JP2002252240A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

Info

Publication number
JP2002252240A
JP2002252240A JP2002027440A JP2002027440A JP2002252240A JP 2002252240 A JP2002252240 A JP 2002252240A JP 2002027440 A JP2002027440 A JP 2002027440A JP 2002027440 A JP2002027440 A JP 2002027440A JP 2002252240 A JP2002252240 A JP 2002252240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead
semiconductor device
film
resin
integrated circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002027440A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3687613B2 (ja
Inventor
Yasuo Yamazaki
康男 山▲崎▼
Tokumasa Namima
徳方 波間
Munenori Kurasawa
宗憲 倉澤
Nobuaki Hashimoto
伸晃 橋元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2002027440A priority Critical patent/JP3687613B2/ja
Publication of JP2002252240A publication Critical patent/JP2002252240A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3687613B2 publication Critical patent/JP3687613B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/50Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/50Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/14Integrated circuits
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/181Encapsulation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トランスファーモールド工程において、樹脂
圧によるフィルムの変形を抑制することができ、かつ樹
脂封止部の剥離が防止された半導体装置およびその製造
方法を提供する。 【構成】 半導体装置1000は、デバイスホール12
を有する電気絶縁性のフィルム10と、このフィルム1
0の表面の複数のリード形成領域100〜400におい
て形成され、所定のパターンで配列された多数のリード
30からなるリード群30A〜30Dと、前記デバイス
ホール12内に配置され、前記リード30のインナーリ
ード部32が電極22と接続された集積回路チップ20
と、少なくとも、この集積回路チップ20、前記フィル
ム10および前記リード群30A〜30Dを封止する樹
脂封止部50と、を有する。前記フィルム10は、前記
リード形成領域以外の領域500〜800に設けられ、
開口部14a〜14dからなる第1開口部14と、前記
リード形成領域100〜400内に設けられた複数の開
口部16a〜16eからなる第2開口部16と、を含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TAB(Tape A
utomated Bonding)またはTCP(T
ape Carrier Package)と称される
テープキャリア技術を用いて形成される樹脂封止型の半
導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の半導体装置の一例として、特開
平4−124846号公報に開示された技術がある。こ
の技術は、図15に示すように、フィルムテープ2に2
種類の打ち抜き部1,3および1つの開口部5が形成さ
れている。また、フィルムテープ2には、1コマ毎に多
数のリード4からなる4つのリード群4a〜4dが形成
され、さらにリード4に接合される集積回路チップ6が
搭載されている。この技術において特徴的なことは、開
口部5が樹脂封止領域内であって、かつリード群4aと
リード群4dとの間に形成され、したがって樹脂封止を
する場合、この開口部14を通って溶融樹脂が移動でき
る点にある。
【0003】また、この開口部4とは別に、リード群4
a〜4dが配設された樹脂封止領域内に打ち抜き部1が
形成されている。この打ち抜き部1を介しても樹脂封止
に際して溶融樹脂が移動できる構成となっている。な
お、図15中、符号3で示す打ち抜き部はアウターリー
ドホールであり、樹脂封止を行った後に半導体素子を打
ち抜くための開口部である。
【0004】この構造の装置によれば、例えばトランス
ファーモールドによって集積回路チップを樹脂封止する
場合において、上金型の樹脂注入室と下金型の樹脂注入
室とで、樹脂の流量が異なるときでも、溶融樹脂が主と
して開口部5を通って流量の多い側から少ない側に流れ
込むので、上下の樹脂注入室における樹脂流量の平衡を
保つことができる。
【0005】この半導体装置においては、上述のような
利点を有する反面、図16に示すように、打ち抜き部1
がフィルムの辺に沿って広範囲に形成されているため、
例えば搬送時などにフィルムテープに引張り力Fが作用
すると、図中鎖線で示すように、フィルムテープが変形
しやすいという問題がある。このような変形によって、
フィルムテープ上に形成されたリード4が破断すること
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の問題点を解決するものであり、その目的とす
るところは、トランスファーモールド工程において、樹
脂圧によるフィルムの変形が抑制され、かつ樹脂封止部
の剥離が防止された半導体装置およびその製造方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の半導
体装置は、デバイスホールを有する電気絶縁性のフィル
ムと、このフィルムの表面の複数のリード形成領域にお
いて形成され、所定のパターンで配列された多数のリー
ドからなるリード群と、前記フィルムのデバイスホール
内に配置され、前記リードの一端が電極と接続された集
積回路チップと、少なくとも、この集積回路チップ、前
記フィルムおよび前記リード群を封止する樹脂封止部
と、を含み、前記フィルムは、前記リード形成領域以外
の領域に設けられ、少なくとも1つの開口部からなる第
1開口部と、前記リード形成領域内に設けられた複数の
開口部からなる第2開口部と、を含む。そして、この半
導体装置においては、前記リードは、前記デバイスホー
ル内に突出するインナーリード部と、前記フィルムより
外方に突出するアウターリード接合部とを含み、このア
ウターリード接合部には、該アウターリード接合部より
機械的強度の大きいアウターリードが接続されているこ
とが望ましい。
【0008】前記半導体装置においては、リードが形成
されない領域において少なくとも一つの開口部からなる
第1開口部を設けるとともに、リード形成領域において
も第2開口部を設けたため、例えばトランスファーモー
ルドなどの成形時にこれらの開口部を介して溶融樹脂が
流通する。その結果、前記フィルムの両側における樹脂
が連通し、樹脂封止部と前記フィルムなどの被封止体と
の接合が強固となり、樹脂封止部の剥離が防止される。
さらに、前記第2開口部は、分割された複数の開口部か
ら構成されて十分な機械的強度が確保されているため、
フィルム搬送時などに作用する引張力によるフィルムの
変形が抑制される。その結果、フィルムの変形によるリ
ードの破断や短絡が防止される。
【0009】前記半導体装置においては、前記第2開口
部を構成する開口部の相互間に帯状の連続部が存在し、
かつこの帯状の連続部は、その長手方向が前記フィルム
の辺と交叉する方向にあることが望ましい。このように
帯状の連続部をフィルムの辺に対して交叉する方向に形
成することにより、例えばフィルムの面方向に引張力が
作用した場合に、この引張力は帯状の連続部によって分
散されて吸収され、フィルムの変形が効果的に抑制され
る。
【0010】さらに、前記帯状の連続部は、その長手方
向が前記リードと直交する方向にあることが望ましい。
帯状の連続部がリードに対して直交する方向に設けられ
ることにより、フィルムはリードの軸方向の引張力に対
して十分な機械的強度を確保することができ、かつリー
ドの第2開口部での長さを短くすることができるので、
リードの変形によるリード間の短絡あるいは断線の発生
を抑制することができる。
【0011】また、前記第2開口部を構成する複数の開
口部は、前記フィルムに作用する引張力をできるだけ均
等に吸収するために、フィルムの辺に沿って対称的に配
列されていることが望ましい。
【0012】そして、前記第2開口部を構成する開口部
は前記リードの屈曲部から離れた位置に形成されること
が望ましい。このような屈曲部に開口部が位置すると、
屈曲部の機械的強度は他の直線部分より小さいために、
リードが変形しやすくなるからである。
【0013】前記半導体装置において、前記リード群を
構成するリードのうち最も外側に位置するサイドリード
は、他のリードより太くて大きな機械的強度を有するこ
とが望ましい。サイドリードを太くすることにより、例
えばフィルムとリードフレームとを位置合わせする際に
行われる画像認識において、誤認識を起こすことがな
い。また、サイドリードの機械的強度が大きくなること
により、例えばトランスファーモールド時の樹脂圧等に
充分耐え得ることができる。
【0014】前記半導体装置において、前記集積回路チ
ップは、前記樹脂封止部の厚み方向のほぼ中心に位置す
ることが望ましい。半導体装置を構成する部材のうち最
も大きな体積を有する集積回路チップを樹脂封止部のほ
ぼ中央に位置させることにより、例えばトランスファー
モールド時に被封入体によって分割される上下のキャビ
ティ体積をほぼ同等にすることができ、上下のキャビテ
ィ体積が異なることによって生じる溶融樹脂の上下方向
の流れによる過大な圧力を被封入体に加えることを抑制
することができる。その結果、フィルムやリードの変形
あるいは集積回路チップの変位を防止することができ
る。
【0015】前記半導体装置において、前記リードのイ
ンナーリード部および前記集積回路チップの電極を含む
領域に、該リードおよび前記樹脂封止部を構成する樹脂
と密着性のよい樹脂からなる樹脂層が形成されることが
望ましい。この樹脂層を設けることにより、集積回路チ
ップの電極周辺部分を密着性の良い樹脂で保護すること
ができ、封止部の剥離あるいはクラックなどの発生を防
止することができる。
【0016】前記半導体装置において、前記集積回路チ
ップには放熱部が接続され、集積回路チップの熱を前記
放熱部を介して外部に放出することが望ましい。
【0017】本発明の半導体装置の製造方法は、(A)
フィルムキャリアに、少なくとも、デバイスホール、リ
ード形成領域以外の領域に少なくとも1つの開口部から
なる第1開口部、およびリード形成領域内に複数の開口
部からなる第2開口部を形成する工程と、(B)前記フ
ィルムキャリアに導電フィルムを接合し、さらにフォト
リソグラフィおよびエッチングによって前記フィルムキ
ャリアのリード形成領域に、前記デバイスホール内に突
出するインナーリード部とアウターリード接合部とを含
むリードを形成し、前記デバイスホール内に集積回路チ
ップを配置し該集積回路チップの電極と前記インナーリ
ード部とを接続する工程と、(C)前記アウターリード
接合部と同じピッチで配列されかつ該アウターリード接
合部より機械的強度の大きいアウターリードを有するリ
ードフレームを前記フィルムキャリアの所定位置に重ね
合わせ、前記アウターリード接合部と前記アウターリー
ドとを接続する工程と、(D)前記集積回路チップ、前
記リードおよび前記アウターリードの一部をトランスフ
ァーモールドによって樹脂封止する工程と、を含む。
【0018】この製造方法によれば、本発明の半導体装
置を効率よく、かつ高い歩留まりで製造することができ
る。
【0019】
【実施例】(第1実施例)図1は、本実施例の半導体装
置1000の要部を模式的に示す平面図、図2は図1の
一部(隅部)を拡大して示す部分平面図、図3は、半導
体装置1000をほぼ中央で縦方向に切断した断面図で
ある。
【0020】本実施例の半導体装置1000は、電気絶
縁性のフィルム10、このフィルム10の一方の表面に
形成された複数のリード群30A〜30D、集積回路チ
ップ(ICチップ)20および樹脂封止部50を含む。
【0021】前記フィルム10は、その中央にICチッ
プ20を搭載するためのデバイスホール12が形成され
ている。また、フィルム10の表面においては、フィル
ム10のほぼ対角線に沿って分割された4つの領域によ
ってリード形成領域100〜400が構成されている。
そして、これらのリード形成領域100〜400は、相
互に隣接する領域がそれぞれ所定間隔で離れており、リ
ードが形成されない領域500〜800が形成されてい
る。
【0022】前記リードが形成されない領域500〜8
00のそれぞれには、フィルム10の対角線に沿ったス
リット状の第1開口部14a〜14dが形成されてい
る。これらの第1開口部14(14a〜14d)は、ト
ランスファーモールドの際に溶融樹脂が通過しやすいよ
うに、フィルム10の機械的強度を低下させない程度に
できるだけ大きく形成されることが望ましい。
【0023】前記リード形成領域100〜400におい
ては、フィルム10上に所定のパターンで配列された多
数のリード30からなるリード群30A〜30Dがそれ
ぞれ形成されている。リード30は、前記デバイスホー
ル12に向けて突出するインナーリード部(フィンガ
ー)32と、フィルム10の辺10aより外方に向けて
突出するアウターリード接合部34を有する。そして、
前記インナーリード部32は、デバイスホール12内に
配置されたICチップ20の電極22に接続され、他方
のアウターリード接合部34は、アウターリード40に
接続されている。前記インナーリード部32は、その先
端に突起(バンプ)32aを有し、この突起32aが前
記電極22に接合されている。この接合方式は、後に詳
述するが、メサバンプ方式と呼ばれている。
【0024】各リード群30A〜30Dを構成するリー
ド30は、図2に示すように、符号AおよびBで示す線
上において屈曲され、インナーリード部32側のリード
ピッチに比べてアウターリード接合部34側のリードピ
ッチが大きくなるように配置されている。例えば、イン
ナーリード部32側のリードピッチは40〜200μ
m、アウターリード接合部34側のリードピッチは10
0〜500μmに設定されている。
【0025】本実施例においては、各リード群30A〜
30Dにおいて、各リード群の最も外側に位置するサイ
ドリード36は、他のリード30に比較してその径が大
きく形成されている。具体的には、サイドリード36
は、他のリード30の約1.5〜3倍程度の径を有する
ことが望ましい。例えばリード30の径が80〜100
μmの場合には、サイドリード36の径は160〜20
0μmに設定される。
【0026】このように、各リード群30A〜30Dの
両側のサイドリード36を太くすることにより、例えば
フィルムとリードフレームとを位置合わせする際に行わ
れる画像認識において、誤認識を起こすことがない。ま
た、サイドリード36の径を大きくすることによりその
機械的強度が大きくなり、例えばモールド時の樹脂圧等
に充分耐え得ることができる。通常、高密度なリードを
形成する際には、リードの径を小さくする必要があるた
めにその機械的強度が小さくなり、リード、特に最も端
に位置するサイドリードにストレスがかかり、リードの
断線が生じやすくなる。
【0027】フィルム10の材質は特に制限されるもの
ではないが電気絶縁性に加えて耐熱性を有することが好
ましく、例えばポリイミド樹脂,ポリエーテルイミド樹
脂,ポリエステル樹脂,ガラス繊維を含むエポキシ樹脂
等を挙げることができ、特にポリイミド樹脂が好まし
い。また、アルミナ,窒化アルミニウム,炭化ケイ素等
のセラミックス材料からなるフィルムも機械的強度およ
び熱伝導性がよいため、フィルム10として用いること
が可能である。
【0028】前記リード形成領域100〜400には、
それぞれ複数の開口部16a〜16eからなる第2開口
部16が形成されている。これらの開口部16a〜16
eは、前記フィルム10の辺10aに沿って対称的に配
置されている。また、各開口部16a〜16eは、相互
に隣接する開口部の縁がほぼ平行に形成され、その結
果、開口部16a〜16eの相互間には帯状連続部18
a〜18dが構成されている。これらの帯状連続部18
(18a〜18d)は前記フィルム10の辺10aに対
して交叉する方向に形成されている。この実施例の場合
には、図1において、前記辺10aに対して右側の帯状
連続部18a,18cと左側に位置する帯状連続部18
b,18dとはそれぞれその方向が逆向きであり、かつ
前記辺10aに直交する軸に対してそれぞれ約45度を
なすように形成されている。
【0029】このように帯状連続部18をフィルム10
の辺10aに対して交叉する方向に形成することによ
り、例えばフィルム10の面方向に引張力(図1におい
てFで示す)が作用した場合に、この引張力Fにより発
生する応力が帯状連続部18に沿って発生することによ
り、引張力Fは分散した状態で吸収される。その結果、
引張方向におけるフィルムの変位量を小さくすることが
でき、フィルム10の変形が効果的に抑制される。
【0030】また、前記帯状連続部18はリード30と
直交する方向に形成されることが好ましい。具体的に
は、図2において示すように、帯状連続部18(18
c)がリード30に対して直交する方向に設けられてい
るため、フィルム10はリード30の軸方向の引張力に
対して十分な機械的強度を確保することができる。さら
に、リード30の屈曲部(図2においてA,Bで示す部
分)には、開口部が位置しないことが望ましい。このよ
うな屈曲部に開口部が位置すると、屈曲部の機械的強度
は他の直線部分より小さいために、リードが変形し易く
なるからである。
【0031】このように、本実施例においては、リード
形成領域100〜400のそれぞれに、複数の開口部1
6a〜16eからなる第2開口部16を特定の配列で設
けることにより、モールド時における樹脂の流通を可能
にしながら、フィルム10の変形を抑制する補強作用を
果たすことができる。その結果、フィルム10の変形に
伴うリード30の断線を防止することができる。
【0032】以上のように、本実施例の半導体装置10
00においては、リードが形成されない領域500〜8
00において、第1開口部14を設けるとともに、リー
ド形成領域100〜400においても、第2開口部16
を設けたため、トランスファーモールド時にこれらの開
口部14,16を介して溶融樹脂が流通するため、フィ
ルム10の両面におけるモールド樹脂が連通され、樹脂
封止部の剥離が防止される。
【0033】さらに、第2開口部16を複数の開口部1
6a〜16eに分割してフィルム10の機械的強度を確
保したため、フィルム搬送時などに作用する引張力によ
るフィルム10の変形が抑制され、フィルムの変形によ
るリード30の破断が防止される。
【0034】この実施例において、前記第1開口部14
および第2開口部16の形状や個数は特に限定されず、
溶融樹脂の流通が可能であり、かつフィルム10の強度
を確保することができる範囲において多様な態様を取る
ことができる。例えば、第1開口部14および第2開口
部16の変形例としては、図4に示すように、ほぼ三角
形の開口部16g〜16hを上下方向を交互に変えて配
列した構成を取り得る。
【0035】次に、前記半導体装置1000の製造プロ
セスの一例について説明する。なお、フィルム10,リ
ード群30A〜30D,フィルム10に設けられた開口
部14,16の構成については、簡略化して示す。
【0036】まず、図5に示すように、母材である長尺
のフィルムキャリア70(厚さ75〜125μm)に、
デバイスホール12,スプロケットホール72,アウタ
ーリードホール74,第1開口部14および第2開口部
16が金型を用いた打ち抜きによって形成される。次
に、このフィルムキャリア70に銅箔(通常厚さ18〜
35μm)を接着剤によって貼付け、さらにフィルムの
両面にフォトリソグラフィ技術によって、フォトレジス
トの塗布,マスク露光,現像を行い、さらにエッチング
を行うことにより、所定パターンのリード30からなる
リード群30A〜30Dが形成される。不要となったフ
ォトレジストは除去される。リード30は、通常、その
表面にSn,Au,ハンダなどによるメッキ処理が行わ
れている。本実施例のリードは、銅線の表面に下地とし
てNiメッキが施され、さらにAuメッキが施されてい
る。
【0037】次に、ICチップ20を前記デバイスホー
ル12内の所定の位置に配置し、ICチップ20の表面
に設けられた電極22とリード30のインナーリード部
32とをヒートツールを用いた加圧,加熱(通常300
〜400℃)により接続してインナーリードボンディン
グ(ILB)を行う。
【0038】アウターリード40が形成されたリードフ
レーム80(図6参照)を別途作成しておく。このリー
ドフレーム80を前記フィルム70上に載置し、リード
30のアウターリード接合部34が前記アウターリード
40と重なり合うように位置合わせを行う。その後、ア
ウターリード接合部34とアウターリード40とを溶接
あるいはハンダ付けなどの接合手段によって一括して接
続する(アウタボンディング)。
【0039】その後、ICチップ20、リード30およ
びアウターリード40の一部を含む領域をトランスファ
ーモールドによって樹脂で封止し、樹脂封止部50を形
成する。ついで、アウターリード40にハンダメッキを
行い、さらにアウターリード40をプレスによって切断
して、半導体装置を製造する。その後、必要に応じて、
アウターリード40を折り曲げてプリント配線基板等へ
の実装が行いやすいように成形することもできる。
【0040】以上のような製造プロセスにおいては、リ
ードフレーム80を用いてアウターリード40を形成す
るため、リードとは独立してアウターリード40のサイ
ズや強度を設定することができる利点がある。
【0041】上記工程において、インナーリード部32
とICチップ20の電極(図示せず)との接合手段とし
ては、通常用いられるバンプ方式,転写バンプ方式およ
びメサバンプ方式のいずれを用いてもよいが、メサバン
プ方式を好ましく用いることができる。メサバンプ方式
は、リードの先端をハーフエッチング加工し、リード先
端にリードと一体的にバンプを形成するものである。メ
サバンプの具体的な製造方法としては、例えば特開昭5
5−162253号公報に開示された方法を採用するこ
とができる。メサバンプ方式は、ICチップ上にバンプ
を形成する特殊な設備が不要であること、アルミニウム
パッドのICチップが使用できること、歩留まりが高
く、実装コストが安くなること、薄型の実装が可能であ
ることなどの特徴を有する。
【0042】さらに、上記工程においては、ICチップ
20と樹脂封止部50を構成する樹脂との密着力を高め
るために、ICチップ20の裏面に研削やエッチング等
により凹凸を形成することが好ましい。また、前記フィ
ルム10の表面には、樹脂封止部50を構成する樹脂と
の密着性を高めるために、例えばアルゴンやヘリウム等
の不活性ガス、酸素、CF4 等の反応性ガス、あるいは
水素等の還元性ガスを含む気相中でプラズマ処理を行う
ことが好ましい。
【0043】このようなTAB技術によるパッケージ
は、他の実装方式に比べ、例えばワイヤボンディング方
式に比べ、高密度で薄型の実装が可能であること、イン
ナーリードボンディング並びにアウターリードボンディ
ングをそれぞれ一括で行うことができること、テープ上
で電気的特性の検査ができるため、マルチチップ実装を
行っても、実装の歩留まりを低下させることがないこ
と、などの利点を有する。
【0044】(第2実施例)図7は、本発明の第2実施
例の半導体装置2000を模式的に示す断面図であり、
図8は、図7に示す半導体装置2000の要部を拡大し
て示す部分断面図である。
【0045】半導体装置2000は、その基本的構造は
前記半導体装置1000と同様であるため、実質的に同
一な部材には同一の符号を付し、詳細な説明は省略す
る。本実施例の半導体装置2000が前記半導体装置1
000と異なる点は、ICチップ20が半導体装置20
00の厚み方向においてほぼ中央に位置するように構成
した点である。
【0046】前記半導体装置1000においては、図3
に示すように、フィルム10の表面に形成されたリード
30は直線状に外方に延設され、そのアウターリード接
合部34とアウターリード40とが接合され、かつ前記
インナーリード部32の先端にICチップ20が吊り下
げられた状態で接続されているため、ICチップ20は
樹脂封止部50の中心より下方に位置している。
【0047】これに対し、本実施例の半導体装置200
0においては、樹脂封止部50の厚み方向の中心C.
L.上にICチップ20の中心が位置している。この構
成をとるために、リード30のインナーリード部32お
よびアウターリード接合部34にフォーミングが施され
ている。これらのフォーミングは、次式が成立するよう
にフォーミングの程度(フォーミング厚)が設定されて
いる(図8参照)。 (式) 1/2(dLF)+dTAB +dOF=dIF+dIL+1/2
(dIC) ここで、dLF:アウターリード(リードフレ
ーム)厚 dTAB :リード厚 dOF:アウターリード接合部のフォーミング厚 dIF:インナーリード部のフォーミング厚 dIL:インナーリード部厚 dIC:ICチップ厚 上式におけるフォーミング厚dOF,dIFはリード30,
アウターリード40およびICチップ20の厚みによっ
て設計される必要がある。現状では、ICチップの厚み
が他の部材に比べて大きく、樹脂封止部50の厚みは事
実上ICチップの厚みに依存している。例えば、ICチ
ップ10の厚みdICは200〜600μm、リード30
の厚みdTAB は10〜40μm、アウターリード40の
厚みdLFは100〜300μm、インナーリード部32
の厚みdILは5〜30μmであると、インナーリード部
32のフォーミング厚dIFは50〜200μm、アウタ
ーリード接合部34のフォーミング厚dOFは−85〜7
20μmに設定される。ここにおいて「−」の符号は、
図8に示すフォーミングの方向と反対方向のフォーミン
グを意味する。このような半導体装置においては、樹脂
封止部50の厚みは通常、1〜5mmとなる。将来的
に、ICチップの厚みが薄くなり、例えばその厚さが1
00〜200μm程度まで薄肉化された場合には、その
厚みはアウターリードとほぼ同程度となるため、リード
のインナーリード部32のフォーミング厚はさらに小さ
くすることが可能となり、例えば0〜50μmの範囲に
設定することができ、この場合には樹脂封止部の厚みは
さらに薄肉化され200〜1000μm程度にすること
が可能である。
【0048】本実施例のようにICチップ20の位置を
樹脂封止部50の厚み方向の中心位置に配置させること
により、以下に説明するような有利な機能を達成するこ
とができる。
【0049】すなわち、この種の半導体装置を製造する
ための封止技術の1つとして、トランスファーモールド
がある。トランスファーモールドのプロセスにおいて、
特に重要なことは、型内にインサートされる被封入体
(ICチップ20が搭載されたフィルムキャリア70と
リードフレーム80との接合体(図3参照))によって
分割される上下のキャビティ体積のバランスである。通
常、この種のモールドにおいては、単一のゲートから溶
融樹脂が注入されるため、分割されたキャビティの体積
がアンバランスであると、小さな体積のキャビティが溶
融樹脂によって先に充填され、未だ充填されていない空
間を有する反対側のキャビティに向って溶融樹脂が流れ
るために、被封入体に上下方向の樹脂圧が作用すること
になる。そのため、ICチップが傾いたりフィルムが変
形することによって、リードの破断や短絡が発生するこ
とがある。
【0050】本実施例の半導体装置2000において
は、最も大きな体積を有するICチップ20をモールド
のほぼ中央(上型と下型との境界)に位置させることが
できるため、被封入体によって分割される上下のキャビ
ティ体積をほぼ同等にすることができる。その結果上述
したような溶融樹脂の上下方向の流れによる過大な圧力
を被封入体に加えることを抑制することができ、フィル
ムやリードの変形あるいはICチップの変位を防止する
ことができる。なお、樹脂封止部の中心レベルにICチ
ップ20の中心レベルを正確に一致させることは難しい
ので多少の誤差は許容され、例えばICチップの厚み方
向のいずれかに樹脂封止部の中心レベルが位置すればよ
い。
【0051】このように、本実施例によれば、前記第1
実施例の作用効果に加え、トランスファーモールド時に
おける樹脂圧による素子の変形を抑制することができる
という有利な点を有している。
【0052】図9は、本実施例の変形例を模式的に示す
断面図である。この半導体装置3000においては、リ
ード30のアウターリード接合部34にフォーミングを
行わない代りに、アウターリード40の端部にフォーミ
ングを行っている点で上記半導体装置2000と異なっ
ている。アウターリード40の接合端42は、リードフ
レームを形成する際にフォーミングが行われ、そのフォ
ーミング厚は前記式におけるフォーミング厚dOFの代り
に設定される。
【0053】(第3実施例)図10は本発明の第3実施
例の半導体装置4000を模式的に示す断面図である。
この半導体装置4000は、基本的な構成は前記第1実
施例と同様であるため、実質的に同一な部材には同一の
符号を付して詳細な説明を省略する。この半導体装置4
000が前記第1実施例の半導体装置1000と異なる
のは、少なくともリード30のインナーリード部32お
よびICチップ20を含む領域に、樹脂封止部50を構
成する樹脂とは異なる樹脂層52を形成している点にあ
る。
【0054】この樹脂層52は、インナーリード部32
を構成する金属、特に表面にメッキされた金属、例えば
Au,Sn、ならびに樹脂封止部50を構成する樹脂と
の密着性に優れた樹脂によって構成される。このような
樹脂としては、ゴム変性されたエポキシ系樹脂やフェノ
ール系樹脂、ポリイミド樹脂、シリコン樹脂などを好適
に用いることができる。
【0055】通常、樹脂封止部50として良く用いられ
るエポキシ樹脂は、リードを構成するメッキ層との密着
性が低いため、熱,水分あるいは機械的な衝撃等によっ
てリードと樹脂封止部との間に剥離あるいはクラックな
どが発生し、これらの剥離あるいはクラック部分から侵
入した水や活性イオンによってICチップのアルミニウ
ム電極に腐蝕が発生するなどのトラブルが発生すること
がある。特に、半導体装置の実装工程などにおいて加熱
されることにより、リードと樹脂封止部の熱膨脹率の違
いなどにより、密着性の低い部分に剥れやクラックなど
が生ずることがある。
【0056】本実施例においては、樹脂層52を設ける
ことにより、前記第1実施例の作用効果に加えて、IC
チップ20の電極22周辺部分を密着性の良く低応力の
樹脂で保護することができ、剥離あるいはクラックなど
の発生を防止することができる。
【0057】この半導体装置4000の形成において
は、樹脂封止部50を形成するに先立ち、所定領域にポ
ッティング,塗布,射出成形などの方法によって樹脂層
52を形成し、その後通常のトランスファーモールドに
よって樹脂封止部50を形成する。
【0058】以上のように、半導体装置4000におい
ては、リード30および樹脂封止部50を構成する樹脂
の両者と密着性の良好な樹脂層52を形成することによ
り、封止部の剥離やクラックの発生を防止することがで
きる。特に、樹脂層52によってICチップ20の電極
22が完全に密封されるため、その腐蝕を確実に防止す
ることができる。
【0059】図11は、本実施例の変形例を示す断面図
である。この半導体装置5000は、基本的には前記半
導体装置4000と同じであるが、樹脂層52の領域が
より広く、ICチップ20の周辺のみならずリード30
のアウターリード接合部34を除く広い領域にわたって
形成されている。この場合には、フィルム10を構成す
る樹脂(例えばポリイミド樹脂)との密着性も考慮さ
れ、例えばエポキシ系のポリイミド樹脂、シリコン樹脂
など好ましく用いることができる。
【0060】(第4実施例)図12は、本実施例の半導
体装置6000を模式的に示す断面図である。この半導
体装置6000は、基本的には前記第1実施例の半導体
装置1000と同様であるため、実質的に同様の部材に
は同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0061】この半導体装置6000が、前記第1実施
例の半導体装置1000と異なるのは、ICチップ20
の下面に放熱部60を設けた点にある。前記放熱部60
は、図13に示すように、一方の面の中央にICチップ
20の接合部66を有し、さらにトランスファーモール
ド時に溶融樹脂を通過させるための多数の開口部62を
有している。また、放熱部60は、その機械的強度を確
保するために、放射状に伸びる直線状の連続部64を有
することが好ましい。さらに、放熱部60は、その表面
(ICチップ20が取り付けられる側と反対の面)に、
樹脂封止部50との密着性を高めるために研削やエッチ
ングによる細かな凹凸が形成されていることが好まし
い。この放熱部60は、放熱効果を高めるために、でき
るだけ高い熱伝導性を有することが好ましく、例えば
銅,アルミニウムなどの金属,BeO,SiCなどのセ
ラミックスで形成されることが好ましい。放熱部60の
大きさは特に制限はされないが、放熱効率などを考慮す
ると、例えばICチップ20の2倍以上に形成される。
【0062】本実施例の半導体装置6000によれば、
熱伝導度の小さい樹脂から構成される樹脂封止部50に
よって封止されたICチップ20の放熱を放熱部60に
よって促進させることにより、熱によるIC素子の特性
の劣化を抑制することができる。
【0063】図14は、本実施例の変形例を示す断面図
である。この半導体装置7000においては、放熱部6
8が前記放熱部60より肉厚に形成され、一方の表面6
8aが樹脂封止部50から露出する状態で設けられてい
る。したがって、放熱部68は、図14において、IC
チップ20の下面と樹脂封止部50の下面との距離に相
当する厚みを有する。
【0064】この構成の半導体装置7000によれば、
放熱部68が効率のよい放熱作用を果たし、かつトラン
スファーモールド時にICチップ20のスペーサとして
も機能するため、ICチップ20の厳密な位置決めが不
用となり、プロセスの簡略化が達成される。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、フィルムが、リード形
成領域以外の領域に少なくとも1つの開口部からなる第
1開口部と、リード形成領域内に複数の開口部からなる
第2開口部とを有することにより、トランスファーモー
ルド工程において、樹脂圧によるフィルムの変形を抑制
することができ、かつ樹脂封止部の剥離が防止された半
導体装置およびその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の半導体装置の要部を模
式的に示す平面図である。
【図2】 図1の半導体装置の一部を拡大して示す平面
図である。
【図3】 第1実施例の半導体装置を示す縦断面図であ
る。
【図4】 第1実施例の開口部の変形例を模式的に示す
平面図である。
【図5】 第1実施例の半導体装置の製造プロセスを説
明するためのシート状のフィルムを模式的に示す平面図
である。
【図6】 第1実施例の製造プロセスを説明するための
リードフレームを模式的に示す平面図である。
【図7】 本発明の第2実施例の半導体装置を模式的に
示す縦断面図である。
【図8】 図7に示す半導体装置の要部を拡大して示す
部分断面図である。
【図9】 本発明の第2実施例の変形例を模式的に示す
縦断面図である。
【図10】 本発明の第3実施例の半導体装置を模式的
に示す縦断面図である。
【図11】 本発明の第3実施例の変形例を示す縦断面
図である。
【図12】 本発明の第4実施例を模式的に示す縦断面
図である。
【図13】 図12に示す放熱部の平面図である。
【図14】 本発明の第4実施例の変形例を示す縦断面
図である。
【図15】 従来の半導体装置の一例を示す部分平面図
である。
【図16】 図15に示す半導体装置においてフィルム
の変形の様子を模式的に示す図である。
【符号の説明】
10 フィルム 12 デバイスホール 14(14a〜14d) 第1開口部 16(16a〜16e) 第2開口部 20 ICチップ 22 電極 30 リード 32 インナーリード部 34 アウターリード接合部 36 アウターリード 40 アウターリード 50 樹脂封止部 52 樹脂層 60,68 放熱部 30A〜30D リード群 100〜400 リード形成領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉澤 宗憲 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 橋元 伸晃 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 5F061 AA01 BA05 CA21

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デバイスホールを有する電気絶縁性のフ
    ィルムと、 このフィルムの表面の複数のリード形成領域において形
    成され、所定のパターンで配列された多数のリードから
    なるリード群と、 前記フィルムのデバイスホール内に配置され、前記リー
    ドの一端が電極と接続された集積回路チップと、 少なくとも、この集積回路チップ、前記フィルムおよび
    前記リード群を封止す る樹脂封止部と、を含み、前記フィルムは、 前記リード形成領域以外の領域に設けられ、少なくとも
    1つの開口部からなる第1開口部と、 前記リード形成領域内に設けられた複数の開口部からな
    る第2開口部と、 を含む半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記リードは、前記デバイスホール内に突出するインナ
    ーリード部と、前記フィルムより外方に突出するアウタ
    ーリード接合部とを含み、このアウターリード接合部に
    は、該アウターリード接合部より機械的強度の大きいア
    ウターリードが接続されている半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記第2開口部を構成する開口部の相互間に帯状の連続
    部が存在する半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記帯状の連続部は、その長手方向が前記フィルムの辺
    と交叉する方向にある半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4において、前記
    帯状の連続部は、その長手方向が前記リードと直交する
    方向にある半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかにお
    いて、 前記第2開口部を構成する複数の開口部は、前記フィル
    ムの辺に沿って対称的に配列されている半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかにお
    いて、 前記第2開口部を構成する開口部は前記リードの屈曲部
    から離れた位置に形成された半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかにお
    いて、 前記リード群を構成するリードのうち最も外側に位置す
    るサイドリードは、他のリードより大きな機械的強度を
    有する半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれかにお
    いて、 前記集積回路チップは、前記樹脂封止部の厚み方向のほ
    ぼ中心に位置する半導体装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記集積回路チップの位置は、前記リードのインナーリ
    ード部およびアウターリード接合部のフォーミング厚に
    よって設定される半導体装置。
  11. 【請求項11】 請求項9において、 前記集積回路チップの位置は、前記リードのインナーリ
    ード部および前記アウターリードのフォーミング厚によ
    って設定される半導体装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし請求項11のいずれか
    において、 前記リードのインナーリード部および前記集積回路チッ
    プの電極を含む領域に、該リードおよび前記樹脂封止部
    を構成する樹脂と密着性のよい樹脂からなる樹脂層が形
    成された半導体装置。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし請求項12のいずれか
    において、 前記集積回路チップに放熱部が接続されている半導体装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記放熱部は、複数の開口部を有する半導体装置。
  15. 【請求項15】 請求項13または請求項14におい
    て、 前記放熱部は、少なくとも一部が前記樹脂封止部より露
    出している半導体装置。
  16. 【請求項16】(A)フィルムキャリアに、少なくと
    も、デバイスホール、リード形成領域以外の領域に少な
    くとも1つの開口部からなる第1開口部、およびリード
    形成領域内に複数の開口部からなる第2開口部を形成す
    る工程と、 (B)前記フィルムキャリアに導電性フィルムを接合
    し、さらにフォトリソグラフィおよびエッチングによっ
    て前記フィルムキャリアのリード形成領域に、前記デバ
    イスホール内に突出するインナーリード部とアウターリ
    ード接合部とを含むリードを形成し、ついで前記デバイ
    スホール内に集積回路チップを配置し該集積回路チップ
    の電極と前記インナーリード部とを接続する工程と、 (C)前記アウターリード接合部と同じピッチで配列さ
    れかつ該アウターリード接合部より機械的強度の大きい
    アウターリードを有するリードフレームを前記フィルム
    キャリアの所定位置に重ね合わせ、前記アウターリード
    接合部と前記アウターリードとを接続する工程と、 (D)前記集積回路チップ、前記リードおよび前記アウ
    ターリードの一部をトランスファーモールドによって樹
    脂封止する工程と、 を含む半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項16において、 前記工程(B)において、前記集積回路チップは、前記
    樹脂封止部の厚み方向のほぼ中心に位置するように配置
    される半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項16または請求項17におい
    て、 前記工程(D)の前に、前記リードのインナーリード部
    および前記集積回路チップの電極を含む領域に、該リー
    ドおよび前記樹脂封止部を構成する樹脂と密着性のよい
    樹脂からなる樹脂層を形成する工程を含む半導体装置の
    製造方法。
JP2002027440A 1993-06-04 2002-02-04 半導体装置およびその製造方法 Expired - Fee Related JP3687613B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002027440A JP3687613B2 (ja) 1993-06-04 2002-02-04 半導体装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-134740 1993-06-04
JP5-134738 1993-06-04
JP5-134739 1993-06-04
JP13474093 1993-06-04
JP13473993 1993-06-04
JP13473893 1993-06-04
JP2002027440A JP3687613B2 (ja) 1993-06-04 2002-02-04 半導体装置およびその製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12691294A Division JP3329073B2 (ja) 1993-06-04 1994-05-17 半導体装置およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002252240A true JP2002252240A (ja) 2002-09-06
JP3687613B2 JP3687613B2 (ja) 2005-08-24

Family

ID=27471858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002027440A Expired - Fee Related JP3687613B2 (ja) 1993-06-04 2002-02-04 半導体装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3687613B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3687613B2 (ja) 2005-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3329073B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
US6710437B2 (en) Semiconductor device having a chip-size package
KR970010678B1 (ko) 리드 프레임 및 이를 이용한 반도체 패키지
US5652461A (en) Semiconductor device with a convex heat sink
JP3238004B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3189703B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20080251898A1 (en) Semiconductor device
JPS6324647A (ja) 半導体パッケ−ジ
US20050212107A1 (en) Circuit device and manufacturing method thereof
US7923835B2 (en) Package, electronic device, substrate having a separation region and a wiring layers, and method for manufacturing
US5970320A (en) Process of resin sealing a semiconductor device and lead frame
JP2825084B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH06204285A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH10270626A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP4975584B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法。
JP2620611B2 (ja) 電子部品搭載用基板
JP2891426B2 (ja) 半導体装置
JP3687613B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2612468B2 (ja) 電子部品搭載用基板
KR19980070675A (ko) 오프셋 다이 패드를 갖는 반도체 패키지 및 그 제조 방법
JPH0331086Y2 (ja)
JPH03161957A (ja) 半導体装置
JP3568458B2 (ja) 半導体装置
JPS62224033A (ja) テ−プキヤリア装置
JP2504262Y2 (ja) 半導体モジュ―ル

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090617

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100617

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110617

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110617

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120617

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130617

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees