JP2002248841A - 画像形成装置および画像形成装置におけるジョブの取扱方法ならびに画像形成装置において実行されるプログラム - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置におけるジョブの取扱方法ならびに画像形成装置において実行されるプログラム

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JP2002248841A
JP2002248841A JP2001050852A JP2001050852A JP2002248841A JP 2002248841 A JP2002248841 A JP 2002248841A JP 2001050852 A JP2001050852 A JP 2001050852A JP 2001050852 A JP2001050852 A JP 2001050852A JP 2002248841 A JP2002248841 A JP 2002248841A
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Satoshi Ozeki
聡 尾関
Jirou Gotou
自朗 後藤
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙詰まりなどのトラブルが生じた場合に、使
用者にその解消処理を促すことが可能な画像形成装置を
提供すること。 【解決手段】 トラブルが発生し、当該トラブルが給電
の停止ではなく紙詰まりなどの場合(S2でN)、生存
時間のカウントダウンを開始し(S4)、トラブルの解
消処理が開始されるまでに(S8でY)、生存時間の残
存時間が0になると(S10でY)、トラブル発生時に
実行中だったジョブを破棄する(S14)。一方、トラ
ブルが、誤ってコンセントを引き抜いたなどの給電の停
止による場合には(S2でY)、生存時間のカウントダ
ウンを開始し(S24)、給電が再開されるまでに(S
28でY)、生存時間の残存時間が0になると(S30
でY)、給電の停止時に実行中だったジョブを破棄する
(S36)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタや複写機
などの画像形成装置に関し、特に、紙詰まりなどでジョ
ブの実行が停止された場合における、ジョブの取扱技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ネットワークプリンタにおい
て、あるジョブの処理中に紙詰まりなどのトラブルが原
因でジョブの実行が停止した場合、当該詰まった紙を除
去するなど、トラブル解消のための処理がなされない限
り、ジョブの処理を続行することができない。そして、
トラブルが解消されると、トラブル発生時に処理中だっ
たジョブの処理が再開されることとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トラブ
ルが発生した場合であっても、当該ジョブが特に急ぎで
はない場合などには、当該トラブル解消処理が他人まか
せにされ、放置される場合があり、その間、後続のジョ
ブを含めて、その処理が滞ってしまう。このような状況
下で、ジョブ処理を急ぐ人が、トラブル解消処理を行っ
たとしても、上記従来のネットワークプリンタ(画像形
成装置)では、放置されていたジョブの処理が終了する
まで、自分のジョブの処理を待たされることとなり、不
合理である。
【0004】そこで、本発明は、上記した不合理を解消
すると共に、トラブルが生じた場合にその解消処理を促
すことが可能な画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る画像形成装置は、ジョブの実行中に発
生する所定の原因により当該ジョブの実行を停止するよ
うに構成された画像形成装置であって、前記所定の原因
の発生時からの経過時間を計時する計時手段と、前記所
定の原因を取り除くための処理が行われる迄に前記計時
手段が所定の規定時間を計時すると、実行中だったジョ
ブを破棄するジョブ破棄手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0006】また、前記ジョブ実行停止の原因は、電源
の遮断であり、ジョブ実行に必要な情報の少なくとも一
部を記憶する揮発性メモリと、2次記憶装置と、前記ジ
ョブ破棄手段によってジョブが破棄された後、前記揮発
性メモリに残存する、他のジョブの実行に必要な情報を
前記2次記憶装置に保存する保存手段と、給電が再開さ
れると、前記2次記憶装置に保存されている情報を使用
し、前記揮発性メモリの記憶状態を、前記ジョブ破棄手
段によるジョブ破棄直後の状態に復旧させる復旧手段と
を備えたことを特徴とする。
【0007】上記の目的を達成するため、本発明に係る
ジョブ取扱方法は、ジョブの実行中に発生する所定の原
因により当該ジョブの実行を停止するように構成された
画像形成装置におけるジョブ取扱方法であって、前記所
定の原因が発生すると、ジョブを破棄するまでの規定時
間の計時を開始する計時開始ステップと、前記規定時間
がタイムアップすると、前記実行中だったジョブを破棄
するジョブ破棄ステップとを有することを特徴とする。
【0008】また、前記ジョブ取扱方法は、さらに、前
記規定時間がタイムアップする前に、前記所定の原因を
除去する処理が行われると、前記規定時間の計時を中止
する計時中止ステップを有することを特徴とする。上記
の目的を達成するため、本発明に係るプログラムによれ
ば、ジョブの実行中に発生する所定の原因により当該ジ
ョブの実行を停止するように構成された画像形成装置に
おいて実行されるプログラムであって、前記所定の原因
が発生すると、ジョブを破棄するまでの規定時間の計時
を開始する計時開始ステップと、前記規定時間がタイム
アップする前に、前記所定の原因を除去する処理が行わ
れると、前記規定時間の計時を中止する計時中止ステッ
プと、前記規定時間がタイムアップすると、前記実行中
だったジョブを破棄するジョブ破棄ステップとを有する
ことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。図1は、実施の形態に係る
デジタル式の複写機(以下、単に「複写機」と言う。)
1全体の概略構成を示す図である。なお、複写機1は、
後述するように、ネットワークプリンタとしても用いら
れる、いわゆる複合機である。
【0010】本図に示すように、当該複写機1は、大き
くわけて、原稿画像を読み取るイメージリーダ部10と
読み取った画像を記録シート上にプリントして再現する
プリンタ部30とから構成される。イメージリーダ部1
0は自動原稿搬送装置11を有しており、当該自動原稿
搬送装置11の原稿トレイ12にセットされた原稿は1
枚ずつ原稿ガラス台13へと搬送される。原稿ガラス台
13へ搬送された原稿は、図中の矢印Aで示す副走査方
向に走行するスキャナ14の備えるランプ15によって
照射される。当該原稿面からの反射光は、同スキャナ1
4内のミラー16、並びにスキャナ14と同じ向きに半
分の速度で移動するミラーボックス17の内部に設けら
れたミラー18及びミラー19によって、図示するよう
に光路変更され、レンズ20によってCCDラインセン
サ(以下、単に「CCDセンサ」と言う。)21上に結
像する。
【0011】CCDセンサ21は、原稿面からの反射光
を電気信号に変換して画像データを生成し、生成された
画像データは、所定の補正処理を施された後、制御部1
00内にあるメモリユニット部200の画像メモリ20
1(図3)に格納される。画像メモリ201内の画像デ
ータは、メモリユニット部200のCPU106によっ
て読み出されて、レーザダイオード31の駆動信号源と
なる。すなわち、読み出された画像データに基づいてレ
ーザダイオード駆動信号が生成され、レーザダイオード
31が発光される。レーザダイオード31が射出したレ
ーザ光は、ポリゴンミラー32によって偏向されfθレ
ンズ33を通過した後、折り返しミラー34,35によ
って光路変更されて、矢印Bの向きに回転する感光体ド
ラム36表面(感光面)を露光走査する。
【0012】感光体ドラム36の周囲には、ドラムクリ
ーナ37、イレーサランプ38、帯電チャージャ39、
トナー現像器40および転写チャージャ41が配されて
いる。当該感光体ドラム36は、上記露光走査を受ける
前に、ドラムクリーナ37で表面の残留トナーが除去さ
れ、イレーサランプ38による照射を受けて除電された
後、帯電チャージャ39によって一様に帯電される。一
様に帯電された感光面が露光されると、静電潜像が形成
され、当該静電潜像は、トナー現像器40によってトナ
ー像として顕像化される。
【0013】一方、給紙カセット42,43のいずれか
からは、所望サイズの記録シートが給紙され、給紙され
た記録シートは、転写チャージャ41に臨む転写位置へ
と搬送され、当該転写チャージャ41の作用により感光
体ドラム36上のトナー像が記録シートへと転写され
る。トナー像が転写された記録シートは、搬送ベルト4
4で定着ローラ45へと搬送され、ここでトナー像の定
着がなされた後、排出ローラ46によって、トレイ47
に排出される。
【0014】また、当該複写機1は、その上面の操作し
やすい位置に、図2に示すような操作パネル50を備え
ている。当該操作パネル50は、本図に示すように、液
晶タッチパネル51の他各種のキーを有している。液晶
タッチパネル51には、設定中のコピー条件やコピーモ
ード、コピー条件やコピーモードを選択するためのキー
ならびに用紙切れや紙詰まりおよび後述するジョブ生存
時間などのメッセージが表示される。
【0015】テンキー52はコピー枚数を設定するため
のキーであり、クリアキー53はコピー枚数を「1」に
リセットするためのキーである。スタートキー54は、
コピー動作(原稿の読み込み動作およびプリント動作)
を開始させるためのキーであり、ストップキー55はコ
ピー動作を停止させるためのキーである。パネルリセッ
トキー56は、コピー濃度やコピー倍率などのコピー条
件や設定モードをすべて標準値あるいは初期モードに戻
すためのキーである。電源スイッチ(メインスイッチ)
57は、複写機本体の電源のオン/オフを行うためのス
イッチである。
【0016】また、複写機1内部には、紙詰まりなどの
トラブルが発生したことを使用者に知らせるための通知
手段としてブザー48が設けられている。なお、通知手
段は、ブザーに限らず、例えば、ランプを用いてもよ
い。図3は、制御部100の構成要素の内、所定の原因
により、ジョブの処理を継続することができなくなった
場合の処理制御に関するものを示す図である。
【0017】制御部100は、5個のCPU101〜1
05を中心に構成され、各CPU101〜105には、
それぞれのCPUにおける制御プログラムを格納したR
OM111〜115、および各プログラム実行時のワー
クエリアとなるRAM121〜125が設けられてい
る。各CPU101〜105は、データバス150を介
して接続されており、割り込み制御により相互にデータ
やコマンドの授受を行うことができる。上記各CPU
は、商用電源を所定の直流電源に変換する電源ユニット
600から供給される電力によって駆動される。また、
当該電源ユニット600は、バックアップバッテリを内
蔵している。なお、制御部100は、各CPU101〜
105とシリアルI/O151およびデータバス152
を介して接続された、イメージリーダ部10やプリンタ
部30の各部を制御するためのCPUを有しているので
あるが、これらについては、本発明の主眼ではないので
その説明については省略する。
【0018】メモリユニット部200は、その内部に画
像メモリ201を有しており、イメージリーダ部で読み
込まれた、原稿の画像データが、CPU101の制御に
より、プリントジョブ毎に区別されページ単位で一旦当
該画像メモリ201に格納(記憶)される。格納された
画像データは、CPU101の制御を受けて、ジョブ単
位で先入れ先出し方式で読み出され、前記したようにレ
ーザダイオードの駆動信号の生成に用いられる。
【0019】以下、その他の構成部分については、上記
所定の原因が給電の停止によるものである場合とこれ以
外の理由によるものである場合とに分けて説明する。 (1)紙詰まりなどの、給電の停止以外の場合 ジョブ実行状態監視部500には、紙詰まりや用紙切
れ、あるいはトナー切れ等、ジョブの実行が継続できな
くなるトラブルを検出するためのセンサーが各種接続さ
れている(センサー群161)。ジョブ実行状態監視部
500は、これらのセンサー群161からの検出結果に
基づいて、前記した各種のトラブルを検出し、トラブル
が発生した旨および当該トラブルの種類を継続ジョブ制
御部103および操作パネル制御部102へ通知する。
【0020】また、ジョブ実行状態監視部500には、
複写機1の前扉(不図示)の開閉を検出するリミットス
イッチや給紙カセットが引き出されているか否かを検出
するリミットスイッチなどの各種リミットスイッチが接
続されている(リミットスイッチ群162)。ジョブ実
行状態監視部500は、トラブル発生中に、前扉が開放
されたことや給紙カセットが引き出されたことを検出す
ると、使用者によるトラブル解消の処理が開始されたと
みなし、その旨を継続ジョブ制御部103に通知する。
【0021】さらに、ジョブ実行状態監視部500は、
各種センサー161の検出結果から、上記トラブルが解
消されたことを検出すると、その旨を継続ジョブ制御部
103および操作パネル制御部102に通知する。ジョ
ブ実行状態監視部500から、装置にトラブルが発生し
た旨の通知を受けると、継続ジョブ制御部103は、必
要な各部に命令してジョブの実行を中断させると共に、
タイマーカウント制御部104に対し、ジョブ生存時間
のカウントダウンを行うように命令する。また、継続ジ
ョブ制御部103は、ブザー48を所定時間鳴動させ
て、当該トラブルが発生したことを、使用者に知らせ
る。
【0022】ここで、ジョブ生存時間とは、装置にトラ
ブルが発生してから、トラブル発生時に実行されていた
ジョブを破棄するまでの時間を言い、例えば、1分に設
定されている。なお、ジョブ生存時間は1分に限らない
ことはもちろんであり、例えば、10秒、20秒あるい
は30秒、さらには、1分を超える時間としてもよい。
【0023】タイマーカウント制御部104は、上記ジ
ョブ生存時間をカウントダウンし、各瞬時における残存
時間を操作パネル制御部102に通知すると共に、残存
時間が0になると(ジョブ生存時間がタイムアップする
と)、継続ジョブ制御部103に対し、ジョブ破棄命令
を出す。操作パネル制御部102は、液晶タッチパネル
51に上記残存時間を表示する。
【0024】残存時間が0になるまでに、トラブル解消
のための処理が開始されると、上述したように、ジョブ
実行状態監視部500は、その旨を継続ジョブ制御部1
03に通知する。当該通知を受けると、継続ジョブ制御
部103は、タイマーカウント制御部104に指示し
て、ジョブ生存時間のカウントダウンを中止させる。一
方、残存時間が0となり、ジョブ破棄命令を受け取る
と、継続ジョブ制御部103は、メモリユニット部20
0に指示して、トラブル発生時に実行中だったジョブを
破棄させる(メモリユニット部200から消去させ
る)。
【0025】トラブルが解消された旨の通知を受ける
と、継続ジョブ制御部103は、必要な各部に指示し
て、ジョブの実行を再開させる。この場合、トラブル発
生時に実行中だったジョブが破棄されていなかったとき
には、当該実行中だったジョブが再開される。トラブル
発生時に実行中だったジョブが破棄されていたときに
は、その次に処理すべきジョブが実行される。その次に
処理すべきジョブが無い場合には、制御部100の各部
がリセットされる。すなわち、パネルリセットキー56
が押下された場合と同様な状態になる。 (2)給電の停止による場合 ジョブ実行状態監視部500は、電源ユニット600が
出力する信号に基づいて、メインスイッチがオンされて
いるかオフされているか、あるいは、商用電源から給電
されているか否かの監視も行っており、当該監視結果を
継続ジョブ制御部103に通知する。
【0026】継続ジョブ制御部103は、メインスイッ
チがオフされたか、あるいは、電源プラグが誤ってコン
セントから引き抜かれたなどの原因により、商用電源か
らの給電が停止された旨の通知を受けると、上記した
(1)の場合と同様、必要な各部に命令してジョブの実
行を中断させると共に、タイマーカウント制御部104
に対し、ジョブ生存時間のカウントダウンを行うように
命令する。また、継続ジョブ制御部103は、ブザー4
8を所定時間鳴動させて、当該トラブルが発生したこと
を、使用者に知らせる。なお、商用電源からの給電が停
止された後、給電が再開されるまでの間は、上記したバ
ックアップバッテリによって制御部100が駆動され
る。
【0027】タイマーカウント制御部104は、上記
(1)の場合と同様、上記ジョブ生存時間をカウントダ
ウンし、その残存時間を操作パネル制御部102に通知
すると共に、残存時間が0になると(ジョブ生存時間が
タイムアップすると)、継続ジョブ制御部103に対
し、ジョブ破棄命令を出す。操作パネル制御部102
は、液晶タッチパネル51に上記残存時間を表示する。
【0028】残存時間が0になるまでに、給電が再開さ
れると、ジョブ実行状態監視部500は、その旨を継続
ジョブ制御部103に通知する。当該通知を受けると、
継続ジョブ制御部103は、タイマーカウント制御部1
04に指示して、ジョブ生存時間のカウントダウンを中
止させると共に、必要な各部に指示して、ジョブの実行
を再開させる。
【0029】一方、残存時間が0となり、ジョブ破棄命
令を受け取ると、継続ジョブ制御部103は、メモリユ
ニット部200に指示して、給電停止時に実行中だった
ジョブがある場合はこれを破棄させる(メモリユニット
部200から消去させる)と共に、ジョブ復帰制御部1
05に指示して、ハイバネーション処理を行わせる。ジ
ョブ復帰制御部105にはハードディスク装置からなる
2次記憶装置140が設けられており、継続ジョブ制御
部103から上記指示があると、ジョブ復帰制御部10
5は、メモリユニット部200に格納されているジョブ
やその他の各部における作業内容などの、電源が再投入
された際(給電が再開された際)に複写機1内部の各部
の状態を元の状態に戻すのに必要な情報を、ハイバネー
ション情報として2次記憶装置140に格納する。な
お、2次記憶装置140には、磁気テープ装置を用いて
もよい。要は、情報を記憶保持するのに電力が不要な記
憶装置であればよいのである。
【0030】ジョブ復帰制御部105は、ハイバネーシ
ョン情報の2次記憶装置への格納が終了すると、その旨
を継続ジョブ制御部103に通知する。当該通知を受け
ると継続ジョブ制御部103は、電源ユニット600を
制御して、各制御部への給電を停止させる。ジョブ実行
状態監視部500は、メインスイッチがオンされたかあ
るいは商用電源からの給電が再開されたことを検出する
と、その旨を継続ジョブ制御部103に通知し、当該通
知を受けた継続ジョブ制御部103は、ジョブ復帰制御
部105に対し、復旧指示を出す。
【0031】当該復旧指示を受けたジョブ復帰制御部1
05は、2次記憶装置140に格納されているハイバネ
ーション情報を使って、複写機1内部の各部を、2次記
憶装置140にハイバネーション情報を格納する直前の
状態に戻す。これにより、未処理の(処理待ちの)ジョ
ブが存在する場合には、当該ジョブが実行される。ま
た、当該複写機1は、LAN(ローカルエリアネットワ
ーク)によりホストPC(パーソナルコンピュータ)9
00と接続されている。当該ホストPCは、プリンタサ
ーバーとして機能し、当該ホストPCとLANを介して
接続されているPCからなる複数の端末装置(不図示)
からのジョブを複写機1へ出力する。
【0032】出力されたジョブは、外部インターフェー
ス171を介して、メモリユニット部200に入力さ
れ、以下、上述したのと同様の処理により当該ジョブが
実行される。このように、複写機1は、ネットワークプ
リンタとしても用いられる。図4は、上記制御部100
による、ジョブ実行中のトラブル発生から復旧までの処
理手順を示したフローチャートである。当該フローチャ
ートに示す処理をその内容とするプログラムは、複写機
1にトラブルが発生した際に起動される。
【0033】先ず、発生したトラブルが給電の停止によ
るものか否かの判断を行い(ステップS2)、給電の停
止によらない場合、すなわち、紙詰まり等の場合には
(ステップS2でNO)、生存時間のカウントダウンを
開始する(ステップS4)と共に、その残存時間を操作
パネル50に表示する(ステップS6)。残存時間が0
になるまでに(ステップS10でNO)、トラブル解消
のための処理が開始されると(ステップS8でYE
S)、生存時間のカウントダウンを中止し(ステップS
12)、トラブル解消処理が完了するのを待つ(ステッ
プS16)。
【0034】トラブル解消のための処理が開始されるこ
となく(ステップS8でNO)、残存時間が0になった
ときには(ステップS10でYES)、トラブル発生時
に実行中だったジョブを破棄して(ステップS14)、
トラブル解消処理が完了するのを待つ(ステップS1
6)。トラブル解消処理が完了すると(ステップS16
でYES)、未処理ジョブが残存する場合は(ステップ
S18でYES)、当該ジョブを実行し(ステップS2
0)、未処理ジョブが無い場合は(ステップS18でN
O)、リセットする(ステップS22)。
【0035】一方、発生したトラブルが給電の停止によ
るものである場合には(ステップS2でYES)、生存
時間のカウントダウンを開始する(ステップS24)と
共に、その残存時間を操作パネル50に表示する(ステ
ップS26)。残存時間が0になるまでに(ステップS
30でNO)、給電が再開されると(ステップS28で
YES)、生存時間のカウントダウンを中止し(ステッ
プS32)、ジョブの実行を再開する(ステップS3
4)。
【0036】給電が再開されることなく(ステップS2
8でNO)、残存時間が0になったときには(ステップ
S30でYES)、トラブル発生時(給電停止時)に実
行中だったジョブを破棄した後(ステップS36)、ハ
イバネーション処理により、前記したハイバネーション
情報を2次記憶装置140に格納する(ステップS3
8)。
【0037】給電が再開されると(ステップS40でY
ES)、ハイバネーション処理により、2次記憶装置1
40に格納されているハイバネーション情報を使って、
複写機1内部の各部を、ステップS38直前(ステップ
S36直後)の状態に復旧させる(ステップS42)。
以上説明したように、本実施の形態に係る複写機によれ
ば、例えば図5(a)に示すように、メモリユニット部
200内にジョブ1〜ジョブ4がこの順で格納されてお
り(待ち行列を形成しており)、ジョブ1の実行中に紙
詰まりなどのトラブルが発生した場合、予め定められた
規定時間(ジョブ生存時間)内に、当該トラブル解消の
ための処理が開始されないと、図5(b)に示すよう
に、当該トラブル発生時に実行中だったジョブ1が破棄
されることとなる。このようにしたことにより、当該ジ
ョブ1の実行を指示した使用者は、トラブル解消の処理
を規定時間内に行おうとするので、当該トラブルが放置
されることを防止することが可能となる。また、トラブ
ルが放置され、ジョブ生存時間経過後に他の使用者(例
えば、ジョブ2〜4のいずれかの実行を指示した者)が
トラブル解消の処理を行った場合、当該他の使用者は、
トラブル発生時のジョブの処理に要する時間分、自分の
ジョブの処理を待たされることがなくなる。
【0038】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
してきたが、本発明は、上記実施の形態に限らないこと
はもちろんであり、例えば、以下のような形態とするこ
ともできる。 (1)紙詰まりなどが原因で機能が停止し、複写機が所
定時間何らの操作もされない状態が継続したときに、電
源を遮断させるオートパワーオフ機能を備えるように
し、当該機能が発揮され、電源が遮断される場合にも、
本発明を適用するようにしてもよい。当該オートパワー
オフ機能は、ハイバーネーション処理を行って、復旧に
必要な情報をハードディスクに待避してから、各部への
給電を停止させるものであって、いわゆるパワーセーブ
機能とは異なり、待機時の消費電力をほとんど0ワット
にするものである。 (2)上記実施の形態では、生存時間のカウントダウン
中止(ステップS12)の条件を、トラブル解消のため
の処理が開始されることとしているが(ステップS
8)、上記条件は、これに限らず、トラブル処理が完了
することとしてもよい。すなわち、図4に示すフローチ
ャートにおいて、ステップS8をトラブル解消処理が完
了したか否かの判断処理とし、ステップS16を廃止す
るのである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
形成装置および画像形成装置において実行されるプログ
ラムによれば、ジョブ実行の停止原因が発生してから、
当該原因を取り除くための処理が行われることなく、所
定の規定時間が経過すると、実行中だったジョブが廃棄
されることとなる。
【0040】したがって、停止されているジョブの実行
を指示した者に、ジョブ停止の原因を取り除くための処
理を促すこととなる(少なくとも、上記規定時間以内に
当該処理を行わせるように促すこととなる。)。また、
他の者が上記規定時間経過後に前記原因を取り除いた場
合には、自分のジョブの処理が、ジョブ実行の停止原因
が発生したときのジョブの処理のために待たされること
がなくなる。
【0041】さらに、本発明に係る画像形成装置におけ
るジョブの取扱方法によれば、ジョブ実行の停止原因が
発生してから、所定の規定時間が経過すると、実行中だ
ったジョブが廃棄されることとなるので、上記した画像
形成装置の前段で記載したのと同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機全体の概略構成を示す図である。
【図2】操作パネルを示す図である。
【図3】制御部の機能ブロック図の一部である。
【図4】制御部による、ジョブ実行中のトラブル発生か
ら復旧までの処理手順を示したフローチャートである。
【図5】メモリユニット部内における、ジョブの処理待
ち状態を示す図である。
【符号の説明】
100 制御部 103 継続ジョブ制御部 104 タイマカウント部 105 ジョブ復帰制御部 140 2次記憶装置 200 メモリユニット部 500 ジョブ実行状態監視部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 AQ06 HH03 HJ06 HJ07 HK15 HK19 HN23 HV09 HV54 5B021 AA01 AA02 AA19 CC05 DD20 MM04 NN21 5C062 AA05 AC21 AC23 AC55 AF06 BA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジョブの実行中に発生する所定の原因に
    より当該ジョブの実行を停止するように構成された画像
    形成装置であって、 前記所定の原因の発生時からの経過時間を計時する計時
    手段と、 前記所定の原因を取り除くための処理が行われる迄に前
    記計時手段が所定の規定時間を計時すると、実行中だっ
    たジョブを破棄するジョブ破棄手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ジョブ実行停止の原因は、電源の遮
    断であり、 ジョブ実行に必要な情報の少なくとも一部を記憶する揮
    発性メモリと、 2次記憶装置と、 前記ジョブ破棄手段によってジョブが破棄された後、前
    記揮発性メモリに残存する、他のジョブの実行に必要な
    情報を前記2次記憶装置に保存する保存手段と、 給電が再開されると、前記2次記憶装置に保存されてい
    る情報を使用し、前記揮発性メモリの記憶状態を、前記
    ジョブ破棄手段によるジョブ破棄直後の状態に復旧させ
    る復旧手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 ジョブの実行中に発生する所定の原因に
    より当該ジョブの実行を停止するように構成された画像
    形成装置におけるジョブ取扱方法であって、 前記所定の原因が発生すると、ジョブを破棄するまでの
    規定時間の計時を開始する計時開始ステップと、 前記規定時間がタイムアップすると、前記実行中だった
    ジョブを破棄するジョブ破棄ステップと、 を有することを特徴とするジョブ取扱方法。
  4. 【請求項4】 さらに、前記規定時間がタイムアップす
    る前に、前記所定の原因を除去する処理が行われると、
    前記規定時間の計時を中止する計時中止ステップを有す
    ることを特徴とする請求項3記載のジョブ取扱方法。
  5. 【請求項5】 ジョブの実行中に発生する所定の原因に
    より当該ジョブの実行を停止するように構成された画像
    形成装置において実行されるプログラムであって、 前記所定の原因が発生すると、ジョブを破棄するまでの
    規定時間の計時を開始する計時開始ステップと、 前記規定時間がタイムアップする前に、前記所定の原因
    を除去する処理が行われると、前記規定時間の計時を中
    止する計時中止ステップと、 前記規定時間がタイムアップすると、前記実行中だった
    ジョブを破棄するジョブ破棄ステップと、を有すること
    を特徴とするプログラム。
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