JP2002249402A - 農薬粒剤 - Google Patents

農薬粒剤

Info

Publication number
JP2002249402A
JP2002249402A JP2001046388A JP2001046388A JP2002249402A JP 2002249402 A JP2002249402 A JP 2002249402A JP 2001046388 A JP2001046388 A JP 2001046388A JP 2001046388 A JP2001046388 A JP 2001046388A JP 2002249402 A JP2002249402 A JP 2002249402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
calcium carbonate
average particle
particle diameter
fine powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001046388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4899245B2 (ja
Inventor
Masao Inoue
雅夫 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP2001046388A priority Critical patent/JP4899245B2/ja
Publication of JP2002249402A publication Critical patent/JP2002249402A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4899245B2 publication Critical patent/JP4899245B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 固結性が改良された被覆農薬粒剤を提供す
る。 【解決手段】 (a)農薬活性成分を含有してなる内核、
(b)該内核を被覆してなる被覆層および(c)該被覆層の表
面に保持されてなる平均粒子径が30μm以下の炭酸カ
ルシウムからなる農薬粒剤。被覆層は、熱硬化性樹脂が
好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被覆農薬粒剤に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
農薬含有粒子を樹脂材料等によって被覆することにより
農薬の溶出を制御し、効力の持続性を向上させた被覆農
薬粒剤は知られている(特公昭60−44967号公
報、特公昭64−4484号公報等)。しかしながら、
例えば使用する被覆材料の種類や、温度、荷重等の保存
条件などによっては保存中に該農薬粒剤が固結し、これ
により該粒剤の散布等の実使用場面において支障が生じ
る場合があり、より固結性の低い被覆農薬粒剤の開発が
望まれていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】かかる状況下、本発明者
らは被覆農薬粒剤について検討を重ねた結果、被覆層の
表面に特定粒子径以下の微粉状炭酸カルシウムを保持さ
せた被覆農薬粒剤が、極めて固結しにくい特性を有する
ことを見出し、本発明に至った。すなわち本発明は、
(a)農薬活性成分を含有してなる内核、(b)該内核を被覆
してなる被覆層および(c)該被覆層の表面に保持されて
なる平均粒子径が30μm以下の炭酸カルシウムからな
る農薬粒剤(以下、本発明粒剤と記す)及びその製造方
法に関するものである。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明粒剤は、内核が被覆層で被
覆され、また、該被覆層の表面には平均粒子径が30μ
m以下の炭酸カルシウムが保持されてなる粒子からな
る。本発明粒剤において内核は、農薬活性成分を含有す
る粒状の構造物であり、被覆層は、内核を3次元的に包
囲する被膜状構造物である。また、該被覆層の表面には
平均粒子径が30μm以下の炭酸カルシウム微粒子各々
が被覆層と接着し、通常は分散され、大部分の該被覆層
表面を覆った状態で、保持されている。なお、炭酸カル
シウム微粒子は、通常、本発明粒剤の表面の5%以上、
好ましくは20%以上、更に好ましくは40%以上を覆
っており、被覆層の表面と接着作用により保持されて存
在している。
【0005】本発明粒剤における内核の含有量は、通常
50〜99.89重量%、好ましくは85〜99.8重
量%である。本発明において用いられる農薬活性成分と
しては、殺虫剤、殺菌剤、除草剤、昆虫成長制御剤、植
物成長制御剤等を挙げることができ、例えば次に示す化
合物を具体的に挙げることができる。
【0006】フェニトロチオン[O,O−ジメチルO−
(3−メチル−4−ニトロフェニル)ホスホロチオエー
ト]、フェンチオン[O,O−ジメチルO−(3−メチ
ル−4−(メチルチオ)フェニル)ホスホロチオエー
ト]、ダイアジノン[O,O−ジエチル−O−2−イソ
プロピル−6−メチルピリミジン−4−イルホスホロチ
オエート]、クロルピリホス[O,O−ジエチル−O−
3,5,6−トリクロロ−2−ピリジルホスホロチオエ
ート]、アセフェート[O,S−ジメチルアセチルホス
ホラミドチオエート]、メチダチオン[S−2,3−ジ
ヒドロ−5−メトキシ−2−オキソ−1,3,4−チア
ジアゾール−3−イルメチルO,O−ジメチルホスホロ
ジチオエート]、ジスルホトン[O,O−ジエチルS−
2−エチルチオエチルホスホロジチオエート]、DDV
P[2,2−ジクロロビニルジメチルホスフェート]、
スルプロホス[O−エチルO−4−(メチルチオ)フェ
ニルS−プロピルホスホロジチオエート]、シアノホス
[O−4−シアノフェニルO,O−ジメチルホスホロチ
オエート]、ジオキサベンゾホス[2−メトキシ−4H
−1,3,2−ベンゾジオキサホスホリン−2−スルフ
ィド]、ジメトエート[O,O−ジメチル−S−(N−
メチルカルバモイルメチル)ジチオホスフェート]、フ
ェントエート[エチル2−ジメトキシホスフィノチオイ
ルチオ(フェニル)アセテート]、マラチオン[ジエチ
ル(ジメトキシホスフィノチオイルチオ)サクシネー
ト]、トリクロルホン[ジメチル2,2,2−トリクロ
ロ−1−ヒドロキシエチルホスホネート]、アジンホス
メチル[S−3,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,2,
3−ベンゾトリアジン−3−イルメチルO,O−ジメチ
ルホスホロジチオエート]、モノクロトホス[ジメチル
−{(E)−1−メチル−2−(メチルカルバモイル)
ビニル)ホスフェート]、エチオン[O,O,O′,
O′−テトラエチル−S,S′−メチレンビス(ホスホ
ロジチオエート)]等の有機リン系化合物、
【0007】BPMC[2−sec−ブチルフェニルメ
チルカーバメート]、ベンフラカルブ[エチル N−
{2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−
7−イルオキシカルボニル(メチル)アミノチオ}−N
−イソプロピル−β−アラニネート]、プロポキスル
[2−イソプロポキシフェニル−N−メチルカーバメー
ト]、カルボスルファン[2,3−ジヒドロ−2,2−
ジメチル−7−ベンゾ[b]フラニル N−ジブチルア
ミノチオ−N−メチルカーバメート]、カルバリル[1
−ナフチル−N−メチルカーバメート]、メソミル[S
−メチル−N−(メチルカルバモイルオキシ)チオアセ
トイミデート]、エチオフェンカルブ[2−(エチルチ
オメチル)フェニルメチルカーバメート]、アルジカル
ブ[2−メチル−2−(メチルチオ)プロピオンアルデ
ヒド O−メチルカルバモイルオキシム]、オキサミル
[N,N−ジメチル−2−メチルカルバモイルオキシイ
ミノ−2−(メチルチオ)アセトアミド]、フェノチオ
カルブ[S−4−フェノキシブチル−N,N−ジメチル
チオカーバメート]等のカーバメート系化合物、
【0008】エトフェンプロックス[2−(4−エトキ
シフェニル)−2−メチル−1−(3−フェノキシベン
ジル)オキシプロパン]、フェンバレレート[(RS)
−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (RS)−2
−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチレート]、
エスフェンバレレート[(S)−α−シアノ−3−フェ
ノキシベンジル (S)−2−(4−クロロフェニル)
−3−メチルブチレート]、フェンプロパトリン[(R
S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,2,
3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト]、シペルメトリン[(RS)−α−シアノ−3−フ
ェノキシベンジル (1RS)−シス,トランス−3−
(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシレート]、ペルメトリン[3−フェ
ノキシベンジル (1RS)−シス,トランス−3−
(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシレート]、シハロトリン[(RS)
−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1RS,3
Z)−シス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフル
オロプロプ−1−エニル)−2,2−ジメチルシクロプ
ロパンカルボキシレート]、デルタメトリン[(S)−
α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R)−シス
−3−(2,2−ジブロモビニル)−2,2−ジメチル
シクロプロパンカルボキシレート]、シクロプロトリン
[(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(RS)−2,2−ジクロロ−1−(4−エトキシフェ
ニル)シクロプロパンカルボキシレート]、フルバリネ
ート[α−シアノ−3−フェノキシベンジル N−(2
−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリル)−
D−バリネート]、ビフェンスリン[2−メチル−3−
フェニルベンジル (1RS,3Z)−シス−3−(2
−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト]、ハルフェンプロックス[2−(4−ブロモジフル
オロメトキシフェニル)−2−メチル−1−(3−フェ
ノキシベンジル)メチルプロパン]、トラロメトリン
[(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1
R)−シス−3−(1,2,2,2−テトラブロモエチ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト]、シラフルオフェン[(4−エトキシフェニル)−
{3−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)プロ
ピル}ジメチルシラン]、d−フェノトリン[3−フェ
ノキシベンジル (1R)−シス,トランス−2,2−
ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロ
プロパンカルボキシレート]、シフェノトリン[(R
S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R)
−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチ
ル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレー
ト]、d−レスメトリン[5−ベンジル−3−フリルメ
チル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−
3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカ
ルボキシレート]、アクリナスリン[(S)−α−シア
ノ−3−フェノキシベンジル (1R,3Z)−シス−
(2,2−ジメチル−3−{3−オキソ−3−(1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロピルオキシ)
プロペニル}シクロプロパンカルボキシレート]、シフ
ルトリン[(RS)−α−シアノ−4−フルオロ−3−
フェノキシベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト]、テフルトリン[2,3,5,6−テトラフルオロ
−4−メチルベンジル (1RS,3Z)−シス−3−
(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペ
ニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ
ート]、トランスフルスリン[2,3,5,6−テトラ
フルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2
−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパン
カルボキシレート]、テトラメトリン[3,4,5,6
−テトラヒドロフタルイミドメチル (1RS)−シ
ス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−
1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート]、
アレトリン[(RS)−2−メチル−4−オキソ−3−
(2−プロペニル)−2−シクロペンテン−1−イル
(1RS)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−
(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボ
キシレート]、プラレトリン[(S)−2−メチル−4
−オキソ−3−(2−プロピニル)−2−シクロペンテ
ン−1−イル (1R)−シス,トランス−2,2−ジ
メチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプ
ロパンカルボキシレート]、エンペントリン[(RS)
−1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル(1R)
−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチ
ル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレー
ト]、イミプロスリン[2,5−ジオキソ−3−(2−
プロピニル)イミダゾリジン−1−イルメチル (1
R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−
メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレ
ート]、d−フラメトリン[5−(2−プロピニル)フ
ルフリル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチ
ル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパ
ンカルボキシレート]、5−(2−プロピニル)フルフ
リル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカ
ルボキシレート等のピレスロイド系化合物、
【0009】ブプロフェジン[2−tert−ブチルイ
ミノ−3−イソプロピル−5−フェニル−1,3,5−
チアジアジン−4−オン]等のチアジアジン誘導体、ニ
トロイミダゾリジン誘導体、カルタップ[S,S′−
(2−ジメチルアミノトリメチレン)ビス(チオカーバ
メート)]、チオシクラム[N,N−ジメチル−1,
2,3−トリチアン−5−イルアミン]、ベンスルタッ
プ[S,S′−2−ジメチルアミノトリメチレンジ(ベ
ンゼンチオスルフォネート)]等のネライストキシン誘
導体、N−シアノ−N′−メチル−N′−(6−クロロ
−3−ピリジルメチル)アセトアミジン等のN−シアノ
アミジン誘導体、エンドスルファン[6,7,8,9,
10,10−ヘキサクロロ−1,5,5a,6,9,9
a−ヘキサヒドロ−6,9−メタノ−2,4,3−ベン
ゾジオキサチエピンオキサイド]、γ−BHC[1,
2,3,4,5,6−ヘキサクロロシクロヘキサン]、
ジコホル[1,1−ビス(4−クロロフェニル)−2,
2,2−トリクロロエタノ−ル]等の塩素化炭化水素化
合物、クロルフルアズロン[1−{3,5−ジクロロ−
4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−
2−イルオキシ)フェニル}−3−(2,6−ジフルオ
ロベンゾイル)ウレア]、テフルベンズロン[1−
(3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−
3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア]、フル
フェノクスロン[1−{4−(2−クロロ−4−トリフ
ルオロメチルフェノキシ)−2−フルオロフェニル}−
3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア]等のベ
ンゾイルフェニルウレア系化合物、アミトラズ[N,
N′−{(メチルイミノ)ジメチリジン}−ジ−2,4
−キシリジン]、クロルジメホルム[N′−(4−クロ
ロ−2−メチルフェニル)−N,N−ジメチルメチニミ
ダミド]等のホルムアミジン誘導体、ジアフェンチウロ
ン[N−(2,6−ジイソプロピル−4−フェノキシフ
ェニル)−N′−t−ブチルカルボジイミド]等のチオ
尿素誘導体、N−フェニルピラゾール系化合物、
【0010】メトキサジアゾン[5−メトキシ−3−
(2−メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾ
ール−2−(3H)−オン]、ブロモプロピレート[イ
ソプロピル4,4′−ジブロモベンジレート]、テトラ
ジホン[4−クロロフェニル 2,4,5−トリクロロ
フェニルスルホン]、キノメチオネート[S,S−6−
メチルキノキサリン−2,3−ジイルジチオカルボネー
ト]、プロパルギット[2−(4−tert−ブチルフ
ェノキシ)シクロヘキシルプロピ−2−イルスルファイ
ト]、フェンブタティンオキシド[ビス{トリス(2−
メチル−2−フェニルプロピル)ティン}オキシド]、
ヘキシチアゾクス[(4RS,5RS)−5−(4−ク
ロロフェニル)−N−クロロヘキシル−4−メチル−2
−オキソ−1,3−チアゾリジン−3−カルボキサミ
ド]、クロフェンテジン[3,6−ビス(2−クロロフ
ェニル)−1,2,4,5−テトラジン]、ピリダベン
[2−tert−ブチル−5−(4−tert−ブチル
ベンジルチオ)−4−クロロピリダジン−3(2H)−
オン]、フェンピロキシメート[tert−ブチル
(E)−4−[(1,3−ジメチル−5−フェノキシピ
ラゾール−4−イル)メチレンアミノオキシメチル]ベ
ンゾエート]、デブフェンピラド[N−4−tert−
ブチルベンジル)−4−クロロ−3−エチル−1−メチ
ル−5−ピラゾールカルボキサミド]、ポリナクチンコ
ンプレックス[テトラナクチン、ジナクチン、トリナク
チン]、ピリミジフェン[5−クロロ−N−[2−{4
−(2−エトキシエチル)−2,3−ジメチルフェノキ
シ}エチル]−6−エチルピリミジン−4−アミン]、
ミルベメクチン、アバメクチン、イバーメクチン、アザ
ジラクチン[AZAD]、5−メチル[1,2,4]ト
リアゾロ[3,4−b]ベンゾチアゾール、メチル 1
−(ブチルカルバモイル)ベンズイミダゾール−2−カ
ーバメート、6−(3,5−ジクロロ−4−メチルフェ
ニル)−3(2H)−ピリダジノン、1−(4−クロロ
フェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)ブタノン、(E)−
4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)−N−〔1−
(イミダゾール−1−イル)−2−プロポキシエチリデ
ン〕アニリン、1−〔N−プロピル−N−〔2−(2,
4,6−トリクロロフェノキシ)エチル〕カルバモイ
ル〕イミダゾール、(E)−1−(4−クロロフェニ
ル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)−1−ペンテン−3−オール、
1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ペンタ
ン−3−オール、(E)−1−(2,4−ジクロロフェ
ニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−
トリアゾール−1−イル)−1−ペンテン−3−オー
ル、1−(2,4−ジクロロフェニル)−4,4−ジメ
チル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)ペンタン−3−オール、4−〔3−(4−tert−ブ
チルフェニル)−2−メチルプロピル〕−2,6−ジメ
チルモルホリン、2−(2,4−ジクロロフェニル)−
1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ヘ
キサン−2−オール、O,O−ジエチル O−2−キノ
キサリニルホスホロチオエート、O−(6−エトキシ−
2−エチル−4−ピリミジニル)O,O−ジメチル ホ
スホロチオエート、2−ジエチルアミノ−5,6−ジメ
チルピリミジン−4−イル ジメチルカーバメート、4
−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチル
−5−ピラゾリル p−トルエンスルホナート、4−ア
ミノ−6−(1,1−ジメチルエチル)−3−メチルチ
オ−1,2,4−トリアジン−5(4H)−オン、2−
クロロ−N−〔(4−メトキシ−6−メチル−1,3,
5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼ
ンスルホンアミド、2−メトキシカルボニル−N−
〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノ
カルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−メトキシカ
ルボニル−N−〔(4,6−ジメチルピリミジン−2−
イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2
−メトキシカルボニル−N−〔(4−メトキシ−6−メ
チル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカル
ボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−エトキシカルボ
ニル−N−〔(4−クロロ−6−メトキシピリミジン−
2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミ
ド、2−(2−クロロエトキシ)−N−〔(4−メトキ
シ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)
アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−メト
キシカルボニル−N−〔(4,6−ジメトキシピリミジ
ン−2−イル)アミノカルボニル〕フェニルメタンスル
ホンアミド、2−メトキシカルボニル−N−〔(4−メ
トキシ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イ
ル)アミノカルボニル〕チオフェン−3−スルホンアミ
ド、4−エトキシカルボニル−N−〔(4,6−ジメト
キシピリミジン−2−イル)アミノカルボニル〕−1−
メチルピラゾール−5−スルホンアミド、2−〔4,5
−ジヒドロ−4−メチル−4−(1−メチルエチル)−
5−オキソ−1H−イミダゾール−2−イル〕−3−キ
ノリンカルボン酸、2−〔4,5−ジヒドロ−4−メチ
ル−4−(1−メチルエチル)−5−オキソ−1H−イ
ミダゾール−2−イル〕−5−エチル−3−ピリジンカ
ルボン酸、メチル 6−(4−イソプロピル−4−メチ
ル−5−オキソイミダゾリン−2−イル)−m−トルエ
ート、メチル 2−(4−イソプロピル−4−メチル−
5−オキソイミダゾリン−2−イル)−p−トルエー
ト、2−(4−イソプロピル−4−メチル−5−オキソ
イミダゾリン−2−イル)ニコチン酸、N−(4−クロ
ロフェニル)メチル−N−シクロペンチル−N’−フェ
ニルウレア、(RS)−2−シアノ−N−[(R)−1
(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−3,3−ジメ
チルブチルアミド、N−(1,3−ジヒドロ−1,1,
3−トリメチルイソベンゾフラン−4−イル)−5−ク
ロロ−1,3−ジメチルピラゾール−4−カルボキシア
ミド、N−[2,6−ジブロモ−4−(トリフルオロメ
トキシ)フェニル]−2−メチル−4−(トリフルオロ
メチル)−5−チアゾ−ルカルボキシアミド、2,2−
ジクロロ−N−[1−(4−クロロフェニル)エチル]
−3−メチルシクロプロパンカルボキシアミド、メチル
(E)−2−2−6−(2−シアノフェノキシ)ピリミ
ジン−4−イルオキシ−フェニル−3−メトキシアクリ
レイト、5−メチル−1,2,4−トリアゾロ[3,4
−b]ベンゾチアゾール、3−アリルオキシ−1,2−
ベンゾイソチアゾール−1,1−ジオキシド、ジイソプ
ロピル=1,3−ジチオラン−2−イリデン−マロネー
ト、O,O−ジプロピル−O−4−メチルチオプェニル
ホスフェート等。
【0011】農薬活性成分として1種が含有されていて
もよいし、2種以上が含有されていてもよい。農薬活性
成分の含有量は本発明粒剤中、通常0.1〜90重量
%、好ましくは0.2〜70重量%である。農薬活性成
分は、内核全体に分散されていてもよく、内核内部また
は内核表面に局在していてもよい。
【0012】本発明における内核は農薬活性成分を含有
してなるが、必要に応じて、固体担体、粘結剤、溶剤、
界面活性剤、安定化剤、着色剤等を含有していてもよ
い。
【0013】固体担体としては、鉱物質担体、植物質担
体、合成担体等を挙げることができる。鉱物質担体とし
ては、例えば、カオリナイト、ディッカナイト、ナクラ
イト、ハロサイト等のカオリン鉱物、クリソタイル、リ
ザータイト、アンチコライト、アメサイト等の蛇紋石、
ナトリウムモンモリロナイト、カルシウムモンモリロナ
イト、マグネシウムモンモリロナイト等のモンモリロナ
イト鉱物、サポナイト、ヘクトライト、ソーコナイト、
ハイデライト等のスメクタイト、パイロフィライト、タ
ルク、蝋石、白雲母、フェンジャイト、セリサイト、イ
ライト等の雲母、クリストバライト、クォーツ等のシリ
カ、アタパルジャイト、セピオライト等の含水珪酸マグ
ネシウム、ドロマイト、炭酸カルシウム微粉末等の炭酸
カルシウム、ギプサム、石膏等の硫酸塩鉱物、ゼオライ
ト、沸石、凝灰石、バーミキュライト、ラポナイト、軽
石、珪藻土、酸性白土、活性白土などが挙げられる。植
物質担体としては、例えば、セルロース、籾殻、小麦
粉、木粉、澱粉、糠、ふすま、大豆粉等が挙げられる。
合成担体としては、例えば、湿式法シリカ、乾式法シリ
カ、湿式法シリカの焼成品、表面改質シリカ、加工澱粉
(松谷化学製パインフロー等)などが挙げられる。固体
担体の含有量は内核中、通常0.5〜99.9重量%、
好ましくは25〜99.5重量%である。
【0014】粘結剤としては、例えば、アクリル系高分
子、ビニル系高分子、ポリオキシアルキレンなどの合成
高分子、セルロース誘導体、加工澱粉、リグニン誘導体
などの半合成高分子、天然高分子等が挙げられる。アク
リル系高分子としては、ポリアクリル酸ナトリウム、ポ
リメタクリル酸ナトリウム等が挙げられ、ビニル系高分
子としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。ポリオキシ
アルキレンとしてはポリオキシエチレンやポリオキシプ
ロピレン等が挙げられる。セルロース誘導体としては、
カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリ
ン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセル
ロース、メチルエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース等が挙げられ、加工澱粉としては、変性澱
粉、カルボキシメチルデンプン、可溶性澱粉等が挙げら
れる。リグニン誘導体としては、リグニンスルホン酸ナ
トリウム等が挙げられる。天然高分子としては、アラビ
アガム、ザンサンガム、トラガントガム、グアーガム、
カラギーナン、アルギン酸、アルギン酸ナトリウムなど
の多糖類や、カゼイン、カゼイン石灰、ゼラチン、コラ
ーゲンなどの蛋白質類等が挙げられる。粘結剤の含有量
は内核中、通常0.1〜10重量%、好ましくは0.5
〜5重量%である。
【0015】界面活性剤としては、例えば、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルアリールエーテル、ポリオキシエチレンラノリンアル
コール、ポリオキシエチレンアルキルフェノールホルマ
リン縮合物、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレングリセリルモノ脂肪酸エステ
ル、ポリオキシプロピレングリコールモノ脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンヒマシ油誘導体、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステル、高級脂肪酸グリセリンエステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマ
ー、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、アルキロールア
ミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン等のノニオン
界面活性剤;ドデシルアミン塩酸塩などのアルキルアミ
ン塩酸塩、ドデシルトリメチルアンモニウム塩、アルキ
ルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニ
ウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモル
ホリニウム塩などのアルキル四級アンモニウム塩、塩化
ベンゼトニウム、ポリアルキルビニルピリジニウム塩等
のカチオン性界面活性剤;パルミチン酸ナトリウムなど
の脂肪酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエー
テルカルボン酸ナトリウムなどのエーテルカルボン酸ナ
トリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ラウ
ロイルグルタミン酸ナトリウムなどの高級脂肪酸のアミ
ノ酸縮合物、高級アルキルスルホン酸塩、ラウリン酸エ
ステルスルホン酸塩などの高級脂肪酸エステルスルホン
酸塩、ジオクチルスルホサクシネートのどのジアルキル
スルホコハク酸塩、オレイン酸アミドスルホン酸などの
高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム、ジイソプロピルナフタレンスルホン
酸塩などのアルキルアリールスルホン酸塩、アルキルア
リールスルホン酸塩のホルマリン縮合物、ペンタデカン
ー2―サルフェートなどの高級アルコール硫酸エステル
塩、ジポリオキシエチレンドデシルエーテルリン酸エス
テル等のポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル、
スチレンーマレイン酸共重合体等のアニオン性界面活性
剤;N−ラウリルアラニン、N,N,N−トリメチルア
ミノプロピオン酸、N,N,N−トリヒドロキシエチル
アミノプロピオン酸、N−ヘキシル−N,N−ジメチル
アミノ酢酸、1−(2−カルボキシエチル)ピリミジニ
ウムベタイン、レシチン等の両性界面活性剤などが挙げ
られる。界面活性剤の含有量は内核中、通常0.1〜4
0重量%、好ましくは0.1〜10重量%である。
【0016】溶剤としては、例えば、水、ヘキサン、デ
カン、トリデカン、ヘキサデカン、オクタデカンなどの
飽和脂肪族炭化水素、1―ウンデセン、1―ヘンエイコ
センなどの不飽和炭化水素、セレクロールS45(IC
I製溶剤)などのハロゲン化炭化水素類、メチルエチル
ケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類、エタノー
ル、ブタノール、オクタノールなどのアルコール類、酢
酸エチル、フタル酸ジメチル、ラウリル酸メチル、パル
ミチン酸エチル、酢酸オクチル、コハク酸ジオクチル、
アジピン酸ジデシルなどのエステル類、キシレン、エチ
ルベンゼン、オクタデシルベンゼン、ソルベッソ100
(エクソン化学製溶剤)、ドデシルナフタレン、トリデ
シルナフタレン、ソルベッソ200(エクソン化学製溶
剤)などのアルキルナフタレン類、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコールなどのグリコール類、プロピ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコー
ルモノエチルエーテルなどのグリコールエーテル類、オ
レイン酸、カプリン酸、エナント酸などの脂肪酸類、
N,N―ジメチルホルムアミド、N,N―ジエチルホル
ムアミドなどの酸アミド類、オリーブ油、大豆油、菜種
油、ヒマシ油、アマニ油、綿実油、パーム油、アボガド
油、サメ肝油などの動植物油、マシン油などの鉱物油、
グリセリン、グリセリン脂肪酸エステルなどのグリセリ
ン誘導体等が挙げられる。溶剤の含有量は内核中、通常
30重量%以下、好ましくは0.1〜20重量%であ
る。
【0017】安定化剤としては、例えば、フェノール系
酸化防止剤、アミン系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、
イオウ系酸化防止剤、紫外線吸収剤、エポキシ化大豆
油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化菜種油等のエポキ
シ化植物油、イソプロピルアシッドホスフェート、流動
パラフィン、エチレングリコールなどが挙げられる。安
定化剤の含有量は内核中、通常0.01〜10重量%、
好ましくは0.01〜5重量%である。
【0018】着色剤としては、例えば、ローダミンB,
ソーラーローダミンなどのローダミン類、黄色4号、青
色1号、赤色2号などの色素等が挙げられ、香料として
は、例えば、アセト酢酸エチル、エナント酸エチル、桂
皮酸エチル、酢酸イソアミル等のエステル系香料、カプ
ロン酸、桂皮酸等の有機酸系香料、桂皮アルコール、ゲ
ラニオール、シトラール、デシルアルコール等のアルコ
ール系香料、バニリン、ピペロナール、ペリルアルデヒ
ド等のアルデヒド類、マルトール、メチルβ―ナフチル
ケトン等のケトン系香料、メントールなどが挙げられ
る。着色剤及び香料の含有量は内核中、通常それぞれ
0.01〜5重量%である。
【0019】本発明粒剤における内核は、例えば、農薬
の製剤化において通常用いられる造粒法によって造粒す
ることによって得られる。該造粒法としては例えば、押
出し造粒法、含浸造粒法、圧縮造粒法、攪拌造粒法、流
動層造粒法、流動床造粒法、転動造粒法、被覆造粒法等
を挙げることができる。押出し造粒法によって内核を製
造する一例を以下に示す。
【0020】農薬活性成分、必要に応じて、固体担体、
粘結剤、溶剤、界面活性剤、安定化剤、着色剤、香料等
を混合して、混合物を調製する。この際に用いられる混
合機としては、例えばリボンミキサー、ナウターミキサ
ー、シュギミキサー、ヘンシェルミキサー、レディゲー
ミキサー等が挙げられる。次に、該混合物に水を滴下、
噴射、あるいは噴霧し、混練して混練物を調製する。こ
の際に用いられる混練機としては、例えばナウターミキ
サー、リボンミキサー、ヘンシェルミキサー、ニーダー
等を挙げることができる。混練の際に用いられる水の量
は該混合物に対し、通常5〜35重量%、好ましくは、
10〜25重量%である。次に、該混練物を造粒機を用
いて造粒物を調製する。この際に用いられる造粒機とし
ては、例えばバスケット式造粒機、スクリュー式造粒
機、ペレタイザーなどの押出し造粒機、ローラーコンパ
クターなどの圧縮造機、ヘンシェルミキサー、ナウター
ミキサーなどの攪拌造粒機、パングラニュレーターなど
の転動造粒機、流動層造粒機等を挙げることができる。
得られた造粒物に、通常の乾燥、整粒、篩別処理を付す
ことにより、内核が得られる。この際に用いられる乾燥
機としては、例えば流動層乾燥機やベッド式乾燥機を挙
げることができる。整粒機としては、例えばマルメライ
ザーやピンミル、解砕機等を挙げることができ、篩別機
としては、例えばジャイロシフターや電磁振動式篩別機
等を挙げることができる。こうして製造された内核の平
均粒子径は、一般に0.1〜10mm程度、好ましくは
0.3〜5mm程度である。なお、本発明における平均
粒子径とは、粒子群を構成している個々の粒子における
粒子径を統計的処理して得られる体積中位径を表すもの
であり、一方、個々の粒子における粒子径とは、該粒子
の最大径を意味するものである。
【0021】本発明粒剤における被覆層の含有量は、通
常0.1〜50重量%、好ましくは、0.2〜15重量
%である。該被覆層は、主に被膜形成材料からなり、必
要に応じて、固体担体、界面活性剤、溶剤、安定化剤、
着色剤、香料等が含有される。
【0022】該被膜形成材料としては、例えばワック
ス、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、硫黄等が挙げられ
る。ワックスとしては、例えば、カーボワックス、ヘキ
ストロウ、蔗糖エステル、脂肪酸エステルなどの合成ワ
ックス、カルナウバワックス、ミツロウ、木ロウなどの
天然ワックス、パラフィンワックス、ペトロラクタムな
どの石油ワックス等が挙げられる。
【0023】熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリスチレンなど
のポリオレフィン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリル酸、ポリメタアクリ
ル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エス
テルなどのビニル重合物、ブタジエン重合物、イソプレ
ン重合物、クロロプレン重合物、ブタジエン−スチレン
共重合物、エチレン−プロピレン−ジエン共重合物、ス
チレン−イソプレン共重合物などのジエン系重合物、エ
チレン−プロピレン共重合物、ブテン−エチレン共重合
物、ブテン−プロピレン共重合物、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合物、エチレン−アクリル酸共重合物、エチレン
−メタアクリル酸共重合物、エチレン−メタアクリル酸
エステル共重合物、エチレン−一酸化炭素共重合物、エ
チレン−酢酸ビニル−一酸化炭素共重合物などのポリオ
レフィン共重合物、塩化ビニル−ビニルアセテート共重
合物、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合物などの塩化
ビニル共重合物等が挙げられる。
【0024】熱硬化性樹脂としては、例えば、ウレタン
樹脂、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、フェノール樹脂、ウレア・メラミン樹脂、尿素
樹脂、シリコン樹脂等が挙げられる。ウレタン樹脂は、
ポリイソシアナートとポリオールとを、例えば有機金属
やアミン等の硬化剤の存在下に反応させることによって
生成する。該硬化剤としては、ジブチル錫ジアセテー
ト、ジブチル錫ジクロライド、ジブチル錫ジラウレー
ト、ジブチルチオ錫酸、オクチル酸第一錫、ジ−n−オ
クチル錫ジラウレートなどの有機金属、トリエチレンジ
アミン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルジド
デシルアミン、N−ドデシルモルホリン、N,N−ジメ
チルシクロヘキシルアミン、N−エチルモルホリン、ジ
メチルエタノールアミン、N,N−ジメチルベンジルア
ミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク
−7−エン、イソプロピルチタネート、テトラブチルチ
タネート、オキシイソプロピルバナデート、n−プロピ
ルジルコネート、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]
オクタン等が挙げられる。ウレタン樹脂のモノマーであ
るポリイソシアネート及びポリオールは、モノマー単
独、溶剤に溶解させた溶液、水系エマルジョン、また
は、有機溶剤系エマルジョン等の形態で使用される。該
ポリイソシアネートとしては、例えばトルエンジイソシ
アネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト(MDI)、ナフタレンジイソシアネート、トリレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、
イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネ
ート、4,4−メチレンビス(シクロヘキシルイソシア
ネート)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネー
ト、1,3−(イソシアネートメチル)シクロヘキサ
ン、トリフェニルメタントリイソシアネート、トリス
(イソシアネートフェニル)チオフォスフェイト等を挙
げることができ、該ポリイソシアネートは2種以上の混
合物であってもよい。また、該ポリイソシアネートに代
えて、該ポリイソシアネートの変性体や該ポリイソシア
ネートのオリゴマーを用いることもできる。変性体とし
ては、例えばアダクト変性体、ビウレット変性体、イソ
シアヌレート変性体、ブロック変性体、プレポリマー変
性体、2量化変性体等が挙げられる。該ポリオールとし
ては、縮合系ポリエステルポリオール、ポリエーテルポ
リオール、ポリアクリル酸ポリオール、ラクトン系ポリ
エステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、天
然ポリオール等、あるいは該ポリオールの変性物等が用
いられる。
【0025】縮合系ポリエステルポリオールは、通常、
ポリオールと二塩基酸との縮合反応によって、ポリエー
テルポリオールは、通常、環状オキシドの重合反応によ
って得られる。ポリ(メタ)アクリル酸ポリオールは、
通常、ポリ(メタ)アクリル酸とポリオールとの縮合反
応、(メタ)アクリル酸とポリオールとの縮合反応また
は、(メタ)アクリル酸エステルモノマーの重合反応に
よって得られる。ラクトン系ポリエステルポリオールは
通常、多価アルコールを開始剤とするε−カプロラクタ
ムの開環重合によって得られる。ポリカーボネートポリ
オールはポリオールとジフェニルカーボネート等のカー
ボネートとの反応によって得られ、この際に用いられる
ポリオールとしては、通常、メチレングリコール、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、テトラメチレ
ングリコール、ヘキサメチレンジオール、トリメチロー
ルプロパン、ポリテトラメチレングリコール、グリセリ
ン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ショ糖等、
あるいはこれらのオリゴマー等が挙げられる。二塩基酸
としては、通常、アジピン酸、フタル酸等を挙げること
ができる。かかるポリオールは市販されており、例え
ば、スミフェン3086、スミフェン3900、スミフ
ェン5200、スミフェンTS、スミフェンTM、スミ
フェンVN、 SBUポリオール0248、 SBUポリ
オール0363、SBUポリオール0474、SBUポ
リオール480J、 SBUポリオール0480、 SB
Uポリオール0485、 SBUポリオール0487、
SBUポリオール0248、 SBUポリオール036
3、 SBUポリオール0262、デスモフェン550
U、デスモフェン900U、デスモフェン1600U、
デスモフェン1900U(いずれも住友バイエルウレタ
ン株式会社の商品名)等が挙げられる。エポキシ樹脂
は、例えば、硬化剤の存在下でのフェノール類又はアル
コール類とエピクロルヒドリンとの反応、カルボン酸類
とエピクロルヒドリンとの硬化剤の存在下での反応、ア
ミン類、シアヌル酸またはヒダントインとエピクロルヒ
ドリンとの硬化剤の存在下での反応等によって生成す
る。
【0026】該硬化剤としては、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンテトラミン、メタキシリレンジアミ
ン、イソホロンジアミン、1,3−ビスアミノメチルシ
クロヘキサン、ジアミノジフェニルメタン、1,3−ビ
スアミノメチルシクロヘキサン、ジアミノジフェニルメ
タン、m−フェニレンジアミン、ジアミノジフェニルス
ルホン、ジシサンジアミド、有機酸ジヒドラジド、ポリ
アミド変性ポリアミン、ケトン変性ポリアミン、エポキ
シ変性ポリアミン、チオ尿素変性ポリアミン、マンニッ
ヒ変性ポリアミン、マイケル付加変性ポリアミン、ドデ
セニル無水コハク酸、ポリアゼライン酸無水物、ヘキサ
ヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル
酸、無水メチルナジック酸、無水トリメット酸、無水ピ
ロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸、テト
ラブロモ無水フタル酸、無水ヘット酸、ノボラック型ポ
リフェノール、ポリメルカプタン、ポリイソシアネー
ト、カルボン酸含有ポリエステル樹脂、ベンジルジメチ
ルアニリン、2,4,6−トリスジメチルアミノメチル
フェノール、2ーメチルイミダゾール、2ーエチル、4
ーメチルーイミダゾール、2ーヘプタデシルイミダゾー
ル、芳香族スルホニウム塩、芳香族ジアゾニウム塩、レ
ゾール型フェノール樹脂、メチロール基含有尿素樹脂、
メチロール基含有メラミン樹脂などが挙げられる。
【0027】生成するエポキシ樹脂としては、ビスフェ
ノールA型、ビスフェノールF型、臭素化ビスフェノー
ルA型、水添ビスフェノールA型、ビスフェノールS
型、ビスフェノールAF型、ビフェニル型、ナフタレン
型、フルオレイン型、フェノールノボラック型、オルソ
クレゾールノボラック型、DPPノボラック型、トリス
ヒドロキシフェニルメタン型、テトラフェニロールエタ
ン型などのグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、テトラ
グリシジルジアミノジフェニルメタン型、トリグリシジ
ルイソシアヌレート型、ヒダントイン型、アミノフェノ
ール型、アニリン型、トルイジン型などのグリシジルア
ミン型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹
脂、脂環型エポキシ樹脂等が挙げられる。
【0028】アルキド樹脂は、必要に応じて、天然植物
油または動物脂等の変成剤、金属石鹸、皮張防止剤の存
在下で、多塩基酸と多価アルコールとの反応によって生
成する。多塩基酸としては、無水フタル酸、無水マレイ
ン酸等が挙げられ、該多価アルコールとしては、ペンタ
エリストール、グリセリン等が挙げられる。変成剤とし
ては、例えば、大豆油、アマニ油、桐油、サフラワー
油、ヤシ油、パーム油、脱水ヒマシ油等が挙げられ、金
属石鹸としては、通常、マンガン、コバルト、ジルコニ
ウム、ニッケル、鉄、鉛等のナフテン類またはオクチル
酸類、例えば、オクチル酸ジルコニウム、ナフテン酸マ
ンガン、オクチル酸コバルト等、あるいはそれらの混合
物等が挙げられる。皮張防止剤としては、通常、ジペン
テン、メトキシフェノール、シクロヘキサノンオキシ
ム、メチルエチルケトンオキシム等、あるいはそれらの
混合物が挙げられる。
【0029】本発明において被覆層として用いられる被
膜形成材料としては、モノマーの取扱い易さや硬化反応
の条件等から、ポリウレタン樹脂やエポキシ樹脂等の熱
硬化性樹脂が好ましく、操作性の点でウレタン樹脂は更
に好ましい。また、例えば低分子量のポリエチレンワッ
クス、長鎖ポリエーテルポリオールを原料として用いた
ウレタン樹脂、軟質エポキシ樹脂等の軟化点が40℃以
下の被膜形成材料が使用される場合には、本発明粒剤の
固結防止効果が優れ、このような被膜形成材料が特に好
ましい。さらに、軟化点が40℃以下のポリウレタン樹
脂やエポキシ樹脂等を被膜形成材料として用いる場合に
は、本発明粒剤の構成を採らない場合に顕著となる固結
の問題が本発明粒剤により効率的に低減化されるのでと
りわけ好適である。
【0030】被覆層に添加し得る固体担体、界面活性
剤、溶剤、安定化剤、着色剤、香料としては、前記した
内核の項において挙げたものを同様に挙げることができ
る。
【0031】本発明粒剤は、内核を被覆層で被覆し、次
いで該被覆粒状物と炭酸カルシウム微粉末を混合し、該
炭酸カルシウム微粉末を被覆層表面に保持せしめること
により得ることができる。被覆層による内核の被覆方法
としては、例えば、被膜形成材料を溶剤に溶解又は分散
し、該溶液を回転パン、回転ドラム、流動層、流動床等
で運動している内核に添加しつつ、熱風で同時に乾燥せ
しめて被覆層を形成・生長させて所定の被覆率にまで被
覆する方法(被膜乾燥法)や、被膜形成材料の原料(該
材料のモノマー、プレポリマー等)を、回転パン、回転
ドラム、攪拌ミキサー等で運動している内核に添加しつ
つ、必要に応じて、加熱あるいは冷却しながら、必要に
応じて、触媒を加え、被膜形成材料の原料を硬化せしめ
て被覆層を形成・生長させて、所定の被覆率にまで被覆
する方法(被膜硬化法)等が挙げられる。これらの被覆
方法のうち、一般的に、被膜乾燥法は熱可塑性樹脂を被
覆する際に用いられることが多く、被膜硬化法は熱硬化
性樹脂を被覆する際に用いられることが多い。ワックス
や硫黄による被覆においては、被膜乾燥法及び被膜硬化
法のいずれも適用され得る。また、内核を被覆するに際
して、運動状態にある内核に、一度に多量の被膜形成材
料を添加すると、被覆層の形成過程で被膜形成材料が曳
糸性を帯びて内核が凝集した塊状となり易いことから、
被膜形成材料は少量単位で間欠的に添加するのがよい。
【0032】被覆層により内核が被覆された粒状物の被
覆層表面へ炭酸カルシウム微粉末を保持させる方法とし
ては、例えば、回転パン、回転ドラム、流動層、流動床
等で運動している被覆された内核に、炭酸カルシウム微
粉末を添加して被覆層の表面に炭酸カルシウム微粉末を
保持せしめる方法を挙げることができる。
【0033】炭酸カルシウム微粉末としては、その平均
粒子径が30μm以下、好ましくは5μm以下、さらに
好ましくは2μm以下のものが用いられる。炭酸カルシ
ウム微粉末は本発明粒剤中に、通常0.01〜3重量
%、好ましくは0.05〜1.5重量%含有される。本
発明粒剤の平均粒子径は、体積中位径として、通常0.
2〜20mm程度、好ましくは0.3〜10mm程度で
ある。また、本発明粒剤の形状は通常、立方体状、直方
体状、三角錐状、円錐状、円柱状、球状、ダンベル状、
楕球状、卵状、凸レンズ状、凹レンズ状、板状等であ
り、中でも円柱状、球状及び楕球状が好ましい。また、
本発明粒剤の1gあたりの粒子数は通常、50〜500
0粒、好ましくは200〜3000粒であり、見掛比重
は通常、0.3〜1.5g/cc、好ましくは0.7〜
1.2g/ccである。なお、粒剤の見掛比重は全農法
により測定することができる。
【0034】本発明粒剤は、含有する農薬活性成分種や
使用目的に応じて、例えば、水田、乾田、育苗箱、畑
地、果樹園、桑畑、温室、露地などの農耕地、森林、芝
生、ゴルフ場、街路樹、道路、路肩、湿地などの非農耕
地、池、貯水池、川、水路、下水道などの水系等で使用
することができる。本発明粒剤の使用に当たっては、本
発明粒剤を単独で施用することもできるし、適宜その用
途により他の剤、例えば他の農薬粒剤、粒状肥料、粒状
培土、粒状植物栄養剤、粒状植物調整制御剤、粒状ホル
モン剤、種子等の粒状農業資材等と混合して用いること
もできる。
【0035】本発明粒剤は、農薬が一般的に施用される
方法によって施用することができ、例えば、手で直接散
布する方法や、背負い式散粒機、パイプ散粒機、空中散
粒機、動力散粒機、育苗箱用散粒機、トラクター搭載型
散粒機、多口ホース散粒機、散粒機を搭載した田植機等
による方法を挙げることができる。本発明粒剤の施用に
際しては、本発明粒剤の徐放化性能を活用できる場面で
の使用が好適である。例えば水稲栽培において、育苗箱
施用、田植時施用、育苗期施用、培土混和施用、播種期
施用、緑化期施用、発芽時施用等、通常農薬が施用され
る時期よりも早期の施用などは、本発明粒剤の特性の面
から好適である。本発明粒剤が育苗箱において使用され
る場合には、その施用量は育苗箱(通常、面積0.16
2程度)1枚あたり、通常10〜200g、好ましくは
25〜100gであり、その際の施用方法としては、手
で直接施用する方法、あるいは育苗箱用散粒機を用いて
施用する方法が挙げられる。本発明粒剤が水田や畑地に
おいて使用される場合には、その施用量は10アールあ
たり、通常0.1〜10kg、好ましくは0.25〜5
kgであり、その際の施用方法としては、手で直接散布
する方法や、背負い式散粒機、パイプ散粒機、空中散粒
機、多口ホース散粒機、散粒機を搭載した田植機、散粒
機を搭載した耕うん機等を用いる方法等を挙げることが
できる。
【0036】
【実施例】次に、実施例及び試験例をあげて本発明を具
体的に説明する。 実施例1 (1) N−(1,1,3−トリメチル−2−オキサ−4
−インダニル)−5−クロロ−1,3−ジメチルピラゾ
ール−4−カルボキサミド 4重量部と含水二酸化珪素
0.8重量部とをジュースミキサーでよく混合した後、
ピンミルで粉砕した。得られた粉砕物の平均粒子径は
6.4μmであった(コールターカウンターTA−IIに
よる測定値)。上記で得た粉砕物4.8重量部、ポリビ
ニルアルコール3重量部、ベントナイト富士(豊順洋行
製)20重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム2重量部及び炭酸カルシウム微粉末(平均粒子径1
4.8μm)65.2重量部をジュースミキサーでよく
混合し、粉末混合物を得た。粉末混合物に、尿素7.5
重量部及びグラニュー糖7.5重量部を溶解した水15
重量部を添加してよく練合した。得られた練合物を0.
9mmφのスクリーン付き小型押し出し造粒機で造粒
し、整粒した後に、60℃で15分間乾燥して粒径が1
400〜850μmの内核を得た。
【0037】(2)得られた内核1000重量部を、熱風
発生機を付設した温度制御可能な傾斜パン型転動造粒機
中で回転させ、80℃に保持しながら、ポリメリックM
DI(ジフェニルメタンジイソシアネート) 37.6
重量%、分岐型ポリエーテルポリオール33.2重量
%、直鎖ポリエーテルポリオール28.2重量%及び
2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノー
ル1.0重量%からなる混合物(以下、混合物Aと記
す。)5重量部を添加し、5分間80℃に保った。混合
物A 5gの添加と80℃に5分間保つ操作とを12回
繰り返し行い、80℃で10分間保持して被覆粒状物を
得た。
【0038】(3)次いで、80℃の該被覆粒状物を混合
しながら、炭酸カルシウム微粉末(平均粒子径14.8
μm)0.1重量部を添加し、さらに5分間混合して農
薬粒剤(1)を得た。
【0039】実施例2 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径14.8μm)0.3重量部を
使用した以外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒剤
(2)を得た。
【0040】実施例3 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径14.8μm)0.5重量部を
使用した以外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒剤
(3)を得た。
【0041】実施例4 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径14.8μm)1重量部を使用
した以外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒剤(4)
を得た。
【0042】実施例5 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径14.8μm)3重量部を使用
した以外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒剤(5)
を得た。
【0043】実施例6 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径5μm)0.1重量部を使用し
た以外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒剤(6)を
得る。
【0044】実施例7 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径5μm)0.5重量部を使用し
た以外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒剤(7)を
得る。
【0045】実施例8 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径5μm)1.5重量部を使用し
た以外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒剤(8)を
得る。
【0046】実施例9 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径5μm)3重量部を使用した以
外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒剤(9)を得
る。
【0047】実施例10 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径5μm)5重量部を使用した以
外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒剤(10)を得
る。
【0048】実施例11 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径2μm)0.05重量部を使用
した以外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒剤(1
1)を得た。
【0049】実施例12 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径2μm)0.1重量部を使用し
た以外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒剤(12)
を得た。
【0050】実施例13 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径2μm)0.3重量部を使用し
た以外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒剤(13)
を得た。
【0051】実施例14 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径2μm)1重量部を使用した以
外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒剤(14)を得
た。
【0052】実施例15 実施例1(3)において炭酸カルシウム微粉末(平均粒子
径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシウ
ム微粉末(平均粒子径2μm)3重量部を使用した以外
は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒剤(15)を得
た。
【0053】実施例16 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径0.5μm)0.01重量部を
使用した以外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒剤
(16)を得る。
【0054】実施例17 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径0.5μm)0.05重量部を
使用した以外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒剤
(17)を得る。
【0055】実施例18 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径0.5μm)0.1重量部を使
用した以外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒剤
(18)を得る。
【0056】実施例19 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径0.5μm)0.3重量部を使
用した以外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒剤
(19)を得る。
【0057】実施例20 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径0.5μm)1重量部を使用し
た以外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒剤(20)
を得る。
【0058】実施例21 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径0.5μm)2重量部を使用し
た以外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒剤(21)
を得る。
【0059】実施例22 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径0.5μm)0.2重量部と炭
酸カルシウム微粉末(平均粒子径2μm)0.2重量部
を使用した以外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒
剤(22)を得る。
【0060】実施例23 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径0.5μm)0.2重量部と炭
酸カルシウム微粉末(平均粒子径5μm)0.2重量部
を使用した以外は実施例1と同様の実験を行い、農薬粒
剤(23)を得る。
【0061】実施例24 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カルシ
ウム微粉末(平均粒子径0.5μm)0.2重量部と炭
酸カルシウム微粉末(平均粒子径14.8μm)0.2
重量部を使用した以外は実施例1と同様の実験を行い、
農薬粒剤(24)を得る。
【0062】実施例25 実施例1(2)において、ポリメリックMDI(ジフェニ
ルメタンジイソシアネート) 37.6重量%、分岐型
ポリエーテルポリオール33.2重量%、直鎖ポリエー
テルポリオール28.2重量%及び2,4,6−トリス
(ジメチルアミノメチル)フェノール1.0重量%から
なる混合物に代えて、ポリメリックMDI(ジフェニル
メタンジイソシアネート)30.9重量%、分岐型ポリ
エーテルポリオール20.9重量%、直鎖ポリエーテル
ポリオール47.2重量%及び2,4,6−トリス(ジ
メチルアミノメチル)フェノール1.0重量%からなる
混合物を使用した以外は実施例1と同様の実験を行い、
農薬粒剤(25)を得る。
【0063】実施例26 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径14.8μm)0.5重量
部を使用した以外は実施例25と同様の実験を行い、農
薬粒剤(26)を得る。
【0064】実施例27 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径14.8μm)1重量部を
使用した以外は実施例25と同様の実験を行い、農薬粒
剤(27)を得る。
【0065】実施例28 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径14.8μm)3重量部を
使用した以外は実施例25と同様の実験を行い、農薬粒
剤(28)を得る。
【0066】実施例29 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径5μm)0.1重量部を使
用した以外は実施例25と同様の実験を行い、農薬粒剤
(29)を得る。
【0067】実施例30 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径5μm)0.5重量部を使
用した以外は実施例25と同様の実験を行い、農薬粒剤
(30)を得る。
【0068】実施例31 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径5μm)1.5重量部を使
用した以外は実施例25と同様の実験を行い、農薬粒剤
(31)を得る。
【0069】実施例32 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径2μm)0.1重量部を使
用した以外は実施例25と同様の実験を行い、農薬粒剤
(32)を得る。
【0070】実施例33 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径2μm)0.5重量部を使
用した以外は実施例25と同様の実験を行い、農薬粒剤
(33)を得る。
【0071】実施例34 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径2μm)1重量部を使用し
た以外は実施例25と同様の実験を行い、農薬粒剤(3
4)を得る。
【0072】実施例35 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径0.5μm)0.1重量部
を使用した以外は実施例25と同様の実験を行い、農薬
粒剤(35)を得る
【0073】実施例36 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径0.5μm)0.5重量部
を使用した以外は実施例25と同様の実験を行い、農薬
粒剤(36)を得る。
【0074】実施例37 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径0.5μm)1重量部を使
用した以外は実施例25と同様の実験を行い、農薬粒剤
(37)を得る。
【0075】実施例38 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径0.5μm)2重量部を使
用した以外は実施例25と同様の実験を行い、農薬粒剤
(38)を得る。
【0076】実施例39 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径0.5μm)0.1重量部
と炭酸カルシウム微粉末(平均粒子径14.8μm)
0.1重量部とを使用した以外は実施例25と同様の実
験を行い、農薬粒剤(39)を得る。
【0077】実施例40 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径0.5μm)0.2重量部
と炭酸カルシウム微粉末(平均粒子径14.8μm)
0.2重量部とを使用した以外は実施例25と同様の実
験を行い、農薬粒剤(40)を得る。
【0078】実施例41 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径0.5μm)0.5重量部
と炭酸カルシウム微粉末(平均粒子径14.8μm)
0.5重量部とを使用した以外は実施例25と同様の実
験を行い、農薬粒剤(41)を得る。
【0079】実施例42 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径0.5μm)0.3重量部
と炭酸カルシウム微粉末(平均粒子径14.8μm)
0.1重量部とを使用した以外は実施例25と同様の実
験を行い、農薬粒剤(42)を得る。
【0080】実施例43 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径0.5μm)0.1重量部
と炭酸カルシウム微粉末(平均粒子径14.8μm)
0.3重量部とを使用した以外は実施例25と同様の実
験を行い、農薬粒剤(43)を得る。
【0081】実施例44 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径2μm)0.1重量部と炭
酸カルシウム微粉末(平均粒子径14.8μm)0.1
重量部とを使用した以外は実施例25と同様の実験を行
い、農薬粒剤(44)を得る。
【0082】実施例45 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径2μm)0.3重量部と炭
酸カルシウム微粉末(平均粒子径14.8μm)0.1
重量部とを使用した以外は実施例25と同様の実験を行
い、農薬粒剤(39)を得る。
【0083】実施例46 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径2μm)0.1重量部と炭
酸カルシウム微粉末(平均粒子径14.8μm)0.3
重量部とを使用した以外は実施例25と同様の実験を行
い、農薬粒剤(46)を得る。
【0084】実施例47 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径2μm)0.3重量部と炭
酸カルシウム微粉末(平均粒子径14.8μm)0.3
重量部とを使用した以外は実施例25と同様の実験を行
い、農薬粒剤(47)を得る。
【0085】実施例48 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径5μm)0.1重量部と炭
酸カルシウム微粉末(平均粒子径14.8μm)0.1
重量部とを使用した以外は実施例25と同様の実験を行
い、農薬粒剤(48)を得る。
【0086】実施例49 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径5μm)0.25重量部と
炭酸カルシウム微粉末(平均粒子径14.8μm)0.
25重量部とを使用した以外は実施例25と同様の実験
を行い、農薬粒剤(49)を得る。
【0087】実施例50 実施例25(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径14.8μm)0.1重量部に代えて、炭酸カ
ルシウム微粉末(平均粒子径5μm)0.5重量部と炭
酸カルシウム微粉末(平均粒子径14.8μm)0.5
重量部とを使用した以外は実施例25と同様の実験を行
い、農薬粒剤(50)を得る。
【0088】比較例1 実施例1(3)の操作を省略した(炭酸カルシウム微粉末
添加を行わなかった)以外は実施例1と同様の実験を行
い、比較農薬粒剤(1)を得た。
【0089】比較例2 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)に代えて炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径35μm)を使用した以外は実施例1と同様の
実験を行い、比較農薬粒剤(2)を得た。
【0090】比較例3 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)に代えて炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径48μm)を使用した以外は実施例1と同様の
実験を行い、比較農薬粒剤(3)を得た。
【0091】比較例4 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均
粒子径14.8μm)に代えて炭酸カルシウム微粉末
(平均粒子径70μm)を使用した以外は実施例1と同
様の実験を行い、比較農薬粒剤(4)を得た。
【0092】比較例5 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)に代えて炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径98μm)を使用した以外は実施例1と同様の
実験を行い、比較農薬粒剤(5)を得た。
【0093】比較例6 実施例1(3)において、炭酸カルシウム微粉末(平均粒
子径14.8μm)に代えて炭酸カルシウム微粉末(平
均粒子径126μm)を使用した以外は実施例1と同様
の実験を行い、比較農薬粒剤(6)を得た。
【0094】試験例1 固結性試験 試料(農薬粒剤(2)、農薬粒剤(13)、比較農薬粒
剤(1)または比較農薬粒剤(3))100gを内径が
50mmの金属製円筒容器内に入れ、2kgのおもりを
乗せた。この試料を40℃の恒温器内で1ヶ月間保持し
た後に取り出し、室温で1日間放置した。おもりを外し
た後に内容物の固結の状態を観察した。
【0095】
【表1】 固結の程度 : +(固結が認められる)、±(軽度の固
結が認められる)−(固結が認められない) 高温での荷重条件下の固結試験において、比較農薬粒剤
では固結が認められたのに対して、本発明粒剤では固結
は認められなかった。
【発明の効果】本発明によれば、従来品に比べ、固結性
が改良された被覆農薬粒剤を提供できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)農薬活性成分を含有してなる内核、(b)
    該内核を被覆してなる被覆層および(c)該被覆層の表面
    に保持されてなる平均粒子径が30μm以下の炭酸カル
    シウムからなる農薬粒剤。
  2. 【請求項2】(b)被覆層が熱硬化性樹脂である請求項1
    に記載の農薬粒剤。
  3. 【請求項3】(c)炭酸カルシウムの平均粒子径が5μm
    以下である請求項1または2に記載の農薬粒剤。
  4. 【請求項4】農薬活性成分を含有してなる内核に被膜形
    成材料またはその原料を添加して被覆粒状物を形成せし
    め、次いで該被覆粒状物と平均粒子径が30μm以下の
    炭酸カルシウムとを混合することを特徴とする(a)農薬
    活性成分を含有してなる内核、(b)該内核を被覆してな
    る被覆層および(c)該被覆層の表面に保持されてなる平
    均粒子径が30μm以下の炭酸カルシウムからなる農薬
    粒剤の製造方法。
JP2001046388A 2000-12-21 2001-02-22 農薬粒剤 Expired - Fee Related JP4899245B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001046388A JP4899245B2 (ja) 2000-12-21 2001-02-22 農薬粒剤

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000388335 2000-12-21
JP2000-388335 2000-12-21
JP2000388335 2000-12-21
JP2001046388A JP4899245B2 (ja) 2000-12-21 2001-02-22 農薬粒剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002249402A true JP2002249402A (ja) 2002-09-06
JP4899245B2 JP4899245B2 (ja) 2012-03-21

Family

ID=26606245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001046388A Expired - Fee Related JP4899245B2 (ja) 2000-12-21 2001-02-22 農薬粒剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4899245B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008035642A1 (fr) * 2006-09-22 2008-03-27 Sumitomo Chemical Company, Limited Composition agrochimique pulvérulente

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60226801A (ja) * 1984-04-26 1985-11-12 Kumiai Chem Ind Co Ltd 徐放性粒状農薬
JPH09268103A (ja) * 1995-07-28 1997-10-14 Chisso Corp 被覆農薬粒剤、その製造方法およびこの被覆農薬粒剤の使用方法
JP2002505256A (ja) * 1998-03-02 2002-02-19 ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト 農薬組成物

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60226801A (ja) * 1984-04-26 1985-11-12 Kumiai Chem Ind Co Ltd 徐放性粒状農薬
JPH09268103A (ja) * 1995-07-28 1997-10-14 Chisso Corp 被覆農薬粒剤、その製造方法およびこの被覆農薬粒剤の使用方法
JP2002505256A (ja) * 1998-03-02 2002-02-19 ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト 農薬組成物

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008035642A1 (fr) * 2006-09-22 2008-03-27 Sumitomo Chemical Company, Limited Composition agrochimique pulvérulente
AU2007298299B2 (en) * 2006-09-22 2011-11-24 Sumitomo Chemical Company, Limited Powdery agrichemical composition
EP2064950A4 (en) * 2006-09-22 2012-12-19 Sumitomo Chemical Co POWDERY AGROCHEMICAL COMPOSITION
KR101432843B1 (ko) * 2006-09-22 2014-08-21 수미토모 케미칼 컴퍼니 리미티드 분상 농약 조성물
US9775342B2 (en) 2006-09-22 2017-10-03 Sumitomo Chemical Company, Limited Powdery pesticidal composition

Also Published As

Publication number Publication date
JP4899245B2 (ja) 2012-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3850175B2 (ja) 粒状農薬組成物の製造方法
JP3808637B2 (ja) 農薬粒剤
JP5066862B2 (ja) ウレタン樹脂で被覆されてなる被覆粒状物
JP4560872B2 (ja) 農薬粒剤
JP2003286109A (ja) 農薬粒剤
JP4899245B2 (ja) 農薬粒剤
JP4352479B2 (ja) 粒状農薬組成物
JPWO2014098203A1 (ja) 農薬含有粒状肥料の施用方法
JP5374843B2 (ja) ウレタン樹脂で被覆されてなる被覆粒状物
JP2004123717A (ja) 粒状農薬組成物の製造方法
JP4670123B2 (ja) 農薬粒剤
JP2003286108A (ja) 農薬粒剤及びその製造方法
JP2003286106A (ja) 農薬粒剤及びその製造法
JP2003286107A (ja) 農薬粒剤及びその製法
JP4599788B2 (ja) 農薬顆粒状水和剤の製法
JP5412716B2 (ja) ウレタン樹脂で被覆されてなる被覆粒状物
JP2004123719A (ja) 粒状農薬組成物の製造方法
JP4548361B2 (ja) 農薬粒剤
JP4617630B2 (ja) 農薬顆粒状水和剤
JP2004123718A (ja) 粒状農薬組成物の製造方法
JP4617631B2 (ja) 農薬顆粒状水和剤の製造方法
JP4595277B2 (ja) 農薬粒状水和剤の製造方法
JP5076325B2 (ja) 生物活性物質含有粒状物の混合組成物
JP2000086405A (ja) 粒状農薬組成物
JP4556271B2 (ja) 粒状農薬組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071225

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20080128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111206

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111219

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4899245

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150113

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees