JP2002249241A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2002249241A
JP2002249241A JP2001047662A JP2001047662A JP2002249241A JP 2002249241 A JP2002249241 A JP 2002249241A JP 2001047662 A JP2001047662 A JP 2001047662A JP 2001047662 A JP2001047662 A JP 2001047662A JP 2002249241 A JP2002249241 A JP 2002249241A
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JP
Japan
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sheet
sheet feeding
roller
recording
paper feed
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JP2001047662A
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English (en)
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Soichi Hiramatsu
壮一 平松
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート搬送時間を短くすることができると共
に、装置サイズを小さくすることのできる記録装置を提
供する。 【解決手段】 シート収納手段9に収納されたシート6
をシート給送手段10により送り出した後、シート搬送
手段8により画像記録部72に搬送するようにする。そ
して、シート給送手段10とシート搬送手段8との間に
設けられたシート搬送経路11とシート給送手段10と
をシート搬送方向と交差する方向で一部が重なるように
することにより、シート給送手段10からシート搬送手
段8までの距離を短くするようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置に関し、
特にシート収納手段に収納されたシートを画像記録部に
搬送するまでの搬送時間を短縮する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ等の記録装置において
は、シート収納手段に収納されたシートをシート給送手
段により送り出した後、シート搬送手段により画像記録
部に搬送するようにしたものがある。
【0003】ここで、図11は、このような従来の記録
装置の構成を示すものであり、同図において、1003
は不図示のモータにより給紙時回転駆動されるシート給
送手段である給紙ローラ、1002はシートである記録
媒体1001を収納するシート収納手段である給紙カセ
ット、1006は記録媒体1001を埃等の汚れから守
るためのカセットカバーである。
【0004】また、1004は一端部に給紙ローラ10
03を回転自在に保持する給紙アームであり、この給紙
アーム1004は給紙アーム軸1005を支点として回
動することにより給紙ローラ1003を記録媒体100
1に対して接離させる構成となっている。なお、同図
は、給紙動作開始前の待機状態を示しており、このとき
給紙アーム1004は給紙アーム軸1005を支点とし
て反時計回りに回動しており、この結果、給紙ローラ1
003は記録媒体1001から離間した状態となってい
る。
【0005】また、1007はUターンローラ、100
8は給紙ガイド、1009はジャム処理カバー、101
0はピンチローラガイドであり、これらUターンローラ
1007、給紙ガイド1008、ジャム処理カバー10
09及びピンチローラガイド1010により、カセット
1002から記録媒体1001を搬送する上下方向に湾
曲した搬送経路Rが形成される。
【0006】そして、このような構成の記録装置におい
て、記録動作が開始されると、給紙アーム1004が下
方回動し、これにより給紙ローラ1003が図12に示
すように記録媒体1001に接した状態となり、この状
態で給紙ローラ1003が回転することにより記録媒体
1001は、まず搬送経路Rに送り出される。
【0007】次に、このように搬送経路Rに送り出され
た記録媒体1001は、搬送経路Rを経由して図11に
示す搬送ローラ1011とピンチローラ1012の間に
導かれた後、搬送ローラ1011によりプラテン101
3へと搬送される。なお、Uターンローラ1007付近
にてジャムが発生した場合、ジャムした記録媒体100
1はジャム処理カバー1009の図中矢印方向への開放
により取り除かれる。
【0008】一方、このようにプラテン1013へと搬
送された記録媒体1001に対し、ガイド軸1016と
サブガイド軸1017に沿って同図紙面垂直方向に移動
するキャリッジ1014に搭載された記録ヘッド101
5により印字(画像記録)が行われる。そして、この印
字が終了した後、記録媒体1001は排紙ローラ101
8と排紙圧接ローラ1019により排紙スタック102
0へと導かれ、排紙動作が完了する。
【0009】なお、このような印字動作を順次行うこと
により、給紙カセット1002内の記録媒体1001の
収納量が減少するが、給紙アーム1004はこれに伴い
下方回動するため、給紙ローラ1003は図13に示す
ように常に記録媒体1001に接した状態となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の記録装置において、図11に示すように給紙ロー
ラ1003の位置はUターンローラ1007の手前(シ
ート搬送方向上流側)に配置されている。ここで、この
ように給紙ローラ1003をUターンローラ1007の
手前に配置した場合、給紙ローラ1003から搬送ロー
ラ1011までの距離が長くなり、この結果、記録媒体
1001の搬送時間が長くなり、トータルの印字時間が
長くなってしまう。
【0011】また、このように給紙ローラ1003をU
ターンローラ1007の手前に配置した場合、カセット
1002もUターンローラ1007の手前に配置される
こととなり、この結果、装置全体の搬送方向長さが長く
なり、記録装置のサイズが大きくなってしまう。
【0012】そこで、本発明は、このような現状に鑑み
てなされたものであり、記録媒体(シート)搬送時間を
短くすることができると共に、装置サイズを小さくする
ことのできる記録装置を提供することを目的とするもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート収納手
段に収納されたシートをシート給送手段により送り出し
た後、シート搬送手段により画像記録部に搬送するよう
にした記録装置において、前記シート給送手段と前記シ
ート搬送手段との間に設けられたシート搬送経路と前記
シート給送手段とを、シート搬送方向と交差する方向で
一部が重なるようにしたことを特徴とするものである。
【0014】また本発明は、前記シート搬送経路に前記
シート給送手段により送り出されたシートを前記シート
搬送手段に向けて搬送する中間ローラを設け、該中間ロ
ーラと前記シート給送手段とを、シート搬送方向と交差
する方向で一部が重なるようにしたことを特徴とするも
のである。
【0015】また本発明は、前記シート搬送経路は湾曲
したガイド部材と、該ガイド部材に対向して設けられた
前記中間ローラとの間に形成されるものであることを特
徴とするものである。
【0016】また本発明は、前記シート搬送経路は湾曲
した外部ガイド部材と、該外部ガイド部材に対向して設
けられた内部ガイド部材との間に形成され、前記内部ガ
イド部材と前記シート給送手段とを、シート搬送方向と
交差する方向で一部が重なるようにしたことを特徴とす
るものである。
【0017】また、本発明は、シート収納手段に収納さ
れたシートをシート給送手段により送り出した後、シー
ト搬送ローラ手段により画像記録部に搬送するようにし
た記録装置において、前記シート給送手段と前記シート
搬送手段とを、シート搬送方向と交差する方向で一部が
重なるようにしたことを特徴とするものである。
【0018】また本発明は、前記シート搬送手段は搬送
ローラであることを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の実施の形態に係る画像形成
装置の一例であるチューブ供給方式のインクジェット記
録装置の全体構成を示す斜視図、図2はその概略構成を
示す断面図、図3はその上面図である。
【0021】図1〜図3において、70はチューブ供給
方式インクジェットの記録装置(以下、記録装置とい
う)であり、この記録装置70は給紙部71と、画像記
録部72とを備えている。
【0022】ここで、画像記録部72は、記録ヘッド1
と、この記録ヘッド1を記録媒体に向かってインクを吐
出する姿勢で搭載しているキャリッジ4とを備えてい
る。そして、記録ヘッド1が搭載されているキャリッジ
4をガイド軸5に沿って移動させながらインク液滴を吐
出することにより、記録媒体上に画像が形成(記録)さ
れる。
【0023】なお、本実施の形態において、この記録ヘ
ッド1は、熱エネルギーを利用してインクに状態変化を
生起させることによりインク吐出を行わせる方式のもの
であり、このような方式を用いることにより記録の高密
度化、高精細化を達成している。また、キャリッジ3の
左右移動(往復移動)はキャリッジモータ12によりキ
ャリッジプーリ13を駆動し、この駆動をタイミングベ
ルト25を介してキャリッジ3に伝達することにより行
われる。
【0024】2はインクタンク、3はインクタンク2か
ら記録ヘッド1にインクを供給するインクチューブであ
り、キャリッジ4に搭載された記録ヘッド1とインクタ
ンク2とはインクチューブ3によって連結されており、
インクチューブ3を介して記録ヘッド1に対してインク
タンク2のインクが常に供給されるようになっている。
【0025】ここで、記録ヘッド1は電気接点部33
と、この電気接点部33と対向する位置に設けられたイ
ンクジョイント部34とを有している。そして、このイ
ンクジョイント部34にチューブ3に連結されたチュー
ブジョイント35を図中矢印方向に挿入することによ
り、記録ヘッド1に対してインクタンク2のインクを常
に供給することが可能となる。
【0026】なお、本実施の形態では、図1に示すよう
にインクタンク2は4色のインクタンク2a〜2dが独
立に交換できるタイプとなっており、記録ヘッド1も4
色の記録ヘッド部からなっている。さらに、チューブ3
も4連のチューブから成り、インクジョイント部34に
チューブジョイント35を挿入することにより、前述の
4色分のインクを記録ヘッド1の各記録ヘッド部に供給
する構成となっている。
【0027】また、図4に示すように電気接点部33
に、キャリッジ4上に装着されたキャリッジボード36
に設けられたヘッドコネクタ37を装着することによ
り、電気導通がとられるようになっている。なお、キャ
リッジボード36にはフレキシブルコネクタ38が設け
られており、このフレキシブルコネクタ38は後述する
記録ヘッドフレキシブルケーブル21と連結されてい
る。
【0028】ここで、記録ヘッド1は着脱自在にキャリ
ッジ4に装着されているが、キャリッジ4に記録ヘッド
1を装着する際には、まず電気接点部33にキャリッジ
ボード36に設けられたヘッドコネクタ37を装着し、
次にインクジョイント部34にチューブジョイント35
を押圧挿入するようにしている。なお、このチューブジ
ョイント35の挿入方向はヘッドコネクタ37の押圧方
向と一致するため、先に導通がとられている電気的接合
に悪影響を及ぼすことはない。
【0029】一方、図2に示すようにガイド軸5、プラ
テン7及び搬送ローラ8を装着しているシャーシ17の
裏側には記録装置70の動作を制御する制御ボード18
が設置されている。なお、図3に示すように記録装置本
体70Aの一側(左側)には、この制御ボード18を動
作させるための電力を供給する電源部19が設けられて
おり、この電源部19から電源供給ケーブル20を介し
て制御ボード18へ電力が供給されている。
【0030】そして、この制御ボード18には記録信号
を入力するインターフェイス、MPU、MPUが実行す
る制御プログラムを格納するROM、各種データを保存
しておくDRAM等が搭載されている。また、この制御
ボード18には、例えば記録ヘッド1を駆動するための
信号、電源等を供給するための記録ヘッドフレキシブル
ケーブル21、後述する回復機器14を駆動するための
信号、電源を供給するための回復機器駆動ケーブル22
等が設けられている。
【0031】ここで、記録ヘッドフレキシブルケーブル
21はシャーシ17を通って記録ヘッド1と電気的につ
ながれている。なお、本実施の形態においては、図5に
示すように記録ヘッドフレキシブルケーブル21は記録
ヘッド1の後方に連結し、記録ヘッド1の前方にインク
チューブ3を連結するようにして電気系とインク系の供
給経路を前後で切り分けるようにしている。
【0032】また、図3において、14は記録装置本体
70Aの右側に設けられ、記録ヘッド1のインク吐出状
態を良好に保つための回復動作を行う回復機器であり、
この回復機器14には記録ヘッド1を覆うキャップ1
5、記録ヘッド1のインク吐出面を拭うワイパー16及
び記録ヘッド1のインク吐出ノズルからインクを吸引す
るための吸引ポンプ(不図示)などが設けられている。
【0033】また、24は電源19の側方上部に設けら
れたパネル操作部であり、このパネル操作部24により
記録装置70の操作及び記録装置70の状態表示を行う
ようにしている。
【0034】一方、給紙部71は、図2に示すように不
図示のモータにより給紙時回転駆動されるシート給送手
段である給紙ローラ10と、給紙ローラ10を回転自在
に保持すると共にアーム軸41を中心に回動自在な支持
部材である給紙アーム40と、記録媒体を収納するシー
ト収納手段である給紙カセット9とを備えている。
【0035】また、同図において、53は給紙カセット
9の上方に回動自在に設けられた給紙アーム40を、給
紙アーム40のシート送り出し方向と交差する両端に設
けられた回動支点であるアーム軸41を中心として図中
反時計回り方向に付勢する給紙アームバネであり、この
給紙アームバネ53により、カセット9に収納されてい
る記録媒体の積載量が変化した場合でも、給紙ローラ1
0の記録媒体6への食い込み力を最小限とすることがで
きるようになっている。なお、給紙ローラ10には、図
4に示す給紙駆動軸43、第1伝達ギヤ44及び第2伝
達ギヤ45を介して不図示の駆動源からの駆動が伝達さ
れるようになっている。
【0036】ところで、図4において、8はシート搬送
手段である搬送ローラ、11は給紙ローラ10と搬送ロ
ーラ8との間に設けられた上下方向に湾曲したシート搬
送経路であるUターン搬送経路であり、給紙ローラ10
により送り出された記録媒体6は、このUターン搬送経
路11を通過して搬送ローラ8に向かうようになってい
る。
【0037】なお、46はこのUターン搬送経路11に
設けられた中間ローラであるUターンローラであり、U
ターン搬送経路11は、このUターンローラ46の周面
の一部と、このUターンローラ46に対向して設けられ
た湾曲したガイド部材であるUターンガイド47との間
に形成されている。
【0038】次に、このような構成の記録装置70の画
像記録動作について説明する。
【0039】画像記録動作が開始されると、不図示の昇
降機構により給紙アーム40が下方回動し、これにより
給紙ローラ10が記録媒体6に接した状態となり、この
ように給紙ローラ10が接するようになると、給紙ロー
ラ10の回転により記録媒体6は、まずUターンローラ
46とUターンガイド47にて形成されているUターン
搬送経路11に送り出されるようになる。
【0040】次に、このようにUターン搬送経路11に
送り出された記録媒体6は、Uターン搬送経路11を経
由して搬送ローラ8とピンチローラ48との間に導かれ
た後、不図示のフィードモータによって駆動される搬送
ローラ8によりプラテン7へと搬送される。そして、こ
の後、このようにプラテン7へと搬送された記録媒体6
に対し、キャリッジ4に搭載された記録ヘッド1による
印字(画像記録)動作が開始される。
【0041】ここで、本実施の形態においては、記録ヘ
ッド1による1走査分の印字が終了すると、一旦印字動
作を中断し、プラテン7上に位置する記録媒体6を搬送
ローラ8にて所定量だけ搬送し、次いで再びキャリッジ
4をガイド軸5に沿って移動させながら次の1走査分の
画像形成を行うようにしている。
【0042】そして、このようにしてプラテン7上で順
次記録ヘッド1による印字が行われた後、記録媒体6は
図4に示すように排紙ローラ23と排紙拍車49にてカ
セットカバー32及び排紙スタックレバー50上に排紙
される。
【0043】ところで、このようにカセットカバー32
と共に排出される記録媒体6を積載するシート積載部の
一部を構成する排紙スタックレバー50は、レバー軸5
1により回動可動に給紙アーム40に保持されると共に
図中時計回り方向にスタックレバーバネ52により付勢
されている。
【0044】そして、このようにスタックレバーバネ5
2により付勢されることにより、記録媒体6が排出され
ないときには、排紙スタックレバー50は、同図に示す
ように上方回動しており、この状態のときカセットカバ
ー32に形成された後述する手差し給紙を行うための手
差し給紙口である手差し給紙口59が開放されるように
なっている。
【0045】なお、このスタックレバーバネ52の付勢
力は、記録媒体6の所定枚数排紙積載にて釣り合う程度
の弱い付勢力となっており、所定枚数以上の記録媒体6
が排紙積載されると、その荷重によりカセットカバー3
2の高さまで反時計回り方向に回動するようになってい
る。
【0046】一方、図1及び図2において、30は手動
レバー部材である手差しレバーであり、手差し給紙を行
う場合には、この手差しレバー30の先端部に形成され
た取っ手部分30aを引き上げるようにしている。ここ
で、このように取っ手部分30aを引き上げると、手差
しレバー30は手差しレバー軸31を支点として時計回
りに回動する。
【0047】なお、本実施の形態において、この手差し
レバー30は給紙ローラ10よりもシート送り出し方向
上流に設けられると共に、給紙アーム40のアーム軸4
1のうちの片側のアーム軸近傍に作用して給紙アーム4
0を回動させるよう給紙カセット9の一側端部上方に設
けられている。そして、このように手差しレバー30を
給紙カセット9の一側端部上方に設けることにより、部
品点数を減少させることができると共に、給紙カセット
9の着脱の妨げにならないようにすることができる。
【0048】一方、このように手差しレバー30が回動
すると、図4に示すように手差しレバー30の奥側端部
に設けられた作用部39が下方回動し、給紙アーム40
の係合部であるリリース突起42が押し下げられる。な
お、このリリース突起42は、アーム軸41を挟んで手
差しレバー側(シート送り出し方向上流側)に設けられ
ており、この結果、給紙アーム40はアーム軸41を中
心に反時計回り方向に回動し、給紙ローラ10はカセッ
ト9にセットされた記録媒体6から離れた状態となる。
【0049】ここで、手差し給紙を行う場合には、排紙
スタックレバー50上には記録媒体6が積載されていな
いことから手差し給紙口59を開閉する開閉部材として
作用する排紙スタックレバー50は上方回動しており、
これにより手差し給紙口59が開放されるようになる。
【0050】したがって、手差し給紙口59から特殊紙
等の他の記録媒体6Aを手差し挿入することができ、ま
た給紙ローラ10は記録媒体6から離れた状態となって
いることから、手差しされた記録媒体6Aをカセット9
上に簡単に積載することができる。なお、この手差し給
紙の際、上方回動している排紙スタックレバー50は手
差し給紙の際のガイドの役目を果たしており、この排紙
スタックレバー50により、より容易に手差しを行うこ
とができる。
【0051】このように、手差しレバー30によって給
紙アーム40を給紙ローラ10が給紙カセット9に収納
された記録媒体6に接する位置と、給紙ローラ10が記
録媒体6から離間した位置に選択的に移動させることが
できるようにすることにより、簡単な構成で手差しを行
うことができる。
【0052】また、ジャム処理を行う際にも、手差しレ
バー30を操作して給紙ローラ10を記録媒体6から離
間させることができるので、簡単な構成でジャム処理を
行うことができる。さらに、通常は、給紙ローラ10を
記録媒体6に接する位置とすることができるので、印字
(画像記録)時間の短縮が可能となる。
【0053】一方、手差しレバー30の操作を解除した
場合は、給紙アーム40が自重により時計回りに回動
し、給紙ローラ10が記録媒体6と接触状態となる。こ
こで、このように給紙ローラ10が記録媒体6と接触状
態となるとき、給紙アームバネ53は給紙ローラ10の
紙幅方向位置に略等しい位置に装着されていることか
ら、給紙ローラ10に与える影響のばらつきが少なくな
る。
【0054】なお、同図において、54は給紙アーム4
0の上面に設けられ、略印字領域に等しい面積もしくは
それ以上の面積を有する平面天井部であり、この平面天
井部54により、開口7aを有するプラテン7の間から
誤って印字されたインク滴を受けると共にインクミス
ト、埃等がカセット上の記録媒体6へ落ちるのを防止す
るようにしている。また、55は平面天井部54の排紙
スタックレバー側に形成されたスタック壁であり、この
スタック壁55により排紙スタック部と装置内部を分断
し、装置内部への埃等の侵入を防ぐようにしている。
【0055】一方、図6は記録装置70の通常使用状態
を示す斜視図であり、同図において、27は下ケース、
26は上ケース、28はインクカバー、29は排紙カバ
ーである。そして、記録装置本体70Aの外装は、これ
ら下ケース27及び上ケース26にて形成される。
【0056】なお、既述した機構部は下ケース27上に
組み込まれた後、上ケース26を被せることにより全体
を覆われるようになっている。また、下ケース27に上
ケース26を被せたとき、同図に示すようにパネル操作
部24は記録装置左上面部に露出するようになるので、
パネル操作等は十分可能となる。
【0057】ところで、既述したように印字された記録
媒体6はカセット9の上面を覆うカセットカバー32上
に排紙されるが、ここで排紙された記録媒体6の排紙方
向の長さが短い場合は、排紙カバー29を開くことによ
り図7に示すようにカセットカバー32の上方を開放し
て記録媒体6を取り出すようにしている。
【0058】また、既述した手差し給紙の場合にも、同
図に示すように排紙カバー29を開いた状態で手差しレ
バー30を操作するようにする。即ち、手差し給紙を行
う場合には、まず排紙カバー29を開き、次に手差しレ
バー30を引き上げて手差しにて使用する記録媒体6A
を挿入するようにする。さらに、インクタンク2を交換
する場合には、インクタンクカバー28を開いて行うよ
うにする。
【0059】なお、これまで示した図6及び図7に示す
記録装置70はA3サイズの記録媒体6に対応したもの
であったが、次に、例えばA4もしくはレターサイズ等
の小さなサイズの記録媒体6に対応した記録装置70に
ついて図8及び図9を用いて説明する。
【0060】ここで、図8はこのような記録装置70の
通常使用状態を示す斜視図であり、同図に示すように小
さなサイズの記録媒体6を収納しているカセット9は上
ケース26から出っ張ることなく装置全体の前面のライ
ンに納まっている。この場合、装置全体の奥行が短いた
め、手差しレバー30は排紙カバー29を開かない時で
も見える位置にあるが、手差しを行う時は、図9に示す
ように排紙カバー29を開いた状態にて行うこととな
る。
【0061】ところで、本実施の形態において、給紙ロ
ーラ10とUターンローラ46は、図2又は図4に示す
ように記録媒体搬送方向と交差する方向である軸方向に
おいて一部が重なるように(オーバーラップするよう
に)構成されている。なお、本実施の形態においては、
Uターンローラ46を軸方向において所定間隔で分割、
或いは所定間隔で小径部を形成し、その分割個所、或い
は小径部に給紙ローラ10が入り込むように配置するこ
とにより、給紙ローラ10とUターンローラ46とが軸
方向において一部が重なるようにしている。
【0062】そして、このように給紙ローラ10とUタ
ーンローラ46とを軸方向において一部が重なるように
配置することにより、給紙ローラ10から搬送ローラ8
までの距離を短くすることが可能となり、この結果、記
録媒体6の搬送時間を短縮することができ、トータルの
印字(画像記録)時間も短縮することができる。
【0063】さらに、このように給紙ローラ10とUタ
ーンローラ46とを軸方向において一部が重なるように
配置することにより、カセット9を装置奥方向まで、本
実施の形態においては、Uターンローラ46の略下方を
カバーする位置まで挿入可能となっている。
【0064】そして、このように記録装置70の搬送方
向長さを決めているカセット9を記録装置70の奥まで
挿入することができるようにすることにより、装置全体
サイズを小さくすることが出来る。
【0065】ところで、図10は記録装置70を下方か
ら見た斜視図であり、同図において、56は下ケース2
7(記録装置本体70A)の底面に形成された開口部で
あるジャム処理開口である。ここで、このジャム処理開
口56は、既述した図2に示すように下ケース27のU
ターン搬送経路11に臨む位置に形成されると共に、記
録媒体の搬送方向と交差する方向の幅よりも幅広に形成
されている。
【0066】なお、図2において、58は記録装置本体
70Aの下部に設けられ、カセット9を着脱自在に収納
する収納部であり、ジャム処理開口56は収納部58に
カセット9を収納した際には、このカセット9により塞
がれ、カセット9を引き出す際に開放されるようになっ
ている。
【0067】これにより、Uターン搬送経路11におい
てジャムが発生した場合、例えばカセット9を引き出し
た後、このジャム処理開口56からジャムした記録媒体
6を引き出すことにより、簡単にジャム処理を行うこと
ができるようになっている。
【0068】このように、下ケース27のUターン搬送
経路11に臨む位置にジャム処理開口56を形成し、こ
のジャム処理開口56によりUターン搬送経路11で発
生したジャムシートの処理を行うようにすることによ
り、コストをかけずに(安価に)ジャム処理を行うこと
ができる。また、Uターン搬送経路11の側方にも部品
配置が可能となり、上下方向に湾曲したUターン搬送経
路11を備えた場合でも装置サイズを小さくすることが
できる。
【0069】なお、このように下ケース27にジャム処
理開口56を設けた場合、下ケース27の強度が低下す
る恐れがあるが、本実施の形態においては、図10に示
すようにジャム処理開口56の縁部に補強用の部材であ
るリブ57を設けて下ケース27の補強を行うようにし
ている。
【0070】そして、このように下ケース27の補強を
行うことにより、下ケース27にジャム処理開口56を
形成した場合でも強度が低下することがないようにする
ことができる。これにより、記録装置本体70A(下ケ
ース27)の強度を維持したままジャム処理を行うこと
が可能となる。
【0071】なお、これまでの説明においては、シート
搬送経路としてUターン搬送経路11を設け、このUタ
ーン搬送経路11に中間ローラとしてUターンローラ4
6を配した構成について説明してきたが、本発明はこれ
に限られるものではなく、シート搬送経路は記録媒体を
直線的に搬送するものとしても良い。そして、このよう
なシート搬送経路に中間ローラを設けると共に、この中
間ローラに給紙ローラ10が軸方向において一部が重な
るように配置するようにしても良い。
【0072】また、これまではUターン搬送経路11を
Uターンローラ46とUターンガイド47にて形成した
場合について述べてきたが、本発明はこれに限らず、U
ターン搬送経路11を湾曲した外部ガイド部材と、外部
ガイド部材に対向して設けられた内部ガイド部材との間
に形成するようにしても良い。そして、内部ガイド部材
に給紙ローラ10が軸方向において一部が重なるように
配置するようにしても良い。
【0073】なお、上記実施の形態においては、搬送ロ
ーラ8とUターンローラ46とを別部品として構成した
が、搬送ローラがUターンローラを兼ねる構成として、
給紙ローラ10と搬送ローラが、記録媒体搬送方向と交
差する方向である軸方向において一部が重なるように
(オーバーラップするように)構成しても良い。この構
成においても、シート搬送時間を短くすることができ、
トータルの画像形成時間を短縮することができる。ま
た、シート搬送方向の装置サイズを小さくすることがで
きる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ート給送手段とシート搬送手段との間に設けられたシー
ト搬送経路とシート給送手段とを、シート搬送方向と交
差する方向で一部が重なるようにすることによってシー
ト給送手段からシート搬送手段までの距離を短くするよ
うにすることにより、シート搬送時間を短くすることが
でき、トータルの画像形成時間を短縮することができ
る。また、このようにシート給送手段からシート搬送手
段までの距離を短くするようにすることにより、シート
搬送方向の装置サイズを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例
であるチューブ供給方式のインクジェット記録装置の全
体構成を示す斜視図。
【図2】上記インクジェット記録装置の断面図。
【図3】上記インクジェット記録装置の平面図。
【図4】上記インクジェット記録装置の要部拡大断面
図。
【図5】上記インクジェット記録装置の要部拡大平面
図。
【図6】上記インクジェット記録装置の外観斜視図。
【図7】上記インクジェット記録装置の手差し操作時も
しくは排紙取り出し時の状態を示す外観斜視図。
【図8】小さなサイズのシートに画像を記録する上記イ
ンクジェット記録装置の外観斜視図。
【図9】上記インクジェット記録装置の手差し操作時も
しくは排紙取り出し時の状態を示す外観斜視図。
【図10】上記インクジェット記録装置を下方より見た
斜視図。
【図11】従来のインクジェット記録装置の要部断面
図。
【図12】従来のインクジェット記録装置の給紙アーム
の動作を説明する図。
【図13】従来のインクジェット記録装置の給紙アーム
の動作を説明する他の図。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 4 キャリッジ 6,6A 記録媒体 8 搬送ローラ 9 給紙カセット 10 給紙ローラ 11 Uターン搬送経路 27 下ケース 30 手差しレバー 40 給紙アーム 41 (給紙アームの)アーム軸 42 リリース突起 46 Uターンローラ 47 Uターンガイド 50 排紙スタックレバー 56 ジャム処理開口 57 リブ 59 手差し給紙口 70 記録装置 70A 装置本体 71 給紙部 72 画像記録部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート収納手段に収納されたシートをシ
    ート給送手段により送り出した後、シート搬送手段によ
    り画像記録部に搬送するようにした記録装置において、 前記シート給送手段と前記シート搬送手段との間に設け
    られたシート搬送経路と前記シート給送手段とを、シー
    ト搬送方向と交差する方向で一部が重なるようにしたこ
    とを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記シート搬送経路に前記シート給送手
    段により送り出されたシートを前記シート搬送手段に向
    けて搬送する中間ローラを設け、該中間ローラと前記シ
    ート給送手段とを、シート搬送方向と交差する方向で一
    部が重なるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    記録装置。
  3. 【請求項3】 前記シート搬送経路は湾曲したガイド部
    材と、該ガイド部材に対向して設けられた前記中間ロー
    ラとの間に形成されるものであることを特徴とする請求
    項2記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記シート搬送経路は湾曲した外部ガイ
    ド部材と、該外部ガイド部材に対向して設けられた内部
    ガイド部材との間に形成され、前記内部ガイド部材と前
    記シート給送手段とを、シート搬送方向と交差する方向
    で一部が重なるようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の記録装置。
  5. 【請求項5】 シート収納手段に収納されたシートをシ
    ート給送手段により送り出した後、シート搬送手段によ
    り画像記録部に搬送するようにした記録装置において、 前記シート給送手段と前記シート搬送手段とを、シート
    搬送方向と交差する方向で一部が重なるようにしたこと
    を特徴とする記録装置。
  6. 【請求項6】 前記シート搬送手段は搬送ローラである
    ことを特徴とする請求項5記載の記録装置。
JP2001047662A 2001-02-23 2001-02-23 記録装置 Pending JP2002249241A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7568693B2 (en) 2006-02-02 2009-08-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having supporting member that supports bottom portion of feeding tray

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