JPH1143187A - パレットに積載した板状体の固定方法および固定具 - Google Patents

パレットに積載した板状体の固定方法および固定具

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JPH1143187A
JPH1143187A JP5649098A JP5649098A JPH1143187A JP H1143187 A JPH1143187 A JP H1143187A JP 5649098 A JP5649098 A JP 5649098A JP 5649098 A JP5649098 A JP 5649098A JP H1143187 A JPH1143187 A JP H1143187A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガラス板等の板状体、特に複層ガラス板をパレ
ットに複数枚立て掛けて積載運搬時、転倒防止のため固
定する方法および固定具に関する。 【解決手段】立掛け積層する複数枚の板状体をパレット
の背板側に固定する方法において、長さ調整具により長
さ調整自在な非伸縮性素材のバンドと、伸縮性素材のバ
ンドとを連結具を介して連結し、非伸縮性バンドの一端
をパレットの背板側に固定し、前記連結部の1つを着脱
分離自在な連結具で連結させるようにし、該バンドを縦
方向及び/又は横方向に少なくとも1つ以上設け、複数
枚の板状体の傾倒を抑止させて板状体を固定するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス板等の板状
体、特に複層ガラス板をパレットに複数枚立て掛けて積
載運搬時、転倒防止のため固定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ガラス板等の板状体を輸送運
搬するにあたり、パレット等に多数枚縦積みして輸送す
るが、輸送中の荷崩れや転倒を防止するため様々な工夫
がされている。
【0003】たとえば、ポリプロピレン等からなるベル
ト状のPPバンドを用い、積層したガラス板をパレット
の背板や床桟等に直接縛り付けたり、あるいは背枠や床
桟に回して樹脂製のストッパーと称する締付材で締め付
けることにより、固定する方法が一般的に良く行われて
いる。
【0004】また、ポリエチレン等の非常に薄く幅広の
ストレッチフイルムシートを用い、パレットの背板に立
て掛け積層したガラス板の周囲を該背板と共に数周に亘
って巻き、ガラス板を背板に固定させる方法も行われて
いる。
【0005】また、実開平4−1168号公報には、パ
レット上に積載された貨物の上面を覆う天部から四方へ
延びる辺部の各端縁に剛性のある板材からなる保形プレ
ートを取付け、この保形プレートにパレットの取付け部
に係着させる取付金具を設け、各辺部の端部に保形性を
持たせた航空貨物輸送用ネットが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ベルト状のPPバンド
を用いて板状体をパレットに固定する方法は、板状体を
パレットの背板や床桟等に縛り付け、あるいは回してス
トッパーで締付る為、固定作業に時間がかかり、また複
層ガラスの場合には集中荷重が掛かるためガラスが割れ
やすいという問題点があった。
【0007】また、ストレッチフイルムシートを用いて
立て掛け積層したガラス板の周囲を該背板と共に巻き、
ガラス板を背板に固定させる方法は、複数回巻くため非
常に時間がかかり作業性が悪く、また使用済みのフイル
ムシートは繰り返し使用できないので、産業廃棄物とな
り地球環境対策の施策上問題であり、処分するのに費用
が掛かるという問題点があった。
【0008】また、実開平4−1168号公報に記載の
ものは、段ボール等を段積みした比較的安定して自立す
る貨物の荷崩れを防止するためのネットであって、ガラ
ス板等の板状体を立て掛け積層したものには適用しがた
いものであった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点の
解決を図る、すなわちパレット上に立て掛け状態で積載
した板状体をサイズ、枚数に関わらずパレットにワンタ
ッチで短時間に固定でき、繰り返し使用可能とすること
を目的として、立掛け積層する複数枚の板状体をパレッ
トの背板側に固定する方法において、長さ調整具により
長さ調整自在な非伸縮性素材のバンドと、伸縮性素材の
バンドとを連結具を介して連結し、非伸縮性バンドの一
端をパレットの背板側に固定し、前記連結部の1つを着
脱分離自在な連結具で連結させるようにし、該バンドを
縦方向及び/又は横方向に少なくとも1つ以上設け、複
数枚の板状体の傾倒を抑止させるようにし、あるいは、
立掛け積層する複数枚の板状体をパレットの背板側に固
定する方法において、該複数枚の板状体の傾倒を抑止で
きる引張り方向の弾性力を有する伸縮性素材からなるバ
ンドで縦方向及び/又は横方向に少なくとも1つ以上設
け、バンドの両端に設けたフックをパレットの背板に設
けた金具に係止させて板状体を固定するようにし、ある
いはまた、立掛け積層する複数枚の板状体をパレットの
背板側に固定する方法において、該複数枚の板状体の傾
倒を抑止できる引張り方向の弾性力を有する伸縮性素材
からなる固定用ネットで板状体を板状体の前面側より被
嵌し、該固定用ネット両端に設けたフックをパレットの
背板両端部に設けた金具に係止させて板状体を固定する
ようにし、さらに、前記固定用ネット、或いはバンドに
設けたフックに代えて面状ファスナとし、板状体とパレ
ットの背板共にバンドで囲繞し、該バンドの両端に固着
した面状ファスナで接着するようにし、さらにまた、前
記固定用ネット、或いはバンドに設けたフックに代えて
面状ファスナとし、板状体の前面側に当接させたバンド
の両端を、パレットの背枠に設けた金具に挿通折返しさ
せ、先端面に固着した面状ファスナと、その反対面で折
返し部付近に固着させた面状ファスナとで接着するよう
にし、さらにあるいは、前記固定用ネット或いはバンド
を低伸縮性の材質とし、フックとの接続部に該複数枚の
板状体の傾倒を抑止できる引張り方向の弾性力を有する
バネを設けるようにしたパレットに積載した板状体の固
定方法と、立掛け積層する複数枚の板状体をパレットの
背板側に固定する固定具において、長さ調整具により長
さ調整自在な非伸縮性バンドと、伸縮性バンドとを連結
具を介して連結し、非伸縮性バンドの一端をパレットの
背側に固定し、前記連結部の1つを着脱分離自在な連結
具としたパレットに積載した板状体の固定具を提供す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に示すように、弾性ゴム等の
伸縮性素材からなるバンド20の両端に、連結具22、
24等により長さ調整を自在とする非伸縮性素材からな
るバンド21、21’を着脱具22、連結具23、24
を介して連結し、前記連結具等の1つを着脱分離自在な
着脱具22とした。
【0011】前記着脱分離自在な着脱具22は、樹脂ま
たは金属製からなり、着脱具22を二つに分離した時の
先端部の各形状が凸形状の着脱部22aと凹形状の着脱
部22bとに分離できる公知のものを使用する。
【0012】該着脱分離自在な着脱具22を分離したと
きの片方の取付部に非伸縮性バンド21’を挿通し、折
り返し後の非伸縮性バンド21’の先端部には抜止め部
27’を設けて該バンド21’が着脱部22から外れな
いようにした。
【0013】該着脱具22の他方側の取付部には伸縮性
素材からなるバンド20をループ状に取り付け、前記着
脱自在な着脱具22の取付位置と反対側の伸縮性バンド
20のループ状の端部に連結具24を介して非伸縮性素
材からなるバンド21を取り付けた。
【0014】さらに、伸縮性素材からなるバンド20と
連結した方の非伸縮性バンド21の片端、および伸縮性
素材からなるバンド20と連結していない方の前記非伸
縮性バンド21’の片端のそれぞれを、パレット1の背
側の支柱を回して折り返し、連結具23、23’により
非伸縮性素材からなるバンド21、21’の端部が抜け
て外れないように先端に抜止め部27、27’を設け
た。
【0015】伸縮性素材からなるバンド20と連結して
いない方の非伸縮性素材からなるバンド21’は着脱具
22を分離した凸形状の着脱部22aの取付部に挿通
し、折り返しによってパレット1の支柱からの長さを調
整できる。一方、伸縮性素材からなるバンド20と連結
した側の非伸縮性素材からなるバンド21も伸縮性素材
からなるバンド20との連結具24に挿通して折り返し
によってパレット1の支柱からの長さを調整できる。
【0016】さらに、非伸縮性の素材からなるバンド2
1、21’の一部を被覆するようにエッジ当て部26、
26’を設け、該エッジ当て部26、26’を非伸縮性
素材からなるバンド21、21’の範囲内でスライド移
動可能としたものであり、パレット1上に固定する板状
体Pがガラス板等のエッジの鋭いものである場合に固定
具の磨耗防止、およびガラス板の養生として有効であ
る。
【0017】図2に示すものは、パレット1上のガラス
板等の板状体Pを固定するために図1に示す固定具19
を使用した一実施例を示すもので、縦積みした複数枚の
ガラス板等の板状体Pを、前記固定具19を複数セット
水平方向に設けて固定させ、板状体Pの輸送時の荷崩れ
等を防止させるようにしたものである。
【0018】着脱自在な着脱具22の凸形状の着脱部2
2aを凹形状の着脱部22bに差込み伸縮性素材からな
るバンド20と非伸縮性素材からなるバンド21’とを
連結させる。
【0019】非伸縮性素材からなるバンド21、21’
に設けた左右のエッジ当て部26、26’を板状体Pの
最前列側(最も外側列)のエッジ部に当たるように位置
調整し、また、伸縮性素材からなるバンド20がパレッ
ト中央部付近に位置させるために、非伸縮性素材からな
るバンド21、21’の端部を引っ張り、さらに、伸縮
性バンド20を引き伸ばして張力を加え、伸縮性素材か
らなるバンド20の張力により非伸縮性素材からなるバ
ンド21、21’を常時引張り状態とし、固定具19に
より板状体P全体を締め付けるものである。
【0020】同様にして、複数セットの固定具19、1
9、・・を水平方向に設けて、縦積みした板状体Pを締
付け固定する。このように、伸縮性素材からなるバンド
20と非伸縮性素材からなるバンド21を連結させたこ
とにより、板状体Pの輸送時において、振動等で固定具
19がわずかに緩む方向の力が働いても伸縮性素材から
なるバンド20の伸縮力により吸収され、僅かに緩んだ
としても伸縮性素材からなるバンド20の張力で板状体
Pを締付力が低下することがない。
【0021】さらにまた、輸送時の衝撃に対するガラス
エッジ部を押さえているバンドの締結力が増大するのを
伸縮性素材からなるバンド20が緩和し、締付力による
エッジ部のワレ等を防止できる。
【0022】また、前記着脱具22がワンタッチで取外
しができ2つに分離できるので、作業性も良く、また繰
り返し使用が可能である。また、変形実施例として、図
3に示すように、パレット1の背板3に凭れ掛けるよう
にして底枠4上の床桟5上に立掛け積層する複数枚の板
状体Pの最前列側より伸縮性素材からなる固定用バンド
12、12、・・で縦方向及び/又は横方向に少なくと
も1つ以上設け、固定用バンド12、12、・・の両端
に設けたフック11、11、・・をパレット1の背枠2
の支柱部に設けた複数の金具6、6、・・に係止させ、
固定用バンド12、12、・・の伸縮力により板状体P
をパレット1の背板3側に押し付け固定するようにし
た。
【0023】固定用バンド12、12、・・はパレット
1の幅程度の大きさのものを複数列、例えば3列用意
し、各固定用バンド12、12、・・のそれぞれの両端
に例えば2箇所づつフック11、11、・・を取り付け
た。
【0024】板状体Pの高さ方向の寸法が低い場合は、
図3のように固定用バンド12、12の板状体Pと当接
する固定用バンド12、12のみが積層する板状体Pに
より伸びた状態となり、また、板状体Pの高さ方向の寸
法が高い場合は、図4のように固定用バンド12全体が
板状体Pにより伸びた状態となり、板状体Pの縦方向若
しくは横方向の寸法が変化しても、同一の固定用バンド
12で板状体Pをパレットに固定することができる。
【0025】さらに、別の変形実施例として、図5に示
すように、パレット1の背板3に凭れ掛けるようにして
底枠4上の床桟5上に立掛け積層する複数枚の板状体P
の最前列側より伸縮性素材からなる固定用ネット10を
被せ、該固定用ネット10の両端に設けた複数のフック
11、11、・・をパレット1の背枠2の支柱部に設け
た複数の金具6、6、・・に係止させ、固定用ネット1
0の伸縮力により板状体Pをパレット1の背板3側に押
し付け固定するようにした。
【0026】固定用ネット10はパレット1の背枠程度
の大きさのものを用意し、板状体Pの高さ方向の寸法が
固定用ネット10より小の場合は、図5のように固定用
ネット10の下方部の板状体Pと当接する部分のみ積層
する板状体Pにより伸びた状態となり、また、板状体P
の高さ方向の寸法が固定用ネット10より大の場合は、
図6のように固定用ネット10全体が板状体Pにより伸
びた状態となり、板状体Pの縦方向若しくは横方向の寸
法が変化しても、同一の固定用ネット10で板状体Pを
パレットに固定することができる。
【0027】さらにまた、図8に示すように、固定用バ
ンド12’の両端部に面状ファスナ13を貼着させ、図
7に示すように板状体Pの例えば縦方向に固定用バンド
12’、12’を2列設け、固定用バンド12’、1
2’で板状体Pとパレット1の背板3をそれぞれ囲繞さ
せ、面状ファスナ13で固定用バンド12’の両端を係
着させてループ状とし、板状体Pを締付け固定するよう
にした。
【0028】さらに、図9に示すように、板状体の前面
側のみに当接させたバンド12’の両端を、パレット1
の背枠に設けた金具6に挿通折返しさせ、バンド12’
の先端面に固着させた面状ファスナと、とその反対面で
折り返し部付近に固着させた面状ファスナとを接着する
ようにしてもよい。
【0029】さらにまた、図10に示すように、前記固
定用ネット或いは固定用バンド12”を伸縮しないが強
靭な材質とし、両端に設けるフック11、11、・・と
の接続部にはバネ14、14、・・を設けるようにし、
バネ14、14、・・の伸縮によりパレット1に積載し
た板状体Pを背板側に押圧固定させることができる。
【0030】このように、パレット1上に立て掛け積層
する板状体Pの最前列側より伸縮性素材からなる固定用
ネット10、若しくは固定用バンド12で覆うように設
け、固定用ネット10若しくは固定用バンド12の両端
に設けた複数のフック11、11、・・をパレット1の
背枠2に設けた金具3、3、・・に係止させれば、積層
した板状体Pは固定用ネット10若しくは固定用バンド
12の伸縮力により締め付けられて固定され、手前方向
は勿論、横方向にもずれることはなく、輸送中の転倒、
荷ズレを防ぐことができる。
【0031】また、積載する板状体Pが小サイズから大
サイズまで、同一の固定用ネット10、あるいは固定用
バンド12で対応でき、着脱も容易であることより作業
効率も良い。
【0032】前記伸縮性素材としてはブチルゴム等の弾
性ゴム、あるいは合成樹脂、あるいはまた金属線のコイ
ル状スプリング、さらにはこれらを組合せ撚り合わせた
紐状のものが考えられる。
【0033】この場合、ネットの上側になる部分や、上
側に掛けるバンドほど、弾性力の大きいものとしても良
い。尚、板状体Pのサイズ、重量により、必要に応じて
板状体Pを固定した上でさらに、パレット1の前面側に
前枠を設け、板状体の転倒に備えればよい。
【0034】以上、好適な実施例について述べたが、本
発明はこれに限定されるものではなく種々の応用が考え
られるものである。床桟5、5、・・及び背板3、3、
・・には緩衝材としてゴム製のシートを貼着し、ガラス
板等の板状体Pとの当接側にゴム板等の緩衝材を貼着し
た。
【0035】パレット1上に載置する板状体Pは必ずし
も同一形状、サイズの板状体Pとする必要はなく、必要
があれば異なったサイズのガラス板としても良い。ま
た、板状体Pとは、強化ガラス板、半強化ガラス板、生
板等の単板、あるいは複数枚の強化ガラス相互、あるい
は強化ガラスと生板ガラスを組み合わせてPVBやEV
A等の中間膜または樹脂注入で接着した合わせガラス、
および前記のガラス板に飛散防止樹脂膜を貼着したもの
等の湾曲ガラス板もしくはフラットなガラス板、さらに
は前記ガラス板を組み合わせた複層ガラス板であり、建
築用、車両用、産業用、家具用、あるいはその素板等が
対象となり、その形状としても方形のものから異形なも
のまで対象となることは云うまでもない。
【0036】
【発明の効果】本発明は、ガラス板等の板状体をパレッ
トに立て掛け状態で積載時、板状体のパレットへの固定
がワンタッチで短時間ででき、作業の簡略化ができる。
また、固定する固定用ネットやバンド等の固定具が繰り
返し使用可能な為、経費削減となる。
【0037】また、積載する板状体の枚数、サイズが変
化しても対応でき、サイズの異なる板状体の混載もでき
る。さらに伸縮性素材からなるバンドと非伸縮性素材か
らなるバンドを連結させた固定具を用いれば、板状体の
輸送時において、振動等で固定具がわずかに緩む方向の
力が働いても伸縮性素材からなるバンドの伸縮力により
吸収され、僅かに緩んだとしても伸縮性素材からなるバ
ンドの張力で板状体の締付力が低下することがない。さ
らにまた、輸送時の衝撃に対するガラスエッジ部を押さ
えているバンドの締結力が増大するのを緩和し、エッジ
部のワレ等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伸縮性素材からなるバンドと非伸縮性
素材からなるバンドを連結させた固定具を示す斜視図。
【図2】本発明の実施例で、図1に示す固定用バンドに
よる板状体を固定する状態を示す斜視図。
【図3】本発明の実施例で、固定用バンドによる小サイ
ズの板状体を固定する状態を示す斜視図。
【図4】図3に示す板状体が大サイズの場合の斜視図。
【図5】本発明の別の実施例で、固定用ネットによる小
サイズの板状体を固定する状態を示す斜視図。
【図6】図5に示す板状体が大サイズの場合の斜視図。
【図7】本発明のさらに別の変形実施例を示す斜視図。
【図8】図7で使用する固定用バンドの斜視図。
【図9】本発明のさらに別の変形実施例を示す斜視図。
【図10】本発明のさらに別の変形実施例を示す斜視
図。
【符号の説明】
P 板状体 1 パレット 2 背枠 3 背板 4 底枠 5 床桟 6 金具 10 固定用ネット 11 フック 12、12’、12” 固定用バンド 13 面状ファスナ 14 バネ 19 固定具 20 伸縮性素材からなるバンド 21、21’ 非伸縮性素材からなるバンド 22 着脱具 23、23’、24、25 連結具 26、26’ エッジ当て部 27、27’ 抜止め部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】立掛け積層する複数枚の板状体をパレット
    の背板側に固定する方法において、長さ調整具により長
    さ調整自在な非伸縮性素材のバンドと、伸縮性素材のバ
    ンドとを連結具を介して連結し、非伸縮性バンドの一端
    をパレットの背板側に固定し、前記連結部の1つを着脱
    分離自在な連結具で連結させるようにし、該バンドを縦
    方向及び/又は横方向に少なくとも1つ以上設け、複数
    枚の板状体の傾倒を抑止させることを特徴とするパレッ
    トに積載した板状体の固定方法。
  2. 【請求項2】立掛け積層する複数枚の板状体をパレット
    の背板側に固定する方法において、該複数枚の板状体の
    傾倒を抑止できる引張り方向の弾性力を有する伸縮性素
    材からなるバンドで縦方向及び/又は横方向に少なくと
    も1つ以上設け、バンドの両端に設けたフックをパレッ
    トの背板に設けた金具に係止させて板状体を固定するよ
    うにしたことを特徴とするパレットに積載した板状体の
    固定方法。
  3. 【請求項3】立掛け積層する複数枚の板状体をパレット
    の背板側に固定する方法において、該複数枚の板状体の
    傾倒を抑止できる引張り方向の弾性力を有する伸縮性素
    材からなる固定用ネットで板状体を板状体の前面側より
    被嵌し、該固定用ネット両端に設けたフックをパレット
    の背板両端部に設けた金具に係止させて板状体を固定す
    るようにしたことを特徴とするパレットに積載した板状
    体の固定方法。
  4. 【請求項4】前記固定用ネット、或いはバンドに設けた
    フックに代えて面状ファスナとし、板状体とパレットの
    背板共にバンドで囲繞し、該バンドの両端に固着した面
    状ファスナで接着するようにしたことを特徴とする請求
    項2乃至3記載のパレットに積載した板状体の固定方
    法。
  5. 【請求項5】前記固定用ネット、或いはバンドに設けた
    フックに代えて面状ファスナとし、板状体の前面側に当
    接させたバンドの両端を、パレットの背枠に設けた金具
    に挿通折返しさせ、先端面に固着した面状ファスナと、
    その反対面で折返し部付近に固着させた面状ファスナと
    で接着するようにしたことを特徴とする請求項2乃至3
    記載のパレットに積載した板状体の固定方法。
  6. 【請求項6】前記固定用ネット或いはバンドを低伸縮性
    の材質とし、フックとの接続部に該複数枚の板状体の傾
    倒を抑止できる引張り方向の弾性力を有するバネを設け
    るようにしたことを特徴とする請求項2乃至3記載のパ
    レットに積載した板状体の固定方法。
  7. 【請求項7】立掛け積層する複数枚の板状体をパレット
    の背板側に固定する固定具において、長さ調整具により
    長さ調整自在な非伸縮性バンドと、伸縮性バンドとを連
    結具を介して連結し、非伸縮性バンドの一端をパレット
    の背側に固定し、前記連結部の1つを着脱分離自在な連
    結具としたことを特徴とするパレットに積載した板状体
    の固定具。
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KR100438200B1 (ko) * 2003-11-24 2004-07-02 삼성코닝정밀유리 주식회사 디스플레이용 평판유리 포장 콘테이너 및 포장방법
KR100574115B1 (ko) * 2004-11-02 2006-04-26 삼성코닝정밀유리 주식회사 디스플레이용 평판유리 포장 콘테이너
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