JP2002254322A - 研摩材用基布 - Google Patents

研摩材用基布

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JP2002254322A
JP2002254322A JP2001053977A JP2001053977A JP2002254322A JP 2002254322 A JP2002254322 A JP 2002254322A JP 2001053977 A JP2001053977 A JP 2001053977A JP 2001053977 A JP2001053977 A JP 2001053977A JP 2002254322 A JP2002254322 A JP 2002254322A
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JP
Japan
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fiber
abrasive
dtex
fibers
pva
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JP2001053977A
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Kunihiro Shiraki
国広 白木
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適度な柔軟性及び可撓性を有し、かつ目詰ま
りが生じにくく研摩効率及び耐久性に優れた研摩材及び
該研磨材を供し得る研摩材用基布に関する。 【解決手段】 少なくとも繊度5dtex以上、初期弾性率
60cN/dtex以上、捲縮率5%以上のポリビニルアル
コール系捲縮繊維を用いてなる不織布又はウエブからな
る研摩材用基布を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、適度な柔軟性及び
可撓性を有し、かつ目詰まりが生じにくく研摩効率及び
耐久性に優れた研摩材及び該研磨材を供し得る研摩材用
基布に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維布帛を基材とする研磨材が広
く使用されている。たとえば、ポリエステル繊維、ナイ
ロン繊維などの合成繊維ウエブに熱可塑性樹脂や熱硬化
性樹脂を付与した研摩材が知られている。しかしなが
ら、これらの研磨材は柔軟が高すぎるため、曲面への追
従性に優れているものの被研摩材への切込み力が弱く、
研摩能が不十分となる問題があった。さらに、繊維の柔
軟性が高いためにウエブ厚さが薄くなる傾向があり、よ
って、繊維充填密度が高くなって繊維間空隙サイズが小
さくなり、その結果、研摩作業を行うと短時間で目詰ま
りが生じてしまう。さらにナイロン繊維のような熱可塑
性繊維を使用すると、ドライ条件で研摩すると摩擦熱等
で溶融して研摩面を汚すのみでなく、短時間で目詰まり
が生じて研摩効率が低下したり、また被研摩材に傷が生
じ易くなる。該溶融物を除去すれば研摩効率は向上する
が、該溶融物の除去には多大な労力と時間が必要であ
る。
【0003】以上のことから、ポリビニルアルコール
(PVA)系繊維を用いた研摩材が提案されている。た
とえば、特開昭58−71071号公報には、砥粒を含
有したPVA系繊維を乾式又は湿式で均一分散し、これ
に樹脂を付与した研摩用バフが開示されている。また特
開平2−269575号公報、特開平2−311273
号公報、特開平3−3779号公報には、水溶性ビニロ
ン繊維からなる繊維ウエブ又は不織布に砥粒・水溶性樹
脂を付与した研磨材が開示されている。PVA系繊維は
摩擦熱により溶融しにくく、しかもナイロン繊維などに
比して剛直であるため、被研摩材への切込み力が大きく
研摩能に優れた基布が得られやすくなる。しかしなが
ら、単にPVA系繊維を用いただけでは目詰りをより高
度に抑制し、かつ優れた研摩能を保持することは困難で
あり、一層の改善が求められていた。
【0004】また特開平7−108465号公報には、
ビニロン繊維不織布にポリウレタン樹脂溶液を含浸し、
湿式凝固・脱溶媒・乾燥して微細気孔を内在させた研摩
布を得ることが提案されている。該発明は、繊維の摩耗
強度を樹脂の摩耗強度よりも低くすることによって、研
摩加工で繊維と樹脂を同程度に摩耗させるものである。
該構成によれば繊維が適度に摩耗するために研摩作用面
のリフレッシュが必要がなく、砥粒などによる目詰まり
が生じにくいために高度の研摩性能を長期間確保でき、
さらに生産性の向上と製品不留率を改善できる。しかし
ながら、該方法によっても、繊維及び樹脂が摩耗しにく
い被摩耗物に研摩処理を施した場合の目詰りを抑制する
ことはできない。また電子部品等の精密研摩用に比して
高い切削力が要求される工業研摩材(たとえば工業金属
用研摩材)としては研削力が不十分なものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、適度
な柔軟性及び可撓性を有し、かつ目詰まりが生じにくく
研摩効率及び耐久性に優れた研摩材及び該研磨材を供し
得る研摩材用基布を提供することにある、
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明は、(1) 少な
くとも繊度5dtex以上、初期弾性率60cN/dtex以
上、捲縮率5%以上のポリビニルアルコール系捲縮繊維
を用いてなる不織布又はウエブからなる研摩材用基布、
(2) 捲縮繊維として、50dtex以上の繊維(捲
縮繊維A)及び繊度50dtex未満の繊維(捲縮繊維
B)を用いてなる(1)に記載の研摩材用基布、(3)
(1)又は(2)に記載の研摩材用基布を用いてなる
研磨材、に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、少なくとも繊度5dtex
以上、初期弾性率60cN/dtex以上、捲縮率5%以上
のPVA系捲縮繊維を用いてなる不織布又はウエブを研
摩材用基布とするものである。つまり、PVA系繊維は
摩擦熱により溶融しにくいことから、該繊維を用いるこ
とにより、ナイロン繊維などを用いた場合に比して目詰
まりを抑制でき、また被研摩物の表面を汚すような問題
が生じにくく、さらに環境にやさしく焼却などにより容
易に廃棄できるが、特定の捲縮繊維を用いることによ
り、一層高度に目詰りを抑制するとともに研摩能を顕著
に高めることができる。
【0008】まず、本発明においては、PVA系捲縮繊
維を用いることにより上記の効果が得られる。該繊維を
該捲縮繊維とすることにより、基布の繊維密度が小さく
(繊維間空隙サイズが大きく)なるため目詰まりを一層
高度に抑制することが可能になる。また単に基布の繊維
密度を小さくすると、基布の柔軟性が大きくなるため曲
面への追従性は高まるものの被研磨材への切込み力が低
下して研摩能が不十分になり、また基布が「へたり」や
すくなって耐久性が低下するが、捲縮率5%以上、初期
弾性率60cN/dtex以上の特定の捲縮繊維を用いるこ
とにより、繊維密度が小さいにもかかわらず、優れた研
摩能及び耐久性を保持することが可能となる。
【0009】該PVA系繊維の捲縮率は5%以上、好ま
しくは7%以上とする必要がある。PVA系繊維の捲縮
率が小さすぎると、基布の繊維密度をそれほど低減せし
めることができず、本発明の効果が得られなくなる。し
かしながら、PVA系繊維の捲縮率が大きすぎると、基
布の均質性が損われたり、基布の繊維密度が小さくなり
すぎて基布の剛性や耐久性が不十分になりやすくなり、
また基布の表面平滑性が損われやすいことから、捲縮率
20%以下、特に15%以下であるのが好ましい。な
お、繊維の捲縮率は実施例に記載の方法により求めるこ
とができる。また同理由から、繊維密度を適度に低下さ
せる点からは捲縮繊維の捲縮数は3個以上/25mm、
5個以上/25mmであるのが好ましく、不織布の製造
肯定性を確保する点からは15個以下/25cmである
のが好ましい。
【0010】さらに本発明においては、PVA系捲縮繊
維の初期弾性率を60cN/dtex以上、好ましくは10
0cN/dtex以上、さらに好ましくは120cN/dtex
以上とする必要がある。該繊維の初期弾性率が小さすぎ
る場合、被研磨材への切込み力が低下して研摩能が不十
分となるだけでなく、研摩などにより基布がへたった
り、繊維間空隙サイズが小さくなりやすくなるため、目
詰まりが生じやすくなり耐久性も低下する。該繊維の初
期弾性率は特に限定されないが、一般的には300cN
/dtex程度以下である。なお、繊維の初期弾性率は実施
例に記載の方法により測定することができる。また捲縮
繊維は機械的性能が高いものが好ましく、強度6cN/dte
x以上、特に7cN/dtex以上であるのが好ましい。強度の
上限は特に限定されないが、一般には30cN/dtex以下
である。
【0011】さらに本発明においては、繊度5dtex以上
のPVA系繊維を用いる必要がある。該繊維の繊度が小
さすぎると、基布の繊維密度が大きく(繊維間空隙サイ
ズが小さく)なるために目詰まりが生じやすくなり、し
かも研磨材の可撓性が大きくなるため、曲面への追従性
に優れているものの被研摩材への切込み力が低下する。
しかしながら、繊維Aの繊度が大きすぎると摩耗材表面
の平滑性が損われることから、繊度300dtex以
下、特に200dtex以下とするのが好ましい。該捲
縮繊維の繊維長は、捲縮繊維の繊度及び基布の製造方法
に応じて変更すればよいが、一般には基布の機械的性能
を確保する点からは繊維長5mm以上、特に10mm以
上、さらに30mm以上であるのが好ましく、基布の製
造工程性の点からは100mm以下、特に80mm以下
とするのが好ましい。
【0012】また、目詰まり発生をより高度に抑制した
耐久性に優れた基布を得る点からは、少なくとも繊度5
0dtex以上のPVA系繊維(繊維A)及び繊度50
dtex未満のPVA系繊維(繊度B)を併用して基布
を得るのが好ましい。繊維Aを配合することにより、目
詰まり抑制に効果的な繊維間空隙サイズが確保されて耐
久性が大幅に向上するとともに、基布の剛性が大きくな
るため研摩能も大きく向上する。繊維Aのみから構成さ
れた基布は、繊維間の空隙が大きくなり、また研摩面の
平滑性が損われて研摩効率が不十分となり、また剛性が
高すぎて被研摩面への追従が困難となやすいが、繊度の
小さい繊維Bを併用することにより、基布の表面が平滑
になって曲面などに対しての研摩能が向上し、しかも適
度な柔軟性が確保される。
【0013】研摩材の目詰り抑制性(耐久性)及び基布
の剛性を適度に高める点からは、繊維Aの繊度を60d
tex以上、特に70dtex以上とするのが好まし
い。また基布の研摩効率及び適度な柔軟性を確保する点
からは、繊維Bの繊度を30dtex未満、特に20d
tex以下とするのがより好ましい。該効果を得る点か
らは、繊維A及び繊維Bの配合量比(質量比)を、繊維
A/繊維B=1/10〜10/1,特に1/5〜1/1
とするのが好ましい。なお、繊維A及び繊維B以外の繊
維を併用していてもかまわないが、本発明の効果を効果
的に得る点からは、PVA系捲縮繊維の60質量%以
上、特に80〜100質量%が繊維A及び繊維Bである
のが好ましい。
【0014】本発明に用いられるPVA系繊維は特に限
定されないが、水中溶解温度90℃以上、特に100℃
以上のPVA系繊維であるのが好ましい。水溶性PVA
系繊維は機械的性能が低く、特に湿潤下で研摩処理を行
うと繊維の機械的性能が著しく低下し、また柔軟にな
る。よって基布の剛性及び機械的性能が不十分となっ
て、研摩効率や耐久性が不十分になりやすくなる。なお
PVA系繊維の水中溶解温度は実施例に記載の方法によ
り測定できる。
【0015】本発明に用いられるPVA系繊維は、ビニ
ルアルコール系ポリマーを含む繊維であり、他のポリマ
ーとの混合紡糸繊維、複合紡糸繊維等を包含するもので
ある。具体的には芯鞘型、サイドバイサイド型、積層型
等の複合繊維や、連続相及び分散相からなる相分離構造
を有する繊維(海島繊維)などの混合紡糸繊維が挙げら
れる。しかしながら、基布の剛性を確保するとともに廃
棄を容易にする点からは、ビニルアルコール系ポリマー
の構成割合が50質量%以上、特に80〜100質量%
の繊維を主体繊維とするのが好ましい。なお、PVA系
主体繊維を構成するビニルアルコール系ポリマーは、他
の成分が共重合されていたり変性されているものであっ
てもかまわない。
【0016】かかるビニルアルコール系ポリマーの重合
度は、機械的性能、紡糸性、耐熱水性等の点から、30
℃の水溶液で粘度法により求めた平均重合度が500〜
10000、特に1000〜4000であるのが好まし
い。また耐熱水性、機械的性能の点からはビニルアルコ
ール系ポリマーのけん化度は大きいものが好ましく、9
9モル%以上、特に99.5〜100モル%であるのが
好ましい。
【0017】PVA系捲縮繊維の製造方法は特に限定さ
れないが、捲縮率及び初期弾性率の高い繊維を得る点か
らは以下の方法を採用するのが好ましい。まず、紡糸原
液を調製する。紡糸原液を構成する溶媒は水であっても
かまわないが、機械的性能及び寸法安定性が高く断面が
ほぼ円形で均質な繊維が得られる点、さらに捲縮率及び
初期弾性率の高い捲縮繊維が得られる点から紡糸原液構
成溶媒を有機溶媒とするのが好ましい。例えばジメチル
スルフォキサイド(以下DMSOと略記)、ジメチルア
セトアミド、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリ
ドンなどの極性溶媒やグリセリン、エチレングリコール
などの多価アルコール類、およびこれらとロダン塩、塩
化リチウム、塩化カルシウム、塩化亜鉛などの膨潤性金
属塩の混合物、更にはこれら溶媒同士、あるいはこれら
溶媒と水との混合物などが例示される。とりわけDMS
Oが低毒性、低腐食性などの点で最も好ましい。
【0018】紡糸原液中のポリマー濃度は、組成、重合
度、溶媒によって異なるが、8〜40質量%の範囲が一
般的である。紡糸原液構成溶媒が有機溶媒の場合、溶解
は窒素置換後減圧下で撹拌しながら行うのが、酸化、分
解、架橋反応等の防止及び発泡抑制の点で好ましい。紡
糸原液の吐出時の液温としては50〜150℃の範囲
で、原液がゲル化したり分解・着色しない範囲とするこ
とが好ましい。
【0019】かかる紡糸原液を紡糸すればよいが、その
紡糸方法は特に限定されず、たとえば乾式紡糸法、湿式
紡糸法、乾湿式紡糸法により紡糸すればよい。なかでも
生産性が高いことなどから湿式紡糸又は乾湿式紡糸によ
り紡糸するのが好ましくPVAに対して固化能を有する
固化液に吐出すればよい。特に多ホールから紡糸原液を
吐出する場合には、吐出時の繊維同士の膠着を防ぐ点か
ら乾湿式紡糸方法よりも湿式紡糸方法の方が好ましい。
なお、湿式紡糸方法とは、紡糸口金から直接に固化浴に
紡糸原液を吐出する方法のことであり、一方乾湿式紡糸
方法とは、紡糸口金から一旦、空気や不活性ガス中に紡
糸原液を吐出し、それから固化浴に導入する方法のこと
である。なお、本発明でいう固化とは、流動性のある紡
糸原液が流動性のない固体に変化することをいい、原液
組成が変化せずに固化するゲル化と原液組成が変化して
固化する凝固の両方を包含する。
【0020】PVA水溶液を紡糸原液としている場合に
は、たとえば飽和芒硝水溶液を固化液として吐出すれば
よく、紡糸原液構成溶媒が有機溶媒である場合には、た
とえばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノ
ールなどのアルコール類、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類、酢酸メチ
ル、酢酸エチルなどの脂肪酸エステル類、ベンゼン、ト
ルエンなどの芳香族類やこれらの2種以上の混合物を固
化液として吐出すればよい。繊維内部まで十分に固化さ
せるために、固化溶媒に紡糸原液構成溶媒を混合したも
のを用いるのが好ましく、固化溶媒/原液溶媒の混合質
量比95/5〜40/60、特に90/10〜50/5
0、さらに85/15〜55/45であると最も好まし
い。また固化浴に原液溶媒を混合することにより、固化
能を調整すると共に原液溶媒と固化溶媒の分離回収コス
トの低下をはかることができる。固化浴の温度に限定は
ないが、紡糸原液構成溶媒が有機溶媒の場合、通常−1
5〜30℃の間で行う。均一固化および省エネルギーの
点からは、固化浴温度を−10〜20℃、特に−5〜1
5℃、さらに0〜10℃とするのが好ましい。固化浴の
温度がこの温度範囲より高くても低くても、得られる繊
維の引張り強度が低下する。紡糸原液が高温に加熱され
ている場合には、固化浴温度を低く保つためには、固化
浴を冷却するのが好ましい。
【0021】次いで固化浴から離浴後の繊維を必要に応
じて湿延伸すればよい。繊維の機械的性能、膠着防止の
点からは1.5〜7.0倍、特に2.5〜5.5倍の湿
延伸を施すのが好ましく、糸篠の膠着抑制のため、毛羽
の出ない範囲で湿延伸倍率を大きくすることが好まし
い。湿延伸倍率を大きくするためには、抽出工程中にお
いて2段以上の多段に分けて湿延伸を行うことが有効で
ある。
【0022】なお紡糸原液構成溶媒が有機溶媒の場合、
固化溶媒を主体とする抽出浴に接触させて糸篠から原液
溶媒を抽出除去するのが好ましい。また湿延伸と抽出を
同工程で行ってもかまわない。この抽出処理により、糸
篠中に含まれている紡糸原液溶媒の量を糸篠質量の1%
以下、特に0.1%以下にするのが好ましい。接触させ
る時間としては5秒以上、特に15秒以上が好ましい。
【0023】次いで、繊維を好ましくは200℃以下、
特に好ましくは180℃以下で乾燥すればよく、さらに
乾熱延伸することにより繊維の機械的性能を高めること
ができる。乾熱処理条件は原料PVAの性状等に応じて
適宜選定できるが、乾熱延伸の延伸倍率は1.1〜10
倍程度とするのが好ましく、乾熱延伸温度は120〜2
50℃とするのが好ましい。工程通過性と乾熱延伸およ
び/または乾熱処理の効果の点で140〜245℃、特
に160〜240℃であるとさらに好ましく、繊維強度
の点では全延伸倍率を6倍以上、特に10倍以上、さら
に13倍以上とするのが好ましい。該方法により、本発
明に好適な捲縮繊維を得ることができる。
【0024】本発明においては、本発明の効果を実質的
に損わない範囲で上記のPVA系捲縮繊維以外の繊維を
併用してもかまわない。たとえば、セルロース繊維、ナ
イロン繊維、ポリエステル系繊維、ポリ塩化ビニル系繊
維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリオレフィン系繊
維(ポリエチレン系繊維、ポリプロピレン系繊維、プロ
ピレンーエチレン共重合体繊維等)、本発明で規定した
以外のPVA系繊維や、綿、麻、天然パルプ等の天然繊
維,ガラス繊維等の無機繊維などを配合したり、またバ
インダー能を有する繊維を配合してもかまわない。しか
しながら、機械的性能や目詰り抑制性の点からは、基布
を構成する繊維の50質量%以上、特に80〜100質
量%を上記のPVA系捲縮繊維とするのが好ましい。ま
た着色剤(顔料、蓄光素材等)、紫外線吸収剤、光安定
剤、酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、潤滑剤、結晶化
速度遅延剤を該繊維又は基布に付与してもかまわない。
【0025】次に本発明の基布の好適な製造方法を説明
する。本発明は、上記の特定の捲縮繊維を含有する繊維
ウエブ又は繊維不織布を基布とするものである。なお、
本発明にいうウエブとは、繊維同士が実質的に強固に結
合・絡合していない繊維集合体をいい、繊維同士が実質
的に結合又は絡合している繊維集合体を繊維不織布とい
う。本発明にいうウエブや不織布としては、繊維を捲
縮、カットしたステープルをカードなどで開繊して得ら
れるパラレルウエブ、クリスクロスウエブ、ランダムウ
エブ等のウエブや、該ウエブにたとえばニードルパンチ
工程、水流絡合工程から選ばれる少なくとも1以上の絡
合工程を通過させた不織布などが挙げられる。もちろ
ん、エアレイド工法により直接製造されたものや、カッ
トファイバーを水に分散して金網上に抄き上げた湿潤原
紙に絡合処理を施したものも不織布として好適に使用で
きる。なかでも、目詰まり抑制性、研摩効率を高める点
から、繊維の配向に方向性のないウエブ及び不織布が好
ましく、具体的にはエアレイド法により繊維が3次元的
にアトランダムに存在するウエブ及び不織布が好適に使
用される。
【0026】ニードルパンチを施す場合、ニードルパン
チの条件は特に限定されないが、不織布の形態安定性の
点からはシート両面に施すのが好ましく、機械的性能、
形態安定性、風合、柔軟性等の点からニードルパンチ処
理数が150回/cm2以上1000回/cm2以下とす
るのが好ましい。パンチ回数を増やせば不織布の機械的
性能は向上するが、風合や吸液性は低下することとなる
ので、目的によりパンチ回数を設定するのが好ましい。
なおニードルパンチ処理数は、シートがニードルによっ
てウエブ両面から絡合処理される回数であり、ニードル
の密度、単位時間内のパンチ回数、ウエブの処理速度等
により求めることができる。ニードルの断面形状は円状
又は三角状であるのが好ましく、バーブ数は3〜40程
度のものを使用するのが好ましい。不織布の嵩密性、吸
液性、機械的性能、風合等の点から、ブレード部のニー
ドル直径は0.10〜0.70mm、特に0.40〜
0.65mmとするのが好ましい。なお水流絡合法を採
用する場合には、直径0.05〜0.3mmのノズルを
1列又は2列以上に配列したノズルプレーとを用いるの
が好ましく、噴出水流の噴出圧力は400〜5000k
Paとするのが好ましい。
【0027】またウエブ又は不織布に加熱加圧処理を施
して、機械的性能に優れた基布を得ることも可能であ
る。熱圧着性を高めるために、水などを付与してもかま
わない。しかしながら、熱圧着処理を施すと繊維間空隙
が減じて目詰まりが生じ易くなる。よって実質的に加熱
加圧処理を行わないのがより好ましい。またバインダー
を付与して基布を製造してもかまわない。たとえばPV
A水溶液をバインダーとして付与して基布を製造するこ
とができる。このとき、バインダーの付着量は2〜10
質量%/基布程度とするのが好ましい。本発明の基布の
目付は1000g/m2以下、特に400g/m2以下、
さらに350g/m2以下であるのが好ましい。基布の
目付の下限は特に限定されないが、剛性を確保する点か
らは150g/m2以上、特に200g/m2以上、さら
に250g/m2以上、またさらにであるのが好まし
い。また、目詰まり抑制性及び剛性を確保する点から、
基布の嵩密度は0.005〜0.50g/cm3、特に
0.01〜0.10g/cm3であるのが好ましく、厚
さ5mm以上、特に10mm以上、さらに100mm以
下、特に50mm以下であるのが好ましい。
【0028】本発明の基布を用いて研摩材を製造すれば
よい。もちろん、本発明の基布をそのまま用いて研摩材
としてもかまわないが、研摩効率及び耐久性を高める点
からは、該基布に樹脂を付与するのが好ましい。樹脂の
付与方法は特に限定されないが、均質にかつ充分な量の
樹脂を付与する点からは、基布の両面に所定の樹脂を塗
布又は含浸させるのが好ましい。たとえば樹脂をそのま
ま付与したり、樹脂を溶媒(水系、有機溶媒系等)に溶
解して付与してもかまわない。もちろん、スプレー等に
より樹脂加工してもかまわないが、本発明の基布は、ス
プレー処理以外の処理にも十分耐え得る剛性を有してお
り、また基布に樹脂を塗布又は含浸させる方法を採用し
た方が樹脂を均一に付与できるとともに、研摩材の機械
的性能が向上することから好適に採用される。樹脂の全
付与量(固形分)は5〜500g/m2、特に20〜3
00g/m2程度とするのが好ましい。
【0029】基布に付与する樹脂としては、熱可塑性樹
脂、熱硬化性樹脂などのあらゆる樹脂が使用できる。し
かしながら、研摩材の目詰りを抑制して耐久性を高める
点からは、研摩工程中に摩擦熱による溶融、脆弱化が生
じにくい樹脂を用いるのが好ましく、熱硬化性樹脂を用
いるのが好ましい。好適にはエポキシ樹脂、フェノール
樹脂、ポリウレタン樹脂が挙げられる。なかでもフェノ
ール樹脂が最も好ましい。
【0030】研摩性を高める点からは、さらに研摩砥粒
を付与するのが好ましい。研摩砥粒としては、たとえば
酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、酸化セリウ
ム、炭化珪素、カーボランダム、アランダム、金剛砂、
ガラスビーズなどが好適に挙げられる。粒径は0.01
〜0.2mm程度のものが好ましい。また該研摩砥粒の
付与量は1〜60質量%程度/研磨材、特に10〜50
質量%程度/研磨材とするのが好ましい。かかる研摩砥
粒の付与方法は特に限定されず、たとえば繊維内部に含
有させたり、研摩砥粒を含有する処理液や樹脂を繊維表
面部に付与してもかまわない。しかしながら、繊維性能
を実質的に損わず、しかも均質に研摩砥粒を付与する点
からは、研摩砥粒を分散させた樹脂や溶媒を基布に付与
する方法を採用するのが好ましい。また場合によって
は、使用時に直接研磨剤を被研摩材に付与する方法を採
用することも可能である。
【0031】また、上記の基布や研摩材にさらに表面処
理を行ったり所望の形態に成形してもよく、また他の層
と積層したり継ぎ合せてもかまわない。一体化可能な層
としては、たとえば布帛層(織編物、不織布、ネット状
物)、フィルム層、金属箔層等が挙げられ、その種類は
目的に応じて適宜選択すればよく、複数種の層を積層す
ることもできる。層間の接着方法は特に限定されず、ニ
ードルパンチ法、ヒートシール法を採用したり、接着剤
により適宜積層一体化すればよい。また、所望の表面処
理を施すことも可能であり、たとえば所望の色に着色し
たりプリントすれば意匠的にも優れたものを得ることも
できる。
【0032】研磨材の形状は特に限定されず、フラップ
状、ホイール状、放射状などあらゆる形態に加工でき
る。本発明の研摩材は、あらゆる被研摩材に対して研摩
を行うことができる。具体的には、金属、非金属材料
(石、木材、プラスチック)などあらゆる被研摩材に適
用可能であり、適度な剛性を持っていることから曲面研
摩、仕上げ研摩を効率的に行うことができる。一般に剛
性が大きすぎると曲面に追従できないために効率的に研
摩ができず、また柔軟性が大きすぎると曲面には追従で
きるものの研摩を十分に行うことができなくなる。より
具体的には、レンズ、ブラウン管、フォトマスクなどの
ガラス製品、シリコン、ゲルマニウム、セラミックなど
の半導体部品、ステンレス鋼、各種合金などの金属製品
の研摩により好適に使用でき、金属類の鏡面仕上げ、電
子部品の精密研摩、曲面機械一般の研摩に用いることが
できる。また金属及び木工その他の塗装時における、塗
装吹付前に行う吹付面の研摩に使用できる。さらに家庭
用などのクリーナーとして用いることも可能である。な
かでも、本発明の研磨材は金属用、特に工業用金属用の
研磨材として高度の性能を有している。以下、実施例に
より本発明をより詳細に説明するが、本発明は本実施例
により何等限定されるものではない。
【0033】
【実施例】[繊度 dtex]JIS―L−1015―7.
5.1に準じて測定した。 [水中溶解温度 ℃]試料2mgを10mlのビーカー
に入れ、水を攪拌しながら2℃/minで温温したと
き、完全に溶解消失する温度を水中溶解温度として測定
した。なお、100℃になっても溶解しないものを水中
溶解温度100℃以上の繊維とした。
【0034】[繊維強度 cN/dtex、初期弾性率 cN
/dtex]JIS―L−1095―7.5.1に準じて測
定した。 [捲縮数 個/25mm、捲縮率 %、捲縮弾性率
%]それぞれJIS―L―1015―7.12.1、J
IS―L−1015―7.12.2、JIS−L−10
15.7.13に準じて測定した。
【0035】[目付 g/m2]10cm×10cmに
切り出した基布の質量を測定し、1m2あたりの質量に
換算して目付を求めた。 [厚み μm、嵩密度 g/cm3]10cm×10cm
の大きさに切出した目付(A)g/m2の不織布試料につい
て、JIS−L−1913に準じて任意の10点におい
て厚さを測定し、この相加平均を厚み(B)μmとし
た。次いでAをBで除して不織布の嵩密度を算出した。
なお試料のサイズが10cm×10cmよりも小さい場
合には、試料を切り出すことなくそのまま用いて各値を
測定することとする。
【0036】[実施例1]繊度16.5dtex、水中
溶解温度100℃以上のPVA系繊維(株式会社クラレ
製「EQ2」)70質量%に熱処理を施して捲縮を付与
後に繊維長76mmにカットしてPVA系捲縮繊維(初
期弾性率110cN/dtex、強度8.5cN/dt
ex、捲縮数9.3個/25mm、捲縮率8.0%、捲
縮弾性率39.6%)を得た[捲縮繊維A]。また繊度
100dtex、水中溶解温度100℃以上のPVA系
繊維(株式会社クラレ製「EQ2」)70質量%に熱処
理を施して捲縮を付与後に繊維長76mmにカットして
PVA系捲縮繊維(初期弾性率70cN/dtex、強度8
cN/dtex、捲縮数9.3個/25mm、捲縮率8.0
%、捲縮弾性率39.6%)を得た[捲縮繊維B]。
【0037】次いで捲縮繊維A70質量部及び捲縮繊維
B30質量部をランダムウエバー機により、300g/
2、嵩密0.02g/cm3、厚さ15mmのウエブを
作成し、次いでPVA(株式会社クラレ「205」)の
20質量%の水溶液をウエブの表裏に塗布・乾燥するこ
とにより、厚さ15mm、目付378g/m2、嵩密度
0.0252g/m2の不織布(PVA付着量 5質量
%/不織布)を製造した。上記不織布に研磨砥粒(平均
粒子1.0μmの酸化アルミニウム)を含有する熱硬化
性樹脂(フェノール樹脂)を付与して、目付1400g
/m2(熱硬化性樹脂付与質量:研摩砥粒付与質量=6
5:35)の研磨材を製造した。得られた研摩材を用い
て工業用金属の研磨を実施したところ、目詰まりもなく
長時間にわたって強い切削力を保持できた。また研摩時
に摩擦熱が発生しても溶融物が生じないことから、目詰
まりが生じにくいのみでなく、被研摩物が汚れにくく傷
つきにくいものであった。
【0038】[比較例1]繊度16.5dtex、水中
溶解温度100℃以上のPVA系繊維(株式会社クラレ
製「EQ2」)70質量%に熱処理を施して捲縮を付与
後に繊維長76mmにカットしてPVA系捲縮繊維(初
期弾性率110cN/dtex、強度8.5cN/dtex、捲
縮数2個/25mm、捲縮率3%、捲縮弾性率8.5
%)を得た。該繊維のみを用いた以外は実施例1と同様
に厚さ15mm、目付378g/m2、嵩密度0.02
52g/m2の不織布(PVA付着量 5質量%/不織
布)を製造した。上記不織布を用いて実施例1と同様
に、研磨砥粒(平均粒子1.0μmの酸化アルミニウ
ム)を含有する熱硬化性樹脂(フェノール樹脂)を付与
して、目付1400g/m2(熱硬化性樹脂付与質量:
研摩砥粒付与質量=65:35)の研磨材を製造して研
摩を行った。用いている繊維の捲縮数及び初期弾性率が
小さいことから基布の繊維密度が大きく、よって研摩に
より目詰まりが生じやすく、また「へたり」やすく切削
力の不十分なものであった。
【0039】[比較例2]繊度2.2dtex、繊維長51
mm、水中溶解温度100℃以上のPVA系繊維(初期
弾性率140cN/dtex、強度9.5cN/dte
x、捲縮数9.3個/25mm、捲縮率8.0%、捲縮
弾性率39.6%)のみを用いた以外は実施例1と同様
に厚さ15mm、目付378g/m2、嵩密度0.02
52g/m2の不織布(PVA付着量 5質量%/不織
布)を製造した。上記不織布を用いて実施例1と同様
に、研磨砥粒(平均粒子1.0μmの酸化アルミニウ
ム)を含有する熱硬化性樹脂(フェノール樹脂)を付与
して、目付1400g/m2(熱硬化性樹脂付与質量:
研摩砥粒付与質量=65:35)の研磨材を製造して研
摩を行った。用いている繊維の繊度が小さいことから基
布の繊維密度が大きく、よって研摩により目詰まりが生
じやすく、また「へたり」やすく切削力の不十分なもの
であった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも繊度5dtex以上、初期弾性率
    60cN/dtex以上、捲縮率5%以上のポリビニルアル
    コール系捲縮繊維を用いてなる不織布又はウエブからな
    る研摩材用基布。
  2. 【請求項2】 捲縮繊維として、50dtex以上の繊
    維(捲縮繊維A)及び繊度50dtex未満の繊維(捲
    縮繊維B)を用いてなる請求項1に記載の研摩材用基
    布。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の研摩材用
    基布を用いてなる研磨材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007326175A (ja) * 2006-06-07 2007-12-20 Nihon Micro Coating Co Ltd クリーニングテープ及び方法
JP2010099771A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Kanai Hiroaki ガラス用研磨パッド
CN110546319A (zh) * 2017-04-28 2019-12-06 3M创新有限公司 大纤度非织造纤维辐材

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