JP2002249614A - 発泡性スチレン系樹脂粒子 - Google Patents

発泡性スチレン系樹脂粒子

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JP2002249614A
JP2002249614A JP2001049088A JP2001049088A JP2002249614A JP 2002249614 A JP2002249614 A JP 2002249614A JP 2001049088 A JP2001049088 A JP 2001049088A JP 2001049088 A JP2001049088 A JP 2001049088A JP 2002249614 A JP2002249614 A JP 2002249614A
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JP2001049088A
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Kenji Haraguchi
健二 原口
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Mitsubishi Chemical Foam Plastic Corp
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揮発性有機化合物の含有量が少なく,優れた
発泡性を有しており,得られる発泡成形体が高い強度を
有するとともに外観がよく,且つ成形サイクルを短縮す
ることができる発泡性スチレン系樹脂粒子を提供するこ
と。 【解決手段】 重量平均分子量が18万〜40万のスチ
レン系樹脂からなると共に,発泡剤として沸点が90℃
以下の有機化合物が,上記スチレン系樹脂100重量部
に対し2〜5.5重量部含有され,可塑剤として平均炭
素数が20〜35個でかつ常温で液体のパラフィン類
が,上記スチレン系樹脂100重量部に対し0.5〜5
重量部含有されている発泡性スチレン系樹脂粒子であっ
て,発泡性スチレン系樹脂粒子を1.5〜2.5倍の体
積に発泡させたときに,樹脂粒子表面に厚み10〜10
0μmの非発泡層8が存在している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,発泡成形体の原料等として利用
する発泡性スチレン系樹脂粒子に関する。
【0002】
【従来技術】スチレン系の発泡成形体は,スチレン系樹
脂に,発泡剤及び発泡性改良のための可塑剤を添加して
発泡性スチレン系樹脂粒子とし,予備発泡後に金型内で
発泡成形することにより得られる。この発泡成形体は,
優れた緩衝性,断熱性を有し,成形も容易で,さらに比
較的安価な材料であるため,包装材,断熱材として広く
用いられている。
【0003】従来,発泡剤としては,ペンタンやブタン
等の炭化水素が用いられている。可塑剤としては,残存
させたスチレンや,少量添加されたトルエンやキシレ
ン,またシクロヘキサン等の有機溶剤が広く利用されて
いる。このような発泡剤や可塑剤の多くは,揮発性有機
化合物である。
【0004】発泡剤や可塑剤として機能する揮発性有機
化合物は,平均して,スチレン系樹脂粒子100重量部
に対して,6〜9重量部含有されており,貯蔵,発泡,
成形加工等の各プロセスにおいて徐々に大気中に放出さ
れる。
【0005】
【解決しようとする課題】最近,地球環境に対する配慮
から,発泡性スチレン系樹脂粒子中の発泡剤や有機溶剤
を減量する試みがなされている。例えば,特開平6−2
5456号や特開平6−25458号には,発泡剤量の
少ない発泡性スチレン系樹脂粒子及びその製造方法が開
示されている。しかし,これらの方法より得られた発泡
性スチレン系樹脂粒子は,発泡成形体としたとき,強度
が低いという問題がある。
【0006】また,特開平4−268347号,特開平
6−80708号,特開平10−17698号には,残
存スチレンやベンゼンの含有量が少ない発泡性スチレン
系樹脂粒子及びその製造法が開示されている。しかし,
残存スチレン等は発泡性スチレン系樹脂粒子に対して優
れた可塑効果を与える。このため,残存スチレン等を減
らすと,発泡性スチレン系樹脂粒子の発泡性が低下し,
発泡倍率を高くすることが困難になったり,成形時にお
いて発泡粒子同士の融着性が低下するという問題が発生
することがある。また,発泡性を高めるため,発泡性ス
チレン系樹脂粒子の分子量を低下させる方法も考えられ
る。しかし,この場合には,得られる発泡成形体の強度
が低下するという問題が生じる。
【0007】また,発泡成形体の成形にあたっては,生
産性向上の点より,成形時間を短くすること,つまり成
形サイクルを短縮することが望まれている。
【0008】本発明はかかる従来の問題点に鑑み,揮発
性有機化合物の含有量が少なく,優れた発泡性を有して
おり,得られる発泡成形体が高い強度を有するとともに
外観がよく,且つ成形サイクルを短縮することができる
発泡性スチレン系樹脂粒子を提供しようとするものであ
る。
【0009】
【課題の解決手段】請求項1記載の発明は,重量平均分
子量が18万〜40万のスチレン系樹脂からなると共
に,発泡剤として沸点が90℃以下の有機化合物が,上
記スチレン系樹脂100重量部に対し2〜5.5重量部
含有され,可塑剤として平均炭素数が20〜35個でか
つ常温で液体のパラフィン類が,上記スチレン系樹脂1
00重量部に対し0.5〜5重量部含有されている発泡
性スチレン系樹脂粒子であって,上記発泡性スチレン系
樹脂粒子を1.5〜2.5倍の体積に発泡させたとき
に,樹脂粒子表面に厚み10〜100μmの非発泡層が
存在していることを特徴とする発泡性スチレン系樹脂粒
子である。
【0010】本発明によれば,上記構成を有するため,
揮発性有機化合物の含有量が少なく,優れた発泡性を有
しており,得られる発泡成形体が高い強度を有するとと
もに外観がよく,且つ成形サイクルを短縮することがで
きる発泡性スチレン系樹脂粒子を提供することができ
る。
【0011】本発明にかかるスチレン系樹脂粒子の重量
平均分子量は18万〜40万である。これにより,高い
発泡性を維持しつつ,優れた強度を有する発泡成形体を
作成することができる。上記重量平均分子量はGPC
(Gel Permeation Chromatography;ゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィー)法により測定した値である。
【0012】一方,上記重量平均分子量が18万未満で
は,得られる発泡成形体の強度が低下するおそれがあ
る。一方,重量平均分子量が40万を超えると,発泡性
が低下し,目標の発泡倍率(例えば50〜60倍)まで
発泡させることが困難になったり,成形時に発泡粒子同
士が融着しにくくなり,発泡成形体の強度が低下するお
それがある。より好ましくは,スチレン系樹脂粒子の重
量平均分子量は20万〜38万,更に好ましくは22万
〜35万である。
【0013】本発明にかかる発泡性スチレン系樹脂粒子
の中には,発泡剤として機能する沸点が90℃以下の有
機化合物が,スチレン系樹脂100重量部に対し2〜
5.5重量部含有されている。
【0014】上記有機化合物の含有量が2重量部未満で
は,発泡性スチレン系樹脂粒子の発泡性が低下し,目標
の発泡倍率まで発泡させることが困難となるおそれがあ
る。5.5重量部を超えると,大気中に放出される揮発
性有機化合物の量を減らすという本発明の目的を達成す
ることができなくなるおそれがある。より好ましくは,
上記有機化合物の含有量は,スチレン系樹脂100重量
部に対して,2〜5重量部,さらに好ましくは2〜4.
5重量部である。これにより,更に揮発性有機化合物の
量を減らすことができる。上記有機化合物の沸点が90
℃を超える場合には,発泡性スチレン系樹脂粒子の発泡
性が低下し,目標の発泡倍率まで発泡させることが困難
となるおそれがある。
【0015】上記発泡剤に用いる有機化合物としては,
メタン,エタン,プロパン,n−ブタン,イソブタン,
シクロブタン,n−ペンタン,イソペンタン,ネオペン
タン,シクロペンタン,n−ヘキサン,シクロヘキサン
等の飽和炭化水素化合物,メタノール,エタノール等の
低級アルコール,ジメチルエーテル,ジエチルエーテル
等のエーテル化合物等の沸点が90℃以下の有機化合物
を1種類あるいは2種類以上混合して用いることができ
る。
【0016】本発明にかかる発泡性スチレン系樹脂粒子
の中には,可塑剤として機能するパラフィン類が,スチ
レン系樹脂100重量部に対し0.5〜5重量部含有さ
れている。上記パラフィン類の含有量が0.5重量部未
満では可塑効果が少なく,発泡成形体作製の際に目標の
発泡倍率まで発泡させることが困難となるおそれがあ
る。5重量部を超えると,得られる発泡成形体の強度や
耐熱性が低下し,製造コストも高くなるおそれがある。
より好ましくは,上記パラフィン類の含有量は,スチレ
ン系樹脂100重量部に対して,0.5〜3.5重量部
である。
【0017】上記パラフィン類は,CmHn(n<2m+
1,n,mは自然数)で示される分岐構造や環構造を有
する脂環式炭化水素化合物で,かつ平均炭素数が20〜
35個であり,常温で液体のパラフィン類である。
【0018】平均炭素数が20個未満であるパラフィン
類は揮発性があるため,貯蔵,発泡,成形加工等の各プ
ロセスにおいて徐々に大気中に放出される揮発性有機化
合物となる可能性があるため,本発明にかかる効果が得
難くなるおそれがある。35個を超えるとスチレン系樹
脂との相溶性が低下し,可塑効果が低くなり,目標の発
泡倍率まで発泡させることが困難となるおそれがある。
より好ましくは,パラフィン類の平均炭素数は20〜3
0個である。これにより,成形加工中に,有機化合物が
大気中に放出することを抑制するとともに,発泡成形性
に優れた発泡性スチレン系樹脂粒子を得ることができ
る。本発明に用いるパラフィン類は,常温で液体であ
る。常温とは,10〜30℃をいう。このため,目標の
発泡倍率まで発泡させるための可塑効果を得ることがで
きる。
【0019】本発明にかかる発泡性スチレン系樹脂粒子
は,1.5〜2.5倍に微発泡させたときに,樹脂粒子
表面に厚さが10〜100μmの非発泡層が存在してい
る。非発泡層の厚みが10μm未満の場合には,発泡成
形体を作製したとき,発泡粒子同士の間隙が目立ち,見
栄えが悪くなるおそれがある。一方,非発泡層の厚みが
100μmを超える場合には,発泡性スチレン系樹脂粒
子の発泡性が低下するおそれがある上に,製造コストも
高くなるおそれがある。より好ましくは,非発泡層の厚
みは20〜80μmである。
【0020】非発泡層の厚みは,1.5〜2.5倍に微
発泡させた樹脂粒子を半分に切断し,たとえば,その切
断面を走査型電子顕微鏡等で観察して写真を撮影し,写
真から任意の10ヶ所で非発泡層の厚みを測定し,その
測定値を平均して得られた値である(後述の実施例1参
照)。
【0021】本発明にかかる発泡性スチレン系樹脂粒子
を製造する方法としては,例えば,撹拌装置の付いた密
閉容器内に,スチレンを,可塑剤及び重合開始剤と共に
適当な懸濁剤の存在下で水性媒体中に分散させて重合反
応を開始してスチレン系樹脂とするとともに,重合途中
あるいは重合完了後に発泡剤を添加して,発泡性スチレ
ン系樹脂粒子を得る方法が挙げられる。
【0022】本発明にかかる発泡性スチレン系樹脂粒子
は,スチレン,またはスチレンを主成分とするビニルモ
ノマーの混合物から製造することができる。スチレンと
共重合可能なビニルモノマーとして,例えば,α−メチ
ルスチレン,p−メチルスチレン,t−ブチルスチレ
ン,クロロスチレン,ブロモスチレン,ジビニルベンゼ
ン等のスチレン誘導体や,アクリル酸メチル,アクリル
酸エチル,アクリル酸ブチル,アクリル酸2−エチルヘ
キシル,ブタンジオールジアクリレート等のアクリル酸
エステル類や,メタクリル酸メチル,メタクリル酸エチ
ル,メタクリル酸ブチル,メタクリル酸2−エチルヘキ
シル等のメタクリル酸エステル類や,アクリロニトリ
ル,メタクリロニトリル等のニトリル基含有モノマー等
が挙げられ,これらのビニルモノマーを2種類以上混合
して用いてもよい。
【0023】上記重合開始剤としては,例えばビニルモ
ノマーに可溶で10時間半減期温度が50〜120℃で
あるものを用いることができる。かかる重合開始剤とし
ては,クメンヒドロキシパーオキサイド,ジクミルパー
オキサイド,t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサ
ノエート,t−ブチルパーオキシベンゾエート,ベンゾ
イルパーオキサイド,t−ブチルパーオキシイソプロピ
ルカーボネート,t−アミルパーオキシ−2−エチルヘ
キシルカーボネート,ヘキシルパーオキシ−2−エチル
ヘキシルカーボネート,ラウロイルパーオキサイド等の
有機過酸化物や,アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ
化合物等が挙げられる。これらの重合開始剤は,1種類
または2種類以上組み合わせて用いることができる。重
合開始剤の使用量は,ビニルモノマー100重量部に対
して,0.01〜3重量部が好ましい。
【0024】上記懸濁剤としては,例えば,ポリビニル
アルコール,メチルセルロース,ポリビニルピロリドン
等の親水性高分子や,第3リン酸カルシウム,ピロリン
酸マグネシウム等の難水溶性無機塩等を用いることがで
き,必要に応じて界面活性剤を併用してもよい。難水溶
性無機塩を使用する場合は,例えばアルキルスルホン酸
ナトリウムやドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等
のアニオン系界面活性剤を併用することが好ましい。
【0025】懸濁剤の使用量はビニルモノマー100重
量部に対して0.01〜5重量部が好ましい。前記の難
水溶性無機塩とアニオン性界面活性剤を併用する場合
は,ビニルモノマー100重量部に対して,難水溶性無
機塩を0.05〜3重量部,アニオン性界面活性剤を
0.0001〜0.5重量部,用いることが好ましい。
【0026】上記ビニルモノマーの重合反応の際には,
ヘキサブロモシクロドデカン等の難燃剤,2,3−ジメ
チル−2,3−ジフェニルブタン等の難燃助剤,メタク
リル酸メチル系共重合体,ポリエチレンワックス,タル
ク,シリカ,エチレンビスステアリルアミド,シリコー
ン等のセル調整剤,グリセリンジアセトモノラウレー
ト,グリセリントリステアレート等の可塑剤,帯電防止
剤,導電化剤,粒度分布調整剤,連鎖移動剤,重合禁止
剤等の,一般的に発泡性スチレン系樹脂粒子の製造に使
用されている添加剤を添加したり,ブタジエンゴム,ス
チレン−ブタジエンゴム等のゴム成分を添加することが
できる。
【0027】1.5〜2.5倍の体積に発泡させた際に
樹脂粒子表面に厚み10〜100μmの非発泡層を形成
させるためには,例えば,上記の方法により得られた発
泡性スチレン系樹脂粒子を水性媒体から分離して,脱
水,乾燥後に,20〜60℃の空気や窒素等の気流に曝
すことで,樹脂粒子表面近傍の発泡剤が逸散し,1.5
〜2.5倍に発泡させた際に観察される樹脂粒子表面の
非発泡層が形成される。気流の温度,流量,曝露時間等
を変更することにより,1.5〜2.5倍の体積に発泡
させた際に観察される樹脂粒子表面の非発泡層の厚みを
調整することができる。
【0028】本発明にかかる発泡性スチレン系樹脂粒子
より得られた発泡成形体は,たとえば,各種の食品容器
や医療用の容器,物品等に広く用いることができる。
【0029】次に,請求項2記載の発明のように,上記
発泡性スチレン系樹脂粒子中に芳香族炭化水素類が,上
記スチレン系樹脂粒子100重量部に対し0.001〜
0.12重量部含有されていることが好ましい。これに
より,芳香族炭化水素類の環境中への逸散量が少ない発
泡成形体を得ることができる。上記芳香族炭化水素類と
しては,例えばスチレン,ベンゼン,トルエン,o−キ
シレン,m−キシレン,p−キシレン,エチルベンゼ
ン,n−プロピルベンゼン,i−プロピルベンゼン等を
用いることができる。発泡性スチレン系樹脂粒子中の芳
香族炭化水素類の含有量が0.12重量部を超えると,
芳香族炭化水素類は比較的沸点が高く,発泡成形体に長
期間残存するため,例えば,食品が発泡成形体に直接触
れるような状態で使用した場合,内容物が汚染されるお
それがある。また,上記芳香族炭化水素類の含有量が
0.001重量部未満である場合,発泡性スチレン系樹
脂粒子の製造コストが高くなるおそれがある。
【0030】次に,請求項3記載の発明のように,上記
発泡剤は,炭素数3〜6個の炭化水素化合物であること
が好ましい。これにより,発泡性に優れた発泡性スチレ
ン系樹脂粒子を得ることができる。炭素数が3〜6個の
炭化水素化合物としては,例えばプロパン,n−ブタ
ン,イソブタン,シクロブタン,n−ペンタン,イソペ
ンタン,ネオペンタン,シクロペンタン,n−ヘキサ
ン,シクロヘキサン等が挙げられ,1種類あるいは2種
類以上混合して用いることができる。一方,炭素数が2
個以下の炭化水素化合物は,発泡性スチレン系樹脂粒子
からの逸散が速いため,製品ライフが非常に短くなるお
それがある。炭素数が7個以上では,発泡力が低下し目
標の発泡倍率まで発泡させることが困難になるおそれが
ある。より好ましくは,発泡剤は炭素数4個あるいは5
個の炭化水素化合物である。
【0031】次に,請求項4記載の発明のように,上記
発泡剤の内,30重量%以上が直鎖炭化水素化合物であ
ることが好ましい。発泡剤中の直鎖炭化水素化合物の割
合が30重量%未満であると,成形時において発泡粒子
間の間隙が多くなり,得られる発泡成形体の見栄えが劣
ったり,成形サイクルが長くなるおそれがある。更に
は,上記発泡剤の内,40重量%以上が直鎖炭化水素化
合物であることが好ましく,より好ましくは,50重量
%以上である。上記直鎖炭化水素化合物としては,プロ
パン,n−ブタン,n−ペンタン,n−ヘキサンなどが
挙げられる。
【0032】本発明の発泡性スチレン系樹脂粒子は,こ
れを予備発泡させて予備発泡粒子とし,その後,予備発
泡粒子を加熱発泡させて,予備発泡粒子同士を融着させ
て,発泡成形体とする。予備発泡の方法としては,例え
ば,撹拌装置の付いた円筒形の予備発泡機を用いて,ス
チームなどで加熱し発泡させる方法がある。予備発泡粒
子を発泡成形体とする方法として,例えば,金型内に予
備発泡粒子を充填し,スチームなどで加熱する,型内成
形法で発泡成形体を得る方法が挙げられる。このように
して,得られた発泡成形体の密度は,密度が低いと強度
が不足し,逆に密度が高いと不経済であるため,15〜
30kg/mであるのが好ましい。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態例にかかる発泡
性スチレン系樹脂粒子について,実施例及び比較例を用
いて説明する。
【0034】実施例1 撹拌装置の付いた内容積が50Lのオートクレーブに,
脱イオン水16kg,懸濁剤として第3リン酸カルシウ
ム20g,界面活性剤としてドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム0.8gを投入した。次いで,重合開始剤
としてt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエー
ト40g,及び,t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘ
キシルモノカーボネート20g,可塑剤として流動パラ
フィン(松村石油研究所社製 モレスコホワイトP6
0,平均炭素数22個)340gをスチレン17kgに
溶解させ,230rpmで撹拌しながらオートクレーブ
に投入した。オートクレーブ内を窒素置換した後,昇温
を開始し,1時間半かけて90℃まで昇温した。90℃
到達後,さらに100℃まで5時間かけて昇温し,さら
に110℃まで1時間で昇温し,そのまま110℃で5
時間保持した。昇温途中,60℃到達時に懸濁助剤とし
て過硫酸カリウムの0.1%水溶液を90g添加し,9
0℃到達4時間目に発泡剤としてブタン(n−ブタン7
0%とイソブタン30%の混合物)880gをオートク
レーブ内に圧入した。その後,30℃まで約6時間かけ
て冷却した。
【0035】内容物を取り出し,発泡性スチレン系樹脂
粒子の表面に付着した第3リン酸カルシウムを除去する
ため,硝酸を添加して第3リン酸カルシウムを溶解させ
た後,遠心分離機で脱水した。次に,発泡性スチレン系
樹脂粒子100重量部に対して,帯電防止剤であるN,
N―ビス(2−ヒドロキシエチル)アルキルアミン0.
005重量部を添加した後,気流乾燥機により乾燥させ
た。得られた発泡性スチレン系樹脂粒子を篩いにかけて
0.7〜1.4mmの粒子を取り出した。0.7〜1.
4mmの粒子に,さらにステアリン酸亜鉛0.1重量
部,グリセリントリステアレート0.05重量部及びグ
リセリンモノステアレート0.05重量部の混合物によ
り被覆した。
【0036】次いで,発泡性スチレン系樹脂粒子10k
gを,上下に100メッシュの金網の付いた直径35c
mの筒型金属容器に入れ,流量80m/hで,50℃
の温風空気を筒型金型容器下部より導入し,そのまま9
0分処理して発泡性スチレン系樹脂粒子を得た。
【0037】得られた発泡性スチレン系樹脂粒子3.3
kgを加圧バッチ予備発泡機(ダイセン工業社製DYH
500U)内で,缶内圧力が0.04MPaになるよう
にスチームを供給し,約90秒間加熱した後,60秒間
乾燥させて,嵩密度が約17kg/m(発泡倍率 約
60倍)の予備発泡粒子を得た。得られた予備発泡粒子
を室温で1日熟成後,型物成形機(ダイセン工業社製,
VS500)の金型に充填し,0.07MPaのスチー
ム圧力で20秒間加熱し,所定時間冷却後,金型から取
り出し,発泡成形体を得た。
【0038】上記のようにして得られる発泡性スチレン
系樹脂粒子の発泡剤の含有量,芳香族炭化水素類の含有
量,残存スチレン量,重量平均分子量,発泡性,非発泡
層の厚み,発泡成形を得るのに必要な成形冷却時間,得
られた発泡成形体の表面外観,セルナンバー,曲げ強
度,50%破壊高さは,以下の方法で評価した。
【0039】<発泡剤の含有量><直鎖炭化水素の割合
> 発泡性スチレン系樹脂粒子をジメチルホルムアミドに溶
解させ,ガスクロマトグラフィーにて,沸点が90℃以
下の各有機化合物の含有量を求め,含有量を合計して,
発泡剤の含有量とした。また,ガスクロマトグラフィー
から測定した直鎖炭化水素であるプロパン,n−ブタ
ン,n−ペンタン,n−ヘキサンの各含有量を合計し,
次の計算式により発泡剤中の直鎖炭化水素の割合を求め
た。
【0040】直鎖炭化水素の割合(重量%)=100×
直鎖炭化水素の含有量の合計(重量部)/発泡剤の含有
量(重量部)
【0041】<残存スチレン量><芳香族炭化水素類の
含有量> 発泡性スチレン系樹脂粒子をジメチルホルムアミドに溶
解させ,ガスクロマトグラフィーにて,残存スチレン
量,ならびにトルエン,キシレン,ベンゼン,エチルベ
ンゼン及びプロピルベンゼンそれぞれの含有量を測定し
た。各成分の含有量を合計して芳香族炭化水素類の含有
量とした。
【0042】<重量平均分子量>発泡性スチレン系樹脂
粒子をテトラヒドロフランに溶解させ,ゲルパーミエー
ションクロマトグラフィーで測定し,標準ポリスチレン
で校正して求めた。
【0043】<発泡性>得られた発泡性スチレン系樹脂
粒子を箱形バッチ予備発泡機(昭和57年8月3日 特
許庁発行の周知慣用技術集(発泡成形)第38頁参照)
に入れ,圧力が0.03MPaのスチームを導入し,2
70秒間加熱して発泡させた。得られた発泡粒子を室温
にて8時間以上自然乾燥させてから嵩密度を測定し,発
泡性を評価した。嵩密度が小さいほど,発泡性の良いこ
とがわかる。
【0044】<非発泡層の厚み>発泡性スチレン系樹脂
粒子を目開きが0.85mm及び1.00mmのJIS
篩いにより篩い分けし,粒子径が0.85mm〜1.0
0mmの樹脂粒子を得る。次いで,箱形バッチ予備発泡
機に篩い分けした樹脂粒子を入れ,圧力が0.03MP
aのスチームを導入し,30〜60秒間加熱する(加熱
時間は微発泡粒子が得られるように都度調整する)。得
られた微発泡粒子を目開きが1.00mm及び1.18
mmのJIS篩いにより篩い分けし,粒子径が1.00
〜1.18mmの微発泡粒子を得る。このようにして得
られた微発泡粒子を1.5〜2.5倍の体積に発泡させ
た発泡粒子として,非発泡層の厚みの測定に用いた。な
お,得られた微発泡粒子の嵩密度は330kg/m
あった。発泡前の発泡性スチレン系樹脂粒子の嵩密度は
640kg/mだったので,得られた微発泡粒子の発
泡倍率は1.9倍であった。
【0045】得られた発泡粒子を,その中心を通るよう
に切断し,その切断面の写真を走査型電子顕微鏡で撮影
した。そして,図1のように,発泡粒子外縁7にもっと
も近い気泡6を囲むように補助線5を引き,任意の10
ヶ所で発泡粒子外縁7から補助線5までの距離Tを測定
し,その測定値の平均値を非発泡層8の厚みとした。
【0046】<成形冷却時間>肉厚50mmの発泡成形
体が得られる金型に面圧計を取り付けておき,スチーム
圧力0.07MPaで20秒間加熱し5秒間水冷した
後,減圧状態で放冷を開始し,発泡成形体の面圧が0.
02MPa以下になるのに要した放冷時間を成形冷却時
間として測定した。
【0047】<表面外観>発泡成形体の表面外観を目視
により,下記基準にて評価した。 ○:発泡粒子間の間隙がなく,表面が溶融した発泡粒子
もなく,表面が平滑で見栄えがよい。 △:発泡粒子間の間隙が少なく,表面が溶融した発泡粒
子が僅かに存在し,比較的表面は平滑であるが,見栄え
が劣る。 ×:発泡粒子間の間隙が多く,あるいは表面に溶融した
発泡粒子が多数存在し,表面が凸凹し見栄えが非常に悪
い。あるいは発泡成形体が得られない。
【0048】<セルナンバー>発泡成形体の表皮部分を
スライサーで切断し,光学顕微鏡にて切断面を写真撮影
した。切断面の写真上に直線を引き,直線と交わってい
る気泡数を数え,気泡数を直線の長さで除して,1mm
当たりの気泡数を求め,これをセルナンバー(個/m
m)とした。
【0049】<曲げ強度>発泡成形体を切断して,縦3
00mm×横75mm×厚さ25mmの試験片を作成
し,JIS A 9511に準拠して曲げ強度を測定し
た。
【0050】<50%破壊高さ>発泡成形体を切断し
て,縦200mm×横40mm×厚さ25mmの試験片
を作成し,重量255gの鋼球を用いる以外は,JIS
K 7211に準拠して50%破壊高さを測定した。
【0051】実施例2 流動パラフィン(可塑剤)の添加量を170gとし,ブ
タン(発泡剤)の添加量を1100gとした以外は実施
例1と同様に行った。
【0052】実施例3 流動パラフィン(可塑剤)の量を510g,t−ブチル
パーオキシ−2−エチルヘキサノエート(重合開始剤)
の量を25g,t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキ
シルカーボネート(重合開始剤)の量を25gとし,ブ
タン(発泡剤)の量を1000gとした以外は実施例1
と同様に行った。
【0053】実施例4 可塑剤として流動パラフィン(松村石油研究所社製 モ
レスコホワイトP150,平均炭素数25個)340g
を添加した以外は,実施例1と同様に行った。
【0054】実施例5 重合開始剤として,t−ブチルパーオキシ−2−エチル
ヘキシルモノカーボネートの代わりに,t−アミルパー
オキシ−2−エチルヘキシルモノカーボネートを15g
添加した以外は,実施例1と同様に行った。
【0055】実施例6 可塑剤として流動パラフィン(村松石油研究所製 モレ
スコホワイトP350P,平均炭素数33個)340g
を添加した以外は実施例1と同様に行った。
【0056】実施例7 流動パラフィン(可塑剤)の量を680g,ブタン(発
泡剤)の量を650gとした以外は実施例1と同様に行
った。
【0057】実施例8 発泡剤としてブタン(n−ブタン50%とイソブタン5
0%の混合物)を用いた以外は実施例1と同様に行っ
た。
【0058】比較例1 約2倍の体積に発泡させた時に観察される樹脂粒子表面
の非発泡層を形成させるための50℃の温風空気による
処理を行わなかった点を除き,実施例1と同様に行っ
た。
【0059】比較例2 流動パラフィン(可塑剤)の量を34g,t−ブチルパ
ーオキシ−2−エチルヘキサノエート(重合開始剤)の
量を50g,ブタン(発泡剤)の量を1200gとする
以外は実施例1と同様に行った。
【0060】比較例3 可塑剤としてグリセリントリステアレート120gを添
加し,発泡剤としてシクロヘキサン250g及びブタン
1300g添加し,110℃での保持時間を1.5時間
とする以外は,実施例1と同様に行った。
【0061】以上の各実施例及び各比較例における,発
泡性スチレン系樹脂粒子の発泡剤の含有量,直鎖炭化水
素の割合,残存スチレン量,芳香族炭化水素類の含有
量,重量平均分子量,発泡性,非発泡層の厚み,成形冷
却時間,表面外観,セルナンバー,曲げ強度,50%破
壊高さについて,表1及び表2に示した。表1及び表2
より明かなように,本発明の実施例1〜5に係る発泡性
スチレン系樹脂粒子は,成形冷却時間が短く,表面外
観,曲げ強度,50%破壊高さがいずれも優れていた。
一方,比較例1は非発泡層の厚みが10μm未満であ
り,表面外観がよくなかった。比較例2はパラフィンの
添加量が少なく,表面外観がよくなかった。比較例3
は,発泡剤の含有量が多く,冷却時間が長かった。
【0062】また,実施例1及び比較例1の発泡性スチ
レン系樹脂粒子を,1.5〜2.5倍の体積に発泡させ
たときの断面を走査型電子顕微鏡を用いて写真撮影し
た。図2は実施例1の写真であり,図3は比較例1の写
真である。実施例1の写真では,多数の気泡を有する部
分の外縁に比較的厚い非発泡層がみえる。一方,比較例
1では,非発泡層の厚みは,実施例1よりもかなり薄い
ことがわかる。
【0063】以上より,重量平均分子量が18万〜40
万のスチレン系樹脂からなると共に,発泡剤として沸点
が90℃以下の有機化合物が,上記スチレン系樹脂10
0重量部に対し2〜5.5重量部含有され,可塑剤とし
て平均炭素数が20〜35個でかつ常温で液体のパラフ
ィン類が,上記スチレン系樹脂100重量部に対し0.
5〜5重量部含有されている発泡性スチレン系樹脂粒子
であって,発泡性スチレン系樹脂粒子を1.5〜2.5
倍の体積に発泡させたときに,樹脂粒子表面に厚み10
〜100μmの非発泡層が存在している場合には,高い
強度で外観がよい発泡成形体が得られ,成形サイクルを
短縮することができることがわかる。
【0064】
【表1】
【0065】
【表2】
【0066】
【発明の効果】以上より,本発明によれば,揮発性有機
化合物の含有量が少なく,優れた発泡性を有しており,
得られる発泡成形体が高い強度を有するとともに外観が
よく,且つ成形サイクルを短縮することができる発泡性
スチレン系樹脂粒子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,1.5〜2.5倍の体積に
発泡させた発泡粒子の断面図。
【図2】実施例1の発泡性スチレン系樹脂粒子を約2倍
の体積に発泡させた発泡粒子の断面組織を撮影した図面
代用写真(倍率113倍)。
【図3】比較例1の発泡性スチレン系樹脂粒子を約2倍
の体積に発泡させた発泡粒子の断面組織を撮影した図面
代用写真(倍率111倍)。
【符号の説明】
5...補助線, 6...気泡, 7...発泡粒子外縁, 8...非発泡層,

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量平均分子量が18万〜40万のスチ
    レン系樹脂からなると共に,発泡剤として沸点が90℃
    以下の有機化合物が,上記スチレン系樹脂100重量部
    に対し2〜5.5重量部含有され,可塑剤として平均炭
    素数が20〜35個でかつ常温で液体のパラフィン類
    が,上記スチレン系樹脂100重量部に対し0.5〜5
    重量部含有されている発泡性スチレン系樹脂粒子であっ
    て,上記発泡性スチレン系樹脂粒子を1.5〜2.5倍
    の体積に発泡させたときに,樹脂粒子表面に厚み10〜
    100μmの非発泡層が存在していることを特徴とする
    発泡性スチレン系樹脂粒子。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記発泡性スチレン
    系樹脂粒子中に芳香族炭化水素類が,上記スチレン系樹
    脂粒子100重量部に対し0.001〜0.12重量部
    含有されていることを特徴とする発泡性スチレン系樹脂
    粒子。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において,上記発泡剤
    は,炭素数3〜6個の炭化水素化合物であることを特徴
    とする発泡性スチレン系樹脂粒子。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記発泡剤の内,30重量%以上が直鎖炭化水素化合物
    であることを特徴とする発泡性スチレン系樹脂粒子。
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