JP2002248563A - ろう接構造 - Google Patents

ろう接構造

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JP2002248563A
JP2002248563A JP2001051437A JP2001051437A JP2002248563A JP 2002248563 A JP2002248563 A JP 2002248563A JP 2001051437 A JP2001051437 A JP 2001051437A JP 2001051437 A JP2001051437 A JP 2001051437A JP 2002248563 A JP2002248563 A JP 2002248563A
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Masami Kotake
政美 小竹
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    • F28D15/02Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好なろう付け性を確保することのできる沸
騰冷却器用ヘッダ6を備えた沸騰冷却器を提供する。 【解決手段】 沸騰冷却器用ヘッダ6の長手方向を天地
方向に向けた姿勢で一体ろう付け接合される沸騰冷却器
において、沸騰冷却器用ヘッダ6のコアタンク31の水
平方向の両端部のろう接合面の中央部に、コアプレート
32の側板部27、28のろう接合面にろう付けされる
ストレート部37を設け、このストレート部37の水平
方向の両サイドに、略均等に傾斜したテーパ角度が15
°〜30°のテーパ部41、42を設けている。それに
よって、コアタンク31の水平方向の両端部のろう接合
面とコアプレート32の側板部27、28のろう接合面
との接触面積が小さくなると共に、表面張力の釣合いに
てろう材のフィレットをテーパ部41、42と側板部2
7、28との間に確実に保持させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1、第2接合部
材の長手方向を天地方向に向けた姿勢でろう付け接合さ
れるろう接構造に関するもので、例えば冷媒の沸騰およ
び凝縮作用によって電子機器等の発熱体を冷却するため
の沸騰冷却器等の熱交換器用ヘッダに用いて好適なろう
接構造に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、図8に示したよう
に、断面形状が略平板状のコアタンク101と断面形状
が略コの字状のコアプレート102とを備えた熱交換器
用ヘッダ100がある。この熱交換器用ヘッダ100
は、コアタンク101の面方向の両端のろう接合面とコ
アプレート102の一対の側壁部121、122のろう
接合面とが水平方向に対して直交する方向(天地方向)
に長手方向が位置するように配置されて、少なくともろ
う材の融点以上の温度で加熱することでろう材を接合箇
所に流れ込ませて製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の熱交
換器用ヘッダ100においては、コアタンク101とコ
アプレート102との接合箇所の接触面積、すなわち、
コアタンク101の面方向の両端のろう接合面とコアプ
レート102の一対の側壁部121、122のろう接合
面との接触面積が非常に広く、また、一体ろう付け姿勢
においてろう材が重力方向に流れ落ち易いろう付け方法
を採用すると、安定してフィレットを形成することがで
きず、ろう回り不良が発生し易いという問題が生じてい
る。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、安定したろう材のフィ
レットを第1接合部材の接合面と第2接合部材の接合面
との接合箇所に形成することにより、良好なろう付け性
を確保することのできるろう接構造を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、第1接合部材の接合面に、第2接合部材の接合
面との接触面積を小さくするための凹み部を設けること
により、表面張力の釣合いにてろう材のフィレットを凹
み部に保持させることができる。それによって、安定し
たろう材のフィレットを第1接合部材の接合面と第2接
合部材の接合面との接合箇所に形成できる。これによ
り、第1接合部材と第2接合部材との接合箇所を確実に
ろう付け接合できるので、良好なろう付け性を確保する
ことができる。
【0006】請求項2に記載の発明によれば、第1接合
部材の接合面の中央部に、水平方向に対して鉛直方向に
延びる平坦部を設け、この平坦部の水平方向の両端側
に、前記第2接合部材の接合面より離れるように略均等
に傾斜したテーパ部を設けることにより、第1接合部材
の接合面と第2接合部材の接合面との接触面積が小さく
なると共に、表面張力の釣合いにてろう材のフィレット
を凹み部に保持させることができる。また、請求項3に
記載の発明によれば、テーパ部は、平坦部の一端から所
定のテーパ角度だけ傾斜していることを特徴としてい
る。
【0007】請求項4に記載の発明によれば、所定のテ
ーパ角度は、平坦部の延長線との角度範囲が15°〜3
0°であることを特徴としている。ここで、15°より
もテーパ角度が小さいと、ボイドが多く、ろう材のフィ
レットが小さい。また、30°よりもテーパ角度が大き
いと、第1接合部材の接合面と第2接合部材の接合面と
の接触面積が小さく、ろう付け強度が低い。さらに、請
求項5に記載の発明によれば、第1接合部材としては、
面方向に対して直交する方向に突出する複数の突起部を
長手方向に列設された断面形状が略平板状のコアタンク
を用いており、第2接合部材としては、内部を流体が流
れる複数のチューブの一端が挿入される複数の長孔を長
手方向に列設された断面形状が略コの字状のコアプレー
トを用いていることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】[実施形態の構成]図1ないし図
7は本発明の実施形態を示したもので、図1ないし図3
は沸騰冷却器を示した図で、図4は沸騰冷却器用ヘッダ
を示した図である。
【0009】本実施形態の沸騰冷却器1は、内部に液冷
媒(例えば水、アルコール、フロロカーボン、フロン
等)を貯留する冷媒槽2と、この冷媒槽2で発熱体(例
えば電子機器等)の熱を受けて沸騰した冷媒蒸気を外部
流体(例えば空気)との熱交換によって凝縮液化させる
放熱部3とから構成されて、一体ろう付けによって製造
されている。冷媒槽2は、熱伝導性に優れる金属材料
(例えばアルミニウムやアルミニウム合金)で製造さ
れ、天井側ベースプレート4と底側ベースプレート5と
の間に、内部に液冷媒を貯留するラビリンス(迷路)形
状の流路(冷媒室)を形成するための角筒状のハウジン
グ11を板厚方向に積層してなる。
【0010】そして、天井側ベースプレート4には、沸
騰冷却器用ヘッダ6(後述する)を組み付けるための一
対のヘッダ接続口(図示せず)が冷媒槽2の上部側と下
部側に連通している。ここで、一方のヘッダ接続口は、
冷媒室の上部側に通じており、他方のヘッダ接続口は、
放熱部3で凝縮液化した凝縮液を冷媒室へ戻すための液
戻り通路を通じて冷媒室の下部側に通じている。なお、
本実施形態では、天井側ベースプレート4から図示上方
に延びるように、冷媒槽2内に液冷媒を注入するための
注入パイプ10が組み付けられている。また、底側ベー
スプレート5の図示下端面には、通電されると発熱する
発熱体であるコンピュータチップが設置されたプリント
回路基板(図示せず)がボルト等によって固定されてい
る。
【0011】放熱部3は、熱伝導性に優れる金属材料
(例えばアルミニウムやアルミニウム合金)で製造さ
れ、冷媒蒸気と外部流体とを熱交換して冷媒蒸気を凝縮
液化させるための放熱コア(後述する)と、この放熱コ
アの図示左右端部に接続された一対の沸騰冷却器用ヘッ
ダ(本発明の熱交換器用ヘッダに相当する)6とで構成
され、冷媒槽2の図示上端面上に組み付けられて、沸騰
冷却器1の作動時にダクト(図示せず)を介して外部流
体が導入される。なお、放熱部3に導入される外部流体
は、図示しない冷却ファンによって送り込まれる。
【0012】放熱部3の放熱コアは、図示左右方向(水
平方向)に延ばされ、図示上下方向に列設された複数本
の放熱チューブ21と、各放熱チューブ21の間に介在
される複数の放熱フィン22と、これらの放熱フィン2
2のうち最も図示上端側に位置する最外側放熱フィン2
3を保持するフィンサポート24とで構成されている。
放熱チューブ21は、放熱フィン22が接触する外表面
の幅に対して厚みが薄い扁平管形状に設けられている。
【0013】各放熱チューブ21は、一端部が蒸気側ヘ
ッダ6a(後述する)に複数形成された長孔25内に差
し込まれた状態で接続され、他端部が液側ヘッダ6b
(後述する)に複数形成された長孔25内に差し込まれ
た状態で接続され、それらの蒸気側ヘッダ6aと液側ヘ
ッダ6bとの間で互いに一定の間隔を開けて並設されて
いる。ここで、各放熱チューブ21の材質としては、熱
伝導性に優れる金属材料(アルミニウムやアルミニウム
合金)が用いられている。望ましくは、片面(外表面)
にアルミニウムろう(A4045)等のろう材を均一に
クラッドした圧延板ブレージングシート(母材:A30
03)が用いられている。
【0014】放熱フィン22は、熱伝導性に優れる薄い
金属板(アルミニウムやアルミニウム合金)を交互に折
り曲げて波形状にプレス成形したもので、放熱チューブ
21の外表面にろう付け接合されている。但し、冷媒槽
2に対し放熱部3を下向きにして、沸騰冷却器用ヘッダ
6の長手方向を図1ないし図3とは上下方向を逆向きに
した姿勢で一体ろう付けを行う場合に、最下段にくる最
外側放熱フィン23(本実施例では、沸騰冷却器用ヘッ
ダ6の長手方向で冷媒槽2から最も離れた位置に存する
放熱フィン)の両端部は、一対の沸騰冷却器用ヘッダ6
(後述する)のコアプレート32の底壁面からそれぞれ
所定の隙間を隔てて配置されている。この場合、最下段
にくる最外側放熱フィン23は、他の放熱フィン22と
同一ピッチで山部と谷部とが成形され、且つ他の放熱フ
ィン22よりも全長が短く設けられている。
【0015】一対の沸騰冷却器用ヘッダ6は、冷媒槽2
で発熱体の熱を受けて沸騰した冷媒蒸気が流入する蒸気
側ヘッダ6aと、放熱コアで凝縮液化した凝縮液が流入
する液側ヘッダ6bとからなり、それぞれ長手方向の一
端部が冷媒槽2のヘッダ接続口より冷媒槽2の内部へ差
し込まれ、冷媒槽2の形成方向に対して略直交する方向
(鉛直方向)に組み付けられている。ここで、一対の沸
騰冷却器用ヘッダ6は、図1ないし図4に示したよう
に、略平板状の断面を有するコアタンク(本発明の第1
接合部材に相当する)31と、略コの字状の断面を有す
るコアプレート(本発明の第2接合部材に相当する)3
2と、図示上端側に組み付けられるキャップ33とから
構成されている。
【0016】コアタンク31は、図4および図5に示し
たように、プレス成形により所定の形状に成形されて、
冷媒槽2より図示上方へ向けて延びるように配された板
長さが132mm程度で、板幅が19mm程度で、板厚
が2.0mm程度の基板部34を有している。この基板
部34のコアプレート32の基板部26側面には、面方
向に対して直交する方向に突出する複数の突起部35、
36を長手方向に等間隔で列設している。これらの突起
部35、36は、コアプレート32の基板部26に当接
することで耐圧強度を高めるための柱状部分である。
【0017】また、コアタンク31の水平方向の両端部
のろう接合面の中央部には、コアプレート32の側板部
27、28(後述する)のろう接合面にろう付け接合さ
れる幅が0.5mm程度の平坦なストレート部(平坦
部)37が水平方向に対して鉛直方向に延びるように設
けられている。また、このストレート部37の水平方向
の両端側(両サイド)には、コアプレート32の側板部
27、28のろう接合面より離れるように略均等に傾斜
したテーパ部41、42が設けられている。これらのテ
ーパ部41、42は、本発明の凹み部に相当するもの
で、図4(b)に示したように、ストレート部37の両
端から所定のテーパ角度(ストレート部37の延長線と
の角度範囲が15°〜30°)だけ傾斜している。
【0018】コアプレート32は、図4、図6および図
7に示したように、プレス成形により所定の形状に成形
されて、コアタンク31の基板部34に対向して配置さ
れた板長さが132mm程度で、板幅が25mm程度
で、板厚が2.0mm程度の基板部26、およびこの基
板部26の両端より略直交方向に折り曲げられた側板部
27、28等を有している。なお、基板部26には、複
数の放熱チューブ21(後述する)の一端が挿入される
複数の長孔25が図示上下方向(長手方向)に列設され
ている。また、側板部27、28は、コアタンク31の
基板部34の板幅分(19mm程度)の隙間を介して対
向して配置されている。ここで、各コアプレート32の
材質としては、両面にアルミニウムろう(A4045)
等のろう材を均一にクラッドした圧延板ブレージングシ
ート(母材:A3003)が用いられている。
【0019】キャップ33は、図1ないし図3に示した
ように、プレス成形により所定の形状に成形されて、一
対の沸騰冷却器用ヘッダ6(蒸気側ヘッダ6a、液側ヘ
ッダ6b)の図示上端側の略方形状の開口部を閉塞す
る。なお、これらのコアタンク31、コアプレート32
およびキャップ33は、放熱コアと共に一体ろう付けさ
れる。
【0020】[実施形態の作用]次に、本実施形態の沸
騰冷却器1の作用を図1ないし図3に基づいて簡単に説
明する。
【0021】冷媒槽2の冷媒室に貯留されている液冷媒
は、通電されると発熱する発熱体の熱を受けて沸騰気化
して冷媒蒸気となり、冷媒室から蒸気側ヘッダ6aへ進
入した後、蒸気側ヘッダ6aから各放熱チューブ21へ
流れ込む。各放熱チューブ21を流れる冷媒蒸気は、ダ
クトに案内されて放熱コアに導入される外部流体によっ
て冷却され、各放熱チューブ21の内部で凝縮液化す
る。凝縮液化した液冷媒は、液側ヘッダ6bへ押し流さ
れ、更に液側ヘッダ6bより冷媒槽2内の液戻り通路を
通って冷媒室へ還流する。
【0022】[実施形態の特徴]以上のように、沸騰冷
却器用ヘッダ6の長手方向を図1ないし図3とは上下方
向を逆向きにした姿勢(沸騰冷却器用ヘッダ6の長手方
向を天地方向に向けた姿勢)、すなわち、図示しないろ
う材(アルミニウム合金ろう)が重力により沸騰冷却器
用ヘッダ6の図示下方に流れ易い姿勢となるように冷媒
槽2と放熱部3を治具により保持した沸騰冷却器1の組
み付け体(ワーク)を一体ろう付けする。すなわち、少
なくともろう材の融点以上の温度(例えば597℃)で
加熱してろう材を溶融させ、表面張力や重力により沸騰
冷却器1の各接合箇所にろう材を流れ込ませることで、
沸騰冷却器1の各接合箇所をろう接する。このような沸
騰冷却器1の組み付け体(ワーク)の一体ろう付けを行
う場合に、従来の技術のようなコアタンク101の面方
向の両端形状では、コアプレート102の一対の側壁部
121、122のろう接合面との間の接触面積が大き
く、接合箇所にろう材のフィレットが形成され難く、良
好なろう付け性を確保することができない。
【0023】そこで、本実施形態の沸騰冷却器1の沸騰
冷却器用ヘッダ6においては、図4ないし図7に示した
ように、コアタンク31の水平方向の両端部のろう接合
面の中央部に、コアプレート32の側板部27、28の
ろう接合面にろう付け接合されるストレート部37を設
け、このストレート部37の水平方向の両サイドに、略
均等に傾斜したテーパ角度が15°〜30°のテーパ部
41、42を設けている。
【0024】それによって、コアタンク31の水平方向
の両端部のろう接合面とコアプレート32の側板部2
7、28のろう接合面との接触面積が小さくなると共
に、表面張力の釣合いにてろう材のフィレットをテーパ
部41、42と側板部27、28との間に確実に保持さ
せることができる。これにより、沸騰冷却器1の組み付
け体(ワーク)の一体ろう付けを行う場合に、コアタン
ク31の水平方向の両端部のテーパ部41、42とコア
プレート32の側板部27、28のろう接合面との間に
流れ込んだろう材のフィレットが、コアタンク31の水
平方向の両端部のテーパ部41、42とコアプレート3
2の側板部27、28のろう接合面との間に安定して形
成できる。したがって、ろう材のフィレットが形成でき
難い沸騰冷却器1の接合箇所、特にコアタンク31とコ
アプレート32との接合箇所においても、良好なろう付
け性を確保することができる。
【0025】[他の実施形態]本実施形態では、コアタ
ンク31(第1接合部材)のろう接合面とコアプレート
32(第2接合部材)のろう接合面との接触面積を小さ
くするための凹み部として、コアタンク31の水平方向
の両端部のろう接合面の両サイドに、略均等に傾斜した
テーパ部41、42を設けているが、凹み部として、階
段状の凹み部や曲率面を持つ凹み部を設けても良い。
【0026】本実施形態では、本発明を、沸騰冷却器用
ヘッダ6のろう接構造に適用した例を説明したが、本発
明を、冷媒凝縮器、冷媒蒸発器、ラジエータ、ヒータコ
ア、インタクーラ等の熱交換器用ヘッダのろう接構造に
採用しても良い。また、本発明を、熱交換器用チューブ
等の第1接合部材と熱交換器用チューブ等の第2接合部
材とのろう接構造に採用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】沸騰冷却器を示した正面図である(実施形
態)。
【図2】沸騰冷却器を示した平面図である(実施形
態)。
【図3】沸騰冷却器を示した側面図である(実施形
態)。
【図4】(a)は沸騰冷却器用ヘッダを示した正面図
で、(b)は(a)の拡大図である(実施形態)。
【図5】コアタンクを示した平面図である(実施形
態)。
【図6】(a)はコアプレートを示した正面図で、
(b)はコアプレートを示した平面図で、(c)は
(b)のA−A断面図である(実施形態)。
【図7】図6(b)のB−B断面図である(実施形
態)。
【図8】(a)は沸騰冷却器用ヘッダを示した斜視図
で、(b)は沸騰冷却器用ヘッダを示した正面図で、
(c)は(b)の拡大図である(従来の技術)。
【符号の説明】
1 沸騰冷却器(熱交換器) 6 沸騰冷却器用ヘッダ(熱交換器用ヘッダ) 21 放熱チューブ 25 長孔 26 基板部 27 側板部 28 側板部 31 コアタンク(第1接合部材) 32 コアプレート(第2接合部材) 34 基板部 35 突起部 36 突起部 37 ストレート部(平坦部) 41 テーパ部(凹み部) 42 テーパ部(凹み部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1接合部材と第2接合部材とが水平方向
    に対して鉛直方向に延びるような向きに配された状態
    で、前記第1接合部材と前記第2接合部材との接合箇所
    をろう付け接合してなるろう接構造において、 前記第1接合部材の接合面には、前記第2接合部材の接
    合面との接触面積を小さくするための凹み部が設けられ
    ていることを特徴とするろう接構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のろう接構造において、 前記第1接合部材の接合面の中央部には、水平方向に対
    して鉛直方向に延びる平坦部が設けられ、この平坦部の
    水平方向の両端側には、前記第2接合部材の接合面より
    離れるように略均等に傾斜したテーパ部が設けられてい
    ることを特徴とするろう接構造。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のろう接構造において、 前記テーパ部は、前記平坦部の一端から所定のテーパ角
    度だけ傾斜していることを特徴とするろう接構造。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のろう接構造において、 前記所定のテーパ角度は、前記平坦部の延長線との角度
    範囲が15°〜30°であることを特徴とするろう接構
    造。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    のろう接構造において、 前記第1接合部材としては、面方向に対して直交する方
    向に突出する複数の突起部を長手方向に列設された断面
    形状が略平板状のコアタンクを用いており、 前記第2接合部材としては、内部を流体が流れる複数の
    チューブの一端が挿入される複数の長孔を長手方向に列
    設された断面形状が略コの字状のコアプレートを用いて
    いることを特徴とする熱交換器用ヘッダ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006153354A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Denso Corp 熱交換器
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