JP2002254334A - 電動工具 - Google Patents

電動工具

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JP2002254334A
JP2002254334A JP2001058627A JP2001058627A JP2002254334A JP 2002254334 A JP2002254334 A JP 2002254334A JP 2001058627 A JP2001058627 A JP 2001058627A JP 2001058627 A JP2001058627 A JP 2001058627A JP 2002254334 A JP2002254334 A JP 2002254334A
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holder
anvil
hammer
gap
power tool
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JP2001058627A
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Tomomasa Nishikawa
智雅 西河
Shinki Otsu
新喜 大津
Takuma Saito
琢磨 斉藤
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、モータの出力やハンマの慣性力を
増加させることなく、先端工具を効率のよい状態に保つ
ことで、更に高い締め付け力を得られる電動工具を提供
することである。 【解決手段】 ハンマ2がアンビル3に衝撃トルクを与
えるまでに、先端工具保持具29とナットやボルトの保
持具との間に一定の間隙41を確保する間隙発生機構3
3を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インパクトドライ
バやオイルパルスドライバなどの電動工具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の電動工具は、特開昭59−882
64号に開示されているように、ハンマなどの回転慣性
体を打撃することにより衝撃トルクを発生させる機構を
有している。このような電動工具の内部構成を図11を
用いて説明する。電動工具は、略T字形状を成してお
り、コードレス工具本体を形成する二つ割ハウジング
(以下ハウジングと称す)によって形成される本体胴体
部には駆動源であるモータ12や減速機構部9などを収
容し、且つ本体胴体部から垂下するハンドル部7(グリ
ップ部)にはモータ12に電力を供給するためのトリガ
スイッチ8や蓄電池5の接続端子と電気的に接続される
接点などが収容されている。また、上記ハンドル部7の
端部は開口端部となっており、この開口端部から蓄電池
5が挿入される。
【0003】上述した本体胴体部には、モータ12や減
速機構部9以外の機構として、ドライバビット或いはレ
ンチ等の先端工具に衝撃力を付与するための衝撃トルク
発生機構が設けられている。この衝撃トルク発生機構
は、モータ12の回転動力を伝達する減速機構部9から
の出力によって回転する回転軸1に鋼球(スチールボー
ル)4を介して回転可能且つ回転軸軸方向に移動可能な
ハンマ20と、このハンマ2に設けた複数の爪部20に
打撃され回転する羽根部を有するアンビル3とから構成
されている。
【0004】また、モータ12の回転軸10端にはギヤ
歯が設けられてあり、インナーカバ15に軸受16を介
して後端が支持されたスピンドル1には、モータ12の
回転軸10端のギヤ歯と噛合う減速機構部9(以下遊星
ギヤと称す)が取りつけられている。これら遊星ギヤ9
はインナーカバ15及びハンマケース11に固着された
リングギヤ17にも噛み合っている。また、アンビル3
は、ハンマケース11に固着された軸受19により支持
され、着脱自在の先端工具29を保持する。また、スピ
ンドル1は先端をアンビル中心に設けた穴部と結合して
支持し、後端は遊星ギヤ保持部と一体化され軸受16に
より支持されており、スピンドル1はこれら回転軸10
と遊星ギヤ9及びリングギヤ17で構成される遊星機構
の減速出力によって回転する。
【0005】上記ハンマ2は、スピンドル1を囲むリン
グ域、スピンドル1に対して軸方向にスライド自在とさ
れていると共に、ばね13によって軸方向前方へと付勢
されている。ハンマ2内の内周面には、逆V字型の溝1
8が設けられており、ハンマ2の先端面にはアンビル3
と係合して回転動力をアンビル3に伝えると共に衝撃ト
ルクをアンビル3に付与する打撃部20が突設されてい
る。一方、スピンドル1の外周面には軸方向に、V字型
のカム溝14が設けられており、このカム溝14とハン
マ2内の溝18間に挿入された鋼球4を介してハンマ2
を回転する。この時、被締付け物を回転させるための負
荷トルクよりもハンマ2の回転トルクの方が小さいとハ
ンマ2は、カム溝14に沿ってバネ13を圧縮しつつ後
退し、打撃部20がアンビル3との結合から離れた時点
から、ハンマ2はアンビル3を乗り越え、更にハンマ2
はバネ13による付勢とカム溝14によるガイドを受け
て、回転しつつ前進し、打撃部20で回転前方のアンビ
ル3に衝撃トルクを与える。この衝撃トルクは先端工具
29へ伝わり、先端工具29から締結部材に衝撃トルク
が伝わり締め付け等を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した電動工具は、
先端工具に六角ソケット等を使用しており、ボルト等の
締め付けを行った場合、例えばM12のボルトでは10
00kgf・cm前後の締め付けトルクとなり、ボルト
に発生する軸力は2800kgf前後となる。しかしな
がら、2.4T系列のボルトにおいては最大軸力が60
00kgf前後であるため締め付け力を増加させること
ができる。
【0007】このため、更に締付け力を増加させるに
は、モータの出力を増加させてハンマの慣性力を増やす
ことにより、アンビルに与える衝撃トルクを増やす方法
が考えられるが、機構全体が大きくなり電動工具自体が
大型化してしまうという問題があった。
【0008】本発明の目的は、上記問題を解消し、高い
締め付け力を必要とされる回転締め付け工具において、
モータの出力やハンマの慣性力を増加させることなく、
先端工具を効率のよい状態に保つことで、更に高い締め
付け力を得られる電動工具を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、駆動源であ
るモータと、モータによって回転される回転軸と、回転
軸に形成したカム溝に挿入された鋼球を介して回転可能
且つ回転軸軸方向に移動可能なハンマと、ハンマに設け
た複数のハンマ爪により打撃され回転するアンビル爪を
有するアンビルと、アンビルに着脱自在な先端工具保持
具と、先端工具保持具に係合する保持具とを備えた電動
工具において、ハンマがアンビルに衝撃トルクを与える
までに、先端工具保持具と保持具との間に一定の間隙を
確保する間隙発生機構を設けることにより達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】本実施例におけるインパクトレン
チの打撃機構部を図1〜図10を用いて説明する。図1
から図3には本実施例におけるインパクトレンチに装着
される先端工具保持部である六角ソケットが示されてお
り、このソケットの内側の形状は、ナットやボルトなど
の締結部材と回転方向の隙間を大きくするための隙間大
部41と、ナットやボルトなどの締結部材と半径方向の
隙間を小さくするための隙間小部42が設けられてい
る。ソケット内部の2面幅Cと締結部材の2面幅Dを同
程度の寸法としており、これにより六角の角部の磨耗防
止とソケットと締結部材の捻り剛性を上げている。ま
た、ソケットの端部近傍に鋼球35を挿入する穴部を設
けている。この穴には六角の対角を挟むように4個以上
の鋼球35が配されており、且つ穴の直径は鋼球を移動
自在とする径となっており、更にソケットの内側部を鋼
球35の直径より小径として鋼球が内部に落ちない寸法
形状になっている。鋼球の外周には、鋼球を締結部材に
押し付けるためのばね性を有するCリング34が配され
ている。ソケットの穴のある前端部には、Cリング34
を収納する溝36と、Cリング34が回転することを防
止するストッパ37が設けられている。
【0011】このような構成にすることで、六角ソケッ
トが回転すると、図7に示すように六角ソケットにより
保持されているナットに隙間41分、六角ソケットが移
動し、衝撃トルクを与える。この衝撃トルクを与えるま
でには、六角ソケットの回転に伴い鋼球35が外径方
向、即ちCリング34を押し上げる方向に移動する。1
回目の衝撃トルクが与えられると次の衝撃トルクが与え
られるまでの間に、先に述べた鋼球35がCリング34
の弾性力により内径方向に押し下げられ、回転方向にお
けるナットと六角ソケットとの間に衝撃用の間隙を形成
する。即ち、上述した部材から構成される間隙発生機構
により、ナットを初期位置に戻すようにしている。この
繰り返しにより締結作業を行っていく。なお、緩め方向
の場合には、締め付け時に動作する鋼球ではなく他の鋼
球が動作するものだが、基本的な動作は上記同様であ
る。
【0012】よって、締結部材を締め付ける時または緩
める時、一打撃終了毎に、ソケットと締結部材の回転方
向の隙間が一定に確保され、強い衝撃トルクを得ること
ができる。また、半径方向の隙間が小さいので半径方向
の振動は小さく維持される。更にソケットと締結部材の
2面幅を同程度にすることにより、ソケットと締結部材
間の捻り剛性が高くなり、強い衝撃トルクを得ることが
できる。
【0013】図4は他の実施例を示しており、ソケット
が締結部材に近い六角リング30と先端工具母体31と
に2分割されている。六角リング30と先端工具母体3
1との内側には、それぞれ六角形状が施されており、六
角リング30の六角形状に対して先端工具母体31の六
角形状が回転方向にある角度ずれた位置関係となるよう
に、六角リング30或いは先端工具母体31に形成され
るそれぞれの突出部間に挟持して配されるバネ32で位
置決めされている。このバネ32の弾性力は、ソケット
の正転時或いは逆転時に六角リング30及び先端工具母
体31に作用する。よって、本構成による締め付け時に
は、先端工具母体31の回転に伴いバネ32を圧縮する
ため、衝撃トルクを与えた後は、上記バネ32の弾性力
により、六角リング30と先端工具母体31との関係を
初期位置に戻すようにしている。この繰り返しにより締
結作業を行っていく。また、緩め方向の場合には、先端
工具母体31の回転に伴いバネ32を伸ばすため、衝撃
トルクを与えた後は、バネ32の弾性力により、六角リ
ング30と先端工具母体31との関係を初期位置に戻す
ようにしている。
【0014】よって、ハンマ2による衝撃トルクと衝撃
トルクの間で回転側の先端工具母体31の回転方向隙間
を常に確保でき、強い衝撃トルクを得ることができる。
【0015】なお、バネ32の端面を六角リング30と
先端工具母体31のどちらの突出部で支持するかによっ
て締め付け時或いは緩め時におけるバネ32の動きが異
なるものの作業状の問題はない。また、本構成では六角
リング30と先端工具母体31との内側には、それぞれ
六角形状を施しているが、図1で示すように先端工具母
体31の内側を12角形状としても良い。
【0016】図5及び図6は回転衝撃工具の更に他の実
施例を示している。遊星ギヤ9に付随する形でギヤ21
を回転させ、スピンドル1に軸を取りつけたギヤ22に
噛み合わせており、スピンドル1には回転軸の中心に穴
をあけ、その穴によりシャフト24を支持させている。
シャフト24の後端には、ギヤ23が固着されてありギ
ヤ22と噛み合っている。シャフト24は、ギヤ21、
ギヤ22、ギヤ23の機構によりスピンドルの回転方向
と逆の方向に回転すると共に、シャフト24の先端には
ブレーキ機構25が付随されている。図6はブレーキ機
構25を示しており、シャフト24はキャリパー27と
繋がっている。キャリパー27にはバネ28を介してブ
レーキパッド26が付随している。ブレーキパッドは常
にアンビル3を押し付けており、シャフト24の回転ト
ルクを摩擦によりアンビル3に伝える。これにより、ス
ピンドル2の回転方向と逆方向の回転トルクを摩擦力を
介して常にアンビル3に伝えることができるため、ハン
マ2による打撃と打撃の間で先端工具の回転方向隙間を
常に確保することができる。
【0017】次に図7から図10を用いて締め付け時の
締め付け波形図、及び締め付けメカニズムのモデル図を
説明する。図7は回転衝撃工具の先端工具である六角ソ
ケットを用いて鋼鈑等をボルトとナットで締結する場合
の六角ソケットとナットの関係を示すグラフであり、A
は六角ソケット29とナット40との回転方向の隙間4
1がある状態を示しており、Bは六角ソケット29とナ
ット40との回転方向の隙間がない状態を示している。
ハンマ2とアンビル3が衝突する直前の状態を、A及び
Bとした時の追い締めトルクと軸力の測定結果を以下表
1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】表1よりAの状態の締め付けトルクが従来
の隙間管理しない場合よりも高く、Bの状態が最も締め
付けトルクが低い結果となっており、六角ソケットとナ
ット間に回転方向の隙間を設けることにより、締め付け
トルクが高くなることが判明した。よって、衝撃トルク
発生直前の六角ソケットとナットとの隙間関係を常にA
の状態に保つようにする。
【0020】次に、前記Aの状態とBの状態で締め付け
ている時のボルトと六角ソケットのひずみを測定し、軸
力やねじりトルクに換算した。図8及び図9はボルトに
発生する軸力とボルトの捻りトルク及び六角ソケットの
捻りトルクの測定波形の時間軸を拡大したものである。
また、図10はナット締め付けの状態を模式的に説明し
た図である。図8は本発明のAの状態で衝撃トルクが発
生した時の波形で、図8の(a)〜(d)は図9の
(a)〜(d)の状態に対応している。図8及び図10
において、(a)はハンマとアンビルが衝突した時点で
ハンマとアンビル間の軸は捻れていない状態であり、
(b)はアンビルは回転するがソケットは慣性があって
追従できず、アンビルとソケット間の軸が捻れている状
態であり、(c)は前記軸の捻りエネルギーが開放され
てソケットの軸トルクが低下し、捻りエネルギーがソケ
ットの運動エネルギーに変換されてソケットの速度が増
加し、更に前記高速回転するソケットがナットに衝突し
た状態である。なお、衝突後のソケットとナット間の剛
性は高いので、ボルトに発生するトルクはパルス状に大
きくなり、前記パルス状のトルクによりナットが回転
し、ボルトの軸力が増加する。(d)はハンマーの余剰
エネルギーによりアンビルを更に回転し、ソケットの軸
が捻られた状態であるが、ボルトは回転せず軸力も増加
しない。よって、(d)の余剰エネルギーを少なくする
ように、ハンマの衝突速度と、ソケットの回転慣性モー
メントと、アンビルとソケット先端部間の捻りばね定数
と、ソケットとナット間の回転方向隙間を考慮すると、
高効率とすることができる。即ちソケットのトルク波形
において、ソケットとナットが衝突する(c)時のソケ
ットのトルクが0近傍で、前記(c)がソケットのトル
クの終了時点近傍にあるようにすれば良い。
【0021】図9は図7のAの状態で衝撃トルクが発生
した時の波形で、(e)から(f)にかけて徐々にソケ
ットのトルクとボルトのトルクが増加しており、ボルト
に発生するトルクが図8に比較して低く、ボルトの軸力
も小さい。従来の回転衝撃工具やソケットでは打撃時の
ソケットとナットの隙間の関係は、Aの状態からBの状
態まで分布しており、安定した締め付けトルクが得られ
ず、また締め付け効率も悪く、締め付ける速度も遅い。
【0022】よって、アンビルとソケットの捻り剛性が
低く、ソケットとナット間の捻り剛性が高いことに着目
し、ソケットとナット間に回転方向の隙間を確保するこ
とにより、ハンマがソケットに衝突してからソケットと
ナットが衝突するまでの自由飛行時間を発生させ、自由
飛行時間にソケットに回転運動エネルギーを与え、ソケ
ットの回転運動エネルギーとソケットとナット間の高捻
り剛性により、高い衝撃トルクを得ることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、ハンマがアンビルに衝
撃トルクを与えるまでに、先端工具保持具と保持具との
間に一定の間隙を確保する間隙発生機構を設けること
で、高い締め付け力を必要とされる回転締め付け工具に
おいて、モータの出力やハンマの慣性力を増加させるこ
となく、先端工具を効率のよい状態に保つことで、更に
高い締め付け力を得られる電動工具を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電動工具の先端工具を示す部分
断面図である。
【図2】 本発明による電動工具の先端工具を示すの斜
視図である。
【図3】 本発明による電動工具の先端工具を示す部分
断面図である。
【図4】 本発明による電動工具の先端工具を示す部分
断面図である。
【図5】 本発明による回転衝撃工具を示す部分断面図
である。
【図6】 本発明による回転衝撃工具を示す部分断面図
である。
【図7】 回転衝撃工具によるボルト締めの先端工具と
ボルトの状態を示すグラフである。
【図8】 回転衝撃工具による締め付け時の締め付け波
形を示すグラフである。
【図9】 回転衝撃工具による締め付け時の締め付け波
形を示すグラフである。
【図10】 回転衝撃工具による締め付けメカニズムを
示す状態図である。
【図11】 従来の回転衝撃工具を示す部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1は回転軸、2はハンマ、3はアンビル、4は鋼球、5
は蓄電池、6はハウジング、7はハンドル部、8はトリ
ガスイッチ、9は減速機構部、10は回転軸、11はハ
ンマケース、12はモータ、13はスプリング、14は
カム溝、15はインナーカバ、16は軸受、17はリン
グギヤ、18は溝、19は軸受、20は打撃部、21は
ギヤ、22はギヤ、23はギヤ、24はシャフト、25
ブレーキ機構、26はブレーキパット、27はキャリパ
ー、28はばね、29は先端工具保持具、30は六角リ
ング、31は先端工具母体、32はバネ、33は間隙発
生機構、34はCリング、35は鋼球、36は溝、37
はストッパ、4041は隙間大部、42は隙間小部であ
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源であるモータと、該モータによっ
    て回転される回転軸と、該回転軸に形成したカム溝に挿
    入された鋼球を介して回転可能且つ回転軸軸方向に移動
    可能なハンマと、該ハンマに設けた複数のハンマ爪によ
    り打撃され回転するアンビル爪を有するアンビルと、該
    アンビルに着脱自在な先端工具保持具と、該先端工具保
    持具に係合する保持具とを備えた電動工具において、前
    記ハンマが前記アンビルに衝撃トルクを与えるまでに、
    前記先端工具保持具と前記保持具との間に一定の間隙を
    確保する間隙発生機構を設けることを特徴とする電動工
    具。
  2. 【請求項2】 前記間隙発生機構は、前記保持具を収容
    するための挿入穴の形成された前記先端工具保持具の円
    周方向に形成した複数の貫通穴と、該貫通穴に挿入され
    且つ前記保持具に係合する鋼球と、該鋼球が前記穴から
    前記保持具側に抜け出ることを規制する止め部と、前記
    保持具の回転により前記先端工具保持具の外径側に移動
    可能に支持し且つ前記貫通穴の外周に配される弾性リン
    グとから構成されることを特徴とする請求項1記載の電
    動工具。
  3. 【請求項3】 前記ハンマが前記アンビルに衝撃トルク
    を与えるまでに、前記弾性リングによって、前記鋼球を
    前記保持具側に押圧し、前記鋼球により前記保持具を間
    隙を有する初期位置まで移動させることを特徴とする請
    求項1又は請求項2の何れかに記載の電動工具。
  4. 【請求項4】 前記間隙発生機構は、2部品から成り且
    つそれぞれの部品が回転可能に設けられている前記先端
    工具保持具と、各分割保持具の外周にそれぞれ設けた突
    出部と、該突出部間に配したバネとから構成されること
    を特徴とする請求項1記載の電動工具。
  5. 【請求項5】 前記ハンマが前記アンビルに衝撃トルク
    を与えるまでに、それぞれの分割部品の回転により前記
    突出部間の前記バネを伸縮させて、前記保持具を間隙を
    有する初期位置まで移動させることを特徴とする請求項
    1又は請求項4の何れかに記載の電動工具。
  6. 【請求項6】 前記間隙発生機構は、前記アンビルの内
    部で回転接触するブレーキ機構を有しており、該ブレー
    キ機構の回転方向が前記先端工具保持具の回転方向と逆
    方向であることを特徴とする請求項1記載の電動工具。
JP2001058627A 2001-03-02 2001-03-02 電動工具 Withdrawn JP2002254334A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017035772A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 日立工機株式会社 電動工具
JP2017061005A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 株式会社マキタ 回転打撃工具

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JP2017035772A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 日立工機株式会社 電動工具
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