JP2002250741A - 静電容量検出型センサ - Google Patents

静電容量検出型センサ

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JP2002250741A
JP2002250741A JP2001049486A JP2001049486A JP2002250741A JP 2002250741 A JP2002250741 A JP 2002250741A JP 2001049486 A JP2001049486 A JP 2001049486A JP 2001049486 A JP2001049486 A JP 2001049486A JP 2002250741 A JP2002250741 A JP 2002250741A
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sensor
substrate
electrode
detection type
capacitance detection
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JP2001049486A
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Koichi Otaka
剛一 大高
Hirotoshi Eguchi
裕俊 江口
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意方向を高出力で高精度に計測することが
容易で汎用性も有り小型で低コストの静電容量検出型セ
ンサを提供する。 【解決手段】 被感知体側に形成された感知子基板1
と、感知子基板1に回動可能に形成された感知子2と、
感知子2の凸形状部2aに形成された感知子電極3と、
感知子基板1と一体的に形成された電極基板4と、電極
基板4上に形成された凹形状の検知部5と、検知部5に
形成された基板電極6と、感知子電極3と基板電極6の
組み合わせで形成する静電容量形成部7とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電容量検出型セ
ンサに関し、詳しくは、静電容量を検出して力センサ、
圧力センサ、加速度センサ、変位センサ、衝撃検出装
置、傾斜計等の計測をする静電容量検出型センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の静電容量検出型センサは、コンデ
ンサの間隔が変化すると静電容量が変化することを利用
して、微小変位を拡大して計測する等のいろいろな方法
が行なわれている。このような静電容量検出型センサ
は、静電容量形成部がダイヤフラム形状になっているの
で、計測する出力を大きくするためには、ダイヤフラム
形状の面積を大きくする必要があった。そのために、高
出力で計測するセンサの形状が大きく大型になってい
た。また、従来の静電容量検出型センサにおいては、静
電容量形成部は単数個であるのが一般的であった。その
ために、被検知体の変位方向を任意の方向に分解するた
めには、複数個のセンサが必要であった。然し、複数個
のセンサを用いる場合には、その取り付けの角度精度が
センサの角度分解能を決めてしまうので、精度の高い出
力を得るためには、センサの実装に困難な点があった。
【0003】そこで、基準平面に対して所定の傾斜角を
有する複数の傾斜面により形成された凹部を備えた基板
と、この基板の各傾斜面に対向する傾斜面及び基準平面
と平行な平行面を有し、上記基板と所定の間隔を介して
配置された水平または垂直方向に移動可能である可動多
面構造体と、この可動多面構造体を支持手段で水平また
は垂直方向に可動可能に支持して、基板と可動多面構造
体の各傾斜面の間の静電容量の変化及び基板の基準平面
と可動多面構造体の平行面の間の基準面に対する垂直方
向の静電容量の変化を検出して、可動多面構造体が移動
する垂直軸方向、又は、水平軸方向の加速度を計測する
ことも公知である(特開平7−98328号等の公報を
参照)。然し、この可動多面構造体へ力を伝達する手段
を有しておらず、加速度によって生じる慣性力により可
動多面構造体が変位するが、慣性力による変位は小さい
ので検出感度やS/Nを非常に大きくする必要があっ
た。更に、この可動多面構造体に回転モーメントが作用
した場合にはその回転方向を検出することも困難であっ
た。したがって、従来の静電容量を検出して計測する静
電容量検出型センサは、任意方向を高出力で高精度に計
測することが困難で汎用性も低く大型でコスト高にもな
ると言う不具合が生じていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の静電容量検出型
センサは、任意方向を高出力で高精度に計測することが
困難で汎用性も低く大型でコスト高にもなると言う問題
が発生していた。そこで本発明の課題は、このような問
題点を解決するものである。即ち、任意方向を高出力で
高精度に計測することが容易で汎用性も有り小型で低コ
ストの静電容量検出型センサを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、静電容量を検出して計測
する静電容量検出型センサにおいて、被感知体側に形成
された感知子基板と、上記感知子基板に回動可能に形成
された感知子と、上記感知子の凸形状部に形成された感
知子電極と、上記感知子基板と一体的に形成された電極
基板と、上記電極基板上に形成された凹形状の検知部
と、上記検知部に形成された基板電極と、上記感知子電
極と上記基板電極の組み合わせで形成する静電容量形成
部とからなる静電容量検出型センサであることを最も主
要な特徴とする。請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の静電容量検出型センサにおいて、感知子基板は、
ガラスで形成されている静電容量検出型センサであるこ
とを主要な特徴とする。請求項3に記載の発明は、請求
項1に記載の静電容量検出型センサにおいて、感知子基
板は、シリコン素材で形成されている静電容量検出型セ
ンサであることを主要な特徴とする。請求項4に記載の
発明は、請求項1、2又は3に記載の静電容量検出型セ
ンサにおいて、電極基板は、ガラスで形成されている静
電容量検出型センサであることを主要な特徴とする。
【0006】請求項5に記載の発明は、請求項1、2又
は3に記載の静電容量検出型センサにおいて、電極基板
は、シリコン素材で形成されている静電容量検出型セン
サであることを主要な特徴とする。請求項6に記載の発
明は、請求項1、4又は5記載の静電容量検出型センサ
において、感知子基板は、誘電体材料で形成されている
静電容量検出型センサであることを主要な特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1、2、3又は6に記
載の静電容量検出型センサにおいて、電極基板は、誘電
体材料で形成されている静電容量検出型センサであるこ
とを主要な特徴とする。請求項8に記載の発明は、請求
項1、2、3、4、5、6又は7に記載の静電容量検出
型センサにおいて、感知子基板と電極基板は、熱膨張係
数が同等又は近似の材料から形成されている静電容量検
出型センサであることを主要な特徴とする。請求項9に
記載の発明は、請求項8に記載の静電容量検出型センサ
において、シリコン素材で形成された感知子基板と誘電
体材料で形成された電極基板とからなる静電容量検出型
センサであることを主要な特徴とする。
【0007】請求項10に記載の発明は、請求項8に記
載の静電容量検出型センサにおいて、誘電体材料で形成
された感知子基板とシリコン素材で形成された電極基板
とからなる静電容量検出型センサであることを主要な特
徴とする。請求項11に記載の発明は、請求項1、3、
4、5、7、8又は9に記載の静電容量検出型センサに
おいて、感知子基板は、面方位(100)のシリコンウエ
ハを素材として形成されている静電容量検出型センサで
あることを主要な特徴とする。請求項12に記載の発明
は、請求項11に記載の静電容量検出型センサにおい
て、感知子基板に形成された感知子は、シリコンの(11
1)面で形成されている静電容量検出型センサであるこ
とを主要な特徴とする。請求項13に記載の発明は、請
求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9に記載の静
電容量検出型センサにおいて、感知子基板は、面方位
(110)のシリコンウエハを素材として形成されている
静電容量検出型センサであることを主要な特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の静電容
量検出型センサにおいて、感知子基板に形成された感知
子は、シリコンの(111)面で形成されている静電容量
検出型センサであることを主要な特徴とする。請求項1
5に記載の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、
7、8、9、10、11、12、13又は14に記載の
静電容量検出型センサにおいて、感知子は、被感知側に
形成された突起部とからなる静電容量検出型センサであ
ることを主要な特徴とする。請求項16に記載の発明
は、請求項項1乃至15の何れか一項に記載の静電容量
検出型センサにおいて、感知子は、回動を促進する回動
促進手段を介して感知子基板に形成されている静電容量
検出型センサであることを主要な特徴とする。
【0008】請求項17に記載の発明は、請求項16に
記載の静電容量検出型センサにおいて、回動促進手段
は、感知子基板に形成されている感知子の周辺の薄肉厚
部からなる静電容量検出型センサであることを主要な特
徴とする。請求項18に記載の発明は、請求項16又は
17に記載の静電容量検出型センサにおいて、回動促進
手段は、感知子基板に形成されている感知子の周辺の上
記感知子基板を貫通する貫通穴部からなる静電容量検出
型センサであることを主要な特徴とする。請求項19に
記載の発明は、請求項1、2、3、5、6、8、10、
11、12、13、14、15、16、17又は18に
記載の静電容量検出型センサにおいて、電極基板は、面
方位(100)のシリコンウエハを素材として形成されて
いる静電容量検出型センサであることを主要な特徴とす
る。請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の静
電容量検出型センサにおいて、電極基板に形成された検
知部は、シリコンの(111)面で形成されている静電容
量検出型センサであることを主要な特徴とする。請求項
21に記載の発明は、請求項1、2、3、5、6、8、
10、11、12、13、14、15、16、17又は
18に記載の静電容量検出型センサにおいて、電極基板
は、面方位(110)のシリコンウエハを素材として形成
されている静電容量検出型センサであることを主要な特
徴とする。
【0009】請求項22に記載の発明は、請求項21に
記載の静電容量検出型センサにおいて、電極基板に形成
された検知部は、シリコンの(111)面で形成されてい
る静電容量検出型センサであることを主要な特徴とす
る。請求項23に記載の発明は、請求項1乃至22の何
れか一項に記載の静電容量検出型センサにおいて、静電
容量形成部を形成する感知子電極と基板電極は、少なく
とも一方が複数個からなる静電容量検出型センサである
ことを主要な特徴とする。請求項24に記載の発明は、
請求項1乃至23の何れか一項に記載の静電容量検出型
センサにおいて、単数個の感知子電極と、複数個の基板
電極とからなる静電容量検出型センサであることを主要
な特徴とする。請求項25に記載の発明は、請求項1乃
至23の何れか一項に記載の静電容量検出型センサにお
いて、複数個の感知子電極と、単数個の基板電極とから
なる静電容量検出型センサであることを主要な特徴とす
る。請求項26に記載の発明は、請求項1乃至25の何
れか一項に記載の静電容量検出型センサにおいて、複数
個の静電容量形成部とから静電容量検出型センサである
ことを主要な特徴とする。
【0010】請求項27に記載の発明は、請求項1乃至
22の何れか一項又は請求項24に記載の静電容量検出
型センサにおいて、2個の静電容量形成部が非対向する
位置に形成された静電容量検出型センサであることを主
要な特徴とする。請求項28に記載の発明は、請求項1
乃至22の何れか一項又は請求項24に記載の静電容量
検出型センサにおいて、3個の静電容量形成部が非対向
する位置に形成された静電容量検出型センサであること
を主要な特徴とする。請求項29に記載の発明は、請求
項1乃至22の何れか一項又は請求項24に記載の静電
容量検出型センサにおいて、4個の静電容量形成部が2
組が対向する位置に形成され、組同士は非対向する位置
に形成された静電容量検出型センサであることを主要な
特徴とする。請求項30に記載の発明は、請求項1乃至
22の何れか一項又は請求項24に記載の静電容量検出
型センサにおいて、5個の静電容量形成部が非対向する
位置に形成された静電容量検出型センサであることを主
要な特徴とする。請求項31に記載の発明は、請求項1
乃至22の何れか一項又は請求項24に記載の静電容量
検出型センサにおいて、複数個の静電容量形成部がお互
いに直行する位置に形成された静電容量検出型センサで
あることを主要な特徴とする。請求項32に記載の発明
は、請求項1乃至31の何れか一項に記載の静電容量検
出型センサにおいて、静電容量形成部は、誘電体液体で
充填されている静電容量検出型センサであることを主要
な特徴とする。請求項33に記載の発明は、請求項1乃
至31の何れか一項に記載の静電容量検出型センサにお
いて、静電容量形成部は、真空である静電容量検出型セ
ンサであることを主要な特徴とする。
【0011】
【作用】上記のように構成された静電容量検出型センサ
は、請求項1においては、被感知体側に形成された感知
子基板に回動可能に形成された感知子の凸形状部に形成
された感知子電極と感知子基板に一体的に形成された電
極基板上に形成された凹形状の検知部に形成された基板
電極との組み合わせで静電容量形成部を形成するように
して、任意方向を高出力で高精度に計測することが容易
で汎用性も有り小型で低コストの静電容量検出型センサ
を提供することができるようにする。請求項2において
は、被感知体側にガラスで形成された感知子基板に回動
可能に形成された感知子の凸形状部に形成された感知子
電極と感知子基板に一体的に形成された電極基板上に形
成された凹形状の検知部に形成された基板電極との組み
合わせで静電容量形成部を形成するようにして、感知子
基板が透明になり感知子の様子が外部から観察できてメ
ンテナンスにも優れ、任意方向を高出力で高精度に計測
することが容易で汎用性も有り小型で低コストの静電容
量検出型センサを提供することができるようにする。請
求項3においては、被感知体側にシリコン素材で形成さ
れた感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形状
部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的に形成
された電極基板上に形成された凹形状の検知部に形成さ
れた基板電極との組み合わせで静電容量形成部を形成す
るようにして、LSI製造技術が利用でき、任意方向を
高出力で更に高精度に計測することが容易で汎用性も有
り更に小型で更に低コストの静電容量検出型センサを提
供することができるようにする。
【0012】請求項4においては、被感知体側に形成さ
れた感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形状
部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的にガラ
スで形成された電極基板上に形成された凹形状の検知部
に形成された基板電極との組み合わせで静電容量形成部
を形成するようにして、電極基板が透明になり感知子の
様子が外部から観察できてメンテナンスにも優れ、任意
方向を高出力で高精度に計測することが容易で汎用性も
有り小型で低コストの静電容量検出型センサを提供する
ことができるようにする。請求項5においては、被感知
体側に形成された感知子基板に回動可能に形成された感
知子の凸形状部に形成された感知子電極と感知子基板に
一体的にシリコン素材で形成された電極基板上に形成さ
れた凹形状の検知部に形成された基板電極との組み合わ
せで静電容量形成部を形成するようにして、LSI製造
技術が利用でき、任意方向を高出力で更に高精度に計測
することが容易で汎用性も有り更に小型で更に低コスト
の静電容量検出型センサを提供することができるように
する。請求項6においては、被感知体側に形成された感
知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形状部に形
成された感知子電極と感知子基板に一体的に誘電体材料
で形成された電極基板上に形成された凹形状の検知部に
形成された基板電極との組み合わせで静電容量形成部を
形成するようにして、温度変化による出力変動が少なく
なり、任意方向を高出力で更に高精度に計測することが
容易で汎用性も有り小型で低コストの静電容量検出型セ
ンサを提供することができるようにする。
【0013】請求項7においては、被感知体側に形成さ
れた感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形状
部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的に誘電
体材料で形成された電極基板上に形成された凹形状の検
知部に形成された基板電極との組み合わせで静電容量形
成部を形成するようにして、温度変化による出力変動が
少なくなり、任意方向を高出力で更に高精度に計測する
ことが容易で汎用性も有り小型で低コストの静電容量検
出型センサを提供することができるようにする。請求項
8においては、被感知体側に形成された感知子基板に回
動可能に形成された感知子の凸形状部に形成された感知
子電極と感知子基板に一体的に形成された電極基板上に
形成された凹形状の検知部に形成された基板電極との組
み合わせで静電容量形成部を形成すると共に感知子基板
と電極基板は熱膨張係数が同等又は近似の材料から形成
されるようにして、温度変化による出力変動が少なくな
り、任意方向を高出力で更に高精度に計測することが容
易で汎用性も有り小型で低コストの静電容量検出型セン
サを提供することができるようにする。請求項9におい
ては、被感知体側に形成された感知子基板に回動可能に
形成された感知子の凸形状部に形成された感知子電極と
感知子基板に一体的に形成された電極基板上に形成され
た凹形状の検知部に形成された基板電極との組み合わせ
で静電容量形成部を形成すると共にシリコン素材で形成
された感知子基板と誘電体材料で形成された電極基板は
熱膨張係数が同等又は近似の材料から形成されるように
して、温度変化による出力変動が少なくなり、任意方向
を高出力で更に高精度に計測することが容易で汎用性も
有り小型で低コストの静電容量検出型センサを提供する
ことができるようにする。請求項10においては、被感
知体側に形成された感知子基板に回動可能に形成された
感知子の凸形状部に形成された感知子電極と感知子基板
に一体的に形成された電極基板上に形成された凹形状の
検知部に形成された基板電極との組み合わせで静電容量
形成部を形成すると共に誘電体材料で形成された感知子
基板とシリコン素材で形成された電極基板は熱膨張係数
が同等又は近似の材料から形成されるようにして、温度
変化による出力変動が少なくなり、任意方向を高出力で
更に高精度に計測することが容易で汎用性も有り小型で
低コストの静電容量検出型センサを提供することができ
るようにする。
【0014】請求項11においては、被感知体側に面方
位(100)のシリコンウエハを素材として形成された感
知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形状部に形
成された感知子電極と感知子基板に一体的に形成された
電極基板上に形成された凹形状の検知部に形成された基
板電極との組み合わせで静電容量形成部を形成するよう
にして、感知子の形成に異方性エッチングが利用するこ
とにより、任意方向を高出力で更に高精度に計測するこ
とが容易で汎用性も有り小型で更に低コストの静電容量
検出型センサを提供することができるようにする。請求
項12においては、被感知体側に面方位(100)のシリ
コンウエハを素材として形成された感知子基板に回動可
能にシリコンの(111)面で形成された感知子の凸形状
部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的に形成
された電極基板上に形成された凹形状の検知部に形成さ
れた基板電極との組み合わせで静電容量形成部を形成す
るようにして、感知子の形成に異方性エッチングが利用
することにより、任意方向を高出力で更に高精度に計測
することが容易で汎用性も有り小型で更に低コストの静
電容量検出型センサを提供することができるようにす
る。
【0015】請求項13においては、被感知体側に面方
位(110)のシリコンウエハを素材として形成された感
知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形状部に形
成された感知子電極と感知子基板に一体的に形成された
電極基板上に形成された凹形状の検知部に形成された基
板電極との組み合わせで静電容量形成部を形成するよう
にして、異方性エッチングが利用でき、任意方向を高出
力で高精度に計測することが容易で汎用性も有り小型で
更に低コストの静電容量検出型センサを提供することが
できるようにする。請求項14においては、被感知体側
に面方位(110)のシリコンウエハを素材として形成さ
れた感知子基板に回動可能にシリコンの(111)面で形
成された感知子の凸形状部に形成された感知子電極と感
知子基板に一体的に形成された電極基板上に形成された
凹形状の検知部に形成された基板電極との組み合わせで
静電容量形成部を形成するようにして、異方性エッチン
グが利用でき、任意方向を高出力で更に高精度に計測す
ることが容易で汎用性も有り小型で更に低コストの静電
容量検出型センサを提供することができるようにする。
請求項15においては、被感知体側に形成された感知子
基板に回動可能に形成された感知子の凸形状部に形成さ
れた感知子電極と感知子基板に一体的に形成された電極
基板上に形成された凹形状の検知部に形成された基板電
極との組み合わせで静電容量形成部を形成すると共に感
知子は被感知側に形成された突起部とからなるようにし
て、凸形状部とバランスしてより小さい力で動き感度を
向上させ、任意方向を高出力で更に高精度に計測するこ
とが容易で汎用性も有り小型で低コストの静電容量検出
型センサを提供することができるようにする。
【0016】請求項16においては、被感知体側に形成
された感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形
状部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的に形
成された電極基板上に形成された凹形状の検知部に形成
された基板電極との組み合わせで静電容量形成部を形成
すると共に感知子は回動を促進する回動促進手段を介し
て感知子基板に形成されるようにして、感知子がを移動
しやすくなり感度が向上して、任意方向を高出力で更に
高精度に計測することが容易で汎用性も有り小型で低コ
ストの静電容量検出型センサを提供することができるよ
うにする。請求項17においては、被感知体側に形成さ
れた感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形状
部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的に形成
された電極基板上に形成された凹形状の検知部に形成さ
れた基板電極との組み合わせで静電容量形成部を形成す
ると共に感知子は回動を促進する回動促進手段の感知子
基板に形成されている感知子の周辺の薄肉厚部を介して
感知子基板に形成されるようにして、簡単な構造で感知
子がを移動しやすくなり感度が向上して、任意方向を高
出力で更に高精度に計測することが容易で汎用性も有り
小型で低コストの静電容量検出型センサを提供すること
ができるようにする。請求項18においては、被感知体
側に形成された感知子基板に回動可能に形成された感知
子の凸形状部に形成された感知子電極と感知子基板に一
体的に形成された電極基板上に形成された凹形状の検知
部に形成された基板電極との組み合わせで静電容量形成
部を形成すると共に感知子は回動を促進する回動促進手
段の感知子基板に形成されている感知子の周辺の感知子
基板を貫通する貫通穴部を介して感知子基板に形成され
るようにして、簡単な構造で感知子がを移動しやすくな
り感度が向上して、任意方向を高出力で更に高精度に計
測することが容易で汎用性も有り小型で低コストの静電
容量検出型センサを提供することができるようにする。
【0017】請求項19においては、被感知体側に形成
された感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形
状部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的に面
方位(100)のシリコンウエハを素材として形成された
電極基板上に形成された凹形状の検知部に形成された基
板電極との組み合わせで静電容量形成部を形成するよう
にして、異方性エッチングにより形成され、任意方向を
高出力で高精度に計測することが容易で汎用性も有り小
型で更に低コストの静電容量検出型センサを提供するこ
とができるようにする。請求項20においては、被感知
体側に形成された感知子基板に回動可能に形成された感
知子の凸形状部に形成された感知子電極と感知子基板に
一体的に面方位(100)のシリコンウエハを素材として
形成された電極基板上に形成された凹形状のシリコンの
(111)面で形成されている検知部に形成された基板電
極との組み合わせで静電容量形成部を形成するようにし
て、検知部は寸法精度が高くなり、異方性エッチングに
より形成され、基板電極の交差角度がシリコンの結晶面
で定まり、任意方向を高出力で更に高精度に計測するこ
とが容易で汎用性も有り小型で更に低コストの静電容量
検出型センサを提供することができるようにする。請求
項21においては、被感知体側に形成された感知子基板
に回動可能に形成された感知子の凸形状部に形成された
感知子電極と感知子基板に面方位(110)のシリコンウ
エハを素材として一体的に形成された電極基板上に形成
された凹形状の検知部に形成された基板電極との組み合
わせで静電容量形成部を形成するようにして、検知部の
形成に異方性エッチングが利用できて、任意方向を高出
力で高精度に計測することが容易で汎用性も有り小型で
更に低コストの静電容量検出型センサを提供することが
できるようにする。
【0018】請求項22においては、被感知体側に形成
された感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形
状部に形成された感知子電極と感知子基板に面方位(11
0)のシリコンウエハを素材として一体的に形成された
電極基板上に形成された凹形状のシリコンの(111)面
で形成されている検知部に形成された基板電極との組み
合わせで静電容量形成部を形成するようにして、検知部
の形成に異方性エッチングが利用できて、任意方向を高
出力で高精度に計測することが容易で汎用性も有り小型
で更に低コストの静電容量検出型センサを提供すること
ができるようにする。請求項23においては、被感知体
側に形成された感知子基板に回動可能に形成された感知
子の凸形状部に形成された感知子電極と感知子基板に一
体的に形成された電極基板上に形成された凹形状の検知
部に形成された基板電極との組み合わせで静電容量形成
部を形成すると共に静電容量形成部を形成する感知子電
極と基板電極は少なくとも一方が複数個からなるように
して、感知子が回転移動をした場合にその方向を検出す
ることができるようになり、任意方向を高出力で高精度
に計測することが容易で汎用性も有り小型で低コストの
静電容量検出型センサを提供することができるようにす
る。請求項24においては、被感知体側に形成された感
知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形状部に形
成された単数個の感知子電極と感知子基板に一体的に形
成された電極基板上に形成された凹形状の検知部に形成
された複数個の基板電極との組み合わせで静電容量形成
部を形成するようにして、感知子電極を個別に形成する
プロセスが省けるので、任意方向を高出力で高精度に計
測することが容易で汎用性も有り小型で更に低コストの
静電容量検出型センサを提供することができるようにす
る。
【0019】請求項25においては、被感知体側に形成
された感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形
状部に形成された複数個の感知子電極と感知子基板に一
体的に形成された電極基板上に形成された凹形状の検知
部に形成された単数個の基板電極との組み合わせで静電
容量形成部を形成するようにして、基板電極を個別に形
成するプロセスが省けるので、任意方向を高出力で高精
度に計測することが容易で汎用性も有り小型で更に低コ
ストの静電容量検出型センサを提供することができるよ
うにする。請求項26においては、被感知体側に形成さ
れた感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形状
部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的に形成
された電極基板上に形成された凹形状の検知部に形成さ
れた基板電極との組み合わせで複数個の静電容量形成部
を形成するようにして、任意方向の移動方向と移動量を
高出力で高精度に計測することが容易で汎用性も有り小
型で低コストの静電容量検出型センサを提供することが
できるようにする。請求項27においては、被感知体側
に形成された感知子基板に回動可能に形成された感知子
の凸形状部に形成された感知子電極と感知子基板に一体
的に形成された電極基板上に形成された凹形状の検知部
に形成された基板電極との組み合わせで2個の静電容量
形成部を非対向する位置に形成するようにして、感知子
の移動を2方向の移動量として検知できて、任意方向を
高出力で高精度に計測することが容易で汎用性も有り小
型で低コストの静電容量検出型センサを提供することが
できるようにする。
【0020】請求項28においては、被感知体側に形成
された感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形
状部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的に形
成された電極基板上に形成された凹形状の検知部に形成
された基板電極との組み合わせで3個の静電容量形成部
を非対向する位置に形成するようにして、感知子の移動
を3方向の移動量として検知できて、任意方向を高出力
で高精度に計測することが容易で汎用性も有り小型で低
コストの静電容量検出型センサを提供することができる
ようにする。請求項29においては、被感知体側に形成
された感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形
状部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的に形
成された電極基板上に形成された凹形状の検知部に形成
された基板電極との組み合わせで静電容量形成部を形成
すると共に4個の静電容量形成部が2組が対向する位置
に形成され組同士は非対向する位置に形成されるように
して、感知子の移動を2方向移動量として検知すると
き、任意方向を更に高出力で高精度に計測することが容
易で汎用性も有り小型で低コストの静電容量検出型セン
サを提供することができるようにする。請求項30にお
いては、被感知体側に形成された感知子基板に回動可能
に形成された感知子の凸形状部に形成された感知子電極
と感知子基板に一体的に形成された電極基板上に形成さ
れた凹形状の検知部に形成された基板電極との組み合わ
せで5個の静電容量形成部を非対向する位置に形成する
ようにして、感知子の移動を5方向の移動量として検知
できて、任意方向を高出力で更に高精度に計測すること
が容易で汎用性も有り小型で低コストの静電容量検出型
センサを提供することができるようにする。
【0021】請求項31においては、被感知体側に形成
された感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形
状部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的に形
成された電極基板上に形成された凹形状の検知部に形成
された基板電極との組み合わせで複数個の静電容量形成
部をお互いに直行する位置に形成するようにして、感知
子の移動を方向別の移動量として検知するとき互いに独
立の移動量として検知でき、任意方向を高出力で更に高
精度に計測することが容易で汎用性も有り小型で低コス
トの静電容量検出型センサを提供することができるよう
にする。請求項32においては、被感知体側に形成され
た感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形状部
に形成された感知子電極と感知子基板に一体的に形成さ
れた電極基板上に形成された凹形状の検知部に形成され
た基板電極との組み合わせで誘電体液体で充填されてい
る静電容量形成部を形成するようにして、静電容量形成
分の誘電率が上がり出力が向上して、任意方向を更に高
出力で高精度に計測することが容易で汎用性も有り小型
で低コストの静電容量検出型センサを提供することがで
きるようにする。請求項33においては、被感知体側に
形成された感知子基板に回動可能に形成された感知子の
凸形状部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的
に形成された電極基板上に形成された凹形状の検知部に
形成された基板電極との組み合わせで真空の静電容量形
成部を形成するようにして、電極間距離が狭まる時に中
にある気体の圧縮による抗力が発生しなくなるので周波
数特性が向上して、任意方向を更に高出力で更に高精度
に計測することが容易で汎用性も有り小型で低コストの
静電容量検出型センサを提供することができるようにす
る。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1と図2において 、静
電容量を検出して計測する静電容量検出型センサ0は、
被感知体(A)が設置される被感知体側にガラス、シリ
コン素材、又は、その他の誘電体材料等で形成された感
知子基板1と、感知子基板1に回動可能に凸形状部2a
と対称的に被感知体(A)が設置される被感知体側に形
成され外部より力を受け凸形状部2aとバランスしてよ
り小さい力で動き感度を向上させる突起部2bとからな
る感知子2と、感知子2の凸形状部2aに形成された感
知子電極3と、感知子基板1と一体的にガラス、シリコ
ン素材、又は、その他の誘電体材料等で形成された電極
基板4と、電極基板4上に形成された凹形状の検知部5
と、検知部5に形成された基板電極6と、感知子電極3
と基板電極6の組み合わせで形成する静電容量形成部7
とからなり、任意方向を高出力で高精度に計測すること
が容易で汎用性も有り小型で低コストである。感知子基
板1は凸形状部2aの平面にそれぞれ感知子電極3の感
知子電極3a、感知子電極3b、感知子電極3c、感知
子電極3d、感知子電極3eが形成され、電極基板4は
凹形状に形成された検知部5に基板電極6の基板電極6
a、基板電極6b、基板電極6c、基板電極6d、基板
電極6eが形成され、図2に図示するように感知子基板
1を図示の矢印B方向に反転して、接合部9にて電極基
板4に一体的に形成されている。
【0023】電極基板4に形成された凹形状の検知部5
に、感知子基板1に形成された凸形状の感知子2の凸形
状部2aが入り込むように一体化される。その結果、検
知部5に静電容量形成部7の静電容量形成部7a、静電
容量形成部7b、静電容量形成部7c、静電容量形成部
7d、静電容量形成部7eが形成されている。感知子電
極3の感知子電極3a、感知子電極3b、感知子電極3
c、感知子電極3d、感知子電極3eは、感知子電極部
3a1、感知子電極部3b2、感知子電極部3c1、感知
子電極部3d1、感知子電極部3e1によって、外部に取
り出すようになっている。感知子基板1は、ガラス、セ
ラミック、シリコンウエハの半導体材料等の種々な材料
を使用できる。感知子基板1にガラスを用いると、感知
子基板1が透明になり 、感知子2の様子が外部から観
察できて、メンテナンス性にも優れている。感知子基板
1にシリコンウエハ用いると、LSI製造技術が利用で
き、例えば、感知子基板1を面方位(110)のシリコン
ウエハを素材として形成すれば、異方性エッチングが利
用できるから、静電容量検出型センサ0を小型で高精
度、低コストで形成できる。
【0024】感知子2の形成方法は、感知子基板1の種
類により種々選択可能である。感知子基板1がガラスの
場合には、ドライエッチングの手法により凸形状部2a
と突起部2bからなる感知子2を形成できる。また、感
知子基板1がシリコンウエハを用いた場合には、ドライ
エッチングの手法の他に、KOH等のエッチング液を用
いた湿式の異方性エッチングの手法を用い、凸形状部2
aと突起部2bからなる感知子2を形成できる。この手
法によれば、感知子2は、シリコンの(111)面で形成
されるので、寸法精度が高くなる。感知子2の回動促進
手段2cは、感知子2の周辺部の感知子基板1の周辺部
に形成された薄肉厚部2c1、又は、感知子2の周辺部
の感知子基板1に貫通穴を形成した貫通穴2c2によ
り、簡単な構造で感知子2を移動しやすくして、感度を
向上するようになっている。感知子電極3としては金属
材料が一般的に用いられる。感知子基板1上に凸形状部
2aを形成した後に、スパッタ法、真空蒸着法等によ
り、金属薄膜を形成し、フォトリソグラフィ、及び、エ
ッチング手法により所望の形状に形成する。
【0025】感知子電極3として用いられる金属材料と
しては、Al、Al合金が多く用いられるが、Cr、T
iN、W、W合金等も用いることができる。金属薄膜の
他には不純物をドーピングして抵抗率を下げた多結晶シ
リコン薄膜も用いることができる。また、感知子基板1
がシリコンウエハの場合には、感知子基板1の電導型と
反対の電導型を示す不純物をドーピングすることにより
感知子電極3を形成することも可能である。電極基板4
は、ガラス、セラミック、シリコンウエハの半導体材料
等の種々の材料を使用できる。ガラスを用いると、電極
基板4が透明になり、感知子2の様子が外部から観察で
きて、メンテナンス性にも優れている。電極基板4は、
シリコンウエハを用いると、LSI製造技術が利用で
き、静電容量検出型センサ0を小さく精度良く形成でき
る。検出部5の形成方法は、電極基板4の種類により種
々選択可能である。電極基板4がガラスの場合、ドライ
エッチングの手法により凹形状の検知部5を形成でき
る。また、シリコンウエハを用いた場合にはドライエッ
チングの手法の他に、KOH等のエッチング液を用いた
湿式の異方性エッチングの手法を用い、凹形状の検知部
5を形成できる。
【0026】この手法によれば、検知部5は、シリコン
の(111)面で形成されるので、寸法精度が高くなり、
静電容量検出型センサ0は高精度に計測することが可能
になる。基板電極6としては金属材料が一般的に用いら
れる。電極基板4上に凹形状の検知部5を形成した後
に、スパッタ法、真空蒸着法等により、金属薄膜を形成
し、フォトリソグラフィ、及び、エッチング手法により
所望の形状に形成する。基板電極6の金属材料として
は、Al、Al合金が多く用いられるが、Cr、Ti
N、W、W合金等も用いることができる。基板電極6
は、金属薄膜の他には不純物をドーピングして抵抗率を
下げた多結晶シリコン薄膜も用いることができる。ま
た、電極基板4がシリコンウエハの場合には、基板電極
6の電導型と反対の電導型を示す不純物をドーピングす
ることにより、基板電極6を形成することも可能であ
る。
【0027】感知子基板1と電極基板4を接合部9で接
合して容量形成部7を形成する。静電容量形成部7の静
電容量形成部7a、静電容量形成部7b、静電容量形成
部7c、静電容量形成部7d、静電容量形成部7eは、
対向して配置された感知子電極3の感知子電極3a、感
知子電極3b、感知子電極3c、感知子電極3d、感知
子電極3eと基板電極6の基板電極6a、基板電極6
b、基板電極6c、基板電極6d、基板電極6eの組み
合わせから形成される。静電容量検出型センサ0は、感
知子2の突起部2bが外部の被感知体(A)の影響を受
け変動すると、静電容量形成部7の静電容量形成部7
a、静電容量形成部7b、静電容量形成部7c、静電容
量形成部7d、静電容量形成部7eの当該静電容量の変
化を信号として検出するようになっている。検知部5に
おける対向した2つの感知子電極3の感知子電極3a、
感知子電極3b、感知子電極3c、感知子電極3d、感
知子電極3eと基板電極6の基板電極6a、基板電極6
b、基板電極6c、基板電極6d、基板電極6eの電極
面積と電極間距離が出力に影響する。対向した2つの感
知子電極3の感知子電極3a、感知子電極3b、感知子
電極3c、感知子電極3d、感知子電極3eと基板電極
6の基板電極6a、基板電極6b、基板電極6c、基板
電極6d、基板電極6eの電極面積が大きければ大きい
程その出力は大きくなり、対向した2つの感知子電極3
の感知子電極3a、感知子電極3b、感知子電極3c、
感知子電極3d、感知子電極3eと基板電極6の基板電
極6a、基板電極6b、基板電極6c、基板電極6d、
基板電極6eの電極間距離が小さければ小さい程その出
力は大きくなる。
【0028】感知子基板1と電極基板4は、同一の材料
で形成するか、熱膨張係数の差が小さい材料同士、シリ
コン素材で形成された感知子基板1とその他の誘電体材
料で形成された電極基板4、又は、その他の誘電体材料
で形成された感知子基板1とシリコン素材で形成された
電極基板4等で形成するのが望ましい。熱膨張係数の差
が大きい場合、温度変化により静電容量形成部7の静電
容量形成部7a、静電容量形成部7b、静電容量形成部
7c、静電容量形成部7d、静電容量形成部7eにおけ
る電極間距離が変動し、静電容量が変化するので出力変
動の原因となる。感知子基板1と電極基板4とを異なる
材料で形成する場合、出力変動に影響しない近似の材料
の熱膨張係数の差は、10%以下、望ましくは5%以下
にすることにより、温度変化による出力変動が少なくな
り高精度に計測することができる。感知子基板1と電極
基板4との接合部9の接合方法は種々の方法を用いるこ
とができる。例えば、無機材料、有機材料の接着材を用
いることができる。接着剤を用いる場合、その熱膨張係
数が感知子基板1と電極基板4の熱膨張係数に近いこと
が望ましい。熱膨張係数が大きく違う場合、温度変化に
より、接合部分が剥離することがあり、信頼性に好まし
くない。好ましい熱膨張係数の差は20%以内、更には
10%以内であることが好適である。
【0029】感知子基板1と電極基板4にシリコンウエ
ハを用いる場合にはその接合方法として共晶接合、水ガ
ラス接合、直接接合などの接合方法を用いることができ
る。また、感知子基板1と電極基板4とをパイレックス
(登録商標)ガラスとシリコンウエハとの組み合わせで
形成する場合には陽極接合の手法を用いることができ
る。図示しないが、感知子電極3、又は、基板電極6の
一方を単数個にすることにより、感知子電極3、又は、
基板電極6を個別に形成するプロセスが省くことにより
低コストになる。静電容量形成部7の静電容量形成部7
a、静電容量形成部7b、静電容量形成部7c、静電容
量形成部7d、静電容量形成部7eを真空にすること
で、感知子2の移動により静電容量形成部7の静電容量
形成部7a、静電容量形成部7b、静電容量形成部7
c、静電容量形成部7d、静電容量形成部7eの電極間
距離が狭まる時に中にある気体の圧縮により抗力が発生
しなくなるので周波数特性が向上して精度が向上するよ
うになっている。また、静電容量形成部7の静電容量形
成部7a、静電容量形成部7b、静電容量形成部7c、
静電容量形成部7d、静電容量形成部7eに誘電体液体
8を充填させて、静電容量形成分の誘電率が上がり、出
力が向上するようになっている。更に、容量形成部7を
構成する感知子電極3、及び、又は、基板電極6を複数
の電極を有する構造にすることで、感知子2が回転移動
をした場合に、その方向を検出することができる。感知
子2が回転モーメントを受けて回転移動した場合、感知
子電極3と基板電極6の間隔は、回転の前方では広く、
後方では狭くなる。静電容量形成部7を構成する対向し
た電極が1組だった場合には、感知子2の回転移動量が
同じ場合に、方向を検出することができない。そこで、
静電容量形成部7を構成する対向した電極を複数の電極
から構成することで、回転移動方向の前方か後方かを静
電容量から判断することができるので、感知子2の回転
移動方向、すなわち、感知子2に作用する回転モーメン
トを検出することができる。感知子2に作用する回転モ
ーメントは、例えば、角速度を与えた場合の角速度セン
サや、モーメント力そのものを加えた場合のトルクセン
サ等がある。
【0030】図3と図4において、静電容量を検出して
計測する静電容量検出型センサ10は、被感知体(A)
が設置される被感知体側にシリコン素材で形成された感
知子基板11と、感知子基板11に回動可能に凸形状部
12aと対象的に被感知体(A)が設置される被感知体
側に形成され外部より力を受け凸形状部12aとバラン
スしてより小さい力で動き感度を向上させる突起部12
bとからなる感知子12と、感知子12の凸形状部12
aに形成された感知子電極13と、感知子基板11とシ
リコン素材で形成された電極基板14と、電極基板14
上に形成された凹形状の検知部15と、検知部15に形
成された基板電極16と、感知子電極13と基板電極1
6の組み合わせで形成する静電容量形成部17とからな
り、任意方向を高出力で高精度に計測することが容易で
汎用性も有り小型で低コストである。感知子基板11は
感知子12の凸形状部12aの平面にそれぞれ上k感知
子電極13が形成され、電極基板14は凹形状に形成さ
れた検知部15に基板電極16が形成され、図4に図示
するように感知子基板11を図示の矢印C方向に反転し
て、接合部19にて電極基板14に一体的に形成されて
いる。電極基板14に形成された凹形状の検知部15
に、感知子基板11に形成された凸形状の感知子12の
凸形状部12aが入り込むように一体化される。その結
果、検知部15に静電容量形成部17が形成される。感
知子電極13は、感知子電極部13aによって、外部に
取り出すようになっている。感知子12の回動促進手段
12cは、感知子12の周辺部の感知子基板11の周辺
部に形成された薄肉厚部12c1、又は、感知子12の
周辺部の感知子基板11に貫通穴を形成した貫通穴12
2により、簡単な構造で感知子12を移動しやすくし
て、感度を向上するようになっている。
【0031】以下、感知子電極13、及び、電極基板1
4の形成法について説明する。 (1)感知子基板13は、面方位(100)のシリコンウ
エハを熱酸化し、表面に酸化膜を厚さ0.5ミクロンに
形成する。 (2)フォトマスク、感光性レジスト材料を用いたフォ
トリソグラフィの手法により表面の熱酸化膜を所定の寸
法に形成しエッチングマスクとする。この時に、エッチ
ングマスクの2辺はそれぞれシリコンウエハ上でシリコ
ンの結晶方向(100)方向に沿うように形成する。ま
た、上記エッチングマスクの各コーナーには異方性エッ
チングにおける形状制御のための補償パターンを形成し
ておく。 (3)上記エッチングマスクを形成したシリコンウエハ
を濃度50wt%、温度80℃の水酸化カリウム溶液でエ
ッチングする。水酸化カリウム溶液でエッチングすると
シリコンのエッチング速度は面方位により異なり(11
1)面のエッチング速度がもっとも遅い。そのためエッ
チングが進行するとシリコンの(111)面で囲まれた凸
形状部12aがシリコンウエハ上に生成されて、感知子
12が形成される。 (4)上記手法で形成した感知子12の表面にB(ボロ
ン)濃度の高い拡散材料を塗布し熱処理することによ
り、感知子12表面の抵抗値を低下させ、感知子電極1
3を形成した。更に、熱酸化により表面に熱酸化膜を形
成し、電極保護膜として感知子電極13が形成される。
【0032】(5)電極基板14は、面方位(100)の
シリコンウエハを熱酸化し、表面に酸化膜を厚さ0.5
ミクロンに形成する。 (6)フォトマスク、感光性レジスト材料を用いたフォ
トリソグラフィの手法により表面の熱酸化膜を所定の寸
法に形成しエッチングマスクとする。この時に、エッチ
ングマスクの2辺はそれぞれシリコンウエハ上でシリコ
ンの結晶方位(100)方向に沿うように形成する。 (7)上記エッチングマスクを形成したシリコンウエハ
を濃度50wt%、温度80℃の水酸化カリウム溶液でエ
ッチングする。水酸化カリウム溶液でエッチングすると
シリコンのエッチング速度は面方位により異なり(11
1)面のエッチング速度が最も遅い。そのために、エッ
チングが進行するとシリコンの(111)面で囲まれた凹
形状がシリコンウエハ上に生成されて検知部15が形成
される。 (8)上記手法で形成した検知部15の表面にB(ボロ
ン)濃度の高い拡散材料を塗布し熱処理することによ
り、電極基板14表面の抵抗値を低下させ、基板電極1
6とした。さらに熱酸化により表面に熱酸化膜を形成
し、電極保護膜として電極基板14を形成した。
【0033】感知子電極13と電極基板14とを互いに
形成した凸部と凹部を位置合わせして、酸化膜を介した
直接接合法により接合部19で接合して静電容量検出型
センサ10が完成する。静電容量検出型センサ10は、
感知子12の凸形状部12aの全領域に感知子電極13
が形成され、また凹形状の検知部15の全領域に基板電
極16が形成されているので、静電容量形成部17の面
積が大きくなり出力が大きくなっている。更に、感知子
基板11と電極基板14は、面方位(100)のシリコン
ウエハに形成され異方性エッチングにより低コストで、
シリコンの(111)面で囲まれた凹形状がシリコンウエ
ハ上に生成されて検知部15が形成されシリコンの(11
1)面で囲まれた凸形状部12aがシリコンウエハ上に
生成されて感知子12が形成されるから交差角度がシリ
コンの結晶面で定まり高精度になっている。静電容量形
成部17を真空にすることで、感知子12の移動により
静電容量形成部7の電極間距離が狭まる時に中にある気
体の圧縮により抗力が発生しなくなるので周波数特性が
向上する。また、静電容量形成部17に誘電体液体18
を充填させて、静電容量形成分の誘電率が上がり、出力
が向上するようになっている。
【0034】図5と図6において、静電容量を検出して
計測する静電容量検出型センサ20は、被感知体(A)
が設置される被感知体側にパイレックスガラスで形成さ
れた感知子基板21と、感知子基板21に回動可能に凸
形状部22aと対象的に被感知体(A)が設置される被
感知体側に形成され外部より力を受け凸形状部22aと
バランスしてより小さい力で動き感度を向上させる突起
部22bとからなる直方体形状の感知子22と、直方体
形状の感知子22の凸形状部22aに形成された感知子
電極23と、感知子基板21とシリコン素材で形成され
た電極基板24と、電極基板24上に形成された凹形状
の検知部25と、検知部25に形成された基板電極26
と、感知子電極23と基板電極26の組み合わせで形成
する静電容量形成部27とからなり、任意方向を高出力
で高精度に計測することが容易で汎用性も有り小型で低
コストである。感知子基板21は直方体形状の感知子2
2の凸形状部22aの平面にそれぞれ感知子電極23の
感知子電極23a、感知子電極23b、感知子電極23
cがそれぞれ互いに直交する様に形成されて、電極基板
24は凹形状の直方体形状に形成された検知部25に基
板電極26の基板電極26a、基板電極26b、基板電
極26cが互いに直交する様に形成され、図6に図示す
るように感知子基板21を図示の矢印D方向に反転し
て、接合部29にて電極基板24に一体的に形成されて
いる。
【0035】電極基板24に形成された凹形状の検知部
25に、感知子基板21に形成された凸形状の感知子2
2の凸形状部22aが入り込むように一体化され、基板
電極26の基板電極26a、基板電極26b、基板電極
26cが互いに直交する様に、感知子電極23の感知子
電極23a、感知子電極23b、感知子電極23cとそ
れぞれ相対する位置に形成されている。その結果、検知
部25に静電容量形成部27の静電容量形成部27a、
静電容量形成部27b、静電容量形成部27cが形成さ
れている。感知子電極23の感知子電極23a、感知子
電極23b、感知子電極23cは、感知子電極部23a
1、感知子電極部23b1、感知子電極部23c1によっ
て、外部に取り出すようになっている。直方体形状の感
知子22の回動促進手段22cは、直方体形状の感知子
22の周辺部の感知子基板21の周辺部に形成された薄
肉厚部22c1、又は、直方体形状の感知子22の周辺
部の感知子基板21に貫通穴を形成した貫通穴22c2
により、簡単な構造で直方体形状の感知子22を移動し
やすくして、感度を向上するようになっている。
【0036】静電容量検出型センサ20の感知子基板2
1はパイレックスガラスを、電極基板24は面方位(10
0)のシリコンウエハを用いて形成する方法を以下に説
明する。 (1)パイレックスガラスの表面にフォトマスク、感光
性レジスト材料を用いたフォトリソグラフィの手法によ
り所定の寸法にエッチングマスク形成する。 (2)上記エッチングマスクを形成したパイレックスガ
ラスをエッチングガスCF4、H2を用いたドライエッチ
ングの手法により垂直方向に異方性エッチングすると、
エッチングマスクが形成されていない部分はエッチング
され、感知子基板21上に凸型で直方体形状の感知子2
2が形成される。 (3)次に感知子基板21の全面にスパッタ法により、
Cr薄膜を厚さ0.2ミクロン形成する。Cr薄膜上に
フォトマスク、感光性レジスト材料を用いたフォトリソ
グラフィの手法により所定の感知子電極23の寸法にエ
ッチングマスク形成する。ドライエッチングの手法によ
りCrをエッチングし、レジストを除去し表面にプラズ
マCVD法で酸化膜を形成し電極保護膜として感知子電
極23の感知子電極23a、感知子電極23b、感知子
電極23cが形成される。 (4)面方位(100)のシリコンウエハの表面にフォト
マスク、感光性レジスト材料を用いたフォトリソグラフ
ィの手法により所定の寸法にエッチングマスクを形成し
た。 (5)上記エッチングマスクを形成したシリコンウエハ
をエッチングガスSF6、O2を用いたドライエッチング
の手法により垂直方向に異方性エッチングすると、エッ
チングマスクが形成されていない部分はエッチングさ
れ、電極基板24上に凹型で直方体形状の検知部25が
形成される。 (6)検知部25を形成したシリコンウエハの表面に熱
酸化の手法で酸化膜を0.5ミクロン形成し、その上に
スパッタ法でCr薄膜を厚さ0.2ミクロンCr薄膜上
にフォトマスク、感光性レジスト材料を用いたフォトリ
ソグラフィの手法により所定の感知子電極23の各寸法
にエッチングマスク形成する。ドライエッチングの手法
によりCrをエッチングし、レジストを除去し表面にプ
ラズマCVD法で酸化膜を形成し電極保護膜として基板
電極26の基板電極26a、基板電極26b、基板電極
26cが互いに直交する様に形成される。
【0037】感知子基板21と電極基板24とを互いに
形成した凸部と凹部を互いの電極が相対する様に位置合
わせして、酸化膜を介した陽極接合法により接合部29
で接合して静電容量検出型センサ20が完成する。した
がって、静電容量検出型センサ20は、感知子22の凸
形状部22aに形成された感知子電極23の感知子電極
23a、感知子電極23b、感知子電極23cと凹形状
の検知部25に形成された基板電極26の基板電極26
a、基板電極26b、基板電極26cの間で互いに直交
するように静電容量形成部27の3つの静電容量形成部
27a、静電容量形成部27b、静電容量形成部27c
が形成されているので、感知子22の任意方向の変位が
互いに直交して独立な3方向の変位に分解した出力を得
ることができる。静電容量形成部27を真空にすること
で、感知子22の移動により静電容量形成部27の電極
間距離が狭まる時に中にある気体の圧縮により抗力が発
生しなくなるので周波数特性が向上する。また、静電容
量形成部27に誘電体液体28を充填させて、静電容量
形成分の誘電率が上がり、出力が向上するようになって
いる。
【0038】図7と図8において、静電容量を検出して
計測する静電容量検出型センサ30は、被感知体(A)
が設置される被感知体側にシリコンウエハで形成された
感知子基板31と、感知子基板31に回動可能に凸形状
部32aと対象的に被感知体(A)が設置される被感知
体側に形成され外部より力を受け凸形状部32aとバラ
ンスしてより小さい力で動き感度を向上させる突起部3
2bとからなる感知子32と、感知子32の凸形状部3
2aに形成された感知子電極33と、感知子基板31と
シリコンウエハで形成された電極基板34と、電極基板
34上に形成された凹形状の検知部35と、検知部35
に形成された基板電極36と、感知子電極33と基板電
極36の組み合わせで形成する静電容量形成部37とか
らなり、任意方向を高出力で高精度に計測することが容
易で汎用性も有り小型で低コストである。感知子基板3
1は感知子32の凸形状部32aの平面にそれぞれ感知
子電極33の感知子電極33a、感知子電極33b、感
知子電極33c、感知子電極33d、感知子電極33e
が形成されて、電極基板34は凹形状に形成された検知
部35に基板電極36の基板電極36a、基板電極36
b、基板電極36c、基板電極36d、基板電極36e
が形成され、図8に図示するように感知子基板31を図
示の矢印E方向に反転して、接合部39にて電極基板3
4に一体的に形成されている。
【0039】電極基板34に形成された凹形状の検知部
35に、感知子基板31に形成された凸形状の感知子3
2の凸形状部32aが入り込むように一体化される。そ
の結果、検知部35に静電容量形成部37の静電容量形
成部37a、静電容量形成部37b、静電容量形成部3
7c、静電容量形成部37d、静電容量形成部37eが
形成されている。感知子電極33の感知子電極33a、
感知子電極33b、感知子電極33cは、感知子電極3
3d、感知子電極33eは、感知子電極部33a1、感
知子電極部33b1、感知子電極部33c1、感知子電極
部33d1、感知子電極部33e1によって、外部に取り
出すようになっている。感知子32の回動促進手段32
cは、感知子32の周辺部の感知子基板31の周辺部に
形成された薄肉厚部32c1、又は、感知子32の周辺
部の感知子基板31に貫通穴を形成した貫通穴32c2
により、簡単な構造で感知子32を移動しやすくして、
感度を向上するようになっている。
【0040】静電容量検出型センサ30の感知子基板3
1と電極基板34としては、それぞれ面方位(100)の
シリコンウエハを用いて形成する方法を以下に説明す
る。 (1)面方位(100)のシリコンウエハの上に熱CVD
の手法により表面にSi34膜を厚さ0.2ミクロンに
形成する。 (2)フォトマスク、感光性レジスト材料を用いたフォ
トリソグラフィの手法により、表面のSi34膜を所定
の寸法に形成しエッチングマスクとする。この時にエッ
チングマスクの2辺はそれぞれシリコンウエハ上でシリ
コンの結晶方位(100)方向に沿うように形成する。ま
た、エッチングマスクの各コーナーには異方性エッチン
グにおける形状制御のための補償パターンを形成してお
く。 (3)上記エッチングマスクを形成したシリコンウエハ
を濃度50wt%、温度80℃の水酸化カリウム溶液でエ
ッチングする。水酸化カリウム溶液でエッチングすると
シリコンのエッチング速度は面方位により異なり(11
1)面のエッチング速度がもっとも遅い。そのためエッ
チングが進行するとシリコンの(111)面で囲まれた上
記凸形状部32aがシリコンウエハ上に生成され感知子
32が形成される。 (4)上記手法で形成した感知子基板31からSi34
膜を除去し、感知子基板31を熱酸化することで表面に
酸化膜0.22ミクロン形成した。次に感知子基板31
全面にスパッタ法により、Cr薄膜を厚さ0.2ミクロ
ン形成する。Cr薄膜上にフォトマスク、感光性レジス
ト材料を用いたフォトリソグラフィの手法により所定の
感知子電極33の各寸法にエッチングマスク形成する。
ドライエッチングの手法によりCrをエッチングし、レ
ジストを除去し表面にプラズマCVD法で酸化膜を形成
し電極保護膜とした。
【0041】(5)他の面方位(100)のシリコンウエ
ハの上に熱CVDの手法により表面にSi3N4膜を厚
さ0.2ミクロンに形成する。 (6)フォトマスク、感光性レジスト材料を用いたフォ
トリソグラフィの手法により表面のSi34膜を所定の
寸法に形成しエッチングマスクとする。この時にエッチ
ングマスクの2辺はそれぞれシリコンウエハ上でシリコ
ンの結晶方位(100)方向に沿うように形成する。 (7)上記エッチングマスクを形成したシリコンウエハ
を濃度50wt%、温度80℃の水酸化カリウム溶液でエ
ッチングする。水酸化カリウム溶液でエッチングすると
シリコンのエッチング速度は面方位により異なり(11
1)面のエッチング速度がもっとも遅い。そのためエッ
チングが進行するとシリコンの(111)面で囲まれた凹
形状がシリコンウエハ上に生成されて検知部35が形成
される。 (8)上記手法で形成した電極基板34からSi34
を除去し、電極基板34を熱酸化することで表面に酸化
膜0.2ミクロン形成した。次に電極基板34全面にス
パッタ法により、Cr薄膜を厚さ0.2ミクロン形成す
る。Cr薄膜上にフォトマスク、感光性レジスト材料を
用いたフォトリソグラフィの手法により所定の基板電極
36の各寸法にエッチングマスク形成する。
【0042】ドライエッチングの手法によりCrをエッ
チングし、レジストを除去し表面にプラズマCVD法で
酸化膜を形成し電極保護膜として基板電極36を形成し
た。感知子基板31と電極基板34とを互いに形成した
凸部と凹部を互いの電極が相対する様に位置合わせし
て、酸化膜を介した陽極接合法により接合部39で接合
して、静電容量検出型センサ30が完成する。静電容量
検出型センサ30は、感知子32の凸形状部32aに形
成された感知子電極33の感知子電極33a、感知子電
極33b、感知子電極33cは、感知子電極33d、感
知子電極33eと凹形状の検知部35に形成された基板
電極36の基板電極36a、基板電極36b、基板電極
36c、基板電極36d、基板電極36eの間で静電容
量形成部37の5つの静電容量形成部37a、静電容量
形成部37b、静電容量形成部37c、静電容量形成部
37d、静電容量形成部37eが形成されているので、
感知子32の任意方向の変位が、これら5つの静電容量
形成部37a、静電容量形成部37b、静電容量形成部
37c、静電容量形成部37d、静電容量形成部37e
の静電容量変化として得られるのでより高精度な出力を
得ることができるようになった。静電容量形成部37を
真空にすることで、感知子32の移動により静電容量形
成部37の電極間距離が狭まる時に中にある気体の圧縮
により抗力が発生しなくなるので周波数特性が向上す
る。また、静電容量形成部37に誘電体液体38を充填
させて、静電容量形成分の誘電率が上がり、出力が向上
するようになっている。
【0043】図9と図10において、静電容量を検出し
て計測する静電容量検出型センサ40は、被感知体
(A)が設置される被感知体側にシリコンウエハで形成
された感知子基板41と、感知子基板41に回動可能に
凸形状部42aと対象的に被感知体(A)が設置される
被感知体側に形成され外部より力を受け凸形状部42a
とバランスしてより小さい力で動き感度を向上させる突
起部42bとからなる直方体形状の感知子42と、立体
形状の感知子42の凸形状部42aに形成された感知子
電極43と、感知子基板41とシリコンウエハで形成さ
れた電極基板44と、電極基板44上に形成された凹形
状の検知部45と、検知部45に形成された基板電極4
6と、感知子電極43と基板電極46の組み合わせで形
成する静電容量形成部47とからなり、任意方向を高出
力で高精度に計測することが容易で汎用性も有り小型で
低コストである。感知子基板41は立体形状の感知子4
2の凸形状部42aに互いに交差する平面に感知子電極
43が形成され、電極基板44は凹形状に形成された検
知部45に基板電極46の基板電極46a、基板電極4
6b、基板電極46c、基板電極46d、基板電極46
eが互いに交差する様に形成され、図10に図示するよ
うに感知子基板41を図示の矢印F方向に反転して、接
合部49にて電極基板44に一体的に形成されている。
【0044】電極基板44に形成された凹形状の検知部
45に、感知子基板41に形成された凸形状の感知子4
2の凸形状部42aが入り込むように一体化され、基板
電極46の基板電極46a、基板電極46b、基板電極
46c、基板電極46d、基板電極46eが互いに交差
する様に、感知子電極43に相対する位置に形成されて
いる。その結果、検知部45に静電容量形成部47の静
電容量形成部47a、静電容量形成部47b、静電容量
形成部47c、静電容量形成部47d、静電容量形成部
47eが互いに交差して形成されている。感知子電極4
3は、感知子電極部43aによって、外部に取り出すよ
うになっている。直方体形状の感知子42の回動促進手
段42cは、直方体形状の感知子42の周辺部の感知子
基板41の周辺部に形成された薄肉厚部42c1、又
は、直方体形状の感知子42の周辺部の感知子基板41
に貫通穴を形成した貫通穴42c2により、簡単な構造
で直方体形状の感知子42を移動しやすくして、感度を
向上するようになっている。
【0045】静電容量検出型センサ40は、感知子基板
41としては面方位(110)のシリコンウエハを用い
て、電極基板44としては面方位(110)のシリコンウ
エハを用いて形成する方法を説明する。 (1)感知子基板41として面方位(110)のシリコン
ウエハを熱酸化し、表面に酸化膜を厚さ0.5ミクロン
に形成する。 (2)フォトマスク、感光性レジスト材料を用いたフォ
トリソグラフィの手法により表面の熱酸化膜を所定の寸
法に形成しエッチングマスクとする。この時にエッチン
グマスクの2辺はそれぞれシリコンウエハ上でシリコン
の結晶方向(110)方向に沿うように形成する。またエ
ッチングマスクの各コーナーには異方性エッチングにお
ける形状制御のための補償パターンを形成しておく。 (3)エッチングマスクを形成したシリコンウエハを濃
度50wt%、温度80℃の水酸化カリウム溶液でエッチ
ングする。水酸化カリウム溶液でエッチングするとシリ
コンのエッチング速度は面方位により異なり(111)面
のエッチング速度がもっとも遅い。そのためエッチング
が進行するとシリコンの(111)面で囲まれた凸形状が
シリコンウエハ上に生成されて感知子42が形成され
る。 (4)上記手法で形成した感知子42の表面にB(ボロ
ン)濃度の高い拡散材料を塗布し熱処理することによ
り、感知子42表面の抵抗値を低下させ、感知子電極4
3を形成した。さらに熱酸化により表面に熱酸化膜を形
成し、電極保護膜として感知子電極43を形成した。
【0046】(5)他の面方位(110)のシリコンウエ
ハの上に熱CVDの手法により表面にSi34膜を厚さ
0.2ミクロンに形成する。 (6)フォトマスク、感光性レジスト材料を用いたフォ
トリソグラフィの手法により表面のSi34膜を所定の
寸法に形成しエッチングマスクとする。この時にエッチ
ングマスクの2辺はそれぞれシリコンウエハ上でシリコ
ンの結晶方位(100)方向に沿うように形成する。 (7)上記エッチングマスクを形成したシリコンウエハ
を濃度50wt%、温度80℃の水酸化カリウム溶液でエ
ッチングする。水酸化カリウム溶液でエッチングすると
シリコンのエッチング速度は面方位により異なり(11
1)面のエッチング速度がもっとも遅い。そのためエッ
チングが進行するとシリコンの(111)面で囲まれた凹
形状がシリコンウエハ上に生成されて検知部45が低コ
ストで形成される。 (8)上記手法で形成した電極基板44からSi34
を除去し、基板を熱酸化することで表面に酸化膜0.2
ミクロン形成した。次に電極基板44全面にスパッタ法
により、Cr薄膜を厚さ0.2ミクロン形成する。Cr
薄膜上にフォトマスク、感光性レジスト材料を用いたフ
ォトリソグラフィの手法により所定の基板電極46の各
寸法にエッチングマスク形成する。
【0047】ドライエッチングの手法によりCrをエッ
チングし、レジストを除去し表面にプラズマCVD法で
酸化膜を形成し電極保護膜として基板電極46が形成さ
れる。感知子基板41と電極基板44とを互いに形成し
た凸部と凹部を互いの電極が相対する様に位置合わせし
て、酸化膜を介した陽極接合法により接合部49で接合
して静電容量検出型センサ40が完成する。したがっ
て、静電容量検出型センサ40は、感知子42の凸形状
部42aに形成された感知子電極43を共通電極とし
て、凹形状の検知部45における基板電極46の5つの
分割した基板電極46a、基板電極46b、基板電極4
6c、基板電極46d、基板電極46eとの間で、静電
容量形成部47の5つの静電容量形成部47a、静電容
量形成部47b、静電容量形成部47c、静電容量形成
部47d、期静電容量形成部47eが互いに直交して形
成されているので、感知子42の任意方向の変位がこれ
ら5つの静電容量形成部47a、静電容量形成部47
b、静電容量形成部47c、静電容量形成部47d、上
l期静電容量形成部47eの静電容量変化として得られ
るのでより高精度な出力を得ることができるようになっ
た。静電容量形成部47を真空にすることで、感知子4
2の移動により静電容量形成部47の電極間距離が狭ま
る時に中にある気体の圧縮により抗力が発生しなくなる
ので周波数特性が向上する。また、静電容量形成部47
に誘電体液体48を充填させて、静電容量形成分の誘電
率が上がり、出力が向上するようになっている。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、請求項1の発明によれば、被感知体側に形
成された感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸
形状部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的に
形成された電極基板上に形成された凹形状の検知部に形
成された基板電極との組み合わせで静電容量形成部を形
成するようにしたので、任意方向を高出力で高精度に計
測することが容易で汎用性も有り小型で低コストの静電
容量検出型センサを提供することができるようになっ
た。請求項2の発明によれば、被感知体側にガラスで形
成された感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸
形状部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的に
形成された電極基板上に形成された凹形状の検知部に形
成された基板電極との組み合わせで静電容量形成部を形
成するようにしたので、感知子基板が透明になり感知子
の様子が外部から観察できてメンテナンスにも優れ、任
意方向を高出力で高精度に計測することが容易で汎用性
も有り小型で低コストの静電容量検出型センサを提供す
ることができるようになった。
【0049】請求項3の発明によれば、被感知体側にシ
リコン素材で形成された感知子基板に回動可能に形成さ
れた感知子の凸形状部に形成された感知子電極と感知子
基板に一体的に形成された電極基板上に形成された凹形
状の検知部に形成された基板電極との組み合わせで静電
容量形成部を形成するようにしたので、LSI製造技術
が利用でき、任意方向を高出力で更に高精度に計測する
ことが容易で汎用性も有り更に小型で更に低コストの静
電容量検出型センサを提供することができるようになっ
た。請求項4の発明によれば、被感知体側に形成された
感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形状部に
形成された感知子電極と感知子基板に一体的にガラスで
形成された電極基板上に形成された凹形状の検知部に形
成された基板電極との組み合わせで静電容量形成部を形
成するようにしたので、電極基板が透明になり感知子の
様子が外部から観察できてメンテナンスにも優れ、任意
方向を高出力で高精度に計測することが容易で汎用性も
有り小型で低コストの静電容量検出型センサを提供する
ことができるようになった。
【0050】請求項5の発明によれば、被感知体側に形
成された感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸
形状部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的に
シリコン素材で形成された電極基板上に形成された凹形
状の検知部に形成された基板電極との組み合わせで静電
容量形成部を形成するようにしたので、LSI製造技術
が利用でき、任意方向を高出力で更に高精度に計測する
ことが容易で汎用性も有り更に小型で更に低コストの静
電容量検出型センサを提供することができるようになっ
た。請求項6の発明によれば、被感知体側に形成された
感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形状部に
形成された感知子電極と感知子基板に一体的に誘電体材
料で形成された電極基板上に形成された凹形状の検知部
に形成された基板電極との組み合わせで静電容量形成部
を形成するようにしたので、温度変化による出力変動が
少なくなり、任意方向を高出力で更に高精度に計測する
ことが容易で汎用性も有り小型で低コストの静電容量検
出型センサを提供することができるようになった。請求
項7の発明によれば、被感知体側に形成された感知子基
板に回動可能に形成された感知子の凸形状部に形成され
た感知子電極と感知子基板に一体的に誘電体材料で形成
された電極基板上に形成された凹形状の検知部に形成さ
れた基板電極との組み合わせで静電容量形成部を形成す
るようにしたので、温度変化による出力変動が少なくな
り、任意方向を高出力で更に高精度に計測することが容
易で汎用性も有り小型で低コストの静電容量検出型セン
サを提供することができるようになった。請求項8の発
明によれば、被感知体側に形成された感知子基板に回動
可能に形成された感知子の凸形状部に形成された感知子
電極と感知子基板に一体的に形成された電極基板上に形
成された凹形状の検知部に形成された基板電極との組み
合わせで静電容量形成部を形成すると共に感知子基板と
電極基板は熱膨張係数が同等又は近似の材料から形成さ
れるようにしたので、温度変化による出力変動が少なく
なり、任意方向を高出力で更に高精度に計測することが
容易で汎用性も有り小型で低コストの静電容量検出型セ
ンサを提供することができるようになった。
【0051】請求項9の発明によれば、被感知体側に形
成された感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸
形状部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的に
形成された電極基板上に形成された凹形状の検知部に形
成された基板電極との組み合わせで静電容量形成部を形
成すると共にシリコン素材で形成された感知子基板と誘
電体材料で形成された電極基板は熱膨張係数が同等又は
近似の材料から形成されるようにしたので、温度変化に
よる出力変動が少なくなり、任意方向を高出力で更に高
精度に計測することが容易で汎用性も有り小型で低コス
トの静電容量検出型センサを提供することができるよう
になった。請求項10の発明によれば、被感知体側に形
成された感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸
形状部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的に
形成された電極基板上に形成された凹形状の検知部に形
成された基板電極との組み合わせで静電容量形成部を形
成すると共に誘電体材料で形成された感知子基板とシリ
コン素材で形成された電極基板は熱膨張係数が同等又は
近似の材料から形成されるようにしたので、温度変化に
よる出力変動が少なくなり、任意方向を高出力で更に高
精度に計測することが容易で汎用性も有り小型で低コス
トの静電容量検出型センサを提供することができるよう
になった。
【0052】請求項11の発明によれば、被感知体側に
面方位(100)のシリコンウエハを素材として形成され
た感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形状部
に形成された感知子電極と感知子基板に一体的に形成さ
れた電極基板上に形成された凹形状の検知部に形成され
た基板電極との組み合わせで静電容量形成部を形成する
ようにしたので、感知子の形成に異方性エッチングが利
用することにより、任意方向を高出力で更に高精度に計
測することが容易で汎用性も有り小型で更に低コストの
静電容量検出型センサを提供することができるようにな
った。請求項12の発明によれば、被感知体側に面方位
(100)のシリコンウエハを素材として形成された感知
子基板に回動可能にシリコンの(111)面で形成された
感知子の凸形状部に形成された感知子電極と感知子基板
に一体的に形成された電極基板上に形成された凹形状の
検知部に形成された基板電極との組み合わせで静電容量
形成部を形成するようにしたので、感知子の形成に異方
性エッチングが利用することにより、任意方向を高出力
で更に高精度に計測することが容易で汎用性も有り小型
で更に低コストの静電容量検出型センサを提供すること
ができるようになった。
【0053】請求項13の発明によれば、被感知体側に
面方位(110)のシリコンウエハを素材として形成され
た感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形状部
に形成された感知子電極と感知子基板に一体的に形成さ
れた電極基板上に形成された凹形状の検知部に形成され
た基板電極との組み合わせで静電容量形成部を形成する
ようにしたので、異方性エッチングが利用でき、任意方
向を高出力で高精度に計測することが容易で汎用性も有
り小型で更に低コストの静電容量検出型センサを提供す
ることができるようになった。請求項14の発明によれ
ば、被感知体側に面方位(110)のシリコンウエハを素
材として形成された感知子基板に回動可能にシリコンの
(111)面で形成された感知子の凸形状部に形成された
感知子電極と感知子基板に一体的に形成された電極基板
上に形成された凹形状の検知部に形成された基板電極と
の組み合わせで静電容量形成部を形成するようにしたの
で、異方性エッチングが利用でき、任意方向を高出力で
更に高精度に計測することが容易で汎用性も有り小型で
更に低コストの静電容量検出型センサを提供することが
できるようになった。請求項15の発明によれば、被感
知体側に形成された感知子基板に回動可能に形成された
感知子の凸形状部に形成された感知子電極と感知子基板
に一体的に形成された電極基板上に形成された凹形状の
検知部に形成された基板電極との組み合わせで静電容量
形成部を形成すると共に感知子は被感知側に形成された
突起部とからなるようにしたので、凸形状部とバランス
してより小さい力で動き感度を向上させ、任意方向を高
出力で更に高精度に計測することが容易で汎用性も有り
小型で低コストの静電容量検出型センサを提供すること
ができるようになった。
【0054】請求項16の発明によれば、被感知体側に
形成された感知子基板に回動可能に形成された感知子の
凸形状部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的
に形成された電極基板上に形成された凹形状の検知部に
形成された基板電極との組み合わせで静電容量形成部を
形成すると共に感知子は回動を促進する回動促進手段を
介して感知子基板に形成されるようにしたので、感知子
がを移動しやすくなり感度が向上して、任意方向を高出
力で更に高精度に計測することが容易で汎用性も有り小
型で低コストの静電容量検出型センサを提供することが
できるようになった。請求項17の発明によれば、被感
知体側に形成された感知子基板に回動可能に形成された
感知子の凸形状部に形成された感知子電極と感知子基板
に一体的に形成された電極基板上に形成された凹形状の
検知部に形成された基板電極との組み合わせで静電容量
形成部を形成すると共に感知子は回動を促進する回動促
進手段の感知子基板に形成されている感知子の周辺の薄
肉厚部を介して感知子基板に形成されるようにしたの
で、簡単な構造で感知子がを移動しやすくなり感度が向
上して、任意方向を高出力で更に高精度に計測すること
が容易で汎用性も有り小型で低コストの静電容量検出型
センサを提供することができるようになった。
【0055】請求項18の発明によれば、被感知体側に
形成された感知子基板に回動可能に形成された感知子の
凸形状部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的
に形成された電極基板上に形成された凹形状の検知部に
形成された基板電極との組み合わせで静電容量形成部を
形成すると共に感知子は回動を促進する回動促進手段の
感知子基板に形成されている感知子の周辺の感知子基板
を貫通する貫通穴部を介して感知子基板に形成されるよ
うにしたので、簡単な構造で感知子がを移動しやすくな
り感度が向上して、任意方向を高出力で更に高精度に計
測することが容易で汎用性も有り小型で低コストの静電
容量検出型センサを提供することができるようになっ
た。請求項19の発明によれば、被感知体側に形成され
た感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形状部
に形成された感知子電極と感知子基板に一体的に面方位
(100)のシリコンウエハを素材として形成された電極
基板上に形成された凹形状の検知部に形成された基板電
極との組み合わせで静電容量形成部を形成するようにし
たので、異方性エッチングにより形成され、任意方向を
高出力で高精度に計測することが容易で汎用性も有り小
型で更に低コストの静電容量検出型センサを提供するこ
とができるようになった。請求項20の発明によれば、
被感知体側に形成された感知子基板に回動可能に形成さ
れた感知子の凸形状部に形成された感知子電極と感知子
基板に一体的に面方位(100)のシリコンウエハを素材
として形成された電極基板上に形成された凹形状のシリ
コンの(111)面で形成されている検知部に形成された
基板電極との組み合わせで静電容量形成部を形成するよ
うにしたので、検知部は寸法精度が高くなり、異方性エ
ッチングにより形成され、基板電極の交差角度がシリコ
ンの結晶面で定まり、任意方向を高出力で更に高精度に
計測することが容易で汎用性も有り小型で更に低コスト
の静電容量検出型センサを提供することができるように
なった。
【0056】請求項21の発明によれば、被感知体側に
形成された感知子基板に回動可能に形成された感知子の
凸形状部に形成された感知子電極と感知子基板に面方位
(110)のシリコンウエハを素材として一体的に形成さ
れた電極基板上に形成された凹形状の検知部に形成され
た基板電極との組み合わせで静電容量形成部を形成する
ようにしたので、検知部の形成に異方性エッチングが利
用できて、任意方向を高出力で高精度に計測することが
容易で汎用性も有り小型で更に低コストの静電容量検出
型センサを提供することができるようになった。請求項
22の発明によれば、被感知体側に形成された感知子基
板に回動可能に形成された感知子の凸形状部に形成され
た感知子電極と感知子基板に面方位(110)のシリコン
ウエハを素材として一体的に形成された電極基板上に形
成された凹形状のシリコンの(111)面で形成されてい
る検知部に形成された基板電極との組み合わせで静電容
量形成部を形成するようにしたので、検知部の形成に異
方性エッチングが利用できて、任意方向を高出力で高精
度に計測することが容易で汎用性も有り小型で更に低コ
ストの静電容量検出型センサを提供することができるよ
うになった。
【0057】請求項23の発明によれば、被感知体側に
形成された感知子基板に回動可能に形成された感知子の
凸形状部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的
に形成された電極基板上に形成された凹形状の検知部に
形成された基板電極との組み合わせで静電容量形成部を
形成すると共に静電容量形成部を形成する感知子電極と
基板電極は少なくとも一方が複数個からなるようにした
ので、感知子が回転移動をした場合にその方向を検出す
ることができるようになり、任意方向を高出力で高精度
に計測することが容易で汎用性も有り小型で低コストの
静電容量検出型センサを提供することができるようにな
った。請求項24の発明によれば、被感知体側に形成さ
れた感知子基板に回動可能に形成された感知子の凸形状
部に形成された単数個の感知子電極と感知子基板に一体
的に形成された電極基板上に形成された凹形状の検知部
に形成された複数個の基板電極との組み合わせで静電容
量形成部を形成するようにしたので、感知子電極を個別
に形成するプロセスが省けるので、任意方向を高出力で
高精度に計測することが容易で汎用性も有り小型で更に
低コストの静電容量検出型センサを提供することができ
るようになった。
【0058】請求項25の発明によれば、被感知体側に
形成された感知子基板に回動可能に形成された感知子の
凸形状部に形成された複数個の感知子電極と感知子基板
に一体的に形成された電極基板上に形成された凹形状の
検知部に形成された単数個の基板電極との組み合わせで
静電容量形成部を形成するようにしたので、基板電極を
個別に形成するプロセスが省けるので、任意方向を高出
力で高精度に計測することが容易で汎用性も有り小型で
更に低コストの静電容量検出型センサを提供することが
できるようになった。請求項26の発明によれば、被感
知体側に形成された感知子基板に回動可能に形成された
感知子の凸形状部に形成された感知子電極と感知子基板
に一体的に形成された電極基板上に形成された凹形状の
検知部に形成された基板電極との組み合わせで複数個の
静電容量形成部を形成するようにしたので、任意方向の
移動方向と移動量を高出力で高精度に計測することが容
易で汎用性も有り小型で低コストの静電容量検出型セン
サを提供することができるようになった。
【0059】請求項27の発明によれば、被感知体側に
形成された感知子基板に回動可能に形成された感知子の
凸形状部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的
に形成された電極基板上に形成された凹形状の検知部に
形成された基板電極との組み合わせで2個の静電容量形
成部を非対向する位置に形成するようにしたので、感知
子の移動を2方向の移動量として検知できて、任意方向
を高出力で高精度に計測することが容易で汎用性も有り
小型で低コストの静電容量検出型センサを提供すること
ができるようになった。請求項28の発明によれば、被
感知体側に形成された感知子基板に回動可能に形成され
た感知子の凸形状部に形成された感知子電極と感知子基
板に一体的に形成された電極基板上に形成された凹形状
の検知部に形成された基板電極との組み合わせで3個の
静電容量形成部を非対向する位置に形成するようにした
ので、感知子の移動を3方向の移動量として検知でき
て、任意方向を高出力で高精度に計測することが容易で
汎用性も有り小型で低コストの静電容量検出型センサを
提供することができるようになった。
【0060】請求項29の発明によれば、被感知体側に
形成された感知子基板に回動可能に形成された感知子の
凸形状部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的
に形成された電極基板上に形成された凹形状の検知部に
形成された基板電極との組み合わせで静電容量形成部を
形成すると共に4個の静電容量形成部が2組が対向する
位置に形成され組同士は非対向する位置に形成されるよ
うにしたので、感知子の移動を2方向移動量として検知
するとき、任意方向を更に高出力で高精度に計測するこ
とが容易で汎用性も有り小型で低コストの静電容量検出
型センサを提供することができるようになった。請求項
30の発明によれば、被感知体側に形成された感知子基
板に回動可能に形成された感知子の凸形状部に形成され
た感知子電極と感知子基板に一体的に形成された電極基
板上に形成された凹形状の検知部に形成された基板電極
との組み合わせで5個の静電容量形成部を非対向する位
置に形成するようにしたので、感知子の移動を5方向の
移動量として検知できて、任意方向を高出力で更に高精
度に計測することが容易で汎用性も有り小型で低コスト
の静電容量検出型センサを提供することができるように
なった。
【0061】請求項31の発明によれば、被感知体側に
形成された感知子基板に回動可能に形成された感知子の
凸形状部に形成された感知子電極と感知子基板に一体的
に形成された電極基板上に形成された凹形状の検知部に
形成された基板電極との組み合わせで複数個の静電容量
形成部をお互いに直行する位置に形成するようにしたの
で、感知子の移動を方向別の移動量として検知するとき
互いに独立の移動量として検知でき、任意方向を高出力
で更に高精度に計測することが容易で汎用性も有り小型
で低コストの静電容量検出型センサを提供することがで
きるようになった。請求項32の発明によれば、被感知
体側に形成された感知子基板に回動可能に形成された感
知子の凸形状部に形成された感知子電極と感知子基板に
一体的に形成された電極基板上に形成された凹形状の検
知部に形成された基板電極との組み合わせで誘電体液体
で充填されている静電容量形成部を形成するようにした
ので、静電容量形成分の誘電率が上がり出力が向上し
て、任意方向を更に高出力で高精度に計測することが容
易で汎用性も有り小型で低コストの静電容量検出型セン
サを提供することができるようになった。請求項33の
発明によれば、被感知体側に形成された感知子基板に回
動可能に形成された感知子の凸形状部に形成された感知
子電極と感知子基板に一体的に形成された電極基板上に
形成された凹形状の検知部に形成された基板電極との組
み合わせで真空の静電容量形成部を形成するようにした
ので、電極間距離が狭まる時に中にある気体の圧縮によ
る抗力が発生しなくなるので周波数特性が向上して、任
意方向を更に高出力で更に高精度に計測することが容易
で汎用性も有り小型で低コストの静電容量検出型センサ
を提供することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す静電容量検出
型センサの要部断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の一例を示す静電容量検出
型センサの主要部の斜視図である(一方は他方を反転さ
せた状態を示している)。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す静電容量検出型
センサの要部断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す静電容量検出型
センサの主要部の斜視図である(一方は他方を反転させ
た状態を示している)。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す静電容量検出型
センサの要部断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す静電容量検出型
センサの主要部の斜視図である(一方は他方を反転させ
た状態を示している)。
【図7】本発明の他の実施の形態を示す静電容量検出型
センサの要部断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態を示す静電容量検出型
センサの主要部の斜視図である(一方は他方を反転させ
た状態を示している)。
【図9】本発明の他の実施の形態を示す静電容量検出型
センサの要部断面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態例を示す静電容量検
出型センサの主要部の斜視図である(一方は他方を反転
させた状態を示している)。
【符号の説明】
0 静電容量検出型センサ 1 感知子基板 2 感知子、2a 凸形状部、2b 突起部、2c 回
動促進手段、2c1 薄肉厚部、2c2 貫通穴部 3 感知子電極、3a 感知子電極、3a1 感知子電
極部、3b 感知子電極、3b1 感知子電極部、3c
感知子電極、3c1 感知子電極部、3d 感知子電
極、3d1 感知子電極部、3e 感知子電極、3e1
感知子電極部 4 電極基板 5 検知部 6 基板電極、6a 基板電極、6b 基板電極、6c
基板電極、6d 基板電極、6e 基板電極 7 静電容量形成部、7a 静電容量形成部、7b 静
電容量形成部、7c 静電容量形成部、7d 静電容量
形成部、7e 静電容量形成部 8 誘電体液体 9 接合部 10 静電容量検出型センサ 11 感知子基板 12 感知子、12a 凸形状部、12b 突起部、1
2c 回動促進手段、12c1 薄肉厚部、12c2
通穴部 13 感知子電極、13a 感知子電極部 14 電極基板 15 検知部 16 基板電極 17 静電容量形成部 18 誘電体液体 19 接合部 20 静電容量検出型センサ 21 感知子基板 22 感知子、22a 凸形状部、22b 突起部、2
2c 回動促進手段、22c1 薄肉厚部、22c2
通穴部 23 感知子電極、23a 感知子電極、23a1
知子電極部、23b 感知子電極、23b1 感知子電
極部、23c 感知子電極、23c1 感知子電極部 24 電極基板 25 検知部 26 基板電極、26a 基板電極、26b 基板電
極、26c 基板電極 27 静電容量形成部、27a 静電容量形成部、27
b 静電容量形成部、27c 静電容量形成部 28 誘電体液体 29 接合部 30 静電容量検出型センサ 31 感知子基板 32 感知子、32a 凸形状部、32b 突起部、3
2c 回動促進手段、32c1 薄肉厚部、32c2
通穴部 33 感知子電極、33a 感知子電極、33a1
知子電極部、33b 感知子電極、33b1 感知子電
極部、33c 感知子電極、33c1 感知子電極部、
33d 感知子電極、33d1 感知子電極部、33e
感知子電極、33e1 感知子電極部 34 電極基板 35 検知部 36 基板電極、36a 基板電極、36b 基板電
極、36c 基板電極、36d 基板電極、36e 基
板電極 37 静電容量形成部、37a 静電容量形成部、37
b 静電容量形成部、37c 静電容量形成部、37d
静電容量形成部、37e 静電容量形成部 38 誘電体液体 39 接合部 40 静電容量検出型センサ 41 感知子基板 42 感知子、42a 凸形状部、42b 突起部、4
2c 回動促進手段、42c1 薄肉厚部、42c2
通穴部 43 感知子電極、43a 感知子電極部、 44 電極基板 45 検知部 46 基板電極、46a 基板電極、46b 基板電
極、46c 基板電極、46d 基板電極、46e 基
板電極 47 静電容量形成部、47a 静電容量形成部、47
b 静電容量形成部、47c 静電容量形成部、47d
静電容量形成部、47e 静電容量形成部 48 誘電体液体 49 接合部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F055 AA40 BB20 CC01 DD05 DD07 DD09 EE25 FF01 FF11 FF49 GG01 GG12 2F077 CC02 HH01 HH12 HH18 VV02 VV11 VV33 4M112 AA01 AA02 BA07 CA41 CA44 CA51 CA53 DA03 DA04 EA03 EA06 EA07 EA11 EA13 FA01

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電容量を検出して計測する静電容量検
    出型センサにおいて、被感知体側に形成された感知子基
    板と、上記感知子基板に回動可能に形成された感知子
    と、上記感知子の凸形状部に形成された感知子電極と、
    上記感知子基板と一体的に形成された電極基板と、上記
    電極基板上に形成された凹形状の検知部と、上記検知部
    に形成された基板電極と、上記感知子電極と上記基板電
    極の組み合わせで形成する静電容量形成部とからなるこ
    とを特徴とする静電容量検出型センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の静電容量検出型センサ
    において、感知子基板は、ガラスで形成されていること
    を特徴とする静電容量検出型センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の静電容量検出型センサ
    において、感知子基板は、シリコン素材で形成されてい
    ることを特徴とする静電容量検出型センサ。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載の静電容量検
    出型センサにおいて、電極基板は、ガラスで形成されて
    いることを特徴とする静電容量検出型センサ。
  5. 【請求項5】 請求項1、2又は3に記載の静電容量検
    出型センサにおいて、電極基板は、シリコン素材で形成
    されていることを特徴とする静電容量検出型センサ。
  6. 【請求項6】 請求項1、4又は5記載の静電容量検出
    型センサにおいて、感知子基板は、誘電体材料で形成さ
    れていることを特徴とする静電容量検出型センサ。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3又は6に記載の静電容
    量検出型センサにおいて、電極基板は、誘電体材料で形
    成されていることを特徴とする静電容量検出型センサ。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5、6又は7に
    記載の静電容量検出型センサにおいて、感知子基板と電
    極基板は、熱膨張係数が同等又は近似の材料から形成さ
    れていることを特徴とする静電容量検出型センサ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の静電容量検出型センサ
    において、シリコン素材で形成された感知子基板と誘電
    体材料で形成された電極基板とからなることを特徴とす
    る静電容量検出型センサ。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の静電容量検出型セン
    サにおいて、誘電体材料で形成された感知子基板とシリ
    コン素材で形成された電極基板とからなることを特徴と
    する静電容量検出型センサ。
  11. 【請求項11】 請求項1、3、4、5、7、8又は9
    に記載の静電容量検出型センサにおいて、感知子基板
    は、面方位(100)のシリコンウエハを素材として形成
    されていることを特徴とする静電容量検出型センサ。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の静電容量検出型セ
    ンサにおいて、感知子基板に形成された感知子は、シリ
    コンの(111)面で形成されていることを特徴とする静
    電容量検出型センサ。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至9の何れか一項に記載の
    静電容量検出型センサにおいて、感知子基板は、面方位
    (110)のシリコンウエハを素材として形成されている
    ことを特徴とする静電容量検出型センサ。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の静電容量検出型セ
    ンサにおいて、感知子基板に形成された感知子は、シリ
    コンの(111)面で形成されていることを特徴とする静
    電容量検出型センサ。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至14の何れか一項に記載
    の静電容量検出型センサにおいて、感知子は、被感知側
    に形成された突起部とからなることを特徴とする静電容
    量検出型センサ。
  16. 【請求項16】 請求項項1乃至15の何れか一項に記
    載の静電容量検出型センサにおいて、感知子は、回動を
    促進する回動促進手段を介して感知子基板に形成されて
    いることを特徴とする静電容量検出型センサ。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の静電容量検出型セ
    ンサにおいて、回動促進手段は、感知子基板に形成され
    ている感知子の周辺の薄肉厚部からなることを特徴とす
    る静電容量検出型センサ。
  18. 【請求項18】 請求項16又は17に記載の静電容量
    検出型センサにおいて、回動促進手段は、感知子基板に
    形成されている感知子の周辺の上記感知子基板を貫通す
    る貫通穴部からなることを特徴とする静電容量検出型セ
    ンサ。
  19. 【請求項19】 請求項1、2、3、5、6、8、1
    0、11、12、13、14、15、16、17又は1
    8に記載の静電容量検出型センサにおいて、電極基板
    は、面方位(100)のシリコンウエハを素材として形成
    されていることを特徴とする静電容量検出型センサ。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の静電容量検出型セ
    ンサにおいて、電極基板に形成された検知部は、シリコ
    ンの(111)面で形成されていることを特徴とする静電
    容量検出型センサ。
  21. 【請求項21】 請求項1、2、3、5、6、8、1
    0、11、12、13、14、15、16、17又は1
    8に記載の静電容量検出型センサにおいて、電極基板
    は、面方位(110)のシリコンウエハを素材として形成
    されていることを特徴とする静電容量検出型センサ。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の静電容量検出型セ
    ンサにおいて、電極基板に形成された検知部は、シリコ
    ンの(111)面で形成されていることを特徴とする静電
    容量検出型センサ。
  23. 【請求項23】 請求項1乃至22の何れか一項に記載
    の静電容量検出型センサにおいて、静電容量形成部を形
    成する感知子電極と基板電極は、少なくとも一方が複数
    個からなることを特徴とする静電容量検出型センサ。
  24. 【請求項24】 請求項1乃至23の何れか一項に記載
    の静電容量検出型センサにおいて、単数個の感知子電極
    と、複数個の基板電極とからなることを特徴とする静電
    容量検出型センサ。
  25. 【請求項25】 請求項1乃至23の何れか一項に記載
    の静電容量検出型センサにおいて、複数個の感知子電極
    と、単数個の基板電極とからなることを特徴とする静電
    容量検出型センサ。
  26. 【請求項26】 請求項1乃至25の何れか一項に記載
    の静電容量検出型センサにおいて、複数個の静電容量形
    成部とからことを特徴とする静電容量検出型センサ。
  27. 【請求項27】 請求項1乃至22の何れか一項又は請
    求項24に記載の静電容量検出型センサにおいて、2個
    の静電容量形成部が非対向する位置に形成されたことを
    特徴とする静電容量検出型センサ。
  28. 【請求項28】 請求項1乃至22の何れか一項又は請
    求項24に記載の静電容量検出型センサにおいて、3個
    の静電容量形成部が非対向する位置に形成されたことを
    特徴とする静電容量検出型センサ。
  29. 【請求項29】 請求項1乃至22の何れか一項又は請
    求項24に記載の静電容量検出型センサにおいて、4個
    の静電容量形成部が2組が対向する位置に形成され、組
    同士は非対向する位置に形成されたことを特徴とする静
    電容量検出型センサ。
  30. 【請求項30】 請求項1乃至22の何れか一項又は請
    求項24に記載の静電容量検出型センサにおいて、5個
    の静電容量形成部が非対向する位置に形成されたことを
    特徴とする静電容量検出型センサ。
  31. 【請求項31】 請求項1乃至22の何れか一項又は請
    求項24に記載の静電容量検出型センサにおいて、複数
    個の静電容量形成部がお互いに直行する位置に形成され
    たことを特徴とする静電容量検出型センサ。
  32. 【請求項32】 請求項1乃至31の何れか一項に記載
    の静電容量検出型センサにおいて、静電容量形成部は、
    誘電体液体で充填されていることを特徴とする静電容量
    検出型センサ。
  33. 【請求項33】 請求項1乃至31の何れか一項に記載
    の静電容量検出型センサにおいて、静電容量形成部は、
    真空であることを特徴とする静電容量検出型センサ。
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