JP2002254026A - 自動車車体の塗装方法 - Google Patents

自動車車体の塗装方法

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JP2002254026A
JP2002254026A JP2001054255A JP2001054255A JP2002254026A JP 2002254026 A JP2002254026 A JP 2002254026A JP 2001054255 A JP2001054255 A JP 2001054255A JP 2001054255 A JP2001054255 A JP 2001054255A JP 2002254026 A JP2002254026 A JP 2002254026A
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film
coating film
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plate portion
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JP2001054255A
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Takayuki Higo
孝幸 肥後
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Nippon Paint Co Ltd
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Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内板部の中塗り塗装時に発生するダストを外
板部の中塗り塗膜で完全に隠蔽し、良好な表面平滑性の
積層塗膜を形成する塗装方法の提供。 【解決手段】 自動車車体用基板(1)の内板部および外
板部に下塗り塗膜(2a,2b)をそれぞれ形成した後、内板
部の下塗り塗膜(2a)上に内板用中塗り塗料を塗装して内
板中塗り塗膜(3)を形成するが、この時、外板部の下塗
り塗膜(2b)上に内板用中塗り塗料がダスト状に付着す
る。この後、外板用中塗り塗料(4)を塗装し、基板を加
熱して前記中塗り塗料(3)および(4)を硬化させ、塗装す
る方法であって、外板部の中塗り塗膜(4)中の顔料体積
濃度が内板部の中塗り塗膜(3)中の顔料体積濃度よりも
低く、かつ内板部の中塗り塗膜(3)が外板部の中塗り塗
膜(4)と同時またはより速く硬化することを特徴とす
る、自動車車体の塗装方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車車体の内板
部と外板部に連続して中塗り塗料を塗装する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車車体には、表面の保護や
意匠性を付与して商品価値を向上させるために塗装が施
されるが、通常、車体の構成部位によって異なる塗料が
使用される。例えば、図2に示すように、美粧性と、高
い耐候性、耐久性および防錆性が要求される面(外板部
という)には、一般に、下塗り塗膜(2a)形成後、防錆目
的のため、および/または下地塗膜の凹凸や色を隠蔽す
るための中塗り塗膜(104)が形成された後、更にカラー
上塗り塗料とクリヤー塗料を順次塗装して美粧性を有す
る上塗り塗膜(110)が形成される。他方、エンジンルー
ム内やトランクルーム内およびドア裏など、いわゆる内
板部と呼ばれる部分には、高い美粧性や耐候性は要求さ
れないため、外板部と同様の塗装を施す必要はなく、通
常、下塗り塗膜(2b)形成後、外板部の上塗り塗膜と同一
またはほぼ同色の中塗り塗膜(103)が形成されることで
塗装が完了する。内板部に使用される中塗り塗料には、
通常、上塗り塗料に含まれている光輝性顔料は含有され
ないため、外板部よりも低い塗料コストで、防錆性と必
要最小限の美的外観が提供される。
【0003】このような塗料を用いた自動車車体の塗装
方法として、例えば特開昭52-63233号公報には、車体外
板部に下塗り塗料もしくは中塗り塗料を塗布した後、こ
れを硬化せずに、後続する工程で外板部に塗装される上
塗り塗料と同一またはほぼ同色の内板用中塗り塗料を塗
布し、これらを焼付け硬化した後、外板部に上塗り塗料
を塗装する方法が開示されている。しかし、下地隠蔽性
を特徴とする外板部の中塗り塗膜上に内板用中塗り塗料
からの塗装ダスト(例えば、図2中、外板部の2a部分の
凹凸)が付着すると、ダストの凹凸がその上に形成され
る上塗り塗膜の発色や光沢を妨げ、塗膜外観を低下させ
る。
【0004】塗膜外観の低下を予防するため、現在で
は、内板部の中塗り塗装を外板部の中塗り塗装の前に行
なう塗装方法が採用されている。すなわち、車体の内板
部と外板部にそれぞれ電着塗装した後、これを焼付け硬
化して下塗り塗膜を形成した後、先ず、内板部に中塗り
塗料を塗装して中塗り塗膜Iを形成し、これを硬化せず
に、次いで外板部に中塗り塗料を塗装し中塗り塗膜IIを
形成した後、加熱によりこれら中塗り塗膜IおよびIIを
同時に硬化し、その後、外板部に上塗り塗料としてカラ
ーベース塗料とクリヤー塗料をウェット・オン・ウェッ
ト方式で順次塗装し、これらを同時に加熱硬化して上塗
り塗膜を形成する。この方法では、内板用中塗り塗料の
塗装時に発生したダストを外板部の中塗り塗膜IIで隠蔽
しようとするものであるが、ダストが未硬化のまま外板
部の中塗り塗膜IIが硬化してしまうと、その後、ダスト
が硬化する時に、外板部の中塗り塗膜IIが収縮して表面
に皺が寄るため表面平滑性が低下する。さらに、そのよ
うな表面欠陥のある中塗り塗膜上に上塗り塗膜を形成す
ると、上塗り塗膜の塗膜外観が低下するのみならず、上
塗り塗膜の発色や意匠性にも悪影響を及ぼすことがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を克服し、現在採用されている塗装工程におい
て、内板部の中塗り塗装時に発生したダストを外板部の
中塗り塗膜IIで十分に被覆し隠蔽することにより、その
上に優れた塗膜外観を示す上塗り塗膜を形成することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】従来法における塗膜外観
異常の発生原因を調査した結果、外板部の中塗り塗膜II
の硬化速度が内板部の中塗り塗膜Iよりも速いために、
内板用中塗り塗料からのダストを十分に隠蔽できないま
ま外板部の中塗り塗膜IIが硬化してしまう点に着目し、
内板部の中塗り塗膜Iを外板部の中塗り塗膜IIよりも速
く硬化させることで、ダストをフロー性の良好な外板部
の中塗り塗膜IIで被覆でき、それによって良好な表面平
滑性を達成できることを見出した。また、外板用中塗り
塗料中の顔料体積濃度を内板用中塗り塗料中の顔料体積
濃度よりも低く設定することで、内板用中塗り塗料から
のダストを十分に隠蔽しかつ外板部の中塗り塗膜IIの表
面平滑性を向上できることも見出した。
【0007】すなわち、本発明は、図1に示すように、
自動車車体用基板(1)の内板部および外板部に下塗り塗
膜(2a、2b)をそれぞれ形成した後、内板部の下塗り塗膜
(2a)上に内板用中塗り塗料Iを塗装して中塗り塗膜I
(3)を形成し、次に外板部の下塗り塗膜(2b)上に外板用
中塗り塗料IIを塗装して中塗り塗膜II(4)を形成してか
ら、基板(1)を加熱して内板部の中塗り塗膜I(3)と外板
部の中塗り塗膜II(4)を硬化させ、次いで外板部の中塗
り塗膜II(4)上に上塗り塗膜(10)を形成することによ
り、自動車車体用基板の両面を連続して塗装する方法で
あって、中塗り塗料II中の顔料体積濃度が中塗り塗料I
中の顔料体積濃度よりも低く、かつ内板部の中塗り塗膜
I(3)が外板部の中塗り塗膜II(4)と同時またはより速く
硬化することを特徴とする、自動車車体の塗装方法であ
る。本発明では、特に、内板部の中塗り塗膜Iの硬化反
応開始時間が、外板部の中塗り塗膜IIの硬化反応開始時
間よりも0〜6分(時間)短いことを特徴とし、さらに
は中塗り塗料I中の顔料体積濃度と中塗り塗料II中の顔
料体積濃度との差が0〜3%の範囲となるように設定す
ることで上記目的が達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1に示す工程フロー図を
参照しながら、本発明を詳細に説明する。本発明は、乗
用車、トラック、オートバイ、バス等の自動車車体の2
つの表面、すなわち日光や風雨に常に晒される曝露面
(外板部)と、エンジンルーム内壁やトランクルーム内
壁およびドア裏などのように、曝露面とは反対側の、日
光や雨水などに直接晒されていない面(内板部)にそれ
ぞれ異なる特性を有する表面仕上げ塗装を連続的に施す
ための方法である。このような積層塗装が施される自動
車車体用基材は、例えば鉄、銅、アルミニウム、スズ、
亜鉛等およびこれらの金属を含む合金などの金属、ガラ
ス、プラスチック、発泡体および鋳造物から成るものが
挙げられる。金属基材を使用する場合は、予めリン酸
塩、クロム酸塩等で化成処理されていることが好まし
い。
【0009】(1)下塗り塗膜の形成 本発明では、先ず、自動車車体用基板(1)の内板部およ
び外板部に下塗り塗膜(2a、2b)をそれぞれ形成する。好
適な下塗り塗膜としては、カチオン型およびアニオン型
電着塗料が挙げられるが、防食性において優れた複合塗
膜を与えることから、通常、カチオン型電着塗料が使用
される。
【0010】(2)内板部の中塗り塗膜の形成 次に、内板部の下塗り塗膜(2a)上に、中塗り塗料を塗装
して、中塗り塗膜I(3)を形成する。
【0011】内板用中塗り塗料は、好ましくはメラミン
硬化系塗料であり、塗膜形成性ポリエステル樹脂とメラ
ミン系硬化剤、必要に応じてエポキシ樹脂、所望の顔
料、溶剤および各種添加剤を含有する。
【0012】塗膜形成性ポリエステル樹脂は、耐チッピ
ング性、下地隠蔽性および表面平滑性を付与する基本成
分であり、好ましくは数平均分子量が1000〜450
0、水酸基価が70〜220mgKOH/g(固形
分)、酸価が5〜20mgKOH/g(固形分)の範囲
のものを使用する。
【0013】ここで、数平均分子量が上記下限を下回る
と硬化が十分に行なわれない。逆に、数平均分子量が上
限を超えると、平滑性が不十分となるために良好な外観
が得られず、また塗着時の粘度が高くなりすぎる。水酸
基価が70mgKOH/g未満であると硬化性が低く、
220mgKOH/gを超えると弾性が低下し耐チッピ
ング性が不良となる。酸価が5mgKOH/gより低く
なると硬化性が不良となり、20mgKOH/gを超え
ると耐水性が後退する。
【0014】このようなポリエステル樹脂は、必須成分
として多価カルボン酸および/または酸無水物と多価ア
ルコールを重縮合することによって製造することができ
るが、更に、モノカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、
ラクトン等を反応成分として含有していてよい。また、
乾性油、反乾性油およびそれらの脂肪酸を含有していて
もよい。
【0015】好ましく使用される多価カルボン酸および
/または酸無水物としては、特に限定されず、例えば、
フタル酸、無水フタル酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキ
サヒドロフタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチル
テトラヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル
酸、無水ハイミック酸、トリメリット酸、無水トリメリ
ット酸、ピロメリット酸、無水ピロメリット酸、イソフ
タル酸、テレフタル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セ
バシン酸、コハクサン、無水コハクサン、ドデセニルコ
ハク酸、ドデセニル無水コハク酸等が挙げられる。
【0016】前記多価カルボン酸および/または酸無水
物と重縮合される多価アルコールとしては、例えば、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ネオペンチルグ
リコール、1,2-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、
1,4-ブタンジオール、2,3-ブタンジオール、1,5-ペンタ
ンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,4-シクロヘキサ
ンジオール、2,2-ジメチル-3-ヒドロキシプロピル-2,2-
ジメチル-3-ヒドロキシピロピオネート、2,2,4-トリメ
チル-1,3-ペンタンジオール。ポリテトラメチレンエー
テルグリコール、ポリカプロラクトンポリオール、グリ
セリン、ソルビトール、アンニトール、トリメチロール
エタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールブタ
ン、ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール、ジペ
ンタエリスリトール等が使用できるが、これらに限定さ
れない。
【0017】更なる反応成分としては、例えば、カージ
ュラE(シェル・ケミカルズ社製)等のモノエポキサイ
ド化合物や、ラクトン類が挙げられる。ここで、ラクト
ン類は、多価カルボン酸および多価アルコールのポリエ
ステル類へ開環付加してグラフト鎖を形成し得るもので
あり、例えば、β-プロピオラクトン、ジメチルプロピ
オラクトン、ブチルラクトン、γ-バレロラクトン、ε-
カプロラクトン、γ-カプロラクトン、γ-カプリロラク
トン、クロトラクトン、δ-バレロラクトン、δ-カプロ
ラクトン等が使用できる。最も好ましくはε-カプロラ
クトンを使用する。
【0018】こうして得られるポリエステル樹脂は、内
板用中塗り塗料の全固形分中、20〜50重量%、より
好ましくは30〜45重量%の量で含有される。ポリエ
ステル樹脂の含有量が20重量%未満であると、分散が
悪くなって塗膜の光沢性が低下し、50重量%を超える
と下地隠蔽性が不十分となる。
【0019】好適な硬化剤としては、メラミン核1個当
たり平均5個未満の結合ホルムアルデヒド、平均1.0
〜3.5個のメチルエーテル基、平均0.5〜3.0個の
ブチルエーテル基、平均0.5〜3.0個のイミノ基、
平均0.5〜2.0個未満のメチロール基を有し、かつ
メラミン核の平均重合度が1.5〜3.5のメチル/ブチ
ル混合アルキルエーテル化メラミンが効果的に使用され
る。この代りにメチルエーテル化メラミン樹脂とブチル
エーテル化メラミン樹脂を混合し、上記組成になるよう
調整してもよい。
【0020】硬化剤としての前記メチル/ブチル混合ア
ルキルエーテル化メラミン、および必要に応じてブチル
エーテル化メラミンは、内板用中塗り塗料の樹脂固形分
に対し、25〜45重量%、好ましくは30〜40重量
%で配合される。硬化剤の配合量が25重量%を下回る
と硬化性が不十分となり、45重量%を超えると形成さ
れる中塗り塗膜Iが硬く脆くなる。
【0021】本発明では、前記ポリエステル樹脂と硬化
剤から好適な組み合わせを選定することで、内板部の中
塗り塗膜Iの硬化速度を、後述する外板部の中塗り塗膜
IIの硬化速度と同時かまたはより速くなるように設定す
る。内板部と外板部の中塗り塗膜の硬化速度の違いにつ
いては、中塗り塗膜の硬化についての項目(4)におい
て詳細に説明する。
【0022】内板用中塗り塗料に使用される好適な顔料
としては、例えばアゾキレート系顔料、不溶性アゾ系顔
料、縮合アゾ系顔料、ベンズイミダゾロン系顔料、ジケ
トピロロピロール系顔料、フタロシアニン系顔料、イン
ジゴ顔料、ペリノン系顔料、ペリレン系顔料、ジオキサ
ン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔
料、金属錯体顔料等の有機系着色顔料;およびカーボン
ブラック、二酸化チタン、酸化クロム、黄鉛、黄色酸化
鉄、ベンガラ等の無機系着色顔料;あるいは、硫酸バリ
ウム(特に沈降性硫酸バリウム)、ケイ酸アルミ、炭酸
カルシウム(特に沈降性炭酸カルシウム)、クレー、タ
ルク、炭酸マグネシウム等の体質顔料が挙げられる。
【0023】内板用中塗り塗料中の顔料の総顔料重量濃
度(pigment weight content:PWC)は、全固形分の
25〜60重量%、好ましくは30〜50重量%であ
る。PWCが25重量%未満であると、下地隠蔽性が十
分に確保されず、また60重量%を超えると分散性が低
下し、塗膜の光沢及び平滑性が後退する。
【0024】特に本発明では、内板用の中塗り塗料I中
の顔料体積濃度(pigment volume content:PVC)が
後述する外板用中塗り塗料II中のPVCよりも高くなる
ように、好ましくは前記中塗り塗料I中のPVCと中塗
り塗料II中のPVCの差が0〜3%の範囲、最も好まし
くはこの差を0.4〜1.2%の範囲となるように選定す
る。こうすることで、内板用中塗り塗料ダストに起因す
る膨れやワキの不具合を十分に被覆して隠蔽し、更に外
板部の中塗り塗膜IIの表面平滑性も向上する。
【0025】内板用中塗り塗料中には、更に、増粘剤と
しての架橋樹脂粒子、有機ベントナイト、脂肪酸ポリア
ミマイド、ポリエチレンワックスなど)や、芳香族炭化
水素系、脂肪族炭化水素系、エステル系およびアルコー
ル系の各種有機溶媒、および各種添加剤(酸触媒、紫外
線吸収剤、ヒンダードアミン光安定化剤、酸化防止剤、
表面調整剤、レベリング剤、顔料分散剤、可塑剤、消泡
剤など)を、全固形分の0.01〜2.0重量%の量で
添加してもよい。
【0026】特に本発明では、内板用中塗り塗料中にア
クリル系モノマーとビニル系モノマーとの共重合により
得られた表面調整剤を添加することによって、硬化前の
塗膜のフロー性を向上させる。これにより、内板用中塗
り塗料ダストを硬化前により平坦化でき、後述の外板用
中塗り塗料のフロー性によって被覆され易くなる。アク
リル系モノマーとビニル系モノマーの共重合により得ら
れた表面調整剤の具体例としては、楠本化成株式会社よ
り市販されている「ディスパロンLCシリーズ」LC−
951(アクリル系重合物)、LC−955(アクリル
系重合物と非極性シリコーンとを配合したもの)、LC
−900(ビニル系重合物)等が挙げられ、これを外板
用中塗り塗料中の全固形分の0.01〜0.2重量%の
範囲、より好ましくは0.04〜0.1重量%の範囲で
添加する。
【0027】前記組成から成る内板用中塗り塗料の粘度
は、調製後、または塗装前に、常温(20℃)において
19〜25秒/#4フォードカップとなるように調整す
る。
【0028】こうして調製される内板用中塗り塗料は、
内板部の下塗り塗膜(2a)上へ、スプレー塗装、噴霧塗装
またはロール塗装法などの通常使用される塗装法によっ
て、乾燥膜厚10〜30μm、好ましくは15〜25μ
mとなるように塗装されて、中塗り塗膜I(3)を形成す
る。
【0029】(3)外板部の中塗り塗膜の形成 本発明では、前記内板部の中塗り塗膜I(3)形成後、こ
れを硬化する前に、外板部の下塗り塗膜(2b)上に中塗り
塗料IIを塗装して、外板部の中塗り塗膜II(4)を形成す
る。ここで使用される外板用中塗り塗料は、塗装部位や
要求される性能によって、防錆中塗り塗料およびカラー
中塗り塗料から適宜選択される。
【0030】一方のカラー中塗り塗料は、カーボンブラ
ックと二酸化チタンを主要顔料として含有するグレー系
またはベージュ系の中塗り塗料であってよいが、所望に
より、上塗り塗膜の色に応じて各種着色顔料を組み合わ
せた色相のものも調製され、一般には、熱硬化性塗膜形
成性樹脂、硬化剤、着色顔料および体質顔料(および必
要に応じて光輝性顔料)、溶剤、および必要に応じて添
加剤を含有する。これら各成分については、前記内板用
中塗り塗料について記載したものがいずれも使用でき
る。このような外板用カラー中塗り塗料は、全固形分に
対し、熱硬化性塗膜形成性樹脂を50〜80重量%、よ
り好ましくは53〜70重量%、硬化剤を樹脂固形分に
対し25〜45重量%、より好ましくは30〜40重量
%含有してよい。
【0031】本発明では、内板用中塗り塗料について先
に記載した通り、外板用中塗り塗料中の塗膜形成性樹脂
の分子量を前記範囲に限定し、そのような樹脂と好適に
反応し得る硬化剤を適宜選定することにより、内板部の
中塗り塗膜Iの硬化速度を、前記外板部中塗り塗膜IIの
硬化速度と同時かまたはより速くなるように設定する。
【0032】外板用中塗り塗料中の全顔料のPWCは、
全固形分の20〜50重量%、好ましくは30〜50重
量%であってよいが、特に本発明では、この塗料中のP
VCが内板用の中塗り塗料I中のPVCよりも低くなる
ように設定して、下地隠蔽性と表面平滑性を向上させ
る。
【0033】外板用中塗り塗料には、さらに、前記添加
剤を、合計含量として固形分の0.01〜0.2重量
%、より好ましくは0.04〜0.1重量%配合してよ
い。
【0034】外板用中塗り塗料は、調製後、または塗装
前に、常温(20℃)において19〜28秒/#4フォ
ードカップの塗装粘度に調整する。
【0035】塗装粘度に調整された外板用中塗り塗料
を、スプレー塗装、または噴霧塗装などの通常使用され
る方法で、乾燥膜厚20〜50μm、好ましくは25〜
45μmとなるように塗装して中塗り塗膜II(4)を形成
する。中塗り塗膜IIの乾燥膜厚が上限を超えると、上塗
り塗膜の鮮映性が低下したり、塗装時にムラあるいは流
れ等の不具合が起こることがあり、下限未満では、主目
的である下地隠蔽性が達成できない。
【0036】(4)内板部および外板部の中塗り塗膜の
硬化 次に、基材(1)を加熱して、内板部と外板部に形成され
た中塗り塗膜I(3)およびII(4)を硬化させる。硬化条件
は、120〜180℃の範囲、好ましくは130〜16
5℃の範囲において、10〜60分間、好ましくは10
〜50分間であってよい。最も好ましくは、120〜1
60℃の温度において10〜30分間である。
【0037】本発明では、内板部の中塗り塗膜Iの硬化
反応開始時間が、外板部の中塗り塗膜IIの硬化反応開始
時間よりも0〜6分(時間)短くなるように塗膜形成性
樹脂と硬化剤をそれぞれ選定する。換言すると、内板部
の中塗り塗膜Iを、外板部の中塗り塗膜IIと同時または
より速く、好ましくはも0〜6分(時間)速く、特に好
ましくは0〜4.5分速く硬化させる。硬化反応開始時
間に差を設けることで、外板部の中塗り塗膜IIが硬化し
た内板用中塗り塗料からの塗装ダスト上になじみ易くな
り、塗膜の表面平滑性が向上する。
【0038】ここで、各塗膜の硬化反応開始時間は、塗
料を塗装した後、焼付け乾燥条件における自由減衰振動
型粘弾性測定装置(「FDOM」と略されることもあ
る)での測定によって求められる。測定データの一例を
図3に示す。図3中、左上から右下へ向かう曲線は振動
周期測定値と時間との関係を、そして下方の曲線は測定
温度と時間との関係を表している。図3中、塗膜温度が
所定焼付け温度に達した時間をゼロ(±0)とし、ここ
から、振動周期測定値のプロットより求めた減少開始時
間まで(すなわち、塗料の反応によって振動周期の値が
急激に低下する変曲点が現れるまでの時間)を硬化反応
開始時間T1として求めることができる。
【0039】すなわち、本発明では、こうして測定され
る硬化反応開始時間T1に関し、好ましくは内板部の中
塗り塗膜Iの方が、外板部の中塗り塗膜IIよりも0〜6
分小さく(速く)、より好ましくは内板部の中塗り塗膜
Iの方が0〜4.5分小さく(速く)なるように、塗料
組成を調整する。最も好ましくは、内板部の中塗り塗膜
Iと外板部の中塗り塗膜IIの硬化反応開始時間T1が共
に等しくなるように(同時に硬化するように)、組成中
の塗膜形成性樹脂の分子量が設定され、かつ好適な硬化
剤が選定される。
【0040】(5)上塗り塗膜の形成 最後に、外板部の中塗り塗膜II(4)上の全面に、上塗り
塗料としてカラーベース塗料とクリヤー塗料を順次塗装
し(5および6)、同時焼付けされることにより、図1に示
すような所望の複合塗膜(10)が形成される。
【0041】
【実施例】以下の実施例により、本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。以下の実施例中、部または%は、特に断りのない限
り、全て重量部または重量%を表す。実施例1 ポリエステル樹脂の合成 温度計、攪拌機、冷却管、窒素導入管、水分離機および
清留塔を装備した反応槽に、イソフタル酸415部、ア
ジピン酸90部、トリメチロールプロパン100部、ネ
オペンチルグリコール200部、2,2-ジメチル-3-ヒド
ロキシプロピル-2,2-ジメチル-3-ヒドロキシプロピオネ
ート195部、ジブチル錫オキサイド2部を仕込んで、
210℃まで加熱した。ただし、160℃から210℃
までは、3時間かけて一定の昇温速度で昇温させた。生
成する縮合水を系外へ留去した。210℃に達したとこ
ろで保温し、保温1時間後、反応槽内に還流溶剤として
キシレン30部を徐々に添加し、溶剤存在下での縮合に
切り替えて反応を続けた。樹脂酸価が8.5mgKOH
/g(固形分)に達したところで、150℃まで冷却
し、ε-カプロラクトン200部を加え、150℃で2
時間保温した後、100℃まで冷却した。ここへ、さら
にキシレン430部を加えて、数平均分子量3000、
酸価7mgKOH/g(固形分)、水酸基価93mgK
OH/g(固形分)のポリエステル樹脂を含む、不揮発
分70%のワニスを得た。外板用中塗り塗料組成物の調製 上記調整例1からのポリエステル樹脂含有ワニス480
部に、キシレン50部、酢酸ブチル20部、二酸化チタ
ン(堺化学工業社製「R−61N」)250部、硫酸バ
リウム(堺化学工業社製「B−34」)135部、タル
ク(富士タルク工業社製「LMR−100」)10部、
カーボンブラック(三菱化学社製「カーボンブラックM
A−100」)5部、湿潤分散剤(ビックケミー社製
「BYK−161」)5部、有機ベントナイト(土屋カ
オリン工業社製「ニューDオルペン」)5部を加えて予
備混合を行なった後、ペイントコンディショナー中でガ
ラスビーズ媒体を加え、室温で1時間混合分散し、粒度
5μm以下、不揮発分77%の顔料分散ペーストを得
た。この顔料分散ペースト96部に、硬化剤としてのメ
チル/ブチル混合アルキルエーテル化メラミン樹脂(三
井サイテック社製「サイメル202」不揮発分80%)
28部、アクリル系表面調整剤(三井石油化学工業社製
「レジミックスRL−4」)0.1部を配合し、外板用
中塗り塗料組成物を得た(PWC41.79重量%、P
VC16.09%)。使用した各組成および配合量を表
1にまとめる。
【0042】外板用中塗り塗料組成物は、シンナー(酢
酸ブチル:キシレン:エチルエトキシプロピオネート
(重量比)=1:4:1)を用いて21秒/#4フォー
ドカップ・20℃の塗装粘度に希釈した。内板用中塗り塗料組成物Aの調製 表1に示す組成および配合量を使用したこと以外は、上
記外板用中塗り塗料組成物の調製と同様にして内板用中
塗り塗料組成物Aを調製した。内板用中塗り塗料組成物
Aは、シンナー(酢酸ブチル:キシレン(重量比)=
1:4)を用いて21秒/#4フォードカップ・20℃
の塗装粘度に希釈した。
【0043】
【表1】 表1:中塗り塗料組成物(分散ペースト) (重量部)
【表2】 表2:中塗塗料組成物(塗料化) (重量部)
【0044】ポリエステル樹脂A:日本ペイント社製、
水酸基価110、酸価15、数平均分子量2500、固
形分70% ポリエステル樹脂B:日本ペイント社製、水酸基価6
3、酸価8、数平均分子量1840、固形分70%1) :堺化学工業社製「R−61N」2) :チタン工業社製「タロックス合成酸化鉄LL−X
L0」3) :堺化学工業社製「B−34」4) :チバガイギー社製「シンカシャレッドRT759
D」5) :バイエル社製「バイフェロックス120FS」6) :富士タルク工業社製「LMR−100」7) :三菱化学社製「カーボンブラックMA−100」8) :ビックケミー社製「BYK−161」9) :土屋カオリン工業社製「ニューDオルペン」10) :メチル/ブチル混合アルキルエーテル化メラミ
ン樹脂(三井サイテック社製「サイメル202」不揮発
分80%)11) :ブチルエーテル化メラミン樹脂(三井石油化学
社製「ユーバン122」不揮発分60%)12) :イミノ基型メチル/ブチル混合アルキルエーテ
ル化メラミン樹脂(三井サイテック社製「サイメル25
4」不揮発分80%)13) :アクリル系添加剤(三井石油化学工業社製「レ
ジミックスRL−4」)14) :楠本化成株式会社製「ディスパロンLC−90
0」
【0045】評価試験
【0046】(1)硬化反応開始時間の測定 金属支持体上に外板用中塗り塗料組成物をエアスプレー
ガンを用いて乾燥膜厚が約30μmとなるように塗装
し、温度20℃、60%RHの室内で3分間セッティン
グした後、エー・アンド・デイ社製鋼体振り子型物性試
験機「RPT−3000」のホットプレート上に設置し
た。ホットプレートの昇温速度を1分後に30℃、30
℃から30分後に140℃となるように昇温させ、14
0℃で20分間保持させた。振動周期測定値と時間との
関係から、硬化反応開始時間を求めた。また、上記内板
用中塗り塗料組成物Aについても同様の試験を行なっ
た。結果をそれぞれ表2に示す。
【0047】(2)外観評価用パネルの作成 厚さ0.8mmのリン酸処理鋼板の両面に、カチオン電
着塗料(日本ペイント社製「パワートップV−20」)
を乾燥膜厚で約25μmとなるように順次塗装し、17
0℃で30分間焼付けた。この電着塗膜表面に上記内板
用中塗り組成物1をエアースプレーガン(岩田塗装機社
製)を用いて1m後方からダスト状に塗装した。20℃
にて3分放置後、外板中塗り塗料組成物1をマイクロマ
イクロベル(ABBランズバーグ社製静電塗装機)を用
いて20000rpm、塗出量250cc/分、−90
KVにて30〜35μmになるよう塗装した。20℃に
て8分間セッティング後、鋼板を140℃で30分間乾
燥し、硬化させた。
【0048】(3)塗膜外観評価 前記の塗装パネルを内板用中塗り組成物をダスト塗装し
ないで外板用中塗り塗料組成物を塗装した時の塗膜外観
と比較して外観を評価した。 評価基準; ○:外板用中塗塗料組成物のみの塗膜外観と同等で良好 ×:外板用中塗塗料組成物のみの塗膜外観より凸凹が深
く、平滑性劣る
【0049】
【表3】
【0050】実施例2、比較例1及び2 実施例1で用いた内板用中塗りを、表1および2に示す
配合で調製した各内板用中塗りに代えて同様に評価し
た。結果を表2に示す。
【0051】
【発明の効果】現在採用されている塗装工程において、
内板部の中塗り塗装時に発生したダストを外板部の中塗
り塗膜IIで十分に被覆し隠蔽することにより、その上に
優れた塗膜外観を示す上塗り塗膜を形成することであ
る。
【0052】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、内板部
の中塗り塗膜の硬化開始時間を外板部の中塗り塗膜より
も短くする、すなわち、内板部の中塗り塗膜の方をより
速く硬化させることで、内板用中塗り塗料からのダスト
をフロー性を有する外板部の中塗り塗膜で十分に被覆し
て隠蔽することができる。外板用中塗り塗料中のPVC
を内板用中塗り塗料中のPVCよりも低く設定すること
で、内板用中塗り塗料ダストの凹凸を外板部の中塗り塗
膜で被覆でき、外板部の中塗り塗膜の表面平滑性も向上
できる。さらに、本発明では、内板用中塗り塗料にアク
リル系モノマーとビニル系モノマーの共重合により得ら
れる表面調整剤を添加してフロー性を高めることによ
り、内板用中塗り塗料ダストが硬化前により平坦化さ
れ、後続の外板用中塗り塗料のフロー性によって被覆さ
れ易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の塗装方法を表す、模式的な工程断面
図である。
【図2】 従来の方法により形成された鋼板表面上の積
層塗膜を表す模式的な断面図である。
【図3】 中塗り塗膜の硬化反応開始時間を求めるため
に自由減衰振動型粘弾性測定装置(「FDOM」)を用
いて測定された、振動周期測定値−温度−時間の関係を
表すグラフの一例である。
【符号の説明】
1…自動車車体用基板、2a、2b…下塗り塗膜、3…
内板用中塗り塗膜I、4…外板部の中塗り塗膜II、5…
カラーベース塗膜、…クリヤー塗膜、10…上塗り塗
膜、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車車体用基板の内板部および外板部
    に下塗り塗膜をそれぞれ形成した後、内板部の下塗り塗
    膜上に内板用中塗り塗料を塗装して中塗り塗膜Iを形成
    し、次に外板部の下塗り塗膜上に外板用中塗り塗料を塗
    装して中塗り塗膜IIを形成してから、基板を加熱して前
    記中塗り塗膜Iと中塗り塗膜IIを硬化させ、次いで外板
    部の中塗り塗膜II上に上塗り塗膜を形成することによ
    り、自動車車体用基板の両面を連続して塗装する方法で
    あって、外板部の中塗り塗膜II中の顔料体積濃度が内板
    部の中塗り塗膜I中の顔料体積濃度よりも低く、かつ中
    塗り塗膜Iが、中塗り塗膜IIと同時またはより速く硬化
    することを特徴とする、自動車車体の塗装方法。
  2. 【請求項2】 内板部の中塗り塗膜Iの硬化反応開始時
    間が、外板部の中塗り塗膜IIの硬化反応開始時間よりも
    0〜6分(時間)短いことを特徴とする、請求項1記載
    の自動車車体の塗装方法。
  3. 【請求項3】 内板部の中塗り塗膜I中の顔料体積濃度
    と外板部の中塗り塗膜II中の顔料体積濃度との差が0〜
    3%の範囲である、請求項1記載の自動車車体の塗装方
    法。
  4. 【請求項4】 内板用中塗り塗料及び外板用中塗り塗料
    にアクリル系モノマーとビニル系モノマーとの共重合に
    より得られた表面調整剤が全固形分の0.01〜0.2
    重量%の量で添加されている、請求項1記載の自動車車
    体の塗装方法。
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JP2006061798A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Daihatsu Motor Co Ltd 塗装方法
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