JP2002255045A - 衝撃吸収式ステアリング装置 - Google Patents

衝撃吸収式ステアリング装置

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JP2002255045A
JP2002255045A JP2001057197A JP2001057197A JP2002255045A JP 2002255045 A JP2002255045 A JP 2002255045A JP 2001057197 A JP2001057197 A JP 2001057197A JP 2001057197 A JP2001057197 A JP 2001057197A JP 2002255045 A JP2002255045 A JP 2002255045A
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JP
Japan
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steering column
vehicle body
steering
chain
shock absorbing
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001057197A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Maekawa
知浩 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】二次衝突の衝撃を吸収する場合、ステアリング
コラムを車体に取り付けるためのブラケットを変形させ
たり、破断させたりしていたが、構造が複雑で、車両へ
のレイアウトが困難である。 【解決手段】ステアリングコラム2に固定されたアッパ
ブラケット4と、車体の所定部9との間を連鎖体10を
介して連結する。連鎖体10は、欠如部11aを有する
複数の鎖11を連結してなる。連鎖体10は装着姿勢の
自由度が高く、車両に自在にレイアウトすることができ
る。衝撃吸収時、連鎖体10の各鎖11が塑性変形し、
衝撃を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両衝突時に運転
者に作用する衝撃を吸収するために用いられる衝撃吸収
式ステアリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、ステアリングホイールと運転者とが衝突するとき
(いわゆる二次衝突)の衝撃エネルギを吸収する機構が
種々提案されている。例えば、ステアリングコラムを車
体に取り付けるためのブラケットを変形させたり、破断
させたりして、衝撃を吸収するものがある。しかしなが
ら、ブラケットに変形代や破断代を設けるために、ブラ
ケットが大型化すると共に、取付構造が複雑になるた
め、車両でのレイアウトが困難になるという問題があ
る。
【0003】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、十分な衝撃吸収性が得られ、しかも車両における
自在なレイアウトが可能となる衝撃吸収式ステアリング
装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ステアリングシャフトと、
ステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリン
グコラムと、ステアリングコラムの車体に対する相対移
動に伴って塑性変形して衝撃エネルギを吸収する衝撃吸
収部とを備え、上記衝撃吸収部はステアリングコラムと
車体とを連結する連鎖体を含み、連鎖体は欠如部を有す
る複数の鎖を連結してなることを特徴とするものであ
る。
【0005】本発明では、他の部材と干渉しないような
エリアを通して、車体とステアリングコラムを単に連鎖
体で繋いでおけば良いうえに、連鎖体自体の装着姿勢の
自由度が非常に高いので、車両におけるレイアウトの自
在性が非常に高く、汎用性が高い。そして、衝撃吸収時
には連鎖体の全長を伸ばすように、連鎖体の各鎖が欠如
部を拡げながら塑性変形するので、十分な衝撃吸収エネ
ルギを得ることができる。連鎖体であれば、鎖の長さや
鎖の本数の設定により、全長を自在に設定できるので、
一層、汎用性が高い。
【0006】請求項2記載の発明は、ステアリングシャ
フトと、ステアリングシャフトを回転自在に支持するス
テアリングコラムと、ステアリングコラムの車体に対す
る相対移動に伴って塑性変形して衝撃エネルギを吸収す
る衝撃吸収部とを備え、上記衝撃吸収部はステアリング
コラムと車体とを連結する螺旋状に巻かれたコイルを含
むことを特徴とするものである。本発明では、他の部材
と干渉しないようなエリアを通して、車体とステアリン
グコラムを単にコイルで繋いでおけば良いので、車両に
おけるレイアウトの自在性が非常に高く、汎用性が高
い。そして、衝撃吸収時にはコイルが全長を伸ばすよう
に塑性変形するので、十分な衝撃吸収エネルギを得るこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の態様につ
いて添付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の衝
撃吸収式ステアリング装置の一部破断概略斜視図であ
る。図1を参照して、本衝撃吸収式ステアリング装置A
(以下では、単にステアリング装置Aともいう)は、ス
テアリングシャフト1を回動可能に支承するステアリン
グコラム2を備えている。ステアリングシャフト1はス
テアリングコラム2を軸方向に貫通し、ステアリングシ
ャフト1の軸方向上端にはステアリングホイール3が固
定される。
【0008】一方、図示していないが、ステアリングシ
ャフト1の軸方向下端はステアリングコラム2の下端か
ら下方へ突出し、自在継手、中間軸及び自在継手を順次
に介して例えばラックアンドピニオン機構等の舵取り機
構に連結されている。ステアリングコラム2の上部には
アッパブラケット4が溶接により固定されている。この
アッパブラケット4はステアリングコラム2に巻かれる
円弧状の主体部5と、主体部5から両側方に延設される
一対の支持部6,6を有している。各支持部6には、車
体への取付ねじ7を挿通させるためのねじ挿通溝8が形
成されている。ねじ挿通溝8はステアリングホイール3
側に向けて開放している。
【0009】少なくとも一方の支持部6と車体の所定部
9との間が、衝撃吸収部としての連鎖体10によって連
結されている。連鎖体10は、図3(a)に示すような
欠如部11aを有する複数の鎖11を連結してなり、図
示していないが、連鎖体10の両端はフック状をなし、
支持部6及び車体の所定部9の対応する係合孔6a,9
aに引っ掛けられている。図1及び図2を参照して、ア
ッパブラケット4の各支持部6は、これを上下に挟む断
面U字状をなす取付ブラケット12により挟持されてい
る。取付ねじ7は、取付ブラケット12の一対のねじ挿
通孔13,14及び支持部6のねじ挿通溝8を挿通し
て、車体の取付部15のねじ孔16にねじ込まれ、これ
により、アッパブラケット4が車体に固定されている。
【0010】衝撃吸収時には、ステアリングコラム2と
アッパブラケット4が一体に斜め下方に下降し、アッパ
ブラケット4が取付ブラケット12に沿ってスライドす
ると共に、連鎖体10の全長が伸びる。このとき、連鎖
体10の各鎖11が図3(b)に示すように、欠如部1
1aを拡大させるように塑性変形し、衝撃エネルギを吸
収する。本実施の形態によれば、下記の利点がある。す
なわち、衝撃吸収部として用いる連鎖体10であれば、
他の部材と干渉しないようなエリアを通して、車体とス
テアリングコラム2を単に繋いでおけば良い。しかも、
連鎖体10自体の装着姿勢の自由度が非常に高い。した
がって、車両におけるレイアウトの自在性が非常に高
く、汎用性を高くすることができる。
【0011】また、衝撃吸収時には、連鎖体10の各鎖
11が塑性変形することにより、十分な衝撃吸収エネル
ギを得ることができる。さらに、連鎖体10であれば、
鎖11の長さや鎖11の本数の設定により、全長を自在
に設定できるので、一層、汎用性が高い。なお、本発明
は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、
連鎖体10に代えて、図4に示すように、螺旋状に巻か
れたコイル17を用いることができ、この場合にも、車
両におけるレイアウトの自在性を非常に高くでき、しか
も、衝撃吸収時にコイル17を塑性変形させて十分な衝
撃吸収エネルギを得ることができる。
【0012】その他、本発明の範囲で種々の変更を施す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の衝撃吸収式ステアリン
グ装置の概略斜視図である。
【図2】ステアリング装置のアッパブラケットを車体に
取り付ける構造の断面図である。
【図3】(a)及び(b)は通常時及び衝撃吸収時の連
鎖体の概略図である。
【図4】本発明の別の実施の形態の衝撃吸収式ステアリ
ング装置の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 ステアリングシャフト 2 ステアリングコラム 3 ステアリングホイール 4 アッパブラケット 5 主体部 6 支持部 7 取付ねじ 8 ねじ挿通溝 9 車体の所定部 10 連鎖体 11 鎖 12 取付ブラケット 13,14 ねじ挿通孔 15 取付部 16 ねじ孔 17 コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングシャフトと、ステアリングシ
    ャフトを回転自在に支持するステアリングコラムと、ス
    テアリングコラムの車体に対する相対移動に伴って塑性
    変形して衝撃エネルギを吸収する衝撃吸収部とを備え、
    上記衝撃吸収部はステアリングコラムと車体とを連結す
    る連鎖体を含み、連鎖体は欠如部を有する複数の鎖を連
    結してなることを特徴とする衝撃吸収式ステアリング装
    置。
  2. 【請求項2】ステアリングシャフトと、ステアリングシ
    ャフトを回転自在に支持するステアリングコラムと、ス
    テアリングコラムの車体に対する相対移動に伴って塑性
    変形して衝撃エネルギを吸収する衝撃吸収部とを備え、
    上記衝撃吸収部はステアリングコラムと車体とを連結す
    る螺旋状に巻かれたコイルを含むことを特徴とする衝撃
    吸収式ステアリング装置。
JP2001057197A 2001-03-01 2001-03-01 衝撃吸収式ステアリング装置 Pending JP2002255045A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040040607A (ko) * 2002-11-07 2004-05-13 한국델파이주식회사 조향축의 충돌에너지 흡수구조
KR100738441B1 (ko) * 2003-09-04 2007-07-11 주식회사 만도 스티어링 칼럼의 마운팅브라켓 어셈블리

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