JP2002250732A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JP2002250732A
JP2002250732A JP2001047516A JP2001047516A JP2002250732A JP 2002250732 A JP2002250732 A JP 2002250732A JP 2001047516 A JP2001047516 A JP 2001047516A JP 2001047516 A JP2001047516 A JP 2001047516A JP 2002250732 A JP2002250732 A JP 2002250732A
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Japan
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stirring
reagent
sample
stirring means
piezoelectric element
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JP2001047516A
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English (en)
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Masaaki Odakura
政明 小田倉
Kenji Inayoshi
健治 稲吉
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】音波を利用した攪拌手段を備えた自動分析装置
において、従来の制御手段では複数の攪拌手段を用いる
には圧電素子と駆動回路が同数必要であり、今後より装
置の小型化,低コスト化を図る上で懸案となるおそれが
ある。本発明の目的は、分析の高速化に対応可能な小型
化,低コストの自動分析装置を提供することにある。 【解決手段】音波を利用し反応容器内で検体と試薬を非
接触で混合する攪拌手段を備えた自動分析装置におい
て、攪拌手段と駆動手段を接続、および切断、または、
切替えが行える制御手段を有することと、異なるタイミ
ングで駆動する駆動シーケンスを制御する手段を備える
ことで解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分析対象である検
体と試薬を混合し、化学反応させることで検体の成分を
定量分析する分析装置に係り、特に検体と試薬の攪拌を
行う機能を備えた自動分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動分析装置では、血液を遠心分
離により分離させた血清を検体としてサンプリング機構
により反応容器に分注し、次に検査項目に対応した試薬
をピペッティング機構により反応容器に分注し、反応容
器内で混合攪拌することで反応を促進させた後、反応容
器内の反応液の吸光度を光度計により測定することで検
体検査が行われている。その中で検体と試薬の攪拌手段
は、反応容器内へ分注された検体及び試薬に回転可能な
機構を備えたヘラを浸し、液中でヘラを回転させること
で攪拌を行うのが一般的な攪拌手段である。尚、この攪
拌手段の制御は、ヘラを検体と試薬の混合液に浸す上下
機構,混合液中でヘラを回転させる回転機構など各機構
部ごとに備えた駆動回路を制御することで構成されてい
る。一方、このようなヘラを試料に直接浸漬して攪拌す
る機構は、異なる試料を連続して分析する場合には、キ
ャリオーバと呼ばれる試料どうしのコンタミネーション
が生じる。特に免疫分析のようなコンタミ感受性の高い
分析においては、ヘラの洗浄を念入りに行う等によりキ
ャリオーバへの対策がなされているが、分析サイクルが
長くなる等の問題ともなり得る。
【0003】キャリオーバーの防止を目的に特開200
0−146986号公報記載の音波を利用し攪拌する攪
拌手段を備えた自動分析装置が考案された。この公報に
よれば、反応試料に非接触で攪拌可能であり、ヘラを用
いた攪拌手段に比べより小型で同等以上の攪拌効果が得
られる。
【0004】また、特願2000−314416号公報
では、音波を発生する駆動回路を1つのみ備え、複数の
攪拌手段を攪拌シーケンス制御することにより駆動回路
1つで複数の攪拌手段を制御することが考案されてい
る。このことにより装置の小型化,低コスト化が達成さ
れることが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
音波を利用した攪拌手段を備えた自動分析装置におい
て、複数の攪拌手段を1つの駆動回路および攪拌シーケ
ンス制御のみで攪拌を行うと、分析処理の高速度化が求
められる装置では攪拌シーケンスが重複する場合もあり
対応できないことがある。
【0006】本発明の目的は、分析処理の高速化に対応
可能であり、かつ圧電素子駆動回路の数量を減らすこと
ができる小型でコストを抑えた自動分析装置を提供する
ことができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、音波を利用
し反応容器内で検体と試薬を非接触で混合する攪拌手段
を備えた自動分析装置において、複数の駆動回路と複数
の攪拌手段を接続および切断、または切替える制御手段
を備えることで解決される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1から図2
を用いて説明する。図1は本発明を適用した自動分析装
置の概略図であり、図2は図1の攪拌機構6周辺の概略
構成図である。この自動分析装置は、主に反応ディスク
1,試薬格納部2,検体格納部3,ピペッティング機構
4,サンプリング機構5,攪拌機構6,光度計7,洗浄
機構8,制御部9から構成されている。反応ディスク1
には、検体と試薬を混合,攪拌させる反応容器10がホ
ルダ11を介して複数配置されており、反応ディスク駆
動部12の回転,停止動作により反応容器10を一定サ
イクルで繰り返し移送している。試薬格納部2には、試
薬を入れた試薬容器13が複数配置されている。検体格
納部3には、検体を入れた検体容器14が複数配置され
ている。ピペッティング機構4は、反応ディスク1と試
薬格納部2間を回転移動し、試薬を反応容器10へ分注
する。サンプリング機構5は、反応ディスク1と検体格
納部3間を回転移動し、検体を反応容器10へ分注す
る。攪拌機構6は、音源となる圧電素子15と圧電素子
15を駆動させる圧電素子駆動回路16から構成されて
おり、圧電素子15から照射される音波の放射圧によ
り、反応容器10内で対流17を起こさせることで検体
と試薬の攪拌を行う非接触攪拌機構である。この圧電素
子15の配置は、一定温度で反応槽18を循環している
反応槽水19に片側を浸した状態で取り付ける。光度計
7では、攪拌された検体と試薬の吸光度を測定し、図示
していない信号処理部にて検体の分析が行われる。洗浄
機構8では、分析後に洗浄水、或いは洗浄液を反応容器
10へ分注し吸引,吐出を繰り返すことで反応容器10
内の洗浄を行う。
【0009】上記のように構成された自動分析装置は、
次のような手順で分析を行う。反応容器10を複数配置
した反応ディスク1を反応ディスク駆動部12の回転動
作により所定位置に回転移動し、ピペッティング機構
4,サンプリング機構5により検体及び試薬を反応容器
10へ定量分注する。検体及び試薬を分注された反応容
器10は、反応ディスク駆動部12により攪拌機構6へ
移送され、圧電素子15から照射される測定項目に応じ
た音波強度を持つ音波により反応容器10内で混合,攪
拌される。攪拌された検体及び試薬は反応液となり、光
度計7に移送後吸光度が測定され検体の分析が行われ
る。分析を終えた反応容器10は、洗浄機構8により内
面を洗浄され、新たに検体及び試薬が分注される。こう
した一連の動作は、各反応容器10に対し繰り返し行わ
れている。本実施例の自動分析装置は、上記記載の各部
品以外にもポンプやシリンジなどを構成部品として持っ
ており、すべての動作を制御部9で統括制御している。
【0010】図2を用いて本発明の特徴である接続回路
20の動作に関して説明する。圧電素子15と圧電素子
駆動回路16を接続および切替えを行う接続回路20を
設ける。接続回路20は、主に電磁接点式のリレー素子
がよく使われている。これらリレーの構造として主接点
と補助接点があり補助接点に信号を加えることにより主
接点が接続するし、その逆の切断も可能である。攪拌機
構6a,攪拌機構6b,攪拌機構6cを制御部9では使
用する攪拌機構のみを接続するよう制御信号を接続回路
20に与え攪拌機構と接続および切替えを行い駆動させ
る。
【0011】図3を用いて本発明の特徴である接続回路
20の接続,切替え動作および攪拌シーケンスに関して
説明する。図3は、3つの攪拌機構6を2つの圧電素子
駆動回路16で制御している一例の攪拌シーケンスを示
す。aの時間において、攪拌機構6aと攪拌機構6bが
駆動している。この場合、接続回路20は、圧電素子駆
動回路16aと攪拌機構6a,圧電素子駆動回路16b
と攪拌機構6bを接続するよう制御部9で制御信号を送
り各々の攪拌機構を駆動する。bの時間においては、攪
拌機構6bと攪拌機構6cを駆動させるので攪拌機構6
aを圧電素子駆動回路16aから切断し、攪拌機構6c
と接続するよう制御部9で制御する。同様にcの時間で
は、攪拌機構6aと攪拌機構6cを駆動させるので、攪
拌機構6bと圧電素子駆動回路16bを切断し、攪拌機
構6aと圧電素子駆動回路16bを接続するよう制御部9
で制御する。
【0012】従来であれば攪拌機構1つに対し、圧電素
子駆動回路16を1つ用意しなければならなかった。し
かし、攪拌機構6と圧電素子駆動回路16を接続する接
続回路20を有したことと、駆動シーケンスを制御する
ことにより圧電素子駆動回路16は、攪拌機構6と必ず
しも同数必要にならなくなる。図3の場合には、従来の
方法と比較すると圧電素子駆動回路16は1つ不要にな
る。また、図3では、圧電素子駆動回路を2つ用意して
いるが、圧電素子の特性を全て同じにすることができ、
かつ、圧電素子駆動回路を複数の素子を1度に駆動でき
るだけの大出力の回路が実現すれば圧電素子駆動回路は
1つで済むことが可能である。このことにより装置の小
型化、および、低コスト化が図れる。
【0013】
【発明の効果】以上説明した本発明により、高速処理に
対応可能であり、かつ圧電素子駆動回路の数量を減らす
ことができる小型でコストを抑えた自動分析装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した自動分析装置の概略図。
【図2】本発明を適用した攪拌機構周辺の断面図。
【図3】本発明を適用した複数の攪拌機構の駆動シーケ
ンスの一例。
【符号の説明】
1…反応ディスク、2…試薬格納部、3…検体格納部、
4…ピペッティング機構、5…サンプリング機構、6,
6a,6b,6c…攪拌機構、7…光度計、8…洗浄機
構、9…制御部、10…反応容器、11…ホルダ、12
…反応ディスク駆動部、13…試薬容器、14…検体容
器、15…圧電素子、16,16a,16b…圧電素子
駆動回路、17…対流、18…反応槽、19…反応槽
水、20…接続回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分析を行う液状試料と試薬を混合させる反
    応容器と、該反応容器中の混合液を分析対象として成分
    分析を行う分析手段と、前記混合液に音波を照射し攪拌
    する攪拌手段とを備えた自動分析装置であって、 前記攪拌手段の音波発信素子を複数個備え、かつ該音波
    発信素子を駆動する駆動回路を該音波発信素子の数より
    複数備えており、該音波発信素子と該駆動回路の接続を
    任意に制御できる制御機構を備えたことを特徴とする自
    動分析装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動分析装置において、前
    記制御機構が、異なるタイミングで複数の音波発信素子
    を駆動する駆動シーケンスを備えたことを特徴とする自
    動分析装置。
JP2001047516A 2001-02-23 2001-02-23 自動分析装置 Pending JP2002250732A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007015438A1 (ja) * 2005-08-03 2007-02-08 Olympus Corporation 攪拌装置及び攪拌装置を備えた分析装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007015438A1 (ja) * 2005-08-03 2007-02-08 Olympus Corporation 攪拌装置及び攪拌装置を備えた分析装置

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