JP2002249148A - 安定自立流体包装袋およびその製造方法 - Google Patents

安定自立流体包装袋およびその製造方法

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JP2002249148A
JP2002249148A JP2001042824A JP2001042824A JP2002249148A JP 2002249148 A JP2002249148 A JP 2002249148A JP 2001042824 A JP2001042824 A JP 2001042824A JP 2001042824 A JP2001042824 A JP 2001042824A JP 2002249148 A JP2002249148 A JP 2002249148A
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Tatsu Kawahara
龍 河原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が簡単で、見栄えがよく、輸送時にピン
ホールが発生しなく、落下、振動、衝撃等により容易に
破袋することがなく、自立機能が更に改善されているの
で、使用時、陳列時に簡単に立てることができ、時間が
経過しても自重または振動によって袋が倒れることがな
い安定自立流体包装袋及びその製造方法の提供。 【解決手段】 2枚のプラスチックフィルムを重合し、
その周辺及び低部のガゼット部を溶着して作った自立性
流体包装袋において、その下辺溶着部先端に連続して、
平面状又は立体状の袋自立機能増強部材が設けられてい
ることを特徴とする安定自立流体包装袋、及び2枚の重
合フィルム間にV字形に折り込んでガゼット部を形成さ
せた重合フィルムを介挿し、次いで袋の右辺溶着部、左
辺溶着部、下辺溶着部、自立構造部、及び袋自立機能増
強部を形成する熱溶着を行い、次いで袋の外形を刃物で
切断しトリミングする工程、型抜きした袋を取出す工程
からなることを特徴とする安定自立流体包装袋の製造方
法にて提供。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安定自立流体包装
袋及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、製造が簡
単で、見栄えがよく、輸送時にピンホールが発生しな
く、落下、振動、衝撃等により容易に破袋することがな
く、自立機能が更に改善された安定自立流体包装袋及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マヨネーズ、コーヒー、ジュー
ス、シャンプー、リンス、ボディソープ等の液体調味
料、飲料品、洗濯用や台所用の液体洗剤等は、プラスチ
ック製のボトルや袋に充填されて販売・使用されてき
た。ボトル入りは、高級感があり、自立性があるので店
頭にてディスプレイしやすく、使用時においてもキャッ
プの脱着により、所望量を注ぎだすことができ、液漏れ
しない状態で保存できるが、コストが高いこと、流通・
保管・廃棄時にデッドスペースを生じること、資源の浪
費になること等の問題があった。
【0003】これを解決するためのものとして、ポリエ
チレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体、ポリアミド、ポリエステル等
の単層又は多層フィルムを重合し、周囲を溶着し、底部
の構造を自立できる様にし、上部には、ボトルと同じ構
造のキャップを付けた、又はキャップを付けない自立性
流体包装袋(スタンディングパウチと呼称することもあ
る。)は、素材が安価であって熱溶着で製造できること
から、製造コストがやすく、容積も嵩張らなく、軽量で
あり、充填密封された製品の流通コストが低くて済むこ
とや取り扱いが容易なこと、ペースト状物や液状物等が
内容物の場合、袋を巻き上げることで内容物を残すこと
なく排出できること、開封使用後の袋の廃棄が容易であ
って、しかも環境への負荷が従来のプラスチック容器、
ガラス容器、金属容器等と比べ低いこと、自立性がある
ので店頭での陳列が容易なこと、開封後立てて置くこと
ができることから、例えば液体等の内容物が残った場
合、内容物の流出が防止でき、そのため、専用容器に詰
め替えなくても保管が容易であること等から、シャンプ
ー、洗濯用や台所用の詰め替え用充填密封袋、調味味噌
等の粘性流動物、点滴栄養剤、ジュース等の液体、お
茶、粉末食品、写真現像液、パーマ液、染料液等の各種
の分野の製品の充填密封包装に多用されている。従来か
ら使用されているスタンディングパウチの代表的なもの
は、例えば、図1(A)の様に長方形の2枚のプラスチ
ックフィルムを重合し、底部にV字形に折り込んでガゼ
ット部を形成させた重合フィルムを挿入し、その側辺
1、底辺3、及び底部2を熱溶着して作る。これに、上
部の内容物充填口から内容物を入れ充填口を密封する
と、底部のV字形に折り込んでガゼット部が下がり、左
右に拡張し、あたかも船底状に広がり、図1(B)に示
す様に床面に自立する。図1(B)の状態のスタンディ
ングパウチを斜め下方より見た形状を図1(C)に示
す。
【0004】しかしながら、スタンディングパウチは、
袋の素材に腰が弱いポリエチレン、ポリプロピレン、ナ
イロン、ポリエチレンテレフタレート等の単層フィル
ム、又は、それらの積層フィルムが用いられているが、
フィルムの厚みが30〜200μmと薄いことと相まっ
て、袋に液体等の内容物を充填すると、袋底部の周辺部
3が垂直に立つことが難しく、袋の自立機能が弱くな
る。こうした問題点を解決する手段としては、袋の両サ
イドシール部に凹凸形状のリブが、サイドシール部の長
手方向に延設されている自立性包装袋(特開平8−31
8954)、両側にカゼット部を設けた不定形容器に液
を充満した状態において、上側が開口した定形の箱状台
に前記容器の底部を嵌め込み、前記容器を安定自立させ
た自立不定形容器(特開平11−292090)等が提
案されているが、自立効果が不十分であったり、コスト
的に高くついたり、見栄えが悪かったりし、初期の目的
を十分に達成することができなく、更に改良が求められ
ている。特に、袋の内容積が大きいスタンディングパウ
チは、袋の底部の自立構造部に大きな力が加わるので、
自立安定性が更に悪くなるので、特別に改良が求められ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に鑑み、製造が簡単で、見栄えがよく、輸送時にピン
ホールが発生しなく、落下、振動、衝撃等により容易に
破袋することがなく、自立機能が更に改善されたスタン
ディングパウチ、及びその製造方法を提供することを課
題とする。
【0006】
【発明が解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、自立性流体包装袋に
おいて、その下辺溶着部先端に、袋の自立機能を増強す
る特別の形状の部材を設けることにより、所望とする結
果が得られること見出し、本発明を完成させるに至っ
た。
【0007】すなわち、本発明の第1発明によれば、2
枚のプラスチックフィルムを重合し、その周辺及び低部
のガゼット部を溶着して作った自立性流体包装袋におい
て、その下辺溶着部先端に連続して、平面状又は立体状
の袋自立機能増強部材が設けられていることを特徴とす
る安定自立流体包装袋が提供される。
【0008】また、本発明の第2発明によれば、第1の
発明において、平面状の袋自立機能増強部材が、正方
形、長方形、三角形、半円形、半楕円形、及びそれらの
台形、足形、手形、若しくはそれらの結合体から選択さ
れるいずれかの形状であることを特徴とする安定自立流
体包装袋が提供される。
【0009】また、本発明の第3発明によれば、第1の
発明において、立体状の袋自立機能増強部材が、正立方
体形、長方体形、三角柱体形、円柱体形、半円柱体形、
楕円柱体形、半楕円柱体形、及びそれらの台型体形、立
体足形、立体手形、若しくはそれらの結合体から選択さ
れるいずれかの形状であることを特徴とする安定自立流
体包装袋が提供される。
【0010】また、本発明の第4発明によれば、第1〜
3のいずれかの発明において、袋自立機能増強部材が、
下辺溶着部に対して直角方向又は床面に平行に設けられ
ていることを特徴とする安定自立流体包装袋が提供され
る。
【0011】さらに、本発明の第5発明によれば、第1
〜3のいずれかの発明において、袋自立機能増強部材
が、下辺溶着部の先端を回転軸として180度折り返え
られ、袋の外面に密着しながら、袋の外面に平行に設け
られていることを特徴とする安定自立流体包装袋が提供
される。
【0012】さらに、本発明の第6発明によれば、第1
〜3のいずれかの発明において、袋自立機能増強部材の
表面に型押圧により、袋長手方向に平行に凸状筋又は凹
状溝が設けられていることを特徴とする安定自立流体包
装が提供される。
【0013】さらにまた、本発明の第7発明によれば、
第1〜3のいずれかの発明において、袋自立機能増強部
材の床に接する面に、仮着性接着層、磁性層又はマジッ
クテープ層から選択された層が設けられていることを特
徴とする安定自立流体包装袋が提供される。
【0014】さらにまた、本発明の第8発明によれば、
第1〜3のいずれかの発明において、袋の周辺の溶着部
の一部に、袋に流体を充填するための非溶着部の開口部
及び/又は自己閉鎖性流出通路が設けられていることを
特徴とする安定自立流体包装袋が提供される。
【0015】さらにまた、本発明の第9発明によれば、
第1〜3のいずれかの発明において、1枚の長尺フィル
ム原反を長手方向に平行に半分2つ折りし、その折目部
をフィルム間にV字状に折り込んでガゼット部を形成す
る第1工程、袋の右辺溶着部、左辺溶着部、下辺溶着
部、自立構造部、及び袋自立機能増強部を形成する熱溶
着を行う第2工程、袋の外形を刃物で切断しトリミング
する第3工程、型抜きした袋を取出す第4工程からなる
ことを特徴とする安定自立流体包装袋の製造方法が提供
される。
【0016】さらにまた、本発明の第10発明によれ
ば、第1〜3のいずれかの発明において2枚の長尺フィ
ルム原反を重ね重合フィルム(1)を作る第1工程、上
記の重合フィルム(1)の長手方向に平行な一方の解放
端のフィルム間に、V字形に折り込んでガゼット部を形
成させた重合フィルム(2)を重合フィルム(1)の解
放端に平行かつ両者の解放端が一致するように挿入する
第2工程、袋の右辺溶着部、左辺溶着部、下辺溶着部、
自立構造部、及び袋自立機能増強部を形成する熱溶着を
行う第3工程、袋の外形を刃物で切断しトリミングする
第4工程、型抜きした袋を取出す第5工程からなること
を特徴とする安定自立流体包装袋の製造方法が提供され
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。
【0018】1.プラスチックフィルム 本発明の安定自立流体包装袋を作るために使用するプラ
スチックフィルムは、高圧法低密度ポリエチレン(HP
−LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDP
E)、直鎖状超低密度ポリエチレン(VLDPE)、メ
タロセン触媒によるポリエチレン(MCAT−PE)、
高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(EVA)、エチレン−エチルアクリレート
共重合体(EEA)、エチレン−アクリル酸共重合体
(EAA)、アイオノマー(IONOMER)、エチレ
ン−ビニールアルコール共重合体(EVOH)、ポリア
ミド(PA)、ポリエステル(PET)、ポリカーボネ
ート(PC)、ポリプロピレン(PP)、アルミニウム
(AL)等の単層フィルム、又はそれらから選択された
樹脂の多層フィルムを使用する。単層フィルム、又はそ
れらから選択された樹脂の多層フィルムは、延伸されて
いてもよい。特に、2軸延伸ポリアミドフィルム(OP
A)、2軸延伸ポリエステルフィルム(OPET)、2
軸延伸ポリプロピレン(OPP)等を使用した積層フィ
ルムが、引裂強度、耐突刺強度、引張強度、柔軟性、透
明性、耐熱性、耐寒性、耐破裂性、低水蒸気透過性、低
酸素透過性等の性質において優れており好ましい。積層
フィルムの代表的な例としては、以下の構成が挙げられ
る。
【0019】・OPA/ポリウレタン接着剤/OPA/
ポリウレタン接着剤/LLDPE ・OPA/アイオノマー接着剤/OPA/アイオノマー
接着剤/HP−LDPE ・OPA/ポリウレタン接着剤/LLDPE ・OPA/アイオノマー接着剤/HP−LDPE ・OPA/アイオノマー接着剤/AL箔/アイオノマー
接着剤/MCAT−PE ・シリカ蒸着OPA/ポリウレタン接着剤/LLDPE ・OPA/アイオノマー接着剤/OPP/アイオノマー
接着剤/EVA ・アルミナ蒸着OPA/アイオノマー接着剤/MCAT
−PE ・OPET/ポリウレタン接着剤/OPET/ポリウレ
タン接着剤/LLDPE ・OPET/アイオノマー接着剤/OPET/アイオノ
マー接着剤/EEA ・OPET/ポリウレタン接着剤/LLDPE ・OPET/アイオノマー接着剤/HP−LDPE ・OPET/アイオノマー接着剤/AL箔/アイオノマ
ー接着剤/MCAT−PE ・シリカ蒸着OPET/ポリウレタン接着剤/LLDP
E ・OPET/アイオノマー接着剤/OPP/アイオノマ
ー接着剤/EVA ・アルミナ蒸着OPET/アイオノマー接着剤/MCA
T−PE ・OPET/ポリウレタン接着剤/EVOH/ポリウレ
タン接着剤/LLDPE ・OPET/アイオノマー接着剤/EVOH/アイオノ
マー接着剤/MCAT−PE ・LLDPE/ポリウレタン接着剤/EVOH/ポリウ
レタン接着剤/MCAT−PE
【0020】・MCAT−PE/アイオノマー接着剤/
EVOH/アイオノマー接着剤/MCAT−PE ・MCAT−PE/アイオノマー接着剤/OPA/ポリ
ウレタン接着剤/OPA/ポリウレタン接着剤/LLD
PE ・MCAT−PE/アイオノマー接着剤/OPA/アイ
オノマー接着剤/OPA/アイオノマー接着剤/MCA
T−PE ・MCAT−PE/アイオノマー接着剤/OPA/ポリ
ウレタン接着剤/MCAT−PE ・MCAT−PE/アイオノマー接着剤/OPA/アイ
オノマー接着剤/MCAT−PE ・MCAT−PE/アイオノマー接着剤/OPA/アイ
オノマー接着剤/AL箔/アイオノマー接着剤/MCA
T−PE ・MCAT−PE/アイオノマー接着剤/シリカ蒸着O
PA/ポリウレタン接着剤/MCAT−PE ・EVA/アイオノマー接着剤/OPA/アイオノマー
接着剤/OPP/アイオノマー接着剤/EVA ・MCAT−PE/アイオノマー接着剤/アルミナ蒸着
OPA/アイオノマー接着剤/MCAT−PE ・LLDPE/アイオノマー接着剤/OPET/ポリウ
レタン接着剤/OPET/ポリウレタン接着剤/LLD
PE ・EEA/アイオノマー接着剤/OPET/アイオノマ
ー接着剤/OPET/アイオノマー接着剤/EEA ・LLDPE/アイオノマー接着剤/OPET/ポリウ
レタン接着剤/LLDPE ・MCAT−PE/アイオノマー接着剤/OPET/ア
イオノマー接着剤/HP−LDPE ・MCAT−PE/アイオノマー接着剤/OPET/ア
イオノマー接着剤/AL箔/アイオノマー接着剤/MC
AT−PE ・LLDPE/アイオノマー接着剤/シリカ蒸着OPE
T/ポリウレタン接着剤/LLDPE
【0021】・MCAT−PE/アイオノマー接着剤/
OPET/アイオノマー接着剤/OPP/アイオノマー
接着剤/EVA ・MCAT−PE/アイオノマー接着剤/アルミナ蒸着
OPET/アイオノマー接着剤/MCAT−PE ・LLDPE/アイオノマー接着剤/OPET/ポリウ
レタン接着剤/EVOH/ポリウレタン接着剤/LLD
PE ・MCAT−PE/アイオノマー接着剤/OPET/ア
イオノマー接着剤/EVOH/アイオノマー接着剤/M
CAT−PE 単層フィルムの場合、厚さは30〜500μm程度であ
り、積層フィルムの場合、構成する各層の厚さは5〜3
00μm程度であり、合計の厚さは数10〜500μm
程度が好ましい。フィルムの厚みは、小容量で、比重の
小さい流体を入れる袋の場合、比較的薄くてよく、大容
量で、比重の大きい流体を入れる袋の場合は、比較的厚
いものが望ましい。
【0022】2.液体 本発明において、液体とは本発明の包装体に入れる内容
物であり、マヨネーズ、コーヒー、ミルク、ジュース、
シャンプー、リンス、ボディソープ、洗濯用や台所用の
液体洗剤、ナチュラルウォーター、ミネラルウォータ
ー、清涼飲料、味噌、液体スープ、醤油、ラー油、そば
つゆ、うどんつゆ、天ぷらつゆ、ジャム、甘酒、酒、ウ
イスキー、ワイン、焼酎、溶剤、化学薬品、ゲル状物、
写真現像液、パーマ液等であり、粘度の低いものから高
いものまで包装可能である。
【0023】3.袋自立機能増強部材 本発明において、袋自立機能増強部材とは、従来の構造
のスタンディングパウチが、液体等の内容物を充填する
と、液体の重量により、袋下部の自立構造が押し潰され
たり、傾いたりし袋の自立が困難になるので、このよう
な現象を防止し、袋の自立機能を増強させる部品であ
る。袋自立機能増強部材の付加は、本発明の第1発明で
ある。平面状の袋自立機能増強部材の形状としては、袋
下部溶着部を部材によってL字形構造として力学的に流
体充填袋を支えるものであるから、L字形構造となるも
のであれば任意の形状であってもよいが、正方形、長方
形、三角形、半円形、半楕円形、及びそれらの台形、足
形、手形、若しくはそれらの結合体から選択されるいず
れかの形状のものが望ましい。その具体例を、図2及び
図3に示す。一つの袋自立機能増強部材の幅(袋の下部
溶着部と平行部分)の最大値は、袋の下部溶着部の長さ
の2分の1以下、好ましくは3分の1以下であり、最小
値は袋の下部溶着部の長さの10の1以上、好ましくは
5分の1以上である。最大値が、袋の下部溶着部の長さ
の2分の1以上であると、L字形構造とすることができ
なく、最小値が、袋の下部溶着部の長さの10分の1以
下であると、袋を支持する力が弱く袋自立機能増強の目
的を達成することができない。
【0024】袋自立機能増強部材の使用個数は、特に限
定はないが、図2及び図3に示すように、2乃至3個が
望ましく、特に2個が望ましく、袋の下部溶着部の両端
に配置された場合が、袋自立機能を最も増強し、デザイ
ン的にも優れている。図2及びず3は、袋の片面を表し
た図であるから、他の片面にも、袋自立機能増強部材
が、対称的な位置に設けられていてもよい。また、一つ
の袋に異種の形状の袋自立機能増強部材が設けられてい
てもよい。部材の厚みは、通常は袋の下部溶着部と同じ
であるが、袋下部溶着部を部材によってL字形構造とし
て力学的に流体充填袋を支えるものであるから、なるべ
く厚い方がよい。袋の下部溶着部の厚みは、袋の素材フ
ィルムの厚みに規定されるが、流体充填袋の重量が10
〜30g程度の軽量袋である場合は、50μm以上あれ
ばよいが、100〜300g程度の中量袋である場合
は、80μm以上が必要であり、1000g以上の大容
量袋である場合は、120μm以上が必要である。袋の
下部溶着部の厚みは、袋の素材フィルムの厚みに規定さ
れ、後ほど述べる本発明の代表的な製造方法では、部材
の厚みは、素材フィルムの厚みの2倍となっているが、
特別に部材の厚みが厚いものが必要な場合は、部材部分
を2重、3重、又はそれ以上に折り重ねて、ヒートシー
ル、接着剤、縫製、ホッチキス、ファスナー、ジッパ
ー、鳩目、ポタン、マジックテープ等の一体化手段を用
いて厚くすればよい。袋の下部溶着部の厚みを厚くする
別の方法としては、袋の素材フィルムをインフレーショ
ン法、またはTダイ法で製造する場合に、異型ダイを用
いて、袋の下部溶着部となるフィルム部分を、袋の本体
部分の厚みより厚くする方法を採用すればよい。平面状
の袋自立機能増強部材の形状については、本発明の第2
発明である。
【0025】平面状の袋自立機能増強部材は、袋の下辺
溶着部に対して直角方向又は床面に平行に設けられる必
要がある。袋の設置面が地面に平行な場合は、部材は、
袋の下辺溶着部に対して直角方向になっていないと、袋
を支持する力が発現しない。また、袋を設置する床面が
傾斜している場合は、部材は、傾斜角度に合わせて、す
なわち、傾斜した床面に平行に設ける必要がある。この
設置方向については、本発明の第4発明である。平面状
の袋自立機能増強部材を使用した場合の特殊な実施形態
として、袋自立機能増強部材が、下辺溶着部の先端を回
転軸として180度折り返えされ、袋の外面に密着しな
がら、袋の外面に平行に設けられている場合がある。こ
のケースは、図19(A)に示すように、平面状の袋自
立機能増強部材15の部分を大きく作り、図19(B)
に示す様に、平面状の袋自立機能増強部材15の部分
を、袋の下端を回転軸として180度回転させ折り返
し、図19(C)に示す様に、袋の側面に、えりを立て
たように平行に密着させるものである。このようにする
と、袋の側面と平面状の袋自立機能増強部材15の合計
された厚みにより、壁面の機械的強度が増加することと
相まって、袋の側面をえり状物で包囲し袋を抱き込むの
で、袋の膨張を阻止し、ひいては自立機能を更に増強す
る効果を発現する。
【0026】また、えり状部材は、袋の表面を覆ってい
るので、袋の輸送途中の摩擦によるピンホールの発生を
防止する。また、えり状部材が袋の上半部まで覆うよう
にすれば、パウチ全体にコシがでるため、持ちやすく扱
いやすくなる。この特殊な実施形態は、本発明の第5発
明である。
【0027】本発明において、立体状の袋自立機能増強
部材としては、上記した平面状の袋自立機能増強部材部
分を立体状に加工したものであり、L字形構造を基本と
して、それに正方形、長方形、三角形、半円形、半楕円
形、及びそれらの台形等から選択された板状体を結合
し、L字形構造、トラス構造、立体トラス構造、ラーメ
ン構造、筋交い構造、梁構造、及びそれらを組み合わせ
た構造であれば任意の形状であってもよいが、正立方体
形、長方体形、三角柱体形、円柱体形、半円柱体形、楕
円柱体形、半楕円柱体形、半球形、半楕円球形、円錐
形、半円錐形、及びそれらの台形、立体足形、立体手
形、若しくはそれらの結合体から選択されるいずれかの
形状のものが望ましい。その具体例を図4〜図9に示
す。立体状の袋自立機能増強部材は、平面状の袋自立機
能増強部材部分を折り曲げ立体状として、袋の垂直壁面
の全面または一部と結合して、または結合しないで作
る。立体状の袋自立機能増強部材の素材フィルムの厚
み、幅、使用個数、設置位置、結合方法等は、上記した
平面状の袋自立機能増強部材の各事項に準ずる。立体状
の袋自立機能増強部材は、平面状の袋自立機能増強部材
と比較して、材料フィルム、製作工程は余計に掛かりコ
ストは上昇するが、袋自立機能の増強効果は非常に優
れ、デザイン的にも優れる効果がある。立体状の袋自立
機能増強部材の付加は、本発明の第3発明である。立体
状の袋自立機能増強部材は、袋の下辺溶着部に対して直
角方向又は床面に平行に設けられる平面部分が必ずあ
り、その平面部分の全面または一部に立体状物が乗って
いる。その立体状物の垂直壁面は、袋の垂直壁面に固定
されている場合に最も袋自立機能増強を増強する効果が
ある。立体状の袋自立機能増強部材が、袋の下辺溶着部
に対して直角方向又は床面に平行に設けられることは、
本発明の第4発明である。なお、平面状の袋自立機能増
強部材、立体状の袋自立機能増強部材、えり状の袋自立
機能増強部材を、一つの袋の、片面又は両面において、
混在した形態で袋の表面に設けてもよい。
【0028】本発明においては、袋自立機能増強部材の
表面に型押圧により、袋長手方向に平行に凸状筋又は凹
状溝が設けられていると、部材の折曲げや捻りに対する
抵抗が増すので、袋の自立機能を更に増強する効果があ
る。凸状筋又は凹状溝の付加は、本発明の第6発明であ
る。
【0029】本発明において、袋自立機能増強部材の床
に接する面に、仮着性接着層、磁性層又はマジックテー
プ層から選択された層を設けると、袋の移動を防止し、
袋自立機能増強部材が床に固定されるので、袋の自立機
能を更に増強する効果がある。この接着機能の増強手段
の付加は、本発明の第7発明である。
【0030】4.開口部 本発明において、開口部とは、袋の上部、特に多くの場
合は、袋の右上部に非溶着部として設けられており、流
体等の内容物を充填するための入口であり、内容物を充
填した後は、熱溶着又は他の溶着手段によって封鎖され
る。開口部の付加は、本発明の第8発明である。
【0031】5.自己閉鎖性流出通路 本発明において、流出通路とは、袋を握って袋内の流体
を圧迫すると、流体が流出通路から流出し、袋を握る力
を弱めると、流体の流出が停止し、次いで流出通路に残
っている流体を絞り出すと、袋を任意の位置にしても、
袋内の流体を圧迫しない限り、流体が流出通路から流出
しない機能を有する液体の自己閉鎖性流出通路である。
したがって、内容物の流体を袋外に流出させた後、袋を
倒したり、流出通路の出口を下にして袋を吊下げても、
内容物の流体が流出する事がないので、ボトル容器の場
合の様に、使用後、その都度キャップを閉める手間が省
け、能率が上がり便利である。自己閉鎖性流出通路の形
状は、例えば、S、C、V、L、N、M、W、く、へ、
て、ん、し、つ、ひ、ろ、2、3、7等の形状か、それ
らを変形したものであり、直線状ではなく、流出通路の
入口から出口の途中に液体の流動に対して抵抗を生じさ
せる屈曲部分を有することが必要である。大きな抵抗を
生じさせるには、流出通路の幅を狭くし、屈曲部分を多
個所にすればよく、小さい抵抗を生じさせるには、流出
通路の幅を大きくし、屈曲部分を1個所にすればよい。
流出通路の幅は、袋の容量・寸法によって異なるが、2
〜20mm程度であることが望ましい。また、流出通路
は2枚のプラスチックフィルムの間に形成されるので、
通常は流体が通過しないときは、フィルム同士が密着し
ている様に設計されているが、フィルムの流出通路形成
部分を外面側に所定量だけ膨張させて突出させることも
できる。突出させると、液体の流動に対して抵抗を低減
できる効果があるが、突出量が多過ぎる場合は、内容物
の流体を袋外に流出させた後、袋を倒したり、流出通路
の出口を下にして袋を吊下げた場合に、袋内の内容物を
圧迫しなくても、内容物が流出通路の出口から流出して
しまうので、注意が必要である。
【0032】本発明における自己閉鎖性流出通路の一部
に、形状が、球形、楕円球形、重円錐台形、重楕円錐台
形、重3角錐台形、重4角錐台形等であり、かつ中空状
である中空体を設けてもよい。中空体があると、流体の
一定量が流入しているので、流体を一回毎に定量する手
間が省け、又、中空体の容量は、袋全体の容量と比較す
れば、1/10〜1/20程度の小容量であるので、袋
全体に圧力をかける場合のように大きな圧力を加えなく
とも、親指と人差し指で、摘んで圧力をかけたり、しご
いたり、手のひらで握り圧力をかける程度で単位面積当
たりの圧力は、十分に内容物を流出させることがでるだ
けの圧力がえられるので、加圧作業の制御は楽に正確に
できるので、放出量(使用量)や、放出方向を正確に定
めることができる効果をもたらす。自己閉鎖性流出通路
の付加は、本発明の第8発明である。
【0033】6.安定自立流体包装袋の製造方法 本発明の安定自立流体包装袋は、2枚のプラスチックフ
ィルムを重合し、その周辺及び低部のガゼット部を溶着
して作った自立性流体包装袋において、その下辺溶着部
先端に連続して、平面状又は立体状の袋自立機能増強部
材が設けられている構造のものであれば、その製法は特
別の方法に限定されないが、ロール状素材フィルムが利
用でき連続工程を採用できること、複雑な形状の袋や特
別な形状の袋が容易にできること、厚手のフィルムでも
加工できること、製造コストが安価であること、袋の仕
上がりが綺麗でかつ寸法安定精度がよいこと等の理由
で、本発明の下記の製造方法を採用することが望まし
い。まず、袋の素材となる前記した単層または積層フィ
ルムを準備する。この単層または積層フィルムは、長い
帯状であり、ロール巻きとなっている。
【0034】まず、1枚の長尺フィルムを使用する場合
を説明する。このケースは、、本発明の第9発明であ
る。1枚の長尺フィルムを長手方向に平行に半分2つ折
りし(図10に示す。ただし実際の長尺フィルムは左右
に長いので、左右をカットした状態で示してある。)、
その折目部をフィルム間にV字状に折り込んでガゼット
部を形成する第1工程(図11に示す。8がガゼット部
である。)、袋の右辺溶着部、左辺溶着部、下辺溶着
部、自立構造部、及び袋自立機能増強部を形成する熱溶
着を行う第2工程(図14に各溶着部を示す。図18で
は(A)に示す。)、袋の外形をトムソン刃等の刃物で
切断しトリミング加工を行う第3工程(図18の(C)
に示す。)、型抜きした袋を取出す第4工程(図18の
(D)に示す。)を順次行う。袋自立機能増強部を袋に
対して直角に自然に外側に折れるようにするに、図18
(B)の一点鎖点(−・−・−)部に下記のような加工
を行う。 1)製袋時に一点鎖点部は熱融着シールをしない方がよ
い。 2)凸部形状の金型で一点鎖点部にプレス加工して、折
れ目(凸形状をつける。) 3)熱風ドライヤーを吹き付け、カールにより外側に曲
がるようにする。 上記製法において、1枚の長尺フィルムを長手方向に平
行に半分に2つ折りしたものの代わりにチューブラーフ
ィルムを押し潰し半分にしたものを素材フィルムとして
使用しても同じ結果となるので、このケースも本発明の
範囲内である。
【0035】次ぎに、性質が同じ又は異なる2枚のフィ
ルムを使用する場合を説明する。このケースは、本発明
の第10発明である。2枚の長尺フィルム原反を重ね重
合フィルム(1)を作る第1工程(図12に示す。ただ
し実際の長尺フィルムは左右に長いので、左右をカット
した状態で示してある。各フィルムは9で示した。)、
上記の重合フィルム(1)の長手方向に平行な一方の解
放端のフィルム間に、V字形に折り込んでガゼット部を
形成させた重合フィルム(2)を重合フィルム(1)の
解放端に平行かつ両者の解放端が一致するように挿入す
る第2工程(図13に示す。10がガゼット部であ
る。)、袋の右辺溶着部、左辺溶着部、下辺溶着部、自
立構造部、及び袋自立機能増強部を形成する熱溶着を行
う第3工程(図14に各溶着部を示す。)、袋の外形を
トムソン刃等の刃物で切断しトリミング加工を行う第4
工程(図18の(C)に示す。)、型抜きした袋を取出
す第5工程(図18の(D)に示す。)を順次行う。こ
のケースは、袋の前面、背面、ガゼット部分(袋の底
面)をそれぞれ異質の素材フィルムから選択できるの
で、多様な性質を持つ袋が製造できるメリットがある。
【0036】なお、袋の上辺及び側辺の大部分は、2枚
のフィルムの内面同士を熱溶着するので、熱溶着はトラ
ブルが起こることはないが、袋の底部、とくにガゼット
部を一度に熱溶着する場合は、例えばポリエチレン層
(袋の外層)/ポリエチレン層(ガゼット層)/ポリエ
チレン層(ガゼット層)/ポリエチレン層(袋の外層)
に圧力をかけながら熱溶着するので、非熱溶着部分(熱
溶着してはならない部分)まで熱溶着し、所定の形状の
自立性包装袋が作れない。これを避けるためには、積層
フィルムを用いる方法と、フィルム層間溶着防止膜を用
いる方法がある。
【0037】積層フィルムを用いる方法としては、積層
フィルムの内側層を比較的低温で融解するポリエチレン
系樹脂とし、外側層を比較的高温でなければ融解しな
い、ポリエステル系樹脂やポリアミド系樹脂を用いれ
ば、ヒートシール温度をポリエチレン系樹脂の融点であ
る100〜130℃付近にすれば、ポリエステル系樹脂
やポリアミド系樹脂の融点である225〜270℃より
はるかに低い温度であるので、ポリエチレン系樹脂層同
士は溶着し、ポリエステル系樹脂層同士やポリアミド系
樹脂層同士は、熱溶着することはない。積層フィルムを
用いた場合でも、袋の底部でかつ両側の部分は、積層フ
ィルムを構成する全層が溶着しなければならないが、こ
の場合は、ポリエステル系樹脂やポリアミド系樹脂の融
点である225〜270℃付近又はこの温度より10〜
50℃高い温度で熱溶着すればよい。
【0038】次いで、フィルム層間溶着防止膜を用いる
方法について説明する。例えばポリエチレン系樹脂層同
士をポリエチレン系樹脂の融点である100〜130℃
付近の温度で溶着しないようにするには、ポリエチレン
系樹脂層間に、それの融点より高い温度である例えば約
150℃以上の融点をもち、ポリエチレン系樹脂層と接
着しない膜を介挿しておけばよい。ポリエステル系樹脂
層間やポリアミド系樹脂層間の溶着を防止するには、そ
れらの樹脂層間に、それの融点より高い温度である例え
ば約300℃以上の融点をもち、それらの樹脂層と接着
しない膜を介挿しておけばよい。フィルム層間溶着防止
膜としては、ポリエチレン系樹脂層間用としては、ポリ
プロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、
ステンレス、フッ素樹脂、ポリシロキサン等を素材とし
たフィルム、シート、スクリーン、ネット及びそれらの
結合物である。ポリエステル系樹脂層間やポリアミド系
樹脂層間用としては、ポリイミド、ステンレス、フッ素
樹脂、ポリシロキサン等を素材としたフィルム、シー
ト、スクリーン、ネット及びそれらの結合物である。こ
れらを使い分けることにより、溶着部、非溶着部を袋の
必要部分に形成させることができる。
【0039】
【実施例】以下、実施例により更に本発明を説明する
が、本発明の主旨を超えない限り、それらに限定される
ものではない。
【0040】実施例1 ナイロン6を水冷インフレーション法によりチューブラ
ーフィルムにした。このフィルムを使用して、同時二軸
延伸を行い、二軸延伸ナイロン6フイルムを得た。延伸
倍率はMD方向3.0、TD方向3.2であり、フィル
ムの厚さは25μmであった。この二軸延伸ナイロン6
フイルム1枚を直鎖状低密度エチレン−ヘキセン−1共
重合体フィルム(メルトインデックス=2.0、密度=
0.923g/cm)を、ポリウレタン系接着剤(商
品名:アドコートAD308A/B、東洋モートン製)
をアンカーコート剤として使用し、ドライラミネーショ
ン法により積層して、合計厚さが130μmである積層
フィルムを得た。この積層フィルムの幅800mm、長
さは500mであった。この長尺フィルムを長手方向に
平行に半分に、2つ折りし(図10示す。ただし実際の
長尺フィルムは左右に長いので、左右をカットした状態
で示してある。)、その折目部をフィルム間にV字状に
折り込んでガゼット部を形成する第1工程(図11に示
す。8がガゼット部である。ガゼット部の折り畳んだと
きの山の高さは、80mmであった。)、袋の右辺溶着
部(幅5mm)、左辺溶着部(幅5mm)、下辺溶着部
(幅5mm)、自立構造部、及び袋自立機能増強部(図
2(A)に示す底辺41mm、高さ30mmの半楕円
形)を形成する熱溶着を行う第2工程(図18のAに各
溶着部を示す。)、袋の外形をトムソン刃で切断しトリ
ミング加工を行う第3工程(図18のCに示す。トリミ
ングされた溶着袋は、図15または、図18(D)に示
す。)、型抜きした袋を取出す第4工程を順次行い、図
15の正面図、図16の側面斜視図にしめす本発明の安
定自立流体包装袋を得た。袋自立機能増強部を袋に対し
て直角に自然に外側に折れるようにするために、図18
(B)の一点鎖点(−・−・−)部に、凸部形状の金型
でプレス加工して、折れ目(凸形状をつける。)をつけ
た。この袋は、幅は150mmで、長さは260mmで
ある。この袋に、内容物の流体として、シャンプー液を
800ml充填し、充填口を熱溶着し地面に水平な陳列
棚に置いた。比較例1で作った自立機能増強部材が付い
てないことを除けば、実施例1と同じ構造、サイズの袋
(シャンプー液を800ml充填)と並べて置き、袋が
倒れるまで床に左右の振動を与えたところ、比較例1の
袋の方がさきに倒れた。また、シーソー板の支点から2
0cm離れた位置に、上記の実施例1と比較例1の袋を
並べておき、水平状態から徐徐に板の角度を上げていっ
たところ、比較例1の袋が角度20゜で先に倒れた。
【0041】実施例2 ナイロン6を水冷インフレーション法によりチューブラ
ーフィルムにした。このフィルムを使用して、同時二軸
延伸を行い、二軸延伸ナイロン6フイルムを得た。延伸
倍率はMD方向3.0、TD方向3.2であり、フィル
ムの厚さは15μmであった。この二軸延伸ナイロン6
フイルムと、エチレン−ビニルアルコール共重合体、及
びメタロセン触媒による直鎖状低密度エチレン−オクテ
ン−1共重合体(メルトインデックス=2.5、密度=
0.925g/cm)を、アイオノマーを接着層とし
て、共押出し積層して、合計厚さが130μm、幅54
0m/m、長さ500mであるOPA/アイオノマー接
着剤/EVOH(15μm)/アイオノマー接着剤/M
CAT−PE(100μm)積層フィルム(1)を得
た。また、ガゼット部分用として、合計厚さが150μ
m、幅200mm、長さ500mであるOPET(12
μm)/ポリウレタン系接着剤/OPA(15μm)/
ポリウレタン系接着剤/MCAT−PE(120μm)
積層フィルム(2)を準備した。次いで、図12に示す
ように積層フィルム(1)の間に積層フィルム(2)を
山折りしたものを挿入し、あとは実施例1と同様な製造
方法で、図5((A)は側面図、(B)は右上方から見
た斜視図)に示す一辺の長さが3cmの正三角形を底辺
とする3角柱状(柱の高さは50mm)の立体状の袋自
立機能増強部を袋の下辺中央に1個もつ本発明の安定自
立流体包装袋を得た。この袋は、幅は150mmで、長
さは260mmである。この袋に、内容物の流体とし
て、シャンプー液を800ml充填し、充填口を熱溶着
し地面に水平な陳列棚に置いた。実施例1と同様の試験
を行ったが、更に倒れにくかった。
【0042】実施例3 合計厚さが130μmであるOPET(12μm)/ポ
リウレタン接着剤/EVOH(15μm)/ポリウレタ
ン接着剤/LLDPE(100μm)からなる積層フィ
ルムを得た。この積層フィルムの幅1040mm、長さ
は500mであった。この長尺フィルムを長手方向に平
行に半分に、2つ折りし(図10に示す。ただし実際の
長尺フィルムは左右に長いので、左右をカットした状態
で示してある。)、その折目部をフィルム間にV字状に
折り込んでガゼット部を形成する第1工程(図11に示
す。8がガゼット部である。ガゼット部の折り畳んだと
きの山の高さは、140mmであった。)、袋の右辺溶
着部(幅5mm)、左辺溶着部(幅5mm)、下辺溶着
部(幅5mm)、自立構造部、及び袋自立機能増強部
(図19(A)に示す底辺90mm、高さ100mmの
半楕円台形)を形成する熱溶着を行う第2工程、袋の外
形をトムソン刃で切断しトリミング加工を行う第3工
程、型抜きした袋を取出す第4工程を順次行い、図19
(B)の正面図、図19(C)の断面図にしめす本発明
の第5発明のえり状袋自立機能増強部を持つ安定自立流
体包装袋を得た。えり状袋自立機能増強部材の表面に型
押圧により、袋長手方向に平行に幅2mmの高さ幅2m
mの凸状筋を10本入れた。この袋は、幅は150mm
で、長さは260mmである。この袋に、内容物の流体
として、ミネラルウォーターを800ml充填し、充填
口を熱溶着し地面に水平な陳列棚に置いた。比較例3と
比べると袋の側面や底部のフィルム強度が増強され、フ
ィルムに腰がはいり、倒れにくかった。また、フィルム
を折り曲げ、尖った部分をダンボールにこすり合わせた
場合、比較例3では、2〜3回でピンホールが発生した
が、実施例3では、10回以上こすってもピンホールは
発生しなかった。
【0043】比較例1 実施例1と同様な製造方法で、自立機能増強部材が付い
てないことを除けば、実施例1と同じ構造、サイズの袋
を製造した。
【0044】比較例2 実施例2と同様な製造方法で、自立機能増強部材が付い
てないことを除けば、実施例2と同じ構造、サイズのふ
くろを製造した。
【0045】比較例3 実施例3と同様な製造方法で、自立機能増強部材が付い
てないことを除けば、実施例3と同じ構造、サイズの袋
を製造した。
【0046】
【発明の効果】本発明の安定自立流体包装袋は、製造が
簡単で、見栄えがよく、輸送時にピンホールが発生しな
く、落下、振動、衝撃等により容易に破袋することがな
く、自立機能が更に改善されているので、使用時、陳列
時に簡単に立てることができ、時間が経過しても自重ま
たは振動によって袋が倒れることがなく、立て直す手間
が省け、省力化に寄与し、又、袋の中の充填物が倒れる
ことにより流出する損失を少なくできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の自立性流体包装体の1例を示す図。 (A)正面図 (B)正面斜め上からの斜視図 (C)斜め下方からの斜視図
【図2】本発明の安定自立流体包装袋の各種の平面状の
袋自立機能増強部材の例を示す正面図。
【図3】本発明の安定自立流体包装袋の各種の平面状の
袋自立機能増強部材の例を示す正面図。
【図4】本発明の安定自立流体包装袋の立体状(三角柱
を横に寝かした態様)の袋自立機能増強部材の例を示す
図。(A)は側面図、(B)は斜視図である。
【図5】本発明の安定自立流体包装袋の立体状(三角柱
を立てた態様)の袋自立機能増強部材の例を示す図。
(A)は側面図、(B)は斜視図である。
【図6】本発明の安定自立流体包装袋の立体状(三角柱
2個を離して横に寝かした態様)の袋自立機能増強部材
の例を示す図。(A)は側面図、(B)は斜視図であ
る。
【図7】本発明の安定自立流体包装袋の立体状(円盤を
4分の1に切った形状物2個を離して横に寝かした態
様)の袋自立機能増強部材の例を示す図。(A)は側面
図、(B)は斜視図である。
【図8】本発明の安定自立流体包装袋の立体状(四角柱
2個を離して横に寝かした態様)の袋自立機能増強部材
の例を示す図。(A)は側面図、(B)は斜視図であ
る。
【図9】本発明の安定自立流体包装袋の立体状(4段の
階段状物)の袋自立機能増強部材の例を示す図。(A)
は側面図、(B)は斜視図である。
【図10】1枚の長尺フィルム原反を長手方向に平行に
半分2つ折りし、その折目部をフィルム間にV字状に折
り込んだ図の斜視図。
【図11】ガゼットが形成され2枚のフィルムが重合さ
れた状態を示す斜視図。
【図12】2枚の長尺フィルム間に、V字形に折り込ん
でガゼット部を形成させた重合フィルムを挿入する図。
【図13】2枚の長尺フィルム間に、ガゼット部が形成
された図。
【図14】袋の右辺溶着部、左辺溶着部、下辺溶着部、
自立構造部、及び袋自立機能増強部を形成するするため
に熱溶着を行った図。
【図15】袋の右辺溶着部、左辺溶着部、下辺溶着部、
自立構造部、及び袋自立機能増強部を型抜き加工を行っ
た斜視図。
【図16】第11図のものを前方斜め上方から見た斜視
図。
【図17】内容物を袋から流出させる手段。 (A)感圧型流出通路の正面図 (B)ねじ込み型流出通路の正面図 (C)ファスナー型流出通路の正面図
【図18】本発明の袋の製造工程を示す図。 (A)溶着工程 (B)一点鎖線の金型による付与工程 (C)刃物(トムソン刃)によるトリミング工程 (D)型抜きした袋を取出す工程
【図19】えり状袋自立機能増強部材を有する袋の製造
工程を示す図。 (A)袋各部の溶着工程 (B)えり部分の折り曲げ工程 (C)えり状袋自立機能増強部材を有する袋の断面図
【符号の説明】
1 袋の両側溶着部 2 袋の底部ガゼット部 3 袋の下辺溶着部 4 平面状の袋自立機能増強部材 5 袋の両側溶着部 6 立体状の袋自立機能増強部材 7 1本のロール状フィルムを素材とする場合の袋側面
(7)の表示 8 1本のロール状フィルムを素材とする場合のガゼッ
ト部分(8)の表示 9 2本のロール状フィルムを素材とする場合の袋側面
(9)及び(9)の表示 10 2本のロール状フィルムを素材とする場合のガゼ
ット部分(10)の表示 11 自己閉鎖性流出通路 12 キャップ 13 ファスナー 14 開口部 15 えり状袋自立機能増強部材
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 30/16 B65D 30/16 A C Fターム(参考) 3E064 AB23 AB25 BA17 BA26 BA27 BA28 BA29 BA30 BA36 BA46 BA54 BB03 BC08 BC13 EA09 EA30 FA03 GA02 GA04 HF09 HG03 HG07 HM01 HN05 HP01 3E075 BA47 CA02 DB12 DD12 DD42 DD43 DE01 GA04 GA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のプラスチックフィルムを重合し、
    その周辺及び低部のガゼット部を溶着して作った自立性
    流体包装袋において、その下辺溶着部先端に連続して、
    平面状又は立体状の袋自立機能増強部材が設けられてい
    ることを特徴とする安定自立流体包装袋。
  2. 【請求項2】 平面状の袋自立機能増強部材が、正方
    形、長方形、三角形、半円形、半楕円形、及びそれらの
    台形、足形、手形、若しくはそれらの結合体から選択さ
    れるいずれかの形状であることを特徴とする請求項1に
    記載の安定自立流体包装袋。
  3. 【請求項3】 立体状の袋自立機能増強部材が、正立方
    体形、長方体形、三角柱体形、円柱体形、半円柱体形、
    楕円柱体形、半楕円柱体形、及びそれらの台型体形、立
    体足形、立体手形、若しくはそれらの結合体から選択さ
    れるいずれかの形状であることを特徴とする請求項1に
    記載の安定自立流体包装袋。
  4. 【請求項4】 袋自立機能増強部材が、下辺溶着部に対
    して直角方向又は床面に平行に設けられていることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の安定自立流体
    包装袋。
  5. 【請求項5】 袋自立機能増強部材が、下辺溶着部の先
    端を回転軸として180度折り返えられ、袋の外面に密
    着しながら、袋の外面に平行に設けられていることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の安定自立流体
    包装袋。
  6. 【請求項6】 袋自立機能増強部材の表面に型押圧によ
    り、袋長手方向に平行に凸状筋又は凹状溝が設けられて
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    安定自立流体包装袋。
  7. 【請求項7】 袋自立機能増強部材の床に接する面に、
    仮着性接着層、磁性層又はマジックテープ(登録商標)
    層から選択された層が設けられていることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の安定自立流体包装袋。
  8. 【請求項8】 袋の周辺の溶着部の一部に、袋に流体を
    充填するための非溶着部の開口部及び/又は自己閉鎖性
    流出通路が設けられていることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の安定自立流体包装袋。
  9. 【請求項9】 1枚の長尺フィルム原反を長手方向に平
    行に半分2つ折りし、その折目部をフィルム間にV字状
    に折り込んでガゼット部を形成する第1工程、袋の右辺
    溶着部、左辺溶着部、下辺溶着部、自立構造部、及び袋
    自立機能増強部を形成する熱溶着を行う第2工程、袋の
    外形を刃物で切断しトリミングする第3工程、型抜きし
    た袋を取出す第4工程からなることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の安定自立流体包装袋の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 2枚の長尺フィルム原反を重ね重合フ
    ィルム(1)を作る第1工程、上記の重合フィルム
    (1)の長手方向に平行な一方の解放端のフィルム間
    に、V字形に折り込んでガゼット部を形成させた重合フ
    ィルム(2)を重合フィルム(1)の解放端に平行かつ
    両者の解放端が一致するように挿入する第2工程、袋の
    右辺溶着部、左辺溶着部、下辺溶着部、自立構造部、及
    び袋自立機能増強部を形成する熱溶着を行う第3工程、
    袋の外形を刃物で切断しトリミングする第4工程、型抜
    きした袋を取出す第5工程からなることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の安定自立流体包装袋の製
    造方法。
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