JP2002248457A - 土壌処理方法及び装置 - Google Patents

土壌処理方法及び装置

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JP2002248457A JP2001051587A JP2001051587A JP2002248457A JP 2002248457 A JP2002248457 A JP 2002248457A JP 2001051587 A JP2001051587 A JP 2001051587A JP 2001051587 A JP2001051587 A JP 2001051587A JP 2002248457 A JP2002248457 A JP 2002248457A
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head
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則男 堤
Hiroshi Fukuhara
博 福原
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】安価に土壌処理でき、処理を要しない表層土壌
とその近傍の土壌については地盤強度をできるだけ確保
しつつ深層の土壌を処理できる土壌処理方法及び装置を
提供する。 【解決手段】土壌を掘削、攪拌でき土壌処理用添加物を
土壌中へ注入できる回転ヘッド1を、地表5から処理対
象土壌層40へ向けて掘削、攪拌しながら進入させ、土
壌層40に到達すると、回転ヘッド1を土壌処理に供
し、土壌処理工程後に回転ヘッド1を地上へ向けて、土
壌がある位置で攪拌しながら退出するようにし、土壌処
理工程では回転ヘッド1で土壌を掘削し、攪拌し、土壌
層に土壌処理用添加物を添加注入し、土壌と添加物とを
攪拌混合する。回転ヘッド1は拡縮可能に形成され、回
転ヘッド進入工程及び退出工程では回転ヘッド1を縮小
させ、土壌処理工程では回転ヘッド1を拡大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は重金属等で汚染され
ている汚染土壌を無害化処理したり、軟弱地盤を構造物
構築に適する地盤に改良する等の土壌処理方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】工場跡地やゴミ処理場近辺の土地の土壌
は重金属等で汚染されている場合がある。このように汚
染された土地を住宅地、学校等の各種施設などに転用す
る場合、汚染土壌に含まれる汚染物質による人体への悪
影響に十分注意を払わなければならない。
【0003】現在、こうした汚染土壌を有する土地を利
用する場合、次のような方法で土壌を無害化する土壌処
理が行われている。すなわち、汚染土壌を含む土地を1
又は2以上に区画化し、各区画においてそれを囲む土留
め壁(乃至遮水壁)を土中に構築し、該土留め壁(乃至
遮水壁)で囲まれた土壌を掘削して地上へ取り出し、予
め準備された地上のコンクリート枠壁等で囲まれた土壌
処理用の場所へ運搬移入し、そこで該土壌に土壌処理用
の添加物を添加し、撹拌して無害化処理したのち、この
ように処理された土壌を再びもとの位置へ埋め戻してい
る。
【0004】また、かかる汚染土壌の浄化処理ではない
が、軟弱地盤等の改良にあたっては、地上から改良処理
対象土壌層へ向けて回転掘削ヘッドにて掘削、進行し、
処理対象土壌層において該回転掘削ヘッドを介して土壌
処理用添加物の添加を行い、該ヘッドを用いて該添加物
と土壌との混合攪拌等の処理を行い、その後に回転掘削
ヘッドを地上へ戻している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の汚染土壌処理方法によると、次のような問題があ
る。 (1)汚染された土壌を土留め壁(乃至遮水壁)を構築
して掘り起こし、地上へ搬出しなければならず、地上に
は汚染土壌処理用の場所を設けなければならず、これら
の作業は大がかりとなり、さらに地上への汚染土壌の搬
出、土壌処理場所への汚染土壌の搬入、処理後の土壌の
埋め戻し等に種々の土壌運搬、搬送用機器も必要とな
り、全体として、工数が増え、工期が長くなり、ひいて
は工費が高くつく。 (2)処理すべき汚染土壌は地表やそれに近い位置より
も深い位置にあることが多いが、処理する必要のない表
層土壌までも掘り起こし、再び埋め戻さなければならな
い。従ってそれだけ作業や使用添加物等の無駄が多くな
り、ひいては工費が無駄に、余分にかかってしまう。 (3)処理する必要のない安定地盤状態にある表層土壌
までも掘り起こし、埋め戻すことになるので、埋め戻し
後の土地表層での十分な地盤強度が得られなくなる。こ
の問題を解消しようとすると、所定の地盤強度を得るた
めに添加物としてセメント系固化材等を多く添加するこ
とが必要となり、それだけコスト高となる。
【0006】また、軟弱地盤の改良処理等の場合におい
ても、処理対象土壌は地表やそれに近い位置よりも深い
位置にあることが多いが、その場合、回転掘削ヘッドが
本来処理する必要のない安定地盤状態にある表層土壌或
いは該表層土壌及びその近傍の土壌を通って処理対象土
壌層まで掘削、進行し、処理後再び該表層土壌或いは該
表層土壌及びその近傍の土壌を通って地上へ戻され、こ
れにより、処理対象土壌層における回転掘削ヘッドによ
る土壌処理半径と同半径でもって表層土壌層等まで広範
囲に掘削されることになり、その結果土地表層での十分
な地盤強度が得られなくなる。この問題を解消しようと
すると、所定の地盤強度を得るために添加物としてセメ
ント系固化材等を多く添加することが必要となり、それ
だけコスト高となる。
【0007】そこで本発明は、少ない工数、短い工期
で、簡単安価に土壌処理できる土壌処理方法及び該方法
を実施する装置を提供することを課題とする。
【0008】また本発明は、作業の無駄、土壌処理用添
加物の無駄等の無駄無く、それだけ安価に土壌処理でき
る土壌処理方法及び該方法を実施する装置を提供するこ
とを課題とする。
【0009】また本発明は処理しなくてもよい表層土壌
或いは表層土壌及びその近傍の土壌についてはその地盤
強度をできるだけ確保しつつより深層の土壌を処理でき
る土壌処理方法及び該方法を実施する装置を提供するこ
とを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は大別して次の第
1及び第2の土壌処理方法及び土壌処理装置を提供す
る。 (1)第1の土壌処理方法及び装置 (1−1)第1の土壌処理方法(汚染土壌処理の方法) 地表及び(又は)地表より深い位置にある汚染された土
壌を処理する方法であって、土壌を掘削し、該土壌があ
る位置で攪拌することができ、土壌処理用添加物をそれ
を介して土壌中へ注入できる回転ヘッドを準備する工程
と、前記回転ヘッドを地上から汚染土壌層へ向けて、土
壌を掘削し、攪拌しながら進入させる回転ヘッド進入工
程と、前記回転ヘッドが汚染土壌層に到達すると、該回
転ヘッドを用いて該汚染土壌を処理する土壌処理工程
と、前記土壌処理工程後、前記回転ヘッドを地上へ向け
て、地上までの途中の土壌を該土壌がある位置で攪拌し
ながら退出させる回転ヘッド退出工程とを含んでおり、
前記土壌処理工程は、前記汚染土壌層において前記回転
ヘッドにて汚染土壌を掘削し、攪拌する工程と、該汚染
土壌層に該回転ヘッドを介して土壌処理用添加物を添加
注入する工程と、前記回転ヘッドにて汚染土壌と該添加
物とを攪拌混合する工程とを含んでいる汚染土壌処理方
法。
【0011】かかる第1の土壌処理方法によると、土壌
を掘削し、該土壌がある位置で攪拌し、ほぐすことがで
き、土壌処理用添加物をそれを介して供給できる回転ヘ
ッドが準備される。
【0012】かかる回転ヘッドは、処理対象汚染土壌層
上方の地上に配置され、回転駆動されつつ、地上から汚
染土壌層へ向けて、土壌をそれがある位置で掘削し、攪
拌し、ほぐしながら進入せしめられる。
【0013】汚染土壌層に到達した該回転ヘッドは、そ
こで、土壌処理処理に供される。
【0014】すなわち、回転ヘッドはさらに汚染土壌を
それがある位置で掘削し、攪拌してほぐす。
【0015】また、汚染土壌層においては、汚染土壌処
理用の添加物が該回転ヘッドを介して汚染土壌中へ注入
され、汚染土壌と混合攪拌される。
【0016】かくして汚染土壌の浄化処理がなされ、そ
の後回転ヘッドは、処理された土壌層から地上へ向け、
回転駆動されつつ、地上までの途中の土壌を該土壌があ
る位置で攪拌しながら退出せしめられる。
【0017】なお、土壌の掘削、攪拌においては必要に
応じ、掘削、攪拌を円滑化するための水等を添加注入し
てもよい。
【0018】土壌処理工程における添加物の投入タイミ
ングについては、汚染土壌層の一通りの掘削、攪拌が終
わったあとでもよいが、汚染土壌層の掘削、攪拌処理の
進行中に添加物の添加を開始してもよい。要するに汚染
土壌を処理できる適当なタイミングを選んで添加すれば
よい。
【0019】添加物と汚染土壌の混合攪拌は回転ヘッド
を回転させることで行える。かかる混合攪拌のタイミン
グについても、汚染土壌と添加物の混合攪拌を行うに支
障のないタイミングであればよく、代表的には、回転ヘ
ッドを回転させつつ添加物を添加して混合攪拌を行う。 (1−2)土壌処理装置(汚染土壌処理装置) 地表及び(又は)地表より深い位置にある汚染された土
壌を処理するための汚染土壌処理装置であり、土壌を掘
削し、該土壌がある位置で攪拌することができ、土壌処
理用添加物を土壌中へ供給する添加物吐出口を有する回
転ヘッドと、前記回転ヘッドを支持して回転させる回転
ヘッド支持駆動装置と、土壌処理用添加物を前記回転ヘ
ッドの添加物吐出口へ供給する添加物供給装置とを備え
ており、前記回転ヘッドには該回転ヘッドの回転に対し
静止して該回転ヘッドとともに土壌に剪断力を与えるた
めの土壌共回り防止翼を付設してある汚染土壌処理装
置。
【0020】かかる汚染土壌処理装置によると、土壌を
掘削し、該土壌がある位置で攪拌し、ほぐすことがで
き、土壌処理用添加物を土壌中へ注入できる添加物吐出
口を有する回転ヘッドが支持駆動装置に支持されて処理
対象汚染土壌層上方の地上に配置される。
【0021】前記回転ヘッド支持駆動装置は昇降装置に
取り付けられる。例えば地上の支柱に昇降可能に取り付
けられる。かくして回転ヘッドが該支柱に沿って昇降可
能に配置される。かかる支柱は自走車に搭載されている
ものでもよいし、地上に立設されたもの等でもよい。
【0022】次いで回転ヘッドが支持駆動装置により回
転駆動され、下降せしめられる。これにより該回転ヘッ
ドは汚染土壌層へ向けて、土壌をそれがある位置で掘削
し、攪拌し、ほぐしながら進入せしめられる。
【0023】汚染土壌層に到達した該回転ヘッドは、そ
こで、土壌処理処理に供される。
【0024】すなわち、回転ヘッドはさらに汚染土壌を
それがある位置で掘削し、攪拌し、ほぐす。
【0025】また、汚染土壌処理用の添加物が添加物供
給装置から回転ヘッドの添加物吐出口に供給され、そこ
から汚染土壌中へ注入され、該添加物と汚染土壌が混合
攪拌される。
【0026】かくして汚染土壌の浄化処理がなされ、そ
の後回転ヘッドは、処理された土壌層から地上へ向け、
回転駆動されつつ、地上までの途中の土壌を該土壌があ
る位置で攪拌しながら退出せしめられる。
【0027】なお、土壌の掘削、攪拌においては必要に
応じ、掘削、攪拌を円滑化するための水等を添加注入し
てもよい。
【0028】土壌処理における添加物の投入タイミン
グ、汚染土壌と添加物の混合攪拌のタイミングについて
は前記第1の土壌処理方法の場合と同様である。
【0029】この汚染土壌処理装置では、前記回転ヘッ
ドに該回転ヘッドの回転に対し静止して該回転ヘッドと
ともに土壌に剪断力を与えるための土壌共回り防止翼が
付設されているから、たとえ共回り防止翼以外の回転ヘ
ッド各部が同じ方向に回されても、土壌が回転ヘッドと
ともに共回りしてしまって土壌の攪拌、ほぐしを十分行
えないという事態の発生を抑制でき、土壌の攪拌、ほぐ
しや、汚染土壌と添加物との混合攪拌を所望どおり行え
る。
【0030】前記回転ヘッドは土壌を掘削し、攪拌する
ことができるものであればよいが、代表例として、土壌
掘削刃を有する掘削刃ヘッドとその上方に配置された土
壌攪拌翼とを備えているものを挙げることができる。こ
の場合、前記土壌共回り防止翼は該掘削刃ヘッドと土壌
攪拌翼との間に配置されていることが望ましい。
【0031】以上説明した土壌処理方法及び装置による
と、汚染土壌処理作業において土壌を地上へ搬出する必
要がなく、殆ど地中にとどめておくことができるととも
に汚染土壌をそれがある原位置で処理することができ、
従来の土壌を地上へ搬出し、処理後に埋め戻す汚染土壌
処理方法と比べると、少ない工数、短い工期で、簡単安
価に汚染土壌を処理できる。また、従来の汚染土壌処理
方法や処理装置類と比べると、作業の無駄、土壌処理用
添加物の無駄等の無駄無く、それだけ安価に汚染土壌を
処理できる。 (2)第2の土壌処理方法及び装置 (2−1)第2の土壌処理方法(汚染土壌処理、軟弱地
盤の改良処理等の各種土壌処理に適用可能の土壌処理方
法) 地表より深い位置にある土壌を処理する方法であって、
土壌を掘削し、該土壌がある位置で攪拌することがで
き、土壌処理用添加物をそれを介して土壌中へ注入でき
る拡縮可能に構成された回転ヘッドを準備する工程と、
前記回転ヘッドを縮小状態として地上から処理対象土壌
層へ向けて、土壌を掘削し、攪拌しながら進入させる回
転ヘッド進入工程と、前記回転ヘッドが処理対象土壌層
に到達すると、該回転ヘッドを拡大状態として該拡大さ
れた回転ヘッドを用いて該処理対象土壌層の土壌を処理
する土壌処理工程と、前記土壌処理工程後、前記回転ヘ
ッドを縮小状態として地上へ向けて、地上までの途中の
土壌を該土壌がある位置で攪拌しながら退出させる回転
ヘッド退出工程とを含んでおり、前記土壌処理工程は、
前記処理対象土壌層において前記回転ヘッドにて土壌を
掘削し、攪拌する工程と、該処理対象土壌層に該回転ヘ
ッドを介して土壌処理用添加物を添加注入する工程と、
前記回転ヘッドにて土壌と該添加物とを攪拌混合する工
程とを含んでいる土壌処理方法。
【0032】この第2の土壌処理方法によると、土壌を
掘削し、該土壌がある位置で攪拌し、ほぐすことがで
き、土壌処理用添加物をそれを介して供給できる、拡縮
可能の回転ヘッドが準備される。
【0033】かかる回転ヘッドは、処理対象土壌層上方
の地上に配置され、縮小状態において回転駆動されつ
つ、地上から処理対象土壌層へ向けて、土壌をそれがあ
る位置で掘削し、攪拌しながら進入せしめられる。
【0034】処理対象土壌層に到達した該回転ヘッド
は、そこで拡大され、土壌処理に供される。
【0035】すなわち、回転ヘッドは前記進入時よりも
拡大された、従ってより広い範囲にわたり掘削等できる
状態で、処理対象土壌をそれがある位置で掘削し、攪拌
し、ほぐす。
【0036】また、処理対象土壌層においては、土壌処
理用の添加物が該回転ヘッドを介して該土壌中へ注入さ
れ、該土壌と混合攪拌される。
【0037】かくして処理対象土壌の処理がなされ、そ
の後回転ヘッドは、処理された土壌層から地上へ向け、
再び縮小された状態で回転駆動されつつ、地上までの途
中の土壌を該土壌がある位置で攪拌しながら退出せしめ
られる。
【0038】なお、土壌の掘削、攪拌においては必要に
応じ、掘削、攪拌を円滑化するための水等を添加注入し
てもよい。
【0039】土壌処理工程における添加物の投入タイミ
ング、処理対象土壌と添加物の混合攪拌のタイミングは
前記の第1の土壌処理方法における場合と同様である。 (2−2)第2の土壌処理装置(汚染土壌処理、軟弱地
盤の改良処理等の各種土壌処理に適用可能の土壌処理装
置) 地表より深い位置にある土壌を処理するための土壌処理
装置であり、土壌を掘削し、該土壌がある位置で攪拌す
ることができ、土壌処理用添加物を土壌中へ注入する添
加物吐出口を有し、回転半径方向に拡縮可能である回転
ヘッドと、前記回転ヘッドを支持して回転させる回転ヘ
ッド支持駆動装置と、土壌処理用添加物を前記回転ヘッ
ドの添加物吐出口へ供給する添加物供給装置と、を備え
ている土壌処理装置。
【0040】かかる第2の土壌処理装置によると、土壌
を掘削し、該土壌がある位置で攪拌し、ほぐすことがで
き、土壌処理用添加物を土壌中へ注入できる添加物吐出
口を有し、拡縮可能である回転ヘッドが支持駆動装置に
支持されて処理対象土壌層上方の地上に配置される。
【0041】第2の装置においても、回転ヘッド支持駆
動装置は昇降装置に取り付けられる。例えば地上の支柱
に昇降可能に取り付けられる。かくして回転ヘッドが該
支柱に沿って昇降可能に配置される。かかる支柱は自走
車に搭載されているものでもよいし、地上に立設された
もの等でもよい。
【0042】次いで回転ヘッドが支持駆動装置により回
転駆動され、下降せしめられる。これにより該回転ヘッ
ドは地上から処理対象土壌層へ向けて、土壌をそれがあ
る位置で掘削し、攪拌し、ほぐしながら進入せしめられ
る。このとき回転ヘッドは縮小状態とされる。
【0043】処理対象土壌層に到達した該回転ヘッド
は、そこで、拡大状態とされ、土壌処理に供される。
【0044】すなわち、回転ヘッドは前記進入時よりも
拡大された、従ってより広い範囲にわたり掘削等できる
状態で、処理対象土壌をそれがある位置で掘削し、攪拌
する。
【0045】また、土壌処理用の添加物が添加物供給装
置から回転ヘッドの添加物吐出口に供給され、そこから
処理対象土壌中へ注入され、該添加物と該土壌が混合攪
拌される。
【0046】かくして処理対象土壌の処理がなされ、そ
の後回転ヘッドは、処理された土壌層から地上へ向け、
再び縮小状態とされて回転駆動されつつ、地上までの途
中の土壌を該土壌がある位置で攪拌しながら退出せしめ
られる。
【0047】なお、土壌の掘削、攪拌においては必要に
応じ、掘削、攪拌を円滑化するための水等を添加注入し
てもよい。
【0048】土壌処理における添加物の投入タイミン
グ、土壌と添加物の混合攪拌のタイミングについては前
記第1の土壌処理方法及び装置の場合と同様である。
【0049】第2の土壌処理方法及び装置では、第1の
土壌処理方法及び装置におけると同様に、土壌処理作業
において土壌を地上へ搬出する必要がなく、土壌を殆ど
地中にとどめておくことができるとともに処理対象土壌
をそれがある原位置で処理することができ、例えば従来
の土壌を地上へ搬出し、処理後に埋め戻す汚染土壌処理
と比べると、少ない工数、短い工期で、簡単安価に汚染
土壌を処理できる。また、従来の汚染土壌処理と比べる
と、作業の無駄、土壌処理用添加物の無駄等の無駄無
く、それだけ安価に汚染土壌を処理できる。
【0050】第2の土壌処理方法及び装置ではかかる利
点に加えてさらに次の利点もある。すなわち、前記回転
ヘッドは回転半径方向に拡縮可能であり、処理対象土壌
層へ向けて進入するとき、及び処理された土壌層から地
上へ退出するときには、縮小状態に設定でき、従って、
処理する必要のない地表、或いは地表及びその近傍の土
壌について徒に掘削、攪拌することがない一方、処理対
象土壌層においては回転ヘッドを拡大状態に設定でき、
それにより広い範囲にわたり効率よく土壌を処理でき、
これらにより、表層土壌或いは表層土壌及びその近傍の
土壌についてはその地盤強度をできるだけ確保しつつよ
り深層の土壌を処理できる。
【0051】第2の土壌処理装置においても、前記回転
ヘッドは土壌を掘削し、攪拌し、ほぐすことができるも
のであればよいが、代表例として、土壌掘削刃を有する
掘削刃ヘッドとその上方に配置された土壌攪拌翼とを備
えているものを挙げることができる。
【0052】この場合、前記回転ヘッド支持駆動装置
は、前記掘削刃ヘッドを回転駆動する掘削刃ヘッド駆動
部と、前記土壌攪拌翼を回転駆動する攪拌翼駆動部とを
含んでいるものとすることができる。さらに、掘削刃ヘ
ッド及び土壌攪拌翼と土壌との共回りを防止して、土壌
攪拌を十分行えるようにするために、該掘削刃ヘッド駆
動部及び攪拌翼駆動部は前記回転ヘッドが回転半径方向
に拡大された状態で該掘削刃ヘッドを土壌掘削方向に、
土壌攪拌翼を該掘削刃ヘッドとは反対方向に回転駆動で
きることが望ましい。
【0053】また、回転ヘッドが前記の掘削刃ヘッドと
土壌攪拌翼とを備えている場合、該掘削刃ヘッドは、該
回転ヘッドが回転半径方向に拡縮可能となるように開姿
勢又は閉姿勢を選択的にとることができ、掘削刃ヘッド
開閉装置により開閉可能としてもよい。
【0054】また、いずれにしても、回転ヘッドの構成
を簡素化するために、前記土壌攪拌翼は、回転ヘッドが
回転半径方向に拡縮可能となるように開姿勢又は閉姿勢
を選択的にとることができ、前記掘削刃ヘッドの土壌掘
削方向回転とは反対方向に回転駆動されることで土壌抵
抗を受けて開姿勢をとり、同方向に回転駆動されること
で反対の土壌抵抗を受けて閉姿勢をとるものでもよい。
【0055】なお、本発明に係る第1、第2のいずれの
土壌処理方法においても、前記土壌処理工程において
は、必要に応じ、回転ヘッドを地上へ一旦退出させ、処
理対象土壌をサンプリングして(試料として採取して)
土壌処理状態を検査することができる。このとき、回転
ヘッドとして拡縮可能の回転ヘッドが採用されていると
きには、縮小状態として地上へ退出させる。土壌処理の
ために再び回転ヘッドを処理対象土壌層へ進入させ、さ
らなる土壌処理を行うときの手順は当初の回転ヘッド進
入等の手順と同様である。
【0056】なお、本発明に係る第2の土壌処理方法及
び装置が対象とする土壌処理には、汚染土壌の浄化処理
等の土壌浄化処理、軟弱地盤の改良処理等の地盤改良処
理等が含まれる。
【0057】土壌浄化処理に用いる添加物(添加剤)
は、土壌汚染物質や浄化した土壌、土地の利用の仕方な
どによって選ばれるものであって、特に限定されるもの
ではない。
【0058】例えば、アルカリ〔 Ca(OH)2、CaO 、NaO
H、Mg(OH)2 など〕、酸(H2SO4 、HCl 、H3PO4
ど)、塩〔CaCO3 、Ca(HCO3)2 、Na2CO3、NaHCO3、CaCl
2 、NaHSO4、CaSO4 、Na4SiO4 、Na3PO4、Na2HPO4 、Na
H2PO4 など〕、酸化剤〔H2O2、KMnO4 、NaMnO4、O3、Na
ClO 、Ca(ClO)2、Na2S2O4 など〕、還元剤〔Na2SO3、Na
HSO3、Na2S2O3 、アスコルビン酸(Na 塩) 、FeCl2 、Fe
SO4 、鉄粉など〕、不溶化剤〔Fe(II)塩、Fe(III) 塩、
Al塩、Mg塩、Na2S、CaS など〕、キレート剤(ジチオカ
ルバミン酸塩系化合物、トリアジン系化合物など)、固
化剤(セメント、焼きセッコウ、ポゾラン、珪酸塩な
ど)、微生物、微生物の栄養剤などである。
【0059】これらを単独あるいは複数用いることがで
きる。複数用いる場合、これらを同時に添加する場合と
順次添加する場合がある。順次添加する場合、その添加
順序は特に限定されるものではない。また、これらの添
加形態は溶液、懸濁液、粉体、固体、気体のいずれでも
よい。添加量も特に限定されるものではない。
【0060】また、地盤改良に採用できる添加物とし
て、セメント系固化材、石灰系固化材、石こう系固化材
等を例示できる。
【0061】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。 〔I〕図1は本発明に係る土壌処理装置の1例の正面図
である。
【0062】この処理装置Aは、回転ヘッド1、回転ヘ
ッド支持駆動装置2、掘削刃ヘッド開閉装置3、土壌処
理用添加物の添加装置4等を備えている。 〔1〕回転ヘッド1について。
【0063】回転ヘッド1は複数の土壌掘削刃11aを
有する掘削刃ヘッド11と、その上方に配置された4枚
の土壌攪拌翼12を備えている。掘削刃ヘッド11、土
壌攪拌翼12は次に説明するようにいずれも拡縮可能で
ある。
【0064】掘削刃ヘッド11は掘削刃ヘッド駆動軸1
3の下端部に取付け固定された中央部分111と、この
中央部111から両側へ延びる両外側部分112とを含
んでいる。各外側部分112は中央部分111に回動可
能にピン連結されており、上方へ折り畳まれて閉姿勢を
とることができる。すなわち、駆動軸13の下部に昇降
自在にスライダ113が嵌合されており、このスライダ
113と各外側部分112とがリンク114で連結され
ており、且つ、リンク114の下端部が外側部分112
に回動自在にピン連結されているとともに上端部がスラ
イダ113に回動自在にピン連結されている。かくして
スライダ113を駆動軸13に沿って上昇させること
で、図2に示すように、外側部分112が上方へ折り畳
まれ、掘削刃ヘッド11の回転半径方向の寸法が縮小さ
れる。その縮小状態からスライダ113を下降させる
と、図1に示すように、両外側部分112が中央部分1
11の両側へ延びるように開姿勢をとり、掘削刃ヘッド
11は回転半径方向に拡大状態となる。
【0065】掘削刃ヘッド11の中央部分111の中央
には第1の添加物吐出口111aが、一方の端部には第
2の添加物吐出口111bが、他方の端部には第3の添
加物吐出口111cがそれぞれ設けられている。
【0066】前記土壌攪拌翼12は駆動軸14に取り付
けられている。駆動軸14は鞘管状のもので、掘削刃ヘ
ッド駆動軸13に回転可能に且つ昇降可能に外嵌してい
る。
【0067】攪拌翼駆動軸14の下端部は前記のスライ
ダ113の上端フランジ部113fに、これを抱くよう
に回動可能に係合しており、駆動軸14を昇降させるこ
とでスライダ113を昇降させることができ、従って掘
削刃ヘッド11を拡縮させることができる。
【0068】なお、以上説明した掘削刃ヘッド11は駆
動軸13の周囲に掘削刃が180°の中心角度間隔で配
置された2翼タイプのものであるが、掘削刃の配置はこ
れに限定されるものではない。例えば駆動軸13の周囲
に90°間隔で配置される4翼タイプのもの、120°
間隔で配置される3翼タイプのもの等でもよい。
【0069】土壌攪拌翼12は既述のとおり4枚あり、
90°の中心角度間隔で駆動軸14の外周面から突出し
ている(図3(A)も参照)。
【0070】各攪拌翼12は駆動軸14から突設された
部分121と、これに回動可能にピン連結された外側部
分122とからなっている。外側部分122は前記の掘
削刃ヘッド11が土壌掘削方向CWに回転駆動されると
きに反対方向CCWに回転駆動されることで、図3
(A)に示すように土壌抵抗Fを受けて突出部分121
の延長上に延びる開姿勢をとることができ、これにより
攪拌翼12は拡大状態になる。一方、外側部分122
は、掘削刃ヘッド11が土壌掘削方向CWに回転駆動さ
れるときに同じ方向CWに回転駆動されることで、図3
(B)に示すように反対側からの土壌抵抗fを受けて折
り畳まれて閉姿勢をとることができ、これにより攪拌翼
12は縮小状態になる。
【0071】なお以上説明した土壌攪拌翼12は4枚設
けられており、4翼タイプのものであるが、攪拌翼12
の配置はこれに限定されるものではない。例えば、3翼
タイプのもの等でもよく、或いは互いに反対方向に延び
る翼を有する2翼タイプのものを上下に複数段に配置し
たもの等でもよい。
【0072】いずれにしても回転ヘッド1はその回転半
径方向に拡縮可能なものである。 〔2〕回転ヘッド支持駆動装置2及び掘削刃ヘッド開閉
装置3について。
【0073】回転ヘッド支持駆動装置2は掘削刃ヘッド
駆動部21、土壌攪拌翼駆動部22等を含んでいる。
【0074】掘削刃ヘッド駆動部21は、前記の掘削刃
ヘッド駆動軸13、これをボックス継ぎ手20(図4も
参照)等を介して回転駆動するモータM1等からなって
いる。
【0075】さらに説明すると、駆動軸13は図4に示
すように中空管からなり、その上端がボックス継ぎ手2
0の下側部材202に接続されている。そしてボックス
継ぎ手20の上側部材201の断面形状6角形の上端部
201が、図1に示すように、モータM1の回転軸ms
との継ぎ手200の断面形状6角形穴に差し込まれ、キ
ーK1で抜け止めされている。
【0076】ボックス継ぎ手20の下側部材202は断
面形状6角形であり、上側部材201の下端部の断面形
状6角形の穴に内嵌され、キーK2で抜け止めされてい
る。
【0077】かくして、モータM1を運転することで、
ボックス継ぎ手20を介して駆動軸13を回転させ、掘
削刃ヘッド11を土壌掘削方向CWに回転駆動すること
ができる。
【0078】土壌攪拌翼駆動部22は、攪拌翼駆動軸1
4、ギアボックスGB、モータM2等からなっている。
【0079】さらに説明すると、ギアボックスGBはモ
ータM1に一対の油圧作動のピストンシリンダ装置PC
にて吊り下げ支持されている。ギアボックスGB内には
大歯車G1が回転可能に設けられており、これに前記の
攪拌翼駆動軸14の上端が接続固定さている。またボッ
クス内には大歯車G1に噛み合う小歯車G2が設けられ
ており、これはボックスGBに搭載されたモータM2に
て往復回転駆動可能である。前記の掘削刃ヘッド駆動軸
13やボックス継ぎ手20はギアボックスGB及びその
中の大歯車G1を貫通でき、それらに対し回転可能且つ
昇降可能となっている。
【0080】モータM2を運転することで、小歯車G2
を回し、さらには大歯車G1回転させて攪拌翼駆動軸1
4を回し、それにより土壌攪拌翼12を掘削刃11の土
壌掘削方向回転と同方向CWにも反対方向CCWにも回
転駆動することができる。
【0081】また、各ピストンシリンダ装置PCは図示
省略の油圧回路に接続されており、全体的に伸長又は短
縮動作させることができる。各ピストンシリンダ装置P
Cを伸長させると、図1に示すように、ギアボックスG
B及び大歯車G1並びに該歯車に接続された攪拌翼駆動
軸14を掘削刃ヘッド駆動軸13に対し相対的に下降さ
せることができ、それにより掘削刃ヘッド拡縮用のスラ
イダ113を下降させて掘削刃ヘッド11を拡大させる
ことができる。一方、各ピストンシリンダ装置PCを縮
めると、図2に示すように、ギアボックスGB及び大歯
車G1並びに該歯車に接続された攪拌翼駆動軸14を掘
削刃ヘッド駆動軸13に対し相対的に上昇させることが
でき、それにより掘削刃ヘッド拡縮用のスライダ113
を上昇させて掘削刃ヘッド11を縮小させることができ
る。すなわち、ピストンシリンダ装置PC、駆動軸14
の下端部等は掘削刃ヘッド11の開閉装置3を構成して
いる。
【0082】以上の説明から分かるように、掘削刃ヘッ
ド駆動部21及び攪拌翼駆動部22は回転ヘッド1が回
転半径方向に拡大された状態で掘削刃ヘッド11を土壌
掘削方向に、土壌攪拌翼12を該掘削刃ヘッドとは反対
方向に回転駆動することができる。
【0083】また以上の説明から分かるように、掘削刃
ヘッド11は駆動軸13及びボックス継ぎ手20を介し
てモータM1に支持されている。土壌攪拌翼12は駆動
軸14、大歯車G1、ギアボックスGB、ピストンシリ
ンダ装置PCを介してモータM1に支持されている。
【0084】そしてモータM1の背面には、図5に示す
ようにスライダSLが固定されており、このスライダS
Lは自走車Vに搭載された支柱CL上のレールRLに沿
って昇降できる。また、攪拌翼駆動軸14が支柱CLか
ら突出する軸受け部SPにて回転可能、昇降可能に支持
される。さらに、モータM1の頂部には滑車装置m1が
搭載されており、この滑車装置m1と支柱上の滑車装置
m2及び図示省略のウインチ等によってモータM1を、
従って回転ヘッド1等を昇降させることができる。すな
わち支柱CL、スライダSL、軸受け部SP、滑車装置
m1、m2等は回転ヘッド支持駆動装置2を昇降させる
装置を構成している。支柱CLは自走車V上の油圧作動
のピストンシリンダ装置VPCにより姿勢制御できる。 〔3〕土壌処理用添加物供給装置4について 添加物供給装置4は、モータM1の回転軸ms部分に設
けられたそれ自体は既に知られているスイベル装置31
及びボックス継ぎ手20の上側部材20aの中間部に設
けられたそれ自体は既に知られているスイベル装置32
とを含んでいる。
【0085】スイベル装置31は、モータ回転軸msに
相対的に回転可能に外嵌されてモータM1に固設された
筒部材311の内周面に環状凹溝311aを形成し、該
凹溝の一か所を筒部材311の外周面へ貫通させ、そこ
に第1添加物供給ホースH1を接続する一方、モータ回
転軸ms中に一端が環状凹溝311aに臨み、他端がボ
ックス継ぎ手20の上側部材201の上端201’に臨
む添加物流通孔312を形成したものである。
【0086】ボックス継ぎ手20の上側部材201及び
下側部材202にはモータ回転軸の添加物流通孔312
に連通する孔2011、2021が貫通している。下側
部材202の孔2021には第1添加物の流通管P1が
接続され、これは掘削刃ヘッド駆動軸13中を通って掘
削刃ヘッド11の第1添加物吐出口111aに接続され
ている(図1も参照)。
【0087】スイベル装置32は、ボックス継ぎ手20
の上側部材201の中間部分に上下のベアリングBRを
介して相対的に回転可能に外嵌する筒状部材321の内
周面に上側環状凹溝321a及び下側環状凹溝321b
を形成し、上側凹溝321aの一か所を筒状部材321
の外周面へ貫通させ、そこに第2添加物供給ホースH2
を接続するとともに、下側凹溝321bの一か所を筒状
部材321の外周面へ貫通させ、そこに第2添加物供給
ホースH3を接続する一方、上側部材201の中間部分
に、一端が環状凹溝321a、321bに臨み、他端が
下側部材202の上端に臨む添加物流通孔322、32
3をそれぞれ形成したものである。
【0088】ボックス継ぎ手20の下側部材202には
上側部材201中の添加物流通孔322、323にそれ
ぞれ連通する孔2022、2023が貫通している。下
側部材202の孔2022、2023には第2添加物の
流通管P2、P3がそれぞれ接続され、これは掘削刃ヘ
ッド駆動軸13中を通って掘削刃ヘッド11の第2、第
3の添加物吐出口111b、111cにそれぞれ接続さ
れている(図1も参照)。
【0089】なおボックス継ぎ手20におけるSR1、
SR2、SR3は添加物の漏れを防止するシールリング
である。 〔4〕土壌処理装置Aによる土壌処理について。
【0090】土壌処理装置Aは自走車Vに搭載されて図
5及び図6(A)に示すように処理対象汚染土壌層40
上方の地表5の上に配置される。
【0091】このとき掘削刃ヘッド11は、図2にも示
すようにピストンシリンダ装置PCを縮めることで縮小
状態とし、攪拌翼12も折り畳んで縮小状態にしてお
く。すなわち回転ヘッド1の全体を縮小状態にしてお
く。
【0092】次いで回転ヘッド1の掘削刃ヘッド11を
モータM1により土壌掘削方向に回転駆動するとともに
土壌攪拌翼12もモータM2によりヘッド11と同じ方
向に回転駆動し、回転ヘッド1を下降させる。
【0093】かくして図6(B)に示すように、回転ヘ
ッド1を地表5から処理対象土壌層40へ向けて、土壌
をそれがある位置で掘削し、攪拌し、ほぐしながら進入
させる。この掘削、攪拌しながらのヘッド進入は、掘削
刃ヘッド11の例えば第1添加物吐出口から土壌中へ水
等を注入しながら行ってもよい。
【0094】回転ヘッド1が処理対象土壌層40に到達
すると、そこで、回転ヘッド1を拡大状態として土壌処
理に供する。
【0095】すなわち、図1にも示すように掘削刃ヘッ
ド1をピストンシリンダ装置PCを伸長させることで拡
大状態として土壌掘削方向に回転させる一方、攪拌翼1
2についてはモータM2を逆転させることで掘削刃ヘッ
ド11とは反対方向に回転させ、それにより土壌抵抗に
て開状態にさせて回転させる。これにより回転ヘッド1
と土壌が共回りすることを抑制して土壌を十分攪拌等で
きるようにする。
【0096】かくして回転ヘッド1は前記進入時よりも
拡大された、従ってより広い範囲にわたり掘削等できる
状態で、処理対象土壌をそれがある位置で掘削し、攪拌
できる。
【0097】この作業も、掘削刃ヘッド11の例えば第
1添加物吐出口から土壌中へ水等を注入しながら行って
もよい。
【0098】そして、処理対象土壌層においては、土壌
の状態に応じて、すなわち、例えば汚染土壌の浄化処理
においては土壌の汚染状態等に応じて、掘削刃ヘッド1
1の第1、第2及び第3の添加物吐出口111a、11
1b及び111cのうち少なくとも一つから少なくとも
1種類の汚染土壌処理用の添加物(主として土壌浄化用
の薬液)を土壌中へ注入し、該添加物と土壌を混合攪拌
する。その後例えば第1添加物吐出口111aから土壌
中へ土壌処理用添加物の1種としての土壌固化材(例え
ばセメント系固化材)を注入し、それと土壌を混合攪拌
して汚染土壌の処理処理を完了する。
【0099】また、地盤の改良処理においては、土壌の
状態(例えば軟弱の程度)等に応じて、例えば掘削刃ヘ
ッド11の第1、第2及び第3の添加物吐出口111
a、111b及び111cのうち少なくとも一つから少
なくとも1種類の地盤改良用の土壌処理用添加物(例え
ばセメント系固化材等)を土壌中へ注入し、該添加物と
土壌を混合攪拌して土壌を改良する。
【0100】なお、土壌層40の処理においては、必要
に応じ、回転ヘッド1を該層4中で繰り返し昇降させて
もよい。
【0101】その後は、ピストンシリンダ装置PCを縮
めることで掘削刃ヘッド11を縮小状態とするとともに
攪拌翼12を掘削刃ヘッド11と同じ方向に回転させつ
つ、従って攪拌翼12についても縮小状態としつつ、回
転ヘッド1を、処理された土壌から地表5へ向け途中の
土壌を該土壌がある位置で攪拌しながら、さらに、必要
に応じ、例えば第1添加物吐出口111aから土壌中へ
土壌処理用添加物の1種としての土壌固化材を注入し、
それと土壌とを混合攪拌しながら、退出させる。
【0102】このようにして一か所の土壌処理が終了す
ると、次の土壌処理箇所へ移り、そこでの土壌を処理
し、最終的には、それには限定されないが例えば図7に
示すように、隣合う土壌処理箇所41が一部重なりあう
ように処理対象土壌層全体を処理する。
【0103】このように処理された土壌の上には図8に
例示するように家屋等HSを構築して安全に使用するこ
とができる。なお図7及び図8におてい42は地表5か
ら処理された土壌41に至る回転ヘッド1の移動後の土
壌である。
【0104】前記の処理対象土壌層40の各箇所での処
理における添加物の投入タイミングについては、その箇
所での土壌層40の一通りの掘削、攪拌が終わったあと
でもよいが、土壌層40の掘削、攪拌処理の進行中に添
加物の添加を開始してもよい。要するに土壌を処理でき
る適当なタイミングを選んで添加すればよい。
【0105】添加物と土壌の混合攪拌は回転ヘッド1を
回転させることで行うが、かかる混合攪拌のタイミング
についても、土壌と添加物の混合攪拌を行うに支障のな
いタイミングであればよく、代表的には、回転ヘッド1
を回転させつつ添加物を添加して混合攪拌を行えばよ
い。
【0106】また、添加物の態様としては、液体や液状
のもの限定されるものではなく、粉体添加物でもよく、
場合によってはガス添加物その他でもよい。粉体添加物
は例えば空気搬送により供給することができる。
【0107】以上説明した土壌処理装置Aによる土壌処
理においては、土壌を地上へ搬出する必要がなく、地表
5から土壌層40にいたるまでの土壌6を殆ど地中にと
どめておくことができるとともに処理対象土壌をそれが
ある原位置で処理することができ、従来の汚染土壌浄化
処理のように土壌を地上へ搬出し、処理後に埋め戻す方
法と比べると、少ない工数、短い工期で、簡単安価に土
壌を処理できる。また、作業の無駄、土壌処理用添加物
の無駄等の無駄無く、それだけ安価に土壌を処理でき
る。
【0108】さらに、回転ヘッド1は回転半径方向に拡
縮可能であり、土壌層40へ向けて進入するとき、及び
処理された土壌41から地上へ退出するときには、縮小
状態に設定でき、従って、処理する必要のない地表、或
いは地表及びその近傍の土壌6について徒に掘削、攪拌
することがない一方、土壌層40においては回転ヘッド
1を拡大状態に設定でき、それにより広い範囲にわたり
効率よく土壌を処理でき、これらにより、表層土壌或い
は表層土壌及びその近傍の土壌6についてはその地盤強
度をできるだけ確保しつつより深層の土壌を処理でき
る。
【0109】土壌処理装置A及びこのあと説明する土壌
処理装置Bにおいては、添加物の供給を三つの供給経路
を用いて行えるので、各添加物の供給経路を明確化で
き、添加物供給におけるトラブルやメインテナンス等へ
の対応が容易である、という利点もある。 〔II〕図9は本発明に係る土壌処理装置の他の例の正
面図である。
【0110】この土壌処理装置Bは、次の点を除いて装
置Aと同様である。装置Aと実質上同じ部分、部材には
装置Aと同じ参照符号を付してある。
【0111】装置Bでは、回転ヘッド10は拡縮しな
い。その代わりに回転ヘッド10には該回転ヘッドの回
転に対し静止して該回転ヘッドとともに土壌に剪断力を
与えるための土壌共回り防止翼7を付設してある。翼7
は掘削刃ヘッド11と土壌攪拌翼12の間に配置されて
いる。
【0112】翼7は駆動軸71に設けられており、この
駆動軸71は掘削刃ヘッド駆動軸13に外嵌しており、
上端部がギアボックスGBに接続固定されていて回転し
ない。
【0113】土壌攪拌翼12の駆動軸14は翼7の駆動
軸71に外嵌している。
【0114】その他の点は装置Aと同様である。
【0115】この土壌処理装置Bによる土壌処理は、回
転ヘッド10が拡縮されることなく一定の大きさの状態
で地上から処理対象土壌層(地表土壌層でも、より深層
の土壌層でもよく、さらに地表土壌とそれに続く土壌層
でもよい)へ進入せしめられ、土壌処理に供され、再び
地上へ退出され、これらの作業を通じて掘削刃ヘッド1
1と土壌攪拌翼12が同じ方向に回転駆動される以外は
装置Aによる土壌処理と実質上同様である。
【0116】装置Bでは、回転ヘッド10に対し土壌共
回り防止翼7が付設されているから、掘削刃ヘッド11
と土壌攪拌翼12とが同じ方向に回されても、土壌が回
転ヘッド10とともに共回りしてしまって土壌の攪拌等
を十分行えないという事態の発生を抑制でき、土壌の攪
拌や、土壌と添加物との混合攪拌を所望どおり行える。
【0117】装置Bによる土壌処理においても、装置A
と同様に、土壌を地上へ搬出し、処理後に埋め戻すこと
はしないから、少ない工数、短い工期で、簡単安価に土
壌を処理できる。特に土壌を地上へ搬出し、処理後に埋
め戻す従来の汚染土壌処理方法と比べると、少ない工
数、短い工期で、簡単安価に汚染土壌を処理できる。
【0118】また、特に従来の汚染土壌処理方法や処理
装置類と比べると、作業の無駄、土壌処理用添加物の無
駄等の無駄無く、それだけ安価に汚染土壌を処理でき
る。
【0119】なお、土壌処理装置A、Bのいずれによる
土壌処理においても、土壌処理においては、必要に応
じ、回転ヘッド1、10を地上へ一旦退出させ、処理対
象土壌をサンプリングして(試料として採取して)土壌
処理状態を検査することができる。このとき、回転ヘッ
ドとして拡縮可能の回転ヘッド1が採用されているとき
には、縮小状態として地上へ退出させる。土壌処理のた
めに再び回転ヘッドを処理対象土壌層へ進入させ、さら
なる土壌処理を行うときの手順は当初の回転ヘッド進入
等の手順と同様である。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、少
ない工数、短い工期で、簡単安価に土壌を処理できる土
壌処理方法及び該方法を実施する装置を提供することが
できる。
【0121】また本発明によると、作業の無駄、土壌処
理用添加物の無駄等の無駄無く、それだけ安価に土壌を
処理できる土壌処理方法及び該方法を実施する装置を提
供することができる。
【0122】また本発明によると、処理しなくてもよい
表層土壌或いは表層土壌及びその近傍の土壌については
その地盤強度をできるだけ確保しつつより深層の土壌を
処理できる土壌処理方法及び該方法を実施する装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る土壌処理装置の1例の正面図であ
る。
【図2】図1の装置において回転ヘッドを縮小した状態
の正面図である。
【図3】図3(A)は土壌攪拌翼の拡大状態の平面図で
あり、図3(B)はその縮小状態の平面図である。
【図4】ボックス継ぎ手及び添加物供給装置の主要部の
断面図である。
【図5】図1の装置を自走車に搭載した状態の側面図で
ある。
【図6】図6(A)から図6(C)は土壌処理の手順の
一部を示す図である。
【図7】土壌処理領域の様子を示す平面図である。
【図8】処理された土地とその上に構築される家等を示
す図であり、土地については図7のX−X線断面で示し
てある。
【図9】本発明に係る土壌処理装置の他の例の正面図で
ある。
【符号の説明】
A 土壌処理装置 1 回転ヘッド 11 掘削刃ヘッド 11a 土壌掘削刃 111 ヘッド11の中央部分 112 ヘッド11の外側部分 113 スライダ 113f フランジ部 114 連結リンク 111a 第1添加物吐出口 111b 第2添加物吐出口 111c 第3添加物吐出口 13 掘削刃ヘッド駆動軸 12 土壌攪拌翼 14 土壌攪拌翼駆動軸 121 翼12の駆動軸14からの突出部分 122 翼12の外側部分 CW 掘削刃ヘッド11の土壌掘削方向回転 CCW CWとは反対方向回転 2 回転ヘッド支持駆動装置 21 掘削刃ヘッド駆動部 22 土壌攪拌翼駆動部 20 ボックス継ぎ手 201 継ぎ手20の上側部材 201’ 上側部材20の上端部 202 継ぎ手20の下側部材 M1 モータ ms モータM1の回転軸 200 継ぎ手 K1、K2 抜け止めキー M2 モータ GB ギアボックス G1 大歯車 G2 小歯車 PC ピストンシリンダ装置 3 掘削刃ヘッド開閉装置 SL スライダ V 自走車 CL 支柱 RL レール m1、m2 滑車装置 VPC ピストンシリンダ装置 4 土壌処理用添加物の添加装置 31、32 スイベル装置 311 筒部材 311a 環状凹溝 H1 第1添加物供給ホース 312 添加物流通孔 2011、2021 孔 P1、P2、P3 添加物流通管 BR ベアリング 321 筒状部材 321a 上側環状凹溝 321b 下側環状凹溝 H2 第2添加物供給ホース H3 第3添加物供給ホース 322、323 添加物流通孔 2022、2023 孔 SR1、SR2、SR3 添加物漏れ防止シールリング 40 処理対象土壌層 41 土壌処理箇所 5 地表 6 地表及びその近傍の土壌層 42 地表から処理土壌41に至る回転ヘッドの移動後
の土壌 B 土壌処理装置 10 回転ヘッド 7 土壌共回り防止翼 71 翼7の駆動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大岩 忠男 大阪府大阪市北区東天満一丁目10番20号 株式会社松村組内 (72)発明者 堤 則男 兵庫県神戸市北区鹿の子台南町五丁目2番 2号 株式会社松村組技術研究所内 (72)発明者 福原 博 東京都新宿区西新宿三丁目4番7号 栗田 工業株式会社内 (72)発明者 山本 眞吾 大阪府茨木市沢良宜西四丁目15番14号 麻 生フォームクリート株式会社大阪支店内 Fターム(参考) 2D040 AB05 AC00 BA08 CA01 CA03 CA10 CB03 DA02 DA18 DB07 EA04 EA17 EB00 4D004 AA41 AB03 CA01 CA15 CA18 CA36 CA37 CA45 CC06 CC11 CC12 CC13 CC15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地表及び(又は)地表より深い位置にある
    汚染された土壌を処理する方法であって、 土壌を掘削し、該土壌がある位置で攪拌することがで
    き、土壌処理用添加物をそれを介して土壌中へ注入でき
    る回転ヘッドを準備する工程と、 前記回転ヘッドを地上から汚染土壌層へ向けて、土壌を
    掘削し、攪拌しながら進入させる回転ヘッド進入工程
    と、 前記回転ヘッドが汚染土壌層に到達すると、該回転ヘッ
    ドを用いて該汚染土壌を処理する土壌処理工程と、 前記土壌処理工程後、前記回転ヘッドを地上へ向けて、
    地上までの途中の土壌を該土壌がある位置で攪拌しなが
    ら退出させる回転ヘッド退出工程とを含んでおり、 前記土壌処理工程は、 前記汚染土壌層において前記回転ヘッドにて汚染土壌を
    掘削し、攪拌する工程と、 該汚染土壌層に該回転ヘッドを介して土壌処理用添加物
    を添加注入する工程と、 前記回転ヘッドにて汚染土壌と該添加物とを攪拌混合す
    る工程とを含んでいることを特徴とする汚染土壌処理方
    法。
  2. 【請求項2】地表より深い位置にある土壌を処理する方
    法であって、 土壌を掘削し、該土壌がある位置で攪拌することがで
    き、土壌処理用添加物をそれを介して土壌中へ注入でき
    る拡縮可能に構成された回転ヘッドを準備する工程と、 前記回転ヘッドを縮小状態として地上から処理対象土壌
    層へ向けて、土壌を掘削し、攪拌しながら進入させる回
    転ヘッド進入工程と、 前記回転ヘッドが処理対象土壌層に到達すると、該回転
    ヘッドを拡大状態として該拡大された回転ヘッドを用い
    て該処理対象土壌層の土壌を処理する土壌処理工程と、 前記土壌処理工程後、前記回転ヘッドを縮小状態として
    地上へ向けて、地上までの途中の土壌を該土壌がある位
    置で攪拌しながら退出させる回転ヘッド退出工程とを含
    んでおり、 前記土壌処理工程は、 前記処理対象土壌層において前記回転ヘッドにて土壌を
    掘削し、攪拌する工程と、 該処理対象土壌層に該回転ヘッドを介して土壌処理用添
    加物を添加注入する工程と、 前記回転ヘッドにて土壌と該添加物とを攪拌混合する工
    程とを含んでいることを特徴とする土壌処理方法。
  3. 【請求項3】地表より深い位置にある土壌を処理するた
    めの土壌処理装置であり、 土壌を掘削し、該土壌がある位置で攪拌することがで
    き、土壌処理用添加物を土壌中へ注入する添加物吐出口
    を有し、回転半径方向に拡縮可能である回転ヘッドと、 前記回転ヘッドを支持して回転させる回転ヘッド支持駆
    動装置と、 土壌処理用添加物を前記回転ヘッドの添加物吐出口へ供
    給する添加物供給装置と、 を備えていることを特徴とする土壌処理装置。
  4. 【請求項4】前記回転ヘッドは土壌掘削刃を有する掘削
    刃ヘッドとその上方に配置された土壌攪拌翼とを備えて
    おり、 前記回転ヘッド支持駆動装置は、前記掘削刃ヘッドを回
    転駆動する掘削刃ヘッド駆動部と、前記土壌攪拌翼を回
    転駆動する攪拌翼駆動部とを含んでおり、 該掘削刃ヘッド駆動部及び攪拌翼駆動部は前記回転ヘッ
    ドが回転半径方向に拡大された状態で該掘削刃ヘッドを
    土壌掘削方向に、土壌攪拌翼を該掘削刃ヘッドとは反対
    方向に回転駆動することができる請求項3記載の土壌処
    理装置。
  5. 【請求項5】前記回転ヘッドにおける前記掘削刃ヘッド
    は、該回転ヘッドが回転半径方向に拡縮可能となるよう
    に開姿勢又は閉姿勢を選択的にとることができ、掘削刃
    ヘッド開閉装置により開閉可能である請求項4記載の土
    壌処理装置。
  6. 【請求項6】前記回転ヘッドにおける前記土壌攪拌翼
    は、該回転ヘッドが回転半径方向に拡縮可能となるよう
    に開姿勢又は閉姿勢を選択的にとることができ、前記掘
    削刃ヘッドの土壌掘削方向回転とは反対方向に回転駆動
    されることで土壌抵抗を受けて開姿勢をとり、同方向に
    回転駆動されることで反対の土壌抵抗を受けて閉姿勢を
    とる請求項4又は5記載の土壌処理装置。
  7. 【請求項7】前記回転ヘッド支持駆動装置を昇降させる
    装置をさらに備えている請求項3から6のいずれかに記
    載の土壌処理装置。
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