JP2002253013A - 移植機のプランタケース構造 - Google Patents
移植機のプランタケース構造Info
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Abstract
付軸に動力伝動機構を介して伝達する動力伝達装置を内
装した移植機のプランタケースであって、鋳造によって
一体形成したプランタケースであっても、メンテナンス
時にプランタケースの後端部を開口すれば、プランタケ
ース内のオイルをほとんど抜くことができるようにす
る。 【解決手段】 上記プランタケース5の前端部に植付伝
動軸4を収納する収納部23を設け、上記収納部23に
は、プランタケース5の前方下方に設けた開口部24に
向けて鋳造時の中子を抜く抜き勾配を設けると共に、上
記収納部23に連通する動力伝達装置9内装した前後方
向の筒状部には、プランタケース5の後端に設けた開口
部26に向けて中子を抜く抜き勾配を設けて、鋳造時の
中子をプランタケース5の前方下方と後方とに抜くこと
により一体状に形成した。
Description
動力を植付軸に伝達する動力伝達装置を内装した移植機
のプランタケース構造に係るものである。
回転駆動される植付伝動軸からの動力を、中空状のプラ
ンタケースに内装した動力伝達装置で伝達してプランタ
ケースの後端に設けた植付軸を回転駆動している。
組立て工数の低減を図るため、ケースを左右半割り状に
することなく、ケース全体を鋳造によって一体形成し
て、動力伝動機構を内装するとともに、動力伝動機構の
潤滑用オイルを貯留したものが知られている。
鋳造する際に使用される鋳型は、その中子を前後に二分
割して、プランタケースの略中央を境界として前方と後
方に向けて抜くようにしている。そして二分割した中子
には、それぞれ前方と後方に抜くための抜き勾配が設け
てあるので、中子を抜いて完成したときのプランタケー
スは、中子の境界となる中央部分が最も狭い絞り部分と
なり、この絞り部分から両端側にゆくほど次第に拡開す
る形状となっている。
ルを交換する時にプランタケースの後端部を開口して
も、後方に向けて流失するオイルの流れが、ケースの中
央にある絞り部分により妨げられて、プランタケースの
前半部にあるオイルがそのままプランタケース内に残留
するという問題があり、また、プランタケースに内装し
た動力伝動機構にはチェンタイトの取付けが容易でなか
った。
問題点を解消すべく創作されたものであって、その目的
とするところは、鋳造によって一体形成したプランタケ
ースであっても、メンテナンス時にプランタケースの後
端部を開口すれば、プランタケース内のオイルをほとん
ど完全に抜くことができ、また、プランタケースに内装
される動力伝動機構のチェンタイトをプランタケースの
前端側から容易に取付けることができる移植機のプラン
タケース構造を提供しようとするものである。
め本発明が講じた技術的手段は、回転駆動される植付伝
動軸からの動力を植付軸に動力伝動機構を介して伝達す
る動力伝達装置を内装した移植機のプランタケースであ
って、上記プランタケースの前端部に植付伝動軸を収納
する収納部を設け、上記収納部には、プランタケースの
前方下方に設けた開口部に向けて鋳造時の中子を抜く抜
き勾配を設けると共に、上記収納部に連通する動力伝達
装置を内装した前後方向の筒状部には、プランタケース
の後端に設けた開口部に向けて中子を抜く抜き勾配を設
けて、鋳造時の中子をプランタケースの前方下方と後方
とに抜くことにより一体状に形成したことを特徴とし、
また、上記動力伝動機構はチェン伝動機構とし、プラン
タケースの前方下方に設けた開口部の近傍には、プラン
タケースに内装されたチェン伝動機構を押圧するチェン
タイトの取付部を設けたことを特徴とするものである。
に示された一実施例に基いて詳細に説明する。まず、図
1において、1は移植機として例示する乗用田植機の植
付部であって、該植付部1は走行機体に装備したリンク
機構2の後端に昇降フレーム3を介して昇降およびロー
リング自在に支持されている。
機体の左右方向に延設された植付伝動軸であって、該植
付伝動軸4のケースには、前後方向のプランタケース
5、5…の前端部が所定間隔毎に取付固定されている。
また、プランタケース5の後端部に植付軸6が支持され
ており、プランタケース5を左右に貫通した上記植付軸
6の両端には、図示しないプランタアームが装着されて
いる。そして植付伝動軸4からの動力がプランタケース
5に内装した動力伝動機構としてのチェン7、スプロッ
ケト8等からなるチェン伝動機構9を介して上記植付軸
6に伝達され、植付軸6の回転に伴ってプランタアーム
が植付作動する。
往復横送りされる苗載台10が前高後低状に架設されて
おり、この苗載台10に載置された苗を縦送り装置11
が縦送りする。12は縦送り装置11の縦送りベルト、
13はベルトローラであって、縦送りシャフトに設けた
駆動カム14が縦送りレバー15を間欠的に叩き上げる
ことにより、ベルトローラ13を回転させ、これに連動
して回動する縦送りベルト12が苗を縦送りするもので
ある。そして、エプロン16上に送り出された苗を植付
作動するプランタアームが掻取って圃場に植付けるよう
になっている。17は田面を滑走するフロートである。
8が、プランタケース5側に固定された支持体19に、
ボルト等を介して上下平行移動可能に支持されており、
苗載台10の下端側が台座部18に嵌合するスライドピ
ース20を介してスライド自在に支持されていて、台座
部18をガイドとして苗載台10が横送り機構によって
所定の速度で往復横送りされる。
によって中空状に一体形成したものであって、図2〜図
4に示すように、その前端部に植付伝動軸4の貫通孔2
1が形成されており、後端部には植付軸6の貫通孔22
が形成されている。そしてプランタケース5の前端部
が、貫通孔21で支持された植付伝動軸4の収納部23
となっている。
下方に設けた開口部24に向けて中空状に形成されてい
る。そして上記収納部23は、鋳造時の中子を前方下方
に抜くための抜き勾配が矢印A方向に拡開状に形成され
ている。
一体状に形成されたプランタケース5の筒状部分が、植
付軸6への動力伝動機構としてのチェン伝動機構9、お
よび、貫通孔22で支持された植付軸6の収納部25と
なっている。そして上記筒状の収納部25は、収納部2
3との連通位置からプランタケース5の後端にある開口
部26に向けて、鋳造時の中子を抜くための抜き勾配に
より矢印B方向に拡開状に形成されている。
5の前方下方と後方とに抜くことにより、中空状のプラ
ンタケース5を一体状に形成できるようになっている。
なお開口部24、26は、プランタケース5の組付け
後、蓋体で閉鎖するものである。
るチェン伝動機構9を押圧するチェンタイトであって、
チェンの張り方向に沿って配置される上記チェンタイト
27の取付け部28が、プランタケース5の前方下方に
設けた開口部24の近傍位置に設けられている。すなわ
ち上記取付け部28は、図4の(ハ)で示すように、開
口部24の両側部に切欠き溝状に形成されていて、チェ
ンタイト27の前端部を固定した支持軸29を溝状の取
付け部28に着脱可能となっている。
作業を行うに当たり、機体の走行に伴って苗載台10が
往復横送りされ、載置された苗を縦送り装置11がエプ
ロン16上に送り出す。そしてプランタケース5の後端
側に支持された植付軸6が、プランタケース5に内装さ
れたチェン伝動機構9を介して伝達される植付伝動軸4
からの動力により回転駆動され、これに連動して植付作
動するプランタアームがエプロン16上の苗を掻取って
圃場に植付ける。
鋳造する際に、中子をプランタケース5の前方下方と後
方とに抜くことにより、容易に一体状に形成することが
できる。
置を内装した筒状部は、中子を抜くための抜き勾配によ
り、プランタケース5後端の開口部26に向けて拡開状
に形成されているので、メンテナンス作業時に、プラン
タケース5の内部にあるオイルを交換するため、プラン
タケース5の後端に設けた開口部26を開口すれば、プ
ランタケース5内にあるオイルは筒状部の勾配に沿って
開口部26から流失するので、プランタケース5の前端
部に設けた収納部23内に少量のオイルを残すのみで、
プランタケース5内のオイルをほとんど抜くことができ
る。
4があるので、必要に応じて開口部24を開けば、収納
部23内に残った少量のオイルでも確実に抜くことがで
きる。
伝動機構9のチェンタイト27は、その前端側の支持軸
29を、開口部24の近傍にある取付け部28に容易に
取付けることができるので、チェンの張り方向に沿った
チェンタイト27の取付け、取替えを容易に行うことが
できる。
れる植付伝動軸からの動力を植付軸に動力伝動機構を介
して伝達する動力伝達装置を内装した移植機のプランタ
ケースであって、上記プランタケースの前端部に植付伝
動軸を収納する収納部を設け、上記収納部には、プラン
タケースの前方下方に設けた開口部に向けて鋳造時の中
子を抜く抜き勾配を設けると共に、上記収納部に連通す
る動力伝達装置を内装した前後方向の筒状部には、プラ
ンタケースの後端に設けた開口部に向けて中子を抜く抜
き勾配を設けて、鋳造時の中子をプランタケースの前方
下方と後方とに抜くことにより一体状に形成し、また、
上記動力伝動機構はチェン伝動機構とし、プランタケー
スの前方下方に設けた開口部の近傍には、プランタケー
スに内装されたチェン伝動機構を押圧するチェンタイト
の取付部を設けたことから、動力伝達装置を内装したプ
ランタケースの筒状部には、プランタケースの後端に設
けた開口部に向けて中子を抜く抜き勾配が設けてあるの
で、メンテナンス作業時にオイルを交換するためプラン
タケースの後端部を開口すれば、障害物の少ない機体後
部からプランタケース内にあるオイルをほとんど抜くこ
とができる。
イルでも、必要に応じてプランタケースの前方下方に設
けた開口部を開いて抜くことができる。
伝達装置のチェン伝動機構を押圧するチェンタイトを、
プランタケースの前方下方にある開口部の近傍に取付け
ることができるので、チェンの張り方向に沿ったチェン
タイトの取付け、取替えを容易に行うことができる。
Claims (2)
- 【請求項1】回転駆動される植付伝動軸からの動力を植
付軸に動力伝動機構を介して伝達する動力伝達装置を内
装した移植機のプランタケースであって、上記プランタ
ケースの前端部に植付伝動軸を収納する収納部を設け、
上記収納部には、プランタケースの前方下方に設けた開
口部に向けて鋳造時の中子を抜く抜き勾配を設けると共
に、上記収納部に連通する動力伝達装置を内装した前後
方向の筒状部には、プランタケースの後端に設けた開口
部に向けて中子を抜く抜き勾配を設けて、鋳造時の中子
をプランタケースの前方下方と後方とに抜くことにより
一体状に形成したことを特徴とする移植機のプランタケ
ース構造。 - 【請求項2】上記動力伝動機構はチェン伝動機構とし、
プランタケースの前方下方に設けた開口部の近傍には、
プランタケースに内装されたチェン伝動機構を押圧する
チェンタイトの取付部を設けたことを特徴とする請求項
1記載の移植機のプランタケース構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001061196A JP4295443B2 (ja) | 2001-03-06 | 2001-03-06 | 移植機 |
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JP2001061196A JP4295443B2 (ja) | 2001-03-06 | 2001-03-06 | 移植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002253013A true JP2002253013A (ja) | 2002-09-10 |
JP4295443B2 JP4295443B2 (ja) | 2009-07-15 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4295443B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100756116B1 (ko) | 2005-09-07 | 2007-09-05 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 모종 이식 장치 |
CN100415072C (zh) * | 2005-09-07 | 2008-09-03 | 株式会社久保田 | 插秧装置 |
-
2001
- 2001-03-06 JP JP2001061196A patent/JP4295443B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN100415072C (zh) * | 2005-09-07 | 2008-09-03 | 株式会社久保田 | 插秧装置 |
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---|---|
JP4295443B2 (ja) | 2009-07-15 |
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