JP2005145535A - 緩衝部材及びこれを用いた緩衝装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置等を回収、輸送する際に使用するのに適するようにした緩衝部材及びこれを用いた緩衝装置を提供する。
【解決手段】梱包材や外部の部材等との間と被輸送物との間に配設する緩衝部材1を、略円柱形の台状基部2から外向きに互いに反対方向へ突出する拡開状の一対の椀状の緩衝部3、3で構成し、椀状の部材を高台側を合わせた背中合わせとし、緩衝部3、3の間に台状基部2の厚み分だけ一定の間隔を開ける構造とする。台状基部2には、連結用取手4を一体に設ける。緩衝部3の外周縁3aは丸めて、梱包材等との接触の際に相手を傷つけないようにする。緩衝部3は、弾性と軟質性を持つ材料製として緩衝用のクッション性を確保する。
【選択図】図1
【解決手段】梱包材や外部の部材等との間と被輸送物との間に配設する緩衝部材1を、略円柱形の台状基部2から外向きに互いに反対方向へ突出する拡開状の一対の椀状の緩衝部3、3で構成し、椀状の部材を高台側を合わせた背中合わせとし、緩衝部3、3の間に台状基部2の厚み分だけ一定の間隔を開ける構造とする。台状基部2には、連結用取手4を一体に設ける。緩衝部3の外周縁3aは丸めて、梱包材等との接触の際に相手を傷つけないようにする。緩衝部3は、弾性と軟質性を持つ材料製として緩衝用のクッション性を確保する。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像形成装置等の回収輸送における緩衝に用いる緩衝部材と、これを用いた緩衝装置に関する。
従来、画像形成装置等を回収輸送する場合、回収対象となる装置に専用の輸送用梱包箱を使用したり、気泡層を有するシート状緩衝材を回収対象の外周に巻きつけあるいは被せたりする方法がある(例えば特許文面1参照)。また吸着部材を使用するものもある(例えば特許文面2参照)。また従来の緩衝材は、画像形成装置等の外装部を保護する保護材の上から装着するようになっている。
特開平10−24509号公報
特開2002−28099号公報
しかしながら、従来のようにシート状等の緩衝材を画像形成装置等の外周に巻きつけたり被せたりする場合、かさばってしまい、輸送用の車の荷台上等において場所をとってしまうという不具合がある。また緩衝材が破損しやすく、繰り返し使用にはあまり適さないという問題もある。さらに吸着部材を使用する例では養生部材との一体化形状となっており、取り扱い難いという不具合がある。
また従来の緩衝材は、画像形成装置等の外装部を保護する保護材の上から装着することから強度重視となり、硬めの材料で作られ、画像形成装置等の外装部材に直接に装着すると外装部材に傷をつけてしまい、外観性を低下させやすいという不具合がある。
本発明は上述した従来の問題点に考慮して画像形成装置等を回収、輸送する際に使用するのに適するようにした緩衝部材及びこれを用いた緩衝装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る緩衝部材は、梱包材や外部の部材等との間と被輸送物との間に配する緩衝部材であって、台状基部から外向き反対方向へ拡開して突出する一対の椀状の緩衝部を備えてなることを特徴とする。
請求項2に係るものは、請求項1の緩衝部材において、前記緩衝部が半球状であることを特徴とする。
請求項3に係るものは、請求項1の緩衝部材において、前記緩衝部が升状であることを特徴とする。
請求項4に係るものは、請求項1ないし3のいずれかの緩衝部材において、前記緩衝部が蛇腹状であることを特徴とする。
請求項5に係るものは、請求項1ないし4のいずれかの緩衝部材において、前記台状基部が前記梱包材の厚さ以上の厚さを有することを特徴とする。
請求項6に係るものは、請求項1ないし5のいずれかの緩衝部材において、前記台状基部の外周面にロープや紐等の連結部材や締結部材を係止するための係止部を設けてなることを特徴とする。
請求項7に係るものは、請求項6の緩衝部材において、前記係止部が取手状であることを特徴とする。
請求項8に係るものは、請求項1ないし7のいずれかの緩衝部材において、前記緩衝部材が軟質の弾性材からなることを特徴とする。
請求項9に係る緩衝装置は、請求項6または7の緩衝部材を一対用い、これら緩衝部材の前記係止部間を前記緩衝部と同材質の連結部材で連結してなることを特徴とする。
本発明の緩衝部材及び緩衝装置は、従来に比べて嵩張らず、回収も簡単にできて繰り返し使用を可能とする。そのため省資源、省エネルギーにも貢献できる。また重量軽減も図れ、取り扱い易くできる。さらに複数の被輸送物を隣り合わせて搬送する場合の積み込み時間の低減や、被輸送物の外観への加傷を少なくでき、したがって梱包を簡略化も可能とすることができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、図に示す実施例を参照して説明する。
図1は、本発明に係る緩衝部材の第1実施例の構造を示す正面断面図(A)、側面図(B)及び要部拡大図(C)である。本実施例の緩衝部材1は、梱包材や外部の部材等との間と被輸送物との間に配設するものであって、略円柱形の台状基部2から外向きに互いに反対方向へ突出する拡開状の一対の椀状の緩衝部3、3を備える。換言すると、椀状の部材を高台側を合わせた背中合わせとし、緩衝部3、3の間に台状基部2の厚み分だけ一定の間隔を開ける構造としたものである。台状基部2には、連結用取手4を一体に設けた構造となっている。
図1(C)に示すように、緩衝部3の外周縁3aは丸めてあり、梱包材や外部の部材等との接触の際に相手を傷つけないようにしてある。また緩衝部3の材質は、弾性と軟質性を持つ材料(例えばプロロプレンゴム、ポリウレタンゴム、シリコンゴム等)で形成し、材料と形状により緩衝用のクッション性を確保してある。
すなわち本例では、緩衝部材1が従来のものに比べてかさ張らないので、緩衝部材1の回収も簡単にでき、しかも繰り返し使用可能である。この点は、省資源、省エネルギーに貢献できる。また緩衝部3が椀形状であるので、必要な材料の量を低減させ、かつ重量を軽減できる。この点により、取り扱いもし易くなる。
図2は、本発明に係る緩衝部材の第2実施例の構造を示す正面断面図(A)及び側面図(B)である。本実施例の緩衝部材11は、略角柱形の台状基部12から外向きに、互いに反対方向へ突出する拡開状の一対の椀状の緩衝部13、13を備えており、緩衝部材13の外形形状を四角形のジャバラ状として緩衝用のクッション性を確保したものである。その他の構成は先の実施例と同様につき、同一ないし類似の部分に同一の符号を付し、説明を省略する。またこの例でも、緩衝部材13の外周縁を先の実施形態と同様に丸めておいても良い。
なお上述したいずれの実施例においても、形状、サイズ、厚さ等の諸寸法及び軟らかさ等は、緩衝の対象とする画像形成装置等の被運搬装置の寸法や外装の硬度等に合わせれば良く、種々の変形例が考えられるが、基本的な構成、構造は上述の実施形態と同様であるので説明を省略する。
図3は、本発明に係る緩衝装置の第1実施例を示す斜視図である。本実施例の緩衝装置は、先に説明した緩衝部材の第1実施例に係る緩衝部材1を2対用いており、各緩衝部材1を単体の画像形成装置等の被輸送物10に装着した例である。すなわち被輸送物10の外周四面にそれぞれ一方側の緩衝部材3が直接に接触するように配置し、対向面に位置する緩衝部材1の連結用取手4間をロープや紐等の連結部材20で連結したものである。なお、連結部材20には、緩衝部材1と同じ軟質性の材料でできたものを用いると、被輸送物10への加傷を低減できるので好ましい。もちろん本例で図2に示す緩衝部材11やその他の変形例を使用しても良い。
すなわち本実施例においては、軟質性の材質からなる緩衝部材1を画像形成装置等の被輸送物10の外装部に直接装着しても、装着部分との接触面積が小さくかつ軟らかいので、被輸送物10に傷を付けることがなく、外観性が低下することを防げる。また回収時の梱包を簡略化でき、この点でも省資源に貢献できる。また被輸送物10に傷を付けにくいことから、被輸送物10の外装部を再使用できる可能性が高まり、これも省エネルギー、省資源に貢献できる。
なお本例では、2ヶ1組にする緩衝部材1、1間をつなぐ連結部材20の長さを、被輸送物10のサイズに合わせて調整しておけば、被輸送物10の前側に位置する緩衝部材1に装着した紐を被輸送物10の上面から後側へ渡すことにより、容易に装着位置を設定できる。もちろん紐状の連結部材20で保持しているので、手を離しても緩衝部材1が落下するという心配が無く、装着時間を短縮して生産性を上げ、このことによっても省エネルギーに貢献できる。
図4は、本発明に係る緩衝装置の第2実施例を示す概念的平面図である。本実施例の緩衝装置は、複数台の画像形成装置等の被輸送物10・・・に装着した例である。この例は、例えば輸送時にトラックの荷台に被輸送物10を複数台積み込んだ場合を表しており、積み込みの状態に応じて画像形成装置等の被輸送物10に対して1台当り1組装着するものと、2組装着するものがある例を示している。図中30は荷台の側壁を示す。もちろん被輸送物10の1台当りに対して使用可能な緩衝部材の個数は制限されるものではなく、被輸送物10のサイズや重量等により適宜増減すればよい。その他の構成は図3の例と同様であるので説明を省略する。もちろん本例でも図2に示す緩衝部材11やその他の変形例を使用できる。
すなわち本例においては、椀形状を背中合わせにして構成した緩衝部材11を、画像形成装置等の被輸送物10を回収のために輸送する際に、1台に装着することによって隣り合う装置には同じ側に装着する必要が無い。したがって、積み込みに要する時間を短縮でき、その分、省エネルギーに貢献できる。
また台状基部2の厚み分だけ緩衝部3、3の間に一定の間隔が開くので、緩衝部3が圧縮された場合でも積み込まれた時に隣り合う被輸送物10同士がぶつかる恐れがなく、従って被輸送物10の破損や外装の傷付きを最小限に止め、外装部の再使用の可能性を高め、省資源、省エネルギーに貢献できる。
なお図3、図4の実施例において図2に示す緩衝部材11やその他の変形例を使用しても良いことはもちろんである。
1、11:緩衝部材
2、12:台状基部
3、13:緩衝部
3a:緩衝部の外周縁
4:連結用取手
10:被輸送物
20:連結部材
30:荷台の側壁
2、12:台状基部
3、13:緩衝部
3a:緩衝部の外周縁
4:連結用取手
10:被輸送物
20:連結部材
30:荷台の側壁
Claims (9)
- 梱包材や外部の部材等との間と被輸送物との間に配する緩衝部材であって、台状基部から外向き反対方向へ拡開して突出する一対の椀状の緩衝部を備えてなることを特徴とする緩衝部材。
- 請求項1の緩衝部材において、前記緩衝部が半球状であることを特徴とする緩衝部材。
- 請求項1の緩衝部材において、前記緩衝部が升状であることを特徴とする緩衝部材。
- 請求項1ないし3のいずれかの緩衝部材において、前記緩衝部が蛇腹状であることを特徴とする緩衝部材。
- 請求項1ないし4のいずれかの緩衝部材において、前記台状基部が前記梱包材の厚さ以上の厚さを有することを特徴とする緩衝部材。
- 請求項1ないし5のいずれかの緩衝部材において、前記台状基部の外周面にロープや紐等の連結部材や締結部材を係止するための係止部を設けてなることを特徴とする緩衝部材。
- 請求項6の緩衝部材において、前記係止部が取手状であることを特徴とする緩衝部材。
- 請求項1ないし7のいずれかの緩衝部材において、前記緩衝部材が軟質の弾性材からなることを特徴とする緩衝部材。
- 請求項6または7の緩衝部材を一対用い、これら緩衝部材の前記係止部間を前記緩衝部と同材質の連結部材で連結してなることを特徴とする緩衝装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003388699A JP2005145535A (ja) | 2003-11-19 | 2003-11-19 | 緩衝部材及びこれを用いた緩衝装置 |
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Publications (1)
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JP2003388699A Pending JP2005145535A (ja) | 2003-11-19 | 2003-11-19 | 緩衝部材及びこれを用いた緩衝装置 |
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JP (1) | JP2005145535A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009002766A (ja) * | 2007-06-21 | 2009-01-08 | Casio Comput Co Ltd | 電子機器 |
KR20160119303A (ko) * | 2015-04-02 | 2016-10-13 | 주식회사 아케아 | 의료용 체외 충격파 발생 장치 |
-
2003
- 2003-11-19 JP JP2003388699A patent/JP2005145535A/ja active Pending
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KR20160119303A (ko) * | 2015-04-02 | 2016-10-13 | 주식회사 아케아 | 의료용 체외 충격파 발생 장치 |
KR101715119B1 (ko) | 2015-04-02 | 2017-03-14 | 주식회사 젬테크 | 의료용 체외 충격파 발생 장치 |
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