JP2002253731A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002253731A
JP2002253731A JP2001057920A JP2001057920A JP2002253731A JP 2002253731 A JP2002253731 A JP 2002253731A JP 2001057920 A JP2001057920 A JP 2001057920A JP 2001057920 A JP2001057920 A JP 2001057920A JP 2002253731 A JP2002253731 A JP 2002253731A
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rotation
constant speed
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JP2001057920A
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Tomohiro Ishimoto
朋宏 石本
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Konami Parlor Entertainment KK
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Konami Parlor Entertainment KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リールの停止状態から回転動作を行う際に、
回転加速状態から定速回転状態に入った後に安定した定
速回転が行われていることを保証して、ストップ操作の
有効化等に利用できるようにする。 【解決手段】 回転加速指示の後に定速回転指示を与え
ることでリールを回転させて図柄の可変表示を行う遊技
機において、回転加速指示から定速回転指示への切り換
え時におけるリール周上の基準点の位置を認識する位置
認識手段37dと、定速回転指示を与え始めた後にリー
ル周上の基準点が再び認識された位置に来ると操作手段
27bでの操作を有効化する操作制御手段41とを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチスロ機やスロ
ットマシン等のような回胴式の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、回胴式の遊技機では、遊技者に
よるスタート操作があると外周に図柄列が描かれた例え
ば3つのリールを回転させて図柄の可変表示を開始し、
その後のストップ操作に応じて各リールの回転を停止さ
せ、その停止時における表示図柄によって遊技結果を決
定するとともに、決定した結果に応じて遊技者にメダル
等の遊技媒体を払い出すようになっている。
【0003】このような回胴式の遊技機では、通常、リ
ールを回転させる場合に、回転開始から所定の加速期間
を経た後に定速回転を行う。そして、リールの加速期間
中は、そのリールのストップ操作を受け付けないように
している。これは、例えば加速期間中のストップ操作を
有効にすると、リールの回転開始直後にはリールの回転
速度が遅いため可変表示する図柄を容易に識別できてし
まう、といった不都合が生じるからである。また、リー
ルの回転開始直後のストップ操作を有効とすると、遊技
の進行が加速して短時間に多くの遊技が繰り返される傾
向があり、結果として遊技の賭博性、射幸性等を必要以
上に高めてしまうからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、加速期
間経過直後は、リールの慣性等を考慮すれば、必ずしも
リールが定速回転しているとは限らない。したがって、
加速期間経過後であっても、リールの回転速度が安定す
るまでは、そのストップ操作を受け付けるべきではな
い。これらのことから、回胴式の遊技機では、リールの
ストップ操作の有効化にあたって、そのリールが安定し
た定速回転をしているか否かを保証する必要がある。た
だし、その保証のために、リールが定速回転をしている
か否かを検出する専用センサ等を設けると、構成の複雑
化を通じて装置コストの上昇を招いてしまうため好まし
くない。
【0005】本発明は、以上のような実状に鑑みてなさ
れたものであり、リールの停止状態から回転動作を行う
際に、回転加速状態から定速回転状態に入った後に安定
した定速回転が行われていることを保証して、ストップ
操作の有効化等に利用できるようにする遊技機を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために案出された遊技機で、外周に図柄列が描かれ
たリールを回転させて図柄の可変表示を行う回胴式の可
変表示手段と、前記可変表示手段に対してリールの回転
加速指示を与えた後に定速回転指示を与えることで当該
可変表示手段に図柄の可変表示を行わせる駆動制御手段
と、前記可変表示手段による図柄の可変表示を停止させ
るために操作される操作手段と、前記駆動制御手段が回
転加速指示から定速回転指示への切り換えを行った際に
おける前記リールの周上の基準点の位置を認識する位置
認識手段と、前記駆動制御手段が定速回転指示を与え始
めた後に前記リールの周上の基準点が再び前記位置認識
手段によって認識された位置に来ると前記操作手段での
操作を有効化する操作制御手段とを備えることを特徴と
するものである。
【0007】上記構成の遊技機によれば、駆動制御手段
が定速回転指示を与え始めた後、リールの周上の基準点
が再び位置認識手段によって認識された位置に来ると、
駆動制御手段が回転加速指示から定速回転指示への切り
換えを行った際における状態からリールが略一回転した
ことになるので、操作制御手段は、操作手段での操作を
有効化する。つまり、操作制御手段は、リールが定速回
転指示以降略一回転すれば、そのリールが安定した定速
回転をしていると考えられることから、リールの周上の
基準点の位置から導き出せるリールの回転数を基準に、
そのリールが安定した定速回転をしているか否かを保証
する。これにより、操作手段での操作を有効化した際に
は、リールが確実に定速回転を行っていることになる。
【0008】また、本発明の遊技機は、外周に図柄列が
描かれたリールを回転させて図柄の可変表示を行う回胴
式の可変表示手段と、前記可変表示手段に対してリール
の回転加速指示を与えた後に定速回転指示を与えること
で当該可変表示手段に図柄の可変表示を行わせる駆動制
御手段と、前記可変表示手段による図柄の可変表示を停
止させるために操作される操作手段と、ランダムな数値
を発生させるランダム値発生手段と、前記駆動制御手段
が定速回転指示を与え始めた後に前記ランダム値発生手
段が発生した数値に対応する時間が経過すると前記操作
手段での操作を有効化する操作制御手段とを備えること
を特徴とするものである。
【0009】上記構成の遊技機によれば、駆動制御手段
が定速回転指示を与え始めた後、ランダム値発生手段が
発生した数値に対応する時間が経過すると、操作制御手
段は、操作手段での操作を有効化する。つまり、操作制
御手段は、リールへの定速回転指示以降ある程度の時間
が経過すれば、そのリールが安定した定速回転をしてい
ると考えられることから、ランダム値発生手段が発生し
たランダムな数値を基準に、そのリールが安定した定速
回転をしているか否かを保証する。これにより、操作手
段での操作を有効化した際には、リールが確実に定速回
転を行っていることになる。しかも、ランダム値発生手
段が発生する数値は、例えば乱数のようにランダムなも
のであるため、その都度操作手段での操作が有効化する
タイミングが変わるので、そのタイミングにゲーム性を
与え得るようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る
遊技機について説明する。ただし、ここでは、本発明を
パチスロ機に適用した場合を例に挙げて説明する。
【0011】〔第1の実施の形態〕先ず、標準的なパチ
スロ機の構成について説明する。図1は、パチスロ機の
一例の外観構成を示す正面図である。図例のように、パ
チスロ機1は、前面パネル部2と、これを開閉自在に支
持する箱型のキャビネット部3とから構成される。
【0012】前面パネル部2には、各リールの図柄を3
コマ分ずつ表示可能な図柄表示窓21と、この図柄表示
窓21の左側に位置するランプ部22a(1枚賭けラン
プ、2枚賭けランプ、3枚賭けランプ等)と、図柄表示
窓21の右側に位置するランプ部22b(インサートメ
ダルランプ、ウィンランプ、ボーナスゲームランプ、ビ
ッグボーナスゲームランプ、ゲームオーバーランプ、リ
プレイランプ等)と、図柄表示窓21の下側に位置する
表示部23(クレジット表示部、ペイアウト表示部、ボ
ーナスゲーム回数表示部等)と、図柄表示窓21の上方
に位置し各種画像表示により遊技の演出効果を高める液
晶パネル部24と、遊技媒体であるメダルを投入するた
めのメダル投入口25と、遊技者が操作する操作ボタン
(1枚ベットボタン26a、2枚ベットボタン26b、
MAXベットボタン26c、スタートレバー27a、リ
ール毎に設けられたストップボタン27b)と、メダル
を排出するためのメダル払い出し口28と、そのメダル
が排出されるメダル受け皿29と、が設けられている。
また、前面パネル部2の裏側には、メダル投入口25に
接続され、投入されたメダルの真偽や枚数を判別するメ
ダル判別装置(ただし不図示)が設けられている。な
お、図柄表示窓21の上方には、液晶パネル部24に代
わって、例えばメカ機構の動作によって遊技の演出効果
を高める、いわゆる役物装置が設けられていてもよい。
【0013】図2は、パチスロ機の一例の内部構成を示
す概略図である。キャビネット部3の内部には、外周面
上に複数の図柄がプリントされた3個のリール31a〜
31cと、各リール31a〜31cの回転制御をはじめ
とした各種制御に必要な遊技制御基板32と、多数枚
(例えば200枚)のメダルを貯留可能なホッパ33を
持つメダル払い出し装置34と、各種効果音を出力する
スピーカ35と、各部への電源供給を行う電源ボックス
36と、が組み込まれている。
【0014】このうち、各リール31a〜31cは、ス
テッピングモータ等からなるリール駆動モータ(ただし
不図示)によって、それぞれが個別に回転駆動されるよ
うになっている。また、メダル払い出し装置34は、図
示しないメダル払出モータおよびメダルブロッカーソレ
ノイドの動作によって、ホッパ33内に貯留されたメダ
ルを、1枚ずつに遊技制御基板32から指示された枚数
分だけ、メダル払い出し口28に払い出すように構成さ
れている。
【0015】図3は、遊技制御基板のハードウエア構成
の一例を示すブロック図である。遊技制御基板32上に
は、パチスロ機1全体の動作制御を行うためのCPU
(Central Processing Unit)41と、そのCPU41
が実行する所定プログラムを格納したROM(Read Onl
y Memory)42と、CPU41が所定プログラムを実行
する際のワークエリアとして用いられるRAM(Random
Access Memory)43と、CPU41の動作に必要な基
準クロック信号を生成するクロック発生回路44と、が
配設されている。
【0016】これらのうち、CPU41は、前面パネル
部2の1枚ベットボタン26a、2枚ベットボタン26
b、MAXベットボタン26c、スタートレバー27a
およびストップボタン27bと入力ポート45を介して
接続している。これにより、CPU41は、遊技者によ
るパチスロ機1の操作状態を認識することができる。
【0017】また、CPU41は、入力ポート45を介
して、メダル投入センサ37a、メダル払い出しセンサ
37b、メダル満杯センサ37c、リール位置検出セン
サ37d、といった各種センサとも接続している。
【0018】メダル投入センサ37aは、前面パネル部
2裏側のメダル判別装置に付随して設けられているもの
で、メダル投入口25へのメダル投入の有無や投入枚数
等を検知するものである。メダル払い出しセンサ37b
およびメダル満杯センサ37cは、それぞれキャビネッ
ト部3内のメダル払い出し装置34に付随して設けられ
ているもので、そのメダル払い出し装置34によるメダ
ル払い出しの有無やその枚数、ホッパ33へのメダル貯
留状態(例えば満杯であるか、あるいは空であるか)等
を検知するものである。
【0019】リール位置検出センサ37dは、キャビネ
ット部3内の各リール31a〜31cに付随して設けら
れているもので、例えば各リール31a〜31cのイン
デックスセンサとして機能するものである。さらに具体
的には、リール位置検出センサ37dは、例えば各リー
ル31a〜31cに個別に対応する光電センサからなる
もので、各リール31a〜31cの周上に設けられた基
準点(被検出点)を、各リール31a〜31cが1回転
する毎に検出するものである。
【0020】これらの各センサ37a〜37dと接続す
ることにより、CPU41は、パチスロ機1の動作状
態、例えばエラーが発生しているか否かを認識すること
ができる。ただし、ここで挙げた各センサ37a〜37
dは一例に過ぎず、CPU41は、動作状態を認識する
ための他のセンサや、動作状態に関する各種設定を行う
ためのスイッチ類と接続していても構わない。
【0021】さらに、CPU41は、出力ポート46を
介して、キャビネット部3内の各リール31a〜31c
の駆動源となるリール駆動モータ38aと、メダル払い
出し装置34の駆動源となるメダル払出モータ38bお
よびメダルブロッカーソレノイド38cと接続している
とともに、前面パネル部2のランプ部22a,22bお
よび表示部23とも接続している。これにより、CPU
41は、各リール31a〜31c、メダル払い出し装置
34、各ランプ部22a,22b等に対して動作指示を
与えることができる。
【0022】ただし、各リール31a〜31cを動作さ
せる際には、CPU41は、リール駆動モータ38aに
対して、いわゆる台形駆動を行うように動作指示(駆動
制御パルス)を与える。すなわち、CPU41は、停止
状態の各リール31a〜31cを回転させる場合に、先
ずリール駆動モータ38aに対して回転加速指示を与
え、回転開始から所定の加速期間を経た後に、その回転
加速指示を定速回転指示に切り換え、リール駆動モータ
38aに定速回転を行わせる。一方、回転状態の各リー
ル31a〜31cを停止させる場合には、定速回転指示
を回転減速指示に切り換え、所定の減速期間を経た後
に、リール駆動モータ38aを停止させる。このような
台形駆動によって、CPU41は、リール駆動モータ3
8aの脱調を極力防止することができる。
【0023】なお、遊技制御基板32上には、上述した
CPU41等の他に、CPU41が遊技結果決定の基に
なる内部抽選を行うために必要となる乱数を発生させる
乱数発生回路47と、液晶パネル部24での画像表示等
を制御する液晶サウンド基板50に必要に応じて各種情
報を送出するデータ送出回路48と、そのデータ送出回
路48による情報送出のタイミングを管理する送出タイ
ミング制御回路49と、が配設されている。
【0024】次に、以上のように構成されたパチスロ機
1を使用した遊技の手順およびその際のパチスロ機1で
の動作の概要について説明する。なお、以下に説明する
処理動作は、CPU41がROM42内の所定プログラ
ムを実行することによって実現される。
【0025】パチスロ機1を使用して遊技する場合、遊
技者は、先ず、メダル投入口25にメダルを投入する。
このとき、前面パネル部2では、遊技者にメダル投入を
促すべく、ランプ部22bのインサートメダルランプが
点灯している。
【0026】メダルの投入があると、メダル投入口25
に接続するメダル判別装置は、投入されたメダルが有効
なものであるか否かを判別する。そして、メダル判別装
置で所定の条件に照らし合格と判別されたメダルは、有
効なメダルとしてカウントされ、ホッパ33へと送られ
る。一方、不合格のメダルは、カウントされずにメダル
払い出し口28から返却される。
【0027】有効なメダルがカウントされると、そのこ
とを認識したCPU41は、メダルのカウント枚数に応
じて、前面パネル部2のランプ部22aを点灯させる。
例えば、カウント枚数が1枚であれば、1枚賭けランプ
を点灯させ、賭数が1枚に設定されたことを遊技者に報
知する。カウント枚数が2枚であれば、1枚賭けランプ
および2枚賭けランプを点灯させ、賭数が2枚に設定さ
れたことを遊技者に報知する。カウント枚数が3枚であ
れば、1枚賭けランプ、2枚賭けランプおよび3枚賭け
ランプを全て点灯させ、賭数が3枚に設定されたことを
遊技者に報知する。このように、ランプ部22aは、3
個のリール31a〜31c上における有効ラインを表示
する役割も兼ねている。
【0028】また、カウント枚数が4枚以上であれば、
CPU41は、3枚を超えた枚数分を前面パネル部2の
表示部23のうちのクレジット表示部にデジタル表示さ
せる。クレジット表示部による表示(クレジット表示)
は、メダルの投入毎に1ずつ加算更新される。なお、ク
レジット数が予め設定された制限数(例えば50)に達
した等の理由によって、インサートメダルランプが消灯
しているときにメダル投入があると、そのメダルはカウ
ントされずにメダル払い出し口28から返却される。
【0029】ところで、クレジット表示部の表示が既に
1以上となっている場合には、遊技者は、新たにメダル
を投入しなくても、ベットボタン26a〜26cを押下
することによって、パチスロ機1を使用して遊技するこ
とが可能である。すなわち、クレジット表示部の表示が
1以上となっている場合に、1枚ベットボタン26aの
押下があると、CPU41は、クレジット表示を1減算
更新させるとともに、1枚賭けランプを点灯させる。さ
らに、減算更新後のクレジット表示が0でなければ、1
枚ベットボタン26aの押下の度に、2枚賭けランプお
よび3枚賭けランプを順次点灯させる。また、クレジッ
ト表示部の表示が2以上となっている場合に、2枚ベッ
トボタン26bが1回押下されると、CPU41は、ク
レジット表示を2減算更新させるとともに、2枚賭けラ
ンプを点灯させる。また、クレジット表示部の表示が3
以上であれば、MAXベットボタン26cの押下に応じ
て、CPU41は、ランプ部22aを全て点灯させ、賭
数を3枚に設定する。このように、賭数の設定は、メダ
ル投入のみならず、ベットボタン26a〜26cの押下
によって行うことも可能である。
【0030】賭数の設定後、遊技者が遊技開始を要求す
るためスタートレバー27aを操作すると、CPU41
は、リール駆動モータ38aに動作指示を与えて3個の
リール31a〜31cを回転させ、図柄の可変表示を開
始する。このとき、CPU41は、駆動モータ38aに
対して台形駆動を行うように動作指示を与える。
【0031】また、スタートレバー27aの操作がある
と、CPU41は、遊技結果決定の基になる内部抽選を
行う。内部抽選とは、遊技の結果をどうするか、すなわ
ち遊技の当選役をどの当選役にするかを、その遊技が終
了するのに先立って、パチスロ機1の内部で抽選するこ
とをいう。
【0032】CPU41では、このような内部抽選を、
乱数発生回路47が発生する乱数を利用して行う。つま
り、CPU41は、スタートレバー27aの操作(遊技
の開始)があると、乱数発生回路47が発生する乱数
と、予め乱数値と当選役の数値範囲との対応関係が記述
された当選判定テーブルに基づいて、発生した乱数がど
の数値範囲に属するかを判断する。このようにして、C
PU41は、発生した当選判定用乱数から導かれる当選
役の特定を行う。
【0033】このとき、当選役決定の基になる当選判定
テーブルには、複数の当選役それぞれについての数値範
囲が規定されているが、その数値範囲の大きさが当選役
毎に異なっており、これにより各当選役に対する当選確
率に差が生じている。例えば、詳細を後述する当選役の
1つである「ビッグボーナス」に関する数値範囲は小さ
いのでその当選確率が低いが、「はずれ」に関する数値
範囲は大きいのでその当選確率が高い、といった具合で
ある。
【0034】つまり、内部抽選は、乱数発生回路47が
発生した乱数が当選判定テーブル上のどの数値範囲に属
するかによって決定される。どの当選役にヒットするか
は、選択された当選判定テーブルの遊技入賞率の下で決
まるため、遊技者の技量に極端に左右されることなく、
例えば遊技場の1日の営業時間内でのトータル的なメダ
ル支払い率が略一定に維持されることになる。なお、当
選判定テーブルは、予め設定された複数の中からスイッ
チ等の切り換えによって選択されたものを用いるように
してもよい。
【0035】その後、遊技者がストップボタン27bを
押下すると、CPU41は、各ストップボタン27bに
対応するリール31a〜31cをそれぞれ個別に停止さ
せる。
【0036】ただし、CPU41は、駆動モータ38a
を台形駆動していることから、各リール31a〜31c
の回転速度が安定するまでは、遊技者によるストップボ
タン27bの押下(ストップ操作)を受け付けない。す
なわち、CPU41は、CPU41は、各リール31a
〜31cが安定した定速回転をしていることを保証する
までは、ストップ操作を有効化しない。
【0037】ここで、CPU41による各リール31a
〜31cの定速回転保証について、詳しく説明する。図
4は、リールの定速回転保証の一具体例を示すタイミン
グチャートである。
【0038】図4(a)に示すように、CPU41は、
停止状態の各リール31a〜31cを回転させる場合
に、先ずリール駆動モータ38aに対して回転加速指示
を与え、回転開始から所定の加速期間を経た後に、その
回転加速指示を定速回転指示に切り換え、リール駆動モ
ータ38aに定速回転を行わせる。
【0039】また、各リール31a〜31cが回転を開
始すると、図4(b)に示すように、それ以降、リール
位置検出センサ37dは、周期的に各リール31a〜3
1cの周上の基準点を検出することになる。ただし、停
止状態の各リール31a〜31cにおけるその停止位置
は不明であるため、CPU41による回転加速指示から
定速回転指示への切り換えタイミングと、リール位置検
出センサ37dによる基準点の検出タイミングとの間に
は、因果関係がない。
【0040】ところで、本来であれば、CPU41が回
転加速指示を定速回転指示に切り換えた後は、各リール
31a〜31cが定速回転を行っているはずである。し
かしながら、定速回転指示への切り換え直後は、各リー
ル31a〜31cの慣性等を考慮すれば、必ずしも各リ
ール31a〜31cが定速回転しているとは限らない。
すなわち、定速回転が安定するのは、指示切り換え時か
らある一定期間の経過後である。
【0041】このことから、例えば、CPU41が回転
加速指示を定速回転指示に切り換えた後、リール位置検
出センサ37dが各リール31a〜31cの周上の基準
点を検出するまでの間に、リール駆動モータ38aに脱
調等の異常がなければ、指示切り換え時からある期間が
経過しているので、各リール31a〜31cが安定した
定速回転を行っていると推測することも考えられる(例
えば特開平6−312043号公報参照)。ところが、
この場合、上述したように指示切り換えタイミングと基
準点の検出タイミングとの間には因果関係がないため、
指示切り換え直後に基準点が検出されるといったことも
あり得る。したがって、単に基準点の検出タイミングを
用いただけでは、各リール31a〜31cの定速回転を
確実に保証できるとはいえない。
【0042】そこで、CPU41は、単に基準点の検出
タイミングを用いるだけではなく、その検出タイミング
を基に、以下に述べるような手順で各リール31a〜3
1cの定速回転を保証する。先ず、CPU41は、回転
加速指示を定速回転指示に切り換えた際における各リー
ル31a〜31cの周上の基準点の位置を認識する。
【0043】この認識は、回転加速指示を与えている加
速期間中にリール位置検出センサ37dが基準点を検出
した時点から、それ以降リール駆動モータ38aに与え
たパルス数(移動指示量)を計数することによって行う
(図中α参照)。これは、パルス数を計数することで、
回転加速指示を定速回転指示に切り換えた際に、各リー
ル31a〜31cの周上の基準点がどの位置(回転角
度)にあるかが判るからである。そして、CPU41
は、パルス数の計数結果を、CPU41内のレジスタま
たはRAM43に保持記憶しておく。なお、リール位置
検出センサ37dによる基準点の検出が加速期間中に複
数回あった場合には、最後の検出からのパルス数を計数
すればよい。
【0044】その後は、CPU41からの定速回転指示
によりリール駆動モータ38aが駆動され、各リール3
1a〜31cが回転することになる。ここで、CPU4
1は、定速回転指示を与え始めた後に、再びリール位置
検出センサ37dによる基準点の検出があり、さらにそ
の検出時点から保持記憶しているパルス数分だけリール
駆動モータ38aにパルスを与えると、各リール31a
〜31cの周上の基準点が再び先に認識した位置に来た
と判断する(図中α参照)。
【0045】そして、各リール31a〜31cの周上の
基準点が再び先に認識した位置に来ると、それまでの間
にリール駆動モータ38aに脱調等の異常がなければ、
CPU41は、回転加速指示から定速回転指示への切り
換えを行った際における状態から各リール31a〜31
cが略一回転したことになるので、その時点で各リール
31a〜31cの定速回転を保証する。つまり、略一回
転もすれば慣性等の影響があっても安定した定速回転を
していると考えられることから、各リール31a〜31
cの定速回転を保証する。したがって、回転加速指示か
ら定速回転指示への切り換えタイミングと何ら因果関係
のない基準点の検出タイミングを基にしても、定速回転
指示から略一回転分の期間を確保した後に、定速回転を
保証することになるので、その保証の信頼度は高いもの
となる。
【0046】しかも、このとき、単に基準点の検出タイ
ミングを用いるのではなく、その検出タイミングから導
き出せる基準点の位置を基にしているので、指示切り換
えタイミングと基準点の検出タイミングとに因果関係が
なくても、定速回転指示後に確保する期間のムラをなく
すことができ、この点からも定速回転を保証する信頼度
が高いといえる。
【0047】さらには、リール位置検出センサ37dに
よる基準点の検出結果を利用して各リール31a〜31
cの定速回転を保証するので、専用センサ等を設ける必
要がなく、構成の複雑化や装置コストの上昇等を招いて
しまうのを回避できる。
【0048】また、各リール31a〜31cの定速回転
を保証する際に、定速回転指示から略一回転分の期間を
確保すると、単に基準点の検出タイミングを用いた場合
に比べて、その保証までに要する時間が長くなるが、パ
チスロ機1では、遊技の賭博性、射幸性等が必要以上に
高まるのを抑制すべく、一遊技の最短時間に制限がある
ので、保証までの時間が長くなっても遊技全体の流れに
大きな影響を及ぼすことはなく、却ってその流れが円滑
化するともいえる。
【0049】各リール31a〜31cの定速回転を保証
すると、CPU41は、ここで初めてストップ操作を有
効化し、遊技者によるストップボタン27bの押下を受
け付けるようにする。換言すると、ストップボタン27
bによるストップ操作が有効化した際には、各リール3
1a〜31cが確実に定速回転を行っていることにな
る。なお、このときに、CPU41は、ストップボタン
27bに内蔵されたランプを点灯させたり、あるいは点
滅させたりして、その旨を遊技者に報知する。
【0050】このような有効化の報知に応じて、その後
に、遊技者がストップボタン27bを押下すると、CP
U41は、各ストップボタン27bに対応するリール3
1a〜31cをそれぞれ個別に停止させる。ただし、遊
技者がストップボタン27bを押下しない場合には、所
定時間の経過後に各リール31a〜31cを自動的に停
止させる。
【0051】このとき、CPU41は、各リール31a
〜31cを停止させるのにあたって、各リール31a〜
31cの引き込み制御を行う。引き込み制御とは、内部
抽選の結果に沿うように、各リール31a〜31cの停
止タイミングを制御することをいう。
【0052】例えば、ストップボタン27bの押下に応
じて各リール31a〜31cを停止させる場合であれ
ば、CPU41は、そのストップボタン27bの押下か
ら所定時間(例えば190msec)以内に各リール3
1a〜31cを停止させるが、その停止までの時間が必
ずしも一律ではなく、所定時間の範囲内で内部抽選の結
果に沿うように停止図柄を調整する。これにより、例え
ば最大で4コマ分だけ各リール31a〜31cの停止位
置を調整できるので、内部抽選の結果が「はずれ」であ
れば、遊技者が「当たり」を発生させるタイミングでス
トップボタン27bを押下しても、入賞判定ライン上に
図柄が揃わないようにする。一方、内部抽選の結果が
「当たり」であれば、入賞判定ライン上に該当する図柄
が揃うように各リール31a〜31cを停止させる。
【0053】このような各リール31a〜31cの引き
込み制御は、各リール31a〜31cを駆動するリール
駆動モータ38aが、ステッピングモータからなるので
実現可能となる。つまり、CPU41は、リール駆動モ
ータ38aに対するパルス制御およびリール位置検出セ
ンサ37dによる検知結果を通じて、各リール31a〜
31cの入賞判定ライン上における表示図柄を常に把握
することができるので、上述したような引き込み制御を
行うことができる。
【0054】全てのリール31a〜31cが止まると、
CPU41は、一遊技を終了するとともに、そのときの
図柄表示窓21の有効ライン(入賞判定ライン)上に揃
った図柄の組み合わせを予め定められた「当選役」と比
較し、遊技の結果、すなわち入賞の有無を判定する。こ
のとき、賭数が1枚であれば、図柄表示窓21に表示さ
れる中段の横1列が入賞判定ラインとなる。また、賭数
が2枚であれば、図柄表示窓21に表示される上段、中
段、下段の横3列が入賞判定ラインとなる。また、賭数
が3枚であれば、図柄表示窓21に表示される横3列と
斜め対角線上2列の合計5列が入賞判定ラインとなる。
【0055】遊技結果には、大別すると、「当たり」と
「はずれ」と「再遊技」がある。また、「当たり」の例
としては、「小当たり(小役)」と「中当たり(レギュ
ラーボーナス)」と「大当たり(ビッグボーナス)」が
ある。
【0056】例えば、後述する以外の所定図柄である小
役図柄が入賞判定ライン上に揃うと、CPU41は、遊
技結果が「当たり」の中の「小役」であると判定し、揃
った図柄の種類に応じて予め定められた枚数(例えば2
枚〜15枚)分だけ、クレジット表示の加算またはメダ
ル払い出し口28からのメダル払い出しを行うように、
表示部23、メダル払出モータ38b、メダルブロッカ
ーソレノイド38c等に動作指示を与える。この場合、
遊技者には、前面パネル部2におけるランプ部22bの
ウィンランプの点灯によって遊技結果が小役入賞である
ことが報知される。さらには、表示部23のうちのペイ
アウト表示部によるデジタル表示によって、メダルの払
い出し枚数が報知される。
【0057】また、レギュラーボーナス図柄(例えば
「BAR」)が入賞判定ライン上に揃うと、CPU41
は、遊技結果が「当たり」の中の「レギュラーボーナ
ス」であると判定し、所定枚数(例えば15枚)のメダ
ル払い出しに加えて、「レギュラーボーナスゲーム」と
呼ばれる特別遊技を所定遊技数だけ行うことを可能にす
る。この場合、遊技者には、前面パネル部2におけるラ
ンプ部22bのボーナスゲームランプの点灯によって遊
技結果がレギュラーボーナス入賞であることが報知され
る。
【0058】レギュラーボーナスゲーム時には、遊技者
にとって有利な特別遊技が所定遊技数(例えば最大12
回)だけ続く。レギュラーボーナスゲームでは、遊技毎
の賭数が1枚しか認められないが、入賞判定ライン上に
所定図柄を揃えることにより(以下、これを「ボーナス
入賞」という)、所定枚数(例えば15枚)のメダル払
い出しが得られる。そして、所定遊技数が終了するか、
またはボーナス入賞が所定回数(例えば8回)発生する
と、レギュラーボーナスゲームは終了し通常の遊技状態
に戻る。
【0059】また、ビッグボーナス図柄(例えば
「7」)が入賞判定ライン上に揃った場合には、CPU
41は、遊技結果が「当たり」の中の「ビッグボーナ
ス」であると判定し、所定枚数(例えば15枚)のメダ
ル払い出しに加えて、「ビッグボーナスゲーム」と呼ば
れる特別遊技を所定条件が満了するまで行うことを可能
にする。この場合、遊技者には、前面パネル部2におけ
るランプ部22bのビッグボーナスゲームランプの点灯
によって遊技結果がビッグボーナス入賞であることが報
知される。
【0060】ビッグボーナスゲーム時には、遊技者にと
ってレギュラーボーナスゲーム時よりも一層有利な特別
遊技が所定遊技数(例えば最大30回)だけ続く。ビッ
グボーナスゲームでは、通常の遊技の場合と同様に小役
入賞またはレギュラーボーナス入賞の発生によってメダ
ル払い出しが得られるが、その入賞確率が通常よりも高
くなる。そして、所定遊技数が終了するか、またはレギ
ュラーボーナス入賞が所定回数(例えば3回)発生する
と、ビッグボーナスゲームは終了し通常の遊技状態に戻
る。
【0061】なお、レギュラーボーナスゲームおよびビ
ッグボーナスゲームの消化回数は、前面パネル部2にお
ける表示部23のうちのボーナスゲーム回数表示部によ
る表示を通じて、遊技者に報知される。また、レギュラ
ーボーナスゲーム時およびビッグボーナスゲーム時も、
メダルの払い出し枚数については、小役入賞の場合と同
様に、表示部23のうちのペイアウト表示部にデジタル
表示される。
【0062】入賞判定ライン上に同一図柄が全く揃わな
かった場合には、CPU41は、遊技結果が「はずれ」
であると判定し、遊技者に対して何らの遊技上の特典も
与えない。
【0063】また、入賞判定ライン上に揃った図柄が再
遊技図柄であると、CPU41は、遊技結果がいわゆる
引き分けに相当する「再遊技」であると判定し、メダル
の払い出しは行わないが、遊技者が新たなメダルの投入
またはベット操作を行わずに再び遊技を行うことを可能
にする。この場合、遊技結果が「再遊技」である旨は、
前面パネル部2におけるランプ部22bのリプレイラン
プの点灯によって遊技者に報知される。
【0064】このようにして、一遊技が終了し、遊技結
果が決定し、その遊技結果が報知されると、遊技者は、
報知された遊技結果に対応しつつ、引き続き次の遊技を
行うことになる。
【0065】なお、遊技結果の報知は、上述したような
ランプ部22bの点灯ではなく、ランプ部22bの点滅
やスピーカ35からの効果音の出力等と組み合わせて行
うようにしてもよい。
【0066】〔第2の実施の形態〕次に、本発明に係る
遊技機の他の実施の形態について説明する。ただし、こ
こでは、上述した第1の実施の形態の場合との相違点を
中心に説明する。
【0067】本実施形態においても、CPU41は、図
4(a)に示すように、停止状態の各リール31a〜3
1cを回転させる場合に、先ずリール駆動モータ38a
に対して回転加速指示を与え、回転開始から所定の加速
期間を経た後に、その回転加速指示を定速回転指示に切
り換え、リール駆動モータ38aに定速回転を行わせ
る。したがって、各リール31a〜31cの定速回転が
安定するのは、指示切り換え時からある一定期間の経過
後である。
【0068】このことから、例えば、CPU41による
回転加速指示からの所定期間内、またはCPU41が回
転加速指示を定速回転指示に切り換えてからの所定期間
内に、リール駆動モータ38aに脱調等の異常がなけれ
ば、各リール31a〜31cが安定した定速回転を行っ
ていると推測することも考えられる(例えば、特公平5
−9116号公報、登録実用新案第3009679号公
報参照)。ところが、この場合、常に一定のタイミング
で定速回転が保証されストップ操作が有効化されるの
で、遊技の単調化がさけられず、遊技者が飽きて不満を
感じてしまうことも考えられる。
【0069】そこで、CPU41は、常に一定のタイミ
ングではなく、ランダムな数値に対応するタイミングを
基に、以下に述べるような手順で各リール31a〜31
cの定速回転を保証する。先ず、CPU41は、リール
駆動モータ38aへの回転加速指示の付与開始時、また
は回転加速指示から定速回転指示への切り換え時に、例
えば乱数に代表されるランダムな数値を得る。
【0070】このランダムな数値は、スタートレバー2
7aの操作に応じて乱数発生回路47が内部抽選処理に
用いる乱数を発生しているので、その乱数値を利用する
ことが考えられる。ただし、内部抽選処理に用いる乱数
とは別に、乱数発生回路47が発生させる乱数を用いて
も構わない。なお、いずれの場合であっても、CPU4
1が取得するランダムな数値は、「0」以外の数値であ
るものとする。
【0071】そして、CPU41は、図4(c)に示す
ように、リール駆動モータ38aに対する回転加速指示
を定速回転指示に切り換えると、そのときからの経過時
間を計測し、取得したランダムな数値から一義的に導き
出せる時間が経過するまでの間、リール駆動モータ38
aに脱調等の異常がなければ、その時点で各リール31
a〜31cの定速回転を保証する。つまり、各リール3
1a〜31cへの定速回転指示以降、「0」以外の数値
から導き出せるある程度の時間が経過すれば、慣性等の
影響があっても安定した定速回転をしていると考えられ
ることから、各リール31a〜31cの定速回転を保証
する。
【0072】このとき、ランダムな数値から導き出せる
時間が、各リール31a〜31cが一回転するのに要す
る時間以上に相当すれば、保証の信頼度が高いものとな
る。したがって、ランダムな数値から一義的に導き出せ
る時間は、単にその数値を時間に換算したものの他に、
例えば各リール31a〜31cが一回転するのに要する
時間に乱数発生回路47が発生させた乱数を加えたもの
とすることが考えられる。ただし、ランダムな数値から
一義的に導き出せれば、これに限られるものではなく、
他の関数やテーブル値等を基に導き出すようにしてもよ
い。
【0073】ランダムな数値から導き出せる時間を各リ
ール31a〜31cが一回転する以上の時間とした場合
には、その分だけ各リール31a〜31cの定速回転を
保証するまでの時間が長くなるが、パチスロ機1では、
既に説明したように一遊技の最短時間に制限があるた
め、遊技全体の流れに大きな影響を及ぼすことはなく、
却ってその流れが円滑化する。
【0074】また、CPU41は、ランダムな数値から
一義的に導き出せる時間を基にするので、第1の実施の
形態の場合に比べて非常に簡素な処理で定速回転を保証
することができ、構成の複雑化や装置コストの上昇等の
回避を容易に実現することができるようになる。
【0075】しかも、定速回転の保証の基になるのが乱
数に代表されるランダムな数値であるため、その都度、
CPU41が各リール31a〜31cの定速回転を保証
するタイミング、すなわちストップボタン27bによる
ストップ操作の有効化タイミングが変わることになり、
そのタイミングにゲーム性を与え得るようになる。特
に、内部抽選処理に用いる乱数を利用した場合には、ス
トップ操作の有効化タイミングと遊技結果との相関が生
じるので、遊技者の興趣を高めるのに非常に好適なもの
となる。
【0076】なお、上述した第1および第2の実施の形
態では、本発明をパチスロ機に適用した場合を例に挙げ
て説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。すなわち、リールを回転させて図柄の可変表示を行
う回胴式の可変表示手段を有したものであれば、例えば
スロットマシンのような他の遊技機であっても、全く同
様に適用することが可能である。
【0077】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る遊
技機は、図柄の可変表示を行うためのリールが定速回転
していることを保証し、その保証の後にリールのストッ
プ操作を有効化しているので、ストップ操作が有効化し
た際には、リールが確実に定速回転を行っていることに
なる。しかも、その保証を従来とは全く異なる手法によ
って行うので、保証の信頼度をより一層高めたり、ある
いはゲーム性を付与したりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機の一例の外観構成を示す正
面図である。
【図2】本発明に係る遊技機の一例の内部構成を示す概
略図である。
【図3】本発明に係る遊技機が備える遊技制御基板のハ
ードウエア構成の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る遊技機におけるリールの定速回転
保証の一具体例を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…パチスロ機、27b…ストップボタン、31a,3
1b,31c…リール、32…遊技制御基板、37d…
リール位置検出センサ、38a…リール駆動モータ、4
1…CPU、42…ROM、43…RAM、47…乱数
発生回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に図柄列が描かれたリールを回転さ
    せて図柄の可変表示を行う回胴式の可変表示手段と、 前記可変表示手段に対してリールの回転加速指示を与え
    た後に定速回転指示を与えることで当該可変表示手段に
    図柄の可変表示を行わせる駆動制御手段と、 前記可変表示手段による図柄の可変表示を停止させるた
    めに操作される操作手段と、 前記駆動制御手段が回転加速指示から定速回転指示への
    切り換えを行った際における前記リールの周上の基準点
    の位置を認識する位置認識手段と、 前記駆動制御手段が定速回転指示を与え始めた後に前記
    リールの周上の基準点が再び前記位置認識手段によって
    認識された位置に来ると前記操作手段での操作を有効化
    する操作制御手段とを備えることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 外周に図柄列が描かれたリールを回転さ
    せて図柄の可変表示を行う回胴式の可変表示手段と、 前記可変表示手段に対してリールの回転加速指示を与え
    た後に定速回転指示を与えることで当該可変表示手段に
    図柄の可変表示を行わせる駆動制御手段と、 前記可変表示手段による図柄の可変表示を停止させるた
    めに操作される操作手段と、 ランダムな数値を発生させるランダム値発生手段と、 前記駆動制御手段が定速回転指示を与え始めた後に前記
    ランダム値発生手段が発生した数値に対応する時間が経
    過すると前記操作手段での操作を有効化する操作制御手
    段とを備えることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 前記ランダム値発生手段が発生した数値
    に対応する時間は、前記可変表示手段のリールが一回転
    する時間以上に相当することを特徴とする請求項2記載
    の遊技機。
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