JP2002250552A - クリーンルーム及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

クリーンルーム及び半導体装置の製造方法

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JP2002250552A
JP2002250552A JP2001292843A JP2001292843A JP2002250552A JP 2002250552 A JP2002250552 A JP 2002250552A JP 2001292843 A JP2001292843 A JP 2001292843A JP 2001292843 A JP2001292843 A JP 2001292843A JP 2002250552 A JP2002250552 A JP 2002250552A
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clean
area
clean room
speed
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JP2001292843A
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Suutai Matsuura
崇泰 松浦
Haruo Nakase
春雄 中瀬
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板が配置されている領域に存在する
浮遊パーティクルを低減する。 【解決手段】 クリーンルーム10は、半導体製造装置
13に投入される半導体基板を収納したカセット14が
配置される第1のクリーン領域10aと、作業者16が
作業を行なう第2のクリーン領域10bとからなる。第
1のクリーン領域10aと第2のクリーン領域10bと
の間には板状のアイリッド11が設けられている。第1
のクリーン領域10aにおいて上方から下方に向かう第
1の気流の速度は、第2のクリーン領域10bにおいて
上方から下方に向かう第2の気流の速度よりも大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクリーンルームの構
造及び半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】クリーンルームにおける半導体ウェハを
処理して半導体装置を製造する領域にに存在する浮遊パ
ーティクルが半導体ウェハに付着すると、不良品の発生
率が増加するため、半導体装置の製造方法においては、
浮遊パーティクルの低減が重要な課題となっている。
【0003】このため、クリーンルームにおいては、外
部から供給される空気をパーティクル除去フィルタを介
して導入すると共に、導入した空気の流れ(気流)が上
方から下方に向かうように設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複雑な集積
回路が作り込まれる半導体装置の小型化に伴って、クリ
ーンルーム内においては、より微細な浮遊パーティクル
を除去すること、及び浮遊パーティクル数をより低減さ
せることが求められている。
【0005】このために、(1) クリーンルーム内のパー
ティクル除去フィルタの数を増加すること、及び(2) 一
層微細な浮遊パーティクルを除去できる高性能なパーテ
ィクル除去フィルタを使用することが求められている。
【0006】しかしながら、これら(1) 及び(2) の方法
の採用は、いずれも、新規なクリ−ンルームを建設した
り又はクリーンルームが設けられている建物を改造した
りする必要があるので、多大な費用が必要になるという
問題がある。
【0007】また、クリーンルーム内のパーティクル除
去フィルタの数を増加すると、気流の圧損が増加する。
気流の圧損が増加した状態で所定の気流速度を得ようと
すれば、容量の大きい高性能なファンが必要になるの
で、クリーンルームの稼働費用が増加するという問題が
発生する。
【0008】前記に鑑み、本発明は、半導体基板が配置
されている領域に存在する浮遊パーティクルを低減し
て、半導体製造工程における工程間歩留りを向上させる
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、クリーン
ルーム内の気流に着眼して、浮遊パーティクル数の低減
方法について検討を行なった結果、気流の速度及び方向
が、浮遊パーティクル数の増減に影響すること及び工程
間歩留りに密接に関係することを見出した。
【0010】本発明は前記の知見に基づいてなされたも
のであり、具体的には以下の通りである。
【0011】本発明に係るクリーンルームは、製造装置
に投入される半導体基板が配置される第1のクリーン領
域と、第1のクリーン領域に隣接して設けられ作業者が
配置される第2のクリーン領域とを備え、第1のクリー
ン領域には、上方から下方に向かう第1の気流が導入さ
れ、第2のクリーン領域には、上方から下方に向かう第
2の気流が導入され、第1の気流の速度は第2の気流の
速度よりも大きいことを特徴とする。
【0012】本発明に係るクリーンルームによると、半
導体基板が配置される第1のクリーン領域に導入される
第1の気流の速度は、作業者が配置される第2のクリー
ン領域に導入される第2の気流の速度よりも大きいた
め、半導体基板が配置されている領域に存在する浮遊パ
ーティクルは、クリーンルームの床面の近傍に移動した
後、クリーンルームの外部に排出されるので、半導体基
板の表面に付着するパーティクルの数は減少する。
【0013】本発明に係るクリーンルームにおいて、第
1の気流の速度は、第2の気流の速度の1.3倍以上で
あることが好ましい。
【0014】このようにすると、半導体基板が配置され
ている領域に存在する浮遊パーティクルの数は著しく低
減する。
【0015】本発明に係るクリーンルームは、第1のク
リーン領域と第2のクリーン領域との間に設けられ、第
1の気流と第2の気流とを仕切る仕切り手段を備えてい
ることが好ましい。
【0016】このようにすると、第1の気流が第2の気
流の影響を受け難くなるため、第1の気流の速度は第2
の気流の速度よりも一層大きくなるので、半導体基板が
配置されている領域に存在する浮遊パーティクルの数は
一層低減し、これに伴って、半導体基板の表面に付着す
るパーティクルの数は一層減少する。
【0017】本発明に係るクリーンルームが仕切り手段
を備えている場合、第1の気流が取り込まれる第1の気
流吹き出し口の第1のクリーン領域に対する面積割合
は、第2の気流が取り込まれる第2の気流吹き出し口の
第2のクリーン領域に対する面積割合よりも大きいこと
が好ましい。
【0018】このようにすると、外部の空気を第1の気
流吹き出し口に供給するファンの送風能力と、外部の空
気を第2の気流吹き出し口に供給するファンの送風能力
とが等しくても、第1の気流の速度を第2の気流の速度
よりも大きくすることができる。つまり、外部の空気を
クリーンルームに供給する手段、例えばダクト又はファ
ン等を取り替えることなく、第1の気流の速度を第2の
気流の速度よりも大きくできるので、クリーンルームを
大きく改造することなく、浮遊パーティクル数を低減す
ることができる。
【0019】本発明に係るクリーンルームが仕切り手段
を備えている場合、該仕切り手段は、上部開口部及び下
部開口部を有する四面構造物であり、上部開口部の面積
は下部開口部の面積よりも大きいことが好ましい。
【0020】このようにすると、第1の気流が第2の気
流の影響をより受け難くなるため、第1の気流の速度は
第2の気流の速度よりもより一層大きくなるので、半導
体基板が配置されている領域に存在する浮遊パーティク
ルの数はより一層低減する。
【0021】本発明に係るクリーンルームが仕切り手段
を備えている場合、該仕切り手段の下端は床面から1.
2〜1.8mの位置にあることが好ましい。
【0022】このようにすると、浮遊パーティクル数の
低減効果を損なうことなく、作業者が製造装置又は半導
体基板を取り扱う際の作業性を確保できる。
【0023】本発明に係るクリーンルームが仕切り手段
を備えている場合、該仕切り手段は、透明な材料からな
ることが好ましい。
【0024】このようにすると、作業者が製造装置又は
半導体基板を取り扱う際の作業性を確保することができ
る。
【0025】本発明係る半導体装置の製造方法は、製造
装置に投入される半導体基板が配置されている第1のク
リーン領域と、第1のクリーン領域に隣接して設けられ
作業者が配置されている第2のクリーン領域とを有する
クリーンルームにおいて、作業者の操作により半導体基
板を製造装置に投入する工程を備えた半導体装置の製造
方法を対象とし、第1のクリーン領域には、上方から下
方に向かう第1の気流が導入され、第2のクリーン領域
には、上方から下方に向かう第2の気流が導入され、第
1の気流の速度は第2の気流の速度よりも大きいことを
特徴とする。
【0026】本発明に係る半導体装置の製造方法による
と、半導体基板が配置される第1のクリーン領域に導入
される第1の気流の速度は、作業者が配置される第2の
クリーン領域に導入される第2の気流の速度よりも大き
いため、半導体基板が配置されている領域に存在する浮
遊パーティクルは、クリーンルームの床面の近傍に移動
した後、クリーンルームの外部に排出される。このた
め、半導体基板の表面に付着するパーティクルの数は大
きく減少するので、半導体装置の工程間の歩留まりが向
上する。
【0027】本発明に係る半導体装置の製造方法におい
て、第1の気流の速度は、第2の気流の速度の1.3倍
以上であることが好ましい。
【0028】このようにすると、半導体基板が配置され
ている領域に存在する浮遊パーティクルの数を著しく低
減できるので、半導体装置の工程間の歩留まりを著しく
構造させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係るクリーンルーム及び半導体装置
の製造方法について、図1(a)、(b)及び(c)を
参照しながら説明する。図1(a)はクリーンルーム1
0の左側面図であり、図1(b)はクリーンルーム10
の正面図であり、図1(c)はクリーンルーム10の平
面図である。
【0030】図1(a)〜(c)に示すように、クリー
ンルーム10は、半導体製造装置(例えばドライエッチ
ング装置)13に投入される半導体基板を収納したカセ
ット14が配置される第1のクリーン領域10aと、該
第1のクリーン領域10aの外側であって作業者16が
起立又は着席して作業を行なう第2のクリーン領域10
bとからなる。第1のクリーン領域10aと第2のクリ
ーン領域10bとの間には板状のアイリッド11が設け
られている。
【0031】第1のクリーン領域10aには、半導体製
造装置13の一部と該半導体製造装置13に接続された
テーブル15とが配置されており、テーブル15の上に
は半導体基板が収納されたカセット14が載置されてい
る。
【0032】第2のクリーンルーム領域10bにおいて
作業を行なう作業者16は、カセット14に収納された
半導体基板をカセット14から取り出して半導体製造装
置13に搬入するか、又は半導体基板が収納されたカセ
ット14を半導体製造装置13にセットする。後者の場
合には、半導体製造装置13はカセット14に収納され
た半導体基板を半導体製造装置13の内部に取り込む。
【0033】この場合、作業者16は、その腕をアイリ
ッド11の下方から第1のクリーン領域10aに挿入し
た状態で、半導体基板をカセット14から半導体製造装
置13に移送するか又はカセット14を半導体製造装置
13にセットする。
【0034】第1のクリーン領域10aの天井には第1
の気流吹き出し口12aが設けられていると共に、第2
のクリーン領域10bの天井には第2の気流吹き出し口
12bが設けられており、クリーンルーム10の外部の
空気は、第1の気流吹き出し口12aから第1のクリー
ン領域10aに導入されると共に第2の気流吹き出し口
12bから第2のクリーン領域10bに導入される。
【0035】第1の実施形態においては、外部の空気を
第1の気流吹き出し口12aに供給するファンと第2の
気流吹き出し口12bに供給するファンとは、同一であ
るか又は同一の能力を有している。
【0036】また、第1のクリーン領域10aの面積は
第2のクリーン領域10bの面積よりも小さい一方、第
1の気流吹き出し口12aの面積は第2の気流吹き出し
口12bの面積よりも大きい。このため、第1の気流吹
き出し口12aの第1のクリーン領域10aに対する面
積割合は、第2の気流吹き出し口12bの第2のクリー
ン領域10bに対する面積割合よりも大きくなる。
【0037】従って、第1のクリーン領域10aにおい
て上方から下方に向かう第1の気流の速度は、第2のク
リーン領域10bにおいて上方から下方に向かう第2の
気流の速度よりも大きくなる。すなわち、第1の気流吹
き出し口12aにおける気流の速度と、第2の気流吹き
出し口12bにおける気流の速度とはほぼ等しいが、図
2に示すように、第1のクリーン領域10aにおいて
は、第2のクリーン領域10bに比べて、上方から下方
に向かう気流が拡散する度合いが小さいので、第1のク
リーン領域10aにおいて上方から下方に向かう第1の
気流Aの速度は、第2のクリーン領域10bにおいて上
方から下方に向かう第2の気流Bの速度よりも大きくな
る。
【0038】第1の気流吹き出し口12a及び第2の気
流吹き出し口12bの開口面積としては、第1の気流吹
き出し口12aの第1のクリーン領域10aに対する面
積割合が、第2の気流吹き出し口12bの第2のクリー
ン領域10bに対する面積割合よりも大きい状態であれ
ば、特に問わないが、第1の気流吹き出し口12a及び
第2の気流吹き出し口12bの開口面積が小さければ、
これら第1及び第2の気流吹き出し口12a、12bの
設置されるパーティクル除去フィルターの数を低減でき
ると共に、外部の空気を導入するファンの容量を小さく
できるので、コスト的に有利である。一方、第1の気流
吹き出し口12a及び第2の気流吹き出し口12bの開
口面積が大きければ、クリ−ンルーム10に導入される
空気中の浮遊パーティクルを除去する能力が向上すると
いう利点がある。
【0039】第1の実施形態においては、第1のクリー
ン領域10aと第2のクリーン領域10bとの間に、第
1の気流と第2の気流とを仕切る仕切り手段としてのア
イリッド11が設けられているため、第1の気流及び第
2の気流は、それぞれ天井から床面に対してほぼ垂直に
向かう。このため、第1の気流が第2の気流の影響を受
け難いので、第1の気流の速度が第2の気流の速度より
も大きくなる状態が促進される。
【0040】従って、第1のクリーン領域10aにおけ
るカセット14が載置されている場所の近傍において
は、第2の気流よりも大きい流速を持ち且つ天井から床
面にほぼ垂直に向かう第1の気流が流れるので、カセッ
ト14が載置されている場所の近傍部に存在する浮遊パ
ーティクルは、クリーンルーム10の床面の近傍に速や
かに移動した後、クリーンルーム10の外部に排出され
る。このため、カセット14に収納されており半導体製
造装置13に取り込まれる半導体基板の表面に付着する
パーティクルの数は大きく減少するので、半導体装置の
工程間の歩留まりが向上する。
【0041】アイリッド11は、第1の気流と第2の気
流とを仕切る機能を有しておれば、形状、材質又は構造
などは特に問わないが、透明で且つ硬質な材料例えばア
クリル樹脂板を用いることが好ましい。アイリッド11
が透明であると、作業者16は、半導体製造装置13又
はカセット14を操作する際に、目視で確認できるの
で、作業性が向上する。また、アイリッド11が硬質材
よりなると、第1のクリーン領域10aの第1の気流の
速度が大きくなっても、アイリッド11がばたつき難く
なる。
【0042】また、アイリッド11は、帯電防止策が講
じられていることが好ましく、例えば、5kvから0k
vへの帯電圧減衰時間が1秒以下である材料を用いるこ
とが好ましい。このようにすると、高速気流に起因する
アイリッド11へのパーティクルの付着を防止できるの
で、パーティクルの落下に伴う工程間歩留まりの低下を
抑制することができる。
【0043】また、アイリッド11は、有機物質汚染対
策が講じられていることが好ましく、室温における材料
1g中のアウトガスの量が1ng以下であるものを用い
ることが好ましい。このようにすると、アイリッド11
から発生する有機物質がクリーンルーム10内に拡散し
て、半導体装置のパターン不良又はリーク不良を発生さ
せる事態を抑制することができる。
【0044】また、アイリッド11の下端部の床面から
の位置は1.2〜1.8mであることが好ましい。その
理由は次の通りである。すなわち、アイリッド11の下
端の床面からの位置が1.8mを超えると、第1の気流
が第2の気流の影響を受けやすくなるので、浮遊パーテ
ィクル数の低減効果が低下して、工程間の歩留りの向上
が十分でなくなる。一方、アイリッド11の下端の床面
からの位置が1.2m未満であると、作業者16の腕が
アイリッド11の下端と接触し易くなるため、両者の接
触に起因してパーティクルが発生して工程間の歩留りの
向上が十分でなくなると共に、作業者16の作業性が低
下してしまう。これに対して、アイリッド11の下端の
床面からの位置が1.2〜1.8mであると、浮遊パー
ティクル数の低減効果が損なわれず、標準的な身長
(1.5〜2.0m)の作業者16が起立又は着席した
状態で半導体製造装置13又はカセット14を取り扱う
際の作業性は、アイリッド11が設けられていない場合
と殆ど変わらなくなる。
【0045】また、アイリッド11は、クリーンルーム
10の天井に接着等により固定されていてもよいが、フ
ック等により天井に吊り下げられている方が好ましい。
このようにすると、アイリッド11の取り外し及び取り
替え作業が容易になるので、半導体製造装置13の入れ
替え時にアイリッド11を一時的に取り外すことが容易
になる。
【0046】図3は、第1の実施形態の第1変形例に係
るクリーンルーム10の平面図であって、図1(c)と
対応する。第1変形例においては、アイリッド11は、
第1のクリーン領域10aと第2のクリーン領域10b
との間に位置する3つの面、つまり作業者16とテーブ
ル14との間の1つ面と、テーブル14の両側部の外側
に位置する2つの面とからなる三面構造を有している。
【0047】このように、アイリッド11が三面構造を
有していると、第1のクリーン領域10aに導入され上
方から下方に向かう第1の気流は、第2のクリーン領域
10bに導入され上方から下方に向かう第2の気流の影
響を一層受け難くなるので、第1の気流の速度が第2の
気流の速度よりも大きくなる状態が一層促進される。
【0048】図4は、第1の実施形態の第2変形例に係
るクリーンルーム10の平面図であって、図1(c)と
対応する。第2変形例においては、アイリッド11は、
第1のクリーン領域10aと第2のクリーン領域10b
との間に位置する4つの面からなる四面構造(枠状構
造)を有している。
【0049】このように、アイリッド11が四面構造を
有していると、第1のクリーン領域10aに導入され上
方から下方に向かう第1の気流は、第2のクリーン領域
10bに導入され上方から下方に向かう第2の気流の影
響をより一層受け難くなるので、第1の気流の速度が第
2の気流の速度よりも大きくなる状態がより一層促進さ
れる。
【0050】図5は、第1の実施形態の第3変形例に係
るクリーンルーム10の正面図であって、図1(b)と
対応する。第3変形例においては、アイリッド11は、
上部に設けられた透明な硬質材(例えばアクリル樹脂
板)11aと、下部に設けられた透明な軟質材(例えば
ビニールシート)11bとからなる。
【0051】このようにすると、上部の硬質材11aに
より、第1の気流が第2の気流の影響を受ける事態が防
止される。また、下部の軟質材11bにより、作業者1
6がアイリッド11に接触しても、作業者16がけがを
することがないと共にアイリッド11の破損を防止する
ことができる。また、通常、軟質材は硬質材よりも軽量
であるから、アイリッド11の設置及び取り外しの作業
が容易になる。
【0052】尚、第1の実施形態及び第1〜第3の変形
例においては、外部の空気を第1の気流吹き出し口12
aに供給するファンと第2の気流吹き出し口12bに供
給するファンとは、同一であるか又は同一の能力を有し
ていたため、第1の気流吹き出し口12aの第1のクリ
ーン領域10aに対する面積割合を、第2の気流吹き出
し口12bの第2のクリーン領域10に対する面積割合
よりも大きくしたが、これに代えて、外部の空気を第1
の気流吹き出し口12aに供給するファンの送風能力
を、外部の空気を第2の気流吹き出し口12bに供給す
るファンの送風能力よりも大きくしてもよい。
【0053】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係るクリーンルーム及び半導体装置の製造方
法について、図6(a)及び(b)を参照しながら説明
する。
【0054】図6(a)はクリーンルーム20の左側面
図であり、図6(b)はクリーンルーム20の正面図で
ある。
【0055】第2の実施形態は、第1の実施形態におい
て設けられていたアイリッド11が設けられていない点
で第1の実施形態と異なるが、その他の構成については
基本的に同じである。
【0056】図6(a)及び(b)に示すように、クリ
ーンルーム20は、半導体製造装置23に投入される半
導体基板を収納したカセット24が配置される第1のク
リーン領域20aと、該第1のクリーン領域20aの外
側であって作業者26が作業を行なう第2のクリーン領
域20bとからなる。
【0057】第1のクリーン領域20aには、半導体製
造装置23の一部と該半導体製造装置23に接続された
テーブル25とが配置されており、テーブル25の上に
は半導体基板が収納されたカセット24が載置されてい
る。
【0058】第1のクリーン領域20aの天井には第1
の気流吹き出し口22aが設けられていると共に、第2
のクリーン領域20bの天井には第2の気流吹き出し口
22bが設けられており、クリーンルーム20の外部の
空気は、第1の気流吹き出し口22aから第1のクリー
ン領域20aに導入されると共に第2の気流吹き出し口
22bから第2のクリーン領域20bに導入される。
【0059】第2の実施形態においても、外部の空気を
第1の気流吹き出し口22aに供給するファンと第2の
気流吹き出し口22bに供給するファンとは、同一であ
るか又は同一の能力を有している。
【0060】また、第1のクリーン領域20aの面積は
第2のクリーン領域20bの面積よりも小さい一方、第
1の気流吹き出し口22aの面積は第2の気流吹き出し
口22bの面積よりも大きい。従って、第1の気流吹き
出し口22aの第1のクリーン領域20aに対する面積
割合は、第2の気流吹き出し口22bの第2のクリーン
領域20bに対する面積割合よりも大きくなる。
【0061】従って、第1のクリーン領域20aにおい
て上方から下方に向かう第1の気流の速度は、第2のク
リーン領域20bにおいて上方から下方に向かう第2の
気流の速度よりも大きくなる。
【0062】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態に係るクリーンルーム及び半導体装置の製造方
法について、図7(a)〜(c)を参照しながら説明す
る。
【0063】図7(a)はクリーンルーム30の左側面
図であり、図7(b)はクリーンルーム30の正面図で
あり、図7(c)はクリーンルーム30の平面図であ
る。
【0064】第3の実施形態は、第1の実施形態と比べ
て、アイリッド31の構造が異なるが、その他の構成に
ついては第1の実施形態と基本的に同じである。
【0065】図7(a)〜(c)に示すように、クリー
ンルーム30は、半導体製造装置33に投入される半導
体基板を収納したカセット34が配置される第1のクリ
ーン領域30aと、該第1のクリーン領域30aの外側
であって作業者36が作業を行なう第2のクリーン領域
30bとからなる。
【0066】第1のクリーン領域30aには、半導体製
造装置33の一部と該半導体製造装置33に接続された
テーブル35とが配置されており、テーブル35の上に
は半導体基板が収納されたカセット34が載置されてい
る。
【0067】第3の実施形態の特徴として、第1のクリ
ーン領域30a及び第2のクリーン領域30bの天井に
は、気流吹き出し口32が共通に設けられており、クリ
ーンルーム30の外部の空気は、気流吹き出し口32か
ら第1のクリーン領域30a及び第2のクリーン領域3
0bに導入される。
【0068】第1のクリーン領域30aに導入される第
1の気流と、第2のクリーン領域30bに導入される第
2の気流とを仕切るアイリッド31は、上部開口部31
aの面積が下部開口部31bの面積よりも大きい四面構
造(枠構造)を有しており、上部開口部31aから中間
部31bまでは開口面積が徐々に小さくなり、中間部3
1bから下部開口部31cまでは開口面積が一定であ
る。そして、アイリッド31の下部開口部31cの開口
領域は第1のクリーン領域30aと一致していると共
に、アイリッド31の上部開口部31aの開口領域は第
1のクリーン領域30aの全領域と第2のクリーン領域
30bとに跨っている。
【0069】このため、気流吹き出し口32からアイリ
ッド31の上部開口部31aに供給された第1の気流
は、上部開口部31aから中間部31bに至るまで徐々
に収束され、その後、そのままの状態で中間部31bか
ら下部開口部31cに至り、下部開口部31cから第1
のクリーン領域30aに放出される。
【0070】一方、アイリッド31の開口面積が下方に
向かうにつれて徐々に小さくなっているため、気流吹き
出し口32から第2のクリーン領域30bに供給された
第2の気流は徐々に拡散する。
【0071】このため、第1のクリーン領域30aにお
いて上方から下方に向かう第1の気流の速度は、第2の
クリーン領域30bにおいて上方から下方に向かう第2
の気流の速度よりも大きくなる。
【0072】従って、第1のクリーン領域30aにおけ
るカセット34が載置されている場所の近傍において
は、第2の気流よりも大きい流速を持ち且つ天井から床
面にほぼ垂直に向かう第1の気流が流れるので、カセッ
ト34が載置されている場所の近傍部に存在する浮遊パ
ーティクルは、クリーンルーム30の床面の近傍に速や
かに移動した後、クリーンルーム30の外部に排出され
る。このため、カセット34に収納されており半導体製
造装置33に取り込まれる半導体基板の表面に付着する
パーティクルの数は大きく減少するので、半導体装置の
工程間の歩留まりが向上する。
【0073】第1の実施形態と同様、アイリッド31
は、第1の気流と第2の気流とを仕切る機能を有してお
れば、形状、材質又は構造などは特に問わないが、透明
で且つ硬質な材料例えばアクリル樹脂板を用いることが
好ましい。その理由は、第1の実施形態と同様である。
【0074】また、アイリッド31は、帯電防止策が講
じられていることが好ましく、例えば、5kvから0k
vへの帯電圧減衰時間が1秒以下である材料を用いるこ
とが好ましい。その理由は第1の実施形態と同様であ
る。
【0075】また、アイリッド31は、有機物質汚染対
策が講じられていることが好ましく、室温における材料
1g中のアウトガスの量が1ng以下であるものを用い
ることが好ましい。その理由は第1の実施形態と同様で
ある。
【0076】また、アイリッド31の下端部の床面から
の位置は1.2〜1.8mであることが好ましい。その
理由は第1の実施形態と同様である。
【0077】(第4の実施形態)以下、本発明の第4の
実施形態に係るクリーンルーム及び半導体装置の製造方
法について、図8(a)〜(c)を参照しながら説明す
る。
【0078】図8(a)はクリーンルーム40の左側面
図であり、図8(b)はクリーンルーム40の正面図で
あり、図8(c)はクリーンルーム40の平面図であ
る。
【0079】第4の実施形態は、第3の実施形態と比べ
て、アイリッド41の構造が異なるが、その他の構成に
ついては第3の実施形態と基本的に同じである。
【0080】図8(a)〜(c)に示すように、クリー
ンルーム40は、半導体製造装置43に投入される半導
体基板を収納したカセット44が配置される第1のクリ
ーン領域40aと、該第1のクリーン領域40aの外側
であって作業者46が作業を行なう第2のクリーン領域
40bとからなる。
【0081】第1のクリーン領域40aには、半導体製
造装置43の一部と該半導体製造装置43に接続された
テーブル45とが配置されており、テーブル45の上に
は半導体基板が収納されたカセット44が載置されてい
る。
【0082】第4の実施形態においても、第3の実施形
態と同様、第1のクリーン領域40a及び第2のクリー
ン領域40bの天井には、気流吹き出し口42が共通に
設けられており、クリーンルーム40の外部の空気は、
気流吹き出し口42から第1のクリーン領域40a及び
第2のクリーン領域40bに導入される。
【0083】第1のクリーン領域40aに導入される第
1の気流と、第2のクリーン領域40bに導入される第
2の気流とを仕切るアイリッド41は、上部開口部41
aの面積が下部開口部41bの面積よりも大きい四面構
造(枠構造)を有しており、上部開口部41aから中間
部41bまでは開口面積が徐々に小さくなり、中間部4
1bから下部開口部41cまでは開口面積が一定であ
る。
【0084】また、アイリッド41の下部開口部41c
の開口領域は第1のクリーン領域30aと一致している
と共に、アイリッド41の上部開口部41aの開口領域
は第1のクリーン領域40aの全領域と第2のクリーン
領域40bとに跨っている点については第3の実施形態
と同様である。
【0085】第4の実施形態の特徴として、アイリッド
41の下部開口部41cはクリーンルーム40の床面近
傍(床面から0.2m程度の高さ)に位置しており、ま
た、アイリッド41の作業者46と対向する面における
カセット44の近傍部には側方開口部41dが設けられ
ている。
【0086】このため、作業者46は、その腕を側方開
口部41dから第1のクリーン領域40aに挿入した状
態で、半導体基板をカセット44から半導体製造装置4
3に移送したり、又はカセット44を半導体製造装置4
3にセットしたりすることができる。
【0087】気流吹き出し口32からアイリッド41の
上部開口部41aに供給された第1の気流は、上部開口
部41aから中間部41bに至るまで徐々に収束され、
その後、そのままの状態で中間部41bから床面近傍の
下部開口部41cに至る。
【0088】このため、第1のクリーン領域40aにお
いて上方から下方に向かう第1の気流の速度は、第2の
クリーン領域40bにおいて上方から下方に向かう第2
の気流の速度よりも大きくなるが、第4の実施形態にお
いては、第3の実施形態に比べて、下部開口部41cの
位置が低いため、第1の気流は第2の気流の影響を一層
受け難くなるので、第1の気流の速度は一層大きくな
る。
【0089】従って、第1のクリーン領域40aにおけ
るカセット44が載置されている場所の近傍において
は、第2の気流よりも一層大きい流速を持ち且つ天井か
ら床面にほぼ垂直に向かう第1の気流が流れるので、カ
セット44が載置されている場所の近傍部に存在する浮
遊パーティクルは、クリーンルーム40の床面の近傍に
速やかに移動した後、クリーンルーム40の外部に排出
される。このため、カセット44に収納されており半導
体製造装置43に取り込まれる半導体基板の表面に付着
するパーティクルの数は大きく減少するので、半導体装
置の工程間の歩留まりが一層向上する。
【0090】第1の実施形態と同様、アイリッド41
は、第1の気流と第2の気流とを仕切る機能を有してお
れば、形状、材質又は構造などは特に問わないが、透明
で且つ硬質な材料例えばアクリル樹脂板を用いることが
好ましい。その理由は、第1の実施形態と同様である。
【0091】また、アイリッド41は、帯電防止策が講
じられていることが好ましく、例えば、5kvから0k
vへの帯電圧減衰時間が1秒以下である材料を用いるこ
とが好ましい。その理由は第1の実施形態と同様であ
る。
【0092】また、アイリッド41は、有機物質汚染対
策が講じられていることが好ましく、室温における材料
1g中のアウトガスの量が1ng以下であるものを用い
ることが好ましい。その理由は第1の実施形態と同様で
ある。
【0093】以下、第1〜第4の実施形態に係るクリー
ンルーム及び半導体装置の製造方法を評価するために行
なった実験結果について説明するが、その前提として、
比較例に係るクリーンルーム50の構造について図9
(a)及び(b)を参照しながら説明する。
【0094】図9(a)はクリーンルーム50の左側面
図であり、図9(b)はクリーンルーム50の正面図で
ある。
【0095】図9(a)及び(b)に示すように、クリ
ーンルーム50は、半導体製造装置53に投入される半
導体基板を収納したカセット54が配置される第1のク
リーン領域50aと、該第1のクリーン領域50aの外
側であって作業者56が作業を行なう第2のクリーン領
域50bとからなる。
【0096】第1のクリーン領域50aには、半導体製
造装置53の一部と該半導体製造装置53に接続された
テーブル55とが配置されており、テーブル55の上に
は半導体基板が収納されたカセット54が載置されてい
る。
【0097】第1のクリーン領域50a及び第2のクリ
ーン領域50bの天井には、気流吹き出し口52が共通
に設けられており、クリーンルーム50の外部の空気
は、気流吹き出し口52から第1のクリーン領域50a
及び第2のクリーン領域50bに導入される。
【0098】比較例においては、アイリッドは設けられ
ていない。このため、第1のクリーン領域50aにおい
て上方から下方に向かう第1の気流の速度と、第2のク
リーン領域205において上方から下方に向かう第2の
気流の速度とは等しい。
【0099】比較例においては、第1の気流の速度及び
第2の気流の速度はいずれも0.28m/sであって、
第1のクリーン領域50a及び第2のクリーン領域50
bに存在しサイズが0.07μm以上である浮遊パーテ
ィクル数は15個/28.3L(リットル、以下同じ)
であった。
【0100】また、比較例に係るクリーンルームにおい
て半導体装置を製造したところ、工程間の歩留まりは良
品率が60.0%であった。
【0101】第1の実施形態においては、第1のクリー
ン領域10aでは、第1の気流の速度は0.36m/s
で、0.07μm以上のサイズの浮遊パーティクル数は
2個/28.3Lであって、第2のクリーン領域10b
では、第2の気流の速度は0.28m/sで、0.07
μm以上のサイズの浮遊パーティクル数は15個/2
8.3Lであった。尚、第1の実施形態においては、第
1の気流の速度は第2の気流の速度の約1.3である。
【0102】また、第1の実施形態に係るクリーンルー
ムにおいて半導体装置を製造したところ、工程間の歩留
まりは良品率が99.7%であって極めて良好であっ
た。
【0103】第2の実施形態においては、第1のクリー
ン領域20aでは、第1の気流の速度は0.31m/s
で、0.07μm以上のサイズの浮遊パーティクル数は
14個/28.3Lであって、第2のクリーン領域20
bでは、第2の気流の速度は0.28m/sで、0.0
7μm以上のサイズの浮遊パーティクル数は15個/2
8.3Lであった。尚、第2の実施形態においては、第
1の気流の速度は第2の気流の速度の約1.1である。
【0104】また、第2の実施形態に係るクリーンルー
ムにおいて半導体装置を製造したところ、工程間の歩留
まりは良品率が65.0%であって、比較例に比べると
良品率は向上した。
【0105】第3の実施形態においては、第1のクリー
ン領域30aでは、第1の気流の速度は0.65m/s
で、0.07μm以上のサイズの浮遊パーティクル数は
0個/28.3Lであって、第2のクリーン領域30b
では、第2の気流の速度は0.28m/sで、0.07
μm以上のサイズの浮遊パーティクル数は15個/2
8.3Lであった。尚、第3の実施形態においては、第
1の気流の速度は第2の気流の速度の約2.3である。
【0106】また、第3の実施形態に係るクリーンルー
ムにおいて半導体装置を製造したところ、工程間の歩留
まりは良品率が99.9%であって極めて良好であっ
た。
【0107】第4の実施形態においては、第1のクリー
ン領域40aでは、第1の気流の速度は0.68m/s
で、0.07μm以上のサイズの浮遊パーティクル数は
0個/28.3Lであって、第2のクリーン領域40b
では、第2の気流の速度は0.28m/sで、0.07
μm以上のサイズの浮遊パーティクル数は15個/2
8.3Lであった。尚、第4の実施形態においては、第
1の気流の速度は第2の気流の速度の約2.4である。
【0108】また、第4の実施形態に係るクリーンルー
ムにおいて半導体装置を製造したところ、工程間の歩留
まりは良品率が99.9%であって極めて良好であっ
た。
【0109】図10は、第1〜第4の実施形態及び比較
例に係るクリーンルームの第1のクリーン領域におけ
る、第1の気流の速度及び浮遊パーティクル数をプロッ
トしたものである。
【0110】図10から明らかなように、第1、第3及
び第4の実施形態によると、浮遊パーティクル数を比較
例に比べて著しく低減できることが分かる。
【0111】また、第1の実施形態(第1の気流の流速
/第2の気流の流速=約1.3)と、第2の実施形態
(第1の気流の流速/第2の気流の流速=約1.1)と
の対比から明らかなように、第1の気流の速度が第2の
気流の速度の1.3倍以上になると、浮遊パーティクル
数が著しく低減することが分かる。従って、第1の気流
の速度を第2の気流の速度の1.3倍以上にすること
は、浮遊パーティクル数を低減するために極めて有効で
ある。
【0112】
【発明の効果】本発明に係るクリーンルーム及び半導体
装置の製造方法によると、半導体基板が配置されている
領域に存在する浮遊パーティクルを大きく減少させるこ
とができ、これによって、半導体装置の工程間の歩留ま
りを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は第1の実施形態に係るクリー
ンルームを示し、(a)は左側面図であり、(b)は正
面図であり、(c)は平面図である。
【図2】各実施形態に係るクリーンルームにおいて、第
1の気流の速度が第2の気流の速度よりも大きくなるこ
とを説明する図である。
【図3】第1の実施形態の第1の変形例に係るクリーン
ルームの平面図である。
【図4】第1の実施形態の第2の変形例に係るクリーン
ルームの平面図である。
【図5】第1の実施形態の第3の変形例に係るクリーン
ルームの正面図である。
【図6】(a)及び(b)は第2の実施形態に係るクリ
ーンルームを示し、(a)は左側面図であり、(b)は
正面図である。
【図7】(a)〜(c)は第3の実施形態に係るクリー
ンルームを示し、(a)は左側面図であり、(b)は正
面図であり、(c)は平面図である。
【図8】(a)〜(c)は第4の実施形態に係るクリー
ンルームを示し、(a)は左側面図であり、(b)は正
面図であり、(c)は平面図である。
【図9】(a)及び(b)は比較例に係るクリーンルー
ムを示し、(a)は左側面図であり、(b)は正面図で
ある。
【図10】第1〜第4の実施形態に係るクリーンルーム
及び半導体装置の製造方法を評価するために行なった実
験結果を示す図である。
【符号の説明】
10 クリーンルーム 10a 第1のクリーン領域 10b 第2のクリーン領域 11 アイリッド 12a 第1の気流吹き出し口 12b 第2の気流吹き出し口 13 半導体製造装置 14 カセット 15 テーブル 16 作業者 20 クリーンルーム 20a 第1のクリーン領域 20b 第2のクリーン領域 21 アイリッド 22a 第1の気流吹き出し口 22b 第2の気流吹き出し口 23 半導体装置 24 カセット 25 半導体製造装置 26 作業者 30 クリーンルーム 30a 第1のクリーン領域 30b 第2のクリーン領域 31 アイリッド 31a 上部開口部 31b 下部開口部 31c 中間部 32 気流吹き出し口 33 半導体製造装置 34 カセット 35 テーブル 36 作業者 40 クリーンルーム 40a 第1のクリーン領域 40b 第2のクリーン領域 41 アイリッド 41a 上部開口部 41b 下部開口部 41c 中間部 41d 側方開口部 42 気流吹き出し口 43 半導体製造装置 44 カセット 45 テーブル 46 作業者

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造装置に投入される半導体基板が配置
    される第1のクリーン領域と、前記第1のクリーン領域
    に隣接して設けられ作業者が配置される第2のクリーン
    領域とを備え、 前記第1のクリーン領域には、上方から下方に向かう第
    1の気流が導入され、前記第2のクリーン領域には、上
    方から下方に向かう第2の気流が導入され、前記第1の
    気流の速度は前記第2の気流の速度よりも大きいことを
    特徴とするクリーンルーム。
  2. 【請求項2】 前記第1のクリーン領域と前記第2のク
    リーン領域との間に設けられ、前記第1の気流と前記第
    2の気流とを仕切る仕切り手段を備えていることを特徴
    とする請求項1に記載のクリーンルーム。
  3. 【請求項3】 前記第1の気流が取り込まれる第1の気
    流吹き出し口の前記第1のクリーン領域に対する面積割
    合は、前記第2の気流が取り込まれる第2の気流吹き出
    し口の前記第2のクリーン領域に対する面積割合よりも
    大きいことを特徴とする請求項2に記載のクリーンルー
    ム。
  4. 【請求項4】 前記仕切り手段は、上部開口部及び下部
    開口部を有する四面構造物であり、 前記上部開口部の面積は前記下部開口部の面積よりも大
    きいことを特徴とする請求項2に記載のクリーンルー
    ム。
  5. 【請求項5】 前記第1の気流の速度は、前記第2の気
    流の速度の1.3倍以上であることを特徴とする請求項
    1、2又は3に記載のクリーンルーム。
  6. 【請求項6】 前記仕切り手段の下端は床面から1.2
    〜1.8mの位置にあることを特徴とする請求項2又は
    3に記載のクリーンルーム。
  7. 【請求項7】 前記仕切り手段は、透明な材料からなる
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のクリーンルー
    ム。
  8. 【請求項8】 製造装置に投入される半導体基板が配置
    されている第1のクリーン領域と、前記第1のクリーン
    領域に隣接して設けられ作業者が配置されている第2の
    クリーン領域とを有するクリーンルームにおいて、前記
    作業者の操作により前記半導体基板を前記製造装置に投
    入する工程を備えた半導体装置の製造方法であって、 前記第1のクリーン領域には、上方から下方に向かう第
    1の気流が導入され、 前記第2のクリーン領域には、上方から下方に向かう第
    2の気流が導入され、 前記第1の気流の速度は前記第2の気流の速度よりも大
    きいことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の気流の速度は、前記第2の気
    流の速度の1.3倍以上であることを特徴とする請求項
    8に記載の半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006322659A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Fujitsu Ltd クリーンルームの空気清浄装置

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JP2006322659A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Fujitsu Ltd クリーンルームの空気清浄装置

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