンの0価白金錯体のトル
エン溶液(白金含量0.04wt%)を11マイクロリッ
トル加えた。反応管を100℃のオイルバスにいれ30
分加熱した。冷却後、内容物をガスクロマトグラフを用
いて分析するとビニルトリエトキシシランの転化率は9
9%であり、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシ
ランは76%の収率で生成していた。またγ−グリシド
キシプロピルトリエトキシシランとβ−グリシドキシプ
ロピルトリエトキシシランの比は、180:1であっ
た。
【0050】実施例12 (HMe2 SiOCHMeC≡CH存在下での白金触媒
によるアリルグリシジルエーテルとトリエトキシシラン
の反応)窒素置換したガラス製反応管に0.439gの
アリルグリシジルエーテルと0.517gのトリエトキ
シシランをとり、これに0.010gに相当するHMe
2 SiOCHMeC≡CHをマイクロシリンジで加え
た。これにジビニルシロキサンの0価白金錯体のトルエ
ン溶液(白金含量0.04wt%)を11マイクロリット
ル加えた。反応管を100℃のオイルバスにいれ30分
間加熱した。冷却後、内容物をガスクロマトグラフを用
いて分析するとビニルトリエトキシシランの転化率は7
5%であり、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシ
ランは63%の収率で生成していた。またγ−グリシド
キシプロピルトリエトキシシランとβ−グリシドキシプ
ロピルトリエトキシシランの比は、450:1であっ
た。
【0051】比較例5 (白金触媒によるアリルグリシジルエーテルとトリエト
キシシランの反応(添加物の無い場合))窒素置換した
ガラス製反応管に0.439gのアリルグリシジルエー
テルと0.517のトリエトキシシランをとり、これに
ジビニルシロキサンの0価白金錯体のトルエン溶液(白
金含量0.04wt%)を11マイクロリットル加えた。
反応管を100℃のオイルバスにいれ30分間加熱し
た。冷却後、内容物をガスクロマトグラフを用いて分析
するとビニルトリエトキシシランの転化率は99%であ
り、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシランは8
3%の収率で生成していた。またγ−グリシドキシプロ
ピルトリエトキシシランとβ−グリシドキシプロピルト
リエトキシシランの比は、83:1であった。
【0052】
【表2】
【0053】実施例13 (HMe2 SiOCH2 CH=CHMe存在下での白金
触媒による1,5−ヘキサジエンとトリエトキシシラン
の反応)窒素置換したガラス製反応管に0.296gの
1,5−ヘキサジエンと0.592gのトリエトキシシ
ランをとり、これに0.005gに相当するHMe2
iOCH2 CH=CHMeをマイクロシリンジで加え
た。これにジビニルシロキサンの0価白金錯体のトルエ
ン溶液(白金含量0.04wt%)を9マイクロリットル
加えた。反応管を100℃のオイルバスにいれ1時間加
熱した。冷却後、内容物をガスクロマトグラフを用いて
分析すると1,5−ヘキサジエンの転化率は64%であ
り、ヘキセニルトリエトキシシランは50%の収率で生
成していた。またビス(トリエトキシシリル)ヘキサン
は14%の収率で生成していた。
【0054】実施例14 (HMe2 SiOCH2 CH=CH2 存在下での白金触
媒による1,5−ヘキサジエンとトリエトキシシランの
反応)窒素置換したガラス製反応管に0.296gの
1,5−ヘキサジエンと0.592gのトリエトキシシ
ランをとり、これに0.005gに相当するHMe2
iOCH2 CH=CH2 をマイクロシリンジで加えた。
これにジビニルシロキサンの0価白金錯体のトルエン溶
液(白金含量0.04wt%)を9マイクロリットル加え
た。反応管を100℃のオイルバスにいれ1時間加熱し
た。冷却後、内容物をガスクロマトグラフを用いて分析
すると1,5−ヘキサジエンの転化率は62%であり、
ヘキセニルトリエトキシシランは47%の収率で生成し
ていた。またビス(トリエトキシシリル)ヘキサンは1
4%の収率で生成していた。
【0055】比較例6 (白金触媒による1,5−ヘキサジエンとトリエトキシ
シランの反応(添加物が無い場合))窒素置換したガラ
ス製反応管に0.296gの1,5−ヘキサジエンと
0.592gのトリエトキシシランをとり、これにジビ
ニルシロキサンの0価白金錯体のトルエン溶液(白金含
量0.04wt%)を9マイクロリットル加えた。反応管
を100℃のオイルバスにいれ1時間加熱した。冷却
後、内容物をガスクロマトグラフを用いて分析すると
1,5−ヘキサジエンの転化率は27%であり、ヘキセ
ニルトリエトキシシランは24%の収率で生成してい
た。またビス(トリエトキシシリル)ヘキサンは2%の
収率で生成していた。
【0056】
【表3】
【0057】実施例15 (HMe2 SiOCH2 CH=CHMe存在下での白金
触媒による塩化アリルとトリクロロシランの反応)窒素
置換したガラス製反応管に0.244gの塩化アリルと
0.548gのトリクロロシランをとり、これに0.0
10gに相当するHMe2 SiOCH2 CH=CHMe
をマイクロシリンジで加えた。これにジビニルシロキサ
ンの0価白金錯体のトルエン溶液(白金含量0.04wt
%)を16マイクロリットル加えた。反応管を封管し、
これを100℃のオイルバスにいれ1時間加熱した。冷
却後、内容物をガスクロマトグラフを用いて分析すると
塩化アリルの転化率は99%であり、クロロプロピルト
リクロロシランは70%の収率で生成していた。またク
ロロプロピルトリクロロシランとテトラクロロシランの
比は、4.40:1であった。
【0058】実施例16 (HMe2 SiOCH2 CH=CHPh存在下での白金
触媒による塩化アリルとトリクロロシランの反応)窒素
置換したガラス製反応管に0.244gの塩化アリルと
0.548gのトリクロロシランをとり、これに0.0
10gに相当するHMe2 SiOCH2 CH=CHPh
をマイクロシリンジで加えた。これにジビニルシロキサ
ンの0価白金錯体のトルエン溶液(白金含量0.04wt
%)を16マイクロリットル加えた。反応管を封管し、
これを100℃のオイルバスにいれ1時間加熱した。冷
却後、内容物をガスクロマトグラフを用いて分析すると
塩化アリルの転化率は99%であり、クロロプロピルト
リクロロシランは79%の収率で生成していた。またク
ロロプロピルクロロシランとテトラクロロシランの比
は、4.17:1であった。
【0059】実施例17 (HMe2 SiOCH2 C≡CH存在下での白金触媒に
よる塩化アリルとトリクロロシランの反応)窒素置換し
たガラス製反応管に0.244gの塩化アリルと0.5
48gのトリクロロシランをとり、これに0.001g
に相当するHMe2 SiOCH2 C≡CHをマイクロシ
リンジで加えた。これにジビニルシロキサンの0価の白
金錯体のトルエン溶液(白金含量0.04wt%)を16
マイクロリットル加えた。反応管を封管し、これを10
0℃のオイルバスにいれ1時間加熱した。冷却後、内容
物をガスクロマトグラフを用いて分析すると塩化アリル
の転化率は99%であり、クロロプロピルトリクロロシ
ランは70%の収率で生成していた。またクロロプロピ
ルトリクロロシランとテトラクロロシランの比は、4.
28:1であった。
【0060】実施例18 (HMe2 SiOCHMeC≡CH存在下での白金触媒
による塩化アリルとトリクロロシランの反応)窒素置換
したガラス製反応管に0.244gの塩化アリルと0.
548gのトリクロロシランをとり、これに0.001
gに相当するHMe2 SiOCHMeC≡CHをマイク
ロシリンジで加えた。これにジビニルシロキサンの0価
白金錯体のトルエン溶液(白金含量0.04wt%)を1
6マイクロリットル加えた。反応管を封管し、これを1
00℃のオイルバスにいれ1時間加熱した。冷却後、内
容物をガスクロマトグラフを用いて分析すると塩化アリ
ルの転化率は99%であり、クロロプロピルトリクロロ
シランは73%の収率で生成していた。またクロロプロ
ピルトリクロロシランとテトラクロロシランの比は、
4.35:1であった。
【0061】実施例19 (HMe2 SiOCH2 (CHOCH2 )存在下での白
金触媒による塩化アリルとトリクロロシランの反応)窒
素置換したガラス製反応管に0.244gの塩化アリル
と0.548gのトリクロロシランをとり、これに0.
010gに相当するHMe2 SiOCH2 (CHOCH
2 )をマイクロシリンジで加えた。これにジビニルシロ
キサンの0価の白金錯体のトルエン溶液(白金含量0.
04wt%)を16マイクロリットル加えた。反応管を封
管し、これを100℃のオイルバスにいれ1時間加熱し
た。冷却後、内容物をガスクロマトグラフを用いて分析
すると塩化アリルの転化率は99%であり、クロロプロ
ピルトリクロロシランは79%の収率で生成していた。
またクロロプロピルトリクロロシランとテトラクロロシ
ランの比は、4.02:1であった。
【0062】比較例7 (白金触媒による塩化アリルとトリクロロシランの反応
(添加物の無い場合))窒素置換したガラス製反応管に
0.244gの塩化アリルと0.548gのトリクロロ
シランをとり、これにジビニルシロキサンの0価の白金
錯体のトルエン溶液(白金含量0.04wt%)を16マ
イクロリットル加えた。反応管を封管し、これを100
℃のオイルバスにいれ1時間加熱した。冷却後、内容物
をガスクロマトグラフを用いて分析すると塩化アリルの
転化率は99%であり、クロロプロピルトリクロロシラ
ンは56%の収率で生成していた。またクロロプロピル
トリクロロシランとテトラクロロシランの比は、1.5
4:1であった。
【0063】
【表4】
【0064】実施例20 (2−シクロヘキセンオールをジメチルシリル化したも
のの存在下での白金触媒による塩化アリルとトリクロロ
シランの反応)窒素置換したガラス製反応管に0.24
4gの塩化アリルと0.548gのトリクロロシランを
とり、これに0.012gに相当する2−シクロヘキセ
ンオールをジメチルシリル化したものをマイクロシリン
ジで加えた。これにジビニルシロキサンの0価白金錯体
のトルエン溶液(白金含量0.04wt%)を16マイク
ロリットル加えた。反応管を封管し、これを100℃の
オイルバスにいれ1時間加熱した。冷却後、内容物をガ
スクロマトグラフを用いて分析すると塩化アリルの転化
率は99%であり、クロロプロピルトリクロロシランは
57.8%の収率で生成していた。またクロロプロピル
トリクロロシランとテトラクロロシランの比は、3.3
3:1であった。
【0065】実施例21 (フルフリルアルコールをジメチルシリル化したものの
存在下での白金触媒による塩化アリルとトリクロロシラ
ンの反応)窒素置換したガラス製反応管に0.244g
の塩化アリルと0.548gのトリクロロシランをと
り、これに0.012gに相当するフルフリルアルコー
ルをジメチルシリル化したものをマイクロシリンジで加
えた。これにジビニルシロキサンの0価白金錯体のトル
エン溶液(白金含量0.04wt%)を16マイクロリッ
トル加えた。反応管を封管し、これを100℃のオイル
バスにいれ1時間加熱した。冷却後、内容物をガスクロ
マトグラフを用いて分析すると塩化アリルの転化率は9
9%であり、クロロプロピルトリクロロシランは71%
の収率で生成していた。またクロロプロピルトリクロロ
シランとテトラクロロシランの比は、3.59:1であ
った。
【0066】実施例22 (HMe2 SiOCHMeC≡CH存在下での白金触媒
による塩化アリルとメチルジクロロシランの反応)窒素
置換したガラス製反応管に0.410gの塩化アリルと
0.927gのメチルジクロロシランをとり、これに
0.020gに相当するHMe2 SiOCHMeC≡C
Hをマイクロシリンジで加えた。これにジビニルシロキ
サンの0価白金錯体のトルエン溶液(白金含量0.04
wt%)を28マイクロリットル加えた。反応管を封管
し、これを100℃のオイルバスにいれ1時間加熱し
た。冷却後、内容物をガスクロマトグラフを用いて分析
すると塩化アリルの転化率は99%であり、クロロプロ
ピルメチルジクロロシランは63%の収率で生成してい
た。またクロロプロピルメチルジクロロシランとメチル
トリクロロシランの比は、1.84:1であった。
【0067】実施例23 (HMe2 SiOCH2 C≡CH存在下での白金触媒に
よる塩化アリルとメチルジクロロシランの反応)窒素置
換したガラス製反応管に0.410gの塩化アリルと
0.927gのメチルジクロロシランをとり、これに
0.020gに相当するHMe2 SiOCH 2 C≡CH
をマイクロシリンジで加えた。これにジビニルシロキサ
ンの0価白金錯体のトルエン溶液(白金含量0.04wt
%)を28マイクロリットル加えた。反応管を封管し、
これを100℃のオイルバスにいれ1時間加熱した。冷
却後、内容物をガスクロマトグラフを用いて分析すると
塩化アリルの転化率は99%であり、クロロプロピルメ
チルジクロロシランは64%の収率で生成していた。ま
たクロロプロピルメチルジクロロシランとメチルトリク
ロロシランの比は、2.00:1であった。
【0068】比較例8 (白金触媒による塩化アリルとメチルジクロロシランの
反応(添加物の無い場合))窒素置換したガラス製反応
管に0.410gの塩化アリルと0.927gのメチル
ジクロロシランをとり、これにジビニルシロキサンの0
価白金錯体のトルエン溶液(白金含量0.04wt%)を
28マイクロリットル加えた。反応管を封管し、これを
100℃のオイルバスにいれ1時間加熱した。冷却後、
内容物をガスクロマトグラフを用いて分析すると塩化ア
リルの転化率は99%であり、クロロプロピルメチルジ
クロロシランは53%の収率で生成していた。またクロ
ロプロピルメチルジクロロシランとメチルトリクロロシ
ランの比は、1.36:1であった。
【0069】
【表5】
【0070】
【発明の効果】本発明は白金触媒存在下での不飽和炭化
水素基含有化合物と所定のヒドロシリル化合物(水素原
子がケイ素原子に直接結合した構造を有するヒドロシリ
ル化合物)とのヒドロシリル化反応に関し、1)通常、
−C=C−の二重結合において、β付加(末端炭素原子
への付加)とα付加(末端炭素原子の隣の炭素原子への
付加)の両反応が生じうる不飽和炭化水素基含有化合物
を使用した場合にあっては、β付加物の生成割合をより
向上させ、2)通常、α付加が実質的に生じない不飽和
炭化水素基含有化合物であって、−C=C−の二重結合
への付加反応より生成する主生成物とそれ以外の反応に
より生じる副生物が生成する不飽和炭化水素基含有化合
物を使用した場合にあっては、主生成物の生成割合をよ
り向上させる効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 31/22 B01J 31/22 Z C07F 7/12 C07F 7/12 H // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 Fターム(参考) 4G069 AA06 AA08 BA21A BA21B BA27B BC75A BC75B BE13A BE32A BE32B BE33A BE36B BE38A CB25 DA02 FA01 4H039 CA92 CF10 4H049 VN01 VP01 VP02 VQ21 VR21 VR33 VR43 VS12 VS21 VT10 VT17 VW02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)下記一般式(1): HR2 Si−R1 −R2 −Z (1) 〔式中、Rはそれぞれ独立してハロゲン原子(F,C
    l,BrまたはIから選ばれる)、炭素数1〜8のアル
    キル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、または炭素数6
    〜8のアリール基から選ばれ、 【化1】 {これらの式中、R9 は水素原子、炭素数1〜8の炭化
    水素基、−SiR456 (式中、R4 、R5 、R6
    は前記の通りである。)または−R2 −R1 −SiR2
    H(式中、R、R1及びR2は前記の通りである。)から
    選ばれるものであり、 R10はR3 と同様であり、 R11はR3 と同様であり、 R12は炭素数1〜3の2価の炭化水素基である。}であ
    る。〕で表される化合物と、(b)白金触媒との両方の
    存在下において、 (c)一般式(2):HSiR13 3(式中、R13はそれ
    ぞれ独立して炭素数1〜18の炭化水素基、炭素数1〜
    18のハロゲン化炭化水素基、炭素数1〜6のアルコキ
    シ基、炭素数6〜10のアリーロキシ基、塩素原子、シ
    ロキシ基またはシロキサノキシ基から選ばれる。)で表
    されるケイ素化合物と、 (d)不飽和炭化水素基含有化合物とを反応させること
    を特徴とする不飽和炭化水素基含有化合物のヒドロシリ
    ル化方法。
  2. 【請求項2】 前記不飽和炭化水素基含有化合物(d)
    が、スチレンまたはスチレンの誘導体、ケイ素原子に直
    接結合したビニル基を有するケイ素化合物、エポキシ官
    能性オレフィン、ジエン化合物、CH2 =CHCH2
    (式中、Xはハロゲン原子、アルコキシ基またはアシロ
    キシ基から選ばれる。)で示されるアリル化合物、及び
    末端にビニル基を有してなるオレフィン化合物から選ば
    れるものである請求項1記載のヒドロシリル化方法。
  3. 【請求項3】 前記一般式(2)で表されるケイ素化合
    物(c)がヒドロアルコキシシラン、ヒドロクロロシラ
    ン、ヒドロシロキサンまたはヒドロアルキルシランから
    選ばれる化合物である請求項1または請求項2記載のヒ
    ドロシリル化方法。
  4. 【請求項4】 前記一般式(1)で表される化合物
    (a)が、次の一般式(3)〜(7): HR2 SiNR3 CH2 CH=CHR9 (3) 〔式中、Rはそれぞれ独立にハロゲン原子(F,Cl,
    BrまたはIから選ばれる)、炭素数1〜6のアルコキ
    シ基、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数6〜8のアリ
    ール基から選ばれる置換基であり、 R3 は水素原子、炭素数1〜8の炭化水素基および−S
    iR456 (式中、R4 、R5 及びR6 は独立して
    水素原子、炭素数1〜3のアルキル基から選ばれた置換
    基である。)から選ばれるものであり、 R9 は水素原子、炭素数1〜8の炭化水素基、−SiR
    456 または−R 2 −R1 −SiR2 H(これらの
    式中、R、R2、R4 、R5 及びR6 は前記と同じであ
    り、R1は−O−または 【化2】 から選ばれる。)から選ばれる。〕 HR2 SiOCR78 CR10=CHR9 (4) (式中、Rは前記と同じであり、 R10はR3 と同様であり、 R7 及びR8 は独立に炭素数1から8の炭化水素基およ
    び水素原子から選ばれる置換基であり、 R9 は前記と同じである。) HR2 SiOCR78 C≡CR9 (5) (式中、R 、R7 、R8 及びR9は前記と同じであ
    る。) 【化3】 【化4】 で表される化合物の中から選ばれるものである請求項
    1、請求項2または請求項3記載のヒドロシリル化方
    法。
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