JP2002254988A - 物品保持具 - Google Patents

物品保持具

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JP2002254988A
JP2002254988A JP2001055378A JP2001055378A JP2002254988A JP 2002254988 A JP2002254988 A JP 2002254988A JP 2001055378 A JP2001055378 A JP 2001055378A JP 2001055378 A JP2001055378 A JP 2001055378A JP 2002254988 A JP2002254988 A JP 2002254988A
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JP
Japan
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JP2001055378A
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English (en)
Inventor
Izumi Makita
泉 蒔田
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Design & Technic Japan Kk
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Design & Technic Japan Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷室に物品を簡便に保持できる物品保持具を
提供することと、物品の大きさや形状に関わらず荷室に
物品を保持できる物品保持具を提供することである。 【解決手段】 本発明の物品保持具1は、伸縮性を有す
る網部12と、網部12が固定されており、網部12の
外縁を囲繞し可撓性を有する板状の枠部11と、枠部1
1の一主面112aに配置され、ループ面と接した際に
フック面として機能する面ファスナー部13とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品保持具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車、電車、飛行機などのように移動
するものの荷室に物品を搭載する場合に、移動中に物品
が滑動しないように荷室の床面に保持する方法が種々あ
る。従来の第1の保持方法は、荷室内にフックのような
ものを設け、それに紐や網をかけて物品を床面との間に
挟むことにより保持する方法である。従来の第2の保持
方法は、荷室の一辺に引き出し可能に設けられた幕を引
き出して、荷室の他辺に設けられたフックにその幕を固
定して物品を床面との間に挟むことにより保持する方法
である。従来の第3の保持方法は、荷室内にトレイを固
定設置し、その中に物品を収納することで保持する方法
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の第1の保持方法
は、保持する物品の大きさに合わせて紐や網を調整する
必要があり、煩雑な手順を踏まなければならなかった。
従来の第2の保持方法は、ある程度大きな物品を保持す
ることには適しているが、小さく多様な形状の物品を保
持することには適していなかった。従来の第3の保持方
法は、トレイに収納する物品の大きさや形状に制約があ
るために、自由度が高くなかった。
【0004】本発明は、これらの課題を解決し、荷室の
床面に物品を簡便に保持できる物品保持具を提供するこ
とを目的とする。また、物品の大きさや形状に関わらず
荷室の床面に物品を保持できる物品保持具を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の物品保持具は、
伸縮性を有する網部と、網部が固定されており、網部の
外縁を囲繞し可撓性を有する板状の枠部と、枠部の一主
面に配置され、ループ面と接した際にフック面として機
能する面ファスナー部とを備える。
【0006】本発明によれば、物品を保持する網部は伸
縮性を有しているので、物品の大きさや形態に関わら
ず、荷室の床面に物品を保持することができる。枠部は
板状であり可撓性を有しているので、物品保持具を荷室
の床面から離しやすい。枠部は板状であり可撓性を有し
ているので、床面に凹凸があっても物品を保持できる。
枠部の一主面に、ループ面と接した際にフック面として
機能する面ファスナー部を備えているので、荷室の床面
にループ面が形成されていると、互いに絡み合って離れ
にくくなる。
【0007】本発明の物品保持具は、伸縮性を有する網
部と、網部の外縁部に着脱自在に配置された可撓性を有
する複数の固定部と、固定部の一主面に配置され、ルー
プ面と接した際にフック面として機能する面ファスナー
部と備える。
【0008】本発明によれば、物品を保持する網部は伸
縮性を有しているので、物品の大きさや形態に関わら
ず、荷室の床面に物品を保持することができる。網部の
外縁部に固定部が着脱自在に配置されているので、保持
対象物の大きさや形態に合わせて固定部の位置を変更す
ることができる。固定部は可撓性を有しているので、物
品保持具を荷室の床面から離しやすい。固定部が複数設
けられているので、床面に凹凸があっても物品を保持で
きる。固定部の一主面に、ループ面と接した際にフック
面として機能する面ファスナー部を備えているので、荷
室の床面にループ面が形成されていると、互いに絡み合
って離れにくくなる。
【0009】また本発明では、網部の各網目格子を構成
する格子部材は、湾曲しているようにしてもよい。この
ようにすれば、物品を保持する際に、格子部材が湾曲し
ている状態から直線的な状態になるので、格子部材を直
線的に形成した場合に比較して網部の伸縮性が増大す
る。
【0010】また本発明では、網部に開口部を有するよ
うにしてもよい。このようにすれば、物品保持具を床面
から取り外すことなく、開口部から物品を取り出すこと
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
しながら説明する。可能な場合には、同一の部分には同
一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0012】本発明の第1の実施形態に係る物品保持具
について説明する。図1は、第1の実施形態に係る物品
保持具1を示した図である。図1(a)は、物品保持具
1の平面図である。図1(b)は、図1(a)のI−I
断面図である。物品保持具1は、伸縮性を有する網部1
2と、網部12が固定されている可撓性を有する枠部1
1と、枠部11に設けられた面ファスナー部13とから
構成されている。
【0013】網部12は、ゴム等の伸縮性を有する材料
で形成されている。網部12の各網目部12aは、略正
方形である。各網目部12aの大きさは、指が引っかけ
られる程度の大きさであることが好ましい。本実施形態
の場合は、各網目部12aの一辺の長さは3cm程度で
ある。
【0014】枠部11は平板状の第1の矩形部材111
及び平板状の第2の矩形部材112から構成されてい
る。第1の矩形部材111には全内周に渡って切り欠き
部111aが形成されている。切り欠き部111aには
網部12の外周部分が収められている。網部12は、第
1の矩形部材111と第2の矩形部材112との間に挟
まれて固定されている。第2の矩形部材112の、第1
の矩形部材111と当接しない方の主面112aには面
ファスナー部13が設けられている。
【0015】面ファスナー部13は、ループ面と接する
とフック面として機能する部分として形成されている。
このような機能を果たすために、面ファスナー部13を
構成する多数の微小突起の先端部は、鉤状や矢尻状やキ
ノコ状をしている。尚、面ファスナーの中には、ループ
面とフック面の双方の機能を果たすために、ループ状の
微小突起と、フック状の微小突起を両方とも備えるもの
があるが、このような形態の面ファスナーでも本実施形
態の面ファスナー部13に適用することができる。
【0016】図2は、第1の実施形態に係る物品保持具
1の使用状態を示した図である。図2(a)は、箱22
と箱23を自動車等の荷室の床面21上に保持した状態
を示した図である。図2(b)は、箱22と箱23とを
取り出す場合を示した図である。図1及び2を用いて、
物品保持具1の使用方法について説明する。尚、床面2
1は、織物状のシートで覆われており、微小なループ部
が形成されている。
【0017】床面21上に置かれた箱22及び箱23を
覆うように物品保持具1を配置する。網部12は伸縮性
を有しているので、箱22及び箱23に沿うように伸
び、箱22及び箱23を保持する。本実施形態の場合は
箱を2個用いているが、箱の数が増えても網部12が伸
びて保持することができる。面ファスナー部13は、床
面21のループ部と絡み合うことで、枠部11を床面2
1に固定する。枠部11は可撓性を有しているので、床
面21に凹凸があってもそれに沿って床面21に固定さ
れる。
【0018】箱22及び箱23を取り出す場合には、物
品保持具1を矢印Aの方向に持ち上げて床面21から離
し、開口部を形成させて取り出す。枠部11は可撓性を
有しているので、図1(b)に示すように物品保持具1
の一部を床面21から離すことができる。
【0019】第1の実施形態の作用及び効果について説
明する。物品を保持する網部12は伸縮性を有している
ので、箱22や箱23の大きさや形態に関わらず保持す
ることができる。枠部11の主面112aに、ループ面
と接した際にフック面として機能する面ファスナー部1
3を有しているので、ループ部を有する床面21に固定
することができる。枠部11は板状であり可撓性を有し
ているので、物品保持具1を床面21から離しやすい。
枠部11は板状であり可撓性を有しているので、床面2
1に凹凸があった場合でも箱22や箱23を保持するこ
とができる。
【0020】本発明の第2の実施形態に係る物品保持具
5について説明する。第2の実施形態に係る物品保持具
5は、網部52以外の構成が第1の実施形態と同様であ
るので、共通する部分の説明を省略する。図3は、第2
の実施形態に係る物品保持具5の網部52を示した図で
ある。図3(a)は、網部52に張力がかかっていない
状態を示した図である。図3(b)は、網部52に張力
がかかっている状態を示した図である。
【0021】網部52は、格子部材522から構成され
ている。格子部材522は、S字に湾曲した状態で形成
されている。格子部材522は、外力を加えて直線状に
なっても、外力を除去すると元のS字形状に戻るもので
ある。本実施形態の場合は、S字状に成形したゴムを用
いている。格子部材522は格子点521で互いに連結
されている。格子点521間の距離はL1である。格子
部材522の長手方向の長さはL2である。L1とL2
の関係は、L1<L2となっている。網部に張力がかか
ると格子点521は引き離されていき、図3(b)の状
態となる。格子点521間の距離はL1'となってお
り、L1'=L2となっている。従って、格子部材52
2は湾曲状態から直線的状態へ変化することによりL2
−L1の長さだけ見かけ上伸びることとなる。
【0022】第2の実施形態の作用及び効果について説
明する。第1の実施形態の作用及び効果に加えて、次の
作用及び効果がある。網部52を構成する格子部材52
3は湾曲しているので、湾曲した状態から直線的な状態
へと変化することにより、直線的に格子部材を形成する
場合に比べて伸びが増大する。従って、網部52全体と
しては伸縮性が増大し、多様な物品を保持することがで
きる。
【0023】本発明の第3の実施形態に係る物品保持具
6について説明する。図4は、第3の実施形態に係る物
品保持具6を示した斜視図である。物品保持具6は、伸
縮性を有する網部62と、網部62が固定されている可
撓性を有する枠部61と、枠部61に設けられた面ファ
スナー部(図示しない)とから構成されている。枠部6
1と面ファスナー部の構成は第1の実施形態と同様であ
るので、説明を省略する。
【0024】網部62は、ゴム等の伸縮性のある材料で
形成されている。網部62の各網目部62aは、略正方
形である。各網目部62aの大きさは、指が引っかけら
れる程度の大きさであることが好ましい。本実施形態の
場合は、各網目部62aの一辺の長さは3cm程度であ
る。枠部62の中央付近には、開口部63が設けられて
いる。開口部63は、枠部61の対面する辺を結ぶ程度
の長さに渡って形成されている。
【0025】図4を用いて、物品保持具6の使用方法に
ついて説明する。尚、床面66は、織物状のシートで覆
われており、微小なループ部が形成されている。
【0026】床面66上に置かれた箱65を覆うように
物品保持具1を配置する。網部62は伸縮性を有してい
るので、箱65に沿うように伸び、箱65を保持する。
面ファスナー部(図示しない)は、床面66のループ部
と絡み合うことで、枠部61を床面66に固定する。枠
部61は可撓性を有しているので、床面66に凹凸があ
ってもそれに沿って床面66に固定される。
【0027】箱65を取り出す場合には、物品保持具1
の開口部63から取り出す。枠部11は可撓性を有して
いるので、第1の実施形態と同様に取り出してもよい。
【0028】第3の実施形態の作用及び効果について説
明する。第1の実施形態の作用及び効果に加えて次の作
用及び効果がある。網部62には開口部63を有してい
るので、物品保持具6を保持面66上に戴置した状態
で、箱65を開口部63を通して出し入れすることがで
きる。
【0029】本発明の第4の実施形態に係る物品保持具
7について説明する。図5は、第4の実施形態に係る物
品保持具7を示した図である。図5(a)は、物品保持
具7の平面図である。図5(b)は、固定部73を示し
た斜視図である。物品保持具7は、伸縮性を有する網部
72と、網部72が固定されている可撓性を有する固定
部73と、固定部73に設けられた面ファスナー部73
2aとから構成されている。
【0030】網部72は、ゴム等の伸縮性のある材料で
形成されている。網部72の各網目部は略正方形であ
る。各網目部の大きさは、指が引っかけられる程度が好
ましい。本実施形態の場合は、各網目部の一辺の長さは
3cm程度である。網部71の外周には外縁部72が配
置されている。外縁部72は、網部71の一部として形
成されていてもよい。外縁部72に、固定部73が着脱
自在に4個配置されている。
【0031】固定部73は、第1の部分731と第2の
部分732とから構成されている。第1の部分731と
第2の部分732は回転軸733を中心として回動する
ように形成されている。第1の部分731と第2の部分
732は外縁部72を挟んで、当接部材731aによっ
て当接されている。第2の部分732の、当接部材73
1aに当接する面とは反対側の主面には、面ファスナー
732aが配置されている。
【0032】面ファスナー部732aは、ループ面と接
するとフック面として機能する部分として形成されてい
る。このような機能を果たすために、面ファスナー部7
32aを構成する多数の微小突起の先端部が、鉤状や矢
尻状やキノコ状をしている。
【0033】図7は、固定部73の変形例である固定部
83を示した図である。固定部83は、本体部831と
フック部832とから構成されている。フック部832
は、外縁部72に引っかけることができるように形成さ
れている。本体部831には、面ファスナー部831a
が配置されている。
【0034】第4の実施形態の作用及び効果について説
明する。物品を保持する網部71は伸縮性を有している
ので、物品の大きさや形態に関わらず保持することがで
きる。網部71の外縁部72に固定部(73、83)が
着脱自在に配置されているので、保持対象物の大きさや
形態に合わせて固定部(73、83)の位置を変更する
ことができる。固定部73の一主面に、ループ面と接し
た際にフック面として機能する面ファスナー部(732
b、831a)を有しているので、ループ部を有する床
面に固定することができる。固定部(73、83)は可
撓性を有しているので、床面から離しやすい。固定部
(73、83)を複数個設けているので、床面に凹凸が
あった場合でも物品を保持することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、物品を保持する網部は
伸縮性を有しているので、物品の大きさや形態に関わら
ず、荷室の床面に物品を保持することができる。枠部は
板状であり可撓性を有しているので、物品保持具を荷室
の床面から離しやすい。枠部の一主面に、ループ面と接
した際にフック面として機能する面ファスナー部を備え
ているので、荷室の床面にループ面が形成されている
と、互いに絡み合って離れにくくなる。これらの構成に
より、自動車や飛行機などの移動するものの中でも物品
を床面に保持することができる。従って、本発明の目的
とする、荷室に物品を簡便に保持できる物品保持具の提
供、及び、物品の大きさや形状に関わらず荷室に物品を
保持できる物品保持具の提供が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る物品保持具を示した図で
ある。
【図2】図1に示す物品保持具の使用状態を示した図で
ある。
【図3】第2の実施形態に係る物品保持具の網部を示し
た図である。
【図4】第3の実施形態に係る物品保持具を示した斜視
図である。
【図5】第4の実施形態に係る物品保持具を示した図で
ある。
【図6】図5に示す物品保持具の固定部の変形例を示し
た図である。
【符号の説明】
1…物品保持具、11…枠部、12…網部、13…面フ
ァスナー部、111…第1の矩形部材、112…第2の
矩形部材、111a…切り欠き部、112a…主面、1
2a…網目部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮性を有する網部と、 前記網部が固定されており、前記網部の外縁を囲繞し可
    撓性を有する板状の枠部と、 前記枠部の一主面に配置され、ループ面と接した際にフ
    ック面として機能する面ファスナー部とを備える物品保
    持具。
  2. 【請求項2】 伸縮性を有する網部と、 前記網部の外縁部に着脱自在に配置された可撓性を有す
    る複数の固定部と、 前記固定部の一主面に配置され、ループ面と接した際に
    フック面として機能する面ファスナー部とを備える物品
    保持具。
  3. 【請求項3】 前記網部の各網目格子を構成する格子部
    材は、湾曲している請求項1又は2に記載の物品保持
    具。
  4. 【請求項4】 前記網部に開口部を有する請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の物品保持具。
JP2001055378A 2001-02-28 2001-02-28 物品保持具 Pending JP2002254988A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009133565A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Daikin Ind Ltd 冷凍装置用コントロールボックス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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