JP2002249104A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JP2002249104A
JP2002249104A JP2001047698A JP2001047698A JP2002249104A JP 2002249104 A JP2002249104 A JP 2002249104A JP 2001047698 A JP2001047698 A JP 2001047698A JP 2001047698 A JP2001047698 A JP 2001047698A JP 2002249104 A JP2002249104 A JP 2002249104A
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Japan
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film
packaged
welding
roller
stopper
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JP2001047698A
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English (en)
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Akiya Nakamura
聡哉 中村
Toru Sato
徹 佐藤
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SHIRAKAWA DENSAN KK
Juki Corp
Original Assignee
SHIRAKAWA DENSAN KK
Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価なポリエチレンフィルムやポリプロプレ
ンフィルムを用いて密着性の高い包装を行うことが可能
な包装装置を提供すること。 【解決手段】 開口部12dを有するフィルム12及び
該フィルムに封入された被包装物11を支持するテーブ
ル13と、被包装物を封入したフィルムの開口部側の端
部を一方向へ引き込む引き込み手段22,38と、引き
込み手段による引き込み力を調整可能な引き込み力調整
手段44と、引き込み手段により引き込まれたフィルム
と共に移動する被包装物の先端部11aと当接可能なス
トッパ26と、ストッパと当接した被包装物の先端部の
近傍にてフィルムを加熱して溶着する溶着手段24と、
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜プラスチック
等のフィルムを包装材として用いる包装装置に係り、特
に、簡便に密着性の高い包装を行うことができる包装装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から書籍等の固形物の外周に密着し
た包装皮膜を生成するために、薄膜プラスチック等の加
熱収縮特性を有するシュリンクフィルムを用いた、いわ
ゆるシュリンク包装が行われている。この包装方法は、
簡易的には両端が開口部となった筒状のシュリンクフィ
ルムを被包装物にかぶせて、加熱収縮させて被包装物に
密着させるものである。このような包装を自動的に行う
ための包装装置として、登録実用新案第3034460
号に開示されているものがある。この装置は、被包装物
をシュリンクフィルムで覆い、溶着裁断装置で該シュリ
ンクフィルムの周囲を加熱することにより溶着裁断を行
った後、加熱収縮装置を通過させて熱収縮を行うもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらシュリン
クフィルムは他のフィルム(例えばポリエチレンやポリ
プロピレン)に対して価格が高いので、このようなシュ
リンクフィルムを用いる上記の従来技術は、コストがか
かる。
【0004】また筒状のシュリンクフィルムを用いる簡
易的な包装方法では、フィルムの両端が開口しているた
め、この両端が不規則に収縮を起こし、包装の美観を損
なうという問題点がある。
【0005】上述の登録実用新案第3034460号に
開示された包装装置を用いる場合は包装の手順上、シュ
リンクフィルムの溶着裁断装置と加熱収縮装置とを設置
する必要があり、設備が複雑で大型になる。特に加熱収
縮装置は常に保温する必要があるため、熱源のための消
費電力がランニングコストを大幅に上昇させる結果とな
っている。
【0006】従って本発明の目的は、安価なポリエチレ
ンフィルムやポリプロプレンフィルムを用いて被包装物
に密着できる包装を行うことが可能な包装装置を提供す
ることにある。
【0007】本発明の他の目的は、簡単な構成で被包装
物に密着できる包装を行うことが可能な包装装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、開口部を有するフィルム及び該フィ
ルムに封入された被包装物を支持するテーブルと、被包
装物を封入したフィルムの前記開口部側の端部を一方向
へ引き込む引き込み手段と、前記引き込み手段により引
き込まれたフィルムと共に移動する被包装物の先端部と
当接可能なストッパと、前記ストッパと当接した被包装
物の先端部の近傍にてフィルムを加熱して溶着する溶着
手段と、を備えることを特徴とする包装装置が提供され
る。
【0009】また、本発明によれば、開口部を有するフ
ィルム及び該フィルムに封入された被包装物を支持する
テーブルと、駆動ローラと従動ローラとからなり、被包
装物を封入したフィルムの開口部側の端部を2つのロー
ラの間に挟持し且つ該フィルムを一方向へ引き込む引き
込み手段と、前記引き込み手段により引き込まれたフィ
ルムと共に移動する被包装物の先端と当接可能なストッ
パと、前記被包装物が前記ストッパと当接した状態でフ
ィルムを加熱して溶着する溶着手段と、前記従動ローラ
の回転停止に関連して検出信号を発生する回転停止検出
手段と、前記回転停止検出手段からの検出信号に基づい
て、溶着手段を作動させると共に駆動ローラの回転を利
用して余分のフィルムを更に引き込むことにより該フィ
ルムを溶着部分から分離する制御手段とを備えることを
特徴とする包装装置が提供される。
【0010】更に本発明によれば、開口部を有するフィ
ルム及び該フィルムに封入された被包装物を支持するテ
ーブルと、駆動ローラと従動ローラとからなり、被包装
物を封入したフィルムの開口部側の端部を2つのローラ
の間に挟持し且つ該フィルムを一方向へ引き込む引き込
み手段と、前記駆動ローラと従動ローラを相対的に接離
させる接離手段と、前記引き込み手段により引き込まれ
たフィルムと共に移動する被包装物の先端と当接可能な
ストッパと、前記駆動ローラと従動ローラが所定距離ま
で接近したことを検出して検出信号を発生するローラ位
置検出手段と、前記ストッパと当接した被包装物の先端
部の近傍にてフィルムを加熱して溶着する溶着手段と、
制御手段とを備え、前記制御手段は、前記接離手段によ
り前記駆動ローラと従動ローラを接近させ、前記ローラ
位置検出手段が検出信号を発生すると前記引き込み手段
によりフィルムを引き込んで前記被包装物を前記ストッ
パに当接させ、且つフィルムを更に引き込むことにより
フィルムを被包装物に密着させ、その後前記溶着手段に
よりフィルムの開口部側を溶着し、更に前記引き込み手
段によりフィルムを引き込むことにより該フィルムを裁
断することを特徴とする包装装置が提供される。前記溶
着手段は例えば前記ストッパに支持されるヒータであ
る。なお、前記被包装物を封入したフィルムの上下に板
状ヒータを配置することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明によ
る包装装置の実施の形態を説明する。
【0012】まず図1〜図4を参照してその構成を説明
する。本実施の形態による包装装置1は本体フレーム2
と上軸支持板4を備える。作業者は常態においては図1
の左方、図3の左下方にて作業を行ない、この方向が包
装装置1の前方となる。本体フレーム2は内部に各機構
を保持し、前部に電源スイッチ6、モードスイッチ8及
び温度切り替えスイッチ10を備え、上部に被包装物1
1及びフィルム12を支持するテーブル13を有すると
共にスタートスイッチ14を備える。フィルム12はポ
リエチレンやポリプロピレン等の薄膜プラスチックであ
る。
【0013】本体フレーム2の内部にはベルト駆動モー
タ16及び歯車駆動モータ18が固定されると共に、駆
動ローラ22が回転可能なように支持されている。この
駆動ローラ22はゴム質の表面を有する円柱体であり、
駆動ベルト20を介してベルト駆動モータ16によって
回転駆動される。歯車駆動モータ18の回転軸には平歯
車19が固定されている。駆動ローラ22の前方にはヒ
ータ24を固定されたヒータ支持板(ストッパ)26が
固定されている。一方、駆動ローラ22の後方には傾斜
板23が設けられている。この傾斜板23は後述のよう
に切断されたフィルム12の耳部を装置後方へ排出・落
下させるためのものである。包装装置1の後方には排出
された耳部を受ける容器を配置することができる。
【0014】図4(A)にヒータ24及びヒータ支持板
26の詳細を示す。ヒータ24は細長い板状の発熱体、
例えばニクロム線からなり、通電時にフィルム12の溶
着を行うためのものである。ヒータ支持板26は耐熱絶
縁体からなり、予めヒータ埋め込み溝26aを形成され
ており、このヒータ埋め込み溝26aへヒータ24を図
示のように縦方向にはめ込むことにより該ヒータ24を
支持する。図4(B)はヒータ24及びヒータ支持板2
6の他の例で、ヒータ124を図示のようにヒータ支持
板126へ水平に載せ、接着材或いは図示しないテープ
等により固定したものである。
【0015】本体フレーム2の下部には昇降ガイド28
が固定され、この昇降ガイド28には昇降フレーム30
が上下方向に摺動可能なように嵌合されている。昇降フ
レーム30には棒状歯車32が固定され、この棒状歯車
32は平歯車19と噛み合っているので、平歯車19の
回転により昇降フレーム30が上下動する。歯車駆動モ
ータ18、平歯車19及び棒状歯車32は駆動ローラ2
2と従動ローラ38を相対的に接離させる接離手段を構
成する。本体フレーム2には上位置センサ34及び下位
置センサ36が固定されており、昇降フレーム30には
検知板37が固定されている。上位置センサ34及び下
位置センサ36はそれぞれ昇降フレーム30の上昇位置
及び下降位置を検出するためのものであり、検知板37
は上位置センサ34及び下位置センサ36の検知を補助
するためのものである。下位置センサ36及び検知板3
7は駆動ローラ22と従動ローラ38が所定距離まで接
近したことを検出して検出信号を発生するローラ位置検
出手段を構成する。
【0016】上軸支持板4には従動ローラ38が回転可
能なように取付けられている。従動ローラ38はゴム質
の表面を有する円柱体であり駆動ローラ22の回転に従
動して回転する。駆動ローラ22と従動ローラ38はフ
ィルム12を一方向(後方)へ送る引き込み手段を構成
する。従動ローラ38の軸端にはスリット円板40が固
定されている。このスリット円板40はスリットを有
し、従動ローラ38と一体で回転する。このスリット円
板40の回転を検出する回転センサ42が昇降フレーム
30に固定されている。この回転センサ42は従動ロー
ラの回転停止に関連して検出信号を発生する回転停止検
出手段を構成する。
【0017】上軸支持板4の穴4aに遊嵌されるねじ付
きノブ(押圧力調整手段)44は頭部にテンション調整
ハンドル44aを有する棒状ねじで、昇降フレーム30
のねじ穴30aに螺合されている。テンション調整ハン
ドル44aと上軸支持板4の間には圧縮コイルバネ(押
圧力付与手段)46が介装されており、この圧縮コイル
バネ46の下端は上軸支持板4に固定されている。従っ
て、上軸支持板4は圧縮コイルバネ46及びねじ付きノ
ブ44を介して昇降フレーム30に弾性的に支持されて
いる。後述のように、圧縮コイルバネ46は昇降フレー
ム30の下降により従動ローラ38が駆動ローラ22と
接触したとき圧縮されて、上軸支持板4に対して下向き
の押し付け力を発生する。この押し付け力はテンション
調整ハンドル44aを回動することにより調整すること
ができる。テンション表示窓45はテンション調整ハン
ドル44aにより調整される押し付け力を表示するもの
で、例えば、ねじ付きノブ44の上下動と共に上下動す
る目印が表示される。
【0018】昇降フレーム30には角棒状の押付けゴム
48が固定されている。この押付けゴム48はヒータ2
4と対向して配置され、昇降フレーム30が下降した
時、ヒータ24との間にフィルム12を挟持する。
【0019】図示した例で用いるフィルム12は、透明
で、三辺12a,12b,12cが閉じ、一辺12dの
みが開口したもので、開口した一辺12d側から被包装
物11を封入し、該一辺12d側を本包装装置1により
溶着して閉じるものである。本包装装置1においては後
述のようにフィルム12を後方に引っ張ることにより被
包装物11に密着させて包装するため、フィルム12に
は、開口部側の端部12dに対向する端部12aの近傍
に空気穴が必要で、そのため小穴12eを設けてある。
【0020】被包装物11は直方体形状のもので、例え
ば書籍、ビデオテープケース、コンパクトディスク(C
D)ケース、ディジタルビデオディスク(DVD)ケー
ス等であるが、本包装装置1はこれに限定されず、液
体、気体、粉体以外の一般固形物を包装可能である。
【0021】本包装装置1はヒータ24を用いてフィル
ム12を加熱するため、フィルム12に比べて厚い異物
が駆動ローラ22と従動ローラ38の間に挟み込まれた
場合には異物や包装装置1本体が圧縮され損傷したり、
ヒータ24の加熱により損傷する危険がある。特に作業
者が駆動ローラ22と従動ローラ38の間に手を挟んだ
場合には火傷の危険がある。本実施の形態においては、
これを防止するために以下の手段を用いている。まず、
歯車駆動モータ18の動力は昇降フレーム30及び従動
ローラ38等の自然落下を補助する程度に弱く設定して
おり,作業者の力で押し戻せるくらいの動力となってい
る。そして、下位置センサ36は、昇降フレーム30が
下降してヒータ24と押付けゴム48との間がフィルム
12の厚さよりやや大きい程度(例えば0.5mm〜
2.0mm)の隙間になった時に検知板37を検出する
ような位置に設置している。厚い物体が駆動ローラ22
と従動ローラ38の間に挟まれると、下位置センサ36
は作動しないように構成されている。したがって、作業
者の手や被包装物11がヒータ支持板26上に乗った場
合でも下位置センサ36が作動せず、異物と判断され
る。
【0022】次に図5の制御ブロック図を参照して本実
施の形態による装置の制御系を説明する。制御装置(制
御手段)50は、包装装置1を制御するためのプログラ
ムや包装に必要なデータが記憶されるROM51、各種
計算及び処理を行うCPU52、及びCPU52によっ
て計算されたデータ等が記憶されるRAM53を備えて
いる。CPU52には入出力インターフェース54が接
続され、この入出力インターフェース54の入力部には
電源スイッチ6、モードスイッチ8、温度切り替えスイ
ッチ10及びスタートスイッチ14等の各スイッチと、
上位置センサ34、下位置センサ36及び回転センサ4
2等の各センサが接続されている。
【0023】入出力インターフェース54の出力部には
モータドライバ56,58を介してベルト駆動モータ1
6及び歯車駆動モータ18が、加熱制御手段59を介し
てヒータ24がそれぞれ接続されるとともに、警報装置
60が接続されている。ヒータ24の温度制御は、温度
切り替えスイッチ10により設定された温度に対応した
加熱時間制御により行われる。警報装置60は包装装置
1に異常事態が発生した際に作業者に警告を与えるため
の装置で、例えば、LEDランプ或いは音声アラーム発
生装置を用いることができる。
【0024】なお、モードスイッチ8は溶着モード、溶
断モード、タイトモードの3モードのうちの1つのモー
ドを選択可能なスイッチであり、溶着モードとは、制御
装置50の動作によりフィルム12を溶着する作業のみ
を行うモードである。具体的には、ヒータ24、押付け
ゴム48の間に手作業にてフィルム12の端部を挿入し
て、スタートスイッチ14を押すことにより、制御装置
50が動作を開始し、先ず、押付けゴム48がヒータ2
4に接触するまで歯車駆動モータ18を回転させて昇降
フレーム30を下降させ、次いでヒータ24に通電して
加熱する。溶断モードとは、制御装置50の動作によ
り、溶着及び裁断を行うモードである。具体的には、駆
動ローラ22と従動ローラ38の間に手作業にてフィル
ム12を挿入して、スタートスイッチ14を押すことに
より、制御装置50が動作を開始し、先ず溶着モードの
場合と同じ動作によって溶着を行った後、駆動ローラ2
2を回転させてフィルム12を引っ張り、溶断後の不要
なフィルム耳部を装置後方へ排出するモードである。以
下においては主にタイトモードについて説明する。
【0025】次に図6,7のフローチャート、図1及び
図8〜図11を参照して本実施の形態の包装装置1の動
作を説明する。図6,7のS1,S2,・・・は処理順
(ステップ)の番号を示す。この動作フローはS1で作
業者により電源スイッチ6がONにされることにより開
始される。S2で制御装置50が歯車駆動モータ18を
回転することにより、平歯車19、棒状歯車32を介し
て昇降フレーム30が上昇する。S3では上位置センサ
34が上位置を検出したか否かが制御装置50により判
断される。予め設定されROM51或いはRAM53等
の記憶装置に格納されている所定の待機時間以上経過し
ても検出されない場合にはS4へ進んで制御装置50は
歯車駆動モータ18への通電をOFFとし、且つ警報装
置60を作動させる。
【0026】S3で上位置を検出したときはS5へ進
み、制御装置50は昇降フレーム30を停止するため、
歯車駆動モータ18へ通電したままホールド(停止状態
を維持し回転しない)状態として現在の位置を保持す
る。図1に示した包装装置1は、この動作状態にある。
そしてS6で作業者は、図1(A)、(B)に示すよう
にフィルム12内に封入した状態の被包装物11をテー
ブル13の上へ搭載する。この時、フィルム12の開口
部側の端部12dを駆動ローラ22の上に乗せる。
【0027】次にS7で作業者によりスタートスイッチ
14が押されると、S8に進んで、制御装置50により
歯車駆動モータ18を微少動力にて回転させて昇降フレ
ーム30を下降させる。続いてS9で下位置センサ36
が下位置を検出したか否かが判断される。予め設定され
ROM51或いはRAM53等の記憶装置に格納されて
いる所定の待機時間以上経過しても検出されない場合に
は、異物が挟み込まれたものと判断され、S10へ進ん
で制御装置50は歯車駆動モータ18への通電をOFF
とする。以後の溶着等の為のステップには進まずに、制
御装置50による動作はこれにて停止される。この時警
報装置60を作動させることができる。その後作業者
は、S11で異物を除去した後S12で電源スイッチを
OFFにする。
【0028】図8はS10における包装装置1の状態を
示す。フィルム12のような薄い物以外の異物62が駆
動ローラ22の上に乗り上げると、昇降フレーム30の
下降により従動ローラ38及び押付けゴム48が異物6
2に接触するので、昇降フレーム30が下降できなくな
り、停止する。このとき昇降フレーム30に固定された
検知板37は上位置センサ34と下位置センサ36の間
に位置しているので、所定の待機時間以上経過しても下
位置センサ36により下位置を検出することはできな
い。また、S10で制御装置50が歯車駆動モータ18
への通電をOFFにするのでS11で作業者が手作業で
異物62の除去作業を行うことができる。さらに、S1
0で制御装置50による動作が終了するため異物62及
び包装装置1本体の損傷がなく、S11で行われる作業
者による異物62の除去作業の際にもヒータ24の加熱
による危険がない。
【0029】図9はS9で下位置が検出されたときの包
装装置1と被包装物11及びフィルム12の状態を示
す。この時、従動ローラ38は駆動ローラ22と接する
ことにより、上軸支持板4と共に昇降フレーム30に対
して相対的に上昇しているので圧縮コイルバネ46が圧
縮され、これにより従動ローラ38を駆動ローラ22に
押圧する圧縮力が生じる。これにより駆動ローラ22と
従動ローラ38の間には、次のステップでフィルム12
を後方に引き込むために必要な摩擦力(引き込み力)が
生じる。なおこの時、前述のように押付けゴム48はヒ
ータ24に接しておらず、両者の隙間はフィルム12の
厚さよりやや大きい。
【0030】S9で下位置センサ36が下位置を検出し
た時はS13へ進む。S13では、制御装置50は昇降
フレーム30を停止するため歯車駆動モータ18へ通電
したまま現在の位置を保持すると共にベルト駆動モータ
16を回転させる。図10はS13での包装装置1と被
包装物11及びフィルム12の状態を示す。この時、ベ
ルト駆動モータ16により駆動ベルト20を介して駆動
ローラ22が回転され、これと共に従動ローラ38が従
動して両ローラ22,38間の摩擦力によりフィルム1
2及び被包装物11を後方へ引き込む。従動ローラ38
の回転により従動ローラ38と同軸に固定されたスリッ
ト円板40も回転する。
【0031】やがて図11に示すように被包装物11の
先端部11aがヒータ支持板26に当接して停止する。
駆動ローラ22は引き続き回転を続け、従動ローラ38
との間の摩擦力でフィルム12を更に引き込む。これに
よりフィルム12の端部12aが被包装物11の後端部
11bへ密着すると共にフィルム12全体に適度な緊張
を与える。このように密着すると駆動ローラ22と従動
ローラ38間の摩擦力ではフィルム12を引き込むこと
ができなくなり、従動ローラ38がスリップして停止す
る。このことから明らかなように本包装装置1により密
着包装可能な被包装物11は、その先端がヒータ支持板
26に当接して停止するような形状のものに限られる。
S14では回転センサ42により従動ローラ38の回転
停止が検出されたか否かが判断される。検出されるとS
15に進んで、制御装置50によりベルト駆動モータ1
6を停止させてホールド状態とし、これにより駆動ロー
ラ22も停止する。
【0032】その後S16に進んで、制御装置50は歯
車駆動モータ18を微少角度だけ回転させて昇降フレー
ム30を下降し、押付けゴム48とヒータ支持板26と
を接触させる。次いでS17に進んで制御装置50は歯
車駆動モータ18を停止させてホールド状態とした後S
18に進み、加熱制御手段59を介してヒータ24に通
電する。この通電は、温度切り替えスイッチ10により
設定された所定時間だけ行われた後、通電をOFFとす
る。図12はS18での包装装置1と被包装物11及び
フィルム12の状態を示す。ヒータ24への通電によ
り、フィルム12は被包装物11の先端部11aの近傍
が加熱されて溶着し、溶着ライン12jを形成される。
【0033】S19では、制御装置50はベルト駆動モ
ータ16を回転させる。図13はS19での包装装置1
と被包装物11及びフィルム12の状態を示す。フィル
ム12は、ベルト駆動モータ16、駆動ベルト20を介
しての駆動ローラ22の回転により後方へ引っ張られ、
S18で加熱されて軟化している溶着ライン12jにて
切断される。テーブル13上に残った被包装物11はフ
ィルム12に密着されてタイトな包装品が完成する。切
断された耳部12fは駆動ローラ22の回転により排出
されて傾斜板23上を滑り後方へ落下する。引き続きS
20で制御装置50により所定時間経過後ベルト駆動モ
ータ16を停止させて製袋完了となり、S2へ戻る。
【0034】以上の説明から明らかなように、テンショ
ン調整ハンドル44aを回転させて圧縮コイルバネ46
を圧縮すると、従動ローラ38の押し付け力が増加する
ことにより、フィルム12を引き込む力が増加するの
で、包装の密着性を向上させることができる。
【0035】なお、以上の説明においては、フィルム1
2として、三辺12a,12b,12cが閉じ、一辺1
2dのみが開口したものを用い、この開口した一辺12
dを閉じる例を示したが、本実施の形態による包装装置
1においては図14(A)に示すように二辺70a,7
0bのみが閉じたフィルム70を用いることもできる。
この場合、まずフィルム70内に図示しない被包装物を
入れた後、開口辺70c側をヒータ24側に向けて駆動
ローラ22の上に載せる。そしてスタートスイッチ14
を押して開口辺70c側の溶断を行なう。その結果、フ
ィルム70は図1(B)のフィルム12と同じ形状とな
る。その後、辺70d側を駆動ローラ22の上に載せて
スタートスイッチ14を押して開口辺70d側の溶断を
行なう。
【0036】また、図14(B)に示すように一辺72
aのみが閉じたフィルム72を用い、開口した三辺72
b,72c,72dを閉じることもできる。この場合、
まずモードスイッチ8を溶断モードとし、フィルム72
の開口辺72bを駆動ローラ22の上に配置し、スター
トスイッチ14を押して溶断を行ってこの辺72bを閉
じることにより図14(A)と同じ形状とする。次にモ
ードスイッチ8をタイトモードに切り換えてフィルム7
2内に図示しない被包装物を入れた後、図14(A)の
場合と同様の手順により二辺72c,72dを溶断す
る。
【0037】さらには図14(C)に示すように2枚の
フィルム74,76を単に重ねた上で、四辺を閉じるこ
ともできる。この場合は、モードスイッチ8を溶断モー
ドとして一辺74a,76aを溶断して図14(B)の
フィルム72と同じ形状とした後、このフィルム72の
場合と同様な手順により三辺を溶断する。
【0038】図15は本発明による包装装置の第2の実
施の形態を示す図である。この実施の形態の包装装置1
01は固定式の板状ヒータ64と可動式の板状ヒータ6
6を備え、固定式の板状ヒータ64を本体フレーム2の
テーブル13と同一面に配置して固定し、可動式の板状
ヒータ66をテーブル13上或いは包装装置101の近
傍に備えたものである。固定式の板状ヒータ64の上に
被包装物11及びフィルム12を載せ、更に可動式の板
状ヒータ66を被包装物11及びフィルム12の上に載
せることにより上下両面の加熱を行うことができる点で
第1の実施の形態の包装装置1と異なり、他は同一であ
る。
【0039】この実施の形態においては、板状ヒータ6
4,66により、フィルム12を粘着しない程度に加熱
してから製袋作業を行ない、その後、常温に戻す。これ
により、熱膨張したまま製袋されたフィルム12が冷却
収縮し非常に密着性に優れた包装品を得ることができ
る。
【0040】図16は本発明による包装装置の第3の実
施の形態を示す図である。この実施の形態の包装装置2
01はベルト駆動モータ216、駆動ベルト220及び
駆動ローラ238が昇降フレーム30に取付けられ、ベ
ルト駆動モータ216が駆動ベルト220を介して駆動
ローラ238を回転させる。従動ローラ222は本体フ
レーム2に取付けられ、スリット円板240がこの従動
ローラ222と同軸に固定され、本体フレーム2に固定
された回転センサ242によりスリット円板240の回
転を検出する。その他の点は第1の実施の形態と同様で
ある。
【0041】図17は本発明による包装装置の第4の実
施の形態を示す図である。この実施の形態の包装装置3
01はヒータ支持板326及びヒータ324が昇降フレ
ーム30に固定され、押付けゴム348が本体フレーム
2に固定されている。その他の点は第1の実施の形態と
同様である。
【0042】図18は本発明による包装装置の第5の実
施の形態を示す図である。この実施の形態の包装装置4
01は第1の実施の形態の傾斜板23を省略した上で、
本体フレーム2にローラ425を回転可能に取り付けら
れている。ローラ425は、駆動ローラ22に対して後
方且つ斜め下方に配置され、両ローラ425,22の間
に無端の排出ベルト423を取り付けたものである。駆
動ローラ22の回転に伴い排出ベルト423が回転する
ことにより、切断されたフィルム12の耳部12fを後
方へ排出可能とされている。その他の点は第1の実施の
形態と同様である。この実施の形態によれば、切断され
たフィルム12の耳部12fがスムース且つ確実に後方
へ排出可能となる。
【0043】以上、本発明の包装装置を図面に示した実
施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施
の形態には限定されず種々変更可能である。例えば、温
度切り替えスイッチ10により設定された温度に対応し
た加熱時間制御によりヒータ24の温度制御を行う例を
説明したが、これに代え、ヒータ24の温度を検出可能
な温度センサを設け、その温度センサによって検出され
る温度に応じてヒータ24の温度制御を行うこともでき
る。
【0044】また、上記の実施の形態により書籍等のほ
ぼ直方体形状の被包装物11を包装した場合、図19
(A)及び(B)に示すようにフィルム12を被包装物
11へ密着させて包装することができるのであるが、フ
ィルム12の溶断された開口部側の端部12dと対向す
る端部12aの両端縁部に小さな耳部12gが被包装物
11へ密着されずに残る。図1(C)にはフィルム12
の開口部側の端部12dに対向する端部12aの近傍に
形成する空気穴として円形の小穴12eを図示したが、
この小穴12eに代わる空気穴として、図19(C)に
示すように端部12aの両端縁部に角状の切欠12h,
12hを形成すると、被包装物11を包装後、同図
(D)に示すようにフィルム12はこの端部12aの部
分も奇麗に被包装物11に密着し、美しい包装となる。
従って、例えば被包装物11が書籍、CDケース等背表
紙を備えたものである場合にはその背表紙をこの端部1
2aに対応させて包装するのが好ましい。
【0045】
【発明の効果】本発明の包装装置によれば、開口部を有
するフィルム及び該フィルムに封入された被包装物を支
持するテーブルと、被包装物を封入したフィルムの開口
部側の端部を一方向へ引き込む引き込み手段と、引き込
み手段により引き込まれたフィルムと共に移動する被包
装物の先端部と当接可能なストッパと、ストッパと当接
した被包装物の先端部の近傍にてフィルムを加熱して溶
着する溶着手段と、を備えるので、被包装物の先端がス
トッパに当接した後、引き込み手段によりフィルムを更
に引き込んでフィルムの開口部とは反対側の端部を被包
装物の後端に密着させることができる。また、ストッパ
と当接した被包装物の先端部の近傍にてフィルムを加熱
して溶着するのでフィルムを、その開口部側においても
被包装物に密着させることができる。
【0046】また、本発明の包装装置によれば、開口部
を有するフィルム及び該フィルムに封入された被包装物
を支持するテーブルと、駆動ローラと従動ローラとから
なり、被包装物を封入したフィルムの開口部側の端部を
2つのローラの間に挟持し且つ該フィルムを一方向へ引
き込む引き込み手段と、引き込み手段により引き込まれ
たフィルムと共に移動する被包装物の先端と当接可能な
ストッパと、被包装物が前記ストッパと当接した状態で
フィルムを加熱して溶着する溶着手段と、従動ローラの
回転停止に関連して検出信号を発生する回転停止検出手
段と、回転停止検出手段からの検出信号に基づいて、溶
着手段を作動させると共に駆動ローラの回転により余分
のフィルムを更に引き込むことにより該フィルムを溶着
部分から分離制御手段を備える。この装置の場合、被包
装物の先端がストッパに当接した後、溶着手段によりフ
ィルムを溶着する前に、引き込み手段によりフィルムを
更に引き込んでフィルムの後端を被包装物の後端に密着
させた状態で、従動ローラの回転がスリップにより停止
する。そして、従動ローラの回転の停止を検出する回転
停止検出手段が検出信号を発生した後、溶着手段を作動
することから、該回転検出手段が検出信号を発生したと
きはフィルムが被包装物の一方向側の長さに合わせて引
き込まれた状態となっているので、この状態で溶着手段
を作動させることにより、被包装物の一方向側のサイズ
にかかわらず包装することができる。さらに、溶着手段
を作動させると共に駆動ローラの回転を利用して余分の
フィルムを更に引き込み分離する構成としたので、溶着
後の分のフィルムを溶着部分から分離するための切断機
構を別個に独立して設ける必要がない。
【0047】更に本発明によれば、開口部を有するフィ
ルム及び該フィルムに封入された被包装物を支持するテ
ーブルと、駆動ローラと従動ローラとからなり、被包装
物を封入したフィルムの開口部側の端部を2つのローラ
の間に挟持し且つ該フィルムを一方向へ引き込む引き込
み手段と、駆動ローラと従動ローラを相対的に接離させ
る接離手段と、引き込み手段により引き込まれたフィル
ムと共に移動する被包装物の先端と当接可能なストッパ
と、駆動ローラと従動ローラが所定距離まで接近したこ
とを検出して検出信号を発生するローラ位置検出手段
と、ストッパと当接した被包装物の先端部の近傍にてフ
ィルムを加熱して溶着する溶着手段と、制御手段とを備
え、制御手段は、接離手段により駆動ローラと従動ロー
ラを接近させ、ローラ位置検出手段が検出信号を発生す
ると引き込み手段によりフィルムを引き込んで被包装物
をストッパに当接させ、且つフィルムを更に引き込むこ
とによりフィルムを被包装物に密着させ、その後溶着手
段によりフィルムの開口部側を溶着し、更に引き込み手
段によりフィルムを引き込むことにより該フィルムを裁
断することを特徴とする包装装置が提供される。
【0048】このように構成することで、被包装物の一
方向側のサイズにかかわらず包装することができる。ま
た、引き込み手段によりフィルムを引き込むことにより
該フィルムを裁断する構成としたので、別個に独立した
切断機構を設ける必要がない。この装置の場合も、被包
装物の先端がストッパに当接した後、溶着手段によりフ
ィルムを溶着する前に、引き込み手段によりフィルムを
更に引き込んでフィルムの後端を被包装物の後端に密着
させた状態で、従動ローラの回転がスリップにより停止
する。そして、溶着手段がストッパと当接した被包装物
の先端部の近傍にてフィルムを加熱して溶着するので、
確実にフィルムの後端を被包装物の後端に密着させるこ
とができる。
【0049】溶着手段を、ストッパに支持されるヒータ
とした場合には、被包装物の先端部に接近した位置でフ
ィルムを溶着及び裁断可能となるので、更に密着性に優
れた被包装物を得ることができる。
【0050】被包装物を封入したフィルムの上下に板状
ヒータを配置する構成とした場合には、板状ヒータによ
り、フィルムを粘着しない程度に加熱して製袋作業を行
なった後、常温に戻すことにより、熱膨張したまま製袋
されたフィルムが冷却収縮するので非常に密着性に優れ
た包装品とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による包装装置の実施の形態を示し、
(A)はその原理図、(B)は本実施の形態により包装
される被包装物およびフィルムの斜視図である。
【図2】 図1の一部を拡大して示した一部断面図であ
る。
【図3】 本実施の形態の装置の外観斜視図である。
【図4】 (A)は本実施の形態の装置のヒータ及びヒ
ータ支持板の詳細を示す斜視図、(B)はヒータ及びヒ
ータ支持板の他の例を示す斜視図である。
【図5】 本実施の形態の装置の制御ブロック図であ
る。
【図6】 本実施の形態の装置の動作フローチャートで
ある。
【図7】 本実施の形態の装置の動作フローチャートで
ある。
【図8】 本実施の形態の装置に異物が挟み込まれた状
態を示す図である。
【図9】 (A)は本実施の形態の装置において昇降フ
レームが下位置に達した状態を示し、(B)はその時の
被包装物およびフィルムの斜視図である。
【図10】 (A)は本実施の形態の装置においてフィ
ルムを引き込んでいる状態を示し、(B)はその時の被
包装物及びフィルムの斜視図である。
【図11】 (A)は本実施の形態の装置において被包
装物がヒータ支持板に当接した状態を示し、(B)はそ
の時の被包装物及びフィルムの斜視図である。
【図12】 (A)は本実施の形態の装置においてヒー
タへの通電によりフィルムを溶着した状態を示し、
(B)はその時の被包装物及びフィルムの斜視図であ
る。
【図13】 (A)は本実施の形態の装置においてフィ
ルムが裁断された状態を示し、(B)はその時の被包装
物及びフィルムの斜視図である。
【図14】 本実施の形態による包装装置に用いること
ができるフィルムの例を示す図である。
【図15】 本発明による包装装置の第2の実施の形態
の原理図である。
【図16】 本発明による包装装置の第3の実施の形態
の原理図である。
【図17】 本発明による包装装置の第4の実施の形態
の原理図である。
【図18】 本発明による包装装置の第5の実施の形態
の原理図である。
【図19】 (A)は本発明による包装装置により完成
した包装品を示す斜視図、(B)は(A)の平面図、
(C)フィルムに形成する空気穴の例を示す平面図、
(D)は(B)のフィルムを用いて本発明による包装装
置により完成した包装品を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 包装装置 11 被包装物 11a 先端部 12 フィルム 12a 開口部と反対側の端部 12d 開口部側の端部 12e,12h 空気穴 13 テーブル 14 スタートスイッチ 18,19,32 接離手段 22 駆動ローラ 24 ヒータ(溶着手段) 26 ヒータ支持板(ストッパ) 36,37 ローラ位置検出手段 38 従動ローラ 50 制御装置(制御手段) 64,66 板状ヒータ 101 包装装置 124 ヒータ 126 ヒータ支持板 201 包装装置 222 従動ローラ 238 駆動ローラ 301 包装装置 324 ヒータ 326 ヒータ支持板 401 包装装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を有するフィルム及び該フィルムに
    封入された被包装物を支持するテーブルと、 被包装物を封入したフィルムの前記開口部側の端部を一
    方向へ引き込む引き込み手段と、 前記引き込み手段により引き込まれたフィルムと共に移
    動する被包装物の先端部と当接可能なストッパと、 前記ストッパと当接した被包装物の先端部の近傍にてフ
    ィルムを加熱して溶着する溶着手段とを備えることを特
    徴とする包装装置。
  2. 【請求項2】開口部を有するフィルム及び該フィルムに
    封入された被包装物を支持するテーブルと、 駆動ローラと従動ローラとからなり、被包装物を封入し
    たフィルムの開口部側の端部を2つのローラの間に挟持
    し且つ該フィルムを一方向へ引き込む引き込み手段と、 前記引き込み手段により引き込まれたフィルムと共に移
    動する被包装物の先端と当接可能なストッパと、 前記被包装物が前記ストッパと当接した状態でフィルム
    を加熱して溶着する溶着手段と、 前記従動ローラの回転停止に関連して検出信号を発生す
    る回転停止検出手段と、 前記回転停止検出手段からの
    検出信号に基づいて、溶着手段を作動させると共に駆動
    ローラの回転により余分のフィルムを更に引き込むこと
    により該フィルムを溶着部分から分離する制御手段とを
    備えることを特徴とする包装装置。
  3. 【請求項3】開口部を有するフィルム及び該フィルムに
    封入された被包装物を支持するテーブルと、 駆動ローラと従動ローラとからなり、被包装物を封入し
    たフィルムの開口部側の端部を2つのローラの間に挟持
    し且つ該フィルムを一方向へ引き込む引き込み手段と、 前記駆動ローラと従動ローラを相対的に接離させる接離
    手段と、 前記引き込み手段により引き込まれたフィルムと共に移
    動する被包装物の先端と当接可能なストッパと、 前記駆動ローラと従動ローラが所定距離まで接近したこ
    とを検出して検出信号を発生するローラ位置検出手段
    と、 前記ストッパと当接した被包装物の先端部の近傍にてフ
    ィルムを加熱して溶着する溶着手段と、 制御手段とを備え、前記制御手段は、 前記接離手段により前記駆動ローラと従動ローラを接近
    させ、 前記ローラ位置検出手段が検出信号を発生すると前記引
    き込み手段によりフィルムを引き込んで前記被包装物を
    前記ストッパに当接させ、且つフィルムを更に引き込む
    ことによりフィルムを被包装物に密着させ、 その後前記溶着手段によりフィルムの開口部側を溶着
    し、 更に前記引き込み手段によりフィルムを引き込むことに
    より該フィルムを裁断することを特徴とする包装装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2、3に記載の包装装置におい
    て、前記溶着手段は、前記ストッパに支持されるヒータ
    であることを特徴とする包装装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3記載の包装装置におい
    て、前記被包装物を封入したフィルムの上下に板状ヒー
    タを配置したことを特徴とする包装装置。
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