JP2000086405A - 粒状農薬組成物 - Google Patents

粒状農薬組成物

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JP2000086405A
JP2000086405A JP10264588A JP26458898A JP2000086405A JP 2000086405 A JP2000086405 A JP 2000086405A JP 10264588 A JP10264588 A JP 10264588A JP 26458898 A JP26458898 A JP 26458898A JP 2000086405 A JP2000086405 A JP 2000086405A
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JP10264588A
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English (en)
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Shoji Okada
昭二 岡田
Toshiro Otsubo
敏朗 大坪
Masao Inoue
雅夫 井上
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】偏析し難く、均一性を保ち得る複数種の粒状固
形剤からなる粒状農薬組成物を提供する。 【解決手段】2種以上の粒状固形剤からなる粒状農薬組
成物であって、少なくとも1種の粒状固形剤のLT/L
Sが1.4〜14であり、該LT/LSが1.4〜14
である粒状固形剤種の該組成物中の割合が20重量%以
上であり、各粒状固形剤種間のLT/LSの比が0.1
〜10であり、且つ該組成物のN(密充填における10
0ml当りの粒子数)が1000〜13000000で
あることを特徴とする粒状農薬組成物(但し、粒状固形
剤を構成するある固体粒子を平面上に重心が最も低くな
るように置き、平面に対して真上から投影して求められ
る投影図の周上の任意の2点間の距離のうち最大値をL
T1、該粒子を置いた平面に対して平行な面で該粒子を
挟んだときの両平面の距離をLS1とするとき、LTは
LT1の数平均値を、LSはLS1の数平均値を表す)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粒状農薬組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】薬効の異なる農薬活性成分を同時に施用
することによる散布の省力化や効力の増強等を目的とし
て、粒剤の同一核内に複数の農薬活性成分を配合する方
法がこれまで行われて来た。しかしながら、農薬活性成
分の施用期が異なる場合、混合する農薬活性成分間の物
理的な差が大きい場合、あるいは混合したときの安定性
が悪い場合等においては、この方法では満足な結果を得
ることはできなかった。このような場合には、それぞれ
の粒剤を予め調製しておき、これを混合する方法が考え
られる。例えば、特表平8−509485号公報には単
独の農薬活性成分を含有する2種の顆粒をそれぞれ調製
後、これを混合する顆粒状水和剤の製造方法が開示され
ている。
【0003】一旦製剤を水に溶解して施用するために均
一性が得られやすい水和剤や顆粒状水和剤などの場合と
異なり、水に希釈することなく直接、農地に散布する製
剤、例えば粒剤などの場合には、複数種の粒剤が均一に
混合されてないことに起因する薬効のばらつきや、作物
に対する薬害の発現等の問題が生じ易い。特に水稲用苗
箱施用粒剤のように少量単位(例:箱1枚あたり約20
〜100g)で施用するものについては、より高い均一
性が要求される。更に、複数種の粒剤を混合した製剤に
おいては、調製時に均一性の高い混合粒剤となっている
場合であっても、輸送時、取り扱い時の振動や衝撃等の
要因によって、混合粒剤中の粒子が偏析し、均一性が低
下するという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、輸送
時や取り扱い時の振動や衝撃等の要因による偏析を生じ
難く、均一性を保ち得る複数種の粒状固形剤からなる粒
状農薬組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる状況下、本発明者
らは粒状農薬組成物につき検討を重ねた結果、複数種の
粒状固形剤からなる粒状農薬組成物における各粒状固形
剤の形態を特定することにより、振動や衝撃等による偏
析が生じ難く、均一性を保持し得る粒状農薬組成物が得
られることを見出し、本発明に至った。すなわち本発明
は、2種以上の粒状固形剤からなる粒状農薬組成物であ
って、少なくとも1種の粒状固形剤のLT/LSが1.
4〜14であり、該LT/LSが1.4〜14である粒
状固形剤種の粒状農薬組成物中の割合が20重量%以上
であり、各粒状固形剤種間のLT/LSの比が0.1〜
10であり、且つ密充填における100mlあたりの粒
子数をNとするとき、該粒状農薬組成物のNが1000
〜13000000であることを特徴とする粒状農薬組
成物(但し、粒状固形剤を構成するある固体粒子を平面
上に重心が最も低くなるように置き、平面に対して真上
から投影して求められる投影図の周上の任意の2点間の
距離のうち最大値をLT1、該粒子を置いた平面に対し
て平行な面で該粒子を挟んだときの両平面の距離をLS
1とするとき、LTは粒状固形剤のLT1の数平均値
を、LSは粒状固形剤のLS1の数平均値を表わす。)
(以下、本発明組成物と記す。)に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明組成物は、2種以上の粒状
固形剤が混合されてなる組成物である。粒状固形剤は固
体粒子の集合体であって、1種の粒状固形剤とは、構成
する成分が実質的に同じである固体粒子の集合体であ
る。ここで構成する成分が実質的に同じであるとは、固
体粒子を構成する主な成分がその種類において同じで、
かつその構成比率も実質的に異ならないことを意味す
る。例えば固体粒子中に0.2重量%以上含まれる成分
の種類が全て同じで、かつこれらの成分毎に固体粒子に
おける濃度分布を見たときに、該濃度分布のピークがい
ずれの成分においても1個である場合には1種の粒状固
形剤とみなすことができる。
【0007】各固体粒子を構成する成分としては、例え
ば後述する農薬活性物質、担体、結合材、界面活性剤、
安定化剤、着色料、熱効果性樹脂、熱可塑性樹脂等を挙
げることができる。本発明組成物としては、具体的に
は、例えば、ある農薬活性物質を含む粒状固形剤と別の
農薬活性物質を含む粒状固形剤との混合物、ある農薬活
性物質を含有する粒状固形剤と農薬活性物質を含有せず
ある肥料成分、種子、培養土、保湿剤等の農業資材を含
有する粒状固形剤との混合物、ある農薬活性物質を含有
する粒状固形剤及び農薬活性物質を含有せずある農薬活
性物質の共力剤もしくはアジュバントを含有する粒状固
形剤との混合物、ある農薬活性物質を含有する樹脂被覆
された粒状固形剤と同一の農薬活性物質を含む樹脂被覆
されていない粒状固形剤との混合物、ある農薬活性物質
を含有する樹脂被覆された粒状固形剤と同一の農薬活性
物質を含み、異なる種類の樹脂もしくは異なる被覆率で
樹脂被覆された粒状固形剤との混合物、ある農薬活性物
質及びある担体を含有する粒状固形剤と同一の農薬活性
物質及び別の担体を含有する粒状固形剤との混合物等を
挙げることができる。
【0008】本発明組成物において、少なくとも1種の
粒状固形剤のLT/LSは1.4〜14である。本発明
において、LTおよびLSは、下記の通り規定される。
粒状固形剤を構成するある固体粒子を平面上に重心が最
も低くなるように置き、平面に対して真上から投影して
求められる投影図の周上の任意の2点間の距離のうち最
大値をLT1、該粒子を置いた平面に対して平行な面で
該粒子を挟んだときの両平面の距離をLS1とすると
き、LTは粒状固形剤のLT1の数平均値を、LSは粒
状固形剤のLS1の数平均値を表わす。これらの値のう
ちLTは、例えば画像解析装置を使用することにより求
めることができ、また、LSは、例えばマイクロメータ
ー、ノギス等により直接測定して求めることができる。
【0009】また、該LT/LSが1.4〜14である
粒状固形剤種の本発明組成物中の割合は20重量%以上
であり、好ましくは40重量%以上である。各粒状固形
剤種間のLT/LSの比は、0.1〜10であり、好ま
しくは0.3〜3である。
【0010】また、密充填における100mlあたりの
粒子数をNとするとき、本発明組成物のNは1000〜
13000000である。このNは、農薬公定法の見掛
け比重測定方法に準じた方法を適用することにより測定
することができ、具体的には、内径50mmの円柱状容
器(容量100ml)に充填したときの粒数を計測する
ことにより求めることができる。
【0011】本発明において粒状固形剤の形状として
は、例えば、卵形、楕円の回転体、ラグビーボール形、
アーモンド形、樽形、円柱形、楕円柱形、凸レンズ形、
凹レンズ形、ダンベル形、くさび形、板状、うろこ状ま
た三角柱、四角柱等の多角柱、三角錘、四角錘等の多角
錘、直方体、立方体等の多角体、ドーナツ形、歯車形等
を挙げることができる。
【0012】本発明組成物において、少なくとも1種の
粒状固形剤は農薬活性物質を含有し、通常は各粒状固形
剤が農薬活性物質を含有する。使用し得る農薬活性物質
としては、殺虫剤、殺菌剤、除草剤、昆虫成長制御剤、
植物成長調節剤等を挙げることができ、例えば次に示す
化合物を具体的に挙げることができる。
【0013】フェニトロチオン[O,O−ジメチルO−
(3−メチル−4−ニトロフェニル)ホスホロチオエー
ト]、フェンチオン[O,O−ジメチルO−(3−メチ
ル−4−(メチルチオ)フェニル)ホスホロチオエー
ト]、ダイアジノン[O,O−ジエチル−O−2−イソ
プロピル−6−メチルピリミジン−4−イルホスホロチ
オエート]、クロルピリホス[O,O−ジエチル−O−
3,5,6−トリクロロ−2−ピリジルホスホロチオエ
ート]、アセフェート[O,S−ジメチルアセチルホス
ホラミドチオエート]、メチダチオン[S−2,3−ジ
ヒドロ−5−メトキシ−2−オキソ−1,3,4−チア
ジアゾール−3−イルメチルO,O−ジメチルホスホロ
ジチオエート]、ジスルホトン[O,O−ジエチルS−
2−エチルチオエチルホスホロジチオエート]、DDV
P[2,2−ジクロロビニルジメチルホスフェート]、
スルプロホス[O−エチルO−4−(メチルチオ)フェ
ニルS−プロピルホスホロジチオエート]、シアノホス
[O−4−シアノフェニルO,O−ジメチルホスホロチ
オエート]、ジオキサベンゾホス[2−メトキシ−4H
−1,3,2−ベンゾジオキサホスホリン−2−スルフ
ィド]、ジメトエート[O,O−ジメチル−S−(N−
メチルカルバモイルメチル)ジチオホスフェート]、フ
ェントエート[エチル2−ジメトキシホスフィノチオイ
ルチオ(フェニル)アセテート]、マラチオン[ジエチ
ル(ジメトキシホスフィノチオイルチオ)サクシネー
ト]、トリクロルホン[ジメチル2,2,2−トリクロ
ロ−1−ヒドロキシエチルホスホネート]、アジンホス
メチル[S−3,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,2,
3−ベンゾトリアジン−3−イルメチルO,O−ジメチ
ルホスホロジチオエート]、モノクロトホス[ジメチル
−{(E)−1−メチル−2−(メチルカルバモイル)
ビニル)ホスフェート]、エチオン[O,O,O′,
O′−テトラエチル−S,S′−メチレンビス(ホスホ
ロジチオエート)]等の有機リン系化合物、
【0014】BPMC[2−sec−ブチルフェニルメ
チルカーバメート]、ベンフラカルブ[エチル N−
{2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−
7−イルオキシカルボニル(メチル)アミノチオ}−N
−イソプロピル−β−アラニネート]、プロポキスル
[2−イソプロポキシフェニル−N−メチルカーバメー
ト]、カルボスルファン[2,3−ジヒドロ−2,2−
ジメチル−7−ベンゾ[b]フラニル N−ジブチルア
ミノチオ−N−メチルカーバメート]、カルバリル[1
−ナフチル−N−メチルカーバメート]、メソミル[S
−メチル−N−(メチルカルバモイルオキシ)チオアセ
トイミデート]、エチオフェンカルブ[2−(エチルチ
オメチル)フェニルメチルカーバメート]、アルジカル
ブ[2−メチル−2−(メチルチオ)プロピオンアルデ
ヒド O−メチルカルバモイルオキシム]、オキサミル
[N,N−ジメチル−2−メチルカルバモイルオキシイ
ミノ−2−(メチルチオ)アセトアミド]、フェノチオ
カルブ[S−4−フェノキシブチル−N,N−ジメチル
チオカーバメート]等のカーバメート系化合物、
【0015】エトフェンプロックス[2−(4−エトキ
シフェニル)−2−メチル−1−(3−フェノキシベン
ジル)オキシプロパン]、フェンバレレート[(RS)
−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (RS)−2
−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチレート]、
エスフェンバレレート[(S)−α−シアノ−3−フェ
ノキシベンジル (S)−2−(4−クロロフェニル)
−3−メチルブチレート]、フェンプロパトリン[(R
S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,2,
3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト]、シペルメトリン[(RS)−α−シアノ−3−フ
ェノキシベンジル (1RS)−シス,トランス−3−
(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシレート]、ペルメトリン[3−フェ
ノキシベンジル (1RS)−シス,トランス−3−
(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシレート]、シハロトリン[(RS)
−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1RS,3
Z)−シス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフル
オロプロプ−1−エニル)−2,2−ジメチルシクロプ
ロパンカルボキシレート]、デルタメトリン[(S)−
α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R)−シス
−3−(2,2−ジブロモビニル)−2,2−ジメチル
シクロプロパンカルボキシレート]、シクロプロトリン
[(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(RS)−2,2−ジクロロ−1−(4−エトキシフェ
ニル)シクロプロパンカルボキシレート]、フルバリネ
ート[α−シアノ−3−フェノキシベンジル N−(2
−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリル)−
D−バリネート]、ビフェンスリン[2−メチル−3−
フェニルベンジル (1RS,3Z)−シス−3−(2
−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト]、ハルフェンプロックス[2−(4−ブロモジフル
オロメトキシフェニル)−2−メチル−1−(3−フェ
ノキシベンジル)メチルプロパン]、トラロメトリン
[(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1
R)−シス−3−(1,2,2,2−テトラブロモエチ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト]、シラフルオフェン[(4−エトキシフェニル)−
{3−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)プロ
ピル}ジメチルシラン]、d−フェノトリン[3−フェ
ノキシベンジル (1R)−シス,トランス−2,2−
ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロ
プロパンカルボキシレート]、シフェノトリン[(R
S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R)
−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチ
ル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレー
ト]、d−レスメトリン[5−ベンジル−3−フリルメ
チル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−
3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカ
ルボキシレート]、アクリナスリン[(S)−α−シア
ノ−3−フェノキシベンジル (1R,3Z)−シス−
(2,2−ジメチル−3−{3−オキソ−3−(1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロピルオキシ)
プロペニル}シクロプロパンカルボキシレート]、シフ
ルトリン[(RS)−α−シアノ−4−フルオロ−3−
フェノキシベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト]、テフルトリン[2,3,5,6−テトラフルオロ
−4−メチルベンジル (1RS,3Z)−シス−3−
(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペ
ニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ
ート]、トランスフルスリン[2,3,5,6−テトラ
フルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2
−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパン
カルボキシレート]、テトラメトリン[3,4,5,6
−テトラヒドロフタルイミドメチル (1RS)−シ
ス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−
1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート]、
アレトリン[(RS)−2−メチル−4−オキソ−3−
(2−プロペニル)−2−シクロペンテン−1−イル
(1RS)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−
(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボ
キシレート]、プラレトリン[(S)−2−メチル−4
−オキソ−3−(2−プロピニル)−2−シクロペンテ
ン−1−イル (1R)−シス,トランス−2,2−ジ
メチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプ
ロパンカルボキシレート]、エンペントリン[(RS)
−1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル(1R)
−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチ
ル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレー
ト]、イミプロスリン[2,5−ジオキソ−3−(2−
プロピニル)イミダゾリジン−1−イルメチル (1
R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−
メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレ
ート]、d−フラメトリン[5−(2−プロピニル)フ
ルフリル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチ
ル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパ
ンカルボキシレート]、5−(2−プロピニル)フルフ
リル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカ
ルボキシレート等のピレスロイド系化合物、
【0016】ブプロフェジン[2−tert−ブチルイ
ミノ−3−イソプロピル−5−フェニル−1,3,5−
チアジアジン−4−オン]等のチアジアジン誘導体、ニ
トロイミダゾリジン誘導体、カルタップ[S,S′−
(2−ジメチルアミノトリメチレン)ビス(チオカーバ
メート)]、チオシクラム[N,N−ジメチル−1,
2,3−トリチアン−5−イルアミン]、ベンスルタッ
プ[S,S′−2−ジメチルアミノトリメチレンジ(ベ
ンゼンチオスルフォネート)]等のネライストキシン誘
導体、N−シアノ−N′−メチル−N′−(6−クロロ
−3−ピリジルメチル)アセトアミジン等のN−シアノ
アミジン誘導体、エンドスルファン[6,7,8,9,
10,10−ヘキサクロロ−1,5,5a,6,9,9
a−ヘキサヒドロ−6,9−メタノ−2,4,3−ベン
ゾジオキサチエピンオキサイド]、γ−BHC[1,
2,3,4,5,6−ヘキサクロロシクロヘキサン]、
ジコホル[1,1−ビス(4−クロロフェニル)−2,
2,2−トリクロロエタノ−ル]等の塩素化炭化水素化
合物、クロルフルアズロン[1−{3,5−ジクロロ−
4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−
2−イルオキシ)フェニル}−3−(2,6−ジフルオ
ロベンゾイル)ウレア]、テフルベンズロン[1−
(3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−
3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア]、フル
フェノクスロン[1−{4−(2−クロロ−4−トリフ
ルオロメチルフェノキシ)−2−フルオロフェニル}−
3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア]等のベ
ンゾイルフェニルウレア系化合物、アミトラズ[N,
N′−{(メチルイミノ)ジメチリジン}−ジ−2,4
−キシリジン]、クロルジメホルム[N′−(4−クロ
ロ−2−メチルフェニル)−N,N−ジメチルメチニミ
ダミド]等のホルムアミジン誘導体、ジアフェンチウロ
ン[N−(2,6−ジイソプロピル−4−フェノキシフ
ェニル)−N′−t−ブチルカルボジイミド]等のチオ
尿素誘導体、N−フェニルピラゾール系化合物、
【0017】メトキサジアゾン[5−メトキシ−3−
(2−メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾ
ール−2−(3H)−オン]、ブロモプロピレート[イ
ソプロピル4,4′−ジブロモベンジレート]、テトラ
ジホン[4−クロロフェニル 2,4,5−トリクロロ
フェニルスルホン]、キノメチオネート[S,S−6−
メチルキノキサリン−2,3−ジイルジチオカルボネー
ト]、プロパルギット[2−(4−tert−ブチルフ
ェノキシ)シクロヘキシルプロピ−2−イルスルファイ
ト]、フェンブタティンオキシド[ビス{トリス(2−
メチル−2−フェニルプロピル)ティン}オキシド]、
ヘキシチアゾクス[(4RS,5RS)−5−(4−ク
ロロフェニル)−N−クロロヘキシル−4−メチル−2
−オキソ−1,3−チアゾリジン−3−カルボキサミ
ド]、クロフェンテジン[3,6−ビス(2−クロロフ
ェニル)−1,2,4,5−テトラジン]、ピリダベン
[2−tert−ブチル−5−(4−tert−ブチル
ベンジルチオ)−4−クロロピリダジン−3(2H)−
オン]、フェンピロキシメート[tert−ブチル
(E)−4−[(1,3−ジメチル−5−フェノキシピ
ラゾール−4−イル)メチレンアミノオキシメチル]ベ
ンゾエート]、デブフェンピラド[N−4−tert−
ブチルベンジル)−4−クロロ−3−エチル−1−メチ
ル−5−ピラゾールカルボキサミド]、ポリナクチンコ
ンプレックス[テトラナクチン、ジナクチン、トリナク
チン]、ピリミジフェン[5−クロロ−N−[2−{4
−(2−エトキシエチル)−2,3−ジメチルフェノキ
シ}エチル]−6−エチルピリミジン−4−アミン]、
ミルベメクチン、アバメクチン、イバーメクチン、アザ
ジラクチン[AZAD]、5−メチル[1,2,4]ト
リアゾロ[3,4−b]ベンゾチアゾール、メチル 1
−(ブチルカルバモイル)ベンズイミダゾール−2−カ
ーバメート、6−(3,5−ジクロロ−4−メチルフェ
ニル)−3(2H)−ピリダジノン、1−(4−クロロ
フェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)ブタノン、(E)−
4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)−N−〔1−
(イミダゾール−1−イル)−2−プロポキシエチリデ
ン〕アニリン、1−〔N−プロピル−N−〔2−(2,
4,6−トリクロロフェノキシ)エチル〕カルバモイ
ル〕イミダゾール、(E)−1−(4−クロロフェニ
ル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)−1−ペンテン−3−オール、
1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ペンタ
ン−3−オール、(E)−1−(2,4−ジクロロフェ
ニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−
トリアゾール−1−イル)−1−ペンテン−3−オー
ル、1−(2,4−ジクロロフェニル)−4,4−ジメ
チル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)ペンタン−3−オール、4−〔3−(4−tert−ブ
チルフェニル)−2−メチルプロピル〕−2,6−ジメ
チルモルホリン、2−(2,4−ジクロロフェニル)−
1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ヘ
キサン−2−オール、O,O−ジエチル O−2−キノ
キサリニルホスホロチオエート、O−(6−エトキシ−
2−エチル−4−ピリミジニル)O,O−ジメチル ホ
スホロチオエート、2−ジエチルアミノ−5,6−ジメ
チルピリミジン−4−イル ジメチルカーバメート、4
−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチル
−5−ピラゾリル p−トルエンスルホナート、4−ア
ミノ−6−(1,1−ジメチルエチル)−3−メチルチ
オ−1,2,4−トリアジン−5(4H)−オン、2−
クロロ−N−〔(4−メトキシ−6−メチル−1,3,
5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼ
ンスルホンアミド、2−メトキシカルボニル−N−
〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノ
カルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−メトキシカ
ルボニル−N−〔(4,6−ジメチルピリミジン−2−
イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2
−メトキシカルボニル−N−〔(4−メトキシ−6−メ
チル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカル
ボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−エトキシカルボ
ニル−N−〔(4−クロロ−6−メトキシピリミジン−
2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミ
ド、2−(2−クロロエトキシ)−N−〔(4−メトキ
シ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)
アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−メト
キシカルボニル−N−〔(4,6−ジメトキシピリミジ
ン−2−イル)アミノカルボニル〕フェニルメタンスル
ホンアミド、2−メトキシカルボニル−N−〔(4−メ
トキシ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イ
ル)アミノカルボニル〕チオフェン−3−スルホンアミ
ド、4−エトキシカルボニル−N−〔(4,6−ジメト
キシピリミジン−2−イル)アミノカルボニル〕−1−
メチルピラゾール−5−スルホンアミド、2−〔4,5
−ジヒドロ−4−メチル−4−(1−メチルエチル)−
5−オキソ−1H−イミダゾール−2−イル〕−3−キ
ノリンカルボン酸、2−〔4,5−ジヒドロ−4−メチ
ル−4−(1−メチルエチル)−5−オキソ−1H−イ
ミダゾール−2−イル〕−5−エチル−3−ピリジンカ
ルボン酸、メチル 6−(4−イソプロピル−4−メチ
ル−5−オキソイミダゾリン−2−イル)−m−トルエ
ート、メチル 2−(4−イソプロピル−4−メチル−
5−オキソイミダゾリン−2−イル)−p−トルエー
ト、2−(4−イソプロピル−4−メチル−5−オキソ
イミダゾリン−2−イル)ニコチン酸、N−(4−クロ
ロフェニル)メチル−N−シクロペンチル−N’−フェ
ニルウレア、(RS)−2−シアノ−N−[(R)−1
(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−3,3−ジメ
チルブチルアミド、N−(1,3−ジヒドロ−1,1,
3−トリメチルイソベンゾフラン−4−イル)−5−ク
ロロ−1,3−ジメチルピラゾール−4−カルボキシア
ミド、N−[2,6−ジブロモ−4−(トリフルオロメ
トキシ)フェニル]−2−メチル−4−(トリフルオロ
メチル)−5−チアゾ−ルカルボキシアミド、2,2−
ジクロロ−N−[1−(4−クロロフェニル)エチル]
−3−メチルシクロプロパンカルボキシアミド、メチル
(E)−2−2−6−(2−シアノフェノキシ)ピリミ
ジン−4−イルオキシ−フェニル−3−メトキシアクリ
レイト、5−メチル−1,2,4−トリアゾロ[3,4
−b]ベンゾチアゾール、3−アリルオキシ−1,2−
ベンゾイソチアゾール−1,1−ジオキシド、ジイソプ
ロピル=1,3−ジチオラン−2−イリデン−マロネー
ト、O,O−ジプロピル−O−4−メチルチオプェニル
ホスフェート等。
【0018】該農薬活性物質の1種の粒状固形剤中の含
有量は、通常0.05〜50重量%、好ましくは0.1
〜30重量%である。また、本発明組成物中の農薬活性
物質の含有量は通常、0.01〜 40重量%、好まし
くは0.025〜20重量%である。
【0019】粒状固形剤は例えば、農薬活性物質を、ク
レー、タルク、ケイソウ土、炭酸カルシウム、ゼオライ
ト等の担体、ベントナイト、ポリビニルアルコール、デ
キストリン、リグニンスルホン酸塩等の結合材と混練
し、造粒することにより得ることができる。混練に際
し、必要により、ポリオキシエチレンアルキルアリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等の
非イオン性界面活性剤、アルキルスルホン酸塩、アルキ
ルアリルスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル、アルキ
ルアミン塩等のイオン性界面活性剤、安定化剤、着色
料、樹脂等を添加することもできる。例えば、あらかじ
め微粉砕機で農薬活性物質を微粉砕した後、担体、結合
材等と共に混合して均一化後、水を加えて混練してペー
スト状にして、押し出し造粒機により造粒することによ
り、粒状固形剤を押し出し粒剤として得ることができ
る。また、あらかじめ微粉砕機で農薬活性物質を微粉砕
した後、担体等と混合し粉末の混合物を作成し、これを
臼に入れ、油圧プレス機のような圧縮造粒機、打錠機等
で造粒することにより、粒状固形剤を粒状物として得る
こともできる。その他、攪拌造粒機、流動層造粒機、パ
ン造粒機等の造粒機を使用して粒剤として得ることもで
きる。また、予め前記造粒方法により農薬活性物質を含
まない芯粒子を調製後、農薬活性物質やその他の成分を
含浸させる方法も適用可能である。また、造粒時あるい
は造粒後、必要により、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹
脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹
脂、ポリオレフィン系樹脂等の熱可塑性樹脂、天然高分
子、生分解性高分子、ワックス等で粒子表面を被覆する
こともできる。この際に用いられる混合機としては皿型
転動混合機やポットミキサー、遠心式コーティング機、
流動層式コーティング等を挙げることができる。かかる
樹脂被覆化粒状固形剤は徐放化を目的とする場合には有
利である。
【0020】かくして得られる粒状固形剤の2種以上を
混合することにより、本発明組成物が得られる。2種以
上の粒状固形剤の混合においては、各粒状固形剤種間の
N(密充填における100mlあたりの粒子数)の比を
1/27〜27とすることが好ましく、0.2〜5とす
ることが更に好ましい。また、粒状固形剤の見掛け比重
をDとするとき、各粒状固形剤種間のD比を、0.4〜
2.5とすることが好ましく、0.8〜1.25とする
ことが更に好ましい。Dについても前記した農薬公定法
の見掛け比重測定法を適用することにより測定すること
ができる。
【0021】粒状固形剤の混合は通常の方法が採用で
き、例えばリボンミキサー、ナウタミキサー等の固定容
器型混合機、コンクリートミキサー、ドラムミキサー、
V型混合機、ターブラミキサーおよび遊星ミキサー等の
回転容器型混合機を用いる方法を挙げることができる。
粒状固形剤成分の破損防止あるいは粒子偏析防止の点か
らは、V型混合機、ターブラミキサー等が好ましい。
【0022】本発明組成物において、粒状固形剤中にお
ける0.2重量%以上含まれる成分の種類、及び各成分
の濃度分布の測定、更には粒状固形剤のLT/LSの測
定は、例えば以下の方法により求めることができる。先
ず、粒状固形剤を縮分器を用いて縮分を繰り返し、0.
1〜10g程度の代表サンプルを作製する。次いで、そ
の中に含まれる各粒子のLT1及びLS1を測定後、該
各粒子の成分種を分析し、この分析と同時にまたは別
途、各成分種の含量を該各粒子について分析する。得ら
れる分析値からそれぞれの成分について含量の粒子個数
分布を、各成分の平均含量の1/10を1集合単位とす
るヒストグラムとして求める。これらの結果より粒状固
形剤種毎に分別し、先に求めたLT1及びLS1を用い
て各粒状固形剤種のLT/LSが求められる。
【0023】より具体的な粒状固形剤種の分別方法とし
ては、例えば、上記代表サンプル中の粒子を0.2重量
%以上含まれる成分種が全て同じであるグループに分別
し、それぞれのグループについて各成分の含量の粒子個
数分布のヒストグラムを作成し、該個数分布のピークが
いずれの成分においても1つである場合には、前記各グ
ループが1種の粒状固形剤に相当することになる。1つ
のグループの中のある成分の含量の粒子個数分布におい
て2個のピークが認められる場合には、それぞれのピー
クが含まれる粒子の集合における平均含量をa1及びa2
とすると、含量(a1+a2)/2が含まれる粒子の集合の上下
で2分して(但し、該含量(a1+a2)/2が含まれる粒子の
集合についてはこの粒子の集合の半数をそれぞれに振り
分け)2種の粒状固形剤として分別することができる。
また、3個のピークが認められる場合には、隣接する2
個のピークにおいて前記と同様に分別することにより3
種の粒状固形剤として分別することができる。
【0024】また、本発明組成物のN(密充填における
100mlあたりの粒子数)は、例えば、前記と同様に
して縮分器を用いる縮分により100mlの代表サンプ
ルを作製して求めることができる。
【0025】本発明組成物は、顆粒状水和剤、粒剤、細
粒剤等の剤形に適用できるが、水に希釈することなく直
接、農地や作物等に散布するために剤の均一性が特に要
求される製剤、例えば粒剤、細粒剤などにおいて好適に
用いられる。中でも、近年、一般的な施用方法として普
及しつつある水稲用育苗箱施用粒剤において、本発明組
成物は特に好適に用いられる。かかる用途においては例
えば、育苗箱一枚(通常、面積0.16m2程度)当り
の該粒剤の散布量は、通常約20〜100gである。
【0026】
【実施例】以下、実施例により詳細に説明する。 製造例1 粒状固形剤(農薬活性物質含有)(A−1−1〜3) 農薬活性物質としてN−(1,3−ジヒドロ−1,1,
3−トリメチルイソベンゾフラン−4−イル)−5−ク
ロロ−1,3−ジメチルピラゾール−4−カルボキサミ
ド原体22部、ベントナイト200部、ソルポール50
60(東邦化学製)20部、ゴーセノールGL−05
(日本合成化学製)20部およびフバサミクレーA−3
00(フバサミクレー製)748部を2L型ナウタミキ
サー(細川ミクロン製)で混合後、加水混練した。これ
をスクリュウ式横形型押し出し造粒機(スクリーン径
0.9mm、2mm)で造粒し、次いで整粒、乾燥後、
篩別して表1に示す粒状固形剤A−1−1〜3を得た。
なお、LTは画像解析装置(Luzex−L,NIRE
CO社製)を使用し、LSはマイクロメーターにより求
めた。また、Nは、農薬公定法の見掛け比重測定方法
(内径が50mmの円柱状容器(容量100ml)に粒
状固形剤を充填したときの粒数)で求めた。また、粒数
は粒状固形剤1g当りの粒数を目で数え比重換算して求
めた。Dは上記容器を用いて求めた見掛け比重である。
【0027】
【表1】
【0028】製造例2 有粒状固形剤(農薬活性物質含有)(A-2−1〜4) 農薬活性物質としてN−(1,3−ジヒドロ−1,1,
3−トリメチルイソベンゾフラン−4−イル)−5−ク
ロロ−1,3−ジメチルピラゾール−4−カルボキサミ
ド原体22部、ベントナイト200部、ソルポール50
60(東邦化学製)30部、ゴーセノールGL−05
(日本合成化学製)20部およびフバサミクレーA−3
00(フバサミクレー製)728部を2L型ナウタミキ
サー(細川ミクロン製)で混合後、加水混練した。これ
をスクリュウ式横形型押し出し造粒機(スクリーン径
0.9mm、2mm、4mm)で造粒し、次いで造粒物
をポリ袋中で激しく振り粒長を約1から4mmに折り整
粒したものを、メカノミル(岡田精工製)により処理し
て表2に示す粒状組成物A-2−1〜4を得た。なお、
LTは画像解析装置( Luzex−L,NIRECO
社製)を使用し、LSはマイクロメーターにより求め
た。また、Nは、農薬公定法の見掛け比重測定方法(内
径が50mmの円柱状容器(容量100ml)に粒状固
形剤を充填したときの粒数)で求めた。また、粒数は粒
状固形剤1g当りの粒数を目で数え比重換算して求め
た。Dは上記容器を用いて求めた見掛け比重である。
【0029】
【表2】
【0030】製造例3 粒状固形剤(農薬活性物質無添加)(B−1−1〜4) ベントナイト200部、ソルポール5060(東邦化学
製)30部、ゴーセノールGL−05(日本合成化学
製)20部およびフバサミクレーA−300(フバサミ
クレー製)750部を2L型のナウタミキサー(細川ミ
クロン製)で混合後、加水混練した。これをスクリュウ
式横形型押し出し造粒機(スクリーン径0.9mm、2
mm)で造粒し、次いで整粒、乾燥後、篩別して表3に
示す粒状固形剤B−1−1〜4を得た。なお、LTは画
像解析装置( Luzex−L,NIRECO社製)を
使用し、LSはマイクロメーターにより求めた。また、
Nは、農薬公定法の見掛け比重測定方法(外径が50m
mの円柱状容器(容量100ml)に粒状固形剤を充填
したときの粒数)で求めた。また、粒数は粒状固形剤1
g当りの粒数を目で数え比重換算して求めた。Dは上記
容器を用いて求めた見掛け比重である。
【0031】
【表3】
【0032】製造例4 粒状固形剤(農薬活性物質無添加)(B−2−1〜2) ベントナイト200部、ソルポール5060(東邦化学
製)30部、ゴーセノールGL―05(日本)20部お
よびフバサミクレーA−300(フバサミクレー製)7
50部を2L型ナウタミキサーで混合後、加水混練し
た。これを横形型押し出し造粒機(スクリーン径0.9
mm、2mm、4mm)で造粒、次いで造粒物をポリ袋
中で激しく振り粒長を約1から4mmに折り整粒したも
のを、メカノミル(岡田精工製)により球形化および樽
状化して表4に示した粒状固形剤B−2−1〜2を得
た。なお、LTは画像解析装置( Luzex−L,N
IRECO社製)を使用し、LSはマイクロメーターに
より求めた。また、Nは、農薬公定法の見掛け比重測定
方法(内径が50mmの円柱状容器(容量100ml)
に粒状固形剤を充填したときの粒数)で求めた。また、
粒数は粒状固形剤1g当りの粒数を目で数え比重換算し
て求めた。Dは上記容器を用いて求めた見掛け比重であ
る。
【0033】
【表4】
【0034】製造例5 粒状固形剤(農薬活性物質無添加)(C−1−1) ベントナイト200部、ソルポール5060(東邦化学
製)30部、ゴーセノールGL−05(日本合成化学
製)20部およびフバサミクレーA−300(フバサミ
クレー製)750部を2L型ナウタミキサーで混合後、
加水混練した。これをスクリュウ式横形型押し出し造粒
機(スクリーン径0.9mm、2mm)で造粒し、次い
で整粒、乾燥後、篩別して表5に示した円柱型粒状固形
剤C−1−1を得た。なお、LTは画像解析装置( L
uzex−L,NIRECO社製)を使用し、LSはマ
イクロメーターにより求めた。また、Nは、農薬の見掛
け比重測定方法(内径が50mmの円柱状容器(容量1
00ml)に粒状固形剤を充填したときの粒数)で求め
た。また、粒数は粒状固形剤1g当りの粒数を目で数え
比重換算して求めた。Dは上記容器を用いて求めた見掛
け比重である。
【0035】
【表5】
【0036】実施例1〜6および比較例1〜2 表6に示す組み合わせおよび混合比で、製造例1〜5で
調製した粒状固形剤をターブラ シェーカーミキサーT
C2型(WAB社製)で均一混合した後、直方体(寸
法:縦50mm、横100mm、高さ100mm)に作
成したポリラミネート内装アルミ袋に移し、これらを振
幅40mmのシェーカーTS−31型(ヤマト科学製)
に固定して振幅40mm、振動数220回/分で30分
間強制横方向振動させた。横方向から見て上下方向に2
等分、横方向に3等分して得られる6個の区分の中心か
ら各20gサンプリングし、農薬活性物質含量を分析し
た後、分析値の変動CV%を求め粒子間偏析状態を評価
した。結果を表7に示す。
【0037】
【表6】
【0038】
【表7】
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、振動や衝撃等の要因に
よる偏析を生じ難く、均一性を保ち得る粒状農薬組成物
を提供し得る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2種以上の粒状固形剤からなる粒状農薬組
    成物であって、少なくとも1種の粒状固形剤のLT/L
    Sが1.4〜14であり、該LT/LSが1.4〜14
    である粒状固形剤種の粒状農薬組成物中の割合が20重
    量%以上であり、各粒状固形剤種間のLT/LSの比が
    0.1〜10であり、且つ密充填における100mlあ
    たりの粒子数をNとするとき、該粒状農薬組成物のNが
    1000〜13000000であることを特徴とする粒
    状農薬組成物。(但し、粒状固形剤を構成するある固体
    粒子を平面上に重心が最も低くなるように置き、平面に
    対して真上から投影して求められる投影図の周上の任意
    の2点間の距離のうち最大値をLT1、該粒子を置いた
    平面に対して平行な面で該粒子を挟んだときの両平面の
    距離をLS1とするとき、LTは粒状固形剤のLT1の
    数平均値を、LSは粒状固形剤のLS1の数平均値を表
    わす。)
  2. 【請求項2】該LT/LSが1.4〜14である粒状固
    形剤の粒状農薬組成物中の割合が40重量%以上である
    請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】各粒状固形剤種間のLT/LSの比が0.
    3〜3である請求項1または2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】粒状農薬組成物中の農薬活性物質の含有量
    が0.01〜 40重量%である請求項1、2または3
    に記載の組成物。
  5. 【請求項5】2種以上の粒状固形剤からなる粒状農薬組
    成物が、農地あるいは作物に希釈されることなく施用さ
    れるための農薬粒剤である請求項1〜4のいずれかに記
    載の組成物。
  6. 【請求項6】2種以上の粒状固形剤を混合することから
    なる粒状農薬組成物の製造方法であって、下記(a)、(b)
    及び(c)を満たす該2種以上の粒状固形剤を混合するこ
    とを特徴とする粒状農薬組成物の製造方法。 (a)少なくとも1種の粒状固形剤のLT/LSが1.4
    〜14であり、該LT/LSが1.4〜14である粒状
    固形剤種の粒状農薬組成物中の割合が20重量%以上で
    ある。 (b)各粒状固形剤種間のLT/LSの比が0.1〜10
    である。 (c)密充填における100mlあたりの粒子数をNとす
    るとき、混合後の粒状農薬組成物のNが1000〜13
    000000である。 (但し、粒状固形剤を構成するある固体粒子を平面上に
    重心が最も低くなるように置き、平面に対して真上から
    投影して求められる投影図の周上の任意の2点間の距離
    のうち最大値をLT1、該粒子を置いた平面に対して平
    行な面で該粒子を挟んだときの両平面の距離をLS1と
    するとき、LTは粒状固形剤のLT1の数平均値を、L
    Sは粒状固形剤のLS1の数平均値を表わす。)
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